JP2015002646A - 車両用発電制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用発電機の車両の組み合わせに対して適切な発電量の制限を行うことができる車両用発電制御装置を提供すること。【解決手段】車両用発電制御装置2は、励磁電流検出回路31、通信制御回路32、最大励磁電流決定回路34、励磁電流制御回路37を備える。最大励磁電流決定回路34は、自装置内部において保持された励磁電流の制限に関する第2の制限値を励磁電流の制御値としての最大励磁電流値として決定するとともに、通信制御回路32によって第1の制限値を受信した場合に第2の制限値に代えて第1の制限値を最大励磁電流値として決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、乗用車やトラック等に搭載される車両用発電機の発電制御を行う車両用発電制御装置に関する。
従来から、車両状態や発電機状態に基づいて励磁電流を制限することによって車両用発電機の発電量を制限するパワーセーブ機能付きのレギュレータが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このレギュレータでは、バッテリ電圧、温度、オルタ回転数、界磁電流が検出され、界磁電流駆動Trスイッチングdutyが増減される。
特許第3865157号公報
ところで、上述した特許文献1に開示されたレギュレータにおいて適切なパワーセーブを行おうとすると、組み合わされる車両用発電機や車両に合わせて、発電量の制限を開始する回転数や制限値などの定数変更が必要であり、車両用発電機とエンジンの組み合わせ毎に適切なパワーセーブを行うことが難しいという問題があった。組み合わせ毎に仕様が異なるレギュレータを用意することも考えられるが、全ての組み合わせに対応してレギュレータを用意することは、コストダウンの要請等を考慮すると現実的ではない。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、車両用発電機と車両の組み合わせに対して適切な発電量の制限を行うことができる車両用発電制御装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車両用発電制御装置は、通信手段、励磁電流制限値決定手段、励磁電流制御手段を備える。通信手段は、外部装置から励磁電流の制限に関する第1の制限値が送られてきたときにこの第1の制限値を受信する。励磁電流制限値決定手段は、自装置内部において保持された励磁電流の制限に関する第2の制限値を励磁電流の制御値として決定するとともに、通信手段によって第1の制限値を受信した場合に第2の制限値に代えて第1の制限値を制御値として決定する。励磁電流制御手段は、励磁電流制御値決定手段によって決定された制御値を用いて、車両用発電機の界磁巻線に流れる励磁電流を制御する。
自装置内で保持している第2の制限値の大小に関係なく、外部装置から第1の制限値を送信することにより、車両用発電機1の励磁電流の制限を行うことが可能となる。したがって、車両用発電機と車両の組み合わせが多数存在する場合であってもそれぞれの組み合わせに対して適切な発電量の制限を行うことができる。
第1の実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 自装置内で保持している第2の制限値に基づいて決定した最大励磁電流値を用いた発電制御例を示す図である。 受信した第1の制限値に基づいて決定した最大励磁電流値を用いた発電制御例を示す図である。 第2の実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 第3の実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 自装置内で保持している第2の制限値に基づいて決定した最大励磁電流値あるいは最大導通率を用いた発電制御例を示す図である。 受信した第1の制限値に基づいて決定した最大励磁電流値あるいは最大導通率を用いた発電制御例を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用発電機について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、第1の実施形態の車両用発電機1は、車両用発電制御装置2、電機子巻線11、界磁巻線12、整流装置13を含んで構成されている。この車両用発電機1は、エンジンによりベルトおよびプーリを介して駆動されている。
界磁巻線12は、通電されて磁界を発生する。この界磁巻線12は、界磁極(図示せず)に巻装されて回転子を構成している。電機子巻線11は、多相巻線(例えば三相巻線)であって、電機子鉄心に巻装されて電機子(固定子)を構成している。この電機子巻線11は、界磁巻線12の発生する回転磁界によって起電力を発生する。電機子巻線11に誘起される交流出力が整流装置13に供給される。整流装置13は、例えば6個のツェナーダイオードからなる全波整流ブリッジ回路であり、電機子巻線11の交流出力を全波整流する。整流装置13の出力が、車両用発電機1の出力端子(B端子)から外部に取り出され、バッテリ3や電気負荷4に供給される。車両用発電機1の出力は、回転子の回転数や界磁巻線12に流れる励磁電流の通電量に応じて変化し、その励磁電流は車両用発電制御装置2によって制御される。
次に、車両用発電制御装置2の詳細について説明する。車両用発電制御装置2は、スイッチング素子21、環流ダイオード22、励磁電流検出回路31、通信制御回路32、最大励磁電流決定回路34、電圧制御回路36、励磁電流制御回路37、回転数検出回路38を含んで構成されている。
スイッチング素子21は、ゲートが励磁電流制御回路37に接続され、ドレインが車両用発電機1のB端子に接続され、ソースが環流ダイオード22を介してE端子(接地端子)に接続されている。また、スイッチング素子21のソースはF端子を介して界磁巻線12に接続されており、スイッチング素子21がオンされると界磁巻線12に励磁電流が流れ、オフされるとこの通電が停止される。環流ダイオード22は、界磁巻線12と並列に接続されており、スイッチング素子21がオフされたときに、界磁巻線12に流れる励磁電流を環流させる。
励磁電流検出回路31は、界磁巻線12に流れる励磁電流の値を検出する。例えば、スイッチング素子21と並列に同様の構成を配置することにより励磁電流の一部を分流してその値を検出し、この検出結果から励磁電流の値を推定している。あるいは、スイッチング素子21と直列に励磁電流検出用の抵抗(図示せず)を挿入し、この抵抗の両端電圧に基づいて励磁電流を検出するようにしてもよい。
通信制御回路32は、C端子(通信端子)および信号線を介して接続されている外部装置としてのECU(電子制御装置)5との間で各種信号の送受信を行う。信号の送受信は、ノイズの影響を抑えるためにデジタル通信で行うことが望ましい。ECU5からは発電制御に必要な設定情報(例えば、調整電圧設定値や第1の制限値、徐励制御の有無を示す情報など)が送信され、通信制御回路32で受信される。
最大励磁電流決定回路34は、車両用発電制御装置2内に保持された第2の制限値を最大励磁電流値として決定するとともに、通信制御回路32によってECU5から第1の制限値を受信した場合に第2の制限値に代えて第1の制限値を最大励磁電流値として決定する。第2の制限値としては、回転数に関係なく一定の値を有する場合や、回転数検出回路38によって検出された回転数に応じた複数の値(階段状に値が変化する場合、連続的に値が変化する場合、これらを組み合わせる場合など)を有する場合が考えられる。この第2の制限値は、図示しない半導体メモリ等の記憶装置に格納されている。また、最大励磁電流決定回路34は、ECU5から励磁電流を制限しない旨を示す情報を受信した場合に、第2の制限値を最大励磁電流値として決定する。さらに、最大励磁電流決定回路34は、ECU5と通信制御回路32との間の通信が途絶した場合に、第2の制限値を最大励磁電流値として決定する。
電圧制御回路36は、車両用発電機1の出力電圧(B端子電圧)と所定の調整電圧設定値とを比較し、B端子電圧の方が低いときに界磁巻線12に励磁電流を供給する指示(ハイレベルの信号)を出力する。
励磁電流制御回路37は、電圧制御回路36の出力信号に応じてスイッチング素子21をオンオフする。具体的には、励磁電流制御回路37は、電圧制御回路36の出力信号がハイレベルのときに、励磁電流検出回路31によって検出される励磁電流の値が、最大励磁電流決定回路34によって決定した最大励磁電流値を超えないようにスイッチング素子21を駆動する。また、励磁電流制御回路37は、電圧制御回路36の出力信号がローレベルのときにスイッチング素子21をオフする。なお、励磁電流制御回路37によってスイッチング素子21を駆動する際に、その時点の励磁電流あるいはスイッチング素子21の導通率(オンデューティ)を徐々にあげて、発電トルクの急激な上昇を抑制する徐励制御(負荷応答制御)を行うようにしてもよい。
回転数検出回路38は、エンジンまたは車両用発電機1の回転数を検出する。具体的には、回転数検出回路38は、P端子を介して入力される電機子巻線11のいずれかの相電圧の振幅および周波数の少なくとも一方に基づいて車両用発電機1の回転数(発電機回転数)、あるいは、発電機回転数と1対1に対応するエンジン回転数を検出する。
上述した通信制御回路32が通信手段に、最大励磁電流決定回路34が励磁電流制御値決定手段に、励磁電流制御回路37が励磁電流制御手段に、回転数検出回路38が回転数検出手段にそれぞれ対応する。
本実施形態の車両用発電機1はこのような構成を有しており、次に、車両用発電制御装置2の最大励磁電流決定回路34によって決定される最大励磁電流値の具体例について説明する。
(通信不能時等において第2の制限値を用いる場合)
上述したように、車両用発電制御装置2では、ECU5から励磁電流を制限しない旨を示す情報を受信した場合、あるいは、ECU5と通信制御回路32との間の通信が途絶した場合には、自装置内に保持されている第2の制限値を最大励磁電流値として決定する。
図2に示す例では、第2の制限値として、N1未満の回転数において5A(例えば、スイッチング素子21のオンデューティ100%に対応する)が、N1以上の回転数において4A(例えば、スイッチング素子21のオンデューティ80%に対応する)が設定されている。このような設定を行うことにより、出力が少ない低回転時に発電量を増やすことができ、反対に高回転時に発電量を減らして出力が過大となることを防止することができる。
なお、図2に示す例では、回転数N1を境にして第2の励磁電流上限値として2つの値を設定したが、2つ以上の回転数を境にして第2の励磁電流上限値として3つ以上の値を設定するようにしてもよい。また、全回転数域において第2の励磁電流上限値として1つの値を用いるようにしてもよい。
(ECU5からの指示に応じて第1の制限値を用いる場合)
車両用発電制御装置2では、ECU5から第1の制限値を受信した場合には、自装置内に保持されている第2の制限値に代えて、受信した第1の制限値を最大励磁電流値として決定する。
図3に示す例では、第1の制限値として、全回転数域において4.5A(例えば、スイッチング素子21のオンデューティ90%に対応する)が設定されている。なお、図3に示す例では、全回転数域において第1の制限値として1つの値を設定したが、図2に示した第2の制限値の場合と同様に、回転数に応じて変更される2つあるいは3つ以上の値を用いるようにしてもよい。この場合には、車両用発電機1の種類や車両(エンジン)の種類に応じて、第1の制限値を切り替える回転数を、ECU5側で適宜設定することができる。
このように、本実施形態の車両用発電制御装置2では、自装置内で保持している第2の制限値の大小に関係なく、ECU5から第1の制限値を送信することにより、車両用発電機1の励磁電流の制限を行うことが可能となる。したがって、車両用発電機1と車両の組み合わせが多数存在する場合であってもそれぞれの組み合わせに対して適切な発電量の制限を行うことができる。
また、ECU5から励磁電流を制限しない旨を示す情報を受信した場合に、第2の制限値を最大励磁電流値として決定することにしている。これにより、ECU5側に車両用発電機1の励磁電流を制限する機能がない場合や、ECU5内部で異常が発生してこの機能を用いることができない場合などについても、車両用発電制御装置2で保持している第2の制限値を用いて励磁電流の制限を行うことができる。このように、代替的な励磁電流の制限を行うことにより、車両用発電機1、車両用発電制御装置2およびECU5を含むシステムの信頼性を向上させることができる。
また、ECU5と通信制御回路32との間の通信が途絶した場合に、第2の制限値を最大励磁電流値として決定することにしている。これにより、ECU5との間の通信が不能になった場合であっても、車両用発電制御装置2内で保持している第2の制限値を用いて励磁電流の制限を行うことができる。このように、代替的な励磁電流の制限を行うことにより、車両用発電機1、車両用発電制御装置2およびECU5を含むシステムの信頼性を向上させることができる。
また、第2の制限値を励磁電流の上限値(最大励磁電流値)として発電制御を行うことによって車両用発電制御装置2において励磁電流制限による発電抑制を実施している場合においても、ECU5による制御の切り替えが可能となる。また、第1の制限値を励磁電流の上限値(最大励磁電流値)として発電制御を行うことにより、励磁電流制限によるECU5での切り替えに対応可能であり、ECU5による高精度な発電トルクの制御が可能となる。
また、車両用発電制御装置2内で保持している第2の制限値は回転数に応じた値を有しているため、ECU5による第1の制限値の設定がない場合であっても、第2の制限値を回転数に応じて可変する発電制御を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、第1または第2の制限値を指定して最大励磁電流値を決定し、励磁電流がこの最大励磁電流値を超えないように発電制御を行う場合について説明したが、第1または第2の制限値を最大導通率として設定し、この最大導通率を超えないように発電制御を行うようにしてもよい。
図4に示す第2の実施形態の車両用発電機1Aは、図1に示した車両用発電機1に対して、車両用発電制御装置2を車両用発電制御装置2Aに置き換えた構成を有している。また、この車両用発電制御装置2Aは、図1に示した車両用発電制御装置2に対して、励磁電流検出回路31を削除するとともに、最大励磁電流決定回路34を最大Fduty決定回路34Aに、励磁電流制御回路37を励磁電流制御回路37Aに置き換えた構成を有している。
この最大Fduty決定回路34Aは、車両用発電制御装置2A内に保持された第2の制限値を最大導通率(=最大Fduty)として決定するとともに、通信制御回路32によってECU5から第1の制限値を受信した場合に第2の制限値に代えて第1の制限値を最大励磁電流値として決定する。第1の実施形態と同様に、第2の制限値としては、回転数に関係なく一定の値を有する場合や、回転数検出回路38によって検出された回転数に応じた複数の値(階段状に値が変化する場合、連続的に値が変化する場合、これらを組み合わせる場合など)を有する場合が考えられる。この第2の制限値は、図示しない半導体メモリ等の記憶装置に格納されている。また、最大Fduty決定回路34Aは、ECU5から励磁電流を制限しない旨を示す情報を受信した場合に、第2の制限値を最大導通率として決定する。さらに、最大Fduty決定回路34Aは、ECU5と通信制御回路32との間の通信が途絶した場合に、第2の制限値を最大導通率として決定する。
励磁電流制御回路37Aは、電圧制御回路36の出力信号に応じてスイッチング素子21をオンオフする。具体的には、励磁電流制御回路37Aは、電圧制御回路36の出力信号がハイレベルのときに、スイッチング素子21のオンデューティ(導通率)が、最大Fduty決定回路34Aによって決定された最大導通率を超えないようにスイッチング素子21を駆動する。また、励磁電流制御回路37Aは、電圧制御回路36の出力信号がローレベルのときにスイッチング素子21をオフする。なお、励磁電流制御回路37Aによってスイッチング素子21を駆動する際に、その時点の励磁電流あるいはスイッチング素子21の導通率を徐々にあげて、発電トルクの急激な上昇を抑制する徐励制御(負荷応答制御)を行うようにしてもよい。上述した最大Fduty決定回路34Aが励磁電流制御値決定手段に対応する。
本実施形態の車両用発電機1Aはこのような構成を有しており、次に、車両用発電制御装置2Aの最大Fduty決定回路34Aによって決定される最大導通率の具体例について説明する。
(通信不能時等において第2の制限値を用いる場合)
上述したように、車両用発電制御装置2Aでは、ECU5から励磁電流を制限しない旨を示す情報を受信した場合、あるいは、ECU5と通信制御回路32との間の通信が途絶した場合には、自装置内に保持されている第2の制限値を最大導通率として決定する。
(ECU5からの指示に応じて第1の制限値を用いる場合)
車両用発電制御装置2では、ECU5から第1の制限値を受信した場合には、自装置内に保持されている第2の制限値に代えて、受信した第1の制限値を最大導通率として決定する。
このように、本実施形態の車両用発電制御装置2Aでは、第2の制限値を最大導通率として発電制御を行うことによって車両用発電制御装置2Aにおいて励磁電流制限による発電抑制を実施している場合においても、ECU5による制御の切り替えが可能となる。また、第1の制限値を最大導通率として発電制御を行うことにより、励磁電流制限によるECU5での切り替えに対応可能であり、ECU5による高精度な発電トルクの制御が可能となる。
(第3の実施形態)
上述した第1の実施形態では最大励磁電流値を、第2の実施形態では最大導通率を決定して発電制御を行うようにしたが、これらを組み合わせるようにしてもよい。
図5に示す第3の実施形態の車両用発電機1Bは、図1に示した車両用発電機1に対して、車両用発電制御装置2を車両用発電制御装置2Bに置き換えた構成を有している。また、この車両用発電制御装置2Bは、図1に示した車両用発電制御装置2に対して、最大Fduty決定回路34Aを追加するとともに、励磁電流制御回路37を励磁電流制御回路37Bに置き換えた構成を有している。
最大Fduty決定回路34Aは、第2の実施形態の車両用発電制御装置2Aに含まれたものと基本的に同じであって、車両用発電制御装置2B内に保持された第2の制限値を最大導通率(=最大Fduty)として決定するとともに、通信制御回路32によってECU5から第1の制限値を受信した場合に第2の制限値に代えて第1の制限値を最大励磁電流値として決定する。
ところで、本実施形態の車両用発電制御装置2Bには、最大励磁電流決定回路34と最大Fduty決定回路34Aの両方が備わっているため、これら2つの決定回路34、34Aを選択的に用いて最大励磁電流値と最大導通率とを回転数に応じて使い分けることが可能となる。例えば、ECU5から励磁電流を制限しない旨を示す情報を受信した場合や、ECU5と通信制御回路32との間の通信が途絶した場合に、所定回転数以下では第2の制限値を指定して最大励磁電流決定回路34によって最大励磁電流値を決定し、所定回転数よりも高い回転域では第2の制限値を指定して最大Fduty決定回路34Aによって最大導通率を決定する場合が考えられる。
励磁電流制御回路37Bは、電圧制御回路36の出力信号に応じてスイッチング素子21をオンオフする。具体的には、励磁電流制御回路37Bは、電圧制御回路36の出力信号がハイレベルのときに、励磁電流検出回路31によって検出される励磁電流の値が、最大励磁電流決定回路34によって決定した最大励磁電流値を超えないようにスイッチング素子21を駆動する。あるいは、励磁電流制御回路37Bは、電圧制御回路36の出力信号がハイレベルのときに、スイッチング素子21のオンデューティ(導通率)が、最大Fduty決定回路34Aによって決定された最大導通率を超えないようにスイッチング素子21を駆動する。また、励磁電流制御回路37Bは、電圧制御回路36の出力信号がローレベルのときにスイッチング素子21をオフする。なお、励磁電流制御回路37Bによってスイッチング素子21を駆動する際に、その時点の励磁電流あるいはスイッチング素子21の導通率を徐々にあげて、発電トルクの急激な上昇を抑制する徐励制御(負荷応答制御)を行うようにしてもよい。上述した最大Fduty決定回路34Aが励磁電流制御値決定手段に対応する。
本実施形態の車両用発電機1Bはこのような構成を有しており、次に、車両用発電制御装置2Bの最大励磁電流決定回路34あるいは最大Fduty決定回路34Aによって決定される最大励磁電流値や最大導通率の具体例について説明する。
(通信不能時等において第2の制限値を用いる場合)
上述したように、車両用発電制御装置2Aでは、ECU5から励磁電流を制限しない旨を示す情報を受信した場合、あるいは、ECU5と通信制御回路32との間の通信が途絶した場合には、自装置内に保持されている第2の制限値を最大励磁電流値あるいは最大導通率として決定する。
図6に示す例では、第2の制限値として、1000rpm未満の回転数において最大導通率(Fduty、スイッチング素子21のオンデューティ)として15%が、1000rpm以上の回転数において最大励磁電流値として無制限(例えば、実際には無制限を示す10A)が設定されている。このような設定を行うことにより、少ない初期励磁電流を設定してエンジン始動時に発電を抑制し、エンジン始動後は発電抑制を行わないようにすることができる。
なお、図6に示す例では、1000rpm以上の回転数において最大励磁電流を無制限にしたが、1000rpm以上の回転数において最大導通率を100%にして同様の発電制御を行うようにしてもよい。
(ECU5からの指示に応じて第1の制限値を用いる場合)
車両用発電制御装置2では、ECU5から第1の制限値を受信した場合には、自装置内に保持されている第2の制限値に代えて、受信した第1の制限値を最大導通率として決定する。
図7に示す例では、第1の制限値として、1000rpm未満の回転数において最大励磁電流値として2Aが、1000rpm以上の回転数において最大励磁電流値として無制限(例えば10A)が設定されている。このような設定を行うことにより、ECU5からの指示に応じて少ない初期励磁電流を設定してエンジン始動時に発電を抑制し、エンジン始動後は発電抑制を行わないようにすることができる。図6について説明したように、ECU5からの指示に応じて1000rpm以上の回転数において最大導通率を100%にして同様の発電制御を行うようにしてもよい。
このように、本実施形態の車両用発電制御装置2Bでは、自装置内に保持された第2の制限値を用いて車両用発電制御装置2Bにおいて励磁電流制限や導通率制限による発電抑制を実施している場合においても、ECU5による制御の切り替えが可能となる。また、ECU5から送られてくる第1の制限値を最大励磁電流値あるいは最大導通率として発電制御を行うことにより、励磁電流制限や導通率制限によるECU5での切り替えに対応可能であり、ECU5による高精度な発電トルクの制御が可能となる。
特に、第2の制限値として最大導通率を用い、第1の制限値として最大励磁電流値を用いることにより、ECU5からの指示がない自立での発電抑制については、車両用発電制御装置2Bに発電機の種類に応じた特性の情報を保持していなくても、発電機の抑制度合いを発電機の種類にかかわらず決まった割合で実施することができ、ECU5から指示して発電抑制する場合においては、発電機の温度に大きく左右されることなく、ECU5内部に保持された発電機の種類に応じた特性の情報に基づいて、発電抑制を実施することが可能となり、車両用発電制御装置の種類を増加させることなく、高精度の発電抑制が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。上述した実施形態では、車両用発電機1の回転数を回転数検出回路38によって検出したが、代わりにエンジン回転数を検出するようにしてもよい。この場合には、車両用発電制御装置2等にエンジン回転数を検出する回路を備えるようにしてもよいが、ECU5等で検出したエンジン回転数を通信制御回路32によって受信することで取得するようにしてもよい。
また、図2に示した例では、低回転時に励磁電流を多くし、高回転時に励磁電流を少なくしたが、エンジン始動時に対応する低回転時に励磁電流を少なく(例えば、2A)するように第2の励磁電流上限値を設定するようにしてもよい。また、図6および図7に示した例では、どちらも1000rpmを境にして最大導通率や最大励磁電流値を変更したが、1000rpm以外の1つあるいは複数の回転数を境にしてこれらを変更するようにしてもよい。
上述したように、本発明によれば、自装置内で保持している第2の制限値の大小に関係なく、外部装置から第1の制限値を送信することにより、車両用発電機1の励磁電流の制限を行うことが可能となる。したがって、車両用発電機と車両の組み合わせが多数存在する場合であってもそれぞれの組み合わせに対して適切な発電量の制限を行うことができる。
1、1A、1B 車両用発電機
5 ECU
12 界磁巻線
31 励磁電流検出回路
32 通信制御回路
34 最大励磁電流決定回路
34A 最大Fduty決定回路
37、37A、37B 励磁電流制御回路
38 回転数検出回路

Claims (8)

  1. 外部装置(5)から励磁電流の制限に関する第1の制限値が送られてきたときにこの第1の制限値を受信する通信手段(32)と、
    自装置内部において保持された励磁電流の制限に関する第2の制限値を励磁電流の制御値として決定するとともに、前記通信手段によって前記第1の制限値を受信した場合に前記第2の制限値に代えて前記第1の制限値を前記制御値として決定する励磁電流制御値決定手段(34、34A)と、
    前記励磁電流制御値決定手段によって決定された前記制御値を用いて、車両用発電機(1)の界磁巻線(12)に流れる励磁電流を制御する励磁電流制御手段(37)と、
    を備えることを特徴とする車両用発電制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記励磁電流制御値決定手段は、前記外部装置から励磁電流を制限しない旨を示す情報を受信した場合に、前記第2の制限値を前記制御値として決定することを特徴とする車両用発電制御装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記励磁電流制御値決定手段は、前記外部装置と前記通信手段との間の通信が途絶した場合に、前記第2の制限値を前記制御値として決定することを特徴とする車両用発電制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、
    前記第2の制限値は、励磁電流の上限値を示す値であることを特徴とする車両用発電制御装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項において、
    前記第2の制限値は、前記界磁巻線の導通率の上限値を示す値であることを特徴とする車両用発電制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、
    前記第1の制限値は、励磁電流の上限値を示す値であることを特徴とする車両用発電制御装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項において、
    前記第1の制限値は、前記界磁巻線の導通率の上限値を示す値であることを特徴とする車両用発電制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、
    前記エンジンまたは前記車両用発電機の回転数を検出する回転数検出手段(38)をさらに備え、
    前記第2の制限値は、前記回転数検出手段によって検出された回転数に応じた値を有することを特徴とする車両用発電制御装置。
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