JP2015022249A - 光路分岐光学系及びこの光路分岐光学系を用いた照明光源装置及びこの照明光源装置を用いた画像表示装置及びこの画像表示装置を用いた投射装置 - Google Patents
光路分岐光学系及びこの光路分岐光学系を用いた照明光源装置及びこの照明光源装置を用いた画像表示装置及びこの画像表示装置を用いた投射装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】小型かつコンパクトで製作が容易な光路分岐光学系を提供する。【解決手段】光路分岐光学系2は、励起光BPの射出光路P1に位置されたとき励起光を透過させ透過方向前方に透過光路P2を生成する透過部と、射出光路P1に位置されたとき励起光を反射させ反射方向前方に反射光路P3を生成する反射部とを有する光路分岐部材5と、反射光路P3に配設されかつ反射光路P3に導かれた励起光を光路分岐部材5に向けて偏向する光路偏向部材6とを備える。光路分岐部材5は、透過光路P2が生成されたとき透過光路P2に導かれた励起光により赤色光RPを生成する光路P4が形成され、反射光路P3が生成されたとき反射光路P3に導かれた励起光により、青色光を生成する光路P5と緑色光を生成する光路P6とが透過と反射との関係により時分割して形成されるように、透過部と反射部とがセグメント領域に領域分割される。【選択図】図1a
Description
本発明は、光路分岐光学系及びこの光路分岐光学系を用いた照明光源装置及びこの照明光源装置を用いた画像表示装置及びこの画像表示装置を用いた投射装置の改良に関する。
従来から、投射装置には、励起光源として青色レーザ光を発生するレーザダイオードの射出光路に透過部と反射部とに領域分割された回転ミラーホイールを2個直列に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この投射装置では、その2個の回転ミラーホイールを同期して回転させ、この2個の回転ミラーの反射・透過の関係により、青色光を生成する光路と、緑色光を生成する光路と、赤色光を生成する光路とを時間的に分割して形成している。
また、投射装置には、白色光源と、光路分岐部材としてのカラーホイールと、光路偏向部材としての可視光反射ミラーとを備えた構成のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
そのカラーホィールには、回転中心軸の回りに、60度毎に赤色光を反射しかつ緑色光と青色光とを透過するフィルタ領域と、青色光を反射しかつ緑色光と赤色光とを透過するフィルタ領域と、緑色光を反射しかつ赤色光と青色光とを透過するフィルタ領域とが形成されている。
このものでは、白色光源からの白色光を構成する三原色の光成分のうちの一色の光成分はその一色(例えば、青色)の光成分を反射するフィルタ領域により反射される。残りの二色(例えば、赤色と緑色)の光成分は、このフィルタ領域を透過して可視光反射ミラーに導かれ、この可視光反射ミラーによりカラーホイールに向けて反射される。
その残りの二色(赤色と緑色)の光成分はその一色(青色)の光成分を反射させるフィルタ領域とは異なるフィルタ領域(例えば、赤色の光成分を反射しかつ青色の光成分と緑色の光成分を透過するフィルタ領域)により反射・透過の関係により分離される。これにより、白色光が青色光と緑色光と緑色光との三原色に分解される。
その特許文献1に開示の技術では、青色光を生成する光路と緑色光を生成する光路と赤色光を生成する光路とを形成するために、励起光源として青色レーザ光を発生するレーザダイオード用いているので、青色光を生成する光路に青色光を生成するための波長変換部材としての蛍光体を設ける必要がなく、照明光源装置の小型化、コンパクト化を図ることができる。
しかしながら、この特許文献1に開示の技術では、2個の回転ミラーホイールを同期して回転させるための回転駆動源がそれぞれ必要となるため、光路分岐光学系が大型化する。また、回転ミラーを同期回転させるための制御装置の構造も複雑化する。このため、小型化、コンパクト化を図り難いという不都合がある。
一方、特許文献2に開示の技術では、光路分岐部材としてのカラーフィルタと光路偏向部材とにより、青色光を生成する光路と緑色光を生成する光路と赤色光を生成する光路とを形成しているので、回転駆動源を別々に設ける必要がなく、光路分岐光学系のコンパクト化を図ることができる。しかしながら、照明光源装置として白色光源を用いるので、照明光源装置が大型化するという不都合がある。
また、光路分岐部材としてのカラーホイールに、60度毎に赤色光を反射しかつ緑色光と青色光とを透過するフィルタ領域と、青色光を反射しかつ緑色光と赤色光とを透過するフィルタ領域と、緑色光を反射しかつ赤色光と青色光とを透過するフィルタ領域とを形成しなければならないため、光路分岐部材の製造が複雑化するという問題がある。
本発明は、小型かつコンパクトで製作が容易な光路分岐光学系及びこの光路分岐光学系を用いた照明光源装置及びこの照明光源装置を用いた画像表示装置及びこの画像表示装置を用いた投射装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光路分岐光学系は、励起光源からの励起光の射出光路に位置されたときに前記励起光を透過させて透過方向前方に透過光路を生成する透過部と前記射出光路に位置されたときに前記励起光を反射させて反射方向前方に反射光路を生成する反射部とを有する光路分岐部材と、
前記反射光路と前記透過光路とのいずれか一方に配設されかつ前記反射光路に配設されている場合には前記反射光路に導かれた励起光を前記光路分岐部材に向けて偏向し、前記透過光路に配設されている場合には前記透過光路に導かれた励起光を前記光路分岐部材に向けて偏向する光路偏向部材とを備えている。
前記反射光路と前記透過光路とのいずれか一方に配設されかつ前記反射光路に配設されている場合には前記反射光路に導かれた励起光を前記光路分岐部材に向けて偏向し、前記透過光路に配設されている場合には前記透過光路に導かれた励起光を前記光路分岐部材に向けて偏向する光路偏向部材とを備えている。
前記光路分岐部材は、前記光路偏向部材が前記反射光路に配設されている場合には、前記透過光路が生成されたときに該透過光路に導かれた励起光により. 青色光を生成する光路と、緑色光を生成する光路と、赤色光を生成する光路とのうちの一つの光路が形成され、前記反射光路が生成されたときに前記反射光路に導かれた励起光により、残余の二つの光路が透過と反射との関係により時分割して形成されるように、前記光路偏向部材が前記透過光路に配設されている場合には前記反射光路が生成されたときに該反射光路に導かれた励起光により、前記青色光を生成する光路と、前記緑色光を生成する光路と、前記赤色光を生成する光路とのうちの一つの光路が形成され、前記透過光路が生成されたときに前記透過光路に導かれた励起光により残余の二つの光路が透過と反射との関係により時分割して形成されるように、前記透過部と前記反射部とがセグメント領域に領域分割されている。
本発明によれば、光路分岐部材は、光路偏向部材が前記反射光路に配設されている場合には、透過光路が生成されたときに透過光路に導かれた励起光により.青色光を生成する光路と、緑色光を生成する光路と、赤色光を生成する光路とのうちの一つの光路が形成され、反射光路が生成されたときに反射光路に導かれた励起光により、残余の二つの光路が透過と反射との関係により時分割して形成されるように、透過部と反射部とがセグメント領域に領域分割されているので、光路分岐部材の製作が容易であると共に、光路分岐光学系の小型化、コンパクト化を図ることができる。光路偏向部材が透過光路に配設されている場合にも、同様の効果を奏する。
(実施例1)
図1(a)〜図6(a)は本発明の実施例1に係る光路分岐光学系を有する照明光源装置を示す光学図である。
その図1(a)〜図6(a)において、符号1は照明光源装置、符号2は光路分岐光学系を示す。照明光源装置1は、励起光源3、集光素子4としてのコリメートレンズ、光路分岐光学系2を有する。
図1(a)〜図6(a)は本発明の実施例1に係る光路分岐光学系を有する照明光源装置を示す光学図である。
その図1(a)〜図6(a)において、符号1は照明光源装置、符号2は光路分岐光学系を示す。照明光源装置1は、励起光源3、集光素子4としてのコリメートレンズ、光路分岐光学系2を有する。
励起光源3は、この実施例1では、励起光として青色レーザ光BPを発生する青色レーザダイオードである。集光素子4は、その青色レーザ光BPの射出光路P1に設けられ、その青色レーザ光BPを集光する役割を果たす。
光路分岐光学系2は、光路分岐部材5と光路偏向部材6とを有する。その光路分岐部材5は、図1(b)〜図6(b)に示す回転中心軸O1を中心にして、図1(a)〜図6(a)に示す回転駆動源(例えば、駆動モータ)7’により回転駆動される回転円板から構成されている。その光路分岐部材5は、ここでは、その射出光路P1に対して45度の角度で配設されているが、これに限られるものではない。
その光路分岐部材5は、励起光源3からの青色レーザ光BPの射出光路P1に位置されたときに青色レーザ光BPを透過させて透過方向前方に透過光路P2を生成する透過部Tと、射出光路P1に位置されたときに青色レーザ光BPを反射させて反射方向前方に反射光路P3を生成する反射部Rとを有する。この透過部Tは、例えば、青色レーザ光BPを透過するダイクロイックミラーにより形成し、反射部Rは青色レーザ光BPを反射するダイクロイックミラーにより形成できる。
光路偏向部材6は、この図1(a)〜図6(a)では、反射光路P3に、光路分岐部材5に対して平行に設けられている。この光路偏向部材6は、反射光路P3に導かれた青色レーザ光BPを再度、光路分岐部材5に向けて偏向する役割を果たす。
なお、この実施例1では、光路偏向部材6が光路分岐部材5に対して平行に設けられているが、反射光路P3に導かれた青色レーザ光BPを光路分岐部材5に向けて偏向する機能を有すれば良く、必ずしも平行でなくとも良い。
また、この実施例1では、光路偏向部材6は、1枚構成であるが2枚構成でも良い。更に、この実施例1では、光路偏向部材6は反射光路P3に設けられているが、透過光路P2に設けても良い。
光路分岐部材5は、透過光路P2のみが実質的に生成されたときに透過光路P2に導かれた青色レーザ光BPにより赤色光RPを生成する光路P4が生成され、反射光路P3のみが実質的に生成されたときに反射光路P3に導かれた青色レーザ光BPにより、青色光BP’を生成する光路P5と緑色光GPを生成する光路P6との二つの光路が透過と反射との関係により時分割して形成されるように、透過部Tと反射部Rとが仮想的にセグメント領域に領域分割されている。
なお、この実施例では、透過部Tと反射部Rとを仮想的にセグメント領域に領域分割することとして説明したが、これに限るものではなく、各セグメント領域を物理的に領域分割して形成することもできる。
なお、この実施例では、透過部Tと反射部Rとを仮想的にセグメント領域に領域分割することとして説明したが、これに限るものではなく、各セグメント領域を物理的に領域分割して形成することもできる。
すなわち、透過部Tと反射部Rとは、図1(b)ないし図6(b)に示すように、回転中心軸O1を中心にして、扇形形状のセグメント領域に領域分割されている。ここでは、透過部Tの扇形の角度は120度、反射部Rの扇形の角度は240度である。
その透過部Tは仮想的に同形状の扇形のセグメント領域1T、2Tに二分割されている。反射部Rは仮想的に同形状の扇形のセグメント領域3R、4R、5R、6Rに四分割されている。
すなわち、その光路分岐部材5は、仮想的に角度60度の扇形のセグメント領域に6分割され、回転中心軸O1の回りに60度毎に対称の仮想的なセグメント領域1T、2T、3R〜6Rを有する。
光路P4には、ダイクロイックミラー7と波長変換部材としての蛍光部材8とが設けられている。蛍光部材8は、青色レーザ光BPにより励起されて赤色光RPを発生する蛍光物質8aと反射基板8bとから構成されている。
そのダイクロイックミラー7は、青色レーザ光BPを透過しかつ赤色光RPを反射する機能を有すると共に、後述するダイクロイックミラーと協働して合成光路を形成する光路合成部材としての機能を有する。
光路P6には、ダイクロイックミラー9と波長変換部材としての蛍光部材10とが設けられている。蛍光部材10は青色レーザ光BPにより励起されて緑色光GPを発生する蛍光物質10aと反射基板10bとから構成されている。
そのダイクロイックミラー9は、青色レーザ光BPと赤色光RPとを透過しかつ緑色蛍光GPを反射する機能を有すると共に、ダイクロイックミラー7と協働して合成光路を形成する光路合成部材としての機能を有する。
光路P5には、青色レーザ光BPを反射しかつ赤色光RPと緑色光GPとを透過すると共にダイクロイックミラー7、9と協働して合成光路を形成する機能を有するダイクロイックミラー11が設けられている。
以下に、この照明光源装置1の作用を説明する。
以下に、この照明光源装置1の作用を説明する。
(実施例1の作用)
ここでは、光路分岐部材5は、透過部Tのセグメント領域1Tが射出光路P1に位置している状態を基準として、この状態から青色レーザ光BPの進行方向に対して右回り方向(矢印X1方向)に等速回転するものとして説明する。
ここでは、光路分岐部材5は、透過部Tのセグメント領域1Tが射出光路P1に位置している状態を基準として、この状態から青色レーザ光BPの進行方向に対して右回り方向(矢印X1方向)に等速回転するものとして説明する。
図1(a)に示すように、透過部Tのセグメント領域1Tが射出光路P1に位置するときには、透過光路P2のみが生成される。青色レーザ光BPはその透過光路P2を経由してダイクロイックミラー7に導かれ、このダイクロイックミラー7を透過して蛍光部材8に照射される。これにより、蛍光物質8aが青色レーザ光BPにより励起され、赤色光RPが生成される。
この赤色光RPはダイクロイックミラー7により反射され、ダイクロイックミラー9に導かれる。この赤色光RPはそのダイクロイックミラー9を通過して、ダイクロイックミラー11に導かれ、このダイクロイックミラー11を透過した後、後述する投射光学系に導かれる。図2(a)に示すように、透過部Tのセグメント領域2Tが射出光路P1に位置するときにも、同様に透過光路P4のみが生成されるため、赤色光RPのみが生成される。
透過光路P2のみが生成されているときには、図1(b)、図2(b)に示すように、セグメント領域4R、5Rには、青色レーザ光BPは照射されていない。
透過光路P2のみが生成されているときには、図1(b)、図2(b)に示すように、セグメント領域4R、5Rには、青色レーザ光BPは照射されていない。
ついで、図3に示すように、反射部Rのセグメント領域3Rが射出光路P1に位置すると、反射光路P3のみが生成される。これにより、青色レーザ光BPは、光路偏向部材6に向けて反射される。青色レーザ光BPは、この光路偏向部材6により再度、光路分岐部材5に向けて反射され、その反射部Rのセグメント領域6Rに導かれる。すなわち、セグメント領域6Rが青色レーザ光BPにより照射される。
このセグメント領域6Rにより青色光BP’を生成する光路P5が形成される。その青色レーザ光BPは、そのセグメント領域6Rにより形成された光路P5を通って、光路偏向部材6に再度導かれる。
その青色レーザ光BPは、その光路偏向部材6により再度反射されて、ダイクロイックミラー11に導かれ、このダイクロイックミラー11により反射されて、青色光BP’として後述する投射光学系に導かれる。
ついで、図4(a)に示すように、反射部Rのセグメント領域4Rが射出光路P1に位置すると、同様に、反射光路P3のみが生成される。青色レーザ光BPは、同様に、光路偏向部材6に向けて反射されて、この光路偏向部材6により、再度、光路分岐部材5に向けて偏向される。
反射部Rのセグメント領域4Rが射出光路P1に位置するとき、光路偏向部材6により反射された青色レーザ光BPの反射方向前方には透過部Tのセグメント領域1Tが位置する。すなわち、反射光路P3には、セグメント領域1Tが位置して、セグメント領域1Tに青色レーザ光BPが照射される。
青色レーザ光BPは、このセグメント領域1Tを透過するため、このセグメント領域1Tにより緑色光GPを生成する光路P6が形成される。その青色レーザ光BPは、そのセグメント領域1Tを透過して、ダイクロイックミラー9に導かれる。
その青色レーザ光BPは、ダイクロイックミラー9を透過して、蛍光部材10に照射される。これにより、蛍光物質10aが青色レーザ光BPにより励起され、緑色光GPが生成される。この緑色光GPは、ダイクロイックミラー9により反射された後、ダイクロイックミラー11に導かれる。この緑色光GPは、そのダイクロイックミラー11を通過して、後述する投射光学系に導かれる。
図5(a)に示すように、反射部Rのセグメント領域5Rが位置したときにも、同様に反射光路P3のみが形成され、その反射光路P3にはセグメント領域2Tが位置するため、同様に緑色光GPが生成される。
ついで、図6(a)に示すように、反射部Rのセグメント領域6Rが射出光路P1に位置すると、反射光路P3のみが生成される。青色レーザ光BPは、光路偏向部材6に向けて反射されて、この光路偏向部材6により光路分岐部材5の反射部Rのセグメント領域3Rに導かれる。
このセグメント領域3Rにより青色光BP’を生成する光路P5が形成される。その青色レーザ光BPは、そのセグメント領域3Rにより形成された光路P5を通って、光路偏向部材6に向けて再度導かれる。
その青色レーザ光BPは、その光路偏向部材6により反射されて、ダイクロイックミラー11に導かれ、このダイクロイックミラー11により反射されて、青色光BP’として後述する投射光学系に導かれる。
このように、光路分岐部材5の一回転中に青色光BP’と緑色光GPと赤色光RPとが周期的に生成される。
すなわち、光路分岐部材5が等速回転するものとすると、光路分岐部材5の一回転中に、青色光BP’を生成する光路P5と緑色光GPを生成する光路P6と赤色光RPを生成する光路P4とを同一時間形成することができる。
すなわち、光路分岐部材5が等速回転するものとすると、光路分岐部材5の一回転中に、青色光BP’を生成する光路P5と緑色光GPを生成する光路P6と赤色光RPを生成する光路P4とを同一時間形成することができる。
この照明光源装置1によれば、ダイクロイックミラー11から投射光学系に導かれる光の色は、光路分岐部材5の一回転中、すなわち、一周期の間に、赤、赤、青、緑、緑、青の順番に切り替えられ、一周期の間で赤色の持続時間と緑色の持続時間と青色の持続時間とが同一の状態が繰り返される。
この実施例1では、光路分岐部材5を回転方向に6分割して仮想的なセグメント領域を60度毎に形成することにしたがこれに限られるものではない。
(変形例1)
例えば、図6cに示すように、透過部Tの角度(セグメント領域1Tの角度θ1とセグメント領域2Tの角度θ1との和の角度)2θ1と、この各セグメント領域1T、2Tに対して回転中心軸O1を境にしてそれぞれ180度対称位置に存在する反射部Rのセグメント領域4Rの角度θ1’とセグメント領域5Rの角度θ1’との和の角度2θ1’を同一(2θ1’=2θ1)とし、反射部Rのセグメント領域3Rの角度θ2とセグメント領域6Rの角度θ2’とを同じ角度θ2=θ2’とするとき、2θ1+θ2=180度の関係を満たすように設定すれば良い。
(変形例1)
例えば、図6cに示すように、透過部Tの角度(セグメント領域1Tの角度θ1とセグメント領域2Tの角度θ1との和の角度)2θ1と、この各セグメント領域1T、2Tに対して回転中心軸O1を境にしてそれぞれ180度対称位置に存在する反射部Rのセグメント領域4Rの角度θ1’とセグメント領域5Rの角度θ1’との和の角度2θ1’を同一(2θ1’=2θ1)とし、反射部Rのセグメント領域3Rの角度θ2とセグメント領域6Rの角度θ2’とを同じ角度θ2=θ2’とするとき、2θ1+θ2=180度の関係を満たすように設定すれば良い。
例えば、2θ1=90度、θ2=90度とすると、画像の一フレームを光路分岐部材5の回転角度360度に対応させると、赤色と緑色とが生成される時間は、光路分岐部材5の回転角度に換算して90度、青色の生成される時間は、光路分岐部材5の回転角度に換算して180度となる。
また、例えば、2θ1=130度、θ2=50度とすると、画像の1フレームを光路分岐部材5の回転角度360度に対応させると、赤色と緑色が生成される持続時間は、光路分岐部材5の回転角度に換算して130度、青色が生成される持続時間は、光路分岐部材5の回転角度にして100度となる。
なお、ホワイトバランスの調整は、赤色、緑色、青色の光の強度に応じて、光路P4と光路P5と光路P6とが1周期中に生成される持続時間を調整することにより行なわれる。
なお、ホワイトバランスの調整は、赤色、緑色、青色の光の強度に応じて、光路P4と光路P5と光路P6とが1周期中に生成される持続時間を調整することにより行なわれる。
(変形例2)
その実施例1では、透過光路P2を進行する青色レーザ光BPの進行方向前方に赤色光RPを発生する蛍光物質8aが配置され、反射光路P3を進行して偏向部材6により反射されかつセグメント領域1T、2Tを透過して進行する青色レーザ光BPの進行方向前方に緑色光GPを発生する蛍光物質10aが配置されている。
その実施例1では、透過光路P2を進行する青色レーザ光BPの進行方向前方に赤色光RPを発生する蛍光物質8aが配置され、反射光路P3を進行して偏向部材6により反射されかつセグメント領域1T、2Tを透過して進行する青色レーザ光BPの進行方向前方に緑色光GPを発生する蛍光物質10aが配置されている。
しかしながら、光路P5に図6dに示すように赤色光RPを発生する蛍光部材8を配置し、透過光路P2を進行する青色レーザ光BPにより青色光BP’を生成する構成とすることもできる。
この場合には、ダイクロイックミラー7の代わりに全反射ミラー7”を透過光路P2に配置する。また、ダイクロイックミラー9の代わりに、青色光BP’を透過しかつ緑色光GPを反射させるダイクロイックミラー9’を用いる。更に、ダイクロイックミラー11の代わりに、赤色光RPを反射し、緑色光GPと青色光BP’とを透過するダイクロイックミラー11’を用いる。
この変形例によれば、θ1=130度、θ2=100度とすると、青色光BP’の持続時間と緑色光GPの持続時間とは光路分岐部材5の回転角度にして130度に相当する時間、赤色光RPの持続時間は光路分岐部材5の回転角度にして100度に相当する時間となる。
また、光路P5に緑色光GPを発生する蛍光部材10を配置することもできる。この場合には、青色光GP’の持続時間と赤色光RPの持続時間とは光路分岐部材5の回転角度にして130度に相当する時間、緑色光GPの持続時間は光路分岐部材5の回転角度にして100度に相当する時間となる。
なお、ダイクロイックミラー9’、11’の光学特性については、赤色光RPと青色光BP’と緑色光GPとが投射光学系に導かれる特性であれば良いので、その反射・透過の関係の詳細な説明を省略する。
(実施例2)
図8は本発明の実施例1に係る光源装置1を備えた投射装置の全体構成を示すブロック図である。
その図8において、符号20は投射装置を示している。この投射装置20は、実施例1に係る照明光源装置1と、画像入力インターフェース部21と、制御装置22と、光源駆動装置23と、投射光学系24とから構成されている。
図8は本発明の実施例1に係る光源装置1を備えた投射装置の全体構成を示すブロック図である。
その図8において、符号20は投射装置を示している。この投射装置20は、実施例1に係る照明光源装置1と、画像入力インターフェース部21と、制御装置22と、光源駆動装置23と、投射光学系24とから構成されている。
なお、この実施例2では、照明光源装置1には、ダイクロイックミラー7と蛍光部材8との間に集光素子8’が設けられ、ダイクロイックミラー9と蛍光部材10との間に集光素子10’が設けられて、蛍光部材8、10に対する青色レーザ光BPの照射強度が高められるようになっている。
投射光学系24は、集光素子24A、ライトトンネル24B、照明レンズ25、26、反射ミラー27、凹面ミラー28、カラー画像を形成する画像形成部(画像形成パネル)としてのデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)29、投射レンズ30から概略構成されている。その照明光源装置1と、デジタルマイクロミラーデバイス29と、画像情報に基づいて照明光源装置1とデジタルマイクロミラーデバイス29と制御装置22とにより画像表示装置が構成される。
画像入力インターフェース部21には、図示を略す外部機器から画像情報が入力される。
制御装置22は光源駆動装置23、デジタルマイクロミラーデバイス29を画像情報に基づいて駆動制御する他、投射装置全体の回路を統括制御する。
制御装置22は光源駆動装置23、デジタルマイクロミラーデバイス29を画像情報に基づいて駆動制御する他、投射装置全体の回路を統括制御する。
その光源駆動装置23は、画像情報に基づいて制御装置22に制御されつつ励起光源3を発光・消灯制御する。デジタルマイクロミラーデバイス29は画素単位のマイクロミラーを有する。なお、画像情報の一フレームの期間と励起光源3の発光状態と光路分岐部材の1回転中のセグメント領域と生成される各色の光との関係の詳細については後述する。
ダイクロイックミラー11により反射された青色光BP’とダイクロイックミラー11を透過した緑色光GPと赤色光RPとは集光素子24Aによりライトトンネル24Bに導かれる。
ライトトンネル24Bは、光強度むらを除去する機能を有する。各色の光はライトトンネル24Bを進行中にライトトンネル内で多重反射されて、強度分布が均一な光とされて、ライトトンネル24Bから射出される。
この各色の光は、照明レンズ25、26に導かれて、この照明レンズ25、26により集光された後、反射ミラー27に導かれる。
この各色の光は、照明レンズ25、26に導かれて、この照明レンズ25、26により集光された後、反射ミラー27に導かれる。
その各色の光は、その反射ミラー27により反射され、凹面ミラー28に導かれ、この凹面ミラー28によりデジタルマイクロミラーデバイス29に向かって反射される。
そのデジタルマイクロミラーデバイス29は、マイクロミラーの角度が二位置制御される。制御装置22は、画像情報に基づきそのマイクロミラーの角度の二位置制御の繰り返し時間間隔を制御する。これにより、階調制御が行われる。
そのデジタルマイクロミラーデバイス29は、マイクロミラーの角度が二位置制御される。制御装置22は、画像情報に基づきそのマイクロミラーの角度の二位置制御の繰り返し時間間隔を制御する。これにより、階調制御が行われる。
そのデジタルマイクロミラーデバイス29により反射された各色の光は、投射レンズ30により、拡大されてスクリーンS1に投影される。これにより、スクリーンS1に画像が投影される。
(画像情報の一フレームの期間と励起光源の発光状態と光路分岐部材の1回転中のセグメント領域と生成される各色の光との関係)
図8は、1フレーム中に生成される青色光と赤色光と緑色光との持続する時間(持続時間)と光路分岐部材のセグメント領域との関係の一例を示すタイムシーケンス図である。
制御装置22は、画像情報が入力されると、光源駆動装置23により励起光源3をオン(on)して、発光させる(図8(b)参照)。
図8は、1フレーム中に生成される青色光と赤色光と緑色光との持続する時間(持続時間)と光路分岐部材のセグメント領域との関係の一例を示すタイムシーケンス図である。
制御装置22は、画像情報が入力されると、光源駆動装置23により励起光源3をオン(on)して、発光させる(図8(b)参照)。
(具体例1)
ここで、図8(a)に示す画像情報の任意のn番目のフレームの開始時期、n+1番目のフレームの開始時期がセグメント領域1Tの開始時期(0°)に対応するものとすると、図8(c)に示すように、セグメント領域1T、2Tは赤色光RPの持続時間(120度相当)に対応している。
ここで、図8(a)に示す画像情報の任意のn番目のフレームの開始時期、n+1番目のフレームの開始時期がセグメント領域1Tの開始時期(0°)に対応するものとすると、図8(c)に示すように、セグメント領域1T、2Tは赤色光RPの持続時間(120度相当)に対応している。
また、セグメント領域3Rは青色光BP’の持続時間(60度相当)に対応し、セグメント領域4R、5Rは緑色光GPの持続時間(120°相当)に対応し、セグメント領域6Rは青色光BP’の持続時間(60°相当)に対応している。
励起光源3は連続点灯され、一フレームの期間内で白色となるように、各色の光のパワー強度又は青色光BP’、緑色光GP、赤色光RPの照射時間が調整される。
励起光源3は連続点灯され、一フレームの期間内で白色となるように、各色の光のパワー強度又は青色光BP’、緑色光GP、赤色光RPの照射時間が調整される。
(具体例2)
この具体例2では、透過部Tを90度とし、かつ、反射部Rを270度として、透過部Tの扇形の角度を45度として2個の仮想的なセグメント領域1Tと2Tとを形成し、反射部Rを扇形の角度が90度の仮想的なセグメント領域3Rと6Rと、扇形の角度が45度の仮想的なセグメント領域4Rと5Rとに分割したものである(図6(c)参照)。
この具体例2では、透過部Tを90度とし、かつ、反射部Rを270度として、透過部Tの扇形の角度を45度として2個の仮想的なセグメント領域1Tと2Tとを形成し、反射部Rを扇形の角度が90度の仮想的なセグメント領域3Rと6Rと、扇形の角度が45度の仮想的なセグメント領域4Rと5Rとに分割したものである(図6(c)参照)。
この具体例2では、図9(c)に示すように、セグメント領域1T、2Tは、赤色光RPの持続時間(90°相当)に対応し、セグメント領域3Rは、青色光BP’の持続時間(90°相当)に対応し、セグメント領域4R、5Rは緑色光(GP)の持続時間(90°)に対応し、セグメント領域6Rは、図9(b)、図9(c)に示すように、励起光源3の消灯時間に対応している。
この具体例2によれば、赤色光RP、青色光BP’、緑色光GPを1フレーム期間内に各1回ずつ生成する制御となるので、具体例1のように、青色光BP’を一フレーム期間内に2回発生する制御に較べて、画像生成制御の単純化を図ることができる。
その結果、複雑な画像に対して画像生成の制御の追従性が向上し、画像品質の向上を図ることができる。更に、一フレーム期間中に、励起光源3を消灯するので、励起光源3の発熱による光源装置1の温度上昇を抑制でき、ひいては、励起光源3の温度上昇に伴う発光効率の低下を防止できる。
(具体例3)
この具体例3では、図10に示すように、赤色光RPの持続時間(90°相当)と、青色光BP’の持続時間(90°相当)と、緑色光GPの持続時間(90°相当)と、青色光BP’の持続時間(90°相当)とを同じにし、一フレームの期間中に青色光BP’を2回生成したときに、ホワイトバランスを確保するために、青色光BP’の持続時間中に、励起光源3のパワーを他の色(赤色光RP、緑色光GP)の持続時間中の励起光源3のパワーの2分の1のパワーとしたものである。
この具体例3では、図10に示すように、赤色光RPの持続時間(90°相当)と、青色光BP’の持続時間(90°相当)と、緑色光GPの持続時間(90°相当)と、青色光BP’の持続時間(90°相当)とを同じにし、一フレームの期間中に青色光BP’を2回生成したときに、ホワイトバランスを確保するために、青色光BP’の持続時間中に、励起光源3のパワーを他の色(赤色光RP、緑色光GP)の持続時間中の励起光源3のパワーの2分の1のパワーとしたものである。
(実施例2の変形例)
図11は照明光源装置1として、図6dに示す構成のものを搭載した投射装置の画像情報の一フレームの期間と励起光源の発光状態と光路分岐部材の1回転中のセグメント領域と生成される各色の光との関係を示す説明図である。
図11は照明光源装置1として、図6dに示す構成のものを搭載した投射装置の画像情報の一フレームの期間と励起光源の発光状態と光路分岐部材の1回転中のセグメント領域と生成される各色の光との関係を示す説明図である。
この変形例では、青色光BP’の持続時間(90°相当)と、緑色光GPの持続時間(90°相当)と、赤色光RPの持続時間(90°相当)と緑色光GPの持続時間とを同じにし、一フレームの期間中に緑色光GPを2回生成したときに、ホワイトバランスを確保を図するために、緑色光BP’の持続時間中に、励起光源3のパワーを他の色(赤色光RP、青色光GP)の持続時間中の励起光源3のパワーの2分の1のパワーとしたものである。
なお、一フレーム内でセグメント領域に対応して生成される青色光が持続する時間と赤色光が持続する時間と緑色光が持続する時間との時間配分に対応して、一フレーム内で白色となるように前記励起光源3のパワーを制御することにより、ホワイトバランス調整を行う構成とすることもできる。
なお、一フレーム内でセグメント領域に対応して生成される青色光が持続する時間と赤色光が持続する時間と緑色光が持続する時間との時間配分に対応して、一フレーム内で白色となるように前記励起光源3のパワーを制御することにより、ホワイトバランス調整を行う構成とすることもできる。
なお、この実施例2では、画像情報が画像入力インターフェース部21を介して外部から入力されることとして説明したが、画像情報を投射装置の内部で生成する構成とすることもできる。
(実施例3)
図12は本発明の実施例3に係る照明光源装置1の光学図である。
この実施例3では、励起光源3には、紫外線波長領域のレーザ光VPを発生するレーザダイオードが用いられている。
図12は本発明の実施例3に係る照明光源装置1の光学図である。
この実施例3では、励起光源3には、紫外線波長領域のレーザ光VPを発生するレーザダイオードが用いられている。
光路P2にはレーザ光VPを透過しかつ赤色光RPを反射するダイクロイックミラー30とレーザ光VPにより励起されて赤色光RPを発生する蛍光部材8が設けられている。
光路P6には、レーザ光VPと赤色光RPとを透過しかつ緑色光GPを反射するダイクロイックミラー31と、レーザ光VPにより励起されて緑色光GPを発生する蛍光部材10とが設けられている。
光路P5には、レーザ光VPと赤色光RPと緑色光GPとを透過しかつ青色光BP’を反射するダイクロイックミラー32と、レーザ光VPにより励起されて青色光BPを発生する蛍光部材33とが設けられている。この蛍光部材33は、蛍光部材8、10と同様に蛍光物質33aと反射基板33bとから構成される。
この照明光源装置1の作用は、実施例1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
この照明光源装置1の作用は、実施例1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
(実施例4)
図13は本発明の実施例4に係る照明光源装置1の光学図である。
この実施例4では、図13に示すダイクロイックミラー30〜32を用いる代わりに、クロスプリズム34を用いて光路合成が図られている。
図13は本発明の実施例4に係る照明光源装置1の光学図である。
この実施例4では、図13に示すダイクロイックミラー30〜32を用いる代わりに、クロスプリズム34を用いて光路合成が図られている。
励起光源3には、図13と同様に紫外線波長領域のレーザ光VPを発生するレーザダイオードが用いられている。光路P2には赤色光RPを発生する蛍光部材8が配置されている。
光路P6には、緑色光GPを発生する蛍光部材10が配置されている。光路P5には青色光BP’を発生する蛍光部材33が配置されている。
光路P6には、緑色光GPを発生する蛍光部材10が配置されている。光路P5には青色光BP’を発生する蛍光部材33が配置されている。
各蛍光部材8、10、33は、図14に拡大して示すように、一対の透明基板34、35を有し、この一対の透明基板34、35の間に蛍光物質36が設けられている。レーザ光VPが入射する側の透明基板34には蛍光物質36と密接する内面側にレーザ光VPを透過しかつ蛍光を反射するダイクロイックミラー膜34aが形成されている。
レーザ光VPが入射する側とは反対側の透明基板35には、蛍光物質36と密接する側の面とは反対側の外面にレーザ光VPを反射しかつ蛍光を透過するダイクロイックミラー膜35aが形成されている。
これにより、レーザ光VPが画像形成部に導かれるのが阻止され、蛍光が効率良く画像形成部に導かれる。光路P6には、緑色光GPの進行方向前方に光路合成部材としてのクロスプリズム37が配置されている。光路P4には赤色光RPの進行方向前方に赤色光RPをクロスプリズム37に向けて反射する反射ミラー38が設けられている。
光路P5には、青色光BP’の進行方向前方に青色光BP’をクロスプリズム37に向けて反射する反射ミラー39が設けられている。クロスプリズム37は、赤色光RPを反射しかつ緑色光GPと青色光BP’とを透過するダイクロイックミラー面37aと青色光BP’を反射しかつ緑色光GPと赤色光RPとを透過するダイクロイックミラー面37bとを有する。
青色光と緑色光と赤色光とは、このクロスプリズムにより光路合成されて、投射光学系に導かれる。これにより、照明光源装置1のより一層の小型化、コンパクト化を図ることができ、蛍光を効率良く画像形成部に導くことができる。また、小型化、コンパクト化を図れるので、照明効率の向上を図ることができる。
なお、破線で示すように、クロスプリズム37の各入射面に対向して画像形成部としての液晶パネル37R、37G、37Bを設ける構成とすることもできる。
1…照明光源装置
2…光路分岐光学系
3…励起光源
5…光路分岐部材
6…光路偏向部材
P1…射出光路
P2…透過光路
P3…反射光路
P4〜P6…光路
R…反射部
T…透過部
2…光路分岐光学系
3…励起光源
5…光路分岐部材
6…光路偏向部材
P1…射出光路
P2…透過光路
P3…反射光路
P4〜P6…光路
R…反射部
T…透過部
Claims (10)
- 励起光源からの励起光の射出光路に位置されたときに前記励起光を透過させて透過方向前方に透過光路を生成する透過部と前記射出光路に位置されたときに前記励起光を反射させて反射方向前方に反射光路を生成する反射部とを有する光路分岐部材と、
前記反射光路と前記透過光路とのいずれか一方に配設されかつ前記反射光路に配設されている場合には前記反射光路に導かれた励起光を前記光路分岐部材に向けて偏向し、前記透過光路に配設されている場合には前記透過光路に導かれた励起光を前記光路分岐部材に向けて偏向する光路偏向部材とを備え、
前記光路分岐部材は、前記光路偏向部材が前記反射光路に配設されている場合には、前記透過光路が生成されたときに該透過光路に導かれた励起光により青色光を生成する光路と、緑色光を生成する光路と、赤色光を生成する光路とのうちの一つの光路が生成され、前記反射光路が生成されたときに前記反射光路に導かれた励起光により、残余の二つの光路が透過と反射との関係により形成されるように、前記光路偏向部材が前記透過光路に配設されている場合には前記反射光路が生成されたときに該反射光路に導かれた励起光により、前記青色光を生成する光路と、前記緑色光を生成する光路と、前記赤色光を生成する光路とのうちの一つの光路が生成され、前記透過光路が生成されたときに前記透過光路に導かれた励起光により残余の二つの光路が透過と反射との関係により時間的に分割して形成されるように、前記透過部と前記反射部とがセグメント領域に分割されて形成されていることを特徴とする光路分岐光学系。 - 前記光路分岐部材が回転円板から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光路分岐光学系。
- 前記励起光源と、前記励起光源から射出された前記励起光を集光する集光素子と、請求項1又は請求項2に記載の光路分岐光学系とを有する照明光源装置。
- 前記励起光源が紫外線波長領域のレーザ光を発生するレーザダイオードであり、前記青色光を生成する光路に前記レーザ光により青色光を生成する青色光生成用波長変換部材が配置され、前記緑色光を生成する光路に前記レーザ光により緑色光を生成する緑色光生成用波長変換部材が設けられ、前記赤色光を生成する光路に前記レーザ光により赤色光を生成する赤色光生成用波長変換部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の照明光源装置。
- 前記励起光源が青色レーザ光を発生するレーザダイオードであり、前記緑色光を生成する光路に前記青色レーザ光により緑色光を生成する波長変換部材が設けられ、前記赤色光を生成する光路に前記青色レーザ光により赤色光を生成する波長変換部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の照明光源装置。
- 前記青色光を生成する光路と前記緑色光を生成する光路と前記赤色光を生成する光路とを互いに重ね合わせて合成光路を形成する光路合成部材を有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の照明光源装置。
- 請求項6に記載の照明光源装置と、前記赤色光と前記青色光と前記緑色光とが照射されることによりカラー画像を形成する画像形成部と、画像情報に基づいて前記照明光源装置と前記画像形成部とを駆動制御する制御装置とを備えていることを特徴とする画像表示装置。
- 前記青色光が持続する時間と前記赤色光が持続する時間と前記緑色光が持続する時間とが同じとなるように、前記透過部のセグメント領域と前記反射部のセグメント領域とが分割して形成されると共に、前記励起光源を消灯するセグメント領域が分割して形成され、前記制御装置は、前記射出光路に前記励起光源を消灯するセグメント領域が位置されたときに前記励起光源を消灯させることを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
- 一フレーム内で前記セグメント領域に対応して生成される青色光が持続する時間と赤色光が持続する時間と緑色光が持続する時間との時間配分に対応して、一フレーム内で白色となるように前記励起光源のパワーを制御することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
- 請求項7ないし請求項9のいずれ1項に記載の画像表示装置と、前記画像形成部に導かれた青色光と緑色光と赤色光とをスクリーンに向けて照射する投射光学系とを有する投射装置。
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2013
- 2013-07-23 JP JP2013152262A patent/JP2015022249A/ja active Pending
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