JP2014216047A - 不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】残留電荷に基づく電流のディスターブが生じず、正確なセット動作、リセット動作又はリード動作を実行する。
【解決手段】この不揮発性半導体記憶装置は、複数のビット線と、複数のビット線に交差する複数のワード線と、複数のビット線及び複数のワード線の交差部に設けられたメモリセルとを有するメモリセルアレイを備え、更に、ビット線及びワード線に印加する電圧を制御する制御部を備える。メモリセルは、可変抵抗素子と整流素子とを含む。制御部は、選択メモリセルに対し、選択ビット線及び選択ワード線を介して第1電位差を与え、その後、選択メモリセルに対し、選択ビット線及び選択ワード線を介して残留電荷を消去する第2電電位差を与える。
【選択図】図1

Description

本明細書に記載の実施の形態は、不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法に関する。
近年、フラッシュメモリの後継候補として、抵抗変化メモリが注目されている。抵抗変化メモリは、通常、複数のビット線と、これと交差する複数のワード線との交点に、可変抵抗素子と整流素子とを備えたメモリセルをマトリクス状に配列して構成されるクロスポイント型の構造を有している。
このようなクロスポイント型の抵抗変化メモリにおいては、非選択メモリセルにおいて電流が流れることを抑制するため、整流素子を備えている。このような整流素子において残留電荷が生じ、この残留電荷が誤動作や動作速度の低下の原因になることがある。
特開2011−146111号公報
以下に記載の実施の形態は、残留電荷の影響を排除して、正確な動作を可能とするものである。
以下に説明する実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、この不揮発性半導体記憶装置は、複数のビット線と、複数のビット線に交差する複数のワード線と、複数のビット線及び複数のワード線の交差部に設けられたメモリセルとを有するメモリセルアレイを備え、更に、ビット線及びワード線に印加する電圧を制御する制御部を備える。メモリセルは、可変抵抗素子と整流素子とを含む。制御部は、選択メモリセルに対し、選択ビット線及び選択ワード線を介して第1電位差を与え、その後、選択メモリセルに対し、選択ビット線及び選択ワード線を介して残留電荷を消去する第2電位差を与える。
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図の一例である。 整流素子としてPINダイオードを用いた場合のメモリセルMCの斜視図の一例である。 整流素子としてPNP素子を用いた場合のメモリセルMCの斜視図の一例である。 下層のメモリセルアレイ1に属するメモリセルMC0と上層のメモリセルアレイ1に属するメモリセルMC1とで、ワード線WL0を共有化させた場合のメモリセルMC0、MC1の組み合わせのパターンを説明する図の一例である。 メモリセルアレイ1の一部を示す模式図の一例である。 セット動作及びリセット動作を同一極性のバイアス印加によって実現するユニポーラ動作を実行する場合の印加電圧を示す概念図の一例である。 セット動作及びリセット動作を異なる極性のバイアス印加によって実現するバイポーラ動作を実行する場合の印加電圧を示す概念図の一例である。 ダイオードの残留電荷を説明する図の一例である。 第1の実施の形態の動作を示す概念図である。 残留電荷消去パルス電圧VEのパルス波形の例を示している。 残留電荷消去パルス電圧VEのパルス波形の例を示している。 残留電荷消去パルス電圧VEのパルス波形の例を示している。 残留電荷消去パルス電圧VEのパルス波形の例を示している。 残留電荷消去パルス電圧VEのパルス波形の例を示している。 動作パルス電圧VAの印加前に、各種動作の準備として、整流素子に電荷を注入するための電荷注入パルス電圧VCを印加する場合の動作波形の例である。 動作パルス電圧VAの印加前に、各種動作の準備として、整流素子に電荷を注入するための電荷注入パルス電圧VCを印加する場合の動作波形の例である。 動作パルス電圧VAの印加前に、各種動作の準備として、整流素子に電荷を注入するための電荷注入パルス電圧VCを印加する場合の動作波形の例である。 第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すグラフの一例である。 第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートの一例である。 第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すグラフの一例である。 第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートの一例である。 第3の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートの一例である。 第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すグラフの一例である。 第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートの一例である。 第4の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートの一例である。 第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すグラフの一例である。 第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートの一例である。 第5の実施の形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートの一例である。 第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示す概念図の一例である。 第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示す概念図の一例である。 第8の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示す概念図の一例である。 第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示す概念図の一例である。 第10の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示す概念図の一例である。 第11の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示す概念図の一例である。 第12の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示す概念図の一例である。 第13の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示す概念図の一例である。 第14の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示す概念図の一例である。
以下、図面を参照しながら実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
[第1の実施形態]
<全体システム>
図1は、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図の一例である。この不揮発性半導体記憶装置は、複数のワード線WLと、このワード線WLに交差する複数のビット線BLと、これらワード線WL及びビット線BLの各交差部に設けられた複数のメモリセルMCとを有するメモリセルアレイ1を備える。
メモリセルアレイ1のビット線BL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のビット線BLを制御し、メモリセルMCのデータ消去、メモリセルMCへのデータ書き込み、及びメモリセルMCからのデータ読み出しを行うカラム制御回路2が設けられている。
また、メモリセルアレイ1のワード線WL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のワード線WLを選択し、メモリセルMCのデータ消去、メモリセルMCへのデータ書き込み、及びメモリセルMCからのデータ読み出しに必要な電圧を印加するロウ制御回路3が設けられている。
データ入出力バッファ4は、図示しない外部のホストにI/O線を介して接続され、書き込みデータの受け取り、消去命令の受け取り、読み出しデータの出力、アドレスデータやコマンドデータの受け取りを行う。データ入出力バッファ4は、受け取った書き込みデータをカラム制御回路2に送り、カラム制御回路2から読み出したデータを受け取って外部に出力する。外部からデータ入出力バッファ4に供給されたアドレスは、アドレスレジスタ5を介してカラム制御回路2及びロウ制御回路3に送られる。また、ホストからデータ入出力バッファ4に供給されたコマンドは、コマンド・インタフェース6に送られる。
コマンド・インタフェース6は、ホストからの外部制御信号を受け、データ入出力バッファ4に入力されたデータが書き込みデータかコマンドかアドレスかを判断し、コマンドであれば受け取りコマンド信号としてステートマシン7に転送する。
ステートマシン7は、この不揮発性半導体記憶装置全体の管理を行うもので、ホストからのコマンドを受け付け、読み出し、書き込み、消去、データの入出力管理等を行う。また、カラム制御回路2、ロウ制御回路3、データ入出力バッファ4、アドレスレジスタ5、コマンド・インタフェース6、及びステートマシン7の一部を制御回路と称する場合がある。
また、ホストからデータ入出力バッファ4に入力されたデータはエンコード・デコード回路8に転送され、その出力信号がパルスジェネレータ9に入力される。この入力信号によってパルスジェネレータ9は所定の電圧、所定のタイミングの書き込みパルスを出力する。パルスジェネレータ9で生成出力されたパルスが、カラム制御回路2及びロウ制御回路3で選択された任意の配線へ転送される。
<メモリセル>
次に、図1にも示した本実施形態に用いるメモリセルMCについて説明する。
本実施形態のメモリセルMCは、ワード線WL及びビット線BLの交差部に直列接続されたメモリ素子と整流素子を有する。
メモリ素子には、可変抵抗素子又は相変化素子を用いることができる。可変抵抗素子とは、電圧、電流、熱などによって抵抗値が変化する材料からなる素子のことである。相変化素子とは、相変化によって抵抗値や容量などの物性が変化する材料からなる素子のことである。
ここで、相変化(相転移)とは以下に列挙する態様を含むものである。
(1) 金属−半導体転移、金属−絶縁体転移、金属−金属転移、絶縁体−絶縁体転移、絶縁体−半導体転移、絶縁体−金属転移、半導体−半導体転移、半導体−金属転移、又は半導体−絶縁体転移
(2) 金属−超伝導体転移などの量子状態の相変化
(3) 常磁性体−強磁性体転移、反強磁性体−強磁性体転移、強磁性体−強磁性体転移、フェリ磁性体−強磁性体転移、又はこれらの転移の組み合わせからなる転移
(4) 常誘電体−強誘電体転移、常誘電体−焦電体転移、常誘電体−圧電体転移、強誘電体−強誘電体転移、反強誘電体−強誘電体転移、又はこれらの転移の組み合わせからなる転移
(5) 上記(1)〜(4)の転移の組み合わせからなる転移であり、例えば、金属、絶縁体、半導体、強誘電体、常誘電体、焦電体、圧電体、強磁性体、フェリ磁性体、螺旋磁性体、常磁性体、又は反強磁性体から、強誘電強磁性体への転移、又はその逆の転移
この定義によれば、相変化素子は可変抵抗素子に含まれる事になるが、本実施形態の可変抵抗素子は、主として、金属酸化物、金属化合物、有機物薄膜、カーボン、カーボンナノチューブ等からなる素子を意味するものとする。
また、本実施形態では、可変抵抗素子をメモリ素子とするReRAMや、相変化素子をメモリ素子とするPCRAM、MRAMなどを抵抗変化メモリの対象とする。
図2は、整流素子としてPINダイオードを用いた場合のメモリセルMCの斜視図の一例である。
図2に示すように、メモリセルMCは、下層のワード線WL(或いはビット線BL)と上層のビット線BL(或いはワード線WL)の交差部に設けられている。メモリセルMCは、下層から上層に掛けて下部電極、n型半導体(N+Si)/真性半導体(Non dope Si)/p型半導体(P+Si)からなるPINダイオード、及び電極/メモリ素子/電極からなるメモリ素子部が積層された柱状に形成されている。なお、PINダイオードの膜厚は、50n〜150nmの範囲内で設定されている。
図3は、整流素子としてPNP素子を用いた場合のメモリセルMCの斜視図の一例である。
図3に示すように、メモリセルMCは、下層のワード線WL(或いはビット線BL)と上層のビット線BL(或いはワード線WL)の交差部に設けられている。下層から上層に掛けて、下部電極、p型半導体(P+Si)/n型半導体(N+Si)/p型半導体(P+Si)からなるPNP素子、及びメモリ素子部が積層されて形成されている。
このPNP素子の膜厚についても、50n〜150nmの範囲内で設定されている。また、メモリセルMCの整流素子として、PNP素子に替えて、n型半導体(N+Si)/p型半導体(P+Si)/n型半導体(N+Si)からなるNPN素子を使用することもできる。
図2、図3から分かるように、これらのメモリセルMCは、クロスポイント型で形成できることから、三次元集積化により大きなメモリ容量を実現できる。また、可変抵抗素子の特性から、クロスポイント型の抵抗変化メモリは、フラッシュメモリを超えた高速動作を実現できる可能性を有している。
以下では、主にメモリ素子をReRAM等の可変抵抗素子として説明する。
メモリセルアレイ1を三次元構造化させた場合、各層毎にメモリセルMCの可変抵抗素子及び整流素子の位置関係、整流素子の向きの組み合わせは様々に選択することができる。
図4は、図4中aに示すように、下層のメモリセルアレイ1に属するメモリセルMC0と上層のメモリセルアレイ1に属するメモリセルMC1とで、ワード線WL0を共有化させた場合のメモリセルMC0、MC1の組み合わせのパターンを説明する図である。なお、図4では、便宜的に整流素子をダイオードの記号によって表わしているが、整流素子としては、ダイオードに限られるものではない。
図4中b〜qに示すように、メモリセルMC0とメモリセルMC1の組み合わせとして、可変抵抗素子VRと整流素子Rfとの配置関係を逆転させたり、整流素子Rfの向きを逆転させるなどの16通りのパターンが考えられる。これらパターンの選択については、動作特性、動作方式、製造工程などを勘案して選択することができる。
<データ書き込み/消去動作>
次に、メモリセルMCに対するデータ書き込み/消去動作について説明する。以下において、可変抵抗素子VRを高抵抗状態から低抵抗状態に遷移させる書き込み動作を「セット動作」、低抵抗状態から高抵抗状態に遷移させる消去動作を「リセット動作」と呼ぶ。なお、以下の説明で出てくる電流値、電圧値等に関しては一例であって、可変抵抗素子VRや整流素子Rfの材料、サイズ等によって異なるものである。
図5は、メモリセルアレイ1の一部を示す模式図である。図5の場合、下層のメモリセルMC0は、ビット線BL0及びワード線WL0の交差部に設けられている。上層のメモリセルMC1は、ワード線WL0、ビット線BL1の交差部に設けられている。ワード線WL0は、メモリセルMC0及びMC1で共有されている。
また、メモリセルMC0、MC1の配置の組み合わせは、図4中bのパターンを用いて説明する。つまり、メモリセルMC0は、ビット線BL0からワード線WL0にかけて、整流素子Rf、可変抵抗素子VRの順に積層されている。整流素子Rfは、ワード線WL0からビット線BL0への方向を順方向とする向きに配置されている。一方、メモリセルMC1は、ワード線WL0からビット線BL1にかけて、整流素子Rf、可変抵抗素子VRの順に積層されている。整流素子Rfは、ビット線BL1からワード線WL0への方向を順方向とする向きに配置されている。
ここでは、ビット線BL0<1>とワード線WL0<1>の交差部に設けられたメモリセルMC0<1,1>を選択メモリセルとした場合のセット/リセット動作について考える。
メモリセルMCに対するセット/リセット動作については、セット動作及びリセット動作を同一極性のバイアス印加によって実現するユニポーラ動作と、セット動作及びリセット動作を異なる極性のバイアス印加によって実現するバイポーラ動作の2つの方法がある。
始めに、ユニポーラ動作について説明する。
セット動作では、電流密度にして1×10〜1×10A/cmの電流、又は、1〜2Vの電圧を可変抵抗素子VRに印加しなければいけない。したがって、メモリセルMCにセット動作させる場合、このような所定の電流或いは電圧が印加されるように整流素子Rfに順方向電流を流す必要がある。
リセット動作には、電流密度にして1×10〜1×10A/cmの電流、又は、1〜3Vの電圧を可変抵抗素子VRに印加しなければいけない。したがって、メモリセルMCにリセット動作させる場合、このような所定の電流或いは電圧が印加されるように整流素子Rfに順方向電流を流す必要がある。
ユニポーラ動作においては、例えば、メモリセルアレイ1に対して図6のようなバイアスを印加すれば良い。
つまり、図6に示すように、選択ワード線WL0<1>に所定の電圧V(例えば、3V)、その他のワード線WL0<0>、WL0<2>に0Vを供給する。また、選択ビット線BL0<1>に0V、その他のビット線BL0<0>、BL0<2>に電圧Vを供給する。
その結果、選択メモリセルMC0<1,1>には電位差Vが供給される。非選択ワード線WL0<0>、WL0<2>及び非選択ビット線BL0<0>、<2>に接続された非選択メモリセルMC0<0,0>、MC0<0,2>、MC0<2,0>、MC0<2,2>には、電位差−Vが供給される。その他のメモリセルMC0、つまり、選択ワード線WL0<1>、選択ビット線BL0<1>のいずれかにのみ接続されている非選択メモリセル(以下、「半選択メモリセル」と呼ぶ)MC0<1,0>、MC0<1,2>、MC0<0,1>、MC0<2,1>には、電位差0が供給される。
この場合、逆バイアスに対しては−Vまで電流が流れず、順バイアスに対しては急峻に電流が流れる電圧−電流特性を持ったダイオードのような素子が必要となる。このような素子をメモリセルMCに用いることで、選択メモリセルMC0<1,1>にのみセット/リセット動作させることができる。
続いて、バイポーラ動作について説明する。
バイポーラ動作の場合、基本的に(1)ユニポーラ動作の場合と異なりメモリセルMCの双方向に電流を流す点、(2)動作速度、動作電流、動作電圧がユニポーラ動作の値から変化する点、(3)半選択メモリセルMCにもバイアスが印加される点を考慮しなければいけない。
図7は、バイポーラ動作時のメモリセルアレイ1に対するバイアスの印加の様子を示す図一例である。バイポーラ動作においては、例えば、メモリセルアレイ1に対して図7のようなバイアスを印加すれば良い。
つまり、図7に示すように、選択ワード線WL0<1>に所定の電圧V(例えば、3V)、その他のワード線WL0<0>、WL0<2>にV/2(例えば、1.5V)を供給する。また、選択ビット線BL0<1>に0V、その他のビット線BL0<0>、BL0<2>に電圧V/2を供給する。
その結果、選択メモリセルMC0<1,1>には電圧Vが供給される。非選択ワード線WL0<0>、WL0<2>及び非選択ビット線BL0<0>、<2>に接続された非選択メモリセルMC0<0,0>、MC0<0,2>、MC0<2,0>、MC0<2,2>には、電位差0が供給される。その他のメモリセルMC0、つまり、選択ワード線WL0<1>、選択ビット線BL0<1>のいずれかにのみ接続されている非選択メモリセル(半選択メモリセル)MC0<1,0>、MC0<1,2>、MC0<0,1>、MC0<2,1>には、V/2が供給される。
したがって、バイポーラ動作には、電位差V/2以下において電流が流れない整流素子が必要となる。
以上のように、ユニポーラ動作、バイポーラ動作のいずれが採用されるかに拘わらず、セット動作又はリセット動作のために選択メモリセルが選択されると、その選択メモリセルに所定の電流が流れる。例えば、図6のように、メモリセルMC0<1、1>がセット動作又はリセット動作の選択メモリセルとして選択された場合を想定する。この場合、選択メモリセルMC0<1、1>でのセット動作又はリセット動作の完了後、選択メモリセルMC0<1、1>への電圧の印加(電圧V)が終了した場合、選択メモリセル選択メモリセルMC0<1、1>に流れる電流は理想的には瞬時に零になる。しかし、現実の選択メモリセルMC0<1、1>においては、図8に示すように、選択メモリセルMC0<1、1>には、電圧印加終了後にも短時間ながら逆回復電流が流れる場合がある。また、選択メモリセルへの電圧印加終了直後には、例えばPINダイオードの真正半導体部や、PNダイオードの接合部分に残留電荷が残存する場合がある。この残留電荷は、特にダイオードとしてインパットダイオードを用い、インパクトイオン化現象を利用して電流を増加させた場合において顕著である。
ここで、この逆回復電流や残留電荷は、次にセット動作又はリセット動作の対象とされるメモリセルにおけるセット動作又はリセット動作の障害になる場合がある。すなわち、セット動作又はリセット動作完了後のメモリセルMC0<1、1>に逆回復電流が流れている間に、例えば、メモリセルMC0<1、0>、MC0<1、2>、MC0<0、1>又はMC0<2、1>などを新たに選択してセット動作やリセット動作を新たに開始することは、セット動作やリセット動作に誤動作が生じたり、消費電力の増大を招いたりするなどの問題が生じる可能性がある。直前の選択メモリセルMC0<1、1>に流れている逆回復電流や残留電荷の影響により、選択ビット線BL又は選択ワード線WLの電位が変動するからである。
そこで、本実施の形態の半導体記憶装置は、セット動作、リセット動作、リード動作等を行う場合において、ステートマシン7他の制御回路の制御により、図9に示すような動作を実行するよう構成されている。
まず、図9に示すように、各種動作(セット動作、リセット動作、リード動作等)のための動作パルス電圧VAが印加される。この動作パルス電圧VAが印加されると、メモリセルMC中の整流素子に多くの電荷(ホール、電子)が発生し、動作パルス電圧VAの印加の終了後もしばらく残留すると共に、これに基づく逆方向電流が流れる。
このような逆方向電流をキャンセルし、残留電荷を消滅させるため、パルス電圧VAの印加の終了後、残留電荷消去パルス電圧VEを印加する。これにより、図9に示すように、残留電荷は整流素子から流出する。残留電荷が消滅することにより、各種動作が次のメモリセルに移動したとしても、これら残留電荷に基づく電流のディスターブは生じず、正確なセット動作、リセット動作又はリード動作を実行することができる。
図10〜図14は、残留電荷消去パルス電圧VEのパルス波形の例を示している。図10〜図11は、残留電荷消去パルス電圧VEの極性が、動作パルス電圧VAの極性と同じ場合であり、図12〜図14は逆の場合である。動作パルス電圧VAの極性と、残留電荷消去パルス電圧VEの極性との関係は、ユニポーラ動作、バイポーラ動作(図6、図7)のいずれが採用されるか、動作の種類(セット動作、リセット動作、リード動作)、整流素子の特性、その他の特性に応じて、最も適した形式が採用され得る。
図15〜図17は、動作パルス電圧VAの印加前に、各種動作の準備として、整流素子に電荷を注入するための電荷注入パルス電圧VCを印加する場合の動作波形である。図15〜図17では、電圧VA、VE、VCの波形が三角波とされているが、図10〜図14と同様の矩形波が採用されてもよいことは言うまでもない。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図18〜図19Bを参照して説明する。この第2の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、各種動作後の残留電荷の消去のため、セット動作としての動作パルス電圧VAの印加後、残留電荷消去パルスVEを印加する動作を行う。ただし、この実施の形態では、図18のB、及び図19A(ステップS1)に示すように、セット動作を行う場合、メモリセルの抵抗値が所望の抵抗値分布(Set state)を超えて低抵抗化するよう、動作パルス電圧VAを印加する(以下では、そのような動作を「オーバーセット動作」と称する)。そして、図18のC、及び図19A(ステップS2)に示すように、オーバーセット動作により過剰に低抵抗状態とされたメモリセルに対し、制御回路は残留電荷消去パルス電圧VEを印加することより、所望の抵抗値分布の範囲内に収める(以下、このような動作を「パーシャルリセット」動作という)。すなわち、弱いパルス電圧によるメモリセルの書き戻し動作に残留電荷消去パルス電圧VEを用いる。
リセット状態のメモリセルに対し、動作パルス電圧VAのみによりセット動作を行った場合、セット動作後の複数のメモリセルの抵抗値分布は、図18のAに示すように、理想の抵抗値分布の範囲よりも広くなってしまう場合がある。そこで、この実施の形態では、理想の抵抗値分布の範囲を超えたセット動作(オーバーセット動作)が行われるように動作パルス電圧VAの電圧値、及び印加回数等を設定する。これにより得られた図18のBの抵抗値分布を、残留電荷消去パルス電圧VEを用いたパーシャルリセット動作により、逆に高抵抗側(リセット側)に戻す。このようにすることにより、残留電荷を除去しつつ、セット動作後の抵抗値分布の幅を、所望の範囲内に収めることが可能になる。
図19Bは、この第2の実施の形態の変形例の手順を示すフローチャートである。この変形例では、オーバーセット動作(S1)パーシャルリセット動作(S2)を行った後に、所望の抵抗値分布を有するセット状態が得られたか否かを判定するためのベリファイ読み出し動作が実行される(ステップS3)。もし、所望の抵抗値分布が得られていれば、セット動作は終了し(YES)、得られていなければ(NO)、制御回路は動作パルス電圧VAを用いたオーバーセット動作(S1)及び残留電荷消去パルス電圧VEを用いたパーシャルリセット動作(S2)を行う。なお、ベリファイ読み出しの結果に応じて、オーバーセット動作(S1)は省略し、パーシャルリセット動作(S2)のみ行っても良い。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図20〜図21Bを参照して説明する。この第3の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、各種動作後の残留電荷の消去のため、セット動作としての動作パルス電圧VAの印加後、残留電荷消去パルスVEを印加する動作を行う。ただし、この実施の形態では、図20のB、及び図21A(ステップS1)に示すように、セット動作を行う場合、メモリセルの抵抗値が所望の抵抗値分布に達しない程度に低抵抗化するよう、動作パルス電圧VAを印加する(以下では、そのような動作を「アンダーセット動作」と称する)。そして、図20のC、及び図21A(ステップS2)に示すように、アンダーセット動作により不十分に低抵抗状態とされたメモリセルに対し、残留電荷消去パルス電圧VEの印加をすることより、所望の抵抗値分布の範囲内に収める(以下、このような動作を「パーシャルセット」動作という)。この動作によっても、第2の実施の形態と略同一の効果を得ることができる。
図21Bは、この第3の実施の形態の変形例の手順を示すフローチャートである。この変形例では、アンダーセット動作、パーシャルセット動作を行った後に、所望の抵抗値分布を有するセット状態が得られたか否かを判定するためのベリファイ読み出し動作が実行される(ステップS3)。もし、所望の抵抗値分布が得られていれば、セット動作は終了し(YES)、得られていなければ(NO)、制御回路は動作パルス電圧VAを用いたアンダーセット動作、及び残留電荷消去パルス電圧VEを用いたパーシャルセット動作を行う。なお、ベリファイ読み出しの結果に応じて、アンダーセット動作(S1)は省略し、パーシャルセット動作(S2)のみ行っても良い。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図22〜図23Bを参照して説明する。この第4の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、各種動作後の残留電荷の消去のため、リセット動作としての動作パルス電圧VAの印加後、残留電荷消去パルスVEを印加する動作を行う。ただし、この実施の形態では、図22のB、及び図23A(ステップS1)に示すように、リセット動作を行う場合、メモリセルの抵抗値が所望の抵抗値分布(reset state)を超えて高抵抗化するよう、動作パルス電圧VAを印加する(以下では、そのような動作を「オーバーリセット動作」と称する)。そして、図22のC、及び図23A(ステップS2)に示すように、オーバーリセット動作により過剰に高抵抗状態とされたメモリセルに対し、残留電荷消去パルス電圧VEの印加をすることより、所望の抵抗値分布の範囲内に収める(以下、このような動作を「パーシャルセット」動作という)。
セット状態のメモリセルに対し、動作パルス電圧VAのみによりリセット動作を行った場合、リセット動作後の複数のメモリセルの抵抗値分布は、図22のAに示す如く、理想の抵抗値分布の範囲よりも広くなってしまう場合がある。そこで、この実施の形態では、理想の抵抗値分布の範囲を超えてリセット動作が行われるように動作パルス電圧VAの電圧値、及び印加回数等を設定する。これにより得られた図22のBの抵抗値分布を、残留電荷消去パルス電圧VEを用いたパーシャルセット動作により、逆に低抵抗側(セット側)に戻す。このようにすることにより、残留電荷を除去しつつ、リセット動作後の抵抗値分布の幅を、所望の範囲内に収めることが可能になる。
図23Bは、この第4の実施の形態の変形例の手順を示すフローチャートである。この変形例では、オーバーリセット動作(S1)、及びパーシャルセット動作(S2)を行った後に、所望の抵抗値分布を有するリセット状態が得られたか否かを判定するためのベリファイ読み出し動作が実行される(ステップS3)。もし、所望の抵抗値分布が得られていれば、リセット動作は終了し(YES)、得られていなければ(NO)、制御回路は動作パルス電圧VAを用いたオーバーリセット動作(S1)、及び残留電荷消去パルス電圧VEを用いたパーシャルセット動作(S2)を行う。なお、ベリファイ読み出しの結果に応じて、オーバーリセット動作(S1)は省略し、パーシャルセット動作(S2)のみ行っても良い。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図24〜図25Bを参照して説明する。この第5の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、各種動作後の残留電荷の消去のため、セット動作としての動作パルス電圧VAの印加後、残留電荷消去パルスVEを印加する動作を行う。ただし、この実施の形態では、図24のB、及び図25A(ステップS1)に示すように、リセット動作を行う場合、メモリセルの抵抗値が所望の抵抗値分布に達しない程度に高抵抗化するよう、動作パルス電圧VAを印加する(アンダーリセット動作)。そして、図24のC、及び図25A(ステップS2)に示すように、アンダーリセット動作により不十分に高抵抗状態とされたメモリセルに対し、残留電荷消去パルス電圧VEの印加をすることより、所望の抵抗値分布の範囲内に収める(パーシャルリセット動作)。この動作によっても、第4の実施の形態と略同一の効果を得ることができる。
図25Bは、この第5の実施の形態の変形例の手順を示すフローチャートである。この変形例では、アンダーリセット動作、及びパーシャルリセット動作を行った後に、所望の抵抗値分布を有するセット状態が得られたか否かを判定するためのベリファイ読み出し動作が実行される(ステップS3)。もし、所望の抵抗値分布が得られていれば、リセット動作は終了し(YES)、得られていなければ(NO)、制御回路は動作パルス電圧VAを用いたアンダーリセット動作(S1)及び残留電荷消去パルス電圧VEを用いたパーシャルリセット動作(S2)を行う。なお、ベリファイ読み出しの結果に応じて、アンダーリセット動作(S1)は省略し、パーシャルリセット動作(S2)のみ行っても良い。
[第6の実施の形態]
次に、第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図26を参照して説明する。この第6の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この実施の形態では、例えば1本のワード線WLに沿った複数のメモリセルに対し、順次所定の動作が行われるよう、ステートマシン7他の制御回路が構成されている。
一例として、ここでは、バイポーラ動作(図7)を行う装置において、上述のように1本のワード線WLに沿った複数のメモリセルに対し、図中左から右へ順次選択が行われる場合を説明する。ここで、セット動作を例に挙げて説明する。この場合、選択メモリセルに接続される選択ワード線WL、及び選択ビット線BLには、それぞれ電圧V、0Vが印加される。一方、非選択ビット線BLには電圧Vの半分のV/2が印加される。このため、選択メモリセルには、前述の動作パルス電圧VAとしての電位差Vが印加されるが、同じワード線WLに沿った半選択メモリセルには電位差V/2が印加される。したがって、選択メモリセルMC11に電圧Vを印加してセット動作を行った後(S1)、同じワード線WLに沿った隣接するメモリセルMC12を新たに選択メモリセルとして電位差Vを印加する場合、直前の選択メモリセルMC11に接続されるビット線BLには電位差V/2が印加される(S2)。この電位差V/2が、前述の残留電荷消去パルス電圧VEとして機能し得る。以下、同様の手順が繰り返される(S3)。したがって、この第6の実施の形態によれば、所定の動作を1本のワード線に沿って順次実行した場合において、特別のパルス電圧を準備することなく、上述の実施の形態と同様の効果を奏し得る。なお、上記の説明では、1本のワード線に沿ったメモリセルを順次選択してセット動作を行う例を説明したが、リセット動作、リード動作を行う場合にも同様の動作が適用可能である。また、1本のワード線に沿ったメモリセルを順次選択する代りに、1本のビット線に沿ったメモリセルを順次選択するようにしても同様の効果を奏し得る。
[第7の実施の形態]
次に、第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図27を参照して説明する。この第7の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この実施の形態では、ユニポーラ動作(図6)を行う装置において、例えばワード線WLn−1とビット線BLn−1の交点に位置するメモリセルに、前述の動作パルス電圧VAに相当する電圧Vsを印加してオーバーセット動作を行った後、前述の残留電荷消去パルス電圧VEに相当する電圧Vprを印加してパーシャルリセット動作を行う。この点は第2の実施の形態と同様である。ただし、この実施の形態は、非選択ビット線BLと非選択ワード線WLの印加電圧の切り替えに特徴を有している。
オーバーセット動作においては、制御回路は選択ワード線WLn−1に電圧Vsを印加する一方で、選択ビット線BLn−1には0Vを印加する。これにより、選択メモリセルMC0(2,0)の両端に電圧差Vsが与えられる。一方、制御回路は非選択ワード線WL及び非選択ビット線BLには、それぞれ電圧として0V、Vuns(<Vs)を印加する。これにより、選択メモリセルMC0(2,0)と同じワード線WLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差としてVs−Vunsが与えられる。また、選択メモリセルMC0(2,0)と同じビット線BLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)は、電位差として0Vが与えられる。また、非選択ワード線WLと非選択ビット線BLの交点に位置する非選択メモリセルには、電位差として−Vunsが与えられる。
続くパーシャルリセット動作においては、制御回路は選択ワード線WLn−1に電圧Vpr(<Vs)を印加する一方で、選択ビット線BLn−1には0Vを印加する。これにより、選択メモリセルMC0(2,0)の両端に電位差Vprが与えられる。一方、制御回路は、非選択ワード線WL及び非選択ビット線BLには、それぞれ電圧として0V、Vuns2(<Vuns)を印加する。これにより、選択メモリセルMC0(2,0)と同じワード線WLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差としてVpr−Vuns2が与えられる。また、選択メモリセルMC0(2,0)と同じビット線BLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)は、電位差として0Vが与えられる。また、非選択ワード線WLと非選択ビット線BLの交点に位置する非選択メモリセルには、電位差として−Vuns2が与えられる。
ここで、パーシャルリセット動作では、電圧が小さいパルス電圧を複数回印加する場合がある。しかし、電圧Vprを小さくすると、ワード線WLn−1に接続される非選択メモリセルMC0<2,1>、MC0<2,2>に与えられる電位差が大きくなり、誤リセット/誤セットを起こしてしまう可能性が高くなる。そこで、電圧Vprを、非選択ワード線及び非選択ビット線に印加する電圧Vuns2も小さくする。その結果、ワード線WLn−1に接続される非選択メモリセルMC0<2,1>、MC0<2,2>の誤リセット/誤セットを防止することができる。
なお、電圧Vuns2は、非選択ワード線及び非選択ビット線に接続される非選択メモリセルMC0<1,1>、MC0<1,2>、MC0<0,1>、MC0<0,2>などが誤リセット/誤セット電圧に設定する。
[第8の実施の形態]
次に、第8の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図28を参照して説明する。この第8の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この実施の形態では、ユニポーラ動作(図6)を行う装置において、例えばワード線WLn−1とビット線BLn−1の交点に位置するメモリセルに、前述の動作パルス電圧VAに相当する電圧Vrを印加してオーバーリセット動作を行った後、前述の残留電荷消去パルス電圧VEに相当する電圧Vpsを印加してパーシャルセット動作を行う。この点は第4の実施の形態と同様である。ただし、この実施の形態は、非選択ビット線BLと非選択ワード線WLの印加電圧の切り替えに特徴を有している。
オーバーリセット動作においては、制御回路は選択ワード線WLn−1に電圧Vrを印加する一方で、選択ビット線BLn−1には0Vを印加する。これにより、選択メモリセルの両端に電位差Vrが与えられる。一方、制御回路は非選択ワード線WL及び非選択ビット線BLには、それぞれ電圧として0V、Vuns(<Vr)を印加する。これにより、選択メモリセルと同じワード線WLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差としてVr−Vunsが与えられる。また、選択メモリセルと同じビット線BLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)は、電位差として0Vが与えられる。また、非選択ワード線WLと非選択ビット線BLの交点に位置する非選択メモリセルには、電位差として−Vunsが与えられる。
続くパーシャルセット動作においては、制御回路は選択ワード線WLn−1に電圧Vps(<Vr)を印加する一方で、選択ビット線BLn−1には0Vを印加し、これにより、選択メモリセルの両端に電位差Vpsが与えられる。一方、制御回路は、非選択ワード線WL及び非選択ビット線BLには、それぞれ電圧として0V、Vuns2(<Vuns)を印加する。これにより、選択メモリセルと同じワード線WLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差としてVps−Vuns2が与えられる。また、選択メモリセルと同じビット線BLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)は、電位差として0Vが与えられる。また、非選択ワード線WLと非選択ビット線BLの交点に位置する非選択メモリセルには、電位差として−Vuns2が与えられる。このように、この実施の形態では、オーバーリセット動作からパーシャルセット動作に切り替わる際に、非選択ビット線BLの電圧のみが切り替えられ、非選択ワード線WLの電圧はそのまま維持される。このため、より高速な動作が可能になる。
[第9の実施の形態]
次に、第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図29を参照して説明する。この第9の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この実施の形態では、バイポーラ動作(図7)を行う装置において、例えばワード線WLn−1とビット線BLn−1の交点に位置するメモリセルに、前述の動作パルス電圧VAに相当する電圧−Vsを印加してオーバーセット動作を行った後、前述の残留電荷消去パルス電圧VEに相当する電圧Vprを印加してパーシャルリセット動作を行う。この点は第2の実施の形態と同様である。ただし、この実施の形態は、非選択ビット線BLと非選択ワード線WLの印加電圧の切り替えに特徴を有している。
オーバーセット動作においては、制御回路は選択ワード線WLn−1に電圧0Vを印加する一方で、選択ビット線BLn−1にはVsを印加する。これにより、選択メモリセルの両端に電位差−Vsが与えられる。一方、非選択ワード線WL及び非選択ビット線BLには、それぞれ電圧としてVuns(<Vs)、0Vを印加する。これにより、選択メモリセルと同じワード線WLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差として0Vが与えられる。また、選択メモリセルと同じビット線BLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)は、電位差として−Vs+Vunsが与えられる。また、非選択ワード線WLと非選択ビット線BLの交点に位置する非選択メモリセルには、電位差としてVunsが与えられる。
続くパーシャルリセット動作においては、制御回路は、選択ワード線WLn−1に電圧Vpr(<Vs)を印加する一方で、選択ビット線BLn−1には0Vを印加する。これにより、選択メモリセルの両端には電位差Vprが与えられる。一方、制御回路は、非選択ワード線WL及び非選択ビット線BLには、それぞれ電圧として0V、Vuns2(<Vuns)を印加する。これにより、選択メモリセルと同じワード線WLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差としてVpr−Vuns2が与えられる。また、選択メモリセルと同じビット線BLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)は、電位差として0Vが与えられる。また、非選択ワード線WLと非選択ビット線BLの交点に位置する非選択メモリセルには、電位差として−Vuns2が与えられる。
[第10の実施の形態]
次に、第10の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図30を参照して説明する。この第10の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この実施の形態では、バイポーラ動作(図7)を行う装置において、例えばワード線WLn−1とビット線BLn−1の交点に位置するメモリセルに、前述の動作パルス電圧VAに相当する電圧Vrを印加してオーバーリセット動作を行った後、前述の残留電荷消去パルス電圧VEに相当する電圧−Vpsを印加してパーシャルセット動作を行う。この点は第4の実施の形態と同様である。ただし、この実施の形態は、非選択ビット線BLと非選択ワード線WLの印加電圧の切り替えに特徴を有している。
オーバーリセット動作においては、制御回路は、選択ワード線WLn−1に電圧としてVrを印加する一方で、選択ビット線BLn−1には0Vを印加し、これにより、選択メモリセルの両端には電位差としてVrが与えられる。一方、非選択ワード線WL及び非選択ビット線BLには、それぞれ電圧として0V、Vuns(<Vr)を印加する。これにより、選択メモリセルと同じワード線WLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差としてVr−Vunsを与えられる。また、選択メモリセルと同じビット線BLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)は、電位差として0Vを与えられる。また、非選択ワード線WLと非選択ビット線BLの交点に位置する非選択メモリセルには、電位差として−Vunsが印加される。
続くパーシャルセット動作においては、制御回路は、選択ワード線WLn−1に電圧として0Vを印加する一方で、選択ビット線BLn−1には電圧としてVps(<Vr)を印加する。これにより、選択メモリセルの両端に電位差−Vpsが与えられる。一方、非選択ワード線WL及び非選択ビット線BLには、それぞれ電圧としてVuns2(<Vuns)、0Vを印加する。これにより、選択メモリセルと同じワード線WLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差として0Vが与えられる。また、選択メモリセルと同じビット線BLn−1に接続されたメモリセル(半選択メモリセル)は、電位差として−Vps+Vuns2が与えられる。また、非選択ワード線WLと非選択ビット線BLの交点に位置する非選択メモリセルには、電位差としてVuns2が与えられる。
[第11の実施の形態]
次に、第11の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図31を参照して説明する。この第11の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この第11の実施の形態は、メモリセルを順次選択していく場合に、メモリセルがビット線BL及びワード線WLに対し斜め方向に移動していくような制御が行われる点に特徴を有している。例えば、図31に示すように、まずビット線BLn−1及びワード線WLn−1に接続されるメモリセルMC0<2,0>を選択してセット動作を行う。このとき、制御回路は選択ワード線WLn−1に電圧Vsを印加する一方、選択ビット線BLn−1には電圧として0Vを印加し、結果として選択メモリセルMC0<2,0>に電位差Vsが与えられるようにする。制御回路は非選択ワード線WLに0Vを印加し、非選択ビット線BLに電圧Vunsを印加する。
その後、ビット線BLn−1に隣接するビット線BLn、及びワード線WLn−1に隣接するビット線WLnを選択して、メモリセルMC0<1,1>を選択してセット動作を行う(すなわち、選択メモリセルがビット線及びワード線に対し斜め方向に移動する)。このとき、制御回路は選択ワード線WLnに電圧Vsを印加する一方、選択ビット線BLnには電圧として0Vを印加する。結果として選択メモリセルMC0<1,1>に電位差Vsが与えられるようにする。なお、制御回路は非選択ワード線WLに0Vを印加する。制御回路は非選択ビット線BLに電圧Vunsを印加するが、前回のセット動作の選択ビット線であるビット線BLn−1には、電圧Vを印加する。これにより、元の選択メモリセルには、電圧として−Vが印加される。この電圧−Vが、図9の残留電荷消去パルス電圧VEとして機能する。以下、同様の手順を繰り返してメモリセルを選択する。すなわち、現在選択されているワード線及びビット線にそれぞれ隣接するメモリセルを選択して、選択メモリセルが斜め方向に移動していくようにする。すなわち、次に選択するメモリセルMC0は同一ワード線WL及び同一ビット線BL以外に接続されたメモリセルMC0である。また、斜め方向に移動とは、斜め方向に一直線上に選択メモリセルが移動する場合だけでなく、例えばジグザグ状に移動していく場合も含む。また電圧Vは非選択のメモリセルMC0<1,0>、MC0<0,0>が誤書き込みを起こさない範囲に調整することができる。
この実施の形態によれば、残留電荷消去パルス電圧VEを特別なパルスとして別途印加する必要がなく、高速動作が可能になる。なお、図31ではセット動作を行う場合を説明したが、同様の動作をリセット動作やリード動作に適用することも可能である。
[第12の実施の形態]
次に、第12の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図32を参照して説明する。この第12の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この第12の実施の形態は、第11の実施の形態と同様に、メモリセルを順次選択していく場合に、メモリセルがビット線BL及びワード線WLに対し斜め方向に移動していくような制御が行われる点に特徴を有している。また、本実施例では、バイポーラ動作(図7)を行う装置を例に挙げて説明する。
例えば、図32に示すように、まずビット線BLn−1及びワード線WLn−1に接続されるメモリセルMC0(2,0)を選択して各種動作を行う。このときは、制御回路は選択ワード線WLn−1に電圧Vを印加する一方、選択ビット線BLn−1には電圧として0Vを印加し、結果として選択メモリセルMC0(1,1)に電位差Vが与えられるようにする。制御回路は、非選択ワード線WLには0Vを印加し、非選択ビット線BLには電圧V/2を印加する。これにより、選択メモリセルと同一のワード線WLn−1に接続されるメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差としてV/2が与えられる。また、選択メモリセルと同一のビット線BLn−1に接続されるメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差として0Vが与えられる。また、非選択ビット線BLと非選択ワード線WLに接続されるメモリセル(非選択メモリセル)には、電位差として−V/2が与えられる。
その後、ビット線BLn−1に隣接するビット線BLn、及びワード線WLn−1に隣接するビット線WLnを選択して、次のメモリセルMC0(1,1)を選択して各種動作を行う(すなわち、選択メモリセルがビット線及びワード線に対し斜め方向に移動する)。このときは、制御回路は選択ワード線WLnに電圧Vを印加する一方、選択ビット線BLnには電圧として0Vを印加する。その結果として選択メモリセルMC0(1,1)に電位差Vが与えられる。なお、非選択ワード線WLには0Vが印加される。非選択ビット線BLには電圧V/2が印加される。これにより、元の選択メモリセルMC0(2,0)には、電位差として−V/2が印加される。この電圧−V/2が、図9の残留電荷消去パルス電圧VEとして機能する。
以降、同様にして、選択メモリセルを斜め方向に移動させることにより、同様の効果が得られる。この実施の形態によれば、残留電荷消去パルス電圧VEを特別なパルスとして別途印加する必要がなく、高速動作が可能になる。
なお、斜め方向への移動は、第12の実施の形態と同様に、一直線状の移動であってもよいし、ジグザグ状の移動でもよい。
[第13の実施の形態]
次に、第13の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図33を参照して説明する。この第13の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この第13の実施の形態は、第11〜12の実施の形態と同様に、メモリセルを順次選択していく場合に、メモリセルがビット線BL及びワード線WLに対し斜め方向に移動していくような制御が行われる点に特徴を有している。
例えば、図33に示すように、まずビット線BLn−1及びワード線WLn−1に接続されるメモリセルMC0(2,0)を選択して各種動作を行う。このときは、制御回路は選択ワード線WLn−1に電圧Vを印加する一方、選択ビット線BLn−1には電圧として0Vを印加する。その結果として選択メモリセルに電位差Vが与えられるようにする。制御回路は、非選択ワード線WLには0Vを印加し、非選択ビット線BLには電圧V/3を印加する。これにより、選択メモリセルと同一のワード線WLn−1に接続されるメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差として2/3Vが与えられる。また、選択メモリセルと同一のビット線BLn−1に接続されるメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差として0Vが与えられる。また、非選択ビット線BLと非選択ワード線WLに接続されるメモリセル(非選択メモリセル)には、電位差として−V/3が与えられる。
その後、ビット線BLn−1に隣接するビット線BLn、及びワード線WLn−1に隣接するビット線WLnを選択して、次のメモリセルMC0(1,1)を選択して各種動作を行う(すなわち、選択メモリセルがビット線及びワード線に対し斜め方向に移動する)。このときは、制御回路は選択ワード線WLnに電圧Vを印加する一方、選択ビット線BLnには電圧として0Vを印加する。その結果として選択メモリセルに電位差としてVが与えられる。また、制御回路は、非選択ビット線BLに電圧V/3を印加し、非選択ワード線WLには0Vを印加する。ただし、元の選択ワード線であるワード線WLn−1には、V/2を印加する。これにより、元の選択メモリセルMC0(1,1)には、電圧としてV/6が印加される。この電圧V/6が、図9の残留電荷消去パルス電圧VEとして機能する。すなわち、この実施の形態によれば、残留電荷消去パルス電圧VEを特別なパルスとして別途印加する必要がなく、高速動作が可能になる。また、ディスチャージを行うメモリセルに接続されるビット線BLn−1とその他の非選択のビット線BLn+1に印加される電圧を異ならせることにより、ディスチャージを行うメモリセルに印加する電位差を調整することができる。
[第14の実施の形態]
次に、第14の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を、図34を参照して説明する。この第14の実施の形態の装置の概略構成は、図1〜図5と略同一であるので、以下では重複する説明は省略する。
この第14の実施の形態は、第11〜13の実施の形態と同様に、メモリセルを順次選択していく場合に、メモリセルがビット線BL及びワード線WLに対し斜め方向に移動していくような制御が行われる点に特徴を有している。
例えば、図34に示すように、まずビット線BLn−1及びワード線WLn−1に接続されるメモリセルを選択して各種動作を行う。このときは、制御回路は選択ワード線WLn−1に電圧Vを印加する一方、選択ビット線BLn−1には電圧として0Vを印加する。その結果として選択メモリセルMC0<2,0>に電位差としてVが印加されるようにする。また、制御回路は、非選択ワード線WLには電圧V/2を印加し、非選択ビット線BLには電圧V/3を印加する。これにより、選択メモリセルと同一のワード線WLn−1に接続されるメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差として2/3Vが与えられる。また、選択メモリセルと同一のビット線BLn−1に接続されるメモリセル(半選択メモリセル)には、電位差としてV/2が与えられる。また、非選択ビット線BLと非選択ワード線WLに接続されるメモリセル(非選択メモリセル)には、電位差としてV/6が与えられる。
その後、ビット線BLn−1に隣接するビット線BLn、及びワード線WLn−1に隣接するビット線WLnを選択して、次のメモリセルMC0(1,1)を選択して各種動作を行う(すなわち、選択メモリセルがビット線及びワード線に対し斜め方向に移動する)。このときは、制御回路は選択ワード線WLnに電圧Vを印加する一方、選択ビット線BLnには電圧として0Vを印加する。その結果として選択メモリセルに電位差Vが与えられるようにする。また、制御回路は、非選択ビット線BLには電圧V/3を印加する一方、非選択ワード線WLにはV/2を印加する。これにより、元の選択メモリセルMC0(2,0)には、電位差としてV/6が与えられる。この電圧V/6が、図9の残留電荷消去パルス電圧VEとして機能する。すなわち、この実施の形態によれば、残留電荷消去パルス電圧VEを特別なパルスとして別途印加する必要がなく、高速動作が可能になる。また、ディスチャージを行うメモリセルに接続されるワード線WLn−1とその他の非選択のワード線WLn+1に印加される電圧を異ならせることにより、ディスチャージを行うメモリセルに印加する電位差を調整することができる。
[メモリセルアレイの材料]
最後に、上記の実施形態に係るメモリセルアレイに用いる材料についてまとめる。なお、x、yは、任意の組成比を表している。
<整流素子>
整流素子を構成するp型半導体、n型半導体、及び真正半導体の材料には、Si、SiGe、SiC、Ge、C等の半導体のグループから選択することができる。
整流素子を構成する上部半導体との接合部には、Si、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Rh、Pd、Ag、Cd、In、Sn、La、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Auで作るシリサイドを使用し、これらシリサイドには、Sc、Ti、V,Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、In、Sn、La、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Auを1又は2以上添加したものを使用する。
整流素子を構成する複数の絶縁層は、例えば、以下の材料から選択される。
(1) 酸化物
・ SiO、Al、Y、La、Gd、Ce、CeO、Ta、HfO、ZrO、TiO、HfSiO、HfAlO、ZrSiO、ZrAlO、AlSiO
・ AM
但し、A及びMは、同じ又は異なる元素で、且つ、Al、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Geのうちの一つである。
AMには、例えば、Fe、FeAl、Mn1+xAl2−x4+y、Co1+xAl2−x4+y、MnO等がある。
・ AMO
但し、A及びMは、同じ又は異なる元素で、且つ、Al、La、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Au、Hg、Tl、Pb、Bi、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、In、Snのうちの一つである。
AMOには、例えば、LaAlO、SrHfO、SrZrO、SrTiO等がある。
(2) 酸窒化物
・ SiON、AlON、YON、LaON、GdON、CeON、TaON、HfON、ZrON、TiON、LaAlON、SrHfON、SrZrON、SrTiON、HfSiON、HfAlON、ZrSiON、ZrAlON、AlSiON
・ 上記(1)に示す酸化物の酸素元素の一部を窒素元素で置換した材料
特に、整流素子を構成する絶縁層は、それぞれ、SiO、 SiN、 Si、Al、SiON、HfO、HfSiON、Ta、TiO、SrTiOのグループから選択されるのが好ましい。
なお、SIO、SiN、SiONなどのSi系の絶縁膜に関しては、酸素元素、窒素元素の濃度がそれぞれ1×1018atoms/cm以上であるものを含む。
但し、複数の絶縁層のバリアハイトは、互いに異なる。
また、絶縁層には、欠陥準位を形成する不純物原子、又は、半導体/メタルドット(量子ドット)を含む材料も含まれる。
<可変抵抗素子>
メモリセルMCの可変抵抗素子、或いは、整流素子内にメモリ機能を組み込んだ場合のメモリ層には、例えば、以下の材料が用いられる。
(1) 酸化物
・ SiO、Al、Y、La、Gd、Ce、CeO、Ta、HfO、ZrO、TiO、HfSiO、HfAlO、ZrSiO、ZrAlO、AlSiO
・ AM
但し、A及びMは、同じ又は異なる元素で、且つ、Al、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Geのうちの一つまたは複数個の組み合わせである。
AMには、例えば、Fe、FeAl、Mn1+xAl2−x4+y、Co1+xAl2−x4+y、MnO等がある。
・ AMO
但し、A及びMは、同じ又は異なる元素で、且つ、Al、La、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Au、Hg、Tl、Pb、Bi、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、In、Snのうちの一つまたは複数個の組み合わせである。
AMOには、例えば、LaAlO、SrHfO、SrZrO、SrTiO等がある。
(2) 酸窒化物
・ SiON、AlON、YON、LaON、GdON、CeON、TaON、HfON、ZrON、TiON、LaAlON、SrHfON、SrZrON、SrTiON、HfSiON、HfAlON、ZrSiON、ZrAlON、AlSiON
メモリ素子は、例えば、二元系又は三元系の金属酸化物や有機物(単層膜やナノチューブを含む)等から構成される。例えば、カーボンであれば単層膜、ナノチューブ、グラフェン、フラーレン等の2次元構造を含む。金属酸化物は、上記(1)に示す酸化物や(2)に示す酸窒化物を含む。
<電極層>
メモリセルMCに用いられる電極層には、金属元素単体または複数の混合物、シリサイドや酸化物、窒化物などが挙げられる。
具体的には、Pt、Au、Ag、TiAlN、SrRuO、Ru、RuN、Ir、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、TiN、TaN、LaNiO、Al、PtIrO、PtRhO、Rh、TaAlN、SiTiO、WSi、TaSi、PdSi、PtSi、IrSi、ErSi、YSi、HfSi、NiSi、CoSi、TiSi、VSi、CrSi、MnSi、FeSi等から構成される。
電極層は、バリアメタル層、又は接着層としての機能を同時に有していてもよい。
<ワード線WL、ビット線BL>
メモリセルアレイ1のワード線WL、ビット線BLとして機能する導電線は、W、WN、Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、TiN、WSi、TaSi、PdSi、ErSi、YSi、PtSi、HfSi、NiSi、CoSi、TiSi、VSi、CrSi、MnSi、FeSi等から構成される。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・メモリセルアレイ、 2・・・カラム制御回路、 3・・・ロウ制御回路、 4・・・データ入出力バッファ、 5・・・アドレスレジスタ、 6・・・コマンド・インタフェース、 7・・・ステートマシン、 8・・・エンコード・デコード回路、 9・・・パルス・ジェネレータ。

Claims (11)

  1. 複数のビット線と、前記複数のビット線に交差する複数のワード線と、前記複数のビット線及び複数のワード線の交差部に設けられたメモリセルとを有するメモリセルアレイと、
    前記ビット線及びワード線に印加する電圧を制御する制御部と
    を備え、
    前記メモリセルは、可変抵抗素子と整流素子とを含み、
    前記制御部は、選択メモリセルに対し、選択ビット線及び選択ワード線を介して第1電位差を与え、
    その後、前記選択メモリセルに対し、選択ビット線及び選択ワード線を介して残留電荷を消去する第2電位差を与えるよう構成された
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記制御部は、前記第1電位差により、複数の前記メモリセルの抵抗値の一部が目標範囲を超える程度にまで変化させた後、
    前記第2電位差により、前記メモリセルの抵抗値を前記目標範囲内に制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記制御部は、前記第1電位差により、複数の前記メモリセルの抵抗値の一部が目標範囲に届かない程度にまで変化させた後、
    前記第2電位差により、前記メモリセルの抵抗値を前記目標範囲内に制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記制御部は、前記第1電位差により、前記メモリセルの抵抗値を高抵抗状態から低抵抗状態に変化させるセット動作を行うよう構成されている
    請求項2または3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記制御部は、前記第1電位差により、前記メモリセルの抵抗値を低抵抗状態から高低抵抗状態に変化させるリセット動作を行うよう構成されている
    請求項2または3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記制御部は、前記第2電位差を与えた後、前記メモリセルの抵抗値が前記目標範囲内にあるか否かを判定するベリファイ動作を実行するように構成された請求項2または3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記制御部は、同一のビット線又はワード線に沿って形成される複数の前記メモリセルを順次選択して第1動作を実行するように構成され、
    選択ビット線には第3電圧を印加し、選択ワード線には第4電圧を印加し、
    前記選択ビット線を除く非選択ビット線には前記第3電圧とは異なる第5電圧を印加し、前記選択ワード線を除く非選択ワード線には前記第4電圧とは異なる第6電圧を印加し、
    前記制御部は、選択メモリセルに対し、前記第3電圧と前記第4電圧の差としての第1電位差を与えて前記第1動作を実行する一方、
    前記第1動作が終了したメモリセルには、前記第3電圧と前記第6電圧の差、又は前記第4電圧と前記第5電圧の差としての第2電位差を与える
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記制御部は、選択メモリセルが接続されたビット線及びワード線とは異なるビット線及びワード線に接続されるメモリセルを順次選択して第1動作を実行するように構成され、
    選択ビット線には第3電圧を印加し、選択ワード線には第4電圧を印加し、
    前記選択ビット線を除く非選択ビット線には前記第3電圧とは異なる第5電圧を印加し、前記選択ワード線を除く非選択ワード線には前記第4電圧とは異なる第6電圧を印加し、
    前記制御部は、選択メモリセルに対し、前記第3電圧と前記第4電圧の差としての第1電位差を与えて前記第1動作を実行する一方、
    前記第1動作が終了したメモリセルには、前記第5電圧と前記第6電圧の差としての第2電位差を与える
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 複数のビット線と、前記複数のビット線に交差する複数のワード線と、前記複数のビット線及び複数のワード線の交差部に設けられたメモリセルとを有するメモリセルアレイを備え、前記メモリセルは可変抵抗素子と整流素子とを含む不揮発性半導体記憶装置の制御方法において、
    選択メモリセルに対し、選択ビット線及び選択ワード線を介して所定の動作のための第1電位差を与え、
    前記選択メモリセルに対し、選択ビット線及び選択ワード線を介して残留電荷を消去する第2電位差を与える
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  10. 前記第1電位差により、複数の前記メモリセルの抵抗値の一部が目標範囲を超える程度にまで変化させた後、
    前記第2電位差により、前記メモリセルの抵抗値を前記目標範囲内に制御する
    ことを特徴とする請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  11. 前記第1電位差により、複数の前記メモリセルの抵抗値の一部が目標範囲に届かない程度にまで変化させた後、
    前記第2電位差により、前記メモリセルの抵抗値を前記目標範囲内に制御する
    ことを特徴とする請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
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