JP2014238536A - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】滞留するトナーの量を低減することができるクリーニング装置を提供する。
【解決手段】クリーニング装置70は、トナー像を担持する感光体ドラム11Kに付着したトナーTを除去するクリーニングブレード71と、クリーニングブレード71により除去されたトナーTを保持するハウジング72と、感光体ドラム11Kの長手方向と略平行な現像剤搬送方向に延在し、ハウジング72に保持されたトナーTを現像剤搬送方向に搬送する搬送スパイラル73と、搬送スパイラル73の現像剤搬送方向における一部と接触し、搬送スパイラル73をハウジング72から離れる方向に付勢するフィルム74とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、クリーニング装置および画像形成装置に関する。
感光体ドラムを帯電、露光して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像ローラ上のトナーで現像し、得られたトナー像を記録媒体に転写し定着することにより画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、記録媒体上に転写されずに感光体ドラム上に残留したトナーをクリーニングブレードにより除去し、除去されたトナーを廃棄トナー収容部に搬送して廃棄するクリーニング装置や、現像器に搬送して再利用するクリーニング装置が考案されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
特開2010−8810号公報 特開2007−93640号公報
ところで、像担持体に付着した現像剤を除去する清掃部材と、清掃部材により除去された現像剤を保持する現像剤保持部と、現像剤保持部に保持された現像剤を搬送する現像剤搬送部材とを備えるクリーニング装置では、現像剤保持部に滞留する現像剤の量を低減することが望まれている。
本発明は、滞留する現像剤の量を低減することができるクリーニング装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係るクリーニング装置は、現像剤像を担持する像担持体に付着した現像剤を除去する清掃部材と、前記清掃部材により除去された現像剤を保持する現像剤保持部と、前記像担持体の長手方向と略平行な現像剤搬送方向に延在し、前記現像剤保持部に保持された現像剤を前記現像剤搬送方向に搬送する現像剤搬送部材と、前記現像剤搬送部材の前記現像剤搬送方向における一部と接触し、前記現像剤搬送部材を前記現像剤保持部から離れる方向に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るクリーニング装置は、現像剤像を担持する像担持体に付着した現像剤を除去する清掃部材と、前記清掃部材により除去された現像剤を保持する底面を有し、前記底面に、前記像担持体の長手方向と略平行な現像剤搬送方向に沿って延在する溝部と、前記溝部の外側に延在する外側部とが形成されている現像剤保持部と、前記現像剤搬送方向に沿って前記溝部に配置され、前記現像剤搬送方向に沿った回転軸回りに回転することにより、前記底面に保持された現像剤を前記現像剤搬送方向に搬送する現像剤搬送部材と、前記溝部と前記現像剤搬送部材との間に配置され、前記現像剤搬送部材の前記現像剤搬送方向における一部と接触し、前記現像剤搬送部材を前記底面から離れる方向に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された現像剤像を被転写体に転写する転写装置と、前記転写後の像担持体に残留する現像剤を除去する上記いずれかのクリーニング装置とを備える。
本発明によれば、滞留する現像剤の量を低減することができるクリーニング装置および画像形成装置を提供することができる。
実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 画像形成部の全体を示す斜視図である。 画像形成ユニットの概略断面図である。 クリーニング装置の概略断面図である。 クリーニング装置の概略平面図である。 クリーニング装置の概略斜視図である。 搬送スパイラルの状態遷移を模式的に示す図である。 搬送スパイラルの動きを示す概略断面図である。 搬送スパイラルの動きを示す概略平面図である。 図5の部分拡大図である。 実施の形態2に係るクリーニング装置の概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
実施の形態1.
[画像形成装置の構成]
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置100の構成を示す概略図である。この画像形成装置100は、電子写真方式により現像剤を用いて画像を形成する装置であり、ここではカラープリンタである。
図1において、画像形成装置100は、それぞれブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の画像を形成する画像形成部1K、1Y、1M、1Cを備える。画像形成部1K、1Y、1M、1Cは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11K、11Y、11M、11Cを有し、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像剤としてのトナーで現像することにより、現像剤像としてのトナー像を形成する。画像形成部1K、1Y、1M、1Cは、例えば、画像形成装置100の本体に対して着脱可能に設置される。
また、画像形成装置100は、露光装置としてのLEDヘッド30K、30Y、30M、30C、媒体収容部としての給紙カセット40、転写装置としての転写ユニット50、および定着装置としての定着器60を備える。
LEDヘッド30K、30Y、30M、30Cは、それぞれ感光体ドラム11K、11Y、11M、11Cの表面を露光して潜像としての静電潜像を形成する。LEDヘッド30K、30Y、30M、30Cは、それぞれ、画像形成部1K、1Y、1M、1Cに隣接し、感光体ドラム11K、11Y、11M、11Cと対向して配置される。
給紙カセット40は、画像形成装置100の下部に配置され、被転写体または記録媒体としての用紙Pを収容する。給紙カセット40の前端に隣接する位置には、給紙機構41が配置される。給紙機構41は、給紙ローラ41aおよび分離ローラ41bを備え、給紙カセット40に収容された用紙Pを1枚ずつ分離して給紙する。給紙機構41の上方には、給紙機構41から給紙された用紙Pを搬送する搬送ローラ42a、42bと、さらに用紙Pを搬送して画像形成部1K、1Y、1M、1Cに供給する搬送ローラ42c、42dとが配置される。
転写ユニット50は、画像形成部1K、1Y、1M、1Cに沿って配置され、画像形成部1K、1Y、1M、1Cにより形成された各色のトナー像を、搬送ローラ42c、42dから供給される用紙P上に転写する。転写ユニット50は、搬送部材としての搬送ベルト51、駆動ローラ52、従動ローラ53、および転写部材としての転写ローラ54K、54Y、54M、54Cを有する。搬送ベルト51は、走行可能に配置され、搬送ローラ42c、42dから供給される用紙Pを保持して搬送する無端状の部材である。駆動ローラ52は、搬送ベルト51を駆動し、従動ローラ53は、駆動ローラ52とともに搬送ベルト51を張設する。転写ローラ54K、54Y、54M、54Cは、それぞれ、搬送ベルト51を挟んで感光体ドラム11K、11Y、11M、11Cと対向して配置され、対応する感光体ドラム上に形成されたトナー像を搬送ベルト51上の用紙Pに転写する。転写ユニット50は、さらに、搬送ベルト51に付着したトナーを除去するベルトクリーニング部材55と、ベルトクリーニング部材55により除去されたトナーを収容するトナー収容部56とを備える。
定着器60は、転写ユニット50の用紙搬送方向下流側に配置され、用紙Pに転写されたトナー像を定着させる。定着器60は、定着ローラ61、定着ローラ61内に配置されたヒータ62、定着ローラ61と圧接する加圧ローラ63、および定着ローラ61の温度を検出する温度センサ64を有する。定着器60の用紙搬送方向下流側には、定着器60を通過した用紙Pを搬送する搬送ローラ42e、42fと、さらに用紙Pを搬送してスタッカ43に排出する排出搬送ローラ42g、42hとが配置される。
図2に示すように、画像形成装置100は、さらに、制御部2、駆動源3、および電源4を備える。制御部2は、例えば中央処理装置(CPU)を含み、画像形成装置100の動作を制御する。駆動源3は、例えばモータを含み、制御部2からの指示に従い、画像形成部1K、1Y、1M、1C、転写ユニット50、定着器60などに駆動力を供給する。電源4は、制御部2からの指示に従い、画像形成部1K、1Y、1M、1C、転写ユニット50、定着器60などに電圧または電力を供給する。
[画像形成部の構成]
次に、画像形成部1Kの構成について説明する。なお、画像形成部1Y、1M、1Cの構成については、トナーの色を除いて画像形成部1Kと同様であるので、説明を省略する。
図3は、画像形成部1Kの全体を示す斜視図である。図3に示すように、画像形成部1Kは、画像形成ユニット10と現像剤収容カートリッジ20とから構成される。画像形成ユニット10は、トナーを用いてトナー像を形成するユニットである。現像剤収容カートリッジ20は、画像形成ユニット10に対して着脱可能に装着され、画像形成ユニット10にトナーを供給する容器である。図1に示すように、現像剤収容カートリッジ20は、画像形成ユニット10に供給される未使用のトナーを収容するトナー収容部としてのトナーボックス21と、画像形成ユニット10から回収された廃トナー(転写残トナー)を収容する廃トナー収容部としての廃トナーボックス22とを有する。
図4は、画像形成ユニット10の構成を示す概略断面図である。図4において、画像形成ユニット10は、感光体ドラム11K、帯電装置としての帯電ローラ12、現像装置13、クリーニング装置70、および、これらを収容または支持するフレーム19を備える。
感光体ドラム11Kは、現像剤像を担持する部材であり、長手方向(図4の紙面に垂直な方向)に延在する。感光体ドラム11Kは、フレーム19に回転可能に支持され、画像形成時には矢印R1方向に回転する。感光体ドラム11Kの周囲には、その回転方向R1に沿って、帯電ローラ12、LEDヘッド30K、現像装置13、転写ローラ54K、およびクリーニング装置70が、この順に配置される。
帯電ローラ12は、感光体ドラム11Kの表面を一様に帯電させる。帯電された感光体ドラム11Kの表面には、LEDヘッド30Kにより静電潜像が形成される。
現像装置13は、感光体ドラム11Kに形成された静電潜像をトナーTで現像してトナー像を形成する。具体的には、現像装置13は、トナーTを保持して静電潜像に供給する現像剤担持体としての現像ローラ13aと、現像ローラ13aにトナーTを供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ13bと、現像ローラ13a上に供給されたトナーTを均一に薄層化する現像剤規制部材としての現像ブレード(または層形成ブレード)13cとを有する。現像装置13により感光体ドラム11Kの表面に形成されたトナー像は、転写ローラ54Kにより用紙P上に転写される。
クリーニング装置70は、感光体ドラム11Kを清掃する装置であり、具体的には、トナー像の転写後に感光体ドラム11Kの表面に残留したトナーTを除去する。
[クリーニング装置の構成]
図5は、クリーニング装置70の概略断面図である。図6は、鉛直上方(図5の矢印Z方向)から見たクリーニング装置70の概略平面図である。図7は、クリーニング装置70の概略斜視図である。以下、図5〜図7を参照して、クリーニング装置70の構成について説明する。
クリーニング装置70は、清掃部材としてのクリーニングブレード71、現像剤保持部としてのハウジング72、現像剤搬送部材としての搬送スパイラル73、付勢部材としてのフィルム74、および駆動入力部としてのギヤ75を備える。
クリーニングブレード71は、感光体ドラム11Kに付着したトナー(転写残トナー)Tを除去する部材である。クリーニングブレード71は、感光体ドラム11Kの長手方向に沿って延在し、感光体ドラム11Kの表面に接触して配置され、感光体ドラム11Kの転写後の表面に残留したトナーTを掻き取る。
ハウジング72は、クリーニングブレード71により除去されたトナーTを保持する部材である。ハウジング72は、感光体ドラム11Kの長手方向に沿って延在し、クリーニングブレード71により掻き取られたトナーTを収容する内部空間72sを有する。
搬送スパイラル73は、感光体ドラム11Kの長手方向(または回転軸方向)と略平行な現像剤搬送方向(矢印X1方向)に延在し、ハウジング72に保持されたトナーTを現像剤搬送方向に搬送する部材である。ここで、略平行とは、感光体ドラム11Kの長手方向(または回転軸方向)とのなす角度が10度以内であることをいう。搬送スパイラル73は、感光体ドラム11Kから所定の間隔を置いて、感光体ドラム11Kと対向するように内部空間72sに配置される。搬送スパイラル73の現像剤搬送方向における下流側には現像剤搬送ベルト78が設けられる。この現像剤搬送ベルト78は、搬送スパイラル73により搬送されたトナーTを、上方向(矢印X2方向)に搬送して廃トナーボックス22に送る。
フィルム74は、搬送スパイラル73の現像剤搬送方向における一部と接触し、搬送スパイラル73をハウジング72から離れる方向に付勢する部材である。
ギヤ75は、搬送スパイラル73の現像剤搬送方向における一端部(ここでは、現像剤搬送方向における上流側の端部73a)と係合し、搬送スパイラル73に駆動力を入力する部材である。
以下、クリーニング装置70の構成について、より詳しく説明する。
クリーニングブレード71は、概略平板状の部材であり、本例ではウレタンゴム板である。クリーニングブレード71は、感光体ドラム11Kの表面と接触するエッジ部71aを有し、エッジ部71aで感光体ドラム11Kの表面上の転写残トナーTを掻き落とす。クリーニングブレード71のエッジ部71aと反対側の端部71bは、支持部材81に支持され、支持部材81はフレーム19に固定される。
ハウジング72は、クリーニングブレード71により掻き落とされたトナーTを保持する底面72aを有する。この底面72aには、現像剤搬送方向に沿って延在する溝部72bと、溝部72bの外側に延在する外側部72cとが形成される。ここでは、外側部72cは、溝部72bと感光体ドラム11Kとの間に形成され、溝部72bに対して感光体ドラム11K側に延在する。また、外側部72cは、傾斜を有する傾斜部であり、溝部72bと外側部72cとの稜線を段部72xとしたとき、段部72xから感光体ドラム11Kに向かって傾斜して形成される。本実施の形態では、外側部72cは、その段部72x側が鉛直方向で高い位置に、感光体ドラム11K側が低い位置になるよう形成される。また、ハウジング72は、現像剤搬送方向の両側に、互いに対向する側壁72d、72eを有する。側壁72d、72eは、底面72aとともに内部空間72sを画定する。本例では、ハウジング72は、樹脂製であり、フレーム19内に固定される。
ハウジング72には、感光体ドラム11Kとハウジング72との隙間を塞ぎ、掻き落とされたトナーTがハウジング72の外に漏れるのを防止するシール部材77が設けられる。シール部材77は、例えば、感光体ドラム11Kの長手方向に沿って延在するフィルムであり、ハウジング72の感光体ドラム11K側の端部に両面接着テープによって接着される。
搬送スパイラル73は、現像剤搬送方向に沿って溝部72bに配置され、現像剤搬送方向に沿った回転軸回りに回転することにより、底面72aに保持されたトナーTを現像剤搬送方向に搬送するように構成される。
搬送スパイラル73は、コイル形状(またはスパイラルコイル形状)を有する弾性部材またはコイルばね部材であり、例えば、ばね用のステンレス鋼材を円筒状に巻いて形成される。本例では、搬送スパイラル73は、直径0.8mmのステンレス材を巻き外径6mm、巻きピッチ(図6の間隔P)5mmでコイル状に巻回したものである。
搬送スパイラル73は、ハウジング72に回転可能に支持される。具体的には、搬送スパイラル73は、その現像剤搬送方向における両端部73a、73bが外側部72cに移動しないように支持される。すなわち、溝部72bから外側部72cに向かう方向における両端部73a、73bの位置は、ハウジング72によって規制される。また、両端部73a、73bの少なくとも一方は、現像剤搬送方向に移動可能に支持される。本例では、端部73bが現像剤搬送方向に移動可能に支持され、端部73aは現像剤搬送方向に移動しないように支持される。また、搬送スパイラル73は、内部空間72s内においてハウジング72から隙間を空けて配置されるが、部分的に溝部72bの表面と接触してもよい。
より具体的には、搬送スパイラル73の端部73a、73bは、それぞれ次のようにハウジング72の側壁72d、72eに支持される。
図6を参照すると、現像剤搬送方向の上流側において、ハウジング72の側壁72dには、現像剤搬送方向に貫通する第1軸受孔72fが設けられ、フレーム19には、第1軸受孔72fと連通して現像剤搬送方向に貫通する第2軸受孔19aが設けられる。ギヤ75は、現像剤搬送方向に沿って、第1軸部75aと、第1軸部75aよりも大径の第2軸部75bと、第2軸部75bよりも大径のギヤ部75cとが一体に連結された構成を有する。第1軸部75aは、第2軸受孔19aを通って第1軸受孔72fに嵌入して側壁72dに回転可能に支持される。第2軸部75bは、第2軸受孔19aに嵌入してフレーム19に回転可能に支持され、ギヤ部75cは、フレーム19の外側に配置される。これにより、ギヤ75は、側壁72dおよびフレーム19に回転可能に支持される。このギヤ75の第1軸部75aの先端部は内部空間72sに突出し、この先端部に搬送スパイラル73の端部73aが固定される。
一方、現像剤搬送方向の下流側において、ハウジング72の側壁72eには、現像剤搬送方向に貫通する貫通孔72gが設けられ、フレーム19には、貫通孔72gと連通して現像剤搬送方向に延びる連通孔19bが設けられる。搬送スパイラル73の端部73bは、貫通孔72gおよび連通孔19bに挿入され、側壁72eおよびフレーム19に回転可能に支持される。
上記構成において、軸受孔72fおよび軸受孔19aは、鉛直方向において溝部72bの底面よりも高い位置に設けられ、端部73aは、鉛直方向において溝部72bの底面よりも高い位置に支持される。また、貫通孔72gおよび連通孔19bは、鉛直方向において溝部72bの底面よりも高い位置に設けられ、端部73bは、鉛直方向において溝部72bの底面よりも高い位置に支持される。これにより、搬送スパイラル73の両端部近傍は、溝部72bの底面から離して配置される。なお、搬送スパイラル73の両端部の間の中間部分は、搬送スパイラル73が自重で下方に撓むことによって溝部72bに接触するが、接触しなくてもよい。
また、貫通孔72gは、トナーTをハウジング72外に排出する排出口でもあり、連通孔19bは、貫通孔72gからのトナーTを現像剤搬送ベルト78に導く排出路でもある。連通孔19bの現像剤搬送方向における下流側の端部は、フレーム19に設けられた空間19cと連通しており、空間19cには現像剤搬送ベルト78が配置されている。
搬送スパイラル73は、ギヤ75から駆動力の入力を受けて回転する。具体的には、図7に示すように、ギヤ75のギヤ部75cは、アイドルギヤ76を介して、感光体ドラム11Kの駆動ギヤ11aと係合する。これにより、駆動源3からの駆動力によって駆動ギヤ11aが回転すると、搬送スパイラル73は、感光体ドラム11Kの回転方向(矢印R1方向)と同一の回転方向(矢印R2方向)に、感光体ドラム11Kの回転速度に同期した回転速度で回転する。
フィルム74は、溝部72bと搬送スパイラル73との間に配置され、搬送スパイラル73の現像剤搬送方向における一部と接触して、搬送スパイラル73を底面72aから離れる方向(または上方)に付勢する。フィルム74は、板状の弾性部材または板ばね部材である。本例では、フィルム74は、厚さ0.188mmのポリエステルフィルムである。なお、フィルム74については、後により詳しく説明する。
[画像形成装置の動作]
次に、画像形成装置100の印刷動作を説明する。
制御部2は、印刷指示を受けると、駆動源3を制御して、各感光体ドラム、帯電ローラ12、現像ローラ13a、転写ベルト51、定着器60の各ローラ、および用紙搬送用の各ローラ等を回転させる。また、制御部2は、電源4を制御して、帯電ローラ12、現像ローラ13a、供給ローラ13b、現像ブレード13c、および各転写ローラ等に電圧を印加し、定着器60を加熱して温度を調整する。さらに、制御部2は、画像信号に基づいて各LEDヘッドを駆動する。このような制御により、以下の印刷動作が行われる。
図1において、画像形成部1K、1Y、1M、1Cでは、それぞれ感光体ドラム11K、11Y、11M、11C上に各色のトナー像が形成される。一方、給紙カセット40内の用紙Pは、給紙機構41によって矢印A1方向に送り出された後、搬送ローラ42a、42b、42c、42dによって矢印A2方向に搬送されて転写ユニット50に供給される。転写ユニット50では、駆動ローラ52が矢印A3方向に回転し、転写ベルト51の画像形成部側の表面が矢印A4方向に走行し、転写ローラ54K、54Y、54M、54Cが搬送ベルト51の走行に伴って矢印A5方向に回転する。搬送ローラ42c、42dからの用紙Pは、搬送ベルト51上に保持されて矢印A4方向に搬送され、感光体ドラム11K、11Y、11M、11Cと転写ローラ54K、54Y、54M、54Cとの間を順に通過する。この間に、感光体ドラム11K、11Y、11M、11C上に形成された各色のトナー像が、転写ローラ54K、54Y、54M、54Cによって用紙Pに順次重ねて転写され、用紙P上にカラーのトナー像が形成される。カラーのトナー像が形成された用紙Pは、搬送ベルト51により矢印A6方向に搬送されて定着器60に送られる。定着器60では、定着ローラ61および加圧ローラ63は、矢印A7およびA8方向に回転し、転写ユニット50からの用紙Pを挟んで搬送する。このとき、用紙Pに形成されたカラーのトナー像は、加熱および加圧されて用紙Pに定着させられ、カラーの画像が形成される。そして、定着器60を通過した用紙Pは、排出搬送ローラ42g、42hによって矢印A9方向に搬送され、印刷物としてスタッカ43に排出される。
上記の印刷動作において、画像形成部1Kでは、以下のようにトナー像の形成が行われる。なお、画像形成部1Y、1M、1Cの動作については、画像形成部1Kと同様であるので、説明を省略する。
図4において、感光体ドラム11Kは、矢印R1方向に回転する。この感光体ドラム11Kの表面は、帯電ローラ12により一様に帯電される。感光体ドラム11Kの帯電した表面には、LEDヘッド30Kから画像信号に対応した光が照射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像が形成された感光体ドラム11Kの表面は、現像ローラ13aに接触する。この際、現像ローラ13a上の帯電したトナーTが静電効果により静電潜像に付着し、感光体ドラム11Kの表面にトナー像が形成される。トナー像が形成された感光体ドラム11Kの表面は、用紙Pを挟んで転写ベルト51と接触する。この際、転写ベルト51が所定の圧力で感光体ドラム11Kに接触しており、転写ベルト51が転写ローラ54Kにより帯電していることから、感光体ドラム11K上のトナー像は用紙P上に転写される。転写後の感光体ドラム11Kの表面には、現像されたトナーTの一部が転写残トナーとして残留する。この転写後の表面は、クリーニング装置70と接触し、クリーニング装置70によってクリーニングされる。
以下、クリーニング装置70によるクリーニング工程について説明する。
感光体ドラム11Kの表面上の転写残トナーは、クリーニングブレード71のエッジ部71aにより感光体ドラム11Kから掻き落とされ、ハウジング72に保持される。ハウジング72に保持されたトナーは、搬送スパイラル73の回転によってハウジング72内を現像剤搬送方向に搬送され、貫通孔(排出口)72gおよび連通孔(排出路)19bを通って空間19cに排出され、現像剤搬送ベルト78によって廃トナーボックス22に搬送される。
上記搬送スパイラル73によるトナーの搬送では、実質的に、搬送スパイラル73の内部の空間に存在するトナーのみが現像剤搬送方向に搬送され、搬送スパイラル73の外側のトナーは現像剤搬送方向に搬送されない。ハウジング72の内側で搬送スパイラル73の外側に存在する搬送されない転写残トナーは、ハウジング72および搬送スパイラル73との摩擦により押し固められ、軟凝集が発生する。凝集が発生すると、トナーが搬送スパイラル73の内部に入り込みにくくなり、さらに凝集が進む。この凝集を抑制するためには、搬送スパイラル73の内部空間に転写残トナーを多く取り込んで、ハウジング72内に滞留するトナーの量を低減することが重要である。
本実施の形態では、クリーニング装置70は、搬送スパイラル73の内側にトナーを取り込むために、搬送スパイラル73がハウジング72内で移動または揺動するように構成されている。具体的には、本実施の形態に係るクリーニング装置70では、搬送スパイラル73がトナーの搬送を開始したときに、搬送スパイラル73が感光体ドラム11Kに向かって移動し、搬送スパイラル73がトナーの搬送を停止したときに、搬送スパイラル73が感光体ドラム11Kから離れる方向に溝部72bに向かって移動する。より具体的には、搬送スパイラル73への駆動力の供給が開始すると、この駆動力によって、搬送スパイラル73が回転するとともにフィルム74との摩擦により溝部72bから外側部72cに乗り上げるように弾性変形し、搬送スパイラル73への駆動力の供給が停止すると、搬送スパイラル73が自身の弾性および自重により溝部72bに戻る。
図8は、搬送スパイラル73の状態(a)から(f)までの状態遷移を模式的に示す図である。図9は、搬送スパイラル73の動きを示す概略断面図である。図10は、搬送スパイラル73の動きを示す概略平面図である。以下、図8〜図10を参照して、搬送スパイラル73の動きを説明する。
駆動が開始される前において、搬送スパイラル73は、直線状の形状を有し、溝部72bに配置されている(図8の状態(a))。
感光体ドラム11Kの回転駆動が開始されると、ギヤ75から搬送スパイラル73への回転駆動力の入力が開始される。この回転駆動力によって、搬送スパイラル73の矢印R2方向の回転駆動が開始されるとともに、搬送スパイラル73のフィルム74上の部分がフィルム74との摩擦により感光体ドラム11Kに向かって(図10の矢印M方向に)移動し始める。
搬送スパイラル73のフィルム74上の部分が移動していき、溝部72bを乗り越えると(図8の状態(b))、それにつられて、搬送スパイラル73の他の部分が次第に溝部72bを乗り越えていく(図8の状態(c))。搬送スパイラル73の溝部72bを乗り越えた部分は、図9の一点鎖線で示すように感光体ドラム11Kに寄っていく。ただし、搬送スパイラル73の両端部は、ハウジング72により支持されているので、溝部72bを乗り越えることはない。したがって、搬送スパイラル73は、感光体ドラム11K側に弓状に張り出すように変形する。このとき、搬送スパイラル73の端部73bは、現像剤搬送方向に移動可能に支持されているので、上記変形に伴ってギヤ75側に移動する。
上記の変形が進むにつれて、搬送スパイラル73の変形量が増大していくことで、搬送スパイラル73の弾性復元力も増大していく。
そして、搬送スパイラル73を感光体ドラム11K側に移動させようとする力(ギヤ75からの駆動力)と、搬送スパイラル73を溝部72b側に移動させようとする力(弾性復元力および重力)とがつりあうと、搬送スパイラル73の感光体ドラム11K方向への移動(変形)が停止する(図8の状態(d))。このとき、搬送スパイラル73は、図10のように弓状になっており、その位置でスリップしながら回転する。
上記の動作により、外側部72c上の転写残トナーが搬送スパイラル73の内部に取り込まれ、現像剤搬送方向に搬送される。
次に、感光体ドラム11Kの回転駆動が停止し、ギヤ75から搬送スパイラル73への回転駆動力の入力が停止すると、搬送スパイラル73は、元の直線状の形状に戻ろうとする自身の弾性復元力および自身に作用する重力によって、溝部72b方向に移動して徐々に溝部72bに収容されていき(図8の状態(e))、最終的に元の直線状の状態に戻る(図8の状態(f))。
以上のように、搬送スパイラル73は、感光体ドラム11Kの回転(または印刷)が開始されると、溝部72bから外側部72cに移動し、感光体ドラム11Kの回転(または印刷)が停止すると、外側部72cから溝部72bに戻る。したがって、搬送スパイラル73は、感光体ドラム11Kの回転(または印刷)に合わせて揺動する。この揺動により、ハウジング72内の転写残トナーが搬送スパイラル73内に多く取り込まれ、現像剤搬送ベルト78に送られる。
なお、フィルム74が無い構成では、搬送スパイラル73の回転駆動が開始された場合、搬送スパイラル73は、溝部72bを乗り越えることなく、溝部72b内で回転する。すなわち、フィルム74は、搬送スパイラル73が溝部72bを乗り越える(すなわち外側部72cに乗り上げる)ようにするための部材である。
[フィルムについて]
以下、フィルム74について説明する。
溝部72bを乗り越えやすくする観点から、フィルム74は、フィルム74が無い場合よりも、溝部72b側から外側部72cへの段差が小さくなるように構成される。具体的には、フィルム74は、フィルム74が無い場合よりも、搬送スパイラル73を溝部72bの底面から高い位置で支持する。また、フィルム74は、フィルム74が無い場合よりも、搬送スパイラル73の外側部72cへの移動経路が滑らかになるように配置される。
本例では、図11に示すように、フィルム74は、外側部72cから溝部72bに向かう方向(または感光体ドラム11Kから搬送スパイラル73に向かう方向)に延在し、フィルム74の外側部72c側(または感光体ドラム11K側)の端部74aは、固定端としてハウジング72に固定され、フィルム74の溝部72b側(または搬送スパイラル73側)の端部74bは、自由端として搬送スパイラル73と接触する。具体的には、フィルム74の端部74aは、ハウジング72の外側部72cに両面接着テープ82で固定され、反対側の端部74bは、溝部72b上に突出して搬送スパイラル73の下面と接触する。このような構成によれば、簡易な構成で、搬送スパイラル73を付勢するとともに、外側部72cへの段差を小さくし、外側部72cへの移動経路を滑らかな形状にすることができる。なお、図11には、搬送スパイラル73が設置される前の状態が示されている。また、図11の例では、フィルム74は、感光体ドラム11Kに近づくに従って鉛直下方に位置するように傾斜して配置されている。
次に、図6を参照して、フィルム74の現像剤搬送方向における設置位置について説明する。
フィルム74は、搬送スパイラル73の現像剤搬送方向における一端部側に配置される。ここで、搬送スパイラル73の一端部側に配置とは、搬送スパイラル73の内部空間72sにおける一端部から、搬送スパイラル73の内部空間72sにおける一端部から他端部までの距離(図6の長さL)の1/2の距離の範囲内にフィルム74が配置されていることをいう。
フィルム74の設置位置がギヤ75に近いほど、搬送スパイラル73の外側部72cへの移動量が大きくなり、また、弓形状の形成に要する時間(駆動開始から図8の状態(d)に達するまでの時間)が短くなる。逆に、フィルム74の設置位置がギヤ75から遠いほど、移動量が小さくなり、弓形状の形成時間が長くなる。これらを考慮し、図6では、フィルム74は、ギヤ75と搬送スパイラル73とが係合している側(すなわちギヤ75側)に配置されている。
一方、フィルム74の設置位置がギヤ75に近いほど、搬送スパイラル73の回転負荷が大きくなり、ギヤ75に近すぎると回転負荷が過大となってしまう。そこで、図6では、フィルム74は、搬送スパイラル73のギヤ75側の一端部から所定の距離L1を置いて配置されている。距離L1は、搬送スパイラル73の内部空間72sにおける長手方向(または現像剤搬送方向)の長さLの10%以上であることが好ましい。また、搬送スパイラル73の移動量および弓形状の形成時間を考慮すると、距離L1は、長さLの30%以下であることが好ましい。本例では、長さLは230mm、距離L1は25mmであり、距離L1は長さLの約10%である。
次に、図6を参照してフィルム74の現像剤搬送方向における幅L2について説明する。
現像剤搬送方向において溝部72bの全域にフィルム74が設けられると、搬送スパイラル73の溝部72bへの復帰がフィルム74によって阻害される場合がある。そこで、フィルム74は、溝部72bの現像剤搬送方向における一部の領域に配置される。また、フィルム74の幅L2が長すぎると、転写残トナーの搬送に適した所望の弓形状が得られなくなる場合がある。また、フィルム74の幅L2が長いほど、フィルム74の貼り付けが困難になるし、材料コストが高くなる。これらを考慮すると、フィルム74の現像剤搬送方向の幅L2は短いことが好ましい。
一方、搬送スパイラル73にフィルム74を確実に接触させるためには、フィルム74の幅L2は、搬送スパイラル73の巻きピッチPよりも長いことが好ましく、巻きピッチPの3倍以上であることがより好ましい。
例えば、長さLが230mm、巻きピッチPが5mmである場合、幅L2は、15mmから50mmの範囲内であることが好ましく、本例では30mmである。
フィルム74は、ハウジング72の摩擦係数よりも低い摩擦係数を有する低摩擦部材である。具体的には、フィルム74の搬送スパイラル73と接触する表面の摩擦係数は、ハウジング72の搬送スパイラル73と接触する表面の摩擦係数よりも小さい。本例では、フィルム74に使用されるポリエステルフィルムの摩擦係数μ1は0.2であり、ハウジング72に使用される樹脂の摩擦係数μ2は0.4である。フィルム74を低摩擦部材とすることにより、搬送スパイラル73が感光体ドラム11K側に移動し易くなる。具体的には、搬送スパイラル73が外側部72cに乗り上げた後、搬送スパイラル73には外側部72cの斜面に沿って滑り落ちる力が働く。このとき、フィルム74が低摩擦部材であると、搬送スパイラル73が外側部72cの斜面を滑って感光体ドラム11K側に移動し易くなる。
[効果]
以上述べたように、本実施の形態によれば、フィルム74を設けることにより、搬送スパイラル73が溝部72bと外側部72cとの間で揺動するので、ハウジング72に保持された転写残トナーをより多く取り込むことができ、ハウジング72に滞留する転写残トナーの量を低減することができる。これにより、トナーの凝集を防ぐことが可能となる。具体的には、高湿度環境におけるトナーの吸湿や装置内温度の上昇により、クリーニングブレードにより掻き取られたトナーが搬送部材に付着し、周囲に軟凝集するという問題を回避または軽減することができる。
また、本実施の形態では、搬送スパイラル73の回転が停止すると、搬送スパイラル73は溝部72bに戻る。このため、搬送スパイラル73の停止時の状態(位置や形状)が一定になり、転写残トナーの搬送を安定して行うことが可能となる。また、搬送スパイラル73が弓形状のまま停止してしまうと、その形でくせが付いてしまう問題が生じるが、本実施の形態によれば、搬送スパイラル73を常に真っ直ぐの状態で停止させることができる。また、搬送スパイラル73の停止時の位置が感光体ドラム寄りになると、その反対側のトナーを搬送できなくなる問題が生じるが、本実施の形態によれば、搬送スパイラル73を常に所定の初期位置に停止させることができる。
また、本実施の形態では、フィルム74は、弾性を有し、搬送スパイラル73と接触して変形する。そのため、搬送スパイラル73に余分な力が加わらず、回転負荷の上昇を抑えることが可能である。また、搬送スパイラル73と擦れた場合の異音の発生を抑えることが可能である。特に、フィルム74としてポリエステルフィルムを使用するので、回転負荷の上昇を良好に抑えることができ、また、金属製の搬送スパイラル73と擦れても耳障りな異音を発することがない。
実施の形態2.
図12は、実施の形態2に係るクリーニング装置の概略断面図である。以下、図12を参照して、実施の形態2に係るクリーニング装置について説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
本実施の形態では、クリーニング装置70は、搬送スパイラル73の感光体ドラム11K側または外側部72c側への移動範囲を規制する規制部材79を備える。図12の例では、規制部材79は、フィルム74の一端部を折り曲げて形成されている。具体的には、規制部材79は、フィルム74のクリーニングブレード71側の一端部に曲げ加工を施すことにより形成されており、該一端部に形成された曲げ部分である。図12において、規制部材79は、溝部72bと感光体ドラム11Kとの間に位置し、底面72aから上方に突出するように設けられている。本例では、規制部材79の高さは4mmである。
本実施の形態では、感光体ドラム11Kの回転に連動してフィルム74上を矢印M方向に動いた搬送スパイラル73は、規制部材79に突き当たり、一定以上クリーニングブレード71の方向に移動することはない。
以上のように、本実施の形態2によれば、規制部材79を設けることにより、搬送スパイラル73の感光体ドラム11K側または外側部72c側への移動範囲(または移動量)を規制することができる。このため、例えば、搬送スパイラル73の回転速度が高速である場合であっても、搬送スパイラル73がクリーニングブレード71に接触することを防止することができる。また、規制部材79が無い構成では、搬送スパイラル73の特性(剛性、反りなど)や他の部材の特性のバラツキにより弓形状や移動量のバラツキが発生するが、規制部材79によって、そのようなバラツキを抑えることができる。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様で実施することができる。例えば、上記実施の形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明は、複写機、ファクシミリ装置、複合機(MFP)など、他の種類の画像形成装置にも適用可能である。
1K,1Y,1M,1C 画像形成部、 10 画像形成ユニット、 11K,11Y,11M,11C 感光体ドラム、 50 転写ユニット、 70 クリーニング装置、 71 クリーニングブレード、 72 ハウジング、 73 搬送スパイラル、 74 フィルム、 75 ギヤ、 79 規制部材、 100 画像形成装置。

Claims (17)

  1. 現像剤像を担持する像担持体に付着した現像剤を除去する清掃部材と、
    前記清掃部材により除去された現像剤を保持する現像剤保持部と、
    前記像担持体の長手方向と略平行な現像剤搬送方向に延在し、前記現像剤保持部に保持された現像剤を前記現像剤搬送方向に搬送する現像剤搬送部材と、
    前記現像剤搬送部材の前記現像剤搬送方向における一部と接触し、前記現像剤搬送部材を前記現像剤保持部から離れる方向に付勢する付勢部材と
    を備えることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記現像剤保持部は、前記現像剤搬送方向に沿って延在する溝部を有し、
    前記現像剤搬送部材は、前記溝部に配置され、
    前記付勢部材は、前記溝部と前記現像剤搬送部材との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記現像剤搬送部材が現像剤の搬送を開始したときに、前記現像剤搬送部材が前記像担持体に向かって移動し、
    前記現像剤搬送部材が現像剤の搬送を停止したときに、前記現像剤搬送部材が前記像担持体から離れる方向に向かって移動するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 現像剤像を担持する像担持体に付着した現像剤を除去する清掃部材と、
    前記清掃部材により除去された現像剤を保持する底面を有し、前記底面に、前記像担持体の長手方向と略平行な現像剤搬送方向に沿って延在する溝部と、前記溝部の外側に延在する外側部とが形成されている現像剤保持部と、
    前記現像剤搬送方向に沿って前記溝部に配置され、前記現像剤搬送方向に沿った回転軸回りに回転することにより、前記底面に保持された現像剤を前記現像剤搬送方向に搬送する現像剤搬送部材と、
    前記溝部と前記現像剤搬送部材との間に配置され、前記現像剤搬送部材の前記現像剤搬送方向における一部と接触し、前記現像剤搬送部材を前記底面から離れる方向に付勢する付勢部材と
    を備えることを特徴とするクリーニング装置。
  5. 前記現像剤搬送部材への駆動力の供給が開始すると、前記駆動力によって、前記現像剤搬送部材が、回転するとともに前記付勢部材との摩擦により前記溝部から前記外側部に乗り上げ、前記現像剤搬送部材への駆動力の供給が停止すると、前記現像剤搬送部材が、自身の弾性および自重により前記溝部に戻るように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 前記外側部は、前記溝部に対して前記像担持体側に延在することを特徴とする請求項4または5に記載のクリーニング装置。
  7. 前記現像剤搬送部材は、前記現像剤搬送部材の前記現像剤搬送方向における両端部が前記外側部に移動しないように支持されていることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  8. 前記現像剤搬送部材は、前記両端部の少なくとも一方が前記現像剤搬送方向に移動可能なように支持されていることを特徴とする請求項7に記載のクリーニング装置。
  9. 前記付勢部材は、前記現像剤搬送部材の前記現像剤搬送方向における一端部側に配置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  10. 前記現像剤搬送部材の前記現像剤搬送方向における一端部と係合し、前記現像剤搬送部材に駆動力を入力する駆動入力部を備え、
    前記付勢部材は、前記現像剤搬送部材の前記駆動入力部側の一端部側に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のクリーニング装置。
  11. 前記付勢部材は、前記現像剤搬送部材の前記駆動入力部側の一端部から所定の距離を置いて配置されていることを特徴とする請求項10に記載のクリーニング装置。
  12. 前記付勢部材の前記現像剤搬送部材と接触する表面の摩擦係数は、前記現像剤保持部の前記現像剤搬送部材と接触する表面の摩擦係数よりも小さいことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  13. 前記付勢部材は、前記像担持体から前記現像剤搬送部材に向かう方向に延在し、
    前記付勢部材の前記像担持体側の端部は、固定端として前記現像剤保持部に固定され、
    前記付勢部材の前記現像剤搬送部材側の端部は、自由端として前記現像剤搬送部材と接触することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  14. 前記付勢部材は、前記像担持体から前記現像剤搬送部材に向かう方向に延在し、前記像担持体に近づくに従って鉛直下方に位置するように傾斜して配置されることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  15. 前記現像剤搬送部材の前記像担持体側または前記外側部側への移動範囲を規制する規制部材を備えることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  16. 前記規制部材は、前記付勢部材の一端部を折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項15に記載のクリーニング装置。
  17. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に担持された現像剤像を被転写体に転写する転写装置と、
    前記転写後の像担持体に残留する現像剤を除去する請求項1から16のいずれか1項に記載のクリーニング装置と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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