JP2015014277A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルの飛び散りを抑制するとともに、モータを効果的に冷却可能なバルブタイミング調整装置を提供する。【解決手段】第1シール部材91は、ハウジング20の筒部212とモータカバー70の筒部71との間を液密に保持する。第2シール部材92は、ハウジング20の筒部232と筒部811との間を液密に保持する。流入口101は、カムシャフト4に形成され、オイルが流入する。流路部102は、カムシャフト4の内側、ハウジング20の内側、ロータ30の内側、遊星回転体40の内側、筒軸50の内側、および、モータカバー70の内側に形成され、流入口101に接続し、流入口101から流入したオイルが流れる。排出口103は、モータカバー70のカバー部72の巻掛部233から所定距離離れた位置に形成され、流路部102に接続し、流路部102内のオイルが排出される。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを運転条件に応じて変更するバルブタイミング調整装置に関する。
従来、吸気弁または排気弁の開閉タイミングをモータで変更するバルブタイミング調整装置が知られている。例えば特許文献1に記載されたものでは、駆動軸に対応して回転する第1回転体、および、従動軸に対応して回転する第2回転体の内側に遊星歯車部を設けている。この遊星歯車部をモータで回転させ、第1回転体と第2回転体との相対回転位相を変化させることにより吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更する。
特開2009−91996号公報
特許文献1のバルブタイミング調整装置では、駆動軸の回転を第1回転体に伝達する伝達部材として金属製のチェーンを用いている。当該チェーンは、駆動軸と第1回転体の外壁に形成された巻掛部とに巻き掛けられる。一般に、伝達部材としては、金属製のチェーンの他に、ゴムを含む材料により形成されるドライベルト等が用いられる。ドライベルトは、チェーンと比べ、軽量、かつ、作動時の騒音が少ないため、近年、採用例が増えている。
ところで、特許文献1のバルブタイミング調整装置では、内燃機関の運転時、遊星歯車部、および、その他摺動箇所に潤滑油を供給し、各部の円滑な作動を図っている。バルブタイミング調整装置内部に供給された潤滑油は、第1回転体の一端から外部へ排出される。また、潤滑油は、従動軸と第1回転体の他端との隙間から外部へ漏れ出す。そのため、第1回転体および第2回転体が回転するときの遠心力により、潤滑油が周囲に飛び散り伝達部材および巻掛部に付着するおそれがある。よって、特許文献1のバルブタイミング調整装置の伝達部材としてチェーンに代えてドライベルトを採用した場合、周囲に飛び散った潤滑油がドライベルトおよび巻掛部に付着するおそれがある。ドライベルトおよび巻掛部に潤滑油が付着すると、ドライベルトと巻掛部との間で滑りが生じ、駆動軸と第1回転体との間の位相ずれ等を招くおそれがある。
また、特許文献1のバルブタイミング調整装置では、作動時に発熱するモータの冷却に関し、何ら考慮されていない。モータには、モータの回転を制御する制御部が一体に取り付けられている。よって、モータの温度が過度に上昇すると、制御部の異常を招くおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、オイルの飛び散りを抑制するとともに、モータを効果的に冷却可能なバルブタイミング調整装置を提供することにある。
本発明は、内燃機関の駆動力を駆動軸から従動軸に伝達する駆動力伝達系に設けられ、従動軸により開閉駆動される吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、第1回転体と第2回転体と遊星回転体と筒軸とモータとモータカバーと第4筒部と第1シール部材と第2シール部材とオイル流路とを備えている。
第1回転体は、筒状に形成され、一端側に形成される第1筒部、他端側に形成される第2筒部、駆動軸および従動軸の一方の回転を伝達する伝達部材が巻き掛けられるよう外壁に形成される巻掛部、ならびに、内壁に形成される第1太陽歯車部を有し、駆動軸および従動軸の一方に対応して回転する。
第2回転体は、第1回転体の内側に設けられ、内径が第1太陽歯車部の内径と異なるよう内壁に形成される第2太陽歯車部を有し、第1回転体の第2筒部の内側を経由して駆動軸および従動軸の他方に接続され、駆動軸および従動軸の他方に対応して回転する。
遊星回転体は、第1太陽歯車部に噛み合う第1遊星歯車部、第2太陽歯車部に噛み合う第2遊星歯車部、ならびに、第1遊星歯車部および第2遊星歯車部の内側に形成される軸穴部を有し、第1太陽歯車部および第2太陽歯車部の内側で遊星運動することにより第1回転体と第2回転体との相対回転位相を変化させる。
筒軸は、第1回転体の第1筒部の内壁に軸受けされる本体、および、当該本体に対し偏心するよう形成され軸穴部を軸受けする偏心部を有している。
モータは、第1筒部の第2筒部とは反対側に設けられ、本体の軸周りに筒軸を回転駆動可能である。
モータカバーは、第1回転体の第1筒部の外側または内側に位置するよう設けられる第3筒部、および、当該第3筒部の端部から外側へ延びモータを覆うよう形成されるカバー部を有している。
第4筒部は、駆動軸および従動軸の他方を軸受けする内燃機関から駆動軸および従動軸の他方の軸方向へ延び第2筒部の外側または内側に位置するよう形成されている。
第1シール部材は、第1回転体の第1筒部とモータカバーの第3筒部との間を液密に保持する。
第2シール部材は、第1回転体の第2筒部と第4筒部との間を液密に保持する。
オイル流路は、駆動軸および従動軸の他方に形成されオイルが流入する流入口、駆動軸および従動軸の他方の内側、第1回転体の内側、第2回転体の内側、遊星回転体の内側、筒軸の内側、および、モータカバーの内側に形成され流入口に接続し流入口から流入したオイルが流れる流路部、ならびに、モータカバーのカバー部の巻掛部から所定距離離れた位置に形成され流路部に接続し流路部内のオイルが排出される排出口を有している。そのため、第1太陽歯車部、第2太陽歯車部、第1遊星歯車部、第2遊星歯車部、および、その他摺動箇所をオイルで潤滑することができる。また、排出口はモータ近傍に形成されているため、オイルをモータ側に積極的に流すことができる。これにより、モータを効果的に冷却することができる。また、異物を含むオイルを排出口から排出可能なため、バルブタイミング調整装置の内部に異物が残留するのを防ぐことができる。
本発明では、第1回転体の第1筒部とモータカバーの第3筒部との間に第1シール部材を設け、第1回転体の第2筒部と第4筒部との間に第2シール部材を設けている。これにより、第1回転体および第2回転体が回転するときの遠心力により、オイル流路内のオイルが第1回転体および第2回転体の外側へ飛び散るのを抑制することができる。そのため、飛び散ったオイルが伝達部材に付着するのを抑制することができる。よって、例えば伝達部材が、ゴムを含む材料により形成されるドライベルト等であっても、伝達部材にオイルが付着することにより生じる伝達部材と第1回転体との間の滑りを抑制し、駆動軸と第1回転体との間の位相ずれを抑制することができる。
本発明の一実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す断面図。 本発明の一実施形態によるバルブタイミング調整装置の取り付け状態を示す模式図。 図1のIII−III線断面図。 図1のIV−IV線断面図。 図1のV−V線断面図。
以下、本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態によるバルブタイミング調整装置、および、これを適用した車両の駆動力伝達系を図1、2に示す。
図2に示すように、本実施形態のバルブタイミング調整装置1が設置される駆動力伝達系では、内燃機関(以下、「エンジン」という)10の駆動軸としてのクランクシャフト2に固定されるプーリ3と、従動軸としてのカムシャフト4と同軸に設けられる巻掛部233と、カムシャフト6に固定されるプーリ7とにドライベルト8が巻き掛けられ、クランクシャフト2からカムシャフト4およびカムシャフト6に駆動力が伝達される。前述の巻掛部233および後述のロータ30は、それぞれ、バルブタイミング調整装置1の一部を構成している。カムシャフト4は吸気弁11を開閉駆動し、カムシャフト6は排気弁12を開閉駆動する。本実施形態のバルブタイミング調整装置1は、駆動源としてモータ60(後述)を用いる電動式であり、巻掛部233をドライベルト8に、ロータ30をカムシャフト4に接続し、吸気弁11の開閉タイミングを調整する。
ここで、ドライベルト8は、例えばゴムを含む材料で環状に形成されている。ドライベルト8の内側には、歯型が形成されている。プーリ3、プーリ7の外縁部には、ドライベルト8の歯型に噛み合い可能な歯型が形成されている。また、巻掛部233の外縁部には、ドライベルト8の歯型に噛み合い可能な歯部234が形成されている。
図1に示すように、バルブタイミング調整装置1は、第1回転体としてのハウジング20、第2回転体としてのロータ30、遊星回転体40、筒軸50、モータ60、モータカバー70、筒部811、第1シール部材91、第2シール部材92、および、流路部100等を備えている。
ハウジング20は、フロントハウジング21、中間ハウジング22およびリアハウジング23等を有している。
フロントハウジング21は、例えば鉄等の金属により形成され、本体211および筒部212を有している。
本体211は、略円板状に形成され、中央に穴部を有している。筒部212は、本体211の穴部から一方の面側に略円筒状に延びるよう形成されている。
中間ハウジング22は、例えば鉄等の金属により形成され、本体221および第1太陽歯車部222を有している。
本体221は、略円板状に形成され、中央に穴部を有している。第1太陽歯車部222は、本体221の穴部に形成されている。すなわち、第1太陽歯車部222は、内歯形状である(図3参照)。
リアハウジング23は、例えば鉄等の金属により形成され、本体231、筒部232および巻掛部233を有している。
本体231は、有底筒状に形成され、底部の中央に穴部を有している。筒部232は、本体231の穴部から本体231の軸方向へ略円筒状に延びるよう形成されている。巻掛部233は、略円筒状に形成され、本体231と同軸で、かつ、本体231の外側に位置するよう本体231と一体に形成されている。巻掛部233の外縁部(外壁)には、ドライベルト8の歯型に噛み合い可能な歯部234が形成されている。ここで、巻掛部233の軸方向の長さは、本体231の軸方向の長さと筒部232の軸方向の長さとを足した長さに概ね等しい。
フロントハウジング21と中間ハウジング22とリアハウジング23とは、同軸、かつ、互いに相対回転不能なようボルト13により一体に固定されている。ここで、中間ハウジング22とフロントハウジング21との間には、環状でゴム製のOリング223が設けられている。また、中間ハウジング22とリアハウジング23との間には、環状でゴム製のOリング224が設けられている。これにより、中間ハウジング22とフロントハウジング21およびリアハウジング23との間は、液密に保持されている。
ハウジング20は、巻掛部233にドライベルト8が巻き掛けられることにより、エンジン10のクランクシャフト2に対応して回転する。
筒部212は、ハウジング20(第1回転体)の軸方向の一端側に形成されている。また、筒部232は、ハウジング20(第1回転体)の軸方向の他端側に形成されている。つまり、筒部212は、特許請求の範囲における「第1筒部」に対応している。また、筒部232は、特許請求の範囲における「第2筒部」に対応している。
ロータ30は、例えば鉄等の金属により形成され、本体31および筒部32を有している。
本体31は、略円板状に形成され、中央に穴部を有している。筒部32は、本体31の外縁部から一方の面方向へ略円筒状に延びるよう形成されている。筒部32の内側には、第2太陽歯車部321が形成されている。ここで、第2太陽歯車部321は、内径が、第1太陽歯車部222の内径よりも小さく形成されている。また、第2太陽歯車部321は、歯数が、第1太陽歯車部222の歯数よりも少なく形成されている(図3、4参照)。
ロータ30は、リアハウジング23の本体231の内側、すなわち、ハウジング20の内側に収容されている。また、ロータ30は、本体31がボルト14によりカムシャフト4の端部に固定されることにより、カムシャフト4に取り付けられている。ここで、カムシャフト4の端部は、リアハウジング23の筒部232の内側に位置している。すなわち、ロータ30は、筒部232の内側を経由してカムシャフト4に接続されている(図1参照)。また、ピン15により、ロータ30とカムシャフト4との相対回転が規制されている。これにより、ロータ30は、カムシャフト4に対応して(カムシャフト4と一体に)回転する。
カムシャフト4は、エンジン10のエンジンヘッド81に軸受けされている。
ハウジング20は、リアハウジング23の本体231がロータ30の外縁部により軸受けされている。また、ハウジング20は、ロータ30に対し相対回転可能である。
本実施形態では、ハウジング20、ロータ30およびカムシャフト4は図1に示す矢印X方向からみて時計回り方向に回転する。以下、この回転方向を進角方向とする。また、回転方向とは反対の方向を遅角方向とする。
遊星回転体40は、例えば鉄等の金属により形成され、第1遊星歯車部41、第2遊星歯車部42および軸穴部43を有している。
第1遊星歯車部41は、環状に形成され、外縁部が第1太陽歯車部222に噛み合い可能である。第1遊星歯車部41は、歯数が、第1太陽歯車部222の歯数より少なく形成されている。
第2遊星歯車部42は、環状に形成され、外縁部が第2太陽歯車部321に噛み合い可能である。第2遊星歯車部42は、歯数が、第2太陽歯車部321の歯数より少なく形成されている。
また、第2遊星歯車部42は、外径が、第1遊星歯車部41の外径よりも小さく形成されている。また、第2遊星歯車部42は、歯数が、第1遊星歯車部41よりも少なく形成されている。ここで、第1遊星歯車部41と第2遊星歯車部42とは、同軸、かつ、軸方向に並ぶようにして一体に形成されている。
軸穴部43は、第1遊星歯車部41および第2遊星歯車部42の内側において、第1遊星歯車部41および第2遊星歯車部42と同心となるよう略円筒状に形成されている。
遊星回転体40は、第1遊星歯車部41が第1太陽歯車部222に、第2遊星歯車部42が第2太陽歯車部321に噛み合い可能なよう、ハウジング20の内側に設けられている。
筒軸50は、例えば鉄等の金属により形成され、本体51および偏心部52を有している。
本体51は、略円筒状に形成されている。偏心部52は、略円筒状に形成され、本体51に対し偏心するよう本体51と一体に形成されている。
筒軸50は、フロントハウジング21の筒部212、および、遊星回転体40の軸穴部43の内側に位置するよう設けられている。
本実施形態では、本体51と筒部212との間に第1軸受部材16が設けられている。また、偏心部52と軸穴部43との間に第2軸受部材17が設けられている。第1軸受部材16および第2軸受部材17は、例えばボールベアリングである。これにより、本体51は、第1軸受部材16を経由して筒部212の内壁に軸受けされる。また、偏心部52は、第2軸受部材17を経由して軸穴部43を軸受けする。
また、本実施形態では、偏心部52と第2軸受部材17との間に繭バネ18が設けられている(図1、3、4参照)。これにより、遊星回転体40の第1遊星歯車部41および第2遊星歯車部42は、第1太陽歯車部222および第2太陽歯車部321に押し付けられる。
上記構成により、筒軸50が本体51の軸周りに回転すると、偏心部52が本体51に対し偏心して回転するため、第1遊星歯車部41および第2遊星歯車部42が第1太陽歯車部222および第2太陽歯車部321に噛み合った状態で、遊星回転体40が第1太陽歯車部222および第2太陽歯車部321の内側において遊星運動(自転しつつ公転)する。これにより、ハウジング20とロータ30との相対回転位相が変化する。
モータ60は、例えばブラシレスの電動モータであり、ハウジング20のカムシャフト4とは反対側に設けられる。
モータ60は、モータハウジング61、出力軸62、出力端部63および駆動回路(以下、「EDU」という)64を有している。
モータハウジング61は、例えば金属により偏平の円筒状に形成され、図示しないステータおよびロータ等を収容している。出力軸62は、モータハウジング61に収容されたロータの回転中心に固定されている。出力端部63は、出力軸62の先端部に取り付けられている。
モータハウジング61内のステータには、コイルが巻き回されている。コイルに電力が供給されると、ステータに回転磁界が生じ、ロータが回転する。
EDU64は、CPU、ROM、RAM、および、I/O等を有する小型のコンピュータである。EDU64は、ECU150からの指令値に基づき、前記コイルに供給する電力を調整することでモータ60の回転駆動を制御する。
ECU150は、EDU64と同様、CPU、ROM、RAM、および、I/O等を有する小型のコンピュータである。ECU150は、車両の各部に取り付けられたセンサからの情報等に基づき、ROMに格納されたプログラムに従い演算を行い、車両に搭載された種々の装置および機器の作動を制御することにより、車両を統合的に制御する。
EDU64は、モータハウジング61に一体に取り付けられている。すなわち、本実施形態では、モータ60は、制御部とモータ(回転)部とが一体になったモータである。
モータ60は、出力端部63が筒軸50の係合溝53に係合するよう、エンジンカバー82に取り付けられている。なお、モータ60は、EDU64がエンジンカバー82に固定されることによりエンジンカバー82に取り付けられている。ここで、エンジンカバー82とEDU64との間には、環状でゴム製のOリング821が設けられる。これにより、エンジンカバー82とEDU64との間は、液密に保持される。
モータ60がECU150からの指令により回転駆動すると、出力端部63が回転することにより筒軸50が本体51の軸周りに回転する。これにより、遊星回転体40が遊星運動し、ハウジング20とロータ30との相対回転位相が進角方向または遅角方向に変化する。その結果、クランクシャフト2とカムシャフト4との相対回転位相が変化し、吸気弁11の開閉タイミングが変化する。
なお、モータ60は、作動時、EDU64およびコイルが発熱する。そのため、モータ60の作動時、EDU64、コイル、ステータ、ロータおよびモータハウジング61等の温度が上昇する。
本実施形態では、ハウジング20、ロータ30および遊星回転体40は、第1太陽歯車部222と第1遊星歯車部41との歯数差、および、第2太陽歯車部321と第2遊星歯車部42との歯数差により、減速機として機能する。よって、モータ60側からは、筒軸50を比較的小さなトルクで回転させることができる。一方、カムシャフト4側から筒軸50を回転させるには、比較的大きなトルクを必要とする。
図5に示すように、本実施形態では、リアハウジング23の本体231の内壁に規制部24が形成されている。規制部24は、本体231の周方向に4つ形成されている。また、ロータ30の本体31の外縁部に規制部33が形成されている。規制部33は、本体31の周方向に4つ形成されている。規制部24と規制部33とは、ハウジング20とロータ30とが進角方向または遅角方向に相対回転するとき、当接する。これにより、ハウジング20とロータ30との相対回転は、所定角度範囲内に規制される。図5は、ロータ30がハウジング20に対し最遅角位置にある状態を示している。
モータカバー70は、例えば鉄等の金属により形成され、筒部71およびカバー部72を有している。
筒部71は、略円筒状に形成されている。図1に示すように、カバー部72は、筒部71の一端から外側へ延びるよう形成されている。モータカバー70は、筒部71がフロントハウジング21の筒部212の外側に位置するよう、かつ、カバー部72がモータ60を覆うようエンジンカバー82に取り付けられる。筒部71の内径は、筒部212の外径より大きい。そのため、筒部71と筒部212との間には、環状の隙間が形成される。ここで、筒部71は、特許請求の範囲における「第3筒部」に対応している。
カバー部72とエンジンカバー82との間には、環状でゴム製のOリング822が設けられる。これにより、カバー部72とエンジンカバー82との間は、液密に保持される。
筒部811は、カムシャフト4を軸受けするエンジンヘッド81からカムシャフト4の軸方向へ略円筒状に延びるよう、エンジンヘッド81と一体に形成されている。筒部811は、リアハウジング23の筒部232の外側に位置するよう形成されている。筒部811の内径は、筒部232の外径より大きい。そのため、筒部811と筒部232との間には、環状の隙間が形成される。ここで、筒部811は、特許請求の範囲における「第4筒部」に対応している。
第1シール部材91は、例えばゴム等により略円環状に形成され、フロントハウジング21の筒部212とモータカバー70の筒部71との間の隙間に設けられている。ここで、第1シール部材91は、第1軸受部材16の径外方向に位置するよう設けられている。第1シール部材91は、外壁が筒部71の内壁に密に接し、内壁が筒部212の外壁に密に接している。これにより、筒部212(フロントハウジング21)と筒部71(モータカバー70)との間は、液密に保持されている。なお、第1シール部材91は、外壁が筒部71の内壁に固定され、内壁が筒部212の外壁と摺動可能である。
第2シール部材92は、例えばゴム等により略円環状に形成され、リアハウジング23の筒部232と筒部811との間の隙間に設けられている。第2シール部材92は、外壁が筒部811の内壁に密に接し、内壁が筒部232の外壁に密に接している。これにより、筒部232(リアハウジング23)と筒部811(エンジンヘッド81)との間は、液密に保持されている。なお、第2シール部材92は、外壁が筒部811の内壁に固定され、内壁が筒部232の外壁と摺動可能である。
オイル流路100は、カムシャフト4からハウジング20およびモータカバー70の内側にかけて形成されている。オイル流路100は、流入口101、流路部102および排出口103を有している。
図1に示すように、流入口101は、カムシャフト4に形成されている。流入口101は、エンジンヘッド81の筒部811が形成される面に対し、筒部811とは反対側に位置するよう形成されている。流入口101には、ポンプ120によりオイルパン121から汲み上げられたオイルが流入する。
流路部102は、カムシャフト4の内側、ハウジング20の内側、ロータ30の内側、遊星回転体40の内側、筒軸50の内側、および、モータカバー70の内側に形成され、流入口101に接続している。これにより、流路部102には、流入口101から流入したオイルが流れる。その結果、第1太陽歯車部222、第1遊星歯車部41、第2太陽歯車部321、第2遊星歯車部42、第1軸受部材16、第2軸受部材17、および、ハウジング20内の各摺動箇所がオイルにより潤滑される。
排出口103は、モータカバー70のカバー部72の巻掛部233から所定距離離れた位置に形成され、流路部102に接続している。これにより、排出口103からは、流路部102内のオイルが排出される。排出口103から排出されたオイルは、オイルパン121に戻る。排出口103がモータ60の近傍に形成されているため、流路部102内のオイルは、カバー部72とモータハウジング61との間を、排出口103に向かって流れる。これにより、モータ60をオイルで効果的に冷却することができる。なお、本実施形態では、排出口103は、バルブタイミング調整装置1を車両に搭載した状態において、モータ60に対し鉛直方向下側に位置するよう形成されている。
図1に示すように、本実施形態では、フロントハウジング21の筒部212、および、リアハウジング23の筒部232は、外径が巻掛部233の外径より小さく形成されている。より詳細には、筒部212および筒部232は、外径が第1太陽歯車部222および第2太陽歯車部321の内径より小さく形成されている。よって、筒部212と第1シール部材91との摺動面、および、筒部232と第2シール部材92との摺動面の径は、第1太陽歯車部222および第2太陽歯車部321の内径より小さい。
次に、本実施形態によるバルブタイミング調整装置1の作動を説明する。なお、図1〜5は、エンジン始動前、すなわちエンジン10が停止している時のバルブタイミング調整装置1の状態を示している。以下では、エンジン10の停止中、ロータ30がハウジング20に対し最遅角位置に設定される場合について説明する。
<エンジン始動時>
エンジン10が停止している状態では、ロータ30は、ハウジング20に対し最遅角位置にある。このとき、ハウジング20の規制部24とロータ30の規制部33とは当接している。エンジン10が始動すると、ECU150は、規制部24と規制部33との当接が維持される方向(遅角方向)に筒軸50が回転するようモータ60を回転駆動する。
<エンジン始動後>
エンジン10が始動すると、ポンプ120が作動し、オイルパン121のオイルが流入口101を経由してオイル流路100に供給される。なお、エンジン10の始動後、エンジン10が停止するまで、オイルがオイル流路100に供給され、排出口103から排出される。エンジン10の始動直後は、ハウジング20とロータ30とは同位相で回転している。そのため、モータ60の出力軸62もハウジング20およびロータ30と同位相、同回転数で回転している。
<進角作動時>
バルブタイミング調整装置1を進角制御するとき、ECU150は、ハウジング20の回転数より筒軸50の回転数が大きくなるようモータ60を回転制御する。これにより、遊星回転体40がハウジング20内で自転および公転し、ロータ30が、ハウジング20に対し進角方向に相対回転する。その結果、カムシャフト4の回転位相が進角し、吸気弁11の開閉タイミングが進角側に変更される。
<遅角作動時>
バルブタイミング調整装置1を遅角制御するとき、ECU150は、ハウジング20の回転数より筒軸50の回転数が小さくなるようモータ60を回転制御する。これにより、遊星回転体40がハウジング20内で自転および公転し、ロータ30が、ハウジング20に対し遅角方向に相対回転する。その結果、カムシャフト4の回転位相が遅角し、吸気弁11の開閉タイミングが遅角側に変更される。
<中間位相保持作動時>
ロータ30(カムシャフト4)が目標位相に到達すると、ECU150は、ハウジング20の回転数と筒軸50の回転数とが同じになるようモータ60を回転制御する。これにより、遊星回転体40はハウジング20に対し相対回転せず、ロータ30は、ハウジング20に対し所定の位相(目標位相)に保持される。その結果、カムシャフト4の回転位相が所定の位相(目標位相)に保持され、吸気弁11の開閉タイミングが所定のタイミングに保持される。
<エンジン停止時作動>
バルブタイミング調整装置1の作動中にエンジン10の停止が指示されると、ロータ30は、上記遅角作動時と同様の作動によりハウジング20に対して遅角方向に回転し、最遅角位置で回転が停止する。
このように、本実施形態では、エンジン10が始動してから停止するまで、オイル流路100にオイルが供給される。そのため、第1太陽歯車部222、第1遊星歯車部41、第2太陽歯車部321、第2遊星歯車部42、第1軸受部材16、第2軸受部材17、および、ハウジング20内の各摺動箇所をオイルにより潤滑するとともに、モータ60をオイルにより冷却することができる。
以上説明したように、本実施形態では、オイル流路100は、カムシャフト4に形成されオイルが流入する流入口101、カムシャフト4の内側、ハウジング20の内側、ロータ30の内側、遊星回転体40の内側、筒軸50の内側、および、モータカバー70の内側に形成され流入口101に接続し流入口101から流入したオイルが流れる流路部102、ならびに、モータカバー70のカバー部72の巻掛部233から所定距離離れた位置に形成され流路部102に接続し流路部102内のオイルが排出される排出口103を有している。そのため、第1太陽歯車部222、第2太陽歯車部321、第1遊星歯車部41、第2遊星歯車部42、および、その他摺動箇所をオイルで潤滑することができる。また、排出口103はモータ60近傍に形成されているため、オイルをモータ60側に積極的に流すことができる。これにより、モータ60を効果的に冷却することができる。また、異物を含むオイルを排出口103から排出可能なため、バルブタイミング調整装置1の内部に異物が残留するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、ハウジング20の筒部212とモータカバー70の筒部71との間に第1シール部材91を設け、ハウジング20の筒部232と筒部811との間に第2シール部材92を設けている。これにより、ハウジング20およびロータ30が回転するときの遠心力により、オイル流路100内のオイルがハウジング20およびロータ30の外側へ飛び散るのを抑制することができる。そのため、飛び散ったオイルがドライベルト8に付着するのを抑制することができる。よって、ドライベルト8にオイルが付着することにより生じるドライベルト8とハウジング20(巻掛部233)との間の滑りを抑制し、クランクシャフト2とハウジング20の間の位相ずれを抑制することができる。
また、本実施形態では、フロントハウジング21の筒部212、および、リアハウジング23の筒部232は、外径が巻掛部233の外径より小さく形成されている。より詳細には、筒部212および筒部232は、外径が第1太陽歯車部222および第2太陽歯車部321の内径より小さく形成されている。よって、筒部212と第1シール部材91との摺動面、および、筒部232と第2シール部材92との摺動面の径は、第1太陽歯車部222および第2太陽歯車部321の内径より小さい。そのため、筒部212と第1シール部材91との摺動の速度、および、筒部232と第2シール部材92との摺動の速度を低減することができる。したがって、第1シール部材91および第2シール部材92の磨耗を抑制することができる。
また、本実施形態では、フロントハウジング21の筒部212の内壁と筒軸50の本体51の外壁との間に設けられる第1軸受部材16、および、筒軸50の偏心部52の外壁と遊星回転体40の軸穴部43の内壁との間に設けられる第2軸受部材17をさらに備えている。これにより、筒軸50とフロントハウジング21および遊星回転体40とを円滑に相対回転させることができる。
また、本実施形態では、第1シール部材91は、第1軸受部材16の径外方向に位置するよう設けられている。これにより、筒部212と第1シール部材91との摺動を安定にすることができるとともに、バルブタイミング調整装置1の軸方向の体格を小さくすることができる。
また、本実施形態によるバルブタイミング調整装置1は、ゴムを含む材料で形成されるドライベルト8を伝達部材に用いる駆動力伝達系に適用される。このような駆動力伝達系では、ドライベルト8にオイル等の潤滑油が付着すると、ドライベルト8と巻掛部233との間で滑りが生じ、クランクシャフト2とハウジング20との間の位相ずれ等を招くおそれがある。そこで、本実施形態では、上述のように、オイル流路100内のオイルがハウジング20およびロータ30の外側へ飛び散り、ドライベルト8に付着するのを抑制することができる。よって、したがって、本実施形態は、伝達部材としてドライベルトを用いる駆動力伝達系に好適である。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、フロントハウジング21の筒部212、および、リアハウジング23の筒部232は、外径が第1太陽歯車部222および第2太陽歯車部321の内径以上になるよう形成されていてもよい。また、筒部212および筒部232は、外径が巻掛部233の外径以上になるよう形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、モータカバー70の筒部71がフロントハウジング21の筒部212の内側に位置するよう形成され、筒部71と筒部212との間に第1シール部材91が設けられることとしてもよい。また、筒部811がリアハウジング23の筒部232の内側に位置するよう形成され、筒部811と筒部232との間に第2シール部材92が設けられることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、フロントハウジング21、中間ハウジング22およびリアハウジング23は、少なくとも2つが一体に形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、第1シール部材91は、第1軸受部材16の径外方向以外の位置に設けられてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、第1軸受部材16、第2軸受部材17および繭バネ18の少なくとも1つを備えていなくてもよい。
上述の実施形態では、エンジン10の停止中、ロータ30がハウジング20に対し最遅角位置に設定される場合の作動例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、エンジン10の停止中、ロータ30は、ハウジング20に対し最遅角位置以外の位置、すなわち、中間位相(最遅角位置と最進角位置との間の位置)または最進角位置に設定されることとしてもよい。この場合、エンジン10の始動時、ロータ30は、ハウジング20に対し中間位相または最進角位置にある。
また、本発明は、伝達部材として金属製のチェーンを用いる駆動力伝達系に適用してもよい。この場合、巻掛部233の歯部234は、当該チェーンに噛み合い可能に形成される。
また、本発明は、排気弁の開閉タイミングを調整するのに用いることもできる。
このように、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に適用可能である。
1 ・・・・・バルブタイミング調整装置
20 ・・・・ハウジング(第1回転体)
212 ・・・筒部(第1筒部)
222 ・・・第1太陽歯車部
232 ・・・筒部(第2筒部)
233 ・・・巻掛部
30 ・・・・ロータ(第2回転体)
321 ・・・第2太陽歯車部
40 ・・・・遊星回転体
41 ・・・・第1遊星歯車部
42 ・・・・第2遊星歯車部
43 ・・・・軸穴部
50 ・・・・筒軸
51 ・・・・本体
52 ・・・・偏心部
60 ・・・・モータ
70 ・・・・モータカバー
71 ・・・・筒部(第3筒部)
72 ・・・・カバー部
811 ・・・筒部(第4筒部)
91 ・・・・第1シール部材
92 ・・・・第2シール部材
100 ・・・オイル流路
101 ・・・流入口
102 ・・・流路部
103 ・・・排出口

Claims (6)

  1. 内燃機関(10)の駆動力を駆動軸(2)から従動軸(4、6)に伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記従動軸により開閉駆動される吸気弁(11)および排気弁(12)の少なくとも一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置(1)であって、
    一端側に形成される第1筒部(212)、他端側に形成される第2筒部(232)、前記駆動軸および前記従動軸の一方の回転を伝達する伝達部材(8)が巻き掛けられるよう外壁に形成される巻掛部(233)、ならびに、内壁に形成される第1太陽歯車部(222)を有し、前記駆動軸および前記従動軸の一方に対応して回転する筒状の第1回転体(20)と、
    前記第1回転体の内側に設けられ、内径が前記第1太陽歯車部の内径と異なるよう内壁に形成される第2太陽歯車部(321)を有し、前記第2筒部の内側を経由して前記駆動軸および前記従動軸の他方に接続され、前記駆動軸および前記従動軸の他方に対応して回転する筒状の第2回転体(30)と、
    前記第1太陽歯車部に噛み合う第1遊星歯車部(41)、前記第2太陽歯車部に噛み合う第2遊星歯車部(42)、ならびに、前記第1遊星歯車部および前記第2遊星歯車部の内側に形成される軸穴部(43)を有し、前記第1太陽歯車部および前記第2太陽歯車部の内側で遊星運動することにより前記第1回転体と前記第2回転体との相対回転位相を変化させる遊星回転体(40)と、
    前記第1筒部の内壁に軸受けされる本体(51)、および、当該本体に対し偏心するよう形成され前記軸穴部を軸受けする偏心部(52)を有する筒軸(50)と、
    前記第1筒部の前記第2筒部とは反対側に設けられ、前記本体の軸周りに前記筒軸を回転駆動可能なモータ(60)と、
    前記第1筒部の外側または内側に位置するよう設けられる第3筒部(71)、および、当該第3筒部の端部から外側へ延び前記モータを覆うよう形成されるカバー部(72)を有するモータカバー(70)と、
    前記駆動軸および前記従動軸の他方を軸受けする前記内燃機関から前記駆動軸および前記従動軸の他方の軸方向へ延び前記第2筒部の外側または内側に位置するよう形成される第4筒部(811)と、
    前記第1筒部と前記第3筒部との間を液密に保持する第1シール部材(91)と、
    前記第2筒部と前記第4筒部との間を液密に保持する第2シール部材(92)と、
    前記駆動軸および前記従動軸の他方に形成されオイルが流入する流入口(101)、前記駆動軸および前記従動軸の他方の内側、前記第1回転体の内側、前記第2回転体の内側、前記遊星回転体の内側、前記筒軸の内側、および、前記モータカバーの内側に形成され前記流入口に接続し前記流入口から流入したオイルが流れる流路部(102)、ならびに、前記カバー部の前記巻掛部から所定距離離れた位置に形成され前記流路部に接続し前記流路部内のオイルが排出される排出口(103)を有するオイル流路(100)と、
    を備えるバルブタイミング調整装置。
  2. 前記第1筒部および前記第2筒部は、外径が前記巻掛部の外径より小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記第1筒部および前記第2筒部は、外径が前記第1太陽歯車部および前記第2太陽歯車部の内径より小さく形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記第1筒部の内壁と前記本体の外壁との間に設けられる第1軸受部材(16)と、
    前記偏心部の外壁と前記軸穴部の内壁との間に設けられる第2軸受部材(17)と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記第1シール部材は、前記第1軸受部材の径外方向に位置するよう設けられていることを特徴とする請求項4に記載のバルブタイミング調整装置。
  6. 前記伝達部材は、ゴムを含む材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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