JP2014207083A - 光源装置および画像投射装置 - Google Patents

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Takanobu Osaka
敬信 逢坂
中村 直樹
Naoki Nakamura
直樹 中村
丈裕 西森
Takehiro Nishimori
丈裕 西森
藤田 和弘
Kazuhiro Fujita
和弘 藤田
高橋 達也
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達也 高橋
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Abstract

【課題】従来のものよりもコンパクト化が可能な光源装置の実現を課題とする。
【解決手段】1個の光源2と、この光源に対向配置される1個のレンズ3とによる光源・レンズ対を複数対有し、光源・レンズ対におけるレンズ3は、1方向に長い形状を有し、複数の光源・レンズ対は、各対におけるレンズ3の、少なくとも長手方向に沿うレンズ辺同士が隣接するように、所定の配置に配設されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、光源装置および画像投射装置に関する。
画像投射装置(「プロジェクタ」とも言う。)において、従来、光源としては、超高圧水銀ランプやハロゲンランプが主として用いられてきた。
近来、近年、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)等の半導体光源の輝度が向上し、これらを光源として用いるプロジェクタが実用化されつつある。
半導体光源は、上記超高圧水銀ランプやハロゲンランプに比して寿命が長く、また、プロジェクタ用の光源としては「色再現範囲が広い」などの優れた特性を有する。
しかし、プロジェクタの光源として用いる場合、明るさに関しては、投入・消費電力、筐体のサイズ、冷却機構の必要性など総合的に評価すると上記ランプに及ばない。
即ち、超高圧水銀ランプを用いたプロジェクタでは、スクリーン上で4000〜5000ルーメン以上の明るさの画像を投射できるものがある。
これに対し、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のLEDを用いたプロジェクタでは、スクリーン上の画像の明るさは数百ルーメンから1000ルーメン程度である。
また「LD、LED、蛍光体のハイブリッド光源」を用いたプロジェクタでも、スクリーン上の画像の明るさは2000〜3000ルーメン程度である。
このような明るさ不足の解消のため、複数の半導体光源を用い、これらからの放射光を「光強度の大きい照明光」に合成する方法が知られている(特許文献1、2)。
光源装置内に「複数の半導体光源」を用いる場合、光源装置が大型化し易い。
複数の半導体光源を用いる場合、光源装置の大型化を避けるには、半導体光源の配置の高密度化が重要である。
また、半導体光源から放射された光は一般に、個々の半導体光源に対応して設けられたコリメータレンズ等により平行光束等に変換される。
光源装置の小型化のためには、半導体光源の配列の高密度化に応じて、コリメータレンズ等の配列密度を高めることが重要である。
特許文献1、2に開示された光源装置では、このような「コリメータレンズ等の配列の高密度化」について、必ずしも十分な考慮はなされていない。
この発明は、上述した事情に鑑み、よりコンパクト化が可能な光源装置の実現を課題とする。
この発明の光源装置は、1個の光源と、この光源に対向配置される1個のレンズとによる光源・レンズ対を複数対有し、前記光源・レンズ対におけるレンズは、1方向に長い形状を有し、複数の光源・レンズ対は、各対におけるレンズの、少なくとも長手方向に沿うレンズ辺同士が隣接するように、所定の配置に配設されることを特徴とする。
この発明の光源装置では、光源装置のコンパクト化可能である。
光源装置の実施の1形態を説明するための図である。 図1の実施の形態における光源と正レンズを説明するための図である。 図1の実施の形態における複数の正レンズの配設状態を説明するための図である。 図1の実施の形態の正レンズと異なる形状の正レンズの例と、その配置状態を説明するための図である。 光源装置の実施の別形態を説明するための図である。 光源装置の実施の他の形態を説明するための図である。 光源装置の実施の更に他の形態を説明するための図である。 光源装置の各光源から放射され、正レンズで平行光束化されたレーザ光の照度分布の計測を説明するための図である。 シミュレーションによる照度分布の計測結果を示す図である。 比較例の計測位置における照度分布を示す図である。 図9の照度分布の光束を共通の集光部に集光させたときの照度分布を示す図である。 図9の照度分布のx方向・y方向の照度分布を示す図である。 図10の照度分布の光束を共通の集光部に集光させたときの照度分布を示す図である。 図13の照度分布のx方向・y方向の照度分布を示す図である。 多原色の光源装置の実施の1形態を示す図である。 画像投射装置の実施の1形態を説明するための図である。
以下、実施の形態を説明する。図1は、光源装置の実施の1形態を示す図である。
図1の光源装置は「集光光束用の光源装置」である。
図1において、符号1は「ホルダ」、符号2は「光源」、符号3は「正レンズ」、符号4は「集光レンズ」、符号5は「ホイール」を示している。
光源2は「半導体光源(以下、「固体光源」とも言う。)」で、この例ではLDであり、以下、LD2と称する。
この実施の形態の例では、LD2は、波長:440nm〜445nmの青色領域のレーザ光を放射する。
ホルダ1は、光源を保持するためのホルダであり、ホルダ1に複数のLD2が保持されている。ホルダ1は、ヒートパイプ、冷却ファンなどの冷却部(図示されず)を含む。
正レンズ3は、光学機能としては「コリメータレンズ」であって、個々のLD2と1対1に対応して設けられ、対応するLD2からの放射光を平行光束化する。
複数の正レンズ3は、図示されない適宜の固定手段により、LD2に対する位置関係を調整されて、ホルダ1に固定的に保持されている。
個々のLD2と、各LD2に対応する正レンズ3とは「光源・レンズ対」を構成する。
従って、複数対の光源・レンズ対がホルダ1に保持されている。
図1の例では、光源・レンズ対の個々において「LD2の発光部が、これに対応する正レンズ3の焦点に位置する」ように配置されている。
LD2の発光部は長方形形状で、正レンズ3の光軸上に位置するのは、長方形形状の発光部の中心」である。
従って、複数のLD2から放射され、正レンズ3により平行光束化された複数の光束は「互いに平行な平行光束群」となる。
これら複数の平行光束は、集光レンズ4に入射し、各々集光されて「共通の集光部」に集光する。この共通の集光部は、集光レンズ4の焦点位置である。
図2に即して、LD2から放射されるレーザ光につき説明する。
図2(c)は、LD2を発光側から見た状態を説明図的に示す。LD2は、所謂端面発光型の半導体レーザであり、符号21は長方形形状の発光部を示している。
図2(a)において、矢印Aで示す方向(A方向と言う。)は、図2(c)において、発光部21の短手方向に対応する。
図2(b)において、矢印Bで示す方向(B方向と言う。)は、図2(c)において、発光部21の長手方向に対応する。
LD2から放射されるレーザ光LBは、発光部21の中心部から発散する発散光であるが、その発散角は、A方向とB方向とで異なる。
即ち、レーザ光LBは、A方向における発散角が、B方向における発散角より大きい。
即ち、LD2から放射されるレーザ光LBは「楕円錐状」に発散する。
なお、レーザ光LBは、発光部全体から放射され、A方向における発散の仮想的な起点、B方向における発散の仮想的な起点は、発光部よりも内部にあり、その深さが異なる。
楕円錐状に発散するレーザ光束LBの光束断面形状(ファーフィールドパターン)は、図2(c)に示すように、A方向に長い楕円形状となる。
図2(d)に示す、レーザ光束LBの光束断面形状におけるA方向を「長軸方向」、B方向を「短軸方向」と呼ぶ。
図2(e)は、正レンズ3の形状を説明するための図である。
説明中の実施の形態における正レンズ3は、レンズ光軸を含む平面に対称に、レンズ両側を切除された形状である。
このため、正レンズ3の形状は、1方向(図2(e)の上下方向)に長い形状となる。図2(f)は、正レンズ3の形状を示す斜視図である。
図2(f)の符号3aは、「カットされた断面」を示す。
正レンズ3は、図2(e)のように、対応するLD2から入射するレーザビームLBの光束断面形状における長軸方向が、レンズ長手方向に平行となるように設けられる。
図2(e)に示す正レンズ3を形成する方法としては、図2に破線で示す円形のレンズをカットする方法や、研磨により加工する方法が考えられる。
また、正レンズ3のレンズ形状に応じた金型を用いてモールド加工してもよい。
図3は、複数の正レンズ3の配列の例を示している。
複数(図では12個)の正レンズ3は、半径:rの円周上に等間隔に配置されている。
複数のLD2は、正レンズ3と同数であり、各正レンズ3の焦点位置に発光部の中心を合致させて、円周上に等間隔で配置されている。
各LD2における発光部の向きは、図3に示すように「対応する正レンズ3の長手方向に対して、光束断面の楕円形状の長軸方向が平行となる」ように定められている。
図3において、符号0は「半径:rの円の中心」である。この中心0が、複数の正レンズ3の円周状の配列の「配設中心」である。
複数の正レンズ3は、長手方向に沿うレンズ辺同士が隣接するように配設されている。
図1に示すように、複数のLD2から放射され、対応する正レンズ3を透過したレーザ光は、互いに平行な複数の平行光束となる。
これら複数の平行光束は、集光レンズ4に、その光軸に平行に入射し、集光レンズ4により平行光束ごとに集光される。
集光レンズ4の光軸は、前記「配設中心」を通る。
集光レンズ4に入射する各レーザ光は、平行光束で、集光レンズ4の光軸に平行であるから、収差を無視すれば、集光レンズ4の焦点で集光する。
即ち、集光レンズ4の焦点位置は、複数の平行光束の「共通の集光部」である。
この共通の集光部にホイール5を設置する。
図1の実施の形態では、集光レンズ4の光軸は、ホイール5に直交している。
複数のLD2は、集光レンズ4の光軸を中心とする、同一円周上に位置しているから、集光レンズ4による結像の「像高」は、全てのLD2について同一である。
このため、集光レンズ4による集光像の収差は、全てのLD2について収差量が同一となり、ホイール5の設置位置を、収差の影響を含めて最適な位置に設定できる。
また、集光レンズ4の「平行光束が入射する位置でのみ、収差を低減するようなレンズ設計」も可能となる。
上記実施の形態の正レンズ3に代え、複数の「円形状正レンズ」を用いる場合を考えると、互いに隣接する円形状正レンズ同士が機械的に干渉しないようにする必要がある。
この場合、前記実施の形態と同様に12個の正レンズを配設すれば「円形状正レンズを配置する円周」の半径は、上記実施の形態の半径:rよりも大きくならざるを得ない。
即ち、光源と円形状正レンズとの配列部分が、上記実施の形態の場合より大きくなる。
そして、集光レンズ4のレンズ径も大きくせざるを得ない。
このようにして、光源装置が大型化することになる。
上記実施の形態では、正レンズ3の形状を「1方向に長い形状」とし、長手方向に沿うレンズ辺同士が隣接するように正レンズの配置が設定される。
従って、隣接する正レンズ3の間隔を有効に小さくでき、正レンズ3の円周状の配列の半径:rを有効に小さくでき、集光レンズ4のレンズ径も小さくできる。
従って、光源の配列密度を高めた明るい光源装置をコンパクトに構成できる。
また、正レンズ3の長手方向が、入射するレーザ光束LBの光束断面の長軸方向に平行であるので、光源から放射されるレーザ光束LBを効率よく取り込むことができる。
上に説明した実施の形態においては、正レンズ3は「円形のレンズの光軸の両側のレンズ部分を切除した形状」であり、長手方向に沿う2つの直線状部分は平行である。
しかし、正レンズの形状は、このような形状に限らない。
図4(a)は「1方向に長い正レンズ」の形状の別の1例を示す。
図4(a)に示す正レンズ3Aは、長手方向(図の上下方向)に沿う2辺が、非平行であり、図の下方へ向かって「狭まって」いる。
図4(b)は、正レンズ3Aを「円周状に配置」した状態を示している。
この図に示すように、複数の正レンズ3Aは、長手方向(図の上下方向)に沿う2辺が「配設中心0に向かって狭まる非平行な直線状」である。
このような正レンズ3Aの配列では、隣接する正レンズ3Aの間隔を、前記実施の形態における正レンズ3の配置の場合よりも更に小さくすることができる。
従って、正レンズ3Aを配設した円周の半径:r0を、前記実施の形態における半径:rよりも小さくでき、光源装置の更なる小型化が可能となる。
上には、光源・レンズ対を、1重の円周状に配置して配設する実施の形態を説明した。
光源・レンズ対の配置を、2重以上の円周状に同心円状に配置することにより、配置する光源の数が増大し、光源装置の持つ光強度を増大させることができる。
図5、図6は、このような構成の実施の形態を示す図である。
図5に示す実施の形態では、図1〜図3に即して説明した実施の形態と同様の正レンズ3を用い、これらを2重の円周状に同心円状に配置した例である。
個々の光源であるLDは、対応する正レンズ3の焦点位置に発光部を合致させ、光束断面の長軸方向を正レンズの長手方向に平行にして配置される。
図5に示す例では、「LD3と正レンズ3による光源・レンズ対」が24対、同心円状に配置されている。小さい円周の半径:r1、大きい円周の半径:r2である。
小さい円周上に配置される光源・レンズ対の半径:r1は、図1〜図3に即して説明した実施の形態における半径:rと同じでよい。
このように、先に説明した実施の形態の2倍の光源を用いることにより、光源装置の高輝度化を図ることができる。
各LDの出力が同一で、例えば、3.5Wとすれば、LDは全部で24個あるから、光源装置全体の出力は、3.5×24=84Wとなる。
上に説明した例では、正レンズ3、3Aは、円形状レンズの「光軸の両側の部分」を切除した形状であり、長手方向の長さは、円形状レンズの直径に等しい。
しかし、正レンズの形状は、これに限らない。
即ち、正レンズの長手方向の長さをさらに短縮化しても良い。図6(a)、(b)に、このような、正レンズの例を2例示す。
図6(a)に示す正レンズ3Bは、図の上下方向が長手方向であるが、図で下方の端部は、直線状にカットされて切除され、長さ方向の大きさが「より小さく」なっている。
図6(b)に示す正レンズ3Cは、図の上下方向が長手方向であるが、図で上方の端部と下方の端部は、直線状にカットされて切除され、長さが「さらに小さく」なっている。
図6(c)は、光源・レンズ対を2重の同心円状に配置して配設した例で、内側の、半径:rの円周上に配置されたのは「正レンズ3とLDによる光源・レンズ対」である。
そして、外側の半径:r3の円周上には、LDと図6(a)の正レンズ3Bによる光源・レンズ対が配置されている。
外側の円周上に配置される光源・レンズ対における正レンズ3Bは、正レンズ3に比して、長手方向の長さがより小さい。
従って、外側の円周の半径:r3を、図5の場合の半径:r2(=r)よりも更に小さくでき、光源装置のさらなるコンパクト化が可能になる。
上に説明した実施の形態においては、光源・レンズ対における光源であるLD2は、正レンズ3等の光軸上の焦点位置に配置されている。
しかし、光源と正レンズの位置関係は、この場合に限らない。
図7に示す実施の形態は、光源2と正レンズ3の位置関係を、正レンズ3の光軸に直交する方向へずらした配置の例である。
図7(b)の如く、LD2を正レンズ3の焦点面上で光軸axに直交する方向へ「Δ」だけずらすと、正レンズ3からの平行光束(レーザ光)の射出方向が偏向する。
このときの偏向角:θは、正レンズ3の焦点距離:fと上記「Δ」とにより、
θ=arctan(Δ/f)
で定まる。
図7(a)に示す例では、同一円周上に配置されて配設された複数のLD2に対して、対応する正レンズの光軸は、集光レンズ4の光軸AXに近づく側にずらされている。
このため、各正レンズ3により偏向されたレーザ光は、光軸AXに向かって近づきつつ集光レンズ4に入射し、それぞれ集光される。
このように正レンズ3による光路の偏向と、集光レンズ4による集光を併用し、LD2から、ホイールが配置される「共通の集光部」までの距離を短くすることができる。
このような構成では、図1等の実施の形態に比して、集光レンズ4のレンズ径を小さくすることが可能となり、集光レンズ4から「共通の集光部」までの距離も短くなる。
従って、光源装置を「よりコンパクト」に構成できる。
なお、図7(a)に示す光学配置では、集光レンズ4に入射する複数の平行光束は、光軸AXに対して傾いている。
このため、個々の平行光束の集光点は、光軸AXから僅かにずれるが、この集光点位置の近傍の集光レンズ4よりの位置の微小面積領域で互いに重なり合う。
従って、ホイールは、この微小面積位置に配置すればよい。
図7に示す実施の形態において、正レンズは、図7に示す正レンズ3に限らず、上に説明した正レンズ3Aや3B、3Cを用いても良いことは言うまでも無い。
以下に、図5に示した実施の形態におけるレーザ光の分布を説明する。
図8においてLD2を発光させ、「計測位置」で、正レンズ(コリメータレンズ)3から射出した平行光束化されたレーザ光の分布を光線追跡シミュレーションにより計測する。
光源・レンズ対は、図5のように2重の同心円状に配置されている。
シミュレーションの結果を、図9に示す。
なお、LD2と正レンズ3との配置は、円周状で不等間隔に配置している。
図9に示されたように、各LD2から放射されるレーザ光の光束断面形状の長軸方向は、配設中心に向かうようにLD2の態位を設定している。
比較例として、LD2から放射されるレーザ光の光束断面形状の短軸方向が、配設中心に向かうようにした場合の、シミュレーションの結果を、図10に示す。
なお、光線追跡シミュレーションに用いたソフトウェアはSynopsys.IncのLighTools(64) 7.3.0(商品名)である。
図9に示した光源・レンズ対の配置の場合に、集光レンズによる共通の集光部における照度分布を図11に示す。
21個のLDから射出されたレーザ光が共通の集光部に集光されている状態である。
この集光状態のx方向とy方向の断面上の照度分布を図12に示す。
x、y方向の各断面の照度分布は、略等しく、共に先鋭な分布が得られている。
比較例として、図10に示すLD配置態位の場合の、集光レンズによる共通の集光部における照度分布を図13に示す。
図13の照度分布の、x方向とy方向の断面上の照度分布を図14に示す。
図14から明らかなように、照度分布は「中央付近で落ち込んで」おり、集光状態が良くないことが分かる。
LDの配置の違いにより、図12と図14の如き照度分布の差が生じるのは、集光レンズ4のメリディオナルとサジタルの収差の差によると考えられる。
図15に「多原色の光源装置」の実施の1形態を説明図的に示す。
説明図であるので、レンズ等の光学系は簡略化して示している。
図15に、符号10で示す部分は、図1に示した集光光束用の光源装置であり、共通の集光部には、ホイール5が配置されている。
図1においては、集光レンズ4の光軸に直交するホイール5を示したが、図14の例では、ホイール5は、集光レンズの光軸に対して傾いている。
光源装置10に用いられている光源は、前述した「波長:440nm〜445nmの青色レーザ光を放射するLD(以下、「青色LD」とも言う。)」である。
図15(b)に示すように、ホイール5は、モータ50に設けられて高速回転されるようになっている。
ホイール5は、図15(c)に示すように、3つの部分5R、5G、5Bに分かれている。部分5Bは、光源装置10の光源が放射する青色光を反射する反射面となっている。
また、部分5Rは遮光部となっている。部分5Gは光透過性である。
ホイール5は、集光レンズの光軸に対して45度傾き、図15(b)に示すように、光源装置10からの青色レーザ光を部分5Bで反射して90度偏向させる。
ホイール5は、例えば、円形状の透明ガラス板の、部分5Bに反射膜を蒸着等で形成し、部分5Rの部分に遮光膜を蒸着等で形成することで形成できる。
部分5Rには、反射防止膜を形成するのが好ましい。
光源装置10からのレーザ光は、ホイール5の部分5Gに入射するときは、ホイールを透過して直進する。また、部分5Bに入射するときは反射される。
部分5Rに入射するときは遮光される。
図15に示す「多原色の光源装置」は、集光光束用の光源装置10とともに、光源装置10の光源(青色LD)とは異なる波長の光を放射する光源20と光源30とを有する。
図15において、符号LN1〜LN6はレンズ、符号DM1〜DM3はダイクロイックミラーを示す。また、符号40は「ライトトンネル」を示す。
ダイクロイックミラーDM1は「青色光を透過させ、緑色光を反射」する。ダイクロイックミラーDM2は「赤色光を透過させ、緑色光を反射」する。
ダイクロイックミラーDM3は「青色光を透過させ、赤色光と緑色光を反射」する。
光源装置10の複数の青色LDを発光させると、各青色LDからの青色レーザ光は、ホイール5上に集光する。
青色レーザ光は、ホイール5の部分5B、5G、5Rに順次に入射する。
部分5Bに入射した青色レーザ光は反射され、レーザ光LBとしてレンズNL2、ダイクロイックミラーDM3、レンズLN6を介してライトトンネル40に入射する。
ホイール5による反射光は発散性であるので、レンズLN2によりレーザ光LBの発散性を抑え、さらにレンズLN6により、ライトトンネル40の入口部に集光する。
ホイール5の部分5Gに入射した青色レーザ光は、透過してレーザ光LBとしてレンズLN1、ダイクロイックミラーDM1、レンズLN3を介して光源20に入射する。
ホイール5を透過したレーザ光LBも発散性であるので、レンズLN1により発散性を抑え、さらにレンズLN3により光源20上に集光させる。
光源20は「緑色蛍光体」であり、集光されたレーザ光LBにより励起されて、緑色の蛍光LGを放射する。
緑色の蛍光LGはレンズLN3を介してダイクロイックミラーDM1に入射して反射される。
反射された蛍光LGは、DM2、DM3で順次反射され、レンズLN6により、ライトトンネル40の入口部に集光される。
光源30は、赤色光LRを放射する赤色LEDであり、青色レーザ光がホイール5の部分5Rに入射して遮光されるタイミングで発光する。
赤色光LRは、レンズLN5により発散性を抑えられ、ダイクロイックミラーDM2を透過し、ダイクロイックミラーDM3により反射されレンズLN6に入射する。
そして、レンズLN6により、ライトトンネル40の入口部に集光される。
このようにして、ライトトンネル40には、青色のレーザ光LB、緑色の蛍光LG、赤色光LRが、順次に切り替わりながら入射する。
ライトトンネル40に順次に入射するレーザ光LB、蛍光LG、赤色光LRは、ライトトンネル40の内部での多数回の反射により、その照度が均一化される。
そして、ライトトンネル40から射出した上記各色の光は、画像投射装置のライトバルブへ導光されて、ライトバルブに表示された画像を照明する。
図16は、図15の「多原色用の光源装置」を用いる画像投射装置の実施の1形態を示す図である。図15と同一の部分については、図14におけると同一の符号を付する。
図15に即して説明したように、各色の光はライトトンネル40から順次に射出する。
図16に示すように、ライトトンネル40から出た光は、リレーレンズLLを透過し、2枚の折り返しミラーML1、ML2により順次反射されてライトバルブ50に向かう。
折り返しミラーML1は平面ミラー、折り返しミラーML2は「球面ミラー」である。
ライトバルブ50はDMD(Digital micromirror device)であり、2次元配列されたマイクロミラーの傾きを個別に制御して、画像を表示する。
表示される画像は、図示されないスクリーン上に投射されるカラー投射画像の3原色:R(赤)、G(緑)、B(青)の色分解画像である。
これら3色の色分解画像は、対応する色の光がライトバルブ50に照射されるタイミングに併せて切り替えられる。
ライトバルブ50により反射された各色の光は、投射結像レンズ60により図示されないスクリーン上に拡大投射される。
3原色:R、G、Bの各投射画像がスクリーン上で光束に順次に切り替えられることにより、観察者は拡大カラー画像を視認することになる。
上に、図1〜図3を参照して実施の形態を説明した光源装置は「1個の光源2と、この光源2に対向配置される1個の正レンズ3とによる光源・レンズ対」を複数対有する。
光源・レンズ対における正レンズ3は、1方向に長い形状を有する。
複数の光源・レンズ対は、各対における正レンズ3の、少なくとも長手方向に沿うレンズ辺同士が隣接するように、所定の配置に配設される。
そして、個々の光源・レンズ対における光源3が、光束断面形状が楕円形状の光を放射する半導体光源(LD)である。
この半導体光源(LD)は、この光源に対向配置される正レンズ3に対して、楕円形状の長軸方向(A方向)が正レンズ3の長手方向となるように態位調整されている。
複数対の光源・レンズ対は、レンズの長手方向が配設中心0に向かうようにして、1重以上の円形状に配置されて配設されている。
また、図4に示す実施の形態では、光源・レンズ対における正レンズ3Aは、長手方向に沿う2辺が、配設中心0に向かって狭まる非平行な直線状である。
図5、図6に示す実施の形態では、複数対の光源・レンズ対は、レンズの長手方向が配設中心0に向かうようにして、2重の同心円形状に配置されて配設されている。
図6に示す実施の形態の正レンズ3B、3Cは、レンズの長さ方向がレンズ3や3Aよりも小さく形成されている。
図7の実施の形態では、個々の光源・レンズ対において、正レンズ3の光軸位置に対し、光源2の位置が正レンズ3の長手方向の配設中心0から離れる向きにずらされている。
また、上に説明した各実施の形態において、個々の光源・レンズ対における正レンズ3、3A、3B、3Cは、コリメータレンズである。
そして、複数の光源・レンズ対の正レンズを通過した光束群を、共通の集光部に集光させる集光レンズ4を有する「集束光束用の光源装置」である。
また、図15示す「多原色の光源装置」は、集束光束用の光源装置10とともに、集束光束用の光源装置10の光源とは異なる波長の光を放射する光源20、30を有する。
そして、図16に示す画像投射装置は、図17に示す多原色の光源装置を用いた画像投射装置である。
1 ホルダ
2 光源
3 正レンズ
4 集光レンズ
5 ホイール
特開2012− 48832号公報 特開2012−215633号公報

Claims (8)

  1. 1個の光源と、この光源に対向配置される1個のレンズとによる光源・レンズ対を複数対有し、
    前記光源・レンズ対におけるレンズは、1方向に長い形状を有し、
    複数の光源・レンズ対は、各対におけるレンズの、少なくとも長手方向に沿うレンズ辺同士が隣接するように、所定の配置に配設されることを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1記載の光源装置において、
    個々の光源・レンズ対における光源が、光束断面形状が楕円形状の光を放射する半導体光源であり、この光源に対向配置されるレンズに対して、前記楕円形状の長軸方向が前記レンズの長手方向となるように態位調整されており、
    前記複数対の光源・レンズ対は、レンズの長手方向が配設中心に向かうようにして、1重以上の円形状に配置されて配設されることを特徴とする光源装置。
  3. 請求項2記載の光源装置において、
    光源・レンズ対におけるレンズは、長手方向に沿う2辺が、配設中心に向かって狭まる非平行な直線状であることを特徴とする光源装置。
  4. 請求項2または3記載の光源装置において、
    個々の光源・レンズ対において、レンズの光軸位置に対し、光源の位置が、該レンズの長手方向の、配設中心から離れる向きにずらされていることを特徴とする光源装置。
  5. 請求項2〜4の任意の1に記載の光源装置において、
    個々の光源・レンズ対におけるレンズが、コリメータレンズであることを特徴とする光源装置。
  6. 請求項2〜5の任意の1に記載の光源装置において、
    複数の光源・レンズ対のレンズを通過した光束群を、共通の集光部に集光させる集光レンズを有することを特徴とする集束光束用の光源装置。
  7. 請求項6記載の集束光束用の光源装置とともに、該集束光束用の光源装置の光源とは異なる波長の光を放射する光源を1以上有することを特徴とする多原色の光源装置。
  8. 請求項7に記載の多原色の光源装置を用いた画像投射装置。
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