JP2015026694A - コネクタ構造 - Google Patents

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昌広 澤柳
Masahiro Sawayanagi
昌広 澤柳
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Abstract

【課題】新たに製作する部品点数を増加させることなくLEDユニットを構成でき、且つ耐振動性能を向上させることができるコネクタ構造を提供する。
【解決手段】LEDユニット11は、端子収容室31に収容したメス端子23を係止するランス25がコネクタ用フロントホルダの挿入によって解除規制され且つオスコネクタハウジングと結合可能なメスコネクタハウジング13と、基板保持部69が形成されると共にコネクタ用フロントホルダと互換性を有してメスコネクタハウジング13に挿入される基板保持用フロントホルダ15と、基板保持用フロントホルダ15と共にメスコネクタハウジング13に挿入されることにより、メス端子23に接続して実装されたLED89に給電するオス端子81が設けられたLED基板17と、LED基板17を保持した基板保持用フロントホルダ15を収容する発光部収容空間93を有してメスコネクタハウジング13に結合される透光性ハウジング19と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタ構造に関する。
LED(発光ダイオード)が実装された配線板をLED実装基板収容容器に収容すると共にコネクタとしての機能を付加させるため、配線板に雄端子を設けるように構成したLEDLEDユニットが知られている(特許文献1等参照)。
図6に示すように、このLED実装基板収容容器(以下、LEDユニットと云う)501は、雄端子503が相手コネクタ505の雌端子(図示略)と電気的に接続されることによって、LED素子507の点灯を行う。配線板509は、基板表面にLED素子507が実装される。配線板509には、基板上に雄端子503が設けられる。そして、この雄端子503が、相手コネクタ505の挿入部511に挿入され、この挿入部511に設けられた雌端子に電気的に接続される。雄端子503は、棒状の導電性金属部材からなり、相手コネクタ505の挿入部511に挿入される直線状の接続部513の他端部が配線板509に取り付けられる。LED実装基板収容容器515は、透光性のハウジング517と、ハウジング517内で相手コネクタ505の挿入方向Aに移動可能に設けられた雄端子位置固定部519とを有している。
LEDユニット501と相手コネクタ505とを接続するには、雄端子503の接続部513が雄端子位置固定部519の挿通孔521に挿入されることによって配線板509が雄端子位置固定部519に取り付けられた状態で、この雄端子位置固定部519がハウジング517内の仮固定位置まで挿入される。その後、相手コネクタ505がハウジング517の開口部523から挿入される。この相手コネクタ505の挿入により雄端子位置固定部519が挿入方向Aに押圧され、配線板509と共にハウジング517内で後方に向けて移動する。この雄端子位置固定部519及び配線板509の移動において、雄端子位置固定部519及び配線板509はハウジング517の内面に形成されたリブ525にガイドされながら移動する。配線板509の端面がハウジング517の当接部527に突き当てられた状態で、相手コネクタ505は挿入方向Aに更に移動されて、ハウジング517と相手コネクタ505とが嵌合される。配線板509の端面が当接部527に突き当てられた状態で、雄端子位置固定部519が挿入方向Aに移動されることによって、雄端子503の接続部513が挿通孔521から相手コネクタ側に突出され、相手コネクタ505の挿入部511に挿入される。嵌合が完了されると、雄端子位置固定部519が配線板509の端面に当接され、配線板509が両端面を雄端子位置固定部519と当接部527とによって挟持固定される。
特開2012−129046号公報
しかしながら、上記した従来のLEDユニット501は、全ての部品を専用部品として新規作製する必要がある。また、LEDユニット501は、配線板509から伸びる雄端子503と相手コネクタ505の雌端子との接触部で配線板509全体を保持している。配線板509は、両端面を雄端子位置固定部519と当接部527とによって挟持固定されるが、ハウジング517と相手コネクタ505とが嵌合ロックすることが前提となる。通常、この種の嵌合ロック部(係合部529、凹部531)にはクリアランスが存在する。このため、雄端子位置固定部519と当接部527の挟持による固定は十分となりにくく、配線板509の耐振動性能が低いと考えられる。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、新たに製作する部品点数を増加させることなくLEDユニットを構成でき、且つ耐振動性能を向上させることができるコネクタ構造を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 端子収容室に収容したメス端子を係止するランスがコネクタ用フロントホルダの挿入によって解除規制され且つオスコネクタハウジングと結合可能なメスコネクタハウジングと、基板保持部が形成されると共に前記コネクタ用フロントホルダと互換性を有して前記メスコネクタハウジングに挿入される基板保持用フロントホルダと、前記基板保持部に保持されて前記基板保持用フロントホルダと共に前記メスコネクタハウジングに挿入されることにより、前記メス端子に接続して実装されたLEDに給電するオス端子が設けられたLED基板と、前記LED基板を保持した前記基板保持用フロントホルダを収容する発光部収容空間を有して前記メスコネクタハウジングに結合される透光性ハウジングと、を備えることを特徴とするコネクタ構造。
上記(1)の構成のコネクタ構造によれば、LEDを実装したLED基板が、基板保持用フロントホルダの基板保持部に保持される。LED基板を保持した基板保持用フロントホルダがメスコネクタハウジングに挿入されてメス端子を係止しているランスの係止解除を規制すると同時に、LED基板のオス端子が端子収容室に挿入されてメス端子に接続される。オス端子がメスコネクタハウジング内のメス端子に接続されることで、LED基板に実装されたLEDにメス端子側からの給電が可能となる。
このコネクタ構造では、基板保持用フロントホルダと、LED基板と、透光性ハウジングとが新規に製作される部品となるが、メスコネクタハウジングとメス端子は既存の部品を使用できる。従って、新たにLEDユニットの構成部品全てを製作していた従来のLEDユニットに比べ、メスコネクタハウジングとメス端子分を既存の構成部品と兼用できて作製が不要となる。
即ち、メスコネクタハウジングは、コネクタ用フロントホルダを使用することで、電線接続用のオスコネクタハウジングと結合される通常のコネクタ形態として従来通りの使用が可能となる。
また、このコネクタ構造では、LED基板が基板保持用フロントホルダの基板保持部に保持され、基板保持用フロントホルダがメスコネクタハウジングに挿入固定される。これにより、LED基板はメスコネクタハウジングに確実に保持され、耐振動性能が高まる。
(2) 上記(1)の構成のコネクタ構造であって、前記メス端子に接続される電線と前記端子収容室とが、端子用止水部材によって水密にシールされると共に、前記透光性ハウジングと前記メスコネクタハウジングとが、ハウジング嵌合用止水部材によって水密にシールされることを特徴とするコネクタ構造。
上記(2)の構成のコネクタ構造によれば、メスコネクタハウジングに対してメス端子が端子用止水部材によって水密にシールされる。また、透光性ハウジングとメスコネクタハウジングは、ハウジング嵌合用止水部材によって水密にシールされる。透光性ハウジングは、オスコネクタハウジングと略同一外形状に形成されている。従って、防水性を有するLEDユニットが簡便に得られる。
(3) 上記(1)または(2)の構成のコネクタ構造であって、前記基板保持用フロントホルダには、前記LED基板における前記オス端子が突出する側の基板端面が当接する起立壁が突設され、前記起立壁は、前記基板端面が当接する基板座面と反対側の面が前記メスコネクタハウジングの嵌合先端面に当接する挿入ストッパ面とされることを特徴とするコネクタ構造。
上記(3)の構成のコネクタ構造によれば、基板保持用フロントホルダの基板保持部に保持されたLED基板は、オス端子が突出する側の基板端面が起立壁の基板座面に当接することで、基板保持用フロントホルダに対して位置決めされ、オス端子が所定の位置となる。LED基板が位置決めされた基板保持用フロントホルダは、メスコネクタハウジングに挿入されると、起立壁の挿入ストッパ面がメスコネクタハウジングの嵌合先端面に当接してそれ以上の挿入が阻止され、所定の挿入位置でメスコネクタハウジングへの取り付けが完了する。即ち、起立壁の両面における基板座面及び挿入ストッパ面を利用して、LED基板と基板保持用フロントホルダ、並びに基板保持用フロントホルダとメスコネクタハウジングの位置決めが行われる。その結果、簡素な構造で、LED基板と基板保持用フロントホルダが、メスコネクタハウジングに対して高精度に組み付け可能となる。
本発明に係るコネクタ構造によれば、新たに製作する部品点数を増加させることなくLEDユニットを構成でき、且つ耐振動性を向上させることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るコネクタ構造を備えるLEDユニットの分解斜視図である。 図1に示したLEDユニットの組立状態を示す縦断面図である。 図1に示したLEDユニットの組立手順を説明するための斜視図である。 (a)は基板保持用フロントホルダの斜視図、(b)はコネクタ用フロントホルダの斜視図である。 (a)は図2に示したLEDユニットの要部斜視図、(b)はオスコネクタが結合されたメスコネクタハウジングの要部斜視図である。 従来のLED実装基板収容容器及び相手コネクタの縦断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係るコネクタ構造は、LEDユニット11に用いて好適となる。
図1〜図3に示したLEDユニット11は、メスコネクタハウジング13と、基板保持用フロントホルダ15と、LED基板17と、透光性ハウジング19と、を有する。
メスコネクタハウジング13は、従来より使用されているオスコネクタ21(図5参照)の接続相手となる既存のメスコネクタに使用されているものである。このメスコネクタハウジング13は、図2に示すように、端子収容室31に収容したメス端子23を係止するランス25がコネクタ用フロントホルダ27(図4参照)の挿入によって解除規制され、且つオスコネクタ21のオスコネクタハウジング91(図5参照)と結合可能に構成されている。
メスコネクタハウジング13の端子収容室31に設けられたランス25は、片持ち支持された弾性片として形成される。そして、ランス25の自由端側が端子収容室31に突出して、端子収容室31に挿入されたメス端子23を係止して、端子収容室31からのメス端子23の離脱を規制する。ランス25のメス端子23と反対側には、係止解除時に移動を可能とするためのランス退避空間33が設けられている。
メス端子23は、先端側に箱状の電気接触部35を有し、後方側に向かってランス係止部37、導体圧着部39、被覆圧着部41が連設される。電気接触部35内には、後述のオス端子と弾接する弾性接触片(図示略)が設けられている。これら各部は、導電性金属板をプレス加工することにより形成される。導体圧着部39には、電線43の導体が圧着される。導体が圧着された電線43は、外被の外周が被覆圧着部41によって加締められてメス端子23に固定される。
被覆圧着部41に接続する電線43の外周には、端子用止水部材45が外挿されている。端子用止水部材45は、例えばゴム材からなり、外周には複数の環状外周突起が軸線方向に配置され、内周にも複数の環状内周突起が軸線方向に配置されている。端子用止水部材45は、電線43に外挿され、端子収容室31に挿入されることで、電線43の外周と端子収容室31の内周に密着する。即ち、端子用止水部材45は、メス端子23に接続される電線43と端子収容室31との間を水密にシールする。
メスコネクタハウジング13は、オスコネクタハウジングとの嵌合側となる前側に、略直方体状の嵌合部47と、嵌合部47の外周を覆って所定の環状間隙49を有するフード部51とが形成される。フード部51の上壁には、切り込みが入れられることで弾性変位可能となったロック片部53が形成される。ロック片部53には、ロック係止穴55が穿設される。環状間隙49には、オスコネクタハウジング91または透光性ハウジング19が挿入される。
嵌合部47は、嵌合先端面57に、複数(本実施形態では3つ)のオス端子受入口59が開口されている。オス端子受入口59は、オスコネクタ21のオス端子(図示略)を受け入れる。オス端子受入口59から進入したオス端子は、端子収容室31に収容されているメス端子23に接続される。
嵌合先端面57には、オス端子受入口59の下方にホルダ挿入口61が開口されている。ホルダ挿入口61は、ランス退避空間33に直線的に連通されている。
メスコネクタハウジング13は、従来のオスコネクタ21と接続される際、ホルダ挿入口61に図4(b)に示すコネクタ用フロントホルダ27が挿入される。コネクタ用フロントホルダ27の挿入方向後方側には、ストッパ壁63が設けられる。コネクタ用フロントホルダ27は、図示は省略するが、ホルダ挿入口61に挿入されると、ストッパ壁63が嵌合先端面57に当接して所定挿入位置に停止する。この際、コネクタ用フロントホルダ27は、挿入先端側に設けられた複数の規制部65がランス退避空間33に配置される。ランス退避空間33に配置された規制部65は、ランス25の係止解除方向の移動を阻止する。即ち、コネクタ用フロントホルダ27は、メス端子23に対するランス25の係止解除を阻止する。
そして、コネクタ用フロントホルダ27が装着されたメスコネクタハウジング13には、図5(b)に示すように、オスコネクタ21が結合される。オスコネクタ21が結合されると、オスコネクタハウジング91の上面に突設されているロック突起67が、フード部51のロック片部53を押し上げてロック係止穴55に係止される。これにより、オスコネクタ21に収容されているオス端子がメス端子23に接続される。コネクタ用フロントホルダ27は、離脱不能にロックされたメスコネクタハウジング13とオスコネクタハウジング91とにストッパ壁63が挟まれて保持される。その結果、ランス25の変位が規制されて、メス端子23の係止が確実なものとなる。
ところで、このメスコネクタハウジング13には、既存のコネクタ用フロントホルダ27に代えて、基板保持用フロントホルダ15を装着することができる。
基板保持用フロントホルダ15は、基板保持部69が形成されると共にコネクタ用フロントホルダ27と互換性を有してメスコネクタハウジング13に挿入される。即ち、メスコネクタハウジング13には、コネクタ用フロントホルダ27または基板保持用フロントホルダ15が選択的に装着可能となっている。
基板保持用フロントホルダ15には、図4(a)に示すように、挿入方向先端側に複数の規制部65が形成される。規制部65は、ランス退避空間33に配置される。ランス退避空間33に配置された規制部65は、ランス25の係止解除方向の移動を阻止する。即ち、基板保持用フロントホルダ15は、メス端子23に対するランス25の係止解除を阻止する。基板保持用フロントホルダ15は、ランス25に弾性接触することで、ガタツキが抑制される。
基板保持用フロントホルダ15に形成される基板保持部69は、一対の弾性挟持板71を有する。基板保持用フロントホルダ15は、矩形板状に形成された基台部73の長手方向中央部に、起立壁75が立設されている。基台部73の長手方向一端側には、起立壁75を挟む一対のホルダ側壁部77が形成されている。一対の弾性挟持板71は、それぞれのホルダ側壁部77から基台部73と平行に突出している。即ち、一対の弾性挟持板71は、基台部73との間にLED基板17を弾性挟持することができる。弾性挟持板71の突出先端側には、保持突起79が垂設される。弾性挟持板71は、弾性復元力によって保持突起79を基板表面に押圧することで、LED基板17を基台部73との間に挟んで保持する。
基板保持用フロントホルダ15の起立壁75には、LED基板17のオス端子81(図1参照)が突出する側の基板端面83が当接する。即ち、起立壁75は、基板端面83が当接する面が基板座面85となる。基板座面85に基板端面83が当接したLED基板17は、オス端子81が起立壁75の上面に載置される(図2参照)。起立壁75は、基板端面83が当接する基板座面85と反対側の面が、メスコネクタハウジング13の嵌合先端面57に当接する挿入ストッパ面87(図2参照)となる。なお、基板保持用フロントホルダ15は、弾性係止爪と係止部(例えば係止凹部或いは係止凸部)等からなる係止構造(図示略)によってメスコネクタハウジング13に係止される。
LED基板17には、LED89が実装されている。LED基板17は、基板保持用フロントホルダ15の基板保持部69に保持され、基板保持用フロントホルダ15と共にメスコネクタハウジング13に挿入される。LED基板17には複数(本実施形態では3本)のオス端子81が突設され、オス端子81はLED89に印刷回路によって電気的に接続されている。
基板保持用フロントホルダ15に装着されたLED基板17は、メスコネクタハウジング13に挿入されると、オス端子81がオス端子受入口59に挿入され、メス端子23に接続されてLED89に給電が可能となる。オス端子81は、メス端子23の弾性接触片に弾性接触することで、ガタツキが抑制される。
そして、メスコネクタハウジング13のフード部51の内側に形成された環状間隙49には、オスコネクタハウジング91(図5参照)に代えて、透光性ハウジング19を結合することができる。透光性ハウジング19は、透明或いは半透明材料によってオスコネクタハウジング91と略同一外形状に形成される。透光性ハウジング19の内方には、発光部収容空間93(図2参照)が形成される。透光性ハウジング19は、メスコネクタハウジング13に結合されることで、嵌合先端面57から突出する基板保持用フロントホルダ15の一部分及びLED基板17を発光部収容空間93に収容する。透光性ハウジング19の上面にはロック突起67が突設され、ロック突起67はフード部51のロック片部53に穿設されたロック係止穴55に係止される。
フード部51の周囲に環状間隙49を有して包囲された嵌合部47の基端側(環状間隙49の奥側)には、環状のハウジング嵌合用止水部材95が装着される(図2参照)。ハウジング嵌合用止水部材95は、例えばゴム材からなり、外周面には複数の環状外周突起が軸線方向に配置され、内周面にも複数の環状内周突起が軸線方向に配置される。端子用止水部材45は、嵌合部47に外挿される。そして、透光性ハウジング19が挿入されることで、嵌合部47の外周面と透光性ハウジング19の内周面に密着する。即ち、ハウジング嵌合用止水部材95は、嵌合部47と透光性ハウジング19との間を水密にシールする。
上記のコネクタ構造を有するLEDユニット11の組立手順を説明する。
本実施形態に係るコネクタ構造を備えたLEDユニット11を組み立てる場合、既存のメスコネクタハウジング13に対し、LED基板17と、基板保持用フロントホルダ15と、透光性ハウジング19と、が使用される。即ち、コネクタ用フロントホルダ27と、オスコネクタ21とは使用されない。
図3に示すように、LEDユニット11は、先ず、基板保持用フロントホルダ15にLED基板17が装着される。基板保持用フロントホルダ15に装着されたLED基板17は、基板保持部69によって保持され、メスコネクタハウジング13に向かってオス端子81が突出した状態となる。
この状態で、基板保持用フロントホルダ15がメスコネクタハウジング13に装着される。基板保持用フロントホルダ15は、規制部65をホルダ挿入口61に挿入しながら、オス端子81をオス端子受入口59へ挿入する。基板保持用フロントホルダ15は、所定位置まで挿入されると、起立壁75の挿入ストッパ面87が嵌合先端面57に当接して所定位置への挿入が完了する。
所定位置に挿入された基板保持用フロントホルダ15は、装着したLED基板17のオス端子81をメス端子23に接続する。また、規制部65がそれぞれのランス25のランス退避空間33に配置される。この状態で、基板保持用フロントホルダ15は、係止構造(図示略)によってメスコネクタハウジング13からの離脱が規制される。
最後に、フード部51と嵌合部47の間の環状間隙49に、透光性ハウジング19の先端側が挿入される。環状間隙49に挿入された透光性ハウジング19は、ハウジング嵌合用止水部材95によって内周面が水密にシールされる。この状態で、透光性ハウジング19は、ロック突起67がフード部51のロック係止穴55に係止されて、メスコネクタハウジング13からの離脱が規制される。即ち、透光性ハウジング19は、水密シールされてメスコネクタハウジング13に装着が完了する。
次に、上記構成を有するコネクタ構造の作用を説明する。
本実施形態に係るコネクタ構造によれば、LED89を実装したLED基板17が、基板保持用フロントホルダ15の基板保持部69に保持される。LED基板17を保持した基板保持用フロントホルダ15は、メスコネクタハウジング13に挿入される。
メスコネクタハウジング13に挿入された基板保持用フロントホルダ15は、規制部65がホルダ挿入口61に挿入されながら、オス端子81がオス端子受入口59へ挿入される。
規制部65はランス退避空間33に配置されてメス端子23を係止しているランス25の係止解除を規制する。これと同時に、オス端子81は端子収容室31に挿入されてメス端子23と接触して接続される。
オス端子81がメスコネクタハウジング13内のメス端子23に接続されることで、LED基板17に実装されたLED89にメス端子23側からの給電が可能となる。
メスコネクタハウジング13には、透光性ハウジング19が装着される。メスコネクタハウジング13に装着された透光性ハウジング19は、メスコネクタハウジング13から突出している基板保持用フロントホルダ15の一部分及びLED基板17を、発光部収容空間93に収容して覆う。
そして、メス端子23に接続したオス端子81は、メス端子23から給電されることで、LED89を発光させる。LED89から発せれられる光は、透光性ハウジング19の壁を透過して透光性ハウジング19の外部に出射される。
本実施形態のコネクタ構造では、基板保持用フロントホルダ15と、LED基板17と、透光性ハウジング19とが新規に製作される部品となるが、メスコネクタハウジング13とメス端子23は既存の部品を使用できる。従って、新たにLEDユニットの構成部品全てを製作していた従来のLEDユニット501(図6参照)に比べ、本実施形態のLEDユニット11は、メスコネクタハウジング13とメス端子23分を既存の構成部品と兼用できて作製が不要となる。
即ち、メスコネクタハウジング13は、コネクタ用フロントホルダ27を使用することで、電線接続用のオスコネクタハウジング91と結合される通常のコネクタ形態として従来通りの使用が可能となる。
また、本実施形態のコネクタ構造では、LED基板17が基板保持用フロントホルダ15の基板保持部69に保持され、基板保持用フロントホルダ15がメスコネクタハウジング29に挿入固定される。これにより、LED基板17はメスコネクタハウジング13に確実に保持され、耐振動性能が高まる。
更に、本実施形態のコネクタ構造によれば、メスコネクタハウジング13に対してメス端子23が端子用止水部材45によって水密にシールされる。また、透光性ハウジング19とメスコネクタハウジング13は、ハウジング嵌合用止水部材95によって水密にシールされる。透光性ハウジング19は、オスコネクタハウジング91と略同一外形状に形成されている。従って、防水性を有するLEDユニット11が簡便に得られる。
更に、本実施形態のコネクタ構造によれば、基板保持用フロントホルダ15の基板保持部69に保持されたLED基板17は、オス端子81が突出する側の基板端面83が起立壁75の基板座面85に当接することで、基板保持用フロントホルダ15に対して位置決めされ、オス端子81が所定の位置となる。LED基板17が位置決めされた基板保持用フロントホルダ15は、メスコネクタハウジング13に挿入されると、起立壁75の挿入ストッパ面87がメスコネクタハウジング13の嵌合先端面57に当接してそれ以上の挿入が阻止され、所定の挿入位置でメスコネクタハウジング13への取り付けが完了する。即ち、起立壁75の両面における基板座面85及び挿入ストッパ面84を利用して、LED基板17と基板保持用フロントホルダ15、並びに基板保持用フロントホルダ15とメスコネクタハウジング13の位置決めが行われる。その結果、簡素な構造で、LED基板17と基板保持用フロントホルダ15が、メスコネクタハウジング13に対して高精度に組み付け可能となる。
従って、本実施形態に係るコネクタ構造によれば、新たに製作する部品点数を増加させることなくLEDユニット11を構成でき、且つ耐振動性を向上させることができる。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 端子収容室31に収容したメス端子23を係止するランス25がコネクタ用フロントホルダ27の挿入によって解除規制され且つオスコネクタハウジング91と結合可能なメスコネクタハウジング13と、基板保持部69が形成されると共に前記コネクタ用フロントホルダ27と互換性を有して前記メスコネクタハウジング13に挿入される基板保持用フロントホルダ15と、前記基板保持部69に保持されて前記基板保持用フロントホルダ15と共に前記メスコネクタハウジング13に挿入されることにより、前記メス端子23に接続して実装されたLED89に給電するオス端子81が設けられたLED基板17と、前記LED基板17を保持した前記基板保持用フロントホルダ15を収容する発光部収容空間93を有して前記メスコネクタハウジング13に結合される透光性ハウジング19と、を備えることを特徴とするコネクタ構造。
[2] 上記[1]の構成のコネクタ構造であって、前記メス端子23に接続される電線43と前記端子収容室31とが、端子用止水部材45によって水密にシールされると共に、前記透光性ハウジング19と前記メスコネクタハウジング13とが、ハウジング嵌合用止水部材95によって水密にシールされることを特徴とするコネクタ構造。
[3] 上記[1]または[2]の構成のコネクタ構造であって、前記基板保持用フロントホルダ15には、前記LED基板17における前記オス端子81が突出する側の基板端面83が当接する起立壁75が突設され、前記起立壁75は、前記基板端面83が当接する基板座面85と反対側の面が前記メスコネクタハウジング13の嵌合先端面57に当接する挿入ストッパ面87とされることを特徴とするコネクタ構造。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
13…メスコネクタハウジング
15…基板保持用フロントホルダ
17…LED基板
19…透光性ハウジング
21…オスコネクタ
23…メス端子
25…ランス
27…コネクタ用フロントホルダ
31…端子収容室
43…電線
45…端子用止水部材
57…嵌合先端面
69…基板保持部
75…起立壁
81…オス端子
83…基板端面
85…基板座面
87…挿入ストッパ面
89…LED
91…オスコネクタハウジング
93…発光部収容空間
95…ハウジング嵌合用止水部材

Claims (3)

  1. 端子収容室に収容したメス端子を係止するランスがコネクタ用フロントホルダの挿入によって解除規制され且つオスコネクタハウジングと結合可能なメスコネクタハウジングと、
    基板保持部が形成されると共に前記コネクタ用フロントホルダと互換性を有して前記メスコネクタハウジングに挿入される基板保持用フロントホルダと、
    前記基板保持部に保持されて前記基板保持用フロントホルダと共に前記メスコネクタハウジングに挿入されることにより、前記メス端子に接続して実装されたLEDに給電するオス端子が設けられたLED基板と、
    前記LED基板を保持した前記基板保持用フロントホルダを収容する発光部収容空間を有して前記メスコネクタハウジングに結合される透光性ハウジングと、
    を備えることを特徴とするコネクタ構造。
  2. 請求項1に記載のコネクタ構造であって、
    前記メス端子に接続される電線と前記端子収容室とが、端子用止水部材によって水密にシールされると共に、
    前記透光性ハウジングと前記メスコネクタハウジングとが、ハウジング嵌合用止水部材によって水密にシールされることを特徴とするコネクタ構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコネクタ構造であって、
    前記基板保持用フロントホルダには、前記LED基板における前記オス端子が突出する側の基板端面が当接する起立壁が突設され、
    前記起立壁は、前記基板端面が当接する基板座面と反対側の面が前記メスコネクタハウジングの嵌合先端面に当接する挿入ストッパ面とされることを特徴とするコネクタ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020126747A (ja) * 2019-02-04 2020-08-20 矢崎総業株式会社 コネクタ構造

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