JP2014238063A - 携帯式エンジン用マフラー - Google Patents

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Abstract

【課題】マフラー及びエンジンの形状設計の自由度やコストアップの問題を生じることなく、エンジン振動によるマフラー破損を防止する。【解決手段】携帯式エンジン用マフラー1Aは、携帯式エンジン10のシリンダ10bの排気部10aに複数の締結ボルト7で固定され、排気部10aからの排ガスを導入する排ガス導入口5aを有するマフラーであって、排ガス導入口5a及び締結ボルト7の挿通孔5bが形成され、マフラー固定時に排気部10aに対面する対面部5と、対面部5の周囲に連設され対面部5に対して排気部10aから離れる方向に段違いとされた周囲面8と、を備え、周囲面8には、対面部5との間に複数段の段差8aが形成されている。この複数段の段差8aがエンジン10の振動による応力を分散するため、対面部5の外周に作用する振動による周囲面8の変位量が小さくなる。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯式エンジン用マフラーに関する。
従来、携帯式エンジンのシリンダの排気部に複数の締結ボルトで固定される携帯式エンジン用マフラーが知られている。このマフラーは、上記エンジンの振動により振られるため、エンジンのシリンダの排気部に対面し固定されている対面部の外周にクラックが発生し、マフラーが破損するおそれがある。このようなクラックの発生を防止する技術としては、シリンダの排気部に対し複数の締結ボルトにより固定された対面部から離れた位置で、マフラーの他の部分を固定部材を介して更にエンジンに固定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公平5−44509号公報
しかしながら、上記固定部材により更に固定する構成では、マフラー及びエンジンの形状設計の自由度が制限されてしまう。また、材料費、固定部材のマフラーに対する溶接費等、コストアップの要因にもなる。
そこで本発明は、マフラー及びエンジンの形状設計の自由度やコストアップの問題を生じることなく、エンジン振動によるマフラー破損を防止できる携帯式エンジン用マフラーを提供することを目的とする。
本発明は、携帯式エンジン(10)のシリンダ(10b)の排気部(10a)に複数の締結ボルト(7)で固定され、排気部(10a)からの排ガスを導入する排ガス導入口を有する携帯式エンジン用マフラー(1A)であって、排ガス導入口(5a)及び締結ボルト(7)の挿通孔(5b)が形成され、マフラー固定時に排気部(10a)に対面する対面部(5)と、対面部(5)の周囲に連設され対面部(5)に対して排気部(10a)から離れる方向に段違いとされた周囲面(8)と、を備え、周囲面(8)には、対面部(5)との間に複数段の段差(8a)が形成されている、携帯式エンジン用マフラー(1A)を提供する。
この携帯式エンジン用マフラー(1A)では、周囲面(8)に形成されている複数段の段差(8a)がエンジン(10)の振動による応力を分散するため、対面部(5)の外周に作用する振動による周囲面(8)の変位量が小さくなる。これにより、エンジン(10)の振動により対面部(5)の外周にクラックが発生することが防止され、引いてはマフラー(1A)が破損することが防止される。また、上記構成では、マフラー(1A)をエンジン(10)に固定する部材を別途設ける必要がないために、マフラー(1A)及びエンジン(10)の形状設計の自由度が損なわれず、且つコストアップも生じない。
この携帯式エンジン用マフラー(1A)では、排ガス導入口(5a)の開口側から見た場合に、複数段の段差(8a)は、所定の方向に沿って延在するリブ形状をなしていることが好ましい。このような構成であると、所定の方向における周囲面(8)の剛性が向上し、クラックの発生を一層防止することができる。
ここで更に、リブ形状は、携帯式エンジン(10)のピストンの移動方向に沿って延在していることが好ましい。ピストンの移動方向、すなわちエンジンの振動方向に沿ってリブ形状が延在していることにより、振動方向の剛性が向上すると共に、振動による応力を一層効率的に分散することができるため、クラックの発生をより一層防止することができる。
本発明によれば、マフラー及びエンジンの形状設計の自由度やコストアップの問題を生じることなく、エンジン振動によるマフラー破損を防止できる携帯式エンジン用マフラーを提供することができる。
第1の実施形態の携帯式エンジン用マフラーを固定した携帯式エンジンの断面図である。 図1の携帯式エンジン用マフラーの右側面図である。 図1の携帯式エンジン用マフラーの左側面図である。 第2の実施形態の携帯式エンジン用マフラーを固定した携帯式エンジンの断面図である。 図4の携帯式エンジン用マフラーの右側面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態の携帯式エンジン用マフラーについて説明する。図1は第1の実施形態の携帯式エンジン用マフラーを固定した携帯式エンジンの断面図、図2は図1の携帯式エンジン用マフラーの右側面図、図3は図1の携帯式エンジン用マフラーの左側面図である。ここで、図1における携帯式エンジンとしては、例えばチェンソーに用いられる2サイクルエンジンの場合を示している。
図1に示されるように、携帯式エンジン用マフラー1Aは、携帯式エンジン10に固定され携帯式エンジン10の排気部10aから排ガスを導入し、その内部を通じて消音した排ガスを外部に排出するものである。携帯式エンジン用マフラー1Aは、排ガスの導入側であり椀状をなすマフラーボディー2と、排ガスの排出側でありマフラーボディー2に被さり椀状をなすマフラーカバー3とが、縁部同士を嵌合されて構成されている。マフラーカバー3には、図3に示されるように、二つの排ガス排出口4a,4aを有する別体のカバー4が締結ボルト4b,4bにより取り付けられている。
図1及び図2に示されるように、マフラーボディー2は、携帯式エンジン10のシリンダ10bの排気部10aに対面する対面部5を有している。対面部5の外表面は平面をなし、その中央には、排気部10aの排ガス排出口の口径に対応した排ガス導入口5aが形成されており、対面部5は、ガスケット6等のシール部材を介して排気部10aに対面している。対面部5のうち、排ガス導入口5aの周囲には、図示水平方向において排ガス導入口5aを跨ぐ位置にボルト孔(挿通孔)5bが二つ設けられており、このボルト孔5b,5bに通される締結ボルト7,7が、排気部10aに設けられた雌ねじに螺合し締め込まれることにより、マフラーカバー3、マフラーボディー2及びガスケット6が排気部10aに共締めされて、携帯式エンジン用マフラー1Aが携帯式エンジン10に固定される。
マフラーボディー2は、その外表面を形成する面として、対面部5の周囲に連設された周囲面8を有している。周囲面8は、対面部5に対して排気部10aから離れる方向に段違いとされている。換言すれば、図1に示されるように、マフラーボディー2における携帯式エンジン10に対向する部分は、対面部5が、周囲面8に対して段違いに膨出した形状とされている。
周囲面8には、図1及び図2に示されるように、対面部5との間に複数段の段からなる段差8aが形成されている。ここでは、段は4段であり、対面部5に最も近い段は、対面部5を囲繞するように形成され、他の段は、対面部5に近い側の隣の段を囲繞するように段々に形成されている(図2)。具体的には、各段は、段の高さ方向に延びる部分8bと、当該部分8bに連設され段の高さ方向に直交する方向に延びる平面部分8cとから構成されており、マフラーボディー2全体としては、対面部5の外表面を最上段とする4段からなる円形階段状に構成されている。換言すれば、段差8aは、断面視蛇腹形状とされている(図1)。なお、マフラーボディー2は、略均一な厚さを有し、周囲面8の厚さは、対面部5の厚さと略同一とされている。
以上のように構成された携帯式エンジン用マフラー1Aでは、周囲面8に形成されている複数段の段からなる段差8aが携帯式エンジン10の振動による応力を分散するため、対面部5の外周に作用する振動による周囲面8の変位量が小さくなる(蛇腹効果)。これにより、携帯式エンジン10の振動により対面部5の外周にクラックが発生することが防止され、引いては携帯式エンジン用マフラー1Aが破損することが防止される。
また、上記構成では、携帯式エンジン用マフラー1Aを携帯式エンジン10に固定する部材を別途設ける必要がないために、携帯式エンジン用マフラー1A及び携帯式エンジン10の形状設計の自由度が損なわれず、且つコストアップも生じない。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態の携帯式エンジン用マフラーについて説明する。図4は第2の実施形態の携帯式エンジン用マフラーを固定した携帯式エンジンの断面図、図5は図4の携帯式エンジン用マフラーの右側面図である。なお、図4の携帯式エンジン用マフラーの左側面図は、第1の実施形態における図3と同一のものとなる。
第2の実施形態の携帯式エンジン用マフラー1Bが第1の実施形態の携帯式エンジン用マフラー1Aと異なっている点は、段差8aの形状である。複数段の段からなる段差8aは、図5に示されるように、対面部5の周縁の一部のみから連設されており、ここでは、図示左右対称形となるように、対面部5の図示上側から二箇所、図示下側から一箇所連設されている。上側の段差8aは、図示左右方向に離間している。いずれの箇所の段差8aも、段は2段であり、排ガス導入口5aの開口側から見た場合に、携帯式エンジン10のピストンの移動方向(図示上下方向)に沿って延在するリブ形状をなしている。
このように構成された携帯式エンジン用マフラー1Bでは、複数段の段からなる段差8aがリブ形状をなしているため、その周囲面8の剛性が向上し(リブ効果)、クラックの発生を一層防止することができる。特に本実施形態では、リブ形状が、携帯式エンジン10のピストンの移動方向に沿って延在しているため、振動方向の剛性が向上すると共に、振動による応力を一層効率的に分散することができ、クラックの発生をより一層防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記実施形態では複数段の段差を設けるのに、略均一な厚さを有するマフラーボディーを断面視蛇腹形状とすることで実現した態様を示したが、対面部と周囲面との段違い部分の外表面に肉盛り部を設けることによって複数段の段からなる段差を形成する態様としてもよい。また、段差における段数も上記実施形態の数に限定されず、複数段であればよい。
また、本発明の携帯式エンジン用マフラーは、携帯式2サイクルエンジンに限られず、他の形式の携帯式エンジンにも適用することができる。
1A,1B…携帯式エンジン用マフラー、5…対面部、5a…排ガス導入口、5b…ボルト孔(挿通孔)、7…締結ボルト、8…周囲面、8a…段差、10…携帯式エンジン、10a…排気部、10b…シリンダ。

Claims (3)

  1. 携帯式エンジン(10)のシリンダ(10b)の排気部(10a)に複数の締結ボルト(7)で固定され、前記排気部(10a)からの排ガスを導入する排ガス導入口(5a)を有する携帯式エンジン用マフラー(1A)であって、
    前記排ガス導入口(5a)及び前記締結ボルト(7)の挿通孔(5b)が形成され、マフラー固定時に前記排気部(10a)に対面する対面部(5)と、
    前記対面部(5)の周囲に連設され前記対面部(5)に対して前記排気部(10a)から離れる方向に段違いとされた周囲面(8)と、を備え、
    前記周囲面(8)には、前記対面部(5)との間に複数段の段差(8a)が形成されている、携帯式エンジン用マフラー(1A)。
  2. 前記排ガス導入口(5a)の開口側から見た場合に、前記複数段の段差(8a)は、所定の方向に沿って延在するリブ形状をなしている、請求項1記載の携帯式エンジン用マフラー(1A)。
  3. 前記リブ形状は、前記携帯式エンジン(10)のピストンの移動方向に沿って延在している、請求項2記載の携帯式エンジン用マフラー(1A)。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10507801A (ja) * 1994-10-19 1998-07-28 ブリッグス・アンド・ストラットン・コーポレイション 2つのプレス加工構成要素で形成されたベンチュリを有する触媒式コンバータ
JP2002522685A (ja) * 1998-08-01 2002-07-23 アンドレアス シュティール アーゲー ウント コー. 排ガス消音器
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