JP2017061368A - ロープテンション計測装置及びエレベーター装置並びにエレベーター装置のロープテンション計測方法 - Google Patents

ロープテンション計測装置及びエレベーター装置並びにエレベーター装置のロープテンション計測方法 Download PDF

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Seiichi Ichige
清一 市毛
隆行 渡邉
Takayuki Watanabe
隆行 渡邉
慎治 吉元
Shinji Yoshimoto
慎治 吉元
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Abstract

【課題】ロープの使用本数が多い場合であっても、常時、ロープテンションの計測が可能であること。【解決手段】本発明のロープテンション計測装置は、上記課題を解決するために、ロープの移動に追従する案内プーリと、該案内プーリを回転可能に支持する案内プーリ軸支持ブラケットと、該案内プーリ軸支持ブラケットに一端が摺動自在に支持され、他端が固定部材に固定される固定金具に回動自在に支持され、ばねが設置されているばねロッドと、前記案内プーリ軸支持ブラケットに設置され、前記ロープの振動を計測する加速度センサーと、該加速度センサーで計測した前記ロープの振動情報を受信し、該ロープの振動情報を解析して前記ロープのテンション状態が異常か否かを判定する振動周波数処理装置とを備えていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明はロープテンション計測装置及びエレベーター装置並びにエレベーター装置のロープテンション計測方法に係り、特に、エレベーターの乗りかごを昇降駆動する複数本の主ロープにおけるテンションを常時計測するものに好適なロープテンション計測装置及びエレベーター装置並びにエレベーター装置のロープテンション計測方法に関する。
一般に、建物に設備されるエレベーターの昇降路の上部に機械室が設けられていないタイプのエレベーターにおいては、主ロープの両端が固定され綱車(プーリ、シーブ)間に位置する複数本の主ロープが、一端側から乗りかご下プーリ、乗りかご側頂部プーリ、巻上機シーブ、カウンターウェート側頂部プーリ及びカウンターウェートプーリを介して他端側へ設置されており、巻上機により巻上機シーブを回転駆動させて、上述したプーリ、シーブ間に位置する複数本の主ロープを動かしてエレベーターの乗りかごを昇降させている。
このようなエレベーターにおいて、乗りかごを昇降駆動する複数本の主ロープには、同じ大きさのテンションが作用することが理想であり、主ロープのテンションがアンバランスになると、一部の主ロープに過大なテンションが作用するため、これによって主ロープの摩損や巻上機綱車又は各綱車の溝に偏摩耗等の異常が発生してしまい、主ロープや巻上機綱車等の寿命が短くなる問題が発生する。
通常、主ロープテンションの測定は作業員が行なっているが、従来における主ロープテンションの測定方法は、主ロープエンド部のテンションバネ長を目視計測するため、誤差が大きく、しかも、作業員によって個人差が生じる問題がある。
このような、エレベーターの乗りかごを吊り下げる複数本の主ロープに作用するテンションを測定するロープテンション測定装置が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されているロープテンション測定装置は、各主ロープに装着されて各主ロープの固有振動数を検出するための振動センサーと、この振動センサーの出力信号に基づいて各主ロープのテンションを算出する演算処理回路とを備え、各主ロープに対して人為的に振動力を加えることで、振動センサーからの出力信号が演算処理回路に供給され、演算処理回路で主ロープテンションを算出するものであり、また、主ロープの長さを変数として含まない算出方法を特徴とした装置のため、乗りかごを任意位置で停止させた状態で、容易、かつ、正確にロープテンションを測定することが記載されている。
特開2013−217891号公報
しかしながら、上述した従来技術(特許文献1)においては、各主ロープに振動センサーをその都度設置し、また、各主ロープに対しては人為的に振動力を加えて計測する方法であり、主ロープの使用本数が多い場合や各主ロープの落ち位置全てにおいて計測する必要があるため、振動センサーの付け替えや計測に多大な時間に要することは勿論、特許文献1の構造では常設することもできない。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ロープの使用本数が多い場合であっても、常時、ロープテンションが計測可能なロープテンション計測装置及びエレベーター装置並びにエレベーター装置のロープテンション計測方法を提供することにある。
本発明のロープテンション計測装置は、上記目的を達成するために、ロープの移動に追従する案内プーリと、該案内プーリを回転可能に支持する案内プーリ軸支持ブラケットと、該案内プーリ軸支持ブラケットに一端が摺動自在に支持され、他端が固定部材に固定される固定金具に回動自在に支持され、ばねが設置されているばねロッドと、前記案内プーリ軸支持ブラケットに設置され、前記ロープの振動を計測する加速度センサーと、該加速度センサーで計測した前記ロープの振動情報を受信し、該ロープの振動情報を解析して前記ロープのテンション状態が異常か否かを判定する振動周波数処理装置とを備えていることを特徴とする。
また、本発明のエレベーター装置は、上記目的を達成するために、両端が固定されているロープが、一端側から第1及び第2乗りかご下プーリ、乗りかご側頂部プーリ、巻上機シーブ、カウンターウェート側頂部プーリ及びカウンターウェートプーリを介して他端側へ設置されていると共に、巻上機により前記巻上機シーブを回転駆動させて前記ロープを動かして乗りかごを昇降させると共に、前記ロープのテンションを計測するロープテンション計測装置を備えたエレベーター装置において、前記ロープテンション計測装置は、上記構成のロープテンション計測装置であることを特徴とする。
更に、本発明のエレベーター装置のロープテンション計測方法は、上記目的を達成するために、両端が固定されているロープが、一端側から第1及び第2乗りかご下プーリ、乗りかご側頂部プーリ、巻上機シーブ、カウンターウェート側頂部プーリ及びカウンターウェートプーリを介して他端側へ設置されていると共に、巻上機により前記巻上機シーブを回転駆動させて前記ロープを動かして乗りかごを昇降させるエレベーター装置の前記ロープのテンションをロープテンション計測装置を用いて計測するエレベーター装置のロープテンション計測方法において、前記ロープテンション計測装置は、上記構成のロープテンション計測装置であって、前記加速度センサーで計測した前記ロープの振動情報を受信し、該ロープの振動情報を振動周波数処理装置で解析して前記ロープのテンション状態が異常か否かを判定することを特徴とする。
本発明によれば、ロープの使用本数が多い場合であっても、常時、ロープテンションの計測が可能である。
本発明のロープテンション計測装置の実施例1が適用されるエレベーター装置の概略構成を示す図である。 本発明のロープテンション計測装置の実施例1を一部断面して示す構成図である。 本発明のエレベーター装置のロープテンション計測方法の一実施例によるロープの張力測定値の変化からロープ摩損や巻上機シーブ又はプーリ溝の偏摩耗の検出方法の原理を説明するための図である。 本発明のロープテンション計測装置を備えたエレベーター装置の一実施例を示す構成図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明のロープテンション計測装置及びエレベーター装置並びにエレベーター装置のロープテンション計測方法を説明する。
図1に、本発明のロープテンション計測装置の実施例1が適用されるエレベーター装置の概略構成を示す。
図1に示すように、エレベーター装置は、両端が固定されている主ロープ6が、一端側である乗りかご側ロープエンド部6b1から第1及び第2乗りかご下プーリ4a1及び4a2、乗りかご側頂部プーリ4c1、巻上機シーブ5、カウンターウェート側頂部プーリ4c2及びカウンターウェートプーリ4bを介して他端側であるカウンターウェート側ロープエンド部6b2へ設置され、巻上機3により巻上機シーブ5を回転駆動させて主ロープ6を動かして乗りかご1を昇降させるものである。
具体的には、乗りかご1に取り付けられた第1乗りかご下プーリ4a1、第2乗りかご下プーリ4a2、カウンターウェート2に取り付けられたカウンターウェートプーリ4b、図示しない昇降路頂部に設置される乗りかご側頂部プーリ4c1、カウンターウェート側頂部プーリ4c2及び巻上機3に繋がる巻上機シーブ5に対して、複数本の主ロープ6が巻き付けられ、これら複数本の主ロープ6によって乗りかご1とカウンターウェート2が吊り下げられており、巻上機3によって巻上機シーブ5を回転駆動することによって、乗りかご1が昇降駆動される。
図2に、図1に示したエレベーター装置に採用されるロープテンション計測装置の実施例1を示す。
該図に示すように、本実施例のロープテンション計測装置は、主ロープ6の移動に追従する案内プーリ9aと、この案内プーリ9aを回転可能に支持する案内プーリ軸支持ブラケット9bと、この案内プーリ軸支持ブラケット9bに一端が摺動自在に支持され、他端が固定部材であるエレベーター装置の昇降路塔内機器(例えば、カウンターウェート2のレール等)に固定される固定金具11cに回動自在に支持され、ばね10bが設置されているばねロッド10aと、案内プーリ軸支持ブラケット9bに設置され、主ロープ6の振動を計測する加速度センサー8aと、この加速度センサー8aで計測した主ロープ6の振動情報を無線通信8bで受信する無線通信受信ユニット12と、この無線通信受信ユニット12で受信した主ロープ6の振動情報が送信され、その送信されてきた主ロープ6の振動情報を解析して主ロープ6のテンション状態が異常か否かを判定する振動周波数処理装置13と、振動周波数処理装置13で主ロープ6のテンション状態が異常であると判定した場合に、その異常であることを送信する発報装置14とから概略構成されている。
また、案内プーリ軸支持ブラケット9bの案内プーリ9aが支持されている側とは反対側の端部には、軸方向に貫通孔10f2を有する部材10f1が設置され、この部材10f1の貫通孔10f2にばねロッド10aの一端が摺動自在に挿入され、かつ、固定金具11cは軸受部11aを備え、この軸受部11aは、ばねロッド10aの他端を支持ピン11bを介して回動自在に装着されている。
なお、図2では、主ロープ6の振動情報は無線通信8bを介して振動周波数処理装置13へと送信しているが、有線通信によって振動情報を送信してもよい。無線通信の場合は、各ロープテンション計測装置の設置の自由度が増すメリットがあり、また、有線通信の場合は、接続の安定性をより確保できるメリットがある。また、振動周波数処理装置13が小型化できる場合には、各ロープテンション測定装置に備え、測定結果を無線通信によって外部に送信する方式としてもよい。
また、ばねロッド10aは、固定金具11c側からばね張力調整ナット10d、第1ばね座10c1、ばね10b及び第2ばね座10c2を介して案内プーリ軸支持ブラケット9bの先端部に設置されている部材10f1の貫通孔10f2に挿入され、ばねロッド10aの先端にはストッパー10eが設けられている。
即ち、本実施例のロープテンション計測装置は、主ロープ6の移動に追従するための案内プーリ9aを有し、図示しない案内プーリ軸を支持する案内プーリ軸支持ブラケット9bに無線通信8b方式の加速度センサー8aを備えている。更に、ばねロッド10aは、主ロープ6を前後(摺動構造部による軸方向移動)、左右(軸受部11aと支点ピン11bによる紙面直角方向の前後方向移動)の振動に追従するため、図示しない昇降路塔内機器に固定するための固定金具11c、軸受部11a及び支点ピン11bを介して装着され、ばね張力調整ナット10d、第1ばね座10c1、ばね10b、第2ばね座10c2を介し、案内プーリ軸支持ブラケット9bの摺動構造部となっている部材10f1の貫通孔10f2に挿入し、ストッパー10eで取り付けられる構造となっている。
これにより、主ロープ6の縦方向(上下方向)への移動と前後(摺動構造部による軸方向移動)、左右(軸受部11aと支点ピン11bによる紙面直角方向の前後方向移動)への振動に案内プーリ9aが追従でき、この主ロープ6の図示しない振動を加速度センサー8aで計測し、計測した情報が無線通信8bにより送られ、無線通信受信ユニット12が計測した情報を受信すると、計測情報が振動周波数処理装置13に送られ、振動周波数処理装置13にて振動解析を行い、振動周波数の異常な変化と判定した場合には、発報装置14にて、図示しない管制センターに発報措置を行うものである。
図3は、縦軸に張力、横軸に時間を示しており、図1に示したエレベーター装置を基に説明すると、例として、張力T1ロープ15、張力T2ロープ16、張力T3ロープ17の計3本の張力の時間による変化を示している(張力T1ロープ15、張力T2ロープ16、張力T3ロープ17は、図1に示す各ロープから任意のロープ3本を抽出したものである)。
エレベーター装置の新設時またはロープ交換時は、乗りかご側ロープエンド部6b1及びカウンターウェート側ロープエンド部6b2にて複数本の主ロープ6の張力を均一に調整しているが、据付時の主ロープ6の捩れにより、乗りかご側ロープエンド部6b1−第1乗りかご下プーリ4a1間のロープ6a1、乗りかご側頂部プーリ4c1−第2乗りかご下プーリ4a2間のロープ6a2、乗りかご側頂部プーリ4c1−巻上機シーブ5間のロープ6a3、カウンターウェート側頂部プーリ4c2−巻上機シーブ5間のロープ6a4、カウンターウェート側頂部プーリ4c2−カウンターウェートプーリ4b間のロープ6a5、カウンターウェート側ロープエンド部6b2−カウンターウェートプーリ4b間のロープ6a6にそれぞれに作用している張力は不均一となる。
上記したロープの張力が不均一の状態で乗りかご1が図示しない昇降路内を昇降すると、張力が一番大きい張力T1ロープ15の初期伸びが進行する。それに伴い、次に張力が大きい張力T2ロープ16と一番張力が小さい張力T3ロープ17も、張力T1ロープ15に比べると小さいながら同様に初期伸びが進行する。初期伸びの伸び率は、張力T1ロープ15>張力T2ロープ16>張力T3ロープ17となる。
張力T1ロープ15、張力T2ロープ16、張力T3ロープ17の初期伸びが進行すると、各々の張力は張力均一ライン18にて均一となる。この時、張力T1ロープ15は初期伸びしきっており、これ以上は初期伸びしない状態であり。一方、張力T2ロープ16及び張力T3ロープ17はまだ初期伸びする状態である。この状態で乗りかご1が図示しない昇降路内を昇降すると、張力T2ロープ16及び張力T3ロープ17は初期伸びしていき張力が小さくなっていくが、張力T1ロープ15は初期伸びしきっており、これ以上は初期伸びしない状態であるため、張力がかかり続けることとなる。
この状態が続くと、張力T1ロープ15は伸びないかわり巻上機シーブ5または乗りかご1の第1乗りかご下プーリ4a1、第2乗りかご下プーリ4a2、乗りかご側頂部プーリ4c1、カウンターウェート側頂部プーリ4c2、カウンターウェートプーリ4bのいずれかの溝が摩耗し続けることとなり、主ロープ6の摩損及び巻上機シーブ5または乗りかご1の第1乗りかご下プーリ4a1、第2乗りかご下プーリ4a2、乗りかご側頂部プーリ4c1、巻上機シーブ5、カウンターウェート側頂部プーリ4c2、カウンターウェートプーリ4bの溝の偏摩耗に繋がることとなる。
なお、符号19は、張力T1ロープ15、張力T2ロープ16、張力T3ロープ17の張力が均一となる張力均一ライン18から張力T1ロープ15、張力T2ロープ16、張力T3ロープ17の張力が、再び不均一となる異常検出ラインである。
図4は、本発明のロープテンション計測装置を備えたエレベーター装置の一実施例を示しており、カウンターウェートプーリ4bからのカウンターウェート側ロープエンド部6b2−カウンターウェートプーリ4b間のロープ6a6の一端は、図示しないテンションロッドを介しカウンターウェート側ロープエンド部6b2で固定されており、第6ロープテンション計測装置7a6は、カウンターウェートプーリ4bからのカウンターウェート側ロープエンド部6b2−カウンターウェートプーリ4b間のロープ6a6に接触させて取付けられている。第5ロープテンション計測装置7a5は、カウンターウェート側頂部プーリ4c2からのカウンターウェート2へのカウンターウェート側頂部プーリ4c2−カウンターウェートプーリ4b間のロープ6a5に接触させて取付けられている。第4ロープテンション計測装置7a4は、巻上機シーブ5からのカウンターウェート側頂部プーリ4c2−巻上機シーブ5間のロープ6a4に接触させて取付けられている。第3ロープテンション計測装置7a3は、乗りかご側頂部プーリ4c1からの巻上機シーブ5への乗りかご側頂部プーリ4c1−巻上機シーブ5間のロープ6a3に接触させて取付けられている。第2ロープテンション計測装置7a2は、第2乗りかご下プーリ4a2からの乗りかご側頂部プーリ4c1−第2乗りかご下プーリ4a2間のロープ6a2に接触させて取付けられている。第1乗りかご下プーリ4a1への乗りかご側ロープエンド部6b1−第1乗りかご下プーリ4a1間のロープ6a1は、図示しないテンションロッドを介し乗りかご側ロープエンド部6b1で固定されており、第1ロープテンション計測装置7a1は、第1乗りかご下プーリ4a1への乗りかご側ロープエンド部6b1−第1乗りかご下プーリ4a1間のロープ6a1に接触させて取付けられている。
そして、本実施例の第1ロープテンション計測装置7a1は、乗りかご側ロープエンド部6b1に近いロープ6a1に、第2ロープテンション計測装置7a2と第3ロープテンション計測装置7a3は、乗りかご側頂部プーリ4c1に近いロープ6a2とロープ6a3に、第4ロープテンション計測装置7a4と第5ロープテンション計測装置7a5は、カウンターウェート側頂部プーリ4c2に近いロープ6a4とロープ6a5に、第6ロープテンション計測装置7a6は、カウンターウェート側ロープエンド部6b2に近いロープ6a6にそれぞれ接触させて、即ち、各ロープテンション計測装置は、各ロープの落ち位置に設置されているものである。
その際、第5及び第6ロープテンション計測装置7a5及び7a6は、カウンターウェート2と接触しない位置に取り付けるものとする。また、第1及び第2ロープテンション計測装置7a1及び7a1は、乗りかご1と接触しない位置に取り付けるものとする。更に、第3及び第4ロープテンション計測装置7a3及び7a3は、図示しない昇降路頂部に設置するが、図示しない昇降路の中間付近に設置することも可能としている。
このような本実施例のロープテンション計測装置は、主ロープ6の移動及び前後左右の振動に追従できるため、主ロープ6に常設することが可能である。また、主ロープ6の本数及び主ロープ6の落ち位置全てに、本実施例のロープテンション計測装置を常設することで、エレベーター装置走行時の各主ロープ6の固有振動により、主ロープテンション状態を常時計測することが可能である。更に、常時計測により主ロープテンション状態の変化を捉え、発報機能を有することで、一部の主ロープが過大なテンションとなる作用に至る前に調整を行うことができ、これによって、主ロープストランド切れなどによるエレベーター装置の故障を防ぐことが可能である。
従って、本実施例によれば、主ロープ6の使用本数が多い場合であっても、常時、ロープテンションの計測が可能である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。即ち、上記した実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…乗りかご、2…カウンターウェート、3…巻上機、4a1…第1乗りかご下プーリ、4a2…第2乗りかご下プーリ、4b…カウンターウェートプーリ、4c1…乗りかご側頂部プーリ、4c2…カウンターウェート側頂部プーリ、5…巻上機シーブ、6…主ロープ、6a1…乗りかご側ロープエンド部と第1かご下プーリ間のロープ、6a2…乗りかご側頂部プーリと第2かご下プーリ間のロープ、6a3…乗りかご側頂部プーリと巻上機シーブ間のロープ、6a4…カウンターウェート側頂部プーリと巻上機シーブ間のロープ、6a5…カウンターウェート側頂部プーリとカウンターウェートプーリ間のロープ、6a6…カウンターウェート側ロープエンド部とカウンターウェートプーリ間のロープ、6b1…乗りかご側ロープエンド部、6b2…カウンターウェート側ロープエンド部、7a1…第1ロープテンション計測装置、7a2…第2ロープテンション計測装置、7a3…第3ロープテンション計測装置、7a4…第4ロープテンション計測装置、7a5…第5ロープテンション計測装置、7a6…第6ロープテンション計測装置、8a…加速度センサー、8b…無線通信、9a…案内プーリ、9b…案内プーリ軸支持ブラケット、10a…ばねロッド、10b…ばね、10c1…第1ばね座、10c2…第2ばね座、10d…ばね張力調整ナット、10e…ストッパー、10f1…部材、10f2…貫通孔、11a…軸受部、11b…支点ピン、11c…固定金具、12…無線通信受信ユニット、13…振動周波数処理装置、14…発報装置、15…張力T1ロープ、16…張力T2ロープ、17…張力T3ロープ、18…張力均一ライン、19…異常検出ライン。

Claims (8)

  1. ロープの移動に追従する案内プーリと、
    該案内プーリを回転可能に支持する案内プーリ軸支持ブラケットと、
    該案内プーリ軸支持ブラケットに一端が摺動自在に支持され、他端が固定部材に固定される固定金具に回動自在に支持され、ばねが設置されているばねロッドと、
    前記案内プーリ軸支持ブラケットに設置され、前記ロープの振動を計測する加速度センサーと、
    該加速度センサーで計測した前記ロープの振動情報を受信し、該ロープの振動情報を解析して前記ロープのテンション状態が異常か否かを判定する振動周波数処理装置とを備えていることを特徴とするロープテンション計測装置。
  2. 請求項1に記載のロープテンション計測装置において、
    前記加速度センサーで計測した前記ロープの振動情報を無線通信を介して受信し、前記振動周波数処理装置へ送信する無線通信受信ユニットと、
    前記振動周波数処理装置で前記ロープのテンション状態が異常であると判定した場合に、外部に発報する発報装置とを更に備えていることを特徴とするロープテンション計測装置。
  3. 請求項1又は2に記載のロープテンション計測装置において、
    前記案内プーリ軸支持ブラケットの前記案内プーリが支持されている側とは反対側の端部には軸方向に貫通孔を有する部材が設置され、該部材の貫通孔に前記ばねロッドの一端が摺動自在に挿入され、かつ、前記固定金具は軸受部を備え、該軸受部は前記ばねロッドの他端を支持ピンを介して回動自在に装着されていることを特徴とするロープテンション計測装置。
  4. 請求項3に記載のロープテンション計測装置において、
    前記ばねロッドは、前記固定金具側からばね張力調整ナット、第1ばね座、ばね及び第2ばね座を介して前記案内プーリ軸支持ブラケットの先端部に設置されている前記部材の貫通孔に挿入され、前記ばねロッドの先端にはストッパーが設けられていることを特徴とするロープテンション計測装置。
  5. 両端が固定されているロープが、一端側から第1及び第2乗りかご下プーリ、乗りかご側頂部プーリ、巻上機シーブ、カウンターウェート側頂部プーリ及びカウンターウェートプーリを介して他端側へ設置されていると共に、巻上機により前記巻上機シーブを回転駆動させて前記ロープを動かして乗りかごを昇降させると共に、前記ロープのテンションを計測するロープテンション計測装置を備えたエレベーター装置において、
    前記ロープテンション計測装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロープテンション計測装置であることを特徴とするエレベーター装置。
  6. 請求項5に記載のエレベーター装置において、
    前記ロープが固定されている前記一端側が乗りかご側ロープエンド部で、前記他端側がカウンターウェート側ロープエンド部であり、
    前記ロープテンション計測装置は、前記乗りかご側ロープエンド部と前記第1乗りかご下プーリ間のロープ、前記乗りかご側頂部プーリと前記第2乗りかご下プーリ間のロープ、前記乗りかご側頂部プーリと前記巻上機シーブ間のロープ、前記カウンターウェート側頂部プーリと前記巻上機シーブ間のロープ、前記カウンターウェート側頂部プーリと前記カウンターウェートプーリ間のロープ、前記カウンターウェート側ロープエンド部と前記カウンターウェートプーリ間のロープのそれぞれに設置されていることを特徴とするエレベーター装置。
  7. 請求項6に記載のエレベーター装置において、
    前記ロープテンション計測装置は、前記ロープの落ち位置に設置されていることを特徴とするエレベーター装置。
  8. 両端が固定されているロープが、一端側から第1及び第2乗りかご下プーリ、乗りかご側頂部プーリ、巻上機シーブ、カウンターウェート側頂部プーリ及びカウンターウェートプーリを介して他端側へ設置されていると共に、巻上機により前記巻上機シーブを回転駆動させて前記ロープを動かして乗りかごを昇降させるエレベーター装置の前記ロープのテンションをロープテンション計測装置を用いて計測するエレベーター装置のロープテンション計測方法において、
    前記ロープテンション計測装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロープテンション計測装置であって、前記加速度センサーで計測した前記ロープの振動情報を受信し、該ロープの振動情報を振動周波数処理装置で解析して前記ロープのテンション状態が異常か否かを判定することを特徴とするエレベーター装置のロープテンション計測方法。
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