JP2015058952A - 包装袋 - Google Patents

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吉田 和人
Kazuto Yoshida
和人 吉田
下村 恭一
Kyoichi Shimomura
恭一 下村
智裕 米本
Tomohiro Yonemoto
智裕 米本
野田 和宏
Kazuhiro Noda
和宏 野田
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Abstract

【課題】ピンホールの発生を抑制して密封性の低下を防ぐことができる包装袋を提供する。【解決手段】積層フィルム60の周縁を熱接着部14により熱接着して内部に形成される収納部15内に内容物20を収納する包装袋10において、積層フィルム60が一方向に易引裂性を有し、熱接着部14の外縁に始端を有して易引裂方向(Y方向)に対して直交方向(X方向)に延びるとともに収納部15の易引裂方向(Y方向)の一端部に設けられる開封用切れ目11と、開封用切れ目11の終端側の収納部15上を易引裂方向(Y方向)に引き裂くきっかけとなる縦開封開始部13aとを設けた。【選択図】図1

Description

本発明は交差する2方向に開封可能な包装袋に関する。
交差する2方向に開封可能な従来の包装袋は特許文献1に開示される。この包装袋は最内層に熱接着性樹脂層が配された積層フィルムを対向配置し、周縁を熱接着部により熱接着して密封されている。また、包装袋の熱接着部の内縁に沿って交差する二方向に延びる複数列のミシン目状の開封助成部が設けられている。これにより、開封助成部に沿って包装袋を引裂くことにより、包装袋を大きく開口させ、内容物の取り出しを容易に行うことができる。
特許第5037181号
しかしながら、上記従来の包装袋によると、ミシン目状の開封助成部は積層フィルムを厚み方向に所定深さで切断した切り込みにより形成される。このため、輸送時等に切り込みにより形成した開封助成部に尖鋭物が引っかかるとピンホールが発生する可能性がある。このため、包装袋の交差する二方向の広い領域に開封助成部を設けると、ピンホールの発生率が高くなる問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、ピンホールの発生を低減して密封性の低下を防ぐことができる包装袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、積層フィルムの周縁を熱接着部により熱接着して内部に形成される収納部内に内容物を収納する包装袋において、前記積層フィルムが一方向に易引裂性を有し、前記熱接着部の外縁に始端を有して前記積層フィルムの易引裂方向に対して直交方向に延びるとともに前記収納部の前記易引裂方向の一端部に設けられる開封用切れ目と、前記開封用切れ目の終端側の前記収納部上を前記易引裂方向に引き裂くきっかけとなる縦開封開始部とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、縦開封開始部を起点にして積層フィルムの易引裂方向に包装袋が容易に引裂かれる。また、開封用切れ目に沿って積層フィルムの易引裂方向と直交する方向に包装袋が容易に引裂かれる。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記縦開封開始部は前記易引裂方向において前記開封用切れ目と反対側の前記熱接着部の外縁に設けられた第1ノッチを有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記縦開封開始部は前記開封用切れ目と同じ側の前記熱接着部の外縁に第1ノッチに対向して設けられた第2ノッチを有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記開封用切れ目の終端が前記縦開封開始部を通る前記易引裂方向の直線上に配されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記縦開封開始部は前記開封用切れ目の終端から前記易引裂方向に連続する切り込みを有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記積層フィルムが一軸延伸フィルムを含み、前記一軸延伸フィルムの延伸方向と前記易引裂方向が一致することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記開封用切れ目が一列のミシン目状に形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記縦開封開始部を通る前記延伸方向に延びる直線状のマークまたは前記開封用切れ目に沿って配される直線状のマークを前記積層フィルムに印刷したことを特徴としている。
本発明によると、縦開封助成部を起点にして積層フィルムの易引裂方向に包装袋を引裂き、開封用切れ目に沿って積層フィルムの易引裂方向と直交する方向に包装袋を引裂くことができる。これにより、包装袋を大きく開口して内容物を容易に取り出すことができる。このとき、ミシン目状の開封助成部を設ける領域を小さくすることにより、開封助成部におけるピンホールの発生を低減して包装袋の密封性の低下を防ぐことができる。
本発明の第1実施形態に係る包装袋の平面図 本発明の第1実施形態に係る包装袋を構成する積層フィルムの層構成を示す断面図 本発明の第2実施形態に係る包装袋の平面図 本発明の第3実施形態に係る包装袋の平面図 本発明の第3実施形態に係る包装袋の変形例を示す平面図 本発明の第4実施形態に係る包装袋の平面図
[第1実施形態]
以下に本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。図1は包装袋10の平面図であり、図2は包装袋10を構成する積層フィルム60の層構成を示す断面図である。
包装袋10は咳止めテープ等のシート状内容物を収納する袋であり、包装袋10は基材層61とバリア層62と熱接着性樹脂層63を含む積層フィルム60で構成される。基材層61は後述する一軸延伸フィルムから成り、一軸延伸フィルムの延伸方向(易引裂方向)をY方向とし、延伸方向に直交する方向をX方向とする。
包装袋10は四角形状に予め断裁された積層フィルム60を二枚用意して最内層の熱接着性樹脂層63を対向させた後、内容物20を挟持した状態で周縁を熱接着部14により熱接着して形成する。これにより、包装袋10内に内容物20を密封する収納部15が形成される。
収納部15のY方向の一端部にはミシン目状の開封用切れ目11が設けられている。開封用切れ目11はX方向に延びるとともに両端は熱接着部14の外縁に配される。また、開封用切れ目11に沿って配される直線状のマーク(不図示)が積層フィルム60に印刷されている。使用者はこの直線状のマークを目印にして包装袋10の開封の起点を認識することができる。
なお、開封用切れ目11は包装袋10を構成する2枚の積層フィルム60の両側に設けられており、開封用切れ目11同士が一致するように配されている。また、開封用切れ目11は内容物20と熱接着部14の間に配されており、包装袋10の開封時、内容物20が傷つくのを防止している。
開封用切れ目11のミシン目は基材層61を厚み方向に所定深さで切断した切込み61a(図2参照)を所定間隔でX方向に設けて形成される。なお、開封用切れ目11は一列のミシン目状に形成してもよいし、複数列のミシン目状に形成してもよい。開封用切れ目11を一列のミシン目状に形成することにより、ピンホールの発生を防ぐことができる。また、開封用切れ目11を複数列のミシン目状に形成することにより、ピンホールは発生しやすくなるが、包装袋10が引裂き易くなる。
開封用切れ目11を一列のミシン目状に形成する場合、複数列のミシン目状に形成する場合と比較して切込み61aの間隔を狭めることが好ましい。これにより、使用者が開封用切れ目11に沿って包装袋10を開封する際、開封方向が成り行きでX方向から逸れるのを防ぐことができる。
また、開封用切れ目11をミシン目状に形成する代わりに基材層61の厚み方向の一部まで切断して直線状のハーフカットを形成してもよい。
また、開封用切れ目11の端縁に開封用の切り込みであるノッチ(不図示)を設けてもよい。これにより、ノッチを起点にして開封用切れ目11を容易に引裂くことができる。また、使用者がノッチを目印にして包装袋10の開封の起点を認識することができる。このため、開封用切れ目11に沿って配された直線状のマーク(不図示)を省略することができる。なお、開封用切れ目11の端縁に設けるノッチはU字状に形成することが好ましい。これにより、搬送時の衝撃などで開封用切れ目11がノッチを起点にして開封されるのを防止することができる。
包装袋10の熱接着部14には第1ノッチ(縦開封開始部)13a及び第2ノッチ(縦開封開始部)13bが設けられている。第1ノッチ13a及び第2ノッチ13bは開封用切れ目11の終端側の収納部15上を延伸方向(Y方向)に引き裂くきっかけとなる。第1ノッチ13aは開封用切れ目11と反対側の端部の熱接着部14上に設けられている。また、第1ノッチ13aは内容物20と熱接着部14の間に形成されており、包装袋10の開封時、内容物が傷つくのを防止している。また、第2ノッチ13bは開封用切れ目11と同じ側の端部の熱接着部14上に第1ノッチ13aに対向して設けられている。なお、ノッチ13a、13bを結ぶ一点鎖線がY方向の開封予定線12となる。
図2は、包装袋10を構成する積層フィルム60の層構成を示す断面図である。包装袋10を構成する積層フィルム60は、最外層である基材層61と最内層である熱接着性樹脂層63と中間層であるバリア層62を順次積層して構成される。各層は接着層64、65を介して接着している。なお、基材層61の裏面には印刷層66が設けられている。
基材層61は包装袋10に高い密封性、耐突き刺し(耐ピンホール)性、易引裂性等を付与するものであり、一軸延伸フィルムはフィルムの流れ方向(MD方向)に易引裂性及び優れた直線引裂性を有する。このため、一軸延伸フィルムのMD方向をY方向に一致させて包装袋10を製袋することにより、基材層61の易引裂性を包装袋10のY方向の引き裂き方向に利用することができる。一軸延伸フィルムとして具体的には、ナイロン、非晶性ポリエステル(A−PET)、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の公知の樹脂を任意に選択することができる。また、これらの樹脂から選ばれた1種ないし2種以上を使用して基材層61を形成してもよい。
また、基材層61は一方向に易引裂性を有していればよく、二軸延伸フィルムを用いてもよい。二軸延伸フィルムの易引裂性はフィルムの製膜の工程または製膜後に延伸加工して付与される。延伸倍率としてフィルムの流れ方向(MD方向)の延伸倍率をMDとし、フィルムの巾方向(TD方向)の延伸倍率をTDとすると、MD方向に易引裂性を有するとは、MD/TD>1となるものである。また、TD方向に易引裂性を有するとは、TD/MD>1となるものである。したがって、包装袋10のY方向と基材層61の易引裂性方向とを一致させることにより、基材層61の易引裂性を包装袋10のY方向の引裂き方向に利用することができる。
二軸延伸フィルムとしては二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルムが好ましく、二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることがより望ましい。また、二軸延伸ナイロンフィルムとしては各メーカーより、易引裂性フィルムが販売されており、例えば、出光石油化学(株)製の「ユニアスロン」が挙げられる。また、二軸延伸ポリエステルフィルムとしては、例えば、ユニチカ(株)製の「エンブレットPC」が挙げられる。
バリア層62は、例えば、外部から収納部15の内部に水蒸気や酸素が浸入することを防止して収容部15に収納される内容物20の劣化を防止することができる。バリア層62としては、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体、アルミニウム、ニッケルなどの金属、又は、無機化合物、例えば、酸化珪素、アルミナ、シリカ等を蒸着したフィルムなどが挙げられる。
熱接着性樹脂層63は熱によって溶融して対向する熱接着性樹脂層63と融着して熱接着し得る樹脂で構成される。例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。また、これらのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂を使用することができる。また、これらの樹脂から選ばれた1種ないし2種以上を使用して熱接着性樹脂層63を形成してもよい。
また、熱接着性樹脂層63に一方向に易引裂性を有するフィルムを用いて積層フィルム60に易引裂性を付与してもよい。例えば、ポリアクリルニトリル(PAN)の一軸延伸フィルムを用いることができる。これにより、熱接着性樹脂層63の易引裂性を包装袋10のY方向の引き裂き方向に利用することができる。
接着層64、65はドライラミネート用接着剤、溶融押出しされたポリオレフィン系樹脂等が用いられる。ただし、接着層65は包装袋10の引裂き性が低下するのを防止するため、バリア層62と熱接着性樹脂層63との接着強度が2N/15mm以上になる樹脂を用いることが好ましい。
印刷層66はインキ材を基材層61又は中間層に印刷塗布して形成される。これにより、包装袋の外観側から印刷層64が視認される。印刷層64に用いられるインキ材はバインダー、着色剤、各種添加剤により構成することができる。着色剤として、有彩色着色顔料または無機系の着色顔料を使用することができる。
次に、包装袋10の開封方法について説明する。使用者は最初に第1ノッチ13a又は第2ノッチ13bを起点にして開封予定線12に沿って包装袋10を引裂く。次に、開封用切れ目11の端縁の一方を起点にしてX方向に包装袋10を引裂く。これにより、包装袋10を大きく開口して内容物を容易に取り出すことができる。このとき、開封用切れ目11は一方向にしか設けられていないにも関わらず、二方向に交差する大きな開封口を形成することができる。したがって、開封用切れ目11を設ける領域を小さくすることにより開封用切れ目11におけるピンホールの発生を低減することができる。なお、使用者が最初に開封用切れ目11に沿って包装袋10を引裂いた場合、第2ノッチ13bは使用されない。このため、第1ノッチ13aが設けてあれば、第2ノッチ13bを省略してもよい。
なお、第1ノッチ13a又は第2ノッチ13b近傍に数字の「1」を印刷し、開封用切れ目11の端縁近傍に数字の「2」を積層フィルム60に印刷してもよい。これにより、使用者が最初に第1ノッチ13a又は第2ノッチ13bを起点にして包装袋10を引裂き、次に開封用切れ目11に沿って包装袋10を引裂くように誘導することができる。
本実施形態によると、基材層61が一軸延伸フィルムを含み、熱接着部14の外縁に始端を有して一軸延伸フィルムの延伸方向(Y方向)に対して直交方向(X方向)に延びるとともに収納部15の延伸方向(Y方向)の一端部に設けられるミシン目状の開封用切れ目11と、開封用切れ目11の終端側の収納部15上を延伸方向(Y方向)に引き裂くきっかけとなる第1ノッチ13a(縦開封開始部)とを設けた。これにより、第1ノッチ13aを起点にして一軸延伸フィルムの延伸方向(Y方向)に包装袋10を引裂き、開封用切れ目11に沿って一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する方向(X方向)に包装袋10を引裂くことができる。したがって、包装袋10を大きく開口して内容物20を容易に取り出すことができる。このとき、開封用切れ目11は一方向にしか設けられていないにも関わらず、二方向に交差する大きな開封口を形成することができる。したがって、開封用切れ目11を設ける領域を小さくすることにより、開封用切れ目11におけるピンホールの発生を低減して包装袋10の密封性の低下を防ぐことができる。
また、開封用切れ目11と同じ側の端部の熱接着部14上に第1ノッチ13aに対向して第2ノッチ13bを設けたことにより、使用者はY方向に包装袋10を引裂く際に第2ノッチ13bを起点とすることができる。これにより、利便性が向上する。
また、開封用切れ目11を一列のミシン目状に形成することにより、開封を容易に行うことができるとともに開封用切れ目11におけるピンホールの発生を防止することができる。
また、第1ノッチ13aから一軸延伸フィルムの延伸方向(Y方向)に延びる直線状のマーク又は開封用切れ目11に沿って配される直線状のマークを積層フィルム60に印刷することにより、使用者はこの直線状のマークを目印にして包装袋10の開封の起点を認識することができる。
[第2実施形態]
図3は第2実施形態に係る包装袋10の平面図である。説明の便宜上、前述の図1、2に示す第1実施形態と同様の説明には同一の符号を付している。本実施形態の包装袋10は開封用切れ目11の終端が開封予定線12上に配される。開封用切れ目11を設ける領域をさらに小さくすることにより、開封用切れ目11におけるピンホールの発生を低減することができる。また、第1ノッチ13a又は第2ノッチ13bを起点にして一軸延伸フィルムの延伸方向(Y方向)に包装袋10を引裂いた後、開封用切れ目11に沿って一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する方向(X方向)に包装袋10を引裂くことができる。
[第3実施形態]
図4は第3実施形態に係る包装袋10の平面図である。説明の便宜上、前述の図1、2に示す第1実施形態と同様の説明には同一の符号を付している。本実施形態の包装袋10は開封用切れ目11の一方の端縁が前記収納部の周縁よりも内側に配されるとともにY方向への引裂きの起点となる切込み(縦開封開始部)11aが形成されている。切込み11aは開封用切れ目11の端縁に連続して形成されてY方向に延びている。また、切込み11aは基材層61を厚み方向に所定深さで切断して形成される。
これにより、使用者は開封用切れ目11に沿ってX方向に包装袋10を引裂き、開封用切れ目11の端縁で引裂き方向をY方向に変更する。このとき、切込み11aが起点となって一軸延伸フィルムの延伸方向に沿って包装袋10をY方向に容易に引裂くことができる。
本実施形態によると、第1ノッチ13a、第2ノッチ13bを省略してY方向の開封を行うことができる。また、開封用切れ目11を設ける領域を小さくすることにより、開封用切れ目11におけるピンホールの発生を低減することができる。なお、本実施形態の包装袋10に第1ノッチ13a又は第2ノッチ13bを設けてもよい。
なお、図5に示すように、本実施形態において、包装袋1の表裏の積層フィルム60の表面側の切込み11aをY方向に形成し、裏面側の切込み11bを開封予定線の内側からY方向に対して傾斜して形成してもよい。これにより、使用者が開封用切れ目11に沿ってX方向の開封用切れ目11の端縁まで包装袋10を引裂いたとき、表面側の積層フィルム60は開封用切れ目11の端縁で止まり、裏面側の積層フィルム60は切込み11bの端縁まで開封される。次に、切込み11aに沿って表面側の積層フィルム60を引裂くことにより、包装袋1の表面側の積層フィルム60は開封用切れ目11の端縁が突出する。使用者は突出した表面側の積層フィルム60の端部を摘持して表面側の積層フィルム60のみを切込み11aに沿ってY方向に引裂く。これにより、Y方向の開封時に内容物20を巻き込んで傷つけるのを防止することができる。
[第4実施形態]
図6は第4実施形態に係る包装袋10の平面図である。説明の便宜上、前述の図1、2に示す第1実施形態と同様の説明には同一の符号を付している。本実施形態の包装袋10は3辺を熱接着して形成される三方シールタイプの包装袋10である。この包装袋10は矩形状に予め断裁された積層フィルム60を一枚用意して中央で折り返し、最内層の熱接着性樹脂層63を対向させた後、内容物20を挟持した状態で周縁を熱接着部14により熱接着して包装袋10内に内容物20を密封する収納部15を形成する。三方シールタイプの包装袋10は積層フィルム60に設けられた開封用切れ目11同士を容易に一致させることができる。
10 包装袋
11 開封用切れ目
12 開封予定線
13a、13b ノッチ(縦開封助成部)
14 熱接着部
15 収納部
20 内容物
60 積層フィルム
61 基材層
62 バリア層
63 熱接着性樹脂層
64、65 接着層
66 印刷層

Claims (8)

  1. 積層フィルムの周縁を熱接着部により熱接着して内部に形成される収納部内に内容物を収納する包装袋において、前記積層フィルムが一方向に易引裂性を有し、前記熱接着部の外縁に始端を有して前記積層フィルムの易引裂方向に対して直交方向に延びるとともに前記収納部の前記易引裂方向の一端部に設けられる開封用切れ目と、前記開封用切れ目の終端側の前記収納部上を前記易引裂方向に引き裂くきっかけとなる縦開封開始部とを備えたことを特徴とする包装袋。
  2. 前記縦開封開始部は前記易引裂方向において前記開封用切れ目と反対側の前記熱接着部の外縁に設けられた第1ノッチを有することを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記縦開封開始部は前記易引裂方向において前記開封用切れ目と同じ側の前記熱接着部の外縁に第1ノッチに対向して設けられた第2ノッチを有することを特徴とする請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記開封用切れ目の終端が前記縦開封開始部を通る前記易引裂方向の直線上に配されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装袋。
  5. 前記縦開封開始部は前記開封用切れ目の終端から前記易引裂方向に連続する切り込みを有することを特徴とする請求項4に記載の包装袋。
  6. 前記積層フィルムが一軸延伸フィルムを含み、前記一軸延伸フィルムの延伸方向と前記易引裂方向が一致することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の包装袋。
  7. 前記開封用切れ目が一列のミシン目状に形成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の包装袋。
  8. 前記縦開封開始部を通る前記延伸方向に延びる直線状のマークまたは前記開封用切れ目に沿って配される直線状のマークを前記積層フィルムに印刷したことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の包装袋。
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