JP2015032928A - 生体通信装置 - Google Patents

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一樹 片岡
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和弘 井上
崇文 大石
Takafumi Oishi
崇文 大石
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Abstract

【課題】生体を介して通信する通信機器間のクロストークを低減する。【解決手段】一つの実施形態によれば、生体通信装置は、第1通信器と第2通信器が設けられる。第1通信器は、第1通信部と第1導電体を有する。第2通信器は、第2導電体、第2信号線、第3導電体、第1基準電位線、第4導電体、第3信号線、第5導電体、第2基準電位線、及び第1検出部が設けられる。第2通信器は、第1差分出力を入力し、信号を送受信する。生体通信装置は、第1生体の表面が第1導電体、第2導電体、及び第4導電体と接触或いは近接したときに、第1通信器と第2通信器の間で通信が実行される。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、生体通信装置に関する。
人体などの生体を介して通信データを送受信する生体通信が注目されている。生体通信は、医療/ヘルスケア、近距離無線、車載無線、エンターテイメント等に期待され、消費電力を従来よりも大幅に低減することができる。
生体通信では、生体を伝送路の一部として利用する通信装置に2つの電極が設置される。一つは信号線に接続された信号電極であり、もう一方は基準電位を持つ通信装置の接地電位に接続される基準電位電極である。信号電極同士は主に生体を介して結合し、基準電位電極同士は主に空間や大地を介して結合することで、通信装置は信号電極と基準電位電極の間の電位差を伝達する。
生体表面の電界を用いた生体通信装置を、個人のID認証を行うシステムに適用する場合、複数の生体の接近により生体同士が容量結合する。このため、生体を伝送路とする生体通信特有のクロストークが増大して個人のIDと生体通信装置の関連付けが困難になるという問題点がある。
特開2003−37566号公報
本発明は、通信機器間のクロストークを低減することができる生体通信装置を提供することにある。
一つの実施形態によれば、生体通信装置は、第1通信器と第2通信器が設けられる。第1通信器は、第1通信部と第1導電体を有する。第1通信部は、第1基板の第1主面上に設けられ、信号を送受信する。第1導電体は、第1信号線を介して第1通信部に接続される。第2通信器は、第2導電体、第2信号線、第3導電体、第1基準電位線、第4導電体、第3信号線、第5導電体、第2基準電位線、及び第1検出部が設けられる。第2通信器は、第1差分出力を入力し、信号を送受信する。第2信号線は、一端が第2導電体に接続される。第3導電体は、第2導電体と並列配置される。第1基準電位線は、一端が前記第3導電体に接続される。第4導電体は、第2導電体と離間し、第2導電体に対して略直交配置される。第3信号線は、一端が前記第4導電体に接続される。第5導電体は、第4導電体と並列配置される。第2基準電位線は、一端が第5導電体に接続され、第1基準電位線と同じ電位に設定される。第1検出部は、第2信号線の他端、第3信号線の他端、第1基準電位線の他端、及び第2基準電位線の他端に接続され、第2信号線及び第3信号線によってそれぞれ観測される信号出力の第1差分出力を検出する。生体通信装置は、第1生体の表面が第1導電体、第2導電体、及び第4導電体と接触或いは近接したときに、第1通信器と第2通信器の間で通信が実行される。
第1の実施形態に係る生体通信装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る第1通信器の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る第1検出部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る生体通信装置の特性を示す図である。 第1の変形例の第1通信器の構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る生体通信装置の概略構成を示す図である。 第2の実施形態に係る第3通信器の構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る第2検出部の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る座席に人体が着席している状態を示す図である。 第2の実施形態に係る生体通信装置の特性を示す図である。 第2の実施形態に係る2つの座席に人体がそれぞれ着席している状態を示す図である。 第2の実施形態に係る生体通信装置の特性を示す図である。 第3の実施形態に係る生体通信装置の概略構成を示す図である。 第3の実施形態に係る生体通信装置の特性を示す図である。 第3の実施形態に係る生体通信装置の特性を示す図である。 第3の実施形態に係る背面部側から見た2つの生体がそれぞれ着席している状態を示す図である。 図16のA−A線に沿う電界強度分布を示す図である。 第3の実施形態に係る尻部側から見た2つの生体がそれぞれ着席している状態を示す図である。 図18のB−B線に沿う電界強度分布を示す図である。 第2の変形例の生体通信装置の概略構成を示す図である。 第4の実施形態に係る生体通信装置の概略構成を示す図である。 第5の実施形態に係る生体通信装置の概略構成を示す図である。
以下本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第一の実施形態に係る生体通信装置について、図面を参照して説明する。図1は生体通信装置の概略構成を示す図である。図2は第1通信器の構成を示す断面図である。図3は第1検出部の構成を示すブロック図である。本実施形態では、第1通信器と第2通信器が人体を介して生体通信が行われ、第2通信器の信号電極と基準電位電極が1対をなし、第1通信器に近い一対と第1通信器と遠いもう一対は、略直交するように配置されている。
図1に示すように、生体通信装置100には、通信器1(第1通信器)及び通信器2(第2通信器)が設けられる。生体通信装置100は、生体3の表面の電界を用いた生体通信装置であり、人体3を介して通信器1と通信器2の間で送受信を実行する。
通信器1は、例えば、人体3の胸部に装着される。図2に示すように、通信器1には、通信部21(第1通信部)、導電体22(第1導電体)、基板25(第1基板)、ビア26、信号線Ls11(第1信号線)、及び筺体27が設けられる。
筺体27は、水平方向が高さ方向よりも大きい箱型形状を有する。筺体27は、通信部21、導電体22、基板25、信号線Ls11、及びビア26を覆って内部に収納する。
ここでは、筺体27を箱形形状にしているが、代わりに端部がR形状を有する箱形又は楕円球形状などにしてもよい。
基板25は、誘電体部24と基準電位電極23から構成される。基準電位電極23は、接地電極とも呼称される。誘電体部24は、基準電位電極23の第一主面(表面)上に設けられる。誘電体部24は、例えば絶縁性セラミック或いは絶縁性有機物等から構成される。基準電位電極23は、例えば銅(Cu)或いは金(Au)などの金属層から構成される。
通信部21は、誘電体部24の第一主面(表面)上に設けられ、信号を送受信する。通信部21は、図示しない接地電極がビア26を介して基準電位電極23に接続される。導電体22は、信号電極として機能する。導電体22は、誘電体部24の第一主面側に設けられ、筺体27の上部内壁に設けられる。導電体22は、信号線Ls11を介して通信部21に接続される。信号線Ls11は、L字型構造を有し、通信部21側が誘電体部24の第一主面(表面)上に設けられる。
通信器2には、検出部11、通信部12(第2通信部)、導電体13乃至16、信号線Ls1、信号線Ls3、信号線Ls5乃至7、基準電位線Ls2、及び基準電位線Ls4が設けられる。
導電体13(第2導電体)は、信号電極として機能する。導電体13は、人体3に接触或いは近接配置される。導電体14(第3導電体)は、導電体13と並列配置され、人体3と離間配置される。
導電体15(第4導電体)は、信号電極として機能する。導電体14は、導電体13に対して略直交配置され、人体3に接触或いは近接配置される。導電体16(第5導電体)は、導電体15と並列配置され、人体3と離間配置される。
ここで、導電体15及び導電体16は、通信器1に対して導電体13及び導電体14よりも人体3を介して近接配置される。
信号線Ls1(第2信号線)は、一端が導電体13に接続され、他端が検出部11に接続される。基準電位線Ls2(第1基準電位線)は、例えば接地電位に設定される。基準電位線Ls2は、一端が導電体14に接続され、他端が検出部11に接続される。
信号線Ls3(第3信号線)は、一端が導電体15に接続され、他端が検出部11に接続される。基準電位線Ls4(第2基準電位線)は、例えば接地電位に設定される。基準電位線Ls4は、一端が導電体16に接続され、他端が検出部11に接続される。
導電体13乃至16、導電体22は、例えば板状の形状を有し、銅泊などの導電性シート、塗布或いはインクジェット法を用いて薄膜化及び焼結化された導電性インク、或いはITO(indium tin oxide)などの透明導電材などが使用される。
図3に示すように、検出部11には、比較器17、比較器18、及び比較器19が設けられる。
比較器17は、入力側の+(プラス)ポートが信号線Ls1に接続され、入力側の−(マイナス)ポートが基準電位Vss(基準電位線Ls2に接続)に設定される。比較器17は、比較増幅した信号Sout1(第1信号出力)を出力する。比較器18は、入力側の+(プラス)ポートが信号線Ls3に接続され、入力側の−(マイナス)ポートが基準電位Vss(基準電位線Ls4に接続)に設定される。比較器18は、比較増幅した信号Sout2(第2信号出力)を出力する。
比較器19は、入力側の+(プラス)ポートに信号Sout1が入力され、入力側の−(マイナス)ポートに信号Sout2が入力される。比較器19は、比較増幅した検出信号Sdt1(第1差分出力)を出力する。
通信部12は、検出部11から出力される検出信号Sdt1が入力される。通信部12は、信号線Ls5を介して信号線Ls1に接続され、信号線Ls6を介して信号線Ls3に接続される。通信部12は、通信器1の通信部21との間で信号を送受信する。
ここで、導電体15及び導電体16は、人体3を介して、通信器1と略平行配置される。導電体13及び導電体14は、人体3を介して、通信器1と略垂直配置される。しかも、導電体15及び導電体16は、通信器1に対して導電体13及び導電体14よりも近接配置される。
次に、生体通信装置の特性について図4(a)及び図4(b)を参照して説明する。図4(a)は、本実施形態の生体通信装置100の特性を示す図であり、図4(b)は、比較例の生体通信装置の特性を示す図である。比較例の生体通信装置では、導電体13及び導電体14が設けられていない。図4(a)及び図4(b)に示す値は、電磁界シミュレーションから算出されたものであり、通信器1での送信レベルで規格化している。
図4(a)に示すように、本実施形態の生体通信装置100では、人体3が無い場合、検出信号Sdt1の信号レベルは比較的小さい(−19dB)。これに対して、人体有りの場合、検出信号Sdt1の信号レベルは比較的大きい(−2dB)。このため、人体3の有無を判定することができる。通信器1の通信部21から個人のID情報が発信される場合、個人のID認証と近接する図示しない通信装置との関連づけが可能となる。
図4(b)に示すように、比較例の生体通信装置では、人体3無しの場合(−60dB)の方が、人体3が有りの場合(−68dB)よりも検出レベルが高くなっている。このため、検出レベルが所定の閾値を超えたときに人体3が存在するという単純な判定ができない。したがって、比較例の生体通信装置では、人体3の有無を判定することは困難である。
上述したように、本実施形態の生体通信装置では、人体3を介して通信器1と通信器2の間で送受信が実行される。通信器1には、通信部21、導電体22、基板25、ビア26、信号線Ls11、及び筺体27が設けられる。通信器2には、検出部11、通信部12、導電体13乃至16、信号線Ls1、信号線Ls3、信号線Ls5乃至7、基準電位線Ls2、及び基準電位線Ls4が設けられる。導電体15及び導電体16は、人体3を介して、通信器1と略平行配置される。導電体13及び導電体14は、人体3を介して、通信器1と略垂直配置される。しかも、導電体15及び導電体16は、通信器1に対して導電体13及び導電体14よりも近接配置される。
このため、本実施形態の生体通信装置100では、人体3の有無を判定することができる。通信器1から個人のID情報が発信される場合、個人のID認証と近接する通信装置との関連づけができる。
なお、本実施形態では、通信器1に導電体22を設けているが必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図5に示す第1の変形例の通信器1aのように、磁界送受信部34を設けてもよい。具体的には、端子31は、誘電体部24の第一主面(表面)上に設けられる。端子31は、信号線Ls11を介して通信部21に接続される。端子31は、図示しない接地電極がビア32を介して基準電位電極23に接続される。端子31は、信号線Ls21を介して導電体22に接続される。磁界送受信部34は、導電体22に並列に筺体27の上部内壁に配置される。磁界送受信部34は、フェライトバー33に信号線が巻かれた構造を有する。磁界送受信部34は、信号線Ls22を介して端子31に接続される。信号線Ls22は、L字型構造を有し、端子31側が誘電体部24の第一主面(表面)上に設けられる。
また、本実施形態では、導電体22を筺体27の上部内壁に設けているが必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、導電体22を筺体27の上部外壁に設けてもよい。この場合、筺体27の貫通孔を介して導電体22を信号線Ls21に接続するのが好ましい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る生体通信装置について、図面を参照して説明する。図6は生体通信装置の概略構成を示す図である。図7は第3通信器の構成を示す断面図である。図8は第2検出部の構成を示すブロック図である。本実施形態では、第1通信器と第2通信器が人体を介して生体通信が行われ、対となる信号電極と基準電位電極が第2通信器側に略直交するように2個所配置される。また、第3通信器と第4通信器が人体を介して生体通信が行われ、対となる信号電極と基準電位電極が第4通信器側に略直交するように2個所配置されている。
以下、第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図6に示すように、生体通信装置110には、通信器1、通信器2、通信器4(第3通信器)、通信器5(第4通信器)、及び判定部7が設けられる。生体通信装置110は、人体3を介して通信器1と通信器2の間で送受信を実行し、人体6を介して通信器4と通信器5の間で送受信を実行する。
通信器4は、例えば、人体6の胸部に装着される。図7に示すように、通信器4には、通信部51(第3通信部)、導電体52(第6導電体)、基板55(第2基板)、ビア56、信号線Ls51(第4信号線)、及び筺体57が設けられる。
筺体57は、水平方向が高さ方向よりも大きい箱型形状を有する。筺体57は、通信部51、導電体52、基板55、信号線Ls51、及びビア56を覆って内部に収納する。
ここでは、筺体57を箱形形状にしているが、代わりに端部がR形状を有する箱形又は楕円球形状などにしてもよい。
基板55は、誘電体部54と基準電位電極53から構成される。基準電位電極53は、接地電極とも呼称される。誘電体部54は、基準電位電極53の第一主面(表面)上に設けられる。誘電体部54は、例えば絶縁性セラミック或いは絶縁性有機物等から構成される。基準電位電極53は、例えば銅(Cu)或いは金(Au)などの金属層から構成される。
通信部51は、誘電体部54の第一主面(表面)上に設けられ、信号を送受信する。通信部51は、図示しない接地電極がビア56を介して基準電位電極53に接続される。導電体52は、信号電極として機能する。導電体52は、誘電体部54の第一主面側に設けられ、筺体57の上部内壁に設けられる。導電体52は、信号線Ls51を介して通信部51に接続される。信号線Ls51は、L字型構造を有し、通信部51側が誘電体部54の第一主面(表面)上に設けられる。
通信器5には、検出部41、通信部42(第4通信部)、導電体43乃至46、信号線Ls41、信号線Ls43、信号線Ls45乃至47、基準電位線Ls42、及び基準電位線Ls44が設けられる。
導電体43(第7導電体)は、信号電極として機能する。導電体43は、人体6に接触或いは近接配置される。導電体44(第8導電体)は、導電体43と並列配置され、人体6と離間配置される。
導電体45(第9導電体)は、信号電極として機能する。導電体45は、導電体43に対して略直交配置され、人体6に接触或いは近接配置される。導電体46(第10導電体)は、導電体45と並列配置され、人体6と離間配置される。
ここで、導電体45及び導電体46は、通信器4に対して導電体43及び導電体44よりも人体6を介して近接配置される。
信号線Ls41(第5信号線)は、一端が導電体43に接続され、他端が検出部41に接続される。基準電位線Ls42(第3基準電位線)は、例えば接地電位に設定される。基準電位線Ls42は、一端が導電体44に接続され、他端が検出部41に接続される。
信号線Ls43(第6信号線)は、一端が導電体45に接続され、他端が検出部41に接続される。基準電位線Ls44(第4基準電位線)は、例えば接地電位に設定される。基準電位線Ls44は、一端が導電体46に接続され、他端が検出部41に接続される。
導電体43乃至46、導電体52は、例えば板状の形状を有し、銅泊などの導電性シート、塗布或いはインクジェット法を用いて薄膜化及び焼結化された導電性インク、或いはITO(indium tin oxide)などの透明導電材などが使用される。導電体13、導電体15、導電体22、導電体43、導電体45、及び導電体52は、信号電極として機能する。
図8に示すように、検出部41には、比較器61、比較器62、及び比較器63が設けられる。
比較器61は、入力側の+(プラス)ポートが信号線Ls41に接続され、入力側の−(マイナス)ポートが基準電位Vss(基準電位線Ls42に接続)に設定される。比較器61は、比較増幅した信号Sout21(第3信号出力)を出力する。比較器62は、入力側の+(プラス)ポートが信号線Ls43に接続され、入力側の−(マイナス)ポートが基準電位Vss(基準電位線Ls44に接続)に設定される。比較器62は、比較増幅した信号Sout22(第4信号出力)を出力する。
比較器63は、入力側の+(プラス)ポートに信号Sout21が入力され、入力側の−(マイナス)ポートに信号Sout22が入力される。比較器63は、比較増幅した検出信号Sdt2(第2差分出力)を出力する。
通信部42は、検出部41から出力される検出信号Sdt2が入力される。通信部42は、信号線Ls45を介して信号線Ls41に接続され、信号線Ls46を介して信号線Ls43に接続される。通信部42は、通信器4の通信部51との間で信号を送受信する。
ここで、導電体45及び導電体46は、人体6を介して、通信器4と略平行配置される。導電体43及び導電体44は、人体6を介して、通信器4と略垂直配置される。しかも、導電体45及び導電体46は、通信器4に対して導電体43及び導電体44よりも近接配置される。
判定部は、検出部11から出力される信号Sout1、信号Sout2、及び検出信号Sdt1が入力され、検出部41から出力される信号Sout21、信号Sout22、及び検出信号Sdt2が入力される。判定部7は、これらの信号に基づいて人体の有無の判定、例えば人体が座席に着席しているかどうかを判定する。
次に、人体3が座席71に着席している場合の生体通信装置110について、図9及び図10を参照して説明する。図9は人体3が座席71に着席している状態を示す図である。図10は人体3が座席71に着席している場合の生体通信装置110の特性を示す図である。図10に示す値は、電磁界シミュレーションから算出されたものであり、通信器1での送信レベルで規格化している。
図9に示すように、座席71(第1座席)には、人体の背中が接触する上部に導電体15及び導電体16が設けられ、人体の尻部が接触する下部に導電体13及び導電体14が設けられる。座席72(第2座席)には、人体の背中が接触する上部に導電体45及び導電体46が設けられ、人体の尻部が接触する下部に導電体43及び導電体44が設けられる。
ここで、座席71及び座席72は、車両、列車、飛行機、船舶、映画館、或いは劇場に設置されるものである。
導電体15は人体に接触或いは近接する。導電体16は導電体15を介して人体と向かい合う。導電体13は人体に接触或いは近接する。導電体14は導電体13を介して人体と向かい合う。
ここで、通信器1を胸に装着した人体3が座席71に着席している。座席72には人体が着席していない。なお、図9では、導電体13乃至16を除く通信器2、導電体43乃至46を除く通信器5については説明を簡略にするために省略している。
図10に示すように、人体3が座席71に着席しており、通信器2で検出される検出信号Sdt1は比較的大きな値(−1.22dB)となっている。これに対して座席72には人体が着席せず、通信器5で検出される検出信号Sdt2は比較的小さな値(−17.58dB)となっている。検出信号Sdt1と検出信号Sdt2の差は、+16.36dBと大きな値が得られている。
このため、人体3が座席71に着席していることを感度よく検出することができる。また、座席72に人体が着席していないことを感度良く検出することができる。したがって、人体3に装着した通信器1から発信された個人のID認証と人体3側の通信器との関連づけも容易に行える。また、クロストークの大きさを示す重要な値である(信号Sout1−Sout21の値)及び(信号Sout2−Sout22の値)とも正の値となっており、通信器1の送信を示している。なお、{(Sout1−Sout21)−(Sout2−Sout22)}の値の絶対値は、クロストークの総合評価を示すものであり、絶対値が大きいほどクロストークが小さいことを表しているが、この場合は16.36dBと大きな値を示し、クロストークが小さい。
次に、人体3が座席71に着席し、人体6が座席72に着席している場合の生体通信装置110について、図11及び図12を参照して説明する。図11は人体3が座席71に着席し、人体6が座席72に着席している状態を示す図である。図12は人体3が座席71に着席し、人体6が座席72に着席している場合の生体通信装置110の特性を示す図である。図12に示す値は、電磁界シミュレーションから算出されたものであり、通信器1送信時は通信器1での送信レベルで規格化し、通信器4送信時は通信器4での送信レベルで規格化している。
図11に示すように、通信器1を胸に装着した人体3が座席71に着席している。また、通信器4を胸に装着した人体6が座席72に着席している。なお、図11では、導電体13乃至16を除く通信器2、導電体43乃至46を除く通信器5については説明を簡略にするために省略している。
図12に示すように、通信器1の送信時、通信器2で検出される検出信号Sdt1は比較的大きな値(−1.08dB)となっている。通信器5で検出される検出信号Sdt2は比較的大きな値(−2.56dB)となっている。検出信号Sdt1と検出信号Sdt2の差は、+1.48dBと比較的大きな値が得られている。
通信器4の送信時、通信器2で検出される検出信号Sdt1は比較的大きな値(−2.36dB)となっている。通信器5で検出される検出信号Sdt2は比較的大きな値(−1.03dB)となっている。検出信号Sdt1と検出信号Sdt2の差は、−1.33dBと比較的大きな値が得られている。
検出信号Sdt1及び検出信号Sdt2の値の絶対値が2.6dB以内であることから、人体3が座席71に着席していること、人体6が座席72に着席していることを感度よく検出することができる。また、(Sout1−Sout21)及び(Sout2−Sout22)の値が正の場合が送信器1の送信を示し、負の場合が送信器4の送信を示していることから、通信器1或いは通信器4から発信された個人のID認証と人体側の通信器との関連づけも容易に行える。
なお、図12に示す特性は、人体3と人体6同士が電気的に結合しているので、図10に示す人体3のみ着席している場合と比較して通信器間のクロストークがやや増加するため、クロストークの総合評価を示す{(Sout1−Sout21)−(Sout2−Sout22)}の値の絶対値が、図10より小さくなっている。
上述したように、本実施形態の生体通信装置では、生体通信装置110には、通信器1、通信器2、通信器4、通信器5、及び判定部7が設けられる。人体3が座席71に着席し、人体が隣接する座席72に着席していない場合、通信器2で検出される検出信号Sdt1は比較的大きな値となり、通信器5で検出される検出信号Sdt2は比較的小さな値となる。人体3が座席71に着席し、人体6が座席72に着席している場合、通信器1の送信時では通信器2で検出される検出信号Sdt1は比較的大きな値となり、通信器5で検出される検出信号Sdt2は比較的大きな値となる。通信器4の送信時では、通信器2で検出される検出信号Sdt1は比較的大きな値となり、通信器5で検出される検出信号Sdt2は比較的大きな値となる。
このため、本実施形態の生体通信装置110では、人体3、人体6の有無を判定することができる。通信器1或いは通信器4から個人のID情報が発信される場合、個人のID認証と近接する通信器との関連づけができる。
なお、本実施形態では、導電体13、導電体14、導電体43、及び導電体44を人体が座席に着席したときに人体の尻部に接触或いは近接するように配置しているが、例えば人体の足裏部に接触或いは近接するように配置してもよい。導電体15、導電体16、導電体45、及び導電体46を人体が座席に着席したときに人体の背中部に接触或いは近接するように配置しているが、人体の後頭部或いは脚部に接触或いは近接するように配置してもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る生体通信装置について、図面を参照して説明する。図13は生体通信装置の概略構成を示す図である。本実施形態では、座席の間に基準導電体を設けてクロストークを低減している。
以下、第2の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図13に示すように、生体通信装置120では、第2の実施形態の通信装置110の座席71と座席72の間に基準導電体73を設けている。基準導電体73は基準電位Vssに設定される。
次に、通信器1を胸部に装着した人体3が座席71に着席し、通信器4を胸部に装着した人体6が座席72に着席している場合の生体通信装置120の特性について、図14乃至19を参照して説明する。
図14は基準導電体73が人体3及び人体6と離間しているときの生体通信装置120の特性である。図14は、電磁界シミュレーションから算出されたものであり、通信器1送信時は通信器1での送信レベルで規格化し、通信器4送信時は通信器4での送信レベルで規格化している。
図14に示すように、座席71と座席72の間に基準導電体73を設けた場合、通信器1の送信時、通信器2で検出される検出信号Sdt1の値は(−2.03dB)となっている。通信器5で検出される検出信号Sdt2の値は(+2.14dB)となっている。通信器4の送信時、通信器2で検出される検出信号Sdt1の値は(+2.49dB)となっている。通信器5で検出される検出信号Sdt2の値は(−2.03dB)となっている。
検出信号Sdt1及び検出信号Sdt2の値の絶対値が2.5dB以内であることから、人体3が座席71に着席していること、人体6が座席72に着席していることを感度よく検出することができている。また、(Sout1−Sout21)及び(Sout2−Sout22)の値が正の場合が送信器1の送信を示し、負の場合が送信器4の送信を示していることから、通信器1或いは通信器4から発信された個人のID認証と人体側の通信器との関連づけも容易に行える。
クロストークの総合評価を示す{(Sout1−Sout21)−(Sout2−Sout22)}の値の絶対値より、基準導電体73を備えた場合(図14)では、基準導電体73を備えていない場合(図12)と比較し、クロストークが約3dB改善していることを確認することができる。
図15は人体3の左手が基準導電体に接触している場合の生体通信装置120の特性である。図16は生体3及び生体6がそれぞれ着席し、生体3の左手が基準導電体73に接触している状態を背面部側から見た図である。図17は、図16のA−A線に沿う電界強度分布を示す図である。図18は生体3及び生体6がそれぞれ着席し、生体3の左手が基準導電体73に接触している状態を尻部側から見た図である。図19は図18のB−B線に沿う電界強度分布を示す図である。
ここで、図15は電磁界シミュレーションから算出されたものであり、通信器1送信時は通信器1での送信レベルで規格化し、通信器4送信時は通信器4での送信レベルで規格化している。図17及び図19は、それぞれ導電体15及び導電体13の端部での電界強度で規格化している。
図15に示すように、座席71と座席72の間に基準導電体73を設け、人体3の左手が基準導電体73に接触した場合、通信器1の送信時、通信器2で検出される検出信号Sdt1の値は(−2.20dB)となっている。通信器5で検出される検出信号Sdt2の値は(+2.18dB)となっている。通信器4の送信時、通信器2で検出される検出信号Sdt1の値は(+4.34dB)となっている。通信器5で検出される検出信号Sdt2の値は(−2.09dB)となっている。人体3の左手が基準導電体73に接触しているので、通信器4の送信時での通信器2で検出される検出信号Sdt1は、図14の場合と比較し、クロストークが約2dB改善されている。
このため、人体3が座席71に着席していること、人体6が座席72に着席していることを感度よく検出することができている。また、(Sout1−Sout21)及び(Sout2−Sout22)の値が正の場合が送信器1の送信を示し、負の場合が送信器4の送信を示している。人体3の左手が基準導電体73に接触しているので、通信器4の送信時でのクロストーク総合評価である{(Sout1−Sout21)−(Sout2−Sout22)}の値の絶対値より、図14の場合と比較し、クロストークが約2dB改善されていることを確認できる。したがって、通信器1或いは通信器4から発信された個人のID認証と人体側の通信器との関連づけも容易に行える。
図17に示すように、人体3の左手が基準導電体73に接触し、通信器1が送信している胸部では(図16参照)、導電体15の基準導電体73側の一端部の電界強度は、基準導電体73の電界強度よりも2dBV/m大きくなり、最大値となる。導電体15では、他端側になるほど電界強度が低下する。導電体45の基準導電体73側の一端部の電界強度は、基準導電体73の電界強度よりも2dBV/m小さくなる。導電体45では、他端側になるほど電界強度が低下する。
図19に示すように、人体3の左手が基準導電体73に接触し、通信器1が送信している尻部では(図18参照)、導電体13の基準導電体73側の一端部の電界強度は、基準導電体73の電界強度よりも2dBV/m大きくなり、最大値となる。導電体13では、他端側になるほど電界強度が低下する。導電体43の基準導電体73側の一端部の電界強度は、基準導電体73の電界強度よりも2dBV/m小さくなる。導電体43では、他端側になるほど電界強度が低下する。
上述したように、本実施形態の生体通信装置では、座席71と座席72の間に基準導電体73を設けている。基準導電体73は基準電位Vssに設定される。座席71と座席72の間に基準導電体73を設け、人体が基準導体73に接触していない場合、基準導体73を設けていない場合よりもクロストークが約3dB改善される。座席71と座席72の間に基準導電体73を設け、人体3の左手が基準導体73に接触している場合、基準導体73に接触していない場合よりもクロストークが約2dB改善される。
このため、第2の実施形態よりも人体が座席に着席しているかどうかを感度良く判定することができる。通信器1或いは通信器4から発信された個人のID認証と人体側の通信器との関連づけも容易に行えることができる。
なお、本実施形態では、座席71に導電体13乃至16を設け、座席72に導電体43乃至46を設けているが必ずしもこれに限定されるものではない。図20に示す第2の変形例の生体通信装置のように導電体を分割してもよい。ここでは、導電体13乃至16を導電体13a乃至16a、導電体13b乃至16bと2分割し、導電体43乃至46を導電体43a乃至46a、導電体43b乃至46bと2分割している。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る生体通信装置について、図面を参照して説明する。図21は生体通信装置の概略構成を示す図である。本実施形態では、生体通信装置を用いて顧客管理が実行される。
図21に示すように、生体通信装置130には、通信器81(第1通信器)と通信器82(第2通信器)が設けられる。
生体通信装置130は、駅の改札、映画館や劇場などのホール、店舗などでの利用者の所在の有無と利用者のID認証に適用される。生体通信装置130では、胸部に通信器81を装着している利用者83が通信器82に接触或いは近接したとき、通信器81と通信器82の間で生体通信が行われる。通信器82で取得された利用者83のID情報は、管理者84により把握され、確認される。
通信器81には、第1の実施形態の通信器1と同様に、図示しない第1通信部と第1導電体が設けられる。
通信器82には、導電体13乃至16、認証部85が設けられる。導電体13及び導電体14は、床86の表面部分に埋設される。ここでは、床86の表面部分に埋設されているが、カーペットや絨毯の直下に配置、或いは床86上に配置してもよい。利用者の所在の有無と利用者のID認証時、導電体13及び導電体14は、利用者83の足裏部に近接される。
導電体15及び導電体16は、導電体13及び導電体14に対して略直交するように床86表面と離間配置される。利用者の所在の有無と利用者のID認証時、導電体15及び導電体16は、利用者83の胸或いは手に接触或いは近接される。
認証部85は、第1の実施形態の通信器1と同様に第1検出部及び第2通信部が設けられる。認証部85と導電体13乃至16との接続は第1の実施形態と同様なので説明を省略する。認証部85は、第1検出部から出力される第1信号出力、第2信号出力、及び第1差分出力に基づいて利用者の所在の有無と利用者のID認証が行われる。
上述したように、本実施形態の生体通信装置では、通信器81と通信器82が設けられる。通信器81には、第1通信部と第1導電体が設けられる。通信器82には、導電体13乃至16、認証部85が設けられる。導電体13、導電体15が利用者83に接触或いは近接しているときに、利用者の所在の有無と利用者のID認証が行われ、その結果が管理者84に把握され、確認される。
このため、生体通信装置130では、利用者の所在の有無と利用者のID認証が同時に行われるので、不正防止やインセンティブ付与のカスタマイズが容易となる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る生体通信装置について、図面を参照して説明する。図22は生体通信装置の概略構成を示す図である。本実施形態では、生体通信装置を用いて患者のヘルスケアが行われる。
図22に示すように、生体通信装置140には、通信器91(第1通信器)と通信器92(第2通信器)が設けられる。
生体通信装置140は、病院や個人宅のベッド95に寝ている患者93の生体情報及び患者の状態の把握に適用される。生体通信装置140は、胸部に通信91を装着している患者93が通信器92に接触或いは近接したとき、通信器91と通信器92の間で生体通信が行われる。通信器92で取得された患者93の情報は、例えば病院に在籍している医者や管理者により把握され、確認される。
通信器91には、第1の実施形態の通信器1と同様に、図示しない第1通信部と第1導電体が設けられる。
通信器92には、導電体13乃至16、モニター部94が設けられる。導電体13及び導電体14は、ベッド95の表面部分に埋設される。導電体15及び導電体16は、導電体13及び導電体14に対して略直交するようにベッド95の凸部表面に埋設される。
モニター部94は、第1の実施形態の通信器1と同様に第1検出部及び第2通信部が設けられる。モニター部94と導電体13乃至16との接続は第1の実施形態と同様なので説明を省略する。モニター部94は、第1検出部から出力される第1信号出力、第2信号出力、及び第1差分出力に基づいて患者93の生体情報及び患者の状態の把握を行う。モニター部94は、患者93が導電体13及び導電体15と所定以上離れた場合、患者に異常事態が発生したと判断する(例えば、患者93がベッド95から転落)。
上述したように、本実施形態の生体通信装置では、通信器91と通信器92が設けられる。通信器91には、第1通信部と第1導電体が設けられる。通信器92には、導電体13乃至16、モニター部94が設けられる。導電体13及び導電体14は、ベッド95の表面部分に埋設される。導電体15及び導電体16は、導電体13及び導電体14に対して略直交するようにベッド95の凸部表面に埋設される。
このため、生体通信装置140では、通信器91と通信器92の間で生体通信が行われず、モニター部94からの信号が観測されない場合、モニター画面などを見なくとも患者93がベッド95から転落していると医者や管理者などが判断することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1a、2、4、5、81、82、91、92 通信器
3、6 人体
7 判定部
11、41 検出部
12、21、42、51 通信部
13〜16、13a〜16a、13b〜16b、22、43〜46、43a〜46a、43b〜46b、52 導電体
17〜19、61〜63 比較器
23、53 基準電位電極
24、54 誘電体部
25、55 基板
26、32、56 ビア
27、57 筺体
31 端子
33 フェライトバー
34 磁界送受信部
71、72 座席
73 基準導電体
83 利用者
84 管理者
85 認証部
86 床
93 患者
94 モニター部
95 ベッド
100、110、120、130、140 生体通信装置
Ls1、Ls3、Ls5〜Ls7、Ls11、Ls21、Ls22、Ls41、Ls43、Ls45〜Ls47、Ls51 信号線
Ls2、Ls4、Ls42、Ls44 基準電位線
Sdt1、Sdt2 検出信号
Sout1、Sout2、Sout21、Sout22 信号
Vss 接地電位

Claims (10)

  1. 第1通信器と第2通信器が設けられる生体通信装置であって、
    前記第1通信器は、
    第1基板の第1主面上に設けられ、信号を送受信する第1通信部と、
    第1信号線を介して前記第1通信部に接続された第1導電体と、
    を有し、
    前記第2通信器は、
    第2導電体と、
    一端が前記第2導電体に接続された第2信号線と、
    前記第2導電体と並列配置された第3導電体と、
    一端が前記第3導電体に接続された第1基準電位線と、
    前記第2導電体と離間し、前記第2導電体に対して略直交配置された第4導電体と、
    一端が前記第4導電体に接続された第3信号線と、
    前記第4導電体と並列配置された第5導電体と、
    一端が前記第5導電体に接続され、前記第1基準電位線と同じ電位に設定された第2基準電位線と、
    前記第2信号線の他端、前記第3信号線の他端、前記第1基準電位線の他端、及び前記第2基準電位線の他端に接続され、前記第2信号線及び前記第3信号線によってそれぞれ観測される信号出力の第1差分出力を検出する第1検出部と、
    前記第1差分出力を入力し、信号を送受信する第2通信部と、
    を有し、
    第1生体の表面が前記第1導電体、前記第2導電体、及び前記第4導電体と接触或いは近接したときに、前記第1通信器と前記第2通信器の間で通信が実行されることを特徴とする生体通信装置。
  2. 前記第1生体は第1人体であり、前記第2乃至5導電体は、前記第1人体が着席する第1座席に配置され、
    前記第1人体が前記第1座席に着席したとき、前記第2導電体は前記第1人体の尻部に接触或いは近接し、前記第4導電体は前記第1人体の背中部、後頭部、或いは脚部に接触或いは近接し、
    前記第1人体が前記第1座席に着席し、前記第1導電体が前記第1人体の手又は胸部に接触或いは近接したときに、前記第1通信器と前記第2通信器の間で通信が実行されることを特徴とする請求項1に記載の生体通信装置。
  3. 前記第1生体は第1人体であり、前記第2乃至5導電体は、前記第1人体が着席する第1座席に配置され、
    前記第1人体が前記第1座席に着席したとき、前記第2導電体は前記第1人体の足裏部に接触或いは近接し、前記第4導電体は前記第1人体の背中部、後頭部、或いは脚部に接触或いは近接し、
    前記第1人体が前記第1座席に着席し、前記第1導電体が前記第1人体の手又は胸部に接触或いは近接したときに、前記第1通信器と前記第2通信器の間で通信が実行されることを特徴とする請求項1に記載の生体通信装置。
  4. 第3通信器、第4通信器、及び判定部を更に具備し、
    前記第3通信器は、
    第2基板の第1主面上に設けられ、信号を送受信する第3通信部と、
    第4信号線を介して前記第3通信部に接続された第6導電体と、
    を有し、
    前記第4通信器は、
    第7導電体と、
    一端が前記第7導電体に接続された第5信号線と、
    前記第7導電体と並列配置された第8導電体と、
    一端が前記第8導電体に接続され、前記第1及び第2基準電位線と同じ電位に設定された第3基準電位線と、
    前記第7導電体と離間し、前記第7導電体に対して略直交配置された第9導電体と、
    一端が前記第9導電体に接続された第6信号線と、
    前記第9導電体と並列配置された第10導電体と、
    一端が前記第10導電体に接続され、前記第1乃至3基準電位線と同じ電位に設定された第4基準電位線と、
    前記第5信号線の他端、前記第6信号線の他端、前記第3基準電位線の他端、及び前記第4基準電位線の他端に接続され、前記第5信号線及び前記第6信号線によってそれぞれ観測される信号出力の第2差分出力を検出する第2検出部と、
    前記第2差分出力を入力し、信号を送受信する第4通信部と、
    を有し、
    第2生体の表面が前記第6導電体、前記第7導電体、及び前記第9導電体と接触或いは近接したときに、前記第3通信器と前記第4通信器の間で通信が実行され、
    前記判定部は、前記第1差分出力、前記第2差分出力、前記第2信号線の第1信号出力、前記第3信号線の第2信号出力、前記第5信号線の第3信号出力、及び前記第6信号線の第4信号出力が入力され、前記第1生体及び前記第2生体の少なくとも一つの存在を判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の生体通信装置。
  5. 前記第1生体は第1人体であり、前記第2乃至5導電体は、前記第1人体が着席する第1座席に配置され、
    前記第1人体が前記第1座席に着席したとき、前記第2導電体は前記第1人体の尻部に接触或いは近接し、前記第4導電体は前記第1人体の背中部、後頭部、或いは脚部に接触或いは近接し、
    前記第1人体が前記第1座席に着席し、前記第1導電体が前記第1人体の手又は胸部に接触或いは近接したときに、前記第1通信器と前記第2通信器の間で通信が実行され、
    前記第2生体は第2人体であり、前記第7乃至10導電体は、前記第2人体が着席する第2座席に配置され、
    前記第2人体が前記第2座席に着席したとき、前記第7導電体は前記第2人体の尻部に接触或いは近接し、前記第9導電体は前記第2人体の背中部、後頭部、或いは脚部に接触或いは近接し、
    前記第2人体が前記第2座席に着席し、前記第6導電体が前記第2人体の手又は胸部に接触或いは近接したときに、前記第3通信器と前記第4通信器の間で通信が実行される
    ことを特徴とする請求項4に記載の生体通信装置。
  6. 前記第1生体は第1人体であり、前記第2乃至5導電体は、前記第1人体が着席する第1座席に配置され、
    前記第1人体が前記第1座席に着席したとき、前記第2導電体は前記第1人体の足裏部に接触或いは近接し、前記第4導電体は前記第1人体の背中部、後頭部、或いは脚部に接触或いは近接し、
    前記第1人体が前記第1座席に着席し、前記第1導電体が前記第1人体の手又は胸部に接触或いは近接したときに、前記第1通信器と前記第2通信器の間で通信が実行され、
    前記第2生体は第2人体であり、前記第7乃至10導電体は、前記第2人体が着席する第2座席に配置され、
    前記第2人体が前記第2座席に着席したとき、前記第7導電体は前記第2人体の足裏部に接触或いは近接し、前記第9導電体は前記第2人体の背中部、後頭部、或いは脚部に接触或いは近接し、
    前記第2人体が前記第2座席に着席し、前記第6導電体が前記第2人体の手又は胸部に接触或いは近接したときに、前記第3通信器と前記第4通信器の間で通信が実行される
    ことを特徴とする請求項4に記載の生体通信装置。
  7. 前記第1座席と前記第2座席の間に基準導電体が設けられ、前記基準導電体は前記第1乃至4基準電位線と同じ電位に設定されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の生体通信装置。
  8. 前記第1座席及び前記第2座席は、車両、列車、飛行機、船舶、映画館、或いは劇場に設置されることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の生体通信装置。
  9. 第1通信器と第2通信器の間を通信する生体通信装置であって、
    前記第1通信器は、
    第1基板の第1主面上に設けられ、信号を送受信する第1通信部と、
    第1信号線を介して前記第1通信部に接続された第1導電体と、
    を有し、
    前記第2通信器は、
    第2導電体と、
    一端が前記第2導電体に接続された第2信号線と、
    前記第2導電体と並列配置された第3導電体と、
    一端が前記第3導電体に接続された第1基準電位線と、
    前記第2導電体と離間し、前記第2導電体に対して略直交配置された第4導電体と、
    一端が前記第4導電体に接続された第3信号線と、
    前記第4導電体と並列配置された第5導電体と、
    一端が前記第5導電体に接続され、前記第1基準電位線と同じ電位に設定された第2基準電位線と、
    前記第2信号線の他端、前記第3信号線の他端、前記第1基準電位線の他端、及び前記第2基準電位線の他端に接続され、前記第2信号線によって観察される第1信号出力、前記第3信号線によって観察される第2信号出力、及び前記第1信号出力と前記第2信号出力の第1差分出力を入力し、前記第1通信器を装着する第1人体が前記第2導電体及び前記第4導電体と接触或いは近接したときに、前記第1人体の認証を行う認証部と、
    を有する
    ことを特徴とする生体通信装置。
  10. 第1通信器と第2通信器の間を通信する生体通信装置であって、
    前記第1通信器は第1生体の生体情報を観測し、
    第1基板の第1主面上に設けられ、信号を送受信する第1通信部と、
    第1信号線を介して前記第1通信部に接続された第1導電体と、
    を有し、
    前記第2通信器は、
    第2導電体と、
    一端が前記第2導電体に接続された第2信号線と、
    前記第2導電体と並列配置された第3導電体と、
    一端が前記第3導電体に接続された第1基準電位線と、
    前記第2導電体と離間し、前記第2導電体に対して略直交配置された第4導電体と、
    一端が前記第4導電体に接続された第3信号線と、
    前記第4導電体と並列配置された第5導電体と、
    一端が前記第5導電体に接続され、前記第1基準電位線と同じ電位に設定された第2基準電位線と、
    前記第2信号線の他端、前記第3信号線の他端、前記第1基準電位線の他端、及び前記第2基準電位線の他端に接続され、前記第2信号線によって観察される第1信号出力、前記第3信号線によって観察される第2信号出力、及び前記第1信号出力と前記第2信号出力の第1差分出力を入力し、前記第1通信器を装着する第1人体が前記第2導電体及び前記第4導電体と接触或いは近接したときに、前記第1通信器から前記第1人体の生体情報を受信し、前記第1通信器を装着する第1人体が前記第2導電体及び前記第4導電体と所定の距離以上離れた場合に異常と判断するモニター部と、
    を有する
    ことを特徴とする生体通信装置。
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