JP2015029833A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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【課題】フェース角等の特性を調節することができるゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】ゴルフクラブヘッド1のソール面に扇形の凹所1rが設けられ、該凹所1rにレール2が配置されている。レール2は、前端側がボルト2Aによってゴルフクラブヘッド1に固定されている。ボルト2Aを緩めることにより、レール2を回動させて位置調節することができる。ボール2の高さは凹所1rの深さよりも大きい。レール2をトウ側又はヒール側に回動させるとフックフェース又はスライスフェースとなる。【選択図】図3

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに係り、特にフェース角の調節を容易に行うことができるゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルフクラブは、シャフトの先端部にゴルフクラブヘッド(以下、単にヘッドということがある。)が取り付けられたものである。シャフトの基端側にグリップが装着されている。
特許文献1には、ライ角やスライス角、プログレッション等の特性を調節することができるゴルフクラブと、その特性調節方法が記載されている。
特許文献2には、ソール部分のソールプレート及びこれに嵌め合う凹み部の形態によりヘッドの各種の角度を調整するゴルフクラブが記載されている。
特許文献3には、ソールに円形板を設置し、この円形板を左右に回転させてゴルフクラブの性能の修正・調整を行うことが記載されている。
特開2013−178号公報 特開2011−229914号公報 特開2003−62131号公報
本発明は、フェース角を容易に調節することができるゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明のゴルフクラブヘッドは、ソール面を有するゴルフクラブヘッドにおいて、該ソール面にレールを、位置調節可能に設けたことを特徴とするものである。
本発明の一態様では、前記レールはゴルフクラブヘッドの前後方向に延在し、該レールの長手方向一端側がゴルフクラブヘッドに支持されており、該レールは、該一端側を中心としてトウ・ヒール方向に回動可能とされている。この場合、ソール面に凹所が設けられ、前記レールは該凹所内に配置されており、該レールの少なくとも一部が該凹所から下方に突出している。
本発明の一態様では、前記レールの位置を示す表示がゴルフクラブヘッドに設けられている。
本発明の一態様では、ゴルフクラブヘッドのホゼル部に対するシャフトの位置又は方向を可変とする機構がゴルフクラブヘッドに設けられている。
本発明のゴルフクラブヘッドでは、ソール面に設けたレールの位置を調節することにより、ソール状態(プレーヤーがゴルフクラブヘッドをボール後方の地面に置いた状態)におけるゴルフクラブヘッドのフェース角(フェース面の指向方向)を調節することができる。
近年、ゴルファーが自分の技量にあったゴルフクラブを探すために、コンピュータや高速カメラなどを使って、自分にマッチしたゴルフクラブを探すシステムが開発されてきている。このようなシステムは、ヘッドスピードや打ち出し角度などを基に個々の市販クラブをベースに打ち比べて探すようにしたシステムである。
本発明によれば、このようなシステムによらなくても、同一のシャフトとヘッドよりなるゴルフクラブにおいて、フェース角の違いを容易に実感することができる。
実施の形態に係るヘッド底面の斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図2の一部拡大図である。 図2のIV−IV線断面図である。 レールの位置を変更したヘッド底面の斜視図である。 フェース角の調節状態を示す平面図である。 さらに別の実施の形態に係るヘッド底面の斜視図である。 実施の形態に係るヘッドの正面図である。 ヘッドのヒール側の側面図である。 図8のX−X線断面図である。 ゴルフクラブの分解斜視図である。 ゴルフクラブの組み立て方法を示す斜視図である。 ゴルフクラブヘッドの製造方法(スプラインリングの溶接方法)を示す斜視図である。 ゴルフクラブヘッドの製造方法(スプラインリングの溶接方法)を示す斜視図である。 実施の形態を示す断面図である。 実施の形態に用いられるホゼルカラムの構成図であり、(a)図は正面斜視図、(b)図は正面図、(c)図は(b)図のC−C線断面図、(d)図は(a)図のD矢視図、(e)図は(a)図のE矢視図、(f)図はホゼルカラムの背面図である。 別の実施の形態を示す断面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
図1〜図6は実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1と、そのフェース角調節方法を示している。
このゴルフクラブヘッド1は中空のウッド型のものであり、フェース部1aと、クラウン部1bと、ソール部1cと、トウ部1dと、ヒール部1eと、バック部1fと、ホゼル部1gとを有する。
ソール部1cは、全体として下方に向って凸となるように湾曲している。ソール部1cのバック側及びヒール側にそれぞれウェイト材1wが取り付けられている。
この実施の形態では、ソール部1cのヒール側に凹所1rが設けられ、この凹所1rにレール2が設置されている。特に制限されないが、凹所1rはソール面から0.5〜20mm凹陥し、フェース側に向って幅が小さくなる扇形を有している。なお、この扇形の中心角αは5〜90°である。凹所1rの後端は、ゴルフクラブヘッド1のバック部1fに臨んでいる。
レール2は、前端側が留め付け具であるボルト2Aによって凹所1rの前端部に留め付けられている。ボルト2Aは、ゴルフクラブヘッド1の雌螺子部1mに螺合している。レールをヘッドに留め付ける構成については、これに制限されるものではない。レール2は凹所1rの後端側に向って延在する細長い形状となっている。レール2の長さは、特に制限されないが、ゴルフクラブヘッドの平面図(図6(a))における最大前後方向長さの20〜90%である。なお、レール2の材料としては合成樹脂、金属などを用いることができる。
この実施の形態では、レール2の下面(ソール側の面)は、下方に向かって凸に湾曲しており、レール2の少なくとも一部は凹所1rよりも下方(ソール状態におけるゴルフクラブヘッドの下方すなわち地面側)に突出している。レール2のソール面からの最大突出高さH(図3)は特に制限されないが、0.1〜20mmである。
ボルト2Aを緩めると、レール2はボルト2Aを回動軸として図1のα方向に回動可能となる。そして、ボルト2Aを再度締めることにより、レール2を凹所1r内において任意の方向を指向させて固定することができる。
この実施形態では、バック部1fにレール2の位置に対するフェース角を示す目盛「+2,+1,0,−1,−2」の5個が設けられている。目盛0はフェース角が0°に調節される事を示しており、目盛+2はフェース角がフック方向に2°、目盛−2はフェース角がスライス方向に2°調節される事を示している。なお、目盛の数は5個に限定されない。目盛に数字以外の文字や記号を用いてもよい。
このレール2の位置を調節することにより、ゴルフクラブヘッド1のフェース角を調節することができる。この理由について図6を参照して次に説明する。
レール2を図6(a)のように中立位置(目盛0の位置)とした場合、レール2はスクウェア線と垂直な前後方向に延在している。スクウェア線とは、フェース面中央を通る前後方向(飛球線方向)と直交するトウ・ヒール方向線である。
この実施形態では、レール2を、図5のように、この中立状態からトウ側に回動させて固定した場合、図6(b)のフックフェースとなるよう、凹所1rの面を形成している。すなわち、レール2を中立状態からトウ側に回動させると、レール2のバック側が中立状態よりも地面側に突出するようになっている。この状態のゴルフクラブヘッドを水平な地面にソールした場合、ゴルフクラブヘッド1のバック側が図6(a)の状態よりも持ち上げられる。レール2が下方(地面側)に向って凸に湾曲しているところから、このようにゴルフクラブヘッド1のヒール側かつバック側が持ち上げられると、フェース部1aのトウ側がヒール側に比べて相対的にフェース側に移動し、結果としてフェース部1aがフックフェースとなる。
逆に、レール2を図6(c)のように中立位置よりもヒール側に回動させて固定した場合、図6(c)のスライスフェースとなるよう、凹所1rの面を形成している。すなわち、レール2を中立状態からヒール側に回動させると、レール2のバック側が中立状態よりも地面側に突出しないようになっている。この状態のゴルフクラブヘッド1を水平な地面にソールした場合、ゴルフクラブヘッド1のバック側が図6(a)の場合よりも下げられる。レール2が下方(地面側)に向って凸に湾曲しているため、ゴルフクラブヘッド1のバック側が図6(a)の場合よりも下げられると、フェース部1aのトウ側がヒール側に比べて相対的に後退し、結果としてフェース部1aがスライスフェースとなる。
このように、レール2の位置を調節することにより、フェース角を種々調節することができる。この実施の形態では、レール2は扇形凹所1rの中心角αの範囲だけ回動可能であり、過度にトウ側又はヒール側に配置されることがない。また、目盛によって容易に目的のフェース角に調節することができる。なお、図6はフェース角の変化を実際よりも大きくした模式図である。
図7に別の実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1’を示す。この実施の形態では、ソール部1cに段差部1Gが設けられており、扇形凹所1rの周囲部1Sに比べてソール中央部1Qが下方に突出している。このゴルフクラブヘッド1’のその他の構成はゴルフクラブヘッド1と同一であり、図7のその他の符号は図1と同一部分を示している。この実施形態では、レール2に加え、ソール中央部が接地する事で接地時のヘッドの向きが安定し、よりアドレスをし易くする事ができる。
上記実施の形態では、回動中心となるボルト2Aをレール2の前端側に配置しているが、レール2の後端側に配置してもよい。他の実施の形態として、レールをトウ・ヒール方向にスライドするように形成してもよい。また、上記実施の形態ではレール2をトウ・ヒール方向の中央よりもヒール側に設置しているが、トウ側に設置しても、中央に設置してもよい。
上記実施の形態では、ソール部1cに凹所1rを設け、凹所1rにレール2を設けているが、凹所を設けずにソール部にレールを配置してもよい。
さらに本発明は、前記特許文献1のような構成にして、ホゼルに対するシャフトの取付位置や角度を調節してライ角、ロフト角、プログレッション等の特性を調節可能としてもよい。この構成を図8〜16を参照して次に説明する。
なお、図16は、ホゼルカラムの内孔の傾きを明示するために、図8〜図15のホゼルカラムよりも径/長さ比を大きくして図示している。
図8の通り、ゴルフクラブヘッド1のホゼルカラム3にシャフト4を、シャフトケース5、スプラインリング8及びボルト7を介して取り付けることによりゴルフクラブが構成される。
図10の通り、クラウン部1bのフェース部1a側かつヒール部1e側にホゼル部1gが設けられている。ホゼルカラム3は、このホゼル部1gに連なり、ソール部1cにまで延在している。図1の符号1hは、このホゼルカラム3のソール側開口を示す。このホゼルカラム3は、円筒形のパイプ状であり、その内孔の長手方向(軸心方向)の途中に、該軸心方向と垂直な仕切板部6が設けられている。この仕切板部6の上側にスプラインリング8が配置されている。また、この仕切板部6よりも上側にシャフトケース5が挿入されている。この仕切板部6に設けられたボルト挿通孔(開口)6aにボルト7が下から上へ挿通され、シャフトケース5の雌螺子穴5mにねじ込まれている。
図10〜13及び図5の通り、シャフトケース5は、ホゼルカラム3の内径よりも極くわずかに小さい外径を有した円筒形部材であり、上端側から下端側に向って、シャフト4の挿入用の穴5hが設けられている。シャフト4は、このシャフト挿入穴5hに挿入され、接着剤によってシャフトケース5に固着されている。このシャフト挿入穴5hの深さは10mm以上、例えば10〜60mm特に20〜50mmが好ましい。
シャフトケース5の上端(後端)には外向き鍔状のフランジ部5bが設けられている。このフランジ部5bは、円環形板状であるが、上方ほど小径となるテーパ形状となっていてもよく、また、これらに限定されない。
このシャフトケース5の下部(先端部)に凸軸部5aが突設されている。凸軸部5aの軸心はシャフトケース5の外周面の軸心と共通である。凸軸部5aの外周面にスプライン(軸心線と平行方向の凸条)が設けられている。なお、凸軸部5aの付け根部分に溝5eが周設されている。
凸軸部5aの先端面から軸心線方向に凹陥するように雌螺子穴5mが設けられている。
図11の通り、スプラインリング8は外周形状が円筒形のリングである。スプラインリング8を軸心方向に貫く内孔の内周面にスプラインが設けられている。このスプラインリング8のスプラインに対しシャフトケース5の凸軸部5aのスプラインが係合する。なお、この実施の形態ではスプラインは8条設けられており、シャフトケース5の周方向の位相を45°ずつ変更できるようにしている。ただし、スプラインを4条とし、シャフトケース5の周方向の位相を90°ずつ変更できるようにしてもよい。また、スプラインの数を12条、16条又は20条などとしてもよい。
スプラインリング8は、ホゼルカラム3内に挿入され、該ホゼルカラム3に対し溶接されている。この溶接方法については後述する。
ゴルフクラブを組み立てるには、予めスプラインリング8をホゼルカラム3の奥底部に配置し、溶接しておく。また、図12のように、シャフト4の先端にシャフトケース5を接着剤を用いて固着してシャフトケース・シャフト連結体としておく。好ましくは、この接着剤をシャフト4の先端部の外周面に塗着し、シャフトケース5のシャフト挿入穴5hの最奥部まで該シャフト4を差し込む。接着剤としてはエポキシ系接着剤などが好適である。
なお、図10のように、この実施の形態では雌螺子穴5mがシャフトケース5を貫通していない。この場合、シャフト4をシャフトケース5のシャフト挿入穴5hに差し込んだときに空気が該雌螺子穴5mを通って流出するように、雌螺子穴5mとシャフト挿入穴5hとを連通する空気抜き用の小孔を設けてもよい。
このシャフトケース・シャフト連結体の該シャフトケース5をホゼルカラム3に差し込み、シャフトケース5の凸軸部5aをスプラインリング8の内孔に差し込み、凸軸部5aのスプラインとスプラインリング8のスプラインとを係合させる。次いで、ボルト7をボルト挿通孔6aを通して雌螺子穴5mにねじ込む。
これにより、図8,10の通り、シャフトケース5がヘッド1に固定される。シャフトケース5とシャフト4とは接着剤によって強固に接着されているので、これにより、シャフト4とヘッド1とが一体となったゴルフクラブが完成する。シャフトケース5のスプラインとスプラインリング8のスプラインとが係合しているので、シャフト4及びシャフトケース5の周方向位相が正確に決まる。また、シャフト4及びシャフトケース5のトルク方向の固定剛性が高い。
スプラインリング8はホゼルカラム3内の奥部にのみ配置される軸長の短い環状部材であり、重量が小さい。
このゴルフクラブにあっては、シャフト交換も容易に行うことができる。ゴルフクラブのシャフト交換を行うには、交換すべき新シャフトに、予め上記シャフトケース5と同型のシャフトケースを接着剤によって固着しておく。
既存のゴルフクラブのボルト7を外し、旧シャフト4を旧シャフトケース5共々ヘッド1から取り外す。次いで、シャフトケース付きの新シャフト(シャフトケース・シャフト連結体)をヘッド1に差し込み、ボルト7によって固定する。
このようにシャフトの取り付けや交換を極めて簡単かつ迅速に行うことができる。上記実施の形態では、予め新シャフトにシャフトケース5を接着剤で取り付けておくことにより、シャフト交換を数分程度で行うことができる。従って、シャフトケース付きの各種スペックのシャフトを用意しておき、同一のヘッド1に順次に異なるシャフトを取り付けて試打する様な利用方式が実現可能となる。
この実施の形態では、図15,16のように、シャフト挿入穴5hの軸心をシャフトケース5の外周面の軸心すなわちホゼルカラム3の軸心に対し斜めとし、シャフト4の傾きを変更可能としている。具体的には、図16(c)のように、シャフトケース5の外周面の軸心線aとシャフト挿入穴5hの軸心線aとは角度θにて斜交している。通常の場合、この角度θは0.1〜5°特に0.25〜3°が好適である。
なお、軸心線同士は交差しなくてもよく、「ねじれ」の関係にあってもよい。即ち、両者の軸心線は交わることがなく、一方の軸心線が他方の軸心線の近傍を通り抜ける関係であってもよい。
図16(a)のように、シャフトケース5のフランジ部5bの外周面には、軸心線a,aを含む平面が該フランジ部5bの外周面と交わる位置であって、かつ、軸心線aを挟んで軸心線aと反対側の位置に、中立位置を意味するマーク「N」が付されている。また、このマーク「N」の下側(凸軸部5a側)に、中立位置を意味する単語よりなるマーク「NEUTRAL」が付されている。「N」及び「NEUTRAL」から90°左側には「R」、「RIGHT」が付されており、90°右側には「L」、「LEFT」が付されている。マーク「N」、「NEUTRAL」と180°反対側には「U」、「UPRIGHT」が付されている。NEUTRAL、RIGHT、LEFT及びUPRIGHTの各マークは、いずれも軸心線と平行方向に延在している。
図8〜10では、シャフトケース5のマークN及びNEUTRALがトウ側を向いている。この状態が、このゴルフクラブの標準状態となっている。
これに対し、図15では、シャフトケースを図8〜10の状態から平面視において時計回り方向に90°回転させており、マークL及びLEFTがトウ側を向いている。すなわち、図16(f)の面がトウ側を向いている。このため、図15では、シャフト4の軸心線がホゼルカラム3の軸心線に対してフェース側に傾いている。図15の状態からシャフトケース5を90°又は180°回すことにより、シャフト4の傾き方向を変えることができる。即ち、シャフト4をトウ側に傾けたり、バック側へ傾けたりすることができる。
このようにシャフト4の傾きの向きを変えることによりライ角及びロフト角を変えることができる。
ライ角に関して説明すれば、マークN及びNEUTRALをトウ側に向けることにより、シャフト4を最もヒール側に傾けた場合が最も小さく、最もフラットライである。マークU及びUPRIGHTをトウ側に向けた場合、すなわち図16(e)の面をトウ側に向けた場合が最もアップライである。
ロフト角に関して説明すれば、図16(b)の面(N、NEUTRAL)をトウ側に向けた状態が標準状態である。マークL、LEFTをトウ側に向けることによりシャフト4を最もフェース側に傾けた場合が、最もロフト角が大きくなる。これと反対にマークR、RIGHTをトウ側に向けてシャフト4を最も後方へ傾けた場合が、最もロフト角が小さくなる。
このように、図16のシャフトケース5を用いることにより、ヘッド1に対するシャフト4の傾き方向を変更することができ、ライ角及びロフト角を変えることができる。なお、上記説明では、シャフトケース5の向きを90°毎に変更しているが、45°毎に変更してもよい。
図17のシャフトケース5Aは、シャフト挿入穴5hをシャフトケース5の軸心位置から偏心させたものである。シャフト挿入穴5hの軸心は、シャフトケース5の外周面の軸心と平行でかつそれから若干(例えば0.5〜4mm)離隔している。
このシャフトケース5Aを用いることにより、シャフトのプログレッションを調節することができる。例えば、図17に示すようにシャフト4を図10の場合よりも偏心距離分だけフェース側に近づけることができる。
この図17に示す状態から、ボルト7を外してシャフトケース5Aを一旦ホゼルカラム3から抜き出し、90°、180°又は270°回すことによりシャフト4の位置をヒール側、バック側又はトウ側に平行移動状に変更することができる。このようにシャフト4の位置を変更することにより、シャフト軸心からヘッド重心までの距離が変更される。また、シャフト4の位置をフェース側又はバック側とすることによりプログレッションが変更される。
上記スプラインリング、シャフトケース、ホゼルカラム、及びボルトは金属製とされることが好ましく、特にアルミ又はチタンもしくはそれらの合金よりなることが好ましい。シャフトケースとしては、アルミ合金で、アルマイト処理を施して、キズが付きにくい様に表面硬度を高くしたものを用いることができるが、これに限定されない。ホゼルカラムとしては、純チタンよりなり、切削加工により製作されたものを用いることができるが、これに限定されない。本発明の一例にあっては、ホゼルカラム3の上端の内径は約10.5mm、下端の内径は約8.5mm、ボルト7のネジ棒部の直径は約4〜5mmとされるが、これに限定されない。
ヘッドの材質は特に限定されないが、ウッド型ゴルフクラブヘッドの場合、例えばチタン合金やアルミ合金、ステンレス等とすることができる。フェース面に使用するチタン合金は、比重の低いチタン合金が好ましく、Ti−6Al−1Feまたは、Ti−6Al−2Fe、Ti−6Al−3Feのチタン合金が好ましい。これらのチタン合金の比重はおよそ4.4程度である。比重4.4のチタン合金としては、以下の様なものがある。
Ti−8Al−1V−1Mo(比重4.37)
Ti−7Al−2V(比重4.35)
Ti−7.5Al−2V(比重4.35)
Ti−8Al−1V(比重4.34)
Ti−8Al−2V(比重4.35)
Ti−8Al−1V−1Mo−0.15C(比重4.37)
Ti−6Al−1Fe(比重4.38)
なお、シャフト4に取り付けるグリップとして、断面が非真円形のものを用いることがある。例えば、グリップ外周面のうちアドレス状態で地面を指向する下側面をその他の面よりも膨出した形状とすることがある。このような場合、シャフトケース5,5Aの向きを変えたときに、グリップ膨出部が地面側とならないことがある。そこで、本発明では、断面真円形のグリップを用いるのが好ましい。
1,1’ ヘッド
1a フェース部
1d トウ部
1e ヒール部
1g ホゼル部
1r 凹所
1Q ソール中央部
2 レール
2A ボルト
3 ホゼルカラム
4 シャフト
5,5A シャフトケース
5a 凸軸部
5h シャフト挿入穴
5m 雌ねじ穴
6 仕切板部
6a ボルト挿入孔
7 ボルト
8 スプラインリング
10 ヘッド本体
11 孔

Claims (7)

  1. ソール面を有するゴルフクラブヘッドにおいて、該ソール面にレールを、位置調節可能に設けたことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 請求項1において、前記レールはゴルフクラブヘッドの前後方向に延在し、該レールの長手方向一端側がゴルフクラブヘッドに支持されており、
    該レールは、該一端側を中心としてトウ・ヒール方向に回動可能とされていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  3. 請求項2において、レールの前端側がゴルフクラブヘッドに支持されていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  4. 請求項2又は3において、前記ソール面に凹所が設けられ、前記レールは該凹所内に配置されており、該レールの少なくとも一部が該凹所から下方に突出していることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記レールの位置を示す表示を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記レールの下面は、下方に向って凸に湾曲していることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、ゴルフクラブヘッドのホゼル部に対するシャフトの位置又は方向を可変とする機構を備えたことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
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