JP2015064456A - 撮影装置用照明装置、撮影装置、および撮影装置用照明光制御方法 - Google Patents

撮影装置用照明装置、撮影装置、および撮影装置用照明光制御方法 Download PDF

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相澤 充昭
Mitsuaki Aizawa
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Abstract

【課題】撮影装置用照明装置において、LED光源の発光量を変更する場合でも照明光の色温度を安定させることができるようにする。【解決手段】発光量が変更可能な撮影装置用照明装置であって、分光分布が異なる複数のLEDを有するLED光源部5A〜5Fと、複数のLEDに駆動電流を供給するLEDドライバ19A〜19Fと、発光量を変更する際に、照明光の色温度を一定に保つように複数のLEDごとの駆動電流制御値を算出する駆動電流算出部23と、LEDドライバ19A〜19Fによって供給される駆動電流を、駆動電流算出部23によって算出された駆動電流制御値に基づいて制御する発光制御部17と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は撮影装置用照明装置、撮影装置、および撮影装置用照明光制御方法に関する。
従来、カメラなどの撮影装置の補助照明装置には、例えば、キセノン管などを用いたストロボ装置が用いられてきたが、近年では、動画撮影にも使用可能なLEDを用いることが提案されている。
LEDは、LEDチップに供給する駆動電流に応じて発光量が変化するが、この発光量は温度の影響を受けやすいことが知られている。このため、例えば、特許文献1には、LED光源を用いた撮影発光装置において、LED光源の周辺温度を検出し、この周辺温度の検出結果に基づいて、LED光源が所定の明るさで発光するように、LED光源の駆動電流を制御することが記載されている。
特開2007−163837号公報
しかしながら、上記のような従来技術には、以下の問題があった。
特許文献1に記載の技術では、LED光源の周囲温度が変化した場合に、一定の明るさの照明光を形成することができるものの、照明光の色温度の変化を補正することはできない。発明者が実験したところでは、光出力が一定に制御されていても、LEDの分光分布は、温度変化に伴って中心周波数や分布形状が変化する。このため、照明光の色温度が変化してしまう。
また、フラッシュ撮影における発光量は、撮影シーンの自然光の量や露出設定などによって大きく変化する。このため、フラッシュ撮影に用いるLEDの温度変化は、周囲温度の変化というよりも、このような発光量の変化によるLEDの自己発熱量の違いによってもたらされる場合が多い。このため、例えば、発光量が少ない日中シンクロ撮影による色温度と、発光量が多い夜間フラッシュ撮影による色温度とが相違することになるという問題がある。
このように照明光の色温度が変化すると、撮影画像の色味が変わってしまうため、印象が異なる画像になってしまうという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、LED光源の発光量を変更する場合でも照明光の色温度を安定させることができる撮影装置用照明装置、撮影装置、および撮影装置用照明光制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様の撮影装置用照明装置は、発光量が変更可能な撮影装置用照明装置であって、分光分布が異なる複数のLEDを有するLED光源部と、前記複数のLEDに駆動電流を供給するLED駆動部と、前記発光量を変更する際に、照明光の色温度を一定に保つように前記複数のLEDごとの駆動電流制御値を算出する駆動電流算出部と、前記LED駆動部によって供給される駆動電流を、前記駆動電流算出部によって算出された前記駆動電流制御値に基づいて制御する発光制御部と、を備える構成とする。
なお、本明細書では、「LED」は、Light Emitting Diodeの略称であり、発光ダイオードを意味する。
上記撮影装置用照明装置では、色温度を入力する色温度入力部を備え、前記駆動電流算出部は、照明光の色温度を、前記色温度入力部に入力された色温度に保つように前記駆動電流制御値を算出することが可能である。
上記撮影装置用照明装置では、前記駆動電流算出部は、前記発光量および前記色温度に対応する前記駆動電流制御値のテーブルを備え、該テーブルを参照して前記駆動電流制御値を算出することが可能である。
上記撮影装置用照明装置では、前記LED光源部の温度を検出する温度センサを備え、前記駆動電流算出部は、前記温度センサで検出された前記温度に基づいて、前記駆動電流制御値の補正を行うことが可能である。
上記撮影装置用照明装置では、放電により発光して前記照明光の一部を形成する放電光源部を備えることが可能である。
本発明の第2の態様の撮影装置は、上記撮影装置用照明装置を備える構成とする。
本発明の第3の態様の撮影装置用照明光制御方法は、発光量が変更可能なLED光源部を用いた撮影装置用照明光制御方法であって、前記LED光源部は分光分布が異なる複数のLEDを備え、照明光の色温度および発光量を設定する発光条件設定工程と、前記発光条件設定工程で設定された前記発光量に応じて、前記発光条件設定工程で設定された前記照明光の色温度が得られるように、前記複数のLEDの駆動電流制御値を算出する駆動電流算出工程と、前記駆動電流制御値に基づいて、前記LED光源部に供給される駆動電流を制御することにより前記LED光源部を発光させる発光制御工程と、を備える方法とする。
本発明の撮影装置用照明装置、撮影装置、および撮影装置用照明光制御方法によれば、LED光源部が分光分布の異なる複数のLEDを備え、LED光源部の発光量に応じて照明光の色温度が一定となるように算出された駆動電流制御値に基づいて、複数のLEDの駆動電流が制御されるため、LED光源部の発光量を変更する場合でも照明光の色温度を安定させることができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態の撮影装置の概略構成を示す模式的な斜視図、およびそのA視の正面図である。 図1におけるC視図である。 図1におけるB−B断面図である。 本発明の第1の実施形態の撮影装置用照明装置に用いるLEDの配置構成の一例および他例を示す模式的な正面図である。 本発明の第1の実施形態の撮影装置の制御部の機能構成を示す機能ブロック図である。 赤色LEDの駆動電流を変化させたしたときの分光分布の変化を示すグラフ、およびその一部を拡大表示したグラフである。 緑色LEDの駆動電流を変化させたしたときの分光分布の変化を示すグラフ、およびその一部を拡大表示したグラフである。 青色LEDの駆動電流を変化させたしたときの分光分布の変化を示すグラフ、およびその一部を拡大表示したグラフである。 緑色LEDの駆動電流と色温度との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の撮影装置用照明装置における色温度3000Kの照明光を形成するための発光量と、各LEDの駆動電流との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の撮影装置用照明装置における色温度5000Kの照明光を形成するための発光量と、各LEDの駆動電流との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の撮影装置の撮影動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の撮影装置のAF動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の撮影装置用照明装置および撮影装置の概略構成を示す模式的な斜視図である。 図14におけるE視図である。 本発明の第2の実施形態の撮影装置用照明装置および撮影装置の制御部の機能構成を示す機能ブロック図である。
以下では、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態の撮影装置用照明装置および撮影装置について説明する。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態の撮影装置の概略構成を示す模式的な斜視図である。図1(b)は、図1(a)におけるA視の正面図である。図2は、図1(a)におけるC視図である。図3は、図1(b)におけるB−B断面図である。図4(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態の撮影装置用照明装置に用いるLEDの配置構成の一例および他例を示す模式的な正面図である。図5は、本発明の第1の実施形態の撮影装置の制御部の機能構成を示す機能ブロック図である。
図1(a)、(b)、図2に示すように、本実施形態の撮影装置であるカメラ1は、種々の撮影シーンに応じて被写体の静止画像または動画像を撮像するコンパクトデジタルカメラである。
カメラ1は、被写体の像を取得する撮影光学系である撮影レンズ部3(撮影部)と、撮影レンズ部3が内蔵され撮影レンズ部3による被写体の像を図示略の撮像素子で撮像する本体部2(撮影装置本体)と、撮影に用いる照明光を形成する照明部として、放電光源部4、LED光源部5A、5B、5C、5D、5E、5F(「5A〜5F」と略記する場合がある)とを備える。
なお、以下の説明において、LED光源部5A〜5Fを特に区別する必要がない場合には、単に「LED光源部5」と称する場合がある。
本体部2は、矩形状の前面部2Fと、前面部2Fの長辺の一方に隣接する上面部2Uと、上面部2Uを挟んで前面部2Fと対向する背面部2Bとを有する直方体状の筐体2aに覆われている。
前面部2Fの略中心部には、図1(a)に示すように、撮影光軸Oが前面部2Fの法線方向に沿うように、撮影レンズ部3が設けられている。撮影レンズ部3は、複数のレンズまたはレンズ群から構成され、可動支持された少なくとも1つのレンズまたはレンズ群(以下、焦点位置調整レンズと称する)によって、焦点位置の調整が可能である。また、撮影レンズ部3は単焦点の撮影光学系でもよいし、ズーム光学系などの多焦点の撮影光学系でもよい。
上面部2Uを上方に向けたとき背面部2B側から見て右側の上面部2U上には、シャッターボタン6が配置されている。シャッターボタン6が半押しされると、後述するAE制御部21(図5参照)によってAE(自動露出)動作の制御が行われ、後述する制御部13によってAF(自動焦点合わせ)動作の制御が行われる。シャッターボタン6が全押しされると、AE制御部21で決定された露出に基づいて、シャッターリリースが行われる。
カメラ1を用いた標準的な撮影では、被写体に撮影レンズ部3を向けるとともに、上面部2Uが上向きとなるようにカメラ1を保持し、シャッターボタン6を下方に押下することによりシャッターリリースを行う。
以下の説明では、カメラ1の各部の相対位置の説明を簡略化するため、特に断らない限り、カメラ1がこのような標準的な撮影を行う際の姿勢に置かれているものとして、上(下)方向、上(下)側、上(下)端などの用語を用いる。
背面部2Bには、図2に示すように、撮像された画像や映像を表示したり、操作に必要なGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)からなる操作画面や入力情報を表示したりする液晶モニタ7と、液晶モニタ7に表示される操作画面上でカーソル移動や決定などの操作入力を行う十字ボタン8bと、カメラ1の各種の動作モードの操作入力を行う複数の選択ボタン8aや、静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等を切り替えたりする操作ボタン8cとが設けられている。
選択ボタン8aによって、操作入力を行う動作モードが選択されると、液晶モニタ7には、ツリー構造を有するGUI操作画面が表示され、十字ボタン8bを用いて、操作メニューの選択や操作入力、設定を行うことができるようになっている。
これら、選択ボタン8a、十字ボタン8b、操作ボタン8cは、カメラ1の操作部8を構成している。
カメラ1の操作部8は、これら背面部2Bに設けられたボタン類には限定されず、適宜他の場所に設けられたボタン、レバー、ダイヤル、スイッチなどからなる操作部が含まれていてもよい。また、液晶モニタ7上にタッチパネルを備え、GUIと組み合わせたタッチパネル操作部を備えていてもよい。
放電光源部4は、カメラ1の前方に向かう放射状の照明光L(第1の照明光)を形成するもので、上面部2Uを上側に向けたとき、前面部2Fにおいて向かって左側、かつ上面部2U寄りとなる位置において筐体2aの内部に内蔵されている。
放電光源部4の構成は、放電作用により白色光を発光するものであれば、特に限定されず、カメラ用の内蔵ストロボに用いられる周知の構成はすべて採用することができる。
本実施形態では、放電光源部4は、前面部2Fと略整列して配置された透明材料からなる投光窓4bと、投光窓4bの裏面側の筐体2a内に配置され、背後が図示略の反射板で囲まれ、高圧放電によって照明光を放射するキセノン管4aとを備える。
本実施形態に用いるキセノン管4aの色温度は5400Kである。
また、本実施形態では、放電光源部4は、その照射光軸Oが、撮影光軸Oと平行に延びるように配置されており、照射光軸Oと撮影光軸Oとは、上下方向および左右方向に離間されている。
LED光源部5A〜5Fは、図1(b)に示すように、前面部2Fにおいて、撮影光軸Oを中心とし撮影レンズ部3の外周側となる円周上に、互いに間をあけて配置されている。
本実施形態では、LED光源部5A〜5Fは、円周を六等分するように図示時計回りにこの順で配置され、LED光源部5Aが撮影光軸Oの真上、LED光源部5Dが撮影光軸Oの真下に位置している。このため、LED光源部5B、5Cと、LED光源部5F、5Eとは、LED光源部5A、撮影光軸O、LED光源部5Cを通る軸線を対称軸として左右対称に配置されている。また、LED光源部5AおよびLED光源部5C、LED光源部5BおよびLED光源部5E、LED光源部5CおよびLED光源部5Fの各対は、いずれも、撮影光軸Oを挟んで等距離をあけて離間している。
各LED光源部5の構成は、互いに同様であるため、図3に示すLED光源部5Aの例で説明する。
LED光源部5Aは、図3に示すように、筐体2aの内部に、照明光L5A(第2の照明光)を形成する発光素子部5aと、発光素子部5aを実装する回路基板9と、発光素子部5aから出射される照明光L5Aを反射するため発光素子部5aの側方を囲んで発光素子部5aの前方に延ばされた反射板5dと、照明光L5Aを外部に投光するため発光素子部5aに対向する部位において反射板5dの開口を覆う投光窓5cとを備える。
投光窓5cは、屈折力を有しない一定板厚の透過窓であってもよいが、例えば、フレネルレンズなどの屈折力を有する形状として、出射される照明光を適宜の範囲に集光あるいは発散できるようにしてもよい。
投光窓5cから出射される照明光L5Aは、本実施形態では、撮影光軸Oに平行な照射光軸O5Aを中心として、前面部2Fの前方に放射される。
特に図示しないが、同様にして、LED光源部5B、5C、5D、5E、5Fからは、照明光L5B、L5C、L5D、L5E、L5F(第2の照明光)が放射される。以下、これら照明光の発光元を特に区別しない場合には、単に「照明光L」と称する場合がある。
発光素子部5aは、図4(a)に示すように、回路基板9に赤色光を発光する赤色LED10r(LED)、緑色光を発光する緑色LED10g(LED)、青色光を発光する青色LED10b(LED)が、矩形状領域内に2次元格子状に配列された素子群からなり、照明光L5Aは、これらの赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bからそれぞれ放射された光束を重ね合わせて構成される。赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bの出射光束の中心軸の向きは、いずれも回路基板9に直交する方向に揃えられている。
このため、発光素子部5aは、赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bが配列された矩形状領域を発光領域とする擬似的な面発光光源になっている。
赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bのそれぞれの個数は、特に限定されず、それぞれ同数でもよいし、異なる個数でもよい。また、本実施形態では、互いに異なる種類同士が隣接するように配置しているが、同種のものが隣接するように配列してもよい。
赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bの発光量は、それぞれの発光量を独立に設定することが可能になっており、これらの発光量の組合せにより、種々の色温度に対応した種々の発光量の照明光L5Aを形成することができる。
本実施形態では、一例として、照明光L5Aの色温度を、例えば、色温度を2000Kから10000Kまで段階的に変更できるようになっている。
このように、発光素子部5aは、照明光の色温度が変更可能な色温度可変光源になっている。
なお、本実施形態の発光素子部5aに代えて、図4(b)に示すような赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bがそれぞれ1個ずつ配置された発光素子部25aを採用することも可能である。
このような発光素子部5a、25aによれば、いずれもLEDを用いるため、例えば、キセノン管を用いたストロボに比べると、簡素な構成となり、周辺回路構成も含めた部品点数を削減し、軽量化、小型化を図ることができる。
ここで、カメラ1の電装部の構成について説明する。
カメラ1の電装部は、図5に示すように、以上に説明したLED光源部5A〜5F等の電装部の他に、撮影レンズ部3で撮影された像を光電変換する撮像素子11(撮影部)と、撮影レンズ部3の焦点位置合わせを行うために撮影レンズ部3の焦点位置調整レンズを移動させるモータなどからなるレンズ駆動部12と、LED光源部5A、5B、5C、5D、5E、5Fに駆動電流を供給してそれぞれ駆動するLED駆動部であるLEDドライバ19A、19B、19C、19D、19E、19F(「19A〜19F」と略記する場合がある)と、LEDドライバ19A〜19FからLED光源部5における各LEDに流れる電流値をモニタするLED電流モニタ22と、放電光源部4を発光させる発光回路20と、制御部13と、測光を行いプログラム線図に基づいて露出を決定するAE制御部21とを備える。なお、図示簡略化のため、図5では、LED光源部5B、5C、5D、5Eと、これらに対応するLEDドライバ19B、19C、19D、19Eとは図示を省略している。
LEDドライバ19A〜19Fは、それぞれの回路基板9に配置された赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bを個別または適宜のグループごとにスイッチングする回路、制御部13からの制御信号に基づいて発光素子部5aの各赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bへの供給電流を制御して、それらの発光量と発光時間とを制御する駆動回路などを備える。
LEDドライバ19A〜19Fは、各赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bと、LED電流モニタ22と、制御部13とにそれぞれ電気的に接続されている。
これにより、LEDドライバ19A〜19Fは、それぞれが接続されたLED光源部5A〜5Fの各発光素子部5aを、それぞれ独立に、例えば、2000Kから10000Kまでの間で独立に変更することができる。このため、被写体の色、撮影シーンの色調、撮影意図に応じて、色温度を変更した照明光を照射することができる。
また、各発光素子部5aは、「ストロボ発光」と「連続発光」とが可能である。
ここで、「ストロボ発光」とは、本体部2のシャッターが開放される間に行う短時間の発光を意味しており、連続的に発光するか、パルス状に発光するかは問わない。
これに対して、「連続発光」は、発光開始信号によって発光を開始し、発光終了信号を受信するまで連続して発光することを意味し、本実施形態では、動画撮影時の照明や、静止画撮影における後述のプリ発光に用いられる。
LED電流モニタ22は、LEDドライバ19A〜19Fから取得したLED光源部5A〜5Fの各LEDに流れる電流値を後述する制御部13の発光制御部17にフィードバックするものである。LED電流モニタ22は、LEDドライバ19A〜19Fおよび発光制御部17と通信可能に接続されている。
制御部13は、操作部8からの操作入力に応じてカメラ1の各部の動作条件を設定し、操作部8による操作またはシャッターボタン6の半押しまたは全押しの操作に応じて、AF動作、放電光源部4およびLED光源部5A〜5Fの発光制御、撮像動作等を含む撮影動作全般の制御を行うものである。
操作部8から設定可能な動作モードには、放電光源部4およびLED光源部5A〜5Fの発光モードが含まれる。
また、操作部8は、LED光源部5A〜5Fによる照明光の色温度をマニュアルで設定することも可能である。このため、操作部8は色温度を入力する色温度入力部を構成している。
制御部13の主要部の構成は、画像取得部14、画像処理部15、記憶部18、AF制御部16、駆動電流算出部23、および発光制御部17を備える。
なお、カメラ1において、放電光源部4、発光回路20、LED光源部5A〜5F、LEDドライバ19A〜19F、駆動電流算出部23、および発光制御部17は、本実施形態の発光量が変更可能な撮影装置用照明装置を構成している。このため、カメラ1は、撮影装置に撮影装置用照明装置が内蔵された場合の例になっている。
画像取得部14は、撮像素子11で光電変換された画像データを取得するものである。
画像処理部15は、画像取得部14が取得した画像データに種々の画像処理や演算処理を行うものであり、画像取得部14、AF制御部16、記憶部18、発光制御部17、および液晶モニタ7とそれぞれ通信可能に接続されている。
画像処理部15が行う画像処理としては、例えば、周知のゲイン補正、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、ノイズ低減処理、輪郭補正、圧縮処理などの、画質を調整するための画像処理を挙げることができる。
ホワイトバランス調整は、周知のデジタルカメラと同様、ホワイトバランス制御のモード設定に基づいてホワイトバランスを調整する画像処理である。
例えば、ホワイトバランス制御の「オート」モードが設定されている場合、画像データの一部または全体から照明光の色温度を推定し、その色温度に応じて予め決められた補正を行う。
また、ユーザ設定により、ホワイトバランス制御のモードが、例えば、「曇天」モード、「晴天」モード、「蛍光灯」モード、「電球」モードなどの特定の照明光を想定した設定や、ユーザが照明光の色温度を設定する「マニュアル設定」モードによる設定がなされている場合には、それぞれが想定する照明光の色温度に応じて、予め決められたホワイトバランス調整の処理を行う。
画像処理済みの画像データは、液晶モニタ7に表示されるとともに、必要に応じて、記憶部18に記憶される。
また、画像処理部15が行う演算処理としては、画像データから、被写体情報を取得するための演算処理を挙げることができる。
被写体情報としては、画像データから取得可能な情報であれば特に限定されないが、本実施形態では、被写体の種類情報、および位置情報の取得が可能である。
画像処理部15では、被写体の種類情報は、例えば、被写体における人物の有無の情報であり、画像データを顔検出処理することによって取得する。ただし、顔検出以外にも被写体の種類の応じた検出器を備えることにより、他の種類情報を取得することも可能である。
顔検出手段としては、例えば、目や鼻筋回りに現れる特徴的な明暗差を効率的に検出するHaar−like検出器と、多段フィルタ(カスケード)処理とを組み合わせた周知の構成を採用することができる。
画像処理部15が取得する被写体の位置情報としては、この顔検出によって検出された顔の撮影画面内の位置を挙げることができる。
これらの被写体情報は算出されると、記憶部18に記憶される。
AF制御部16は、シャッターボタン6の半押しによって開始されるAF動作の制御を行うものである。すなわち、本実施形態では、レンズ駆動部12を介して、撮影レンズ部3の焦点位置を無限遠に移動し、至近側に向けて焦点位置を移動させるとともに、各移動位置において、画像処理部15から送出される画像データの画像コントラストを演算し、山登り法によって合焦位置を算出する。
本実施形態では、撮影範囲内に、複数のAFターゲットが設定され、AFターゲット位置を中心として合焦演算領域が設定されている。そして、合焦演算領域ごとに画像コントラストを算出し、山登り法によって合焦位置を算出し、算出された合焦位置は、撮影距離の情報として、AFターゲットの位置情報とともに、記憶部18に記憶される。
撮影のための合焦位置は、例えば、最も至近側の合焦位置に合わせる。
駆動電流算出部23は、LED光源部5A〜5Fにおけるそれぞれの発光量と色温度とが設定されたときに、その発光量に応じて、照明光が設定された色温度となるように各LED光源部5A〜5Fにおける各LEDの駆動電流制御値を算出するものである。
駆動電流算出部23は、発光制御部17と通信可能に接続されている。
発光量および色温度は、後述する撮影動作の中で発光制御部17によって設定される。
駆動電流算出部23による駆動電流制御値の算出方法の例としては、テーブル参照による算出方法や、発光量、色温度と駆動電流との関係を表す関数を用いる算出方法を挙げることができる。
本実施形態では、下記[表1]、[表2]に示すようなテーブルを用いて算出している。[表1]は色温度が3000Kの場合のテーブル、[表2]は色温度が5000Kの場合のテーブルであるが、駆動電流算出部23には、これ以外にも常用される色温度について、同様のテーブルが保持されている。
このようなテーブルは、LEDの構成が異なるすべてのLED光源部5に対して個別に用意されている。ここで、LEDの構成とは、異なるテーブルを用意する必要が生じるすべての構成上の相違を意味する。例えば、LEDの種類、個数が相違すれば、LEDの構成は相違する。ただし、LEDの種類および個数が一致していても、例えば、LEDの製造バラツキなどによる特性の違いが無視できない場合には、個々のLED素子の違いが構成上の相違となるため、別々のテーブルを用意する。
Figure 2015064456
Figure 2015064456
[表1]、[表2]において、発光量は、各LED光源部5のLED出力(lm)で表しているが、これは一例であり、例えば、ガイドナンバーやcd(カンデラ)など、発光量が特定可能な他の量で規定することも可能である。
駆動電流制御値は、赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bの駆動電流(mA)が、[表1]、[表2]におけるR欄、G欄、B欄に示されている。ただし、これは一例であり、例えば、これらの駆動電流に代えて、これらの駆動電流に相当する駆動信号値を駆動電流制御値として記憶することが可能である。
なお、[表1]、[表2]に記載した色度座標は、参考のために示す実測値であり、実際のテーブルでは省略することができる。
設定された発光量および色温度が、テーブルに存在しない場合には、駆動電流算出部23は、予め記憶された補間式、補正式等による演算を行って、駆動電流制御値を求める。
ここで、このようなテーブルの作製方法について説明する。
図6(a)は、赤色LEDの駆動電流を変化させたしたときの分光分布の変化を示すグラフである。図6(b)は、図6(a)の一部の波長帯域の分布を拡大表示したグラフである。図7(a)は、緑色LEDの駆動電流を変化させたしたときの分光分布の変化を示すグラフである。図7(b)は、図7(a)の一部の波長帯域の分布を拡大表示したグラフである。図8(a)は、青色LEDの駆動電流を変化させたしたときの分光分布の変化を示すグラフである。図8(b)は、図8(a)の一部の波長帯域の分布を拡大表示したグラフである。図6(a)、(b)、図7(a)、(b)、図8(a)、(b)において横軸は波長(nm)、縦軸はピーク強度を1とした相対感度を表す。図9は、緑色LEDの駆動電流と色温度との関係を示すグラフである。図9において、横軸は駆動電流(mA)、縦軸は色温度(K)を表す。図10は、本発明の第1の実施形態の撮影装置用照明装置における色温度3000Kの照明光を形成するための発光量と、各LEDの駆動電流との関係を示すグラフである。図11は、本発明の第1の実施形態の撮影装置用照明装置における色温度5000Kの照明光を形成するための発光量と、各LEDの駆動電流との関係を示すグラフである。図10、11において、横軸は発光量を表すLED出力(lm)、縦軸はLEDの駆動電流(mA)を表す。
LEDでは、駆動電流を増大するほど光出力が増大する。ただし、自己発熱の影響によって、光出力の増加率は駆動電流が大きくなるほど小さくなる。
このような駆動電流と光出力との関係は、LEDチップの種類により増加率が異なるが、略同様の変化を示す。そこで、赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bごとの特性を調べておくことにより、駆動電流と各LEDの光出力との対応をつけることができる。また、赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bの光出力の比を調整すれば、照明光の色温度を調整することができる。
しかし、本発明者が実験したところ、カメラ1の種々の照明モードのように、発光量を広い範囲で変化させる場合、個々のLEDの分光分布特性の変化が無視できないことが分かった。つまり、適宜の基準発光量において、色温度が所定値に一致するように、各LEDの駆動電流を調整し、それぞれの光出力の比を固定して、全体の発光量を変化させると、照明光の色温度が変化した。
この原因を検討したところ、駆動電流を変化させると個々のLEDの分光分布が変化し、かつその変化が赤色LED10r、緑色LED10g、および青色LED10bの間で異なっているためであることが分かった。
図6(a)、(b)に、赤色LED10rの駆動電流を10mA(曲線101参照)、100mA(曲線102参照)、200mA(曲線103参照)、300mA(曲線104参照)に設定してそれぞれの分光分布を測定した結果を示す。
図6(a)、(b)から分かるように、赤色LED10rでは、駆動電流が増大すると、ピーク強度を与える波長(以下、ピーク波長と称する)が長波長側に移動するとともに、分布幅が広がっている。ピーク波長の移動量は、10mA〜300mAで約10nmである。
図7(a)、(b)に、緑色LED10gの駆動電流を10mA(曲線111参照)、100mA(曲線112参照)、200mA(曲線113参照)、300mA(曲線114参照)に設定してそれぞれの分光分布を測定した結果を示す。
図7(a)、(b)から分かるように、緑色LED10gでは、駆動電流が増大すると、ピーク波長が短波長側に移動するとともに、分布幅が広がっている。ピーク波長の移動量は、10mA〜300mAで約7nmである。
図8(a)、(b)に、青色LED10bの駆動電流を10mA(曲線121参照)、100mA(曲線122参照)、200mA(曲線123参照)に設定してそれぞれの分光分布を測定した結果を示す。
図8(a)、(b)から分かるように、青色LED10bでは、駆動電流が増大すると、ピーク波長はほとんど移動していないものの分布幅は広がっている。
図9には、緑色LED10gの駆動電流を変えて、色温度計で色温度の変化を測定した結果を示す。
図9に曲線130で示すように、駆動電流を増加させると、色温度は、駆動電流が約100mA程度までは約6900Kから急峻に増大し、その後は駆動電流が増大するにつれて色温度の増加率が漸次低減した。そして、駆動電流が約300mAを越えると、約7700Kで略一定の色温度になった。
赤色LED10r、青色LED10bについての結果は図示しないが、図6(a)、図8(a)の分光分布の変化から分かるように、赤色LED10rでは、駆動電流が増大するにつれて色温度が減少し、青色LED10bでは、あまり色温度は変化しない。
[表1]、[表2]に示すような駆動電流制御値のテーブルを作製するには、例えば、LED光源部5の各赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bの光出力の比を調整して、これらからの光が混色した照明光の色温度を色温度計によって測定する。そして、色温度を、例えば、3000Kなどの所定値に調整する。このときの照明光の光出力を撮像素子によって測定する。これにより、テーブルのうち、一組の色温度、発光量に対応する一組の駆動電流制御値の組合せが得られる。
次に、各LEDの光出力の比を変えずに、光出力の大きさを変化させる。このとき、各LEDの駆動電流の変更量は、LEDごとに、駆動電流に対する光出力の関係を表す校正曲線を予め作製しておくことにより容易に求められる。
光出力を変更したら、上記と同様に、色温度計で色温度を測定する。このとき、LEDの自己発熱の影響による分光分布の変化が生じるため、色温度は所定値からずれることになる。
そこで、各LEDの駆動電流を微調整して、色温度が所定値となるように調整する。このとき、分光分布の変化が大きいLEDから調整していくと、迅速な調整が行える。例えば、色温度が増大した場合には、まず赤色LED10rの駆動電流を上げるか、緑色LED10gの駆動電流を下げるとよい。
色温度を所定値に調整できたら、照明光の光出力を撮像素子によって測定する。これにより、テーブルのうち、所定値の色温度で、発光量を変えた他の一組の駆動電流制御値の組合せが得られる。
このようにして、1つの色温度に対して、発光量を変化させた複数組の駆動電流制御値の組合せが得たら、色温度の所定値を変更して、上記と同様の測定を繰り返す。
このようにして、例えば、[表1]、[表2]に示すようなテーブルが得られる。
[表1]のテーブルは、例えば、図10に示すグラフにまとめることができる。図10において、曲線141、142、143は、それぞれ赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bの駆動電流の変化を表す。
曲線141、142、143は、それぞれ右肩上がりの曲線になり、駆動電流の大きさは、いずれのLED出力でも、青色LED10b、緑色LED10g、赤色LED10rの順に大きくなっている。
同様に[表2]のテーブルは、例えば、図11に示すグラフにまとめることができる。図11において、曲線151、152、153は、それぞれ赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bの駆動電流の変化を表す。
曲線151、152、153は、それぞれ右肩上がりの曲線になり、駆動電流の大きさは、いずれのLED出力でも、青色LED10b、赤色LED10r、緑色LED10gの順に大きくなっている。
[表1]([表2])の各データを曲線141、142、143(151、152、153)のような関数で表しておけば、色温度3000K(5000K)となる任意の発光量を実現する駆動電流値がただちに求まるため好都合である。
図5に示すように、発光制御部17は、予め操作部8を介して選択された照明モード、発光モードに基づいて、放電光源部4および各LED光源部5の発光制御を行うものである。発光制御部17は、LED光源部5A〜5Fに対しては、LEDドライバ19A〜19Fによって供給される駆動電流を、駆動電流算出部23によって算出された駆動電流制御値に基づいて制御する。
発光制御部17は、操作部8、記憶部18、発光回路20、LEDドライバ19A〜19F、LED電流モニタ22、駆動電流算出部23、および画像処理部15と通信可能に接続されている。
例えば、操作ボタン8cによって静止画撮影モードが選択された場合、周知の照明モードが選択可能である。
周知の照明モードとしては、メーカーによって名称が異なるが、例えば、露出不足となるときに自動発光する「オート発光」モード、赤目軽減のため本発光前に予備発光する「赤目軽減」モード、強制的に発光させる「強制発光」モード、予備発光後に強制発光させる「赤目・強制発光」モード、発光を禁止する「発光禁止」モード、低速のシャッター速度下で発光する「スローシンクロ」モード、撮影シーンが暗い場合にもAF動作を行えるようにAF動作中に連続発光するプリ発光を行う「AFイルミネータ」モードなどを挙げることができる。
本実施形態では、照明部として、放電光源部4とLED光源部5A〜5Fとを備えているため、発光制御部17によって、放電光源部4、LED光源部5A〜5Fの発光の組合せ制御が行われる。
この組合せ制御は、記憶部18に記憶された被写体情報に基づいて、発光制御部17が予め設定された発光モードを選択することにより自動的に行われる。
予め設定された発光モードは、例えば、撮影距離検知発光モード、顔検出発光モードである。これら発光モードは、「オート発光」モードおよび「強制発光」モードと、「赤目・強制発光」モードにおける強制発光時とに有効である。ただし、いずれも照明モードであっても、マニュアル設定により、各発光モードを個別に無効化することが可能である。
撮影距離検知発光モードは、AF制御部16によって決定された合焦位置に対応する撮影距離に応じて、放電光源部4と各LED光源部5との発光の組合せ制御を行う発光モードである。
本発光モードでは、撮影距離が短い至近領域の撮影では、放電光源部4の発光を禁止しLED光源部5のみを発光させ、人物のスナップ撮影が行われることが多い撮影距離が近距離の領域の撮影では、放電光源部4とともに、放電光源部4の照明光における赤色成分の不足をおぎなうためにLED光源部5を1以上必ず発光させる発光モードである。
至近領域の撮影では、短時間のうちに大光量を発光する放電光源部4を発光させると、放電光源部4の調光が間に合わなくなる。このため、被写体に照射される照明光が過剰となり、てかりや白飛び画像になってしまう。
このような失敗を避けるため、従来は至近領域のマクロ撮影ではストロボの発光を禁止している場合も見られる。この場合には、光量が不足して、シャッター速度が遅くなるため手ぶれを起こしやすくなる。
これに対して、LED光源部5は、放電光源部4に比べると発光時間を長くすることができるため、近い被写体でも調光が可能となり、適正な露出が得られる。また、撮影距離が近い場合には、光量が少なくて済むため、各LED光源部5のみでも光量は足りる。
本実施形態では、撮影距離が30cm未満の場合には、放電光源部4の発光を禁止してLED光源部5のみを発光させるようにしている。
このとき、各LED光源部5の色温度は、デフォルトの設定では、放電光源部4の色温度と同じ5400Kに設定されている。このため、至近領域の撮影において放電光源部4を代用する照明光を形成することができる。
ただし、各LED光源部5は、色温度を変えることができるため、マニュアル操作によって適宜の色温度に設定することも可能である。この場合、放電光源部4の色温度の照明光が混じらないため、放電光源部4とともに発光させる場合に比べて、より広範囲に色温度を変更することが可能となる。
また、後述する顔検出発光モードが有効になっている場合には、それぞれの発光モードの色温度が設定される。
発光制御部17によって設定された色温度の情報は、AE制御部21によって決められる露出に対応して発光制御部17が設定するLED光源部5の発光量の情報とともに、駆動電流算出部23に送出される。
色温度を操作部8からの入力により設定する場合には、発光制御部17は、発光量のみを駆動電流算出部23に送出する。
放電光源部4に用いたキセノン管4aの波長特性は、赤色成分が相対的に落ち込んだ分布を示すため、自然昼光に比べると長波長側の赤色成分が不足している。このため、放電光源部4による照明は、温かみに欠ける「硬い」照明になっている。特に、肌色を美しく撮影することが好ましい人物撮影では、キセノン管4aの照明光に、赤みを加えることが好ましい。
そこで本発光モードでは、人物のクロースアップなどが多くなる近距離の撮影では、放電光源部4に加えて、赤色成分を補うために必ずLED光源部5を発光させる。近距離の範囲は、一例として、撮影距離30cm以上2m未満としている。
本発光モードでは、ホワイトバランス制御が「オート」モードの場合、各LED光源部5の赤色LED10rの発光量を増やし、照明光全体として色温度が3500Kになるように設定している。
顔検出発光モードは、撮影範囲内に人の顔が検出された場合に赤色LED10rの発光量を増やして、照明光全体として色温度が低くなるように設定されたLED光源部5を発光させる発光モードである。
本発光モードの場合、各LED光源部5の色温度は、ホワイトバランス制御により検出される照明光の色温度よりも、予め設定された値だけ低い色温度が設定される。
このような制御部13の装置構成は、本実施形態では、CPU、メモリ、入出力インターフェースなどを備えるコンピュータを採用している。
AE制御部21は、図示略の測光センサ、シャッター、絞り、発光制御部17、および操作部8と通信可能に接続されている。
AE制御部21は、操作部8のうちシャッターボタン6が半押しされると動作を開始し、測光センサから1以上の測光ターゲットにおける測光値を取得し、プログラム線図に基づいて露出を決定する。
AE制御部21によって、露出不足であることが判定されると、適正露出とするためのLED光源部5の発光量が算出され、発光制御部17に送出される。
また、本実施形態のカメラ1では、測光値が低すぎる場合には「AFイルミネータ」モードを行うため、AE制御部21は、発光制御部17に制御信号を送出して、各LED光源部5を連続発光させるプリ発光動作を実行する。すなわち、AE制御部21は、プリ発光下において露出を決定し、AF動作が完了するまでプリ発光を継続させる。
なお、AEのための測光は、測光センサを用いる測光には限定されない。例えば、AE制御部21に画像取得部14が取得した画像データを転送し、AE制御部21によって撮影範囲内の適宜の部位の光量を算出することによって、測光を行う構成としてもよい。
次に、カメラ1の動作について、各LED光源部5を発光させる場合の撮影例を中心として説明する。
図12は、本発明の第1の実施形態の撮影装置の撮影動作を説明するフローチャートである。図13は、本発明の第1の実施形態の撮影装置のAF動作を説明するフローチャートである。
以下では、放電光源部4、各LED光源部5の照明モードは、「オート発光」モードの場合の例で説明する。本実施形態の「オート発光」モードのデフォルト設定では、撮影距離検知発光モード、および顔検出発光モードがすべて有効である。ただし、各LED光源部5の色温度がマニュアル設定された場合には、放電光源部4の発光を停止し、設定された色温度でLED光源部5のみを発光させる。
また、本実施形態の「オート発光」モードでは、色温度がマニュアル設定された場合を除き、放電光源部4を発光させるかどうかは、撮影距離検知発光モードの設定に従う。また、各LED光源部5の色温度は、顔が検出された場合には、顔検出発光モードの設定に従う。
すなわち、以下の動作説明では、撮影シーンに人の顔が含まれる場合には自動的に顔部の発色が自然となる照明光が形成される設定になっている。
なお、人の顔を含む撮影において、色温度をマニュアル設定したい場合には、色温度を予めマニュアル設定した上で、撮影距離検出発光モードおよび顔検出発光モードを無効化し、「強制発光」モードまたは「赤目・強制発光」モードを用いれば可能になる。
カメラ1によって撮影を行うには、図12に示すフローにしたがって、ステップS1〜S15を実行する。
ステップS1では、撮影者がカメラ1を構えて被写体Sをフレーミングし、シャッターボタン6を半押しする。これにより、AE制御部21によって測光が開始される。
次にステップS2では、AE制御部21が、測光結果に基づいて、プリ発光を行う必要があるかどうかを判定する。
測光値が予め決められた許容値以下であるためプリ発光が必要と判定された場合に、ステップS3に移行する。
測光値が予め決められた許容値よりも大きいためプリ発光が不必要と判定された場合には、ステップS4に移行する。
ただし、「AFイルミネータ」モードを禁止する設定がなされている場合に、本ステップおよびステップS3は省略される。
ステップS3では、AE制御部21は、プリ発光を行う制御信号を発光制御部17にっ送出する。
発光制御部17では、AE制御部21からのプリ発光を行う制御信号を受信すると、予め決められたプリ発光用の発光量の情報と色温度の情報とを、駆動電流算出部23に送出する。
プリ発光の際の色温度は、照明光の色温度は、測光センサの測光感度に影響を与えないように、測光センサの波長感度に応じて予め決められた色温度で発光させる。例えば、5400Kに設定する。駆動電流算出部23に対するこの色温度の設定はプリ発光が終了すると解除される。
駆動電流算出部23は、発光制御部17から送出された発光量の情報と色温度の情報とに基づいて、LED光源部5A〜5Fにそれぞれ内蔵されたLEDの駆動電流制御値を算出する。本実施形態では、各LED光源部5A〜5Fに対応して駆動電流算出部23に内蔵される駆動電流制御値のテーブルを参照し、必要に応じて補間等の演算を行うなどして算出する。算出された駆動電流制御値は、発光制御部17に送出される。
発光制御部17は、LEDドライバ19A〜19Fに対して、これらの駆動電流制御値に基づいて各LED光源部5を連続発光させる制御信号を送出する。
これにより、発光制御部17によってLED電流モニタ22の検出値が駆動電流制御値に一致するように各駆動電流が制御されて、各LED光源部5が連続発光し、被写体が照明される。
以上でステップS3が終了する。
次にステップS4ではAF動作を行う。
カメラ1は、コントラスト法によって合焦位置を求める。このとき、露出、ホワイトバランスは、適宜のデフォルト値に設定されている。本実施形態では、合焦位置を求めるための複数の測距領域であるAFエリアが、撮影範囲内に設定されている。
AF制御部16は、各AFエリアの画像データのコントラストを評価し、これを合焦評価値に用いる。
本ステップは、図13に示すフローにしたがって、ステップS21〜S24を実行することで行われる。
ステップS21は、焦点位置を無限遠に設定するステップである。
AF制御部16は、レンズ駆動部12に制御信号を送出し、撮影レンズ部3の焦点位置が無限遠となるように、レンズ駆動部12によって撮影レンズ部3の焦点位置調整レンズを移動させる。
以上で、ステップS21が終了する。
次に、ステップS22を行う。本ステップは、至近位置に向けて焦点位置移動を開始するステップである。
すなわち、AF制御部16は、レンズ駆動部12に撮影レンズ部3の焦点位置を至近位置に向けた移動を開始させる制御信号を送出する。
焦点位置調整レンズの移動量は、例えば、レンズ駆動部12のエンコーダ出力などによって測定され、AF制御部16に送出される。AF制御部16は、移動量を受け取ると、順次、焦点位置を撮影距離に換算する。
焦点位置調整レンズが移動を開始したら、ステップS23を行う。本ステップは、コントラスト法により合焦位置を探索するステップである。
すなわち、AF制御部16は、撮像素子11で撮像された画像データを画像処理部15から取得し、AFエリアごとに、画像のコントラストを算出する。
このコントラストは、無限遠側から至近側に向かうにつれて、コントラストが低い状態から増大し、被写体の位置に対応するピーク値に到達した後、低下する、といった山形の変化を示す。
このとき、この画像データは液晶モニタ7にその都度表示される。
AF制御部16は、AFエリアごとに、コントラストの変化を調べて、ピークが検出されたら、AFエリアの位置と、ピークの位置における撮影距離とを記憶部18に記憶する。
すべてのAFエリアにおいて、コントラストのピークを越えたことが検出されるか、または、焦点位置調整レンズが至近側の移動限界まで移動したら、AF制御部16は、レンズ駆動部12に、動作を停止する制御信号を送出する。
以上で、ステップS23が終了する。
次に、ステップS24を行う。本ステップは、撮影用の合焦位置とこれに対応する合焦エリアを決定するステップである。
本実施形態では、取得されたAFエリアのコントラストのピークの位置を比較して、最も至近側のピークの位置を合焦位置、このピークの位置が検出されたAFエリアを合焦エリアとして決定する。これは、主要被写体は至近側に配置して撮影されることが多いためである。
AF制御部16は、決定された合焦位置に焦点位置調整レンズが移動するように、レンズ駆動部12に制御信号を送出する。これにより、撮影レンズ部3は、手先部Sに合焦する。
また、合焦位置から、撮影距離が決定され、記憶部18に記憶される。
ただし、ステップS23では、合焦エリア以外のAFエリアにおいても合焦する被写体がある場合には、そのAFエリアの位置と、そこに合焦させたときの撮影距離とが記憶されている。この情報は、被写体の位置情報として利用可能である。
以上で、ステップS24が終了し、図12に示すステップS4が終了する。
ステップS5は、AE制御部21によって露出を決定するステップである。AE制御部21は、測光値に基づいてプログラム線図を参照し、絞りと、シャッター速度を決定し、図示略の絞りを駆動するとともに、シャッターリリース機構にシャッター速度を設定する。
このように露出が決定したら、画像処理部15は、ホワイトバランス調整を行う。
次に、ステップS6を行う。本ステップは顔検出を行うステップである。
顔検出は、焦点位置調整レンズが合焦位置に移動して合焦された状態の画像データを画像処理することで行われる。
画像処理部15は、画像取得部14から合焦後の画像データを取得すると、一定の大きさの顔検出窓を設定し、Haar−like検出器と、多段フィルタ(カスケード)処理とを組み合わせた顔検出のアルゴリズムに基づいて、顔検出窓内で顔検出を行う。顔が検出されたら顔エリアの大きさと、中心位置とを算出し、記憶部18に記憶する。1つの顔検出窓内で顔検出が終了すると、顔検出窓の位置を移動し、撮影範囲の全体にわたってこれを繰り返す。
さらに、顔検出窓の大きさを変えて、同様の処理を繰り返すことで、異なる大きさの顔を検出していく。
このようにして、画像処理部15は顔が検出されると、発光制御部17に顔が検出されたことが通知される。
以上で、ステップS6が終了する。
ステップS7は、色温度マニュアル設定モードかどうか判定するステップである。
発光制御部17は、操作部8によって設定された発光モードを調べる。
色温度マニュアル設定モードでない場合は、ステップS8に移行する。
色温度マニュアル設定モードである場合は、ステップS11に移行する。
ステップS8は、画像データ中に顔が検出されたかどうかを判定するステップである。
顔が検出された場合には、ステップS9に移行する。
顔が検出されなかった場合には、ステップS10に移行する。
ステップS9は、各LED光源部5による照明光の色温度を、顔検出時の色温度に設定するステップである。
発光制御部17は、顔検出発光モード用にホワイトバランス制御により検出される照明光の色温度よりも、予め設定された値だけ低い色温度を駆動電流算出部23に設定する。
以上で、ステップS9が終了し、ステップS12に移行する。
ステップS10は、各LED光源部5による照明光の色温度を、顔非検出時の色温度に設定するステップである。
発光制御部17は、ホワイトバランス制御により設定される色温度を駆動電流算出部23に設定する。
以上で、ステップS10が終了し、ステップS12に移行する。
ステップS11は、各LED光源部5による照明光の色温度を、マニュア設定の色温度に設定するステップである。
発光制御部17は、操作部8から入力された色温度の情報に基づく色温度を駆動電流算出部23に設定する。
以上で、ステップS11が終了し、ステップS12に移行する。
ステップS12は、撮影シーンの被写体情報に基づいて、放電光源部4および各LED光源部5の発光パラメータを設定するステップである。
ここで、発光パラメータとは、放電光源部4および各LED光源部5を発光または発光禁止するために設定が必要となる数値や信号である。例えば、発光の有無を選択する信号、および発光量が含まれる。
これらの発光パラメータは、発光制御部17が、発光モード、撮影距離、露出の情報に基づいて設定する。LED光源部5の発光量の情報は、発光制御部17から駆動電流算出部23に送出される。
例えば、AF動作によって決定された撮影距離に応じて、放電光源部4の発光の有無が設定される。本実施形態では、撮影距離が30cm以上の場合に放電光源部4が発光し、撮影距離が30cm未満では放電光源部4の発光が禁止される設定になっている。
各LED光源部5は、マニュアル設定によって発光を禁止されていない限りは発光が許可されている。
放電光源部4および各LED光源部5の発光量は、AEにより決まる適正露出を実現するガイドナンバーに相当する発光量を、放電光源部4とLED光源部5との間で分割した設定にする。この分割比は、発光モードごとに、照明光全体として適正な色温度が得られる分割比に設定する。例えば、顔が検出されない場合に放電光源部4の照明の硬さを低減するためには、放電光源部4の色温度を5400K、LED光源部5の色温度を3500Kとして、照明光Lの発光量と、照明光Lの発光量との比が、一例として、4:6となるように決めればよい。
放電光源部4が発光されない場合には、AEにより決まる発光量はすべて各LED光源部5に割り当てられる。
以上で、ステップS12が終了する。
次に、ステップS13を行う。本ステップは、発光制御部17で設定され、駆動電流算出部23に送出された発光量および色温度に基づいて、各LED光源部5における各LEDの駆動電流制御値を算出するステップである。
駆動電流算出部23は、本ステップまでに各LED光源部5に対して、発光制御部17によって設定された発光量の情報と色温度の情報とに基づいて、LED光源部5A〜5Fにそれぞれ内蔵されたLEDの駆動電流制御値を算出する。本実施形態では、各LED光源部5A〜5Fに対応して駆動電流算出部23に内蔵される駆動電流制御値のテーブルを参照し、必要に応じて補間等の演算を行うなどして算出する。
算出された駆動電流制御値は、発光制御部17に送出される。
以上でステップS13が終了する。
次に、ステップS14では、制御部13は、シャッターボタン6が全押しされたかどうかを監視するループに入る。
シャッターボタン6が全押しされた場合には、監視ループを抜けてステップS15に移行する。
次に、ステップS15では、シャッターボタン6の全押しによって、シャッターリリースが開始されるとともに、発光制御部17が、ステップS12で設定された発光パラメータに対応する制御信号と、ステップS13で算出された駆動電流制御値とを、発光回路20、LEDドライバ19A〜19Fに送出する。これにより、発光制御部17によってLED電流モニタ22の検出値が駆動電流制御値に一致するように各駆動電流が制御されて、各LED光源部5がストロボ発光し、被写体が照明される。
このようにして、シャッターが開放している間に、発光パラメータおよび駆動電流制御値に基づいて放電光源部4および各LED光源部5がストロボ発光する。
これにより、被写体の画像が撮影される。
以上で、ステップS15が終了する。
以上に説明したように、カメラ1では、LED光源部5を用いた撮影動作において、プリ発光時(ステップS3参照)および撮影時(ステップS7〜S15参照)に、本実施形態の撮影装置用照明光制御方法の発光条件設定工程、駆動電流算出工程、および発光制御工程が行われている。
発光条件設定工程は、照明光の色温度および発光量を設定する工程である。
駆動電流算出工程は、発光条件設定工程で設定された発光量に応じて、発光条件設定工程で設定された照明光の色温度が得られるように、複数のLEDの駆動電流制御値を算出する工程である。
発光制御工程は、駆動電流制御値に基づいて、LED光源部5に供給される駆動電流を制御することによりLED光源部5を発光させる工程である。
このように、本実施形態では、色温度が高い放電光源部4の照明光Lに加えて色温度が低い各LED光源部5からの照明光Lが混合されることにより、照明光全体としては、色温度が照明光Lの色温度と照明光Lの色温度との中間の色温度になるため、照明光Lに不足する赤色成分が補われ、自然な印象の画像が撮影できる。また画像に温かみが加わる。
さらに、撮影シーンに顔が検出されると、各LED光源部5の色温度を、肌色の再現性に好適な色温度に設定するため、被写体が人物である場合により自然な画像を撮影することができる。
また、色温度マニュアル設定モードでは、作画意図に応じて、LED光源部5の色温度を変えることができるため、作画意図に忠実な画像を撮影することができる。
カメラ1による撮影では、撮影シーンや被写体に応じて、LED光源部5の発光量が種々変化する。また、撮影シーンが同一でも、作画意図に応じて絞りやシャッタースピードを変えた場合に、適正露出を得るためのLED光源部5の発光量が変化する。
カメラ1によれば、LED光源部5が分光分布の異なる複数のLEDを備え、LED光源部5の発光量に応じて照明光の色温度が一定となるように算出された駆動電流制御値に基づいて、複数のLEDの駆動電流が制御される。このため、LED光源部5の発光量を変更する場合でも照明光の色温度を安定させることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態の撮影装置用照明装置および撮影装置について説明する。
図14(a)、(b)は、本発明の第2の実施形態の撮影装置用照明装置および撮影装置の概略構成を示す模式的な斜視図である。図15は、図14(b)におけるE視図である。図16は、本発明の第2の実施形態の撮影装置用照明装置および撮影装置の制御部の機能構成を示す機能ブロック図である。
図14(a)に示すように、本実施形態のカメラ60(撮影装置)は、上記第1の実施形態のカメラ1がコンパクトデジタルカメラであったのに対して、被写体の静止画像または動画像を撮像する1眼レフのデジタルカメラである点が異なる。
以下では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
カメラ60は、被写体の像を取得する撮影光学系である撮影レンズ部63(撮影部)と、撮影レンズ部63が装着され撮影レンズ部63による被写体の像を撮像素子11(撮影部、図16参照)で撮像するカメラ本体61(撮像装置本体)と、カメラ本体61に着脱可能に設けられたストロボユニット62(撮影装置用照明装置)とを備える。
カメラ本体61は、矩形状の前面部61Fと、前面部61Fの長辺の一方に隣接する上面部61Uと、上面部61Uを挟んで前面部2Fと対向する背面部61Bとを有する略直方体状の筐体61aに覆われている。
前面部61Fの略中心部には、撮影光軸O63が前面部61Fの前方に延びるように、撮影レンズ部63が設けられている。撮影レンズ部63は、複数のレンズまたはレンズ群から構成される交換レンズであり、可動支持された少なくとも1つのレンズまたはレンズ群(以下、焦点位置調整レンズと称する)によって、焦点位置の調整が可能である。
焦点位置調整レンズは、撮影レンズ部63またはカメラ本体61に内蔵されたモータなどからなるレンズ駆動部64(図16参照)によって、移動可能に保持されている。
上面部61Uには、上記第1の実施形態と同様のシャッターボタン6と、上記第1の実施形態と同様の構成を有する放電光源部4を保持するため上面部61Uの略中央でペンタプリズムを内蔵する突状部61dに配置された内蔵ストロボ保持部61bが設けられている。
内蔵ストロボ保持部61bは、図14(a)に示す起立状態と、図14(b)に示す格納状態とが切り替え可能となるように、図示略の回転支持部、付勢部材、およびロック機構を介して筐体61aに固定されている。
内蔵ストロボ保持部61bは、起立状態では、放電光源部4の照射光軸Oが撮影光軸O63と平行になる位置にロックされ、格納状態では、起立状態から前方に倒されて放電光源部4の投光窓4bが下方を向いて上面部61Uに形成された凹部に嵌り込む位置にロックされる。
また、上面部61Uにおいて、突状部61dの背後には、ストロボユニット62をカメラ本体61内の図示略の制御手段と通信可能に接続するホットシュー61cと、撮影モードなど設定するモードダイヤル68aとが設けられている。
背面部61Bには、図19に示すように、上記第1の実施形態と同様の液晶モニタ7、選択ボタン8a、十字ボタン8b、および操作ボタン8cが設けられている。
これら、モードダイヤル68a、選択ボタン8a、十字ボタン8b、操作ボタン8cは、カメラ60の操作部8を構成している。
ストロボユニット62は、図14(b)に示すように、カメラ本体61に装着したとき上面部61Uの長手方向(左右方向)に沿って延びる直方体状の筐体62aと、カメラ本体61に装着したとき前方を向く側面に配置されたLED光源部62R、62M、62L(「62R〜62L」と略記する場合がある)と、筐体62aの下面から突出された接続部62bとを備える。
LED光源部62R、62M、62Lは、いずれも上記第1の実施形態のLED光源部5と同様な構成を有し、筐体62aの長手方向に沿って、この順に離間して配置されている。
ストロボユニット62がカメラ本体61に装着された際に、LED光源部62Mの照射光軸O62Mは、起立状態の内蔵ストロボ保持部61bの上方において、撮影光軸Oの真上となる位置で撮影光軸Oと平行に延ばされている。照射光軸O62M、撮影光軸O、および起立状態の放電光源部4の照射光軸Oは、同一平面上に整列している。
また、LED光源部62R、62Lは、それぞれ前面部61Fに対して向かって右側、左側となる位置に設けられ、それぞれの照射光軸O62R、O62Lは、照射光軸O62Mから等距離かつ平行となるように位置している。
ここで、カメラ60の電装部の構成について説明する。
カメラ60のカメラ本体61の電装部は、図16に示すように、上述の撮像素子11と、上記第1の実施形態と同様の発光回路20と、制御部65と、AFセンサ67と、測光を行いプログラム線図に基づいて露出を決定するAE制御部78とを備える。
カメラ60のストロボユニット62の電装部は、以上に説明したLED光源部62R〜62L等の電装部の他に、LED光源部62R、62M、62Lをそれぞれ駆動するLEDドライバ69R、69M、69L(「69R〜69L」と略記する場合がある)と、LED電流モニタ22、駆動電流算出部23と、発光制御部71とを備える。
なお、図示簡略化のため、図16では、LED光源部62Mと、これに対応するLEDドライバ69Mとの図示は省略している。
撮像素子11は、撮影レンズ部63で撮影された像を光電変換するもので、上記第1の実施形態と同様の構成を有する。
制御部65は、操作部8からの操作入力に応じてカメラ60の各部の動作条件を設定し、操作部8またはシャッターボタン6の半押しまたは全押しの操作に応じて、AF動作、放電光源部4およびLED光源部62R〜62Lの発光制御、撮像動作等を含む撮影動作全般の制御を行うものである。
操作部8から設定可能な動作モードには、放電光源部4およびLED光源部62R〜62Lの発光モードが含まれる。
また、操作部8は、LED光源部62R〜62Lによる照明光の色温度をマニュアルで設定することも可能である。
制御部65は、上記第1の実施形態の制御部13のAF制御部16、発光制御部17に代えて、AF制御部66、本体制御部70を備える。
AF制御部66は、シャッターボタン6の半押しによって開始されるAF動作の制御を行うものである。ただし、上記第1の実施形態のAF制御部16が画像コントラストを演算し、山登り法によって合焦位置を算出するのに対して、カメラ本体に内蔵され、複数のAFターゲットを構成する複数のAFセンサ67を用いてAF制御を行う点が異なる。
すなわち、AF制御部66は、シャッターボタン6が半押しされると、各AFセンサ67の出力から、各AFターゲットの合焦状態を判定し、この合焦状態の組合せに基づいて合焦位置を算出し、撮影レンズ部63の焦点位置調整レンズの移動量を算出する。そして、この移動量に基づいてレンズ駆動部64を駆動することで合焦を行う。
AFセンサ67としては、位相差検出を行うラインセンサやクロスセンサを採用することができる。
合焦位置は、撮影範囲におけるカメラ60から被写体までの距離の情報を表しているため、上記第1の実施形態と同様に、被写体の位置情報を被写体情報として取得することができる。
本体制御部70は、上記第1の実施形態の発光制御部17と略同様にして、予め操作部8を介して選択された照明モード、発光モードに基づいて、放電光源部4およびストロボユニット62のLED光源部62R〜62Lの発光制御を行うものである。
ただし、本体制御部70は、ストロボユニット62に対しては、発光量および色温度の情報のみをストロボユニット62に送出する点が、発光制御部17と異なる。このため、本体制御部70は、各LEDの駆動電流制御値の算出や設定は行わない。
本体制御部70における発光量および色温度の情報の設定は、上記第1の実施形態の発光制御部17と同様にして行われる。
本体制御部70は、操作部8、記憶部18、発光回路20、ストロボユニット62の発光制御部71、および画像処理部15と通信可能に接続されている。
このような制御部65の装置構成は、本実施形態では、CPU、メモリ、入出力インターフェースなどを備えるコンピュータを採用している。
LEDドライバ69R〜69Lは、それぞれ、上記第1の実施形態のLEDドライバ19A等とまったく同様の構成を有し、ストロボユニット62の筐体62aに内蔵されている。
LED電流モニタ22は、LEDドライバ69R〜69Lを介してそれぞれの駆動電流をモニタする点を除いて、上記第1の実施形態のLED電流モニタ22と同様のものである。本実施形態のLED電流モニタ22は、ストロボユニット62内において、LEDドライバ69R〜69Lおよび後述の発光制御部71と通信可能に接続されている。
駆動電流算出部23は、後述する発光制御部71から送出される発光量と色温度とに基づいて、LED光源部62R〜62Lの駆動電流制御値を算出する以外は、上記第1の実施形態の駆動電流算出部23と同様のものである。本実施形態の駆動電流算出部23は、ストロボユニット62内において、後述の発光制御部71と通信可能に接続されている。
発光制御部71は、上記第1の実施形態の発光制御部17と略同様にして、予め操作部8を介して選択された照明モード、発光モードに基づいて、ストロボユニット62のLED光源部62R〜62Lの発光制御を行うものである。
ただし、発光制御部71は、カメラ本体61の本体制御部70が設定して本体制御部から送出された発光量および色温度の情報を受けることによって、駆動電流算出部23に発光量および色温度を設定する点が、上記第1の実施形態の発光制御部17と異なる。
発光制御部71におけるLED光源部62R〜62Lの発光制御は、駆動電流算出部23によって算出された駆動電流制御値に基づいて、上記第1の実施形態の発光制御部17と同様にして行われる。
発光制御部71は、本体制御部70、駆動電流算出部23、LEDドライバ69R〜69L、およびLED電流モニタ22と通信可能に接続されている。
発光制御部71、駆動電流算出部23の装置構成は、専用のハードウェアを用いてもよいし、CPU、メモリ、入出力インターフェースなどを備えるコンピュータを用いてもよい。
このような構成により、本体制御部70と発光制御部71とは、上記第1の実施形態の発光制御部17の機能がそれぞれに分割されたものになっている。
このように、カメラ60は、カメラ本体61にストロボユニット62を装着することにより、上記第1の実施形態と同様の発光素子部5aを備えるLED光源部62R〜62Lと、上記第1の実施形態と同様の放電光源部4と、上記第1の実施形態と同様の発光制御部17に相当する機能を有する本体制御部70および発光制御部71と、被写体情報を取得するAF制御部66、AFセンサ67、および上記第1の実施形態と同様の画像処理部15を備えている。
このため、1眼レフである点、LED光源部の個数と配置位置とが異なり着脱可能である点、およびAF方式が異なる点を除くと、上記第1の実施形態と同様な撮影装置になっている。
したがって、例えば、上記と同様にして、撮影距離検知発光モード、顔検出発光モード、および色温度マニュアル設定モードを有効にして、色温度を変更した照明を用いた撮影が可能である。
これにより、本実施形態のカメラ60によれば、上記第1の実施形態のカメラ1と同様に、撮影用の照明光による画像の不自然さを容易に低減することができる。
また、LED光源部62R〜62Lを発光させることにより、被写体の周囲に不自然な影画像を低減して、照明光が「硬い」印象になるのを抑制できるため、より自然な画像を撮影することができる。
また、カメラ60によれば、LED光源部62R〜62Lが分光分布の異なる複数のLEDを備え、LED光源部62R〜62Lの発光量に応じて照明光の色温度が一定となるように算出された駆動電流制御値に基づいて、複数のLEDの駆動電流が制御される。このため、LED光源部62R〜62Lの発光量を変更する場合でも照明光の色温度を安定させることができる。
なお、上記の各実施形態の説明では、撮影装置のLED光源部が6個、3個の場合の例で説明したが、LED光源部は、これ以外の複数個でもよいし、1個でもよい。
また、上記第2の実施形態では、カメラ本体61に放電光源部4が、着脱可能なストロボユニット62にLED光源部62R〜62Lが設けられた場合の例で説明したが、放電光源部4をストロボユニット62に移動した構成として、カメラ本体61に照明部を設けない構成としてもよい。また、ストロボユニット62に放電光源部4と別の放電光源部を設け、カメラ60が放電光源部を複数有する構成としてもよい。
また、上記各実施形態の説明では、LED光源部の他に、放電光源部4を有する撮影装置の場合の例で説明したが、放電光源部4は削除した構成も可能である。すなわち、本発明の撮影装置用照明装置は、放電光源部を有したり、放電光源部を有する装置と組み合わせたりすることは必須ではなく、放電光源部を有しない撮影装置と組み合わせることが可能である。
また、上記の各実施形態の説明では、撮影装置がコンパクトデジタルカメラまたは1眼レフデジタルカメラの場合の例で説明したが、撮影装置としては、被写体を撮影する装置であれば、特に限定されず、例えば、ミラーレス一眼カメラでもよいし、ビデオカメラでもよい。さらに、撮影装置は、撮像素子で画像を撮像する装置には限定されず、アナログカメラなどであってもよい。
また、上記の各実施形態の説明では、撮影装置用照明装置がストロボ発光する場合や、連続発光する場合でもプリ発光のように、低出力で短時間発光する場合の例で説明したが、連続発光により長時間発光することも可能である。
特にこのような場合には、装置構成や使用環境によっては、自己発熱の影響が大きくなってLEDの分光分布の変化がより大きくなる可能性がある。
このような場合、LEDの近傍に温度センサを配置し、温度センサによる温度検知を行う構成とし、駆動電流算出部では、温度上昇による各LEDの駆動電流、分光分布、および発光量の特性変化を補正することが可能である。
例えば、駆動電流制御値のテーブルを作製する際に、温度変化による特性変化を測定しておき、駆動電流制御値のテーブルや関数を、基準温度からの温度変化量をパラメータとして補正できるようにしておく。
また、上記の各実施形態の説明では、LED光源部のLEDが、赤色LED10r、緑色LED10g、青色LED10bの組み合わせからなる場合の例で説明したが、LED光源部は、分光分布の異なる複数のものを組み合わせていればよい。このため、LEDは赤色、緑色、青色の組み合わせには限定されない。例えば、分光分布が異なる2種類のLEDで構成してもよいし、4種類以上のLEDで構成してもよい。
また、例えば、青色LEDと厚さの異なる蛍光材料とを組み合わせて、色温度を変化させた複数の白色LEDの組み合わせを採用することも可能である。
また、上記に説明したすべての構成要素は、本発明の技術的思想の範囲で適宜組み合わせたり、削除したりして実施することができる。
1、60 カメラ(撮影装置)
4 放電光源部(撮影装置用照明装置)
5、5A、5B、5C、5D、5E、5F、62R、62M、62L LED光源部(撮影装置用照明装置)
5a、25a 発光素子部
8 操作部(色温度入力部)
10b 青色LED(LED)
10g 緑色LED(LED)
10r 赤色LED(LED)
13、65 制御部
15 画像処理部
16、66 AF制御部
17、71 発光制御部(撮影装置用照明装置)
19A、19B、19C、19D、19E、19F、19R、19M、19L LEDドライバ(LED駆動部、撮影装置用照明装置))
20 発光回路(撮影装置用照明装置)
21 AE制御部
23 駆動電流算出部(撮影装置用照明装置)
61 カメラ本体(撮影装置本体)
61c ホットシュー
62 ストロボユニット(撮影装置用照明装置)
62b 接続部
70 本体制御部
照明光(第1の照明光)
、L5R、L5L 照明光(第2の照明光)
、O63 撮影光軸
、O5R、O5L、O62M、O62R、O62L 照射光軸

Claims (7)

  1. 発光量が変更可能な撮影装置用照明装置であって、
    分光分布が異なる複数のLEDを有するLED光源部と、
    前記複数のLEDに駆動電流を供給するLED駆動部と、
    前記発光量を変更する際に、照明光の色温度を一定に保つように前記複数のLEDごとの駆動電流制御値を算出する駆動電流算出部と、
    前記LED駆動部によって供給される駆動電流を、前記駆動電流算出部によって算出された前記駆動電流制御値に基づいて制御する発光制御部と、
    を備える、撮影装置用照明装置。
  2. 色温度を入力する色温度入力部を備え、
    前記駆動電流算出部は、
    照明光の色温度を、前記色温度入力部に入力された色温度に保つように前記駆動電流制御値を算出する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の撮影装置用照明装置。
  3. 前記駆動電流算出部は、
    前記発光量および前記色温度に対応する前記駆動電流制御値のテーブルを備え、該テーブルを参照して前記駆動電流制御値を算出する
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の撮影装置用照明装置。
  4. 前記LED光源部の温度を検出する温度センサを備え、
    前記駆動電流算出部は、
    前記温度センサで検出された前記温度に基づいて、前記駆動電流制御値の補正を行う
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮影装置用照明装置。
  5. 放電により発光して前記照明光の一部を形成する放電光源部を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮影装置用照明装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮影装置用照明装置を備える、撮影装置。
  7. 発光量が変更可能なLED光源部を用いた撮影装置用照明光制御方法であって、
    前記LED光源部は分光分布が異なる複数のLEDを備え、
    照明光の色温度および発光量を設定する発光条件設定工程と、
    前記発光条件設定工程で設定された前記発光量に応じて、前記発光条件設定工程で設定された前記照明光の色温度が得られるように、前記複数のLEDの駆動電流制御値を算出する駆動電流算出工程と、
    前記駆動電流制御値に基づいて、前記LED光源部に供給される駆動電流を制御することにより前記LED光源部を発光させる発光制御工程と、
    を備える、撮影装置用照明光制御方法。
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