JP2014232752A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容ケース14内の高電圧部40Hに収容ケース14外部の物体が接触することを防止する対策を講じる場合において、搭載対象の空間的な制約に縛られることなく、また、コストの増大を回避できる電子装置を提供することにある。
【解決手段】電池監視装置10は、収容ケース14と、収容ケース14内に収容され、低電圧部及び高電圧部40Hを有する回路基板12と、回路基板12の低電圧部に設けられ、収容ケース14に形成された開口部18bから収容ケース14の外部へと突出するように形成された第1の低圧コネクタ22とを備えている。また、電池監視装置10は、第1の低圧コネクタ22に取り付けられ、収容ケース14内において開口部18b及び高電圧部40Hの間を遮断するように絶縁体で形成されたコネクタカバー30を備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、筐体と、前記筐体内に収容され、低電圧部及び高電圧部を有する回路基板と、を備える電子装置に関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、複数個の単電池を収容する第1電池室と、複数個の単電池を収容する第2電池室と、制御ユニットを収容する制御室と、第1,第2電池室及び制御室を収容する外装ケースとを備える電池モジュールが知られている。詳しくは、この電池モジュールでは、仕切り又は隔壁によって制御室と第1,第2の電池室とが分離されている。これにより、外装ケース内において、第1,第2の電池室から制御室への異物の侵入を防止することができ、制御室内の回路での短絡を回避して安全性を向上させることができる。
特開2003−243049号公報
ところで、本発明者は、筐体と、筐体内に収容され、低電圧部及び高電圧部を有する回路基板と、回路基板の低電圧部に取り付けられ、筐体に形成された開口部から筐体の外部へと突出するように形成されたコネクタとを備える電子装置の安全性の検討を行った。詳しくは、この電子装置を、安全性について定められた法規に適合させる検討を行った。この法規は、筐体の開口部の縁部及びコネクタの間に形成された隙間を介して筐体外部から差し入れられた物体(例えば、細長状の物体)が高電圧部に直接接触することを防止するための法規(例えば、IEC60204)である。
電子装置をこうした法規に適合させるための対策として、例えば、工具によって着脱可能な保護カバーで電子装置を覆ったり、開口部の縁部及びコネクタ間に形成された隙間を密閉するような構造を備える電子装置を採用したりする対策が考えられる。
しかしながら、こうした対策を採用することができない場合がある。詳しくは、電子装置の搭載対象に空間的な制約があったり、保護カバーを含む部品及び保護カバーの組付工程の追加を回避したりするために、保護カバーで覆う対策を採用できない場合がある。なお、保護カバーを含む部品及び保護カバーの組付工程の追加を回避するのは、電子装置のコストの増大を回避するためである。
また、電子装置のコストの増大を回避するために、電子装置を密閉構造とする対策が採用できない場合がある。なお、密閉構造とするためにコストが増大するのは、密閉構造とするために筐体の外表面に特別な加工を施さなければならない等、電子装置を製造する際に精度の高い加工技術及び製造技術が要求されるためである。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、筐体内の高電圧部に接触することを防止する対策を講じる場合において、搭載対象の空間的な制約に縛られることなく、また、電子装置のコストの増大を回避できる電子装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、筐体(14)と、前記筐体内に収容され、低電圧部(40L)及び高電圧部(40H)を有する回路基板(12)と、前記回路基板の前記低電圧部に取り付けられ、前記筐体に形成された開口部(18b)から前記筐体の外部へと突出するように形成されたコネクタ(22)と、前記コネクタの前記筐体内の部分(22a)又は前記回路基板のいずれかに設けられ、前記筐体内において前記開口部及び前記高電圧部の間を遮断するように絶縁体で形成された遮断部(30)と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、遮断部を備えている。このため、開口部の縁部及びコネクタ間の隙間を介して筐体外部から高電圧部に向かって物体が差し入れられたとしても、この物体が高電圧部に到達することを遮断部によって阻止することができる。これにより、筐体外部から筐体内部の高電圧部に物体が接触することを防止することができる。
また、上記発明では、遮断部が筐体内に存在している。このため、電子装置の搭載対象に空間的な制約ある場合であっても、筐体外部の物体が高電圧部に接触することを防止することもできる。
さらに、上記発明では、コネクタの筐体内の部分、又は回路基板のいずれかに遮断部が設けられる構成を採用している。このため、電子装置を密閉構造とするために例えば筐体の外表面の加工が不要となる。このため、筐体外部の物体が高電圧部に接触することを防止する対策を講じるために、電子装置のコストが増大することを回避することができる。
電池監視装置の全体構成を示す斜視図。 電池監視装置の主要な構成を分解して示す分解斜視図。 回路基板の平面図。 遮断部材を示す斜視図。 図1の1−1線断面図。 図1の1−1線断面図。 関連技術にかかる電池監視装置の断面図。 関連技術にかかる電池監視装置の断面図。 その他の実施形態にかかるコネクタカバーの取り付け手法を示す図。 その他の実施形態にかかるコネクタカバーの取り付け手法を示す図。
以下、本発明にかかる電子装置を、複数の電池セルの直列接続体からなる組電池を監視する電池監視装置として具体化した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。ここで、本実施形態において、上記組電池は、車載主機としてのモータジェネレータの電力供給源となる。
まずは、電池監視装置の全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。
電池監視装置10は、主要な構成として、回路基板12(例えばプリント基板)と、回路基板12を収容する収容ケース14とを備えている。
収容ケース14は、その外形が扁平直方体状をなしている。収容ケース14は、第1のケース部材(以下、下側カバー16)と、下側カバー16に取り付けられる第2のケース部材(以下、上側カバー18)とを備えた上下分離型のケースである。
下側カバー16は、例えばアルミニウム等の金属材料により形成(より詳しくは、プレス成型)されている。本実施形態において、下側カバー16は、矩形板状の部材として形成されている。下側カバー16の周縁部には、上側カバー18に対する組み付け固定が行われる下側固定部16aが設けられている。下側固定部16aは、下側カバー16の面内において四隅付近の各位置にそれぞれ設けられている。本実施形態では、各下側固定部16aとして、ネジ挿通孔を想定している。
上側カバー18は、下側カバー16と同様に、例えばアルミニウム等の金属材料により形成(より詳しくは、プレス成型)されている。本実施形態において、上側カバー18は、扁平直方体状をなしており、その平面視において下側カバー16とほぼ同じ大きさを有している。上側カバー18の周縁部には、下側カバー16に対する組み付け固定が行われる上側固定部18aが設けられている。上側固定部18aは、上側カバー18の面内において四隅付近の各位置にそれぞれ設けられている。本実施形態では、各上側固定部18aとして、ネジ挿通孔を想定している。上側カバー18は、その一面が下側固定部16aの一面に対して当接した状態で、これら固定部16a,18aに固定ネジNが挿し入れられて固定される。これにより、回路基板12は、下側カバー16及び上側カバー18からなる収容ケース14に収容されて固定される。なお、収容ケース14の形状は、図1及び図2に例示したものに限定されるものではない。
回路基板12は、矩形板状をなしており、電池監視装置10外部の組電池に電気的に接続される高圧コネクタ20と、車両制御を統括する上位のECU等に対して電気的に接続される第1の低圧コネクタ22と、組電池を構成する電池セルの温度情報等が入力される第2の低圧コネクタ24とを有している。これらコネクタ20〜24は、電池監視装置10の外部において一面側に露出した状態で設けられている。
詳しくは、高圧コネクタ20は、回路基板12の板面の四隅のいずれかに設けられている。高圧コネクタ20は、収容ケース14の側面に露出した状態で設けられている。
第2の低圧コネクタ24は、回路基板12の板面の四隅のうち、高圧コネクタ20が設けられる位置に対して回路基板12の板面の対角線上の位置に設けられている。第2の低圧コネクタ24は、収容ケース14の側面において、第1の低圧コネクタ22が露出する側とは反対側に露出した状態で設けられている。
第1の低圧コネクタ22は、回路基板12の板面の法線方向に突出するように形成されている。回路基板12が収容ケース14に収容された状態で、第1の低圧コネクタ22は、上側カバー18に形成された開口部18bから収容ケース14の外部へと突出することとなる。第1の低圧コネクタ22には、ワイアハーネスの一端が接続され、ワイアハーネスの他端には、上位のECU等が接続される。
第1の低圧コネクタ22には、「遮断部材」としてのコネクタカバー30が取り付けられる。コネクタカバー30は、開口部18bの縁部及び第1の低圧コネクタ22間の隙間を介して収容ケース14外部から内部に向かって細長状の物体が差し入れられたとしても、この物体が回路基板12の高電圧部に到達することを阻止するための部材である。このコネクタカバー30については、後に詳述する。
次に、電池監視装置10の各部構成について詳しく説明する。
まず、図3を用いて、回路基板12について説明する。ここで、図3は、回路基板12の平面図である。
図示されるように、回路基板12は、低電圧部40Lと、高電圧部40Hとを有している。なお、図3には、低電圧部40L及び高電圧部40Hを斜線にて示している。
低電圧部40Lは、収容ケース14をグラウンド(以下、低圧GND)とする領域である。一方、高電圧部40Hは、低電圧部40Lのグラウンド電位よりも高いグラウンド電位を有する領域である。本実施形態では、高電圧部40Hのグラウンド電位が組電池の正極端子の電位と負極端子の電位との中央値に設定されている。これは、組電池の正極端子及び負極端子を、一対の抵抗体(より詳しくは、互いに抵抗値の等しい一対の抵抗体)の直列接続体で接続し、これら抵抗体の接続点を低電圧部40Lのグラウンド(詳しくは、低圧GND)に接続することで実現できる。
回路基板12において、低電圧部40L及び高電圧部40Hは、絶縁部40Iによって電気的に絶縁されている。
第1の低圧コネクタ22は、回路基板12の板面の正面視において、回路基板12の四隅のいずれかに設けられている。より詳しくは、第1の低圧コネクタ22は、回路基板12の板面の四隅のうち第2の低圧コネクタ24が設けられる位置と対向する位置に設けられている。
高電圧部40Hには、電池セルの状態を監視する監視回路42が実装されている。詳しくは、監視回路42は、電池セルの端子間電圧を検出し、検出された端子間電圧に基づき、電池セルが過充電状態又は過放電状態であるか否かを監視する機能等を有する。本実施形態において、監視回路42は、集積回路として構成されている。
監視回路42の監視結果は、絶縁素子44を介して低電圧部40Lに実装された低電圧側回路46に伝達される。絶縁素子44は、高電圧部40H及び低電圧部40Lを電気的に絶縁しつつ、これら電圧部40H,40Lの間の情報伝達を行うための素子(例えばフォトカプラ)である。
低電圧側回路46は、監視回路42の監視結果や、第2の低圧コネクタ24を介して伝達された電池セルの温度情報等が入力される集積回路である。低電圧側回路46は、第1の低圧コネクタ22を介して上位のECUに対して監視結果や温度情報等を伝達する。
なお、図中、回路基板12に実装された電子部品として監視回路42や絶縁素子44を1つのみ図示しているが、実際には、これら電子部品が複数個実装され、また、その他の電子部品も実装されている。
続いて、図3〜図5を用いて、本実施形態にかかる特徴的構成であるコネクタカバー30について説明する。ここで、図4は、コネクタカバー30を示す斜視図であり、図5は、図1の1−1線断面図である。なお、図5では、図1の1−1線断面図を一部簡略化して示している。
図示されるように、コネクタカバー30は、支持部30aと、第1の壁部30bと、第2の壁部30cと、爪部30dとが継ぎ目なく一体成型されてなる部材である。より詳しくは、これら部材30a〜30dは、絶縁性を有する樹脂により一体成型されている。すなわち、コネクタカバー30は、絶縁体によって形成されている。
支持部30aは、第1の低圧コネクタ22の突出方向に延びるように、また、第1の低圧コネクタ22を囲うように筒状に形成されている。換言すれば、支持部30aは、コネクタカバー30が第1の低圧コネクタ22に取り付けられた状態で、回路基板12の板面の法線方向に延びるように形成されている。
第1の壁部30bは、支持部30aの延びる方向と直交する平面方向であって、回路基板12の板面の正面視において第1の低圧コネクタ22から高電圧部40Hを臨む方向に向かって、支持部30aの両端のうち回路基板12側とは反対側から延びるように形成されている。換言すれば、第1の壁部30bは、コネクタカバー30が第1の低圧コネクタ22に取り付けられた状態で、回路基板12の板面と平行な方向に向かって、支持部30aの両端のうち上側カバー18側から延びるように形成されている。
第2の壁部30cは、第1の壁部30bの外縁のうち、回路基板12の板面の正面視において第1の低圧コネクタ22から高電圧部40Hを臨む方向の外縁から延びるように形成されている。また、第2の壁部30cは、回路基板12側から開口部18b側へと支持部30aが延びる方向に向かって第1の壁部30bの外縁から延びるように形成されている。詳しくは、第2の壁部30cは、第1の壁部30bに対して略90度をなすように形成されている。換言すれば、第2の壁部30cは、コネクタカバー30が第1の低圧コネクタ22に取り付けられた状態で、回路基板12の板面の法線方向に向かって開口部18b側に延びるように形成されている。
コネクタカバー30は、上述したように爪部30dを備えている。一方、第1の低圧コネクタ22は、その外面に形成された切り欠き状の係合部22aを備えている。係合部22aは、第1の低圧コネクタ22の収容ケース14内の部分である。
第1の低圧コネクタ22に対してコネクタカバー30が支持部30a側から挿入されることにより、コネクタカバー30の爪部30dが第1の低圧コネクタ22の係合部22aに弾性変形を伴って引っ掛かるように係合する。これにより、コネクタカバー30は、第1の低圧コネクタ22に取り付けられて固定される。すなわち、コネクタカバー30及び第1の低圧コネクタ22の固定構造は、いわゆるスナップフィット式の固定構造となっている。
続いて、図6を用いて、コネクタカバー30を備えることによる効果について説明する。ここで、図6は、先の図5において、開口部18bの縁部及び第1の低圧コネクタ22間の隙間を介して収容ケース14外部から電池監視装置10内部に接近度検査用プローブ50を差し入れた図である。本実施形態では、このプローブ50として、その直径が1mmのものを想定している。
図示されるように、コネクタカバー30を備えることにより、接近度検査用プローブ50が高電圧部40Hに到達することを阻止することができる。より詳しくは、第1の壁部30b及び第2の壁部30cによって、接近度検査用プローブ50が高電圧部40Hに到達することを阻止することができる。
ここで、図7及び図8に、関連技術にかかる電池監視装置10の断面図を示した。詳しくは、図7及び図8は、先の図5に相当する図である。なお、図7及び図8において、先の図5に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
まず、図7を用いて、第1の関連技術について説明する。
この技術は、電池監視装置10を保護カバー52で覆う接触防止対策である。なお、図7では、保護カバー52が、電池監視装置10の搭載場所にボルト54によって固定されている例を示した。ここで、保護カバー52で覆う対策を採用することができない場合がある。詳しくは、電池監視装置10の搭載車両に空間的な制約があったり、保護カバー52を含む部品及び保護カバー52の組付工程の追加を回避したりするために、保護カバー52で覆う対策を採用できない場合がある。
続いて、図8を用いて、第2の関連技術について説明する。なお、図8では、第1の低圧コネクタの符号を「23」と表記している。
この技術は、電池監視装置10を密閉構造とする接触防止対策である。詳しくは、密閉構造とするための第1の低圧コネクタ23は、第1の低圧コネクタ23が延びる方向と直交する方向に延びるシール部23aを備えている。ここで、密閉構造とする対策が採用できない場合がある。これは、例えば、シール部23aと上側ケース14bとが接触する上側ケース14bの部分の加工精度を高くすることが要求されることにより、電池監視装置10のコストが増大することを回避するために生じ得る。
これに対し、本実施形態では、第1,第2の関連技術で説明した不都合を生じさせることなく、高電圧部40Hへの接触を防止することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)収容ケース14内において開口部18b及び高電圧部40Hの間を遮断するように絶縁体で形成されたコネクタカバー30を第1の低圧コネクタ22に取り付けた。このため、開口部18bの縁部及び第1の低圧コネクタ22間の隙間を介して収容ケース14外部から高電圧部40Hに向かって接近度検査用プローブ50が差し入れられたとしても、このプローブ50が高電圧部40Hに到達することをコネクタカバー30によって阻止することができる。これにより、収容ケース14外部から収容ケース14内部の高電圧部40Hに物体が接触することを防止する法規に電池監視装置10を適合させることができる。
また、本実施形態では、コネクタカバー30が収容ケース14内に存在している。このため、電池監視装置10の搭載車両に電池監視装置10の搭載場所についての空間的な制約がある場合であっても、収容ケース14外部の物体が高電圧部40Hに接触することを防止することもできる。
さらに、本実施形態では、第1の低圧コネクタ22にコネクタカバー30が取り付けられる構成を採用している。このため、電池監視装置10を密閉構造とするために、例えば上側カバー18の外表面の加工が不要となる。これにより、収容ケース14外部の物体が高電圧部40Hに接触することを防止する対策を講じるために、電池監視装置10のコストが増大することを回避することができる。
(2)第1の低圧コネクタ22とは別部材として形成されるコネクタカバー30を第1の低圧コネクタ22に取り付けた。例えば、電池監視装置10を搭載する空間的な制約があったり、第1の低圧コネクタ22の形状を大きく変更することができなかったりする事情が存在し得る。こうした事情が存在する場合であっても、別部材とする構成によれば、電池監視装置10の体格を大きく変更することなく接触防止対策を講じたり、第1の低圧コネクタ22の形状を大きく変更することなく接触防止対策を講じたりすることができる。
(3)コネクタカバー30に第1の壁部30b及び第2の壁部30cを備えた。こうした構成によれば、以下に説明する効果を奏することができる。
コネクタカバー30が第1の低圧コネクタ22に取り付けられてかつ、回路基板12が収容ケース14に収容された状態において、上側カバー18の内側及びコネクタカバー30の上側カバー18に向き合う部分が接触することがある。この場合、コネクタカバー30及びこれが取り付けられた第1の低圧コネクタ22を介して回路基板12に力が作用し、電池監視装置10の信頼性が低下する懸念がある。こうした問題を回避すべく、コネクタカバー30の上側カバー18と向き合う部分及び上側カバー18の内面の間に隙間を形成させるように電池監視装置10を構成することが要求される。ただし、回路基板12の板面と平行な方向において上記隙間と開口部18bとが近接していると、収容ケース14外部から上記隙間を介して高電圧部40Hに物体が接触しやすくなる。
ここで、本実施形態では、第1,第2の壁部30b,30cをコネクタカバー30が備える構成としたことから、回路基板12の板面と平行な方向において、第2の壁部30cの上側カバー18と向き合う部分及び上側カバー18内側の間の隙間を開口部18bから離間させることができる。このため、上記隙間を確保しつつ、この隙間を介して収容ケース14外部から高電圧部40Hに物体が接触することを好適に回避することができる。
さらに、本実施形態では、収容ケース14内において、第1の壁部30bと回路基板12とで挟まれる空間(回路基板12において第1の壁部30b直下の領域)が存在する。このため、回路基板12の板面の正面視において、第1の壁部30bと重なる回路基板12の領域に電子部品を実装できる。これにより、収容ケース14内にコネクタカバー30を設けることによって、電子部品の実装面積が減少することを抑制することもできる。
(4)第1の低圧コネクタ22に係合部22aを形成し、係合部22aに係合する爪部30dをコネクタカバー30に備えた。これにより、ネジ等の別部品を用いることなく、コネクタカバー30を第1の低圧コネクタ22に取り付けることができる。したがって、電池監視装置10の製造工程において、コネクタカバー30を取り付けるためのネジ締め工程等を不要とすることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・第1の低圧コネクタ22へのコネクタカバー30の取り付け手法としては、上記実施形態に例示したものに限らない。例えば、図9に示すように、コネクタカバー30の支持部30a内面に突起部30eを備え、コネクタカバー30を第1の低圧コネクタ22に対して圧入することで、突起部30eによって第1の低圧コネクタ22を締め付けるようにしてコネクタカバー30を第1の低圧コネクタ22に取り付けてもよい。ここで、突起部30eは、支持部30a等とともに樹脂によって一体成型すればよい。なお、図9は、先の図5に対応する図である。
また、例えば、上記突起部30eによる取り付け手法と、図5に示した爪部30dによる取り付け方法とを併せて用いてもよい。
・コネクタカバー30の取り付け先としては、第1の低圧コネクタ22に限らず、回路基板12であってもよい。ここで、図10には、コネクタカバー30(より詳しくは、コネクタカバー30の支持部30a)がねじ56によって回路基板12に取り付けられる様子を示した。なお、図10は、先の図5に対応する図である。
・「開口部」としては、上側カバー18の上面4隅のいずれかに形成されているものに限らない。例えば、回路基板12の板面の中央部に第1の低圧コネクタ22が取り付けられる場合、上側カバー18の上面の中央部に開口部が形成されていてもよい。このとき、低電圧部40Lが回路基板12の中央に配置され、低電圧部40Lを取り囲むように高電圧部40Hが配置されるなら、第2の壁部30cが、第1の壁部30bの外縁全てから延びるように形成されることとなる。
・第1の低圧コネクタ22に形成された係合部22aとしては、切り欠き状のものに限らず、突起状のものであってもよい。
・上記実施形態では、第1の低圧コネクタ22とは別部品であるコネクタカバー30を第1の低圧コネクタ22に取り付ける構成を採用した。この構成に代えて、コネクタカバー30に相当する遮断部を、第1の低圧コネクタ22と一体形成(より詳しくは、継ぎ目なく一体成型)する構成を採用してもよい。
・「遮断部材」としては、樹脂によって継ぎ目無く一体成型されたものに限らず、例えば、複数の部材(樹脂部材)の組み合わせによって形成されたものであってもよい。
また、「遮断部材」としては、先の図4に示した形状のものに限らない。例えば、第2の壁部30cの回路基板12側が回路基板12の板面まで延びるように形成されたコネクタカバー30であってもよい。この場合であっても、収容ケース14外部から差し入れられた物体が高電圧部40Hに接触することを防止することはできる。
さらに、「遮断部材」としては、樹脂によって形成されたものに限らない。絶縁体であれば、その他の素材によって形成されていてもよい。
・第1の壁部30bとしては、支持部30aの延びる方向と直交する平面方向に延びるものに限らず、支持部30aの延びる方向と略直交する平面方向に延びるものであってもよい。この場合であっても、第1の壁部30b及び第2の壁部30cにより、高電圧部40Hへの物体の接触を防止することはできる。
・第2の壁部30cとしては、第1の壁部30bの外縁から延びるものに限らず、例えば、第1の壁部30bの外縁よりも第1の低圧コネクタ22側寄りの部分から延びるものであってもよい。また、第2の壁部30cとしては、収容ケース14外部の物体と高電圧部40Hとの接触が防止できれば、第1の壁部30bと略90度をなすものに限らない。
・「コネクタ」としては、回路基板の板面の法線方向に突出するように形成されているものに限らない。例えば、先の図1及び図2に示した高圧コネクタ20や第2の低圧コネクタ24のように、収容ケース14の側面に開口部が形成され、この開口部から突出するように形成されているコネクタであってもよい。
・「電子装置」としては、電池監視装置として具体化されるものに限らない。
12…回路基板、14…収容ケース、18b…開口部、22…第1の低圧コネクタ、30…コネクタカバー、40L…低電圧部、40H…高電圧部。

Claims (7)

  1. 筐体(14)と、
    前記筐体内に収容され、低電圧部(40L)及び高電圧部(40H)を有する回路基板(12)と、
    前記回路基板の前記低電圧部に取り付けられ、前記筐体に形成された開口部(18b)から前記筐体の外部へと突出するように形成されたコネクタ(22)と、
    前記コネクタの前記筐体内の部分(22a)又は前記回路基板のいずれかに設けられ、前記筐体内において前記開口部及び前記高電圧部の間を遮断するように絶縁体で形成された遮断部(30)と、
    を備えることを特徴とする電子装置。
  2. 前記コネクタは、前記回路基板の板面の法線方向に突出するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 前記遮断部は、前記コネクタとは別部材として形成される遮断部材であることを特徴とする請求項2記載の電子装置。
  4. 前記遮断部材は、
    前記コネクタ又は前記回路基板に取り付けられ、前記コネクタの突出方向に延びるように形成された支持部(30a)と、
    前記支持部の延びる方向と略直交する平面方向であって、前記回路基板の板面の正面視において前記コネクタから前記高電圧部を臨む方向に向かって前記支持部の両端のうち前記回路基板側とは反対側から延びるように形成された第1の壁部(30b)と、
    前記回路基板側から前記開口部側へと前記支持部が延びる方向に向かって前記第1の壁部の外端部から延びるように形成された第2の壁部(30c)と、
    を備えることを特徴とする請求項3記載の電子装置。
  5. 前記コネクタは、その外面に係合部(22a)を備え、
    前記遮断部材は、前記係合部に係合する爪部(30d)を備えていることを特徴とする請求項4記載の電子装置。
  6. 前記回路基板は、矩形板状をなしており、
    前記コネクタは、前記回路基板の板面の正面視において、前記回路基板の四隅のいずれかに設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の電子装置。
  7. 当該電子装置は、複数個の電池セルの直列接続体からなる組電池に適用される電池監視装置であり、
    前記高電圧部に設けられ、前記電池セルの状態を監視する監視回路(42)と、
    前記低電圧部に設けられ、前記監視回路の監視結果が伝達される低電圧側回路(46)と、
    を更に備え、
    前記コネクタは、前記低電圧側回路に伝達された監視結果を含む情報を外部に伝達するための部材であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子装置。
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