JP2015060382A - メッセージ生成装置、メッセージ生成方法およびプログラム - Google Patents

メッセージ生成装置、メッセージ生成方法およびプログラム Download PDF

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哲生 上野
晴夫 日出
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晴夫 日出
岩崎 圭介
Keisuke Iwasaki
圭介 岩崎
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Abstract

【課題】見守り者が対象者の様子を具体的に想像しやすいメッセージを生成するメッセージ生成装置を実現する。【解決手段】メッセージ生成装置(10)は、取得された参照情報を参照してイベント発生の有無、及び発生したイベントの種別を判定するイベント判定手段(13)と、上記イベント判定手段(13)の判定結果と時刻情報とに基づいて対象者のステータスを判定するステータス判定手段(14)と、上記ステータスに基づいて、上記対象者の行動に関するメッセージを生成するメッセージ生成手段(16)と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、メッセージ生成装置、メッセージ生成方法およびプログラムに関する。
近年、高齢者の生活状況に関する情報をネットワークに接続された家電機器が取得し、高齢者の家族などに通知するシステム、および、このようなシステムを利用して提供される見守りサービスが知られている。
たとえば特許文献1には、通信網に接続した通信機能を備えたテレビであって、通信部と、テレビ操作情報格納部と、制御部と、を有する生活状況確認システムが記載されている。通信部は、登録したメールアドレスにメール送信する。テレビ操作情報格納部は、テレビの操作情報を格納する。制御部は、テレビ操作情報格納部の格納データと、テレビの操作とを比較し、違いが発生すると通信部に違いを知らせるメール送信を指示する。上記構成によれば、テレビ操作情報格納部の格納データと、テレビの操作との違いを見守り対象者の異常として検出し、見守り者にメールを送付する。具体的には、見守り者は、「設定時刻に、テレビの起動/停止スイッチが、ONされていません。」というような異常を知らせるメッセージをメールにて受け取る。
特開2011−227699号公報(2011年11月10日公開)
上述のように、異常を知らせるメッセージをメールにて受信した場合に、見守り者は、見守り対象者(以下、単に対象者とも表現する)がどのような状態であるのかを想像する必要がある。その結果、いつもより遅くまで寝ているだけであろう、というように緊急度が低いと想像した場合には、見守り者は上記メールを放置する。一方、様子がおかしいかもしれない、というように緊急度が高いと想像した場合には、見守り者は対象者に電話をするなどして状況を確認する。
このように、上記生活状況確認システムは、「設定時刻にテレビがON(またはOFF)されていない」という機器の状態のみを見守り者に連絡するものであり、見守り者にとって対象者の状態を想像しにくいという課題を有する。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、見守り者が対象者の様子を具体的に想像しやすいメッセージを生成するメッセージ生成装置、メッセージ生成方法およびプログラムを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るメッセージ生成装置は、取得された参照情報を参照して、イベント発生の有無、及び発生したイベントの種別を判定するイベント判定手段と、上記イベント判定手段によって判定されたイベントと時刻情報とに基づいて対象者のステータスを判定するステータス判定手段と、上記ステータス判定手段によって判定されたステータスに基づいて、上記対象者の行動に関する1又は複数のメッセージを生成するメッセージ生成手段と、を備えていることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るメッセージ生成方法は、取得された参照情報を参照してイベントを判定するイベント判定ステップと、上記イベント判定ステップにて判定されたイベントと時刻情報とに基づいて対象者のステータスを判定するステータス判定ステップと、上記ステータス判定ステップにて判定されたステータスに基づいて、上記対象者の行動に関する1又は複数のメッセージを生成するメッセージ生成ステップと、を含んでいることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、対象者の行動に関する1又は複数のメッセージが生成されるので、メッセージを受け取った見守り者は、対象者の様子を具体的に想像しやすい。
本発明の実施形態1に係るメッセージ生成装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るメッセージ生成装置を含むメッセージ生成システムを模式的に示す図である。 本発明の実施形態1に係るメッセージ生成装置が取得する電力量の時間変化を示す図である。 上記メッセージ生成装置が備えているステータス判定部が供給される時刻情報と、時間帯とを関連付ける表を示す図である。 (a)および(b)は、上記メッセージ生成装置が備えているメッセージ抽出部が抽出するメッセージの一例を示す図である。 (a)および(b)は、上記メッセージ生成装置が備えているメッセージ抽出部が抽出するメッセージの一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係るメッセージ生成装置を含むメッセージ生成システムにおいて実行されるメッセージ生成処理の流れを示すシークエンス図である。 本発明の実施形態3に係るメッセージ生成装置の要部構成を示すブロック図である。 上記メッセージ生成装置が備えているメッセージ抽出部が抽出するメッセージの一例を示す図である。 本発明の実施形態4に係るメッセージ生成装置を含むメッセージ生成システムにおいて実行されるメッセージ生成処理の流れを示すシークエンス図である。 本発明の実施形態5に係るメッセージ生成装置の要部構成を示すブロック図である。 上記メッセージ生成装置が備えているメッセージ抽出部が抽出するメッセージの一例を示す図である。 本発明の実施形態6に係るメッセージ生成装置が備えているメッセージ抽出部が抽出する追加メッセージの一例を示す図である。 本発明の実施形態7に係るメッセージ生成システムにおいて実行されるメッセージ生成処理の流れを示すシークエンス図である。
〔実施形態1〕
本実施形態に係るメッセージ生成装置10について、図1から図6を参照して以下に説明する。まず、メッセージ生成装置10の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、メッセージ生成装置10を含むメッセージ生成システム100の要部構成を示すブロック図である。図2は、メッセージ生成装置10を含むメッセージ生成システム100を模式的に示す図である。
〔メッセージ生成システム100の概要〕
図1および図2に示すように、メッセージ生成システム100は、メッセージ生成装置10、伝言板サーバ20、住宅30、住宅50およびネットワーク60を備えている。メッセージ生成装置10、伝言板サーバ20、住宅30および住宅50は、ネットワーク60を介して、互いに通信可能に接続されている。
図2に示すように、住宅30は、見守りの対象者であるおじいちゃんが一人暮らしをしている住宅である。一方、住宅50は、見守り者であるお父さん、お母さんおよび子供が暮らしている住宅である。なお、図2において、お父さんは、外出しており、住宅50の外部にいるものとして記載している。
(メッセージ生成装置10)
図1に示すように、メッセージ生成装置10は、通信部11、情報取得部12、イベント判定部13、ステータス判定部14、時計15、メッセージ抽出部16、メッセージ送信部17、データベース(DB)記憶部18およびリスト記憶部19を備えている。
通信部11は、外部との通信を行う手段である。具体的には、通信部11は、伝言板サーバ20、住宅30および住宅50と、たとえばインターネットなどのネットワーク60を介して通信を行う。
情報取得部12は、後述する住宅30に配置されている情報取得装置32から、参照情報である電力情報を取得する。電力情報の詳細については、図3を参照しながら後述するが、電力情報は、電力量を検出した機器および検出された電力量を含む情報である。情報取得部12は、取得した電力情報を、DB記憶部18に記憶させるとともにイベント判定部13に供給する。
イベント判定部13(イベント判定手段)は、取得した電力情報が含む電力量の変化に基づいてイベント判定を行うために、現時点での電力情報を参照可能なように構成されている。たとえば、イベント判定部13は、DB記憶部18に記憶されている過去の電力量を参照してもよい。または、イベント判定部13が、一時的に情報を格納するバッファ(図1に不図示)を備え、情報取得部12から供給された過去の電力情報を参照可能に構成されていてもよい。
イベント判定部13(イベント判定手段)は、上述の電力情報を参照して、イベント発生の有無および発生したイベントの種別を判定する。イベントの詳細については、図3を参照しながら後述する。イベント判定部13は、イベントについての判定結果を、ステータス判定部14に供給する。
ステータス判定部14(ステータス判定手段)は、イベント判定部13から供給されるイベントについての判定結果と、時計15から供給される時刻情報とに基づいて、おじいちゃんのステータスを判定する。ステータス判定部14は、判定したステータスを、メッセージ抽出部16に供給し、また、DB記憶部18に記憶させる。ステータスは、おじいちゃんの状態を示す情報である。本実施形態において、ステータスには、起床、就寝、外出、帰宅の少なくとも何れかが含まれる。
メッセージ抽出部16(メッセージ生成手段)は、ステータス判定部14から供給されるステータスに基づいて、おじいちゃんの行動に関する1又は複数のメッセージを、リスト記憶部19に格納されているメッセージリストの中から抽出する。メッセージ抽出部16は、メッセージリストから抽出した1又は複数のメッセージを、メッセージ送信部17に供給する。
メッセージ送信部17は、通信部11を介して、メッセージ抽出部16から供給されるメッセージを、所定の送信先へ送信する。所定の送信先は、送信者リストとしてリスト記憶部19に格納されている。すなわち、メッセージ送信部17は、当該送信者リストを参照して、メッセージ抽出部16から供給されるメッセージを、所定の送信先へ送信する。
ここで、所定の送信先は、電子伝言板サービス(以下では、単に伝言板とも表現する)を利用する特定のグループ(ホームグループ)であるとして説明する。ホームグループには、お母さんの携帯端末52a、子供の携帯端末52b、お父さんの携帯端末52c、テレビ53、および、おじいちゃんの携帯端末2が登録されている。すなわち、メッセージ送信部17は、メッセージ抽出部16から供給されるメッセージを、ホームグループに登録されている上記各端末に表示するように、伝言板サーバ20に指示する。
なお、所定の送信先は、伝言板のホームグループに限定されるものではなく、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用する特定のユーザグループであってもよいし、お父さんやお母さんが使用する個人の電子メールアドレスまたは携帯電話番号であってもよい。
(伝言板サーバ20)
伝言板サーバ20は、上述の伝言板を管理するサーバである。具体的には、伝言板サーバ20は、ホームグループに登録されている端末およびメッセージ生成装置10からメッセージの投稿を受け付け、伝言板の表示内容を更新する。
(住宅30)
図2に示すように、住宅30は、ホームゲートウェイ31、情報取得装置32、主幹電力検出器33、家電機器およびセンサを備えている。ホームゲートウェイ31は、住宅30内に設けられているローカルエリアネットワーク(LAN)と、ネットワーク60とを通信可能なように接続するものである。おじいちゃんの携帯端末2は、住宅30の内部からホームゲートウェイ31に接続することによって、ネットワーク60に接続されている伝言板サーバ20などと通信可能な状態になる。情報取得装置32、主幹電力検出器33、および、各家電機器が備えている電力検出器は、住宅30内のLANに接続されており、互いに通信可能なように構成されている。
情報取得装置32は、主幹電力検出器33が検出する消費電力量、および、各家電機器に配置されている電力検出器が検出する消費電力量を取得し、メッセージ生成装置10に送信するものである。
主幹電力検出器33は、住宅30が消費する消費電力量を検出し、情報取得装置32に当該消費電力量を供給する。
家電機器であるエアコン34、テレビ35、照明装置36および洗濯機37は、各家電機器の消費電力量を検出可能な電力検出器を備えている。図1に示すように、エアコン34は、電力検出器34Dを備えており、テレビ35は、電力検出器35Dを備えている。電力検出器34Dは、エアコン34の消費電力量を情報取得装置32に供給し、電力検出器35Dは、テレビ35の消費電力量を情報取得装置32に供給する。本実施形態において、たとえば電力検出器34Dは、エアコン34に外付けされているものとして説明しているが、エアコン34に内蔵されていてもよい。電力検出器を外付けする形態については、家電機器のコンセントを利用してもよいし、家電機器に電力を供給する分電盤の回路側電力線を利用してもよいが、家電機器が特定できる方がより望ましい。
なお、センサについては、後述する実施形態5において説明する。
(住宅50)
図2に示すように、住宅50は、ホームゲートウェイ51を備えている。ホームゲートウェイ51は、住宅51内に設けられているLANと、ネットワーク60とを通信可能なように接続するものである。お母さんの携帯端末52a、子供の携帯端末52bおよびテレビ53は、住宅50の内部からホームゲートウェイ51に接続することによって、ネットワーク60に接続されている伝言板サーバ20などと通信可能な状態になる。
たとえばお母さんは、伝言板サーバ20が更新する伝言板のタイムラインを、携帯端末52aに表示させることによって閲覧する。このことによって、お母さんは、メッセージ生成装置10が生成したおじいちゃんの行動に関するメッセージを閲覧することができる。言い換えれば、お母さんは、おじいちゃんを見守ることができる。
(イベントの判定)
図3を参照しながら、イベント発生の有無、及び発生したイベントの種別を判定する方法について説明する。図3は、メッセージ生成装置10が取得する電力量の時間変化を例示する図であり、下段は電力検出器34Dが検出するエアコン34の消費電力量の変化を示し、中段は電力検出器35Dが検出するテレビ35の消費電力量の変化を示し、上段は主幹電力検出器33が検出する電力量の変化を示す。なお、主幹電力検出器33は、住宅30において消費される全ての電力量(以下において、主幹電力量とも表現する)を検出するものである。
時刻0:00から時刻5:00にかけて、エアコン34およびテレビ35の消費電力量は、それぞれほぼ0kWhである。この時間帯は、おじいちゃんが就寝中であると想像される時間帯である。家電機器は、一般的に電源がオフの状態(待機状態)であっても電力を消費する。しかし、その待機状態に消費される電力量はわずかであり、図3の下段および中段に示す図では0と見なせる電力量である。一方、エアコン34の電源がオンにされると、エアコン34の消費電力量は、0と見なせない値に遷移する。同様に、テレビ35の電源がオンされると、テレビ35の消費電力量は、0と見なせない値に遷移する。
イベント判定部13(イベント判定手段)は、家電機器の消費電力量を0と見なせる場合に、当該家電機器の電源はオフであると判定する。また、家電機器の消費電力量を0と見なせない場合に、当該家電機器の電源はオンであると判定する。なお、0と見なせる消費電力量の上限値は、各家電機器が運転時に消費する電力量を考慮して適宜さだめることができる。たとえば、メッセージ生成装置の製造者は、エアコン34において0と見なせる消費電力量の範囲を、0kWhから0.1kWhに設定し、テレビ35において0と見なせる消費電力量の範囲を、0kWhから0.0005kWhに設定する。
住宅30には、エアコン34およびテレビ35とは異なり、常時電源がオンである家電機器も配置されている。たとえば、冷蔵庫などが、この常時電源がオンである家電機器に該当する。これらの家電機器は、時刻を問わずに動作している。したがって、おじいちゃんが活動していない期間であっても、住宅30は略一定の電力量を消費する。本実施形態において、上記略一定の電力量のことを、定常電力量と表現する。図3の上段に示すように、住宅30の定常電力量は、およそ0.20kWhである。
おじいちゃんが住宅30に在宅しており、なんらかの活動をしている場合、主幹電力量は定常電力量を上回る。図3の上段に示すように、主幹電力量に対して閾値電力量Pthが設定されている。イベント判定部13は、主幹電力量が閾値電力量Pthを上回っている場合に、住宅30は活性化されている、または、活性状態にあると判定する。一方、主幹電力量が閾値電力量Pth以下になっている場合に、住宅30は活性化されていない、または、定常状態にあると判定する。本実施形態において、住宅30の閾値電力量Pthは0.25kWhである。
以上のように、イベント判定部13は、主幹電力量、エアコン34の消費電力量、および、テレビ35の消費電力量のうち、少なくとも1つの電力情報に基づいて、イベント発生の有無、および、イベントの種別を判定する。本実施形態において、イベント判定部13は、特定の電力量において判定結果が変化した時点において、イベントの発生が「有」と判定する。言い換えれば、特定の電力量において判定結果が変化しなければ、イベントの発生は「無」である。
イベントの種別は、住宅30(主幹電力検出器33)、エアコン34およびテレビ35のうち何れが、どの状態に変化したのかを含む情報である。たとえば、主幹電力量が0.23kWhから0.28kWhに変化したとすれば、イベント判定部13は、イベントの発生「有」と、イベントの種別「住宅30が活性化された」とを判定結果としてステータス判定部14に供給する。
(電力量の時間変化)
図3を参照しながら、電力量の時間変化、および、イベント判定部13が実行する処理について説明する。
時刻0:00から時刻5:00にかけて、エアコン34およびテレビ35の消費電力量は、それぞれほぼ0kWhであり、主幹電力量は定常電力量である。すなわち、イベント判定部13は、エアコン34およびテレビ35の電源はオフであり、住宅30は定常状態であると判定する。すなわち、イベント判定部13は、イベントの発生「無」を出力する。
時刻6:00(時刻A)において、エアコン34の消費電力量および主幹電力量が増加し始める。すなわち、エアコン34の消費電力量は0と見なせなくなり、主幹電力量は閾値電力量Pthを上回る。したがって、イベント判定部13は、時刻Aにおいてイベントの発生「有」、および、イベントの種別「住宅30が活性化された、エアコン34の電源がオンにされた」を出力する。エアコン34の電源がオンにされたため、おじいちゃんは起きた可能性がある。しかし、エアコン34の電源は、タイマーによってもオンにすることが可能であるため、おじいちゃんが起きたと断定はできない。
時刻7:00(時刻B)において、テレビ35の消費電力量が増加し始め0と見なせなくなる。したがって、イベント判定部13は、時刻Bにおいて、イベントの発生「有」、および、イベントの種別「テレビ35の電源がオンにされた」を出力する。エアコン34に加えてテレビ35の電源がオンにされたことから、おじいちゃんが起きている可能性は高い。
時刻11:00(時刻C)において、テレビ35の消費電力量が0と見なせる状態になる。イベント判定部13は、時刻Cにおいて、イベントの発生「有」、および、イベントの種別「テレビ35の電源がオフにされた」を出力する。テレビ35の電源がオフにされたことから、おじいちゃんが出かけた可能性がある。ただし、単にテレビ35を見るのを止めただけの可能性もあり、おじいちゃんが出かけたとは断定できない。
時刻12:00(時刻D)において、エアコン34の消費電力量が0と見なせる状態になり、主幹電力量が閾値電力量Pthを下回る。イベント判定部13は、時刻Dにおいて、イベントの発生「有」、および、イベントの種別「住宅30が定常状態になった、エアコン34の電源がオフにされた」を出力する。エアコン34の電源がオフにされ、主幹電力量が閾値電力量Pthを下回ったことから、おじいちゃんが住宅30において活動していない可能性が高い。
時刻14:00(時刻E)において、テレビ35の消費電力量が0と見なせない状態になる。イベント判定部13は、時刻Eにおいて、イベントの発生「有」、および、イベントの種別「テレビ35の電源がオンにされた」を出力する。テレビ35の電源がオンにされたので、おじいちゃんが住宅30にいる可能性がある。しかし、主幹電力量は、閾値電力量Pthを上回っておらず、住宅30は定常状態のままである。したがって、おじいちゃんが住宅30にいるとは断言できない。
時刻15:00(時刻F)において、テレビ35の消費電力量はあいかわらず0とみなせない状態であり、テレビ35が継続して利用されていることがわかる。これに伴い、主幹電力量も閾値電力量Pthを上回りはじめる。イベント判定部13は、時刻Fにおいて、イベントの発生「有」、および、イベントの種別「住宅30が活性化された」を出力する。主幹電力量が閾値電力量Pthを上回ったので、時刻Eと比較して、おじいちゃんが住宅30にいる可能性は、より高くなった。
時刻16:00(時刻G)において、エアコン34の消費電力量が0と見なせない状態になる。イベント判定部13は、時刻Gにおいて、イベントの発生「有」、および、イベントの種別「エアコン34の電源がオンにされた」を出力する。テレビ35に加えて、エアコン34の電源もオンにされたため、おじいちゃんは住宅30にいると考えられる。
時刻23:00(時刻H)において、エアコン34の消費電力量およびテレビ35の消費電力量が0と見なせる状態になる。イベント判定部13は、時刻Hにおいて、イベントの発生「有」、および、イベントの種別「エアコン34の電源がオフにされた、テレビ35の電源がオフにされた」を出力する。エアコン34およびテレビ35の電源がいずれもオフにされたことから、おじいちゃんが住宅30において活動しなくなった可能性がある。この状態としては、おじいちゃんが寝床についたなどが考えられる。
時刻0:00(時刻I)において、主幹電力量が閾値電力量Pthを下回る。イベント判定部13は、時刻Iにおいて、イベントの発生「有」、および、イベントの種別「住宅30が定常状態になった」を出力する。エアコン34およびテレビ35の電源がいずれもオフであり、住宅30が定常状態になったことから、住宅30の照明などは消され、おじいちゃんが就寝した可能性が高い。
(対象者のステータス判定)
ステータス判定部14(ステータス判定手段)は、イベント判定部13によって判定されたイベントと、時計15から供給される時刻情報とに基づいて、おじいちゃんのステータスを判定する。さらに、ステータス判定部14は、判定したおじいちゃんのステータスを、メッセージ抽出部16に供給し、DB記憶部18に逐次的に記憶させる。本実施形態において、おじいちゃんのステータスには、起床、就寝、外出、帰宅の少なくとも何れかが含まれる。ステータス判定部14が実行する処理について以下に説明する。
ステータス判定部14は、イベント判定部13から判定結果(イベント)を供給されると、時計15から供給される時刻情報に基づいて時間帯を特定する。本実施形態において、供給された時刻情報と特定する時間帯とは、図4に示す図のように対応付けられている。
時刻Aにおける判定結果をイベント判定部13から受け取った場合、ステータス判定部14は、図4の表に基づき、時間帯は朝であると特定する。時刻Aにおけるイベント判定部13の判定結果は、イベントの発生「有」、イベントの種別「住宅30が活性化された、エアコン34の電源がオンにされた」であり、時間帯は朝であることから、ステータス判定部14は、おじいちゃんのステータスを「起床」と判定する。なお、以下において、イベント判定部13の判定結果におけるイベントの発生「有」については省略し、イベントの種別のみを記載する。
時刻Bにおける判定結果をイベント判定部13から受け取った場合、ステータス判定部14は、判定結果がイベントの種別「テレビ35の電源がオンにされた」であり、時間帯が朝であることから、おじいちゃんのステータスを「起床」と判定する。
時刻Cにおけるイベント判定部13の判定結果は、イベントの種別「テレビ35の電源がオフにされた」である。ステータス判定部14は、テレビ35の電源がオフされたこと、および、時間帯が昼であることから、おじいちゃんのステータスを「外出」と判定する。
時刻Dにおけるイベント判定部13の判定結果は、イベントの種別「住宅30が定常状態になった、エアコン34の電源がオフにされた」である。ステータス判定部14は、住宅30が定常状態になったこと、エアコン34の電源がオフにされたこと、および、時間帯が昼であることから、おじいちゃんのステータスを「外出」と判定する。
時刻Eにおけるイベント判定部13の判定結果は、イベントの種別「テレビ35の電源がオンにされた」である。ステータス判定部14は、テレビの電源がオンにされたこと、および、時間帯が昼であることから、おじいちゃんのステータスを「帰宅」と判定する。
時刻Fにおけるイベント判定部13の判定結果は、イベントの種別「住宅30が活性化された」である。ステータス判定部14は、住宅30が活性化されたこと、および、時間帯が昼であることから、おじいちゃんのステータスを「帰宅」と判定する。
時刻Gにおけるイベント判定部13の判定結果は、イベントの種別「エアコン34の電源がオンにされた」である。ステータス判定部14は、エアコン34の電源がオンにされたこと、および、時間帯が昼であることから、おじいちゃんのステータスを「帰宅」と判定する。
時刻Hにおけるイベント判定部13の判定結果は、イベントの種別「エアコン34の電源がオフにされた、テレビ35の電源がオフにされた」である。ステータス判定部14は、エアコン34の電源がオフにされたこと、テレビ35の電源がオフにされたこと、および、時間帯が夜であることから、おじいちゃんのステータスを「就寝」と判定する。
時刻Iにおけるイベント判定部13の判定結果は、イベントの種別「住宅30が定常状態になった」である。ステータス判定部14は、住宅30が定常状態になったこと、および、時間帯が夜であることから、おじいちゃんのステータスを「就寝」と判定する。
本実施形態において、ステータス判定部14は、イベント判定部13から供給される1つの判定結果(イベント)に基づいておじいちゃんのステータスを判定している。しかし、ステータス判定部14は、イベント判定部13から一定時間の間に供給される複数の判定結果(イベント)に基づいて、おじいちゃんのステータスを判定可能なように構成されていてもよい。ここで、一定時間は、ステータス判定部14が、おじちゃんのステータスをより精度よく判定可能なように設定されていればよい。本実施形態では、1時間とする。
たとえば、ステータス判定部14は、1時間の間に、イベント判定部13からイベントの種別「エアコン34の電源がオンにされた」および「テレビ35の電源がオンされた」を受け取ったときに、おじいちゃんのステータス「起床」をメッセージ抽出部16に供給するように構成されていてもよい。
同様に、ステータス判定部14は、1時間の間に、イベント判定部13からイベントの種別「エアコン34の電源がオフされた」「テレビ35の電源がオフされた」および「住宅30が定常状態になった」を受け取った時に、おじいちゃんのステータス「就寝」をメッセージ抽出部16に供給するように構成されていてもよい。
上記の構成によれば、おじいちゃんのステータスを、より精度よく判定することができる。
時刻Bにおけるステータスを判定する際に、DB記憶部18に記憶されている過去のステータスを参照すると、前回(時刻A)のステータスも「起床」である。このように、イベント判定部13から判定結果を受け取ったものの、おじいちゃんのステータスが前回のステータスと同じ場合、ステータス判定部14は、判定したステータスをDB記憶部18に記憶させるのみで、メッセージ抽出部16には供給しないように構成されていることが好ましい。言い換えれば、ステータス判定部14は、過去のステータス判定結果を参照して、所定の時間内に重複するステータス判定結果が存在する場合は、重複するステータス判定結果を、メッセージ抽出部16に供給しないように構成されていることが好ましい。メッセージ抽出部16によって抽出された同じステータスに基づくメッセージを何度も確認することは、メッセージを受信する見守り者にとって面倒であり、見守り者がメッセージの確認を怠る原因になり得るためである。
また、たとえば、時刻Hにおけるステータスを判定する際に、ステータス判定部14は、おじいちゃんに関する過去のステータス判定結果を参照して、おじいちゃんが「帰宅」していることを確認することが好ましい。おじいちゃんが「就寝」するためには、おじいちゃんは住宅30に「帰宅」している必要があるためである。おじいちゃんが「外出」した後に「帰宅」することなく「就寝」することは、おじいちゃんの行動としてあり得ない。
このように、ステータス判定部14は、おじいちゃんのステータスを判定する際に、過去のステータス判定結果を参照し、過去のステータス判定結果と矛盾しないステータスを判定することが好ましい。
(メッセージ生成処理)
メッセージ抽出部16(メッセージ生成手段)は、ステータス判定部14から供給されるおじいちゃんのステータスと、時計15から供給される時刻情報とに基づいて、おじいちゃんの行動に関するメッセージを生成する。メッセージ抽出部16は、その都度、独自にメッセージを生成するように構成されていてもよい。また、メッセージ抽出部16は、予め記憶手段に記憶されている複数のメッセージの中から、特定のメッセージを抽出または選択することによって、メッセージを生成するように構成されていてもよい。メッセージを抽出または選択することは、メッセージを生成することの一例である。
本実施形態において、メッセージ抽出部16は、リスト記憶部19に記憶されているメッセージリストの中から、おじいちゃんの行動に関するメッセージを抽出することによってメッセージを生成するものとして説明する。メッセージ抽出部16は、抽出したメッセージを、メッセージ送信部17に供給する。なお、メッセージ抽出部16は、時刻を直接参照する構成としてもよいし、おじいちゃんのステータスを介して時刻を間接的に参照する構成としてもよい。
図5および図6を参照しながら、メッセージ抽出部16が抽出(生成)するメッセージについて説明する。図5は、時間帯が「朝」である場合に、メッセージ抽出部16が抽出するメッセージの一例を示す図である。図6は、時間帯が「夜」である場合に、メッセージ抽出部16が抽出するメッセージの一例を示す図である。本実施形態において、メッセージ抽出部16は、図5および図6に示すメッセージのうち、メッセージ1のみを抽出する。メッセージ2および3については、実施形態2において説明する。
時間帯が「朝」である場合、図5(a)に示すように、(i)主幹電力量が0.25kWhを上回った時、(ii)テレビ35の消費電力量が0と見なせなくなったとき、(iii)エアコン34の消費電力量が0と見なせなくなったとき、の何れであっても、ステータス判定部14は、おじいちゃんのステータスを「起床」と判定する。メッセージ抽出部16は、時間帯が「朝」であり、おじいちゃんのステータスが「起床」であると、メッセージ「おはよう」をメッセージリストから抽出する。
また、図5(b)に示すように、(i)主幹電力量が0.25kWhを下回った時、(ii)テレビ35の消費電力量が0と見なせるようになったとき、(iii)エアコン34の消費電力量が0と見なせるようになったとき、の何れであっても、ステータス判定部14は、おじいちゃんのステータスを「外出」と判定する。メッセージ抽出部16は、時間帯が「朝」であり、おじいちゃんのステータスが「外出」であると、メッセージ「行ってきます」または「ちょっとそこまで」をメッセージリストから抽出する。
時間帯が「夜」である場合、図6(a)に示すように、(i)主幹電力量が0.25kWhを下回った時、(ii)テレビ35の消費電力量が0と見なせるようになったとき、(iii)エアコン34の消費電力量が0と見なせるようになったとき、の何れであっても、ステータス判定部14は、おじいちゃんのステータスを「就寝」と判定する。メッセージ抽出部16は、時間帯が「夜」であり、おじいちゃんのステータスが「就寝」であると、メッセージ「おやすみ」をメッセージリストから抽出する。
また、図6(b)に示すように、(i)主幹電力量が0.25kWhを上回った時、(ii)テレビ35の消費電力量が0と見なせなくなったとき、(iii)エアコン34の消費電力量が0と見なせなくなったとき、の何れであっても、ステータス判定部14は、おじいちゃんのステータスを「帰宅」と判定する。メッセージ抽出部16は、時間帯が「夜」であり、おじいちゃんのステータスが「帰宅」であると、メッセージ「ただいま」をメッセージリストから抽出する。
図5および図6に示すメッセージは、あくまでもメッセージ抽出部16が抽出するメッセージの一例である。メッセージリストには、おじいちゃんの行動に関するメッセージであって、時間帯およびおじいちゃんのステータスに応じて好ましいと考えられるメッセージを、適宜格納しておけばよい。また、メッセージ抽出部16は、時間帯およびおじいちゃんのステータスに応じて好ましいと考えられるメッセージを、適宜、抽出可能なように構成されていればよい。
(メッセージの表示)
メッセージ送信部17は、メッセージ抽出部16が抽出したメッセージを伝言板に表示させる旨の指示を、通信部11を介して伝言板サーバ20に送信する。伝言板サーバ20は、メッセージ送信部17からの指示に基づいて、メッセージ抽出部16が抽出したメッセージを表示するように、伝言板を更新する。この時、伝言板サーバ20は、おじいちゃんの行動に関するメッセージを更新したことを、ホームグループに登録されている携帯端末2、52a、52b、52cおよびテレビ53の各端末に通知する。
ホームグループに登録されている各端末のユーザ(見守り者)は、当該通知を受けることによって、伝言板に表示されているおじいちゃんの行動に関するメッセージを確認し、おじいちゃんの行動を容易に想像することができる。具体的には、メッセージ「おはよう」を見れば、おじいちゃんが起床したことを容易に想像できるし、メッセージ「ただいま」を見れば、おじいちゃんが帰宅したことを容易に想像できる。すなわち、メッセージ生成装置10は、見守り者がおじいちゃんの様子を具体的に想像しやすいメッセージを生成するメッセージ生成装置である。
(変形例1)
本実施形態において、住宅30に配置されている情報取得装置32が、エアコン34およびテレビ35の電力情報をまとめて取得し、メッセージ生成装置10に送信している。しかし、住宅30に情報取得装置32は配置されておらず、その代わりに、参照情報である電力情報を取得する参照情報取得手段を、メッセージ生成装置10が備えていてもよい。
〔実施形態2〕
本実施形態に係るメッセージ生成装置10について、主に図7を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態において、(i)メッセージ生成装置10は、たとえば図5(a)に示すメッセージ1〜3を抽出し、(ii)おじいちゃんは、これらのメッセージの中から見守り者へ送信したい1又は複数のメッセージを選択する。図7を参照しながら、メッセージ生成装置10を備えているメッセージ生成システム100における処理の流れを説明する。
住宅30に配置されている情報取得装置32は、主幹電力量、エアコン34の消費電力量およびテレビ35の消費電力量を含む電力情報を、メッセージ生成装置10へ送信する(ステップS101)。
イベント判定部13は、それぞれの電力情報を参照して、イベントの有無および発生したイベント(イベントの種別)を判定する(ステップS102)。
ステータス判定部14は、イベント判定部13の判定結果と、時刻情報とに基づいて、おじいちゃんのステータスを判定する(ステップS103)。なお、ここまでの処理は、実施形態1に記載のものと同一である。
メッセージ抽出部16は、おじいちゃんの行動に関する複数のメッセージを抽出(生成)する。たとえば、時間帯が「朝」であり、主幹電力量が0.25kWhを上回った時に、メッセージ抽出部16は、「おはよう」、「起きました」および「気持ちいい朝だね」を抽出し、メッセージ送信部17に供給する(ステップS104)。
メッセージ送信部17は、通信部11を介して、上記3つのメッセージをおじいちゃんの携帯端末2へ送信する(ステップS105)。
おじいちゃんの携帯端末2が備えている表示制御部(図1に図示せず)は、メッセージ生成装置10から受信した上記3つのメッセージを、選択可能なように携帯端末2が備えている表示部に表示する(ステップS106)。
おじいちゃんは、携帯端末2に表示された上記3つのメッセージを確認し、その中から1または複数のメッセージを選択する(ステップS107)。たとえば、おじいちゃんは、「起きました」のみを選択してもよいし、「おはよう」および「気持ちいい朝だね」を選択してもよい。ここでは、「おはよう」および「気持ちいい朝だね」がおじいちゃんに選択されたものとして説明する。携帯端末2は、上記2つメッセージが選択されたことを、メッセージ生成装置10に送信する。
情報取得部12は、上記2つのメッセージが選択されたことをメッセージ抽出部16に供給する。メッセージ抽出部16は、上記2つのメッセージが選択されたことに基づき、リスト記憶部19から、選択された上記2つのメッセージを抽出し、メッセージ送信部17に供給する。メッセージ送信部17は、メッセージ抽出部16から供給された上記2つのメッセージを、伝言板に表示させる旨の指示を、通信部11を介して伝言板サーバ20に送信する(ステップS108)。以上のように、メッセージ抽出部16は、ユーザ入力に基づき、少なくとも1つのメッセージを選択する選択手段でもある。
伝言板サーバ20は、メッセージ送信部17からの指示に基づいて、メッセージ抽出部16が抽出したメッセージを表示するように、伝言板を更新する。この時、伝言板サーバ20は、おじいちゃんの行動に関するメッセージを更新したことを、ホームグループに登録されている携帯端末2、52a、52b、52cおよびテレビ53の各端末に通知する(ステップS109)。
上記の構成によれば、メッセージ抽出部16が抽出する複数のメッセージの中には、おじいちゃんの行動に関するメッセージ(たとえば「おはよう」または「起きました」)に加えて、おじいちゃんの心情を反映するメッセージ(たとえば「気持ちいい朝だね」)が含まれている。このように、おじいちゃんが選択可能なメッセージの中に、おじいちゃんの心情を反映するメッセージを加えておくことによって、見守り者は、おじいちゃんの行動のみならず、おじいちゃんの心情を容易に想像することができる。
〔実施形態3〕
本実施形態に係るメッセージ生成装置210について、図8および図9を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
メッセージ生成装置210は、参照情報として、家電機器の消費する電力情報ではなく、家電機器が生成する状態情報と操作情報とを含む機器情報を参照する点が、実施形態1および2に記載のメッセージ生成装置10と異なる。状態情報は、家電機器における現時点の状態を示す情報である。また、操作情報は、ユーザからの指示に基づいて、家電機器が実行した操作に関する情報である。ほとんどの場合、ユーザ操作によって家電機器の状態が変化するため、操作情報の前後で状態情報も変化する。このため、操作情報は、家電機器の状態変化を示す情報の一例として捉えることもできる。また、ユーザ操作によらず、家電機器内の制御処理によって家電機器の状態が変化することもある。状態情報から、おじいちゃんのステータスを判定することが可能であるが、おじいちゃんの操作に基づく情報である操作情報を取得することがより望ましい。したがって、本実施形態では、イベント判定部213は、操作情報を参照情報として参照してイベントを判定するものとして説明する。
(家電機器)
図8は、メッセージ生成装置210を含むメッセージ生成システム200の要部構成を示すブロック図である。住宅230に配置されている家電機器は、操作情報を生成する操作情報生成部を備えている。図8には、家電機器の例としてエアコン234およびテレビ235を図示している。エアコン234は操作情報生成部234Cを備え、テレビ235は操作情報生成部235Cを備えている。なお、住宅230に配置されている家電機器は、エアコン234およびテレビ235に限定されるものではなく、操作情報を生成可能な家電機器であればよい。家電機器の他の例として、トイレ、床暖房、照明装置、電子レンジなどが挙げられる。
(操作情報)
家電機器がエアコン234であれば、操作情報は、「電源がオン/オフにされた」「動作モードが暖房から冷房に切り替えられた」「設定温度が上げられた/下げられた」などである。実行した操作が電源のオンまたはオフである場合、操作情報は、当該操作がリモコンにより指示された操作であるのか、予め設定されていたタイマーの指示に基づく操作であるのかを示す情報をさらに含んでいることが好ましい。イベント判定部213がイベントを判定する際に、リモコンによる操作に関する操作情報を取得した場合、ステータス判定部214は、イベント判定結果に基づいて、おじいちゃんは住宅30に在宅していると判定可能である。すなわち、ステータス判定部214における判定精度を高めることができる。
家電機器がテレビ235であれば、操作情報は、「電源がオン/オフにされた」「視聴するチャンネル(ch)が変更された」「○○chの録画が開始された」などである。エアコン234の場合と同様に、操作情報は、リモコンからの指示による操作なのか、予め予約されていた操作なのかを示す情報をさらに含んでいることが好ましい。
家電機器がトイレであれば、操作情報は、たとえば「水が流された」である。時間帯が朝であり、操作情報「水が流された」を取得した場合、おじいちゃんが起床した確率は極めて高い。
家電機器が床暖房であれば、操作情報は、「電源がオン/オフにされた」、「設定温度が上げられた/下げられた」などである。これらの操作情報は、当該操作が操作パネルを介して指示された操作であるのか、予め設定されていたタイマーの指示に基づく操作であるのかを示す情報をさらに含んでいることが好ましい。イベント判定部213がイベントを判定する際に、操作パネルによる操作に関する操作情報を取得した場合、ステータス判定部214は、イベント判定結果に基づいて、おじいちゃんは住宅30に在宅していると判定可能である。すなわち、ステータス判定部214における判定精度を高めることができる。
家電機器が照明装置である場合、操作情報は、「電源がオン/オフにされた」である。照明装置が生成する操作情報は、当該操作が操作パネルを介して指示された操作であるのか、家電機器を操作可能に構成されており携帯端末に予めインストールされているアプリケーションからの指示による操作なのかを示す情報をさらに含んでいることが好ましい。また、照明装置が生成する操作情報は、照明装置が配置されている場所を示す配置情報をさらに含んでいることが好ましい。配置情報は、たとえば「玄関」「リビングルーム」「寝室」などである。
家電機器が電子レンジである場合、操作情報は、「電子レンジのスタート/ストップ」である。電子レンジは、リモコンで制御されたり、タイマーで制御されたりすることがない。すなわち、おじいちゃんが住宅30に在宅していることがより高い確率で判定でき、ステータス判定部214における判定精度を高めることができる。
情報取得装置232は、操作情報生成部234Cおよび235Cからそれぞれの操作情報を取得し、ホームゲートウェイ31を介して、これらの操作情報をメッセージ生成装置210に送信する。
メッセージ生成装置210が備えている情報取得部12は、通信部11を介して、ホームゲートウェイ31が送信する操作情報を取得し、イベント判定部213に供給する。
(イベントの判定)
イベント判定部213は、参照情報である操作情報を参照して、イベントの種別を判定する。操作情報は、家電機器がユーザによって指示された操作を実行した際に生成されるものである。したがって、イベント判定部213が操作情報を取得したということは、イベント発生の有無は「有」であることを意味する。たとえば、エアコン234が生成した操作情報が「リモコンから電源がオンにされた」である場合、イベント判定部213は、イベントの種別「エアコン234の電源がリモコンからオンにされた」と判定し、当該判定結果をステータス判定部214に供給する。
イベント判定部213が操作情報を参照してイベントの判定を行うことによって、消費する電力量が低いために電力情報からはイベント発生の有無を判定できない家電機器のイベントを判定することができる。たとえば、トイレの水を流した際に消費する電力量はわずかであるため、たとえ電力量検出器をトイレに配置したとしても、トイレの水が流されたことを検知することは困難である。トイレが操作情報生成部を備えており、操作情報を生成することによって、トレイの水が流されたことを、イベント判定部213は判定可能である。
(対象者のステータス判定)
ステータス判定部214(ステータス判定手段)は、時計15から供給される時刻情報に基づいて時間帯を特定する(図4参照)。その上で、特定した時間帯と、イベント判定部213によって判定されたイベントとに基づいて、おじいちゃんのステータスを判定する。ステータス判定部214は、判定したおじいちゃんのステータスを、メッセージ抽出部16に供給し、DB記憶部218に逐次的に記憶させる。
たとえば、時刻情報に基づいて特定した時間帯が「朝」であり、イベント判定部213の判定結果がイベント種別「エアコン234の電源がリモコンからオンにされた」であれば、ステータス判定部214は、おじいちゃんのステータスを「起床」と判定する。
時刻情報に基づいて特定した時間帯が「夜」であり、イベント判定部213の判定結果がイベント種別「寝室の照明装置の電源が操作パネルからオフにされた」であれば、ステータス判定部214は、おじいちゃんのステータスを「就寝」と判定する。
なお、ステータス判定部214は、操作情報を生成する家電機器が通常は使用されない季節であれば、当該家電機器が生成する操作情報に基づくイベントの判定結果を無視するように構成されていてもよい。この場合、時計15は、時刻とともに日付を示す情報を含む時刻情報を、ステータス判定部214に供給するように構成される。
たとえば、床暖房を使用する季節は、一般的に冬である。そこで、冬である12月〜3月の期間において、ステータス判定部214は、床暖房が生成する操作情報に基づくイベントの判定結果からおじいちゃんのステータスを判定するが、4月〜11月の期間では、ステータス判定部214は、床暖房が生成する操作情報に基づくイベントの判定結果をあえて無視するように構成するということである。
また、操作情報が示す操作が、予め設定されていたタイマーの指示に基づく操作、または、予め予約されていた操作である場合に、ステータス判定部214は、当該操作情報に基づくイベントの判定結果を無視するように構成されていることが好ましい。たとえば、エアコン234は、予め設定されていたタイマーの指示に基づいて、おじいちゃんが起床しているか否かに関わらず、電源をオンにすることができる。また、テレビ235は、予め予約されていた録画予約に基づいて、おじいちゃんが住宅230に在宅であるか否かに関わらず、番組の録画を開始することができる。上記の構成によれば、タイマーの指示に基づく操作、または、予約されていた操作である場合に、ステータス判定部214は、当該操作情報に基づくイベントの判定結果を無視するので、おじいちゃんのステータスを判定する際の精度を向上させることができる。
なお、本実施形態において、ステータス判定部214は、イベント判定部213から供給される1つの判定結果(イベント)に基づいておじいちゃんのステータスを判定している。しかし、ステータス判定部214は、複数の判定結果(イベント)に基づいて、おじいちゃんのステータスを判定可能なように構成されていてもよい。当該構成によれば、おじいちゃんのステータスを、より精度よく判定することができる。
(メッセージ生成処理)
メッセージ抽出部16(メッセージ生成手段)は、ステータス判定部214から供給されるおじいちゃんのステータスと、時計15から供給される時刻情報とに基づいて、リスト記憶部19に記憶されているメッセージリストの中から、おじいちゃんの行動に関するメッセージを抽出(生成)する。メッセージ抽出部16は、抽出したメッセージを、メッセージ送信部17に供給する。なお、メッセージ抽出部16は、日付および時刻を直接参照する構成としてもよいし、ステータスを介して日付および時刻を間接的に参照する構成としてもよい。
図9を参照しながら、メッセージ抽出部16が抽出(生成)するメッセージについて説明する。図9は、時間帯が「朝」である場合に、メッセージ抽出部16が抽出するメッセージの一例を示す図である。
図9に示すように、(i)トイレの水が流された、(ii)テレビの電源がオンにされた、(iii)床暖房の電源が、操作パネルからオンにされた、(iv)エアコンの電源が、リモコンからオンにされた、の何れであっても、ステータス判定部214は、おじいちゃんのステータスを「起床」と判定する。メッセージ抽出部16は、時間帯が「朝」であり、おじいちゃんのステータスが「起床」であると、メッセージ1の「おはよう」をメッセージリストから抽出する。
なお、メッセージ2およびメッセージ3については、実施形態4において後述する。
図9に示すメッセージは、あくまでもメッセージ抽出部16が抽出するメッセージの一例である。メッセージリストには、おじいちゃんの行動に関するメッセージであって、時間帯およびおじいちゃんのステータスに応じて好ましいと考えられるメッセージを、適宜格納しておけばよい。また、メッセージ抽出部16は、時間帯およびおじいちゃんのステータスに応じて好ましいと考えられるメッセージを、適宜、抽出可能なように構成されていればよい。
(メッセージの表示)
メッセージ生成装置210は、実施形態1に記載のメッセージ生成装置10と同様に、メッセージ抽出部16が抽出したメッセージを伝言板に表示させる。よって、ここでは、その説明を省略する。
(変形例2)
本実施形態において、住宅230に配置されている情報取得装置232が、エアコン234およびテレビ235の操作情報をまとめて取得し、メッセージ生成装置210に送信している。しかし、住宅230に情報取得装置232は配置されておらず、その代わりに、参照情報である操作情報を取得する参照情報取得手段を、メッセージ生成装置210が備えていてもよい。
〔実施形態4〕
本実施形態に係るメッセージ生成装置210について、図10を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符合を付記し、その説明を省略する。
本実施形態において、(i)メッセージ生成装置210は、たとえば図9に示すメッセージ1〜3を抽出し、(ii)おじいちゃんは、これらのメッセージの中から見守り者へ送信したい1又は複数のメッセージを選択する。図10を参照しながら、メッセージ生成装置210を備えているメッセージ生成システム200における処理の流れを説明する。
住宅230に配置されている情報取得装置232は、エアコン234の操作情報およびテレビ235の操作情報を、メッセージ生成装置210へ送信する(ステップS201)。
イベント判定部213は、それぞれの操作情報を参照して、発生したイベント(イベントの種別)を判定する(ステップS202)。
ステータス判定部214は、イベント判定部213の判定結果と、日付および時刻を示す時刻情報とに基づいて、おじいちゃんのステータスを判定する(ステップS203)。なお、ここまでの処理は、実施形態3に記載のものと同一である。
メッセージ抽出部16は、おじいちゃんの行動に関する複数のメッセージを抽出(生成)する。たとえば、時間帯が「朝」であり、イベントの種別が「トイレの水が流された」である場合、メッセージ抽出部16は、「おはよう」、「起きました」および「気持ちの良い朝だね」を抽出し、メッセージ送信部17に供給する(ステップS204)。
メッセージ送信部17は、通信部11を介して、上記3つのメッセージをおじいちゃんの携帯端末2へ送信する(ステップS205)。
おじいちゃんの携帯端末2が備えている表示制御部(図1に図示せず)は、メッセージ生成装置210から受信した上記3つのメッセージを、選択可能なように携帯端末2が備えている表示部に表示する(ステップS206)。
おじいちゃんは、携帯端末2に表示された上記3つのメッセージを確認し、その中から1または複数のメッセージを選択する(ステップS207)。たとえば、おじいちゃんは、「起きました」のみを選択してもよいし、「おはよう」および「気持ちいい朝だね」を選択してもよい。ここでは、「おはよう」および「気持ちいい朝だね」がおじいちゃんに選択されたものとして説明する。携帯端末2は、上記2つメッセージが選択されたことを、メッセージ生成装置210に送信する。
情報取得部12は、上記2つのメッセージが選択されたことをメッセージ抽出部16に供給する。メッセージ抽出部16は、上記2つのメッセージが選択されたことに基づき、リスト記憶部19から、選択された上記2つのメッセージを抽出し、メッセージ送信部17に供給する。メッセージ送信部17は、メッセージ抽出部16から供給された上記2つのメッセージを、伝言板に表示させる旨の指示を、通信部11を介して伝言板サーバ20に送信する(ステップS208)。以上のように、メッセージ抽出部16は、ユーザ入力に基づき、少なくとも1つのメッセージを選択する選択手段でもある。
伝言板サーバ20は、メッセージ送信部17からの指示に基づいて、メッセージ抽出部16が抽出したメッセージを表示するように、伝言板を更新する。この時、伝言板サーバ20は、おじいちゃんの行動に関するメッセージを更新したことを、ホームグループに登録されている携帯端末2、52a、52b、52cおよびテレビ53の各端末に通知する(ステップS209)。
上記の構成によれば、メッセージ抽出部16が抽出する複数のメッセージの中には、おじいちゃんの行動に関するメッセージ(たとえば「おはよう」または「起きました」)に加えて、おじいちゃんの心情を反映するメッセージ(たとえば「気持ちいい朝だね」)が含まれている。このように、おじいちゃんが選択可能なメッセージの中に、おじいちゃんの心情を反映するメッセージを加えておくことによって、見守り者は、おじいちゃんの行動のみならず、おじいちゃんの心情を容易に想像することができる。
〔実施形態5〕
本実施形態に係るメッセージ生成装置310について、図11および図12を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
メッセージ生成装置310は、参照情報として、住宅330に配置されているセンサが生成するセンサ情報を参照する。
(センサおよびセンサ情報)
図11は、メッセージ生成装置310を含むメッセージ生成システム300の要部構成を示すブロック図である。図11には、住宅330に配置されているセンサの例として温度センサ334、撮像センサ335、集音センサ336および赤外線センサ337を図示している。
撮像センサ335は、たとえばリビングルームに配置されており、予め設定された画角の映像を撮影および解析することによって、人物の動きを検知する。また、撮像センサは、撮影した映像を解析することによって検知した人物を特定可能に構成されていてもよい。具体的には、撮像センサ335は、上記映像に含まれている人物がおじいちゃんであるか否かを判定し、おじいちゃんであった場合には、おじいちゃんを検知した旨をセンサ情報として出力する。また、撮像センサ335は、上記映像に人物が含まれていない場合、および、上記映像に含まれている人物がおじいちゃんでなかった場合には、おじいちゃんを検知しない旨をセンサ情報として出力する。
集音センサ336は、たとえばリビングルームに配置されており、リビングルームの音を収集し、収集した当該音のレベル(音量)に基づいて、リビングルームにおじいちゃんがいるか否かを判定し、当該判定結果をセンサ情報として出力する。なお、リビングルームの音量は、その時々の瞬間値ではなく、所定の期間における積分値によって定義されることが好ましい。瞬間値は、突発的に住宅の外において生じた音などのノイズを含んでいる虞があり、おじいちゃんが住宅330にいるか否かを判定する際の精度を低下させる可能性がある。所定の期間における積分値は、このようなノイズの影響を受けにくく、おじいちゃんが住宅330にいるか否かを判定する際に、より精度の高いセンサ情報となる。
赤外線センサ337は、人感センサの一種であり、たとえば玄関に配置されており、玄関に人物がいるか否かを判定し、当該判定結果をセンサ情報として出力する。
なお、住宅330に配置されているセンサは、上述のセンサに限定されるものではなく、センサ情報を生成可能なものであればよい。たとえば、住宅330には、人感センサの一種として圧電センサが配置されていてもよい。圧電センサは、センサの両面に印加される圧力を電圧に変換可能なセンサであり、たとえば寝室のベッドに配置しておくことによって、ベッドの上におじいちゃんがいるのか否かを検知することができる。圧電センサは、当該判定結果をセンサ情報として出力する。
また、住宅330に配置されているセンサは、玄関の扉が開いているか否かを検知する扉開閉センサであってもよいし、上記玄関の扉が施錠されているか否かを検知する鍵センサであってもよい。
温度センサ334は、たとえばリビングルームに配置されており、リビングルームの室温をセンサ情報として出力する。温度センサ334については、実施形態6において後述する。
情報取得装置332は、撮像センサ335、集音センサ336、赤外線センサ337、圧電センサ、扉開閉センサおよび鍵センサから、それぞれのセンサ情報を取得し、ホームゲートウェイ31を介して、これらの操作情報をメッセージ生成装置310に送信する。
メッセージ生成装置310が備えている情報取得部12は、通信部11を介して、ホームゲートウェイ31が送信するセンサ情報を取得し、イベント判定部313に供給する。また、情報取得部12は、取得したセンサ情報を、DB記憶部318に過去のセンサ情報として記憶させる。
(イベントの判定)
イベント判定部313は、参照情報であるセンサ情報を参照して、イベント発生の有無およびイベントの種別を判定する。イベント判定部313は、センサ情報が示す内容が変化した際に、イベント発生の有無を「有」と判定する。言い換えれば、センサ情報が示す内容が変化しなければ、イベント発生の有無を「無」と判定する。たとえば、集音センサが出力するセンサ情報が「おじいちゃんを感知」から「おじいちゃんを感知しない」に変化した際に、イベント判定部313は、イベント発生の有無を「有」と判定する。この時、イベント判定部313は、イベント発生「有」とともに、イベントの種別「おじいちゃんはリビングルームからいなくなった」を、ステータス判定部314に供給する。
また、集音センサが出力するセンサ情報が「おじいちゃんを感知しない」から「おじいちゃんを感知」に変化した際に、イベント判定部313は、イベント発生の有無を「有」と判定する。この時、イベント判定部313は、イベント発生「有」とともに、イベントの種別「おじいちゃんはリビングルームにきた」を、ステータス判定部314に供給する。
センサ情報を参照してすることによって、イベント判定部313は、おじいちゃんが所定の領域にいるのか否かに基づいて、イベントの判定を実行することができる。
(対象者のステータス判定)
ステータス判定部314(ステータス判定手段)は、時計15から供給される時刻情報に基づいて時間帯を特定する(図4参照)。その上で、特定した時間帯と、イベント判定部313によって判定されたイベントとに基づいて、おじいちゃんのステータスを判定する。ステータス判定部314は、判定したおじいちゃんのステータスを、メッセージ抽出部16に供給し、DB記憶部318に過去のステータスとして逐次的に記憶させる。
たとえば、リビングルームに配置されている集音センサ336のセンサ情報および時刻情報に基づいて、おじいちゃんのステータスを以下の通り判定してもよい。
時刻情報に基づいて特定した時間帯が「朝」であり、集音センサ336のセンサ情報が、「おじいちゃんはいない」から「おじいちゃんはいる」に変化した際、イベント判定部313は、イベント種別「おじいちゃんがリビングルームにきた」を、ステータス判定部314に供給する。ステータス判定部314は、当該イベント種別をうけて、おじいちゃんのステータスを「起床」と判定する。
特定した時間帯が「朝」であり、集音センサ336のセンサ情報が、「おじいちゃんはいる」から「おじいちゃんはいない」に変化した際、イベント判定部313は、イベント種別「おじいちゃんがリビングルームを出ていった」を、ステータス判定部314に供給する。ステータス判定部314は、当該イベント種別をうけて、おじいちゃんのステータスを「外出」と判定する。
特定した時間帯が「夜」であり、集音センサ336のセンサ情報が、「おじいちゃんはいない」から「おじいちゃんはいる」に変化した際、イベント判定部313は、イベント種別「おじいちゃんがリビングルームにきた」を、ステータス判定部314に供給する。ステータス判定部314は、当該イベント種別をうけて、おじいちゃんのステータスを「帰宅」と判定する。
特定した時間帯が「夜」であり、集音センサ336のセンサ情報が、「おじいちゃんはいる」から「おじいちゃんはいない」に変化した際、イベント判定部313は、イベント種別「おじいちゃんがリビングルームを出ていった」を、ステータス判定部314に供給する。ステータス判定部314は、当該イベント種別をうけて、おじいちゃんのステータスを「就寝」と判定する。
また、別の例として、リビングルームに配置されている撮像センサ335が出力するセンサ情報に基づいて、おじいちゃんのステータスを以下の通り判定してもよい。
特定した時間帯が「朝」であり、撮像センサ335のセンサ情報が、「おじいちゃんはいない」から「おじいちゃんはいる」に変化した際、イベント判定部313は、イベント種別「おじいちゃんがリビングルームにきた」を、ステータス判定部314に供給する。ステータス判定部314は、当該イベント種別をうけて、おじいちゃんのステータスを「起床」と判定する。
特定した時間帯が「朝」「昼」のいずれかであって、撮像センサ335のセンサ情報が、「おじいちゃんはいる」から「おじいちゃんはいなくなった」に変化した際、イベント判定部313は、イベント種別「おじいちゃんがリビングルームを出ていった」を、ステータス判定部314に供給する。ステータス判定部314は、当該イベント種別をうけて、おじいちゃんのステータスを「外出」と判定する。
特定した時間帯が「朝」「昼」「夜」のいずれかであって、撮像センサ335のセンサ情報が、「おじいちゃんはいない」から「おじいちゃんはいる」に変化した際、イベント判定部313は、イベント種別「おじいちゃんがリビングルームにきた」を、ステータス判定部314に供給する。ステータス判定部314は、当該イベント種別をうけて、DB記憶部318に記憶されている過去のステータスを参照する。おじいちゃんの過去のステータスが「外出」である場合、ステータス判定部314は、おじいちゃんのステータスを「帰宅」と判定する。
特定した時間帯が「夜」であり、撮像センサ335のセンサ情報が、「おじいちゃんはいる」から「おじいちゃんはいない」に変化した際、イベント判定部313は、イベント種別「おじいちゃんがリビングルームを出ていった」を、ステータス判定部314に供給する。ステータス判定部314は、当該イベント種別をうけて、おじいちゃんのステータスを「就寝」と判定する。
なお、本実施形態において、ステータス判定部314は、イベント判定部313から供給される1つの判定結果(イベント)に基づいておじいちゃんのステータスを判定している。しかし、ステータス判定部314は、複数の判定結果(イベント)に基づいて、おじいちゃんのステータスを判定可能なように構成されていてもよい。当該構成によれば、おじいちゃんのステータスを、より精度よく判定することができる。
(メッセージ生成処理)
メッセージ抽出部16(メッセージ生成手段)は、ステータス判定部314から供給されるおじいちゃんのステータスと、時計15から供給される時刻情報とに基づいて、リスト記憶部19に記憶されているメッセージリストの中から、おじいちゃんの行動に関するメッセージを抽出(生成)する。メッセージ抽出部16は、抽出したメッセージを、メッセージ送信部17に供給する。
図12を参照しながら、ステータス判定部314が判定するおじいちゃんのステータスおよびメッセージ抽出部16が抽出するメッセージについて説明する。
図12の1行目に示すように、特定した時間帯が「朝」であって、ベッドに配置されている圧電センサのセンサ情報が「おじいちゃんの検知あり」から「おじいちゃんの検知なし」へ変化した場合、ステータス判定部314は、おじいちゃんのステータスを「起床」と判定する。メッセージ抽出部16は、当該判定結果「起床」を受けて、メッセージ1に記載されている「おはよう」を抽出する。
図12の2行目に示すように、特定した時間帯が「夜」であって、ベッドに配置されている圧電センサのセンサ情報が「おじいちゃんの検知なし」から「おじいちゃんの検知あり」へ変化した場合、ステータス判定部314は、おじいちゃんのステータスを「就寝」と判定する。メッセージ抽出部16は、当該判定結果「就寝」を受けて、メッセージ1に記載されている「おやすみ」を抽出する。
また、本実施形態において、ステータス判定部314は、所定のセンサ情報が連続した場合に、おじいちゃんのステータスを判定するように構成されている。図12の3行目に示すように、時間帯が深夜を除く「朝」「昼」「夜」のいずれかであって、(i)玄関の扉開閉センサが出力したセンサ情報より「扉が開けられた」、(ii)玄関の赤外線センサが出力したセンサ情報より「おじいちゃんを検知」、(iii)玄関の鍵センサが出力したセンサ情報より「鍵が閉められた」ことを連続して検知すると、ステータス判定部314は、おじいちゃんのステータスを「外出」と判定する。メッセージ抽出部16は、当該判定結果「外出」を受けて、メッセージ1に記載されている「行ってきます」を抽出する。
図12の4行目に示すように、時間帯が深夜を除く「朝」「昼」「夜」のいずれかであって、(i)玄関の赤外線センサが出力したセンサ情報より「おじいちゃんを検知」、(ii)玄関の鍵センサが出力したセンサ情報より「鍵が開けられた」、(iii)玄関の扉開閉センサが出力したセンサ情報より「扉が開けられた」ことを連続して検知すると、ステータス判定部314は、おじいちゃんのステータスを「帰宅」と判定する。メッセージ抽出部16は、当該判定結果「帰宅」を受けて、メッセージ1に記載されている「ただいま」を抽出する。
なお、メッセージ2およびメッセージ3については、実施形態7において後述する。
図12に示すメッセージは、あくまでもメッセージ抽出部16が抽出するメッセージの一例である。メッセージリストには、おじいちゃんの行動に関するメッセージであって、時間帯およびおじいちゃんのステータスに応じて好ましいと考えられるメッセージを、適宜格納しておけばよい。また、メッセージ抽出部16は、時間帯およびおじいちゃんのステータスに応じて好ましいと考えられるメッセージを、適宜、抽出可能なように構成されていればよい。
(メッセージの表示)
メッセージ生成装置310は、実施形態1に記載のメッセージ生成装置10と同様に、メッセージ抽出部16が抽出したメッセージを伝言板に表示させる。よって、ここでは、その説明を省略する。
(変形例3)
本実施形態において、住宅330に配置されている情報取得装置332が、各センサのセンサ情報をまとめて取得し、メッセージ生成装置310に送信している。しかし、住宅330に情報取得装置332は配置されておらず、その代わりに、参照情報である操作情報を取得する参照情報取得手段を、メッセージ生成装置310が備えていてもよい。
〔実施形態6〕
本実施形態に係るメッセージ生成装置310について、図13を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符合を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係るメッセージ生成装置310が備えているメッセージ抽出部16は、おじいちゃんの行動に関するメッセージ(たとえば図12参照)とともに、図13に示すような追加メッセージをメッセージリストから抽出(生成)する。図13は、本実施形態に係るメッセージ抽出部16が抽出する追加メッセージの一例を示す図である。メッセージ抽出部16が、追加メッセージを抽出する方法について以下に説明する。なお、本実施形態において時計15が提供する時刻情報は、日付を含んでいる。
ステータス判定部314は、イベント判定部313の判定結果および時刻情報に基づいて、おじいちゃんのステータスを判定する。さらに、ステータス判定部314は、温度センサ334が出力するセンサ情報を情報取得部12から取得する。温度センサ334は、リビングルームに配置されている温度センサであり、リビングルームの温度を、センサ情報として出力するものである。
時刻情報が含む日付から特定される季節が夏である場合、ステータス判定部314は、温度センサ334のセンサ情報が示す温度が28℃以上であれば、温度ステータスを「暑い」と判定する。一方、23℃以下であれば、温度ステータスを「涼しい」と判定する。
時刻情報が含む日付から特定される季節が冬である場合、ステータス判定部314は、温度センサのセンサ情報が示す温度が10℃以上であれば、温度ステータスを「暖かい」と判定する。一方、5℃以下であれば、温度ステータスを「寒い」と判定する。
ステータス判定部314は、おじいちゃんのステータス、温度ステータスおよび特定された時間帯を、メッセージ抽出部16へ供給する。メッセージ抽出部16は、おじいちゃんのステータスに基づいて、おじいちゃんの行動に関するメッセージを抽出し、さらに、温度ステータスおよび特定された時間帯に基づいて、図13に示す追加メッセージを抽出する。
たとえば、おじいちゃんのステータスが「起床」である場合、メッセージ抽出部16は、図9に示すように「おはよう」を抽出する。さらに、温度ステータスが「暑い」であり、特定された時間帯が「朝」である場合、メッセージ抽出部16は、追加メッセージとして「朝から暑いよ」を抽出する。したがって、メッセージ抽出部16は、「おはよう」および「朝から暑いよ」を、メッセージ出力部17に供給する。
また、おじいちゃんのステータスが「就寝」である場合、メッセージ抽出部16は、「おやすみ」を抽出する。さらに、温度ステータスが「寒い」であり、特定された時間帯が「夜」である場合、メッセージ抽出部16は、追加メッセージとして「夜になって冷え込んだよ」を抽出する。したがって、メッセージ抽出部16は、「おやすみ」および「夜になって冷え込んだよ」を、メッセージ出力部17に供給する。
上記の構成によれば、メッセージ生成装置310は、おじいちゃんの行動に関するメッセージに加えて、リビングルームの室温、特定された時間帯および特定された季節に基づいた追加メッセージを生成することができる。したがって、見守り者は、おじいちゃんの様子をより具体的に想像することができる。
〔実施形態7〕
本実施形態に係るメッセージ生成装置310について、図14を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態において、(i)メッセージ生成装置310は、たとえば図12に示すメッセージ1〜3を抽出し、(ii)おじいちゃんは、これらのメッセージの中から見守り者へ送信したい1又は複数のメッセージを選択する。図14を参照しながら、メッセージ生成装置310を備えているメッセージ生成システム300における処理の流れを説明する。
住宅330に配置されている情報取得装置332は、撮像センサ335、集音センサ336、赤外線センサ337、圧電センサ、扉開閉センサおよび鍵センサが出力する、それぞれのセンサ情報を、メッセージ生成装置310へ送信する(ステップS301)。
イベント判定部313は、それぞれのセンサ情報を参照して、イベントの有無および発生したイベント(イベントの種別)を判定する(ステップS302)。
ステータス判定部314は、イベント判定部313の判定結果と、時刻情報とに基づいて、おじいちゃんのステータスを判定する(ステップS303)。なお、ここまでの処理は、実施形態5に記載のものと同一である。
メッセージ抽出部16は、おじいちゃんの行動に関する複数のメッセージを抽出(生成)する。たとえば、時間帯が「朝」であり、おじいちゃんのステータスが「おはよう」である場合(図12の1行目)、メッセージ抽出部16は、「おはよう」、「起きました」および「気持ちいい朝だね」を抽出し、メッセージ送信部17に供給する(ステップS304)。
メッセージ送信部17は、通信部11を介して、上記3つのメッセージをおじいちゃんの携帯端末2へ送信する(ステップS305)。
おじいちゃんの携帯端末2が備えている表示制御部は、メッセージ生成装置310から受信した上記3つのメッセージを、選択可能なように携帯端末2が備えている表示部に表示する(ステップS306)。
おじいちゃんは、携帯端末2に表示された上記3つのメッセージを確認し、その中から1または複数のメッセージを選択する(ステップS307)。たとえば、おじいちゃんは、「起きました」のみを選択してもよいし、「おはよう」および「気持ちいい朝だね」を選択してもよい。ここでは、「おはよう」および「気持ちいい朝だね」がおじいちゃんに選択されたものとして説明する。携帯端末2は、上記2つメッセージが選択されたことを、メッセージ生成装置310に送信する。
情報取得部12は、上記2つのメッセージが選択されたことをメッセージ抽出部16に供給する。メッセージ抽出部16は、上記2つのメッセージが選択されたことに基づき、リスト記憶部19から、選択された上記2つのメッセージを抽出し、メッセージ送信部17に供給する。メッセージ送信部17は、メッセージ抽出部16から供給された上記2つのメッセージを、伝言板に表示させる旨の指示を、通信部11を介して伝言板サーバ20に送信する(ステップS308)。以上のように、メッセージ抽出部16は、ユーザ入力に基づき、少なくとも1つのメッセージを選択する選択手段でもある。
伝言板サーバ20は、メッセージ送信部17からの指示に基づいて、メッセージ抽出部16が抽出したメッセージを表示するように、伝言板を更新する。この時、伝言板サーバ20は、おじいちゃんの行動に関するメッセージを更新したことを、ホームグループに登録されている携帯端末2、52a、52b、52cおよびテレビ53の各端末に通知する(ステップS309)。
上記の構成によれば、メッセージ抽出部16が抽出する複数のメッセージの中には、おじいちゃんの行動に関するメッセージ(たとえば「おはよう」または「起きました」)に加えて、おじいちゃんの心情を反映するメッセージ(たとえば「気持ちいい朝だね」)が含まれている。このように、おじいちゃんが選択可能なメッセージの中に、おじいちゃんの心情を反映するメッセージを加えておくことによって、見守り者は、おじいちゃんの行動のみならず、おじいちゃんの心情を容易に想像することができる。
(変形例4)
上記各実施形態において、イベント判定手段であるイベント判定部は、電力情報、操作情報およびセンサ情報のいずれか1つを参照情報として参照するものとして説明した。しかし、イベント判定部は、電力情報、操作情報およびセンサ情報のうち複数の情報を参照するように構成されていてもよい。電力情報、操作情報およびセンサ情報のうち、複数の情報を参照情報として参照することによって、ステータス判定部におけるおじいちゃんのステータス判定の精度を高めることができる。
〔実施形態8〕
メッセージ生成装置(10、210、310)の制御ブロック(特にイベント判定部(13、213、313)、ステータス判定部(14、214、314)およびメッセージ抽出部16)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、メッセージ生成装置10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るメッセージ生成装置(10)は、取得された参照情報を参照して、イベント発生の有無、及び発生したイベントの種別を判定するイベント判定手段(13)と、上記イベント判定手段によって判定されたイベントと時刻情報とに基づいて対象者のステータスを判定するステータス判定手段(14)と、上記ステータス判定手段によって判定されたステータスに基づいて、上記対象者の行動に関する1又は複数のメッセージを生成するメッセージ生成手段(16)と、を備えている。
上記の構成によれば、上記メッセージ生成装置によって、対象者の行動に関する1又は複数のメッセージが生成されるので、メッセージを受け取った見守り者は、対象者の様子を具体的に想像しやすい。
本発明の態様2に係るメッセージ生成装置は、上記態様1において、上記ステータス判定手段は、上記イベント判定手段によって判定された複数のイベントに基づいて上記対象者のステータスを判定してもよい。
上記の構成によれば、上記ステータス判定手段が対象者のステータスを判定する際の精度を高めることができる。
本発明の態様3に係るメッセージ生成装置は、上記態様1または2において、上記ステータス判定手段は、上記対象者に関する過去のステータス判定結果を参照して、当該対象者のステータスを判定してもよい。
上記の構成によれば、上記ステータス判定手段が対象者のステータスを判定する際に、過去のステータス判定結果を参照する。したがって、上記メッセージ生成手段に好ましくないステータス判定結果が供給されることを防止できる。
本発明の態様4に係るメッセージ生成装置は、上記態様1から3の何れか1態様において、上記メッセージ生成手段によって生成された複数のメッセージから、ユーザ入力に基づき、少なくとも1つのメッセージを選択する選択手段を更に備えていてもよい。
上記の構成によれば、上記メッセージ生成装置が生成するメッセージに、ユーザの選択を反映させることができる。
本発明の態様5に係るメッセージ生成装置は、上記態様1から4の何れか1態様において、上記イベント判定手段は、上記参照情報として、電力に関する情報である電力情報、家電機器の状態または家電機器の状態変化の少なくともいずれか一方を示す機器情報、及び、センサから取得された情報であるセンサ情報のうち、1または複数の情報を参照してもよい。
上記の構成によれば、上記イベント判定手段は、電力情報、機器情報およびセンサ情報のうち、1または複数の情報を参照情報として参照する。したがって、上記イベント判定手段は、的確にイベントを判定することができる。
本発明の態様6に係るメッセージ生成装置は、上記態様5において、上記電力情報は、各家電機器の電力量および主幹電力量のうち、少なくともいずれかを示す情報であることが好ましい。
上記の構成によれば、上記電力情報が、各家電機器の電力量および主幹電力量のうち、少なくともいずれかを示す情報であるため、上記イベント判定手段は、電力量に基づいてイベントを判定することができる。電力量は、対象者が生活している態様を反映するよい指標である。
本発明の態様7に係るメッセージ生成装置は、上記態様5または6において、上記機器情報は、家電機器において実行された操作に関する操作情報を含むことが好ましい。
上記の構成によれば、上記イベント判定手段は、参照情報として家電機器において実行された操作に関する操作情報を参照することができる。したがって、上記イベント判定手段は、より精度よくイベントを判定することができる。
本発明の態様8に係るメッセージ生成装置は、上記態様5から7の何れか一態様において、上記センサ情報は、所定の領域に上記対象者がいるのか否かを示す情報であることが好ましい。
上記の構成によれば、上記センサ情報は、所定の領域に上記対象者がいるのか否かを示している。したがって、イベント判定手段は、対象者がいるのか否かを判定材料とすることができる。
本発明の態様9に係るメッセージ生成装置は、上記態様8において、上記センサ情報は、人感センサ、集音センサおよび撮像センサうち、少なくともいずれかによって取得されたものであることが好ましい。
上記の構成によれば、上記センサ情報は、所定の領域に上記対象者がいるのか否かを示す精度よい情報となる。
本発明の態様10に係るメッセージ生成装置は、上記態様1から9の何れか1態様において、上記ステータス判定手段が判定する上記対象者のステータスには、起床、就寝、外出、帰宅の少なくとも何れかが含まれることが好ましい。
上記の構成によれば、上記対象者のステータスには、起床、就寝、外出、帰宅の少なくとも何れかが含まれるので、上記メッセージ生成手段は、上記対象者のステータスに応じて的確なメッセージを生成することができる。
本発明の態様11に係るメッセージ生成装置は、上記態様1から10の何れか1態様において、上記参照情報を取得する参照情報取得手段を更に備えていてもよい。
上記の構成によれば、上記メッセージ生成装置は、参照情報を直接取得することができる。
本発明の態様12に係るメッセージ生成方法は、取得された参照情報を参照してイベントを判定するイベント判定ステップと、上記イベント判定ステップにて判定されたイベントと時刻情報とに基づいて対象者のステータスを判定するステータス判定ステップと、上記ステータス判定ステップにて判定されたステータスに基づいて、上記対象者の行動に関する1又は複数のメッセージを生成するメッセージ生成ステップと、を含んでいる。
上記の構成によれば、上記態様1に係るメッセージ生成装置と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係るメッセージ生成装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記メッセージ生成装置が備える各手段として動作させることにより上記メッセージ生成装置をコンピュータにて実現させるプログラムも、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、見守りサービスにおけるメッセージ生成装置、メッセージ生成方法およびプログラムとして好適に用いられる。
10 メッセージ生成システム
11 通信部
12 情報取得部
13 イベント判定部
14 ステータス判定部
15 時計
16 メッセージ抽出部
17 メッセージ送信部
18 DB記憶部
19 リスト記憶部
100 メッセージ生成システム

Claims (13)

  1. 取得された参照情報を参照して、イベント発生の有無、及び発生したイベントの種別を判定するイベント判定手段と、
    上記イベント判定手段によって判定されたイベントと時刻情報とに基づいて対象者のステータスを判定するステータス判定手段と、
    上記ステータス判定手段によって判定されたステータスに基づいて、上記対象者の行動に関する1又は複数のメッセージを生成するメッセージ生成手段と
    を備えていることを特徴とするメッセージ生成装置。
  2. 上記ステータス判定手段は、上記イベント判定手段によって判定された複数のイベントに基づいて上記対象者のステータスを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ生成装置。
  3. 上記ステータス判定手段は、上記対象者に関する過去のステータス判定結果を参照して、当該対象者のステータスを判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のメッセージ生成装置。
  4. 上記メッセージ生成手段によって生成された複数のメッセージから、ユーザ入力に基づき、少なくとも1つのメッセージを選択する選択手段を更に備えている
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のメッセージ生成装置。
  5. 上記イベント判定手段は、上記参照情報として、電力に関する情報である電力情報、家電機器の状態または家電機器の状態変化の少なくともいずれか一方を示す機器情報、及び、センサから取得された情報であるセンサ情報のうち、1または複数の情報を参照する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のメッセージ生成装置。
  6. 上記電力情報は、各家電機器の電力量および主幹電力量のうち、少なくともいずれかを示す情報である
    ことを特徴とする請求項5に記載のメッセージ生成装置。
  7. 上記機器情報は、家電機器において実行された操作に関する操作情報を含む
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のメッセージ生成装置。
  8. 上記センサ情報は、所定の領域に上記対象者がいるのか否かを示す情報である
    ことを特徴とする請求項5から7の何れか1項に記載のメッセージ生成装置。
  9. 上記センサ情報は、人感センサ、集音センサおよび撮像センサうち、少なくともいずれかによって取得されたものである
    ことを特徴とする請求項8に記載のメッセージ生成装置。
  10. 上記ステータス判定手段が判定する上記対象者のステータスには、起床、就寝、外出、帰宅の少なくとも何れかが含まれる
    ことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載のメッセージ生成装置。
  11. 上記参照情報を取得する参照情報取得手段を更に備えている
    ことを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載のメッセージ生成装置。
  12. 取得された参照情報を参照してイベントを判定するイベント判定ステップと、
    上記イベント判定ステップにて判定されたイベントと時刻情報とに基づいて対象者のステータスを判定するステータス判定ステップと、
    上記ステータス判定ステップにて判定されたステータスに基づいて、上記対象者の行動に関する1又は複数のメッセージを生成するメッセージ生成ステップと
    を含んでいることを特徴とするメッセージ生成方法。
  13. 請求項1から11の何れか1項に記載のメッセージ生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのプログラム。
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