JP2015022366A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置の動作状態を適切に制御する。【解決手段】情報処理装置であって、情報処理装置の動作状態の移行条件を示す移行条件情報と、動作状態の移行内容を示す移行内容情報とを受信して記憶する記憶部と、動作状態の移行を促す移行通知を受信し且つ当該移行通知が移行条件を満足する場合、移行内容に従って情報処理装置の動作状態を他の動作状態へ移行させる制御部とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関する。
多くの電子機器等の情報処理装置には消費電力の抑制を目的とした省電力モード(スリープモード)が搭載されている。省電力モードは、情報処理装置が使用されない期間において一部の機能を停止させ、情報処理装置の動作状態を使用時の通常状態から省電力状態へと移行させる機能である。
さらに近年では、機器に複数の省電力状態を持たせることで詳細な電源管理、および省電力状態から通常動作状態への復帰処理時間の短縮化が図られている。
機器内部の詳細な節電制御を行う技術として特許文献1がある。特許文献1には、メインコントローラに実装されるチップレベルおよびCPUレベルで詳細な節電制御を行う技術が開示されている。
複数の省電力状態を持つことにより、情報処理装置は様々な動作状態をもつことになる。よって、各動作状態間の移行方法および状態移行する条件は複雑化する。
省電力状態からの様々な動作状態で復帰する複合機能複写装置に関する技術として、特許文献2がある。特許文献2には、各復帰開始指示に対応して記憶された復帰時初期動作機能および動作条件で復帰処理を行う技術が開示されている。
また、省電力状態から通常動作状態への移行方法を切り替える技術として、特許文献3がある。特許文献3には、高速メモリに対するバックアップ電源の電位検出を行い、検出された値に応じて省電力状態からの復帰方法を変更する技術が開示されている。
特開2005−269096号公報 特開2003−189016号公報 特開2005−78197号公報
しかしながら、複数の省電力状態を有する従来の情報処理装置においては、各省電力状態に応じて通常状態への復帰処理方法および復帰条件が異なっている。よって、省電力状態移行前と同様の通常動作状態へ復帰できない、もしくは通常動作状態へ復帰する必要がないタイミングで復帰処理が行われてしまうなど、復帰処理が適切に行われない場合がある。
また従来の技術においては、あらかじめ設定されている状態移行条件が変更できないため、省電力動作中に通信環境などに代表される外部環境が変化した場合などに、適切な動作状態へ移行させる制御が困難である。
上記の課題に鑑み、本発明は、情報処理装置の動作状態を適切に制御する技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明に係る情報処理装置は、
前記情報処理装置の動作状態の移行条件を示す移行条件情報と、前記動作状態の移行内容を示す移行内容情報とを受信して記憶する記憶手段と、
前記動作状態の移行を促す移行通知を受信し且つ当該移行通知が前記移行条件を満足する場合、前記移行内容に従って前記情報処理装置の動作状態を他の動作状態へ移行させる制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置の動作状態を適切に制御することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置のブロック構成図。 本発明の第1実施形態に係る主処理部、復帰コントローラおよび通信処理部のシーケンス図。 本発明の第1実施形態に係る復帰コントローラの動作を示すフローチャート図。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置のブロック構成変形例図。 本発明の第2実施形態に係る主処理部、復帰コントローラのシーケンス図。
以下、添付の図面を参照して、本発明の各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態では、主処理部(メインシステム)が省電力動作状態に移行する際に、復帰コントローラに対し動作状態を移行する移行条件と移行内容とを記憶しておくことで、復帰コントローラが移行通知を受けた際に移行条件および移行方内容に基づいて移行処理を行う例を説明する。
図1は、第1実施形態に係る情報処理装置101のブロック構成の一例を示す図である。情報処理装置101は、主処理部(メインシステム)102と、復帰コントローラ(制御部)108と、通信処理部111(サブシステム)と、通信IF112と、電源SW113と、赤外線センサ114とを備えている。
主処理部102は、メインCPU103と、メインメモリ104と、電力制御部105と、クロック制御部106と、タイマー部107とを備えている。また、復帰コントローラ108は、移行条件記憶部109と、移行内容記憶部110とを備えている。
情報処理装置101は、通常動作状態と2つの省電力動作状態のうちいずれかの動作状態で動作可能である。2つの省電力動作状態として、省電力状態A(第1の省電力動作状態)および省電力状態B(第2の省電力動作状態)が存在するものとする。
情報処理装置101が通常動作状態である場合、主処理部102、及び通信処理部111へは通常の電力供給が行われる。
一方、情報処理装置101が省電力動作状態である場合には、主処理部102はアプリケーションの実行が停止された状態となっている。情報処理装置101が省電力状態Aであるとき、主処理部102のうち少なくともメインCPU103への電力供給の停止、またはクロック信号供給の停止が行われる。また、省電力状態Bであるときは、省電力状態Aの制御に加えて通信処理部111が電源OFF状態になっているものとする。省電力状態Bの方が省電力状態Aに比べ低消費電力だが、通信処理は行えない。
また、省電力動作状態は2つ以上の状態をもっていてもよい。各省電力状態に応じて主処理部102内の各回路への電力供給やクロック信号供給が異なるものとする。
主処理部102は、情報処理装置101が実行するアプリケーションの制御を行うためのシステムである。例えば、情報処理装置101がプリンタであれば印刷に関する制御、デジタルカメラであれば撮像に関する制御を行う。主処理部102は通信に関する処理は行わない。
メインCPU103は、情報処理装置101全体のアプリケーション制御、および情報処理装置101の通常動作状態から省電力動作状態への状態移行処理を行う。省電力動作状態への状態移行処理としては、移行する省電力動作状態に応じた電源制御117を電源制御部105に対して行い、同様にクロック信号の供給制御118をクロック制御部106に対して行うものとする。
また、メインCPU103は復帰コントローラ108に対し、動作状態の移行の条件である移行条件、および動作状態の移行内容の通知115を行うことができる。移行条件には、現在の情報処理装置101の動作状態情報および、復帰コントローラ108が受信する移行通知の通知元に応じてどの動作状態へ移行するかを示す移行条件情報が含まれている。移行内容には、移行条件に応じて通常動作状態へ移行する方法(復帰方法)と他の省電力動作状態へ移行する方法が含まれる。
メインメモリ104は、メインCPU103が実行するプログラムを格納し、またメインCPU103で扱うデータ用バッファメモリとしての役割を担う。電力制御部105は、主処理部102内および通信処理部111内の各回路への電力供給の制御を行う。電力制御部105は、メインCPU103および復帰コントローラ108によって通知される、定められたパート毎の電源の供給および停止の制御が可能なものとする。
クロック制御部106は、主処理部102内および通信処理部111内の各回路へのクロック信号の供給制御を行う。クロック制御部106は、メインCPU103および復帰コントローラ108によって通知される、定められたパート毎のクロック信号の供給または停止、およびクロック周波数の低減制御が可能なものとする。
タイマー部107は、時刻情報の管理や、メインCPU103の指示に従って時間のカウント、および所定の時間に達した場合に外部へ時間の通知をするなどの処理を行うものとする。例えば、メインCPU103の指定した値にカウント値が達した場合、タイマー部107は復帰コントローラ108へ移行通知を出力する。
復帰コントローラ108は、省電力動作状態にある情報処理装置101の移行処理を行う。省電力動作状態から通常動作状態への移行処理(復帰処理)、もしくはある省電力動作状態から他の省電力動作状態への移行処理が行われる。
移行処理は、メインCPU103へのウェイクアップ信号116および、電源制御部105への制御信号117、クロック制御部106への制御信号118により行われる。移行処理は、移行通知の受信を契機として行われる。移行通知は、タイマー部107、通信処理部111、電源スイッチ113、センサ114などの各機能ブロックおよび各ICから通知される。
復帰コントローラ108は、移行通知を受信すると、移行条件記憶部109に格納されている移行条件を参照し、移行処理を行うかどうか決定する。移行処理は、移行内容記憶部110に格納されている移行内容に従って実行される。
移行条件記憶部109、移行内容記憶部110には、メインCPU103または通信処理部111より通知される移行条件情報および移行内容情報がそれぞれ格納され、通知の度に更新が行われる。また、あらかじめ移行条件情報および移行内容情報が設定されていてもよい。
通信処理部111は、情報処理装置101の通信に関わる処理を実行する。通信処理部111は、情報処理装置101が収容する通信インターフェイス112を介した通信を制御する通信方式を収容しているものとする。例えば、有線通信としては、IEEE802.3有線LANを適用可能であり、通信インターフェイス112はケーブルソケットである。また、無線通信としては、IEEE802.11無線LANを適用可能であり、通信インターフェイス112はアンテナである。また、通信処理部111が複数の通信方式を収容していてもよい。その場合、情報処理装置101は通信方式に応じて複数の通信インターフェイスを収容する構成となる。
情報処理装置101は、通信インターフェイス112を介してネットワークに接続され、外部装置とのデータ通信が可能である。例えば、情報処理装置101がプリンタであれば、外部装置からネットワークを介して印刷指示を行うことにより、情報処理装置101に印刷処理を実行させることができる。
通信処理部111は、メインCPU103と同様に復帰コントローラ108に対し移行条件および移行内容の通知119を行うことが可能である。通信処理部111は、情報処理装置101が省電力動作状態であるときに、外部装置からの特定のパケットを受信した場合には、復帰コントローラ108 に対し移行通知120を出力する。特定のパケットとは、例えばWOL(Wake-On-LAN)またはWOWLAN(Wake-On -Wireless-LAN)に対応した起動パケットである。
情報処理装置101が電源オフの時に、電源スイッチ113が押下されると、情報処理装置101は起動する。情報処理装置101が省電力動作状態の時に電源スイッチ113が押下された場合には、復帰コントローラに対し移行通知121が出力される。
赤外線センサ114は、情報処理装置101が省電力動作状態の時に、情報処理装置101の近辺に人間の所在を検知する。検知された場合には、移行通知122が出力される。信号線115は、メインCPU103から復帰コントローラ108へ、移行条件および移行内容の通知を行うために使用される。
ここで、機能ブロックの構成は一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしても良いし、何れかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分かれても良い。
次に図2は、本実施形態における主処理部102、復帰コントローラ108、通信処理部111の動作を表すシーケンス図である。初期状態では、情報処理装置101の電源はOFFの状態である。そこに、例えば、ユーザからの電源スイッチ113の操作が行われることにより(S201)、情報処理装置101が起動する。主処理部102はシステム起動処理に入り(S202)、主処理部102は通常動作状態となる(S203)。通信処理部111もシステムが起動し、外部機器と通信可能な状態となる(S204)。
主処理部102は、省電力動作状態への移行条件が成立すると、動作状態移行処理を開始する。例えば、情報処理装置101に対し最後にユーザからの操作が行われた時刻から所定の時間内に再びユーザからの操作が無い場合には、省電力状態Aへの移行を決定する(S205)。時刻情報取得およびユーザからの操作が行われていない時間の計測はタイマー部107で行うことが可能である。
主処理部102は、省電力状態Aへの移行を決定すると、復帰コントローラ108へ移行条件および移行内容の通知を行う(S206)。例えば、移行条件は、通信処理部111からの移行通知があったことである。移行内容は、省電力状態Aから通常動作状態への移行であり、具体的には、メインCPU103に対して電源およびクロック信号を供給開始することである。
復帰コントローラ108は、主処理部102により通知された移行条件および移行内容をそれぞれ移行条件記憶部109、移行内容記憶部110に格納する(S207)。
主処理部102は、S206における通知処理後、省電力状態Aへの移行処理を行う(S208)。省電力状態Aでは、通信処理部111は通信インターフェイス112からの起動パケットの待ち受けを行っている(S209)。
ここで、何らかの原因により通信処理部111と外部機器との通信の接続が切断されると(S210)、通信処理部111は、復帰コントローラ108に対し移行条件および移行内容の変更を通知する(S211)。
例えば、移行条件が電源SW113からの移行通知であれば通常動作状態へ移行し、通信処理部111からの移行通知であれば省電力状態Bへ移行することに変更する。また、移行内容を、S207において記憶した省電力状態Aから通常動作状態への移行から、省電力状態Bから通常動作状態への移行である、メインCPU103および通信処理部111に対する電源およびクロック信号の供給開始に変更する。また、省電力状態Aから省電力状態Bへの移行内容として通信処理部111への電源およびクロック信号の供給停止を追加する。
復帰コントローラ108では、S211の変更通知を受けて移行条件記憶部109、移行内容記憶部110に格納されていた移行条件および移行内容の変更を行う(S212)。通信処理部111は、復帰コントローラ108に対し移行条件および移行内容の変更を通知した後(S211)、移行通知を出力する(S213)。
通信処理部111からの移行通知を受けた復帰コントローラ108は、移行条件記憶部109に格納されている移行条件を参照し、移行通知の判定を行う(S214)。S211において変更した移行条件には、通信処理部111からの移行通知があれば省電力状態Bへ移行することが含まれているため、復帰コントローラ108は省電力状態Bへ移行することを決定する(S214)。
復帰コントローラ108は、移行内容記憶部110に格納されている省電力状態Aから省電力状態Bへの移行内容を参照し、主処理部102内の電源制御部105およびクロック制御部106に対し、制御信号を通知する(S215)。
電源制御部105、クロック制御部106により省電力状態Bへの移行処理が行われ(S216)、一方、通信処理部111は電源OFF状態となる(S217)。省電力状態Bにある情報処理装置101に対し、ユーザの操作により電源スイッチ113が押下されると、復帰コントローラ108に移行通知が行われる(S218)。
復帰コントローラ108は、S214の処理と同様に移行通知の判定を行い(S219)、通常動作状態への移行処理として、電源制御部105およびクロック制御部106に制御信号を通知し(S220)、メインCPU103にウェイクアップ信号の送信を行う(S221)。電源制御部105、クロック制御部106により通常動作状態への移行処理が行われ(S222)、主処理部102および通信処理部111はシステム起動状態になる(S223, S224)。
このように、本実施形態に係る情報処理装置は、外部環境の変化などにより省電力動作状態移行以前に指定していた移行条件および移行処理が適用されなくなった場合においても、確実に通常動作状態に移行するように動作することができる。また、外部環境の変化に応じて、他の省電力動作状態へ移行制御することで、より消費電力を低減するように動作することができる。
図3は、本実施形態に係る復帰コントローラ108の動作手順を示すフローチャートである。主処理部102において省電力状態への移行が決定されると、図3のフローが開始される(S301)。主処理部102から通知される移行条件および移行内容を、移行条件記憶部109および移行内容記憶部110にそれぞれ格納し(S302)、外部からの移行通知待ち受けを開始する(S303)。
また、通信処理部111からの移行条件または移行内容の変更通知の有無を判断し(S304)、変更通知があると判断した場合には、該変更通知に従って移行条件または移行内容の変更処理を行い(S305)、変更通知がないと判断した場合には、移行通知の待ち受けを継続して行う。
待ち受け中に、移行通知の有無の判断を行う(S306)。移行通知が無いと判断した場合には、移行通知の待ち受けを継続して行う。移行通知有りと判断した場合には、移行条件記憶部109に格納されている移行条件を参照し、処理の決定を行う。
まず、他の省電力状態への移行条件を満足するか否かを判断する(S307)。移行条件を満たすと判断した場合、移行内容記憶部110に格納されている移行内容を参照し、電力制御部105、クロック制御部106に制御信号を通知する処理を行う(S308)。その後は、移行通知の待ち受けを継続して行う。
一方、移行条件を満たさないと判断した場合、通常動作状態への移行条件を満足するか否かを判断する(S309)。移行条件を満たすと判断した場合、移行内容記憶部110に格納されている移行内容を参照し、電力制御部105、クロック制御部106に制御信号を通知する処理を行う(S310)。一方、移行条件を満たさないと判断した場合、その後は、移行通知の待ち受けを継続して行う。S310の処理が完了すると、図3のフローは終了する(S311)。
このような処理によれば、メインCPUが電源OFFの状態であっても、移行条件を通信処理部から変更可能であり、通常動作状態への移行が不可能になることを防ぐことが出来る。また、メインCPUが電源OFFの状態のまま、他の省電力状態への移行が可能であり、効率的な状態移行制御が可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、復帰コントローラによって、複数の省電力状態をもつ情報処理装置の動作状態制御を容易に実現することができる。また外部環境が変化した場合でも、動作状態の移行条件および移行内容を変更することで適切な動作状態制御が可能となる。
(第2実施形態)
図4は、本実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図であり、図1に示す装置構成例において復帰コントローラ108内に移行内容決定部401が追加されたものである。
情報処理装置101は、通常動作状態、省電力状態Aおよび省電力状態Cの何れかの状態で動作するものとする。通常動作状態および省電力状態Aは、第1実施形態で説明した動作状態と同一である。情報処理装置101が省電力状態Cであるときは、電源制御部105、クロック制御部106およびタイマー部107以外の主処理部102に含まれる機能ブロックは全て電力供給の停止、またはクロック信号供給の停止されているものとする。省電力状態Cは、省電力状態Aに比べ低消費電力だが、通常動作状態への移行にかかる時間は省電力状態Aに比べ長くなる。
移行条件記憶部109には、情報処理装置101の省電力動作状態と、該省電力動作状態からの他の省電力動作状態への移行条件、および通常動作状態への移行条件を格納することができる。また移行内容記憶部110には、情報処理装置101の各動作状態から他の各動作状態への全ての移行内容があらかじめ格納されているものとする。
移行内容決定部401は、復帰コントローラ108が各機能ブロックおよびICから移行通知を受信した際に、移行条件記憶部109に格納されている情報処理装置101の省電力動作状態と移行通知の通知元とに基づいて移行内容を決定する。移行内容は移行内容記憶部110に格納されている移行内容の中から選択する。
次に、図5は、本実施形態に係る主処理部102及び復帰コントローラ108の動作を表すシーケンス図である。初期状態では、情報処理装置101の電源はOFFの状態である。そこに、例えば、ユーザからの電源スイッチ113の操作が行われることにより(S501)、情報処理装置101が起動する。主処理部102はシステム起動処理に入り、通常動作状態となる(S502)。主処理部102は、省電力状態Aへの移行を決定すると(S503)、復帰コントローラ108の起動処理を行う(S504)。復帰コントローラ108が電源ON状態になる(S505)。
主処理部102は復帰コントローラ108へ移行する省電力動作状態と移行条件の通知を行う(S506)。例えば、移行する省電力動作状態が省電力状態Aであり、移行条件は省電力状態Aであるときタイマー部107からの移行通知があれば省電力状態Cへ移行する。また、省電力状態Cであるとき赤外線センサ114からの移行通知があれば通常動作状態へ移行するものとする。
S506の処理における移行条件は、省電力状態Aへ移行してから一定時間が経過すると、より低消費電力である省電力状態Cへ移行することを想定している。省電力状態Aおよび省電力状態Cにおいて通信処理部111からの移行通知を受けた場合、通常動作状態へ移行しても良い。
また本実施形態では、省電力動作状態を赤外線センサ114からの移行通知の判定条件としているが、例えばタイマー部107から時刻情報を取得しつつ、一日の時間帯に応じて赤外線センサ114からの移行通知の判定を行っても良い。
たとえば情報処理装置101の設置場所の近辺において人通りが多い時間帯は、赤外線センサ114からの移行通知が頻繁に行われ、省電力状態Aへ移行してもすぐに通常動作状態へ移行してしまうことになる。移行通知の判定に時刻情報の条件を加えることで、適切な状態移行制御が可能となる。復帰コントローラ108は、主処理部102により通知された省電力動作状態と移行条件を移行条件記憶部109に格納する(S507)。
主処理部102は、S506における通知処理後、省電力状態Aへの移行処理を行う(S508)。例えばここで、赤外線センサ114からの移行通知を受信すると(S509)、復帰コントローラ108は移行通知の判定を行う(S510)。復帰コントローラ108は、移行条件記憶部109を参照し、移行条件を満たさないので赤外線センサ114からの移行通知を無効と判断し、移行処理は実行されない。
次に、タイマー部107より移行通知を受信したとする(S511)。復帰コントローラ108は、移行条件記憶部109を参照し、移行条件を満たすので移行通知を有効と判断する(S512)。また、移行内容決定部401が、移行内容記憶部110を参照し、省電力状態Aから省電力状態Cへの移行内容を選択する(S513)。
復帰コントローラ108は、S513において選択された移行内容に従って、主処理部102へ電源およびクロック制御の制御信号を通知する(S514)。主処理部102は、S514での制御信号を受信すると、省電力状態Cへの移行処理を行う (S515)。
ここで再び復帰コントローラ108が赤外線センサ114より移行通知を受けると(S516)、S512での処理と同様に有効な移行通知と判断し(S517)、移行内容決定部401が、省電力状態Cから通常動作状態への移行内容を選択する(S518)。
S518での処理において選択された移行内容に従って、通常動作状態への移行処理が行われる(S519, S520, S521, S522)。通常動作状態への移行処理は、第1実施形態で説明した移行処理と同様である。
また情報処理装置101が通常動作状態へ移行した後は、復帰コントローラ108は電源をOFFにしても良い(S523)。その場合は、情報処理装置101が再び省電力動作状態へ移行する前に、復帰コントローラ108を起動させればよい。
このように本実施形態に係る情報処理装置は、同一の移行通知を受けた場合でも、移行条件に応じて復帰コントローラが状態移行内容を選択して実行する。また、S506での処理における移行条件は、省電力状態Aへ移行してから一定時間が経過すると、より低消費電力である省電力状態Cへ移行することを想定している。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の動作状態の移行条件を示す移行条件情報と、前記動作状態の移行内容を示す移行内容情報とを受信して記憶する記憶手段と、
    前記動作状態の移行を促す移行通知を受信し且つ当該移行通知が前記移行条件を満足する場合、前記移行内容に従って前記情報処理装置の動作状態を他の動作状態へ移行させる制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、通常動作状態、第1又は第2の省電力動作状態のいずれかで動作可能であり、
    前記制御手段は、前記移行通知を受信し且つ当該移行通知が前記移行条件を満足する場合、前記移行内容に従って、前記第1の省電力動作状態で動作している前記情報処理装置を前記通常動作状態または前記第2の省電力動作状態へ移行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 所定のアプリケーション制御を行う主処理手段と、
    通信に関する処理の制御を行う通信処理手段とをさらに備え、
    前記第1の省電力動作状態では前記主処理手段が有するメインCPUの動作が停止しており、前記第2の省電力動作状態ではさらに前記通信処理手段の動作が停止していることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記移行条件情報および前記移行内容情報は、前記主処理手段または前記通信処理手段からの通知により更新されることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記通信処理手段から前記移行通知を受信することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記情報処理装置の電源スイッチの押下に基づいて前記移行通知を受信することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記移行条件情報は、前記情報処理装置の第1の省電力動作状態から第2の省電力状態への移行条件と、前記第1の省電力動作状態から通常動作状態への移行条件とを含む情報であり、
    前記移行内容情報は、前記第1の省電力動作状態から前記第2の省電力状態への移行内容と、前記第1の省電力動作状態から前記通常動作状態への移行内容とを含む情報であり、
    前記制御手段は、前記移行通知を受信した場合、前記情報処理装置の現在の動作状態と前記移行条件情報とに基づいて、前記移行内容情報の中から他の動作状態への移行内容を選択することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置の制御方法であって、
    記憶手段が、前記情報処理装置の動作状態の移行条件を示す移行条件情報と、前記動作状態の移行内容を示す移行内容情報とを受信して記憶する工程と、
    制御手段が、前記動作状態の移行を促す移行通知を受信し且つ当該移行通知が前記移行条件を満足する場合、前記移行内容に従って前記情報処理装置の動作状態を他の動作状態へ移行させる工程と
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017076292A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 キヤノン株式会社 通信装置、通信制御方法およびプログラム
JP2019161479A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置

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