JP2015012161A - 電子装置 - Google Patents

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祐紀 眞田
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慎也 内堀
圭史 岸本
Keiji Kishimoto
圭史 岸本
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Masahide Tatsumi
正英 辰己
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Abstract

【課題】ペルチェ素子等の放熱素子を必要とせず、かつ、発熱素子等の発熱部材と外部との絶縁を確保しつつ放熱を行うことが可能な放熱構造を提供する。【解決手段】発熱素子となる電子部品20の下方に導体層14を配置し、導体層14を基板10の平面方向に延設する。そして、基板10の絶縁材料部分を挟んで、導体層14と対向する位置に放熱部材40を配置する。このような構成では、電子部品20で発した熱が導体層14に伝わり、導体層14を通じて基板10の平面方向に伝熱され、これが放熱部材40に伝わって放熱部材40のうちモールド樹脂50から露出させられた上面より外部に放出される。これにより、ペルチェ素子等の放熱素子を必要としなくても、良好に放熱が行われる。また、導体層14と放熱部材40との間に基板10の絶縁材料部分が存在することから、この絶縁材料部分によって電子部品20と外部との絶縁を確保できる。【選択図】図1

Description

本発明は、基板の一面側に発熱素子などの発熱部材が配置される電子装置に関しするものである。
従来、特許文献1において、基板の一面側に発熱素子を配置しつつ発熱素子をモールド樹脂で封止したモールドパッケージにおける放熱構造が開示されている。この放熱構造は、発熱素子の下方に配置されるインターポーザの表層部に放熱素子となるペルチェ素子等を配置すると共に、発熱素子の側方に、放熱素子に対して接しつつモールド樹脂から露出させられる伝熱部を配置することで構成されている。このような構成では、発熱素子が発した熱は放熱素子を介して伝熱部に伝えられ、モールド樹脂の外部に放出させられる。
特開2008−153393号公報
しかしながら、特許文献1に記載の放熱構造では、ペルチェ素子等の放熱素子が必要になるし、発熱素子が放熱素子を介して伝熱部に直接接続された構造であり、かつ、伝熱部がモールド樹脂から露出した構造であるため、発熱素子と外部との絶縁を確保できない。
本発明は上記点に鑑みて、ペルチェ素子等の放熱素子を必要とせず、かつ、発熱素子等の発熱部材と外部との絶縁を確保しつつ放熱を行うことが可能な放熱構造を有する電子装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1導体層(13)が形成された基板(10)の一面(11)側に発熱部材(20)を配置し、発熱部材をモールド樹脂(50)にて封止した電子部品において、基板の一面のうち発熱部材が配置された位置において、該基板の一面から該基板の内部に形成されたビア(15)と、基板の内部に形成されると共にビアに接続され、発熱部材と対向する位置から該基板の平面方向に延設された第2導体層(14)と、基板の一面側に設けられ、基板のベースとなる絶縁材料を挟んで第2導体層のうち発熱部材と対向する位置から基板の水平方向に延設された部分と対向して配置されると共に、モールド樹脂の上面(50b)に向けて延設され、モールド樹脂よりも高熱伝導率の材料で構成された放熱部材(40)と、を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、発熱部材、例えば発熱素子となる電子部品(20)の下方に配置された第2導体層に対して、発熱部材で発した熱が伝えられる。このため、第2導体層を通じて基板の平面方向に伝熱され、これが放熱部材に伝わり、放熱部材を通じてモールド樹脂の上面側から外部に放出される。このとき、放熱部材と第2導体層との間に基板の絶縁材料部分が存在することから、この絶縁材料部分によって伝熱が阻害され得るが、基板の厚み自体が薄く、放熱部材と第2導体層との間に介在する絶縁材料部分の厚みも当然薄い。このため、放熱部材と第2導体層との間に基板の絶縁材料部分が存在していても、あまり伝熱が阻害されることなく、第2導体層から放熱部材への伝熱が行われるようにできる。特に、放熱部材と導体層との間に介在する絶縁材料部分を高熱伝導率としておけば、より第2導体層から放熱部材への伝熱が良好に行われるようにできる。
そして、放熱部材と第2導体層との間に絶縁材料部分を介在させているため、発熱部材や第2導体層と放熱部材との間の絶縁を確保することも可能となる。したがって、ペルチェ素子等の放熱素子を必要とせず、かつ、発熱部材と外部との絶縁を確保しつつ放熱を行うことが可能な放熱構造を有する電子装置にできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる電子装置に備えられるモールドパッケージの断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる電子装置に備えられるモールドパッケージの断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる電子装置に備えられるモールドパッケージの断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる電子装置に備えられるモールドパッケージの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる電子装置について説明する。ここでは、電子装置に備えられるモールドパッケージについて、図1および図2を参照して説明する。このモールドパッケージが備えられる電子装置は、たとえば自動車などの車両に搭載され、車両用の各種電子装置を駆動するための装置として適用される。
図1に示すように、本実施形態の電子装置は、基板10、電子部品20、30、放熱部材40およびモールド樹脂50などを有し、基板10に実装した電子部品20、30および放熱部材40をモールド樹脂50にて樹脂封止した構成とされている。
基板10は、電子部品20、30や放熱部材40が実装されると共にモールド樹脂50にて覆われる一面11と、その反対面となる他面12とを有する板状部材をなすものであり、例えば上面形状が矩形状の板状部材とされている。
具体的には、基板10は、ベースとなる絶縁材料部分をエポキシ樹脂等の樹脂で構成したプリント基板などによる多層基板によって構成されている。基板10は、一面11側にランドや配線パターン等を構成する導体層13を備えていると共に、一面11と他面12の間、つまり基板10の内部に内層配線等を構成する導体層14を備えている。
導体層13は、第1導体層に相当するもので、電子部品20、30および放熱部材40と接続するためのランドやランドに繋がる配線パターンなどを構成しており、例えばCu等の金属で構成されている。この導体層13と電気的および機械的に接合されることで、電子部品20、30は基板10に形成された配線パターンと電気的に接続されている。
導体層14は、第2導体層に相当するもので、導体層13と電気的に接続される配線パターンを構成したり、放熱経路を構成するために用いられている。例えば、多層基板は、樹脂等で構成されるコア層を中心とした両面にビルドアップ層が積層されることで構成されるが、これらコア層とビルドアップ層との間に内層配線が配置され、この内層配線によって導体層14を構成することができる。
本実施形態の場合、導体層14は、電子部品20の下方位置において、電子部品20と対向する位置から横方向(基板10の平面方向)に延ばされ、放熱部材40の下方まで延設されている。そして、電子部品20の下方に配置される導体層13と導体層14との間において、基板10にビア15が形成されることで、導体層13と導体層14とが熱的かつ電気的に接続されている。ビア15は、基板10の一面11側から基板10の内部に向けて形成された凹部15a内に導体材料15bを配置することで形成されている。凹部15aは、例えばレーザーによって形成されたレーザービアホールであり、一面10側から導体層14に達するように形成されている。
電子部品20、30は、基板10に実装されることで配線パターンに電気的に接続されるものであり、表面実装部品やスルーホール実装部品など、どのようなものであってもよい。本実施形態の場合、電子部品20、30として、発熱素子20および受動素子30を例に挙げて説明する。発熱素子20は、本発明の発熱部材に相当するものであり、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等の特に発熱が大きいパワー素子等が想定されるが、マイコンや制御素子等であっても良い。この発熱素子20は、ボンディングワイヤ21およびはんだ等のダイボンド材22により、導体層13に接続されている。また、受動素子30としては、チップ抵抗、チップコンデンサ、水晶振動子等が挙げられる。この受動素子30は、はんだ等のダイボンド材31により導体層13に接続されている。これらの構成により、電子部品20、30は、基板10に形成された導体層13、つまり配線パターンに電気的に接続され、配線パターンに接続された図示しないスルーホール等を通じて外部と電気的に接続可能とされている。
放熱部材40は、電子部品20で発した熱を放熱するための放熱経路を構成する部材であり、例えばCu、Cu合金、Al等のようにモールド樹脂50よりも高放熱材料によって構成されている。放熱材料40は、基板10の一面11側において、基板10の絶縁材料部分を挟んで、導体層14のうち電子部品20の下方から基板10の平面方向に延設された部分に対向して配置されている。この放熱部材40は、電子部品20、30などと共にモールド樹脂50に封止されているが、本実施形態では、放熱部材40の上面がモールド樹脂50から露出させられている。放熱部材40も、はんだ等のダイボンド材41により、基板10の一面11に形成された導体層13に接続されている。導体層13のうち、放熱部材40が接続される部分は、導体層13の他の部分(例えば電子部品20、30と接続されている部分)とは電気的に分離された浮きランドとされている。上記したように、この放熱部材40の下方位置まで導体層14が延設されているが、放熱部材40と接続される導体層13と導体層14との間には基板10の絶縁材料部分が介在していて、これらの間の絶縁が確保されている。
なお、基本的には基板10のベースとなる絶縁材料部分をエポキシ樹脂等の樹脂で構成しているが、より熱伝導率が高い絶縁材料で構成すること、もしくは、フィラー充填によって熱伝導率を高くすることもできる。特に、基板10のうち放熱部材40と導体層14との間に位置する部分においては高熱伝導率となるようにすることが好ましいため、この部分だけ部分的に高熱伝導率となるようにしても良い。
モールド樹脂50は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等より構成されるもので、金型を用いたトランスファーモールド法やコンプレッションモールド法により形成されている。本実施形態の場合、基板10の一面11側をモールド樹脂50で封止しつつ、基板10の他面12側をモールド樹脂50で封止せずに露出させた、いわゆるハーフモールド構造とされている。モールド樹脂50は、基板10の一面11と接する面となる下面50a、下面と反対側の上面50b、および、これら上下面50a、50bの間を連結する側面50cを有する板状とされている。上記した放熱部材40の表面は、上面50bから露出させられており、本実施形態の場合、放熱部材40の露出表面と上面50bとが同一平面となるように構成している。典型的には、モールド樹脂50は、上面形状が矩形形状で構成されるが、他の多角形などであっても構わない。
以上のような構造により、本実施形態にかかる電子装置に備えられるモールドパッケージが構成されている。
このような構成の電子装置では、発熱素子となる電子部品20の下方に導体層14を配置し、電子部品20で発した熱を導体層14に伝えるようにしている。そして、導体層14を通じて基板10の平面方向に伝熱され、これが放熱部材40に伝わって放熱部材40のうちモールド樹脂50から露出させられた上面より外部に放出される。このとき、放熱部材40と導体層14との間に基板10の絶縁材料部分が存在することから、この絶縁材料部分によって伝熱が阻害され得るが、基板10の厚み自体が薄く、放熱部材40と導体層14との間に介在する絶縁材料部分の厚みも当然薄い。このため、放熱部材40と導体層14との間に基板10の絶縁材料部分が存在していても、あまり伝熱が阻害されることなく、導体層14から放熱部材40への伝熱が行われるようにできる。特に、放熱部材40と導体層14との間に介在する絶縁材料部分を高熱伝導率としておけば、より導体層14から放熱部材40への伝熱が良好に行われるようにできる。例えば、基板10がコア層とコア層の両面に配置されるビルドアップ層とを有した構成とされる場合、ビルドアップ層をコア層よりも高熱伝導率の材料で構成しておけば良い。
そして、このように放熱部材40と導体層14との間に絶縁材料部分を介在させているため、電子部品20や導体層14と放熱部材40との間の絶縁を確保することも可能となる。したがって、ペルチェ素子等の放熱素子を必要とせず、かつ、発熱素子となる電子部品20と外部との絶縁を確保しつつ放熱を行うことが可能な放熱構造を有する電子装置にできる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して放熱部材40とモールド樹脂50との関係を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図2に示すように、本実施形態では、放熱部材40の上面がモールド樹脂50の上面50aから露出しておらず、モールド樹脂50に被覆された状態となっている。つまり、モールド樹脂50の上面50bの方が放熱部材40よりも基板10の一面11からの高さが高くされている。ただし、放熱部材40の上面を覆っているモールド樹脂50の厚みは薄く、例えば0.5mm以下となっている。
このように、放熱部材40の上面がモールド樹脂50で被覆された状態となっていても、薄いモールド樹脂50を通じて放熱が行えるため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。放熱部材40の上面を被覆するモールド樹脂50が厚いと放熱が十分に行えなくなるが、薄くすることで、熱設計上問題ないレベルにできる。
ここで、上記したように、モールド樹脂50については、トランスファーモールド法やコンプレッションモールド法により成形されるが、成形時に放熱部材40の上面をモールド樹脂50から露出させるには、成形型の内壁面を放熱部材40の上面に当接させる必要がある。しかしながら、成形型の内壁面を確実に放熱部材40の上面に当接させるのは難しい。
特に、コンプレッションモールド法によってモールド樹脂50を成形する場合に困難である。すなわち、コンプレッションモールド法では、基板10の下面12側に下型を当接させると共に、上面11側にキャビティを構成する開口部が設けられた上型を当接させ、上型に形成された開口部内に樹脂粉末を充填した状態でプランジャを摺動させて成形する。このとき、プランジャの挿入量によって、モールド樹脂50の上面50bの高さが決まるが、確実に上面50bの高さを放熱部材40の上面に合わせることが難しく、挿入量が多いと放熱部材40を基板10側に押圧してしまい、基板10にダメージを与え兼ねない。これに対して、本実施形態のようにモールド樹脂50の上面50bの方が放熱部材40の上面よりも基板10の一面11からの高さが高くなるようにすると、プランジャによって放熱部材40を押圧してしまうことを防止できる。このため、特にコンプレッションモールド法によってモールド樹脂50を成形する場合には、本実施形態のようにモールド樹脂50によって薄く残した構造とすることで、プランジャにて放熱部材40が押圧されて基板10にダメージが加わることを防止できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して放熱部材40とモールド樹脂50との関係を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図3に示すように、本実施形態では、放熱部材40の上面がモールド樹脂50の上面50aから突出した状態となっている。つまり、モールド樹脂50の上面50bよりも放熱部材40の方が基板10の一面11からの高さが高くされている。
このように、放熱部材40の上面がモールド樹脂50から突出した状態となっていても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
このような構成は、例えば第2実施形態のように、放熱部材40の上面がモールド樹脂50で被覆されるようにしつつ、後工程において、レーザ除去などによってモールド樹脂50を上面50aの前面を所定の厚さ分除去することで実現できる。このとき、放熱部材40が存在する部分については、放熱部材40の方が樹脂よりも除去量が少なくなるため、放熱部材40の上面がモールド樹脂50の上面から突出した状態になる。このようにして、本実施形態にかかる電子装置に備えられるモールドパッケージを構成することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1〜第3実施形態に対して電子部品30の配置を変更したものであり、その他については第1〜第3実施形態と同様であるため、第1〜第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、図4では、第1実施形態に対して電子部品30の配置を変更した構造を表してあるが、第2、第3実施形態についても同様である。
図4に示すように、本実施形態では、基板10の他面12側に電子部品30を配置している。具体的には、他面12側にランドもしくは配線パターンの一部を構成する導体層16が形成されており、はんだ等の接合部材31を介して導体層16に電子部品30が配置されている。電子部品30を構成する素子によっては、モールド樹脂50内に封止することが難しいものもある。例えば、電子部品30を渦巻きコンデンサとする場合、モールド樹脂50内に配置すると、樹脂の硬化時の応力によってコンデンサの電極間隔が変化したり、電極間がショートしてしまうなどの不具合が発生し得る。このような場合には、モールド樹脂50内に電子部品30を封止するのではなく、モールド樹脂50の外側に電子部品30を配置する方が好ましい。
このため、本実施形態のように、基板10のうちモールド樹脂50の外側に電子部品30を配置することで、モールド樹脂50内に電子部品30を配置することによる不具合を抑制することが可能となる。また、電子部品30の配置場所を基板10の一面11側にすることもできるが、一面11側にすると、基板10の面積の大型化を招くことになる。このため、本実施形態のように、基板10の他面12側に電子部品30を配置することで、上記効果が得られるのに加えて、基板10の面積の小型化を実現することが可能となる。
また、基板10の他面12側においてヒートシンクなどを配置することで電子部品20で発した熱を放出させる形態もあり得る。しかしながら、電子部品30を他面12側に配置する場合には、ヒートシンクの配置スペースを確保できないことがある。基板10の面積を拡大すればヒートシンクの配置スペースを確保できるが、電子部品30を他面12側に配置している意味が無くなってしまう。このため、本実施形態のように、他面12に電子部品30が配置されるような形態とされる場合に、放熱部材40によって基板10の一面11側より放熱が行えるようにすることは特に有効である。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では、基板10の一面11上に電子部品20、30を実装したのち、電子部品20、30および放熱部材40をモールド樹脂50で樹脂封止する形態が適用された電子装置の一例を示したが、上記各実施形態で説明した構造でなくても良い。例えば、発熱部材の一例として、発熱素子にて構成される電子部品20を例に挙げたが、大電流が流される配線なども発熱部材となる。このため、大電流が流される配線を導体層14に接続し、当該配線から発した熱が放熱部材40を介して放出されるようにしても良い。その場合、導体層14を大電流が流される配線の一部として用いても良い。
10 基板
11 一面
12 他面
13、14 導体層(第1、第2導体層)
20、30 電子部品
40 放熱部材
50 モールド樹脂

Claims (5)

  1. 一面(11)および前記一面の反対面となる他面(12)を有し、絶縁材料により構成されると共に前記一面に第1導体層(13)が形成された基板(10)と、
    前記基板の一面側に配置された発熱部材(20)と、
    前記基板の一面側に設けられ、前記基板の一面側となる下面(50a)、該下面と反対側の面となる上面(50b)、および、前記下面と前記上面とを連結する側面(50c)とを有し、前記発熱部材を封止するモールド樹脂(50)と、
    前記基板の一面のうち前記発熱部材が配置された位置において、該基板の一面から該基板の内部に形成されたビア(15)と、
    前記基板の内部に形成されると共に前記ビアに接続され、前記発熱部材と対向する位置から該基板の平面方向に延設された第2導体層(14)と、
    前記基板の一面側に設けられ、前記基板のベースとなる絶縁材料を挟んで前記第2導体層のうち前記発熱部材と対向する位置から前記基板の水平方向に延設された部分と対向して配置されると共に、前記モールド樹脂の上面に向けて延設され、前記モールド樹脂よりも高熱伝導率の材料で構成された放熱部材(40)と、を備えていることを特徴とする電子装置。
  2. 前記放熱部材は、前記モールド樹脂の上面から露出させられていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記放熱部材は、前記モールド樹脂によって被覆されており、前記モールド樹脂のうち前記放熱部材を被覆している部分の厚みが0.5mm以下とされていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記発熱部材は、前記第1導体層に実装されており、
    前記第1導体層のうち前記発熱部材が実装された部分が前記ビアを介して前記第2導体層に熱的および電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電子装置。
  5. 前記基板の他面側に、電子部品(30)が実装されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電子装置。
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