JP2014238962A - 電子線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を小型化するとともに検査精度を向上させる電子線装置を提供する。【解決手段】本発明の電子線装置は、試料表面に電子線を照射する電子線光学系と電子線の照射によって発生した電子を検出する検出系とを筐体内部に備える複数の電子線カラムからなる検査装置であって、各電子線カラムの電子線光学系から試料表面に対して出射された電子線を所定位置にフォーカスさせる対物レンズは4枚の電極からなる静電レンズであり、対物レンズの各電極は、試料に対向する側から順に、負電圧が印加される第1電極、接地される第2電極、フォーカス電圧が印加される第3電極、および接地される第4電極からなり、第1電極に印加される電圧と試料に対して印加される試料電圧との電位差を調整可能である。【選択図】図3

Description

本発明は、半導体等のパターン検査等に用いる電子線装置に関する。
電子線カラムを備える電子線装置では、検査対象である半導体ウェハ等の試料について電気特性、外観検査、異物検査が行われる。例えば電子線装置は、コンタクトホールの電気特性検査(オープン、ショート)を帯電状況により画像化して行われる。具体的には図14に示すように、電子線装置は、試料(例えば半導体ウェハW)の参照位置での走査型電子顕微鏡画像(以下、「SEM像」ともいう。)と検査位置でのSEM像とを比較し、画像を比較して色の異なる箇所を欠陥位置として検出する。
このような電子線カラムを利用した検査において試料全面を電子線で走査するには多大の時間を要する。そこで、例えば特許文献1、2のように、電子線カラムを複数備える電子線装置を用いて試料を短時間で検査することが提案されている。
米国特許第4896063号明細書 特開2005−121635号公報
ここで、電子線カラムの静電レンズのうち最も試料に近い位置に設けられた第1電極に印加される第1電圧と試料に印加される試料電圧との電位差は、試料表面の帯電に影響を与える。このため、電子線装置においてはこの電位差を検査条件として自由に変更できることが望ましい。電子線装置は、第1電圧と試料電圧との電位差を連続的に変更しながら二次電子や試料による反射電子からなる二次電子線を検出することで、試料の帯電状況(表面電位)を効率よく測定できる。
しかし、上記特許文献1、2に記載の電子線カラムの対物レンズは、3枚の電極からなる静電レンズから構成されている。このため、静電レンズの第1電極に印加される第1電圧と試料電圧との電位差を変更した際の、フォーカス電圧(静電レンズの第1電極上方に配置される第2電極の電圧)の変化が大きく、レンズの軸ずれ等が生じてしまう。このため、再度光学系の光軸調整が必要となるため、迅速に検査条件を変えることが困難であった。また、試料表面の電位を測定するために、この電位差を連続的に変化させた場合、フォーカス電圧のずれが大きくなり、試料に対する照射スポット径が大きくなることで、試料における測定領域が広がってしまい、測定精度が低下するという問題があった。
さらに、通常、二次電子線を検出する検出器は対物レンズである静電レンズの上方に一つ配置されているのみである。電子線カラムを複数配置するためにその外径を小さくすると、各電子線カラムに設置する検出器の幅や面積を小さくせざるを得ず、検出器により検出可能な電子線の範囲に制限が生じる。具体的には、図15に示すように、電子線の検出角が小さいものや、電子線の検出角が大きくかつエネルギが大きいものについては、電子線カラム内における電子線の軌道から上記のように設置された検出器では検出することができなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、装置を複数含まれている電子線カラムを小型化するとともに欠陥の検出性能を改善し、検査精度を向上させることが可能な、新規かつ改良された電子線装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、試料表面に電子線を照射する電子線光学系と電子線の照射によって発生した電子を検出する検出系とを筐体内部に備える複数の電子線カラムからなる検査装置であって、各電子線カラムの電子線光学系から試料表面に対して出射された電子線を所定位置にフォーカスさせる対物レンズは4枚の電極からなる静電レンズであり、対物レンズの各電極は、試料に対向する側から順に、負電圧が印加される第1電極、接地される第2電極、フォーカス電圧が印加される第3電極、および接地される第4電極からなり、第1電極に印加される電圧と試料に対して印加される試料電圧との電位差を調整可能である、電子線装置が提供される。
検出系は、対物レンズに対して試料と反対側に設置される第1検出器と、第1検出器よりさらに試料から離れた上方に設置される第2検出器と、対物レンズに設置される第3検出器とから構成してもよい。
このとき、第3検出器は、対物レンズの第1電極に設置してもよい。あるいは、第3検出器は、対物レンズの第2電極に設置してもよく、この場合、第1電極には、第3検出器を露出させる開口部が形成される。
また、第2検出器の内径は、第1検出器の内径より小さくしてもよい。
さらに、第1検出器、第2検出器または第3検出器のうち少なくともいずれか1つを、複数の検出部から構成してもよい。
また、電子線装置に、第1検出器と第2検出器との間に、電子線を偏向させる偏向機構を設けてもよい。
さらに、フォーカス電圧は正電圧としてもよい。
以上説明したように本発明によれば、装置を小型化するとともに検査精度を向上させることが可能な電子線装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子線装置の概略構成を示す説明図である。 同実施形態に係る電子線カラムの構成を示す説明図である。 同実施形態に係る電子線カラムの対物レンズおよび電子検出器の構成を詳細に示す説明図である。 対物レンズをハイパスフィルタとして使用したときの検出器により検出可能な電子線の検出角とエネルギとの関係を示すグラフである。 シンチレータを用いた電子検出器の一構成例を示す概略側面図および概略平面図である。 第2電極に設けられた第3検出器の一構成例を示す底面図である。 第1電極の一構成例を示す底面図である。 図3に示す構成の検出器により検出可能な電子線の検出角とエネルギとの関係を示すグラフである。 第3検出器を第1電極に設けた対物レンズおよび電子検出器の一構成例を示す説明図である。 第1電極に設けられた第3検出器の一構成例を示す底面図である。 電子検出器を分割した場合の一構成例を示すであって、第2電極に設けられた第3検出器の一構成例を示す底面図である。 ExB偏向器を備える電子線カラムの一構成例を示す説明図である。 磁場型のアライメント機構を備える電子線カラムの一構成例を示す説明図である。 電子線による欠陥検出方法を説明する説明図である。 従来の検出器により検出可能な電子線の検出角とエネルギとの関係を示すグラフである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.電子線装置の概略構成>
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る電子線装置の概略構成について説明する。なお、図1は、本実施形態に係る電子線装置1の概略構成を示す説明図である。
本実施形態に係る電子線装置1は、例えば半導体ウェハW(以下、単に「ウェハW」ともいう。)の半導体回路パターンを検査するための装置である。電子線装置1は、例えば図1に示すように、チャンバーユニット10と、複数の電子線カラム20と、制御電源30と、制御装置40とからなる。
チャンバーユニット10は、電子線カラム20によりウェハWの表面に電子線を出射して検査を行うユニットである。チャンバーユニット10は、図1に示すように、半導体ウェハWが収納される第1チャンバー(試料室真空チャンバー)12と、中間室である第2チャンバー(中間室真空チャンバー)13と、電子銃が配置される第3チャンバー(電子銃室真空チャンバー)14とからなる。
第1チャンバー12にはウェハWを載置するためのステージ18が設けられている。ステージ18は、試料載置面にてウェハWの検査対象となる面(表面)と反対側の面(裏面)を支持し、ウェハWを表面と平行な平面内で任意の方向に移動可能に形成されている。ステージ18は、検査時にはウェハWが所定の方向に所定の移動速度で移動するように駆動装置(図示せず。)によって移動される。
各チャンバー12、13、14は、それぞれ異なる真空度に設定可能に独立した空間となっており、所定の真空度にするための真空ポンプ15、16、17がそれぞれ接続されている。
電子線カラム20は、電子をスポット状に収束、加速して得られる電子線(一次電子線)をステージ18上のウェハWに照射するとともに、検出系によって電子線(二次電子線)を検出する装置である。本実施形態に係る電子線装置1は複数の電子線カラム20を備えており、各電子線カラム20は第1チャンバー12、第2チャンバー13および第3チャンバー14境界の仕切り板に接続されており、中心部にオリフィスを設け、ビームが通過する部分のみが貫通するように配置される。本実施形態において、各電子線カラム20は同一構成であるとする。電子線カラム20の詳細な構成については後述する。
制御電源30は、各電子線カラム20に対して入力されるスキャン電圧を入力する。制御電源30は、例えば1つの電子線カラム20に対して1つの制御電源30が割り当てられるように配置される。制御電源30は、例えば、高電圧電流、高周波電流等の信号を出力する。各制御電源30は、例えば、制御電源30が出力する信号(例えば高周波電圧)の位相ずれを補正したり、走査信号の待機時間を補正したり、フィルタ等の制御電流回路を切り替えたりする補正機構を備えていてもよい。
制御装置40は、各電子線カラム20に対する制御命令を入力し、また、ウェハWに電子線を照射して得られる配線パターンの形状を反映した出力信号である二次電子線(「信号電子線」ともいう。)に基づいて配線パターンの画像を形成する装置である。電子線カラム20、制御電源30、制御装置40で試料であるウェハWのSEM像(走査型電子顕微鏡像)を取得する。制御装置40は、形成した複数の配線パターンの画像を比較し、配線パターンの異常を検出する。なお、配線パターンの異常検出は、制御装置40にて行ってもよく、制御装置40から提供された画像を見てオペレータが判断してもよい。制御装置40は、例えばCPUやGPUを備えるコンピュータ等の情報処理装置によって構成される。
このような電子線装置1は、複数の電子線カラム20を備えることで欠陥検出効率を向上させる。電子線カラム20は、例えば複数の電子線カラム20を一列に配置したカラム列を、カラム列の配列方向に対して垂直な方向に並べて配置してもよい。このとき、電子線カラム20を千鳥配列となるように配置することで、より多くの電子線カラム20を設けることができる。
<2.電子線カラムの構成>
次に、図2に基づいて、本実施形態に係る電子線装置1の電子線カラム20の構成について説明する。なお、図2は、本実施形態に係る電子線カラム20の構成を示す説明図である。なお、図2では静電式のレンズ、調整系を示しているが、本発明はかかる例に限定されず、例えば磁場を利用したレンズ、調整系であってもよい。検査を高速にするため、電子線を走査する走査電極は静電式であることが望ましい。
電子線カラム20は、その筐体102内に、走査型電子顕微鏡で用いられる各種構成要素を備える。例えば電子線カラム20は、電子銃110と、コンデンサレンズ系120と、ビーム絞り機構130と、光軸調整機構140と、ブランキング電極150と、仕切弁160と、走査電極170と、対物レンズ180と、電子検出器190とを備える。電子線装置1において、電子検出器190が検出系を構成し、当該検出系を除く電子線光学要素が電子線光学系を構成している。
電子銃110は、電子線を出射する装置であり、例えばショットキー型や熱電界放出型の電子銃が用いられる。電子銃110は、加速電圧が印加されることにより電子線を放出する。放出された電子線は、コンデンサレンズ系120、ビーム絞り機構130によって集光され、所望の電流となるように調節される。
光軸調整機構140は、電子線の非点補正、光軸上の電子線の位置、試料に対する電子線の照射位置を調整する。また、ブランキング電極150は、ステージ18上のウェハWに電子線を照射しないように一時的に電子線を遮断するための電極である、ブランキング電極150は、電子銃110から放出された電子線を曲げ、ウェハWに電子線が照射されないようにする。また、仕切弁160は、電子線カラム20内の電子銃室、中間室、試料室と仕切るための弁である。仕切弁160は、例えば資料室に不良が発生した場合に電子銃室や中間室が大気中に開放しないように各室を仕切るために用いられる。通常仕切弁160は開放されている。なお、本実施形態に係る電子線カラム20においては設置を省略することもできる。
走査電極170は、外部から高周波の制御信号(電気信号)が印加されることで電子線を偏向させる。走査電極170には、例えば0〜400Vの高周波電流が印加される。走査電極170に任意の制御信号を印加して電子線を偏向させることで、ウェハWの表面上において任意の方向に電子線を走査させることができる。
対物レンズ180は、電子線カラム20の先端部に設けられ、ステージ18上のウェハWと対向するように設けられる。対物レンズ180は、走査電極170によって偏向された電子線をウェハWの表面に集束させる。本実施形態の対物レンズ180は、静電レンズであり、4枚の電極を備える。なお、対物レンズ180の詳細な構成については後述する。
電子検出器190は、電子線がウェハWに照射され、回路パターンに応じて放出された二次電子線、ならびに反射電子を検出し、高周波の検出信号(信号電子線)として出力する検出系である。本実施形態に係る電子検出器190は、後述するように3つの検出器192、194、196からなる。電子検出器190により検出された検出信号は、例えば伝達機構を介して電子線カラム20の外部に取り出される。電子検出器190の検出信号は、例えばプリアンプで増幅された後、AD変換器により回路パターンの画像デジタルデータとされる。画像デジタルデータは制御装置40に出力される。
このような電子線カラム20の構成により、電子銃110から放出された電子線によってウェハWの表面が走査され、回路パターンの形状、組成、帯電状況等を反映した二次電子や反射電子である二次電子線が電子検出器190によって検出される。検出された二次電子線の検出信号は、例えばプリアンプやAD変換器を介して制御装置40にて処理され、ウェハWの回路パターンの画像に基づく欠陥検出が行われる。
なお、電子線カラム20には、電子線カラム20の内部と外部との間で情報を伝達するための伝達機構50a、50b、50cを設けてもよい。伝達機構としては、例えば電気的な動作を伴う部材に対して外部から電気信号を伝達し、また、電気的な動作を伴う部材から発せられた電気信号を外部に伝達する電気的伝達機構がある。あるいは、伝達機構として、ライトガイド等のように、光を外部から伝達し、また、光を外部に伝達する光学的伝達機構や、機械的な動作を伴う機械的伝達機構等がある。
<3.対物レンズおよび検出器の構成>
図3に、本実施形態に係る電子線カラム20の対物レンズ180および電子検出器190の構成を詳細に示す。図3は、電子線カラム20の対物レンズ180および電子検出器190の概略構成を示す端面図である。
[対物レンズ]
対物レンズ180は、中心に電子線が通過するための開口を有する筒状の構造物である。対物レンズ180は、図3に示すように、第1電極181、第2電極182、第3電極183および第4電極184の4枚の電極からなる。これらの電極は、対物レンズ180がステージ18上のウェハWと対向する側から第1電極181、第2電極182、第3電極183、第4電極184の順に配置されている。
第1電極181は、電子線カラム20の筐体102から延設された第2電極182の支持部182cに、絶縁物195を介して接続されている。第1電極181は筐体102の外周と略同一径の外周を有する環状部材であり、その中心には電子線が通過するための開口が形成されている。第1電極181の第1面(外面)181aは、ステージ18上のウェハWと対向している。
第2電極182は、環状の電極部と、当該電極部および第1電極181を支持する絶縁物195が接続された支持部182cとからなる。支持部182cは、筐体102と略同一径を有する大径部と、大径部よりも小径の小径部とからなる。大径部は筐体102と接続されており、小径部は大径部から第1電極181側へ延びるように設けられている。小径部の先端には電極部の外周部分が固定されている。電極部は、第1電極181と第3電極183との間に設けられる。第2電極182の電極部の第1面(第1電極181側の面)182aには、後述する第3検出器196が設けられる。
第3電極183は、環状の電極部と、当該電極部を支持する筒状の支持部からなる。支持部は、絶縁物196を介して第4電極184に接続されるフランジ部と、当該フランジ部から第1電極181側へ延びる筒部とからなる。筒部は、第2電極182の小径部よりもさらに小径であり、その先端には電極部の外周部分が固定されている。電極部は、第2電極182と第4電極184との間に設けられる。
第4電極184は、筐体102と接続されたフランジ部と、当該フランジ部から第1電極181側へ延びる筒状の電極部とからなる。フランジ部は、絶縁物196を介して第3電極183を支持するとともに、その内周部で電極部の一端を支持している。電極部は、筒状とすることで、第3電極183に高電圧を印加するために必要な絶縁物(例えばガイシ)が電子線に露出しないようにしている。第4電極184の電極部の内径は、第1電極181、第2電極182および第3電極183の各電極部の開口径と略同一とされる。
第1電極181には負電圧が印加され、第2電極182は接地されている。また、第3電極183はフォーカス用の電極であり、正電圧が印加されている。第3電極183に正電圧を印加することで対物レンズ180を加速レンズとして構成することができる。これにより、第3電極183に負電圧を印加する場合と比べて対物レンズ180を低収差化することができるとともに、放出された二次電子を引き上げて軌道変更させて集光することが可能となる。第4電極184は接地されている。なお、ステージ18上のウェハWには負電圧が印加されている。
本実施形態に係る電子線装置1では、対物レンズ180の第1電極181に印加される第1電圧とステージ18上のウェハWに印加される試料電圧との電位差を変化させることで、ウェハW表面の帯電や検出可能な電子エネルギ、検出器に対する電子線の入射角度等を変更することができる。例えば第1電圧を試料電圧より低くすると、エネルギの低い電子がウェハWに戻り帯電を抑制したり、中和したりできる。逆に、第1電圧を試料電圧より高くすると、二次電子を巻き上げ、ウェハWを正に帯電させることができる。
なお、検出系に関して、第1電圧と試料電圧との電位差を変化させることで、電子線に対するフィルタを掛けることが可能となる。例えば第1電圧を試料電圧より低くすると、対物レンズ180を高エネルギの電子のみを通過させるハイパスフィルタとして作用させることができる。
図4に対物レンズ180をハイパスフィルタとして使用したときの検出器のアクセプタンス(検出器により検出可能な電子線の検出角とエネルギとの関係)を示す。図4より、所定の閾値以上のエネルギを有する電子のみが検出されていることを読み取ることができる。逆に、第1電圧を試料電圧より高くすると、二次電子を巻き上げ集光するように対物レンズ180を作用させることができる。
ここで、第1電圧と試料電圧との電位差は2kV以下が望ましい。この電位差が大きいと二次電子線は直進し、検出器の中心の開口から抜けてしまうためである。そこで、電位差を2kV以下と小さくすることで二次電子線は広がり、中心に一次ビームが通過する開口を有する同心円(アニューラー)型の検出器と比較して電子を容易に検出することができる。
このように、本実施形態に係る電子線装置1では、上記のように4枚の電極を用いることで、対物レンズ180の第1電極181に印加される第1電圧と試料電圧との電位差を連続的に変化させても第3電極183のフォーカス電圧の変化量を低減することができる。したがって、例えば図14に示したように、電子線装置1によりウェハWの欠陥を検出する場合、参照位置でのSEM像と検査位置でのSEM像とを比較するが、画像比較が明確に行うことができない場合にはこの電位差を調整することにより、試料の帯電を変化させ、取得される画像を調整できる。本実施形態に係る電子線装置1では、対物レンズ180の調整により所望の画像を取得して欠陥の検出性能を改善し、検査精度を向上できるとともに、この調整を連続的に行うことができるので効率的に検査を行うこともできる。
本実施形態に係る電子線装置1の対物レンズ180の構成とすることによるフォーカス電圧の変化について、従来の3枚の電極を用いた場合と比較しながら説明する。なお、従来の3枚の電極を用いた場合の構成は、本実施形態に係る対物レンズ180を構成する電極のうち第2電極182を省略した構成とする。
第1電極181と試料間の電位差が0Vとなる設定を標準条件とする。例えば、電子線の加速エネルギを8keV、電子線の試料への入射エネルギを1keVとすると、試料電圧は−7kV、第1電極181の第1電圧は−7kVとなる。
次いで、標準条件から第1電極181の第1電圧を−6.9kVに変更したとする。このとき、第1電極181と試料との間の電位差は+0.1kVとなる。このとき一次電子線を試料にフォーカスするのに必要な電圧は+14.4kVであった。また、標準条件のフォーカス電圧は+14.1kVであった。したがって、標準条件のフォーカス電圧+14.1kVからの差であるフォーカス電圧の変化量は0.3kVとなる。また、標準条件でのフォーカス電圧に対するフォーカス電圧の相対変化量は2.4%(0.3/14.1%)であった。
同様に、従来の3枚の電極を用いた構成についても標準条件から第1電圧を−6.9kVに変更したとき、一次電子線を試料にフォーカスするのに必要な電圧は+12.7kVであった。また、標準条件のフォーカス電圧は+11.8kVであった。したがって、標準条件のフォーカス電圧+11.8kVからの差であるフォーカス電圧の変化量は0.9kVとなる。また、標準条件でのフォーカス電圧に対するフォーカス電圧の相対変化量は7.8%(0.9/11.8%)であった。
これより、本実施形態に係るように4枚の電極から対物レンズを構成することで、従来と比較してフォーカス電圧の変化量が約33%改善されることがわかる。
[検出器]
本実施形態に係る電子線カラム20は、電子線を検出する電子検出器190として、第1検出器192、第2検出器194および第3検出器196の、3つの検出器を備える。従来、電子カラム20には1つの検出器が設けられるのみであり、図15に示すようにこの検出器のみでは検出できない電子線があった。そこで、本実施形態に係る電子線カラム20は、複数、例えば3つの検出器192、194、196を設けることで、従来検出できなかった電子線を検出可能にする。
第1検出器192は、図3に示すように、対物レンズ180上方(ステージ18と反対側の方向)に配置されている。第1検出器192は環状の電子検出センサであり、その電子検出領域は第4電極184の内径よりも小さくされている。第1検出器192は、対物レンズ180にできるかぎり近くに配置されることが望ましい。本実施形態に係る電子線装置1は、複数の電子線カラム20を設置しているため各検出器の面積や幅を小さくせざるを得ない。そこで、対物レンズ180のより近くに検出器を配置することで広い範囲に放出された電子を検出可能となる。
第2検出器194は、環状の電子検出センサであり、第1検出器192のさらに上方に配置される。例えば図3に示すように、第2検出器194は、アライメント機構160と走査電極170との間に配置することができる。第2検出器194は、第1検出器192の中心の開口を抜けた電子の小角度成分を検出する。第2検出器194の開口部の内径は第1検出器192の開口部の内径より小さいことが望ましい。より高効率で電子を検出することが可能となる。
第1検出器192および第2検出器194には、例えば半導体検出器やシンチレータ等を用いることができる。第1検出器192や第2検出器194にシンチレータを用いた場合、例えば図5のような構成とすることができる。図5では第1検出器192にシンチレータ192aを用いた場合を示しているが、第2検出器194も同様に構成することができる。
シンチレータ192aは放射線の入射によって蛍光を発する物質であり、シンチレータ192aにより電子を光に変換することができる。シンチレータ192aによって電子から変換された光は、ミラー面192bにて反射され導入機構50cであるライトガイドへ導かれる。ライトガイドの終端は光電子増倍管60と接続されており、光電子増倍管60によって光は電子に変換され増幅される。増幅された電子信号は検出回路系にて検出される。
シンチレータ192aの中央は開口されており、当該開口部分には金属筒192cが挿通される。金属筒192cの内部を一次電子線が通過する。シンチレータ192aの先端は金属筒192cおよび金属カバー192dで覆われており、絶縁物が電子線に露出しないように構成される。検出器192全体は、例えばフランジ50c2とライトガイドとの間をOリング50c1にて仕切られている。これにより、電子線カラム20内の真空部分と電子線カラム20外の大気部分とを区切ることができる。
また、シンチレータ192aにより発光された蛍光をライトガイドに導くため、ミラー面192bにはAl等の金属を蒸着するのがよい。さらに、ライトガイドの支持は光の洩れを低減するため接触面積を最小にするのがよく、例えばOリング192bのみとするのが望ましい。
図3の説明に戻り、第3検出器196は、環状の電子検出センサであり、図6に示すように、対物レンズ180の第2電極182の第1面182aに配置される。第3検出器196としては、対物レンズ180の先端におけるスペース制限から、例えば半導体検出器を用いるのが望ましい。
このとき、対物レンズ180の第1電極181には、ウェハWからの電子線が通過する開口部1811を形成する。本実施形態では、図7に示すように、4つの開口部1811が、第1電極181の周方向に沿って、等間隔に略同一サイズに形成されている。各開口部1811は、例えば第1電極181を切り欠いて形成してもよい。また、各開口部1811の間に、径方向に延びるグリッド1812を設けることで開口部1811の電位を一定にすることができる。なお、本実施形態では、開口部1811は4つ形成されているが、本技術はかかる例に限定されず、第1電極181に1または複数の開口を設けて電子線が通過可能にされていればよい。
これらの検出器192、194、196は、図3に示すような電子線の軌道に対応して電子線カラム20内に配置されている。すなわち、ステージ18の試料載置面に垂直な電子線の入射方向に対し、二次電子線は広がりを持って進行する。そこで、本実施形態に係る電子線カラム20は、電子線の入射方向に対する二次電子線の進行方向のなす角(以下、「検出角」ともいう。)に応じて、電子を検出する検出器192、194、196が配置されている。このように、検出角の異なる複数の検出器192、194、196を配置し、像を取得することで、特定の欠陥からの信号を強調することができる。例えば、ウェハWのホール底の欠陥の検出には、小角度の電子を選択的に検出することができる第2検出器194を利用するのが有用である。
図8に各検出器192、194、196により検出される電子線の検出角とエネルギとの関係図を示す。図8において、電子軌道Aの電子線は第1検出器192によって検出され、電子軌道Bの電子線は第2検出器194によって検出され、電子軌道Cの電子線は第3検出器196によって検出される。
図8より、第3検出器196は高角度に高いエネルギで放出された電子を検出する。例えば試料の微小な凹凸を強調して観察できるという効果がある。第3検出器196を対物レンズ180の第2電極182に配置することで、第3検出器196を設置させることができる。すなわち、信号線のレベルがグランド基準となるので、配線の絶縁が容易になり、また後段のプリアンプ等検出回路系がグランド基準となるので得電子線装置1の高速動作が容易となるというメリットがある。
[変形例]
本実施形態に係る電子線カラム20の対物レンズ180および検出器190は、図3に示した構成以外の構成とすることもできる。
(変形例1)
例えば、図9および図10に示すように、第3検出器196を第1電極181に設けてもよい。すなわち、図9および図10に示すように、第3検出器196は、対物レンズ180の第1電極181の外面181aに設けられている。第3検出器196を試料Wの近くに配置できるため、より広い角度に放出された二次電子線を検出することが可能になる。この場合、電子線が高圧に浮いてしまうため、高電圧用の差動アンプを使用する必要がある。
(変形例2)
また、環状の各検出器192、194、196を面内で分割した構成としてもよい。第3検出器196を例にとると、例えば図11に示すように、周方向に4分割された検出部1961、1962、1963、1964から第3検出器196を構成してもよい。このとき各検出部1961、1962、1963、1964は同一サイズとするのがよい。これにより、各検出部1961、1962、1963、1964は対応する特定の方位に放出された電子をそれぞれ検出することになり、これらの差分をとることで凹凸を強調した像が取得できるようになる。特に本発明では対物レンズ180に静電レンズを用いているので回転がなく、方向性が維持されるためより効果的である。
(変形例3)
第2検出器194の検出効率を向上させる方法として、例えば図12に示すように、電子線カラム20に、対物レンズ180の上部かつ第1検出器192の上部に、電子線を偏向させる偏向機構として静電場と磁場とが直交したExB偏向器200を配置してもよい。なお、図12では、対物レンズ180および電子検出器190に電圧を印加する電源についての記載を省略しているが、それぞれ図3と同様の電圧が印加されているものとする。
図12に示すように、ExB偏向器200の上方には、走査電極170、第2検出器194が配置される。このとき、電子線カラム20は、一次電子線がExB偏向器200により偏向されない(すなわち、直進する)ウィーン条件に設定される。二次電子、反射電子からなる信号電子線は一次電子線と進行方向が逆であるため、ExB偏向器200により偏向される。このように、信号電子線を第2検出器194の検出領域に入射するようにExB偏向器200によって偏向させることで、第2検出器194によってより効率的に信号電子線を検出することが可能となる。
(変形例4)
あるいは、第2検出器194の検出効率を向上させる他の方法として、例えば図13に示すように、対物レンズ180の上部かつ第1検出器192の上部に、電子線を偏向させる偏向機構として磁場型のアライメント機構300を配置してもよい。なお、図13においても、対物レンズ180および電子検出器190に電圧を印加する電源についての記載を省略しているが、それぞれ図3と同様の電圧が印加されているものとする。
図13に示すように、アライメント機構300の上方には、走査電極170が配置される。本例では、走査電極170には像を構成するための走査信号に加え、静的なアライメント電圧が重畳される。すなわち、2段に配置された走査電極172、174もアライメント機構の一部として機能する。走査電極170の上方には第2検出器194が配置される。
一次電子線は、走査電極172、174およびアライメント機構300による3段のアライメントにより偏向され、第1検出器192の開口を通過するように中心軸上に戻る。そして、第1検出器192の開口を通過した一次電子線は、ステージ18上のウェハWに照射される。
ウェハWにより反射された電子線および二次電子からなる信号電子線は一次電子線と進行方向が逆となる。したがって、第1検出器192の開口を通過した信号電子線は、まず磁場型のアライメント機構300により一次電子線とは逆向きに偏向され、つづく走査電極172、174に重畳されたアライメント電圧によりさらに偏向された後、第2検出器194に入射するようになる。このように、走査電極172、174およびアライメント機構300により電子線の進行方向をアライメントすることで、信号電子線を第2検出器194の検出領域に入射させることができ、第2検出器194は信号電子線をより効率的に検出することが可能となる。
図12に示した変形例3および図13に示した変形例4は、第1検出器192により信号電子線の大部分を検出し、第2検出器194で小角度の信号電子線を検出することで、検出角が選択されたSEM像を取得することが可能となる。特に小型の電子線カラム20では検出器190の大きさが制限されているためこれらの構成は有用である。なお、対物レンズ180および検出器190の配置、ExB偏向器200やアライメント機構300等ようなの電子線を偏向させる偏向機構の設置は、上記変形例1〜4に限定されるものではなく、他の構成や組み合わせも可能である。
以上、本発明の実施形態に係る電子線装置1の構成とその作用について説明した。本実施形態によれば、電子線装置1に複数含まれている電子線カラム20を小型化するとともに欠陥の検出性能を改善し、かつ高効率化できるとともに、対物レンズ180を4つの電極から構成することで、第1電極181の第1電圧と試料電圧との電位差を変化させたときの第3電極183の第3電圧(すなわち、フォーカス電圧)の変化量を低減させることができる。これにより、低加速高性能である、すなわち低収差の電子線カラム20を実現することができる。
また、二次電子や試料による反射電子からなる二次電子線を検出する検出器192、194、196を、二次電子線の進行方向に応じて配置することで、従来検出が困難であった小角度の電子線や大角度かつ高エネルギの電子線の検出も可能となる。これにより、試料の帯電状況や検出器種による多様な検出条件に対応することの可能な電子線装置1を実現できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 電子線装置
10 チャンバーユニット
18 ステージ
20 電子線カラム
30 制御電源
40 制御装置
102 筐体
110 電子銃
120 コンデンサレンズ系
130 ビーム絞り機構
140 光軸調整機構
150 ブランキング電極
160 仕切弁
170 走査電極
180 対物レンズ
181 第1電極
182 第2電極
183 第3電極
184 第4電極
190 電子検出器
192 第1検出器
194 第2検出器
196 第3検出器
200 ExB偏向器
300 アライメント機構
W 半導体ウェハ

Claims (8)

  1. 試料表面に電子線を照射する電子線光学系と前記電子線の照射によって発生した電子を検出する検出系とを筐体内部に備える複数の電子線カラムからなる検査装置であって、
    前記各電子線カラムの前記電子線光学系から前記試料表面に対して出射された電子線を所定位置にフォーカスさせる対物レンズは4枚の電極からなる静電レンズであり、
    前記対物レンズの各電極は、前記試料に対向する側から順に、負電圧が印加される第1電極、接地される第2電極、フォーカス電圧が印加される第3電極、および接地される第4電極からなり、
    前記第1電極に印加される電圧と前記試料に対して印加される試料電圧との電位差を調整可能である、電子線装置。
  2. 前記検出系は、前記対物レンズに対して前記試料と反対側に設置される第1検出器と、前記第1検出器よりさらに前記試料から離れた上方に設置される第2検出器と、前記対物レンズに設置される第3検出器とからなる、請求項1に記載の電子線装置。
  3. 前記第3検出器は、前記対物レンズの前記第1電極に設置される、請求項2に記載の電子線装置。
  4. 前記第3検出器は、前記対物レンズの前記第2電極に設置され、
    前記第1電極には、前記第3検出器を露出させる開口部が形成される、請求項2に記載の電子線装置。
  5. 前記第2検出器の内径は、前記第1検出器の内径より小さい、請求項2〜4のいずれか1項に記載の電子線装置。
  6. 前記第1検出器、前記第2検出器または前記第3検出器のうち少なくともいずれか1つは、複数の検出部から構成される、請求項2〜5のいずれか1項に記載の電子線装置。
  7. 前記第1検出器と前記第2検出器との間に、電子線を偏向させる偏向機構が設けられる、請求項2〜6のいずれか1項に記載の電子線装置。
  8. 前記フォーカス電圧は正電圧である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子線装置。
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