JP2015055821A - ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法 - Google Patents

ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015055821A
JP2015055821A JP2013190253A JP2013190253A JP2015055821A JP 2015055821 A JP2015055821 A JP 2015055821A JP 2013190253 A JP2013190253 A JP 2013190253A JP 2013190253 A JP2013190253 A JP 2013190253A JP 2015055821 A JP2015055821 A JP 2015055821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
carbon atoms
novolak resin
resist material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013190253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6003855B2 (ja
Inventor
禎典 平野
Sadanori Hirano
禎典 平野
柳澤 秀好
Hideyoshi Yanagisawa
秀好 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2013190253A priority Critical patent/JP6003855B2/ja
Publication of JP2015055821A publication Critical patent/JP2015055821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6003855B2 publication Critical patent/JP6003855B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

【解決手段】式(1)の構造単位を有するオルガノシロキサン変性ノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換し、必要に応じ、残りの水酸基の一部の水素原子を特定の官能基のうち1種又は2種以上の官能基で置換しても良いノボラック樹脂である高分子化合物と、有機溶剤を含有するポジ型レジスト材料。(R1はケイ素原子に結合する基がオルガノシロキシ基であり、R2は水素原子又はアルキル基)【効果】オルガノシロキサン変性されたノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換した高分子化合物は、感光性を有し、感光した部位においては、アルカリ可溶性を示し、現像後に膜べりがなく、電解メッキ時には優れたメッキ耐性を示す。【選択図】なし

Description

本発明は、オルガノシロキサン変性ノボラック型フェノール樹脂を含有するポジ型レジスト材料及び該レジスト材料を用いたパターン形成方法に関する。
従来のノボラック樹脂を用いたフォトレジスト材料では、電解メッキ中、もしくはメッキ後に発生するクラックの改善策として、特開平10−207057号公報(特許文献1)や特開2004−198915号公報(特許文献2)のような添加剤を含有することにより、膜の応力を緩和し、前述のクラックを抑止する方法が用いられてきた。しかしながら、上述の手法は、添加剤そのものが、水溶性もしくはアルカリ可溶を示す化合物を用いていることから、長時間の現像を行った際に、レジスト膜の膜べりが発生し、所望のメッキ厚が得られなくなる、電解メッキ中に添加剤成分がメッキ液中に溶出してしまうという問題点等が挙げられていた。これらは、樹脂自体の構造的欠陥を、添加剤により回避しようとしたために生じた問題点であり、上記欠点を本質的に改善した材料が待ち望まれていた。
なお、シリコーン変性されたノボラック樹脂についての従来技術としては、下記特許文献3〜5のものが挙げられる。
特開平10−207057号公報 特開2004−198915号公報 特開昭58−122922号公報 特開平3−97710号公報 特開平5−59175号公報
本発明は、現像後に膜べりがなく、電解メッキ時には優れたメッキ耐性を示すアルカリ可溶なオルガノシロキサン変性したノボラック樹脂を用いたポジ型レジスト材料及びパターン形成方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行なった結果、アリル基を含有するフェノールを原料とするノボラック樹脂と分子内にヒドロシリル基を一つ持ったオルガノシロキサンとをヒドロシリル化することによって得られる下記一般式(1)に示す構造単位を有するオルガノシロキサン変性されたノボラック樹脂において、該ノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換した高分子化合物をレジスト材料として用いた場合、現像後に膜べりがなく、優れた耐メッキ性を示すことを見出し、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は下記ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法を提供する。
〔1〕
下記式(1)の構造単位を有するオルガノシロキサン変性ノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換し、更に必要に応じ、残りの水酸基の一部の水素原子を下記一般式(2)、(3)、(4)で示される一価の官能基のうち1種又は2種以上の官能基で置換しても良いノボラック樹脂である高分子化合物と、有機溶剤を含有することを特徴とするポジ型レジスト材料。
Figure 2015055821
(式中、R1はケイ素原子に結合する基が炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基であるオルガノシロキシ基であり、R2は水素原子又は炭素数1〜4の置換もしくは非置換のアルキル基を示す。)
Figure 2015055821
(式中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基又は炭素数7〜20のアラルキル基を示す。)
〔2〕
変性ノボラック樹脂が、そのフェノール性水酸基の水素原子を、水素原子1原子当たり、0.02〜0.70モルの割合で、1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換した樹脂であることを特徴とする〔1〕記載のポジ型レジスト材料。
〔3〕
変性ノボラック樹脂が、残りのフェノール性水酸基の一部の水素原子を、水素原子1原子当たり、0.01〜0.80モルの割合で一般式(2)、(3)、(4)で示される官能基のうち1種又は2種以上の官能基で置換した樹脂であることを特徴とする〔1〕又は〔2〕記載のポジ型レジスト材料。
〔4〕
式(1)の変性ノボラック樹脂におけるR1が下記式(5)で示されるオルガノシロキシ基である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のポジ型レジスト材料。
Figure 2015055821
[式中、R3、R4、R5は、それぞれ独立して炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基、X、Y、Zは単結合又は下記式(6)で示される二価のシロキサン構造であるが、X、Y、Zの少なくとも一つは下記式(6)の二価のシロキサン構造である。
Figure 2015055821
(式中、R6、R7は、それぞれ独立して炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基、Meはメチル基であり、m、nはそれぞれ0又は正数であるが、m+nは1以上の整数である。)]
〔5〕
変性ノボラック樹脂が、下記式(7)で示される構造単位を有するアリル基含有ノボラック樹脂と分子内にヒドロシリル基を一個含有するオルガノシロキサンとをヒドロシリル化反応させることにより得られるものである〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のポジ型レジスト材料。
Figure 2015055821
(式中、R2は水素原子又は炭素数1〜4の置換もしくは非置換のアルキル基を示す。)
〔6〕
i)〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のレジスト材料を基板上に塗布する工程、
ii)塗布した基板を加熱する工程、
iii)波長500nm以下の紫外線を照射する工程、
iv)必要に応じて加熱処理した後、アルカリ現像液を用いて現像する工程
を含むことを特徴とするパターン形成方法。
本発明のオルガノシロキサン変性されたノボラック樹脂において、該ノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換した高分子化合物は、感光性を有し、感光した部位においては、アルカリ可溶性を示し、現像後に膜べりがなく、電解メッキ時には優れたメッキ耐性を示す。
合成例1で得られたオルガノポリシロキサン変性ノボラック樹脂の1H−NMRチャートである。 レジストパターン上のクラック確認部分の説明図である。
本発明に係るポジ型レジスト材料は、ベース樹脂として、下記式(1)の構造単位を有するオルガノシロキサン変性ノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換し、更に必要に応じ、残りの水酸基の一部の水素原子を下記一般式(2)、(3)、(4)で示される一価の官能基のうち1種又は2種以上の官能基で置換しても良いノボラック樹脂である高分子化合物を用いる。
Figure 2015055821
(式中、R1はケイ素原子に結合する基が炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基であるオルガノシロキシ基であり、R2は水素原子又は炭素数1〜4の置換もしくは非置換のアルキル基を示す。)
Figure 2015055821
(式中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基又は炭素数7〜20のアラルキル基を示す。)
ここで、上記式(1)のオルガノシロキサン変性ノボラック樹脂は、下記式(7)で示される構造単位を有するアリール基含有ノボラック樹脂と分子内にヒドロシリル基を一個含有するオルガノシロキサンとをヒドロシリル化反応させることによって得ることができる。
Figure 2015055821
(式中、R2は水素原子又は炭素数1〜4の置換もしくは非置換のアルキル基であり、置換アルキル基としては、フッ素化アルキル基等が挙げられる。)
即ち、上記ノボラック樹脂は、アリル基を有するフェノールを原料として用いたノボラック樹脂であり、アリル基を有するフェノールとしては、2−アリルフェノール、4−アリルフェノール、6−メチル−2−アリルフェノール、4−アリル2−メトキシフェノール等が挙げられ、中でも2−アリルフェノール等を好適に用いることができる。このアリル基を有するフェノールは、ノボラック樹脂を構成する全フェノール類中の1〜40質量部、好ましくは2〜25質量部であることが好ましい。
なお、その他のフェノール原料としては、公知のフェノール類を原料とすることができ、例えば、フェノール、m−クレゾール、o−クレゾール、p−クレゾール、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、3,5−キシレノール、3,4−キシレノール等のキシレノール類、m−エチルフェノール、p−エチルフェノール、o−エチルフェノール、2,3,5−トリメチルフェノール、2,3,5−トリエチルフェノール、4−tert−ブチルフェノール、3−tert−ブチルフェノール、2−tert−ブチルフェノール、2−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2−tert−ブチル−5−メチルフェノール、6−tert−ブチル−3−メチルフェノール等のアルキルフェノール類、p−メトキシフェノール、m−メトキシフェノール、p−エトキシフェノール、m−エトキシフェノール、p−プロポキシフェノール、m−プロポキシフェノール等のアルコキシフェノール類、o−イソプロペニルフェノール、p−イソプロペニルフェノール、2−メチル−4−イソプロペニルフェノール、2−エチル−4−イソプロペニルフェノール等のイソプロペニルフェノール類、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノールA、フェニルフェノール、レゾルシノール、ヒドロキノン、ピロガロ−ル等のポリヒドロキシフェノール類、α−ナフトール、β−ナフトール、ジヒドロキシナフタレン類等を挙げることができる。これらのフェノール類の中で、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、3,5−キシレノールを原料とすることが特に好ましい。
そして、これらのフェノール類に対し、公知の手法を用いることによって、ノボラック樹脂を得ることができる。この得られたノボラック樹脂のGPCによるポリヒドロキシスチレン換算重量平均分子量は、2,000〜50,000、好ましくは3,000〜20,000である樹脂を用いることができる。
このようにして得られたノボラック樹脂中に含まれる側鎖のアリル基に対し、ケイ素原子に結合する基が炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基であり、かつ分子内にヒドロシリル基(SiH基)を一個有するオルガノシロキサン(オルガノハイドロジェンシロキサン)を付加するが、かかるオルガノハイドロジェンシロキサンとしては、下記式(8)で示されるものが好適に用いられる。
Figure 2015055821
[式中、R3、R4、R5は、それぞれ独立して炭素数1〜10、好ましくは1〜3の置換もしくは非置換の一価炭化水素基、X、Y、Zは単結合又は下記式(6)で示される二価のシロキサン構造であるが、X、Y、Zの少なくとも一つは下記式(6)の二価のシロキサン構造である。
Figure 2015055821
(式中、R6、R7は、それぞれ独立して炭素数1〜10、好ましくは1〜3の置換もしくは非置換の一価炭化水素基、Meはメチル基であり、m、nはそれぞれ0又は正数であるが、m+nは1以上の整数である。)]
ここで、R3、R4、R5及びR6、R7の一価炭化水素基としては、直鎖状、分岐状もしくは環状のアルキル基、フェニル基等のアリール基が挙げられる。また、置換一価炭化水素基としては、フッ素化アルキル基、具体的にはトリフルオロメチル基等が挙げられる。
また、式(6)において、m、nはそれぞれ0又は正数であるが、m+nは1以上、好ましくは1≦m+n≦1,000、より好ましくは10≦m+n≦200の整数である。
その他にも、オルガノポリシロキサンの分子内にヒドロシリル構造を一つのみ有しているものであれば好適に用いることができる。なお、この分子内にヒドロシリル基を一つのみ有するオルガノポリシロキサンは、ノボラック樹脂のアルケニル基の当量をE、ヒドロシリル基の当量をFとした場合、0.05≦F/E≦1.5、特に0.1≦F/E≦1.0で反応させることが好ましい。F/Eが0.05未満だと、充分な可撓性が得られない場合があり、1.5を超えると、過剰の未反応のシロキサンが残存するため、保存安定性が低下してしまうおそれがある。
このアリル基を有するノボラック樹脂と一般式(8)で示されるオルガノハイドロジェンシロキサンとの付加反応(ヒドロシリル化反応)については、有機溶剤中で行われる。この際用いることができる有機溶剤は、両成分を溶解し、均一な溶液となる溶剤であれば、特段制約はないが、例示するなら、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類、メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルペンチルケトン等のケトン類、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類を挙げることができ、これらは単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。その溶剤量については、原料となるノボラック樹脂100質量部に対し、1〜500質量部、好ましくは2〜200質量部である。
そして、両成分を均一に溶解した溶液に、従来公知の付加触媒、例えば、有機過酸化物、第三級アミン、ホスフィン、及び白金、パラジウム、ロジウム系の遷移金属系化合物等が添加使用できる。その中でも好ましくは、塩化白金酸のような白金系触媒を挙げることができる。なお、その添加量は触媒量であり、特に白金系触媒の場合、オルガノシロキサンに対し1〜10,000ppmである。
また、上記の触媒を添加する代りに紫外線照射してもよい。
触媒添加後、通常40〜140℃、好ましくは60〜120℃の反応温度、0.5〜20時間、好ましくは1〜10時間の反応時間によって、ノボラック樹脂の側鎖のアリール基が部分的にオルガノポリシロキサンで変性された下記式(1)の構造単位を有するノボラック樹脂を得ることができる。
Figure 2015055821
(式中、R1はケイ素原子に結合する基が炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基であるオルガノシロキシ基、好ましくは下記式(5)で示されるオルガノシロキシ基であり、R2は水素原子又は炭素数1〜4の置換もしくは非置換のアルキル基を示す。)
Figure 2015055821
(式中、R3、R4、R5は、それぞれ独立して炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基、X、Y、Zは単結合又は上記式(6)で示される二価のシロキサン構造であるが、X、Y、Zの少なくとも一つは上記式(6)の二価のシロキサン構造である。)
得られたオルガノシロキサン変性されたノボラック樹脂(1)の水酸基の一部の水素原子に、1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基を導入する手法としては、部分エステル化の常法を用いることができ、例えば、以下の手法を挙げることができる。
得られたオルガノシロキサンで変性されたノボラック樹脂を1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル、アセトン、メチルエチルケトン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、トルエン等の溶媒に溶解する。この際、溶媒の種類は、1種もしくは2種以上を混合して用いることができる。
上記溶液中に、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルハライド、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルハライド(この場合のハロゲンは、塩素、臭素、ヨウ素原子のいずれか)の1種もしくは2種を溶解し、必要に応じ、下記一般式(9)、(10)、(11)で示されるハロゲン化合物を1種もしくは2種以上を溶解しても構わない。その後、塩基性触媒下、5〜50℃で0.2〜10時間程度の反応させる手法を採用することができる。
このように1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換させたノボラック樹脂に上述したようにハロゲン化合物(9)〜(11)のいずれかをノボラック樹脂の水酸基の水素原子の一部に置換させることにより、ノボラック樹脂に下記式(2)〜(4)の一価の官能基を導入することができる。
Figure 2015055821

(式中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基又は炭素数7〜20のアラルキル基を示す。Tは、塩素、臭素、ヨウ素のいずれかのハロゲン原子を示す。)
上記式(2)〜(4)及び式(9)〜(11)におけるRとしては、特には炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数6〜12のアリール基が好ましく、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、フェニル基、トリル基等が挙げられ、特に炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。また、Tとしては、塩素原子が好ましい。
反応に用いる塩基性触媒としては、ピリジン、ジメチルアミノピリジン等の含窒素複素環化合物;トリエチルアミン、トリプロピルアミン、N−メチルピペリジン、DBU(ジアザビシクロウンデセン)等のアミン類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキシド;酢酸ナトリウム等のカルボン酸アルカリ金属塩;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩;炭酸マグネシウム等のアルカリ土類金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸水素塩;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物;水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属水酸化物などが挙げられる。塩基性触媒は適宜調整して使用するが、ノボラック樹脂に対し0.01〜100モル%程度使用することが可能である。
この際、1,2−ナフトキノンジアジドスルホニルハライドの置換率は、ノボラック樹脂中に含まれるフェノール性水酸基の水素原子1原子当たり、0.02〜0.70モル、好ましくは0.04〜0.50モルである。また、置換カルボニル基又は置換スルホニル基の置換率は、ノボラック樹脂中に含まれるフェノール性水酸基の水素原子1原子当たり、0〜1モル、好ましくは0.01〜0.80モルである。これらの置換率が高くなると、疎水性の効果が現れ、現像速度が大幅に遅くなるため、好ましくない場合がある。また、置換率が低い場合は、未露光部の領域も現像液に溶出してしまうために、好ましくない場合がある。
得られたオルガノシロキサン変性されたノボラック樹脂において、該ノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換した高分子化合物は、中和反応を行い、必要に応じて、精製工程を行い、有機溶剤に溶解することにより、レジスト材料として用いることができる。
本発明でレジスト材料として用いられる有機溶剤として、例えば酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸シクロヘキシル、酢酸3−メトキシブチル、メチルエチルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、3−エトキシエチルプロピオネート、3−エトキシメチルプロピオネート、3−メトキシメチルプロピオネート、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ジアセトンアルコール、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、プロピレングリコールモノエチルエーテルプロピオネート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プロピル、テトラメチレンスルホン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。特に好ましいものは、ジプロピレングリコールアルキルエーテル、乳酸アルキルエステルである。これらの溶剤は単独でも2種以上混合してもよい。本発明に用いることができる有機溶剤の添加量は、上記ノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換した高分子化合物100質量部に対し、20〜2,000質量部、好ましくは40〜200質量部である。
本発明のオルガノポリシロキサン変性されたノボラック樹脂において、該ノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換した高分子化合物をレジスト組成物として用いる場合には、塗布性を向上するための界面活性剤を添加することができる。界面活性剤の例としては、特に限定されるものではないが、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレインエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルのノニオン系界面活性剤、エフトップEF301,EF303,EF352(株式会社トーケムプロダクツ製)、メガファックF171,F172,F173(DIC株式会社製)、フロラードFC430,FC431(住友スリーエム株式会社製)、アサヒガードAG710,サーフロンS−381,S−382,SC101,SC102,SC103,SC104,SC105,SC106、サーフィノールE1004,KH−10,KH−20,KH−30,KH−40(旭硝子株式会社製)等のフッ素系界面活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP341,X−70−092,X−70−093(信越化学工業株式会社製)、アクリル酸系又はメタクリル酸系ポリフローNo.75,No.95(共栄社化学株式会社製)が挙げられる。これらは単独あるいは2種以上の組み合わせで用いることができる。本発明中に用いる界面活性剤の添加量としては、当該高分子化合物の固形分100質量部に対して下限は0.0001質量部以上、より好ましくは0.001質量部以上であり、上限は3質量部以下、より好ましくは1質量部以下であることが好ましい。
更に、本発明では、必要に応じて、架橋剤、染料、溶解促進剤、密着向上剤、安定化剤等、公知の添加剤を含むことができる。
次に、本発明のレジストパターン形成方法について説明する。本発明のレジスト材料を種々の半導体製造に用いる場合には、特に限定されないが、公知のリソグラフィー技術を用いることができる。具体的には、上記レジスト材料を基板に塗布し、加熱処理した後、フォトマスクを介して放射線もしくは電子線で露光し、更に必要に応じ、加熱処理した後、現像液を用いて現像することにより、本発明のレジストパターンが形成される。
上記基板として、Si、SiO2、SiN、SiON、TiN、WSi、BPSG、SOG等の基板に加え、Au、Ti、W、Cu、Ni−Fe、Ta、Zn、Co、Pb等の金属基板又は有機反射防止膜等の基板が好適に用いられる。該基板上に、スピンコート、ロールコート、フローコート、ディップコート、スプレーコート、ドクターブレードコート等の適当な塗布方法により、レジスト材料を塗布膜厚が0.1〜100μm、特に好ましくは1.0〜50μmとなるように塗布する。その後、ホットプレート等の加熱装置により60〜150℃において1〜10分間、好ましくは80〜120℃において1〜5分間の加熱処理(プリベーク)を行う。次いで、紫外線、遠紫外線、X線、エキシマレーザー、γ線、シンクロトロン放射線等から選ばれる放射線もしくは電子線、好ましくは500nm以下の露光波長、特に350〜450nmの紫外線を用い、所定のフォトマスクを通じて露光を行う。露光量は10〜5,000mJ/cm2、好ましくは100〜4,000mJ/cm2が好ましい。更に、必要に応じ、ホットプレート上で60〜150℃において1〜10分間、好ましくは80〜120℃において1〜5分間の加熱処理(PEB)を行う。次いで、0.1〜5質量%、好ましくは2〜3質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)等のアルカリ水溶液の現像液を用い、1〜60分間、好ましくは2〜20分間、浸漬(Dip)法、パドル(Puddle)法、スプレー(Spray)法等の常法に従って現像することにより、基板上に目的とする微細なレジストパターンが形成される。
更に、本発明のメッキパターン形成方法について説明する。具体的には、上記レジストパターン形成方法により形成されたレジストパターンをマスクとして、常法により電解メッキ法又は無電解メッキ法により導体パターンを被着形成し、その後、レジストパターンを除去するものである。この場合、基板としては、少なくとも表面が金属にて形成されているものを使用する。例えば、シリコン基板上にスパッタリング等の手段で銅等の皮膜を形成したものを使用することがよい。なお、電解メッキ又は無電解メッキとしては、電解Cuメッキ、無電解Cuメッキ、電解Fe−Niメッキ、電解Auメッキ等が挙げられ、公知のメッキ浴、メッキ条件でメッキすることができる。なお、メッキ厚さはレジストパターン厚さの80〜100%にて形成されるのが一般的とされる。例えば、シード層が銅であり、その上に厚さ10μmのレジストパターンを形成した後、電解銅メッキにより厚さ8〜10μmの銅メッキパターンを形成する。ところで、半導体装置の製造の場合は、形成したレジストパターンをマスクとして、常法に従って半導体基材をエッチングした後、レジストパターンを除去するものである。
以下、合成例、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
[合成例1]
コンデンサー、撹拌機を付けた1Lの四つ口フラスコに、質量比でm−クレゾール/p−クレゾール/2−アリルフェノール=36/54/10から成る重量平均分子量が4,500であるノボラック樹脂50gとシクロペンチルメチルエーテル150gを入れ、更に下記式(12)のSiH含有ポリシロキサン34gを添加後、60℃に加熱し、塩化白金酸0.5質量%のイソプロピルアルコール溶液0.08gを加えた。
Figure 2015055821

その後、90℃で4時間の反応を行い、ストリップにて脱溶剤後、固形分を回収した。得られた樹脂の重量平均分子量(GPC測定)は7,200で、その樹脂の1H−NMRを測定し、目的とするオルガノポリシロキサン変性ノボラック樹脂の合成を確認した。図1に1H−NMRのチャートを示す。
[合成例2]
コンデンサー、撹拌機を付けた1Lの四つ口フラスコに、合成例1と同じノボラック樹脂50gとシクロペンチルメチルエーテル1,500gを入れ、更に下記式(13)のSiH含有ポリシロキサン195gを添加後、60℃に加熱し、塩化白金酸0.5質量%のイソプロピルアルコール溶液0.40gを加えた。
Figure 2015055821

その後、90℃で4時間の反応を行い、ストリップにて脱溶剤後、固形分を回収した。得られた樹脂の重量平均分子量は9,300で、合成例1と同様に1H−NMRを測定し、目的とするオルガノポリシロキサン変性ノボラック樹脂の合成を確認した。
[合成例3]
コンデンサー、撹拌機を付けた1Lの四つ口フラスコに、合成例1と同じノボラック樹脂50gとシクロペンチルメチルエーテル150gを入れ、更に下記式(14)のSiH含有ポリシロキサン9.0gを添加後、60℃に加熱し、塩化白金酸0.5質量%のイソプロピルアルコール溶液0.08gを加えた。
Figure 2015055821

その後、90℃で4時間の反応を行い、ストリップにて脱溶剤後、固形分を回収した。得られた樹脂の重量平均分子量は5,300で、その樹脂の1H−NMRを測定し、目的とするオルガノポリシロキサン変性ノボラック樹脂の合成を確認した。
[実施例1]
合成例1で得られたオルガノシロキサンで変性されたノボラック樹脂100gをアセトン/シクロペンチルメチルエーテル=1/1の溶液200gに溶解し、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド(NQD5)5.38gを溶解し、トリエチルアミン2.0gを内温が40℃を超えないように滴下し、その後、1時間熟成した。その後、0.1N塩酸水2,000ml中に注ぎ込み、析出物を回収し、メチルイソブチルケトン300ml中に再溶解し、40℃の減圧ストリップを行い、得られた固形分を回収した。
[実施例2〜10]
実施例1と同様の手法を用い、下記表1の配合比にて合成を行った。
Figure 2015055821
得られた実施例1〜10の高分子化合物に、界面活性剤X−70−093(信越化学工業株式会社製)を1,000ppm、ジプロピレングリコールジメチルエーテル/乳酸エチル=7/3の配合比(質量)の溶剤を、固形分濃度で、70質量%になるように添加し、均一になったのを確認後、1μmのガラスフィルターでろ過を行った。得られたろ液は、スピンコーターを用いて約200nmのCuスパッタ層が形成された基板上に30μmの厚みとなる回転数で塗布を行い、プリベーク100℃/120秒後、i線ステッパー(株式会社ニコン製、NSR−2205i11D)を用いて、露光を行い、その後、TMAH=2.38質量%の現像液を用いて、50秒間×15回の現像を行った。また、現像後のレジスト膜の厚みを確認し、塗布後の得られた基板上に形成されたレジスト膜上の30μmのラインとスペースの繰り返しパターンについて、電子顕微鏡(日立ハイテクフィールディング社製、S−4100)を用いて確認し、ラインとスペースの幅が1:1となる最適露光量を算出し、その露光量をEopとした。得られた結果を表2に示す。
残膜率の算出は、以下の式で行った。
残膜率=(現像後レジスト膜厚)/(プリベーク後レジスト膜厚)
なお、それぞれの膜厚は、光干渉式膜厚計で測定を行った。
Figure 2015055821
[比較例1,2]
次に、表3に示すように比較例として、m−クレゾール/p−クレゾール/ホルムアルデヒド=質量比4/6/5からなる重量平均分子量6,000のノボラック樹脂を用いて、実施例1と同様の手法を用い、以下の樹脂を作製した。
Figure 2015055821
[比較例3〜5]
更に、比較例1及び2の樹脂について、添加剤1としてアルカリ可溶性セルロースA(信越化学工業株式会社製ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート:酸価92、カルボキシベンゾイル基20モル%含有)を導入した下記表4のサンプルを作製した。
Figure 2015055821
表5に実施例同様の評価を行った結果を示す。
Figure 2015055821
次いで、全ての実施例と比較例についてのメッキパターン評価として、ドライエッチング装置(日電アネルバ製:DEM−451)を用い、100Wにて30秒間レジストパターン及び基板表面を酸素プラズマにてアッシングし、3質量%硫酸水に30秒間浸漬した。その後、Cuメッキ液(日本エレクトロプレイティング・エンジニヤース株式会社製:ミクロファブCu200)に浸漬し、25℃において60分間定電流を流してCuメッキを行い、厚さ28μmのCuを積層した。次に、電解メッキ後の基板表面を純水にて流水洗浄を行い、窒素ブローを行って基板表面を乾燥させた。その基板表面を光学顕微鏡にて観察し、パターン上にクラックが発生していないか確認した。耐クラック性においては、次に示すレジストパターン上の特にクラックが発生しやすい図2に示すコーナー部分4,500ポイントを観察し、発生したクラックの数をカウントすることにより、その数が4,500ポイント中100ポイント未満であることが耐クラック性に富んでいるものと判断し、評価結果を表6に示す。
なお、図2において、Aが30箇所のクラック確認部分であり、この確認部分は50μm〜10μmのパターン幅についてそれぞれあるから、1ショット分Bの確認箇所は合計で30×5=150箇所である。そして、30ショットCにおいて確認したので、確認箇所は合計で150×30=4500箇所である。
Figure 2015055821

Claims (6)

  1. 下記式(1)の構造単位を有するオルガノシロキサン変性ノボラック樹脂中のフェノール性水酸基の水素原子の一部を1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換し、更に必要に応じ、残りの水酸基の一部の水素原子を下記一般式(2)、(3)、(4)で示される一価の官能基のうち1種又は2種以上の官能基で置換しても良いノボラック樹脂である高分子化合物と、有機溶剤を含有することを特徴とするポジ型レジスト材料。
    Figure 2015055821
    (式中、R1はケイ素原子に結合する基が炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基であるオルガノシロキシ基であり、R2は水素原子又は炭素数1〜4の置換もしくは非置換のアルキル基を示す。)
    Figure 2015055821
    (式中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基又は炭素数7〜20のアラルキル基を示す。)
  2. 変性ノボラック樹脂が、そのフェノール性水酸基の水素原子を、水素原子1原子当たり、0.02〜0.70モルの割合で、1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換した樹脂であることを特徴とする請求項1記載のポジ型レジスト材料。
  3. 変性ノボラック樹脂が、残りのフェノール性水酸基の一部の水素原子を、水素原子1原子当たり、0.01〜0.80モルの割合で一般式(2)、(3)、(4)で示される官能基のうち1種又は2種以上の官能基で置換した樹脂であることを特徴とする請求項1又は2記載のポジ型レジスト材料。
  4. 式(1)の変性ノボラック樹脂におけるR1が下記式(5)で示されるオルガノシロキシ基である請求項1〜3のいずれか1項記載のポジ型レジスト材料。
    Figure 2015055821
    [式中、R3、R4、R5は、それぞれ独立して炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基、X、Y、Zは単結合又は下記式(6)で示される二価のシロキサン構造であるが、X、Y、Zの少なくとも一つは下記式(6)の二価のシロキサン構造である。
    Figure 2015055821
    (式中、R6、R7は、それぞれ独立して炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基、Meはメチル基であり、m、nはそれぞれ0又は正数であるが、m+nは1以上の整数である。)]
  5. 変性ノボラック樹脂が、下記式(7)で示される構造単位を有するアリル基含有ノボラック樹脂と分子内にヒドロシリル基を一個含有するオルガノシロキサンとをヒドロシリル化反応させることにより得られるものである請求項1〜4のいずれか1項記載のポジ型レジスト材料。
    Figure 2015055821
    (式中、R2は水素原子又は炭素数1〜4の置換もしくは非置換のアルキル基を示す。)
  6. i)請求項1〜5のいずれか1項記載のレジスト材料を基板上に塗布する工程、
    ii)塗布した基板を加熱する工程、
    iii)波長500nm以下の紫外線を照射する工程、
    iv)必要に応じて加熱処理した後、アルカリ現像液を用いて現像する工程
    を含むことを特徴とするパターン形成方法。
JP2013190253A 2013-09-13 2013-09-13 ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法 Active JP6003855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013190253A JP6003855B2 (ja) 2013-09-13 2013-09-13 ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013190253A JP6003855B2 (ja) 2013-09-13 2013-09-13 ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015055821A true JP2015055821A (ja) 2015-03-23
JP6003855B2 JP6003855B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=52820235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013190253A Active JP6003855B2 (ja) 2013-09-13 2013-09-13 ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6003855B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015212721A (ja) * 2014-05-01 2015-11-26 信越化学工業株式会社 ネガ型レジスト材料及びパターン形成方法
WO2017126610A1 (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 日産化学工業株式会社 ポジ型感光性樹脂組成物
US10746543B2 (en) 2017-08-09 2020-08-18 Industry-Academic Cooperation Foundation, Yonsei University Apparatus for measuring distance using two-step tracking based on SPAD sensor and method thereof

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6879158B2 (ja) 2017-10-03 2021-06-02 信越化学工業株式会社 半導体装置及びその製造方法、並びに積層体

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848045A (ja) * 1981-09-18 1983-03-19 Shin Etsu Chem Co Ltd 感光性組成物
JPS63237052A (ja) * 1987-03-26 1988-10-03 Toshiba Corp 感光性組成物
JPS63292130A (ja) * 1987-05-26 1988-11-29 Kanto Kagaku Kk ポジ型フオトレジスト組成物
JPH0356964A (ja) * 1989-07-26 1991-03-12 Sony Corp レジスト材料
JPH0397710A (ja) * 1989-09-11 1991-04-23 Shin Etsu Chem Co Ltd 共役二重結合含有シリコーン変性ノボラック樹脂の製造方法
JPH09152711A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Toray Ind Inc 水なし平版印刷版原版
JP2000194126A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性組成物及び回路パタ―ン形成方法
JP2003119344A (ja) * 2001-10-12 2003-04-23 Shin Etsu Chem Co Ltd ハイブリッド化合物、レジスト材料及びパターン形成方法
JP2006522354A (ja) * 2003-04-01 2006-09-28 エイゼット・エレクトロニック・マテリアルズ・ユーエスエイ・コーポレイション フォトレジスト組成物

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848045A (ja) * 1981-09-18 1983-03-19 Shin Etsu Chem Co Ltd 感光性組成物
JPS63237052A (ja) * 1987-03-26 1988-10-03 Toshiba Corp 感光性組成物
JPS63292130A (ja) * 1987-05-26 1988-11-29 Kanto Kagaku Kk ポジ型フオトレジスト組成物
JPH0356964A (ja) * 1989-07-26 1991-03-12 Sony Corp レジスト材料
JPH0397710A (ja) * 1989-09-11 1991-04-23 Shin Etsu Chem Co Ltd 共役二重結合含有シリコーン変性ノボラック樹脂の製造方法
JPH09152711A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Toray Ind Inc 水なし平版印刷版原版
JP2000194126A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性組成物及び回路パタ―ン形成方法
JP2003119344A (ja) * 2001-10-12 2003-04-23 Shin Etsu Chem Co Ltd ハイブリッド化合物、レジスト材料及びパターン形成方法
JP2006522354A (ja) * 2003-04-01 2006-09-28 エイゼット・エレクトロニック・マテリアルズ・ユーエスエイ・コーポレイション フォトレジスト組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015212721A (ja) * 2014-05-01 2015-11-26 信越化学工業株式会社 ネガ型レジスト材料及びパターン形成方法
WO2017126610A1 (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 日産化学工業株式会社 ポジ型感光性樹脂組成物
US10746543B2 (en) 2017-08-09 2020-08-18 Industry-Academic Cooperation Foundation, Yonsei University Apparatus for measuring distance using two-step tracking based on SPAD sensor and method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP6003855B2 (ja) 2016-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5199336B2 (ja) 感光性ポリオルガノシロキサン組成物
TWI444775B (zh) Sensitive radiation linear resin composition, interlayer insulating film and microlens, and the like
JP6003855B2 (ja) ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法
JP5310051B2 (ja) 感放射線性組成物、マイクロレンズおよびその形成方法
JP2011075864A (ja) レジストパターン形成方法及びメッキパターン形成方法
JP2007304592A (ja) フォトレジスト組成物
US8492067B2 (en) Positive lift-off resist composition and patterning process
JP2007304591A (ja) フォトレジスト組成物
JP4466855B2 (ja) ポジ型レジスト組成物
KR100846085B1 (ko) 액정표시장치 회로용 포토레지스트 조성물
JP5407563B2 (ja) ポジ型感放射線性樹脂組成物
KR101739587B1 (ko) 포지티브형 레지스트 조성물 및 이것을 이용한 레지스트 패턴의 형성 방법
KR102253191B1 (ko) 포지티브형 레지스트 조성물 및 레지스트 패턴 형성 방법, 그리고 메탈층으로 이루어지는 패턴의 형성 방법 및 관통 전극의 제조 방법
JP2007304593A (ja) フォトレジスト組成物
JP4209297B2 (ja) 吐出ノズル式塗布法用ポジ型ホトレジスト組成物及びレジストパターンの形成方法
US9513550B2 (en) Positive resist composition and pattern forming process
WO2017099365A1 (ko) 감광성 수지 조성물, 그로부터 형성된 경화막, 및 경화막을 갖는 소자
JP2014157297A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物
JP6702251B2 (ja) ポジ型レジストフィルム積層体及びパターン形成方法
JP4882656B2 (ja) ポジ型感光性組成物及びそれからなる有機膜
JP6983812B2 (ja) 感光性樹脂組成物及びそれから調製される硬化膜
JP4296401B2 (ja) ポジ型レジスト組成物用ベース樹脂混合物及びその製造方法、ポジ型レジスト組成物、並びにパターン形成方法
JP2005173528A (ja) ポジ型感光性樹脂組成物、レリーフパターンの製造方法及び電子部品
JP2005010215A (ja) 1つの基板上に集積回路と液晶ディスプレイ部分が形成された基板製造用ポジ型ホトレジスト組成物およびレジストパターンの形成方法
TWI676864B (zh) 正型感光性樹脂組成物、圖案化膜及凸塊的製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6003855

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150