JP2014211575A - 表示装置および液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】大型化することなく、液晶表示パネルの割れを防止することができる液晶表示装置を提供する。【解決手段】液晶表示装置は、液晶表示パネル１０と、液晶表示パネル１０の画像が表示される表面に対向するように配置されるカバープレート２４と、液晶表示パネル１０の裏面に対向するように配置されるバックライトと、を有する。該バックライトは、液晶表示パネル１０の裏面の周縁部に対向するフレーム３４を含む。液晶表示パネル１０は、矩形の少なくとも１つの角部を切り欠いた平面形状になっている。フレーム３４は、切り欠かれた少なくとも１つの該角部の領域内に収まるように、カバープレート２４の方向に立ち上がる柱状部３６を有する。【選択図】図４

Description

本発明は、液晶表示装置などの表示装置に関する。

表示装置（例えば液晶表示装置）において、アクリル樹脂や強化ガラスなどからなるカバープレートを、粘着層で表示パネル（例えば液晶表示パネル）の全面に貼り付ける構造が知られている。液晶表示パネルは、液晶材料を挟む基板の一方が他方から突出するようになっており、突出している基板に集積回路チップが搭載されてフレキシブル配線基板が接続される。カバープレートは、液晶表示パネルよりも大きいことが一般的で、液晶表示パネルの突出した基板とカバープレートを挟み込む外力が加えられると、液晶表示パネルの突出した基板の、他方の基板との境目に割れが生じる。

特許文献１には、液晶表示パネルに取り付けるフレームに壁を立ち上げ形成して、これをカバープレートに接着することが開示されている。これによれば、液晶表示パネルの突出した基板とカバープレートとの間で、壁がスペーサとなるので、基板の割れを防止することができる。

特開２０１０−２２４２３４号公報

特許文献１の構造は、フレームが液晶表示パネルよりも十分大きいことを前提としている。しかし、携帯電話用途やモバイル端末用途などの小型の液晶表示装置においては、フレームは極めて小さくなっているので、壁を設けることは難しくなってきている。

本発明は、大型化することなく、表示パネルの割れを防止することができる表示装置を提供することを目的とする。

（１）本発明に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの画像が表示される表面に対向するように配置されるカバープレートと、前記液晶表示パネルの裏面に対向するように配置されるバックライトと、を有し、前記バックライトは、前記液晶表示パネルの前記裏面の周縁部に対向するフレームを含み、前記液晶表示パネルは、矩形の少なくとも１つの角部を切り欠いた平面形状になっており、前記フレームは、切り欠かれた前記少なくとも１つの角部の領域内に収まるように、前記カバープレートの方向に立ち上がる柱状部を有することを特徴とする。本発明によれば、柱状部は、カバープレートの方向に立ち上がっているので、液晶表示パネルを支えてその割れを防止することができる。液晶表示パネルが、矩形の角部を切り欠いた平面形状になっており、その切り欠かれた角部の領域に柱状部が収まるので、液晶表示装置は大型化しない。

（２）（１）に記載された液晶表示装置において、前記液晶表示パネルは、前記カバープレートに対向する第１基板及び前記バックライトに対向する第２基板を含み、前記第１基板及び前記第２基板は、前記第２基板の一部が前記第１基板から突出した状態で重なり合って、前記液晶表示パネルの前記平面形状を構成し、前記第２基板の前記第１基板から突出した部分が、前記少なくとも１つの角部が切り欠かれた形状になっていることを特徴としてもよい。

（３）（２）に記載された液晶表示装置において、前記柱状部は、前記第１基板よりも高くなっていることを特徴としてもよい。

（４）（１）から（３）のいずれか１項に記載された液晶表示装置において、前記カバープレートには、前記液晶表示パネルに対向する面に遮光層が設けられ、前記柱状部は、前記遮光層に対向し、前記遮光層には、前記柱状部に対向する領域に保護膜が形成されていることを特徴としてもよい。

（５）本発明に係る表示装置は、表示パネルと、前記表示パネルの画像が表示される表面に対向するように配置されるカバープレートと、前記表示パネルの裏面に対向するように配置され、前記表示パネルを支持するフレームと、を有し、前記表示パネルは、角部が切り欠かれた切欠き部を少なくとも１つ有し、前記フレームは、前記切欠き部に隣接し、且つ切り欠かれた前記角部の領域内に、前記カバープレートの方向に立ち上がる柱状部を有し、前記柱状部の高さは、前記表示パネルの前記表面の位置よりも高いことを特徴とする。

本発明の実施形態に係る液晶表示装置を示す断面図である。 液晶表示パネルの平面図である。 フレームが取り付けられた液晶表示パネルを示す平面図である。 液晶表示パネルが取り付けられたフレームとカバープレートの分解斜視図である。 図４とは異なる方向から見た分解斜視図である。

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。

図１は、本発明の実施形態に係る表示装置を示す断面図である。図１は、表示装置の一例として液晶表示装置を示している。液晶表示装置は、液晶表示パネル１０を有する。液晶表示パネル１０は、第１基板１２及び第２基板１４を含む。第１基板１２及び第２基板１４の間には図示しない液晶が介在する。第１基板１２は、図示しないカラーフィルタが形成されたカラーフィルタ基板である。第２基板１４は、図示しない薄膜トランジスタ、画素電極及び配線などを含むＴＦＴ（Thin Film Transistor）基板（又はアレイ基板）である。

図２は、液晶表示パネル１０の平面図である。第１基板１２及び第２基板１４は、第２基板１４の一部が第１基板１２から突出した状態で重なり合っている。第２基板１４は、第１基板１２から突出する突出部を有している。液晶表示パネル１０（詳しくは第２基板１４の突出部）には、液晶を駆動するためのドライバ回路を内蔵する集積回路チップ１６が搭載され、外部との電気的接続のためのフレキシブル配線基板１８が取り付けられている。液晶表示パネル１０には、偏光板２０が貼り付けられている。

図２に示すように、第１基板１２及び第２基板１４によって、液晶表示パネル１０の平面形状が構成される。第２基板１４の第１基板１２からの突出部は、台形の平面形状になっている。言い換えると、第２基板１４の第１基板１２からの突出部は、矩形の少なくとも１つ（図２では２つ）の角部２２が切り欠かれた形状になっている。液晶表示パネル１０全体の平面形状も、矩形の少なくとも１つの角部２２を切り欠いた形状になっている。

図１に示すように、液晶表示装置は、液晶表示パネル１０の画像が表示される表面に対向するように配置されたカバープレート２４を有する。カバープレート２４は、粘着層２６によって液晶表示パネル１０（詳しくは偏光板２０）に貼り付けられている。カバープレート２４は、ガラス、プラスチックなどからなる補強板、保護板であってもよいし、タッチパネルであってもよい。カバープレート２４には、液晶表示パネル１０に対向する面に、画像を表示するための開口２８を有する遮光層３０が設けられている。カバープレート２４は第１基板１２に対向する。

液晶表示装置は、例えばエッジライト方式のバックライト３２を有する。バックライト３２は、液晶表示パネル１０の裏面に対向するように配置される。バックライト３２は第２基板１４に対向する。バックライト３２は、図示しない導光板を含み、図示しない発光ダイオードなどの複数の発光部品が、導光板の端面に対向するように一列に並んで配置される。発光部品は、導光板に光を導入するための点光源であり、点光源からの光が導光板で面光源に変換されて液晶表示パネル１０に照射される。液晶表示パネル１０と導光板の間には、図示しない光学シートが配置されている。光学シートは、拡散シート及びプリズムシートなどを含む。

バックライト３２は、例えば樹脂からなるフレーム３４を含む。フレーム３４は、図示しない導光板を内側に収納する。フレーム３４は、液晶表示パネル１０の裏面の周縁部に対向し、液晶表示パネル１０を支持している。フレーム３４は、カバープレート２４の方向に立ち上がる柱状部３６を一体的に有する。液晶表示パネル１０（特に第２基板１４の第１基板１２からの突出部）とカバープレート２４とを挟み込む外力が加えられたとき、その外力を柱状部３６によって受けることができ、液晶表示パネル１０の割れを防ぐことができる。柱状部３６は、第１基板１２よりも高くなっている。柱状部３６は、遮光層３０に対向する。遮光層３０には、柱状部３６に対向する領域に、金属などからなる保護膜３８が形成されている。したがって、遮光層３０と柱状部３６の間に保護膜３８が介在するので、遮光層３０をカバープレート２４の表面に印刷などで形成しても、遮光層３０に柱状部３６が接触して削れてしまうことを避けられる。また、保護膜３８と柱状部３６との間には所定の隙間が形成されている。

図３は、フレーム３４が取り付けられた液晶表示パネル１０を示す平面図である。図４は、液晶表示パネル１０が取り付けられたフレーム３４とカバープレート２４の分解斜視図である。図５は、図４とは異なる方向から見た分解斜視図である。

柱状部３６は、矩形から切り欠かれた少なくとも１つの角部２２（図２参照）の領域内に収まるように設けられている。本実施形態では、柱状部３６は三角柱であるが、その形状は特に限定されない。矩形から切り欠かれた領域内に柱状部３６が収まるので、液晶表示装置は大型化しないようになっている。

本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。

１０ 液晶表示パネル、１２ 第１基板、１４ 第２基板、１６ 集積回路チップ、１８ フレキシブル配線基板、２０ 偏光板、２２ 角部、２４ カバープレート、２６ 粘着層、２８ 開口、３０ 遮光層、３２ バックライト、３４ フレーム、３６ 柱状部、３８ 保護膜。

Claims (12)

1. 液晶表示パネルと、
   前記液晶表示パネルの画像が表示される表面に対向するように配置されるカバープレートと、
   前記液晶表示パネルの裏面に対向するように配置されるバックライトと、
   を有し、
   前記バックライトは、前記液晶表示パネルの前記裏面の周縁部に対向するフレームを含み、
   前記液晶表示パネルは、矩形の少なくとも１つの角部を切り欠いた平面形状になっており、
   前記フレームは、切り欠かれた前記少なくとも１つの角部の領域内に収まるように、前記カバープレートの方向に立ち上がる柱状部を有することを特徴とする液晶表示装置。
2. 請求項１に記載された液晶表示装置において、
   前記液晶表示パネルは、前記カバープレートに対向する第１基板及び前記バックライトに対向する第２基板を含み、
   前記第１基板及び前記第２基板は、前記第２基板の一部が前記第１基板から突出した状態で重なり合って、前記液晶表示パネルの前記平面形状を構成し、
   前記第２基板の前記第１基板から突出した部分が、前記少なくとも１つの角部が切り欠かれた形状になっていることを特徴とする液晶表示装置。
3. 請求項２に記載された液晶表示装置において、
   前記柱状部は、前記第１基板よりも高くなっていることを特徴とする液晶表示装置。
4. 請求項１から３のいずれか１項に記載された液晶表示装置において、
   前記カバープレートには、前記液晶表示パネルに対向する面に遮光層が設けられ、
   前記柱状部は、前記遮光層に対向し、
   前記遮光層には、前記柱状部に対向する領域に保護膜が形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
5. 請求項４に記載された液晶表示装置において、
   前記保護膜は金属からなることを特徴とする液晶表示装置。
6. 請求項１から５のいずれか１項に記載された液晶表示装置において、
   前記柱状部の前記カバープレートと対向する面と前記カバープレートとの間には、所定の隙間が形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
7. 表示パネルと、
   前記表示パネルの画像が表示される表面に対向するように配置されるカバープレートと、
   前記表示パネルの裏面に対向するように配置され、前記表示パネルを支持するフレームと、
   を有し、
   前記表示パネルは、角部が切り欠かれた切欠き部を少なくとも１つ有し、
   前記フレームは、前記切欠き部に隣接し、且つ切り欠かれた前記角部の領域内に、前記カバープレートの方向に立ち上がる柱状部を有し、
   前記柱状部の高さは、前記表示パネルの前記表面の位置よりも高いことを特徴とする表示装置。
8. 請求項７に記載された表示装置において、
   前記表示パネルは、前記カバープレートに対向する第１基板及び前記フレームに対向する第２基板を含み、
   前記第２基板は、前記第１基板から突出した突出部を有し、
   前記切欠き部は、前記突出部に形成されていることを特徴とする表示装置。
9. 請求項８に記載された表示装置において、
   前記突出部には、前記切欠き部が２つ形成されていることを特徴とする表示装置。
10. 請求項７から９のいずれか１項に記載された表示装置において、
    前記カバープレートには、前記表示パネルに対向する面に遮光層が設けられ、
    前記柱状部は、前記遮光層に対向し、
    前記遮光層には、前記柱状部に対向する領域に保護膜が形成されていることを特徴とする表示装置。
11. 請求項１０に記載された表示装置において、
    前記保護膜は金属からなることを特徴とする表示装置。
12. 請求項７から１１のいずれか１項に記載された表示装置において、
    前記柱状部の前記カバープレートと対向する面と前記カバープレートとの間には、所定の隙間が形成されていることを特徴とする表示装置。

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