JP2014237365A - ハイブリッド車両のエンジン制御装置 - Google Patents

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健二 大西
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Abstract

【課題】液化ガス燃料を使用するエンジンとモータを搭載したハイブリッド車両において、NV性能を悪化させることなくエンジン始動時の燃料噴射量を適正に制御できる状態とすることである。
【解決手段】ハイブリッド車両は、液化ガス燃料を使用するエンジン12、タンク52、燃料ポンプ54、燃料噴射装置56、燃料供給路58、液化ガス燃料をタンクに戻す燃料リターン路60、および、燃料リターン路に設けられた制御弁62と、車載バッテリから電力供給を受けて動力を出力するモータとを備える。制御ユニットは、エンジン停止状態でモータ出力のみで走行するEV走行モード中に車速Svが第1閾値以上V1になったとき、制御弁を開状態とし燃料ポンプを作動させて燃料供給路内の液化ガス燃料を燃料リターン路を介してタンクに戻す燃料リターン制御を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両のエンジン制御装置に係り、特に、LPG(液化石油ガス)等の液化ガス燃料を使用するエンジンとモータとを搭載したハイブリッド車両のエンジン制御装置に関する。
従来、例えば特開平9−184459号公報(以下、特許文献1という)には、内燃機関の始動時制御装置が開示されている。この内燃機関の始動時制御では、エンジン停止後に、燃料噴射装置に燃料を供給するデリバリパイプ内で燃料温度が上昇して燃料が気化することによってエンジンジンへの燃料噴射量がばらつくことを回避するために、エンジン始動要求があった場合に、エンジン始動を遅延させてデリバリパイプ内の燃料を、燃料リターン路を介して燃料タンクに戻す制御を行うことが記載されている。
また、特開2010−894号公報(以下、特許文献2という)には、LPGを燃料として用いるエンジンと、車載バッテリから供給される駆動電流により駆動されて動力を出力するモータとを搭載したLPGハイブリッド車両が開示されている。
特開平9−184459号公報 特開2010−894号公報
LPG等の液化ガスを燃料として使用する車両では、エンジンの熱により燃料の気化が問題となる場合にはエンジン始動前にデリバリパイプ内の燃料を燃料タンクに戻す燃料リターン制御を行うことで、燃料の気化を抑制する技術が一般的に知られている。液化ガス燃料を用いるエンジンを搭載したハイブリッド車両では、EV走行中のエンジン始動時においても燃料気化を抑制する必要があるが、上記特許文献1におけるようにエンジン始動を遅延させると運転者が感じる車両の運転性能(以下、「ドライバビリティ」という)が著しく悪化してしまうという問題がある。
また、燃料噴射装置に供給される燃料の温度および圧力に応じて、燃料を燃料タンクから燃料噴射装置に送り出す燃料ポンプのオン・オフを切り替えることが考えられるが、燃料性状、および、燃料噴射装置内の燃料温度を正確に推定することは難しいため、燃料噴射量がばらつくことでドライバビリティが悪化する可能性がある。
さらに、エンジン停止状態でEV走行しているときに燃料ポンプを常時駆動させると、燃料ポンプの消費電力が多くなり燃費の悪化につながるとともに、燃料ポンプの作動音が車室内の運転者等に不快な騒音として感じられる可能性もある。
本発明の目的は、液化ガス燃料を使用するエンジンとモータとを搭載したハイブリッド車両において、騒音振動性能(いわゆるNV性能)を悪化させることなくエンジン始動時の燃料噴射量を適正に制御できる状態とすることができるハイブリッド車両のエンジン制御装置を提供することである。
本発明に係るハイブリッド車両のエンジン制御装置は、液化ガス燃料を使用するエンジン、前記液化ガス燃料を貯留するタンク、前記タンクから前記液化ガス燃料を送り出す燃料ポンプ、前記液化ガス燃料を前記エンジンに向けて噴射する燃料噴射装置、前記液化ガス燃料を前記タンクから前記燃料噴射装置に供給するための燃料供給路、前記液化ガス燃料を前記燃料噴射装置側から前記タンクに戻すための燃料リターン路、および、前記燃料リターン路に設けられた電気的に制御可能な制御弁と、車載バッテリから電力供給を受けて動力を出力するモータと、を備えるハイブリッド車両のエンジン制御装置であって、前記液化ガス燃料が所定の条件を満たす場合に、前記ハイブリッド車両がエンジン停止状態で前記モータの出力のみで走行するEV走行モード中に車速が第1閾値以上になったとき、前記制御弁を開状態とし前記燃料ポンプを作動させて前記燃料供給路内の液化ガス燃料を前記燃料リターン路を介して前記タンクに戻す燃料リターン制御を実行し、前記EV走行モードで車速が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上になったとき前記制御弁を閉状態とし前記燃料ポンプおよび前記燃料噴射装置を作動させて前記エンジンを始動させるものである。
本発明に係るハイブリッド車両のエンジン制御装置において、車速が前記第1閾値以上で前記燃料ポンプの駆動を許可する一方、車速が前記第1閾値より小さい第3閾値以下になると前記燃料ポンプの駆動を禁止してもよい。
この場合、前記燃料リターン制御の実行中に車両のブレーキ操作があるとき、前記第3閾値を大きい値に変更してもよい。
また、本発明に係るハイブリッド車両のエンジン制御装置において、前記燃料リターン制御の実行中に車両のアクセル操作があるとき、アクセル開度が所定値より大きい場合に前記第1閾値を小さい値に変更してもよい。
本発明に係るハイブリッド車両のエンジン制御装置では、燃料ポンプの駆動音が問題となりにくく且つ車速がエンジン始動要求の発生しやすい第1閾値以上になったときにエンジン始動に先立って燃料ポンプを駆動して燃料リターン制御を行い、さらに加速して第2閾値以上になったときにエンジン始動を行う。したがって、エンジン停止状態でのEV走行中においてもロードノイズ等によって燃料ポンプの駆動音が騒音になりにくく、しかも、エンジン始動前の燃料リターン制御によって燃料供給路内の液化ガス燃料が気化していない状態となる。したがって、本発明によれば、NV性能を悪化させることなくエンジン始動時の燃料噴射量を適正に制御でき、エンジン始動を円滑に行うことができる。
本発明の一実施形態であるハイブリッド車両の全体構成を概略的に示す図である。 図1のハイブリッド車両に搭載されるエンジン系統を概略的に示す図である。 図2に示すエンジンECUにおいて実行される燃料リターン制御の処理手順を示すフローチャートである。 燃料ポンプ駆動制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 図1に示すハイブリッドECUにおいて実行されるエンジン始動制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 エンジンECUにおいて実行される燃料ポンプ駆動制御ルーチンの変形例を示すフローチャートである。 燃料ポンプ駆動制御ルーチンで用いる第2閾値を変更する制御を示すフローチャートである。 燃料ポンプ駆動制御ルーチンで用いる第1閾値を変更する制御を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
以下では、本実施形態のエンジン制御装置が搭載されるハイブリッド車両が、1台でモータ機能と発電機機能とを有するモータ・ジェネレータを2台用いるものとして説明するが、これは例示であって、モータ機能のみを有するモータを1台、発電機機能のみを有するモータを1台用いるものとしてもよく、あるいは、モータ・ジェネレータを1台のみ用いるものとしてもよいし3台以上用いるものとしてもよい。
また、以下においては、エンジンはLPG(液化石油ガス)を燃料として用いる内燃機関であるものとして説明するが、エンジンの燃料はLPG以外の液化ガス燃料(例えば、LNG(液化天然ガス)、水素等)であってもよい。
図1は、本実施形態のエンジン制御装置が適用されるハイブリッド車両10の概略構成を示す。図1中、動力伝達系は丸棒状の軸要素として図示され、電力系は実線で図示され、信号系は破線で図示されている。
図1に示すように、ハイブリッド車両10は、走行用動力源としてのエンジン12と、別の走行用動力源であるモータ14(図中、MG2と表記)と、エンジン12の出力軸16が連結される動力分配機構18を介して回転軸20が接続されるモータ22(図中、MG1と表記)と、各モータ14,22に駆動電力を供給可能な車載のバッテリ24と、上記エンジン12およびモータ14,22の各作動を制御するとともに、バッテリ24の充放電を制御する制御ユニット90とを備える。
制御ユニット90は、エンジンECU92と、ハイブリッドECU94とを含む。エンジンECU92は、エンジン12を含むエンジン系統の作動を制御する機能を有する。このエンジン系統については、図2を参照して後述する。また、ハイブリッドECU94は、エンジンECU92の上位ECUに相当し、ハイブリッド車両10のモータ14,22およびエンジン12の各作動を統括的に制御する機能を有する。各ECU92,94は、後述するように、それぞれマイクロコンピュータによって好適に構成されるが、1つのマイクロコンピュータによって構成されてもよい。なお、上記制御ユニット90が本発明におけるエンジン制御装置に相当する。
エンジン12は、LPGを燃料として使用する内燃機関であり、制御ユニット90のエンジンECU92からの指令に基づいてクラッキング、スロットル開度、燃料噴射量、点火タイミング等が制御されて、エンジン12の始動、運転、停止等が制御される。
エンジン12から動力分配機構18へと延伸する出力軸16の近傍にはエンジン回転数Neを検出するためのクランクシャフトセンサ28が設けられている。また、エンジン12には、エンジン冷却媒体である冷却水の温度Twを検出する温度センサ13、および、エンジン12のノッキングを検出するためのノックセンサ17が設けられている。クランクシャフトセンサ28、温度センサ13、およびノックセンサ17による各検出信号は、制御ユニット90に送信されるようになっている。
動力分配機構18は、例えば遊星歯車機構によって好適に構成されることができる。エンジン12から出力軸16を介して動力分配機構18に入力された動力は、変速機30および車軸32を介して駆動輪34に伝達されて、車両10がエンジン動力によって走行することができる。
上記動力分配機構18は、出力軸16を介して入力されるエンジン12の動力の一部または全部を、回転軸20を介してモータ22に入力することができる。モータ22は、例えば三相同期型交流モータによって好適に構成され、発電機として機能することができる。モータ22により発電された三相交流電圧は、インバータ36によって直流電圧に変換されてバッテリ24に充電されるか、または、モータ14の駆動電圧として用いられる。
また、モータ22は、バッテリ24からコンバータ35およびインバータ36を介して供給された電力により回転駆動される電動機としても機能することができる。モータ22が回転駆動されて回転軸20に出力される動力は、動力分配機構18および出力軸16を介してエンジン12に入力されてクランキングを行うことができる。さらに、モータ22をバッテリ24から供給される電力により回転駆動して、その動力を動力分配機構18および変速機30を介して車軸32に出力することにより走行用動力として用いることも可能である。
主として電動機として機能するモータ14は、例えば三相同期型交流モータによって好適に構成される。モータ14は、バッテリ24から供給される直流電圧が、必要に応じてコンバータ35で昇圧され、その後インバータ38で三相交流電圧に変換されて駆動電圧として印加されることにより回転駆動される。モータ14が駆動されて回転軸15に出力される動力は、変速機30および車軸32を介して駆動輪34に伝達され、これによりエンジン12が停止した状態でいわゆるEV走行が行われる。また、モータ14は、運転者のアクセル操作により急加速要求があった場合等に、走行用動力を出力してエンジン出力をアシストする機能も有する。
制御ユニット90を構成するエンジンECU92およびハイブリッドECU94は、それぞれ、各種の制御プログラムを実行するCPU、制御プログラムや制御用マップ等を予め記憶するROM、このROMから読み出された制御プログラムや各センサによる検出値などを一時的に記憶するRAM等からなるマイクロコンピュータにより好適に構成される。
制御ユニット90には、エンジン回転数Ne、バッテリ電流Ib、バッテリ電圧Vb、バッテリ温度Tb、車速Sv、アクセル開度信号Acc、ブレーキ操作信号Br、エンジン冷却水の水温Tw、コンバータ35の出力電圧またはインバータ36,38の入力電圧であるシステム電圧、およびモータ14,22を流れるモータ電流等が入力される。また、制御ユニット90からは、エンジン12、コンバータ35およびインバータ36,38等の運転または作動を制御する制御信号が出力される。
ここで、図2に示すように、アクセル開度信号Accは、アクセルペダルに設けたアクセルポジションセンサ80によって検出され、ブレーキ操作信号Brは、ブレーキペダルに設けたブレーキポジションセンサ82によって検出される。また、車速Svは、例えば、車軸32の回転数を基に車速Svを検出する車速センサ(図示せず)から入力される。ただし、車速Svは他の方法で取得してもよい。例えば、車両10がエンジン12の動力で走行しているときであってモータ22に動力分配されていないときには、エンジン回転数Neを基に算出されてもよいし、あるいは、車両がモータ14の動力のみで走行しているときには、モータ14の回転軸15の回転数を基に算出されてもよい。
制御ユニット90のハイブリッドECU94は、車速Svおよびアクセル開度信号Accに基づいて、車両要求出力を算出する。本実施形態のハイブリッド車両10では、例えば、車速Svが所定の閾値未満の低速領域であって、バッテリ24から供給される電力でEV走行可能な場合には、エンジン12を停止した状態でモータ14による動力だけでEV走行することができる。そして、車速Svが上記閾値以上となったときに、ハイブリッドECU94はエンジン始動要求を発生させ、エンジンECU92に送信する。
エンジンECU92は、ハイブリッドECU94からのエンジン始動要求を受けて、モータ22によりクランキングを行ってエンジン12を始動し、エンジン回転数Neおよびトルクを制御して車両要求出力を発生させるようにエンジン12の作動を制御する。
次に、図2を参照して、本実施形態のハイブリッド車両10におけるエンジン系統50について説明する。図2に示すように、エンジン系統50は、図1を参照して説明したエンジン12およびエンジンECU92に加えて、タンク52、燃料ポンプ54、燃料噴射装置56、燃料供給路58、燃料リターン路60、および、電磁弁(制御弁)62を備えている。
タンク52は、エンジン12に供給される燃料であるLPGを貯留する容器である。本実施形態では、LPGをタンク52から送り出す燃料ポンプ54がタンク52に配置されている。燃料ポンプ54は、エンジンECU92から送信される駆動信号に応じて作動制御される。なお、本実施形態では燃料ポンプ54をタンク52内に設ける例について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、燃料ポンプ54は、タンク外の燃料供給路58に配設されてもよい。
燃料供給路58は、燃料ポンプ54によってタンク52から送り出されたLPGを燃料噴射装置56に供給するための管路である。燃料供給路58の一端部は、タンク52の壁部を気密状に貫通して燃料ポンプ54に接続され、その他端部は燃料噴射装置56に接続されている。
燃料噴射装置56は、エンジン12のシリンダヘッドに接続する吸気管64に向けてLPGを噴射するインジェクタである。燃料噴射装置56は図示しない弁体を含んでおり、その弁体の開度、開タイミング、開時間等がエンジンECU92からの制御信号に応じて制御され、これによりLPGの噴射量や噴射タイミングが調整されるようになっている。
なお、本実施形態では、燃料噴射装置56から噴射されたLPGをエンジン12に向けて吸気管64経由で間接的に噴射するようにしているが、これに限定されるものではなく、燃料噴射装置56からLPGをエンジン12のシリンダ内に直接に噴射してもよい。
燃料リターン路60は、LPGを燃料噴射装置56側からタンクに戻すための管路である。燃料リターン路60の一端部は燃料噴射装置56に接続され、その他端部はタンク52に接続されている。ただし、燃料リターン路60は、一端部が燃料噴射装置56の近傍位置で燃料供給路58から分岐してタンク52に接続されるように構成してもよい。
燃料リターン路60には、電磁弁62が設けられている。電磁弁62は、エンジンECU92からの駆動信号に応じて開閉制御される電気的に制御可能な制御弁である。電磁弁62は、後述するように燃料リターン制御が実行されるとき、エンジンECU92からの指令に応じて開状態とされ、それ以外のときは閉状態とされている。
また、燃料リターン路60には、燃料であるLPGの温度を検出するための燃料温度センサ66、および、LPGの圧力を検出するための燃料圧力センサ68が設けられている。燃料温度センサ66および燃料圧力センサ68による検出信号は、エンジンECU92に入力されて、後述する燃料リターン制御に用いられることになる。なお、本実施形態では、燃料温度センサ66および燃料圧力センサ68を燃料リターン路60に設けたが、これに代えて又はこれと共に、燃料供給路58に燃料温度センサおよび燃料圧力センサを設けてもよい。
また、タンク52の底部には、タンク内のLPGの温度および圧力を検出するための燃料温度センサ84および燃料圧力センサ86が設けられている。これらのセンサ84,86による検出信号は、エンジンECU92に入力されて、タンク52内の燃料状態の監視等に用いられる。
エンジン12のシリンダヘッド12aには吸気バルブ65が設けられ、この吸気バルブ65の設置位置に吸気管64が接続されている。吸気バルブ65はエンジンECU92からの制御信号に応じて開閉駆動される。これにより、燃料噴射装置56から噴射したLPGが、車両外部からエアクリーナ70およびスロットルバルブ72を介して取り込まれた空気と混合されて、エンジン12のシリンダ内に吸気されるようになっている。
また、エンジン12のシリンダヘッドには排気バルブ67が設けられ、この排気バルブ67の設置位置に排気管74が接続されている。排気バルブ67はエンジンECU92からの制御信号に応じて開閉駆動される。これにより、エンジン12のシリンダ内でのLPG混合気の燃焼により生じた排ガスが排気管74を介して排気される。排気管74には、例えば三元触媒等の触媒76が設けられている。そのため、エンジン12から排気された排ガスは、触媒76により炭化水素等が取り除かれた後に車外に放出されるようになっている。
続いて、図3を参照して、エンジンECU92により実行される燃料リターン制御について説明する。図3は、図2に示すエンジンECU92において実行される燃料リターン制御の処理手順を示すフローチャートである。この燃料リターン制御ルーチンは、ハイブリッド車両10がモータ動力のみで走行するEV走行モード時に繰り返し実行される。
図3を参照すると、エンジンECU92は、まずステップS10において、車両情報を取得する。この車両情報には、エンジン回転数Ne、燃料温度センサ66および燃料圧力センサ68によって検出されるLPGの燃料温度および燃料圧力などが含まれる。
次いで、エンジンECU92は、ステップS12において、エンジン12が停止中であるか否かを判定する。この判定では、例えば、エンジン回転数Neがゼロであることを確認してもよいし、あるいは、燃料噴射装置56を作動させる制御信号が生成されていないことを確認してもよい。ここで、エンジン12が停止状態にあることを確認するのは、EV走行中であってもエンジン12を運転させてモータ22により発電を行い、その発電電力でバッテリ24の充電やモータ14の駆動を行うことがあるためである。
上記ステップS12でエンジン運転中であると判定されたとき(S12でNO)、燃料リターン制御を行うことなく、そのまま処理を終了する。他方、上記ステップS12においてエンジン停止中であると判定されたとき(S12でYES)、エンジンECU92は、続くステップS14において、燃料であるLPGが高温かどうかを判定する。
具体的には、燃料温度センサ66によって検出される燃料リターン路60内のLPG温度が所定値以上であるか否かで判定される。この所定値は、液化ガス燃料であるLPGが燃料供給路58内で気化する可能性が高い温度として実験、シミュレーション等で得られた値をエンジンECU92に予め記憶させておくことができる。ここで、本実施形態では、燃料リターン路60において検出されたLPG温度に基づき燃料が高温か否かを判定しているが、エンジン12からの伝熱等によって燃料供給路58および燃料リターン路60は略同等に加熱されることから、燃料リターン路60内のLPG温度は燃料供給路58内のLPG温度と略同等であるとみなせる。
なお、本実施形態では、LPG温度のみで燃料供給路58内での液化ガス燃料の気化を判断しているが、燃料圧力センサ68によって検出される燃料圧力が所定値以上であるかも合わせて考慮してもよい。そうすれば、燃料供給路58内における燃料気化状態の推定をより正確に行うことができる。燃料圧力の判定基準となる上記所定値もまた、実験、シミュレーション等で得られた値をエンジンECU92に予め記憶させておくことができる。また、燃料圧力のみで燃料供給路58内の燃料気化状態を判定してもよい。
上記ステップS14においてLPGが高温でないと判定されたとき(ステップS14でNO)、燃料リターン制御を実行することなく、そのまま処理を終了する。他方、上記ステップS14においてLPG温度が高温であると判定されたとき(ステップS14でYES)、続くステップS16において燃料ポンプ54の駆動許可があるか否かを判定する。この判定は、この制御ルーチンとは別にハイブリッドECU94において実行される燃料ポンプ駆動制御ルーチンによって設定される。これについては、図4を参照して後述する。
上記ステップS16において燃料ポンプ54の駆動が禁止されていると判定されると(ステップS16でNO)、燃料リターン制御を実行することなく、そのまま処理を終了する。他方、上記ステップS16において燃料ポンプ54の駆動が許可されていると判定されると(ステップS16でYES)、エンジンECU92は、続くステップS18において、電磁弁62を開状態とし、燃料ポンプ54を駆動する。これにより、燃料供給路58内のLPGが燃料噴射装置56および燃料リターン路60を介してタンク52に戻される、燃料リターン制御が実行される。その結果、燃料供給路58内のLPGがタンク52から送り出されたLPGに置き換わることでLPG温度が低下することになる。
エンジンECU92は、続くステップS20において、LPG温度が低下したか否かを判定する。ここでは、燃料温度センサ66によって検出されるLPG温度が上記所定値未満になった否かを確認し、LPG温度が所定値未満になるまで電磁弁62の開状態および燃料ポンプ54の駆動を継続する。そして、LPG温度が所定値未満になったと判定されると(ステップS20でYES)、エンジンECU92は、続くステップS22において、電磁弁62を閉状態にすると共に燃料ポンプ54の駆動を停止させる。
このようにLPG温度が高温であるときに燃料リターン制御を実行することで、燃料供給路58内のLPG温度を低下させて燃料気化状態を解消することができる。これにより、その後のエンジン始動時に燃料噴射装置56によって予め定められた適正量の燃料噴射が可能になり、エンジン始動を円滑に且つ安定して行うことができる。
次に、図4を参照して、ハイブリッドECU94により実行される燃料ポンプ駆動制御ルーチンについて説明する。
図4に示すように、ハイブリッドECU94は、まずステップS30において、ハイブリッド車両10がエンジン停止状態でモータ出力のみで走行するEV走行モードであるか否かを判定する。ここで、EV走行モードではないと判定されると(ステップS30でNO)、そのまま処理を終了する。他方、EV走行モードであると判定されると(ステップS30でYES)、ハイブリッドECU94は、続くステップS32において、車速Svが第1閾値V1以上であるか否かを判定する。
上記ステップS32で車速Svが第1閾値V1以上になったと判定されると(ステップS32でYES),続くステップS34で燃料ポンプ54の駆動を許可し、続くステップS38で駆動許可信号をエンジンECU92に送信する。この駆動許可信号を受けて、エンジンECU92は、上述したようにステップS16で肯定的判定を行い、燃料ポンプ54を駆動して燃料リターン制御を実行することができる。
他方、車速Svが第1閾値V1未満であると判定されると(ステップS32でNO)、ハイブリッドECU94は、ステップS36において燃料ポンプ54の駆動を禁止し、続くステップS38で駆動禁止信号をエンジンECU92に送信する。この駆動禁止信号を受けると、エンジンECU92は、上記ステップS16で否定的判定を行い、燃料リターン制御を行わないことになる。
ここで、上記第1閾値V1は、エンジン始動要求が発生しやすい車速領域であって、かつ、エンジン停止状態にEV走行しているときに燃料ポンプ54を駆動してもロードノイズ等によって燃料ポンプ54の駆動音が運転者にとって騒音と感じられにくい車速に予め設定されてハイブリッドECU94に記憶されている。上記第1閾値V1は、例えば時速40kmに設定することができる。
このようにしてエンジン停止状態でEV走行中に車速Svが第1閾値V1以上になったときに燃料ポンプ54を駆動して燃料リターン制御を行うことで、車両のNV性能を悪化させることなくエンジン始動時の燃料噴射量を適正に制御できる状態とすることができる。
なお、図4に示す燃料ポンプ駆動制御ルーチンは、ハイブリッドECU94により実行されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、エンジンECU92により実行してもよい。この場合、上記ステップS38のエンジンECU92への送信処理が省略されることになる。
次に、図5を参照して、ハイブリッドECU94において実行されるエンジン始動制御ルーチンについて説明する。
ハイブリッドECU94は、まずステップS40において、ハイブリッド車両10がエンジン停止状態でEV走行モードであるか否かを判定する。この判定は、上述した燃料ポンプ駆動制御ルーチンにおけるステップS30と同様である。
上記ステップS40でEV走行モードではないと判定されると(ステップS40でNO)、そのまま処理を終了する。他方、上記ステップS40においてEV走行モードであると判定されると(ステップS40でYES)、続くステップS42において車速Svが第2閾値V2以上になったか否かを判定する。ここで、第2閾値V2は、上記第1閾値V1よりも大きい値として予め設定されて、ハイブリッドECU94に記憶されている。上記第2閾値V2は、例えば時速50kmに設定することができる。
上記ステップS42で車速Svが第2閾値V2未満であると判定されると(ステップS42でNO)、そのまま処理を終了する。他方、車速Svが第2閾値V2以上になったと判定されると(ステップS42でYES)、続くステップS44においてエンジン始動要求を生成する。
このエンジン始動要求を受けて、エンジンECU92は、燃料ポンプ54、燃料噴射装置56、イグニッションコイル78、吸気バルブ65、および、排気バルブ67等を作動させるとともにモータ22でクランキングを行うことにより、エンジン12を始動させる。その後、ハイブリッド車両10は、エンジン動力で走行するエンジン走行モードに移行する。
上述したように、本実施形態のハイブリッド車両10によれば、燃料ポンプ54の駆動音が問題となりにくく且つ車速Svがエンジン始動要求の発生しやすい第1閾値V1以上になったときにエンジン始動に先立って燃料ポンプ54を駆動して燃料リターン制御を行い、さらに加速して第2閾値V2以上になったときにエンジン始動を行っている。これにより、エンジン停止状態でのEV走行モードでもロードノイズ等によって燃料ポンプ54の駆動音が騒音になりにくく、しかも、エンジン始動前の燃料リターン制御によって燃料供給路58内のLPGが気化していない状態となる。したがって、本実施形態によれば、NV性能を悪化させることなく、エンジン始動時の燃料噴射量を適正に制御できる状態とすることができる。その結果、エンジン始動をもたつき感なく円滑に行うことができ、車両のドライバビリティ悪化を抑制することができる。
次に、図6を参照して、燃料ポンプ駆動制御ルーチンの変形例について説明する。この変形例では、上記において図4を参照して説明したものとステップS46だけが相違し、他の処理は同様である。したがって、ここではその相違点について主として説明することとする。
図6に示すように、ステップS32で車速Svが第1閾値V1以上となって燃料ポンプ54の駆動が許可されると、燃料リターン制御ルーチンが繰り返し実行されても車速Svが第1閾値V1を上回っている限りは燃料ポンプ54の駆動許可状態が継続されることになる。
これに対し、車両が減速して車速Svが第1閾値V1未満になったとき(ステップS32でNO)、続くステップS46において、車速Svが第3閾値V3以下になったか否かを判定する。ここで、第3閾値V3は、第1閾値V1よりも小さい値に予め設定されて、ハイブリッドECU94に記憶しておくことができる。上記第3閾値V3は、例えば時速30kmに設定することができる。そして、車速Svが第3閾値V3以下になったと判定されると、続くステップS36において燃料ポンプ54の駆動を禁止する。この駆動禁止を受けて、エンジンECU92は燃料ポンプ54を停止させる。
このように燃料ポンプ54の駆動許可の判定基準となる第1閾値V1に対して、駆動禁止の判定基準V3となる第3閾値を小さく設定することで、燃料ポンプ54の運転と停止とのハンチングを防止することができる。
次に、図7を参照して、ハイブリッドECU94により実行される閾値変更制御ルーチン(1)について説明する。図7は、図6を参照して説明した燃料ポンプ駆動制御で用いる第3閾値V3を変更する制御を示すフローチャートである。この閾値変更制御ルーチン(1)は、図6に示す燃料ポンプ駆動制御ルーチンが実行されている間、繰り返し実行される。
図7を参照すると、ハイブリッドECU94は、ステップS50において、ブレーキ操作があるか否かを判定する。ここで、ブレーキ操作の有無は、制御ユニット90に入力されるブレーキ操作信号Brに基づいて判定することができる。
上記ステップS50においてブレーキ操作が無いと判定されると(ステップS50でNO)、第2閾値V2を変更することなく、そのまま処理を終了する。他方、ブレーキ操作が有ると判定されると(ステップS50でYES)、続くステップS52において、第3閾値V3を大きい値に変更する。例えば、ブレーキ操作がある場合、第3閾値V3は時速30kmから時速35kmに変更する。なお、燃料ポンプ54の駆動が停止された後、第3閾値V3を通常時の値(ここでは時速30km)に戻すことができる。
上記のようにブレーキ操作があるときは車両が減速して停止することが予想されるので、第3閾値V3を大きな値に変更して燃料ポンプ54の停止タイミングをより早くすることで、燃料ポンプ54の作動音が騒音として感じられるのを確実に防止することができる。
次に、図8を参照して、閾値変更制御ルーチン(2)について説明する。図8は、図4および図6を参照して説明した燃料ポンプ駆動制御ルーチンで用いる第1閾値V1を変更する制御を示すフローチャートである。この閾値変更制御ルーチン(2)は、燃料ポンプ駆動制御ルーチンが実行されている間、繰り返し実行される。
図8を参照すると、ハイブリッドECU94は、ステップS60において、アクセル操作があるか否かを判定する。ここで、アクセル操作の有無およびアクセル開度は、制御ユニット90に入力されるアクセル開度信号Accに基づいて判定することができる。
上記ステップS60においてアクセル操作が無いと判定されると(ステップS60でNO)、閾値を変更することなく、そのまま処理を終了する。他方、アクセル操作があると判定されると(ステップS60でYES)、続くステップS62においてアクセル開度が所定値より大きいか否かを判定する。
上記ステップS62でアクセル開度が所定値以下であると判定されると(ステップS62でNO)、車両の加速要求が小さいものと判断できるから、第1閾値V1を変更することなく、そのまま処理を終了する。他方、アクセル開度が所定値より大きいと判定されると(ステップS62でYES)、続くステップS64において第1閾値V1を小さい値に変更する。例えば、アクセル開度が所定値より大きい場合、第1閾値V1を時速40kmから時速35kmに変更する。なお、燃料ポンプ54の駆動が開始された後、第1閾値V1を通常時の値(ここでは時速40km)に戻すことができる。
上記のようにアクセル開度信号Accが所定値よりも大きい場合、車両に対して急加速が要求されており、車速Svの立ち上がりが速くなる。したがって、この場合には第1閾値V1を小さい値に変更して、燃料ポンプ54の駆動を許可するタイミングをより早くすることにより、エンジン始動に備えて燃料リターン制御を行う時間を確保することが可能になる。また、この場合には、燃料ポンプ54の駆動開始からエンジン始動までの時間間隔が短くなることから、燃料ポンプ54を早めに駆動開始しても車両のNV性能を大幅に悪化させることもなくドライバビリティに対する影響は小さい。
なお、本発明は、上述した実施形態およびその変形例の構成に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲内で種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
10 ハイブリッド車両、12 エンジン、12a シリンダヘッド、13 温度センサ、14,22 モータ、15,20 回転軸、16 出力軸、17 ノックセンサ、18 動力分配機構、24 バッテリ、28 クランクシャフトセンサ、30 変速機、32 車軸、34 駆動輪、35 コンバータ、36,38 インバータ、50 エンジン系統、52 タンク、54 燃料ポンプ、56 燃料噴射装置、58 燃料供給路、60 燃料リターン路、62 電磁弁(制御弁)、64 吸気管、65 吸気バルブ、66,84 燃料温度センサ、67 排気バルブ、68,86 燃料圧力センサ、70 エアクリーナ、72 スロットルバルブ、74 排気管、76 触媒、78 イグニッションコイル、80 アクセルポジションセンサ、82 ブレーキポジションセンサ、90 制御ユニット(エンジン制御装置)、92 エンジンECU、94 ハイブリッドECU、Acc アクセル開度信号、Br ブレーキ操作信号、Ib バッテリ電流、Ne エンジン回転数、Sv 車速、Tb バッテリ温度、Tw 水温、V1 第1閾値、V2 第2閾値、V3 第3閾値、Vb バッテリ電圧。

Claims (4)

  1. 液化ガス燃料を使用するエンジン、前記液化ガス燃料を貯留するタンク、前記タンクから前記液化ガス燃料を送り出す燃料ポンプ、前記液化ガス燃料を前記エンジンに向けて噴射する燃料噴射装置、前記液化ガス燃料を前記タンクから前記燃料噴射装置に供給するための燃料供給路、前記液化ガス燃料を前記燃料噴射装置側から前記タンクに戻すための燃料リターン路、および、前記燃料リターン路に設けられた電気的に制御可能な制御弁と、
    車載バッテリから電力供給を受けて動力を出力するモータと、を備えるハイブリッド車両のエンジン制御装置であって、
    前記液化ガス燃料が所定の条件を満たす場合に、前記ハイブリッド車両がエンジン停止状態で前記モータの出力のみで走行するEV走行モード中に車速が第1閾値以上になったとき、前記制御弁を開状態とし前記燃料ポンプを作動させて前記燃料供給路内の液化ガス燃料を前記燃料リターン路を介して前記タンクに戻す燃料リターン制御を実行し、
    前記EV走行モードで車速が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上になったとき前記制御弁を閉状態とし前記燃料ポンプおよび前記燃料噴射装置を作動させて前記エンジンを始動させる、
    ハイブリッド車両のエンジン制御装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両のエンジン制御装置において、
    車速が前記第1閾値以上で前記燃料ポンプの駆動を許可する一方、車速が前記第1閾値より小さい第3閾値以下になると前記燃料ポンプの駆動を禁止する、ハイブリッド車両のエンジン制御装置。
  3. 請求項2に記載のハイブリッド車両のエンジン制御装置において、
    前記燃料リターン制御の実行中に車両のブレーキ操作があるとき、前記第3閾値を大きい値に変更する、ハイブリッド車両のエンジン制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のハイブリッド車両のエンジン制御装置において、
    前記燃料リターン制御の実行中に車両のアクセル操作があるとき、アクセル開度が所定値より大きい場合に前記第1閾値を小さい値に変更する、ハイブリッド車両のエンジン制御装置。
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