JP2015031081A - ブレース取付金具 - Google Patents

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俊夫 小林
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智一 荒井
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Abstract

【課題】吊ボルトへの固定強度を高めることができるブレース取付金具を提供する。
【解決手段】天井裏で、天井ブレース5を吊ボルト3の上端部に取り付けるためのブレース取付金具1であって、吊ボルト3の一側面に当接し吊ボルト3を側方から囲む第一部材10と、この第一部材10に回転可能に装着される第二部材20とを備えており、第一部材10は、吊ボルト3と噛み合う噛合部14と第二部材20を係止するための係止孔13とを備え、第二部材20は、柱形状を呈しており係止孔13に挿入されるとともに、天井ブレース5の先端のボルト部材6が螺合するネジ孔21が形成され、第二部材20が第一部材10に装着された状態で、第二部材20は吊ボルト3の一側面とは逆側の他側面に対向していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井ブレースを吊ボルトの上端部に取り付けるためのブレース取付金具に関する。
従来から、例えば、格子状に組み付けられた天井下地材を、上階床スラブや屋上スラブから垂設されて要所に吊り下げ配置される吊ボルトの下端部に、吊ハンガー(吊金具)を介して吊下げ支持させることにより構築される吊天井が知られている。
このような吊天井においては、耐震性向上のために、吊ボルトの下端部とこの吊ボルトに隣り合う他の吊ボルトの上端部との間に、天井ブレースを架け渡して設けるようになっている。この天井ブレースを吊ボルトの上端部に取り付けるには、例えば特許文献1に示すような取付金具が用いられていた。
特許文献1の取付金具は、吊ボルトを抱え込むように掛止されるフック部材と、ブレースに一端が固定される羽子板ボルトと、この羽子板ボルトの他端側に形成されたボルト部が螺合挿通される連結部材とを備えて、フック部材と連結部材とがリベットを介して摺動自在に連結されている。
特開2011−190678号公報
ところで、前記した従来の取付金具では、連結部材が鉄板を折り曲げて形成されており、鉄板にネジ孔が形成されているため、ブレース先端の羽子板ボルトを強固に締め付けると、連結部材が変形する虞があった。そのため、吊ボルトへの固定強度を高めるのには限界があった。
このような観点から、本発明は、吊ボルトへの固定強度を高めることができるブレース取付金具を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、天井裏で、天井ブレースを吊ボルトの上端部に取り付けるためのブレース取付金具であって、前記吊ボルトの一側面に当接し前記吊ボルトを側方から囲む第一部材と、この第一部材に回転可能に装着される第二部材とを備えており、前記第一部材は、前記吊ボルトと噛み合う噛合部と前記第二部材を係止するための係止孔とを備え、前記第二部材は、柱形状を呈しており前記係止孔に挿入されるとともに、前記天井ブレースの先端のボルト部材が螺合するネジ孔が形成され、前記第二部材が前記第一部材に装着された状態で、前記第二部材は前記吊ボルトの前記一側面とは逆側の他側面に対向していることを特徴とするブレース取付金具である。
このような構成によれば、天井ブレースのボルト部材と第一部材とで吊ボルトを挟持できる。ネジ孔が形成された第二部材は柱形状を呈しているので、鉄板よりも剛性が高く、ネジ孔にボルト部材を螺合させて強固に締め付けても、第二部材は変形し難い。したがって、ブレース取付金具および天井ブレースの吊ボルトへの固定強度を大幅に高めることができる。また、第二部材は、第一部材に回転可能に装着されているので、天井ブレースの設置角度を適宜設定することができる。なお、請求項1における係止孔は、全周が閉じられたものの他にも、一部が切り欠かれて開放されたものも含む。
請求項2に係る発明は、前記第二部材が、円柱形状を呈しており、前記ネジ孔は、前記第二部材の直径に沿って側面を貫通するように形成されていることを特徴とする。このような構成によれば、ネジ孔の長さを長く確保できるので、ボルト部材の締付け軸力を分散することができ、ネジ山にかかる負担を分散できるとともに第二部材がより一層変形し難くなる。また、第二部材が係止孔に対して回転し易くなる。
請求項3に係る発明は、前記第一部材が、一端が開口した断面U字状を呈し、前記第二部材が前記第一部材に装着された状態で、前記第一部材と前記第二部材が前記吊ボルトの全周を取り囲むように構成されていることを特徴とする。このような構成によれば、第一部材と第二部材で吊ボルトの全周を囲むことになるので、ブレース取付金具全体の剛性をより一層を高くできる。
請求項4に係る発明は、前記係止孔が、前記第一部材の開口側端部で互いに対向する平面部にそれぞれ形成されており、前記第二部材は、前記一対の係止孔に挿入されることを特徴とする。このような構成によれば、ボルト部材の締付け軸力は、第一部材の平面部の面方向(面が広がる方向)に作用するので、第一部材も変形し難い。
本発明に係るブレース取付金具によれば、ブレース取付金具および天井ブレースの吊ボルトへの固定強度を高めることができるといった優れた効果を発揮する。
本発明の第一実施形態に係るブレース取付金具を示した分解斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るブレース取付金具を用いて補強した天井裏構造を示した側面図である。 本発明の第一実施形態に係るブレース取付金具を示した図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は後面図である。 本発明の第一実施形態に係るブレース取付金具の固定状態を示した斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るブレース取付金具の変形例を示した斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るブレース取付金具を示した分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るブレース取付金具を示した図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は後面図である。 本発明の第二実施形態に係るブレース取付金具の固定状態を示した斜視図である。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態に係るブレース取付金具について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、説明において同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。
図2に示すように、本実施形態に係るブレース取付金具1は、天井下地材2を吊り下げる吊ボルト3の上端部に天井ブレース5を取り付けるためのものである。天井下地材2は、天井裏で例えば格子状に組み付けられており、天井躯体4から垂下された吊ボルト3によって支持されている。天井ブレース5の下端部は、ビスによって天井下地材2に直接固定されている。
ブレース取付金具1は、天井ブレース5の上端部に設けられる。天井ブレース5は、例えばC型チャンネルにて構成されており、その上端にボルト部材6が設けられている。ボルト部材6は、コ字状に屈曲された金属プレート7を介して、天井ブレース5の上端に固定されている。金属プレート7は、天井ブレース5の上端部を覆うように配置され、ビス8によって天井ブレース5の表面材に固定されている。ボルト部材6は、天井ブレース5と同軸方向に延在して設けられている。ボルト部材6は、金属プレート7の先端面にナット9を介して固定されている。なお、天井ブレース5は、前記構成に限定する趣旨ではなく、例えば角パイプなどの他の鋼材で構成されてもよいし、鋼材以外の材料で構成してもよい。また、ボルト部材6の天井ブレース5への固定方法も、前記構成に限定する趣旨ではなく、例えば溶接などの他の方法で固定してもよい。
ブレース取付金具1は、図1および図3に示すように、一端が開口した断面U字状を呈する第一部材10と、この第一部材10の開口側に回転可能に装着される第二部材20とを備えている。第二部材20が第一部材10に装着された状態で、第一部材10と第二部材20が吊ボルト3の全周を取り囲むように構成されている(図4参照)。
第一部材10は、吊ボルト3の一側面に当接し、吊ボルト3を側方から囲む。第一部材10は、互いに対向する側板部11,11と、各側板部11,11を繋ぐ背板部12とを備えて構成されている。第一部材10は、金属板をU字状に屈曲して形成されており、側板部11,11および背板部12は一体に形成されている。側板部11,11は、請求項における「第一部材10の開口側端部で互いに対向する平面部」を構成している。側板部11,11は、互いに平行に配置されており、吊ボルト3の外径よりも僅かに広い間隔を隔て配置されている。
側板部11,11には、第二部材20を係止するための係止孔13,13がそれぞれ形成されている。係止孔13,13は、同軸状に形成されている。係止孔13には、第二部材20が挿入される。係止孔13は、第二部材20の断面形状より僅かに大きい円形に形成されており、側部から第二部材20が挿入される。
背板部12は、側板部11,11の係止孔13が形成された部分の高さ寸法の略半分の高さ寸法を備えており、軽量化および材料費の低減を図っている。背板部12の内側には、吊ボルト3と噛み合う噛合部14が形成されている。噛合部14は、背板部12の上端部と下端部の吊ボルト3との当接部分に位置しており、吊ボルト3に向かって突出する突条にて構成されている。突条は、断面三角形を呈し(図3の(b)参照)、略水平方向に延在している。
なお、噛合部14は、前記構成に限定されるものではなく、例えば、背板部12の内側にボルトを固定して、このボルトのネジ山を吊ボルト3に噛合させるようにしてもよい。この場合、ボルトは、吊ボルト3と同じネジ山のものが用いられている。ボルトは、溶接によって背板部12に固定すればよい。他方、背板部12の内周面を切削加工して吊ボルト3と同じネジ山を形成するようにしてもよい。
第二部材20は、柱形状(本実施形態では円柱形状)を呈する金属製部材にて構成されており、第一部材10の係止孔13の側方から挿入可能に構成されている。第二部材20は、第一部材10に装着された状態で、第一部材10が当接する吊ボルト3の一側面とは逆側の他側面に対向する。第二部材20は、第一部材10の側板部11,11間の隙間より長い長さ寸法を有しており、一対の係止孔13,13のそれぞれに係止されるようになっている。第二部材20には、軸方向が第二部材20の長さ方向(円柱の軸方向)に対して直交するネジ孔21が形成されている。ネジ孔21は、天井ブレース5の先端のボルト部材6が螺合可能な内径を有している。
次に、前記構成のブレース取付金具1を用いて天井ブレース5を吊ボルト3に固定する手順および固定した状態を説明しつつ、作用効果を説明する。
天井ブレース5を吊ボルト3に固定するに際しては、まず、第一部材10を吊ボルト3の側方から移動させて、吊ボルト3を側板部11,11間に入り込ませる。その後、側板部11の側方から、第二部材20を係止孔13,13に挿入する。そして、側板部11,11の間で、天井ブレース5の先端のボルト部材6を第二部材20のネジ孔21に螺合させる。このとき、ボルト部材6の先端は、ネジ孔21内に位置した状態で、第二部材20の表面から突出しないようにしておく。以上の作業は、足場に立つ作業員の手の届く作業の行い易い高さで行う。
次に、作業員は天井ブレース5の下側部分を持って、噛合部14が吊ボルト3に引っ掛からないように先端側に押しながら、天井ブレース5の先端部およびブレース取付金具1を、吊ボルト3に沿わせて上昇させる。このとき、第二部材20からボルト部材6の先端が突出していないので、吊ボルト3に引っ掛かることはない。ブレース取付金具1が、吊ボルト3の上端部の所定の位置まで上昇したならば、天井ブレース5を回転させて、ボルト部材6を第二部材20から突出させる。ボルト部材6の先端は、吊ボルト3の側面に当接させて押圧させる。このとき、作業員はブレース取付金具1を手前に引き寄せ、噛合部14を吊ボルト3に噛み合わせて作業を行うと、ブレース取付金具1が所定の高さを保持できるので、作業を行い易い。作業員は、ボルト部材6が充分な圧力で吊ボルト3を押圧できるところまで、天井ブレース5を回転させる。これで、天井ブレース5の上端部の吊ボルト3への取付けが完了する。
第一実施形態に係るブレース取付金具1によれば、以下のような作用効果を得られる。第二部材20は、円柱形状を呈しているので、従来の構成の鉄板よりも剛性が高く、変形し難い。また、係止孔13が、第一部材10の開口側端部で互いに対向する側板部11,11にそれぞれ形成されているので、ボルト部材の締付け軸力は、側板部11の面方向(面が広がる方向)に作用する。したがって、第一部材10も変形し難い。
さらに、ブレース取付金具1は、第一部材10と第二部材20で吊ボルト3の全周を囲んでいるので、ネジ孔21に螺合されるボルト部材6の締付け軸力は、第二部材20から第一部材10の一対の側板部11,11へと円滑に伝達されて分散される。したがって、ボルト部材6を強固に締め付けてもブレース取付金具1は、変形し難い。また、ボルト部材6と背板部12とで、吊ボルト3を大きい締付け軸力によって挟持することができるので、ブレース取付金具1および天井ブレース5の吊ボルト3への固定強度を大幅に高めることができる。
さらに、第二部材20は円柱形状を呈していることで、ネジ孔21の長さを長く確保できるので、ボルト部材6の締付け軸力を分散することができ、ネジ山にかかる負担を分散できるとともに、第二部材20がより一層変形し難くなる。また、第二部材20は、円形の係止孔13内で回転し易くなるとともに、第一部材に対して任意の角度で固定することができるので、天井ブレース5の設置角度を適宜設定することができる。
また、吊ボルト3と第一部材10の噛合部14が噛合することで、ブレース取付金具1が吊ボルト3の軸方向へ移動するのを防止できるので、ボルト部材6による締付け作業を行い易い。特に天井ブレース5の傾斜角度が急こう配である時に、噛合部14がないとブレース取付金具1は滑り易くなるので、噛合部14を設けたことによる効果が大きい。
さらに、第二部材20を、第一部材10の係止孔13に挿入して係止しているので、部品点数が少なく、第二部材20を第一部材10に取り付ける作業を容易に行うことができる。
また、締付け作業は、天井ブレース5の手前側を持って回転させることでできるので、吊ボルト3の上端部まで上がらずに行える。したがって、作業を行い易いうえに、吊ボルト3の上端部近くの足場の省略ができる。
なお、前記実施形態では、第一部材10の背板部12は、側板部11,11の係止孔13が形成された部分の高さ寸法の略半分の高さ寸法を備えているが、これに限定されるものではない。図5に示すように、背板部12aを、側板部11,11の係止孔13が形成された部分の高さ寸法と同等の高さ寸法を備えるように形成してもよい。このような構成の第一部材10aによれば、吊ボルト3と背板部12aとが接触する支持点間の距離(上下の噛合部14の距離)が大きくなるので、第一部材10aが吊ボルト3に対して傾き難くなるとともに移動し難くなり、安定度が増す。さらに、第一部材10aの製作加工が容易になる。
(第二実施形態)
次に、図6乃至図8を参照しながら第二実施形態に係るブレース取付金具101について説明する。第二実施形態に係るブレース取付金具101は、第一部材110の形状が第一実施形態と異なる。
第一部材110は、側板部111と、側板部111の一端に形成された背板部112とを備えて構成されている。側板部111と背板部112は、金属板を平面視でJ字状に屈曲して一体に形成されている。
側板部111には、側板部111と所定間隔を隔てて配置される対向板部115aと、側板部111の上端と対向板部115aの上端とを連結する連結板部115bとが一体に形成されている。側板部111と連結板部115bと対向板部115aは、金属板を側面視で逆U字状に屈曲して形成されている。つまり、第一部材110は、側板部111と背板部112と連結板部115bと対向板部115aとが一体形成されている。
側板部111と対向板部115aは、互いに平行に配置されており、吊ボルト3の外径よりも僅かに広い間隔を隔て配置されている。側板部111および対向板部115aには、第二部材20を係止するための係止孔13,13が同軸状にそれぞれ形成されている。係止孔13は、第二部材20の断面形状より僅かに大きい円形に形成されており、側方から第二部材20が挿入される。
対向板部115aと背板部112(側板部111とは逆側の端部)との間には、吊ボルト3の外径寸法より大きい隙間Sが形成されている。第一部材110を吊ボルト3に掛け止めるときに、対向板部115aと背板部112間の隙間Sを利用して吊ボルト3を通過させるようになっている。
なお、その他の構成は、第一実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
第二実施形態に係るブレース取付金具101によれば、第一実施形態と同様の作用効果(第一部材10と第二部材20で吊ボルト3の全周を取り囲むことによる作用効果は除く)の他に、以下のような作用効果を得られる。ブレース取付金具101では、対向板部115aと背板部112との間に吊ボルト3の外径寸法より大きい隙間Sが形成されていることによって、ブレース取付金具101を上方に持ち上げた後に、第一部材110を吊ボルト3に掛け止めることができるので、吊ボルト3の途中(高さ方向の中間部など)に障害物がある場合であっても、容易に天井ブレース5を吊ボルト3の上端部に取り付けることができる。
具体的には、足場に立つ作業員の手の届く作業の行い易い高さで、第二部材20の装着と天井ブレース5の上端部の取付けを行った後に、ブレース取付金具101を上方に持ち上げて第一部材110を吊ボルト3に掛け止める。そして、天井ブレース5を回転させて、ボルト部材6を吊ボルト3に押しつけることで、ブレース取付金具101および天井ブレース5が吊ボルト3に固定される。
以上、本発明を実施するための形態についてそれぞれ説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、材質、形状や大きさなど適宜設計変更が可能である。例えば、前記実施形態では、係止孔13は全周が閉じられた形状となっているが、これに限定されるものではなく、その一部に切欠き部を形成してもよい。切欠き部は、第二部材20が抜け落ちない程度の大きさとする。切欠き部を形成すれば、第一部材10の軽量化を図れるとともに材料費の低減を図れる。さらに、切欠き部を天井ブレース5の先端のボルト部材6が通過できる幅とし、係止孔13の径方向に沿って形成すれば、ボルト部材6を第二部材20に螺合させた状態で、第二部材20を第一部材10に装着できるので、装着作業を行い易い。
また、前記実施形態では、一対の係止孔13,13は共に貫通孔であるが、これに限定されるものではなく、一方を貫通孔とし、他方を有底穴としてもよい。この場合、第二部材20は、貫通孔側から挿入して、先端部を有底穴に係止するようにすればよい。このような構成によっても、前記実施形態と同様の作用効果が得られる。
さらに、前記実施形態では、第一部材10の係止孔13が円形であって、第二部材20が円柱形状を呈しているが、第二部材20が係止孔13に対して回転可能であれば、係止孔13を多角形形状(第二部材20は円柱形状)にしてもよいし、第二部材20を多角柱形状(係止孔13は円形)としてもよい。さらに、係止孔13を多角形形状とするとともに、第二部材20を係止孔13の形状に応じた多角柱形状としてもよい。この場合は、第二部材20の回転角度が限定される(係止位置が限定される)が、多角形の角数が多ければ、天井ブレース5の傾斜角度を多く設定することができる。
1 ブレース取付金具
3 吊ボルト
5 天井ブレース
6 ボルト部材
10 第一部材
11 側板部
13 係止孔
14 噛合部
16 ボルト
20 第二部材
21 ネジ孔
101 ブレース取付金具
110 第一部材

Claims (4)

  1. 天井裏で、天井ブレースを吊ボルトの上端部に取り付けるためのブレース取付金具であって、
    前記吊ボルトの一側面に当接し前記吊ボルトを側方から囲む第一部材と、この第一部材に回転可能に装着される第二部材とを備えており、
    前記第一部材は、前記吊ボルトと噛み合う噛合部と前記第二部材を係止するための係止孔とを備え、
    前記第二部材は、柱形状を呈しており前記係止孔に挿入されるとともに、前記天井ブレースの先端のボルト部材が螺合するネジ孔が形成され、
    前記第二部材が前記第一部材に装着された状態で、前記第二部材は前記吊ボルトの前記一側面とは逆側の他側面に対向している
    ことを特徴とするブレース取付金具。
  2. 前記第二部材は、円柱形状を呈しており、
    前記ネジ孔は、前記第二部材の直径に沿って側面を貫通するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のブレース取付金具。
  3. 前記第一部材は、一端が開口した断面U字状を呈し、
    前記第二部材が前記第一部材に装着された状態で、前記第一部材と前記第二部材が前記吊ボルトの全周を取り囲むように構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブレース取付金具。
  4. 前記係止孔は、前記第一部材の開口側端部で互いに対向する平面部にそれぞれ形成されており、
    前記第二部材は、前記一対の係止孔に挿入される
    ことを特徴とする請求項3に記載のブレース取付金具。
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