JP2015042214A - シートの接合装置及び接合装置を用いた使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このようにして、「フルート構造」を持つ使い捨ておむつを製造するにあたり、アウターシート111´とクッション形成シート112´、113´を間欠的に接合することもできる。
つまり、パターンブロック11´、12´がロール本体10´と比較して一段高くなっていると、アウターシート111´とクッション形成シート112´、113´の重畳箇所が、パターンブロック11´、12´と超音波ホーン2´、3´の間を通過する際、その重畳箇所にのみ、エンボスロール1´による引張力(回転力)が加わるようになる。このため、アウターシート111´とクッション形成シート112´、113´の重畳箇所は、他の箇所と比較し、エンボスロール1´の回転に引っ張られて、他の箇所よりも先行するように搬送されてしまう。その結果、両シートを接合する際に、シートの重畳箇所とその他の箇所に歪みが生じ、その歪みによって両シートの重畳箇所にシワが生じることとなっていた。
本発明の接合装置は、エンボスロール1と、接着手段2、3と、抱き角形成手段4と、張力付与手段5とを備える。接着手段2、3は、超音波シールホーン又はヒートシールロールから選ばれる。
エンボスロール1は、第1シートS1の走行方向と平面的に直交する回転軸を持つ円柱状のロール本体10と、ロール本体10の外周面であって第1シートS1と第2シートS2の重畳箇所を含む部分に当接する位置に設けられた第1パターンブロック11と、第1シートS1と第3シートS3の重畳箇所を含む部分に当接する位置に設けられた第2パターンブロック12と、を有する。
ここで、第1パターンブロック11及び第2パターンブロック12のそれぞれは、複数の凸部11a、12aがロール本体10の回転方向に所定間隔で形成された間欠的なパターンを有していることが好ましい。
また、接着手段2、3は、第1パターンブロック11及び第2パターンブロック12と対向する位置に設けられている。接着手段2、3は、第1パターンブロック11との間で、第1シートS1の幅方向一端部と前記第2シートS2を挟み込むことで、両者を間欠的に接合することができる。また、接着手段は、第2パターンブロック12との間で、第1シートS1の幅方向他端部と第3シートS3を挟み込むことで、両者を間欠的に接合することができる。
また、抱き角形成手段4は、エンボスロール1よりも装置上流側に設けられ、第1シートS1、第2シートS2、及び第3シートS3の各シートS1〜S3を走行させる上流ガイドロール41と、エンボスロール1よりも装置下流側に設けられ、各シートS1〜S3を走行させる下流ガイドロール42と、を含む。
これらの上流ガイドロール41と下流ガイドロール42は、各シートS1〜S3が、所定の抱き角を形成し、第1パターンブロック11及び第2パターンブロック12に当接して走行するように、エンボスロール1の装置上流側及び装置下流側に配置されている。所定の抱き角は、例えば5度〜180度であり、特に30度〜60度とすることが好ましい。
さらに、張力付与手段5は、上流ガイドロール41の装置上流側に設けられ、各シートS1〜S3を挟み込んで回転する一対の上流対向ロール5aと、下流ガイドロール42の装置下流側に設けられ、各シートS1〜S3を挟み込んで回転する一対の下流対向ロール5bと、を含む。
第2パターンブロック12を形成し、かつそれぞれのパターンブロックに対向する位置に超音波シールホーン又はヒートシールロールの接着手段を配置する必要がある。しかし、シートの重畳箇所が、第1及び第2パターンブロック11、12と接着手段の間を通過する際、その重畳箇所にのみ、エンボスロール1の回転力が加わる。このため、シートの重畳箇所は、他の箇所と比較しエンボスロール1の回転に引っ張られて、他の箇所よりも先行するように搬送されるようになり両シートを接合する際に歪みが生じてしまう。そこで、抱き角形成手段を設けて、接合するシートが所定の抱き角を形成して第1及び第2パターンブロック11、12に当接するようにすれば、接合するシートは、第1及び第2パターンブロック11、12以外の点においてもロール本体10に当接して、ロール本体10の回転力を受けることができるようになる。これにより、シートの重畳箇所が第1及び第2パターンブロック11、12と接着手段の間を通過する際、その重畳箇所だけでなく、重畳箇所以外にもロール本体10よる回転力が付与されることとなるため、シートの重畳箇所と他の箇所の間に歪みが生じることを防止できる。結果として、シートを接合する際にシワが生じることを防止できる。
本発明の製造方法は、前身頃101と、後身頃102と、前身頃101と後身頃102の間に位置する股下部103から構成され、フルート構造を持つ使い捨ておむつを、上記接合装置を用いて製造する方法である。
本発明の製造方法では、
アウターシート111を用意する工程であって、当該アウターシート111は、前身頃101から後身頃102にかけて繋がった一枚のシートから構成されたものであるか、若しくは前身頃101側の部分と後身頃102側の部分とで分離した二枚のシートから構成されたものである工程と、
アウターシート111の前身頃101側及び後身頃102側の先端部分に位置するクッション形成領域111aに対し、その肌当接面側又は肌非当接面側に、おむつの幅方向に沿って接合部と非接合部が連続するように、第1クッション形成シート112及び第2クッション形成シート113を、接合装置によって間欠的に接合する工程と、
アウターシート111のクッション形成領域111aよりも股下部103寄りに位置する伸縮部材接合領域111bに対し、その肌当接面側に、おむつの幅方向に沿った伸長状態で、一又は複数のウエスト伸縮部材114を固定する工程と、
アウターシート111のクッション形成領域111aを、肌当接面側に向かって折り返すことにより、第1クッション形成シート112及び前記第2クッション形成シート113と、伸縮部材接合領域11bとの間に、ウエスト伸縮部材114を挟持させる工程とを行い、フルート構造を持つ使い捨ておむつを製造する。
上記「間欠的に接合する工程」においては、上記第1の実施形態に係る接合装置が用いられる。
すなわち、接合装置は、
エンボスロール1と、
超音波シールホーン又はヒートシールロールから選ばれた接着手段2、3と、
抱き角形成手段4と、
張力付与手段5と、を備える。
エンボスロール1は、
アウターシート111の走行方向と平面的に直交する回転軸を持つ円柱状のロール本体10と、
ロール本体10の外周面であって、アウターシート111と第1クッション形成シート112の重畳箇所を含む部分に当接する位置に設けられた第1パターンブロック11と、アウターシート111と第2クッション形成シート113の重畳箇所を含む部分に当接する位置に設けられた第2パターンブロック12と、を有する。
接着手段2、3は、
第1パターンブロック11及び第2パターンブロック12と対向する位置に設けられており、
第1パターンブロック11との間で、アウターシート111及び第1クッション形成シート112を挟み込むことで、両者を接合し、かつ、
第2パターンブロック12との間で、アウターシート111及び第2クッション形成シート113を挟み込むことで、両者を接合する。
抱き角形成手段4は、
エンボスロール1よりも装置上流側に設けられ、アウターシート111、第1クッション形成シート112、及び第2クッション形成シート113の各シート111〜113を走行させる上流ガイドロール41と、
エンボスロール1よりも装置下流側に設けられ、各シート111〜113を走行させる下流ガイドロール42と、を含む。
上流ガイドロール41と下流ガイドロール42は、
各シート111〜113が、所定の抱き角を形成し、第1パターンブロック11及び第2パターンブロック12に当接して走行するように、エンボスロール1の装置上流側及び装置下流側に配置されている。
張力付与手段5は、
上流ガイドロール41の装置上流側に設けられ、各シート111〜113を挟み込んで回転する一対の上流対向ロール5aと、
下流ガイドロール42の装置下流側に設けられ、各シート111〜113を挟み込んで回転する一対の下流対向ロール5bと、を含む。
なお、本願明細書において「A〜B」とは、「A以上B以下」であることを意味する。
まず、本発明の第1の側面に係る接合装置について説明する。
図1は、本発明に係る接合装置60の概要を示す斜視図である。図2は、接合装置60の概要を示す側面図である。また、図3は、接合装置60のうちエンボスロールと接着手段が配置された近傍の領域(図2において点線で示した矩形領域)を概念的に拡大して示した斜視図である。なお、図2及び図3においては、立体空間における方向を理解し易くするために、直交座標X、Y、Zを設定した。
エンボスロール1には、シート部材を接合するための所定パターンで形成された凸部を含むブロックが設けられる。
接着手段2、3は、エンボスロール1との間でシート部材を挟み込み、挟み込んだシート部材を接着させる構成を持つ。接着手段は、例えば、超音波シール用の超音波ホーン又はヒートシール用の熱ロールにより実現される。超音波シールは、超音波振動する超音波ホーンとエンボスロールとの間で熱可塑性シート部材を挟み込み、シート部材に対して振動を加えることで摩擦熱を発生させ、この摩擦熱を利用してシート部材を溶かしながら圧着する。超音波ホーンがシート部材に押し当てられて振動が十分に伝われば、材料が溶融し、押し当てている圧力で材料間が融着される。他方、ヒートシールは、加熱された熱ロールとエンボスロールとので熱可塑性シート部材を挟み込み、熱ロールにより付与される熱を利用して、シート部材を加熱・加圧して圧着する。
また、抱き角形成手段4は、走行しているシート部材を、所定の抱き角を形成して、エンボスロールに当接させる構成を持つ。
また、張力付与手段5は、エンボスロール1と接着手段2、3が走行しているシート部材を接合する前後において、そのシート部材に対し張力を付与するための構成を持つ。
以下に説明する本発明の実施形態では、接着手段として、超音波シール用のホーンを採用した形態を例に挙げて説明を行う。ただし、上述した通り、本発明の接着手段としては、ヒートシール用の熱ロールであって公知のものを採用することができる。
さらに、図2に示されるように、接合装置60を側面から見た場合に、第1点(P1)と第2点(P2)を結ぶ直線上には、第5点(P5)が位置している。これにより、図2に示されるように、各シートS1〜S3の搬送経路は波状となる。
図3に示されるように、エンボスロール1は、回転軸を持つ断面円形のロール本体10を有する。ロール本体10の回転軸は、図3に示したY軸と平行となっている。ロール本体10は、この回転軸に従って回転する。また、ロール本体10は、Z方向を長手方向としY方向を短手方向とする各シートS1、S2、S3の面に当接するようになっている。また、ロール本体10の軸方向の長さは、各シートS1、S2、S3を重ね合わせた状態の全体幅を超えるものであることが好ましい。ロール本体10は、図示しない駆動手段によって回転され、図3に示された矢印の方向に各シートS1、S2、S3を、搬送する。
また、図3に示されるように、エンボスロール1の中央近傍に設けられた内側シート搬送用ブロック14は、第1シートS1の幅方向中央部分(A)に当接する位置に設けられる。内側シート搬送用ブロック14の幅は、第1シートS1の幅方向中央部分(A)の幅よりも幅狭であることが好ましい。
なお、外側シート搬送用ブロック13と内側シート搬送用ブロック14は、必ずしも両方設ける必要はなく、例えば、外側シート搬送用ブロック13だけを設けることとしてもよいし、内側シート搬送用ブロック14だけを設けることとしてもよい。
外側シート搬送用ブロック13と内側シート搬送用ブロック14に設けられた凸部13a、14aは、第1パターンブロック11と第2パターンブロック12に設けられた凸部11a、12aのパターンと同じパターンで設けられていることが好ましい。すなわち、外側シート搬送用ブロック13と内側シート搬送用ブロック14の複数の凸部13a、14aは、個数、段高さ、及び隣り合う凸部との間の距離が、第1パターンブロック11と第2パターンブロック12の複数の凸部11a、12aと同じであることが好ましい。このようにすることで、エンボスロール1により各シートS1、S2、S3の各部分(A、B1、B2、C1、C2)に対して付与される引張力が、さらに均一化する。
例えば、第1パターンブロック11と外側シート搬送用ブロック13が連結し、かつ第2パターンブロック12と外側シート搬送用ブロック13が連結したものであってもよい。この場合、第1パターンブロック11と内側シート搬送用ブロック14と、第2パターンブロック12と内側シート搬送用ブロック14は連結しなくてもよい。
他方、第1パターンブロック11と内側シート搬送用ブロック14が連結し、かつ第2パターンブロック12と内側シート搬送用ブロック14が連結したものであってもよい。この場合、第1パターンブロック11と外側シート搬送用ブロック14と、第2パターンブロック12と外側シート搬送用ブロック14は連結しなくてもよい。
第1−1シートS1−1と第2シートS2は、重畳部分(C1)が、エンボスロール1の第1パターンブロック11と第1ホーン2の間を通過するように、搬送され、互いに接合される。このとき、第1−1シートS1−1と第2シートS2は、所定の抱き角を形成して第1パターンブロック11に当接するように、上流ガイドロール41及び下流ガイドロール42によって搬送ラインが調節されている。また、これにより、第1−1シートS1−1の幅方向中央寄りの部分(A1)が、エンボスロール1のロール本体10の内側部10aに当接するようになっている。同様に、第1−2シートS1−2と第3シートS3は、重畳部分(C2)が、エンボスロール1の第2パターンブロック12と第2ホーン3の間を通過するように、搬送され、互いに接合される。このとき、第1−2シートS1−2と第3シートS3は、所定の抱き角を形成して第2パターンブロック12に当接するように、上流ガイドロール41及び下流ガイドロール42によって搬送ラインが調節されている。また、これにより、第1−2シートS1−2の幅方向中央寄りの部分(A2)が、エンボスロール1のロール本体10の内側部10aに当接するようになっている。
このようにすれば、分離されたシート部材(第1−1シート及び第1−2シート)のそれぞれに対し、他のシート部材(第2シート及び第3シート)を間欠的に接合する場合で合っても、その接合部分にシワが生じることを防止できる。
続いて、上記接合装置60を用いた使い捨ておむつの製造方法について説明する。
本発明の製造方法は、公知のパンツ型の使い捨ておむつや、テープ型の使い捨ておむつの製造方法に広く適用可能である。パンツ型の使い捨ておむつは、前身頃と後身頃の両側部が予め接合されたタイプの使い捨ておむつである。パンツ型の使い捨ておむつとしては、吸収性本体が載置される外装体が前身頃から後身頃に掛けて一体となった一体型のものであってもよいし、外装体が前身頃及び後身頃で分離され、前身頃外装体と後身頃外装体の間に吸収性本体が架橋された架橋型のものであってもよい。また、テープ型の使い捨ておむつは、前身頃又は後身頃の両側部に接着テープが取り付けられ、着用時に接着テープを利用して前身頃と後身頃を接着させるタイプの使い捨ておむつである。以下では、これらの種々のタイプの使い捨ておむつのうち、外装体が前身頃から後身頃に掛けて一体となった一体型のパンツ型の使い捨ておむつを例に挙げて、その製造方法を具体的に説明する。
なお、以下では、例えば「原アウターシート」という表現を使用するが、この「原アウターシート」等は、使い捨ておむつの製造ラインにおいて切断加工されることにより、後に、使い捨ておむつのアウターシート等となる部材を意味する。
本発明の製造方法では、まず、図示しない原反ロールから原アウターシート111が繰り出されて、おむつの製造ラインに導入される(ステップS1)。原アウターシート111は、製造工程の流れ方向に沿う方向が長手方向となり、製造工程の流れ方向に直交する方向が幅方向となっている。原アウターシート111は、幅方向の一端側が、製造される使い捨ておむつの前身頃側に相当し、幅方向の他端側が、製造される使い捨ておむつの後身頃側に相当する。
以上の工程により、吸収性本体130を保持するための原外装体シート110が得られる。
以上の工程により、外装体が前身頃から後身頃に掛けて一体となったタイプのパンツ型の使い捨ておむつを製造することができる。
本発明の製造方法により製造される使い捨ておむつ100は、ウエスト端部にウエストギャザーが形成されている。図8は、使い捨ておむつの例を示す展開図であって、使い捨ておむつを肌当接面側からみた状態を示している。図8の展開図に示されるように、使い捨ておむつ100は、装着された際に、着用者の腹部に接する前身頃101と、着用者の背部に接する後身頃102と、着用者の股下にあてがわれる股下部103に区分される。使い捨ておむつ100は、前身頃101と後身頃102を結ぶ方向が「長手方向」となり、この長手方向と直交する方向が「幅方向」となる。
まず、図10(a)は、ウエスト伸縮部材113が伸長状態にあり、アウターシート111及び第1クッション形成シート112が、張り詰めた状態の例を示している。図10(a)に示されるように、アウターシート111は、ウエスト開口端縁に相当する位置において折り返され、クッション形成領域11aと伸縮部材接合領域11bが形成されている。そして、図10(a)に示されるように、アウターシート111のクッション形成領域111aと第1クッションシート112は、ウエスト伸縮部材113の長手方向に沿って、間欠的に接合されている。すなわち、クッション形成領域111aと第1クッションシート112の間には、ウエスト伸縮部材113の伸長方向(おむつ幅方向)に沿って、接合部121と非接合部122が交互に連続して形成されている。
3…第2ホーン(接着手段) 4…ガイドロール(抱き角形成手段)
5…対向ロール(張力付与手段) 5a…上流対向ロール
5b…下流対向ロール 10…ロール本体
10a…内側部 10b…外側部
11…第1パターンブロック 12…第2パターンブロック
13…外側シート搬送用ブロック 14…内側シート搬送用ブロック
11a、12a、13a、14a…凸部 41…上流ガイドロール
42…下流ガイドロール 51…フィードロール(上流側)
52…ボンディングロール(上流側) 53…フィードロール(下流側)
54…ボンディングロール(下流側) 60…接合装置
S1…第1シート S2…第2シート
S3…第3シート
Claims (5)
- 走行する長尺の第1シート(S1)の幅方向一端部に、走行する長尺の第2シート(S2)を接合し、前記第1シート(S1)の幅方向他端部に、走行する長尺の第3シート(S3)を接合するための接合装置であって、
前記接合装置は、
エンボスロール(1)と、
超音波シールホーン又はヒートシールロールから選ばれた接着手段(2、3)と、
抱き角形成手段(4)と、
張力付与手段(5)と、を備え、
前記エンボスロール(1)は、
前記第1シートの走行方向と平面的に直交する回転軸を持つ円柱状のロール本体(10)と、
前記ロール本体(10)の外周面であって、前記第1シート(S1)と前記第2シート(S2)の重畳箇所を含む部分に当接する位置に設けられた第1パターンブロック(11)と、前記第1シート(S1)と前記第3シート(S3)の重畳箇所を含む部分に当接する位置に設けられた第2パターンブロック(12)と、を有し、
前記接着手段(2、3)は、
前記第1パターンブロック(11)及び前記第2パターンブロック(12)と対向する位置に設けられており、
前記第1パターンブロック(11)との間で、前記第1シート(S1)の幅方向一端部と前記第2シート(S2)を挟み込むことで、両者を接合し、かつ、
前記第2パターンブロック(12)との間で、前記第1シート(S1)の幅方向他端部と前記第3シート(S3)を挟み込むことで、両者を接合するものであり、
前記抱き角形成手段(4)は、
前記エンボスロール(1)よりも装置上流側に設けられ、前記第1シート(S1)、前記第2シート(S2)、及び前記第3シート(S3)の各シート(S1〜S3)を走行させる上流ガイドロール(41)と、
前記エンボスロール(1)よりも装置下流側に設けられ、前記各シート(S1〜S3)を走行させる下流ガイドロール(42)と、を含み、
前記上流ガイドロール(41)と前記下流ガイドロール(42)は、
前記各シート(S1〜S3)が、所定の抱き角を形成し、前記第1パターンブロック(11)及び前記第2パターンブロック(12)に当接して走行するように、前記エンボスロール(1)の装置上流側及び装置下流側に配置されており、
前記張力付与手段(5)は、
前記上流ガイドロール(41)の装置上流側に設けられ、前記各シート(S1〜S3)を挟み込んで回転する一対の上流対向ロール(5a)と、
前記下流ガイドロール(42)の装置下流側に設けられ、前記各シート(S1〜S3)を挟み込んで回転する一対の下流対向ロール(5b)と、を含む
接合装置。 - 前記上流ガイドロール(41)と前記一対の上流対向ロール(5a)の間には、他のロール装置が配置されておらず、
前記下流ガイドロール(42)と前記一対の下流対向ロール(5b)の間には、他のロール装置が配置されていない
請求項1に記載の接合装置。 - 接合装置を側面から見たときに、
前記一対の上流対向ロール(5a)が前記各シート(S1〜S3)を挟み込む点である第1点(P1)と、前記一対の下流対向ロール(5b)が前記各シート(S1〜S3)を挟み込む点である第2点(P2)は、
前記上流ガイドロール(41)と前記各シート(S1〜S3)が当接する点である第3点(P3)、及び前記下流ガイドロール(42)と前記各シート(S1〜S3)が当接する点である第4点(P4)よりも、前記接着手段(2、3)側に位置している
請求項1又は請求項2に記載の接合装置。 - 接合装置を側面から見たときに、
前記第1点(P1)と前記第2点(P2)を結ぶ直線上には、
前記エンボスロール(1)と前記接着手段(2、3)が前記各シート(S1〜S3)を挟み込む点である第5点(P5)が位置している
請求項1から請求項3のいずれかに記載の接合装置。 - 前身頃(101)と、後身頃(102)と、前記前身頃(101)と前記後身頃(102)の間に位置する股下部(103)から構成され、フルート構造を持つ使い捨ておむつを、接合装置を用いて製造する方法であって、
アウターシート(111)を用意する工程において、前記アウターシート(111)は、前記前身頃(101)から前記後身頃(102)にかけて繋がった一枚のシートから構成されたものであるか、若しくは前記前身頃(101)側の部分と前記後身頃(102)側の部分とで分離した二枚のシートから構成されたものであり、
前記アウターシート(111)の前記前身頃(101)側及び前記後身頃(102)側の先端部分に位置するクッション形成領域(111a)に対し、その肌当接面側又は肌非当接面側に、おむつの幅方向に沿って接合部と非接合部が連続するように、前記第1クッション形成シート(112)及び前記第2クッション形成シート(113)を、接合装置によって間欠的に接合する工程と、
前記アウターシート(111)の前記クッション形成領域(111a)よりも前記股下部(103)寄りに位置する伸縮部材接合領域(111b)に対し、その肌当接面側に、おむつの幅方向に沿った伸長状態で、一又は複数のウエスト伸縮部材(114)を固定する工程と、
前記アウターシート(111)の前記クッション形成領域(111a)を、肌当接面側に向かって折り返すことにより、前記第1クッション形成シート(112)及び前記第2クッション形成シート(113)と、前記伸縮部材接合領域(11b)との間に、前記ウエスト伸縮部材(114)を挟持させる工程とを行い、前記フルート構造を持つ使い捨ておむつを製造する方法であり、
前記接合装置は、
エンボスロール(1)と、
超音波シールホーン又はヒートシールロールから選ばれた接着手段(2、3)と、
抱き角形成手段(4)と、
張力付与手段(5)と、を備え、
前記エンボスロール(1)は、
前記アウターシート(111)の走行方向と平面的に直交する回転軸を持つ円柱状のロール本体(10)と、
前記ロール本体(10)の外周面であって、前記アウターシート(111)と前記第1クッション形成シート(112)の重畳箇所を含む部分に当接する位置に設けられた第1パターンブロック(11)と、前記アウターシート(111)と前記第2クッション形成シート(113)の重畳箇所を含む部分に当接する位置に設けられた第2パターンブロック(12)と、を有し、
前記接着手段(2、3)は、
前記第1パターンブロック(11)及び前記第2パターンブロック(12)と対向する位置に設けられており、
前記第1パターンブロック(11)との間で、前記アウターシート(111)及び前記第1クッション形成シート(112)を挟み込むことで、両者を接合し、かつ、
前記第2パターンブロック(12)との間で、前記アウターシート(111)及び前記第2クッション形成シート(113)を挟み込むことで、両者を接合するものであり、
前記抱き角形成手段(4)は、
前記エンボスロール(1)よりも装置上流側に設けられ、前記アウターシート(111)、前記第1クッション形成シート(112)、及び前記第2クッション形成シート(113)の各シート(111〜113)を走行させる上流ガイドロール(41)と、
前記エンボスロール(1)よりも装置下流側に設けられ、前記各シート(111〜113)を走行させる下流ガイドロール(42)と、を含み、
前記上流ガイドロール(41)と下流ガイドロール(42)は、
前記各シート(111〜113)が、所定の抱き角を形成し、前記第1パターンブロック(11)及び第2パターンブロック(12)に当接して走行するように、前記エンボスロール(1)の装置上流側及び装置下流側に配置されており、
前記張力付与手段(5)は、
前記上流ガイドロール(41)の装置上流側に設けられ、前記各シート(111〜113)を挟み込んで回転する一対の上流対向ロール(5a)と、
前記下流ガイドロール(42)の装置下流側に設けられ、前記各シート(111〜113)を挟み込んで回転する一対の下流対向ロール(5b)と、を含む
使い捨ておむつの製造方法。
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JPH05501210A (ja) * | 1989-10-04 | 1993-03-11 | エスシーエー ハイジーン プロダクツ アーベー | 弾性バンドの取付け方法 |
JP2010504120A (ja) * | 2006-09-22 | 2010-02-12 | パウル ハルトマン アクチェンゲゼルシャフト | 使い捨ての衛生用品または手術用カバー用品または手術用衣料用品 |
JP2010115283A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Uni Charm Corp | 吸収性物品の製造方法 |
JP2011254996A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Oji Nepia Co Ltd | 使い捨ておむつ |
-
2013
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Patent Citations (4)
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