JP2015049384A - 撮像装置 - Google Patents

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Katsumasa Kurihara
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Abstract

【課題】ユーザが撮像装置の筐体を同じ姿勢に保つことが困難な撮影環境において、ユーザに対して撮像に専念させることが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】筐体の傾きを検出する傾き検出部と、前記傾き検出部によって検出される前記筐体の傾きに関する情報を表示する傾き表示部と、前記傾き検出部による検出の結果に基づく所定の条件を満たすときには、前記筐体の傾きに関する表示の更新を制限する表示制御部と、を備え、筐体の傾きの表示を安定させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、撮像装置の筐体の傾きが水平であることについて、ユーザに対してわかり易く認識させるために、様々な表示方法で筐体の傾きを表示する撮像装置が知られている。
特開2009−261030号公報
しかしながら、従来例においては、ユーザが撮像装置の筐体を同じ姿勢に保つことが困難な撮影環境(たとえば流れのある水中環境)における、筐体の傾きの表示方法について何ら開示がなかった。従来例の筐体の傾き表示の技術をそのまま適用すると、上述の撮影環境における細かい姿勢変化を常に反映して、筐体の傾きの表示も細かく変化する虞がある。この場合、ユーザはその表示の変化に気を取られて撮像に専念できない虞があった。
本発明に係る撮像装置は、筐体の傾きを検出する傾き検出部と、前記傾き検出部によって検出される傾きに関する情報を表示する傾き表示部と、前記傾き検出部による検出の結果に基づく所定の条件を満たすときには、前記筐体の傾きに関する表示の更新を制限する表示制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが撮像装置の筐体を同じ姿勢に保つことが困難な撮影環境において、筐体の傾きの表示を安定させることで、ユーザに対して撮像に専念させることが可能な撮像装置を提供できる。
本発明の一実施の形態におけるカメラ1の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態におけるカメラ1の背面を後方から見た外観図である。 本発明の一実施の形態におけるカメラ1の表示部5の表示の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるカメラ1のCPUの処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるカメラ1のCPUの処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるカメラ1のCPUの処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるカメラ1の表示部5の表示の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるカメラ1の表示部5の表示の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるカメラ1の表示部5の表示の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
本実施形態では、カメラの筐体を同じ姿勢に保つことが困難な撮影環境の一例として水中の撮影環境で使用する防水のカメラを例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態におけるカメラ1の電気的構成を示したブロック図である。
カメラ1は、CPU2、撮影光学系3、撮像部4、表示部5、姿勢センサ6、水中検出センサ7、フラッシュメモリ8、RAM9、情報入力部10を備えている。
本実施の形態において、CPU2は、撮像部4と、表示部5と、姿勢センサ6と、水中検出センサ7と、フラッシュメモリ8と、RAM9と、情報入力部10と、にバス11を介して電気的に接続される。
CPU2は、姿勢センサ6から入力される信号に基づいてカメラ1の筐体(図2にて図示)の傾きの検出した検出結果を表示部5に表示する。
また、CPU2は、カメラ1の筐体を水平に保持することが難しい撮影環境において、カメラ1の筐体の傾きの検出結果を表示部5に表示する際の表示の更新を制御する。詳細は、後述する。
撮像光学系3は、ズームレンズやフォーカシングレンズなどを含む複数のレンズ群で構成されており、入射した被写体光を後述の撮像部4の備える撮像素子上に導き、当該撮像素子上の撮像面に被写体像として結像させる。
なお、図1を簡単にするため、撮影光学系3を単レンズとして図示している。また、カメラ1は、上述の撮像光学系3のほか、撮影に必要な周知の絞りやシャッターなどを備えているが、それら周知の部材についての図示及び詳細な説明については省略する。
撮像部4は、撮像素子、AFE(Analog Front End)回路、画像処理回路などで構成されている。詳細は省略するが、撮像素子は、たとえばCCDやCMOSなどのイメージセンサであり、撮影光学系3によって屈折された被写体光によって露光されるとともに、露光された被写体光に対して光電変換を行ってアナログ信号を生成し、生成されたアナログ信号をAFE回路に出力する。AFE回路は、撮像素子から入力されたアナログ信号に相関二重サンプリングを施してノイズを低減したり、ISO感度に応じたゲイン調整を施して増幅を行ったりする。さらに、AFE回路はA/D変換器を有し、ノイズの低減やISO感度の増幅が施されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、画像処理回路へ出力する。画像処理回路は、AFE回路から入力されたデジタル信号に色補正処理や圧縮処理などの周知の画像処理を行うことで画像データを生成し、フラッシュメモリ8や不図示の外部メモリなどに記録する。
表示部5は、たとえば、図2に示されるように、カメラ1の背面にある液晶表示装置であり、カメラ1の筐体の傾きをユーザが視認できる画像として表示する。
ここで、カメラ1の筐体の傾きをユーザが視認できる表示の一例として、電子水準器の表示例について図2と図3を用いて説明する。
図2は、カメラ1を後方から見たときの背面図である。
説明を簡単にするため、図2に示すように、光軸と平行であり、且つカメラ1の背面の後方から前面の被写体の方を見て正となる方向をZ軸方向、カメラ1の底面と平行であり、且つカメラ1の横幅方向をX軸方向、カメラ1の側面と平行であり、且つカメラ1の天地方向をY軸方向とする。
図3(a)は、カメラ1の姿勢が横位置姿勢11(すなわち、カメラ1のZ軸方向周り(ロール方向)の傾きが0度であり、且つZ軸方向とX軸方向とが地面と略平行の方向である)のときに、CPU2が表示部5に表示する電子水準器の画像である。ユーザによって、横位置姿勢11からZ軸を中心として時計回りに所定の角度(たとえば、α度)だけ回転すると、カメラ1は、傾斜姿勢12となり、CPU2は表示部5に図3(b)に示されるような画像を表示する。すなわち、カメラ1の傾斜姿勢12のときの姿勢が横位置姿勢11のときの姿勢と比べてどの程度傾いているかについてユーザは視認できる。
姿勢センサ6は、カメラ1の筐体の傾き(姿勢)を検出する。姿勢センサ6は、たとえば、横位置姿勢11のときのカメラ1の姿勢を基準姿勢として、ユーザによってカメラ1が傾けられたときのカメラ1の姿勢に基づくZ軸周りの傾き角度をCPU2へ出力する。CPU2は、姿勢センサ6によって検出された角度をRAM9に一時記憶する。
なお、姿勢センサ6は、縦位置姿勢(Z軸方向の傾き角が90°のときの姿勢)のときのカメラ1の姿勢を基準姿勢としてもよい。この場合、カメラ1の筐体がZ軸周り(ロール方向)にα°傾けられたときには、カメラ1の傾き角はロール方向が(α―90)°、ピッチ方向はβ°として算出される。
なお、姿勢センサ6は、カメラ1の筐体の傾きを検出できればよく、周知の加速度センサ、水準器などの傾斜センサを用いてもよい。
水中検出センサ7は、たとえば、水圧センサであり、カメラ1の内圧に関する信号をCPU2に出力する。CPU2は、水中検出センサ7から入力された信号に基づく該カメラ1の内圧が、カメラ1が陸上(水深0m以上)に存在するときの内圧(たとえば、大気圧と同じ1013hpa)と比べて高いときに、カメラ1が水中に存在していることを判断する。
なお、水中検出センサ7は、周知の水検出センサでもよい。水検出センサは、たとえば、カメラ1の表面に取り付けられており、2つの電極の間に水が介在すると導通する。結果として、上述の2つの電極間が導通することでCPU2は、カメラ1が水中に存在することを認識できる。
フラッシュメモリ8は、不揮発性メモリで構成される。フラッシュメモリ8には、撮影動作に必要なシーケンス制御に関する周知の情報や電子水準器の表示に関する情報などが記録される。電子水準器の表示に関する情報の詳細は、後述する。
RAM9は、揮発性メモリで構成される。RAM9には、カメラ1が水中にいるか否かの情報が一時記憶される。また、RAM9には、姿勢センサ6の検出したカメラ1の傾きに関する情報が一時記憶されている。この傾きに関する情報として、姿勢センサ6がカメラ1の筐体の傾きを検出した回数や、姿勢センサ6が所定周期でカメラ1の筐体の傾きについて検出する際の、1周期ごとに検出した値の差分などがある。
情報入力部10は、ユーザが操作するための操作部材と電気的に接続される。操作部材とは、たとえば、不図示のレリーズ釦、十字釦、設定釦や傾斜表示釦などであり、十字釦は、表示部5に表示されている項目からユーザが実行したい機能に関する項目を選択するためにユーザが上下左右の方向を操作する釦である。設定釦は、十字釦を操作して選択した項目を設定するためにユーザが押下する釦である。傾斜表示釦は、CPU2によってカメラ1が撮影可能な状態に設定されているときに、電子水準器(図3に図示)の画面を表示部5に表示するためにユーザーが押下する釦である。
次に、カメラ1の電源が投入されている場合に、一定の時間(所定周期)においてCPU2が実行する制御の一例を図4のフローチャートを用いて説明する。
ステップS101にて、CPU2は、傾斜表示釦がユーザによって押下されたことを示す信号が情報入力部10より入力されたか否かを判断する。CPU2は、該信号が入力されたと判断した場合は、ステップS102に進む。
なお、ステップS101にて、CPU2は、不図示のメニュー釦、十字釦や設定釦などがユーザによって操作されて、不図示のメニュー項目を選択することにより、表示部5にカメラ1の筐体の傾き(電子水準器)の表示を指示するための操作信号が情報入力部10より入力されたか否かを判断してもよい。
ステップS102にて、CPU2は、カメラ1の存在する撮影環境を認識する。
例えば、水中検出センサ7からの信号によりカメラ1が水中に存在していることが検出された場合、CPU2はカメラ1の存在する撮影環境が水中の撮影環境であることを認識する。
ステップS103にて、CPU2は、姿勢センサ6から入力された信号に基づいてカメラ1の筐体の傾き量を検出して、ステップS104に進む。
ここで、傾き量は、図3(b)において「α°」である。
ステップS104にて、CPU2は、ステップS103にて検出したカメラ1の筐体の傾き量をRAM9に一時記憶する。
ステップS105にて、CPU2は、ステップS103にて検出した傾き量について、表示部5に、図3に示されるような電子水準器の表示に反映させる。
すなわち、カメラ1が傾斜姿勢12である場合には、CPU2は、図3(b)に示される画面を表示部5に表示する。
ステップS106にて、CPU2は、カメラ1が横位置姿勢11の状態に保持すること(水平保持)が困難な状態であるか否かについて判断する。
上述した水平保持が困難な状態について、たとえば、カメラ1が水中に存在する環境など、波や流れなどの外力によってカメラを同じ姿勢に保つことが困難な環境(すなわち、特定環境)の下に存在する状態が挙げられる。この場合は、CPU2は、ステップS102にて認識した撮影環境が水中の撮影環境であると判断した場合は、ステップS108に進み、水中の撮影環境でないと判断した場合はステップS107に進む。
ステップS108にて、CPU2は、表示部5に特定の環境における電子水準器の表示を行う。なお、このステップS108の制御については、図5を用いて、後で説明する。
ステップS107にて、CPU2は、通常の環境における電子水準器を表示部5に表示して、処理を終了する。
ここで、ステップS107にて、表示部5に表示される通常の環境における電子水準器の表示について図6を用いて説明する。
CPU2は、姿勢センサ6により一定時間毎に出力された信号に基づいて検出したカメラ1の筐体の傾き量を、表示部5に表示する電子水準器に反映させる制御を順次繰り返すことで、表示の更新を行う。たとえば、姿勢センサ6から一定時間毎(所定周期)に出力される信号に基づいて、1回目に0°、2回目(1回目から1周期後)に3°、3回目に12°、4回目に4°、5回目に9°、6回目に4°といった順に筐体の傾き量を検出した場合は、CPU2は、当該傾き量を検出する度に表示部5の表示を更新する。このことで、表示部5には、1回目に0°、2回目(1回目の表示から1回表示が更新されたとき)に3°、3回目に12°、4回目に4°、5回目に9°、6回目に5°といった順にカメラ筐体1の傾きが電子水準器に合わせて表示される。すなわち、ユーザは、図7(a)から図7(e)の順に更新された表示部5の表示を見ることになる。
図5は、CPU2がステップS108にて行う処理の一例を示すサブルーチンフローチャートである。
ステップS201及びステップS202におけるCPU2の制御は、図4のステップS103及びステップS104の制御と同一のため、詳細な説明は省略する。
ステップS203にて、CPU2は、ステップS201にて姿勢センサ6から出力された信号に基づいて筐体の傾きを検出した回数を1回加算してRAM9に一時記憶する。たとえば、CPU2は、水中の撮影環境において、ユーザによって電子水準器を表示するように指示された場合、ステップS103とステップS201にて筐体の傾きを合計2回検出されている。しかし、ステップS203ではCPU2は、図5のサブルーチンの中で筐体の傾きを検出した回数をカウントするため、検出回数として「1回」がRAM9に一時記憶されることになる。
すなわち、CPU2は、ステップS201にて筐体の傾きを検出した回数をカウントし、ステップS103で筐体の傾きを検出した回数は、カウントしないことになる。
ステップS204にて、CPU2は、姿勢センサ6から出力されたカメラ1の筐体の傾き量を検出した回数が所定回数(たとえば、2回)に達したか否かを判断し、当該所定回数に達したと判断するとステップS205に進み、所定回数に達していないと判断すると、ステップS201に戻る。
ここで、検出回数として「1回」がカウントされていて、ステップS201に戻った場合について説明する。CPU2は、ステップS201にて姿勢センサ6から出力された信号に基づいてカメラ1の筐体の傾き量を再度検出して、処理を進め、ステップS203に至ると、検出回数として「2回」がRAM9に記憶されることになる。この場合、ステップS204にて、CPU2は、所定回数に達したと判断して、ステップS205に進むことになる。詳細は、後述する。
ステップS205にて、CPU2は、RAM9に記憶されている検出回数について、消去または0回を記憶し、ステップS206に進む。結果として、ステップS205にて検出回数はリセットされる。
ステップS206にて、CPU2は、ステップS201にて検出したカメラ1の傾き量を表示部5の電子水準器の表示に反映させて、ステップS207に進む。
ステップS207にて、CPU2は、ユーザによって傾斜表示釦が押下されるなどして、電子水準器の表示部5への表示を停止させるような操作信号が情報入力部10より入力されたか否かを判断する。CPU2は、該信号が情報入力部10より入力されたと判断すれば、処理を終了する。また、CPU2は、該信号が情報入力部10より入力されていないと判断すれば、ステップS201に戻る。
ステップS105とステップS206にて、表示部5に表示される特定の撮影環境における電子水準器の表示について、図4及び図5のフローチャートによるCPU2の制御に基づく表示結果を、図8を用いて説明する。
CPU2は、姿勢センサ6から出力された信号に基づいてカメラ1の筐体の傾き量を検出した回数が所定回数に達した場合、当該検出した回数が所定回数に達したときのカメラ1の筐体の傾き量を、表示部5の電子水準器の表示に反映させることで、表示の更新を行う。
たとえば、上述のとおり、所定回数として2回が設定されている場合で、CPU2が電子水準器の表示の制御を開始すると、上述の通常の撮影環境における電子水準器の表示(図7参照方)と同じタイミングでの表示部5の電子水準器の表示は、図8(a)から図8(f)のようになる。たとえば、姿勢センサ6により1回目は0°(ステップS103における検出)、2回目に3°(2回目以降はステップS201における検出)、3回目に12°、4回目に4°、5回目に9°、6回目に5°といった順に傾きが検出された場合における表示部5の表示例について説明する。
CPU2は、ステップS105での1回目の検出では0°を表示部5に表示する(図8(a))。その後、2回目の検出では、ステップS203にて検出回数として1回がカウントされるため表示を更新せず(図8(b))、3回目の検出では、ステップS202にて検出回数として2回がカウントされるため12°に表示を更新する(図8(c))。さらに、その後の4回目の検出では、1度検出回数がリセットされるため、ステップS203にて検出回数として1回がカウントされるため表示を更新せず(図8(d))、5回目の検出では、検出回数として2回がカウントされるため9°に表示を更新し(図8(e))、6回目の検出では検出回数が2回に満たないため、表示を更新しない(図8(f))といった順序で表示部5における電子水準器の表示を更新する。このことで、ユーザは、図8(a)から図8(f)の順に、図8(c)、図8(e)にて表示部5の表示が更新された画像を見ることになる。
つまり、本実施の形態では上述したように、通常の撮影環境では、筐体の傾き量を検出する度に表示部5の表示を更新させて、その検出結果をリアルタイムに表示部5の表示に反映させていた。これに対して、特定の撮影環境では、筐体の傾き量を毎回検出する度に表示部5の表示を更新するのではなく、筐体の傾き量を複数回検出する度に表示部5の表示を更新する。このため、特定の撮影環境では、通常の撮影環境に比して、表示の更新頻度が少なくなる。このことにより、ユーザは、一度カメラ1が水平になったことを確認すると、電子水準器の表示を見る頻度を少なくできて、撮影に専念できる。
―変形例―
本発明は、上述した実施形態に限られることなく、種々の変更ができる。
図6は、カメラ1が水平状態に保持するのが困難な撮影環境に存在している状態(水平保持が困難な状態)におけるCPU2の制御の他の一例を示したフローチャートである。
但し、図6におけるフローチャートでは、図5にて示したフローチャートにおけるステップと同じステップについては、同一のステップ番号を付し、ここでの説明は省略する。
ステップS208にて、CPU2は、姿勢センサ6が検出した傾きの変化量をRAM9に一時記憶する。
具体的に、ユーザによって電子水準器を表示部5に表示するような指示があった場合について説明する。CPU2は、図6のサブルーチンフローチャートを開始してから初めてステップS208に至った場合は、ステップS104にてRAM9に記憶したカメラ1の筐体の傾き量とステップS202にて記憶された筐体の傾き量の差分を傾き変化量としてRAM9に一時記憶する。2回目以降にステップS208に至った場合は、後述するステップS210とステップS202にてRAM9に記憶されたカメラ1の筐体の傾き量の差分を傾き変化量としてRAM9に一時記憶する。
ステップS209にて、CPU2は、ステップS208にてRAM9に一時記憶されている上述の変化量が所定値(たとえば、5°)に達したか否かを判断する。CPU2は、上述の変化量が所定値に達したと判断した場合はステップS210に進み、変化量が一定値に達していないと判断した場合、ステップS201に戻る。
ステップS210にて、CPU2は、直近のステップS201にて検出した筐体の傾き量をRAM9に一時記憶してステップS210に進む。
ステップS211にて、CPU2は、RAM9に一時記憶されている検出した傾きの変化量を消去または0度に更新する。結果として、ステップS207にて記憶されている検出の変化量はリセットされることになる。
ここで、ステップS105とステップS206にて、表示部5に表示される特定の撮影環境における電子水準器の表示について、図6のフローチャートによるCPU2の制御による表示結果を、図9を用いて説明する。
CPU2は、姿勢センサ6から入力された信号に基づいて検出したカメラ1の筐体の傾きの変化量が所定値に達した場合、そのときのカメラ1の筐体の傾き量を、電子水準器の表示に反映させることで、表示部5の表示の更新を行う。
たとえば、上述のとおり、所定値が5°であり、通常の撮影環境における電子水準器の表示のときと同じタイミングにおける表示部5の表示を図9(a)から(f)に示す。姿勢センサ6により1回目に0°(ステップS103における検出)、2回目に3°(2回目以降はステップS201における検出)、3回目に12°、4回目に4°、5回目に9°、6回目に5°といった順にカメラ1の筐体の傾き量が検出された場合について説明する。
上述の場合、CPU2は、1回目は0°を表示し(図9(a))、2回目に3°を検出したとき(ステップS208にて記憶した1回目と2回目の検出値の傾き変化量が3°であり、所定値(5°)に達していないとき)には表示を更新せず(図9(b))、3回目に12°を検出したとき(1回目と3回目の検出値の変化量が12°であり所定値(5°)に達したているとき)に12°を表示し(図9(c))、4回目に4°を検出したときには(3回目と4回目の検出値の変化量が8°であり所定値(5°)に達しているとき)に4°を表示する(図9(d))、以降、1回目乃至4回目と同様に5回目には9°を表示し(図9(e))、6回目には表示を更新せず(図9(f))といった順序で電子水準器の表示に反映させることで表示部5の表示を更新する。このことで、ユーザは、図9(a)、から図9(f)の順に、図9(c)、図9(d)、図9(e)にて更新された表示部5の表示を見ることになる。
なお、本実施形態のカメラ1において、ステップS102にて、CPU2は、カメラ1の筐体を水平に保持することが困難な撮影環境について説明したが、これに限られない。
たとえば、水中検出センサ7の備える水圧センサから出力される圧力に基づいて、CPU2がカメラ1の筐体が空中に存在していることを認識した場合(すなわち、大気圧に比べ低い圧力を検出した場合)、加速度センサから出力される信号に基づいて所定値以上の速度で落下していることを認識した場合(たとえば、スカイダイビングしていることを認識した場合)や、ユーザによる上述の撮影モード切替釦の操作により空中撮影モードが選択されていると認識した場合に、CPU2は、空中の撮影環境を認識してもよい。
また、ユーザによる上述の撮影モード切替釦の操作により、車載撮影モードが選択されていると認識した場合に、CPU2は、車載の撮影環境を認識してもよい。ここで、車載モードは、自動車の車内にて、周知のドライブレコーダと同様であり、自動車の進行方向を撮影する際に用いる撮影モードである。
これらの撮影環境であることをCPU2が認識した場合は、CPU2は、ステップS106にてカメラ1の筐体を水平に保持することが困難な環境に存在している(水平保持が困難)であることを判断する。
本実施形態においては、上述の制御では、所定回数として2回が設定されている場合について説明したが、所定回数は、これに限られることはない。
たとえば、上述の空中の撮影環境を認識する場合、スカイダイビングをしている状況において、CPU2は、表示を更新するための一定回数を10回に変更してもよい。このことで、スカイダイビングをしている時に、一緒に落下している人を撮像する際に、ユーザは大まかに水平感を確認して撮像できるため、水平だしをするのに手間取ることなく撮像に専念することができる。
また、上述の実施の形態(上述の図5と図7に示した実施形態)では、表示が更新を行うためにカウントされる筐体の傾きの検出回数を固定の回数(上述の実施形態では2回)にしているが、この回数を、筐体の傾き量に応じて可変にしてもよい。たとえば、筐体の傾き量が所定の傾き量(たとえば0°あるいは10°未満)の場合には、検出回数M回(たとえば10回)につき1回表示を更新するようにする。且つ、筐体の傾きが所定の傾き量以上(たとえば10°以上)の場合には、上記検出回数M回よりも少ないN回(たとえば3回)につき1回表示が更新される構成でもよい。このようにすることで、ユーザは、カメラ1の筐体大きく傾いているときに、傾きを水平に修正するために過操作を行わずにすむようにすることができる。
本実施の形態においては、上述の検出値の所定変化量として5°が設定されているときについて説明したが、検出値の変化量はこれに限られることはない。
たとえば、上述の水中の撮影環境を認識する場合、水深が深い位置(水深10m以下)にカメラ1が存在する状況において、CPU2は、表示を更新するための傾きの検出値の変化量を10°に変更してもよい。このことで、足が水底に着く水深の浅い場所にいるときと比べて安定しにくい、スキューバーダイビングをしている時に一緒に潜っている人を撮像する際に、ユーザは大まかな水平感を確認して撮像できるため、筐体の傾きを修正するために手間取ることなく撮影に専念することができる。
本実施の形態において、特定の撮影環境を認識する条件を以下のように変更してもよい。
たとえば、カメラ1がユーザによる不図示の撮影モード切替釦の操作により情報入力部10から入力される信号に基づいて、水中撮影モードが選択されていると認識することで、水中の撮影環境を認識してもよい。
本実施形態のカメラ1において、特定の撮影環境における傾き量の表示を電子水準器として表示部5に表示する際に、以下のように電子水準器を表示してもよい。
たとえば、本実施形態のカメラ1において、水中の撮影環境を認識したときには、CPU2は、水深に応じて、表示部5の表示をユーザにとって視認性の高いものに切り替えるものであってもよい。例えば、水深の浅いときには、彩度の高い配色(緑色の枠に、黄色の傾き表示線)で表示し、水深の深いときには、彩度の低い配色(青色の枠に、緑色の傾き表示線)で表示することで、ユーザは、それぞれの水深下で視認性を損なうことなく電子水準器を確認できるため、撮影に専念することができる。
また、検出したカメラ1の筐体の傾きが0°以外のときに、CPU2は、電子水準器の配色を異ならせて、強調して表示するようにユーザが設定できるようにしてもよい。このことで、水中の撮影環境の下で、たとえば、三脚などを使用してカメラ1を横位置姿勢11にして撮像する状況のように、厳密にカメラ1の筐体が水平に保持されていることをユーザが知りたい場合にカメラ1の筐体が水平になっているか否かについて的確にユーザが認識できる。
また、たとえば、CPU2は、筐体の傾き量について電子水準器に反映して表示部5に表示する際に、CPU2にて検出されたカメラ1の筐体の傾き量について、四捨五入した上で表示部5に表示をしてもよい。
上述のように四捨五入して表示する場合、姿勢センサ6により1回目に0°、2回目に3°、3回目に12°、4回目に4°、5回目に9°、6回目に5°が検出されたときには、CPU2は、以下のようにカメラ1の筐体の傾き量を表示部5の電子水準器の表示に反映させる。具体的には、CPU2は検出回数が所定回数として2回に達したときに更新するよう制御する場合は、1回目に0°、2回目から6回目に10°を示す筐体の傾き量が、順次表示部5の電子水準器の表示に反映されることになる。また、CPU2は、検出する筐体の傾きの変化量が所定値として5°に達したときに更新するよう制御する場合は、1回目に0°、2回目に0°、3回目に10°、4回目に0°、5回目に10°、6回目に10°を示す筐体の傾き量が表示部5の電子水準器の表示に反映されることになる。このことで、たとえ、カメラ1の筐体が小刻みに揺れていても、カメラ1について大まかな水平感を確認できるので、ユーザは筐体の傾きを安定させるために過操作を行うことなく撮影に専念することができる。
本実施の形態において、表示部5について、カメラ1の背面に設置される液晶表示装置を用いて説明を行った。しかしながら、これに限られること無く、例えば、セグメント方式の液晶モニタに表示されている周知の露出補正などに用いられるインジケータなどに適用することもできる。

Claims (6)

  1. 筐体の傾きを検出する傾き検出部と、
    前記傾き検出部によって検出される前記筐体の傾きに関する情報を表示する傾き表示部と、
    前記傾き検出部による検出の結果に基づく所定の条件を満たすときには、前記筐体の傾きに関する表示の更新を制限する表示制御部と、を備えること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記所定の条件は、前記傾き検出部によって検出される前記筐体の傾きの変化量が一定値よりも小さいという条件であること
    を特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記所定の条件は、前記傾き検出部が前記筐体の傾きを検出する回数が一定の回数に比して少ないという条件であること
    を特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の撮像装置において、
    前記筐体の傾きに関する指標となる角度を記憶する記憶部を備え、
    前記傾き表示部は、前記傾き検出部によって検出された前記筐体の傾きが前記記憶部に記憶される指標となる角度から前記一定値以内のときに、前記指標となる角度に相当する情報を前記筐体の傾きに関する情報として表示すること
    を特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の撮像装置において、
    前記表示制御部は、前記撮像装置を所定の姿勢に保持することが難しい撮影状態である場合に、前記傾き表示部の表示の更新を制限すること
    を特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の電子機器において、
    前記表示制御部は、前記傾き検出部によって前記電子機器が水平でないことを検出したときは、前記筐体の傾きに関する情報を強調して表示するよう前記傾き表示部を制御すること
    を特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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