JP2015045487A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015045487A
JP2015045487A JP2013178291A JP2013178291A JP2015045487A JP 2015045487 A JP2015045487 A JP 2015045487A JP 2013178291 A JP2013178291 A JP 2013178291A JP 2013178291 A JP2013178291 A JP 2013178291A JP 2015045487 A JP2015045487 A JP 2015045487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
compressor
heat exchanger
current value
indoor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013178291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6061819B2 (ja
Inventor
紘一 梅津
Koichi Umezu
紘一 梅津
斎藤 直
Sunao Saito
直 斎藤
浩司 吉川
Koji Yoshikawa
浩司 吉川
大輔 杉山
Daisuke Sugiyama
大輔 杉山
章 瀬田
Akira Seta
章 瀬田
喜敬 海野
Yoshitaka Unno
喜敬 海野
友美 東川
Tomomi Higashikawa
友美 東川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013178291A priority Critical patent/JP6061819B2/ja
Publication of JP2015045487A publication Critical patent/JP2015045487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6061819B2 publication Critical patent/JP6061819B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】冷凍サイクル内に空気が混入し圧縮機内が高温高圧となった状態を判断して圧縮機の運転を停止すると共に、正常な状態では誤検知なく運転を続けることができる空気調和機を得ることを目的とする。【解決手段】圧縮機2と、室内熱交換器6と、冷媒減圧装置5と、室外熱交換器4と、室内空気温度を検出する室内温度センサ11と、室内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度センサ10と、前記圧縮機2の入力電流値(I)を検出する圧縮機入力電流検出手段16と、制御手段と、を備えた空気調和機1であって、前記制御手段は、前記室内空気温度と前記室内熱交換器6の温度との温度差が第1規定温度差(Ta)以下であり、かつ、前記入力電流値(I)が第1規定電流値(I0)以上である時に、前記圧縮機2の運転を停止するものである。【選択図】図3

Description

本発明は、圧縮機の破損防止制御を有する空気調和機に関するものである。
空気調和機の冷凍サイクルにおいて、循環する冷媒回路の一部が閉塞している場合や、開閉弁を閉めて冷房運転を行い室外機に冷媒回収する場合の様に冷凍サイクルの冷媒回路の一部が閉止しているとき、冷媒回路の配管折損部や室内機と室外機とを接続する接続配管が取り外され空気が混入する状態の開閉弁などから冷媒回路内に大量の空気が混入し、圧縮機内で空気圧縮が起こり、圧縮機内が高温高圧になることで圧縮機が破損する可能性がある。
このような圧縮機の破損を回避するために、室内熱交換器の最高温度と最低温度との差を検出し、温度差が所定温度差以下となったときに圧縮機の運転を停止する空気調和機の圧縮機保護制御が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−138893号公報
従来の空気調和機は、熱交換器の温度を監視することで、対象とする熱交換器に冷媒が流れていないことを判断することは可能である。しかし、冷凍サイクルの一部が閉塞して運転中に冷媒回路の配管折損部や室内機と室外機とを接続する接続配管が取り外され空気が混入する状態の開閉弁などから冷媒回路内に大量の空気が混入することで熱交換器の温度差がつかない状態、かつ、圧縮機内に大量に空気が混入し圧縮機内が高温高圧になり圧縮機が破損する可能性がある状態なのか、または単に冷凍サイクル内の冷媒量の不足や冷媒回収運転から熱交換器の温度差がつかない状態となっているのかを判別することができない。
また、空調負荷が低い場合または室内温度が安定しているときには、圧縮機の回転数が最小で運転され、室内熱交換器の最高温度と最低温度に差が出ないこともあり、製品に問題がなくても圧縮機の運転が停止して異常であると誤判定してしまう可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、圧縮機内の異常状態を判断して圧縮機の運転を停止すると共に、正常な状態では誤検知なく運転を続けることができる空気調和機を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和機は、圧縮機と、室内熱交換器と、冷媒減圧装置と、室外熱交換器と、室内空気温度を検出する室内温度センサと、前記室内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度センサと、前記圧縮機の入力電流値を検出する圧縮機入力電流検出手段と、制御手段と、を備えた空気調和機であって、前記制御手段は、前記室内空気温度と前記室内熱交換器の温度との温度差が第1規定温度差以下であり、かつ、前記入力電流値が第1規定電流値以上である時に、前記圧縮機の運転を停止するものである。
本発明に係る空気調和機によれば、制御手段が、室内空気温度と室内熱交換器の温度との温度差が第1規定温度差以下であり、かつ、入力電流値が第1規定電流値以上である時に、圧縮機の運転を停止するので、冷凍サイクル内に空気が混入して圧縮機内が高温高圧となった状態を異常状態と判断し、圧縮機の破損を防止するために運転の停止をすると共に、正常な状態では誤検知なく運転を続けることができる。
本実施の形態1に係る空気調和機の冷凍サイクル図である。 本実施の形態1に係る空気調和機の制御系を表すブロック図である。 本実施の形態1に係る空気調和機の制御を表すフローチャート図である。 本実施の形態2に係る空気調和機の制御を表すフローチャート図である。 本実施の形態3に係る空気調和機の制御を表すフローチャート図である。 本実施の形態4に係る空気調和機の制御を表すフローチャート図である。 本実施の形態5に係る空気調和機の制御を表すフローチャート図である。 本実施の形態6に係る空気調和機の制御を表すフローチャート図である。 本実施の形態7に係る空気調和機の制御を表すフローチャート図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に係る空気調和機1の冷凍サイクル図である。
図2は、本実施の形態1に係る空気調和機1の制御系を表すブロック図である。
図3は、本実施の形態1に係る空気調和機1の制御を表すフローチャート図である。
空気調和機1は、図1に示すように、圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器4、冷媒減圧装置5、室内熱交換器6を備え、これらを冷媒配管で接続して冷凍サイクルを形成している。また、室外熱交換器4には室外送風機7を、室内熱交換器6には室内送風機8をそれぞれ設置している。
また、室外機1aには、外気温度を検出する外気温度センサ12と、室外熱交換器4の温度を検出する室外熱交換器温度センサ13と、圧縮機2の入力電流値Iを検出する圧縮機入力電流検出手段16と、が設置されている。
室内機1bには、室内熱交換器6の温度を検出する室内熱交換器温度センサ10と、室内温度を検出する室内温度センサ11と、が設置され、これらの温度情報を室外制御部9に送る室内制御部14が設けられている。
次に、図2にて図1に示した空気調和機1の制御系の構成を説明する。
図2に示すように、空気調和機1は、室内制御部14と室外制御部9とを有し、室内制御部14と室外制御部9とは接続線17にて接続されている。電源は、例えば室内制御部14に交流電源として供給され、室内制御部14を介して室外制御部9に供給されている。
また、室内制御部14と室外制御部9とは接続線17にて互いにデータ及び制御信号のやり取りを行う。
室内制御部14には、室内温度センサ11からの室内空気温度を表す信号、及び、室内熱交換器温度センサ10からの室内熱交換器6の温度を表す信号が入力する。
そして、室内制御部14は、室外制御部9にこれらの制御情報を出力すると共に、室内送風機8を制御し、表示部15に運転状況や設定状況の表示を行う。
室外制御部9には、外気温度センサ12からの室外空気温度を表す信号、及び、室外熱交換器温度センサ13からの室外熱交換器4の温度を表す信号が入力する。また、圧縮機入力電流検出手段16からの圧縮機2の入力電流値Iが入力している。
そして、室外制御部9は、自身が収集した制御信号と室内制御部14からの制御信号とに従って圧縮機2、四方弁3、冷媒減圧装置5、室外送風機7を制御する。
なお、室外制御部9と室内制御部14とは、図示しないCPU、ROMやRAM、不揮発性メモリ等で構成される様々な演算を行う制御基板を備えている。
次に、図3にて実施の形態1に係る空気調和機1の冷凍サイクル内に空気が混入した場合に、圧縮機2内の高温高圧な状態を判断して圧縮機2の停止を行うまでの制御を説明する。
はじめに、ステップS1−1にて運転開始から所定時間t0を計時する。例えばt0は5分とする。
所定時間t0が経過するとステップS1−2に移る。ステップS1−2では、室内温度センサ11からの室内空気温度と室内熱交換器温度センサ10からの室内熱交換器6の温度との温度差を室内制御部14が演算し、その温度差ΔTiと規定温度差Ta(例えば3度)を比較してΔTi≦Taの関係が成立した場合に、室内機1bの室内熱交換器6に何らかの原因により冷媒が正常に流れていないと判断する。
ステップS1−2においてΔTi≦Taの関係が成立した場合でも、例えば開閉弁を閉止した冷房運転による冷媒回収運転をしている場合もあるため、この時点では圧縮機2の停止は行わない。
次に、ステップS1−3にて室内空気温度と室内熱交換器6の温度との温度差ΔTiがΔTi≦Taの状態で圧縮機2の入力電流値Iを測定する。そして入力電流値Iが規定電流値I0以上(I≧I0)となった際にステップS1−4にて圧縮機2を停止する。
圧縮機2の入力電流値Iを監視する理由は、例えば冷凍サイクル内の冷媒不足や冷媒回収運転の場合、圧縮機2が回転しても駆動負荷が小さく、入力電流値Iは通常運転時よりも低い。これに対して、通常運転時に冷凍サイクル内の冷媒流路の一部が閉塞している場合などに冷媒回路内に空気が混入すると、圧縮機2内で空気が圧縮され高温高圧となり駆動負荷が増加することで入力電流値Iが上昇する。よって、冷媒回路の閉塞による回路内への空気の混入を検出することが可能となり、確実な圧縮機2の保護制御が可能となるためである。
なお、空気調和機1の運転が一度停止され、再び運転が開始された場合は図3のフローチャートの先頭から再スタートする。また、図3のフローチャートでは、ステップS1−1からステップS1−3までが順番に判断されるようになっているが、この順序は問わず、ステップS1−1、S1−2、S1−3の条件がすべて同時に成立した際に冷凍サイクルの異常と判断して圧縮機2を停止する制御フローとしてもよい。
実施の形態2.
図4は、本実施の形態2に係る空気調和機1の制御を表すフローチャート図である。
本実施の形態2では、空気調和機1の圧縮機2が容量可変型である場合、すなわち回転数制御が可能である例を示す。
容量可変の圧縮機2の場合、回転数が上昇することによって圧縮機2の入力電流値Iが上昇するため、規定電流値I0の設定次第では圧縮機2内の高温高圧状態を的確に判断することができずに、冷媒回路内に空気が混入していない場合にも空気が混入していると誤判断してしまう可能性がある。
そこで実施の形態2では図4のフローチャートのように、運転開始からステップS2−1とステップS2−2までは実施の形態1と同様にフローが進むが、ステップS2−2において、ΔTi≦Taの関係が成立した場合にステップS2−3で圧縮機2の回転数を一旦固定する。
ここで、圧縮機2の固定回転数は、その時点で運転していた回転数で固定しても、別の所定回転数で固定してもよい。
ステップS2−3にて圧縮機2の回転数を固定した際に、その時点の入力電流値Iを固定時入力電流値Ia0として室外制御部9内のメモリに記憶する。
その後、回転数を固定した状態で運転を継続し、ステップS2−4にて入力電流値Iが規定電流値I0以上(I≧I0)となり、さらに、ステップS2−5にて入力電流値Iからメモリに記憶した圧縮機固定時の固定時入力電流値Ia0を減算した値が、電流値の差の規定電流値Ia以上([I−Ia0]≧Ia)となった場合にステップS2−6にて圧縮機2の運転を停止する。
このように容量可変の圧縮機2を採用した場合に、回転数を一旦固定してから圧縮機固定時の固定時入力電流値Ia0を記憶し、入力電流値Iから圧縮機固定時の固定時入力電流値Ia0を減算してその差から入力電流値Iの上昇分を判断するため、不適切な規定電流値I0の設定で圧縮機2の状態について誤判断の少ない保護制御を行うことができる。
なお、ステップS2−1及びS2−2が成立し圧縮機2の回転数を固定した後、ステップS2−2で温度差ΔTi≦Taの条件が成立しなくなった場合、室内熱交換器6に冷媒が流れており圧縮機2内が高温高圧な状態ではないと判断し、圧縮機2の回転数の固定を解除し、ステップS2−2へ戻る制御としてもよい。
実施の形態3.
図5は、本実施の形態3に係る空気調和機1の制御を表すフローチャート図である。
本実施の形態3は、実施の形態2に係る圧縮機2が可変容量型であって、空気調和機1の冷媒減圧装置5が電子膨張弁等であり、絞りの開度を可変に制御する例を示す。
実施の形態3では、図5のフローチャートのように、運転開始からステップS3−1とステップS3−2までは実施の形態1、2と同様にフローが進むが、ステップS3−2において、ΔTi≦Taの関係が成立した場合にステップS3−3で圧縮機2の回転数を固定するとともに冷媒減圧装置5の開度をそれまでの開度より大きくする。
ここで、開度の増加量は一定開度の増加であっても、最大開度に設定してもよい。
ステップS3−2において、ΔTi≦Taの関係が成立した場合に冷媒減圧装置5の開度が最大開度であった場合は最大開度を維持する。
次にステップS3−3にて圧縮機2の回転数を固定した際に、その時点の入力電流値Iを固定時入力電流値Ia0として室外制御部9内のメモリに記憶する。
その後、回転数を固定した状態で運転を継続し、ステップS3−4にて入力電流値Iが規定電流値I0以上(I≧I0)となり、さらに、ステップS3−5にて入力電流値Iからメモリに記憶した圧縮機固定時の固定時入力電流値Ia0を減算した値が、電流値の差の規定電流値Ia以上([I−Ia0]≧Ia)となった場合にステップS3−6にて圧縮機2の運転を停止する。
このように圧縮機2の回転数を固定するとともに冷媒減圧装置5の開度をそれまでの開度より大きくする制御を行うことで、冷凍サイクル内の冷媒不足や冷媒回収運転の場合など冷媒回路内に閉塞ではない場合に、圧縮機2への駆動負荷を減らし入力電流値Iを下げることができるため誤判断が少ない圧縮機2の保護制御を行うことができる。
なお、上記実施の形態3では、容量可変の圧縮機2を採用した例を示したが、実施の形態1に示した容量固定型の空気調和機1でも開度可変の冷媒減圧装置5の制御を採用することができる。
また、ステップS3−1及びS3−2が成立し圧縮機2の回転数を固定した後、ステップS3−2で温度差ΔTi≦Taの条件が成立しなくなった場合、室内熱交換器6に冷媒が流れており圧縮機2内が高温高圧な状態ではないと判断し、圧縮機2の回転数の固定を解除し、ステップS3−2へ戻る制御としてもよい。
実施の形態4.
図6は、本実施の形態4に係る空気調和機1の制御を表すフローチャート図である。
本実施の形態4は、実施の形態2に係る圧縮機2が可変容量型であって、冷凍サイクル内の冷媒不足や冷媒回収運転の場合など冷媒回路内に閉塞ではない場合に通常運転へ戻る場合の制御を示す。
実施の形態4では図6のフローチャートのように、運転開始からステップS4−3までは実施の形態2と同様にフローが進むが、ステップS4−4において、圧縮機2の回転数を固定後、規定時間t1経過しても入力電流値Iが上昇せず入力電流値I<I0、かつ、I−Ia0<IaでステップS4−5及びS4−6が成立しない場合、冷媒回路内に空気が混入していないと判断し、圧縮機2の回転数の固定を解除し、通常の運転へ戻る。
なお、ステップS4−5からステップS4−7に進んで圧縮機2を停止するまでのフローは実施の形態2と同様である。
このようにステップS4−3の圧縮機回転数の固定運転を時限付きで行い、冷凍サイクルの異常を判断するので、異常の無い場合には速やかに通常運転に復旧し、空気調和機1による快適性を損なわずに圧縮機2の保護制御を行うことができる。
実施の形態5.
図7は、本実施の形態5に係る空気調和機1の制御を表すフローチャート図である。
本実施の形態5は、実施の形態2に係る圧縮機2が可変容量型であって、室内空気温度と室内熱交換器6の温度との温度差ΔTiについて、その検知精度を向上させるためのものである。
実施の形態5では図7のフローチャートのように、実施の形態2と同様にフローが進むが、ステップS5−2において、室内空気温度と室内熱交換器6の温度との温度差ΔTiと規定温度差Taを比較してΔTi≦Taの関係が成立した状態が規定時間t2の間維持された場合に圧縮機2の回転数を固定する。
これは、空気調和機1の制御上の過渡期や、外乱等によって短い時間の間、室内空気温度と室内熱交換器6の温度との温度差ΔTiが小さくなる場合があるが、このような誤検知を考慮し、規定時間t2の間連続して温度差ΔTiが小さい状態が維持されることを確認し、圧縮機2の回転数を固定することで正確な温度差ΔTiに基づいて圧縮機2の保護制御を行うことができる。
実施の形態6.
図8は、本実施の形態6に係る空気調和機1の制御を表すフローチャート図である。
本実施の形態6は、実施の形態2に係る圧縮機2が可変容量型であって、室内空気温度と室内熱交換器6の温度との温度差ΔTiによる状態検出に加え、室外熱交換器4の温度も検出して、検知精度を向上させるためのものである。
実施の形態6では図8のフローチャートのように、実施の形態2と同様にフローが進むが、ステップS6−3において、外気温度と室外熱交換器4との温度差ΔToを算出し、ΔToが規定温度差Tb以下の場合(ΔTo≦Tb)に、圧縮機2の回転数を固定する。
これは、室内熱交換器6への冷媒循環を検出するステップS6−2に加えて室外熱交換器4への冷媒循環も検出対象とすることで、冷凍サイクルの閉塞の状態を判断し、誤判断が少ない圧縮機2の保護制御を行うことができる。
実施の形態7.
図9は、本実施の形態7に係る空気調和機1の制御を表すフローチャート図である。
本実施の形態7は、実施の形態2に係る圧縮機2が可変容量型であって、室内空気温度と室内熱交換器6の温度との温度差ΔTiについて、その検知精度を向上させるためのものである。
実施の形態7に係る室内機1bは、室内熱交換器6の温度を測定している室内熱交換器温度センサ10を複数個有している。ここで、例えば室内熱交換器温度センサ10が2個の場合、室内空気温度と室内熱交換器6の温度との温度差は2箇所で測定され、ΔTi1とΔTi2で表される。また、室内熱交換器6の2つの室内熱交換器温度センサ10同士の温度差をΔTi3として表す。
そして、図9のフローチャートのように、実施の形態2と同様に制御フローが進むが、運転開始から所定時間t0経過後に、ステップS7−2において、室内空気温度と室内熱交換器6との温度差ΔTi1とΔTi2が全て規定温度差Ta以下(ΔTi1≦Ta、ΔTi2≦Ta)となり、かつ、複数の室内熱交換器温度センサ10同士の温度差ΔTi3が規定温度差Te以下(ΔTi3≦Te)となるか判断し、条件を満たす場合は圧縮機2の回転数を固定する。
これは、空気調和機1の制御上の過渡期や、外乱等によって室内熱交換器6の温度分布が均一ではない場合にも室内熱交換器6の複数点の温度を測定することで、検出値の精度を向上させることができるためである。また、複数の室内熱交換器温度センサ10の検出結果が互いにかけ離れていないことも確認することでセンサ異常を防止するものである。
このような判断手順をふむことで冷凍サイクルの閉塞の状態の判断精度を向上させ、誤判断が少ない圧縮機2の保護制御を行うことができる。
なお、上記実施の形態1〜7は、それぞれ単独の制御フローとして適用することも可能であるが、それらの制御フローを組み合わせることで、さらに誤判断が少ない圧縮機2の保護制御を行うことも可能である。
1 空気調和機、1a 室外機、1b 室内機、2 圧縮機、3 四方弁、4 室外熱交換器、5 冷媒減圧装置、6 室内熱交換器、7 室外送風機、8 室内送風機、9 室外制御部、10 室内熱交換器温度センサ、11 室内温度センサ、12 外気温度センサ、13 室外熱交換器温度センサ、14 室内制御部、15 表示部、16 圧縮機入力電流検出手段、17 接続線。

Claims (7)

  1. 圧縮機と、室内熱交換器と、冷媒減圧装置と、室外熱交換器と、室内空気温度を検出する室内温度センサと、前記室内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度センサと、前記圧縮機の入力電流値(I)を検出する圧縮機入力電流検出手段と、制御手段と、を備えた空気調和機であって、
    前記制御手段は、前記室内空気温度と前記室内熱交換器の温度との温度差(ΔTi)が第1規定温度差(Ta)以下であり、かつ、前記入力電流値(I)が第1規定電流値(I0)以上である時に、前記圧縮機の運転を停止することを特徴とする空気調和機。
  2. 圧縮機と、室内熱交換器と、冷媒減圧装置と、室外熱交換器と、室内空気温度を検出する室内温度センサと、前記室内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度センサと、前記圧縮機の入力電流値(I)を検出する圧縮機入力電流検出手段と、制御手段と、を備えた空気調和機であって、
    前記圧縮機は、運転回転数を変更可能な容量可変型であり、
    前記制御手段は、前記室内空気温度と前記室内熱交換器の温度との温度差(ΔTi)が第1規定温度差(Ta)以下となった際に前記圧縮機の回転数を固定するとともに、前記圧縮機の回転数を固定した時点の前記入力電流値(I)を固定時入力電流値(Ia0)として記憶し、
    前記圧縮機の回転数の固定後、前記入力電流値(I)が第1規定電流値(I0)以上であり、かつ、前記入力電流値(I)から前記固定時入力電流値(Ia0)を減算した値が第2規定電流値(Ia)以上であるときに前記圧縮機の運転を停止することを特徴とする空気調和機。
  3. 前記冷媒減圧装置は開度が可変の機構を備えており、
    前記制御手段は、前記圧縮機の回転数を固定した際に前記冷媒減圧装置の開度を増加させることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記制御手段は、前記圧縮機の回転数の固定後、第1規定時間(t1)が経過しても前記入力電流値(I)が前記第1規定電流値(I0)未満であり、かつ、前記入力電流値(I)から前記固定時入力電流値(Ia0)を減算した値が第2規定電流値(Ia)未満であるときには前記圧縮機の回転数の固定を解除することを特徴とする請求項2または3に記載の空気調和機。
  5. 前記制御手段は、前記室内空気温度と前記室内熱交換器の温度との温度差(ΔTi)が第2規定時間(t2)以上の間、前記第1規定温度差(Ta)以下に維持されたときに圧縮機の回転数を固定することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 外気温度を検出する外気温度センサと、前記室外熱交換器の温度を検出する室外熱交換器温度センサとをさらに備え、
    前記制御手段は、前記室内空気温度と前記室内熱交換器の温度との温度差(ΔTi)が前記第1規定温度差(Ta)以下となり、かつ、前記外気温度と前記室外熱交換器の温度との温度差(ΔTo)が第2規定温度差(Tb)以下となった際に前記圧縮機の回転数を固定することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記室内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度センサを複数備え、
    前記制御手段は、前記室内空気温度と前記複数の室内熱交換器温度センサの検出温度との温度差(ΔTi)の全てが前記第1規定温度差(Ta)以下となり、かつ、前記複数の室内熱交換器温度センサの検出温度の温度差が互いに第3規定温度差(Te)以下となったときに前記圧縮機の回転数を固定することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の空気調和機。
JP2013178291A 2013-08-29 2013-08-29 空気調和機 Active JP6061819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178291A JP6061819B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178291A JP6061819B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015045487A true JP2015045487A (ja) 2015-03-12
JP6061819B2 JP6061819B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=52671114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013178291A Active JP6061819B2 (ja) 2013-08-29 2013-08-29 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6061819B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017083060A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JP2018004201A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 報知システム、報知プログラム、及び報知方法
WO2019093210A1 (ja) * 2017-11-09 2019-05-16 ダイキン工業株式会社 冷凍空調装置
CN110617606A (zh) * 2019-09-23 2019-12-27 芜湖美智空调设备有限公司 空调及其控制方法和***
CN111397135A (zh) * 2020-04-02 2020-07-10 青岛海尔空调电子有限公司 空调器的缺氟检测控制方法及空调器
CN111771091A (zh) * 2018-03-05 2020-10-13 松下知识产权经营株式会社 制冷循环装置
CN112594885A (zh) * 2019-04-19 2021-04-02 青岛海尔空调器有限总公司 空调器及其控制方法
WO2022044321A1 (ja) * 2020-08-31 2022-03-03 三菱電機株式会社 冷凍サイクルシステム
CN114135986A (zh) * 2020-09-04 2022-03-04 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其控制方法和计算机可读存储介质
CN114322236A (zh) * 2021-12-06 2022-04-12 青岛海尔空调器有限总公司 用于空调控制的方法、装置、空调及存储介质
CN115235097A (zh) * 2022-08-08 2022-10-25 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调器的控制方法和空调器
WO2022249386A1 (ja) * 2021-05-27 2022-12-01 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6349665A (ja) * 1986-08-19 1988-03-02 三菱電機株式会社 空気調和機の制御装置
JPH08128765A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の圧縮機保護制御装置
JP2000105033A (ja) * 1998-09-28 2000-04-11 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2003139418A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Daikin Ind Ltd 空気調和機
US20060130504A1 (en) * 2004-12-17 2006-06-22 Agrawal Nityanand J Method and apparatus for control of a variable speed compressor
JP2007212023A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和装置
JP2010107058A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Panasonic Corp 空気調和機
JP2011158121A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Panasonic Corp 空気調和機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6349665A (ja) * 1986-08-19 1988-03-02 三菱電機株式会社 空気調和機の制御装置
JPH08128765A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の圧縮機保護制御装置
JP2000105033A (ja) * 1998-09-28 2000-04-11 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2003139418A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Daikin Ind Ltd 空気調和機
US20060130504A1 (en) * 2004-12-17 2006-06-22 Agrawal Nityanand J Method and apparatus for control of a variable speed compressor
JP2007212023A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和装置
JP2010107058A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Panasonic Corp 空気調和機
JP2011158121A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Panasonic Corp 空気調和機

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017083060A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JP2018004201A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 報知システム、報知プログラム、及び報知方法
JP2021101149A (ja) * 2016-07-05 2021-07-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 報知システム、及びプログラム
JP7048880B2 (ja) 2017-11-09 2022-04-06 ダイキン工業株式会社 冷凍空調装置
WO2019093210A1 (ja) * 2017-11-09 2019-05-16 ダイキン工業株式会社 冷凍空調装置
JP2019086260A (ja) * 2017-11-09 2019-06-06 ダイキン工業株式会社 冷凍空調装置
CN111771091A (zh) * 2018-03-05 2020-10-13 松下知识产权经营株式会社 制冷循环装置
CN111771091B (zh) * 2018-03-05 2021-12-17 松下知识产权经营株式会社 制冷循环装置
CN112594885A (zh) * 2019-04-19 2021-04-02 青岛海尔空调器有限总公司 空调器及其控制方法
CN112594885B (zh) * 2019-04-19 2022-09-06 青岛海尔空调器有限总公司 空调器及其控制方法
CN110617606A (zh) * 2019-09-23 2019-12-27 芜湖美智空调设备有限公司 空调及其控制方法和***
CN110617606B (zh) * 2019-09-23 2021-09-21 芜湖美智空调设备有限公司 空调及其控制方法和***
CN111397135A (zh) * 2020-04-02 2020-07-10 青岛海尔空调电子有限公司 空调器的缺氟检测控制方法及空调器
JPWO2022044321A1 (ja) * 2020-08-31 2022-03-03
WO2022044321A1 (ja) * 2020-08-31 2022-03-03 三菱電機株式会社 冷凍サイクルシステム
JP7334865B2 (ja) 2020-08-31 2023-08-29 三菱電機株式会社 冷凍サイクルシステム
CN114135986A (zh) * 2020-09-04 2022-03-04 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其控制方法和计算机可读存储介质
CN114135986B (zh) * 2020-09-04 2023-06-30 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其控制方法和计算机可读存储介质
WO2022249386A1 (ja) * 2021-05-27 2022-12-01 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
CN114322236A (zh) * 2021-12-06 2022-04-12 青岛海尔空调器有限总公司 用于空调控制的方法、装置、空调及存储介质
CN114322236B (zh) * 2021-12-06 2023-09-19 青岛海尔空调器有限总公司 用于空调控制的方法、装置、空调及存储介质
CN115235097A (zh) * 2022-08-08 2022-10-25 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调器的控制方法和空调器
CN115235097B (zh) * 2022-08-08 2023-09-01 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调器的控制方法和空调器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6061819B2 (ja) 2017-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6061819B2 (ja) 空気調和機
JP5405161B2 (ja) 空気調和装置およびエネルギー機器
US10816248B2 (en) Refrigeration cycle apparatus
WO2016159152A1 (ja) 空調室内ユニット
US11193686B2 (en) Determination of stuck reversing valve
US11293659B2 (en) Detection of a reversing valve fault
JP2016050680A (ja) 冷凍空調装置
US11788753B2 (en) HVAC system fault prognostics and diagnostics
CN105299841A (zh) 多联机***及其室外换热器的换热阀体的故障检测方法
US11639803B2 (en) System and method for identifying causes of HVAC system faults
US11193685B2 (en) System and method for distinguishing HVAC system faults
CN108885022B (zh) 空调吹出温度估计装置及计算机能读取的记录介质
CN109282424A (zh) 空调器控制方法、空调器控制装置
JP2019184150A (ja) 空気調和機
US11774151B1 (en) Heat pump reversing valve fault detection system
JP5577276B2 (ja) エンジン駆動式空調機
JP7350151B2 (ja) 冷凍サイクル装置
WO2015128899A1 (ja) 空気調和装置
JP5663345B2 (ja) 圧縮機の異常検知機能を備えた冷媒回路
JPH10170052A (ja) 空気調和機
CN115200194B (zh) 多联机的室外机的控制方法、装置、空调器及介质
KR101235455B1 (ko) 에어컨 실내기의 송풍량 이상 검출방법
JP2009041831A (ja) 多室形空気調和機
JP2004019949A (ja) 冷蔵庫
JPH10238844A (ja) マルチ形空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6061819

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250