JP2015060863A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタクトプラグとコンタクトプラグとの接触面積がばらついてしまい、コンタクト抵抗が変動するのを抑制する。
【解決手段】層間絶縁膜IL3、IL2、IL1に、2つの配線部WEによって挟まれた部分と2つのゲート配線部GEによって挟まれた部分とを貫いて、ポリシリコンプラグBSPに達するコンタクトホールSCHが自己整合的に形成されている。そのコンタクトホールSCH内に、ポリシリコンプラグBSPに接触するポリシリコンプラグSCPが形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、特に、スタティック・ランダム・アクセス・メモリを備えた半導体装置と、そのような半導体装置の製造方法とに好適に利用できるものである。
半導体メモリの一種にSRAM(Static Random Access Memory)がある。1つのSRAMメモリセルは、2個のアクセストランジスタ、2個のドライブトランジスタおよび2個のロードトランジスタによって構成され、半導体基板上に6個のトランジスタを形成しなければならない。このため、SRAMメモリセルの専有面積の低減には限界がある。
そこで、6個のトランジスタのうち、2個のロードトランジスタとして、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を適用した、いわゆるアドバンストSRAMがある。アドバンストSRAMでは、薄膜トランジスタのロードトランジスタを、アクセストランジスタおよびドライブトランジスタを覆う層間絶縁膜上に形成することによって、SRAMメモリセルの積層化が実現されている。
アドバンストSRAMでは、アクセストランジスタのソース領域およびドライブトランジスタのドレイン領域は、アクセストランジスタのゲート電極とドライブトランジスタのゲート電極との間に形成されたポリシリコンプラグ(ビットラインストレージコンタクトプラグ)と、ビット線と接地配線との間に形成されたポリシリコンプラグ(ストレージノードコンタクトプラグ)とを介して上層のローカル配線に接続されている。さらに、そのソース領域およびドレイン領域は、そのローカル配線を介して、ロードトランジスタ等に電気的に接続されている。なお、このようなアドバンストSRAMを開示した特許文献の一例として、特許文献1がある。
特開2004−79696号公報
しかしながら、従来のアドバンストSRAMを備えた半導体装置では、次のような問題点が発生することが想定される。
上述したように、アクセストランジスタのソース領域およびドライブトランジスタのドレイン領域は、ビットラインストレージコンタクトプラグおよびストレージノードコンタクトプラグ等を介して、ロードトランジスタ等と電気的に接続されている。
そのビットラインストレージコンタクトプラグは、次のように形成される。まず、アクセストランジスタのゲート電極を含むゲート配線部とドライブトランジスタのゲート電極を含むゲート配線部との間に、自己整合的にコンタクトホールが形成さる。次に、そのコンタクトホールにポリシリコン膜を充てんすることによって、ビットラインストレージコンタクトプラグが形成される。
ストレージノードコンタクトプラグは、次のように形成される。まず、ビット線と接地配線との間に、微細加工によってビット線または接地配線を露出させることなく、ビットラインストレージコンタクトプラグを露出するコンタクトホール(ストレージノードコンタクトホール)が形成される。次に、そのコンタクトホールにポリシリコン膜を充てんすることによって、ストレージノードコンタクトプラグが形成される。
近年、半導体装置の小型化に伴い、ストレージノードコンタクトホールのサイズも微細化することが求められている。ところが、間隔が狭められるビット線と接地配線との間に、ビット線または接地配線を露出させることなくストレージノードコンタクトホールを形成することが困難な状況にある。
このため、ストレージノードコンタクトプラグとビットラインストレージコンタクトプラグとの接触面積がばらついてしまい、コンタクト抵抗が変動することが想定される。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、第3配線部および第4配線部の上方から、第3配線部と第4配線部との間および第1配線部と第2配線部との間を経て、半導体基板に達するように形成されたコンタクトプラグでは、第3配線部と第4配線部との間に位置する部分から、第3配線部および第4配線部の少なくとも一方の配線部の直上に向かってオーバーハングしているとともに、第1配線部と第2配線部との間に位置する部分から、第1配線部および第2配線部の少なくとも一方の配線部の直上に向かってオーバーハングしている。
他の実施の形態によれば、第2層間絶縁膜および第1層間絶縁膜を貫通して半導体基板に達するように形成されたコンタクトプラグは、第3配線部と第4配線部との間の部分および第1配線部と第2配線部との間の部分を貫く、自己整合的に形成されたコンタクトホール内に埋め込まれるように形成されている。
さらに他の実施の形態によれば、第2層間絶縁膜および第1層間絶縁膜を貫通して半導体基板に達するコンタクトプラグを形成する工程は、配線部の被覆絶縁膜を実質的に残しながら第2層間絶縁膜と第1層間絶縁膜とにそれぞれエッチング処理を施すことによって、第3配線部と第4配線部との間および第1配線部と第2配線部と間に、コンタクトホールを自己整合的に形成する工程と、そのコンタクトホール内に、コンタクトプラグとなる導電性膜を形成する工程とを備えている。
一実施の形態によれば、コンタクト抵抗の変動を抑制することができる。
他の実施の形態によれば、コンタクト抵抗の変動を抑制することができる。
さらに他の実施の形態によれば、コンタクト抵抗の変動が抑制される半導体装置を製造することができる。
各実施の形態に係る半導体装置におけるアドバンストSRAMメモリセルの等価回路を示す図である。 実施の形態1に係る半導体装置におけるアドバンストSRAMメモリセル領域の構造を示す平面図である。 同実施の形態において、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置を示す図であり、図2に示す断面線III−IIIにおける部分断面構造と等価回路とを含む斜視図である。 同実施の形態において、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置の製造方法の一工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図4に示す工程の後に行われる工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図5に示す工程の後に行われる工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図6に示す工程における部分断面図であり、図7(A)は、図6に示す断面線VIIA−VIIAにおける部分断面図であり、図7(B)は、図6に示す断面線VIIB−VIIBにおける部分断面図である。 同実施の形態において、図6に示す工程の後に行われる工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図8に示す工程における部分断面図であり、図9(A)は、図8に示す断面線IXA−IXAにおける部分断面図であり、図9(B)は、図8に示す断面線IXB−IXBにおける部分断面図である。 同実施の形態において、図9に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図10(A)は、図8に示す断面線IXA−IXAに対応する断面線における部分断面図であり、図10(B)は、図8に示す断面線IXB−IXBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図10に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図11(A)は、図8に示す断面線IXA−IXAに対応する断面線における部分断面図であり、図11(B)は、図8に示す断面線IXB−IXBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図11に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図12(A)は、図8に示す断面線IXA−IXAに対応する断面線における部分断面図であり、図12(B)は、図8に示す断面線IXB−IXBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図12に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図13(A)は、図8に示す断面線IXA−IXAに対応する断面線における部分断面図であり、図13(B)は、図8に示す断面線IXB−IXBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図13に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図14(A)は、図8に示す断面線IXA−IXAに対応する断面線における部分断面図であり、図14(B)は、図8に示す断面線IXB−IXBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図14に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図15(A)は、図8に示す断面線IXA−IXAに対応する断面線における部分断面図であり、図15(B)は、図8に示す断面線IXB−IXBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図15に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図16(A)は、図8に示す断面線IXA−IXAに対応する断面線における部分断面図であり、図16(B)は、図8に示す断面線IXB−IXBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図16に示す工程の後に行われる工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図17に示す工程における部分断面図であり、図18(A)は、図17に示す断面線XVIIIA−XVIIIAにおける部分断面図であり、図18(B)は、図17に示す断面線XVIIIB−XVIIIBにおける部分断面図である。 同実施の形態において、図18に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図19(A)は、図17に示す断面線XVIIIA−XVIIIAに対応する断面線における部分断面図であり、図19(B)は、図17に示す断面線XVIIIB−XVIIIBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図19に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図20(A)は、図17に示す断面線XVIIIA−XVIIIAに対応する断面線における部分断面図であり、図20(B)は、図17に示す断面線XVIIIB−XVIIIBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図20に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図21(A)は、図17に示す断面線XVIIIA−XVIIIAに対応する断面線における部分断面図であり、図21(B)は、図17に示す断面線XVIIIB−XVIIIBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図21に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図22(A)は、図17に示す断面線XVIIIA−XVIIIAに対応する断面線における部分断面図であり、図22(B)は、図17に示す断面線XVIIIB−XVIIIBに対応する断面線における部分断面図である。 比較例に係る、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置の製造方法の一工程を示す部分断面図であり、図23(A)は、図7(A)に示す工程に対応する工程の前に行われる工程を示す部分断面図であり、図23(B)は、図7(B)に示す工程に対応する工程の前に行われる工程を示す部分断面図である。 図23に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図24(A)は、図9(A)に示す工程に対応する工程を示す部分断面図であり、図24(B)は、図9(B)に示す工程に対応する工程を示す部分断面図である。 図24に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図25(A)は、図10(A)に示す工程に対応する工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図10(B)に示す工程に対応する工程の後に行われる工程を示す部分断面図である。 図25に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図26(A)は、図15(A)に示す工程に対応する工程を示す部分断面図であり、図26(B)は、図15(B)に示す工程に対応する工程を示す部分断面図である。 図26に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図27(A)は、図20(A)に示す工程に対応する工程を示す部分断面図であり、図27(B)は、図20(B)に示す工程に対応する工程を示す部分断面図である。 図27に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図28(A)は、図22(A)に示す工程に対応する工程を示す部分断面図であり、図28(B)は、図22(B)に示す工程に対応する工程を示す部分断面図である。 比較例に係る、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置の製造方法における問題点を説明するための部分断面図であり、図29(A)は、図27(A)に示す工程を示す部分断面図であり、図29(B)は、図27(B)に示す工程を示す部分断面図である。 実施の形態1に係る、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置の作用効果を説明するための第1の部分断面図であり、図30(A)は、図20(A)に示す工程を示す部分断面図であり、図30(B)は、図20(B)に示す工程を示す部分断面図である。 実施の形態1に係る、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置の作用効果を説明するための第2の部分断面図であり、図31(A)は、図22(A)に示す工程を示す部分断面図であり、図31(B)は、図22(B)に示す工程を示す部分断面図である。 実施の形態2に係る、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置を示す図であり、図2に示す断面線III−IIIに対応する断面線における部分断面構造と等価回路とを含む斜視図である。 同実施の形態において、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置の製造方法の一工程を示す部分断面図であり、図33(A)は、図17に示す断面線XVIIIA−XVIIIAに対応する断面線における部分断面図であり、図33(B)は、図17に示す断面線XVIIIB−XVIIIBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図33に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図34(A)は、図17に示す断面線XVIIIA−XVIIIAに対応する断面線における部分断面図であり、図34(B)は、図17に示す断面線XVIIIB−XVIIIBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図34に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図35(A)は、図17に示す断面線XVIIIA−XVIIIAに対応する断面線における部分断面図であり、図35(B)は、図17に示す断面線XVIIIB−XVIIIBに対応する断面線における部分断面図である。 同実施の形態において、図35に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図であり、図36(A)は、図17に示す断面線XVIIIA−XVIIIAに対応する断面線における部分断面図であり、図36(B)は、図17に示す断面線XVIIIB−XVIIIBに対応する断面線における部分断面図である。
実施の形態1
ここでは、半導体装置の一例として、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置について説明する。まず、そのアドバンストSRAMメモリセルの等価回路について説明する。
図1に示すように、SRAMメモリセルSMCは、ビット線BL、/BLと、ワード線WLと、1対のアクセストランジスタATR1、ATR2と、1対のドライブトランジスタDTR1、DTR2と、1対のロードトランジスタLTR1、LTR2と、1対のキャパシタC1、C2とを備えている。アドバンストSRAMメモリセルSMCでは、ロードトランジスタLTR1、LTR2として、pチャネル型の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が適用される。他のドライブトランジスタDTR、DTR2およびアクセストランジスタATR1、ATR2については、それぞれnチャネル型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタが適用される。
ドライブトランジスタDTR1とロードトランジスタLTR1とによって、一のインバータが構成される。また、ドライブトランジスタDTR2とロードトランジスタLTR2とによって、他のインバータが構成される。一のインバータと他のインバータとにより、フリップフロップ回路が構成されて、情報としての電荷を所定の周期で元に戻すリフレッシュと称される処理が不要になる。また、その情報としての電荷がキャパシタC1、C2によって保持されて、いわゆるソフトエラーを防止することができる。
ドライブトランジスタDTR1およびロードトランジスタLTR1の各ゲート電極とキャパシタC1の一方電極とは、アクセストランジスタATR2のソース(領域)と電気的に接続されている。アクセストランジスタATR2のソース(領域)はドライブトランジスタDTR2およびロードトランジスタLTR2の各ドレイン(領域)と電気的に接続されており、これらが接続された領域は一の記憶ノードとして機能する。
ドライブトランジスタDTR2およびロードトランジスタLTR2の各ゲート電極とキャパシタC2の一方電極とは、アクセストランジスタATR1のソース(領域)と電気的に接続されている。アクセストランジスタATR1のソース(領域)はドライブトランジスタDTR1およびロードトランジスタLTR1の各ドレイン(領域)と電気的に接続されており、これらが接続された領域は他の記憶ノードとして機能する。
ドライブトランジスタDTR1、DTR2の各ソース(領域)はGND電位に電気的に接続されている。ロードトランジスタLTR1、LTR2の各ソース(領域)は、電圧Vccを印加する電源供給配線VCCに電気的に接続されている。キャパシタC1、C2の各々の他方電極は、電圧Vccの1/2である電圧Vcc/2を印加するVcc/2配線に電気的に接続されている。1対のビット線BL、/BLのうち、ビット線BLは、アクセストランジスタATR1のドレイン(領域)と電気的に接続され、ビット線/BLは、アクセストランジスタATR2のドレイン(領域)と電気的に接続されている。
次に、アドバンストSRAMメモリセルを備えた半導体装置の構造の一例について説明する。図2および図3に示すように、半導体基板SUBの主表面では、素子分離絶縁膜SIによって、互いに電気的に絶縁された複数の素子形成領域SFRが規定されている。一つのSRAMメモリセルSMCの領域(一点鎖線内)には、2つの素子形成領域SFRが位置する。2つの素子形成領域SFRには、pウェルPWLがそれぞれ形成されている。
その2つの素子形成領域SFRのうち、一方の素子形成領域SFRには、ドライブトランジスタDTR1とアクセストランジスタATR1が形成されている。ドライブトランジスタDTR1は、ソース領域SR、ドレイン領域DRおよびゲート電極DG1を含み、アクセストランジスタATR1は、ソース領域SR、ドレイン領域DRおよびゲート電極AG1を含んでいる。
アクセストランジスタATR1のソース領域SRとドライブトランジスタDTR1のドレイン領域DRとは、共通の領域として、ゲート電極AG1を含むゲート配線部GEとゲート電極DG1を含むゲート配線部GEとによって挟まれた素子形成領域SFR(pウェルPWL)の部分に形成されている。
アクセストランジスタATR1のドレイン領域DRは、ポリシリコンプラグBSPおよび配線材料からなるプラグを介してビット線BLに電気的に接続されている。ドライブトランジスタDTR1のソース領域SRは、ポリシリコンプラグBSPおよび配線材料からなるプラグを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。
アクセストランジスタATR1のソース領域SRおよびドライブトランジスタDTR1のドレイン領域DRは、コンタクトプラグの一部としてのポリシリコンプラグBSP(ビットラインストレージコンタクトプラグ)と、コンタクトプラグの他の一部としてのポリシリコンプラグSCP(ストレージノードコンタクトプラグ)を介して、ローカル配線2G2(図3参照)に電気的に接続されている。また、ドライブトランジスタDTR2のゲート電極DG2は、ポリシリコンプラグCGPおよびポリシリコンプラグSCPを介してローカル配線2G2(図3参照)に電気的に接続されている。
2つの素子形成領域SFRのうち、他方の素子形成領域SFRには、ドライブトランジスタDTR2とアクセストランジスタATR2が形成されている。ドライブトランジスタDTR2は、ソース領域SR、ドレイン領域DRおよびゲート電極DG2を含み、アクセストランジスタATR2は、ソース領域SR、ドレイン領域DRおよびゲート電極AG2を含んでいる。
アクセストランジスタATR2のソース領域SRとドライブトランジスタDTR2のドレイン領域DRとは、共通の領域として、ゲート電極AG2を含むゲート配線部GEとゲート電極DG2を含むゲート配線部GEとによって挟まれた素子形成領域SFR(pウェルPWL)の部分に形成されている。
アクセストランジスタATR2のドレイン領域DRは、ポリシリコンプラグBSPおよび配線材料からなるプラグを介してビット線/BLに電気的に接続されている。ドライブトランジスタDTR2のソース領域SRは、ポリシリコンプラグBSPおよび配線材料からなるプラグを介して接地配線GNDに電気的に接続されている。
アクセストランジスタATR2のソース領域SRおよびドライブトランジスタDTR2のドレイン領域DRは、コンタクトプラグの一部としてのポリシリコンプラグBSP(ビットラインストレージコンタクトプラグ)と、コンタクトプラグの他の一部としてのポリシリコンプラグSCP(ストレージノードコンタクトプラグ)を介して、ローカル配線2G1(図3参照)に電気的に接続されている。また、ドライブトランジスタDTR1のゲート電極DG1は、ポリシリコンプラグCGPおよびポリシリコンプラグSCPを介してローカル配線2G1(図3参照)に電気的に接続されている。
図3に示すように、ローカル配線2G1、2G2の上方に、ロードトランジスタLTR1、LTR2が形成され、さらにその上方に、キャパシタC1、C2が形成されている。ローカル配線2G1は、ロードトランジスタLTR1のゲート電極、ロードトランジスタLTR2のドレイン領域およびキャパシタC1に電気的に接続されている。ローカル配線2G2は、ロードトランジスタLTR2のゲート電極、ロードトランジスタLTR1のドレイン領域およびキャパシタC2に電気的に接続されている。
次に、アクセストランジスタATR2(ATR1)のソース領域SRおよびドライブトランジスタDTR2(DTR1)のドレイン領域DRと、ローカル配線2G1(2G2)とを電気的に接続するポリシリコンプラグBSP、SCPの構造について、図3に基づいて詳しく説明する。
ポリシリコンプラグBSPは、アクセストランジスタATR2のソース領域SRおよびドライブトランジスタDTR2のドレイン領域DRに接触している。そのソース領域SRとドレイン領域DRは、ゲート電極AG2を含むゲート配線部GEとゲート電極DG2を含むゲート配線部GEとによって挟まれた素子形成領域SFRの部分に形成されている。ゲート配線部GE(AG2)とゲート配線部GE(DG2)とは、Y方向に間隔を隔てられて、それぞれX方向に延在している。
ゲート配線部GEでは、ゲート電極AG2およびゲート電極DG2のそれぞれの側面と上面とを覆うように、シリコン窒化膜等のサイドウォール絶縁膜SWF1を含む配線被覆絶縁膜ECFが形成されている。なお、図3では、図面の煩雑化を避けるために、ゲート電極AG2、DG2および配線被覆絶縁膜ECFの構造が簡略化されているが、その具体的な構造については後述する。そのゲート配線部GEを覆うように、配線被覆絶縁膜ECFとはエッチング特性の異なる、たとえば、BPTEOS(Boro Phospho Tetra Ethyl Ortho Silicate)膜の層間絶縁膜IL1が形成されている。
2つのゲート配線部GEの間に位置する層間絶縁膜IL1の部分を貫いて、2つのゲート配線部GEによって挟まれた素子形成領域SFRの部分に位置するソース領域SRおよびドレイン領域DRに達するコンタクトホールBSHが形成されている。ポリシリコンプラグBSPは、そのコンタクトホールBSH内に形成されている。ポリシリコンプラグBSPの上面は、ゲート配線部GEよりも低くなるように形成されている。後述するように、コンタクトホールBSHは、層間絶縁膜IL1とはエッチング特性の異なる配線被覆絶縁膜ECFを実質的に残しながら、層間絶縁膜IL1にエッチング処理を施すことによって自己整合的に形成される。
層間絶縁膜IL1を覆うように、たとえば、NSG(Non-doped Silicate Glass)膜の層間絶縁膜IL2が形成されている。その層間絶縁膜IL2の上に、ビット配線BT、/BTまたは接地配線GNDを含む複数の配線部WEが形成されている。複数の配線部WEは、互いにX方向に間隔を隔てられて、それぞれY方向(図2参照)に延在する。配線部WFでは、タングステン膜等からなるビット配線BT、/BTおよび接地配線GNDのそれぞれの側面と上面とを覆うように、シリコン窒化膜等のサイドウォール絶縁膜SWF2を含む配線被覆絶縁膜ECFが形成されている。
その配線部WEを覆うように、配線被覆絶縁膜ECFとはエッチング特性の異なる、たとえば、BPTEOS膜の層間絶縁膜IL3が形成されている。層間絶縁膜IL3、IL2、IL1に、2つの配線部WEによって挟まれた部分と2つのゲート配線部GEによって挟まれた部分とを貫いて、ポリシリコンプラグBSPに達するコンタクトホールSCHが形成されている。そのコンタクトホールSCH内に、ポリシリコンプラグBSPに接触するポリシリコンプラグSCPが形成されている。
後述するように、コンタクトホールPSHは、層間絶縁膜IL3、IL2、IL1とはエッチング特性の異なる、配線部WEおよびゲート配線部GEのそれぞれの配線被覆絶縁膜ECFを実質的に残しながら、層間絶縁膜IL3、IL2等にエッチング処理を施すことによって自己整合的に形成される。なお、上述したポリシリコンプラグBSP、SCPの構造は、アクセストランジスタATR1およびドライブトランジスタDTR1側についても、同様である。
本実施の形態に係る、SRAMメモリセルを備えた半導体装置は、上記のように構成される。次に、上述したSRAMメモリセルを備えた半導体装置の製造方法の一例について説明する。
まず、図4に示すように、半導体基板SUBの主表面に、素子分離絶縁膜SIを形成することによって素子形成領域SFRが規定され、その素子形成領域SFRにpウェルPWLが形成される。次に、図5に示すように、互いにY方向に間隔を隔てられて、X方向にそれぞれ延在する複数のゲート配線部GEが形成される。ゲート配線部GEとして、ゲート電極AG1を含むゲート配線部GE、ゲート電極DG1を含むゲート配線部GE、ゲート電極AG2を含むゲート配線部GEおよびゲート電極DG2を含むゲート配線部GEがそれぞれ形成される。ゲート電極AG1、AG2を含むゲート配線部GEは、ワード線WLとなる。
ゲート電極AG1、DG1、AG2、DG2のそれぞれは、たとえば、ドープトポリシリコン膜DP、タングステンシリサイド膜WS、TEOS膜TE1およびハードマスク絶縁膜HMF(図7参照)を順次積層し、パターニングすることによって形成される。ゲート電極AG1、DG1、AG2、DG2等の側壁面に、たとえば、シリコン酸化膜の第1側壁絶縁膜SW1とシリコン窒化膜の第2側壁絶縁膜SW2を含むサイドウォール絶縁膜SWF1(図7参照)が形成される。
ゲート電極AG1、DG1、AG2、DG2を挟んで一方側に位置する素子形成領域SFR(pウェルPWL)の部分にソース領域SRが形成され、他方側に位置する素子形成領域SFR(pウェルPWL)の部分にドレイン領域DRが形成される。こうして、素子形成領域SFRに、アクセストランジスタATR1、ATR2およびドライブトランジスタDTR1、DTR2が形成される。
次に、アクセストランジスタATR1、ATR2およびドライブトランジスタDTR1、DTR2等を覆うように、たとえば、シリコン窒化膜のライナー膜LF(図7(A)および図7(B)参照)が形成される。そのライナー膜LFを覆うように、たとえば、BPTEOS膜の層間絶縁膜IL1(図7参照)が形成される。次に、その層間絶縁膜IL1に化学的機械研磨処理(CMP:Chemical Mechanical Polishing)を施すことによって、図6、図7(A)および図7(B)に示すように、ゲート配線部GEによって挟まれた領域に位置する層間絶縁膜IL1の部分を残して、ゲート配線部GEの上面上に位置する層間絶縁膜IL1の部分が除去される。
次に、図8に示すように、所定の写真製版処理を施すことにより、素子形成領域が位置する領域を露出するレジストパターンPRP1が形成される。次に、そのレジストパターンPRP1をエッチングマスクとして、層間絶縁膜IL1に異方性エッチングを施し、レジストパターンPRP1を除去することにより、図9(A)および図9(B)に示すように、ソース領域SRおよびドレイン領域DRを露出するコンタクトホールBSH(図9参照)が形成される。このとき、シリコン窒化膜によって形成された配線被覆絶縁膜ECFを実質的に残しながら、TEOS膜によって形成された層間絶縁膜IL1がエッチングされることになる。
次に、ドライブトランジスタDTR1、DTR2のゲート電極DG1、DG2を露出するコンタクトホール(図示せず)が形成される。次に、図10(A)および図10(B)に示すように、コンタクトホールBSHの側壁面にシリコン窒化膜の保護膜NFが形成された後、コンタクトホールBSHを埋め込むように、ポリシリコン膜PS1が形成される。このとき、ゲート電極DG1、DG2を露出するコンタクトホールにも、ポリシリコン膜PS1が形成されることになる。
次に、ポリシリコン膜PS1の全面にエッチング処理を施すことにより、IL1の上面上に位置するポリシリコン膜PS1の部分と、コンタクトホールBSH等内に位置するポリシリコン膜PS1の一部が除去されて、図11(A)および図11(B)に示すように、コンタクトホールBSH内にポリシリコンプラグBSPが形成される。このとき、ポリシリコンプラグBSPの上面は、ゲート配線部GEよりも低くなるように形成される。また、ゲート電極DG1、DG2を露出するコンタクトホール内には、ポリシリコンプラグCGP(図2または図3参照)が形成される。
次に、図12(A)および図12(B)に示すように、コンタクトホールBSHを埋め込むように、たとえば、PSG(Phospho Silicate Glass)膜の絶縁膜IFが形成される。次に、絶縁膜IFに化学的機械研磨処理を施すことにより、図13(A)および図13(B)に示すように、コンタクトホールBSH内に位置する絶縁膜IFの部分を残して、層間絶縁膜IL1の上面上に位置する絶縁膜IFの部分が除去される。次に、図14(A)および図14(B)に示すように、層間絶縁膜IL1および絶縁膜IFを覆うように、たとえば、NSG膜の層間絶縁膜IL2が形成される。その後、ゲート電極DG1、DG2に電気的に接続されているポリシリコンプラグCGP(図1参照)を露出するコンタクトホール(図示せず)が形成される。
次に、図15(A)および図15(B)に示すように、層間絶縁膜IL2の上に、ビット線BL、/BLおよび接地配線GNDを含む配線部WEが形成される。配線部WEは、たとえば、チタン(Ti)膜、チタンナイトライド(TiN)膜、タングステン(W)膜WFおよびシリコン窒化膜の絶縁膜NWFを順次積層し、パターニングすることによって形成される。このとき、ポリシリコンプラグCGPを露出するコンタクトホール内にはこれらの配線材料が埋め込まれて、ポリシリコンプラグCGPと、配線部WE(ビット線BL、/BL、接地配線GND)とが電気的に接続されることになる。なお、同図では、チタン(Ti)膜およびチタンナイトライド(TiN)膜を一層のチタン膜TFとして示す。次に、チタン膜TFおよびタングステン膜WF等の側壁面に、たとえば、シリコン窒化膜のサイドウォール絶縁膜SWF2が形成される。
次に、図16(A)および図16(B)に示すように、配線部WEを覆うように、たとえば、BPTEOS膜の層間絶縁膜IL3が形成される。次に、図17、図18(A)および図18(B)に示すように、所定の写真製版処理を施すことにより、コンタクトホールを形成するための、層間絶縁膜IL3を露出する開口部HPを有するレジストパターンPRP2が形成される。
次に、図19(A)および図19(B)に示すように、レジストパターンPRP2をエッチングマスクとして、層間絶縁膜IL3、IL2および絶縁膜IFに異方性エッチングを施すことにより、ポリシリコンプラグBSPを露出するコンタクトホールSCHが形成される。このとき、シリコン窒化膜によって形成されたサイドウォール絶縁膜SWF2等を実質的に残しながら、BTEOS膜によって形成された層間絶縁膜IL3がエッチングされ、さらに、シリコン窒化膜によって形成された配線被覆絶縁膜ECFを実質的に残しながら、PSG膜によって形成された絶縁膜IFがエッチングされる。こうして、コンタクトホールSCHは、上層に位置する配線部WEと下層に位置するゲート配線部GEとに対して、層間絶縁膜IL3、IL2および絶縁膜IFに自己整合的に形成される。
次に、図20(A)および図20(B)に示すように、レジストパターンPRP2が除去されて、層間絶縁膜IL3が露出する。次に、図21(A)および図21(B)に示すように、コンタクトホールSCHを埋め込むように、所定の膜厚を有するポリシリコン膜PS2が形成される。次に、所定の写真製版処理を施すことにより、ローカル配線を形成するためのレジストパターン(図示せず)が形成される。次に、レジストパターンをエッチングマスクとして、ポリシリコン膜PS2にエッチング処理を施し、レジストパターンを除去することにより、図22(A)および図22(B)に示すように、ローカル配線2G1、2G2(図3参照)が形成される
その後、ローカル配線2G1、2G2を覆う層間絶縁膜(図示せず)、ロードトランジスタLTR1、LTR2およびキャパシタC1、C2(図3参照)等が形成されて、SRAMメモリセルSMCを備えた半導体装置の主要部分が完成する。
上述した半導体装置では、ポリシリコンプラグSCPが形成されることになるコンタクトホールSCHが、互いに交差する上層の配線部WEと下層のゲート配線部GEとに対して、層間絶縁膜IL3、IL2および絶縁膜IFに自己整合的に形成されることで、ポリシリコンプラグSCPとポリシリコンプラグBSPとの接触面積のばらつきが抑制されて、コンタクト抵抗の変動を抑えることができる。このことについて、比較例に係る半導体装置との関係で説明する。
比較例に係る半導体装置では、重複記載を避けて説明を簡略化するために、図9(A)および図9(B)等に対応する断面図を示しながら説明することとし、実施の形態に係る半導体装置と同一部材については、符号の頭に「C」を付した符号を用い、必要である場合を除き、その説明を繰り返さないこととする。
まず、半導体基板CSUBの表面に素子形成領域が規定された後、図23(A)および図23(B)に示すように、ゲート配線部CGEが形成される。そのゲート配線部CGEを覆うように、ライナー膜CLF1が形成される。次に、ゲート配線部CGEを覆うように、BPTEOS膜の層間絶縁膜CIL1が形成される。次に、所定の写真製版処理を施すことにより、コンタクトホールCBSH(図24参照)を形成するためのレジストパターン(図示せず)が形成される。
次に、そのレジストパターンをエッチングマスクとして、層間絶縁膜CIL1にエッチング処理を施した後、レジストパターンを除去することにより、図24(A)および図24(B)に示すように、ソース領域CSDおよびドレイン領域CDRを露出するコンタクトホールCBSHが形成される。次に、コンタクトホールCBSHを埋め込むように、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。次に、そのポリシリコン膜に化学的機械研磨処理を施すことにより、コンタクトホールCBSH内に位置するポリシリコン膜の部分を残して、層間絶縁膜CIL1の上面上に位置するポリシリコン膜の部分が除去されて、図25(A)および図25(B)に示すように、ポリシリコンプラグCBSPが形成される。
次に、図26(A)および図26(B)に示すように、ポリシリコンプラグCBSPを覆うように、NSG膜の層間絶縁膜CIL2が形成される。次に、その層間絶縁膜CIL2の上に、ビット線CBL、C/BLおよび接地配線CGNDを含む配線部CWEが形成される。次に、配線部CWEを覆うように、ライナー膜CLF2が形成される。次に、配線部CWEを覆うように、層間絶縁膜CIL3(図27参照)が形成される。
次に、コンタクトホールCSCH(図27参照)を形成するためのレジストパターン(図示せず)が形成される。このとき、あらかじめ形成されたレジストのホールパターンに対して、レジスト中の酸成分によって熱硬化する水溶性の有機材料が塗布される。次に、加熱処理によって有機材料を熱硬化させた後、純水等によって硬化していない有機材料の部分が除去される。これにより、レジストのホールパターンの内壁に硬化した樹脂層が露出し、レジストのホールパターンとして、当初のホールパターンのサイズよりも小さいホールパターンが形成されることになる。なお、このプロセスは、RELACS(Resolution Enhancement Lithography Assisted by Chemical Shrink)と称されている。
次に、そのレジストパターンをマスクとして層間絶縁膜CIL3、CIL2に異方性エッチング処理を施し、レジストパターンを除去することにより、図27(A)および図27(B)に示すように、ポリシリコンプラグCBSPを露出するコンタクトホールCSCHが形成される。次に、コンタクトホールCSCHを埋め込むように、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。次に、所定の写真製版処理を施すことにより、ローカル配線を形成するためのレジストパターン(図示せず)が形成される。
次に、そのレジストパターンをエッチングマスクとして、ポリシリコン膜に異方性エッチング処理を施し、レジストパターンを除去することによって、図28(A)および図28(B)に示すように、ローカル配線C2G1等が形成される。その後、ローカル配線C2G1等を覆う層間絶縁膜、ロードトランジスタおよびキャパシタ等(いずれも図示せず)が形成されて、比較例に係る、SRAMメモリセルを備えた半導体装置の主要部分が完成する。
比較例に係る半導体装置では、コンタクトホールCSCHを形成するための写真製版処理では、レジストのホールパターンを縮小化させる微細加工(RELACSプロセス)が施される。すなわち、図29(B)に示すように、配線部CWEと配線部CWEとによって挟まれた領域に形成されるコンタクトホールと配線部WEとの長さCLE4を確保して、コンタクトホール内に配線部WE等を露出させないように、あらかじめ形成されたレジストのホールパターンを縮小化する処理が施される。
近年、半導体装置の小型化に対応するために、コンタクトホールの微細化がさらに求められている。そのような微細化に対応するために、あらかじめ形成するレジストのホールパターンのさらなる縮小化が求められている。レジストにホールパターンを解像させるには、フォトマスクのホールパターンを透過してレジストに照射される露光光が、所定の光量を有していることが要求される。フォトマスクには、そのような露光光の光学的計算に基づいたサイズのホールパターンが形成されることになる。
配線部CWEと配線部CWEとの間に形成するコンタクトホールの場合、そのフォトマスクのホールパターンにおいては、配線部CWEと配線部SCWEとの間隔に制約があることから、露光光の所定光量を確保しようとすると、配線部CWEが延在する方向の長さを確保しておく必要がある。このため、そのようなフォトマスクを用いて形成されたコンタクトホールCSCHでは、図29(A)に示すように、配線部CWEが延在する方向の長さCLE1が長くなってしまう。
そうすると、本来接続されるべきポリシリコンプラグCBSPの隣に位置するポリシリコンプラグCBSPとコンタクトホールCSCPとの長さCLE3が短くなってしまい、そのポリシリコンプラグCBSPと、コンタクトホールCSCHに形成されるポリシリコンプラグCSCPとが電気的に短絡するおそれが想定される。
また、アライメントのずれによっては、コンタクトホールCSCHの底に露出するポリシリコンプラグCBSPの長さCLE2が変動してしまい、そのポリシリコンプラグCBSPと、コンタクトホールCSCHに形成されるポリシリコンプラグCSCPとの接触面積がばらついてしまう。そのため、ポリシリコンプラグCBSPとポリシリコンプラグCSCP(図28参照)とのコンタクト抵抗が変動しまうことが想定される。
比較例に係る半導体装置に対して実施の形態に係る半導体装置のコンタクトホールSCHでは、まず、X方向に間隔を隔てられてY方向に延在する2本の配線部WEによって挟まれた層間絶縁膜IL3、IL2、絶縁膜ILの部分に自己整合的にエッチング処理が施されることで、図30(B)に示すように、コンタクトホールSCHのX方向の長さLEXが制御されることになる。
さらに、Y方向に間隔を隔てられてX方向に延在する2本のゲート配線部GEによって挟まれた絶縁膜ILの部分に自己整合的にエッチング処理が施されることで、図30(A)に示すように、コンタクトホールSCHのY方向の長さLEYが制御されることになる。こうして、コンタクトホールSCHの底部分におけるX方向とY方向との双方の長さが制御されることになる。
これにより、図31(A)および図31(B)に示すように、ポリシリコンプラグBSPに接触するポリシリコンプラグSCPの底の部分におけるX方向の長さLEXとY方向の長さLEYとが制御されて、ポリシリコンプラグBSPとポリシリコンプラグSCPとの接触面積のばらつきが抑制されて、コンタクト抵抗の変動を抑えることができる。
また、ポリシリコンプラグSCPのY方向の長さを2本の配線部WE間の間隔によって制御することができ、X方向の長さを2本のゲート配線部GE間の間隔によって制御することができることから、レジストのホールパターンのサイズとしては、2本の配線間の限られた領域において、比較例に係るRELAC処理を施す場合に比べてサイズを最大限にすることができる。その結果、比較例の場合に比べて接触抵抗を下げることができる。また、比較例の場合に比べて、ホールパターンのサイズの自由度も上げることができ、フォトマスクのホールパターンを設計する際に、隣り合うホールパターン同士が繋がってしまうような不具合も解消させることができる。
さらに、ポリシリコンプラグBSPの上面を、ゲート配線部GEよりも低く形成することで、ポリシリコンプラグSCPが、本来接続されるべきポリシリコンプラグBSPの隣に位置するポリシリコンプラグBSPに接触することも確実に防止することができる。
実施の形態2
ここでは、半導体装置の他の例として、ポリシリコンプラグと、配線部またはゲート配線部との電気的な絶縁性をさらに高めることができる、SRAMメモリセルを備えた半導体装置について説明する。
図32に示すように、コンタクトホールSCHの側壁面を覆うように、たとえば、シリコン窒化膜の保護膜PFが形成されている。保護膜PFが形成されたコンタクトホールSCH内に、ポリシリコンプラグSCPが形成されている。なお、これ以外の構成については、図3に示す半導体装置と同様なので、同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
次に、上述したSRAMメモリセルを備えた半導体装置の製造方法の一例について説明する。図4〜図19(A)および図19(B)に示す工程と同様の工程を経た後、レジストパターンを除去することによって、図33(A)および図33(B)に示すように、ポリシリコンプラグBSPを露出するコンタクトホールSCHが、2本の配線部WEと2本のゲート配線部GEとに対して、層間絶縁膜IL3等の部分に自己整合的に形成される。
次に、図34(A)および図34(B)に示すように、コンタクトホールSCHの側壁面を含む露出している表面を覆うように、シリコン窒化膜PNFが形成される。次に、シリコン窒化膜PNFの全面に異方性エッチングを施すことにより、図35(A)および図35(B)を示すように、コンタクトホールSCHの側壁面上に位置する部分を残して、ポリシリコンプラグBSPの表面上に位置する部分および層間絶縁膜IL3の上面上に位置する部分が除去される。コンタクトホールSCHの側壁面上に残されたシリコン窒化膜PNFの部分が保護膜PFとなる。
次に、図21(A)および図21(B)に示す工程と同様に、コンタクトホールSCHを埋め込むように、所定の膜厚を有するポリシリコン膜が形成される。次に、所定の写真製版処理を施すことにより、ローカル配線を形成するためのレジストパターン(図示せず)が形成される。次に、レジストパターンをエッチングマスクとして、ポリシリコン膜にエッチング処理を施し、レジストパターンを除去することにより、図36(A)および図36(B)に示すように、ローカル配線2G1、2G2(図3参照)が形成される
その後、ローカル配線2G1、2G2を覆う層間絶縁膜、ロードトランジスタLTR1、LTR2およびキャパシタC1、C2(図3参照)等が形成されて、SRAMメモリセルSMCを備えた半導体装置の主要部分が完成する。
上述した半導体装置では、実施の形態1において説明した効果に加えて、ポリシリコンプラグSCPと、配線部WEまたはゲート配線部GEとの電気的絶縁性を高めることができる。これについて、具体的に説明する。
層間絶縁膜IL3等および絶縁膜IFは、BPTEOS膜等のシリコン酸化膜である一方、サイドウォール絶縁膜SWF2、SWF1等はシリコン窒化膜であり、層間絶縁膜IL3等とサイドウォール絶縁膜SWF2、SWF1等とは、同一のエッチング条件に対してエッチング特性が異なることになる。しかしながら、エッチング特性が互いに異なるとはいえ、層間絶縁膜IL3等および絶縁膜IFにエッチング処理を施す際には、サイドウォール絶縁膜SWF2、SWF1等が全くエッチングされないわけではなく、多少エッチングされることがある。
上述した半導体装置では、コンタクトホールSCHを形成する際に、サイドウォール絶縁膜SWF2、SWF1等が多少エッチングされるようなことがあったとしても、シリコン窒化膜の保護膜PFがコンタクトホールSCHの側壁面に形成される。これにより、ビット配線BT、/BT等が保護膜PFによって覆われるとともに、ゲート電極AG2、DG2等が保護膜PFによって覆われることになる。
その結果、コンタクトホールSCHに形成されるポリシリコンプラグSCPとビット配線BT、/BT等との電気的な短絡が確実に阻止されて、ポリシリコンプラグSCPとビット配線BT、/BT等との電気的絶縁性を高めることができる。また、ポリシリコンプラグSCPとゲート電極AG2、DG2等との電気的な短絡が確実に阻止されて、ポリシリコンプラグSCPとゲート電極AG2、DG2等との電気的絶縁性を高めることができる。
各実施の形態に係る半導体装置では、コンタクトホールSCHは、まず、X方向に間隔を隔てられてY方向に延在する2本の配線部WEによって挟まれた層間絶縁膜IL3等の部分にエッチング処理を施すことによって自己整合的に形成される。これにより、コンタクトホールSCH内に形成されるポリシリコンプラグSCPの形状(配線部に直交する方向)としては、2本の配線部WEの間に位置する部分から、2本の配線部WEのうち、少なくとも一方の配線部WEの直上に向かってオーバーハングした形状になる。
さらに、コンタクトホールSCHは、Y方向に間隔を隔てられてX方向に延在する2本のゲート配線部GEによって挟まれた絶縁膜IL等の部分にエッチング処理を施すことによって自己整合的に形成される。これにより、コンタクトホールSCH内に形成されるポリシリコンプラグSCPの形状(ゲート配線部に直交する方向)としては、2本のゲート配線部GEの間に位置する部分から、2本のゲート配線部GEのうち、少なくとも一方のゲート配線部GEの直上に向かってオーバーハングした形状になる。
なお、各実施の形態では、SRAMメモリセルを備えた半導体装置を例に挙げて説明したが、半導体装置としては、SRAMメモリセルを備えた半導体装置に限られるものではない。たとえば、一の層において、互いに間隔を隔てて少なくとも2本の配線部(第1配線部および第2配線部)が延在し、他の層において、互いに間隔を隔てて少なくとも2本の配線部(第3配線部および第4配線部)が延在し、第1配線部および第2配線部と、第3配線部および第4配線部とが、互いに交差するように配置される半導体装置に適用することが可能である。
また、各実施の形態では、ポリシリコンプラグSCPとポリシリコンプラグBSPとの2段構造のポリシリコンプラグを例に挙げて説明したが、ポリシリコンプラグの構造としては、これに限られるものではない。たとえば、ポリシリコンプラグBSPを形成することなく、コンタクトホールSCHとして、半導体基板を露出するコンタクトホールを形成し、そのコンタクトホールにポリシリコンプラグを形成する半導体装置にも適用することが可能である。
このような半導体装置においても、半導体基板に接触するポリシリコンプラグの部分の長さが、配線部と配線部との間隔によって制御されて、ポリシリコンプラグと半導体基板との接触面積のばらつきを抑制することができ、コンタクト抵抗の変動を抑えることができる。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
SUB 半導体基板、SI 素子分離絶縁膜、SFR 素子形成領域、PWL pウェル、SMC SRAMメモリセル、AG1、AG2、DG1、DG2 ゲート電極、DP ドープトポリシリコン膜、WS タングステンシリサイド膜、TE1 TEOS膜、SWF1 サイドウォール絶縁膜、SW1 第1側壁絶縁膜、SW2 第2側壁絶縁膜、HMF ハードマスク絶縁膜、LF ライナー膜、ECF 配線被覆絶縁膜、GE ゲート配線部、DTR1 ドライブトランジスタ、DTR2 ドライブトランジスタ、ATR1 アクセストランジスタ、ATR2 アクセストランジスタ、SR ソース領域、DR ドレイン領域、WL ワード線、IL1 層間絶縁膜、BSH コンタクトホール、NF 保護膜、PS1 ポリシリコン膜、BSP ポリシリコンプラグ、CGP ポリシリコンプラグ、IF 絶縁膜、IL2 層間絶縁膜、BT ビット配線、/BT ビット配線、GND 接地配線、TF チタン膜、WF タングステン膜、SWF2 サイドウォール絶縁膜、NWF 絶縁膜、WE 配線部、IL3 層間絶縁膜、SCH コンタクトホール、PS2 ポリシリコン膜、SCP ポリシリコンプラグ、2G1、2G2 ローカル配線、LTR1、LTR2 ロードトランジスタ、C1、C2 キャパシタ、VCC 電源供給配線、PNF シリコン窒化膜、PF 保護膜、PRP1 フォトレジストパターン、PRP2 フォトレジストパターン、HP 開口部。

Claims (8)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成され、第1間隔を隔てられてそれぞれ第1方向に延在する第1配線部および第2配線部と、
    前記第1配線部および前記第2配線部より上方に形成され、第2間隔を隔てられてそれぞれ前記第1方向と交差する第2方向に延在する第3配線部および第4配線部と、
    前記第3配線部および前記第4配線部の上方から、前記第3配線部と前記第4配線部との間および前記第1配線部と前記第2配線部との間を経て、前記半導体基板に達するように形成されたコンタクトプラグと
    を備え、
    前記コンタクトプラグでは、前記第3配線部と前記第4配線部との間に位置する部分から、前記第3配線部および前記第4配線部の少なくとも一方の配線部の直上に向かってオーバーハングしているとともに、前記第1配線部と前記第2配線部との間に位置する部分から、前記第1配線部および前記第2配線部の少なくとも一方の配線部の直上に向かってオーバーハングしている、半導体装置。
  2. 前記コンタクトプラグは、
    前記半導体基板に接触する下部コンタクトプラグと、
    前記下部コンタクトプラグに接触する上部コンタクトプラグと
    を含み、
    前記下部コンタクトプラグは、前記第1配線部および前記第2配線部よりも低く形成された、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記コンタクトプラグの側面を覆う絶縁性の保護膜を備えた、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. アクセストランジスタ、ドライブトランジスタおよびロードトランジスタを含むスタティック・ランダム・アクセス・メモリセルを備え、
    前記第1配線部は、前記アクセストランジスタのゲート電極を含み、
    前記第2配線部は、前記ドライブトランジスタのゲート電極を含み、
    前記第3配線部は、前記スタティック・ランダム・アクセス・メモリセルに電気的に接続されるビット線を含み、
    前記第4配線部は、前記スタティック・ランダム・アクセス・メモリセルに電気的に接続される接地配線を含み、
    前記第1配線部と前記第2配線部との間に位置する前記半導体基板の領域に、前記アクセストランジスタのソース領域および前記ドライブトランジスタのドレイン領域が形成され、
    前記ソース領域および前記ドレイン領域は、前記コンタクトプラグを介して前記ロードトランジスタに電気的に接続された、請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成され、第1間隔を隔てられてそれぞれ第1方向に延在する第1配線部および第2配線部と、
    前記第1配線部および前記第2配線部を覆うように形成された第1層間絶縁膜と、
    前記第1層間絶縁膜上に形成され、第2間隔を隔てられてそれぞれ前記第1方向と交差する第2方向に延在する第3配線部および第4配線部と、
    前記第3配線部および前記第4配線部を覆うように形成された第2層間絶縁膜と、
    前記第3配線部と前記第4配線部との間および前記第1配線部と前記第2配線部との間を貫いて、前記半導体基板に達するように形成されたコンタクトプラグと、

    を備え、
    前記第1配線部、前記第2配線部、前記第3配線部および前記第4配線部のそれぞれは、
    配線としての導電体部と、
    前記導電体部の側方と上方とから前記導電体部を覆う被覆絶縁膜と
    を含み、
    前記コンタクトプラグは、前記第3配線部および前記第4配線部と前記第1配線部および前記第2配線部とに対して前記第2層間絶縁膜および前記第1層間絶縁膜に自己整合的に形成されたコンタクトホール内に形成された、半導体装置。
  6. 半導体基板上に、第1間隔を隔てられてそれぞれ第1方向に延在する第1配線部および第2配線部を形成する工程と、
    前記第1配線部および前記第2配線部を覆うように第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜上に、第2間隔を隔てられてそれぞれ前記第1方向と交差する第2方向に延在する第3配線部および第4配線部を形成する工程と、
    前記第3配線部および前記第4配線部を覆うように第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜および前記第1層間絶縁膜を貫通して前記半導体基板に達するコンタクトプラグを形成する工程と
    を備え、
    前記第1配線部、前記第2配線部、前記第3配線部および前記第4配線部のそれぞれを形成する工程は、
    配線としての導電体部を形成する工程と、
    前記導電体部の側方と上方とから前記導電体部を覆う被覆絶縁膜を形成する工程と
    を含み、
    前記第1層間絶縁膜と前記第2層間絶縁膜をそれぞれ形成する工程は、前記第1層間絶縁膜および前記第2層間絶縁膜として、前記被覆絶縁膜とはエッチング特性の異なる膜をそれぞれ形成する工程を含み、
    前記コンタクトプラグを形成する工程は、
    前記被覆絶縁膜を実質的に残しながら前記第2層間絶縁膜と前記第1層間絶縁膜とにそれぞれエッチング処理を施すことによって、前記第3配線部と前記第4配線部との間および前記第1配線部と前記第2配線部との間に、コンタクトホールを自己整合的に形成する工程と、
    前記コンタクトホール内に、前記コンタクトプラグとなる導電性膜を形成する工程と
    を備えた、半導体装置の製造方法。
  7. 前記コンタクトプラグを形成する工程は、
    前記被覆絶縁膜を実質的に残しながら前記第1層間絶縁膜にエッチング処理を施すことによって、前記第1配線部と前記第2配線部との間に、第1コンタクトホールを自己整合的に形成する工程と、
    前記第1コンタクトホール内に、前記導電性膜の一部としての第1導電性膜を埋め込む工程と、
    前記第1導電性膜にエッチング処理を施して、前記第1導電性膜の上面を、前記第1配線部および前記第2配線部よりも低くすることによって、第1コンタクトプラグを形成する工程と、
    前記第1コンタクトホール内に、前記第1コンタクトプラグを覆うように、前記第1層間絶縁膜の一部としての埋め込み絶縁膜を形成する工程と、
    前記被覆絶縁膜を実質的に残しながら、前記第2層間絶縁膜および前記埋め込み絶縁膜にエッチング処理を施すことによって、前記第3配線部と前記第4配線部との間および前記第1配線部と前記第2配線部との間に、前記第1コンタクトプラグを露出する第2コンタクトホールを自己整合的に形成する工程と、
    前記第1コンタクトプラグに接触するように、前記第2コンタクトホール内に前記導電性膜の他の一部としての第2導電性膜を形成することにより、第2コンタクトプラグを形成する工程と
    を含む、請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記コンタクトホールを形成した後、前記コンタクトプラグを形成する前に、前記コンタクトホールの側壁面に絶縁性の保護膜を形成する工程を備えた、請求項6または7に記載の半導体装置の製造方法。
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