JP2015006702A - ロータリーダイカッターシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のロータリーダイカッターシステムは、軸線を平行にして配設され、互いに反対方向に回転している、所望の形状の刃63を備えたダイシリンダ61とアンビルシリンダ62とが最も近接する接線部Cの前方において、該接線部Cに送給されるシートの所定箇所の位置を互いに異なる手法で検知するための3つの検知手段41、42、43を備え、シリンダ位置検出手段65により得られたダイシリンダ61の回転位置の情報と前記3つの検知手段のうちのいずれか1つから得られた前記シートの位置の情報とに基づいて、送給制御手段8が、シート送給手段51、52に、前記シートを所定のタイミングで前記接線部に送給させる。
【選択図】図1
Description
例えば、無地の用紙に打ち抜きを入れる場合や、タック紙からラベルを作成するためにハーフカットを施す場合は、用紙の通り路の上下に設けられた発光部・受光部から成る光センサで用紙の先端を検知することにより、用紙をロータリーダイカッターに送給するタイミングを決定している(以下、これを対向型検知手段という)。
また、印刷物に打ち抜きを入れたり、印刷のあるタック紙にハーフカットを施す場合は、カット位置を印刷に対して合わせなければならないため、印刷面に、例えば黒色のレジストレーションマーク(レジマーク)を印刷しておき、このレジマークを印刷のある側に備えられた光センサで検知することにより、印刷物の送給タイミングを決定している(以下、これを反射型検知手段という)。
a) 接線部で最も近接するように互いに反対方向に回転している、所望の形状の刃を備えたダイシリンダと該ダイシリンダと軸線を平行にして配設されたアンビルシリンダとを備えたロータリーダイカッターと、
b) 前記ダイシリンダの回転位置を検出するシリンダ位置検出手段と、
c) 前記接線部にシートを送給するシート送給手段と、
d) 前記接線部の前方において、該接線部に送給されるシートの所定箇所の位置を互いに異なる手法で検知するための3つの検知手段と、
e) 前記シリンダ位置検出手段により得られたダイシリンダの回転位置の情報と、前記3つの検知手段のうちのいずれか1つから得られた前記シートの位置の情報に基づいて、前記シートを所定のタイミングで前記シート送給手段により前記接線部に送給するための送給制御手段と
を備えることを特徴とする。
一方、シート送給手段により接線部に向けて送られてきたシートは、接線部の前方(手前)で、前記3つの検知手段により、その所定箇所の位置が検知される。なお、各検知手段が検知するシートの「所定箇所」は、一般的には検知手段毎に異なり、通常、シートの先端又はシートに印刷されたレジマークであるが、一致する場合もある。送給制御手段は、その検知手段の検知情報により、シートの所定箇所が検知手段の位置に来たタイミングを知ることができる。従って、そのシートの位置と、前記ダイシリンダの回転位置のタイミングを勘案した上で、ダイシリンダの刃の所定位置が接線部に来る時に、シートのそれに対応するカット位置が同じく接線部に来るように、シート送給手段によるシートの送給を制御する。これにより、シートは正しい位置でダイシリンダの刃によりカットされる。
この際、送給制御手段は、シートの種類や施される加工に応じて、3つの検知手段のうちの適切な1つの検知手段の検知情報を用いる。この3つの検知手段のうちの1つを選択するのは、ユーザの入力によっても良いし、シートに予めマーキングをしておく等により、自動的に選択するようにしてもよい。
図2は、同実施例のロータリーダイカッターシステム1の光検知部4を拡大した(a)背面断面図、(b)上面断面図、(c)底面断面図である。図3は、その部分を(a)上面側から見た拡大斜視図、及び(b)下面側から見た拡大斜視図である。図2及び3において、白矢印は、ワークの進行方向を示す。図2(a)では、紙面の手前側がワークの進行方向である。これらの図に示されるように、光検知部4には、対向型光センサである先端検知用光センサ41と、ワークの上方に設けられた反射型光センサであるレジマーク検知用上方光センサ42と、ワークの下方に設けられた反射型光センサであるレジマーク検知用下方光センサ43の合計3つの光センサが備えられている。
加工を行う際には、ワークストック部2に積層されたワーク側面に空気が吹き付けられ、最上部のワークがストックから浮き上がる。これにより最上部のワークと次のワークの間の摩擦が低減し、最上部のワークのみがストックから分離され、搬送コンベア部3へと送られる。
また、制御部8には、回転しているダイシリンダ61の所定位置が外部の所定位置を通過する毎にシリンダセンサ65により検出され、この情報がダイシリンダ61の回転位置信号として送られてくる(ステップS12、図4(a)の矢印(4))。このダイシリンダ61の回転位置信号が到来するタイミングに基づき、制御部8は、ワークの所定位置が接線部Cにおいて刃63の所定位置と一致するように、停止しているワークをロータリーダイカッター6の接線部Cに送給するタイミングを決定する(ステップS13)。そのタイミングとなった時、制御部8からワーク送給部5に対して信号が発せられる(ステップS14、図4(a)の矢印(3))。
従来、1台のロータリーダイカッターで、例えば、ある時は無地のタック紙へのハーフカットを行い、またある時は印刷物の打ち抜きを行いたいという場合、ワークの縦方向の位置の情報は、前述のように、ハーフカット時には対向型光センサでワークの先端を検知することにより、打ち抜き時にはワーク上方に備えられた反射型光センサでレジマーク検知することにより得るため、加工毎に、検知箇所に合わせて光センサの取付位置を変更したり、光センサの検知感度を調整したりする必要があり非常に手間がかかっていた。
しかし、本実施例のロータリーダイカッターシステム1によれば、光検知部4には、先端検知用光センサ41と、ワークの上方に設けられたレジマーク検知用上方光センサ42とがそれぞれ適切な取付位置に備えられており、設定入力部9でユーザが先端検知用光センサ41を使うか又はレジマーク検知用上方光センサ42を使うかを選択することができる。そのため、これらの光センサの感度調整を1度行えば、ワークの種類や加工を変更する毎に光センサの検知感度を調整する必要が無くなる。
しかし、本発明に係るロータリーダイカッターシステム1によれば、さらにワーク下にもレジマーク検知用下方光センサ43が設けられおり、この光センサの感度調整を1度行えば、光センサの取付位置の変更やその都度の光センサの感度調整も必要ない。
例えば、3つの光センサは、1つがワークの先端を検知し、1つが搬送されるワークの加工面にあるレジマークを検知し、1つが搬送されるワークの加工面と反対の面にあるレジマークを検知することができれば、反射型検知手段と対向型検知手段のいずれによるものであってもよい。例えば、ロータリーダイカッターシステム1に備えられる、ワークの先端を検知する光センサは、ワーク通路Rの上方(ダイシリンダ61側)に発光部と受光部が設けられた反射型光センサであってもよい。
2…加工前ワークストック部
3…搬送コンベア部
31…コンベア
4…光検知部
41…先端検知用光センサ
42…レジマーク検知用上方光センサ
43…レジマーク検知用下方光センサ
44…上方センサ保持具
45…下方センサ保持具
47…上ガイド
48…下ガイド
49…孔
5…ワーク送給部
51…ローラー対
52…サーボモータ
6…ロータリーダイカッター
61…ダイシリンダ
62…アンビルシリンダ
63…刃
64…シリンダ駆動モータ
65…シリンダセンサ
7…加工後ワークストック部
8…制御部
9…設定入力部
C…接線部
R…ワーク通路
Claims (3)
- a) 接線部で最も近接するように互いに反対方向に回転している、所望の形状の刃を備えたダイシリンダと該ダイシリンダと軸線を平行にして配設されたアンビルシリンダとを備えたロータリーダイカッターと、
b) 前記ダイシリンダの回転位置を検知するシリンダ位置検出手段と、
c) 前記接線部にシートを送給するシート送給手段と、
d) 前記接線部の前方において、該接線部に送給されるシートの所定箇所の位置を互いに異なる手法で検知するための3つの検知手段と、
e) 前記シリンダ位置検出手段により得られたダイシリンダの回転位置の情報と、前記3つの検知手段のうちのいずれか1つから得られた前記シートの位置の情報に基づいて、前記シートを所定のタイミングで前記シート送給手段により前記接線部に送給するための送給制御手段と
を備えることを特徴とするロータリーダイカッターシステム。 - 前記3つの検知手段がいずれも光検出要素対からなり、1つが対向型、1つが前記ダイシリンダ側に設けられた反射型、1つが前記アンビルシリンダ側に設けられた反射型であることを特徴とする請求項1に記載のロータリーダイカッターシステム。
- 前記3つの検知手段は、それらの検知位置が前記シートの送給方向に対して垂直に一列に並んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリーダイカッターシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013132117A JP2015006702A (ja) | 2013-06-24 | 2013-06-24 | ロータリーダイカッターシステム |
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Publications (1)
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- 2013-06-24 JP JP2013132117A patent/JP2015006702A/ja active Pending
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