JP2014232498A - 車載操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】指先を操作面に接触させて車両における各種操作に使用される車載操作装置であって、操作面の面積が小さくてよく、かつ、操作者が指を動かす範囲も小さくてよい車載操作装置の提供。
【解決手段】初期状態では、操作面30の外周部のピン31を凹ませ、その他のピン31を凸にする(A)。すると、操作者は、自身の指先Fが一つのボタン81の略正方形の押圧部分81Aに載っているような知覚イメージを抱く(D)。黒矢印で示すように操作者が指先Fに右方向に移動させる力を加え、操作面30にもその方向にせん断力が加わると、ピン31の凹んだ部分が右から左へ移動する(B,C)。すると、操作者は、自身の指先Fが左側のボタン81の押圧部分81Aから、傾斜部81Bを超えて右隣のボタン81の押圧部分81Aへ移動するような知覚イメージを抱く(E,F)。
【選択図】図3

Description

本発明は、指先を操作面に接触させて車両における各種操作に使用される車載操作装置に関する。
従来、ピストンとシリンダとからなるアクチュエータを車両のタッチパネルにマトリクス状に配設して、使用者が前方を注視することを妨げることなく、当該タッチパネルを操作を可能とすることが提案されている。すなわち、マトリックス状に配設された前記アクチュエータによりタッチパネル操作面の任意の位置に凹凸を形成可能とし、使用者の操作履歴に応じた操作感や操作性を有する操作部(スイッチ等)を凹凸によって前記操作面に形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−98899号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、従来使用されてきたスイッチ等の操作部と同様の形状の操作部を、凹凸によって操作面上の特定位置に形成しているため、従来の操作部と同様の占有面積が必要となる。例えば、3×3のマトリックス状に配列された9個のボタンを操作部として形成する場合、3×3に配列されたボタン9個分の占有面積が必要となる。
その場合、広い操作面が必要となり、その操作面の配置の自由度が低下し、その操作面を備えた車載操作装置の製造コストも上昇する。また、車両における各種操作には、操作者としてのドライバの指はできるだけ動かさなくてもよいようにするのが安全上好ましいが、前述のように操作面が広くなると、使用者が指を動かす範囲も広くなる。
そこで、本発明は、指先を操作面に接触させて車両における各種操作に使用される車載操作装置であって、操作面の面積が小さくてよく、かつ、操作者が指を動かす範囲も小さくてよい車載操作装置を提供することを目的としてなされた。
前記目的を達するためになされた本発明の車載操作装置では、車室内の操作者の指先が接触可能な操作面に加わるせん断力を、せん断力検出手段が検出する。すると、そのせん断力に応じて、制御手段は、触感変更手段により触感が変化される操作面の触感変化部を制御する。
ここで、触感変更手段は、前記操作面の触感を部分的に変化させることで、その操作面に例えばスイッチ,ボタン等の操作部を操作者に認識させることができる。その触感が変化される触感変化部は、前記せん断力に応じて例えば位置が変わるなどの制御をされるので、操作者は操作面に指先を接触させてせん断力を加えるだけで、指をそれ程動かさなくても種々の操作が実行可能となる。また、このため、操作面の面積は、操作者が指先を接触させてせん断力を加えることができる程度の小さい面積でよい。
なお、前記触感変更手段は、前記操作面に凹凸を形成する凹凸形成手段を備え、前記触感変化部は、他の部分よりも凸になること、他の部分よりも凹になること、又は、凸と凹とが交互に形成されて振動を生じること、によって呈されてもよい。その場合、スイッチ,ボタン等の操作部を操作者に認識させることが一層容易になる。
また、前記制御手段は、前記せん断力に平行な方向に前記触感変化部を移動させてもよい。その場合、操作者は、操作部またはその操作部の一部を指示するカーソル,ポインタ等の配置を自分が意図した通りの方向へ容易に移動させることができ、装置の操作性が一層向上する。
本発明を適用した車載操作装置の構成を表す模式図である。 その車載操作装置の触覚提示装置の構成を表す平面図及び側面図である。 その車載操作装置の第1制御例の動作を表す説明図である。 その車載操作装置のディスプレイの動作を表す説明図である。 その車載操作装置の第2制御例の動作を表す説明図である。 その車載操作装置の第3制御例の動作を表す説明図である。 その車載操作装置の第4制御例の動作を表す説明図である。 前記触覚提示装置の変形例の構成を表す平面図及び側面図である。
[実施形態の構成]
次に、本発明が適用された実施形態を図面と共に説明する。図1(A)に示すように、本実施形態の車載操作装置1は、触覚提示装置3と、制御部5と、ディスプレイ7とを備えている。触覚提示装置3は、指腹程度(1cm角〜2cm角程度)の大きさの操作面30を備えており、その操作面30は、例えば、車両のステアリング,センタコンソール,ドア内張等の適宜の位置に設置される。制御部5は、CPU,ROM,RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成され、車両のダッシュボード内部等に設けられる。ディスプレイ7は、液晶表示装置やヘッドマウントディスプレイ,ヘッドアップディスプレイ等によって構成され、この車載操作装置1専用に設けられてもよく、カーナビゲーション装置のディスプレイ等と兼用されてもよい。
触覚提示装置3の操作面30は、略正方形に構成され、マトリックス状に配置されたピン31を備えている。各ピン31は、駆動部33によって操作面30に垂直な方向(以下、上下方向ともいう)に移動可能とされており、これによって、操作面30の任意の位置に凹凸を形成することができる。なお、ピン31及び駆動部33の構成としては、例えば、特開2009−98899号公報に記載されたものが適用できるので、ここでは詳述しない。
図2(A)の平面図及び図2(B)の側面図に示すように、駆動部33の片面(例えば上面)が操作面30を構成し、その表面からピン31が突出している。更に、駆動部33の他面には、操作面30を介して駆動部33に加わる各方向の力を検出する歪センサからなる3軸力センサ35が設けられている。なお、図2(C)に示すように、操作面30にはピン31が直接露出していてもよく、図2(D)に示すように、操作面30においてピン31は、当該ピン31が上下動しても破れない程度の強度を有するシート37によって被覆されていてもよい。
制御部5における処理は、図1(A)に機能ブロック図として示すように、移動意思計算部51,カーソル位置計算部53,触覚マップ記憶部(触覚MAP記憶部)55,触覚生成部57に分解することができる。移動意思計算部51は、3軸力センサ35の検出信号に基づいて操作者の移動意思としての移動方向と移動速度とを計算する。カーソル位置計算部53は、移動意思計算部51が計算した移動方向と移動速度とに基づいて移動される際のカーソル位置の変化(処理タイミング毎のカーソル位置)を計算する。触覚マップ記憶部55は、操作者に二次元平面上で提示される触覚の情報を、操作に先立って記憶している。例えば、触覚マップ記憶部55は、図1(B)に例示するような触覚マップを記憶しており、触覚生成部57は、その触覚マップとカーソル位置計算部53が計算したカーソル位置とに基づいて、駆動部33を制御して操作面30に凹凸(触覚)を生成する。
図1(B)に示す触覚マップは、5×5のマトリックス状に配列された25個のボタン81を備えた操作部80に対応している。そして、各ボタン81は、略正方形の平面状の押圧部分81Aとその四辺に連接された傾斜部81Bとからなる四角台状に構成されている。
[第1制御例]
次に、図1(B)の触覚マップを使用した場合の車載操作装置1の制御例の一つを、第1制御例として説明する。図3(A)〜(C)は、操作面30に指先Fから右方向にせん断力が加えられる場合のピン31の上下動を表している。図3(A)〜(C)では、操作面30に対して凸になる位置に移動されたピン31を黒で、そのピン31に比べて凹んだ位置に移動されたピン31を白で、それぞれ表している。
図1(B)の触覚マップを使用した場合、初期状態では、触覚生成部57は駆動部33を制御して、図3(A)に示すように操作面30の外周部のピン31を凹ませ、その他のピン31を凸にする。すると、操作者は、自身の指先Fが、図3(D)に示すように、一つのボタン81の略正方形の押圧部分81Aに載っているような知覚イメージを抱く。
そして、図3(A)に黒矢印で示すように操作者が指先Fに例えば右方向に移動させる力を加え、操作面30にもその方向にせん断力が加わると、図3(B),(C)に示すようにピン31の凹んだ部分が右から左へ移動する。すると、操作者は、図3(E),(F)に示すように、自身の指先Fが左側のボタン81の押圧部分81Aから、傾斜部81Bを超えて右隣のボタン81の押圧部分81Aへ移動するような知覚イメージを抱く。
すなわち、3軸力センサ35が右方向のせん断力を検出すると、移動意思計算部51は、操作者による右方向への移動意思を計算する。すると、カーソル位置計算部53は、指先Fによって指示されるカーソル83(図3(G)参照)が右方向へ移動されるようにカーソル位置の変化を計算し、その計算結果に基づき、触覚生成部57は、前述のように駆動部33を介してピン31を移動させる。この場合、カーソル位置計算部53及び触覚生成部57は、3軸力センサ35が検出したせん断力とは逆方向に、ピン31の凹凸を移動させる。
ピン31にこのような制御がなされることにより、操作者は、図3(G)に示すように、初期状態で知覚したボタン81の周囲に同様のボタン81が配置された操作部80に対して、指先Fでカーソル83を移動させているような知覚イメージ(触覚)を抱く。また、ディスプレイ7には、図4(A)に示すように、触覚マップ記憶部55に記憶された操作部80の画像と、カーソル83の画像とが重ねて表示される。このため、操作者は、カーソル83を所望のボタン81に合わせて、そのボタン81としての操作面30を押下することができる。3軸力センサ35は、操作面30に対するせん断力以外にも、操作面30に対する押圧力も検出可能であるので、操作面30に押圧力が加わると、カーソル83によって指示されたボタン81が押下された場合に対応する処理が実行可能となる。
このように、本制御例では、指腹程度の面積の操作面30を車室内に設けただけで、知覚的にはその操作面30の25倍も広い操作部80を操作者が操作することができる。また、操作者は操作面30に指先Fを接触させてせん断力を加えるだけで、指先Fをそれ程動かさなくても種々の操作が実行可能となる。更に、操作面30の面積も前述のように小さい面積でよいので、操作面30の配置の自由度が向上し、その操作面30を備えた車載操作装置1の製造コストも良好に抑制することができ、車載操作装置1をコンパクトにすることもできる。
また、本制御例では、凹凸によってボタン81の形状を表現しているので、そのボタン81を操作者に認識させることが一層容易である。また、そのボタン81を表現する凹凸(触覚変化部に相当)はせん断力に平行な方向に移動されるので、操作者は、カーソル83の配置を自分が意図した通りの方向へ容易に移動させることができ、装置の操作性が一層向上する。なお、ボタン81を表現する凹凸はせん断力の強さに応じた速度で移動されてもよく、その場合、操作者は、カーソル83の配置を自分が意図した位置へ一層容易に移動させることができ、操作性が更に一層向上する。
[第2制御例]
なお、第1制御例では、せん断力の方向にカーソル83を移動させたが、図5に示す第2制御例のように、せん断力の方向に操作部80を移動させてもよい。この場合、図5(A)の初期状態から黒矢印で示すように操作者が指先Fに例えば右方向に移動させる力を加え、操作面30にもその方向にせん断力が加わると、図5(B),(C)に示すようにピン31の凹んだ部分が左から右へ移動する。すると、操作者は、図5(D),(E),(F)に示すように、自身の指先Fの下を右側のボタン81の押圧部分81Aが右へ移動してその左隣のボタン81の押圧部分81Aが指先Fの下へ移動するような知覚イメージを抱く。すなわち、3軸力センサ35が右方向のせん断力を検出すると、移動意思計算部51は、操作者による右方向への移動意思を計算する。すると、カーソル位置計算部53は、指先Fによって指示されるカーソル83に対して操作部80が右方向へ移動されるようにカーソル位置の変化を計算し、その計算結果に基づき、触覚生成部57は、前述のように駆動部33を介してピン31を移動させる。
ピン31にこのような制御がなされることにより、操作者は、図5(G)に示すように、初期状態で知覚したボタン81の周囲に同様のボタン81が配置された操作部80に対して、指先Fで操作部80を移動させているような知覚イメージ(触覚)を抱く。
本制御例でも、凹凸によってボタン81の形状を表現しているので、そのボタン81を操作者に認識させることが一層容易である。また、そのボタン81を表現する凹凸はせん断力に平行な方向に移動されるので、操作者は、カーソル83の配置を自分が意図した通りの方向へ容易に移動させることができ、装置の操作性が一層向上する。なお、ボタン81を表現する凹凸はせん断力の強さに応じた速度で移動されてもよく、その場合、操作者は、カーソル83の配置を自分が意図した位置へ一層容易に移動させることができ、操作性が更に一層向上する。
なお、前記各制御例において、カーソル83が移動可能な方向は前後左右に限定されてもよく、360°どの方向へも移動可能であってもよい。後者の場合も、移動方向に応じた触覚がピン31によって表現される。また、ボタン81を表現する凹凸は凹と凸とが逆であってもよい。更に、ボタン81の押圧部分81Aの形状は、円,三角形など自由に表現することができ、全てのボタン81において統一されていなくてもよい。
[第3制御例]
また、触覚マップの形態としても、図1(B)に示したもの以外に種々の形態が考えられる。以下、カーナビゲーション装置用の地図90を触覚マップとして使用した場合の車載操作装置1の制御例の一つを、第3制御例として説明する。図6(A)に示すように、地図90は、大小各種の道路91と、コンビニ,郵便局等の各種施設93と、車両位置を示すカーソル95とを備えている。そして、操作面30は、図6(B)に示すように、カーソル95が配設された道路91の方向に沿って中央のピン31が凹まされ、その部分が道路表現部31Aとされることにより、道路91に沿った溝形状を呈する。
この状態から、黒矢印で示すように操作者が指先Fに道路表現部31Aに沿った力を加えると、道路表現部31Aの周囲のピン31は、道路表現部31Aの溝によって表現された道路91を指先Fが進んだように操作者に知覚させるよう駆動される。例えば、図6(C)に示すように、道路表現部31Aと直交する方向にライン状に凹んだ移動感提示列31Bが、指先Fに加えられた力とは反対方向に移動される。
すなわち、3軸力センサ35が道路表現部31Aに沿った方向のせん断力を検出すると、移動意思計算部51は、操作者による当該方向への移動意思を計算する。すると、カーソル位置計算部53は、指先Fによって指示されるカーソル95(図6(A)参照)が当該方向へ移動されるようにカーソル位置の変化を計算し、その計算結果に基づき、触覚生成部57は、前述のように駆動部33を介してピン31を移動させる。この場合、カーソル位置計算部53及び触覚生成部57は、3軸力センサ35が検出したせん断力とは逆方向に、ピン31の凹凸を移動させる。また、道路91がカーブしている場合は、そのカーブに従って道路表現部31Aの方向も徐々に変化する。
ピン31にこのような制御がなされることにより、操作者は、図6(A)に示したような操作部としての地図90を知覚イメージ(触覚)として抱くことができる。また、ディスプレイ7には、図4(B)に示すように、触覚マップ記憶部55に記憶された地図90の画像と、カーソル95の画像とが重ねて表示される。このため、操作者は、操作面30にせん断力を加えることによって、カーソル95を移動させて経路確認を行うことができる。また、移動感提示列31Bが移動されることにより、操作者は、せん断力を加えた方向に指先Fが移動しているような知覚イメージを抱くことができる。
なお、移動感提示列31Bは必ずしも設ける必要はなく、道路表現部31Aのみによって、操作者に指先Fが移動しているような知覚イメージを抱かせてもよい。また、道路表現部31Aは、図6(D)に示すように、ピン31を凸にすることによって表現されてもよい。更に、本実施形態においても、移動感提示列31B及びカーソル95はせん断力の強さに応じた速度で移動されてもよく、その場合、操作性が更に一層向上する。
[第4制御例]
次に、図7(B)に示すスライダ100を触覚マップとして使用した場合の車載操作装置1の制御例の一つを、第4制御例として説明する。図7(B)に示すように、スライダ100は、音量調整等に使用される周知の形状で、摘み101が直線状のガイド103に沿って移動するものである。なお、図7(B)の例ではガイド103を横方向(水平方向)の直線で構成しているが、縦方向(鉛直方向)の直線で構成してもよく、円弧状に構成してもよい。
操作面30は、図7(A)に示すように、ガイド103に沿って中央のピン31が凹まされ、その部分がガイド表現部31Cとされることにより、ガイド103に沿った溝形状を呈する。この状態から、黒矢印で示すように操作者が指先Fにガイド表現部31Cに沿った力を加えると、ガイド表現部31Cの周囲のピン31は、ガイド103に沿って指先Fが移動したように操作者に知覚させるよう駆動される。例えば、ガイド表現部31Cと直交する方向にライン状に凹んだ移動感提示列31Dが、指先Fに加えられた力とは反対方向に移動される。
すなわち、3軸力センサ35がガイド表現部31Cに沿った方向のせん断力を検出すると、移動意思計算部51は、操作者による当該方向への移動意思を計算する。すると、カーソル位置計算部53は、指先Fによって指示される摘み101(図7(B)参照)が当該向へ移動されるように摘み101の位置変化を計算し、その計算結果に基づき、触覚生成部57は、前述のように駆動部33を介してピン31を移動させる。
ピン31にこのような制御がなされることにより、操作者は、図7(B)に示したような操作部としてのスライダ100を、知覚イメージ(触覚)として抱くことができ、摘み101を指先Fによって移動させているような知覚イメージを抱くことができる。また、本制御例では、図7(C)に示すように、摘み101の位置に応じて変化する振幅又は周波数で、移動感提示列31Dを構成するピン31を上下に振動させて、摘み101の位置を示している。すなわち、摘み101の位置が右へ行くほど、例えば、スライダ100が音量調整用のボリュームスイッチであれば音量が大きくなるほど、振幅又は周波数が大きくなるように制御している。
なお、本制御例では、振幅又は周波数のいずれか一方のみを図7(C)に示すように制御してもよく、振幅及び周波数の両方を図7(C)に示すように制御してもよい。また、ピン31の振動はガイド表現部31Cを構成するピン31以外の全てのピン31においてなされてもよく、その場合、移動感提示列31Dは省略されてもよい。
[本実施形態の効果及びその変形例]
以上説明したように、車載操作装置1では、操作者は、操作面30に指先Fを接触させてせん断力を加えれば、移動意思計算部51により指先Fを移動させたい意思を計算されるので、指先Fをそれ程動かさなくても広い操作部に応じた操作が実行可能となる。また、操作面30の面積も前述のように小さい面積でよいので、操作面30の配置の自由度が向上し、その操作面30を備えた車載操作装置1の製造コストも良好に抑制することができ、車載操作装置1をコンパクトにすることもできる。なお、前記実施形態において、3軸力センサ35がせん断力検出手段に、ピン31及び駆動部33が触感変更手段及び凹凸形成手段に、制御部5が制御手段に、それぞれ相当する。
また、本発明は前記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、図8(A),(B)に示すように、駆動部33における操作面30とは反対側の面には、3軸力センサ35の代わりに2軸力センサ135を設けてもよい。この場合、操作面30に加わる押圧力は検出できないが、操作面30に加わるせん断力は検出可能である。
また、図8(C),(D)に示すように、2軸力センサ135を設ける代わりに、操作面30と直交する駆動部33の4面にそれぞれ圧力センサ235を設けてもよい。更に、図8(E),(F)に示すように、この4つの圧力センサ235に加えて、駆動部33における操作面30とは反対側の面にも圧力センサ236を設ければ、操作面30に加わる押圧力も検出可能となる。なお、図8(A)〜(D)に示したような触覚提示装置3を用いた場合、操作面30に対して押圧がなされた場合に相当する決定動作を指示するためのボタン等を別途設けてもよい。
また、触覚提示装置3は運転席に限らず助手席や後部座席にあってもよく、ピン31は横方向(長手方向の軸に直交する方向)の振動や軸回りの回転によって操作面30の触感を部分的に変化させてもよい。更に、前述のように、本発明において、前記制御手段が、前記せん断力の強さに応じた速度で、前記方向に前記触感変化部を移動させる場合、操作性を一層向上させることができる。また、前述のように、本発明において、前記操作面が10mm角〜20mm角の大きさを有する場合、操作面の配置の自由度が向上し、その操作面を備えた車載操作装置の製造コスト抑制及びコンパクト化といった本発明の効果が一層顕著に表れる。更に、前述のように、本発明において、前記操作面より広い二次元平面上の凹凸の分布を記憶した記憶手段(触覚マップ記憶部55)を更に備え、前記制御手段は、前記せん断力検出手段が検出したせん断力と前記記憶手段に記憶された凹凸の分布とに応じて、前記触感変更手段によって前記操作面に形成される凹凸を制御してもよい。その場合、操作面より広い操作部を操作しているような知覚イメージを、一層容易に操作者に抱かせることができる。
1…車載操作装置 3…触覚提示装置 5…制御部
7…ディスプレイ 30…操作面 31…ピン
33…駆動部 35…3軸力センサ 51…移動意思計算部
53…カーソル位置計算部 55…触覚マップ記憶部 57…触覚生成部
80…操作部 81…ボタン 83,95…カーソル
90…地図 91…道路 100…スライダ
103…ガイド 135…2軸力センサ 235,236…圧力センサ
F…指先

Claims (5)

  1. 車室内の操作者の指先(F)が接触可能な操作面(30)と、
    前記操作面に加わるせん断力を検出するせん断力検出手段(35,135,235)と、
    前記操作面の触感を部分的に変化させる触感変更手段(31,33)と、
    前記せん断力検出手段が検出したせん断力に応じて、前記触感変更手段により触感が変化される触感変化部を制御する制御手段(5)と、
    を備えたことを特徴とする車載操作装置。
  2. 前記触感変更手段は、前記操作面に凹凸を形成する凹凸形成手段(31.33)を備え、前記触感変化部は、他の部分よりも凸になること、他の部分よりも凹になること、又は、凸と凹とが交互に形成されて振動を生じること、によって呈されることを特徴とする請求項1に記載の車載操作装置。
  3. 前記制御手段は、前記せん断力に平行な方向に前記触感変化部を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車載操作装置。
  4. 前記制御手段は、前記せん断力の強さに応じた速度で、前記方向に前記触感変化部を移動させることを特徴とする請求項3に記載の車載操作装置。
  5. 前記操作面は10mm角〜20mm角の大きさを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載操作装置。
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