JP2014506458A - タンパク質形質導入の向上 - Google Patents
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Abstract
Description
先に要約したように、本発明の態様はタンパク質形質導入の方法を含む。「タンパク質の形質導入」は、本明細書で使用される場合、タンパク質の外部環境から細胞への内部取込を意味する。したがって、タンパク質を細胞に形質導入するとき、前記タンパク質は前記細胞の外部環境から前記細胞、例えば、前記細胞の細胞質に流通するように細胞膜を通過する。本発明のある実施形態に従って、タンパク質形質導入方法が向上する。向上するという語法は、本発明の実施形態に従うタンパク質形質導入が、例えば、以下により詳細が記載されるように、核酸形質移入試薬の使用を含まないタンパク質形質導入方法と比較して、2倍以上効率的である、例えば、10倍以上効率的を含み、5倍以上効率的であることを意味する。
形質導入タンパク質のPOIドメインは任意のペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質であり得る。目的のPOIには研究用POI、診断用POIおよび治療用POIが含まれる。研究用POIは研究プロトコルにその活性が使用されるタンパク質ドメインである。したがって、研究用POIは、実験方法において使用されるタンパク質ドメインである。研究用POIはそのような利用法を有する任意のPOIである可能性があり、いくつかの例では、前記研究用POIは、細胞中でそれをコードするベクターからそれを発現することにより研究プロトコルに提供されることもあるタンパク質ドメインである。特定の種類の研究用POIの例には誘導発現系の転写モジュレータ、シグナル産生系のメンバー、例えば、その酵素および基質、ホルモン、プロホルモン、プロテアーゼ、酵素活性モジュレータ、パータービマーおよびペプチドアプタマー、抗体、タンパク質間相互作用のモジュレータなどが含まれるが、これらに限定されない。
本発明の方法では、細胞に形質導入するために使用される形質導入タンパク質は、先に概説したように、POIドメインとタンパク質形質導入ドメインの両方を含むタンパク質である。PTDは、細胞膜を越えて移動する能力を前記タンパク質に与え、それによって、前記タンパク質が細胞によって内部に取り込まれることを可能にするドメインである。目的のPTDに明確なPTDと分散型PTDの両方が含まれる場合、PTDは、例えば、以下により詳細が記載されるように、様々であり得る。
先に言及したように、いくつかの例では、PTDは明確なPTDである。明確なPTDは、形質導入タンパク質の規定の位置またはドメイン、例えば、N末端ドメインもしくはC末端ドメインなどの末端ドメインまたは中央ドメインを構成するPTDである。(以下により詳細が記載されるように)明確なPTDは分散型PTDと異なり、それらは形質導入タンパク質のPOI部分のような他のドメインによって散在させられることがない。したがって、明確なPTDを含む形質導入タンパク質を、POIを第1ドメインとして、そして、PTDを第2ドメインとして含む融合タンパク質として見ることが可能であり、その場合、その2つのドメインはコード核酸の別々の領域によってコードされ、そして、タンパク質上では任意の順序で互いに対して配置され、PTDドメインがPOIドメインに対してN末端側にあり、またはその逆であることも可能である。
先に言及したように、形質導入タンパク質におけるタンパク質形質導入ドメインとして分散型PTDもまた対象である。分散型PTDは、形質導入タンパク質にタンパク質形質導入能力を与える形質導入タンパク質のドメインまたは領域を意味し、タンパク質形質導入は(先に定義したように)細胞の細胞膜を越えるタンパク質の転移のことである。タンパク質形質導入ドメインは分散しているので、形質導入タンパク質が三次元構造に折りたたまれると、形質導入タンパク質にタンパク質形質導入活性をもたらす前記タンパク質の表面上の「塩基性パッチ」を構成する複数の非連続的なアミノ酸残基からタンパク質形質導入ドメインは構成される。したがって、前記分散型PTDは、前記タンパク質が立体構造を構成すると、塩基性パッチの一部である、非連続的な複数の残基の相互作用から生じる。POIドメインの残基の間に前記の複数の非連続的な残基が散在する。「塩基性パッチ」は3%以上、例えば、10%以上(数による)を含む5%以上の塩基性アミノ酸残基、すなわち、ヒスチジン(H)、リシン(K)またはアルギニン(R)を含む、折りたたまれたタンパク質の表面領域である。所与の塩基性パッチの塩基性残基の総数は様々であり得るが、いくつかの例では、2から50まで、例えば、5〜20を含む3〜30の範囲である。前記塩基性パッチの表面積は様々であり得るが、いくつかの例では、5Å2 から10,000Å2 まで、例えば、25〜100Å2 の範囲である。前記分散型PTDの前記塩基性パッチは非連続的なアミノ酸残基から生じるので、前記塩基性バッチに関与する(すなわち、そのメンバーである)残基の少なくともいくつかは、POIドメインの一次配列において非連続的である。したがって、前記分散型タンパク質形質導入ドメインの前記塩基性パッチに存在する2つ以上の残基は、1以上の残基長、例えば、3以上の残基長、例えば、4以上、5以上、10以上の残基長を含む2以上の残基長の領域またはドメインによって、一次配列内で互いに分離されている可能性がある。前記塩基性パッチに関与し、1個以上の介在性残基によって一次配列内で分離されている残基対の数は様々であり得るが、その数は2以上、3以上、4以上、5以上、10以上などであり得る。したがって、前記分散型PTDは、それが見いだされるタンパク質の一次配列内で連続的な残基から構成される「標準的」タンパク質形質導入ドメインとは区別される。したがって、前記分散型PTDは非標準的タンパク質形質導入ドメインとしてみなされ得る。
いくつかの場合では、形質導入タンパク質は、POIドメインとPTDドメインに加えて1つ以上の追加的ドメインを含むことができる。例えば、形質導入タンパク質はタンパク質タグドメイン、例えば、POIの精製タグとして働くタグ配列を含むことができる。米国特許第7,176,298号および米国特許出願公開第20090023898号に記載のものが含まれるが、これらに限定されない任意の都合の良いタグ配列を使用することができる。これらの開示は参照により本明細書に組み込まれる。目的とする特定のタグ配列には6×Hisタグ、6×HNタグなどが含まれるが、これらに限定されない。そのようなタグが存在するとき、そのようなタグは長さが様々であり得るが、いくつかの例では、5アミノ酸長から500アミノ酸長まで、例えば、6〜12アミノ酸長を含む5〜100アミノ酸長の範囲である。前記タグはPOIの任意の都合の良い部位に位置することができる。目的とする別の任意選択的なドメインはスペーサードメインである。スペーサードメインが存在するとき、それらは長さが様々であり得るが、いくつかの例では、2アミノ酸から50アミノ酸まで、例えば5〜15アミノ酸の範囲である。スペーサードメインの配列は任意の都合の良い配列であり得るが、いくつかの例では、その配列はポリアラニン配列、ポリグリシン配列または混合アミノ酸配列である。タグドメインと同様に、スペーサードメインは形質導入タンパク質内の任意の都合の良い部位に位置することができる。
先に要約したように、本発明の態様は、例えば、上述したように、標的細胞を形質導入タンパク質で形質導入することを含む。したがって、本発明の態様は標的細胞を形質導入する方法をさらに含み、その方法では前記標的細胞はインビトロまたはインビボで存在し得る。形質導入タンパク質で形質導入される標的細胞は非常に多様であり得る。標的細胞は単一細胞、細胞株または多細胞生物の構成要素であり得る。いくつかの例では、標的細胞は真核細胞である。目的とする特定の細胞型のいくつかの例には、細菌、酵母(例えば、出芽酵母(S.cerevisiae)、***酵母(S.pombe)、ピキア・パストリス(P.pastoris)、クルイベロミセス・ラクティス(K.lactis)、ハンセヌラ・ポリモルファ(H.polymorpha))、真菌、植物細胞および動物細胞が含まれるが、これらに限定されない。目的の標的細胞は動物細胞を含み、特定の種類の動物細胞には昆虫、線形動物または哺乳類の細胞が含まれるが、これらに限定されない。例として挙げるが、ウマ、ウシ、ヒツジ、イヌ、ネコ、マウス、非ヒト霊長類およびヒトの細胞を含むさまざまな哺乳類細胞が使用され得る。様々な種のなかで、造血細胞、神経細胞、グリア細胞、間充織細胞、皮膚細胞、粘膜細胞、間質細胞、(平滑筋細胞を含む)筋肉細胞、脾臓細胞、網膜内皮細胞、上皮細胞、内皮細胞、肝細胞、腎臓細胞、胃腸細胞、肺細胞、線維芽細胞および他の細胞型などの様々な種類の細胞を使用することができる。目的とする造血細胞には、赤血球系列、リンパ球系列または骨髄単球性系列と関係する可能性がある有核細胞ならびに筋芽細胞および線維芽細胞のいずれかが含まれる。造血幹細胞、神経幹細胞、間質幹細胞、筋肉幹細胞、肝幹細胞、肺幹細胞、胃腸幹細胞および間充織幹細胞など、ES細胞、epi−ES細胞、および人工多能性幹細胞(iPS細胞)などの幹細胞および前駆細胞もまた対象である。
本発明の方法および組成物は、細胞がタンパク質を内部に取り込むことが望ましい任意の用途で使用される。言い換えると、本明細書において記載される方法および組成物は任意のタンパク質形質導入用途に使用される。本発明の方法および組成物はインビトロ用途とインビボ用途の両方で使用される。前記方法および組成物が使用される用途には研究用途、診断用途および治療用途が含まれるが、これらに限定されない。目的とする特定の種類の用途には、真核細胞、植物および動物での細胞の発生と分化の研究;インビトロタンパク質生産;インビボタンパク質生産;インビボでの調節された遺伝子発現の画像化;ヒト疾患の動物モデル;安定的細胞株の作製;インヒビターRNAの発現;薬物スクリーニング、遺伝子治療;などが含まれるが、これらに限定されない。本発明の方法および組成物が使用される用途は米国特許第5,888,981号、第5,866,755号、第5,789,156号、第5,654,168号、第5,650,298号、第6,004,941号、第6,271,348号、第6,271,341号、第6,783,756号、第5,464,758号、第6,252,136号、第5,922,927号、第5,912,411号および第5,859,310号ならびに米国特許出願公開第20090257985号にさらに記載され、これらの刊行物で開示される具体的な用途の開示は参照により具体的に本明細書に組み込まれる。
本発明のさらなる態様には、例えば、形質導入用途に使用するキットが含まれる。本発明のキットは、例えば、上述したように、核酸形質移入薬剤を少なくとも含む。いくつかの例では、前記キットは形質導入タンパク質をさらに含むことができ、前記タンパク質は明確なPTDまたは分散型PTDを含むことができる。あるいは、キットは、宿主細胞中で目的の形質導入タンパク質を発現するために構成されたベクターを含むことができる。そのようなベクターは、明確なPTDをコードするドメイン、およびPOIコード配列を受容するための(例えば、多重クローニング部位(MCS)のような、制限部位の形態の)クローニング部位を有する発現カセットを含むことができる。前記ベクターは、例えば、そのベクターの他の構成要素と機能するように結合した、プロモーター、選択マーカーなどの、1つ以上の追加の構成要素をさらに含むことができる。上述の核酸形質移入薬剤および任意選択的構成物に加えて、前記キットはさらに追加的な構成物を含むことができる。キット中に存在し得る追加の構成物には宿主細胞株、対照細胞株などが含まれるが、これらに限定されない。前記キットの様々な試薬構成物は別の容器に存在することができ、または、それらのうちのいくつか、もしくは、全てが、所望により、単一の容器内の試薬混合物に前もって混合されることができる。
実施例:DNA形質移入試薬の使用による形質導入の向上
Tetエクスプレスタンパク質の開発中に、いくつかの異なるDNA形質移入試薬の共添加がTetレポータ細胞株でのルシフェラーゼ活性を大いに増大させることに我々は気が付いた。Tetエクスプレスタンパク質は次の配列を有する。
1.デオキシリボヌクレアーゼでTetエクスプレスタンパク質精製物を処理すること(効果なし)、
2.前記タンパク質精製物を70〜75℃で5分間熱不活化すること(活性の喪失に至った)、
3.Tetエクスプレスをコードする細菌性発現ベクターの前記宿主レポータ細胞への直接的形質移入(効果なし)が含まれた。これらの実験の結果により、ルシフェラーゼ活性の増大の原因としてのプラスミドDNAの混入が除外された。
Claims (20)
- タンパク質を細胞に形質導入する方法であって、
前記タンパク質を前記細胞に形質導入するのに十分な状況下で、(a)(i)目的のタンパク質(POI)ドメインと(ii)タンパク質形質導入ドメイン(PTD)とを有する形質導入タンパク質および(b)核酸形質移入試薬を前記細胞に接触させる過程を有することを特徴とする方法。 - 前記形質導入タンパク質は明確なPTDを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記明確なPTDは5から100個のアミノ酸を有することを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記明確なPTDは、TAT、VP22、antpおよびポリアルギニンに見出されるPTDからなる群より選択されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記形質導入タンパク質は分散型PTDを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記分散型PTDは、3個以上の不連続の塩基性アミノ酸残基で構成された塩基性パッチを有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 前記塩基性アミノ酸残基が前記塩基性パッチ内に30%以上存在することを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 前記核酸形質移入試薬は、Xfect(登録商標)形質移入試薬、リポフェクタミン(登録商標)LTX形質移入試薬、リポフェクタミン2000(登録商標)形質移入試薬、SiQuest(登録商標)形質移入試薬、Transit−siQuest(登録商標)形質移入試薬、Transit−TKO(登録商標)形質移入試薬、Transit−LTI(登録商標)形質移入試薬、Transit−Jurkat(登録商標)形質移入試薬、Transit−2020(登録商標)形質移入試薬、クロロキン、PEGおよびこれらの組み合わせからなる群より選択されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記細胞を評価し、前記細胞が前記形質導入タンパク質で形質導入されたか否かを判定する過程をさらに有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法はインビトロの方法であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
- (a)宿主細胞、
(b)(i)目的のタンパク質(POI)ドメインと(ii)タンパク質形質導入ドメイン(PTD)とを有する形質導入タンパク質、および
(c)核酸形質移入試薬
を備えることを特徴とする形質導入システム。 - 前記形質導入タンパク質は明確なPTDを有することを特徴とする請求項11に記載のシステム。
- 前記明確なPTDは5から100個のアミノ酸を有することを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 前記明確なPTDは、TAT、VP22、antpおよびポリアルギニンに見出されるPTDからなる群より選択されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
- 前記形質導入タンパク質は分散型PTDを有することを特徴とする請求項11に記載のシステム。
- 前記分散型PTDは、3個以上の不連続の塩基性アミノ酸残基で構成された塩基性パッチを有することを特徴とする請求項15に記載のシステム。
- 前記塩基性アミノ酸残基が前記塩基性パッチ内に30%以上存在することを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 前記核酸形質移入試薬は、Xfect(登録商標)形質移入試薬、リポフェクタミン(登録商標)LTX形質移入試薬、リポフェクタミン2000(登録商標)形質移入試薬、SiQuest(登録商標)形質移入試薬、Transit−siQuest(登録商標)形質移入試薬、Transit−TKO(登録商標)形質移入試薬、Transit−LTI(登録商標)形質移入試薬、Transit−Jurkat(登録商標)形質移入試薬、Transit−2020(登録商標)形質移入試薬、クロロキン、PEGおよびこれらの組み合わせからなる群より選択されることを特徴とする請求項11ないし17のいずれか1項に記載のシステム。
- (a)(i)明確なPTDをコードするエレメントを備える発現カセットとクローニング部位とを有するベクターおよび(ii)形質導入タンパク質の少なくとも1つ、ならびに
(b)核酸形質移入試薬
を備えることを特徴とするキット。 - 前記核酸形質移入試薬は、Xfect(登録商標)形質移入試薬、リポフェクタミン(登録商標)LTX形質移入試薬、リポフェクタミン2000(登録商標)形質移入試薬、SiQuest(登録商標)形質移入試薬、Transit−siQuest(登録商標)形質移入試薬、Transit−TKO(登録商標)形質移入試薬、Transit−LTI(登録商標)形質移入試薬、Transit−Jurkat(登録商標)形質移入試薬、Transit−2020(登録商標)形質移入試薬、クロロキン、PEGおよびこれらの組み合わせからなる群より選択されることを特徴とする請求項19に記載のキット。
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