JP2014233075A - 画像を解析する装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露出制御を行う装置を提供する。
【解決手段】複数のピクセルを含む画像を解析する装置であって、前記画像を受信し、前記画像から、ピクセルの数量をピクセル強度に応じて表現するために、数量の組を求め、組における各数量は、ピクセル強度の異なるビンに属するピクセルを表現し、前記数量は、それらが属するピクセル強度に応じて配置され、および、前記画像の露出が、数量の組における変動を表現する大きさを求めることによって、前記画像の露出が適切であるかどうかを決定するために、数量の組を解析する、回路を、備える。
【選択図】図1

Description

本願は、2007年7月25日出願された第60/962,028号の優先権を主張するものである。
本発明は、概して、デジタルカメラにおける自動露出制御に関する。
デジタルカメラは、光エネルギを電気信号に変換する撮像素子を内蔵している。デジタルカメラは殆ど自動露出制御機能を備えている。露出制御は、撮像されている画像シーンの特性が与えられた場合の撮像素子のダイナミック範囲を最良利用する露出設定の確認に関わる。撮像素子のダイナミック範囲は、最低有用信号出力に対する最高信号出力の比率として定義されてもよい。
撮像素子は、ダイナミック範囲の限定がある。代表的な電子撮像素子の場合、自然シーンのダイナミック範囲よりも小さいダイナミック範囲を有している。これは、主に、シーンオブジェクトを照明する広範囲の可変強度をもつ光源によるものである。
一般的に言えば、撮像された画像が過度に明るく、または過度に暗くならないような露出を有することが望ましい。一般的に、それは、該システムの最高出力信号レベルと最低出力信号レベルとの境界内の最適点への画像ヒストグラムの移動によって達成される。ヒストグラムは強度値に基づく画像ピクセルの周波数の分布を示す。
カメラにおける露出制御は、通常、撮像中の画像シーンのサンプル領域から入る光の平均強度の測定に関わる。次いで、該平均値を予め定められた撮像素子のダイナミック範囲の比率に調整するように、露出設定が選択される。一般に平均光学測定と呼ばれる技術において、画像全体領域の検出と、その検出信号が一定レベルになる露出制御とを含む。一般に中心強調光学測定と呼ばれるもう一つの方法において、画像領域の中心部だけを検出し、その検出信号が一定レベルになるように露出制御を行う。平均光学測定と中心強調光学測定とを組合せることも実現できる。それは、ビデオ全体領域の検出データと中心領域の検出データの重み付けを行うことと、固定比率で重み付きデータを加えることによって得られた検出データに基づいて露出制御を行うことによって達成することができる。また、より精細な露出制御も達成できる。それは、一つのシーンを幾つかの領域に分割し、各領域でのビデオを検出し、そして露出制御で使用する検出データの領域を制限するか、重み付けを変えることによって達成することができる。しかしながら、上記の光学測定方法においても、該当のシーンに適した露出制御の状態を常に提供するわけではない。
本発明の装置は、複数のピクセルを含む画像を解析する装置であって、前記画像を受信し、前記画像から、ピクセルの数量をピクセル強度に応じて表現するために、数量の組を求め、組における各数量は、ピクセル強度の異なるビンに属するピクセルを表現し、前記数量は、それらが属するピクセル強度に応じて配置され、および、前記画像の露出が、数量の組における変動を表現する大きさを求めることによって、前記画像の露出が適切であるかどうかを決定するために、数量の組を解析する、回路を、備えることを特徴とする。
撮像装置のブロック図を示す図である。 画像システムの構成要素を示す図である。 画像ヒストグラムの例を示す図である。 第1実施形態のヒストグラム生成部の構成要素を示す図である。 第1実施形態のヒストグラム生成部におけるプロセスを示すフローチャートである。 1つのEDR画像を形成するために結合した相違露出の3つのLDR画像の図式説明である。 複数のLDR画像から1つのEDR画像を構成するプロセスを示す図である。 1つのEDR画像から相違露出の3つのLDR画像を抽出する場合の図式説明である。 EDR画像からLDR画像を生成する場合のフローチャートである。 一つのLDR画像からの赤い色、緑い色、青い色、および輝度の4つの異なるチャネルより、ヒストグラムを生成する場合の図式説明である。 第2実施形態のヒストグラム生成部を示す図である。 第2実施形態のヒストグラム生成部におけるプロセスを示すフローチャートである。 一つのEDR画像からの赤い色、緑い色、青い色、および輝度の4つの異なるチャネルより、EDRヒストグラムを生成する場合の図式説明である。 一つのEDRヒストグラムから3つのLDRヒストグラムを生成する場合を示す幾つかのグラフを含む。 一つのEDRヒストグラムからLDRヒストグラムを抽出する場合のフローチャートである。 一つのEDRヒストグラムから4つの異なる(それぞれ異なる露出を有する)LDRヒストグラムを生成する場合を示す幾つかのグラフを含む。 ヒストグラム生成部の実施形態を示す図である。 第3実施形態のヒストグラム生成部における工程を示すフローチャートである。 それぞれ対応の赤い色のチャネルのヒストグラムを有する4つのLDRヒストグラムを示す。 第4実施形態のヒストグラム生成部における工程を示すフローチャートである。 第5実施形態のヒストグラム生成部における工程を示すフローチャートである。 第6実施形態のヒストグラム生成部における工程を示すフローチャートである。 第7実施形態のヒストグラム生成部における工程を示すフローチャートである。 特徴抽出部の実施形態を示す図である。 a〜cは、3つのタイプのヒストグラムの峰を示すグラフである。 空の峰検出部における工程を示すフローチャートである。 a〜bは、緑い色と青い色のチャネルのヒストグラムにおける類似の右端峰の例を示すグラフである。 a〜bは、赤い色のヒストグラムよりも著しく高い青い色のヒストグラムの末端頂点の例を示すグラフである。 a〜bは、赤い色と緑い色の両ヒストグラムよりも高い青い色のヒストグラムの右端峰の頂点の例を示すグラフである。 a〜cは、赤い色と緑い色の両ヒストグラムよりも高い青い色のヒストグラムの末端頂点の例を示すグラフである。 重要な峰のパラメタの測定を説明するフローチャートである。 重要な峰のパラメタの測定の図式説明を示すグラフである。 右の峰のパラメタの測定における工程を説明するフローチャートである。 右の峰のパラメタの測定の図式説明を示すグラフである。 最適露出確認部を示す図である。 最適露出確認部によって行われるプロセスを示すフローチャートである。 a〜bは、暗闇の詳細の測定の第1例を示すグラフである。 a〜bは、暗闇の詳細の測定の第2例を示すグラフである。 空の対比の測定を詳細に示すフローチャートである。 a〜bは、空の対比の測定の例を示すグラフである。 対比の峰の測定を詳細に示すフローチャートである。 a〜bは、対比の峰の測定の第1例を示すグラフである。 a〜bは、対比の峰の測定の第2例を示すグラフである。 フラクト(Fluct)の測定を詳細に示すフローチャートである。 a〜dは、フラクトの測定の例を示すグラフである。 露出を増加するプロセスを示すフローチャートである。 露出を減少するプロセスを示すフローチャートである。
本発明には、画像を解析する装置が掲示される。上記装置は、複数のピクセルを含む画像を受信する回路を備える。上記回路は、該画像のヒストグラムを作成し、該ヒストグラムを解析することによって該画像の許容露出を確認する。このヒストグラムは、それぞれに関連しているピクセルの数量(population of pixels)に対して、複数のビンを有してもよい。例として、このビンは光強度に関連付けられてもよい。画像とヒストグラムは、低ダイナミック範囲数のビットおよび/または拡張ダイナミック範囲数のビットで定義されたデータを含んでもよい。画像の特定の特徴と基準とを確認し解析することによって、その画像が許容露出を有しているか否かを確認してもよい。その画像が許容できない場合、露出特性を変更し、また、許容できる画像を獲得するまでこのプロセスを繰り返してもよい。
図面を参照し参照番号を用いてより具体的に説明する。図1は、撮像装置102の実施形態を示す。本実施形態では、ディジタルスチルカメラを示すが、画像システムを利用して画像の露出を制御できる異なる実施形態が多くありえる。撮像装置102は、レンズ104、絞り106、撮像素子108、A/Dコンバータ110、プロセッサ112、表示装置114、及びメモリカード116を含んでいる。シーンからの光がレンズ104を通して入る間に、絞り106が撮像素子108に入る光の量を制御する。撮像素子108から得られたアナログ信号はA/Dコンバータ110によってディジタル信号に変換される。そして、ディジタル信号は、補間などの各種処理のためにプロセッサ112へ送られる。プロセッサ112によって、絞り106および/または撮像素子108内に配置された時間積分装置の設定を変更する露出制御値が生成される。出力に適切とされる最終画像は、表示装置114に表示されるか、あるいはメモリカード116に格納される。プロセッサ112は画像処理を行う。
露出は、撮像装置102に入る光の量として定義される。それは、F値(例えばF4.5)として与えられる絞り106のサイズ、および露出時間(例えば1/125s)として与えられる撮像装置102のシャッター速度から算出できる。露出値は以下の数式を用いて算出できる。
Figure 2014233075
但し、EVは露出値、NはF値、tは露出時間である。
図2は、入力と出力とを有する画像システム204の実施形態を示すブロック図である。画像システム204は、例えばデジタルカメラやその類似物(上記のようなもの)における処理部のように、電子機器の一部として実現することができる。撮像装置は、ディジタルスチルカメラでよいが、このような実施形態に限定されない。それは、スキャナ、デジタルフォトキオスク、デジタル画像のあるコンピュータ、あるいは画像システム204とメモリにデジタル画像を提供して画像システムを走行することが可能な任意の装置でもよい。画像提供部202は、画像システム204にデジタル画像を提供する。画像提供部は、メモリカード、デジタル画像のあるハードディスク、あるいは画像システム204にデジタル画像を提供することが可能な任意の装置でもよい。
画像システム204は、ヒストグラム生成部206、ヒストグラム特徴抽出部208(または、単に特徴抽出部208と称する)、及び最適露出画像212を提供する最適露出確認部210を含む。ヒストグラム生成部206は、画像提供部202から提供されたデジタル画像によってヒストグラムを生成する。次に、生成されたヒストグラムが特徴抽出部208に送られ、この特徴抽出部208によってヒストグラムの各種の特徴が測定、算出される。それらの特徴が最適露出確認部210に入力され、この最適露出確認部210によってそれらの特徴に基づいて露出の適切性が測定される。矢214で示すように、画像システム204は、最適露出画像212を獲得するまでヒストグラム生成部206、特徴抽出部208、最適露出確認部210が繰り返し動作するように、ループ式に動作する。最適露出確認部210は、ループの反復(loop iteration)毎に仮露出値Txを算出し、ヒストグラム生成部206へ出力する。
図3は、画像から生成したヒストグラムの例を示す。画像ヒストグラムは、強度による画像内ピクセル数の図形表現である。ピクセルの強度は、画像内に捕獲した光の一定のカラー、色相、明度、あるいは他の特質として表現できる。ヒストグラムは、その図に示す頂点302で形成されるものである。x軸304はビンからなり、各ビンは一定の強度値範囲を表す。ヒストグラムは、全ピクセルを調べ、ピクセル強度によって各ピクセルをビンに割り当てることで計算される。y軸306は、各ビンに属する、画像のピクセルの数量を示す。例えば、0から255の範囲の赤い色のチャネルの値を有する8ビットRGB画像に対応する256ビンの赤い色のチャネルのヒストグラムは、0の赤い色の値を示すビン1、1の赤い色の値を示すビン2などを有する。また、16ビンのヒストグラムの場合は、0から15の赤い色のチャネルの値を示すビン1、16から31の赤い色のチャネル値を示すビン2などを有する。
画像のダイナミック範囲は、ゼロ以外の最小信号値で割った最大可能信号値の比である。例えば、8ビットRGBディジタル画像の場合、最大信号値は255、ゼロ以外の最小信号値は1である。8ビット画像のダイナミック範囲は255となる。低ダイナミック範囲(low dynamic range,LDR)画像は、通常、ダイナミック範囲が255の8ビット画像である。しかし、拡張ダイナミック範囲(extended dynamic range,EDR)画像は、ダイナミック範囲が255より大きい画像である。
図2を参照して、ヒストグラム生成部206は、ディジタルLDR画像を受信し、仮LDR画像の仮LDRヒストグラムを1セット出力する。このことを行うことが可能である実施形態は多くありえるが、ここではそれらの一部を特定する。特徴抽出部208は、それらのLDRヒストグラムを受信し、仮画像の重要な特徴を示すことが可能なヒストグラムのパラメタを算出する。ヒストグラム生成部206の実施形態によっては、仮画像は画像システム204によって生成されることもあるし、されないこともある。画像システム204内の最適露出確認部210は、特徴抽出部208から受信する特徴を調べることにより、仮画像の適切な露出についてチェックする。露出がシーンに対して不適切であると確認された場合、最適露出確認部210は、露出値Txの新たな仮画像が生成されるように、次の仮画像のために新たな仮露出値Txを算出し、このTxをヒストグラム生成部206に提供する。異なる露出の新たな仮画像は処理されて、新たなヒストグラムが生成される。特徴が再び抽出され、露出の適切性が確認される。仮画像が適切な露出を有し、また出力の212として提供されるであると考えられるまで、このプロセスが繰り返される。
図4は、一実施形態のヒストグラム生成部206のブロック図である。このヒストグラム生成部206は、EDR画像生成部404、画像生成部406、およびヒストグラム算出部408により処理される相違露出の複数のLDR画像402を受信する。ヒストグラム生成部206は、LDRヒストグラム410を提供する。また、仮露出値Tx412が画像生成部406に提供される。
図5は、ヒストグラムを生成するためのプロセスを説明するフローチャートである。ブロック502において、段階露出モードまたは同一シーン且つ相違露出の画像を獲得するための他の任意の方式を用いて、相違露出の複数のLDR画像を獲得する。EDR画像は、ブロック504においてLDR画像から生成される。EDR画像によって、相違露出のLDR画像を多く格納するメモリの利用が減少される。これは、予め定められた範囲内の露出のLDR画像がEDR画像から得られることによるが、そのEDR画像はLDR画像の最小露出値Tminと最大露出値Tmaxから決められた範囲を有する。次に、ブロック506において、仮露出値Txの一つのLDR画像をEDR画像から獲得する。Txは予め定められた範囲内になる。ブロック508において、その画像のLDRヒストグラムは前記一つのLDR画像から生成される。
図6は、相違露出の3つのLDR画像から形成したEDR画像の例を示す。増大する露出の3つのLDR画像が図6の左側に示してある。含まれる画像は、最小露出T1(最も暗い)のLDR 1 602、露出T2のLDR 2 604、および最大露出T3(最も明るい)のLDR 3 606である。これらのLDR画像は図6の右側に示すEDR画像608を構成する。この例では、各LDR画像は8ビットRGB画像である。したがって、生成されたEDR画像は10ビットRGB画像である。1を超える数であるかぎり、異なる数のLDR画像を用いてEDR画像を構成してもよい。したがって、この記述は、EDR画像を構成する方法を限定するものではなく、概念の把握しやすいように説明を簡略化している。
図7は、3つのLDR画像602、604、606からEDR画像608を作成するプロセスを示す。3つのショットで最も明るい露出T3のLDR 3 606は、最初の入力をシステムに提供する。LDR画像は、画像獲得プロセス中にできた非線形歪みを含んでもよい。非線形歪みの一例としては、撮像装置内で発生するものであるが、その撮像装置では、アナログ回路が、信号レベルにしたがって変化する増幅ゲインを有してもよい。第2の例としては、撮像装置の検知ノードが、信号レベルにしたがって変化するキャパシタンス値を有している。第3の例としては、LDR写真が、一般的にコンピュータ表示に対応するディジタル画像を生成する際に発見されるγ前歪みを受ける。LDR 3 606は線形化部702によって処理されるが、該線形化部は非線形歪みを排除するように、線形化関数を各ピクセルの強度値に適用する。線形化関数は、画像を非線形画像から線形画像に変換させる。以下に、γ関数とそれに対応する逆γ関数との例を示す。γ関数は:
Figure 2014233075
逆γ関数は:
Figure 2014233075
次に、線形化されたLDR 3の強度値は、マッピング部704によって低露出値T2へマッピングされる。T2は、ダーク画像LDR 2 604の露出値である。これは、非線形化されたLDR 3 606が線形化部702によって既に線形化されているので、T3に対するT2の比率(即ち、T2/T3)を掛ける乗算によって行う。結果としての画像は非線形化部706によって処理される。この非線形化部706の出力は、組合せ部1 708によってLDR 2 604の強度値と組合せられる。
その組合せは非線形化部706の出力内の「ブライトピクセル」をLDR 2 604のピクセルで置換することによって行い、1つの出力画像を形成する。非線形化部706の出力内の「ブライトピクセル」とは、少なくとも1つのカラーチャネルが第1既定閾値(例えば、0から255の強度値に対しては、127)より大きい強度値を有するピクセルである。組合せ部2 710は、LDR 2 604内の「ディマーピクセル」を組合せ部1 708の出力内のピクセルで置換する。LDR 2 604内の「ディマーピクセル」とは、少なくとも1つのカラーチャネルが第2既定閾値より小さい強度値を有するピクセルである。その第2既定閾値は第1既定閾値同じであっても同じでなくてもよい。組合せ部1 708と組合せ部2 710による組合せ処理は、LDR 2内の「ディマーピクセル」を非線形化部706の出力で置換することと相等である。ただし、これは、上記非線形化部706の出力が「ブライトピクセル」ではない場合に限り、あるいは「ブライトピクセル」ではない場合だけに限る。
この処理では、下記の画像アーチファクトは除去される。シーンが単調にフレームにわたって徐々に変化する明度を有している場合、LDR 2 604のピクセルはピクセルがディマーになる非線形化部706の出力で置換される。しかし、線形化あるいは非線形化処理における不精確性のために、非線形化部706からの出力は想定されるよりも若干明るい。結果の画像に現れるのは、シーンの明度が閾値を超えるエッジである。非線形化部706の出力がより明るくないことを組合せ部708はチェックして確認するが、そうでなければLDR2のピクセルはそのまま保持される。
組合せ部710の出力画像は上記LDR 3 606と同様に処理されるが、マッピング部712によって更に低い露出値T1にリマッピングされる。T1は最も暗い画像LDR 1 602の露出値である。2つの組合せ部708、710への第2の入力画像はLDR 1 602に変更される。次に、第2組合せ部2 710での出力画像は線形化部702によって処理される。結果の画像は、乗算部714によって乗数Nと乗算される。Nは、複数のLDR画像の最大露出値Tmaxの最小露出値Tminに対する比率である(即ち、Tmax/Tmin)。10ビットEDR画像608はこの乗算部714によって生成される。
図4を参照して説明すると、EDR画像がEDR画像生成部404から生成された後、仮露出の仮LDR画像が画像生成部406から生成される。LDR画像の仮露出値は、EDR画像の作成に用いられる複数のLDR画像の最小および最大露出値の間の値である。例えば、図8に示すように、3つのLDR画像802、804、806がEDR画像から抽出される。これらの三つの画像は、それぞれTmin(最小露出値)とTmax(最大露出値)との間の値の露出を有する。
図9は、EDR画像808からLDR画像806を生成する方法を示す。図7に示したものと同様に、先ず、EDR画像808の強度値を乗算部714によって処理される。該乗算部714において、EDR画像808の強度値を乗数1/Aに掛ける乗算を行う。Aは、LDR 3画像806の仮露出値に対する最大露出の比率である。乗算されたEDR画像は、非線形化部706およびクランピング部902によって処理される。該クランピング部902は、画像がLDR画像になるように、その画像の強度値のクランピングを行う。例えば、システムがLDR画像を8ビット画像として定義する場合、そのシステムは非線形化されたLDR画像806の強度値を最大値255にクランプする。LDR 3 806はクランピング部902の出力である。
図4を参照して説明すると、ヒストグラム算出部408は、画像生成部406によって作成された仮LDR画像を受信し、仮LDR画像と仮露出値Txとに基づいて仮LDRヒストグラムを算出する。図10は、LDR画像1002から、赤い色のチャネル1004、緑い色のチャネル1006、青い色のチャネル1008、および輝度チャネル1010の4つの相違強度のチャネルに対応する4つのLDRヒストグラム1004、1006、1008、および1010を算出する場合を示す。他の色域ヒストグラム、例えばHSVヒストグラムやCMYKヒストグラムも算出可能であるが、該図面には示されていない。
図11は、ヒストグラム生成部206の他の実施形態を示す。このヒストグラム生成部206は、EDR画像からEDRヒストグラムを作成し、更に、仮LDR画像を作成する代わりに、EDRヒストグラムから仮ヒストグラムを作成する。次に、前述の実施形態のように、ヒストグラム生成部206は仮LDRヒストグラムを1セット作成する。前述の実施形態と同様に、EDR画像生成部404において、相違露出のLDR画像402を用いてEDR画像を作成する。次に、EDR画像がDRヒストグラム生成部1102によって用いられ、EDR画像のピクセル強度値に基づいてEDRヒストグラムが作成される。次に、ヒストグラム算出部1104において、仮露出値Tx 412を用いて、EDRヒストグラムからLDRヒストグラム410が算出される。
ヒストグラムは通常、一定の露出値の画像から生成される。本実施形態では、LDR画像を生成することなく、LDRヒストグラムはEDRヒストグラムから直接生成できる。特定の露出値でEDRヒストグラムから生成されたLDRヒストグラムは、同一露出値のLDR画像から生成されたLDRヒストグラムに対応する。したがって、特定の露出値を有するLDRヒストグラムは、その特定の露出値の画像から生成される同一LDRヒストグラムとして定義される。
図12は、LDRヒストグラム生成のプロセスを示すフローチャートである。先ず、ブロック1202において、相違露出の複数のLDR画像を獲得する。ブロック1204において、EDR画像を用いてEDR画像を生成する。次に、ブロック1206において、そのEDR画像からEDRヒストグラムを算出する。最後に、ブロック1208において、仮露出値Txを用いて、LDRヒストグラムを生成する。
図13は、EDRヒストグラムを作成する場合を示す。EDRヒストグラムは、LDRヒストグラムがLDR画像から算出されるのと同一方法で算出される。各ビンに属するEDR画像内のピクセルの数量がカウントされて、各ビン対応のEDRヒストグラムのy値になる。図13の左側に、EDR画像1302の例を示す。EDR画像1302のピクセル強度値を用い、4つのEDRヒストグラム1304、1306、1308、1310が生成される。図13の右側には、それぞれ赤い色、緑い色、青い色、輝度(明度)チャネルの4つの強度チャネルに対応する4つのヒストグラムを示す。
図14は、EDRヒストグラム1402および複数のLDRヒストグラム1404、1406、1408を示す。8ビットLDR画像からなる10ビット画像に対しては、EDR画像から生成したEDRヒストグラム1402が0から1023までのビン値を有する。EDRヒストグラムから抽出されたLDRヒストグラム1404、1406、1408は0から255までのビン値を有することになる。EDRヒストグラムからのLDRヒストグラムの抽出は、EDR画像からLDR画像が抽出される場合と同様に行われる。
図15は、EDRヒストグラム1402からLDRヒストグラム1404を抽出する場合の実施形態を示す。図9と同様に、図15は、EDRヒストグラム1402が乗算部714、非線形化部706、クランピング部902によって処理され、それによってLDRヒストグラム1 1404が作成される場合を示す。まず、EDRヒストグラム1402のビン値を乗算部714によって処理され、そこで、その値は乗数1/Aに掛ける乗算を行う。AはLDRヒストグラム1 1404の仮露出値に対する最大露出の比率である。その後、乗算されたEDRヒストグラムは、非線形化部706およびクランピング部902によって処理される。該クランピング部902は、結果のヒストグラムのビン値を最大値である255にクランプする。
複数のLDR画像からEDR画像が合成される場合の概念と同様、EDRヒストグラムも複数のLDRヒストグラムから合成できる。したがって、このプロセスは可逆的でもあるので、EDRヒストグラムからLDRヒストグラムを抽出することできる。EDRヒストグラムの2つの相違ビンをLDRヒストグラムの同一ビンにマップできる。この場合、EDRヒストグラムの両ビンの数量が合計されて、LDRヒストグラムのビンの数量が生成される。一般に、同一LDRヒストグラムビンにマップする全てのEDRヒストグラムビンの数量が合計されて、LDRヒストグラムビンの数量が生成される。
図16は、EDRヒストグラム1602から、4つの相違露出値T1、T2、T3、T4を用いてLDRヒストグラム1 1604、LDRヒストグラム2 1606、LDRヒストグラム3 1608、およびLDRヒストグラム4 1610をそれぞれ作成する場合を説明する図である。各LDRヒストグラムは、上記の同一の露出値でLDR画像のピクセル強度から算出されるLDRヒストグラムを表している。
前述の実施形態と比較して、本実施形態は、プロセッサの少ないメモリスペースを使用するメリットを有し、また、処理時間も減少される。これは、ヒストグラムを格納するのに用いるメモリが、それに対応する画像のメモリよりも著しく小さいことによる。更に、LDRヒストグラムをEDRヒストグラムから抽出する場合よりも、画像からのヒストグラムの算出は著しく多い計算ステップとメモリスペースを要する。プロセッサのメモリ容量はかなり限定されているもので、より少ないメモリスペースを使用することによって、スペースを他の処理や目的に使用することができる。処理時間を短縮することによって、反応時間を速めて最適露出レベルのシーンを撮像することができる。したがって、他の実施形態と比較して、本実施形態は計算効率の点でメリットを有している。
図17のブロック図に示すように、第3実施形態では、LDRヒストグラムを相違露出の一連のLDR画像をEDR画像から生成することによって生成する。前記の二つの実施形態と同様、本実施形態では、EDR画像が生成される。EDR画像生成部404によるEDR画像の合成のために、相違露出の第1複数LDR画像402が必要である。第2複数LDR画像は複数画像生成部1702および複数ヒストグラム算出部1704によって生成され、第2複数LDR画像のそれぞれからLDRヒストグラム410を形成する。ヒストグラム選択部1706は仮露出値Tx412を利用して、システムから提供されるLDRヒストグラム410を選択する。
図18は、本実施形態のプロセスを更に詳しく示す。前記二つの実施形態において記述したように、ブロック1802において相違露出の第1複数LDR画像を得て、ブロック1804においてそれらを用いてEDR画像を生成される。次に、ブロック1806において、EDR画像から相違露出の第2複数LDR画像が生成される。これらの生成されたLDR画像の露出は、ブロック1802で得られたLDR画像の露出と同一であってもよいし同一でなくてもよい。ブロック1808において、LDR画像のピクセル強度に対応するLDRヒストグラムを各画像から算出する。ブロック1810において、特定の露出Txを有する任意の特定のLDR画像に対応するLDRヒストグラムを、複数のLDRヒストグラムの中から選ぶ。最適露出確認部210(図2参照)によってこのセットに対応する画像の露出値が不適切と確認された場合は、LDRヒストグラムを再選択することができる。
図19は、図18に示す実施形態におけるブロック1806において対応ヒストグラムを生成するために用いられた、各々相違露出を有する4つのLDR画像LDR 1 1902、LDR 2 1904、LDR 3 1906、LDR 4 1908を示す。この例では、各LDR画像に対応する多くのヒストグラムが相違カラーチャネルから生成されている。簡略にするため、ここでは入手可能な多種のチャネルのうちで赤い色のチャネルからのヒストグラムだけを示す。示されているのは、LDR 1 1902、LDR 2 1904、LDR 3 1906、LDR 4 1908にそれぞれ属する赤い色の1 1910、赤い色の2 1912、赤い色の3 1914、赤い色の4 1916である。
図20は、図17に示す前記実施形態と同様の他の実施形態を示す。ブロック2002において相違露出のLDR画像を獲得する。これらのLDR画像は次のブロック2004においてEDR画像を生成されるために用いられる。次に、ブロック2006において、相違露出の複数のLDR画像が生成される。これらのLDR画像の露出値は、ブロック2002で得られたLDR画像の露出値と同一であってもよいし同一でなくてもよい。第3のプロセス実施形態で述べたように、生成された全画像に対応するヒストグラムを作成する代わりに、ブロック2008において、1つのLDR画像を複数のLDR画像から選ぶ。次に、ブロック2010において、この画像のLDRヒストグラムを作成する。最適露出確認部210(図2参照)によって該画像が不適切な露出値を有すると確認された場合は、LDRヒストグラムを再選択することができる。
図21は、他の実施形態を示すが、前記第2のプロセス実施形態の若干異なるバリエーションである。ブロック2102において相違露出のLDR画像を得て、ブロック2104において、そのLDR画像はEDR画像を生成されるために用いられる。次に、ブロック2106において、そのEDR画像のピクセル強度値を用いてEDRヒストグラムが算出される。次に、ブロック2108において、そのEDRヒストグラムから、相違露出値に類似した複数のLDRヒストグラムを生成する。次に、ブロック2110において、仮露出値のLDRヒストグラムが選択される。最適露出確認部210(図2参照)によってその仮露出値に対応するヒストグラムが不適切な露出値を有すると確認された場合、相違露出値に対応するLDRヒストグラムを再選択することができる。特定の露出値を有するLDRヒストグラムは、その特定の露出値の画像から生成される同一LDRヒストグラムとして定義される。
図22は、他の実施形態を示す。前記の実施形態と異なり、本実施形態ではEDR画像を必要としない。ブロック2202において、相違露出の複数のLDR画像を獲得する。それらを用いてEDR画像を合成する代わりに、ブロック2204において、それらの各画像からLDRヒストグラムを算出する。次に、ブロック2206において、それらの複数のLDRヒストグラムからEDRヒストグラムを生成する。複数のLDR画像からのEDRヒストグラムの生成は、図6、7、8で述べた一連のLDR画像からのEDR画像の生成と同様である。ブロック2210において、仮露出値TxのLDRヒストグラムはEDRヒストグラムから生成できる。Txは、複数のLDR画像の最低露出値から最大露出値までの既定範囲でなければならない。最適露出確認部210(図2参照)によって現露出値のシーンの画像が不適切な露出値を有すると確認された場合、新たなTx露出値を用いることができる。特定の露出値を有するLDRヒストグラムは、その特定の露出値の画像から生成される同一LDRヒストグラムとして定義される。
図23は他の実施形態を示す。ここでは、ブロック2302において、LDR画像を撮像装置202(図2参照)から獲得する。続いて、ブロック2304においてLDRヒストグラムを生成する。最適露出確認部210(図2参照)によって画像が不適切な露出値を有すると確認された場合、他の画像を撮像装置202から獲得することが可能で、上記工程は繰り返される。
画像システム204内のヒストグラム生成部206、およびその各種の実施形態が説明された。次に、ヒストグラム特徴抽出部208、あるいは略称の特徴抽出部208、について説明する。
代表的な屋外昼光写真は、通常、空(sky)の部分、写真の主要なフォーカスである優位被写体、適切に露出しなければならない明るいオブジェクトを含む。周囲環境によっては、被写体はハイライト内にあるかもしれないし、ないかもしれない。空の一部が写真に存在することによって、画像システムの自動露出は写真を露出不足にして、その被写体を過度に暗くする可能性がある。したがって、被写体が写真のフォーカスである場合、空が存在する時でも、画像を適切に露出する必要がある。一方、明るいオブジェクトが写真内にある場合、ハイライト中にない優位被写体にフォーカスを単に当てることで、露出を増大し、明るいオブジェクトが白っぽくなる可能性がある。したがって、写真内に空がある場合であっても優位被写体と明るいオブジェクトを両者に対応する露出を実現するにはバランスをとる必要がある。
適切に露出された画像を実現するために、画像システム204は、図2に示す特徴抽出部208を含む。特徴抽出部は、最適に露出された画像に必須である3つの特徴、即ち、空の存在、優位被写体、及び明るいオブジェクトを識別する。これらの特徴は、それぞれ空の峰(Sky−Peak)、重要な峰(Significant−Peak)、右の峰(Right−Peak)と呼ぶ。
図24に示すように、特徴抽出部208は、それぞれ空の峰検出部2404、重要な峰検出部2406、右の峰検出部2408を含んでもよい。これらの各種の検出器は、画像のヒストグラムを調べ、特定の特性を抽出する。
これらの主な特徴、即ち空の峰、重要な峰、右の峰は、画像が最適露出を有する場合、ヒストグラムの内容へのガイドを提供する。これらの3つの特徴は、ガイドとしてのものであり、本質的に制限するためのものではない。以下に、これらの特徴とこれらが画像内で表すものを理解するために、ヒストグラム内の峰を構成するものについて説明する。
峰は、ヒストグラム内で1つだけのローカル極限を有する連続する頂点のグループとして定義されてもよい。ヒストグラム内で見られる3つの相違するタイプの峰を図25a〜図25cに示す。第1タイプの峰として峰1 2502が図25aに示されている。図25aは、ヒストグラムの一部分を示すが、その部分の頂点の各側面には、小さいy値を有する頂点が置かれている。その峰の最上点は山頂2410、峰の左側の最下点は峰の左尾2508、右側の最下点は峰の右尾2512と呼ぶ。図25bは、ヒストグラムの最右端にだけ見られる第2タイプの峰を示す。峰2 2504は、最後のビンにおいて山頂2510を有する。峰2504は、右尾を有しておらず、峰の最下点を表す左尾2508だけを有している。最後は、図25cに峰3 2506を示してある。これはヒストグラムの最左端にだけ見られる。峰3の山頂2510はヒストグラムの先頭ビンにある。山頂2510は、左尾を有していないが、峰の最下点を表す右尾2512を有している。峰の左と右の尾は常に山頂のそれよりも低くなければならない。尾の直左と右の頂点はその尾自体よりも高くなければならない。山頂の直左と右の頂点は山頂自体よりも低くなければならない。本明細書において使用している共通用語はヒストグラム内の右端峰である。実際には、それは、ヒストグラム内の右端山頂を有する峰である。
図24を参照して説明すると、特徴抽出部208は、ヒストグラム2402を受信し、そのヒストグラム内の特徴を抽出する。3つの主要な検出器2404、2406、2408は、ヒストグラムの主要な特徴2410を検出、測定する。最適露出確認部210において、特徴の山頂のビン値を既定閾値と比較することによって、これらの特徴が用いられる。
屋外昼光写真の場合、写真に空が部分的に存在することによって、通常、代表的な撮像装置の自動露出は写真の残部を暗くする。開示される露出制御において、空の領域からの露出制御に対する影響が低下される。開示される方法では、まず空の領域を識別し、続いて、露出制御算出において低い重み付け係数を排除するか、あるいは空領域内のピクセルに対応するヒストグラムのビンに割り振る。
通常、昼光写真の空の領域は明るい。空の領域の第1特性としては、その領域は一般的に画像内においてブライトピクセルで構成されている。第2特性として、空の領域は、通常、青い色か緑い色の色相で支配されている。一般に、RGB色域で表現されている場合、空の領域はRGBのG値および/またはB値によって支配されている。HSV色域の場合、峰は、色相チャネルの青い色の領域近傍、例えば、対応する高V(明度)の約240度に現れる。YCrCb色域の場合は、明るい青い色は高ポジティブCbで表現される。そのような検出は色域に限定されず、本実施形態ではRGB色域が用いられる。この一対の特性は緑い色と青い色のヒストグラムの右側端で峰に達する。空の峰という用語はそのような観点で定められており、その確認について以下に詳述する。
特徴抽出部208の第1構成要素は空の峰検出部2404である。図26は空の峰検出部2404のプロセスの実施形態を示す。まず、ブロック2602において、空の峰検出部は、3つのチャネルのヒストグラム(赤い色、緑い色、青い色)のセットにおいて右端峰を検出する。次に、確認ブロック2604において、青い色のヒストグラムの右端峰を緑い色のヒストグラムと比較し、二つの峰が互いに相似しているかをチェックする。二つの峰については、その3つのポイント(左尾、山頂、または右尾)のうち2つのポイントが1ビン以内離間であれば、それらが十分に相似しているといわれている。更に、類似ポイントにおける数量は一定の許容度合以内で十分に近似しているべきである。例えば、峰Aの左尾がビン3、山頂がビン5、右尾がビン8にあり、そして、峰Bの左尾がビン2、山頂がビン4、右尾がビン6にある場合、左尾と山頂における数量が互いに、例えば10%などの差があるような許容可能な範囲内にあるかをチェックする。それらがそうである場合、峰Aは峰Bと相似していると考えられる。青い色の右端峰が緑い色の右端峰と相似していると確認された場合、ブロック2614において、画像に空が存在し、ヒストグラム内にその空が対応する空の峰を含むと結論づけられる。
青い色の右端峰が緑い色の右端峰と相似していないと確認された場合、ブロック2606において、赤い色のヒストグラムの右端峰を青い色のヒストグラムの右端峰と相似性についてチェックする。赤い色の右端峰が青い色のヒストグラムと相似していると確認された場合、次に確認ブロック2608において青い色の右端峰の山頂を赤い色の右端峰の山頂と比較し、青い色のほうが高いか否かを確認する。青い色のほうが高い場合、空の峰が存在する。しかし、赤い色の右端峰が青い色のに相似していない場合、あるいは、それらが相似しているが青い色の山頂が赤い色のものよりも高くない場合、更に他の比較を行う必要がある。
確認ブロック2610における第三の比較では、青い色のヒストグラムの右端峰の山頂が、赤い色の右端峰と緑い色の右端峰の両山頂よりも高いか否かをチェックする。青い色の山頂のほうが高い場合、空の峰が存在する。そうでない場合、第四の比較を行う必要がある。確認ブロック2612において、空の峰の検出部は、青い色のヒストグラムの最終頂点が赤い色および緑い色のヒストグラムの最終頂点より高いか否かをチェックする。赤い色および緑い色のヒストグラムの最終頂点が青い色のヒストグラムの最終頂点より低い場合、空の峰が存在する。しかし、全ての基準を満足しない場合、ブロック2616において、ヒストグラムには空の峰が存在しないので、結果として画像に空が存在しないと結論づけられる。
図27a〜図27b、図28a〜図28b、図29a〜図29c、図30a〜図30cは、空の峰が存在するかを確認するために用いる基準を示す。図27aと図27bには、図26に示したプロセスの確認ブロック2604で、青い色と緑い色の右端峰の比較の第1規準を示す。図27aは特定画像の緑い色のヒストグラム2702を示し、図27bは同画像の青い色のヒストグラム2706を示す。図27aと図27bでは、それぞれ、緑い色と青い色の右端峰が点線円を用いて強調表示してある。図27aと図27bに示すように、これらの両ヒストグラムの右端峰は相似しているが、それは空の峰が存在していることを表している。
図28aと図28bにはそれぞれ特定画像の赤い色のヒストグラム2802と青い色のヒストグラム2808とを示す。図28aの赤い色のヒストグラム2804の右端峰を図28bの青い色の右端峰2810と比較し、これらが相似しているかを確認するためにチェックする。両峰が相似せず、両ヒストグラムの右端峰の赤い色の山頂2806よりも青い色の山頂2812が著しく高いことがチャックから分かるが、これは空の峰が存在することを示唆している。
図29a、図29b、図29cは、図26のフローチャートの確認ブロック2610で用いられるヒストグラムを示す。図29aは右端山頂2904を含む赤い色のヒストグラム2902を示し、図29bは右端山頂2908を含む緑い色のヒストグラム2906を示し、図29cは右端山頂2912を含む青い色のヒストグラム2910を示し。目視検査をすれば、青い色の山頂2912が最も高いことが分かるが、これは空の峰の存在を示唆している。
図30a〜図30cは、図26のフローチャートの確認ブロック2612で用いられるヒストグラムを示す。図30a、図30b、図30cは、それぞれ、最終頂点3004を含む赤い色のヒストグラム3002、最終頂点3008を含む緑い色のヒストグラム3006、最終頂点3012を含む青い色のヒストグラム3010を示す。見て分かるように、青い色の最終頂点3012は赤い色の最終頂点3004と緑い色の最終頂点3012の両者よりも高い。したがって、空の峰が存在する。
特徴抽出部208は重要な峰として呼ばれる特徴を抽出する。この重要な峰は、画像中の優位被写体を示す。視覚的にアピールする画像にとっては、このディテールは過度に明るくなるべきではないし過度に暗くなるべきではない。この特徴は、画像が適切な露出を有しているか否かを確認するために用いることができる。図31は、重要な峰パラメタを検出するためのプロセスを示す。まず、ブロック3102、3104、3106、3108において、4つのチャネルすべてのヒストグラムの最も高い峰が検出される。これらの峰は、必ずしも空の峰に対応してはならず、非空の峰として呼ばれる。ブロック3110において、各々のヒストグラムからのこれらの最も高い非空の峰から、右端山頂を含む各峰を重要な峰3112として選択する。
図32は、重要な峰検出の図解例を示す。最も高い非空の峰3204を含む赤い色のヒストグラム3202、最も高い非空の峰3208を含む緑い色のヒストグラム3206、最も高い非空の峰3212を含む青い色のヒストグラム3210、及び最も高い非空の峰3216を含む輝度のヒストグラム3214が示されている。目視検査をすれば分かるように、赤い色の山頂が最終ビンにあり右端山頂となっており、このように赤い色の峰3204は重要な峰としてラベリングされる。例えば、画像が露出不足とされている場合、フォーカスの被写体は通常暗いので、写真から算出された重要な峰の山頂のビン値はダークビンに配置される可能性がある。
特徴抽出部208から抽出されえる最終特徴は右の峰である。これは、重要な峰の実施形態になりえるし、または独立して用いることができる。この右の峰は、画像内の明るいオブジェクトを表す。最適露出の画像は、過度に明るくないし過度に暗くもないこのディテールを有するはずである。図33は、右の峰検出部によるヒストグラムからの右の峰の測定と検出の方法を示す。空の峰に対応しない右端峰は、ブロック3302、3304、3306、3308において、それぞれの4つのヒストグラム内で検出される。4つの右端非空の峰がすべて検出された場合、ブロック3310において、最も高い山頂を有する峰が確認され、ブロック3312において右の峰としてラベリングされる。
図34は、図33に示したプロセスの図式表現である。図34の左側に示すように、同一画像の赤い色のヒストグラム3402、緑い色のヒストグラム3406、青い色のヒストグラム3410、輝度のヒストグラム3414が解析される。空の峰に対応しない各ヒストグラムの右端峰は、それぞれ、赤い色、緑い色、青い色、輝度のヒストグラムの3404、3408、3412、3416として示されている。図34の右側に示すように、峰3412の青い色の山頂は、最も高く、右の峰としてラベリングされる。例えば、画像が露出不足とされている場合、フォーカスの被写体は通常暗いので、そのような写真から算出された右の峰の山頂のビン値は暗いビンに配置される可能性がある。
視覚的にアピールする画像は過度に暗いものでも過度に明るいものでもないほうがよい。また、その画像中のオブジェクトが十分な対比を有するべきである。オブジェクトがが白っぽくなるか過度に暗くなる場合、オブジェクトとその最大明暗ポイントとの違いがほとんどない。更に、準最適露出を画像に適用した場合、写真内のディテールを失うことになる。
望ましい写真を獲得するためには、4つの基準を用いて、画像が最適露出を有しているか否かを確認することができる。第一に、写真内の暗い領域は画像全体の大きな割合を占めるべきではない。第二に、写真に空の部分を含んでいる場合、画像の空と残部との間に十分な対比があるべきである。第三に、空の部分ではない写真の最も明るい被写体あるいは重要なディテールは、その最も明るいポイントとオブジェクトの残部との間に十分な対比を有しているべきである。最後に、写真内のオブジェクトのディテールはが白っぽくなるべきではないし過度に暗くなるべきではない。
画像は3種類のピクセル、具体的には、ダークピクセル、中間範囲ピクセル、ブライトピクセルによって定義できる。例えば、8ビットRGB画像の場合、ダークピクセルは多分に50より低いRGB値を有し、ブライトピクセルは少なくても200より高いRGB値の一つを有し、中間範囲ピクセルは50〜200の間に属するRGB値を有するピクセルである。中間範囲ピクセルは、ダークピクセル範囲とブライトピクセル範囲に属する若干のピクセルと重複してもよい。本実施形態では、これらの3つの範囲は厳密に排他的ではなく重複する。最適に露出された画像の場合、空は大部分ブライトピクセルで構成されが、殆どのオブジェクトは主に、小さい比率でダークピクセルからなる画像を有する中間範囲ピクセルで構成される。
図35は、最適露出確認部210に対応する実施形態を示す。ある画像の、ヒストグラム生成部206や他の手段から生成されたヒストグラム2402、および特徴抽出部208や他の手段によってヒストグラムから抽出された特徴2410が提供されているが、両者とも画像が適切な露出を有しているか否かを確認するためである。
最適露出確認部210は、暗闇の詳細確認部3502、空の対比確認部3504、峰の対比確認部3506、及び複数のディテールを検出する検出部であるフラクト(Fluct)確認部3508を含み、上記4つの基準を測定する。すべての4つの測定によって、画像が適切露出を有しているか否かを確認し、そして画像212を生成する。
前記基準は、暗闇の詳細、空の対比、峰の対比、フラクトと呼ぶ。各基準は、まず確認され、それから、4つの各チャネルのヒストグラムの最適露出を確認するように、既定閾値と比較される。最適露出の確認するために用いられる測定を以下に示す:
(a)暗闇の詳細: ダークピクセルと、ダークピクセルと中間範囲ピクセルの集合との間の比率を検出する。
(b)空の対比: 空が存在する場合、空の暗い部分とその優位明度との対比を調べる。
(c)峰の対比: 画像内での重要なディテールの明るい部分とその優位明度との間の対比を検出する。
(d)フラクト: 写真内の多数のディテールの存在を検出する。
暗闇の詳細は、画像のダークピクセルと、ダークピクセルと中間範囲ピクセルの集合との間の比率を検出する。この比率は、画像が適切な対比を有するか否かを確認するために用いられる。例えば、暗闇の詳細を検出するには2つの方法がありえるが、用いる方法はヒストグラムにおける空の峰の存在によって選択する。図36は、暗闇の詳細確認部3502によって処理される8ビンのヒストグラムの例を示す。ブロック3602において、ヒストグラムの最初の二つの頂点の数量を算出する第1合計を検出する。これはダークピクセルを構成する。確認ブロック3604において、前記ヒストグラムをチェックして、空の峰の存在を確認する。空の峰が存在しない場合、8ビンのヒストグラムを3分割する。最初の二つの頂点をダークピクセルとして分類するが、最後の二つのビンはブライトピクセルとなる。中間範囲ピクセルは2番目〜7番目のビンとなる。中間範囲ピクセルとダークピクセルとの間のビンと、中間範囲ピクセルとブライトピクセルとの間のビンに重複が生じる。3箇所が重複しない他の実施形態も用いることができる。中間範囲ピクセルは3番目のビンと6番目のビンとの間に存在することになる。空の峰が存在する場合、ブライトピクセルは空の峰を表すビンに入れられると想定されるが、最初の2つの頂点は依然ダークピクセルとして想定される。中間範囲ピクセルはダークピクセルとブライトピクセルとの間のビンに入れられることになる。本実施形態では、中間範囲ピクセルはダークピクセルとブライトピクセルとの間のビンに入れられるが、この場合はダークピクセルの最終ビンと空の峰の最初のビンとを含む。他の実施形態では、空の峰と重複しない中間範囲ピクセルも用いることができる。
第1基準の暗闇の詳細3612を検出するには、ダークピクセルと中間範囲ピクセル両方の数に対するダークピクセルの数の比率を検出する。空の峰が存在しない場合、これは、ステップ3602において検出した最初の2つの頂点の数量の合計対ステップ3606において確認した最初の6つの頂点の数量の合計の比率3610を得ることによって行われる。一方、空の峰が存在する場合、ステップ3608において、中間範囲ピクセルの上限が6番目のビンから空の峰の左尾にシフトする。
図37aと図37bは、空の峰が存在しないヒストグラム3702を示す。図36のフローチャートのブロック3602に対応する図37aに、8ビンのヒストグラムの最初の2つの頂点3704の数量の第1合計がある。次に、図37bに示すように、図36の処理ブロック3606に基づいて、最初の6つの頂点3706の数量の第2合計が算出される。第1合計3704と第2合計3706の比率は、暗闇の詳細、即ち、ブライトピクセルを除く、画像のダークピクセルと全ピクセルとの間の対比を表す。
図38aと図38bは、空の峰3804を含むヒストグラム3802を示す。最初の2つの頂点のy値の第1合計3806は算出された。しかし、図38bに示すように、この方法での第2合計3808は、図36の処理ブロック3608に基づいて、最初の頂点から空の峰の左尾3810までの数量に対する加算を行う。暗闇の詳細は、第2合計3808に対する第1合計3806の比率を検出することによって確認される。暗闇の詳細は閾値と比較され、測定されている画像の露出が適切であるか否かを確認される。
空の対比は、空が存在する場合、空の暗い部分とその優位明度との対比を測定する。空の対比は、露出が増大する場合、ディテールが失われているか否かを測定する。それは、山頂に対する空の峰の左尾の比率として定義される。この場合、左尾は空の暗い部分を表し、山頂は空の優位明度を含むピクセルのビン値を表す。図39は、空の対比を測定するために空の対比確認部3504によって行われるプロセスを示す。まず、確認ブロック3902において、ヒストグラムがチェックされ、それが空の峰を有しているか否かを確認する。空の峰が存在する場合、ブロック3904において、空の峰の山頂のy値に対する左尾のy値の比率を算出する。ブロック3906において、この比率は空の対比の測定値として提供される。しかし、ブロック3908で示すように、空の峰が存在しない場合、空の対比は確認できない。
図40a〜図40bは、それぞれ空の峰を含む2つの相違の画像の2つのヒストグラムを示す。図40aは、最終頂点における山頂4006と左尾4004を含む空の峰を有するヒストグラム4002を示す。図40bは、山頂4012と左尾4010を含む空の峰を有するヒストグラム4008を示す。2つのヒストグラムの空の対比は、それぞれ4004対4006、4010対4012の比率である。現画像が適切露出を有するか否かを確認するには、空の対比は一定の閾値より低くなければならない。
峰の対比は、画像における重要なディテールの明るい部分とその優位明度との間の対比を確認する。これは、最適露出測定を行い、それによって、露出の増大に伴い、画像内の重要なディテールが白っぽくならないことを保証する。図41は、峰の対比を確認するプロセスを示す。確認ブロック4102において、ヒストグラムがチェックされ、それが空の峰を含んでいるかを確認する。含んでいる場合、ブロック4104において、空の峰に対応しない(あるいは非空の峰と称される)次の右端峰を検出する。空の峰が存在しなければ、ブロック4106においてヒストグラムの右端峰を検出する。次に、ブロック4108において、山頂の数量に対する4104または4106において検出された右端の非空の峰の右尾の数量の比率が算出され、その測定値がブロック4110において峰の対比として供給される。
図42a〜図42bおよび図43a〜図43bは峰の対比の確認について示す。図42aと図42bでは、ヒストグラム4202が空の峰についてチェックされる。空の峰4204が検出され、次の右端の非空の峰4206が検出される。次に、山頂4210の数量に対する右端の非空の峰4208の右尾の数量の比率を得ることにより、峰の対比を検出される。図43aと図43bの第2ヒストグラム4302では、空の峰がない。右端峰4304が検出される。峰の対比は、山頂4308の数量に対する峰4304の右尾の数量の比率である。現画像が適切露出を有することを確認するには、峰の対比は一定の閾値より低くなければならない。
最終的に、特定画像の露出が適切であるかを確認するために、最後の測定値Fluctが必要とされる。これは、ヒストグラムにおいて変動あるいは非平滑性として表される写真内の多くのディテールの存在を測定するものである。写真内の多くのディテールは、一定の最適露出内に保持する必要がある。ディテール数が過度に小さい場合、露出が適切ではない可能性がある。図44は、フラクト解析ためののプロセスを示す。ブロック4402内において、選択された頂点Aの数量とその直左右の頂点の平均値との間の絶対差が検出される。これは、ブロック4404、4406において、該当の頂点(頂点A)を変えることによって繰り返される。本例では3つの頂点についての絶対差が検出されているが、ビンのサイズや他の要素によっては任意数の頂点を用いることができる。次に、ブロック4408において全ての絶対差の合計が検出され、ブロック4410においてフラクトとして供給される。
例えば、図45a〜図45dに示すような一連の連続する頂点の場合、フラクトは、頂点とその直左右の頂点の平均値との間の全ての絶対差の合計として算出できる。図45a〜図45dは、8ビンを有するヒストグラム4502を示す。図45aに示すフラクト1は、頂点3 4506のy値と頂点2 4504、頂点4 4508の平均y値との間の絶対差である。図45bに示すフラクト2は、頂点4 4508の数量と頂点3 4506、頂点5 4510の平均値との間の絶対差である。図45cに示すフラクト3は、頂点5 4510のy値と頂点4 4508、頂点6 4512の平均値との間の絶対差である。図45dに示すフラクト4は、頂点6 4512と頂点5 4510、頂点7 4514の平均値との間のy値の絶対差である。そして、フラクトはフラクト1、フラクト2、フラクト3、フラクト4の合計である。写真内に多くのディテールが存在し、それによって露出が適切であることを確認するには、フラクトは一定の閾値より高くればならない。以上が測定値Fluctの算出の一例である。ヒストグラム曲線において小波が現れている限り、他の数式を提案してもよい。
上記の数式は以下のように表すことができる。
Figure 2014233075
提案可能な他の数式は以下を含む。
Figure 2014233075

Figure 2014233075
上で説明したように、4つのパラメタである暗闇の詳細、空の対比、峰の対比、フラクトは別として、ヒストグラムから抽出した特徴も露出の最適性を確認するために用いられる。特徴抽出部208の実施形態で述べたように、これらの特徴とは空の峰、重要な峰、右の峰である。これらの3つの特性を既定閾値と比較され、画像が最適露出を有しているか否かをチェックされる。
これらのパラメタと特徴が与えられる場合、多くの基準は、露出が準最適であるか否かを確認するために使用されてもよい。これらの基準によって、特徴とパラメタを既定閾値と比較する。これらの既定閾値は、実験において、特徴とパラメタに関して最良結果を供与することを発見した。ヒストグラムにおける非平滑性を測定するフラクトは除くが、分率や百分率に関して該パラメタは常に測定され、特徴はパラメタを検出するために用いられる。暗闇の詳細が半分より大きい場合、それはダークピクセルが画像の半分より多く占めており、該画像が過度に暗いと考えられ、露出が準最適であるということを意味する。空の対比が50%を超える場合、空全体と空の最も暗い部分との対比が不足しており、これは、露出過度のために画像のディテールが失われているということを意味する。他の露出過度の兆しは、峰の対比が50%を超える場合に現れる。
一方、ブライトピクセルとダークピクセルとの比率がバランス取れている場合、露出は最適に近い可能性がある。これは、空の対比が約1/5程度、暗闇の詳細が約1/3程度の場合に達成されるが、複数のディテールが現れる(高いフラクトによって示される)場合に露出が最適になる可能性がある。重要な峰と右の峰もヒストグラムの上半分にあり、露出が最適に近い場合に暗闇の詳細は1/5より小さいである。
重要な峰または右の峰の山頂に対応するビン値の閾値は、テストが露出不足の画像か露出過度の画像のいずれを対象にするかによって、低ビン値から高ビン値の間で変化してもよい。最適露出の画像に対して、暗闇の詳細に対応する閾値は通常70%より小さい値であるが、空の対比に対応する閾値は5%から60%の範囲で変化する。これは、テストが露出不足の画像か露出過度の画像のいずれを対象にするか、更に、空の対比と対となる他のパラメタが何であるかによるものである。複数のディテールが表れる場合、フラクトに対応する閾値は通常高い値で、これらの値は200を超え、また、峰の対比に対応する閾値は通常約50%である。
図46、47は、増大または低減させる露出を確認するための基準の使用方法の実施形態を示す。図46は、露出を増大させるか否かを確認するプロセスを示す。確認ブロック4602において、重要な峰または右の峰の山頂のビン値が3より小さいか否かをチェックする。テストがポジティブで、且つ確認ブロック4604内に、暗闇の詳細が55%より大きいことが検出される場合、ブロック4610において露出を増大させてもよい。しかし、確認ブロック4602でのテストがネガティブで、且つ確認ブロック4606内に、暗闇の詳細が45%より大きいことが検出される場合も、ブロック4610において露出を増大させてもよい。確認ブロック4608において、プロセスは、暗闇の詳細が35%より大きいか否か、且つ空の対比が5%より小さいか否かを確認する。テストがポジティブな場合、露出を増大させてもよいが、そうでなければ、露出を増大させない。
図47は、露出を低減させるか否かを確認するプロセスを示す。確認ブロック4702において、プロセスは、空の対比が50%より大きいか否かを確認し、また、確認ブロック4704において、プロセスは、空の対比が20%より大きいか否か、且つ暗闇の詳細が35%より小さいか否かを確認する。確認ブロック4706において、プロセスは、フラクトが200より大きいか否かを確認する。確認ブロック4708において、プロセスは、暗闇の詳細が35%より小さいか否かを確認し、ブロック4710において、プロセスは、重要な峰または右の峰の山頂のビン値が3より大きいか否か、且つ暗闇の詳細が20%より小さいか否かを確認する。確認ブロック4712において、プロセスは、峰の対比が50%より大きいか否か、且つ暗闇の詳細が45%より小さいか否かを確認し、また、確認ブロック4714において、空の対比が10%より小さいか否か、且つ峰の対比が50%より大きいか否かを確認する。
確認ブロック4702、4704のいずれかにおけるテストがポジティブな場合、確認ブロック4716において、露出が低減される。さもなければ、確認ブロック4706、4710の両方におけるテストがポジティブな場合、あるいは確認ブロック4706におけるテストがネガティブであるが、確認ブロック4708におけるテストがポジティブな場合も、露出が低減される。上記の条件のすべても満足しない場合、確認ブロック4712、4714からの結果が用いられる。いずれにおいてもテストがポジティブな場合、露出が低減される。
実施形態を具体例として説明し添付の図面に示したが、そのような実施形態は、単なる例に過ぎず、広範囲な本発明を制限するものではなく、更に、本発明は、他の種々の変形が可能であり、図示して以上に説明した特定の構成と配置に限定されるものではないことは当業者が理解すべきである。

Claims (1)

  1. 複数のピクセルを含む画像を解析する装置であって、
    前記画像を受信し、
    前記画像から、ピクセルの数量をピクセル強度に応じて表現するために、数量の組を求め、組における各数量は、ピクセル強度の異なるビンに属するピクセルを表現し、前記数量は、それらが属するピクセル強度に応じて配置され、
    および、前記画像の露出が、数量の組における変動を表現する大きさを求めることによって、前記画像の露出が適切であるかどうかを決定するために、数量の組を解析する、
    回路を、備えることを特徴とする装置。
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