JP2014216783A - 画像処理装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】注目被写体の色相、ホワイトバランスを精度高く確認できるようにする。
【解決手段】ユーザが撮影画像において指定した基準距離領域601内において位相差測距撮像素子104で取得される焦点状態データの平均値を基準距離焦点データとする。波形生成部107では、基準距離焦点データと一致又は近傍の焦点状態データを持つ画素の画素データだけを用いて基準距離画素ベクトルスコープ602を生成し、画面右下に撮影画像の上に重畳表示する。また、基準距離画素ベクトルスコープ602の生成に用いられない画素は、画素置換部115で彩度がない白黒データに置き換えて表示される。基準距離画素ベクトルスコープ602は、基準距離焦点データと一致又は近傍の焦点状態データを持つ画素の画素データだけを用いて生成されるので、被写体Aの画素データの割合が多く、ベクトルスコープ波形で視認しやすいのは被写体Aの画素データとなっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮像素子で撮像された画像からアシスト波形を生成して表示するのに利用して好適な画像処理装置、方法及びプログラムに関する。
従来、カメラやビデオカメラでの撮影時、操作者は画像全体及び主要被写体が適正な色合いになっているかどうかを判定し、必要があれば調整を行う。撮影現場では、カメラの出力信号を波形表示し、色相及び彩度をモニタ可能な機器であるベクトルスコープに接続し、確認する方法を取っている。
ベクトルスコープは、画像の色信号の分布を色相と彩度で表現したものである。ベクトルスコープは円の色相環となっており、色相を角度、彩度を原点からの距離で示し、円の外側に向かうほど彩度が高いことを意味する。彩度が高い画像の例として、エメラルドグリーンの海や赤いハイビスカスの花や黄色のフルーツ等がある。彩度が高すぎると画像をテレビで表示した場合、ビートが発生することがある。また、その画像を放送信号として用いた場合には、その色が再現されないことがある。このため、撮影時にベクトルスコープを用いて彩度が高過ぎないかを確認する必要がある。
一方、被写体が人物の場合、シーンの切り替わり等、肌の色相が少しでも変わると印象が違ってしまうことから、シビアに画質を調整する必要があり、そのための表示・調整機能も提案されている(特許文献1を参照)。この機能をベクトルスコープで実現するとき、人物の肌色は一般的に彩度が低いため、操作者はベクトルスコープの原点を中心に拡大する機能を使うことで、ベクトルスコープ内のマークや外円のメモリとの位置関係より肌色の色相を確認することになる。
また、被写体を撮像して画像を生成するための撮像素子に、マイクロレンズと光電変換部の相対位置をずらした画素を2次元的に多数配置した撮像装置が提案されている(特許文献2を参照)。特許文献2に開示された撮像装置では、通常の画像を生成するときはマイクロレンズと光電変換部の相対位置ずれ方向が互いに異なる画素の出力を加算することによって画像を生成する。一方、撮影光学系の焦点状態を検出する(焦点検出を行う)ときには、上記相対位置ずれ方向が互いに異なる画素群によって生成される一対の像信号の位相差を求め、該位相差から焦点状態を求める。
特開2009−88886号公報 特開平04−267211号公報
ベクトルスコープを用いる場合、例えばエメラルドグリーンの海を背景にビーチでの人物の撮影を行うとき等、背景の画素データも含めて波形情報にしてしまうため、人物の肌色の色相合わせを精度高く確認することができない。
本発明は上述した問題点を解決するためのものであり、注目被写体の色相、ホワイトバランスを精度高く確認できるようにする。
本発明の画像処理装置は、撮像素子で撮像された画像からアシスト波形を生成して表示する画像処理装置であって、前記撮像素子で撮像された画像の領域を指定する領域指定手段と、前記撮像素子で撮像された画像において、前記領域指定手段で指定された領域の画素から所定の焦点状態を求め、前記所定の焦点状態と一致又は近傍の焦点状態を持つ画素を抽出する画素抽出手段と、前記画素抽出手段で抽出した画素の画素データを用いてアシスト波形を生成する波形生成手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、撮像画像上で指定された領域の画素に対して所定の条件を満たす画素を抽出して、基準距離画素ベクトルスコープを生成するようにしたので、注目被写体の色相、ホワイトバランスを精度高く確認することができる。
実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 波形生成部が生成するベクトルスコープの例を示す図である。 カラーバー画像のベクトルスコープ表示を説明するための図である。 撮像装置で撮影されている画像を示す図である。 全体画素ベクトルスコープ表示を説明するための図である。 基準距離画素ベクトルスコープ表示を説明するための図である。 第1の実施形態におけるベクトルスコープ生成処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における基準距離画素ベクトルスコープ生成処理を示すフローチャートである。 全体画素ベクトルスコープ及び基準距離画素ベクトルスコープ同時表示を説明するための図である。 第2の実施形態におけるベクトルスコープ生成処理を示すフローチャートである。 撮像装置で撮影されている画像を示す図である。 基準距離画素ベクトルスコープ表示を説明するための図である。 基準距離画素ベクトルスコープ表示を説明するための図である。 第3の実施形態における基準距離画素ベクトルスコープ生成処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した画像処理装置として機能する撮像装置100の構成を示すブロック図である。撮像装置100に対してメモリカード等の記録媒体200が着脱可能となっている。
101は撮像装置100のメインメモリとなるDRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、画像データや、記録媒体200から読み込んだ画像符号化データ等を一時保持することが可能である。
102はDRAM101にアクセスするためのデータバスである。
103はレンズユニットであり、レンズ及びレンズフードを含む。
104は位相差測距撮像素子であり、画像を生成するための撮像素子にマイクロレンズと光電変換部の相対位置をずらした画素が2次元的に多数配置され、画素ごとに焦点状態を検出することが可能である。位相差測距撮像素子104で生成された画素データ、及び焦点状態データはDRAM101に格納される。画素データは、マイクロレンズと光電変換部の相対位置ずれ方向が互いに異なる画素の出力を加算することにより生成される。焦点状態データは、マイクロレンズと光電変換部の相対位置ずれ方向が互いに異なる画素群によって生成される一対の像信号の位相差から生成される。
105は距離画素抽出部であり、詳しくは後述するが、位相差測距撮像素子104で撮像された画像領域において、ユーザが指定した基準距離領域の画素から所定の焦点状態データ(後述する基準距離焦点データ)を求め、所定の焦点状態データと一致又は近傍の焦点状態データを持つ画素を抽出する。近傍とは、所定の焦点状態データとの差分が所定範囲内であることをいう。
106は閉領域判別部であり、詳しくは後述するが、位相差測距撮像素子104で撮像された画像領域において、距離画素抽出部105が画素を抽出する際に、ユーザが指定した基準距離領域に対して閉領域となる(基準距離領域とつながっている)画素であるか否かを判別する。
107は波形生成部であり、位相差測距撮像素子104、距離画素抽出部105、閉領域判別部106で生成、判別された画素データから輝度、色相、彩度等の情報を表わすアシスト波形、本実施形態ではベクトルスコープを生成する。
108はタッチパネルであり、液晶パネル等の表示装置と透明な平板状の位置入力センサーとを組み合わせた電子部品で、画面上の表示をユーザが接触することで位置情報を検出することが可能である。
109はメディアインタフェースであり、撮像装置100に装着された記録媒体200から画像符号化データをDRAM101に読み込むことが可能である。
110はメインCPUであり、撮像装置100全体の制御を行う。
111はプログラムバスであり、CPU110と、ROM112及びRAM113を接続する。
112はROM(Read Only Memory)であり、CPU110が実行するプログラムが格納されている。ROM112には、例えばタッチパネル108から取得した位置情報から、位相差測距撮像素子104で撮像された画像領域内で対応する画素領域を算出する領域指定処理プログラムが格納されており、CPU110によって実行可能である。
113はRAM(Random Access Memory)であり、CPU110のワークメモリである。
114はCPU110が撮像装置100の各ブロックに制御指示を行うための制御バスである。
115は画素置換部であり、DRAM101に保持されている画像データの画素データを、所定の画素データに置き換える。
図2に、波形生成部107が生成するベクトルスコープの例を示す。
ベクトルスコープは、画像の色差データ(R−Y・B−Y)の2つのデータをそれぞれ「X軸・Y軸」に配置した形になる。色データが強いほどスコープの外側に、中央に近づくほど無彩色に近いということを表わす。また、各頂点の位置を見ることで色相(HUE)の変化も確認でき、波形の明るさがその位置の色差データの画素頻度を表わす。
このベクトルスコープは、撮影現場等でホワイトバランスの確認にも用いられる。チェックするのは色の偏りであり、彩度ゼロを意図した真っ白の画面であるのに、光点が中心からずれていたりした場合は、ホワイトバランスがずれていることを示す。彩度が高すぎて光点が円形を飛び出している場合は、再生機器によってはその色がうまく再現できない可能性がある。
図3は、ホワイトバランス調整基準画像として用いられるカラーバー画像のベクトルスコープ表示を説明するための図である。図3(a)はカラーバー画像であり、基準となるWhite、Yellow、Cyan、Green、Magenta、Red、Blueが水平方向に並んだ画像である。このカラーバー画像をベクトルスコープで表示した場合、スコープ上にある「田」マークの目印の中心に光点が集まり、図3(b)に示すような波形表示となる。これが撮像装置100における「正しい」色ということを示している。
次に、図4、図5、図6を参照して、撮像装置100における全体画素ベクトルスコープ表示及び基準距離画素ベクトルスコープ表示について説明する。
図4は、撮像装置100で現在撮影されている画像を示す図である。撮影画像には、背景及び被写体Aが写っている。
図5は、撮像装置100における全体画素ベクトルスコープ表示を説明するための図である。タッチパネル108に、図4の撮影画像を表示する撮影画面が表示される。波形生成部107では、撮影画像全体の画素データを用いてベクトルスコープ501を生成する。このように撮影画像全体の画素データを用いて生成されるベクトルスコープを全体画素ベクトルスコープと呼ぶ。生成された全体画素ベクトルスコープ501は、画面右下に撮影画像の上に重畳表示される。
この全体画素ベクトルスコープ501は、撮影画像全体の画素データを用いて生成されている。したがって、画素データ量の多い背景部分の画素の割合が多く、ベクトルスコープ波形で視認しやすいのは背景部分の画素データとなっている。
図6は、撮像装置100における基準距離画素ベクトルスコープ表示を説明するための図である。
ユーザが図4の撮影画像において基準距離領域601を指定すると、この基準距離領域601内において位相差測距撮像素子104で取得される焦点状態データの平均値を基準距離焦点データとする。図6の例では、ユーザが被写体Aの一部を基準距離領域601としている。波形生成部107では、基準距離焦点データと一致又は近傍の焦点状態データを持つ画素の画素データだけを用いてベクトルスコープ602を生成する。このように撮影画像から焦点状態データに応じて抽出した画素の画素データを用いて生成されるベクトルスコープを基準距離画素ベクトルスコープと呼ぶ。生成された基準距離画素ベクトルスコープ602は、画面右下に撮影画像の上に重畳表示される。
また、基準距離画素ベクトルスコープ602の生成に用いられない画素、ここでは背景部分の画素の画素データは、画素置換部115で彩度がない白黒データ(白黒画素)に置き換えて表示される。
この基準距離画素ベクトルスコープ602は、基準距離焦点データと一致又は近傍の焦点状態データを持つ画素の画素データだけを用いて生成されている。したがって、被写体Aの画素データの割合が多く、ベクトルスコープ波形で視認しやすいのは被写体Aの画素データとなっている。
図7、図8を参照して、撮像装置100におけるベクトルスコープ表示の処理動作について説明する。図7、図8に示す処理は、CPU110がプログラムを実行し、各部を制御することにより実現される。
図7は、第1の実施形態におけるベクトルスコープ生成処理を示すフローチャートである。
ユーザがタッチパネル108を用いて基準距離領域(図6の基準距離領域601を参照)を指定したか否かを判別する(ステップS701)。
ステップS701でNoと判別された場合、全体画素ベクトルスコープを生成する(ステップS703)。
ステップS701でYesと判別された場合、基準距離画素ベクトルスコープを生成する(ステップS702)。
図8は、ステップS702の基準距離画素ベクトルスコープ生成処理を示すフローチャートである。
CPU110は、撮影画像の全画素に対して波形生成に用いるか否かの判別がなされたか否かを判別する(ステップS801)。この判別は、例えば撮影画像の左上座標を原点(0,0)とし、撮影画像の幅をw、高さをhとした場合、撮影画像の右下座標(w−1,h−1)までの範囲で行う。水平方向のカウンタをx、垂直方向のカウンタをyとしたときに、x、yの初期値をそれぞれ0とし、(0≦x<w)且つ(0≦y<h)の条件を満たすすべての画素に対して「波形生成に用いるか否か」の判別がなされたか否かを判別する。
ステップS801でNOと判別された場合、距離画素抽出部105では、現時点での判別対象の画素(x,y)の焦点状態データが、ステップS701で指定された基準距離領域内において求められた基準距離焦点データと一致する又は近傍であるか否かを判別する(ステップS802)。上述したように基準距離領域内において取得される焦点状態データの平均値を基準距離焦点データとし、判別対象の画素の焦点状態データと基準距離焦点状態データとの差分が所定の範囲内にあれば近傍とする。
ステップS802でYesと判別された場合、判別対象の画素(x,y)を波形生成画素として、その画素データを波形サンプリングデータとして登録し、ステップS801に戻る(ステップS803)。
ステップS802でNoと判別された場合、判別対象の画素(x,y)の画素データを画素置換部115で白黒データに置き換えて、ステップS801に戻る(ステップS804)。
ステップS801でYesと判別された場合、波形生成部107では、その時点までに登録された波形サンプリングデータを用いてベクトルスコープ、すなわち基準距離画素ベクトルスコープを生成する(ステップS805)。
このように、基準距離焦点データと、撮影画像の各画素の焦点状態データとを画素単位で比較し、基準距離焦点データと一致又は近傍の焦点状態データを持つ画素の画素データだけを用いて基準距離画素ベクトルスコープを生成することができる。
以上説明したように、撮像素子で撮像された画像において、指定された領域の画素から基準距離焦点データを求め、その基準距離焦点データと一致又は近傍の焦点状態データを持つ画素を抽出して、基準距離画素ベクトルスコープを生成するようにしたので、注目被写体の色相、ホワイトバランスを精度高く確認することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、撮像装置の構成については第1の実施形態と同様であり、その説明を省略する。
図9は、撮像装置100における全体画素ベクトルスコープ及び基準距離画素ベクトルスコープ同時表示を説明するための図である。タッチパネル108に、図4の撮影画像を表示する撮影画面が表示される。そして、全体画素ベクトルスコープ501が画面右上に重畳表示され、基準距離画素ベクトルスコープ602が画面右下に重畳表示される。
このように異なる2つのベクトルスコープを同一画面に同時に表示することで、撮影画像の色相調整をより詳細且つ容易に調整することが可能になる。
図10は、第2の実施形態におけるベクトルスコープ生成処理を示すフローチャートである。図10に示す処理は、CPU110がプログラムを実行し、各部を制御することにより実現される。
ユーザがタッチパネル108を用いて、基準距離領域(図9の基準距離領域601を参照)を選択したか否かを判別する(ステップS1001)。
ステップS1001でYesと判別された場合、基準距離画素ベクトルスコープを生成する(ステップS1002)。この基準距離画素ベクトルスコープ生成処理は、図8で説明した通りである。
ステップS1001でNoと判別された場合、及びステップS1002で基準距離画素ベクトルスコープを生成した後、全体画素ベクトルスコープを生成する(ステップS1003)。
このように、基準距離領域が指定されている場合、基準距離画素ベクトルスコープ生成処理を行い、その後に全体画素ベクトルスコープ生成処理を行うことで、全体画素ベクトルスコープ及び基準距離画素ベクトルスコープの両方を表示することが可能になる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。なお、撮像装置の構成については第1の実施形態と同様であり、その説明を省略する。
図11は、撮像装置100で現在撮影されている画像を示す図である。撮影画像には、背景及び被写体A、被写体Bが写っている。
図12は、ユーザが図11の撮影画像において被写体Aを基準距離領域1201として指定した場合に、第1の実施形態で説明したのと同様に、基準距離画素ベクトルスコープ1202が生成、重畳表示された状態を示す。この基準距離領域1201内において位相差測距撮像素子104で取得される焦点状態データの平均値を基準距離焦点データとする。本例では、被写体Bは、基準距離焦点データと一致又は近傍の焦点状態データを持つ。したがって、基準距離画素ベクトルスコープ1202は、被写体A及び被写体Bの画素データを波形サンプリングデータとして生成される。
図13は、ユーザが図11の撮影画像において被写体Aを基準距離領域1201として指定した場合で、閉領域画素制限が有効になっている場合に、基準距離画素ベクトルスコープ1301が生成、重畳表示された状態を示す。ここでは、基準距離画素ベクトルスコープ1301を生成する波形生成画素が、基準距離領域1201に対して閉領域となる(基準距離領域1201とつながっている)領域の画素に制限される。すなわち、被写体Bは、基準距離焦点データと一致又は近傍の焦点状態データを持つが、基準距離領域1201とつながっていない領域であるため、波形生成画素として扱われない。したがって、基準距離画素ベクトルスコープ1301は、被写体Aだけの画素データを波形サンプリングデータとして生成される。
なお、第1の実施形態と同様、基準距離画素ベクトルスコープ1202、1301の生成に用いられない画素の画素データは、画素置換部115で彩度がない白黒データ(白黒画素)に置き換えて表示される。
図14は、閉領域画素制限が有効になっている場合の基準距離画素ベクトルスコープ生成処理を示すフローチャートである。
第3の実施形態では、撮像装置100が、判別すべき座標値を一時保持する判別座標バッファを備える。このバッファはFIFO(First In First Out)構造になっており、登録した順に1座標ずつ取得できる構成となっている。
CPU110は、指定された基準距離領域の座標を判別座標バッファに登録する(ステップS1401)。
続いて、CPU110は、判別座標バッファから座標を取得できたか否かを判別する(ステップS1402)。
ステップS1402でYesと判別された場合、距離画素抽出部105では、取得した座標の焦点状態データが、指定された基準距離領域内において求められた基準距離焦点データと一致する又は近傍であるか否かを判別する(ステップS1403)。上述したように基準距離領域内において取得される焦点状態データの平均値を基準距離焦点データとし、判別対象の画素の焦点状態データと基準距離焦点状態データとの差分が所定の範囲内にあれば近傍とする。
ステップS1403でNoと判別された場合、ステップS1402に戻る。
ステップS1403でYesと判別された場合、取得した座標が波形サンプリングデータとして未登録かを否かを判別する(ステップS1404)。
ステップS1404でNoと判別された場合、ステップS1402に戻る。
ステップS1404でYesと判別された場合、取得した座標の画素データを波形サンプリングデータとして登録する(ステップS1405)。
そして、ステップS1405で登録した座標に対して上下左右の座標を判別座標バッファに登録し、ステップS1402に戻る(ステップS1406)。このとき、上下左右の座標が撮影画像の座標範囲外になる場合は判別座標バッファに登録しない。
ステップS1402でNoと判別された場合、波形生成部107では、その時点までに登録された波形サンプリングデータを用いてベクトルスコープ、すなわち基準距離画素ベクトルスコープを生成する(ステップS1407)。
このように基準距離領域として登録された座標の周囲(上下左右)の画素に対して、焦点状態データが基準距離焦点データと一致する又は近傍であるかを判別し、判別する座標がなくなった時点で登録されている波形サンプリングデータからベクトルスコープを生成することで、閉領域での基準距離画素ベクトルスコープ波形が生成される。
以上説明したように、閉領域での基準距離画素ベクトルスコープ波形を生成するようにしたので、注目被写体を絞って、その色相、ホワイトバランスをより精度高く確認することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100:撮像装置、200:記録媒体、101:DRAM、102:データバス、103:レンズユニット、104:位相差測距撮像素子、105:距離画素抽出部、106:閉領域判別部、107:波形生成部、108:タッチパネル、109:メディアインタフェース、110:CPU、111:プログラムバス、112:ROM、113:RAM、114:制御バス、115:画素置換部

Claims (7)

  1. 撮像素子で撮像された画像からアシスト波形を生成して表示する画像処理装置であって、
    前記撮像素子で撮像された画像の領域を指定する領域指定手段と、
    前記撮像素子で撮像された画像において、前記領域指定手段で指定された領域の画素から所定の焦点状態を求め、前記所定の焦点状態と一致又は近傍の焦点状態を持つ画素を抽出する画素抽出手段と、
    前記画素抽出手段で抽出した画素の画素データを用いてアシスト波形を生成する波形生成手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記撮像素子は、画素ごとに焦点状態を検出することが可能な位相差測距撮像素子であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮像素子で撮像された画像全体の画素データを用いてアシスト波形を生成する全体画素波形生成手段を備え、
    前記波形生成手段で生成したアシスト波形と、前記全体画素波形生成手段で生成したアシスト波形との両方を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記波形生成手段でアシスト波形を生成する画素が、前記領域指定手段で指定された領域に対して閉領域となる領域の画素に制限されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画素抽出手段で抽出されなかった画素の画素データを、所定の画素データに置き換える置換手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 撮像素子で撮像された画像からアシスト波形を生成して表示する画像処理方法であって、
    前記撮像素子で撮像された画像において、指定された領域の画素から所定の焦点状態を求め、前記所定の焦点状態と一致又は近傍の焦点状態を持つ画素を抽出するステップと、
    前記抽出した画素の画素データを用いてアシスト波形を生成するステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 撮像素子で撮像された画像からアシスト波形を生成して表示する画像処理を実行するためのプログラムであって、
    前記撮像素子で撮像された画像において、指定された領域の画素から所定の焦点状態を求め、前記所定の焦点状態と一致又は近傍の焦点状態を持つ画素を抽出する処理と、
    前記抽出した画素の画素データを用いてアシスト波形を生成する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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