JP2015023018A - 加熱体 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱面の平面度を損なうことなく、従来よりも急速に昇降温させることができる加熱体を提供する。【解決手段】金属箔ヒータ6の両面をポリイミドで被覆してなる箔ヒータ5を、台座2の上方に固定された内周フレーム3上に載置するとともに、その周縁部5aを複数の保持ピン9に沿って昇降自在な外周フレーム4上に接着固定し、外周フレーム4を下方に向けてバネ11で付勢することで、箔ヒータ5の加熱面7を水平方向へ均一に緊張させる。【選択図】図2
Description
本発明は加熱体に関し、更に詳しくは、加熱面の平面度を損なうことなく、従来よりも急速に昇降温させることができる加熱体に関する。
一般に、半導体ウェハや液晶用ガラスなどの基板の加熱処理工程においては、金属プレート型の加熱体が用いられている。この金属プレート型の加熱体は、発熱源である金属箔ヒータをポリイミドなどの耐熱性樹脂フィルムで被覆した箔ヒータを、加熱面を形成する金属製の加熱プレートと高圧で押圧して接着することにより製造される(例えば、特許文献1を参照)。
ところで近年では、生産効率の向上及び省エネルギーの観点から、加熱体をより急速に昇降温することが求められている。そのためには、加熱プレートを薄肉化して熱容量を小さくすることが考えられるが、製造中や使用中に加熱プレートが変形して加熱面の平面度が損なわれてしまい、基板の加熱処理に支障を来すおそれがある。
本発明の目的は、加熱面の平面度を損なうことなく、従来よりも急速に昇降温させることができる加熱体を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明の加熱体は、樹脂フィルムの中央部に金属箔ヒータを埋設してなる箔ヒータの上面を介して加熱処理を行う加熱体において、前記箔ヒータにおける少なくとも前記金属箔ヒータが埋設された部分を緊張させる緊張手段を備えることを特徴とするものである。
上記の加熱体においては、緊張手段を、箔ヒータの周縁部が固定された外周フレームと、金属箔ヒータが埋設された部分を囲むように箔ヒータの下面に接する内周フレームと、外周フレーム及び内周フレームの少なくとも一方を互いの間隔が拡がる方向に付勢する弾性体とから構成する。
また、箔ヒータの上面に、金属製又はカーボン製のシート部材を、望ましくは表面をアルマイト処理及び/又は黒色塗装したアルミニウム製の薄板材を、金属箔ヒータが埋設された部分を覆うように貼り付ける。
更には、内周フレームの内側に位置する箔ヒータの下面に、鏡面処理された金属製のシート部材を、金属箔ヒータが埋設された部分を覆うように貼り付ける。
本発明の加熱体における箔ヒータでは、樹脂フィルムにポリイミドを用いることが望ましい。
本発明の加熱体によれば、樹脂フィルムの中央部に金属箔ヒータを埋設してなる箔ヒータにおける少なくとも金属箔ヒータが埋設された部分を緊張させることにより、従来のように金属製の加熱プレートを用いないので熱容量が小さくなるため、加熱体を急速に昇降温させることができる。また、箔ヒータの加熱面となる金属箔ヒータが埋設された部分が均一に緊張されるため、加熱面の平面度が損なわれることはない。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1〜3は、本発明の第1の実施形態からなる加熱体を示す。
この加熱体1Aは、円盤状の台座2の上方に水平に配置されたリング状の内周フレーム3及び外周フレーム4と、その内周フレーム3上で水平方向に均一に緊張された箔ヒータ5とから主に構成されている。
箔ヒータ5は、被加熱物の加熱処理に適した大きさ及びパターンを有する金属箔ヒータ6の両面を、その金属箔ヒータ6が中央部に位置するようにポリイミド製のフィルムで被覆したものである。この箔ヒータ5は、加熱面7を介して半導体ウェハなどの被加熱物を直接的又は間接的に加熱処理する。なお、ここで加熱面7とは、箔ヒータ5における金属箔ヒータ6が埋設された部分を覆う上面を指すものとする。
内周フレーム3は、箔ヒータ5の加熱面7を囲む大きさを有しており、周方向に等間隔で配置された複数の支柱8(例えば8本)を介して台座2上に固定されている。
外周フレーム4は内周フレーム3よりも大きく、台座2上に立設された複数の保持ピン9(例えば8本)が周方向に等間隔で貫通しており、内周フレーム3と平行かつ同軸の状態で昇降自在に保持されている。それぞれの保持ピン9の上部には太径のヘッド部10が形成されており、そのヘッド部10と外周フレーム4の上面との間には圧縮状態のバネ11が保持ピン9に沿って介設されている。
上記の箔ヒータ5の下面には、加熱面7が内側に位置するように内周フレーム3が接している。また、箔ヒータ5のポリイミドフィルムのみからなる周縁部5aは、外周フレーム4の上面に接着固定されている。なお、箔ヒータ5の周縁部5aと外周フレーム4との接着固定を確実にするために、外周フレーム4と同形のフレーム抑え部材で周縁部5aを上から挟持するようにしてもよい。
そして箔ヒータ5は、外周フレーム4を保持する保持ピン9にそれぞれ介設されたバネ11が、ヘッド部10をバネ受けとして外周フレーム4を下方に向けて付勢することで、内周フレーム3と外周フレーム4との間の距離が拡大するため、内周フレーム3上で水平方向に均一に緊張される。
このように加熱体1Aを構成したので、従来のように金属製の加熱プレートを用いないので熱容量が小さくなるため、加熱体1Aを急速に昇降温させることができる。また、箔ヒータ5の加熱面7が水平方向に均一に緊張されるため、加熱面7の平面度が損なわれることはない。
図4〜6は、本発明の第2の実施形態からなる加熱体を示す。なお、図1〜3と同じ部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
この加熱体1Bは、箔ヒータ5の周縁部5aが上面に接着固定された薄肉の外周フレーム12の下方に、台座2上に固定された断面略L字状の保持フレーム13を、外周フレーム12と平行かつ同軸になるように配置したものである。
保持フレーム13における外周フレーム12と対向する外周部13aには、太径のヘッド部14を有する複数の保持ピン15(例えば12本)が周方向に等間隔で下方から貫通しており、その先端部15aは外周フレーム12の下面に固定されている。また、保持ピン15のヘッド部14と保持フレーム13の下面との間には圧縮状態のバネ16が保持ピン15に沿って介設されている。
これらの保持ピン15のそれぞれのバネ16が、保持フレーム13の下面をバネ受けとして、ヘッド部14及び保持ピン15を通じて外周フレーム12を下方へ付勢することで、内周フレーム3と外周フレーム12との間の距離が拡大するので、箔ヒータ5が内周フレーム3上で水平方向に均一に緊張される。
上記のいずれの実施形態においても、図7に示すように箔ヒータ5の加熱面7に金属シート(例えば、ステンレスシートやアルミニウムシート)やカーボンシートなどの高熱伝導度のシート部材17を接着等で貼付することにより、被加熱物をより均一に加熱することができる。
特に、上記の金属シートとして、表面をアルマイト処理、好ましくは黒色アルマイト処理したアルミニウムの薄板材や、表面を単に黒色塗装したアルミニウムの薄板材を用いることで、輻射率を増加させて加熱体1A、1Bの加熱処理性能を向上させることができる。
また、加熱体1A、1Bは、加熱面7の側面からの放熱ロスが非常に少ないという利点を有するが、図7に示すように、箔ヒータ5の加熱面7の裏面18(下面)に鏡面処理を施された金属シート(例えば、鏡面ステンレスシート)などの低輻射率のシート部材19を接着等で貼付することにより、裏面18からの放熱ロスをも低減させて加熱処理性能をより向上することができる。
上述したいずれの実施形態からなる加熱体1A、1Bにおいても、内周フレーム3に対して外周フレーム4、12を下方へ付勢することで箔ヒータ5を緊張させているが、内周フレーム3のみを上方へ付勢する構成や、あるいは内周フレーム3及び外周フレーム4、12をそれぞれ上方及び下方へ付勢する構成にしてもよい。
また、内周フレーム3や外周フレーム4、12などのフレーム部材がリング状の形状になっているが、これに限られるものではなく、例えば被加熱物が液晶用ガラスの場合には、矩形状のフレーム部材を用いることができる。
1A、1B 加熱体
3 内周フレーム
4、12 外周フレーム
5 箔ヒータ
5a (箔ヒータの)周縁部
6 金属箔ヒータ
7 加熱面
11、16 バネ
17 高熱伝導度のシート部材
19 低輻射率のシート部材
3 内周フレーム
4、12 外周フレーム
5 箔ヒータ
5a (箔ヒータの)周縁部
6 金属箔ヒータ
7 加熱面
11、16 バネ
17 高熱伝導度のシート部材
19 低輻射率のシート部材
Claims (6)
- 樹脂フィルムの中央部に金属箔ヒータを埋設してなる箔ヒータの上面を介して加熱処理を行う加熱体において、
前記箔ヒータにおける少なくとも前記金属箔ヒータが埋設された部分を緊張させる緊張手段を備えることを特徴とする加熱体。 - 前記緊張手段が、前記箔ヒータの周縁部が固定された外周フレームと、前記金属箔ヒータが埋設された部分を囲むように前記箔ヒータの下面に接する内周フレームと、前記外周フレーム及び内周フレームの少なくとも一方を互いの間隔が拡がる方向に付勢する弾性体とからなる請求項1に記載の加熱体。
- 前記箔ヒータの上面に、金属製又はカーボン製のシート部材を、前記金属箔ヒータが埋設された部分を覆うように貼り付けた請求項1又は2に記載の加熱体。
- 前記シート部材が、表面をアルマイト処理及び/又は黒色塗装したアルミニウム製の薄板材である請求項3に記載の加熱体。
- 前記内周フレームの内側に位置する前記箔ヒータの下面に、鏡面処理された金属製のシート部材を、前記金属箔ヒータが埋設された部分を覆うように貼り付けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱体。
- 前記樹脂フィルムがポリイミドからなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱体。
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JP2013153237A JP2015023018A (ja) | 2013-07-24 | 2013-07-24 | 加熱体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019021948A1 (ja) * | 2017-07-25 | 2019-01-31 | 株式会社フジキン | 流体制御装置 |
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2013
- 2013-07-24 JP JP2013153237A patent/JP2015023018A/ja active Pending
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