JP2015054509A - 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドを小型化でき、並んで配置される複数の共通液室から供給されるそれぞれの液体間の滴吐出特性のばらつきを低減できる液体吐出ヘッドの提供。【解決手段】第1共通液室10Aからは第1導入口9Aを介して第1液導入部8Aに液体が導入され、第2共通液室10Bからは第2導入口9Bを介して第2液導入部8Bに液体が導入され、第1導入口9Aの列と第2導入口)Bの列とは、ノズル配列方向と直交する方向で、異なる位置に配置され、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗を定める長さは、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める長さよりも長く、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積は、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積よりも広く形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は液体吐出ヘッド及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置、例えばインクジェット記録装置が知られている。
液体吐出ヘッドとしては、一列に配置された圧力発生室の奇数番目と偶数番目で、並んで配置された2つの共通液室からインク供給を行なうとともに、共通液室からのインク供給口を一列に配列したものが知られている(特許文献1)。
また、一列に配置された圧力発生室に対し、積層配置された複数の共通液室から液体供給を行うようにしたものも知られている(特許文献2)。
特開2008−030354号公報 特開2007−223190号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されているように、共通液室から圧力発生室へのインク供給口を一列に配置した場合、圧力発生室の構造は同一となるため、同一の吐出特性とすることが可能となる。
しかしながら、複数の共通液室も圧力発生室と同じ配列ピッチで、串歯状に入れ子構成となる構造にする必要があり、共通液室部品(共通液室部材)の高精度化が必要となるという課題がある。
また、特許文献2に記載されているように、積層された複数の共通液室からそれぞれの圧力発生室に供給する構造にあっては、それぞれの共通液室からのインク供給孔の形状を一定にすることが困難であり、隣接する圧力発生室で吐出特性が異なってしまうという課題がある。
この場合、圧力発生手段に対する駆動制御によって対応することも可能であるが、駆動回路構成が複雑となり、コストが高くなるという課題を生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、ヘッドを小型化でき、並んで配置される複数の共通液室から供給されるそれぞれの液体間の滴吐出特性のばらつきを低減できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体吐出ヘッドは、
液滴を吐出する複数のノズルと、
前記ノズルに通じる複数の個別液室と、
前記個別液室に通じる複数の流体抵抗部と、
ノズル配列方向に並ぶ2つの前記個別液室にそれぞれ液体を供給する第1共通液室及び第2共通液室と、
前記流体抵抗部に通じ、前記第1共通液室から第1導入口を介して液体を導入する第1液導入部と、
前記流体抵抗部に通じ、前記第2共通液室から第2導入口を介して液体を導入する第2液導入部と、を備え、
前記複数のノズルは一列に配列され、
前記第1導入口の列と前記第2導入口の列とは、ノズル配列方向と直交する方向で、異なる位置に配置され、
前記第2液導入部の前記第2導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める長さは、前記第1液導入部の前記第1導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める長さよりも長く形成され、
前記第2液導入部の前記第2導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積は、前記第1液導入部の前記第1導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積よりも広く形成されている
構成とした。
本発明によれば、簡単な構成で、ヘッドを小型化でき、並んで配置される複数の共通液室から供給されるそれぞれの液体間の滴吐出特性のばらつきを低減できる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図である。 図1のA1−A1線に沿う断面説明図である。 図1のB1−B1線に沿う断面説明図である。 ノズル配列方向に沿う断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図である。 図5のA2−A2線に沿う断面説明図である。 図5のB2−B2線に沿う断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図ある。 本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図ある。 本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図ある。 本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図ある。 本発明の第7実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図である。 図12のA3−A3線に沿う断面説明図ある。 本発明の第8実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図である。 本発明の第9実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図である。 図15のA4−A4線に沿う断面説明図である。 図15のB4−B4線に沿う断面説明図である。 本発明の第10実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図である。 図18のA5−A5線に沿う断面説明図である。 図18のB5−B5線に沿う断面説明図である。 本発明の第11実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図ある。 本発明の第12実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図である。 図22のA6−A6線に沿う断面説明図である。 図22のB6−B6線に沿う断面説明図である。 図22のC6−C6線に沿う断面説明図ある。 本発明の第13実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図である。 図26のA7−A7線に沿う断面説明図ある。 本発明の第14実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部平面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例を示す機構部の側面説明図である。 同機構部の要部平面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図1ないし図4を参照して説明する。図1は同ヘッドの要部平面説明図、図2は図1のA1−A1線に沿う断面説明図、図3は図1のB1−B1線に沿う断面説明図、図4はノズル配列方向に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、ノズル板1と、流路板(流路形成部材)2と、壁面部材である振動板部材3とを積層接合している。そして、振動板部材3を変位させる積層型圧電素子を含む圧力発生手段である圧電アクチュエータ11と、共通液室部材(共通流路部材)20とを備えている。
ノズル板1は、液滴を吐出する複数のノズル4を1列に配列したノズル列を有している。
流路板2は、各ノズル4が通じる複数の個別液室6と、各個別液室6が通じる複数の流体抵抗部7と、流体抵抗部7が通じる第1液導入部8A及び第2液導入部8B(区別しないときは、単に「液導入部8」という。)を形成している。
共通液室部材20は、ノズル配列方向に並ぶ2つの個別液室となる隣り合う2つの個別液室6の一方に液体を供給する第1共通液室10Aと、隣り合う2つの個別液室6の他方に液体を供給する第2共通液室10Bとを形成している。第1共通液室10Aと第2共通液室10B(区別しないときは、単に「共通液室10」という。)とは、ノズル配列方向と直交する方向で異なる位置に配置されている。
振動板部材3には、第1共通液室10Aが通じる第1導入口9Aと、第2共通液室10Bが通じる第2導入口9B(区別しないときは、単に「導入口9」という。)とが形成されている。
第1導入口9Aのノズル配列方向の列と、第2導入口9Bのノズル配列方向の列とは、ノズル配列方向と直交する方向で異なる位置に配置されている。隣り合う2つの個別液室6に対応する第1導入口9Aと第2導入口9Bは、ノズル配列方向において異なる位置に配置され、本実施形態では千鳥状に配置されている。
第1共通液室10Aからは第1導入口9Aを介して第1液導入部8Aに液体が導入される。第2共通液室10Bからは第2導入口9Bを介して第2液導入部8Bに液体が導入される。
そして、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗を定める長さ(距離)L2は、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗を定める長さ(距離)L1よりも長く(L2>L1)形成されている。
つまり、第1導入口9Aと第2導入口9Bとは、ノズル配列方向と直交する方向において異なる位置に配置され、導入口9から流体抵抗部7の入口までの距離(長さ)は、第1導入口9A側が短く、第2導入口9B側が長くなっている。
一方、第2液導入部8Bの流路板2の厚み方向の高さH2は、第1液体導入部8Aの流路板2の厚み方向の高さH1よりも高く(H2>H1)形成している。つまり、流体抵抗を定める開口断面積は、第1液導入部8Aよりも流路長が長くなる第2液導入部8Bの方を広くしている。
このようにして、開口断面積と流路の長さで定まる流路の流体抵抗について、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
また、個別液室6及び流体抵抗部7の流路形状を同じとし、第1液導入部8Aと第2液導入部8Bとでは流路形状を異ならせつつ流体抵抗をほぼ同じ(同じを含む。以下同様)にしているので、各ノズル4からの滴吐出特性をほぼ同じにできる。
また、第1共通液室10Aと第2共通液室10Bとで異なる種類の液体を収容するときには、異なる種類の液体を吐出するノズル4間の滴吐出特性をほぼ同じにできる。なお、複数種類の液体とは、例えば、色の違う液体、染料系と顔料系の液体、光硬化性など特性の違う液体など、である。
これによって、簡単な構成で、ヘッドを小型化でき、並んで配置される複数の共通液室から供給されるそれぞれの液体間の滴吐出特性のばらつきを低減できる。
次に、本実施形態に係る液体吐出ヘッドの各部の具体例及びその動作について説明する。
ノズル板1は、例えば、ニッケル(Ni)の金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法(電鋳)で製造したものを用いている。これに限らず、その他の金属部材、樹脂部材、樹脂層と金属層の積層部材などを用いることができる。また、ノズル板1の液滴吐出側面(吐出方向の表面:吐出面)には撥液層を設けている。
流路板2は、単結晶シリコン基板をエッチングして、個別液室6、液体供給路などを構成する溝部及び貫通穴を形成している。なお、流路板2は、例えばSUS基板などの金属板を酸性エッチング液でエッチングし、あるいはプレスなどの機械加工を行って形成することもできる。
振動板部材3は、流路板2の個別液室6の壁面を形成する壁面部材を兼ね、第1層3A及び第2層2Bの2層構造としているが、3層以上の構造とすることもできるし、1層構造とすることもできる。ここでは、振動板部材3の第1層3Aによって個別液室6に対応する部分に変形可能な振動領域30を有している。
共通液室部材20は、このヘッドのフレーム部材を兼ねている。なお、第1、第2共通液室10A、10Bに通じる振動板部材3の第1、第2導入口9A、9Bにはフィルタ部を設けることができる。
そして、共通液室部材20には、図示しないヘッドタンクや液体カートリッジから第1共通液室10A、第2共通液室10Bに液体を供給する図示しない液体供給口部が形成されている。
この共通液室部材20は、例えばエポキシ系樹脂或いは熱可塑性樹脂であるポリフェニレンサルファイト等で射出成形により形成している。
そして、振動板部材3の個別液室6とは反対側に、振動板部材3の振動領域30を変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての電気機械変換素子を含む圧電アクチュエータ11を配置している。
この圧電アクチュエータ11は、図示しないベース部材上に接着剤接合した積層型圧電素子である圧電部材12に、ハーフカットダイシングによって溝を加工して、所要数の柱状の積層型圧電素子(以下、「圧電柱」という。)12A、12Bを所定の間隔で櫛歯状に形成したものである。
そして、圧電部材12の圧電柱12Aは、振動板部材3の振動領域30の凸部31に接着接合されている。また、圧電柱12Bは、個別液室6、6間の隔壁に対応する位置で振動板部材3に接合されている。
このとき、圧力発生手段である圧電柱12Aは、ノズル4と同様に、ノズル配列方向で一列に配列されている。
なお、圧電部材12としては、圧電層と内部電極とを交互に積層したものであり、内部電極がそれぞれ端面に引き出されて外部電極が設けられている。そして、圧電柱12Aの外部電極に駆動信号を与えるための可撓性を有するフレキシブル配線基板としてのFPCが接続されている。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば圧電柱12Aに与える電圧を基準電位から下げることによって圧電柱12Aが収縮し、振動板部材3の振動領域30が引かれて個別液室6の容積が膨張することで、個別液室6内に液体が流入する。
その後、圧電柱12Aに与える電圧を上げて圧電柱12Aを積層方向に伸長させ、振動板部材3の振動領域30をノズル4方向に変形させて個別液室6の容積を収縮させる。これにより、個別液室6内の液体が加圧され、ノズル4から液滴が吐出(噴射)される。
そして、圧電柱12Aに与える電圧を基準電位に戻すことによって振動板部材3の振動領域30が初期位置に復元し、個別液室6が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室10から液導入部8、流体抵抗部7を通じて個別液室6内に液体が充填される。そこで、ノズル4のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与え方によって引き打ちや押し打ちなどを行なうこともできる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図5ないし図7を参照して説明する。図5は同ヘッドの要部平面説明図、図6は図5のA2−A2線に沿う断面説明図、図7は図5のB2−B2線に沿う断面説明図である。
本実施形態では、第2液導入部8Bのノズル配列方向の幅(以下、単に「幅」という。)W2は、第1液導入部8Aの幅W1よりも一様に広く(W2>W1)形成している。
したがって、流体抵抗を定める開口断面積は、第1液導入部8Aよりも流路長が長くなる第2液導入部8Bの方が広くなる。
このようにして、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
これにより、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図8を参照して説明する。図8は同ヘッドの要部平面説明図ある。
本実施形態では、第2液導入部8Bは、第1液導入部8Aに隣接する下流側流路部分8B1と、第1液導入部8Aに隣接する部分以外の部分である、第1液導入部8Aに隣接しない上流側流路部分8B2と、を有し、上流側流路部分8B2の最上流部分で第2導入口9Bに通じている。
そして、第2液導入部8Bの下流側流路部分8B1の幅よりも上流側流路部分8B2の幅を広くしている。
このようにして、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
これにより、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図9を参照して説明する。図9は同ヘッドの要部平面説明図ある。
本実施形態では、第2液導入部8Bは、第1液導入部8Aに隣接する下流側流路部分8B1と、第1液導入部8Aに隣接しない上流側流路部分8B2と、を有し、上流側流路部分8B2は相互に通じさせて1つの流路部分としている。なお、第2導入口9Bは各個別液室6ごとに設けられて、上流側流路部分8B2の最上流部分で通じている。
そして、第2液導入部8Bの下流側流路部分8B1の幅は第1液導入部8Aと同じ幅としている。
このようにして、全体として、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
これにより、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図10を参照して説明する。図10は同ヘッドの要部平面説明図ある。
本実施形態は、隣り合う3つの個別液室6に対し、それぞれ液体を供給する第1共通液室10A、第2共通液室10B及び第3共通液室10Cを有し、これに対応して、第1導入口9A、第2導入口9B及び第3導入口9Cと、第1液導入部8A、第2液導入部8B及び第3液導入部8Cとを有している。
そして、第3導入口9Cから第3液導入部8Cが通じる流体抵抗部7までの流路の長さL3は、第2導入口9Bから第2液導入部8Bが通じる流体抵抗部7までの流路の長さL2より長く(L3>L2)、第2導入口9Bから第2液導入部8Bが通じる流体抵抗部7までの流路の長さL2は、第1導入口9Aから第1液導入部8Aが通じる流体抵抗部7までの流路の長さL1よりも長く(L2>L1)形成されている。
そこで、第3、第2、第2液導入部8C、8B、8Aの幅W3,W2、W1を、W3>W2>W1の関係にして、流体抵抗を定める開口断面積を異ならせている。
このようにして、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第3液導入部8Cの第3導入口9Cから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
これにより、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、各共通液室にそれぞれ異なる種類の液体を収容していれば、本実施形態の構成により3種類の液体の吐出特性のばらつきを低減できる。
次に、本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図11を参照して説明する。図11は同ヘッドの要部平面説明図ある。
本実施形態でも、ノズル配列方向に並ぶ3つの個別液室6に対し、それぞれ液体を供給する第1共通液室10A、第2共通液室10B及び第3共通液室10Cを有し、これに対応して、第1導入口9A、第2導入口9B及び第3導入口9Cと、第1液導入部8A、第2液導入部8B及び第3液導入部8Cとを有している。
そして、ここでは、第1液導入部8Aの幅よりも第2液導入部8Bの下流側流路部分8B1の幅を広くし、第2液導入部8Bの下流側流路部分8B1の幅よりも第3液導入部8Cの下流側流路部分8C1の幅を広くしている。
また、第2液導入部8Bの下流側流路部分8B1の幅よりも第2液導入部8Bの上流側流路部分8B2の幅を広くしている。同様に、第3液導入部8Cの下流側流路部分8C1の幅よりも第3液導入部8Cの中間流路部分8C2の幅を広くしている。さらに、第3液導入部8Cの上流側流路部分は相互に通じさせている。
このようにして、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第3液導入部8Cの第3導入口9Cから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
これにより、前記第5実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第7実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図12及び図13を参照して説明する。図12は同ヘッドの要部平面説明図、図13は図12のA3−A3線に沿う断面説明図ある。
本実施形態は、前記第第1実施形態の構成を、ノズル配列方向を中心として、対向配置し、4つの共通液室10から4種類の液体を吐出できるようにしている。
これによって、1つのヘッドで例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインクを吐出することが可能となり、1ヘッドでフルカラーの印刷を行なうことができる。
また、4種類のインクを吐出するためのノズル4aと4c、4cと4dがノズル配列方向と直交する方向で同一直線状に配置することができ、2回の走査で紙面の同一画素上に4種類のインクを着弾させることができ、高品位な画像を形成することが可能となる。
また、個別液室6を対向した配置とすることで、各列の圧電アクチュエータ11を一つのベース部材13上に配置できるため、一つのアクチュエータユニットで4色分の吐出を行うことができるようになり、ヘッドの小型化、低コスト化が可能となる。
次に、本発明の第8実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図14を参照して説明する。図14は同ヘッドの要部平面説明図である。
本実施形態では、上記第7実施形態におけるノズル4a、4bと、4c、4dとが千鳥状になるように配置している。
このような構成とすることで、1回の印字で、K、C、M、Yの4色のインクを紙面上の略同一箇所に着弾させることが可能となるため、コンポジットを含む1パス印字でモノクロ画像を形成することが可能となり、より高速な印字を行うことができる。
次に、本発明の第9実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図15ないし図17を参照して説明する。図15は同ヘッドの要部平面説明図、図16は図15のA4−A4線に沿う断面説明図、図17は図15のB4−B4線に沿う断面説明図である。
本実施形態では、第2共通液室10Bと個別液室6との間を通じる第2液導入部8Bは、流路板2の厚み方向で第1液導入部8Aと同じ位置に配置された流路部分88Aと、流路板2の厚み方向で第1液導入部8Aとは異なる位置に形成された流路部分88Bを有している。
第2液導入部8Bの流路部分88Aは、第1液導入部8Aと同じ形状に形成されている。
第2液導入部8Bの流路部分88Bは、第1液導入部8A及び流路部分88Aに比べて開口断面積を大きくし、流路抵抗を小さくしている。ここでは、流路部分88Bの高さ(流路板2の厚み方向の高さ)を高くしている。
例えば、流路板2を3層構造のSUSプレートから形成し、1層目で第1液導入部8A及び第2液導入部8Bの流路部分88Aを形成し、2層目及び3層目で第2液導入部8Bの流路部分88Bを形成することで、流路部分88Bの開口断面積を容易に大きくすることができる。
このようにして、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
このように構成することで、隣り合うノズル4、4から異なる種類の液体を吐出させることができる。
また、個別液室6及び流体抵抗部7の流路形状を同じとし、第1液導入部8Aと第2液導入部8Bとでは流路形状を異ならせつつ流体抵抗をほぼ同じにしているので、各ノズル4からの滴吐出特性をほぼ同じにできる。
これにより、簡単な構成で、ヘッドを小型化でき、並んで配置される複数の共通液室から供給されるそれぞれの液体間の滴吐出特性のばらつきを低減できる。
次に、本発明の第10実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図18ないし図20を参照して説明する。図18は同ヘッドの要部平面説明図、図19は図18のA5−A5線に沿う断面説明図、図20は図18のB5−B5線に沿う断面説明図である。
本実施形態では、第2液導入部8の流路部分88Bは、上記第9実施形態に比べて、幅を広くし、高さを低くしている。流体抵抗は開口断面積と長さで定まるので、前記第9実施形態と同様に流体抵抗を小さくすることができる。
例えば、本実施形態では、流路板2はシリコン基板を使用して、エッチングにより流路を形成している。
そして、流路板2に流路を形成するとき、基板の反りと接着剤のはみ出し防止のため、個別液室6を形成している側と反対側の面にダミーの凹部を形成するので、凹部のエッチング工程で流路部分88Bを形成することができる。これにより、容易に流路部分88Bの流路幅を広くすることができる。また、流路板2の厚み方向では、個別液室6とノズル4とを繋ぐ流路をエッチングで形成するときに、流路部分88Bと流路部分88Aを繋ぐ流路部分88a及び第2導入口9Bとを繋ぐ流路部分88bを形成することができる
このようにして、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
これにより、前記第9実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第11実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図21を参照して説明する。図21は同ヘッドの要部平面説明図ある。
本実施形態では、第2液導入部8Bの流路部分88Bは相互に通じさせて1つの流路部分としている。なお、第2導入口9Bは各個別液室6ごとに設けられて、流路部分88Bの最上流部分で通じている。
このようにして、全体として、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第3液導入部8Cの第3導入口9Cから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
これにより、前記第9実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第12実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図22ないし図25を参照して説明する。図22は同ヘッドの要部平面説明図、図23は図22のA6−A6線に沿う断面説明図、図24は図22のB6−B6線に沿う断面説明図、図25は図22のC6−C6線に沿う断面説明図ある。
本実施形態は、隣り合う3つの個別液室6に対し、それぞれ液体を供給する第1共通液室10A、第2共通液室10B及び第3共通液室10Cを有し、これに対応して、第1導入口9A、第2導入口9B及び第3導入口9Cと、第1液導入部8A、第2液導入部8B及び第3液導入部8Cとを有している。
第2共通液室10Bと個別液室6との間を通じる第2液導入部8Bは、流路板2の厚み方向で第1液導入部8Aと同じ位置に配置された流路部分88Aと、流路板2の厚み方向で第1液導入部8Aとは異なる位置に形成された流路部分88Bを有している。
第3共通液室10Cと個別液室6との間を通じる第3液導入部8Cは、流路板2の厚み方向で第1液導入部8Aと同じ位置に配置された流路部分88Aと、流路板2の厚み方向で第1液導入部8Aとは異なる位置に形成された流路部分88Cを有している。
そして、第2液導入部8Bの流路部分88Bの幅は第1液導入部8Aの幅よりも広く、かつ、第3液導入部8Cの流路部分88Cの幅は、第2液導入部8Bの流路部分88Bの幅よりも広くしている。
このようにして、第1液導入部8Aの第1導入口9Aから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第2液導入部8Bの第2導入口9Bから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗と、第3液導入部8Cの第3導入口9Cから流体抵抗部7までの流路の流体抵抗とを、同じにするか、差を小さくしている。
これにより、前記第9実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、各共通液室にそれぞれ異なる種類の液体を収容していれば、本実施形態の構成により3種類の液体の吐出特性のばらつきを低減できる。
次に、本発明の第13実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図26及び図27を参照して説明する。図26は同ヘッドの要部平面説明図、図27は図26のA7−A7線に沿う断面説明図ある。
本実施形態は、前記第第10実施形態の構成を、ノズル配列方向を中心として、対向配置し、4つの共通液室10から4種類の液体を吐出できるようにしている。
これによって、1つのヘッドで例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインクを吐出することが可能となり、1ヘッドでフルカラーの印刷を行なうことができる。
また、4種類のインクを吐出するためのノズル4aと4c、4cと4dがノズル配列方向と直交する方向で同一直線状に配置することができ、2回の走査で紙面の同一画素上に4種類のインクを着弾させることができ、高品位な画像を形成することが可能となる。
また、個別液室6を対向した配置とすることで、各列の圧電アクチュエータ11を一つのベース部材13上に配置できるため、一つのアクチュエータユニットで4色分の吐出を行うことができるようになり、ヘッドの小型化、低コスト化が可能となる。
次に、本発明の第14実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図28を参照して説明する。図28は同ヘッドの要部平面説明図である。
本実施形態では、上記第13実施形態におけるノズル4a、4bと、4c、4dとが千鳥状になるように配置している。
このような構成とすることで、1回の印字で、K、C、M、Yの4色のインクを紙面上の略同一箇所に着弾させることが可能となるため、コンポジットを含む1パス印字でモノクロ画像を形成することが可能となり、より高速な印字を行うことができる。
次に、本発明に係る画像形成装置の一例について図29及び図30を参照して説明する。図29は同装置の機構部の側面説明図、図30は同機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置である。左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド234を搭載している。
また、記録ヘッド234に各色のヘッドタンク235が接続され、各ヘッドタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニットによって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向する分離パッド244を備える。この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備える。さらに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて、再度、カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャッピングするためのキャップ282を備えている。また、維持回復機構281は、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け288を配置している。この空吐出受け288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送される。更に用紙242は先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
そして、帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを記録ヘッドとして備えるので、小型化を図れる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味である。被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
1 ノズル板
2 流路板
3 振動板部材
4 ノズル
6 個別液室
7 流体抵抗部
8A 第1液導入部
8B 第2液導入部
8C 第3液導入部
9A 第1液導入口
9B 第2液導入口
9C 第3液導入口
10A 第1共通液室
10B 第2共通液室
10C 第3共通液室
12 圧電部材
12A 圧電柱
20 共通液室部材
233 キャリッジ
234 記録ヘッド

Claims (8)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルと、
    前記ノズルに通じる複数の個別液室と、
    前記個別液室に通じる複数の流体抵抗部と、
    ノズル配列方向に並ぶ2つの前記個別液室にそれぞれ液体を供給する第1共通液室及び第2共通液室と、
    前記流体抵抗部に通じ、前記第1共通液室から第1導入口を介して液体を導入する第1液導入部と、
    前記流体抵抗部に通じ、前記第2共通液室から第2導入口を介して液体を導入する第2液導入部と、を備え、
    前記複数のノズルは一列に配列され、
    前記第1導入口の列と前記第2導入口の列とは、ノズル配列方向と直交する方向で、異なる位置に配置され、
    前記第2液導入部の前記第2導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める長さは、前記第1液導入部の前記第1導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める長さよりも長く形成され、
    前記第2液導入部の前記第2導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積は、前記第1液導入部の前記第1導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積よりも広く形成されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記第2液導入部は、前記第1液導入部と隣り合う部分のノズル配列方向の幅よりも、前記第1液導入部と隣り合う部分以外の部分のノズル配列方向の幅が広い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 複数の前記第2液導入部の前記第2導入口が臨む部分は、ノズル配列方向で相互に通じている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記個別液室、前記流体抵抗部及び前記液導入部を形成する流路板を有し、
    前記第2液導入部は、前記流路板の厚み方向で、前記第1液導入部と異なる位置に形成された流路部分を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記第1共通液室と前記第2共通液室とは、ノズル配列方向と直交する方向の異なる位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記個別液室を加圧する圧力発生手段を有し、
    複数の前記個別液室に対応する複数の前記圧力発生手段は、ノズル配列方向に一列に並んで配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  7. 液滴を吐出する複数のノズルと、
    前記ノズルに通じる複数の個別液室と、
    前記個別液室に通じる複数の流体抵抗部と、
    ノズル配列方向に並ぶ3つの前記個別液室にそれぞれ液体を供給する第1共通液室、第2共通液室及び第3共通液室と、
    前記流体抵抗部に通じ、前記第1共通液室から第1導入口を介して液体を導入する第1液導入部と、
    前記流体抵抗部に通じ、前記第2共通液室から第2導入口を介して液体を導入する第2液導入部と、
    前記流体抵抗部に通じ、前記第3共通液室から第3導入口を介して液体を導入する第3液導入部と、を備え、
    前記複数のノズルは一列に配列され、
    前記第1導入口の列と前記第2導入口の列と前記第3導入口の列とは、ノズル配列方向と直交する方向で、異なる位置に配置され、
    前記第2液導入部の前記第2導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める長さは、前記第1液導入部の前記第1導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める長さよりも長く形成され、
    前記第2液導入部の前記第2導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積は、前記第1液導入部の前記第1導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積よりも広く形成され、
    前記第3液導入部の前記第3導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める長さは、前記第2液導入部の前記第2導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める長さよりも長く形成され、
    前記第3液導入部の前記第3導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積は、前記第2液導入部の前記第2導入口から前記流体抵抗部までの流路の流体抵抗を定める開口断面積よりも広く形成されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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