JP2015018024A - 画像投射装置 - Google Patents

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Masamichi Yamada
正道 山田
藤岡 哲弥
Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
直行 石川
Naoyuki Ishikawa
直行 石川
晃尚 三川
Akinao Mikawa
晃尚 三川
金井 秀雄
Hideo Kanai
秀雄 金井
御沓 泰成
Yasunari Mikutsu
泰成 御沓
聡 土屋
Satoshi Tsuchiya
聡 土屋
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Abstract

【課題】騒音の増加を招くことなく、電源部を良好に冷却することができる画像投射装置を提供する。
【解決手段】光源61、画像形成部、投射光学部および電源部80を収納する筐体に設けられた第1吸気口84から外気を吸気して、投射光学部の周囲をまわり込んで電源部80に流して電源部80を冷却し、冷却後の空気を筐体に設けられた排気口85から排気するプロジェクタ1において、第1吸気口84よりも電源部80の近傍に第2吸気口131を設け、第2吸気口131から筐体に取り込まれる外気を、第1吸気口84から筐体に取り込まれる外気よりも多くした。
【選択図】図21

Description

本発明は、画像投射装置に関するものである。
従来から、パソコンなどからの画像データに基づいて光を変調する画像生成素子と、この画像生成素子に光源からの光を照射する照射部とからなる画像形成部を備え、画像形成部で画像を形成し、画像形成部によって形成された画像を、投射光学部を用いて投射面に結像させる画像投射装置が知られている。
画像投射装置には、画像生成素子、光源、電源装置など、発熱する部材を有している。特許文献1には、画像生成素子、光源および電源装置に空気を流して冷却する画像投射装置が記載されている。
図26は特許文献1に記載の画像投射装置の内部構成を示す概略斜視図である。
図26に示すように、特許文献1の画像投射装置には、画像形成部として、画像生成素子12を備えた光変調部10と、光源61からの光を画像生成素子に照射する照明部20とを備えている。照明部20は、カラーホイール21、ライトトンネル22、2枚のリレーレンズ23、シリンダミラー24および凹面ミラー25を有しており、これらは照明ブラケット26に保持されている。
また、特許文献1の画像投射装置には、投射光学部として、投射レンズ部31を有する第1投射光学系30と、曲面ミラー42、折り返しミラー41などを有する第2投射光学系40とを備えている。投射レンズ部31はレンズホルダー32に保持されており、レンズホルダー32は照明ブラケット26の上面に固定されている。
光変調部10、照明部20、第1投射光学系30および第2投射光学系40は、図中Y方向に並べて配置されている。また、照明部20の図中左側には、光源61を備えた光源部60が配置されている。
図27は、特許文献1に記載の画像投射装置の光変調部10、照明部20、第1投射光学系30および第2投射光学系40を示す斜視図である。
図27に示すように、光変調部10は、照明部20の照明ブラケット26の下面に固定されており、光変調部10には、画像生成素子の熱を放熱する放熱手段としてのヒートシンク13が設けられている。
第2投射光学系40は、折り返しミラー41と光像をスクリーンに投射するための不図示の筐体に設けられた開口部を塞ぐ防塵ガラス51とを保持するミラーブラケット43を備えている。また、曲面ミラー42を保持する自由ミラーブラケット44と、ミラーブラケット43および自由ミラーブラケット44が取り付けられるミラーホルダー45とを備えている。第2投射光学系40は、第1投射光学系30のレンズホルダー32に積載固定される。
また、先の図26に示すように、投射レンズ部31には、ピント調整のためのフォーカスギヤ36が設けられており、フォーカスギヤ36には、不図示の複数のギヤを介して、図27に示すフォーカスレバー33に連結されている。フォーカスレバー33を回動さすと、不図示の複数ギヤを介して、フォーカスギヤ36が回転駆動し、投射レンズ部31が保持する複数のレンズがY方向に動いてピントが調整される。先の図26に示すように、曲面ミラー42の下端と、レンズホルダー32との間には、隙間が形成されており、この隙間に上述した不図示の複数のギヤが配置されている。
図28は、特許文献1に記載の画像投射装置の空気の流れを示す正面図である。
画像投射装置の側面の一方(図中左側)に装置内に外気を取り込むための開口した吸気口84が設けられており、装置側面の他方(図中右側)に装置内の空気を排気する開口した排気口85が設けられている。また、排気口85と対向するように、排気ファン86が設けられている。
装置本体の図中左下側には、ヒートシンク13、光源部60などを冷却する冷却手段としての冷却部120が配置されている。冷却部120は、吸気ブロワ191、垂直ダクト192および水平ダクト93を有している。
吸気ブロワ191は、吸気口84の下側の部分に対向するように配置されており、吸気口84と対向する面から吸気口84を介して外気を吸気するとともに、吸気口84と対向する面と反対側の面からも装置内部の空気を吸気する。吸気ブロワ191により吸気された空気は、吸気ブロワ191の下方に配置された垂直ダクト192へ流入する。垂直ダクト192へ流入した空気は、下方へと移動し、垂直ダクト192の下方部で連結された水平ダクト93へ送れられる。
水平ダクト93内には、上記ヒートシンク13が配置されており、ヒートシンク13が、水平ダクト93を流れる空気により冷却される。ヒートシンク13が冷却されることにより、効率よく画像生成素子12を冷却することができ、画像生成素子12が、高温になるのを抑制することができる。
水平ダクト93内を移動してきた空気は、光源部60へ流入し、光源部60を冷却した後、排気ダクト94を通って、光源61を保持するホルダ64に設けられた光源排気口64Cの直上に排気される。そして、光源排気口64から排気された空気とともに、電源部80が配置された空間に流れ込む。
また、排気ファン86により、吸気口84から外気が取り込まれる。排気ファン86により取り込まれた外気は、先の図27に示す第2投射光学系40の曲面ミラー42の裏面や、折り返しミラー41の裏面などにまわりこむ。そして、曲面ミラー42の裏面や折り返しミラー41の裏面に沿いながら、排気口85へ向かって移動し、光源部60の上方の電源部80が配置された空間に流れ込む。そして、その空間で、上述した光源排気口64Cから排気された高温の空気と混合され、電源部80を冷却して、排気口85から排出される。
本出願人は、上記特許文献1に記載の画像投射装置において、投射画像の輝度の向上を図るため、光源への供給電力を増加させ、光源の光度を上げる改良を行った。しかし、この場合、以下の不具合が発生した。すなわち、光源への供給電力を増加させることで、電源部80の発熱量および光源61の発熱量が増加し、電源部80を良好に冷却できないという課題が発生した。そこで、排気ファン86の回転数を上げて、吸気口84から取り込む外気を多くすることも考えられる。しかし、この場合は、排気ファン86の風切り音による騒音が大きくなるという不具合が発生する。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、騒音の増加を招くことなく、電源部を良好に冷却することができる画像投射装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源と、前記光源からの光を、画像生成素子に照射して、光像を生成する画像形成部と、光学部品を有し、前記画像形成部により生成された光像を投射する投射光学部と、前記光源に電力を供給する電源部と、前記光源、前記画像形成部、前記投射光学部および前記電源部を収納する筐体と、前記筐体に設けられた第1吸気口から外気を吸気して、前記投射光学部の周囲をまわり込んで前記電源部に流して前記電源部を冷却し、冷却後の空気を前記筐体に設けられた排気口から排気する画像投射装置において、前記第1吸気口よりも前記電源部の近傍に第2吸気口を設け、前記第2吸気口から前記筐体に取り込まれる外気を、前記第1吸気口から前記筐体に取り込まれる外気よりも多くしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、騒音の増加を招くことなく、電源部を良好に冷却することができるのを抑制することができる
本発明の一実施形態に係るプロジェクタと投射面とを示す外観斜視図。 (a)は図1の手前側から見たプロジェクタの内部の斜視図。(b)は図1の奥側から見たプロジェクタの内部の斜視図。 プロジェクタから投射面までの光路を示す説明図。 プロジェクタの内部に設けられた光学エンジン部及び光源部の斜視図。 光源部の斜視図。 照明部の斜視図。 照明部と投射レンズ部と光変調部とを図7のA方向から見た斜視図。 照明部内の光路を示す説明図。 光変調部の斜視図。 第2投射光学系が保持する第2光学系を、投射レンズ部と照明部と光変調部とともに示す斜視図。 第2投射光学系を、第1投射光学系、照明部、光変調部とともに示す斜視図。 第1光学系から投射面までの光路を示す斜視図。 プロジェクタを設置面側見た斜視図。 装置内の各部の配置関係を示した模式図。 プロジェクタをX方向に対して、直交する方向に切った断面図 電源部を示す斜視図。 電源部の装置内での取り付けについて説明する斜視図。 プロジェクタをZ方向に対して、直交する方向に切った断面図。 本実施形態のプロジェクタの使用例を示す図。 本実施形態のプロジェクタの別の使用例を示す図。 プロジェクタ内の空気の流れを説明する説明図。 第2吸気口から吸気された外気の流れを説明する斜視図。 光変調部と照明部と吸気ブロワと示す斜視図。 従来のプロジェクタにおける外気の吸排気について説明する図。 本実施形態のプロジェクタにおける外気の吸排気について説明する図。 従来のプロジェクタの内部構成を示す概略斜視図。 従来のプロジェクタの光変調部、照明部、第1投射光学系、第2投射光学系を示す斜視図。 従来のプロジェクタ内における空気の流れを説明する正面図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明に係る受光装置を適用可能な画像投射装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像投射装置としてのプロジェクタ1とスクリーンなどの投射面2とを示す外観斜視図である。なお、以下の説明では、図1に示すように投射面2の法線方向をX方向、投射面の短軸方向(上下方向)をY方向、投射面2の長軸方向(水平方向)をZ方向とする。
プロジェクタは、パソコンやビデオカメラ等から入力される画像データに基づいて投射画像を形成し、その投射画像Pをスクリーンなどの投射面2に投射表示する装置である。特に、液晶プロジェクタは、近来、液晶パネルの高解像化、光源(ランプ)の高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。また、微小駆動ミラー装置であるDMD(Digital Micro-mirror Device)を利用した小型軽量なプロジェクタ1が普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広くプロジェクタ1が利用されるようになってきている。また、フロントタイプのプロジェクタは、携帯性が向上し、数人規模の小会議にも使われるようになってきている。このようなプロジェクタでは、大画面の画像を投射できること(投射面の大画面化)とともに、「プロジェクタ外に必要とされる投射空間」をできるだけ小さくできることが要請されている。後述のように、本実施形態のプロジェクタ1は、投射レンズ等の透過光学系を投射面2と平行に設定し、折り返しミラーで光束を折り返した後、自由曲面ミラーで光束を投射面2に対して拡大投射するように構成されている。この構成により、光学エンジン部を縦型で3次元的に小型化を図ることができる。
プロジェクタ1の上面には、投射画像Pの光束が出射する防塵ガラス51が設けられており、防塵ガラス51を通過した光束が投射面2に投射される。また、プロジェクタ1の上面には、ユーザーがプロジェクタ1を操作するための操作部83が設けられている。また、プロジェクタ1の側面には、ピント調整のためのフォーカスレバー33が設けられている。
図2はプロジェクタ1の本体カバーを外して内部を見た内部斜視図である。図2(a)は図1の手前側から見たプロジェクタ1の内部の斜視図、図2(b)は図1の奥側から見たプロジェクタ1の内部の斜視図である。また、図3は、プロジェクタ1から投射面2までの光路図である。
プロジェクタ1は、光学エンジン部100と、白色光を発する光源を有する光源部60とを備えている。光学エンジン部100は、光源からの光を用いて画像を形成する画像形成手段としての画像形成部101と、画像形成部101で形成した画像の光束を投射面2に投射するための投射光学部102とを備えている。
画像形成部101は、反射面の傾きを変化させるように駆動可能な多数の微小ミラーを有する微小駆動ミラー装置であるDMD12を有する光変調部10と、光源からの光を折り返してDMD12に照射する照明部20とを用いて構成されている。投射光学部102は、透過型の屈折光学系を少なくとも一つ含み正のパワーを有する共軸系の光学系70を備えた第1投射光学系30と、折り返しミラー41と正のパワーを有する曲面ミラー42とを有する第2投射光学系40とを用いて構成されている。
DMD12は、光源からの光が照明部20によって照射され、この照明部20によって照射された光を変調することで画像を生成する。DMD12によって生成された光像は、第1投射光学系30の光学系70、第2投射光学系40の折り返しミラー41及び曲面ミラー42を介して、投射面2に投射される。
図4は、プロジェクタ1の内部に設けられた光学エンジン部100及び光源部60の斜視図である。
図4に示すように、光学エンジン部100を構成している光変調部10と照明部20と第1投射光学系30と第2投射光学系40とが、投射面2および投射画像Pの像面と平行な方向のうち図中Y方向に並べて配置されている。また、照明部20の図中右側には、光源部60が配置されている。なお、図4に示す符号32a1、32a2は、第1投射光学系30のレンズホルダー32の脚部であり、符号263は、光変調部10を照明部20にネジ止めするためのネジ止め部である。
図5は、光源部60の概略斜視図である。
光源部60は、光源ブラケット62を有しており、光源ブラケット62の上部にハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどの光源61が装着さている。また、光源ブラケット62には、不図示の電源部に接続された電源コネクタと接続するコネクタ部62aが設けられている。コネクタ部62aは、光源部60の長手方向(Z方向)一端側に設けられている。
また、光源ブラケット62の上部の光源61の光出射側(光源部60の長手方向他端側)には、図示しないリフレクタなどが保持された保持部材としてのホルダ64がネジ止めされている。ホルダ64の光源61配置側と反対側の面には、出射窓63が設けられている。光源61から出射した光は、ホルダ64に保持された不図示のリフレクタにより出射窓63に集光され、出射窓63から出射する。
また、ホルダ64の上面と、ホルダ64の下面のX方向両端には、光源部60を照明部20の照明ブラケット26(図6参照)に位置決めするため光源位置決め部64a1、64a2、64a3が設けられている。ホルダ64の下面に設けられた2つの光源位置決め部64a1,64a2は穴形状となっている。一方、ホルダ64の上面に設けられた光源位置決め部64a3は、突起形状となっている。
また、ホルダ64の側面には、光源61を冷却するための空気が流入する光源給気口64bが設けられており、ホルダ64の上面には、光源61の熱により加熱された空気が排気される光源排気口64cが設けられている。
光源ブラケット62には、光源部60の交換の際に使用者が指で摘んで光源部60を取り出す取っ手部68が設けられている。取っ手部68は、光源ブラケット62の長手方向(図中Z方向)において、コネクタ部62aと光源位置決め部64a1,64a2の略中央部に回動自在に光源ブラケット62に取り付けられている。この取っ手部68は図示した形状以外にも人が指先で摘める程度に適度な形状であってもよい。
図6は、照明部20に収納された光学系部品を他の構成部品とともに示す照明部20の斜視図である。
図7に示すように、照明部20は、カラーホイール21、ライトトンネル22、2枚のリレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25を有しており、これらは、照明ブラケット26に保持されている。照明ブラケット26は、2枚のリレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25が収納される筐体状の部分261を有しており、この筐体状の部分261の4つの側面部のうち、図中右側のみ側面を有し、他の3面は、開口した形状となっている。そして、図中X方向の奥側の側面部開口には、OFF光板27(図8参照)が取り付けられており、図中X方向手前側の側面部開口には、いずれの図面にも図示されていないカバー部材が取り付けられる。これにより、照明ブラケット26の筐体状の部分261に収納される2枚のリレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25は、照明ブラケット26と、OFF光板27と、いずれの図面にも図示されていないカバー部材とにより覆われる。
また、照明ブラケット26の筐体状の部分261の下面には、DMD12が露出するための照射用貫通孔26dを有している。
また、照明ブラケット26には、3つの脚部29を有している。これら脚部29は、プロジェクタ1のベース部材53(図13参照)に当接して、照明ブラケット26に積み重ねて固定される第1投射光学系30、第2投射光学系40の重量を支持している。また、脚部29を設けることにより、光変調部10のDMD12を冷却するための冷却手段としてのヒートシンク13(図8参照)に、外気が流入するための空間を形成する。
なお、図6に示す符号32a3、32a4は、第1投射光学系30のレンズホルダー32の脚部であり、符号45a3は、第2投射光学系40のネジ止め部45a3である。
図7は、照明部20と第1投射光学系30と光変調部10とを図6のA方向から見た斜視図である。
第1投射光学系30は、照明部20の上方に配置されており、複数のレンズで構成された第1光学系70(図3参照)を保持した投射レンズ部31と、この投射レンズ部31を保持するレンズホルダー32とを有している。レンズホルダー32には、下方へ延びる4つの脚部32a1〜32a4が設けられており(図7には、脚部32a1,32a2のみ図示されている。脚部32a3、脚部32a4は、図6参照)、各脚部32a1〜32a4の底面には、照明ブラケット26にねじ止めされるためのネジ穴が形成されている。
照明ブラケット26の筐体状の部分261の上部には、図中Y方向に対して直交する上面26bが設けられている。この上面26bの4角には、第1投射光学系30をネジ止めするためのネジが貫通する貫通孔(不図示)が設けられている。これら貫通孔からネジを差し込んで、各脚部32a1〜32a4の底面に設けられたネジ穴にネジをネジ止めすることで、第1投射光学系30が照明部20に締結される。
また、投射レンズ部31には、フォーカスギヤ36が設けられており、フォーカスギヤ36には、アイドラギヤ35が噛み合っている。アイドラギヤ35には、レバーギヤ34が噛み合っており、レバーギヤ34の回転軸には、フォーカスレバー33が固定されている。フォーカスレバー33の先端部分は、先の図1に示すように、装置本体から露出している。
フォーカスレバー33を動かすと、レバーギヤ34、アイドラギヤ35を介して、フォーカスギヤ36が回動する。フォーカスギヤ36が回動すると、投射レンズ部31内の第1光学系70を構成する複数のレンズが、それぞれ所定の方向へ移動し、投射画像のピントが調整される。
また、レンズホルダー32には、4箇所、第2投射光学系40を第1投射光学系30にネジ止めするためのネジ48が貫通するネジ貫通孔を有している(図7では、3個のネジ貫通孔が図示されており、各ネジ貫通孔には、ネジ48を貫通させた様子が示されており、図で見えているのは、ネジ48のネジ部の先端側である。)。
照明ブラケット上面26bの開口部には、投射レンズ部31の下部が嵌合する遮光板(不図示)が設けられており、上方から筐体状の部分261内への光の進入を防いでいる。
照明ブラケット26のカラーホイール21側端部(図中Z方向手前側)には、前述の光源部60のホルダ64上面に設けられた突起状の光源位置決め部64a3(図5参照)が嵌合する上下方向に貫通孔が形成された筒状の光源被位置決め部26a3が設けられている。また、この光源被位置決め部26a3の下方には、ホルダ64の光源ブラケット62側に設けられた2つの穴形状の光源位置決め部64a1,64a2が嵌合する突起状の2個の光源被位置決め部26a1,26a2が設けられている。そして、ホルダ64の3つの光源位置決め部64a1〜64a3が、照明部20の照明ブラケット26に設けられた3箇所の光源被位置決め部26a1〜26a3に嵌合することで、光源部60は、照明部20に位置決め固定される(図4参照)。
また、照明ブラケット26には、カラーホイール21、ライトトンネル22を覆う、照明カバー28a、および、カラーホイール21の光源61と対向する面を覆うホイールカバー28bが設けられている。ホイールカバー28bには、光源61からの光を通過させるための貫通孔281が設けられている。
図8は、照明部20内の光路Lを示す説明図である。
カラーホイール21は、円盤形状のものであり、カラーモータ21aのモータ軸に固定されている。カラーホイール21には、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)などのフィルタが設けられている。光源部60のホルダ64に設けられた不図示のリフレクタにより集光された光は、出射窓63を通って、カラーホイール21の周端部に到達する。カラーホイール21の周端部に到達した光は、カラーホイール21の回転により時分割でR、G,Bの光に分離される。
カラーホイール21により分離された光は、ライトトンネル22へ入射する。ライトトンネル22は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル22に入射した光は、ライトトンネル22内周面で複数回反射しながら、均一な面光源にされてリレーレンズ23へ向けて出射する。
ライトトンネル22を抜けた光は、2枚のリレーレンズ23を透過し、シリンダミラー24、凹面ミラー25により反射され、DMD12の画像生成面上に集光して結像される。
図9は、光変調部10の斜視図である。
図9に示すように光変調部10は、DMD12が装着されるDMDボード11を備えている。DMD12は、マイクロミラーが格子状に配列された画像生成面を上向きにしてDMDボード11に設けられたソケット11aに装着されている。DMDボード11には、DMDミラーを駆動するための駆動回路などが設けられている。DMDボード11の裏面(ソケット11aが設けられた面と反対側の面)には、DMD12を冷却するための冷却手段としてのヒートシンク13が固定されている。DMDボード11のDMD12が装着される箇所は、図示しない貫通孔を貫通している。ヒートシンク13には、この貫通孔に挿入される図示しない突起部が形成されている。突起部の先端は、平面状になっている。突起部を不図示の貫通孔に挿入して、DMD12の裏面(画像生成面と反対側の面)に突起部先端の平面部を当接させている。この平面部やDMD12の裏面のヒートシンク13が当接する箇所に弾性変形可能な伝熱シートを貼り付けて、突起部13aの平面部とDMD12の裏面との密着性を高めて、熱伝導性を高めてもよい。
ヒートシンク13は、固定部材14により、DMDボード11のソケット11aが設けられた面と反対側の面に加圧されて固定される。固定部材14は、DMDボード11の裏面の図中右側の部分に対向する板状の固定部14aと、DMDボード11の裏面の図中左側の部分に対向する板状の固定部14aとを有している。各固定部のX方向一端付近と他端付近とには、左右の固定部を連結するように設けられた押圧部14bを有している。
ヒートシンク13は、光変調部10を照明ブラケット26(図6参照)にネジ止めすると、固定部材14により、DMDボード11のソケット11aが設けられた面と反対側の面に加圧されて固定される。
以下に、光変調部10の照明ブラケット26の固定について、説明する。まず、DMD12が、先の図6で示した照明部20の照明ブラケット26下面に設けられた照射用貫通孔26dの開口面と対向するように、光変調部10を照明ブラケット26に位置決めする。次に、固定部14aに設けられた不図示の貫通孔と、DMDボード11の貫通孔15とを貫通するように図中下側からネジを挿入する。そして、ネジを照明ブラケット26に設けられたネジ止め部263(図4参照)の下面に設けられたネジ穴にねじ込んで、光変調部10を照明ブラケット26に固定する。また、照明ブラケット26に設けられたネジ止め部263にネジをねじ込んでいくと、押圧部14bが、ヒートシンク13をDMDボード側押圧していく。これにより、ヒートシンク13が、固定部材14により、DMDボード11のソケット11aが設けられた面と反対側の面に加圧されて固定される。
このように、光変調部10は、照明ブラケット26に固定され、先の図6に示した3つの脚部29は、光変調部10の重量も支持している。
DMD12の画像生成面には、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列されている。各マイクロミラーは鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、「ON」と「OFF」の2つの状態を持たせることができる。マイクロミラーが「ON」のときは、先の図8の矢印L2に示すように、光源61からの光を第1光学系70(図3参照)に向けて反射する。「OFF」のときは、先の図7に示す照明ブラケット26の側面に保持されたOFF光板27に向けて光源61からの光を反射する(図8の矢印L1参照)。従って、各ミラーを個別に駆動することにより、画像データの画素ごとに光の投射を制御することができ、画像を生成することができる。
不図示のOFF光板27に向けて反射された光は、熱となって吸収され外側の空気の流れで冷却される。
図10は、第2投射光学系40が備える第2光学系を、投射レンズ部31と照明部20と光変調部10とともに示す斜視図である。図10に示すように、第2投射光学系40は、第2光学系を構成する折り返しミラー41と、凹面状の曲面ミラー42とを備えている。曲面ミラー42の光を反射する面は、球面、回転対称非球面、自由曲面形状などにすることができる。
図11は、第2投射光学系40を、第1投射光学系30、照明部20、光変調部10とともに示す斜視図である。図14に示すように、第2投射光学系40は、曲面ミラー42から反射した光像を透過するとともに、装置内の光学系部品を防塵するための防塵ガラス51も備えている。
第2投射光学系40は、折り返しミラー41と防塵ガラス51とを保持するミラーブラケット43を有している。また、曲面ミラー42を保持する自由ミラーブラケット44と、ミラーブラケット43および自由ミラーブラケット44が取り付けられるミラーホルダー45とを有している。
ミラーホルダー45は、箱型の形状をしており、上面、下面および図中X方向奥側が開口しており、上から見たとき、略コの字状の形状をしている。ミラーホルダー45の上部開口のZ方向手前側と奥側とのそれぞれでX方向に延びる縁部は、傾斜部と、平行部で構成されている。傾斜部は、図中X方向手前側端部からX方向奥側へ行くにつれて、上昇するように傾斜している。平行部は図中X方向と平行である。また、傾斜部が、平行部より図中X方向手前側にある。また、ミラーホルダー45の上部開口の図中X方向手前側のZ方向に延びる縁部は、図中Z方向と平行になっている。
ミラーブラケット43は、ミラーホルダー45の上部に取り付けられる。ミラーブラケット43は、ミラーホルダー45の上部開口縁部の傾斜部と当接する図中X方向手前側端部からX方向奥側へ行くにつれて、上昇するように傾斜した傾斜面43aを有している。また、ミラーホルダー45の上部開口部縁部の平行部と当接するX方向に平行な平行面43bを有している。傾斜面43aと平行面43bとは、それぞれ開口部を有しており、傾斜面43aの開口部を塞ぐように、折り返しミラー41が保持されており、平行面43bの開口部を塞ぐように防塵ガラス51が保持されている。
折り返しミラー41は、板バネ状のミラー押さえ部材46によりZ方向両端が、ミラーブラケット43の傾斜面43aに押し付けられることにより、ミラーブラケット43の傾斜面43aに位置決め保持されている。折り返しミラー41のZ方向の一方側端部には、2個のミラー押さえ部材46により固定されており、他方側端部には、1個のミラー押さえ部材46により固定されている。
防塵ガラス51は、Z方向両端が、板バネ状のガラス押さえ部材47によりミラーブラケット43の平行面43bに押し付けられることにより、ミラーブラケット43に位置決め固定されている。防塵ガラス51は、Z方向両端それぞれ1個のガラス押さえ部材47により保持されている。
曲面ミラー42を保持する自由ミラーブラケット44は、図中X方向奥側から手前側へ向けて下降するように傾斜した腕部44aをZ軸方向手前側と奥側とに有している。また、自由ミラーブラケット44は、腕部44aの上部でこれら二つの腕部44aを連結する連結部44bを有している。自由ミラーブラケット44は、ミラーホルダー45の図中X方向奥側の開口を曲面ミラー42が覆うように、腕部44aがミラーホルダー45に取り付けられている。
曲面ミラー42の上端が、防塵ガラス51側端部の略中央部が、板バネ状の自由ミラー押さえ部材49により自由ミラーブラケット44の連結部44bに押し付けられている。また、曲面ミラーの第1光学系側の図中Z軸方向両端が、ネジにより自由ミラーブラケット44の腕部44aに固定されている。
第2投射光学系40は、第1投射光学系30のレンズホルダー32に積載固定される。具体的には、ミラーホルダー45の下部には、レンズホルダー32の上面と対向する下面451が設けられている。この下面451には、第1投射光学系30にネジ止めするための筒状形状のネジ止め部45a1〜45a3が4箇所、形成されている(ネジ止め部45a1、45a2は、図11参照。ネジ止め部45a3は、図6参照、残りのネジ止め部は、不図示)。第2投射光学系40は、第1投射光学系30のレンズホルダー32に設けられた各ネジ貫通孔にネジ48を貫通させ、各ネジ止め部45a1〜45a3にネジ48をネジ止めすることにより、第1投射光学系30にネジ止めされる。
第2投射光学系40を第1投射光学系30のレンズホルダー32に積載固定すると、先の図7に示すように、投射レンズ部31のレンズホルダー32よりも上部の部分が、第2投射光学系40のミラーホルダー45内に収納される。また、第2投射光学系40を、レンズホルダー32に積載固定したとき、曲面ミラー42とレンズホルダー32との間には、隙間があり、その隙間にアイドラギヤ35(図7参照)入り込んでいるような形となる。
図12は、第1光学系70から投射面2(スクリーン)までの光路を示す斜視図である。
第1光学系70を構成する投射レンズ部31を透過した光束は、折り返しミラー41と曲面ミラー42との間で、DMD12で生成された画像に共役な中間像を形成する。この中間像は、折り返しミラー41と曲面ミラー42との間に曲面像として結像される。次に、中間像を結像した後の発散する光束は、凹面状の曲面ミラー42に入射し、収束光束になり、曲面ミラー42により中間像を「さらに拡大した画像」にして投射面2に投射結像する。
このように、投射光学系を、第1光学系70と、第2光学系とで構成し、第1光学系70と第2光学系の曲面ミラー42との間に中間像を形成し、曲面ミラー42で拡大投射することで、投射距離を短くでき、狭い会議室などでも使用することができる。
また、図12に示すように、照明ブラケット26には、第1投射光学系30、第2投射光学系40が積載固定される。また、光変調部10も固定される。よって、照明ブラケット26の脚部29が、第1投射光学系30、第2投射光学系40および光変調部10の重量を支える形でベース部材53に固定される。
図13は、プロジェクタ1の設置面側を見た斜視図である。
図13に示すように、プロジェクタ1の底面を構成するベース部材53には、開閉カバー54が設けられており、開閉カバー54には、回転操作部54aが設けられている。回転操作部54aを回転すると、開閉カバー54と装置本体との固定が解除され、開閉カバー54が、装置本体から取り外し可能となる。また、ベース部材53のDMD12と対向する箇所には、DMD冷却用吸気口92が設けられている。
また、図13に示すように、プロジェクタ1の外装カバー59の一方のY−X平面には、第1吸気口84と、パソコンなどの外部装置からの画像データなどが入力される外部入力部88が設けられている。また、プロジェクタ1の外装カバー59の一方のY−Z平面(フォーカスレバー33が露出する面)には、第2吸気口131が設けられている。第2吸気口131には、複数の開口が設けられており、これら開口の断面積の合計が、300mm以上に設定している。
図14は、装置内の各部の配置関係を示した模式図である。
図14に示すように、光変調部10、照明部20、第1投射光学系30、第2投射光学系40は、投射面の短軸方向であるY方向に積層配置されており、光源部60は、光変調部10、照明部20、第1投射光学系30、第2投射光学系40が積層された積層体に対して投射面の長軸方向であるZ方向に配置されている。このように、本実施形態においては、光変調部10、照明部20、第1投射光学系30、第2投射光学系40および光源部が、投射画像および投射面2に対して平行な方向であるY方向またはZ方向に並べて配置されている。さらに具体的には、光変調部10と照明部20とからなる画像形成部101と、第1投射光学系30と第2投射光学系40とからなる投射光学部102とが積層された方向に対して直交する方向に光源部60が画像形成部101に連結されている。また、画像形成部101と光源部60とは、ベース部材53に平行な同一の直線上に配置されている。また、画像形成部101と投射光学部102とは、ベース部材53に垂直な同一の直線上に配置され、ベース部材53側から、画像形成部101、投射光学部102の順番で配置されている。これにより、装置の設置スペースが投射面2に投射された投射画像の面に対して直交する方向に取られるのを抑制することができる。これにより、画像投射装置を机などの上に載せて使用する場合、狭い室内においても装置が、机や椅子の配置の邪魔になるのを抑制することができる。
図15は、プロジェクタをX方向に対して、直交する方向に切った断面図である。
図15に示すように、外装カバー59の第1吸気口84が設けられたY−X平面と反対側のY−X平面には、排気口85が設けられている。また、排気口85と対向するように、排気ファン86が設けられている。電源部80は、照明部20よりも上方で、排気ファン86に隣接して設けられている。
図16は、電源部80を示す斜視図である。
電源部80は、不図示の電源ケーブルから供給された交流電圧を昇圧して、DMD12などを制御する不図示の制御部や光源61に安定的な電力(電流、電圧)を供給するための電力安定化部に電力を供給するためPFC電源基板を備えている。PFC電源基板は、第1電源基板としてのメインPFC電源基板80aと、第2電源基板としてのサブPFC電源基板80bとに分割されている。メインPFC電源基板80aは、メイン基板ホルダ81に取り付けられており、サブPFC電源基板80bは、サブ基板ホルダ82に取り付けられている。
メイン基板ホルダ81は、下面にメインPFC電源基板80aが取り付けられる基板取り付け面81aと、基板取り付け面81aの図中X方向手前側端部から下側へ延びるカバー面81bとを有している。
サブ基板ホルダ82は、サブPFC電源基板80bが、カバー面81bと対向するように、基板取り付け面81aの図中X方向奥側端部に取り付けられている。また、サブPFC電源基板80bにはサーマルスイッチが設けられている。図17に示すように、メイン基板ホルダ81の基板取り付け面81aと、カバー面81bと、サブ基板ホルダ82とで、排気ファン86の空気吸い込み口を取り囲むように、電源部80が、装置本体に取り付けられる。
図18は、プロジェクタをZ方向に対して、直交する方向に切った断面図である。
図18に示すように、第2吸気口131に対向してスピーカ140が配置されており、第2吸気口131の開口からスピーカ140の音声を機外へ出力している。また、第2吸気口131のZ方向長さは、スピーカ140のZ方向長さよりも十分長くなっている。このように、第2吸気口131を、スピーカ140の音声出力口と兼用することにより、第2吸気口131とは別にスピーカ140の音声出力口を設けた構成に比べて、外装カバー59に設けられる開口部を減らすことができる。これによりプロジェクタ1の意匠性の低下を抑制することができる。
また、図18に示すように、第2吸気口131は、曲面ミラー42の裏面のY方向中央付近と対向するように配置されている。
図19は、本実施形態のプロジェクタ1の使用例を示す図である。
図19に示すように、プロジェクタ1は、例えば会議室などで使用する場合、プロジェクタ1をテーブル3に置いてホワイトボードなどの投射面2に画像を投射して使用される。また、図20に示すように、本実施形態のプロジェクタ1は、天井5に吊り下げて使用することもできる。
また、本実施形態においては、第2光学系を折り返しミラー41と曲面ミラー42とで構成しているが、第2光学系を曲面ミラー42のみで構成してもよい。また、折り返しミラー41は、平面ミラーでも正の屈折力を持ったミラーでも負の屈折力を持ったミラーでもよい。また、本実施形態においては、曲面ミラー42として凹面ミラーを用いているが、凸面ミラーを用いることもできる。この場合は、第1光学系70と曲面ミラー42との間で中間像を形成しないように第1光学系70を構成する。
図21は、本実施形態のプロジェクタ1内の空気の流れを説明する説明図である。この図は、プロジェクタ1を投射面2に対して直交する方向(X方向)から見た図である。
図21に示すように、プロジェクタ1の側面の一方(図中左側)にプロジェクタ1内に外気を取り込むための開口した第1吸気口84が設けられている。この第1吸気口84には、防塵フィルター84aが取り付けられている。また、プロジェクタ1の側面の他方(図中右側)にプロジェクタ1内の空気を排気する開口した排気口85が設けられている。また、排気口85と対向するように、排気ファン86が設けられている。また、先の図18に示すように、外装カバー59の曲面ミラー42と対向する面に第2吸気口131が設けられている。
排気口85と第1吸気口84の一部および第2吸気口131は、プロジェクタ1を投射面2に対して直交する方向(X方向)から見たとき、光源部60と操作部83との間となるように設けられている。第1吸気口84から取り込まれた外気は、第2投射光学系40のミラーホルダ45のZY平面や曲面ミラー42の裏面にまわりこんで、ミラーホルダ45や曲面ミラー42の裏面に沿いながら、排気口85へ向かって移動する。光源部60の上方に配置された電源部80は、先の図16に示したように、図中Z方向から見たとき、アーチ状の形状をしている。ミラーホルダ45や曲面ミラー42の裏面に沿いながら、排気口85へ向かって移動してきた空気は、電源部80に囲われた空間へ流れ、排気口85から排出される。
第2吸気口131から取り込まれた外気も、図22に示すように、光源部60の上方に配置されたアーチ形状の電源部80に囲われた空間へ流れ、排気口85から排出される。
排気口85と各吸気口84,131が、プロジェクタ1を投射面2に対して直交する方向(X方向)から見たとき、光源部60と操作部83との間となるように設けることで、以下の効果を得ることができる。すなわち、光源部60と操作部83との間を通って、排気口85から排出される気流を生じさせることができるという効果である。
また、光源部60の近傍に光源ブロワ95が配置されている。光源ブロワ95により吸引された空気は、光源ダクト96を通って、ホルダ64の光源給気口64b(図4参照)へ流入する。また、光源ダクト96へ流入した空気の一部は、光源ダクト96の外装カバー59(図13参照)との対向面に形成された開口部96aから光源ハウジング97と外装カバー59との間に流れる。
光源ダクト96の開口部96aから光源ハウジング97と外装カバー59との間に流れてきた空気は、光源ハウジング97と外装カバー59とを冷却した後、排気ファン86によって排気口85から排出される。
また、光源給気口64bへと流れた空気は、光源61へ流入し、光源61を冷却した後、ホルダ64の上面に設けられた光源排気口64cから排気される。光源排気口64cから排気された空気は、光源ハウジング97上面の開口部から電源部80に囲われた空間へ排気される。その後、第1、第2吸気口から電源部80の囲われた空間に流れ込んできた低温の空気と混ざった後、排気ファン86により排気口85から排出される。このように、光源排気口64cから排気された高温の空気が、外気と混合してから、排気することにより、排気口85から排気される空気が高温となるのを抑制することができる。
また、ユーザーが操作する操作部83は、ユーザーが操作しやすいように、装置の上面に設けるのが好ましい。しかし、本実施形態においては、プロジェクタ1上面に、投射面2に画像を投射するための防塵ガラス51を設けているため、プロジェクタをY方向から見たとき、光源61と重なる位置に、操作部83を設ける必要がある。
本実施形態においては、光源部60と操作部83との間に各吸気口84,131から排気口85へ向かって流れる気流で、光源61を冷却して高温となった空気を、排気口へ向けて排気するので、この高温の空気が、操作部83へ移動するのを抑制することができる。これにより、光源61を冷却して高温となった空気で、操作部83が温度上昇するのを抑制することができる。また、各吸気口84,131から排気口85へ向かって流れる空気の一部は、操作部83の真下を通って、操作部83を冷却する。このことも、操作部83の温度上昇を抑制することができる。
また、装置本体の図中左下側には、光変調部10のヒートシンク13や、光源部60の光源ブラケット62などを冷却する冷却部120が配置されている。冷却部120は、吸気ブロワ91、水平ダクト93を有している。
図23に示すように、吸気ブロワ91は、両面吸気シロッコファンである。吸気ブロワ91のベース部材側ブロワ吸気口91aが、プロジェクタの筐体のDMD12と対向する対向面部であるベース部材53に設けられたDMD冷却用吸気口92に対向するように、吸気ブロワ91は、光変調部10に取り付けられている。また、吸気ブロワ91のベース部材側ブロワ吸気口91aの反対面も吸気口であるが、吸気量はベース部材側ブロワ吸気口91aの方が多い。ヒートシンク13は、フィンの高さが所定の第1フィン部と、この第1フィン部よりもフィンの高さが高い第2フィン部とで形成されている。吸気ブロワ91のブロワ排気口91bが、ヒートシンク13の第2フィン部と対向するように、吸気ブロワ91は、第1フィン部に取り付けられている。吸気ブロワ91を両面吸気シロッコファンとすることで、ヒートシンク13の第1フィン部を効率的に冷却することができる。
先の図21に示すように、水平ダクト93は、その上面と下面の一部が開口しており、下面の開口部が、ベース部材53に設けられたDMD冷却用吸気口92と対向するように、プロジェクタ1のベース部材53に固定されている。また、水平ダクト上面の開口部に光変調部10のヒートシンク13と、光変調部10に取り付けられた吸気ブロワ91とが貫通するように、光変調部10が水平ダクト93上に配置される。
吸気ブロワ91は、DMD冷却用吸気口92を介してブロワ吸気口91aに外気を吸気し、ブロワ排気口91bからヒートシンク13の第2フィン部向けて吸気ブロワ91吸気した装置外の空気を排気する。これにより、ヒートシンク13の第2フィン部が、空冷される。ヒートシンク13の第2フィン部が空冷されることにより、効率よくDMD12を冷却することができ、DMD12が、高温になるのを抑制することができる。
図21に示すように、ヒートシンク13を抜けた空気は、水平ダクト93を移動していき、先の図5に示す光源部60の光源ブラケット62に設けられた通過部65または開口部65aへ流入する。開口部65aへ流入した空気は、開閉カバー54と光源ブラケット62との間へと流れ、開閉カバー54を冷却する。
一方、通過部65へ流入した空気は、光源ブラケット62を冷却した後、光源61の出射側とは反対側の部分へ流入し、光源61のリフレクタの反射面とは反対側を冷却することで、光源61のリフレクタを冷却する。したがって、通過部65を通過する空気は、光源ブラケット62と光源61の両方の熱を奪う。リフレクタ付近を通過した空気は、光源ブラケット62の高さから排気ファン86の下部付近の高さまでの空気を導く排気ダクト94を通った後に、光源排気口64Cから排気された空気と合流し、流体ガイド87を通って、排気ファン86により排気口85から排出される。また、開口部65aを通って開閉カバー54と光源ブラケット62との間へ流入した空気は、開閉カバー54を冷却した後、装置内部を移動して、排気ファン86により排気口85から排出される。したがって、第1吸気口92から排気口85までの流路は、曲面ミラー42の下面とレンズホルダー32との間の隙間付近を含んでいない。
図24は、従来のプロジェクタにおける外気の吸排気について説明する図であり、(a)は、斜視図、(b)は、Y方向に対して直交する方向に切った断面図である。
図24に示すように、従来のプロジェクタにおいては、本実施形態のプロジェクタにおいて、第2吸気口131が設けられた箇所に、スピーカの音声を出力するための出力開口部232が設けられていた。この出力開口部232は、スピーカの音声を出力するためのものであり、出力開口部232の断面積は、300mm未満であり、スピーカよりも僅かに大きい形状であった。また、従来のプロジェクタにおいては、第1吸気口84には、防塵フィルター84aが設けられていなかった。
このようなことから、従来のプロジェクタにおいては、第1吸気口84の外気吸い込み量と、出力開口部の外気吸い込み量との比は、9:1であり、第1吸気口84から9割、外気が取り込まれていた。
図24に示した従来のプロジェクタにおいて、本出願人は、投射画像の輝度の向上を図るべく、光源61への供給電力を上げる改良を行った。しかし、光源61への供給電力を上げると、光源61および電源部80の発熱量が多くなってしまった。光源61の発熱量が多くなることで、電源部80に囲われた空間へ流れ込む光源冷却後の空気の温度も高くなる。また、装置内の雰囲気温度も上昇し、第1吸気口84から取り込まれた外気が、電源部80に囲われた空間へ流れ込む間に、装置内の熱により加熱されて、暖められてしまう。その結果、電源部80を良好に冷却できず、光源61への電力供給が不安定になるなどの不具合が生じた。
上記不具合を解決するために、排気ファン86の回転数を上げて、第1吸気口84から取り込む外気を多くすることも考えられる。しかし、この場合、排気ファン86の風切り音が大きくなり、装置の騒音に繋がるという問題が生じる。また、装置内に取り込む外気を増やすと、外気とともに、装置内に進入する塵や埃の量も多くなる。上述したように、投射レンズ部31のフォーカスギヤ36と噛み合うアイドラギヤ35の配置スペースを確保するために、曲面ミラー42の下面とレンズホルダー32との間の隙間を設けている。そのため、ミラーホルダ45や曲面ミラー42の裏面に沿いながら、電源部80へ移動する第1吸気口84から取り込まれた外気の一部は、上記曲面ミラー42の下面とレンズホルダー32との間の隙間に流れ込む。第1吸気口84から取り込まれる外気を多くすると、第2投射光学系40内に流れ込む外気の量も多くなる。その結果、外気とともに、第2光学内に流れ込む塵や埃の量も増加し、曲面ミラー42、折り返しミラー41などに付着するおそれが高まる。これにより、曲面ミラー42や折り返しミラー41にゴミなどが付着すると、投射画像の品質を劣化させてしまうという問題が発生する。
図25は、本実施形態のプロジェクタにおける外気の吸排気について説明する図であり、(a)は、斜視図、(b)は、Y方向に対して直交する方向に切った断面図である。
本実施形態のプロジェクタにおいては、従来のプロジェクタの出力開口部232が設けられた箇所に、開口の総断面積が300mm以上の第2吸気口131を設け、また、第1吸気口84に防塵フィルター84aを設けている。このように、開口の総断面積が300mm以上の第2吸気口131を設けることで、排気ファン86により、第2吸気口131から積極的に外気を吸気することができる。また、第1吸気口84に防塵フィルター84aを設けることで、この防塵フィルター84aが空気の流れを妨げ、第1吸気口84から吸気される外気の量が減る。その結果、本実施形態においては、第2吸気口131から吸気される外気が7割、第1吸気口84から吸気される外気が3割となり、第2吸気口131から吸気される外気の方を、第1吸気口84から吸気される外気よりも多くしている。第2吸気口131から吸気された外気は、第1吸気口84から吸気された外気よりも、電源部80へ至るまでの装置内部での移動距離が短い。その結果、第2吸気口131から吸気された外気は、第1吸気口84から吸気された外気に比べて、装置内の熱による温度上昇が抑えられる。従って、第1吸気口84から電源部80に外気を流す場合に比べて、低温の外気を、電源部80に流すことができる。しかも、第2吸気口131から電源部80へ流れる外気の方が、第1吸気口84から流れる外気よりも多い。よって、電源部80を良好に冷却することができる。その結果、投射画像の輝度の向上を図るべく、光源61への供給電力を上げて、電源部80や光源61の発熱量が増加しても、良好に電源部80を冷却することができる。また、排気ファン86の回転数を上げて電源部80に流す流量を増やさずとも、電源部80を良好に冷却することができ、排気ファン86の風切り音による騒音も抑制することができる。
また、第1吸気口84から取り込まれた外気は、防塵フィルター84aを通って機内に流れ込む。このため、第1吸気口84から機内に流れ込んだ外気には、塵や埃をほとんど含んでいない。これにより、第1吸気口84から取り込まれた外気の一部が、曲面ミラー42の下面とレンズホルダー32との隙間から第2投射光学系40内に流れ込んでも、曲面ミラー42や折り返しミラー41に塵や埃が付着するのを抑制することができる。これにより、経時にわたり、高品質な投射画像を投射面2に投射することができる。
また、第2吸気口131を、曲面ミラー裏面のY方向中央付近に対向するように設けている。よって、第2吸気口131から吸気された外気が、曲面ミラー42の下面とレンズホルダー32との隙間や、曲面ミラー42の上部と自由ミラーブラケット44の連結部44bとの間の隙間から第2投射光学系40内に流れるのを抑制できる。これにより、第2吸気口131から吸気された外気に含まれる塵や埃が、曲面ミラー42や折り返しミラー41に付着するのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、プロジェクタの筐体のDMD12と対向する対向面部であるベース部材53にDMD冷却用吸気口92を設けている。これにより、DMD冷却用吸気口92から吸気された外気が、直接、DMD12へ流れ込む。よって、ダクトを経由してDMD12に外気を流れ込ませる場合に比べて、装置内の熱により暖められることなく、DMD12を冷却することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
光源61と、光源61からの光を、DMD12などの画像生成素子に照射して、光像を生成する画像形成部101と、光学部品を有し、画像形成部101により生成された光像を投射する投射光学部102と、光源61に電力を供給する電源部80と、光源61、画像形成部101、投射光学部102および電源部80を収納する筐体(本実施形態では、外装カバー59、ベース部材53などで構成)と、筐体に設けられた第1吸気口84から外気を吸気して、投射光学部102の周囲をまわり込んで電源部80に流して電源部80を冷却し、冷却後の空気を筐体に設けられた排気口85から排気するプロジェクタ1などの画像投射装置において、第1吸気口84よりも電源部80の近傍に第2吸気口131を設け、第2吸気口131から前記筐体に取り込まれる外気を、第1吸気口84から前記筐体に取り込まれる外気よりも多くした。
態様1によれば、電源部80の近傍の第2吸気口131から取り込まれた外気は、第1吸気口84から取り込まれた外気よりも電源部80へ流れ込むまでの装置内の移動経路が短い。従って、第2吸気口131から取り込まれた外気は、第1吸気口84から取り込まれた外気に比べて、装置内の熱で加熱されない。また、第2吸気口131から取り込まれる外気は、第1吸気口84から取り込まれる外気よりも多い。よって、電源部80を冷却するための外気のほとんどを第1吸気口84から吸気する特許文献1に記載の画像投射装置に比べて、電源部80に流す電源部80を冷却するための外気の温度を十分に下げることができる。これにより、投射画像の輝度を上げても、電源部80を良好に冷却することができる。従って、排気ファン86の回転数を上げずに、電源部80を良好に冷却でき、排気ファン86の風切り音による騒音の増加を抑制することができる。
(態様2)
態様1において、第2吸気口131の開口断面積の合計が、300mm以上である。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、第2吸気口131から外気を良好に吸気することができる。
(態様3)
(態様1)または(態様2)において、DMD12などの画像生成素子の光像出射方向が、上下方向となるように、光源61の光出射方向および画像生成素子の光像出射方向いずれにも直交する方向からプロジェクタ1などの画像投射装置を見たとき、筐体の左右方向一端側に排気口85が配置され、他端側に第1吸気口84が配置されており、電源部80は、画像形成部101よりも上方で、左右方向一端側に設けらており、電源部80と排気口85との間に排気ファン86を設け、第2吸気口131は、電源部80より空気の流れ方向上流側に配置した。
かかる構成とすることにより、排気ファン86により各吸気口84,131から外気を吸い込んで、電源部80に流すことができる。また、各吸気口84,131から取り込んだ外気が、画像形成部101内に流れ込むのを抑制することができ、画像形成部101が備えるDMD12などの画像生成素子や、リレーレンズなどの光学部品に外気に含まれる塵や埃が付着するのを抑制することができる。
(態様4)
また、(態様1)乃至(態様3)いずれかにおいて、投射光学部102は、折り返しミラー41と自由曲面ミラー42とを備えており、第2吸気口131を、筐体の自由曲面ミラー42の裏面と対向する箇所に設けた。
かかる構成を備えることで、第2吸気口131から取り込んだ外気が、自由曲面ミラー42の裏面と筐体との隙間を通って、電源部80に流すことができる。また、折り返しミラー41と自由曲面ミラー42の作用により、投射される画像を結像する結像光束の光路を画像投射装置内部に繰り込むことができ、投射面2までの設置距離を短くすることができる。
(態様5)
また、(態様1)乃至(態様4)いずれかにおいて、スピーカ140を、第2吸気口131に対向配置した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、第2吸気口131とは、別にスピーカ140の音声出力口を設けた構成に比べて、外装カバー59に設けられる開口部を減らすことができる。これによりプロジェクタ1の意匠性の低下を抑制することができる。
(態様6)
また、(態様1)乃至(態様5)いずれかにおいて、第1吸気口84に防塵フィルター84aを設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、第1吸気口84から機内に流れ込んだ外気に塵や埃をほとんど含まれないようにすることができる。これにより、第1吸気口84から取り込まれた外気の一部が、投射光学ぶ102内に流れ込んでも、曲面ミラー42や折り返しミラー41などの光学部品に塵や埃が付着するのを抑制することができる。その結果、経時にわたり、高品質な投射画像を投射面2に投射することができる。
また、第1吸気口84に防塵フィルター84aを設けることで、この防塵フィルター84aが空気の流れを妨げ、第1吸気口84から吸気される外気の量が減る。これにより第2吸気口131から吸気される外気の量を、第1吸気口84から吸気される外気の量よりも増やすことができる。
1:プロジェクタ
10:光変調部
11:DMDボード
12:DMD
13:ヒートシンク
20:照明部
30:第1投射光学系
40:第2投射光学系
41:折り返しミラー
42:曲面ミラー
53:ベース部材
59:外装カバー
60:光源部
61:光源
80:電源部
80a:メインPFC電源基板
80b:サブPFC電源基板
81:メイン基板ホルダ
81b:カバー面
81a:基板取り付け面
82:サブ基板ホルダ
83:操作部
84:第1吸気口
84a:防塵フィルター
85:排気口
86:排気ファン
91:吸気ブロワ
91a:ブロワ吸気口
91b:ブロワ排気口
92:DMD冷却用吸気口
93:水平ダクト
94:排気ダクト
95:光源ブロワ
96:光源ダクト
100:光学エンジン部
101:画像形成部
102:投射光学部
120:冷却部
131:第2吸気口
140:スピーカ
特開2013−97340号公報

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を、画像生成素子に照射して、光像を生成する画像形成部と、
    光学部品を有し、前記画像形成部により生成された光像を投射する投射光学部と、
    前記光源に電力を供給する電源部と、
    前記光源、前記画像形成部、前記投射光学部および前記電源部を収納する筐体と、
    前記筐体に設けられた第1吸気口から外気を吸気して、前記投射光学部の周囲をまわり込んで前記電源部に流して前記電源部を冷却し、冷却後の空気を前記筐体に設けられた排気口から排気する画像投射装置において、
    前記第1吸気口よりも前記電源部の近傍に第2吸気口を設け、
    前記第2吸気口から前記筐体に取り込まれる外気を、前記第1吸気口から前記筐体に取り込まれる外気よりも多くしたことを特徴とする画像投射装置。
  2. 請求項1に記載の画像投射装置において、
    前記第2吸気口の開口断面積の合計が、300mm以上であることを特徴とする画像投射装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像投射装置において、
    前記画像生成素子の光像出射方向が、上下方向となるように、前記光源の光出射方向および画像生成素子の光像出射方向いずれにも直交する方向から当該画像投射装置を見たとき、
    前記筐体の左右方向一端側に前記排気口が配置され、他端側に前記第1吸気口が配置されており、
    前記電源部は、前記画像形成部よりも上方で、左右方向一端側に設けらており、前記電源部と前記排気口との間に排気ファンを設け、
    前記第2吸気口は、前記電源部より空気の流れ方向上流側に配置したことを特徴とする画像投射装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の画像投射装置において、
    前記投射光学部は、折り返しミラーと自由曲面ミラーとを備えており、
    前記第2吸気口を、前記筐体の前記自由曲面ミラーの裏面と対向する箇所に設けたことを特徴とする画像投射装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の画像投射装置において、
    スピーカを、前記第2吸気口に対向配置したことを特徴とする画像投射装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の画像投射装置において、
    前記第1吸気口に防塵フィルターを設けたことを特徴とする画像投射装置。
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