JP2008046231A - 撮影装置 - Google Patents

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洋一 岩崎
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Abstract

【課題】いままで問題であった近距離も含めて広い距離範囲における合焦位置の検出精度を上げることができる撮影装置を提供する。
【解決手段】補助光発光部に複数のLED1〜7を配備する。合焦位置のサーチを行なっているときに、遠くにあるほど多数のLED1〜7を発光させ被写体に向けてAF補助光を照射させる。サーチが近距離側に近くづくにつれてLEDの発光数を減らして、撮像素子が備える多数の中央周辺の受光素子が反射光を受光したときに受光素子が飽和することを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像素子を備え、その撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置に関する。
撮像素子を備え、その撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置においては、ピント調整を行なうにあたって、ピントを移動させながら画像信号のコントラストを検出することにより合焦位置を検出することによってピント調整を行なうものが多い(例えば特許文献1参照)。以降の説明においては、ピントを移動させながら合焦位置を検出することを‘合焦位置をサーチする’と記載することがある。
上記特許文献1の撮影装置では、夜間撮影等において被写界輝度が暗いことがピント調整を行なう前に撮影装置内部の測光装置により検出されたときには、合焦位置をサーチしている間中、被写体の中央に向けてそのLEDからスポット的に補助光を発光させその中央周辺のエリア内のコントラストを検出することにより合焦位置の検出精度を上げようとしている。
またこの特許文献1では、より合焦位置の検出精度を上げるために、合焦位置をサーチする前に得た測光値に基づいて絞り径やシャッタ速度を設定してサーチ中の適正露出を確保しようともしている。
しかし、特許文献1の技術では、サーチ中にAF補助光を発光したときに相対的に近距離に在る主要被写体にあたって反射してくるAF補助光の光量が予想以上に多くなって受光素子(撮像素子)が飽和してしまうことがある。もしも受光素子が飽和すると、受光素子の飽和により正しいコントラストが得られなくなって合焦位置の検出能力が低下してしまう。
特開2001−157417号公報
本発明は、上記事情に鑑み、いままで問題であった近距離も含めて広い距離範囲における合焦位置の検出精度を上げることができる撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の撮影装置は、撮像素子を備え、その撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置において、
ピントを移動させながら画像信号のコントラストを検出することにより合焦位置を検出するピント検出部と、
複数のLEDを有し、上記ピント検出部がピントを移動させながら合焦位置をサーチしている間、ピント位置に応じて、そのピントが遠方にあるほど多数のLEDを発光させることにより被写体に向けて補助光を照射する補助光発光部とを備えことを特徴とする。
上記本発明の第1の撮影装置によれば、上記ピント検出部が合焦位置をサーチしている間、上記補助光発光部によってピントが遠方にあるほど多数のLEDを発光させることにより被写体に向けて補助光(AF補助光)が照射される。
つまり、ピントが近距離にあるときには、発光するLEDの数を減らすことにより光量を減らして被写体に向けて補助光を照射する。その結果、受光素子が飽和することが防止され検出精度が高められる。
すなわち、本発明の第1の撮影装置によれば、遠距離から近距離までの広い距離範囲で合焦位置の検出精度を上げることができる。
また上記目的を達成する本発明の第2の撮影装置は、被写体を複数の色光それぞれに分けたときの各色光による画像信号を生成する撮像素子を備えた撮影装置において、
ピントを移動させながら画像信号のコントラストを検出することにより合焦位置を検出するピント検出部と、
LEDを有し、上記ピント検出部がピントを移動させながら画像信号のコントラストを検出している間、被写体に向けて上記LEDから補助光を発光する補助光発光部とを備え、
上記ピント検出部は、上記撮像素子で生成された各色光ごとの画像信号のうちの、適正な受光レベルの画像信号に基づいてコントラストの検出を行なうものであることを特徴とする。
上記本発明の第2の撮影装置によれば、上記ピント検出部によって上記撮像素子で生成された各色光ごとの画像信号のうちの、適性な受光レベルの画像信号に基づいてコントラストの検出が行なわれる。
そうすると、もしもいずれかの色光の画像信号が飽和レベルに達したときには、その飽和レベルに達した色光以外の色光のうちの、適正な受光レベルの画像信号に基づいてコントラストの検出が行なわれる。
その結果、いままで問題であった近距離においては各色光を受光する受光素子の感度の違いを利用して受光素子が飽和することが防止され検出精度が高められる。
すなわち、本発明の第2の撮影装置によれば、遠距離から近距離までの広い距離範囲で合焦位置の検出精度を上げることができる。
ここで、コントラスト検出を利用した色光の画像信号によっては、色収差により合焦位置ずれが発生するので、上記ピント検出部は、コントラスト検出に用いた画像信号を得る基になった色光に応じた合焦位置ずれを補正する手段を備えていると良い。
以上、説明したように、いままで問題であった近距離も含めて広い距離範囲における合焦位置の検出精度を上げることができる撮影装置が実現する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを示す図である。
図1には本発明の一実施形態であるデジタルカメラの斜視図が示されている。図1(a)には正面上方から見た斜視図が示されており、図1(b)には背面上方から見た斜視図が示されている。
図1(a)に示すように、本実施形態のデジタルカメラ100のボディ中央にはレンズ鏡胴170が備えられており、そのレンズ鏡胴170の上方には、ファインダ103が備えられている。またそのファインダ103の脇にはAF補助光発光窓160が備えられていて、そのAF補助光発光窓160の、ファインダ103を挟んだ反対側には、撮影補助光発光窓180が備えられている。
また、図1(b)に示すように本実施形態のデジタルカメラ100の背面および上面にはユーザがこのデジタルカメラ100を使用するときにいろいろな操作を行なうための操作スイッチ群が設けられている。
この操作子群101の中にはデジタルカメラ100を作動させるための電源スイッチ101aのほか、十字キー101b、メニュー/OKキー101c、キャンセルキー101d、モードレバー101eなどがある。これらの操作子群101の中のモードレバー101eによって再生モードと撮影モードの切替や撮影モードの中でさらに動画モード、静止画モードの切替が行なわれる。上記モードレバー101eが撮影モードに切り替えられた状態にあるときに電源スイッチが投入されたら表示画面上にスルー画が表示されて、そのスルー画を見ながらシャッタチャンスにレリーズ釦102が押されたら被写体の撮影が行なわれる。なお上記モードレバー101eが再生側に切り替えられた状態にあるときには既撮影画像がLCDパネル150上に再生表示される。
なお本実施形態のデジタルカメラが備えるレリーズ釦102は半押しと全押しの2つの操作態様を有しており、半押しされたときに半押しタイミングで測光と測距との双方が撮影装置内で行われて測光値に応じた絞りおよびシャッタ速度がセットされ、さらに測距された被写体距離にあうピント位置にフォーカスレンズが配置された後、全押し操作に応じてCCD固体撮像素子で露光が行なわれる。
このデジタルカメラ100では、フォーカスレンズを移動させることによりピントを移動させながらCCD固体撮像素子で生成された画像信号のコントラストを後述するメインCPUで検出することにより絶えず合焦位置が検出されているので、スルー画を表示しているときに被写界が暗いとメインCPUによって判定されたときにはレリーズ釦102が半押しされたときにメインCPUからの指示に基づいて後述する測光・測距CPUによって絞り(異なる絞り径を持つ絞りが複数備えられている)が切り替えられたりCCD固体撮像素子が備える電子シャッタのシャッタ速度が設定されたりする他、AF補助光発光窓160から測距精度を高めるためのAF補助光が発光される様にもなっている。
図2は、図1のデジタルカメラ100内部の電気系統の構成ブロック図である。
図2を参照してこのデジタルカメラ100の内部の構成および動作を簡単に説明する。
本実施形態のデジタルカメラ100ではすべての処理がメインCPU110によって統括的に制御されている。このメインCPU110の入力部には図1(b)に示した操作子ン群101からの操作信号がそれぞれ供給されていてそれらの操作信号のうちの少なくとも一つが供給されてきたら操作信号に応じた処理が適宜CPU110によって実行される。メインCPU110はEEPROM110aを有しており、このEEPROM110aにはデジタルカメラ100として動作するために必要なプログラムが書き込まれているので、操作子群101の中の電源スイッチ101a(図1参照)が投入されたらそのEEPROM110a内のプログラムの手順にしたがってメインCPU110によりこのデジタルカメラ全体の動作を制御する処理が開始される。なお、CPU110とEEPROM110aには常に電源130から電力が供給されている。
ここで操作子群101の中の電源スイッチ101a(図1参照)が投入されたときのデジタルカメラ100の動作を、図2を参照して説明する。
操作子群101の中の電源スイッチ101aが投入されたら、メインCPU110により電源スイッチ101aが投入されたことが検知され、電源130から測光・測距CPU120などの各ブロックに電力が供給される。電源130から各ブロックに電力が供給されたときにモードレバー101eが撮影側に切り替えられていた場合には、まずCCD固体撮影素子112に結像された被写体像が画像信号として所定の間隔ごとに間引かれて出力され、その出力された画像信号に基づく被写体像が画像表示LCD15のLCDパネル150上に表示される。このCCD固体撮像素子112にはクロックジェネレータ(以下、CGという)1121からタイミング信号が供給されており、このタイミング信号によって所定の間隔ごとに、画像信号が間引かれて出力される。このCG1121はメインCPU110からの指示に基づいてタイミング信号を出力しており、そのタイミング信号は、CCD固体撮像素子112の他、後段のA/D部113、およびホワイトバランス調整・γ処理部114にも供給されている。したがって、CCD固体撮像素子112、A/D部113、ホワイトバランス・γ処理部114ではそのタイミング信号に同期して順序良く画像信号の処理が流れるように行なわれる。
このようにメインCPU110の指示に応じてCG1121から出力されるタイミング信号に同期してA/D部113でデジタルの画像信号に変換され、またホワイトバランスγ処理部114でホワイトバランス調整やγ補正が行なわれる。さらにホワイトバランス調整やガンマ補正された画像信号が後段のYC処理部に供給されYC分離の処理が行なわれるのでホワイトバランス・γ処理部114とYC処理部116との間の処理タイミングをあわせるためにバッファメモリ115が設けられている。このバッファメモリ115によってバッファメモリ115を境にした前段(ホワイトバランス・γ処理部114等)の処理タイミングと後段(YC処理部116)の処理タイミングとがあう様に調整されている。こうしてYC処理部116に転送されてきた画像信号は、YC処理部116でRGB信号からYC信号に変換され、その後バス121を介してその変換されたYC信号が画像表示LCD15に供給されるとともにY信号がメインCPU110に供給される。
YC信号が供給される画像表示LCD15の方にはまずYC信号をRGB信号に変換するYC→RGB変換部151があり、このYC→RGB変換部151でYC信号が再びRGB信号に変換され、その変換されたRGB信号がドライバ152に供給され、さらにそのドライバ152によって画像表示LCD15のLCDパネル150上にRGB信号に基づくカラー画像(被写体像)の表示が行なわれる。
また、Y信号が供給されるメインCPU110の方では、Y信号に基づいて測光が行なわれその測光値が後述する測光・測距CPU120に供給されてその測光・測距CPU120によって絶えず絞り径の変更制御やCCD固体撮像素子112のシャッタ速度(CG1121)の制御等が行なわれて適正な明るさを持つスルー画を得るために撮影に必要な露出が調整される様になっている。さらに、メインCPU110では、Y信号からコントラストが検出されピント調整も絶えず行なわれる様になっていて、そのピント調整により得た合焦位置が測光・測距CPU120に通知され測光・測距CPU120によってフォーカスレンズ1110が合焦位置に配置される様にもなっている。
前述したCG1121から出力されるタイミング信号に同期してCCD固体撮像素子112、A/D部113、WB/γ補正部114およびバッファメモリ115等が動作して、所定の間隔ごとにCCD固体撮像素子112で生成された画像信号が処理されている訳であるから、この画像表示LCD15の表示パネル150上には撮影レンズが向けられた方向の被写体が被写体像として常に表示され続ける。この表示され続けている被写体像を視認しながら、シャッタチャンスにレリーズ釦102が押されると、レリーズ釦102の押下タイミングを起点として所定の秒時を経た後、CCD固体撮像素子112に結像された画像信号すべてがRGB信号となって出力される。このRGB信号はYC処理部116でYC信号に変換されてさらに圧縮・伸張部117でYC信号が圧縮され、その圧縮された画像信号がヘッダと共に画像ファイルとなってメモリカード119に記録される。この圧縮・伸張部117では静止画についてはJPEG規格に準拠した圧縮方法で圧縮が行なわれてメモリカード119に画像ファイルが記録される。ヘッダ部には圧縮情報や撮影情報などが書き込まれており、このデジタルカメラ100のモードレバー101eが再生側に切り替えられたら、メモリカード119からそのファイルのヘッダがまず読み出され、そのヘッダ内の圧縮情報に基づいてファイル内の圧縮画像信号が圧縮・伸張部117で伸張されて画像信号が元に復元された後、その画像信号に基づく被写体像がLCDパネル150上に表示される。
また、この実施形態のデジタルカメラ100には、メインCPU110の他に焦点調整および露出調整を行なうための測光・測距CPU120が設けられており、この測光・測距CPU120によって撮影光学系のフォーカスレンズの位置制御や絞りの切り替え制御が行なわれている。この測光・測距CPU120では、前述した様に、焦点調整にあってはメインCPU110からの測距値に応じてフォーカスレンズ1110を合焦点位置に駆動し、露出調整にあってはメインCPU110からの測光値に応じて絞り1112の開口の大きさを変更してCCD固体撮像素子112の撮影面に与えられる光量を制御したり、撮影補助光を発光する必要があるときにはXe管発光制御部18aに指示してXe管を発光させ撮影補助光を被写体に向けて照射させたりもしている。
また本実施形態のデジタルカメラ100では、特許文献1と同様に測光値によってはメインCPU110の指示に基づいて測光・測距CPU120が絞り値やシャッタ速度を設定するとともに、メインCPU110が補助光発光部16に指示してAF補助光を発光させてサーチ中の合焦位置の検出の精度を高めることも行なっている。
さらに本実施形態では、課題を解決するために補助光発光部16に複数のLED1〜7を配備しておいて、メインCPU110からの指示に基づいてピントが近距離にあるときには発光するLEDの数を減らすことにより発光光量を減らして被写体に向けて補助光を照射させることができる様にもしている。
つまりこの例ではメインCPU110が、測光・測距CPU120に指示してフォーカスレンズ1110を移動させることによりピントを移動させながら合焦位置をサーチしている間、ピント位置に応じて、ピントが遠方にあるほど補助光発光部16に指示して多数のLED1〜7を発光させることにより被写体に向けて補助光を照射させ、ピントが近距離にあるほどLED1〜7の発光数を減らすことにより光量を減らして被写体に向けて補助光を照射させている。
図3は、補助光発光部が有する複数の発光ダイオード1〜7の構成例を示す図である。
図3には7つのダイオードが配列された例が示されている。
図3に示す様に7つのLED1〜7を配列した場合には、合焦位置のサーチを行なうときにピントが遠方にあるときには1〜7すべてのLEDを発光させ、近距離に近づくにつれてLEDの発光数を減らしていってピントが近距離になったら7だけを発光させるようなことを行なえば良い。なお図3に示す配列であると、すべてを発光させたときに照射領域が広がるというメリットも得られる。
図4は、メインCPU110が行なうサーチ中のAF補助光の発光処理の手順を示すフローチャートである。
なお、このフロー中の処理では、被写体が近距離側よりも遠方側に位置していることが多いということを考えて、フォーカスレンズ1110をCCD固体撮像素子112の近傍(この位置でピントがあう場合には被写体が遠方にある)からCCD固体撮像素子112から遠ざかる方向(この位置でピントがあう場合には被写体が近くにある)へ移動させて合焦位置をサーチする場合の例が掲げられている。
レリーズ釦102が押されて半押し状態になったら、このフローの処理が開始される。
ステップS401でスルー画の処理中に検出された測光値EVが1以上だったらAF補助光を発光する必要がないと判定して補助光を発光させる処理を行なわずにステップS402へ進んでステップS402でAF補助光を発光することなしに合焦位置のサーチを行なって合焦位置を検出してこのフローの処理を終了する。
もしもステップS401でスルー画の処理中に検出された測光値EVが1以下であったらAF補助光を発光する必要があると判定してNo側へ進んでステップS403ですべてのLEDを発光させる。
次のステップS404へ進んでフォーカスレンズ1110をCCD固体撮像素子112から遠ざける方向へ移動させる。ここではまだサーチを始めたばかりなので次のステップS405でNo側へ進んでステップS406でピント位置に応じて必要ならば少なくとも一つのLED(図3に示す7個のLED1〜7のうちの少なくとも一つ)を消灯してステップS403に戻ってステップS403からステップS405の処理を繰り返し行なう。ステップS405で、画像信号のコントラストのピークを検出したと判定したらYes側へ進んでステップS407でLEDをすべて消灯してこのフローの処理を終了する。
この様にピント位置が近づくにつれてLEDの発光数を減らしていく処理が行なわれると、近距離においてAF補助光を発光したとしてもCCD固体撮像素子を構成する受光素子が飽和することがなくなる。
以上説明した様に、いままで問題であった近距離も含めて広い距離範囲における合焦位置の検出精度を上げることができる撮影装置が実現する。
図5は、第2実施形態を説明する図である。
LED1〜7を単色光(緑色光)を発光するLED8に代えた以外は、図2と同様の構成である。また、図2では図示しなかったが、本実施形態では特徴となるのでCCD固体撮像素子112が備えている色光を分けるためのフィルタ112Fが追記されている。図5に示すフィルタ112Fには赤色フィルタ、青色フィルタ、緑色フィルタの3つのフィルタが配備されている。この例では、ピントが近距離にあるときには、メインCPU110によってCCD固体撮像素子112で生成された各色光ごとの画像信号のうちの、適正な受光レベルの画像信号に基づいてコントラストの検出が行なわれる。
つまりメインCPU110によって、ピントが遠い距離にあるほど、フィルタのうちの緑色フィルタを通ってCCD固体撮像素子112を構成する受光素子に達した色光に基づく画像信号に基づいてコントラストの検出が行なわれ、ピントが近くなるにつれて赤色フィルタを通ってCCD固体撮像素子112を構成する受光素子に達した色光に基づく画像信号に基づいてコントラストの検出が行なわれ、さらに近づいたら青色フィルタを通ってCCD固体撮像素子112を構成する受光素子に達した色光に基づく画像信号に基づいてコントラストの検出が行なわれる。
図6は、フィルタ112Fが備える赤色フィルタ、青色フィルタ、緑色フィルタの分光特性を示す図である。図6の横軸は波長(nm)であり、縦軸はLED8から発光された緑色光を受光素子(CCD固体撮像素子)で受光したときの受光感度を、LED8の発光強度を1として比率で表わしたときの数値である。このため図6中には、LED8から発光される光の分光強度が太線で示されている。
LED8から緑色光が発光された場合には、CCD固体撮像素子112上の色フィルタ112Fのうちの緑色フィルタで分けられた緑色光のみの画像信号が得られるはずである。
しかし図6に示す様にフィルタ112Fが持つ緑色フィルタの波長帯と赤色フィルタの波長帯は、それらの境界に重複した通過域(A)を持ち、緑色フィルタの波長帯と青色フィルタの波長帯は、それらの境界に重複した通過域(B)を持つ。このため、緑色光が発光された場合に緑色光が持つ波長帯の一部の波長帯が赤色フィルタを透過し、また青色フィルタも透過する。本実施形態では、その性質を利用している。
つまり、緑色光>赤色光>青色光の順にフィルタの特性を反映して色光に対応する各受光素子の感度が低下するので、被写体距離が近くづくにつれてその感度の低下した方の色光の画像信号に基づいてコントラストの検出を行なう様にすれば、第1実施形態と同様の効果が得られるという訳である。こうしても良い。
図7は、メインCPU110が行なうサーチ中のAF補助光の発光処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS406がステップS4061の処理に変更された以外は、図4と同じ処理である。
ステップS4061で最初に緑色フィルタを透過した光を受光した画素(受光素子)の画像信号に基づいてコントラストの検出を行なう。以降ステップS404からステップS4061の処理を繰り返し行ない、ピントが近くなるにつれてステップS4061で赤色フィルタを透過した光を受光した画素(受光素子)の画像信号に基づいてコントラストの検出を行ない、さらにピントが近づいたらステップS4061で青色フィルタを透過した光を受光した画素(受光素子)の画像信号に基づいてコントラストの検出を行なう。ステップS406でコントラストのピークを検出したらステップS407へ進んでLEDを消灯してこのフローの処理を終了する。
この様にしても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
ここで第2実施形態では、ステップS4061で色光ごとに適正な受光レベルにある画像信号を用いる様にしているので、ステップS407でコントラストのピークを検出したときに色収差により合焦位置ずれが発生する恐れがある。
図8は色収差を説明する図である。
周知の通り、色収差は波長の違いにより発生するものである。
図8に示す様に各色光ごとに波長が異なるため、レンズを透過する際の屈折の仕方が異なって合焦位置がずれてしまう。
この色収差の補正がY信号に基づいて測距の処理を実行するメインCPU110によって行なわれる。
図9は、メインCPU110(図2参照)が行なう処理の手順を示す図である。
ステップS4061をステップS4062に変更し、ステップS408を追加した以外は、図7の処理と同じである。
ステップS4062で、コントラストの検出に用いる色光を変更する処理を行なう以外に、LEDに多数の色光を発光する光源を複数用いた場合の処理を追加している。
また、ステップS408で、コントラスト検出に用いた画像信号を得る基になった色光(ここでは緑色を基準として赤色あるいは青色)に応じた合焦位置ずれを補正するとともに、発光色に応じても合焦位置ずれを補正することができる様にしている。
以上説明した様に、いままで問題であった近距離も含めて広い距離範囲における合焦位置の検出精度を上げることができる撮影装置が実現する。
本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを示す図である。 図1のデジタルカメラ100内部の電気系統の構成ブロック図である。 補助光発光部が有する複数の発光ダイオードの構成例を示す図である。 メインCPU110が行なうサーチ中のAF補助光の発光処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態を説明する図である。 フィルタ112Fが備える赤色フィルタ、青色フィルタ、緑色フィルタの分光特性を示す図である。 メインCPU110が行なうサーチ中のAF補助光の発光処理の手順を示すフローチャートである。 色収差を説明する図である。 メインCPUが行なう処理の手順を示す図である。
符号の説明
100 デジタルカメラ
101 操作子群
101a 電源スイッチ
101b 十字キー
101c メニューキー
101d キャンセルキー
101e モードダイヤル
102 レリーズ釦
103 ファインダ
110 メインCPU
120 測光・測距CPU
16 補助光発光部
16a LED発光制御部
160 補助光発光窓
1〜8 LED
170 レンズ鏡胴
18 撮影補助光発光部
18a Xe管発光制御部
180 補助光発光窓

Claims (3)

  1. 撮像素子を備え、該撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置において、
    ピントを移動させながら画像信号のコントラストを検出することにより合焦位置を検出するピント検出部と、
    複数のLEDを有し、前記ピント検出部がピントを移動させながら合焦位置をサーチしている間、ピント位置に応じて、該ピントが遠方にあるほど多数のLEDを発光させることにより被写体に向けて補助光を照射する補助光発光部とを備えことを特徴とする撮影装置。
  2. 被写体を複数の色光それぞれに分けたときの各色光による画像信号を生成する撮像素子を備えた撮影装置において、
    ピントを移動させながら画像信号のコントラストを検出することにより合焦位置を検出するピント検出部と、
    LEDを有し、前記ピント検出部がピントを移動させながら画像信号のコントラストを検出している間、被写体に向けて前記LEDから補助光を発光する補助光発光部とを備え、
    前記ピント検出部は、前記撮像素子で生成された各色光ごとの画像信号のうちの、適正な受光レベルの画像信号に基づいてコントラストの検出を行なうものであることを特徴とする撮影装置。
  3. 前記ピント検出部は、コントラスト検出に用いた画像信号を得る基になった色光に応じた合焦位置ずれを補正する手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の撮影装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8446518B2 (en) 2008-11-25 2013-05-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Photographing apparatus and method to control auxiliary light emission
CN106506978A (zh) * 2016-10-31 2017-03-15 青岛海信移动通信技术股份有限公司 图像处理方法、装置及电子设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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