JP2009288971A - 電子機器及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】認証機能を有する電子機器において、CPUの電源をオフにした省電力モードでも、認証入力をトリガとする省電力モードからの復帰を可能にする。
【解決手段】省電力モード時、網掛けを付した部分は電源オフになっている。個人認証デバイス12内のマイコン13は、入力部14からの入力データを監視し、認証データあり(ユーザーからのアクセスあり)と判断した場合は、省電力モード復帰信号を出力する。マイコン13から出力された省電力モード復帰信号は、パワーセーブI/F26に入力され、電源部16の各電源系をオンに復帰させるシーケンスがスタートする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、認証機能を有する電子機器及びその制御方法に関し、さらに詳しくは、CPUの電源をオフにした省電力モードでも、認証入力をトリガとする省電力モードからの復帰を可能にした電子機器及びその制御方法に関する。
近年、セキュリティ強化、TCO(Total Cost of Ownership)削減等の背景から、LP(レーザプリンタ)やMFP(マルチファンクションプリンタ)への、個人認証機能の搭載が増加している。特にICカードによるソリューションは、各メーカーが提供しており、人体認証システムを提供するケースも出てきている。このような個人認証機能を搭載したLPやMFPでは、現状、コントローラからUSBインタフェース(以下、この明細書では、インタフェースをI/Fと言う)経由で、ICカードリーダなどの認証デバイスに接続するケースが多い。
ところで、LPやMFPでは、省エネルギー(以下、省エネと言う)の観点から、ユーザーによる操作や外部装置からのプリントデータの入力が一定時間行われなかった場合、省電力モードへ移行することが一般的であるが、個人認証機能を搭載したLPやMFPでは、迅速な個人認証を実現することや、ユーザーアクセス時の省電力モードから通常モードへの復帰を実現するため、少し消費電力が高めの省電力モードまでしか移行させていない。
文献に記載されたものではないが、図8及び9に画像処理装置の省電力モード時の電源供給状態を示す。ここで、図8は、少し消費電力が高めの省電力モード(以下、第1の省電力モードと言う)を示し、図9は、消費電力が低い省電力モード(以下、第2の省電力モードと言う)を示す。これらの図において、網掛けは電源がオンになっている部分を示す。一般的には図8に示されている第1の省電力モードの状態を取る。
図8に示すように、コントローラ201はCPU201及びASIC203を搭載している。ASIC203は、USB_I/F221、外部I/F(ネットワークI/F222、USB_I/F223)、パネルI/F224、エンジンI/F225、パワーセーブI/F226を備えている。
第1の省電力モードでは、パワーセーブI/F226が電源部216に制御信号を出力し、エンジンコントローラ210、画像読取・形成部215などの電源系をオフにして、低電力化を実現する。省電力モードから通常モードへの復帰は、操作パネル204上の電源キーSW(スイッチ)211の操作、又は外部I/Fからのデータ受信をトリガに、コントローラ201から電源部216へ電源オンの指示を行うことで実行する。個人認証デバイス212は、ASIC203上のUSB_I/F221を介して、常にコントローラ201にアクセス可能な状態である。
近年は、さらなる低電力化を狙って、第2の省電力モードの状態を取る。図9に示すように、コントローラ201は、ASIC203のみ電源オンとし、省電力モードからの復帰トリガとなる外部I/F(ネットワークI/F222、USB_I/F223)、及びパワーセーブI/F226のみを動作させる。外部I/Fからのプリントデータについては、USB_I/F223の場合、USBケーブルが接続されたことを検知することで省電力モードから復帰し、プリントデータを受け取る。また、ネットワークI/F222の場合、自機へのパケットに反応し、省電力モードから復帰して、プリントデータを受け取る。USBケーブルが接続されている状態では、第1の省電力モードの状態を保持する場合もある。USB_I/F223及びネットワークI/F222ともに、省電力モードからの復帰からCPU202がプリントデータを受け付けるまで、ASIC203等にプリントデータを一時的にバッファリングする。
エンジンコントローラ210、及び画像読取・形成部215については、第1の省電力モードの場合と同様、パワーセーブI/F226により、電源部216の電源系がオフに制御される。また、省電力モード時も電源オン状態の電源系の供給を受けるコントローラ201も、内部で不要なデバイス(CPU202など)への電力供給をオフにする。
個人認証デバイス212は、電源オフ又はASIC203との通信が遮断された状態となってしまう。そのため、個人認証デバイス212のUSB_I/F221に対する接続時は、外部I/FのUSB_I/F223に対するUSBケーブルの接続時と同様、第1の省電力モードの状態までしか移行しない。つまり、個人認証デバイス212の接続時は、第1の省電力モードよりも消費電力の少ない第2の省電力モードに移行しない。
また、第2の省電力モードの状態では、ユーザーが個人認証デバイス212でアクセスしようとしても、第2の省電力モードから復帰できないため、アクセスできない。従って、省電力モードでの個人認証デバイス212によるアクセスを可能にするには、第1の省電力モードで待機せざるを得ないため、省電力効果が十分でない。
また、ICカードリーダからなる個人認証デバイスによる省電力モードからの復帰を行う電子機器がある(特許文献1参照)。図10は、この電子機器の電源供給状態を示すブロック図である。
この電子機器は、CPU301、省エネ制御回路302、システム電源動作ブロック303、第1のSW304、第2のSW305、及びカードI/F回路306を備えている。通常モードでは、全ての回路に電源から電力が供給される。省電力モードでは、CPU301及び省エネ制御回路302には電力が供給されるが、システム電源動作ブロック303については、第1のSW304により、電源からの電力供給がオフされる。また、カードI/F回路306については、第1のSW305により、非接触ICカード307のデータが受信できる範囲でオン/オフを繰り返す。このようにして、省電力化を実現している。ここで、第1のSW304、第2のSW305のオン、オフは、省エネ制御回路302がCPU301の指示に従って実行する。
また、省電力モードからの復帰制御は、カードI/F回路306が非接触ICカード307からのデータを受信し、そのデータを解析したCPU301が省電力モードからの復帰が必要と判断したときに、省エネ制御回路302に指示し、第1のSW304及び第2のSW305のオン/オフを制御することにより実行する。
しかしながら、この電子機器の省電力モードでは、CPU301をオンに維持しているので、この省電力モードは、図9の第2の省電力モードに相当するものではなく、CPU301が動作可能な図8の第1の省電力モードの状態に、カードI/F回路306の電源のオン/オフ制御を付加した程度の低電力化しか達成できない。
このように、従来の画像処理装置や電子機器では、コントローラのCPUが認証デバイスを制御するため、コントローラのCPUの電源をオフにすることができず、十分な省電力効果を得ることができないという問題がある。また、コントローラのCPUがオフになる省電力モードに移行すると、認証入力をトリガとする省電力モードからの復帰ができないという問題がある。
特開2003−195986号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的は、認証機能を有する電子機器において、認証処理を行うCPUの電源をオフにした省電力モードでも、認証入力をトリガとする省電力モードからの復帰を可能にすることである。
本発明は、CPUと、電源部と、前記電源部から前記CPUに対する電力供給のオン/オフ制御を行う電源制御手段と、認証データを入力するための認証デバイスとを備え、前記CPUが、前記認証デバイスから入力された認証データを処理する機能を有する電子機器であって、前記認証デバイスは、認証データの入力に基づいて、前記電源制御手段に対して復帰信号を出力し、前記電源制御手段は、省電力モード状態で前記CPUに対する電力供給をオフに制御しているときに、前記認証デバイスから出力された復帰信号の入力に基づいて、前記CPUに対する電力供給をオンに復帰させることを特徴とする電子機器である。
また、本発明は、CPUと、電源部と、前記電源部から前記CPUに対する電力供給のオン/オフ制御を行う電源制御手段と、認証データを入力するための認証デバイスとを備え、前記CPUが、前記認証デバイスから入力された認証データを処理する機能を有する電子機器の制御方法であって、前記CPUに対する電力供給が電源制御手段によりオフに制御されている省電力モード状態で認証デバイスに対する認証データの入力の有無を検知する工程と、前記認証データの入力が検知されたとき、前記認証デバイスが、前記電源制御手段に対し復帰信号を出力する工程と、前記電源制御手段は、その復帰信号の入力に基づいて、前記CPUに対する電力供給をオフからオンに復帰させる工程とを有することを特徴とする電子機器の制御方法である。
〔作用〕
本発明によれば、認証処理機能を有するCPUに対する電力供給が電源制御手段によりオフに制御されている省電力モード状態で、認証デバイスに認証データが入力されたとき、認証デバイスが、電源制御手段に対し復帰信号を出力し、電源制御手段は、その復帰信号の入力に基づいて、CPUに対する電力供給をオフからオンに復帰させる。
本発明によれば、認証機能を有する電子機器において、認証処理を行うCPUの電源をオフにした省電力モードでも、認証入力をトリガとする省電力モードからの復帰が可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明の第1の実施形態の電子機器である画像処理装置のブロック図である。この図において、網掛けを付した部分は、省電力モード時に電源がオフになる部分である。
この画像処理装置は、コントローラ1、操作パネル4、エンジンコントローラ10、画像読取・形成部15、電源部16、及び個人認証デバイス12を有する。
コントローラ1は、CPU2と、ASIC3からなり、ASIC3は、個人認証デバイス12対するI/FであるUSB_I/F21、プリントデータ等を受信する外部I/FであるネットワークI/F22及びUSB_I/F23、操作パネル4に対するI/FであるパネルI/F24、エンジンコントローラ10に対するI/FであるエンジンI/F25、及びパワーセーブI/F26を内蔵する。
個人認証デバイス12は、ICカードリーダ、指紋認証装置等であり、ユーザー操作の入力部14と、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)13とを内蔵する。ユーザー入力部14は、例えば、非接触ICカードリーダであれば受信部に相当し、指紋認証装置であればセンサに相当する。マイコン13は、ASIC3のUSB_I/F21に接続される。また、マイコン13は、パワーセーブI/F26にもケーブルにより接続される。
電源部16は、省電力モード時もオン状態となる電源系をコントローラ1に、省電力モード時にオフ状態となる電源系をエンジンコントローラ10及び画像読取・形成部15に、それぞれ供給する。コントローラ1は、ASIC3のみ電源オンとし、省電力モードからの復帰トリガとなる外部I/F、及びパワーセーブI/F26のみ動作させる。省電力モード時の電源オフは、パワーセーブI/F26より指示を受ける。操作パネル4に設けられている電源キーSW11の操作により、省電力モードからの復帰が可能である。
図2は、図1の画像処理装置が個人認証装置12からの認証入力をトリガとして省電力モードから通常モードへ復帰するときの処理を示すフローチャートである。
ユーザーが認証操作として、例えばICカードをかざすことにより、個人認証デバイス12は認証データを取得する。個人認証デバイス12内のマイコン13は、入力部14からの入力データを監視し(ステップS1)、ユーザーからのアクセス(認証データ)ありと判断した場合は(S1:YES)、省電力復帰信号を生成し、出力する(ステップS2)。マイコン13から出力された省電力モード復帰信号は、パワーセーブI/F26に入力され、パワーセーブI/F26から、電源部16の各電源系をオンに復帰させるシーケンスを開始する(ステップS3)。これにより、図1の網掛けが付されている部分の電源がオンになるため、マイコン13はUSB_I/F21と通信可能となり、入力部14から入力された認証データがUSB_I/F21を通してCPU2へ送られる。
CPU2は、認証データを取得し(ステップS4)、そのIDが認証か非認証かを判断する(ステップS5)。そして、認証であれば(ステップS5:YES)、そのまま通常モードを維持し(ステップS6)、非認証であれば(ステップS5:NO)、非認証であることをユーザーに操作パネル4にて通知するとともに、省電力モードへの移行をパワーセーブI/F26に指示する(ステップS7)。
このように、個人認証デバイス12内の入力部14から認証データが入力されたことをトリガとして、画像処理装置を省電力モードから通常モードに復帰させるための省電力モード復帰信号をマイコン13が生成し、パワーセーブI/F26が復帰信号の受信に応じて、省電力モードから通常モードに復帰させためのシーケンスを開始するので、認証入力をトリガとする省電力モードからの復帰が可能になる。
図3は、個人認証デバイス12内のマイコン13に認証機能を持たせた場合に認証入力をトリガとして、省電力モードから通常モードへ復帰させるときの処理を示すフローチャートである。
個人認証デバイス12内のマイコン13は、入力部14からの入力データを監視し(ステップS11)、ユーザーからのアクセス(認証データ)ありと判断した場合は、そのIDが認証か非認証かを判断する(ステップS12)。そして、非認証であれば(ステップS12:NO)、そのまま省電力モードを維持し、認証であれば(ステップS12:YES)、省電力モード復帰信号を生成し、出力する(ステップS13)。マイコン13から出力された省電力モード復帰信号は、パワーセーブI/F26に入力され、パワーセーブI/F26により、電源部16の各電源系をオンに復帰させるシーケンスが開始される(ステップS14)。
この図の処理によれば、図2の処理と比べて、認証入力をトリガとする省電力モードからの復帰⇒CPUによる認証判断⇒非認証⇒省電力モードへ戻るという過程の余分な消費電力を低減することができる。
ところで、図3に示すフローにおいて、非認証である場合(S12:NO)、S12:NO→S11:YESのループに留まり、省電力モードから抜けられない状態となる。誤認証操作の場合は問題ないが、例えば、ICカードを使用していて、本来使用できるIDを保存しているICカードが、内部の故障等により、正しいIDを送信できないケースもあり得る。このような場合は、省電力モードから復帰し、その状況をユーザーに通知することが望ましい。
図4は、これを実現した処理であり、操作パネル4に設けられている電源キーSW11の操作により、省電力モードから復帰させるとともに、その状況をユーザーに通知する処理を図3に追加した処理のフローチャートである。
この図のS21〜S24は、図3のS11〜S14に対応する。S25〜S28が追加した処理である。前述したように、図3では、非認証の場合、省電力モードから抜けられない状態となる。これに対し、本実施形態では、非認証の場合(S22:NO)、パワーセーブI/F26は、電源キーSW11の押下を監視し(ステップS25)、押下されていない場合はステップS21に戻るが、押下されていた場合(S25:YES)、電源部16の各電源系をオンに復帰させるシーケンスを開始する(ステップS26)。
ステップS26の実行により、図1の網掛けが付されている部分に対する電力供給がオンになるため、マイコン13はUSB_I/F21と通信可能となり、入力部14から入力された認証データがUSB_I/F21を通してCPU2に送られる。CPU2は非認証である情報を取得する(ステップS27)。
次にCPU2は、非認証であることの表示、及び再度の認証操作又は別の認証操作を指示する表示を行うことをパネルI/F24を介して操作パネル4に指示し、操作パネル4がそれを表示する(ステップS28)。
図4の処理によれば、認証対象にもかかわらず、機器の故障(例えば、個人認証デバイス12の故障や、ICカードの記憶内容の破損等)で、非認証と判断され、省電力モードからの復帰ができない場合でも、電源キーSW11の操作で省電力モードから復帰し、ユーザーに状況を認識させることができる。
〔第2の実施形態〕
図5は、本発明の第2の実施形態の画像処理装置のブロック図である。この図において、網掛けを付した部分は、省電力モード時に電源がオフになっている部分である。
この画像処理装置は、コントローラ101、操作パネル4、エンジンコントローラ10、及び個人認証デバイス12を備えている。画像読取・形成部及び電源部は図示を省略した。
コントローラ101は、CPU20、ASIC30、及び省エネ制御コントローラ40を有する。ASIC30は、個人認証デバイス12に対するI/FであるUSB_I/F31、操作パネル4に対するI/FであるパネルI/F32、エンジンコントローラ10に対するI/FであるエンジンI/F33を有する。省エネ制御コントローラ40は、個人認証デバイス12に対するI/FであるUSB_I/F41、外部I/FであるネットワークI/F42及びUSB_I/F43、並びにパワーセーブI/F44を有する。
図に網掛けで示すように、省電力モード時は、省エネ制御コントローラ40以外は基本的に電源オフとする。この状態で、個人認証デバイス12の入力部14から認証データが入力されると、マイコン13は、認証データをUSB_I/F41に出力する。この認証データは、USB_I/F41からパワーセーブI/F44に送られる。パワーセーブI/F44は、認証データを受け取ると、電源部の各電源系をオンに復帰させるシーケンスを開始する。
これにより、図5の網掛けが付されている部分に対する電力供給がオンになるため、USB_I/F41はCPU20と通信可能となり、入力部14から入力された認証データがUSB_I/F41を通してCPU20に送られ、CPU20が認証を行う。
本実施形態によれば、省電力モード制御用の低消費電力の省電力制御コントローラ40(サブCPUに相当)を搭載し、CPU2(メインCPU)を電源オフ又は非動作化するシステムにおいても、サブCPUに相当する省電力制御コントローラ40で個人認証デバイス12から認証データを収集でき、認証操作による省電力モードからの復帰が可能となる。
〔第3の実施形態〕
図6は、本発明の第3の実施形態の画像処理装置のブロック図である。この図において、図5と同一のブロックには図5と同一の参照符号を付した。
上述した第1、第2の実施形態では、認証データの入力をトリガとして、省電力モードからの復帰は出来るが、復帰シーケンスは、認証のID情報と使用制限・条件データの参照・確定までであり、あるパターンでしか復帰できない。即ち、省電力モードからの復帰後、全ての電源をオンにしてから、使用制限・条件確定後、例えばプロッタ部(画像形成部)を使用制限されている使用者のため、定着手段オフするような動作に移行する。このため、省電力モードからの復帰シーケンスで、無駄な電力を消費しているという欠点がある。
そこで、本実施形態では、予め個人認証ID毎の使用条件・制限データを不揮発性メモリに記憶しておき、認証データが入力されたとき、その不揮発性メモリから、認証データ中のID情報に対応する使用制限・条件データを読み出すことで、無駄な電力を消費することなく、使用条件等に合った状態に素早く立ち上げることを可能にする。
本実施形態の画像処理装置は、図5の画像処理装置の省エネ制御コントローラ40に不揮発性メモリ18を接続した構成を有する。不揮発性メモリ18には、個人認証ID毎の使用条件・制限データが記憶されている。
本実施形態によれば、例えば、ある資料をスキャナで読み取り、フォルダに保存する作業及び使用制限を持つユーザーからの個人認証に対して、省エネ制御コントローラ40は、個人認証デバイス12から受け取るID情報から、そのユーザーが、スキャナを使用することを不揮発性メモリ18のデータをリードすることにより把握し、省電力モードからの復帰シーケンスを、画像形成部、特に定着手段のオン制御を行わないパターンで実行することができる。
〔第4の実施形態〕
図7は、本発明の第7の実施態の画像処理装置のUSB_I/Fのデータ転送及び消費電力を示すタイミングチャートである。この画像処理装置のブロック図は図5と同じであるから、以下の動作説明では図5を参照する。
個人認証デバイス12は、省エネ制御コントローラ40のUSB_I/F41に接続される。省エネ制御コントローラ40は、USB_I/F41内のデバイス、例えばPHY(物理層)チップやハブに対して、サスペンドモードへの移行を指示する。これにより、サスペンド状態の消費電力P1まで低減される。一定時間経過後、省エネ制御コントローラ40は、USB_I/F41のデバイスをサスペンドモードから通常モードに復帰させ、個人認証デバイス12に、認証操作の有無をチェックさせる。
個人認証デバイス12内のマイコン13は、認証操作の有無、即ち入力部14からのデータ入力の有無を監視し、その結果を示すデータをUSB_I/F41へ出力し、このデータはUSB_I/F41からパワーセーブI/F44に送られる。
パワーセーブI/F44は、受け取ったデータが「認証操作あり」の場合、省電力モードからの復帰準備(復帰シーケンスの開始)を行い、「認証操作なし」の場合、USB_I/F41内のデバイスを再びサスペンド状態に移行させる。
本実施形態によれば、省電力制御コントローラ40と個人認証デバイス12との接続をUSB_I/F41とし、省電力モード時に、USB_I/F41を一定期間毎にサスペンド状態と、その状態からの復帰とを繰り返すことにより、USB_I/F41からの復帰用の専用線を追加せずに、省電力モード時の消費電力の低減が図れる。
本発明の第1の実施形態の電子機器である画像処理装置のブロック図である。 図1の画像処理装置が認証入力をトリガとして省電力モードから通常モードへ復帰するときの処理を示すフローチャートである。 図1の個人認証デバイス内のマイコンに認証機能を持たせた場合に認証入力をトリガとして、省電力モードから通常モードへ復帰するときの処理を示すフローチャートである。 操作パネルに設けられている電源キーSWの操作により、省電力モードから復帰させるとともに、その状況をユーザーに通知する処理を図3に追加した処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の画像処理装置のブロック図である。 本発明の第3の実施形態の画像処理装置のブロック図である。 本発明の第7の実施態の画像処理装置のUSB_I/Fのデータ転送及び消費電力を示すタイミングチャートである。 従来の画像処理装置の第1の省電力モードを示す図である。 従来の画像処理装置の第2の省電力モードを示す図である。 ICカードからなる個人認証デバイスによる省電力モードからの復帰を行う従来の電子機器の電源供給状態を示すブロック図である。
符号の説明
1,101・・・コントローラ、2,20・・・CPU、3,30・・・ASIC、4・・・操作パネル、11・・・電源キーSW、12・・・個人認証デバイス、16・・・電源部、18・・・不揮発性メモリ、26,44・・・パワーセーブI/F。

Claims (7)

  1. CPUと、電源部と、前記電源部から前記CPUに対する電力供給のオン/オフ制御を行う電源制御手段と、認証データを入力するための認証デバイスとを備え、前記CPUが、前記認証デバイスから入力された認証データを処理する機能を有する電子機器であって、
    前記認証デバイスは、認証データの入力に基づいて、前記電源制御手段に対して復帰信号を出力し、前記電源制御手段は、省電力モード状態で前記CPUに対する電力供給をオフに制御しているときに、前記認証デバイスから出力された復帰信号の入力に基づいて、前記CPUに対する電力供給をオンに復帰させることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載された電子機器において、
    前記認証デバイスは、入力された認証データを認証する機能を有するとともに、入力された認証データを認証できたときのみ、前記復帰信号を出力することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1に記載された電子機器において、
    前記電源制御手段は、省電力モード状態で前記CPUに対する電力供給をオフに制御しているときに、所定のキーの操作に応じて、前記CPUに対する電力供給をオンに復帰させることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1に記載された電子機器において、
    前記認証デバイスから入力された認証データを処理する機能を有するコントローラを前記CPUとは別に備えるとともに、前記電源制御手段は、省電力モード状態で前記CPUに対する電力供給をオフに制御しているとき、前記コントローラに対する電力供給をオンに制御することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載された電子機器において、
    前記省電力モード状態で前記コントローラがアクセス可能な、前記認証デバイスの認証ID毎の使用条件情報が記憶される不揮発性メモリを有することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項4に記載された電子機器において、
    前記コントローラと前記認証デバイスとを接続するためのインタフェースと、前記省電力モード状態のとき、前記インタフェースの状態を、サスペンド状態と、その状態からの復帰状態とを所定時間毎に繰り返させる制御手段とを有することを特徴とする電子機器。
  7. CPUと、電源部と、前記電源部から前記CPUに対する電力供給のオン/オフ制御を行う電源制御手段と、認証データを入力するための認証デバイスとを備え、前記CPUが、前記認証デバイスから入力された認証データを処理する機能を有する電子機器の制御方法であって、
    前記CPUに対する電力供給が電源制御手段によりオフに制御されている省電力モード状態で認証デバイスに対する認証データの入力の有無を検知する工程と、前記認証データの入力が検知されたとき、前記認証デバイスが、前記電源制御手段に対し復帰信号を出力する工程と、前記電源制御手段は、その復帰信号の入力に基づいて、前記CPUに対する電力供給をオフからオンに復帰させる工程とを有することを特徴とする電子機器の制御方法。
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