JP2015009850A - 泡吐出容器 - Google Patents

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Iwao Masuyama
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Abstract

【課題】泡吐出容器を下方にして逆立てにして手押し使用が可能で、一定の泡質を確保できる。
【解決手段】泡吐出通路を下方に向けた状態で、容器本体を押し圧変形させて空気導入通路から空気を気液混合室に導入すると共に、液体導入通路から液体を、気液混合室に導入し、気液混合室で空気と液体を混合して得られる泡を泡吐出通路から吐出させ、容器本体の押し圧変形を解除させて外部からの空気を泡吐出通路から外部空気導入通路を介して泡と共に液体中に導入し、さらに空気を容器本体内の空間に吸入し、容器本体の押し圧変形と押し圧変形を解除の繰り返しにより泡の定量吐出が可能である。
【選択図】図9

Description

この発明は、食品調味料、化粧品、洗剤等を泡状に吐出可能とする泡吐出容器に関する。
このように泡状に吐出可能とする泡吐出容器として、例えば、容器本体を加圧することにより、容器本体内の内容液と上部空気とを気液混合室に導入して発泡させ、この泡をネットで均質化し泡吐出通路から外部に吐出可能とするものがある(特許文献1,2)。
このような泡吐出容器は、使用時に机上等に着座させてヘッド部を上方にし、このヘッド部を押して泡生成部で発泡させ、また容器本体の部分を押して泡生成部で発泡させて吐出する泡を手で受けて使用しており、泡の吐出は必ず上向きが条件となっている。
特開昭61−118164 号公報 特開平7−215353号公報
このように、従来の泡吐出容器は、使用時に机上等に着座させて発泡させるものであり、泡吐出容器全体を逆にして使うことができない。仮に、泡吐出容器を下方にして逆立てにして手押しすると空気流路に液が入り、発泡させる部分に液が入ることになり、空気が入らないから泡吐出通路から出るのは泡ではなく液となる。したがって、従来の泡吐出容器は立てた状態にして使用するため、吐出口を下方向に向ける構造であり、吐出する泡を手で受けて使用することに限定される。
この発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、泡吐出容器を下方にして逆立てにして手押し使用が可能で、かつ一定の泡質を確保できる泡吐出容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、容器本体内の空間に連通する空気導入通路と、
容器本体内の液体を導入する液体導入通路と、
前記空気導入通路と前記液体導入通路とに連通する気液混合室と、
前記気液混合室の下流側に連通する泡吐出通路と、
外部から前記泡吐出通路を通して吸入される空気を液体中に導入する外部空気導入通路を備える泡吐出容器であり、
前記泡吐出通路を下方に向けた状態で、
前記容器本体を押し圧変形させて前記空気導入通路から空気を前記気液混合室に導入すると共に、前記液体導入通路から液体を、前記気液混合室に導入し、
前記気液混合室で空気と液体を混合して得られる泡を前記泡吐出通路から吐出させ、
前記容器本体の押し圧変形を解除させて外部からの空気を前記泡吐出通路から前記外部空気導入通路を介して残存する泡と共に液体中に導入し、さらに液体中を上昇する空気を
前記容器本体内の空間に吸入し、
前記容器本体の押し圧変形と前記押し圧変形を解除の繰り返しにより泡の定量吐出が可能であることを特徴とする泡吐出容器である。
請求項2に記載の発明は、前記容器本体の押し圧変形時に空気を、前記空気導入通路から前記気液混合室に導入し、
前記容器本体の押し圧変形の解除時に空気が、前記気液混合室から前記空気導入通路への導入することを遮断する空気逆止弁を備えることを特徴とする請求項1に記載の泡吐出容器である。
請求項3に記載の発明は、前記気液混合室に、空気と液体を混合して発泡させる泡生成体が配置され、
前記泡生成体の上流側に、前記空気導入通路と前記液体導入通路を連通可能であり、
前記泡生成体の下流側に、前記泡吐出通路と前記外部空気導入通路を連通可能であり、
前記容器本体を押し圧変形させて前記空気導入通路から空気を前記気液混合室に導入すると共に、前記液体導入通路から液体を、前記気液混合室に導入する際に、前記泡生成体は、前記外部空気導入通路を遮断し、空気と液体を通過させて発泡状態とし、前記泡吐出 通路から吐出させ、
前記容器本体の押し圧変形を解除させて外部からの空気を前記泡吐出通路から吸入する際に、前記泡生成体は、前記外部空気導入通路を連通させ外部からの空気と共に残存する泡を液体中に吸入させ、かつ外部からの空気と共に残存する泡を前記泡生成体から前記液体導入通路を通し、液体中に吸入させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の泡吐出容器である。
請求項4に記載の発明は、前記泡生成体は、少なくともメッシュ、多孔質、スポンジのいずれかで構成される混合材を有することを特徴とする請求項3に記載の泡吐出容器である。
請求項5に記載の発明は、前記泡吐出通路に、
吐出する泡を整流させる複数の通路を有する泡整流部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の泡吐出容器である。
請求項6に記載の発明は、前記液体導入通路を、硬質パイプで構成し、
前記硬質パイプの空気導入側に、液体中で閉じ、前記容器本体の押し圧変形時の空気圧力で開く開閉弁を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の泡吐出容器である。
請求項7に記載の発明は、前記液体導入通路を、軟質パイプで構成し、
前記軟質パイプの空気導入側に、液体に浮く浮きを備え、
前記浮きに空気導入開口を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の泡吐出容器である。
請求項8に記載の発明は、前記容器本体を押し圧変形させる際の押す位置を定め、
前記押す位置に押し部を設け、
前記押し部の周囲に、一重または複数重の溝、あるいは蛇腹を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の泡吐出容器である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、泡吐出容器を逆立てにし、泡吐出通路を下方に向けた状態で、容器本体を押し圧変形させて空気導入通路から空気を気液混合室に導入すると共に、液体導入通路から液体を、気液混合室に導入し、気液混合室で空気と液体を混合して得られる泡を泡吐出通路から吐出させることができる。そして、容器本体の押し圧変形を解除させて外部からの空気を泡吐出通路から外部空気導入通路を介して泡と共に液体中に導入し、さらに空気を容器本体内の空間に吸入し、容器本体の押し圧変形と押し圧変形を解除の繰り返しにより泡の定量吐出が可能である。
請求項2に記載の発明では、容器本体の押し圧変形時に空気を、空気導入通路から気液混合室に導入することができる。また、容器本体の押し圧変形の解除時に空気が、気液混合室から空気導入通路への導入することを遮断することができる。
請求項3に記載の発明では、容器本体を押し圧変形させて空気導入通路から空気を気液混合室に導入すると共に、液体導入通路から液体を、気液混合室に導入する際に、泡生成体は、外部空気導入通路を遮断し、空気と液体を通過させて発泡状態とし、泡吐出通路から吐出させる。容器本体の押し圧変形を解除させて外部からの空気を泡吐出通路から吸入する際に、泡生成体は、外部空気導入通路を連通させ外部からの空気と共に残存する泡を液体中に吸入させ、かつ外部からの空気と共に残存する泡を泡生成体から液体導入通路を通し、液体中に吸入させ、容器本体の押し圧変形と押し圧変形を解除の繰り返しにより泡の定量吐出が可能である。
請求項4に記載の発明では、泡生成体は、少なくともメッシュ、多孔質、スポンジのいずれかで構成される混合材を有し、より確実に空気と液体を混合して発泡させることができる。
請求項5に記載の発明では、泡吐出通路に、吐出する泡を整流させる複数の通路を有する泡整流部を設けたことで、吐出する泡の均一化が可能となる。
請求項6に記載の発明では、液体導入通路を、硬質パイプで構成し、硬質パイプの空気導入側に、液体中で閉じ、容器本体の押し圧変形時の空気圧力で開く開閉弁を備えることで、泡吐出容器を立てた状態では、液体導入通路が液体中に位置するが、開閉弁が閉じており液体が導入されることがなく、泡吐出容器を下方にして逆立てにすることで、容器本体を押し圧変形させると、開閉弁が開いて空気を空気導入通路から気液混合室に導入すると共に、液体導入通路から液体を、気液混合室に導入し、気液混合室で空気と液体を混合して得られる泡を泡吐出通路から吐出させることができる。
請求項7に記載の発明では、液体導入通路を、軟質パイプで構成し、軟質パイプの空気導入側に、液体に浮く浮きを備え、浮きに空気導入開口を有することで、泡吐出容器を立てた状態にし、容器本体を押し圧変形させると、空気を空気導入通路から気液混合室に導入すると共に、液体導入通路から液体を、気液混合室に導入し、気液混合室で空気と液体を混合して得られる泡を泡吐出通路から吐出させ、泡吐出容器を立てた状態で使用することができる。
請求項8に記載の発明では、容器本体を押し圧変形させる際の押す位置を定め、押す位置に押し部を設けたことで、容器本体の押し圧変形させる際の押す位置が一定であり、また押し部の周囲に、一重または複数重の溝、あるいは蛇腹を設けたことで、容易に、かつ確実に容器本体を押し圧変形させることができ、泡吐出量をより確実に一定にすることができる。
泡吐出容器を立てた状態を示す図である。 泡吐出容器を逆立てにして使用する状態を示す図である。 泡吐出容器の断面図である。 ミッションパイプの斜視図である。 泡生成体の構成を示す図である。 泡生成体の他の実施の形態の構成を示す図である。 空気逆止弁の構成を示す図である。 空気逆止弁の作動を示す図である。 泡吐出容器の使用状態を示す図である。 硬質の空気導入パイプを示す図である。 硬質の空気導入パイプの開閉弁を示す図である。 軟質の空気導入パイプを示す図である。 軟質の空気導入パイプの開閉弁を示す図である。 容器本体の他の実施の形態を示す図である。 容器本体のさらに他の実施の形態を示す図である。
以下、この発明の泡吐出容器の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。この泡吐出容器は、食品調味料、化粧品、洗剤等を泡状に吐出可能とする容器に用いられ、化粧品としては、化粧水、毛染、部分染等の液を泡状にし、洗剤としては、石鹸水、薬用頭皮液等の液を泡状にする。
この実施の形態の泡吐出容器を、図1乃至図9に基づいて説明する。図1は泡吐出容器を立てた状態を示す図、図2は泡吐出容器を逆立てにして使用する状態を示す図、図3は泡吐出容器の断面図、図4はミッションパイプの斜視図、図5は泡生成体の構成を示す図、図6は泡生成体の他の実施の形態の構成を示す図、図7は空気逆止弁の構成を示す図、図8は空気逆止弁の作動を示す図、図9は泡吐出容器の使用状態を示す図である。
この実施の形態の泡吐出容器1は、容器本体10に本体キャップ11が着脱可能であり、容器本体10には泡生成吐出体20が組み付けられている。この泡吐出容器1は、容器本体10に本体キャップ11を装着した状態で保管され、使用時に本体キャップ11を外して容器本体10を逆立てにして押し圧変形させて使用される。この泡吐出容器1は、使用するものが片手で持つことが可能な大きさ、形状に形成されている。
容器本体10は、押し圧変形を行うことができ、かつ押し圧変形を解除させると、押し圧変形前の形状に復帰することができる。容器本体10は、軟質樹脂で成形されるが、硬質樹脂で成形してもよい。軟質樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ−(4−メチルペンテンー1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の各種熱可塑性エラストマー、シリコーン樹脂、ポリウレタン等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば2層以上の積層体として)用いることができる。また、硬質樹脂材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)などの硬質の樹脂を用いることができるが、容器本体10が変形可能な容器壁の厚さを小さくする。
泡生成吐出体20は、泡吐出キャップ30に、ミッションパイプ40を組み付け、このミッションパイプ40に空気導入パイプ50を組み付けた構成を含む。泡吐出キャップ30は、パッキン31を介して容器本体10に組み付けられる。泡吐出キャップ30には、泡吐出通路32が形成され、この泡吐出通路32に、吐出する泡を整流させる泡整流部33が配置されている。この泡整流部33は、泡吐出通路32に沿うように逆円錐形状に形成され、4個の複数の通路33aを有し、泡が通路33aを流れることで整流され、泡がよりキメ細かく均一に整えられて吐出する。
ミッションパイプ40の一端には、鍔部40aが形成され、他端部40bに空気導入パイプ50が組み付けられ、この空気導入パイプ50によって空気導入通路51が形成される。ミッションパイプ40は、図3及び図4に示すように構成され、ミッションパイプ40には、気液混合室42が形成され、この気液混合室42には、泡生成体43が配置される。この泡生成体43は、少なくともメッシュ、多孔質、スポンジのいずれかで構成される混合材43aを有する。
ミッションパイプ40には、容器本体10内の液体を導入する液体導入通路41と、外部から泡吐出通路32を通して吸入される空気を液体中に導入する外部空気導入通路48が形成されている。この液体導入通路41は、気液混合室42の上流側に連通する小径の通路であり、外部空気導入通路48は、気液混合室42の下流側に位置する大径の通路である。この実施の形態では、図4に示すように、ミッションパイプ40の周方向の複数個所に等間隔で小径の液体導入通路41と、大径の液体導入通路48が形成されている。
ミッションパイプ40の内壁には、上流側に上流環状凸部40cが形成され、下流側に下流環状凸部40dが形成されている。泡生成体43は、ホルダパイプ43bの内部に少なくともメッシュ、多孔質、スポンジのいずれかの混合材43aを配置したものであり、ホルダパイプ43bの外側には、上流側に上流環状凸部43b1が形成され、下流側に下流環状凸部43b2が形成されている。泡生成体43は、図5(a),(b)ではホルダパイプ43bにメッシュを設けた構成であり、図6(a),(b)ではホルダパイプ43bに多孔質を設けた構成であり、より確実に空気と液体を混合して発泡することができるが、これらに限定されない。
ミッションパイプ40の内部に泡生成体43が組み付けられ、この泡生成体43の上流環状凸部43b1と下流環状凸部43b2との間に、ミッションパイプ40の下流環状凸部40dが位置し、ミッションパイプ40の上流環状凸部40cと泡生成体43との間に、スプリング44が配置されている。スプリング44は、泡生成体43を下流側に常に付勢しており、泡生成体43の上流環状凸部43b1がミッションパイプ40の下流環状凸部40dに当接している。泡生成体43は、外部から泡吐出通路32を通して吸入される空気の圧力によって押され、スプリング44に抗して移動し、外部からの空気を泡吐出通路32から外部空気導入通路48を介して液体中に導入し、さらに容器本体10内の空間に吸入可能にする。
ミッションパイプ40は、空気逆止弁60を備えられており、図3及び図7、図8に示すように、弾性体で構成され、マイナス、またはプラス形状のスリット60aを有する。この空気逆止弁60は、容器本体10の押し圧変形時にスリット60aが開き、空気を、空気導入通路51から気液混合室42に導入する(図8(a))。容器本体10の押し圧変形の解除時にスリット60aを閉じ、空気が、気液混合室42から空気導入通路51への導入することを遮断する(図8(b))。
このように、泡吐出容器1は、容器本体10内の空間に連通する空気導入通路51と、容器本体10内の液体を導入する液体導入通路41と、空気導入通路51と液体導入通路41とに連通する気液混合室42と、気液混合室42の下流側に連通する泡吐出通路32とを備えており、図9に示すように使用する。
この泡吐出容器1の使用を詳細に説明すると、図9(a)に示すように、泡吐出通路32を下方に向けた状態で、容器本体10の胴部を親指とそのほかの指間に挟んで両方から押し、このようにして容器本体10を押し圧変形させると、容器本体10の内部の空気が空気導入通路51から導入され、この空気の圧力で空気逆止弁60のスリット60aが開き、空気を気液混合室42に導入すると共に、液体導入通路41から液体が、気液混合室42に導入される。
すなわち、容器本体10の胴部を親指とそのほかの指間に挟んで両方から押されるが、泡生成体43は、スプリング44によって付勢され、泡生成体43の上流環状凸部43b1がミッションパイプ40の下流環状凸部40dに当接してシールされ、かつ泡生成体43が泡吐出キャップ30の段部に当接してシールされていることから、容器本体10内の液体は、空気導入通路51から導入されない。したがって、容器本体10内の液体は、液体導入通路41からのみ気液混合室42に導入される。
そして、泡生成体43の上流環状凸部43b1がミッションパイプ40の下流環状凸部40dに当接してシールされ、かつ泡生成体43が泡吐出キャップ30の段部に当接してシールされているから、気液混合室42では、空気と液体が混合され、さらに泡生成体43を通ることで空気と液体を混合して泡が生成される。この得られる泡は、泡吐出通路32において泡整流部33の通路33aを流れることで整流され、吐出する泡の均一化が可能となる。
親指と他の指との押圧を解除することで、容器本体10の押し圧変形を解除させると、図9(b)に示すように、容器本体10の押された胴部が元の形に戻ろうと吸引力が働き、容器本体10が元の形状に復帰する。このときの吸引力によって、外部からの空気が泡吐出通路32から泡整流部33の通路33aを通過して導入され、この外部からの空気の圧力によって泡生成体43がスプリング44に抗して上流側へ移動し、泡生成体43が泡吐出キャップ30の段部から離間して通路となり、かつ泡生成体43の下流環状凸部43b2がミッションパイプ40の下流環状凸部40dに当接してシールされる。したがって、外部からの空気を泡吐出通路32から外部空気導入通路48を介して泡吐出通路32に残る泡と共に液体中に導入し、さらに空気は容器本体10内の空間に吸入される。このとき、外部からの空気の一部は、泡生成体43を通って気液混合室42に導入され、空気は泡生成体43に残る泡と共に、液体導入通路41を介して液体中に導入され、さらに容器本体10内の空間に吸入される。
この実施の形態では、外部空気導入通路48の通路面積は、液体導入通路41の通路面積より大きく、約5倍以上であり、外部からの空気は、泡生成体43が泡吐出キャップ30の段部から離間して形成される通路から吸入されるが、泡生成体43が抵抗となるため、殆どが外部空気導入通路48を経由して容器本体10内に導入される。泡生成体43を外部からの空気が通過してもごくわずかであり、しかも空気逆止弁60が閉じているため液体導入通路41から容器本体10内に導入される。このように、容器本体10内に入った泡と外気の空気のみが上部にアブクとして上昇して容器本体10内の上部に空気溜りとなる。このように、容器本体10の押し圧変形と押し圧変形を解除の繰り返しにより泡の定量吐出が可能である。
次に、空気導入パイプ50の他の実施の形態を、図10及び図11に基づいて説明する。図10は硬質の空気導入パイプを示す図、図11は硬質の空気導入パイプの開閉弁を示す図である。この実施の形態は、空気導入パイプ50を、硬質パイプで構成し、硬質パイプの空気導入側に空気導入部52を設け、空気導入部52に液体中で閉じ、容器本体10の押し圧変形時の空気圧力で開く開閉弁53を備えるものであり、図1乃至図9の実施の形態のものと交換して使用される。この実施の形態では、泡吐出容器1を使用しないときの保管状態では、泡吐出容器1を立てていることから空気導入パイプ51の空気導入側が液体の中に侵されているが、開閉弁53は液体の自重では開くことがないため液体が浸入することはない。
この実施の形態の空気導入部52は、図10(a)では小径の中空胴体にスリットの開閉弁53を形成したものであり、図10(b)では大径の中空胴体にスリットの開閉弁53を形成したものであり、図10(c)では蛇腹の中空胴体にスリットの開閉弁53を形成したものである。この開閉弁53のスリットは、図11(a),(b)に示すように形成され、このスリットの形状は、マイナス、またはプラスであるが(図11(c),(d))、この形状に限定されない。
このように、空気導入パイプ50に液体導入通路51を、硬質パイプで構成し、硬質パイプの空気導入側に空気導入部52を設け、空気導入部52に液体中で閉じ、容器本体10の押し圧変形時の空気圧力で開く開閉弁53を備えることで、泡吐出容器1を立てた状態では、液体導入通路51が液体中に位置するが、開閉弁53が閉じており液体が導入されることがない。使用時に、泡吐出容器1を下方にして逆立てにすることで、空気導入パイプ50の空気導入側が液体中から出ることになり、容器本体10を押し圧変形させると、空気の圧力によって開閉弁53のスリットが開いて空気を空気導入通路51から気液混合室42に導入すると共に、液体導入通路41から液体を、気液混合室42に導入する。気液混合室42では、空気と液体が混合され、さらに泡生成体43を通ることで空気と液体を混合して泡が生成される。この得られる泡は、泡吐出通路32において泡整流部33の通路33aを流れることで整流され、泡がよりキメ細かく均一に整えられて吐出する。
次に、空気導入パイプ50の他の実施の形態を、図12及び図13に基づいて説明する。図12は軟質の空気導入パイプを示す図、図13は軟質の空気導入パイプの開閉弁を示す図である。この実施の形態は、空気導入パイプ50を、軟質パイプで構成し、軟質パイプの空気導入側には、液体に浮く浮き54を備え、この浮き54に空気導入開口54aを有するものであり、図1乃至図9の実施の形態のものと交換して使用される。この実施の形態の浮き54は、図12(a)では小径の空気導入開口54aを複数形成したものであり、図12(b)では大径の空気導入開口54aを1個形成したものである。この浮き54は、図13(a),(b)に示すように、空気導入パイプ50にワイヤー55で固定するが、図13(c),(d)に示すように、空気導入パイプ50と一体に形成してもよい。空気導入パイプ50は、図13(a),(c)に示すように、単にホース状に形成してもよく、また図13(b),(d)に示すように、蛇腹のホース状に形成してもよい。
このように、空気導入パイプ50に液体導入通路51を、軟質パイプで構成し、軟質パイプの空気導入側に、液体に浮く浮き54を備えることで、泡吐出容器1を立てた状態にしても液体に浮き54が浮いている。この状態で、容器本体10を押し圧変形させると、空気が浮き54の空気導入開口54aから導入される。この空気は、空気導入通路51から気液混合室42に導入すると共に、液体導入通路41から液体を、気液混合室42に導入する。気液混合室42では、空気と液体が混合され、さらに泡生成体43を通ることで空気と液体を混合して泡が生成される。この得られる泡は、泡吐出通路32において泡整流部33の通路33aを流れることで整流され、泡吐出容器1を立てた状態で使用することができる。
次に、容器本体10の他の実施の形態を、図14及び図15に基づいて説明する。図14は容器本体の他の実施の形態を示す図、図15は容器本体のさらに他の実施の形態を示す図である。この実施の形態では、容器本体10を押し圧変形させる際の押す位置を定め、押す位置に押し部70を設け、この押し部70の周囲に、一重または複数重の溝、あるいは蛇腹を設ける。このように、容器本体10を押し圧変形させる際の押す位置を定めたことで、容器本体10の押し圧変形させる際の押す位置が一定であり、また押し部70の周囲に、一重または複数重の溝、あるいは蛇腹を設けたことで、容易に、かつ確実に容器本体10を押し圧変形させることができ、泡吐出量をより確実に一定にすることができる。
図14の実施の形態では、蛇腹10gの部分に押し部70を貫通させ、この押し部70を蛇腹10gの部分に固着しており、押し部70を押すと対向する壁面の凹み部10iに当接し、容器本体10の押し圧変形を押し部70によって一定にする。
図15(a)の実施の形態では、押し部70に空気孔70aを形成し、この空気孔70aに容器本体10の押し圧変形を開放するときにのみ開く弁71を設け、開放時に外部から空気が弁71を介して容器本体10の内部に導入される。図15(b)の実施の形態では、一対の押し部70を対向する位置に設け、容器本体10の押し圧変形を押し部70によって一定にする。
図15(c)の実施の形態では、蛇腹10gの部分に平面部を設けて押し部70とし、押し部70と対向する位置に受け部品72を嵌め込み、容器本体10の押し圧変形を押し部70によって一定にする。図15(d)の実施の形態では、蛇腹10gの部分に押し部70を嵌め込み、容器本体10の押し圧変形を押し部70によって一定にする。図15(e)の実施の形態では、泡生成吐出体20の吐出側を曲げて泡吐出容器を立てた状態にして使用することができる。
この発明は、食品調味料、化粧品、洗剤等を泡状に吐出可能とする泡吐出容器に適用でき、泡吐出容器を下方にして逆立てにして手押し使用が可能で、一定の泡質を確保できる。
1 泡吐出容器
10 容器本体
11 本体キャップ
20 泡生成吐出体
30 泡吐出キャップ
31 パッキン
32 泡吐出通路
33 泡整流部
40 ミッションパイプ
41 液体導入通路
42 気液混合室
43 泡生成体
44 スプリング
48 外部空気導入通路
50 空気導入パイプ
51 空気導入通路
52 空気導入部
53 開閉弁
54 浮き
60 空気逆止弁
70 押し部
72 受け部品

Claims (8)

  1. 容器本体内の空間に連通する空気導入通路と、
    容器本体内の液体を導入する液体導入通路と、
    前記空気導入通路と前記液体導入通路とに連通する気液混合室と、
    前記気液混合室の下流側に連通する泡吐出通路と、
    外部から前記泡吐出通路を通して吸入される空気を液体中に導入する外部空気導入通路を備える泡吐出容器であり、
    前記泡吐出通路を下方に向けた状態で、
    前記容器本体を押し圧変形させて前記空気導入通路から空気を前記気液混合室に導入すると共に、前記液体導入通路から液体を、前記気液混合室に導入し、
    前記気液混合室で空気と液体を混合して得られる泡を前記泡吐出通路から吐出させ、
    前記容器本体の押し圧変形を解除させて外部からの空気を前記泡吐出通路から前記外部空気導入通路を介して残存する泡と共に液体中に導入し、さらに液体中を上昇する空気を 前記容器本体内の空間に吸入し、
    前記容器本体の押し圧変形と前記押し圧変形を解除の繰り返しにより泡の定量吐出が可能であることを特徴とする泡吐出容器。
  2. 前記容器本体の押し圧変形時に空気を、前記空気導入通路から前記気液混合室に導入し、
    前記容器本体の押し圧変形の解除時に空気が、前記気液混合室から前記空気導入通路への導入することを遮断する空気逆止弁を備えることを特徴とする請求項1に記載の泡吐出容器。
  3. 前記気液混合室に、空気と液体を混合して発泡させる泡生成体が配置され、
    前記泡生成体の上流側に、前記空気導入通路と前記液体導入通路を連通可能であり、
    前記泡生成体の下流側に、前記泡吐出通路と前記外部空気導入通路を連通可能であり、
    前記容器本体を押し圧変形させて前記空気導入通路から空気を前記気液混合室に導入すると共に、前記液体導入通路から液体を、前記気液混合室に導入する際に、前記泡生成体は、前記外部空気導入通路を遮断し、空気と液体を通過させて発泡状態とし、前記泡吐出通路から吐出させ、
    前記容器本体の押し圧変形を解除させて外部からの空気を前記泡吐出通路から吸入する際に、前記泡生成体は、前記外部空気導入通路を連通させ外部からの空気と共に残存する泡を液体中に吸入させ、かつ外部からの空気と共に残存する泡を前記泡生成体から前記液体導入通路を通し、液体中に吸入させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の泡吐出容器。
  4. 前記泡生成体は、少なくともメッシュ、多孔質、スポンジのいずれかで構成される混合材を有することを特徴とする請求項3に記載の泡吐出容器。
  5. 前記泡吐出通路に、
    吐出する泡を整流させる複数の通路を有する泡整流部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の泡吐出容器。
  6. 前記液体導入通路を、硬質パイプで構成し、
    前記硬質パイプの空気導入側に、液体中で閉じ、前記容器本体の押し圧変形時の空気圧力で開く開閉弁を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の泡吐出容器。
  7. 前記液体導入通路を、軟質パイプで構成し、前記軟質パイプの空気導入側に、液体に浮く浮きを備え、
    前記浮きに空気導入開口を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の泡吐出容器。
  8. 前記容器本体を押し圧変形させる際の押す位置を定め、
    前記押す位置に押し部を設け、
    前記押し部の周囲に、一重または複数重の溝、あるいは蛇腹を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の泡吐出容器。

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