JP2015002200A - 配線基板とその製造方法および他基板との接続体 - Google Patents

配線基板とその製造方法および他基板との接続体 Download PDF

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Abstract

【課題】他基板との直接接続に適する配線基板とその製造方法、および他基板との接続体であって、十分な耐振性を確保できると共に、複数の他基板と接続する場合においても組立や接続が容易な配線基板とその製造方法、および他基板との接続体を提供する。
【解決手段】金属箔2,2a〜2fからなる配線が、絶縁基板1,1a,1bに埋め込まれてなり、配線の端部T,Ta〜Tiが、前記絶縁基板の側面から突出してなる配線基板10〜17,18a,18bとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、他基板との直接接続に適する配線基板とその製造方法、および他基板との接続体に関する。
プリント基板等の基板同士を直接接続させた接続体の構造が、例えば、特開2007−305912号公報(特許文献1)と特開2007−174760号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献1に記載された基板間接続構造では、第2プリント基板(接続対象基板)上に形成された第2接続端子の近くに、第1プリント基板(フレキシブルプリント基板)を挿入するためのスリットを形成しておく。次に、該スリットに第1プリント基板を挿入して折り曲げ、第1プリント基板上に形成された第1接続端子を第2プリント基板の第2接続端子に対向させる。そして、半田が塗布された第1接続端子及び第2接続端子を加圧しながら加熱することで、第1接続端子及び第2接続端子を接続するものである。
上記基板間接続構造で用いられている第1プリント基板は、ポリイミドやポリエチレンテレフタレート(PET)等からなる可撓性を有した第1絶縁層上に、第1接続端子を有する導体パターンが形成された、銅箔等からなる第1導体層が設けられている。そして、第1接続端子を除いた第1導体層上には、柔軟性を有する絶縁性のポリイミドフィルム等を基材にしたカバーレイが配置されている。
また、特許文献2に記載された車載用の電力変換装置においては、半導体素子を内蔵する半導体モジュールと該半導体モジュールを冷却する冷却器とが、交互に複数積層され、該積層体に対して制御回路部を直交配置して接続する接続体の構造が記載されている。そして、半導体モジュールにおける複数の信号端子は、制御回路部における制御基板に接続され、半導体モジュールにおける主電極端子は、バスバーによって電源回路等に接続されている。
特開2007−305912号公報 特開2007−174760号公報
特許文献1の基板間接続構造で用いられているフレキシブルプリント基板(第1プリント基板)は、軽量で可撓性を有しており、特許文献2に記載された車載用の電力変換装置に用いた場合、該基板にある程度の振動緩衝効果を持たせることができる。しかしながら、軽量で可撓性を有したフレキシブルプリント基板であっても、接続対象基板(第2プリント基板)との接合部においては、振動による応力が集中するため、耐振性が不十分となるおそれがある。また、特許文献1の基板間接続構造では、接続対象基板にフレキシブルプリント基板を挿入するためのスリットが必要である。このため、特許文献2に記載された電力変換装置のように、複数積層される半導体モジュールに直交配置され、該複数の半導体モジュールに接続される制御基板への適用は、組立工程や接続工程が複雑となって困難である。
そこで本発明は、他基板との直接接続に適する配線基板とその製造方法、および他基板との接続体であって、十分な耐振性を確保できると共に、複数の他基板と接続する場合においても組立や接続が容易な配線基板とその製造方法、および他基板との接続体を提供することを目的としている。
本発明に係る配線基板は、金属箔からなる配線が絶縁基板に埋め込まれており、該配線の端部が、絶縁基板の側面から突出するように構成されているものである。
上記配線基板の構成によれば、コネクタ等の接続部品を用いることなく、絶縁基板の側面から突出する上記配線端部を、他基板との電気接続に利用することができる。例えば、接続対象の基板が、プリント基板のように絶縁基材の表面に金属配線パッドが形成されてなる基板の場合、該金属配線パッドに上記配線端部を半田等で直接接合することができる。また、半導体モジュールのようにリードフレームに半導体素子や制御回路基板が搭載されて樹脂モールドされ、リード端子がモールド樹脂から突出する基板の場合には、該リード端子に上記配線端部を半田や溶接等で直接接合することができる。従って、上記配線基板を用いることで、他基板との電気接続においてコネクタ等の接続部品とその組み付け工数が不要となり、製造コストを低減することができる。
上記配線基板において、配線端部が突出する絶縁基板の側面は、絶縁基板の外周側面には限らない。例えば、絶縁基板に貫通穴を形成し、上記配線端部が該貫通穴の側面から突出するように構成してもよい。該構成によれば、配線基板の所望する任意の位置に任意の数だけ上記貫通穴を形成し、他基板と接続するための配線端部を所望する任意の数だけ引き出すことができる。このため、複数の他基板と電気接続する場合であっても、電気接続に利用する全ての配線端部を、一枚の配線基板に集約することができる。従って、例えば車載用の電力変換装置のように、金属配線パッドやリード端子が周辺部に配置された他基板が複数個積層され、1枚の上記配線基板で積層された複数個の他基板を一括して接続するような用途にも好適である。
例えば、上記配線基板を電力変換装置の駆動回路基板に接続する場合、絶縁基板の側面から突出する上記配線端部を駆動制御信号の接続に用い、電力供給用の端子間接続には、それに適したコネクタ等の接続部品を搭載するようにしてもよい。尚、上記配線基板は、金属箔からなる配線だけでなく、例えば抵抗素子や容量素子およびトランジスタ等の電子部品を搭載して、電気回路を構成することも可能である。従って、上記配線基板は、例えば特許文献2に記載された電力変換装置のように、複数積層される半導体モジュールに直交配置され、該複数の半導体モジュールに接続される制御基板への適用も可能であり、組立や接続も容易である。
上記配線基板の側面から突出する配線端部を他基板の金属配線パッドやリード端子に電気接続する場合、接続精度を上げるためには、両基板が互いに位置決めされている必要がある。従って、上記配線基板には、他基板の金属配線パッドやリード端子に電気接続される配線端部の周りにおいて、位置決め貫通穴が設けられ、他基板には、配線基板の前記位置決め貫通穴に嵌合する位置決め突起部が設けられていることが好ましい。そして、配線基板と他基板が、該位置決め貫通穴と位置決め突起部で位置決めされるようにする。これによれば、配線端部と金属配線パッドやリード端子のサイズおよびピッチが小さい場合においても、両者が確実に位置決めされ、接続も容易になる。
上記配線基板における金属箔の厚さは、適宜設定可能である。このため、該金属箔を例えば導電率が高く柔軟で安価な銅箔とし、金属箔の厚さを薄くして絶縁基板の側面から突出する配線端部を垂れた状態とすれば、該配線端部は、自由に変形可能となる。従って、該配線端部を他基板との電気接続に用いれば、両基板の間に振動や熱による膨張収縮が加わっても、これらの影響の両基板での差異を、自由変形可能な該配線端部に吸収させることができる。このため、両基板の接続部に加わるこれらの影響の応力が緩和されて、信頼性の高い接合部とすることができる。
以上のように、上記配線基板は、絶縁基板の側面から突出する配線端部を他基板との電気接続に利用し、該配線端部に、振動や熱による膨張収縮の影響の両基板での差異を吸収させるものである。従って、上記配線基板を構成する絶縁基板は、ガラスエポキシ基板のような熱硬化性樹脂を用いる硬い絶縁基板であってもよいし、特許文献1の基板間接続構造で用いられているフレキシブルプリント基板のように、可撓性を有する絶縁基板であってもよい。尚、フレキシブルプリント基板のように軽量で可撓性を有する絶縁基板とした場合には、前述したように、該絶縁基板に対してもある程度の振動緩衝効果を持たせることができる。
以上のようにして、上記配線基板は、他基板との直接接続に適する配線基板であって、十分な耐振性を確保できると共に、組立や接続が容易で安価な配線基板とすることができる。
上記配線基板を低コストで製造するにあたっては、次のような構成を採用することが好ましい。すなわち、上記配線基板の一方の構成要素である絶縁基板が、熱可塑性樹脂からなる複数枚の樹脂フィルムの貼り合わせによって形成され、もう一方の構成要素である配線が、前記樹脂フィルムの貼り合わせの界面に配置されてなる構成とする。
上記構成の配線基板は、次のような3つの工程からなる製造方法で製造可能である。
最初に、樹脂フィルム準備工程において、複数枚の樹脂フィルムを準備する。次に、金属箔貼り合わせ工程において、樹脂フィルム上に、雌型と雄型からなるプレス型を配置し、雌型と雄型の間に金属箔を挟んで、該金属箔をプレスにより打ち抜くと共に、打ち抜かれた金属箔を樹脂フィルム上に貼り合わせる。次に、樹脂フィルム貼り合わせ工程において、金属箔が貼り合わされた樹脂フィルム上に、もう一枚の樹脂フィルムを積層し、該積層体を加熱しながら加圧して、樹脂フィルム同士を貼り合わせ前記絶縁基板とすると共に、貼り合わされた樹脂フィルムの界面に金属箔を埋め込んで前記配線とする。
尚、絶縁基板中に埋め込む配線を複数層とする場合には、上記した金属箔貼り合わせ工程と樹脂フィルム貼り合わせ工程を繰り返すことで製造可能である。
以上の構成と製造方法によれば、先に説明した任意の数の貫通穴や他基板との電気接続に利用する任意の数の配線端部の一括形成が可能で、上記配線基板を低コストで製造可能である。
本発明に係る配線基板の一例を模式的に示した図で、(a)は、配線基板10の要部の正面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線A−Aでの断面図である。 図1に示した配線基板10と他基板(プリント基板20)の接続体100を模式的に示した図で、(a)は、接続体100の要部の正面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線B−Bでの断面図である。 (a)〜(e)は、図1に示した配線基板10の製造方法の一例を示す図で、配線基板10の製造工程別の断面図である。 (a),(b)は、図1に示した配線基板10の製造方法の一例を示す図で、配線基板10の製造工程別の断面図である。 (a),(b)は、図2に示した配線基板10とプリント基板20の接続体100の製造方法の一例を示す図で、接続体100の製造工程別の断面図である。 図1に示した配線基板10の一つの変形例で、(a)は、配線基板11の要部の正面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線C−Cでの断面図である。 (a),(b)は、図1に示した配線基板10の別の変形例で、それぞれ、配線基板12,13の要部の断面図である。 別の変形例で、(a)は、配線基板14の要部の断面図であり、(b)は、配線基板14と他基板(プリント基板21)の接続体101を模式的に示した断面図である。 別の変形例で、(a)は、配線基板15の要部の断面図であり、(b)は、配線基板15と他基板(プリント基板22)の接続体102を模式的に示した断面図である。 別の接続体の例で、(a)は、配線基板16と他基板(半導体モジュール23)の接続体103を模式的に示した正面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線D−Dでの断面図である。 (a),(b)は、図10に示した配線基板16と半導体モジュール23の接続体103の製造方法の一例を示す図で、接続体103の製造工程別の断面図である。 別の接続体の例で、(a)は、配線基板17と他基板(プリント基板24)の接続体104を模式的に示した正面図である。また、(b)は、プリント基板24の上面図であり、(c)は、配線基板17の正面図である。 車載用の電力変換装置への適用例で、(a)は、電力変換装置(接続体)105の正面図であり、(b)は、電力変換装置105の側面図である。 (a)は、図13の電力変換装置105で用いられている半導体モジュール25aの上面図であり、(b)は、電力変換装置105で用いられている制御回路基板部26の上面図である。 図13の電力変換装置105で用いられている配線基板18aの正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る配線基板の一例を模式的に示した図で、(a)は、配線基板10の要部の正面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線A−Aでの断面図である。
また、図2は、図1に示した配線基板10と他基板(プリント基板20)の接続体100を模式的に示した図で、(a)は、接続体100の要部の正面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線B−Bでの断面図である。
図1に示す配線基板10においては、金属箔2からなる配線が、絶縁基板1に埋め込まれている。そして、該配線の端部Tが、絶縁基板1の側面から突出するように構成されている。より詳細には、配線基板10の一方の構成要素である絶縁基板1は、熱可塑性樹脂からなる2枚の樹脂フィルムFa,Fbの貼り合わせによって形成されている。図1(b)では、樹脂フィルムFa,Fbの貼り合わせの界面が、点線で示されている。また、絶縁基板1には、貫通穴Kが形成されている。もう一方の構成要素である配線の金属箔2は、点線で示した樹脂フィルムFa,Fbの貼り合わせの界面に配置されている。そして、該配線の端部Tが、絶縁基板1に形成された貫通穴Kの側面から突出するように構成されている。尚、図1の配線基板10では、貫通穴Kの側面から配線端部Tが突出する例が示されているが、後述するように、絶縁基板1の外周側面から配線端部を突出するようにしてもよい。
上記した配線基板10の構成によれば、コネクタ等の接続部品を用いることなく、絶縁基板1の側面から突出する配線端部Tを他基板との電気接続に利用することができ、他基板と組み合わせた立体的な配線を構成することができる。例えば、図2の接続体100で例示したように、接続対象の基板が、絶縁基材3の表面に金属配線パッドPが形成されているプリント基板20の場合、該金属配線パッドPに、配線基板10の配線端部Tを半田30で直接接合することができる。従って、図1に示した配線基板10を用いることで、他基板(図2のプリント基板20)との電気接続においてコネクタ等の接続部品とその組み付け工数が不要となり、製造コストを低減することができる。
また、図1の配線基板10における金属箔2の厚さは、適宜設定可能である。このため、該金属箔2を例えば導電率が高く柔軟で安価な銅箔とし、金属箔2の厚さを薄くして絶縁基板1の側面から突出する配線端部Tを垂れた状態とすれば、該配線端部Tは、自由に変形可能となる。従って、図2の接続体100で例示したように、該配線端部Tを他基板との電気接続に用いれば、両基板の間に振動や熱による膨張収縮が加わっても、これらの影響の両基板での差異を、自由変形可能な該配線端部Tに吸収させることができる。このため、両基板の接続部に加わるこれらの影響の応力が緩和されて、信頼性の高い接合部とすることができる。
以上のように、図1の配線基板10は、絶縁基板1の側面から突出する配線端部Tを他基板との電気接続に利用し、該配線端部Tに、振動や熱による膨張収縮の影響の両基板での差異を吸収させるものである。従って、配線基板10を構成する絶縁基板1は、ガラスエポキシ基板のような熱硬化性樹脂を用いる硬い絶縁基板であってもよいし、特許文献1の基板間接続構造で用いられているフレキシブルプリント基板のように、可撓性を有する絶縁基板であってもよい。尚、フレキシブルプリント基板のように軽量で可撓性を有する絶縁基板とした場合には、前述したように、該絶縁基板に対してもある程度の振動緩衝効果を持たせることができる。
以上のようにして、図1の配線基板10は、他基板との直接接続に適する配線基板であって、十分な耐振性を確保できると共に、組立や接続が容易で安価な配線基板とすることができる。
次に、図1に示した配線基板10の製造方法について説明する。
図3(a)〜(e)と図4(a),(b)は、図1に示した配線基板10の製造方法の一例を示す図で、配線基板10の製造工程別の断面図である。尚、図3と図4に示した各工程の断面図は、図1に示した配線基板10のA−A断面を90°回転して拡大した図に対応している。
図1の配線基板10を製造するにあたっては、図3(a)に示すように、最初に、それぞれ貫通穴KFa,KFbが形成された熱可塑性樹脂からなる2枚の樹脂フィルムFa,Fbを準備しておく。
次に、図3(b)に示すように、例えば樹脂フィルムFa上に、雌型DFaと雄型DMaからなるプレス型を配置する。そして、両方の型の間に金属箔2を挟んで、樹脂フィルムFaに力が加わらない状態で、金属箔2を白抜き矢印で示したようにプレスにより打ち抜き、所定の配線パターン形状に切断する。また、切断後に、雄型DMaで打ち抜かれた金属箔2をそのまま樹脂フィルムFaの所定位置に押し付けて、貼り合わせる。これによって、図3(c)に示すように、打ち抜かれた金属箔2が樹脂フィルムFaに仮固定されると共に、図1の配線基板10において貫通穴Kの側面から突出する一方の配線端部Tが形成される。
次に、図1に示した配線基板10は貫通穴Kの同じ位置で2つの配線端部Tが重なるように構成されているため、図3(d)に示すように、上記工程を再び繰り返して、反対側のもう一方の配線端部Tを形成する。すなわち、図3(c)で形成された樹脂フィルムFa上に、雌型DFbと雄型DMbからなるプレス型を配置し、両方の型の間にもう一枚の金属箔2を挟んで、該金属箔2をプレスにより白抜き矢印で示したように打ち抜く。これによって、図3(e)に示すように、所定形状の配線パターンに打ち抜かれたもう一枚の金属箔2を反対側の樹脂フィルムFa上に貼り合わせ、配線基板10の貫通穴Kの側面から突出するもう一方の配線端部Tを形成する。尚、貫通穴Kの同じ位置で2つの配線端部Tが重ならない構成であれば、図3(d),(e)の工程は省略し、図3(b),(c)の工程で全ての配線端部Tを一括形成することができる。
次に、図4(a)に示すように、図3(e)の金属箔2が貼り合わされた樹脂フィルムFa上に、図3(a)で準備したもう一枚の樹脂フィルムFbを積層する。そして、白抜き矢印で示したように、該積層体を熱プレス板Phで加熱しながら加圧して、樹脂フィルムFa,Fb同士を熱圧着で貼り合わせる、絶縁基板1とする。また、これによって貼り合わされた樹脂フィルムFa,Fbの界面に所定形状の配線パターンに打ち抜かれた金属箔2を埋め込んで配線とし、該配線の端部Tを貫通穴Kの側面から突出させる。
以上で、図1に示した配線基板10が製造される。
以上の図3と図4で説明したように、図1の配線基板10は、次のような3つの工程からなる製造方法で製造可能である。
最初に、樹脂フィルム準備工程において、複数枚の樹脂フィルムを準備する。次に、金属箔貼り合わせ工程において、樹脂フィルム上に、雌型と雄型からなるプレス型を配置し、雌型と雄型の間に金属箔を挟んで、該金属箔をプレスにより打ち抜くと共に、打ち抜かれた金属箔を樹脂フィルム上に貼り合わせる。次に、樹脂フィルム貼り合わせ工程において、金属箔が貼り合わされた樹脂フィルム上に、もう一枚の樹脂フィルムを積層し、該積層体を加熱しながら加圧して、樹脂フィルム同士を貼り合わせ前記絶縁基板とすると共に、貼り合わされた樹脂フィルムの界面に金属箔を埋め込んで前記配線とする。
以上の構成と製造方法によれば、図3と図4に例示したように、配線基板10の基板製造工程内において、金属箔2からなる配線の成形時に、他基板と電気接続するための配線端部Tを同時に形成可能である。また、任意の数の貫通穴Kや任意の数の配線端部Tの一括形成も可能であり、上記構成の配線基板を低コストで製造することができる。
図5(a),(b)は、図2に示した配線基板10とプリント基板20の接続体100の製造方法の一例を示す図で、接続体100の製造工程別の断面図である。尚、図5に示した各工程の断面図は、図2に示した接続体100のB−B断面に対応している。
図2の接続体100を製造するにあたっては、図5(a)に示すように、接続対象であるプリント基板20の金属配線パッドP上に、ペースト状の半田30を予め塗布しておく。そして、配線端部Tが突出している配線基板10の貫通穴Kに、金属配線パッドPが形成されているプリント基板20の先端を挿入する。
次に、図5(b)に示すように、配線基板10の貫通穴Kにプリント基板20の先端を所定位置まで挿入して、貫通穴Kから突出している配線端部Tを変形させる。そして、配線端部Tと金属配線パッドP(および半田20)が重なった状態で、熱圧着機により半田30を溶融し、配線端部Tと金属配線パッドPを半田付けする。
以上で、図2に示した接続体100が製造される。
上記製造方法では、金属配線パッドPへの半田30の塗布を、プリント基板20への電子部品の実装時において、電子部品が搭載されるランドへの半田の塗布工程で同時に行うことができる。従って、半田30として特別な接続材料や塗布工程が不要であり、配線基板10と他基板(プリント基板20)との接続体100を低コストで製造することができる。
図1の配線基板10では、絶縁基板1に貫通穴Kを形成し、配線端部Tが貫通穴Kの側面から突出するように構成している。該構成によれば、配線基板の所望する任意の位置に任意の数だけ貫通穴を形成し、他基板と接続するための配線端部を所望する任意の数だけ引き出すことができる。このため、複数の他基板と電気接続する場合であっても、電気接続に利用する全ての配線端部を、一枚の配線基板に集約することができる。従って、例えば後述する車載用の電力変換装置のように、金属配線パッドやリード端子が周辺部に配置された他基板が複数個積層され、1枚の上記配線基板で積層された複数個の他基板を一括して接続するような用途にも好適である。
例えば、上記配線基板を電力変換装置の駆動回路基板に接続する場合、絶縁基板の側面から突出する上記配線端部を駆動制御信号の接続に用い、電力供給用の端子間接続には、それに適したコネクタ等の接続部品を搭載するようにしてもよい。また、上記配線基板は、金属箔からなる配線だけでなく、例えば抵抗素子や容量素子およびトランジスタ等の電子部品を搭載して、電気回路を構成することも可能である。従って、上記配線基板は、例えば特許文献2に記載された電力変換装置のように、複数積層される半導体モジュールに直交配置され、該複数の半導体モジュールに接続される制御基板への適用も可能であり、組立や接続も容易である。
次に、図1に示した配線基板10の変形例について説明する。
前述したように、図1に例示した配線基板10において、金属箔2の厚さや配線端部Tの幅、長さ、形状等は、適宜設定可能である。
図6は、図1に示した配線基板10の一つの変形例で、(a)は、配線基板11の要部の正面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線C−Cでの断面図である。尚、以下に示す配線基板の各例において、図1に示した配線基板10と同様の部分については、同じ符号を付した。
図1に示した配線基板10では、貫通穴Kの側面から突出する6つの配線端部Tが、同じ厚さの金属箔2で形成され、同じ幅と長さに設定されている。これに対して、図6に示す配線基板11においては、図の上側の配線および配線端部Taが厚い金属箔2aで形成されており、図の下側の配線および配線端部Tbが薄い金属箔2bで形成されている。また、図の下側の3つの配線および配線端部Tbは、それぞれ異なる幅に設定されている。
図6に例示した配線基板11のように、金属箔2a,2bの種類と厚さ、および配線端部Ta,Tbの幅、形状、ピッチ等は、他基板と電気接続して使用する電流・電圧等の条件によって、適宜、最適な値に設定可能である。
図7(a),(b)は、図1に示した配線基板10の別の変形例で、それぞれ、配線基板12,13の要部の断面図である。尚、図7(a),(b)に示す配線基板12,13の各断面図は、図1(b)に示した配線基板10の断面図に対応している。
図7(a)に示す配線基板12では、貫通穴Kの側面から突出している配線端部Tの長さが、図1に示した配線基板10における配線端部Tの長さに較べて、長く設定されている。また、図7(b)に示す配線基板13では、貫通穴Kの側面から突出している配線端部Tの長さが、図1に示した配線基板10における配線端部Tの長さに較べて、短く設定されている。
図7(a),(b)に例示した配線基板12,13のように、貫通穴Kの側面から突出している配線端部Tの長さ、および貫通穴Kの形状や大きさも、接続対象の他基板の厚さや金属配線パッドの大きさ等の条件によって、適宜、最適な値に設定可能である。尚、配線端部Tは、図2に示した接続体100の接続構造からわかるように、一部が中空に浮いた状態で他基板と接続される。このため、貫通穴Kの側面から突出する配線端部Tは、接続対象の他基板の厚さとは無関係に、任意の長さに設定することができる。従って、例えば図7(a)に示した配線基板12のように配線端部Tを長くして、他基板の金属配線パッドとの接続面積を大きくすることで、接続部の抵抗を低減すると共に、高い接合強度を確保することができる。
図8は、別の変形例で、(a)は、配線基板14の要部の断面図であり、(b)は、配線基板14と他基板(プリント基板21)の接続体101を模式的に示した断面図である。
図8(a)に示す配線基板14は、金属箔2c,2dからなる2層構造の配線が、絶縁基板1aに埋め込まれている。絶縁基板1aは、熱可塑性樹脂からなる3枚の樹脂フィルムFc〜Feの貼り合わせによって形成されており、配線の金属箔2c,2dは、点線で示した樹脂フィルムFc〜Feの貼り合わせの界面に配置されている。そして、2層構造の配線端部Tc,Tdが、絶縁基板1aに形成されている貫通穴Kaの側面から突出している。尚、配線基板14のように、絶縁基板中に埋め込む配線を複数層とする場合には、前述した金属箔貼り合わせ工程と樹脂フィルム貼り合わせ工程を繰り返すことで製造可能である。
図8(b)に示す配線基板14と他基板(プリント基板21)の接続体101では、プリント基板21の上面に1つの金属配線パッドPaが形成されており、配線基板14の2つの配線端部Tc,Tdが、同じ金属配線パッドPaに半田30で接合されている。一方、プリント基板21の下面に2つの金属配線パッドPb、Pcが形成されており、2層構造の2つの配線端部Tc,Tdが、金属配線パッドPb、Pcに対して、それぞれ別々に半田30で接合されている。
図2と図8の接続構造からわかるように、貫通穴の上下に配線端部を有する配線基板10〜14を用いれば、両側の表面に配線が形成される両面基板(プリント基板20,21)に対して、スルーホールを形成することなく、両表面間を電気接続することができる。従って、例えばスルーホールメッキができない基板であっても、配線基板10〜14を介して、両表面に跨る回路形成が可能となる。
図9は、別の変形例で、(a)は、配線基板15の要部の断面図であり、(b)は、配線基板15と他基板(プリント基板22)の接続体102を模式的に示した断面図である。
図9(a)に示す配線基板15も、図8に示した配線基板14と同様に、金属箔2e,2fからなる2層構造の配線が、絶縁基板1bに埋め込まれている。絶縁基板1bは、熱可塑性樹脂からなる3枚の樹脂フィルムFc〜Feの貼り合わせによって形成されており、配線の金属箔2e,2fは、点線で示した樹脂フィルムFc〜Feの貼り合わせの界面に配置されている。
一方、図8に示した配線基板14では、2層構造の配線端部Tc,Tdが、絶縁基板1aに形成されている貫通穴Kaの側面から突出していた。これに対して、図9(a)に示す配線基板15では、絶縁基板1bに貫通穴が形成されておらず、金属箔2e,2fからなる配線の端部Te,Tfが、絶縁基板1bの外周の側面から突出している。
図9(b)に示す配線基板15と他基板(プリント基板22)の接続体102では、プリント基板22の上面に、2つの金属配線パッドPd、Peが形成されている。そして、配線基板15の外周側面から突出している2つの配線端部Te,Tfが、それぞれ、金属配線パッドPd、Peに半田30で接合されている。
図9の配線基板15と他基板(プリント基板22)の接続体102に例示したように、配線基板15に貫通穴を形成せず、基板同士貫通させなくても、立体的な配線を構成することが可能である。
図10は、別の接続体の例で、(a)は、配線基板16と他基板(半導体モジュール23)の接続体103を模式的に示した正面図であり、(b)は、(a)における一点鎖線D−Dでの断面図である。
また、図11(a),(b)は、図10に示した配線基板16と半導体モジュール23の接続体103の製造方法の一例を示す図で、接続体103の製造工程別の断面図である。
図10の接続体103で用いられている配線基板16は、先に説明した配線基板と同様で、配線端部Tgが、絶縁基板1に形成された貫通穴Kbの側面から突出するように構成されている。一方、配線基板16の接続対象の基板は、先に説明したプリント基板20〜22と異なり、リードフレームに半導体素子や制御回路基板が搭載されて樹脂モールドされ、リード端子Lがモールド樹脂4から突出する半導体モジュール23である。また配線基板16の配線端部Tgと半導体モジュール23のリード端子Lの接続には、先に説明したように半田30を用いてもよいが、図10の接続体103では、図11(a),(b)に示すように、配線端部Tgとリード端子Lを溶接で接合している。
図12は、別の接続体の例で、(a)は、配線基板17と他基板(プリント基板24)の接続体104を模式的に示した正面図である。また、(b)は、プリント基板24の上面図であり、(c)は、配線基板17の正面図である。
図12(a)の接続体104で用いられている配線基板17には、図12(c)に示すように、配線端部Tが突出する貫通穴Kの近くに、位置決め貫通穴IKが設けられている。また、接続対象のプリント基板24には、図12(b)に示すように、配線基板17の位置決め貫通穴IKに嵌合する位置決め突起部ITが設けられている。そして、図12(a)に示す接続体104では、配線基板17とプリント基板24が位置決め貫通穴IKと位置決め突起部ITで位置決めされ、配線端部Tと金属配線パッドPが半田30で接合されている。
配線基板の側面から突出する配線端部を他基板の金属配線パッドやリード端子に電気接続する場合、接続精度を上げるためには、両基板が互いに位置決めされている必要がある。従って、図12で例示したように、配線基板には他基板の金属配線パッドやリード端子に電気接続される配線端部の周りにおいて位置決め貫通穴が設けられ、他基板には配線基板の前記位置決め貫通穴に嵌合する位置決め突起部が設けられていることが好ましい。そして、配線基板と他基板が、該位置決め貫通穴と位置決め突起部で位置決めされるようにする。これによれば、配線端部と金属配線パッドやリード端子のサイズおよびピッチが小さい場合においても、両者が確実に位置決めされ、接続も容易になる。
図13〜図15は、上記配線基板の車載用の電力変換装置への適用例である。
図13(a)は、電力変換装置(接続体)105の正面図であり、図13(b)は、電力変換装置105の側面図である。図14(a)は、図13の電力変換装置105で用いられている半導体モジュール25aの上面図であり、図14(b)は、電力変換装置105で用いられている制御回路基板部26の上面図である。また、図15は、図13の電力変換装置105で用いられている配線基板18aの正面図である。
図13に示す電力変換装置105は、半導体素子が樹脂モールドされた半導体モジュール25a〜25cと、半導体モジュール25a〜25cに熱的に接触して、半導体モジュール25a〜25cを冷却する冷却器40と、半導体素子の動作を制御する制御回路基板を収容し、冷却器40に熱的に接触して配置された制御回路基板部26と、半導体モジュール25a〜25cと制御回路基板部26を電気接続する配線基板18a,18bとを備えている。電力変換装置105は、半導体モジュール25a〜25cの半導体素子(スイッチング素子)を用いて、直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を構成する。尚、半導体モジュール25a,25bは、駆動用の半導体モジュールであり、半導体モジュール25cは、昇圧用の半導体モジュールである。
図14(a)に示す駆動用の半導体モジュール25aは、プラス側及びマイナス側の一対の電源端子B、負荷の3相モータのコイルに接続される3つ1組の駆動端子O、及び制御回路基板からの制御信号を受け取る素子制御端子(リード端子)Lsを有している。素子制御端子Lsには、破線で囲った駆動用の半導体素子へのスイッチング信号を受け取る端子以外にも、電圧又は電流の監視用の端子等がある。尚、図13に示す半導体モジュール25b,25cについても、半導体モジュール25aと同様の構造を有している。
図14(b)に示す制御回路基板部26の制御回路基板には、駆動用の半導体モジュール25a,25bの駆動用における素子制御端子Ls、および昇圧用の半導体モジュール25cの素子制御端子Lsへ、適宜タイミングで制御信号を送る制御回路が形成されている。制御回路基板部26の制御回路基板からは、半導体モジュール25a〜25cの各素子制御端子Lsに接続される基板制御端子(金属配線パッド)Psが引き出されている。
図15に示す配線基板18aには、各半導体モジュール25a〜25cの素子制御端子Lsに接続するための貫通穴Kcと、該貫通穴Kcの側面から突出する配線端部Thが形成されている。尚、配線基板18aにおける貫通穴Koは、各半導体モジュール25a〜25cの3つ1組の駆動端子Oを貫通させるための穴である。また、配線基板18aには、制御回路基板部26の基板制御端子Psに接続するための貫通穴Kdと、該貫通穴Kdの側面から突出する配線端部Tiが形成されている。尚、図13に示す反対側の配線基板18bについても、図15の配線基板18aと同様の構造を有しており、各半導体モジュール25a〜25cの素子制御端子Lsに接続するための貫通穴Kcと配線端部Th、および制御回路基板部26の基板制御端子Psに接続するための貫通穴Kdと配線端部Tiが形成されている。
そして、図13(a)に示すように、電力変換装置105においては、配線基板18a,18bの貫通穴Kcを貫通する半導体モジュール25a〜25cの各素子制御端子Lsに、配線基板18a,18bの配線端部Thが半田や溶接で接続されている。また、配線基板18a,18bの貫通穴Kdを貫通する制御回路基板部26の各基板制御端子Psに、配線基板18a,18bの配線端部Tiが半田で接続されている。そして、電力変換装置105においては、各半導体モジュール25a〜25cと制御回路基板部26とが、配線基板18a,18bに埋め込まれている配線を介して、互いに電気接続されている。
図13〜図15に示す車載用の電力変換装置105において、配線基板18a,18bとその接続対象である半導体モジュール25a〜25cおよび制御回路基板部26の各組み合わせについても、先に詳述したように、十分な耐振性を確保できると共に、組立や接続が容易であることは言うまでもない。
10〜17,18a,18b 配線基板
1,1a,1b 絶縁基板
K,Ka〜Kd 貫通穴
2,2a〜2f 金属箔
T,Ta〜Ti (配線)端部
20〜24,25a〜25c,26 他基板(プリント基板、半導体モジュール)
P,Pa〜Pd,Ps 金属配線パッド
L,Ls リード端子
100〜105 接続体

Claims (11)

  1. 金属箔(2,2a〜2f)からなる配線が、絶縁基板(1,1a,1b)に埋め込まれてなり、
    前記配線の端部(T,Ta〜Ti)が、前記絶縁基板の側面から突出してなることを特徴とする配線基板。
  2. 前記絶縁基板に、貫通穴(K,Ka〜Kd)が形成されてなり、
    前記配線の端部が、前記貫通穴の側面から突出してなることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記絶縁基板が、可撓性を有することを特徴とする請求項1または2に記載の配線基板。
  4. 前記絶縁基板が、熱可塑性樹脂からなる複数枚の樹脂フィルム(Fa〜Fe)の貼り合わせによって形成されてなり、
    前記配線が、前記樹脂フィルムの貼り合わせの界面に配置されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の配線基板。
  5. 前記金属箔が、銅箔からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の配線基板。
  6. 請求項4に記載の配線基板の製造方法であって、
    前記複数枚の樹脂フィルムを準備する樹脂フィルム準備工程と、
    前記樹脂フィルム上に、雌型と雄型からなるプレス型を配置し、前記雌型と雄型の間に金属箔を挟んで、該金属箔をプレスにより打ち抜くと共に、打ち抜かれた金属箔を樹脂フィルム上に貼り合わせる金属箔貼り合わせ工程と、
    前記金属箔が貼り合わされた樹脂フィルム上に、もう一枚の樹脂フィルムを積層し、該積層体を加熱しながら加圧して、前記樹脂フィルム同士を貼り合わせ前記絶縁基板とすると共に、貼り合わされた前記樹脂フィルムの界面に前記金属箔を埋め込んで前記配線とする樹脂フィルム貼り合わせ工程と、を有してなることを特徴とする配線基板の製造方法。
  7. 請求項1に記載の配線基板と他基板(20〜24,25a〜25c,26)の接続体(100〜105)であって、
    前記他基板が、絶縁基材の表面に金属配線パッド(P,Pa〜Pd,Ps)が形成されてなる基板、またはリードフレームからなるリード端子(L,Ls)がモールド樹脂から突出する基板であり、
    前記配線の端部が、前記金属配線パッドまたは前記リード端子に、半田で接合されてなることを特徴とする配線基板と他基板の接続体。
  8. 請求項1に記載の配線基板と他基板の接続体であって、
    前記他基板が、リードフレームからなるリード端子がモールド樹脂から突出する基板であり、
    前記配線の端部が、前記リード端子に、溶接で接合されてなることを特徴とする配線基板と他基板の接続体。
  9. 前記配線の端部の周りにおいて、前記配線基板に位置決め貫通穴(IK)が設けられ、
    前記他基板に、前記位置決め貫通穴に嵌合する位置決め突起部(IT)が設けられ、
    前記配線基板と前記他基板が、前記位置決め貫通穴と前記位置決め突起部で、位置決めされてなることを特徴とする請求項7または8に記載の配線基板と他基板の接続体。
  10. 前記他基板が、複数個、積層されてなり、
    1枚の前記配線基板で、前記積層された複数個の他基板が接続されてなることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の配線基板と他基板の接続体。
  11. 前記接続体が、車載用の電力変換装置(105)であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載の配線基板と他基板の接続体。
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