JP2015049532A - 映像監視システム、映像監視方法、映像監視システム構築方法 - Google Patents

映像監視システム、映像監視方法、映像監視システム構築方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015049532A
JP2015049532A JP2013178524A JP2013178524A JP2015049532A JP 2015049532 A JP2015049532 A JP 2015049532A JP 2013178524 A JP2013178524 A JP 2013178524A JP 2013178524 A JP2013178524 A JP 2013178524A JP 2015049532 A JP2015049532 A JP 2015049532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control signal
unit
processing load
analysis
simulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013178524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6219101B2 (ja
Inventor
健一 米司
Kenichi Yoneshi
健一 米司
司 山内
Tsukasa Yamauchi
司 山内
智明 吉永
Tomoaki Yoshinaga
智明 吉永
大輔 松原
Daisuke Matsubara
大輔 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2013178524A priority Critical patent/JP6219101B2/ja
Priority to EP14182151.2A priority patent/EP2843591B1/en
Priority to DK14182151.2T priority patent/DK2843591T3/en
Priority to US14/471,856 priority patent/US9648286B2/en
Priority to SG10201405319UA priority patent/SG10201405319UA/en
Publication of JP2015049532A publication Critical patent/JP2015049532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6219101B2 publication Critical patent/JP6219101B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/181Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a plurality of remote sources
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/50Context or environment of the image
    • G06V20/52Surveillance or monitoring of activities, e.g. for recognising suspicious objects
    • G06V20/53Recognition of crowd images, e.g. recognition of crowd congestion
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/96Management of image or video recognition tasks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】施設全体の情報を活用して映像解析に係る処理負荷を低減する。
【解決手段】本発明に係る映像監視システムは、複数の監視カメラが撮影した映像内の移動体の流れをシミュレートし、そのシミュレーション結果から前記移動体の動き解析の処理負荷と相関するパラメータを導出し、そのパラメータと前記シミュレーション結果との間の対応関係に基づき、前記処理負荷を低減することができる処理方式を特定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像を用いて監視対象を監視する技術に関する。
近年、公共施設における利用客の増加にともない、施設内の人の流れを把握し、混雑状況や異常発生を効率よく検出することに対するニーズが増している。これに対し、店舗、空港などの人が集まる場所に設置された監視カメラを用いて施設内の人の流れを把握し、混雑状況や異常発生を検出するシステムが存在する。しかしこのようなシステムにおいては、監視カメラの視野内の情報しか得られないため、施設全体の状態を把握することは困難である。
上記課題に対して、下記特許文献1には、監視カメラから得られる情報をもとに、カメラの死角における人物の移動経路を推定する技術が記載されている。また下記特許文献2は、映像監視に関して、解析処理を切り替えることにより処理負荷を低減する技術を記載している。下記非特許文献1〜2は、映像監視に関連する技術として、映像から動きを抽出する技術を開示している。
WO2007/026744号公報 特開2007−264706号公報
Dirk Helbing and Peter Molnar, "Social Force Model for Pedestrian Dynamics", Physical Review E, vol.51, no.5, pp.4282-4286, 1995. S. Baker and I. Matthews "Lucas-kanade 20 years on: A unifying framework", International Journal of Computer Vision, vol. 53, no. 3, 2004.
人物の移動経路を推定する際に、監視カメラの映像から、移動経路を推定するために必要な情報を抽出する必要がある。この際、複数の監視カメラから移動経路を推定するために必要な情報を抽出する処理負荷が課題となる。例えば、複数の監視カメラの映像を同一のサーバ上に集約し、そのサーバ上で情報を抽出する場合を想定する。このとき、1台のサーバ内で処理する監視カメラの台数が増えるにつれて、サーバの処理負荷が高くなる。そのため、カメラ映像が入力される時間間隔よりも、全てのカメラについて情報抽出が完了する時間間隔のほうが長くなってしまう可能性がある。この場合、リアルタイムで情報を抽出することができなくなり、したがってリアルタイムで施設内の状態を把握することができなくなる。
上記課題に対し、上記特許文献2においては、カメラ映像を基に混雑度を判定し、その判定結果に基づき解析処理を切り替えることにより、解析処理の負荷を低減している。しかしこの技術においては、単体のカメラから得られる情報を用いて解析処理を切り替えているため、施設全体の情報を活用して処理負荷を低減することは困難である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、施設全体の情報を活用して映像解析に係る処理負荷を低減することを目的とする。
本発明に係る映像監視システムは、複数の監視カメラが撮影した映像内の移動体の流れをシミュレートし、そのシミュレーション結果から前記移動体の動き解析の処理負荷と相関するパラメータを導出し、そのパラメータと前記シミュレーション結果との間の対応関係に基づき、前記処理負荷を低減することができる処理方式を特定する。
本発明に係る映像監視システムによれば、複数のカメラを用いたシミュレーションによって施設全体の状況を把握し、その結果に基づき映像解析の処理負荷を低減することができる。
実施形態1に係る映像監視システム100の模式図である。 実施形態1に係る映像監視システム100が備える映像監視装置200の機能ブロック図である。 動き特徴量抽出部202、シミュレーション部203、および制御信号生成部205の構成例を示す機能ブロック図である。 切替部302がテスト期間と通常期間を切り替えるタイミングを例示する図である。 テスト制御信号生成部311が保持するテストパターン生成表500の構成とデータ例を示す図である。 通常動き特徴量抽出部303の構成例を示す機能ブロック図である。 特徴量変換部602の構成例を示す機能ブロック図である。 テスト期間401において制御信号211を決定する処理のフローチャートである。 映像監視装置200のハードウェア構成例を示す図である。 映像監視システム100のネットワーク構成例を示す図である。 実施形態2に係る映像監視装置200の機能ブロック図である。 実施形態2における制御信号生成部205の構成例を示す機能ブロック図である。 条件対応付け部1201が備える設定パターン対応表1300の構成とデータ例を示す図である。 実施形態3に係る映像監視装置200の機能ブロック図である。 テストタイミング生成部301が生成する切り替え信号の1例を示す。 実施形態4に係る映像監視装置200の機能ブロック図である。 映像監視システム100を構築する手順を説明するフローチャートである。 実施形態6に係る映像監視装置200の機能ブロック図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る映像監視システム100の模式図である。図1において、監視領域内に存在する監視対象(移動体)(101,102,103)は監視カメラ(104,105)により監視されている。各監視カメラは、撮影可能な視野(106)が限定されているため、いずれのカメラからも監視されない死角領域108が存在する。
映像監視システム100はまず、各カメラが撮影した映像から監視対象の動き特徴量(110,111,112)を抽出する。この際、各監視カメラの視野に収まっている動き特徴量(110,112)は、監視カメラの映像に対して画像処理を実施することにより抽出される。抽出された特徴量は俯瞰視点の動き特徴量(113,114)に変換される。死角領域の動き特徴量111は、監視カメラにより観測されないため、抽出することができない。そのため、監視領域115内における動き特徴量のみが得られる。映像監視システム100は次に、得られた動き特徴量を用いてシミュレーションを実施し、施設全体における対象の動き特徴量を推定する。これにより、施設全体における監視対象の動き特徴量を得ることができる。
本実施形態1では、施設全体における監視対象の動き特徴量を推定する1例として、監視カメラの映像から得られる情報に加え、センサから得られる情報を用いて監視対象の流れをシミュレーションすることにより、特許文献1よりもさらに高精度に動き特徴量を推定する手法について説明する。センサから得られる情報の例としては、例えば赤外線センサによる監視対象通過数のカウント結果、荷重センサによる監視対象数の推定結果、などが考えられる。シミュレーションを実施する際には、例えば非特許文献1に記載されている手法を用いて、監視対象の移動モデルを仮定し、その移動モデルにしたがって監視対象の移動方向を模擬する。これにより、特許文献1よりも詳細に監視対象の流れを推定することができる。
図2は、本実施形態1に係る監視システム100が備える映像監視装置200の機能ブロック図である。映像監視装置200は、動き特徴量抽出部202、シミュレーション部203、シミュレーション結果提示部204、制御信号生成部205、形式変換部208を備える。
動き特徴量抽出部202は、複数の監視カメラそれぞれが撮影したカメラ映像201を受け取る。動き特徴量抽出部202は、各カメラ映像201から動き特徴量209を抽出する。動き特徴量とは、監視カメラの映像中に映る移動体の移動経路を表す情報であり、例えば時間毎の移動対象の座標位置を並べたベクトルによって表される。動き特徴量抽出部202は、制御信号生成部205から与えられる制御信号211にしたがって、動き特徴量を抽出する際に用いる処理方式を切り替える。切り替えの詳細については後述する。抽出された動き特徴量209はシミュレーション部203に入力される。
形式変換部208は、各センサが検出した物理状態を記述するセンサ情報207を受け取る。形式変換部208は、センサ情報207をシミュレーション部203が取り扱うことのできる形式に変換する。例えば、センサ情報207が赤外線センサによる監視対象数のカウント結果を記述している場合、監視対象数のカウント結果にセンサの位置情報を付加して出力する。形式変換部208が形式変換したセンサ情報207をセンサ特徴量210と呼ぶ。
シミュレーション部203は、動き特徴量209とセンサ特徴量210を受け取る。シミュレーション部203は、動き特徴量209とセンサ特徴量210を用いてシミュレーションを実施し、施設全体における監視対象の動き特徴量を算出する。このシミュレーションにより得られた施設全体における監視対象の動き特徴量を、シミュレーション結果212と呼ぶ。シミュレーション結果212はシミュレーション結果提示部204と制御信号生成部205に入力される。
シミュレーション結果提示部204は、シミュレーション結果212を、例えば施設の地図上に投影するなどの処理を実施した後、表示用ディスプレイなどに表示する。
制御信号生成部205は、シミュレーション結果212と目標処理負荷206を受け取る。制御信号生成部205は、動き特徴量抽出部202が動き特徴量209を抽出する際に用いる処理方式を切り替えるための制御信号211を生成し、動き特徴量抽出部202に対して出力する。制御信号生成部205は、映像監視装置200の処理負荷を低減するように、制御信号211を生成する。シミュレーション結果212に基づき処理負荷を低減する制御信号211を生成することにより、実時間内で解析処理を完了させることを図る。複数のカメラから得たカメラ映像201を用いて生成したシミュレーション結果212に基づき制御信号211を生成することにより、施設全体の状況を踏まえて処理負荷を調整することができる。したがって、カメラ単体から得た映像を用いて処理負荷を調整するよりも、好適な制御を実施することができる。
本実施形態1においては、全てのカメラ映像について動き特徴量を抽出する処理の負荷が目標処理負荷206以内に収まるような制御信号を生成する。リアルタイムでシミュレーション結果を得ることを目的とした場合、カメラから映像が入力される時間間隔以内で全てのカメラについて特徴量を抽出する処理が完了するように、目標処理負荷206を設定すればよい。目標処理負荷206は、例えば演算開始から完了までに要する処理時間を基準として設定することができる。
図3は、動き特徴量抽出部202、シミュレーション部203、および制御信号生成部205の構成例を示す機能ブロック図である。これら機能部は、制御信号211を決定するためカメラ映像201を用いてシミュレーションを実施するテスト期間と、決定した制御信号211にしたがって動き特徴量を抽出する通常期間とを切り替えながら動作する。
動き特徴抽出部202は、切替部302、通常動き特徴量抽出部303、高負荷動き特徴量抽出部305、テスト動き特徴量抽出部307、処理負荷算出部310を備える。シミュレーション部203は、通常シミュレーション部304、高負荷シミュレーション部306、テストシミュレーション部308を備える。制御信号生成部205は、テストタイミング生成部301、整合度算出部309、テスト制御信号生成部311、制御信号決定部312を備える。
テストタイミング生成部301は、テスト期間と通常期間を切り替えるためのタイミングを生成し、切り替えのための信号を出力する。切り替えタイミングの例については後述の図4で説明する。
切替部302は、テストタイミング生成部301から入力される切り替え信号にしたがって、テスト期間と通常期間を切り替える。テストタイミング生成部301が生成した切り替え信号が通常期間を指示している場合、カメラ映像201は通常動き特徴量抽出部303に入力される。通常シミュレーション部304はシミュレーションを実施し、得られたシミュレーション結果をシミュレーション結果提示部204に出力する。テストタイミング生成部301が生成した切り替え信号がテスト期間を指示している場合、カメラ映像201は高負荷動き特徴量抽出部305とテスト動き特徴量抽出部307に入力される。これら各抽出部の処理については後述する。
高負荷動き特徴量抽出部305は、設定可能なパラメータのうち最も処理負荷の高いパラメータを用いて、動き特徴量を抽出する。抽出された動き特徴量は高負荷シミュレーション部306に入力される。高負荷シミュレーション部306は受け取った動き特徴量を用いてシミュレーションを実施し、その結果を出力する。この処理により得られたシミュレーション結果は、高負荷な特徴量抽出処理から得られた特徴量を用いてシミュレーションを実施した結果であるため、高精度なシミュレーション結果であると考えられる。以下このシミュレーション結果を高精度シミュレーション結果314と呼ぶ。高精度シミュレーション結果314は整合度算出部309に入力される。
テスト制御信号生成部311は、後述の図5で例示するテストパターン生成表500が記述している制御信号テストパターンを順番に選択し、そのパターンにしたがってテスト用の制御信号を生成する。
テスト動き特徴量抽出部307は、テスト制御信号生成部311が生成したテスト用の制御信号にしたがって特徴量を抽出する。抽出された動き特徴量はテストシミュレーション部308に入力される。テストシミュレーション部308は、受け取った動き特徴量を用いてシミュレーションを実施し、その結果を出力する。これにより、テスト用の制御信号に対応するシミュレーション結果が得られる。このシミュレーション結果を以下ではテストシミュレーション結果315と呼ぶ。テストシミュレーション結果315は整合度算出部309に入力される。
処理負荷算出部310は、テスト用の制御信号にしたがってテスト動き特徴量抽出部307が動き特徴量を抽出するときの処理負荷を算出する。算出された処理負荷は制御信号決定部312に入力される。
整合度算出部309は、高精度シミュレーション結果314と各テスト用の制御信号に対応するテストシミュレーション結果315との間の整合度を算出する。整合度の算出方法は、例えば、ある時刻における高精度シミュレーション結果314の監視対象の動き方向のヒストグラムと、同時刻におけるテストシミュレーション結果315の監視対象の動き方向のヒストグラムとの間の一致度を、Bhattacharyya 距離などで比較することにより算出できる。整合度が高いほど、テストシミュレーション結果315が高精度であることを意味する。算出された整合度は制御信号決定部312に入力される。
制御信号決定部312は、各テスト用の制御信号に対応する整合度と特徴量抽出時の処理負荷を用いて、望ましい制御信号211を決定する。決定手順については後述の図5を用いて改めて説明する。通常動き特徴量抽出部303は、制御信号決定部312が決定した制御信号211にしたがって、動き特徴量を抽出する。これにより、処理負荷を低減しつつ高精度なシミュレーション結果をリアルタイムに得ることができる。
図4は、切替部302がテスト期間と通常期間を切り替えるタイミングを例示する図である。映像監視システム100は、テスト期間401において制御信号211を設定するためのテストを上記手順にしたがって実施し、通常期間402において制御信号211を用いて動作する。切替部302は、テスト期間401と通常期間402を繰り返すように切り替え信号を生成する。
図5は、テスト制御信号生成部311が保持するテストパターン生成表500の構成とデータ例を示す図である。テストパターン生成表500は、動き特徴量を抽出する際の処理負荷が低減される処理方式を適用するカメラ映像201の組み合わせパターンを記述したデータである。例えば図5の1行目のテストパターンは、カメラAとカメラCから得られたカメラ映像201については、設定可能なパラメータのうち処理負荷が最も高いものを選択したときの処理方式と比較して50%の処理負荷となるパラメータを用いる処理方式を適用することを示す。なお説明の便宜上、テストパターン生成表500が記述しているテストパターンを用いて得られる処理結果を図5において併記した。
図5に示す「整合度」は、各テストパターンに対応するテストシミュレーション結果315と高精度シミュレーション結果314との間の整合度である。処理負荷が高い処理方式を用いるほど整合度の値は高くなると考えられるので、整合度は各動き特徴量抽出部の処理負荷と相関を有する。図5に示す「目標処理負荷に対する処理負荷の割合」は、目標処理負荷206に対する各テストパターンの割合を示す。この値が100%以下であれば目標処理負荷206を達成している(例えばリアルタイムに処理が完了している)ことを意味する。目標処理負荷206を達成しているテストパターンが複数得られた場合、制御信号決定部312はそのなかで最も整合度の高いテストパターンを、制御信号211として決定する。
上記処理手順において、テスト期間401の間に処理負荷が増大し、リアルタイム処理が実現できない可能性が考えられる。ただしこの場合においても、シミュレーション結果提示部204が高精度シミュレーション結果314を提示することにより、リアルタイムのシミュレーション結果からは遅れているものの、ある程度の情報を提示することはできる。また、テスト期間401よりも通常期間402を十分長くとることにより、総合的に処理負荷を低減することもできる。
上記処理手順において、制御信号決定部312は、目標処理負荷206を下回るテストパターンのうち整合度が最も高いものを選択しているが、目標整合度を達成するテストパターンのうち最も処理負荷が低いテストパターンを制御信号211として選択することもできる。
図4で説明したタイミング例において、テストタイミング生成部301は、一定間隔でテスト期間401と通常期間402を切り替えているが、通常期間402における処理負荷をあらかじめ計測しておき、処理負荷が規定値を超えたらテスト期間401に移行するように切り替えを実施してもよい。
上記構成例において、カメラ映像201をいったん録画し、録画映像をもとに動き特徴量を抽出することもできる。この場合、高負荷動き特徴量抽出部305とテスト動き特徴量抽出部307は、同じ映像を用いて別のタイミングで処理を実施することができる。高負荷動き特徴量抽出部305とテスト動き特徴量抽出部307が処理を実施するタイミングをずらすことにより、テスト期間401における一時的な処理負荷の増大を抑えることができる。
図6は、通常動き特徴量抽出部303の構成例を示す機能ブロック図である。高負荷動き特徴量抽出部305とテスト動き特徴量抽出部307も同様の構成を備える。動きベクトル算出部601にはカメラ映像201が入力される。動きベクトル算出部601は、カメラ映像201から例えば非特許文献2記載の方式を用いて動きベクトルを抽出する。抽出された動きベクトルは特徴量変換部602に入力される。特徴量変換部602は、動きベクトル算出部601が抽出した動き特徴量を、シミュレーション可能な動き特徴量209へ変換する。パラメータ設定部603には、動きベクトル算出部601が用いるパラメータを設定するための制御信号211が入力される。パラメータ設定部603は、制御信号211にしたがって、動きベクトル算出部601が動きベクトルを抽出する際に用いる処理パラメータを変更する。このパラメータは動きベクトル算出部601における処理負荷に影響を与えるパラメータである。例えば動きベクトル算出の処理頻度、処理対象領域などを指定するパラメータである。制御信号211が、動きベクトル算出処理の処理負荷を50%低減するよう指示している場合、処理頻度パラメータを半分に設定し、映像が入力される2回に1回の頻度で特徴量を抽出する。これにより、処理負荷を50%低減することができる。パラメータ設定部603は、例えば制御信号211と処理パラメータの対応表をあらかじめ保持しておき、その対応表を用いて、制御信号211を特徴量抽出処理のパラメータに変換する。動きベクトル算出部601はそのパラメータを用いて動きベクトルを算出する。
図7は、特徴量変換部602の構成例を示す機能ブロック図である。ここでは、動きベクトル算出部601が抽出した動きベクトル701が、画像座標に対応した2次元の動きベクトルによって表現されている例を示す。シミュレーション部203は、監視対象の動き特徴量として、俯瞰視点から見た動き特徴量を用いるものとする。特徴量変換部602は、ベクトル統合部702、3次元位置推定部703、座標変換部705を備える。
特徴量は、画像座標上の2次元位置と、動きを表す特徴量から構成される。ベクトル統合部702は、動きベクトル701のうち、互いに隣接するベクトルは同一対象のベクトルである可能性が高いと仮定して、これらベクトルを統合する。例えば、一般に知られているMean−Shiftクラスタリング等を用いて統合することができる。3次元位置推定部703は、特徴量を抽出した画像座標上の2次元位置を、実空間における3次元位置に変換する。この変換は、カメラの画角、焦点距離、地面からの高さ、カメラの地面に対する角度、特徴量の実空間上の高さが分かれば、容易に実施することができる。カメラの画角、焦点距離、地面からの高さ、カメラの地面に対する角度はあらかじめ設定しておく。特徴量の抽出位置の実空間上の高さは、以下のような手法によって推定することができる。
特徴量の実空間上の高さは、例えば監視対象と地面との間の関係を用いて推定することができる。人物が監視対象である場合は、人物抽出処理を用いて人物領域を抽出する。この抽出された人物が地面に立っていると仮定すれば、人物の足元の高さは地面の高さと一致する。さらに抽出された人物の身長をある一定値であると仮定することにより、この人物領域内に含まれる特徴量の高さを推定することができる。人物抽出処理は、例えばテンプレートマッチング等の方法を用いればよい。3次元位置推定部703は、以上の処理を特徴量の2次元動きベクトルの各要素に対して実施することにより、特徴量を3次元動きベクトル704に変換する。
座標変換部705は、カメラ座標系から俯瞰座標への座標変換を実施する。すなわち、3次元位置に変換された3次元動きベクトル704を、俯瞰視点から見た2次元の動きベクトル706に変換する。以上により、動きベクトル701の特徴量を俯瞰視点から見た特徴量に変換することができる。
図8は、テスト期間401において制御信号211を決定する処理のフローチャートである。以下、図8の各ステップについて説明する。
(図8:ステップS801)
制御信号生成部205は、目標処理負荷206を設定する。目標処理負荷206は、例えば映像監視システム100のユーザが指定することもできるし、適当な通信回線や記憶媒体を介して取得することもできる。
(図8:ステップS802〜S803)
映像監視システム100は、テストパターン生成表500が記述している全てのテストパターンに対して以下のステップS803〜S808を実施する(S802)。映像監視システム100はさらに、全てのカメラに対して以下のステップS804〜S805を実施する(S803)。
(図8:ステップS804〜S805)
高負荷動き特徴量抽出部305は、最も負荷の高くなるパラメータを用いて、カメラ映像201から動き特徴量を抽出する(S804)。テスト動き特徴量抽出部307は、テストパターン生成表500が記述している各テストパターンにしたがって、カメラ映像201から動き特徴量を抽出する(S805)。
(図8:ステップS806〜S808)
処理負荷算出部310は、テスト動き特徴量抽出部307が動き特徴量を抽出するときの処理負荷を算出する(S806)。シミュレーション部203は、高負荷シミュレーション部306とテストシミュレーション処理部308それぞれのシミュレーション結果を算出する(S807)。整合度算出部309は、高負荷シミュレーション結果とテストシミュレーション結果との間の整合度を算出する(S808)。
(図8:ステップS809)
制御信号決定部312は、ステップS806で算出した処理負荷とステップS808で算出した整合度に基づき、図5を用いて説明した手順にしたがって、制御信号211を決定する。
図9は、映像監視装置200のハードウェア構成例を示す図である。映像監視装置200は、演算処理装置901、記憶装置902、入出力装置903を備える。演算処理装置901と記憶装置902は、入出力装置903を介して、ユーザインターフェース904、表示装置905、監視カメラ906、および録画装置907と接続されている。
演算処理装置901は、記憶装置902に保存されている処理命令群917から必要な処理を呼び出して実行する。処理命令群917は、動き特徴量抽出部202、シミュレーション部203、制御信号生成部205、シミュレーション結果提示部204に対応した処理を記述したプログラムである。
カメラ設置状態情報912は、カメラ映像201から動き特徴量を抽出する際に用いるカメラの設定パラメータを記述している。目標処理負荷916は目標処理負荷206に相当する。これらデータはユーザインターフェース904を通して入力され、記憶装置902に保存される。制御信号914は、制御信号211を記憶装置902上に保存したものである。
動き特徴量抽出部202は、監視カメラ906が撮影したカメラ画像201または録画装置907が録画したカメラ画像201を取得し、さらにカメラ設置状態情報912と制御信号914を記憶装置902から読み出し、これらを用いて動き特徴量913を抽出し記憶装置902に保存する。シミュレーション部203は動き特徴量913を読み出し、シミュレーションを実施し、その結果をシミュレーション結果915として記憶装置902に保存する。制御信号生成部205は、シミュレーション結果915と目標処理負荷916を読み出し、これらを用いて制御信号914を生成する。シミュレーション結果提示部204は、シミュレーション結果915を読み出し、表示装置905上で表示可能な映像形式に変換する。表示装置905はその映像を表示する。
図9に示した構成例において、シミュレーションを実施するために必要な他のデータを記憶装置902に保存しておいてもよい。例えば、シミュレーションに必要な施設の地図情報、シミュレーションをより詳細に実施するための時刻や天気の情報、などを保存しておくことが考えられる。
図10は、映像監視システム100のネットワーク構成例を示す図である。図10において、監視カメラ群1003はネットワーク1004を介して映像監視装置200と録画装置907に接続される。表示装置905は、ネットワーク1006を介して映像監視装置200に接続される。クライアント端末1007は目標処理負荷916を入力するためのユーザインターフェース904を備え、ネットワーク1009を介して映像監視装置200に接続される。監視カメラ群1003や録画装置907からの映像はネットワーク1004を通じて映像監視装置200に入力される。クライアント端末1007で設定された目標処理負荷916は、ネットワーク1009を通じて映像監視装置200に入力される。映像監視装置200が算出したシミュレーション結果915は、ネットワーク1006を通じて表示装置905に入力され、表示装置905はその結果を表示する。
図9〜図10においては、映像監視装置200がカメラ映像201から動きベクトルを抽出することを想定しているが、監視カメラ群1003内の各カメラがこれを実施してもよい。またクライアント端末1007が目標処理負荷設定処理1008を実施することを想定しているが、映像監視装置200に入出力端末を直接接続して同処理を実施してもよい。
図9〜図10において、動き特徴量913を保存する際に、動き特徴量を表すベクトルデータだけでなく、カメラの設定パラメータや動き解析において用いる処理パラメータを併せて保存してもよい。さらにこの情報を用いて、シミュレーション部203の処理方式を切り替えてもよい。
本実施形態1において、シミュレーション部203はセンサ情報207を用いてシミュレーションを実施しているが、センサ情報207が無くても十分な精度でシミュレーションを実行できるのであれば、必ずしもセンサ情報207を使用しなくてもよい。
<実施の形態1:まとめ>
以上のように、本実施形態1に係る監視システム100は、各テストシミュレーション結果315に対応するテストパターンのうち、高精度シミュレーション結果314に最も近いものを、制御信号211として採用する。各シミュレーション結果は複数のカメラ映像201を用いて取得しているので、施設全体にわたる状況を考慮して制御信号211を決定することができる。これにより、全てのカメラに対する特徴量抽出をリアルタイムで完了し、リアルタイムでシミュレーション結果を得ることができる。また、演算処理装置901が十分な処理能力を有する場合においても、本実施形態1を用いて処理負荷を低減することにより、演算処理装置901の使用率を下げ、システム全体の消費電力を削減することができる。
<実施の形態2>
実施形態1においては、テストパターン生成表500が記述しているテストパターンのなかから制御信号211を選択する構成例を説明した。本発明の実施形態2では、監視対象の動きをシミュレーションによって予測し、その動きに併せて動き特徴量を抽出する処理負荷を調整することにより、監視対象の動きに応じて解析精度を最適化する構成例について説明する。その他の構成は実施形態1と概ね同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
図11は、本実施形態2に係る映像監視装置200の機能ブロック図である。本実施形態2においては、監視対象の動きに対応するカメラ位置を特定するため、地図情報1101を用いる。地図情報1101は、映像監視システム100が設置されている施設のレイアウトを示す情報であり、同施設に配置されている物の大きさ/位置/種類などを、共通座標空間上において座標値および属性値によって記述した情報である。カメラの設置位置や設置状態なども、地図情報1101に含めて管理することができる。地図情報1101は、例えばあらかじめ記憶装置902に格納しておく。
シミュレーション部203、シミュレーション結果提示部204、および制御信号生成部205は、地図情報1101を取得する。シミュレーション部203は、動き特徴量209とセンサ特徴量210に加え、地図情報1101を用いてシミュレーション処理を実施する。例えば地図情報1101に壁の情報が含まれていれば、その壁の位置をシミュレーションの条件として指定する。これにより、監視対象の流れをより正確にシミュレートすることができる。シミュレーション結果提示部204は、地図情報1101に含まれるレイアウト情報をビジュアライズした結果の上にシミュレーション結果を重畳表示する。これにより、シミュレーション結果をより分かり易く提示することができる。制御信号生成部205が地図情報1101を用いる方法については後述する。
図12は、本実施形態2における制御信号生成部205の構成例を示す機能ブロック図である。制御信号生成部205は、実施形態1で説明した構成に加えて、またはこれに代えて、条件対応付け部1201と制御信号決定部1202を備える。
条件対応付け部1201には、シミュレーション結果212と地図情報1101が入力される。条件対応付け部1201は、地図情報1101を用いて、シミュレーション結果212と後述の設定パターンを対応付ける。詳細については後述する。
制御信号決定部1202には、条件対応付け部1201が選択した設定パターン1204、動き特徴量抽出部202が動き特徴量を抽出するときの処理負荷1203、および目標処理負荷206が入力される。制御信号決定部1202は、設定パターン1204と処理負荷1203を用いて、制御信号211を決定する。詳細は後述する。
図13は、条件対応付け部1201が備える設定パターン対応表1300の構成とデータ例を示す図である。設定パターン対応表1300は、地図情報1101上のある地点における監視対象の密度と、各カメラについての処理負荷との組み合わせによって定まる設定パターンを複数記述している。各設定パターンには優先順位を設定しておく。条件対応付け部1201は、シミュレーション結果212から得られる監視対象の動きと地図情報1101に基づき、各設定パターンが指定している地点における監視対象の密度を計算し、該当する設定パターンを全て選択して設定パターン1204として制御信号決定部1202に入力する。
地点Aにおける監視対象の密度が規定値以下まで低下している場合、地点Aを撮影するカメラAについては解析精度を下げてもシミュレーション結果にはあまり影響しないと考えられる。そこで図13の設定パターン1においてはカメラAの動き抽出処理負荷を50%まで下げている。カメラAが地点Aを撮影していることは、地図情報1101にしたがって特定することができる。単一の設定パターンを適用するのみでは目標処理負荷206以下まで全体処理負荷を下げることができない場合は、以下に説明する手順によって他のカメラについての処理負荷を下げる。
制御信号決定部1202はまず、優先度の最も高い設定パターンを制御信号211として設定する。処理負荷算出部310はこの設定パターンにしたがって処理負荷1203を計測し、目標処理負荷206より低ければ、これを制御信号211として決定する。処理負荷1203が目標処理負荷206より高い場合には、次に優先度の高い設定パターンにおいて現在の制御信号211よりも処理負荷が低いカメラが存在する場合は、そのカメラについては次に優先度の高い設定パターンにおける処理負荷を用いて新しい制御信号211を生成する。図13に示すデータ例においては、設定パターン2におけるカメラBの処理負荷は設定パターン1におけるカメラBの処理負荷よりも低いので、カメラBについては設定パターン2を採用する。その結果、制御信号211はカメラA=50%、カメラB=50%、カメラC=100%となる。制御信号決定部1202は、同様の手順を処理負荷1203が目標処理負荷206を下回るかまたは全ての設定パターンを組み合わせるまで繰り返す。
全ての設定パターンを組み合わせても、処理負荷1203が目標処理負荷206を下回らない場合が考えられる。この場合は、図13に示す設定パターン4の様に、目標処理負荷206を確実に達成することができる規定の設定パターンをあらかじめ用意しておき、これを制御信号211として採用すればよい。必ずしも全てのカメラについての処理負荷を減少させる必要はなく、全体として各動き特徴量抽出部の処理負荷を減少させることができればよい。
設定パターン対応表1300は、あらかじめ録画映像などを用いて処理負荷1203を計測し、これに基づき作成すればよい。例えば、録画映像に対して動き特徴量を算出する実験を実施し、処理負荷を低減してもシミュレーション結果の精度が悪化しない設定パターンを調べ、その設定パターンを設定パターン対応表1300内に記述しておく。
監視対象の密度が上がると、各動き特徴量抽出部の処理負荷が上がると考えられる。すなわち設定パターン対応表1300内の「条件」は、各動き特徴量抽出部の処理負荷と相関を有する。監視対象の密度以外にも、移動速度、動きの複雑さ、などのパラメータも同様の役割を有すると考えられるので、これらパラメータを密度の代わりに用いることもできる。
<実施の形態2:まとめ>
以上のように、本実施形態2に係る映像監視システム100は、シミュレーション結果212と設定パターンを対応付けることにより、監視対象の動きに併せて動き特徴量を抽出する処理の負荷を調整することができる。これにより、制御信号211を決定するためのテスト期間401が不要となり、常に一定の処理負荷を維持しながら、シミュレーション結果を得ることができる。
図13に示す例においては、地点Aの監視対象の密度が減少したときは、地点Aを撮影するカメラAについての処理負荷も減少させてよいであろうと想定している。その他の動作例として、監視対象の移動先をシミュレーションによって予測し、その予測結果に基づき移動先のカメラについての処理負荷をあらかじめ減少させることも可能である。
<実施の形態3>
図14は、本発明の実施形態3に係る映像監視装置200の機能ブロック図である。本実施形態3においては、実施形態1で説明した構成の下で、通常期間402とテスト期間401を切り替えながら徐々に処理負荷を調整する構成例について説明する。その他の構成は実施形態1と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
本実施形態3において、制御信号生成部205は、切替部1401、処理結果保存部1403、制御信号生成部1404、整合度保存部1406を備える。その他の機能部は実施形態1と同様である。以下、各機能部の動作と連携について説明する。
切替部1401には、テストタイミング生成部301が生成した切り替え信号が入力される。切り替え信号が通常期間402を指示している場合は通常期間402における処理を実施し、テスト期間401を指示している場合はテスト期間401における処理を実施する。
通常期間402においては、シミュレーション結果212は処理結果保存部1403に入力される。処理結果保存部1403はシミュレーション結果を保存する。制御信号生成部1404は、制御信号決定部312が決定した制御信号211を出力する。
テスト期間401においては、シミュレーション結果212は整合度算出部309に入力される。整合度算出部309には、処理結果保存部1403に保存された通常期間402におけるシミュレーション結果と、テスト期間401のシミュレーション結果とが入力される。整合度算出部309は、通常期間402におけるシミュレーション結果とテスト期間401のシミュレーション結果を比較し、整合度を算出する。整合度を算出する手順は実施形態1と同様である。算出された整合度は、現在のテスト用制御信号と対応付けて整合度保存部1406に保存される。テスト制御信号生成部311は、実施形態1と同様にテスト用制御信号を生成する。テストタイミング生成部301は、テスト制御信号生成部311がどのテストパターンを出力するかを決定する。制御信号決定部312は、テストタイミング生成部301から制御信号211を決定するよう指示されると、整合度保存部1406に保存されている整合度を用いて制御信号211を決定する。制御信号決定部312は、制御信号211を決定した後、整合度保存部1406に保存されている整合度を全て削除する。
図15は、テストタイミング生成部301が生成する切り替え信号の1例を示す。ここでは、切替部1401用の信号、テスト制御信号生成部311用の信号、および制御信号決定部312用の信号を例示した。テストタイミング生成部301は、処理負荷1203と目標処理負荷206を比較する。処理負荷1203が目標処理負荷206より大きい期間1507においては、処理負荷1203を低減する必要がある。そこで、通常期間402とテスト期間401を交互に繰り返すよう指示する信号を、切替部1401用の信号として出力する。また、テスト期間401において用いるテストパターンを順番に切り替える信号(テストパターン1〜6)をテスト信号生成部311用の信号として出力する。テスト期間401において用いるテストパターンは、全てのテストパターンのなかから、現在の制御信号211より処理負荷の設定値の合計値が低いものを選択する。テスト期間401が終了した後、テストタイミング生成部301は、制御信号211を決定するよう指示する信号を、制御信号決定部312用の信号として出力する。制御信号211を決定した後、処理負荷1203が目標処理負荷206以下である期間については、テストタイミング生成部301は切替部1401に対して通常期間402を指示する信号を出力する。
以上のようにテストタイミングを生成することにより、処理負荷1203が目標処理負荷206より大きくなったとき、処理負荷の低い制御信号211を選択して処理負荷を低減することができる。
図15においては、選択されたテストパターン全てについて処理が完了した時点で、テストタイミング生成部301が制御信号211を決定するよう指示する例を示したが、現在の制御信号211の処理負荷の合計値に近いテストパターンから処理を実施し、規定数のテストパターンについて処理が完了した時点で、制御信号211を決定するよう指示してもよい。
以上の例においては、処理負荷1203を下げる手順について記載したが、処理負荷1203が目標処理負荷206よりも大幅に下回っている場合は、処理負荷1203を上げてもよい。処理負荷1203を上げるためには、処理負荷の合計値が現在の制御信号211に近いテストパターンのうち、処理負荷の合計値が大きいパターンについて何種類かテストし、整合度が最も低いテストパターンを制御信号211として決定する。この処理を処理負荷1203が目標処理負荷206に近づくまで繰り返すことにより、目標処理負荷206に近い処理負荷を維持しながら、シミュレーション結果を得ることができる。
以上の例においては、テスト期間401と通常期間402を間欠的に繰り返す動作例を説明したが、例えば施設内において事故が発生したときなど、テスト期間401を実施すべきではない場合は、テスト期間401を中止して通常期間402のみとする指示を映像監視装置200に対して通知し、映像監視装置200はその指示にしたがって動作するようにしてもよい。
<実施の形態4>
図16は、本発明の実施形態4に係る映像監視装置200の機能ブロック図である。本実施形態4においては、制御信号211を用いて動き特徴量抽出部202以外の機能部を制御する構成例について説明する。以下では例として、制御信号211を用いて監視カメラの設定パラメータを調整する。その他の構成は実施形態1〜3と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
監視カメラ1601は、撮影した映像を動き特徴量抽出部202に出力する。制御信号生成部205は、実施形態1〜3で説明した方式を用いて制御信号211を生成する。制御信号211を用いて監視カメラ1601を制御することにより、動き特徴量抽出部202の処理負荷を低減できる場合には、制御信号211を用いて監視カメラ1601を制御してもよい。例えば、動き特徴量抽出部202の処理頻度を落としたい場合には、監視カメラ1601の撮影頻度を落とすことが考えられる。動き特徴量抽出部202の処理対象画素数を減らしたい場合には、監視カメラ1601の撮影解像度を削減してもよい。制御信号211がいずれかの監視カメラ1601を処理対象から除外するように指示している場合は、そのカメラの電源を落としたり、向きを旋回させたりするなどによって、同様の効果を発揮することができる。
本実施形態4に係る映像監視装置200は、実施形態1で説明した構成に加えて、動き特徴量保存部1602を備えることもできる。動き特徴量保存部1602は、動き特徴量抽出部202が抽出した動き特徴量を保存する。制御信号211を用いて動き特徴量のデータサイズを調整することにより、動き特徴量の保存量を最適に保つことができる。例えば、目標処理負荷206に加えて(またはこれに代えて)一定時間内に保存される動き特徴量のデータ量を指定する。テストパターン生成表500または設定パターン対応表1300においては、処理負荷を減らすことに加えて(またはこれに代えて)動き特徴量のデータ量を減らすパターンを記述しておく。制御信号生成部205は、これらの値にしたがって制御信号211を生成し、動き特徴量保存部1602に対して出力する。動き特徴量保存部1602は、制御信号211にしたがって、例えばベクトルデータを一定間隔で間引くなどの方法を用いて、動き特徴量のデータ量を削減する。
<実施の形態5>
本発明の実施形態5では、実施形態1〜4で説明した映像監視システム100を構築する方法について、カメラ配置を決定する手順の観点から説明する。
図17は、映像監視システム100を構築する手順を説明するフローチャートである。図17は、実施形態1〜4で説明した映像監視システム100をある施設に導入する際の監視カメラの配置を決定する手順を説明している。監視カメラの配置を決定するに際し、実施形態1〜4で説明した映像監視システム100の機能を活用する。以下、図17の各ステップについて説明する。
(図17:ステップS1701〜S1703)
映像監視システム100を構築する管理者は、施設内に、監視カメラをできる限り多くの位置に設置する(S1701)。このとき、施設全体を監視カメラが網羅できるようにすることが望ましい。次に、設置した各監視カメラを用いて一定期間テスト用シーンを録画する(S1702)。次に、目標処理負荷206の初期値を設定する(S1703)。目標処理負荷206としては、画像抽出処理の処理頻度、サーバの消費電力などを指定することができる。
(図17:ステップS1704)
映像監視システム100は、設定した目標処理負荷206とテスト用シーンを用いて、実施形態1〜4で説明した処理(動き特徴量抽出、シミュレーションなど)を実施する。処理負荷算出部310は、テスト用シーンに関する各カメラ映像201について処理負荷の時間平均値を算出する。本ステップを最初に実施する時点においては、全ての監視カメラのテスト用シーンを用いるが、後述のステップで説明するように、本フローチャートが進行するにつれて監視カメラの台数は減っていくことになる。
(図17:ステップS1705)
全ての監視カメラのテスト用シーンに対して、以下に説明するステップS1706〜S1708を実施する。各監視カメラには適当な番号iを付与しておき、ループが進む毎にiの値をインクリメントする。
(図17:ステップS1706)
ステップS1704で算出したカメラiについての平均処理負荷が規定値以下であるか否かを判定する。この判定は映像監視システム100内のいずれかの機能部が実施してもよいし、管理者が数値を目視確認することによって判定してもよい。ステップS1707とS1709における判定も同様である。平均処理負荷が規定値以下である場合はステップS1708へ進み、それ以外であればステップS1707へ進む。
(図17:ステップS1707)
カメラiが、全てのカメラ映像201のなかで、ステップS1704で算出した平均処理負荷が最も低いか否かを判定する。最も低い場合はステップS1708へ進み、それ以外であればステップS1705のループを進める。
(図17:ステップS1708)
ステップS1706またはS1707において平均処理負荷が低いと判定されたカメラは、あまり用いられていないと考えられる。そこで当該カメラは施設内に配置する対象から除外する。本ステップにおいて除外したカメラは、以後のループにおいても除外したままにする。
(図17:ステップS1709)
ステップS1708において除外されていないカメラ台数が規定数以下に達したか否かを判定する(S1709)。達していなければ、目標処理負荷206を現在値よりも下げた上で(S1710)、ステップS1704に戻って同様の処理を繰り返す。カメラ台数が規定数以下に達した場合は、残っているカメラを配置するものとして決定する。
<実施の形態6>
図18は、本発明の実施形態6に係る映像監視装置200の機能ブロック図である。本実施形態6においては、実施形態1〜4で説明した映像監視システム100を駅で運用する場合を想定した構成例について説明する。その他の構成は実施形態1〜4と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
映像監視装置200には、センサ情報207として、改札通過情報1801や列車運行情報1802が入力される。改札通過情報1801は、ある一定時間における改札通過人数を示す情報である。列車運行情報1802は、列車が現在どの様な時刻表にしたがって運行しているかを示す情報である。映像監視システム100はその他、改札情報変換部1803と列車運行情報変換部1804を備える。
改札情報変換部1803は、改札通過情報1801をシミュレーション部203がシミュレーション処理可能な形式に変換する。例えば、改札通過情報1801が、改札毎の入出場者の人数を示す情報であった場合、各改札の設置位置と入出場する向きをそれぞれ座標値によって管理しておき、入場者の人数情報に各改札の位置と入場する向きを付加し、出場者の人数情報に各改札の位置と出場する向きを付加する。
列車運行情報変換部1804は、列車運行情報1802を、シミュレーション部203がシミュレーション可能な形式に変換する。例えば、列車運行情報1802からホームに列車が到着する時刻を推定し、到着時刻における乗降者の平均人数などのデータから乗降者数を推定し、推定した人数データに電車が到着する位置や出入り口の位置情報を付加する。
本実施形態6においては、映像監視システム100を駅に設置することを想定してセンサ情報207の具体例を説明したが、映像監視システム100の運用形態などに応じて、その他の物理状態を検出するセンサを配置し、その検出結果をセンサ情報207として用いることもできる。
本発明は上記した実施形態の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることもできる。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることもできる。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
上記各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部や全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
100:映像監視システム、200:映像監視装置、202:動き特徴量抽出部、203:シミュレーション部、204:シミュレーション結果提示部、205:制御信号生成部、208:形式変換部、500:テストパターン生成表、1300:設定パターン対応表。

Claims (13)

  1. 複数のカメラが撮影した映像内の移動体の動きを解析する解析部、
    前記解析部による解析結果に基づいて、前記複数のカメラが撮影する領域における前記移動体の流れをシミュレートするシミュレーション部、
    前記シミュレーション部によるシミュレーション結果に基づいて前記解析部が前記解析を実施する際に用いる処理方式を切り替えるための制御信号を生成する制御信号生成部、
    各前記カメラが撮影した映像を前記解析部が解析する際にそれぞれ用いる処理方式の組み合わせパターンを記述したパターン表、
    を備え、
    前記組み合わせパターンは、前記解析部が前記解析を実施する際の処理負荷が最も高い前記処理方式を用いた場合よりも前記処理負荷を低減することができるように構成されており、
    前記制御信号生成部は、前記解析部が前記解析結果を取得する際の処理負荷と相関があるパラメータを前記シミュレーション結果から導出し、導出した前記パラメータに基づき前記シミュレーション結果に対応する前記組み合わせパターンを特定し、その特定した組み合わせパターンに対応する前記制御信号を生成し、
    前記解析部は、前記制御信号生成部が生成した前記制御信号にしたがって前記処理方式を切り替える
    ことを特徴とする映像監視システム。
  2. 請求項1記載の映像監視システムであって、
    前記シミュレーション部は、前記解析部が前記組み合わせパターンにしたがって取得した前記解析結果に基づき前記シミュレートを実施して得た第1シミュレーション結果を出力するとともに、前記解析部の処理負荷が前記組み合わせパターンによって規定される処理負荷よりも高い第2処理方式を用いて前記解析部が取得した前記解析結果に基づき前記シミュレートを実施して得た第2シミュレーション結果を出力し、
    前記制御信号生成部は、複数の前記組み合わせパターンについて前記第1シミュレーション結果を取得し、前記第1シミュレーション結果と前記第2シミュレーション結果との間の整合度を前記パラメータとして算出し、前記整合度が最も高い前記第1シミュレーション結果に対応する前記組み合わせパターンを前記解析部が使用するよう指示する前記制御信号を生成する
    ことを特徴とする映像監視システム。
  3. 請求項2記載の映像監視システムであって、
    前記映像監視システムは、前記制御信号生成部が生成した複数の前記制御信号のうちいずれを採用するかを決定する制御信号決定部を備え、
    前記制御信号生成部は、1以上の前記組み合わせパターンをそれぞれ用いて前記解析を実施するよう指示する前記制御信号を生成し、
    前記シミュレーション部は、前記制御信号生成部が生成した前記制御信号それぞれに対応する前記解析結果に基づき前記シミュレートを実施し、
    前記制御信号決定部は、前記制御信号生成部が生成した複数の前記制御信号のうち前記整合度が最も高いものを採用する
    ことを特徴とする映像監視システム。
  4. 請求項2記載の映像監視システムであって、
    前記制御信号決定部は、
    前記解析部の処理負荷の目標値である目標処理負荷を取得し、
    前記処理負荷が前記目標処理負荷以下となる1以上の前記制御信号を特定し、前記特定した複数の前記制御信号のうち前記整合度が最も高いものを採用する
    ことを特徴とする映像監視システム。
  5. 請求項1記載の映像監視システムであって、
    前記映像監視システムは、前記複数のカメラが撮影する領域の地図情報を記述した地図データを備え、
    前記制御信号生成部は、前記地図データ上の地点における前記移動体に関連する数値であって前記解析部が前記解析結果を取得する際の処理負荷を減少させる数値を、前記パラメータとして算出し、
    前記制御信号生成部は、前記パラメータと前記地図データに基づき、前記処理負荷が減少すると予測される前記地点を特定し、その地点における前記処理負荷を前記予測にしたがって減少させる
    ことを特徴とする映像監視システム。
  6. 請求項5記載の映像監視システムであって、
    前記パターン表は、前記パラメータと前記組み合わせパターンとの間の対応関係パターンを複数記述しており、
    前記制御信号生成部は、
    前記解析部の処理負荷の目標値である目標処理負荷を取得し、
    前記パターン表が記述しているいずれかの前記対応関係パターンを用いて前記制御信号を生成しても前記処理負荷が前記目標処理負荷以下に到達しない場合は、他の前記対応関係パターンを重畳的に適用するよう指示する前記制御信号を生成する
    ことを特徴とする映像監視システム。
  7. 請求項6記載の映像監視システムであって、
    前記制御信号生成部は、前記パラメータが前記パターン表内に記述されているいずれの前記対応関係パターンにも合致しない場合は、前記対応関係パターンによらず、所定の前記カメラについて前記処理負荷を低減するように指示する前記制御信号を生成する
    ことを特徴とする映像監視システム。
  8. 請求項3記載の映像監視システムであって、
    前記制御信号生成部と前記制御信号決定部は、前記制御信号生成部が前記制御信号を生成し前記制御信号決定部がいずれの前記制御信号を採用するかを決定する動作を、間欠的に繰り返し実施する
    ことを特徴とする映像監視システム。
  9. 請求項1記載の映像監視システムであって、
    前記制御信号生成部は、前記組み合わせパターンに対応して前記処理負荷を低減させる動作を前記カメラに実施させるよう指示する前記制御信号を生成し、
    前記カメラは、前記制御信号にしたがって、前記処理負荷を低減させる動作を実施する
    ことを特徴とする映像監視システム。
  10. 請求項1記載の映像監視システムであって、
    前記映像監視システムは、前記解析部による解析結果を記憶装置に格納する保存部を備え、
    前記制御信号生成部は、前記組み合わせパターンに対応して前記解析結果のデータ量を削減させる動作を前記保存部に実施させるよう指示する前記制御信号を生成し、
    前記保存部は、前記制御信号にしたがって、前記解析結果のデータ量を削減する
    ことを特徴とする映像監視システム。
  11. 請求項1記載の映像監視システムであって、
    前記映像監視システムは、前記カメラが撮影する領域またはその周辺領域の物理状態を検出するセンサを備え、
    前記シミュレーション部は、前記センサが検出した前記物理状態を用いて前記シミュレートを実施する
    ことを特徴とする映像監視システム。
  12. 複数のカメラが撮影した映像内の移動体の動きを解析する際にそれぞれ用いる処理方式の組み合わせパターンを記述したパターン表を読み取るステップ、
    各前記カメラが撮影した映像内の移動体の動きを解析する解析ステップ、
    前記解析ステップにおける解析結果に基づいて、前記複数のカメラが撮影する領域における前記移動体の流れをシミュレートするシミュレーションステップ、
    前記シミュレーションステップにおけるシミュレーション結果に基づいて前記解析ステップにおいて前記解析を実施する際に用いる処理方式を切り替えるための制御信号を生成する制御信号生成ステップ、
    を有し、
    前記組み合わせパターンは、前記解析ステップにおいて前記解析を実施する際の処理負荷が最も高い前記処理方式を用いた場合よりも前記処理負荷を低減することができるように構成されており、
    前記制御信号生成ステップにおいては、前記解析ステップにおいて前記解析結果を取得する際の処理負荷と相関があるパラメータを前記シミュレーション結果から導出し、導出した前記パラメータに基づき前記シミュレーション結果に対応する前記組み合わせパターンを特定し、その特定した組み合わせパターンに対応する前記制御信号を生成し、
    前記解析ステップにおいては、前記制御信号生成ステップにおいて生成した前記制御信号にしたがって前記処理方式を切り替える
    ことを特徴とする映像監視方法。
  13. 請求項1記載の映像監視システムを構築する方法であって、
    前記領域に複数のカメラを配置するステップ、
    前記カメラが撮影した映像内の移動体の動きを前記解析部が解析する解析ステップ、
    前記解析部による解析結果に基づいて、前記複数のカメラが撮影する領域における前記移動体の流れを前記シミュレーション部がシミュレートするシミュレーションステップ、
    前記解析部と前記シミュレーション部の処理負荷が規定値を下回る前記カメラ、または前記解析部と前記シミュレーション部の処理負荷が前記複数のカメラのなかで最も低いカメラを、前記領域から除去する除去ステップ、
    を有し、
    前記領域に配置されている前記カメラが目標台数以下になるまで、前記解析ステップ、前記シミュレーションステップ、および前記除去ステップを繰り返す
    ことを特徴とする映像監視システム構築方法。
JP2013178524A 2013-08-29 2013-08-29 映像監視システム、映像監視方法、映像監視システム構築方法 Active JP6219101B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178524A JP6219101B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 映像監視システム、映像監視方法、映像監視システム構築方法
EP14182151.2A EP2843591B1 (en) 2013-08-29 2014-08-25 Video monitoring system, video monitoring method, and video monitoring system building method
DK14182151.2T DK2843591T3 (en) 2013-08-29 2014-08-25 Video surveillance system, video surveillance method and method for building video surveillance system
US14/471,856 US9648286B2 (en) 2013-08-29 2014-08-28 Video monitoring system, video monitoring method, and video monitoring system building method
SG10201405319UA SG10201405319UA (en) 2013-08-29 2014-08-28 Video monitoring system, video monitoring method, and video monitoring system building method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178524A JP6219101B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 映像監視システム、映像監視方法、映像監視システム構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015049532A true JP2015049532A (ja) 2015-03-16
JP6219101B2 JP6219101B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=51398513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013178524A Active JP6219101B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 映像監視システム、映像監視方法、映像監視システム構築方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9648286B2 (ja)
EP (1) EP2843591B1 (ja)
JP (1) JP6219101B2 (ja)
DK (1) DK2843591T3 (ja)
SG (1) SG10201405319UA (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6261815B1 (ja) * 2016-07-14 2018-01-17 三菱電機株式会社 群集監視装置、および、群集監視システム
JP2020149422A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社東芝 画像センサシステム、計算装置、センシング方法、およびプログラム
WO2023152889A1 (ja) * 2022-02-10 2023-08-17 日本電気株式会社 監視装置、監視システム、監視方法及びプログラム

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109683991B (zh) * 2018-12-28 2022-05-27 广东亿迅科技有限公司 一种多策略快速获取大量设备信息的方法及装置
US11971957B2 (en) * 2020-08-08 2024-04-30 Analog Devices International Unlimited Company Aggregating sensor profiles of objects
CN112583121A (zh) * 2020-11-27 2021-03-30 广东电网有限责任公司广州供电局 刀闸动作辅助控制方法、装置及刀闸动作控制***

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165114A (ja) * 2000-09-12 2002-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像送出装置、映像送出方法および記録媒体、並びに、映像送出プログラム
JP2005130041A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Hitachi Kokusai Electric Inc 画像蓄積配信システムの帯域制御方式
JP2007264706A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Yokogawa Electric Corp 画像処理装置、監視カメラ及び画像監視システム
JP2010191939A (ja) * 2009-01-21 2010-09-02 Omron Corp パラメータ決定支援装置およびパラメータ決定支援プログラム
JP2010279004A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Canon Inc 監視カメラシステム、監視カメラ及び監視カメラ制御装置
JP2011070576A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Toshiba Corp 画像処理装置、及び画像処理方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9617592D0 (en) 1996-08-22 1996-10-02 Footfall Limited Video imaging systems
GB2378339A (en) * 2001-07-31 2003-02-05 Hewlett Packard Co Predictive control of multiple image capture devices.
JP4195991B2 (ja) 2003-06-18 2008-12-17 パナソニック株式会社 監視映像モニタリングシステム、監視映像生成方法、および監視映像モニタリングサーバ
US20070002348A1 (en) * 2005-03-15 2007-01-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for producing images by using finely optimized image processing parameters
JP4852765B2 (ja) 2005-08-30 2012-01-11 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 広域分散カメラ間の連結関係推定法および連結関係推定プログラム
CN101296114B (zh) * 2007-04-29 2011-04-20 国际商业机器公司 基于流的并行模式匹配方法和***
US8259175B2 (en) * 2010-02-01 2012-09-04 International Business Machines Corporation Optimizing video stream processing
US8823797B2 (en) 2010-06-03 2014-09-02 Microsoft Corporation Simulated video with extra viewpoints and enhanced resolution for traffic cameras
US9183512B2 (en) * 2011-12-15 2015-11-10 Northeastern University Real-time anomaly detection of crowd behavior using multi-sensor information
US9336456B2 (en) 2012-01-25 2016-05-10 Bruno Delean Systems, methods and computer program products for identifying objects in video data

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165114A (ja) * 2000-09-12 2002-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像送出装置、映像送出方法および記録媒体、並びに、映像送出プログラム
JP2005130041A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Hitachi Kokusai Electric Inc 画像蓄積配信システムの帯域制御方式
JP2007264706A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Yokogawa Electric Corp 画像処理装置、監視カメラ及び画像監視システム
JP2010191939A (ja) * 2009-01-21 2010-09-02 Omron Corp パラメータ決定支援装置およびパラメータ決定支援プログラム
JP2010279004A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Canon Inc 監視カメラシステム、監視カメラ及び監視カメラ制御装置
JP2011070576A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Toshiba Corp 画像処理装置、及び画像処理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6261815B1 (ja) * 2016-07-14 2018-01-17 三菱電機株式会社 群集監視装置、および、群集監視システム
JP2020149422A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社東芝 画像センサシステム、計算装置、センシング方法、およびプログラム
JP7254570B2 (ja) 2019-03-14 2023-04-10 株式会社東芝 画像センサシステム、計算装置、センシング方法、およびプログラム
WO2023152889A1 (ja) * 2022-02-10 2023-08-17 日本電気株式会社 監視装置、監視システム、監視方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP2843591B1 (en) 2018-07-25
US20150062336A1 (en) 2015-03-05
US9648286B2 (en) 2017-05-09
EP2843591A1 (en) 2015-03-04
SG10201405319UA (en) 2015-03-30
DK2843591T3 (en) 2018-08-06
JP6219101B2 (ja) 2017-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6219101B2 (ja) 映像監視システム、映像監視方法、映像監視システム構築方法
JP7428213B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP6561830B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP4643766B1 (ja) 移動体検出装置及び移動体検出方法
KR101870902B1 (ko) 영상 처리 장치 및 영상 처리 방법
JP6182607B2 (ja) 映像監視システム、監視装置
CN104103030B (zh) 图像分析方法、照相机装置、控制装置及控制方法
JP6159179B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
EP2450832A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP6120404B2 (ja) 移動体行動分析・予測装置
JP6270433B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム
RU2013143669A (ru) Способ и система для использования портретов при слежении за перемещающимися объектами по видиозаписи
JP2014006586A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
CN111670456B (zh) 信息处理装置、追踪方法和记录介质
JP2007148663A (ja) オブジェクト追跡装置及びオブジェクト追跡方法、並びにプログラム
KR20160044757A (ko) 교통상황 분석 방법 및 장치
JP2022117996A (ja) 情報処理装置、データ生成方法、及びプログラム
Bazo et al. Baptizo: A sensor fusion based model for tracking the identity of human poses
KR20140045834A (ko) 단일객체의 크기를 추정하는 영상 감시장치 및 방법
JP2009301242A (ja) 頭部候補抽出方法、頭部候補抽出装置、頭部候補抽出プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2008276613A (ja) 移動体判定装置、コンピュータプログラム及び移動体判定方法
KR102450466B1 (ko) 영상 내의 카메라 움직임 제거 시스템 및 방법
Ikoma Hands and arms motion estimation of a car driver with depth image sensor by using particle filter
CN113936199B (zh) 一种图像的目标检测方法、装置及摄像设备
JP5968752B2 (ja) 飛来物体を検出する画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170927

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6219101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151