JP2014206342A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】設置場所の制限の少ない給湯システムを提供すること。
【解決手段】複数の熱交換器21A,21Bを有する熱源機11と、風呂熱交換器21Bと浴槽P2との間で風呂水を循環させる追焚循環管路14と、給湯熱交換器21Aで加熱された温水を追焚循環管路14へ導くための給湯管路13と、熱交換器21A,21Bで発生したドレンを回収し中和するドレン中和器160と、ドレン中和器160内のドレン中和水を追焚循環管路14へ導くためのドレン管路16と、追焚循環管路14に送り込まれたドレン中和水を装置外部へ排出させるための排水管路17と、排水管路17に接続され且つ浴室の床下に敷設され、追焚循環管路14に送り込まれた温水を排水管路17から導入し装置外部へ排出させる床暖房配管170とを備え、ドレン中和水を排水管路17から装置外部へ排出させた後、温水を排水管路17から床暖房配管170を通じて装置外部へ排出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱源機で加熱された温水を浴槽や浴室の床暖房配管へ供給可能な給湯システムに関する。
従来の給湯システムにおいて、風呂水の追焚循環管路とは別の独立した暖房循環管路を備え、暖房循環管路の熱交換部で加熱した温水を浴室の床下に敷設された床暖房配管へ循環供給させるように構成されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−90643号公報
しかしながら、上記従来の給湯システムでは、追焚循環管路とは別に浴室の床暖房専用の循環管路や熱交換部を備えているため、システム全体の構成が複雑で且つ大型になり、製造コストの問題や設置場所が制限される問題があった。また、浴室の床は、入浴する時点で暖かければ足りるため、比較的簡易な構成の床暖房機能を備えた給湯システムが望まれていた。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、浴室床暖房専用の特別な装置を必要とせず、設置場所の制限の少ない給湯システムを提供することにある。
本発明は、複数の熱交換器を有する熱源機と、前記熱交換器のうちの風呂熱交換器と浴槽との間で風呂水を循環させる追焚循環管路と、前記熱交換器のうちの給湯熱交換器で加熱生成された温水を追焚循環管路へ導くための給湯管路と、前記熱交換器で発生したドレンを回収し中和するドレン中和器と、ドレン中和器内のドレン中和水を追焚循環管路へ導くためのドレン管路と、追焚循環管路に送り込まれたドレン中和水を装置外部へ排出させるための排水管路と、排水管路に接続され且つ浴室の床下に敷設され、追焚循環管路に送り込まれた前記温水を排水管路から導入すると共に装置外部へ排出させる床暖房配管とを備え、前記ドレン中和水を追焚循環管路から排水管路を通じて装置外部へ排出させた後、前記温水を追焚循環管路から排水管路を通じて床暖房配管に導入し、装置外部へ排出させる制御構成としたものである。
上記給湯システムによれば、ドレン中和器内に溜まったドレン中和水を、追焚循環管路から排水管路を通じて装置外部へ排出させた後、給湯熱交換器で加熱生成された温水を、追焚循環管路から排水管路を通じて床暖房配管に送り込み、装置外部へ排出させる配管の温水洗浄が行われるが、この温水洗浄時に床暖房配管へ導入される温水によって浴室の床を暖めることができる。従って、追焚循環管路とは別に浴室の床暖房専用の循環管路や熱交換部など特別な装置を組み込む必要がない。よって、システム全体の構成を簡素化することが可能である。また、このものでは、たとえ追焚循環管路に残留した浴槽内のごみや汚れが排水管路を介して床暖房配管に混入したとしても、ドレン中和水を排出させる度に、上記温水によって速やかに床暖房配管が洗浄されるから、床暖房配管に異物が残留し難い。
上記給湯システムにおいて、排水管路と床暖房配管との接続部に設けられ、追焚循環管路から排水管路に導入された流体を、床暖房オン時には床暖房配管を介して装置外部へ排出させ、床暖房オフ時には床暖房配管を介さないで直接的に装置外部へ排出させる暖房切替弁を備えたものであるのが望ましい。
ドレン中和水には、熱源機中のごみや埃等の異物が混入する虞があるが、このものでは、床暖房オフ時には、床暖房配管を介さず直接的にドレン中和水が装置外部へ排出されるから、床暖房配管に異物が流入し難い。また、床暖房オン時には、上記温水によって適宜、床暖房配管を洗浄することも可能であるから、床暖房配管に異物がより残留し難い。
以上のように、本発明の給湯システムによれば、浴室床暖房専用の特別な装置を必要とせず、システム全体の構成を簡素化することが可能であるから、設置場所の制限の少ない給湯システムを提供できる。また、床暖房配管に異物が残留し難いから、床暖房配管の目詰まりも効果的に防止できる。
本発明の実施の形態に係る給湯システムの概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る給湯システムのドレン排水動作および配管洗浄動作を示す作動フローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る給湯システムの概略構成図である。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る給湯システム1は、上水道から供給される水を所定温度に加熱して温水を生成し、カランなどの湯出口P1や浴槽P2へ供給する給湯機能部と、浴槽P2の風呂水を所定温度に加熱しつつ循環させる追焚機能部とを有しており、給湯熱交換器21Aおよび風呂熱交換器21Bを有する熱源機11と、水供給源から供給される水を給湯熱交換器21Aへ導く給水管路12と、給湯熱交換器21Aで加熱生成された温水を湯出口P1へ導く給湯管路13と、浴槽P2と風呂熱交換器21Bとの間で風呂水を循環させる追焚循環管路14と、給湯システム1全体の動作を制御する制御回路1Cとを備えている。また、制御回路1Cには、給湯システム1の動作を指示するための操作端末100が電気配線または無線にて接続されている。
熱源機11の筐体10内には、給水管路12から送り込まれる水を燃焼排ガスとの熱交換により加熱する給湯熱交換器21Aと、追焚循環管路14から送り込まれる風呂水を燃焼排ガスとの熱交換により加熱する風呂熱交換器21Bと、ガス配管からガス管路15を通じて供給される燃料ガスを燃焼用空気と混合して燃焼させ、燃焼排ガスを生成するバーナ22とが組み込まれている。また、筐体10の下部には、筐体10内へバーナ22の燃焼用空気を送り込む燃焼ファン23が設けられている。
給湯熱交換器21Aは、燃焼排ガス中の顕熱を回収する主熱交換部211と、さらに燃焼排ガス中の潜熱を回収する副熱交換部212とを備えている。これら主熱交換部211および副熱交換部212相互は、直列的に接続されており、さらに副熱交換部212の上流端に給水管路12が接続され、主熱交換部211の下流端に給湯管路13が接続されている。従って、給水管路12から給湯熱交換器21Aに供給される水は、副熱交換部212を通った後、主熱交換部211に送り込まれ、給湯管路13へ排出される。
風呂熱交換器21Bも給湯熱交換器21Aと同様、主熱交換部213と副熱交換部214とを備えている。これら主熱交換部213および副熱交換部214相互は、直列的に接続されており、さらに副熱交換部214の上流端に追焚循環管路14の風呂戻り管路141が接続され、主熱交換部213の下流端に追焚循環管路14の風呂往き管路142が接続されている。従って、風呂戻り管路141から風呂熱交換器21Bに供給される風呂水は、副熱交換部214を通った後、主熱交換部213に送り込まれ、風呂往き管路142へ排出される。
筐体10の内部には、潜熱を回収する際に副熱交換部212,214の表面で発生したドレンを受けるドレン受け24が設けられている。また、ドレン受け24の底部には、上記ドレンを湯張り管路130へ導くためのドレン管路16が接続されている。ドレン管路16の中間部には、上記ドレンを中和させるドレン中和器160が設けられており、ドレン受け24で受けられた強酸性のドレンは、一旦ドレン中和器160に回収される。そして、ドレン中和器160に装填されたドレン中和剤によって中和された後、ドレン管路16を通じて湯張り管路130へ排出される。
バーナ22は、給湯熱交換器21Aを加熱するための給湯側燃焼部22Aと、風呂熱交換器21Bを加熱するための風呂側燃焼部22Bとを備えており、給湯側燃焼部22Aから放出された燃焼排ガスは、給湯熱交換器21Aの主熱交換部211の配設部を通って副熱交換部212の配設部へ導かれ、筐体10の外部へ排出される。一方、風呂側燃焼部22Bから放出された燃焼排ガスは、風呂熱交換器21Bの主熱交換部213の配設部を通って副熱交換部214へ導かれ、筐体10の外部へ排出される。
ガス管路15には、バーナ22への燃料ガスの供給を遮断可能なガス元弁25と、バーナ22への燃料ガスの供給量を調整可能なガス比例弁26とが上流側よりこの順序で設けられている。また、ガス比例弁26の下流側には、給湯側燃焼部22Aへの燃料ガスの供給を遮断可能なガス遮断弁27Aと、風呂側燃焼部22Bへの燃料ガスの供給を遮断可能なガス遮断弁27Bとが設けられている。
給水管路12には、給湯熱交換器21Aへ供給される水の流量を検出する水量センサ31と、給湯熱交換器21Aへの水の供給量を調整可能な水量調整弁32とが上流側よりこの順序で設けられている。
給湯管路13は、給湯熱交換器21Aで加熱された温水を追焚循環管路14の風呂戻り管路141へ導く湯張り管路130を備えている。湯張り管路130には、給湯熱交換器21Aから追焚循環管路14への温水の供給を遮断可能な湯張り電磁弁33と、追焚循環管路14から湯張り管路130への風呂水の逆流を防止する風呂水逆止弁34と、湯張り管路130の温水の流量を検知する湯量センサ35とが上流側よりこの順序で設けられている。ドレン管路16は、湯張り管路130における湯量センサ35の下流側に接続されている。
湯張り管路130におけるドレン管路16の接続部には、給湯熱交換器21Aで加熱された温水を風呂戻り管路141へ導く給湯位置と、ドレン中和器160内のドレン中和水を風呂戻り管路141へ導く排水位置とに切り替え可能な第1排水切替弁36が設けられている。
風呂戻り管路141には、浴槽P2の風呂水を風呂熱交換器21Bへ送る風呂ポンプ37と、風呂戻り管路141の水流に応じてオンオフする水流スイッチ38とが上流側よりこの順序で設けられており、湯張り管路130は、風呂戻り管路141における風呂ポンプ37の上流側に接続されている。
風呂戻り管路141における湯張り管路130の接続部には、湯張り管路130に送り込まれた温水を風呂熱交換器21Bや浴槽P2へ導く、或いは、浴槽P2の風呂水を風呂熱交換器21Bへ導く循環位置と、湯張り管路130に送り込まれた温水やドレンを風呂熱交換器21Bへ導く排水位置とに切り替え可能な循環切替弁39が設けられている。
風呂往き管路142の中間部には、追焚循環管路14に送り込まれた温水やドレンを装置外部の排水口Eへ導く排水管路17が接続されている。また、風呂往き管路142における排水管路17の接続部には、風呂熱交換器21Bに送り込まれた風呂水や温水を浴槽P2へ導く循環位置と、風呂熱交換器21Bに送り込まれた温水やドレン中和水を排水管路17へ導く排水位置とに切り替え可能な第2排水切替弁46が設けられている。
排水管路17の中間部には、浴室の床下P3に敷設される床暖房配管170が直列的に接続されている。また、排水管路17の中間部で且つ床暖房配管170の上流側接続部より上流側には、湯張り管路130から追焚循環管路14に送り込まれた温水やドレン中和水を直接排水口Eへ導く主排水路171が分岐して設けられている。
排水管路17における主排水路171への分岐部には、追焚循環管路14から排水管路17に導入された温水やドレン中和水などの流体を、床暖房配管170を介して排水口Eへ排出させるオン位置と、床暖房配管170を介さず直接的に主排水路171から排水口Eへ排出させるオフ位置とに切り替え可能な暖房切替弁47が設けられている。
ドレン中和器160には、ドレン中和器160内のドレン水位が基準位置より低い下限位置未満になったか否かを検知する下限水位センサ51と、上記ドレン水位が基準位置に達したか否かを検知する基準水位センサ52と、上記ドレン水位が基準位置より高い上限位置に達したか否かを検知する上限水位センサ53とが組み込まれている。
燃焼ファン23、ガス元弁25、ガス比例弁26、ガス遮断弁27A,27B、水量センサ31、水量調整弁32、湯張り電磁弁33、湯量センサ35、第1排水切替弁36、風呂ポンプ37、水流スイッチ38、循環切替弁39、第2排水切替弁46、暖房切替弁47、下限水位センサ51、基準水位センサ52および上限水位センサ53は、それぞれ電気配線を通じて制御回路1Cに接続されている。
図示しないが、制御回路1Cは、水量センサ31の検知水量が所定の最低作動水量に達したか否かを判定する給湯判定部、燃焼ファン23の作動および停止を行う給気実行部、バーナ22の点火および消火を行う点消火実行部、湯出口P1側で要求された給湯温度や浴槽P2側で要求された追焚温度に応じてバーナ22の燃焼量を調整する燃焼量調整部、湯張り電磁弁33の開閉を指示する給湯実行部、湯量センサ35の検知水量の積算値が設定湯量に達したか否かを判定する湯張り判定部、風呂ポンプ37の作動および停止を行う循環実行部、水流スイッチ38がオンになったか否かを判定する循環判定部、ドレン中和器160内のドレン水位Lが基準位置L2に達したか否か、上限位置L3に達したか否か、または、下限位置L1未満になったか否かを判定するドレン量判定部、上記ドレン水位Lが基準位置L2または上限位置L3に達した場合に風呂ポンプ37を作動させるドレン排水動作の実行部、上記ドレン排水動作の実行後、湯張り電磁弁33を所定時間開放させる配管洗浄動作の実行部、上記配管洗浄動作の実行時間を計測する計時部等の回路構成を有している。
制御回路1Cによる給湯システム1のドレン排水動作および配管洗浄動作を、図2に従って説明する。操作端末100の運転スイッチ101のオン操作がなされると、給湯実行の合図として水量センサ31の検知水量が最低作動水量以上になったか否か、湯張り実行の合図として操作端末100の湯張りスイッチ102のオン操作がなされたか否か、追焚実行の合図として操作端末100の追焚スイッチ103のオン操作がなされたか否かをそれぞれ監視する(ST1〜ST3)。
その間に、湯出口P1が開栓されると、給水管路12から給湯熱交換器21Aへの水の供給が開始される。そして、水量センサ31の検知水量が最低作動水量に達すれば(ST1のステップでYes)、燃焼ファン23を作動させると共にバーナ22の給湯側燃焼部22Aを点火させ、さらに湯出口P1側で要求された給湯温度に基づいてガス比例弁26の開度を調整し、給湯側燃焼部22Aの燃焼量を調整する給湯制御がなされる。これにより、適切に温度調整された温水が給湯管路13を通じて湯出口P1に供給される(ST4)。
また、湯張りスイッチ102のオン操作がなされた場合は、水量センサ31の検知水量が最低作動水量未満である条件の下、第1排水切替弁36を「給湯位置」に設定し、且つ、循環切替弁39および第2排水切替弁46を「循環位置」に設定し、さらに湯張り電磁弁33を開栓させる。すると、給水管路12から給湯熱交換器21Aへ繋がり、さらに給湯管路13の湯張り管路130、風呂戻り管路141、風呂熱交換器21B、風呂往き管路142を介して浴槽P2へ繋がる風呂給湯経路が形成され、給水管路12から給湯熱交換器21Aへ水の供給が開始される。そして、水量センサ31の検知水量が最低作動水量に達すれば(ST2のステップでYes)、燃焼ファン23を作動させると共にバーナ22の給湯側燃焼部22Aを点火させ、さらに浴槽P2側で要求された給湯温度に基づいてガス比例弁26の開度を調整し、給湯側燃焼部22Aの燃焼量を調整する湯張り制御がなされる。これにより、適切に温度調整された温水が給湯管路13から追焚循環管路14を通じて浴槽P2に供給される。その後、湯量センサ35の検知水量の積算値が設定湯量に達すれば、湯張り電磁弁33を閉栓させ、浴槽P2への温水の供給を停止させる(ST5)。
一方、操作端末100の追焚スイッチ103のオン操作がなされた場合は、循環切替弁39および第2排水切替弁46を共に「循環位置」に設定し、風呂ポンプ37を作動させる。すると、浴槽P2から風呂戻り管路141へ繋がり、さらに風呂熱交換器21B、風呂往き管路142を介して再び浴槽P2へ繋がる風呂水循環経路が形成され、浴槽P2と風呂熱交換器21Bとの間で風呂水の循環が開始される。そして、水流スイッチ38がオンになれば(ST3のステップでYes)、燃焼ファン23を作動させると共にバーナ22の風呂側燃焼部22Bを点火させ、さらに浴槽P2側で要求された追焚温度に基づいてガス比例弁26の開度を調整し、風呂側燃焼部22Bの燃焼量を調整する追焚制御がなされる。これにより、浴槽P2の風呂水が適切に温度調整される(ST6)。
給湯制御、湯張り制御、或いは、追焚制御が実行されると、給湯熱交換器21Aや風呂熱交換器21Bの各副熱交換部212,214の表面でドレンが発生するが、そのドレンは、ドレン管路16のドレン中和器160に回収される。従って、上記ST1からST6のステップを実行する間、ドレン中和器160内のドレン水位Lが基準位置L2に達したか否かの監視を行う(ST7)。
そして、ドレン水位Lが基準位置L2に達した場合は(ST7のステップでYes)、給湯制御、湯張り制御、或いは、追焚制御の何れも実行されていない条件の下、第1排水切替弁36、循環切替弁39および第2排水切替弁46をそれぞれ「排水位置」に設定する。また、操作端末100の床暖房スイッチ104がオンとなっている場合には、さらに暖房切替弁47を「オン位置」に設定し、風呂ポンプ37を作動させる。これにより、ドレン管路16から湯張り管路130へ繋がり、さらに風呂戻り管路141、風呂熱交換器21B、風呂往き管路142を介して排水管路17の床暖房配管170へ繋がる第1ドレン排水経路が形成され、この第1ドレン排水経路を通ってドレン中和器160内のドレン中和水が排水口Eへ排出される(ST8,ST11〜ST14)。
一方、ドレン水位Lが基準位置L2に達した場合において(ST7のステップでYes)、給湯制御、湯張り制御、或いは、追焚制御の何れか一つが実行中であれば、さらにドレン水位Lが上限位置L3に達したか否かを監視する。そして、ドレン水位Lが上限位置L3に達すれば、実行中の制御を一時中断させた上で、上述したST11からST14のステップを実行する。即ち、ドレン中和器160内のドレン中和水の排出を強制的に実行する(ST9〜ST14)。
その結果、ドレン水位Lが下限位置L1未満になれば、風呂ポンプ37を停止させ、さらに第1排水切替弁36を「給湯位置」に設定し、且つ、循環切替弁39および第2排水切替弁46を「排水位置」に設定し、湯張り電磁弁33を開栓させる。すると、給水管路12から給湯熱交換器21Aへ繋がり、さらに給湯管路13の湯張り管路130、風呂戻り管路141、風呂熱交換器21B、風呂往き管路142を介して排水管路17の床暖房配管170へ繋がる第1湯水供給経路が形成され、給水管路12から給湯熱交換器21Aへ水の供給が開始される(ST15〜ST18)。
そして、水量センサ31の検知水量が最低作動水量に達すれば、燃焼ファン23を作動させると共にバーナ22の給湯側燃焼部22Aを点火させ、床暖房温度に対応する給湯温度に基づいてガス比例弁26の開度を調整し、給湯側燃焼部22Aの燃焼量を調整する出湯動作がなされる。これにより、適切に温度調整された温水が熱源機11から上記第1湯水供給経路を通って排水口Eへ排出される。また、給湯制御または湯張り制御を一時中断させている場合には、その間に給湯熱交換器21Aが冷えてしまうのを防止できる(ST19)。
その後、上記出湯動作が実行されてから所定時間が経過すれば、湯張り電磁弁33を閉栓させて出湯動作を停止し、第1湯水供給経路への温水の供給を終了させる(ST20〜ST21)。
尚、ドレン水位Lが基準位置L2に達したとき、或いは、ドレン水位Lが上限位置L3に達したときに、床暖房スイッチ104がオンとなっていない場合は(ST12のステップでNo)、第1排水切替弁36、循環切替弁39および第2排水切替弁46をそれぞれ「排水位置」に設定し、さらに暖房切替弁47を「オフ位置」に設定した上で、風呂ポンプ37を作動させる。これにより、ドレン管路16から湯張り管路130へ繋がり、さらに風呂戻り管路141、風呂熱交換器21B、風呂往き管路142を介して排水管路17の主排水路171へ繋がる第2ドレン排水経路が形成され、この第2ドレン排水経路を通ってドレン中和器160内のドレン中和水が排水口Eへ排出される。そして、暖房切替弁47が「オフ位置」に設定された状態で上記ST15からST19のステップが実行される。これにより、給水管路12から給湯熱交換器21Aへ繋がり、さらに給湯管路13の湯張り管路130、風呂戻り管路141、風呂熱交換器21B、風呂往き管路142を介して排水管路17の主排水路171へ繋がる第2湯水供給経路が形成され、この第2湯水供給経路を通って温水が排水口Eへ排出される。このとき、燃焼ファン23の作動およびバーナ22の給湯側燃焼部22Aの点火動作を実行させず、冷水を第2湯水供給経路から排水口Eへ排出させてもよい。
このように、上記実施の形態によれば、ドレン中和器160内に溜まったドレン中和水を、湯張り管路130から排水管路17を通じて装置外部へ排出させた後、給湯熱交換器21Aで加熱生成された温水を、追焚循環管路14から排水管路17を通じて床暖房配管170に送り込み、装置外部へ排出させる配管の温水洗浄が行われるが、この温水洗浄時に床暖房配管170へ導入される温水によって浴室の床を暖めることができる。従って、追焚循環管路14とは別に浴室の床暖房専用の循環管路や熱交換部など特別な装置を組み込む必要がない。これにより、給湯システム1全体の構成を簡素化することが可能であり、設置場所の制限の少ない給湯システムを提供できる。
また、このものでは、たとえ追焚循環管路14に残留した浴槽P2内のごみや汚れが排水管路17の床暖房配管170に混入したとしても、ドレン中和水を排出させる度に、冷水または温水によって速やかに床暖房配管170が洗浄されるから、床暖房配管170に異物が残留し難い。よって、床暖房配管170の目詰まりを効果的に防止できる。
ドレン中和器160から湯張り管路130へ排出されるドレン中和水には、筐体10内に入り込んだごみや埃、ドレン中和剤の細粒等の異物が混入している場合がある。しかしながら、上記実施の形態によれば、床暖房オフ時に暖房切替弁47がオフ位置に設定され、床暖房配管170を介さず主排水路171から直接装置外部へドレン中和水を排出させるから、床暖房配管170に異物が流入し難い。また、床暖房オン時には、暖房切替弁47がオン位置に設定され、冷水または温水によって適宜、床暖房配管170が洗浄されるから、床暖房配管170に異物がより残留し難い。よって、床暖房配管170の目詰まりをより効果的に防止できる。
尚、上記実施の形態では、床暖房スイッチ104がオンとなっている場合、床暖房配管170(第1ドレン排水経路)を介してドレン中和水を排出させた後、温水も同様に床暖房配管170(第1湯水供給経路)を介して排出させるものを説明したが、床暖房配管170を介さず主排水路171(第2ドレン排水経路)からドレン中和水を排出させた後、温水は床暖房配管170(第1温水循環経路)を介して排出させる構成としてもよい。
本発明は、ファンヒータや室内床暖房マットなどの温水暖房端末へ温水を循環供給可能な暖房機能部を備えた給湯システムにも適用できる。図3に示すように、上記実施の形態の構成と異なる点を主に説明すれば、この給湯システム1は、給湯機能部および追焚機能部に加え、暖房循環管路18内の熱媒を所定温度に加熱しつつ温水暖房端末P4に循環させる暖房機能部をさらに有している。
熱源機11の筐体10内には、上述した風呂熱交換器21Bに代えて、暖房循環管路18から送り込まれる熱媒を燃焼排ガスとの熱交換により加熱する暖房熱交換器21Dが組み込まれている。
暖房熱交換器21Dは、主熱交換部213と副熱交換部214とを備えており、副熱交換部214の上流端に暖房循環管路18の暖房戻り管路181が接続され、主熱交換部213の下流端に暖房循環管路18の暖房往き管路182が接続されている。また、主熱交換部213の上流端と副熱交換部214の下流端との間には、暖房循環管路18内の熱媒の温度上昇に伴う体積膨張を吸収するシスターン180が熱媒往き管路183および熱媒戻り管路184により接続されている。さらに、熱媒往き管路183の中間部には、暖房ポンプ48が接続されており、暖房ポンプ48を作動させれば、暖房熱交換器21Dの副熱交換部214内の熱媒がシスターン180を通って暖房熱交換器21Dの主熱交換部213へ送り込まれ、さらに暖房往き管路182を通じて温水暖房端末P4へ供給される。また、温水暖房端末P4へ供給された熱媒は、暖房戻り管路181を通じて暖房熱交換器21Dの副熱交換部214へ帰還する。
バーナ22は、上述した風呂側燃焼部22Bに代えて、暖房熱交換器21Dを加熱するための暖房側燃焼部22Dを備えており、暖房側燃焼部22Dから放出された燃焼排ガス中の顕熱が、暖房熱交換器21Dの主熱交換部213にて回収され、暖房側燃焼部22Dから放出された燃焼排ガス中の潜熱が、暖房熱交換器21Dの副熱交換部214にて回収される。
追焚機能部を構成する風呂熱交換器21Cは、内外二重管構造の液々熱交換器であり、追焚制御の際に、暖房熱交換器21Dで加熱された熱媒が風呂熱交換器21Cの内側管路215へ循環供給される一方、浴槽P2の風呂水が、風呂ポンプ37により風呂戻り管路141を通じて風呂熱交換器21Cの外側管路216へ送り込まれ、風呂往き管路142から浴槽P2へ帰還するように構成されている。
その他の構成は、上記実施の形態に係る給湯システム(図1、図2参照)と同様であり、ドレン中和水を排出させた後の配管洗浄動作により、浴室の床が暖められるし、また、床暖房配管170も洗浄される。従って、上記実施の形態と同様の作用効果を発揮できる。
1 給湯システム
11 熱源機
13 給湯管路
14 追焚循環管路
16 ドレン管路
17 排水管路
170 床暖房配管
21A 給湯熱交換器
21B 風呂熱交換器
P2 浴槽

Claims (2)

  1. 複数の熱交換器を有する熱源機と、
    前記熱交換器のうちの風呂熱交換器と浴槽との間で風呂水を循環させる追焚循環管路と、
    前記熱交換器のうちの給湯熱交換器で加熱生成された温水を追焚循環管路へ導くための給湯管路と、
    前記熱交換器で発生したドレンを回収し中和するドレン中和器と、
    ドレン中和器内のドレン中和水を追焚循環管路へ導くためのドレン管路と、
    追焚循環管路に送り込まれたドレン中和水を装置外部へ排出させるための排水管路と、
    排水管路に接続され且つ浴室の床下に敷設され、追焚循環管路に送り込まれた前記温水を排水管路から導入すると共に装置外部へ排出させる床暖房配管とを備え、
    前記ドレン中和水を追焚循環管路から排水管路を通じて装置外部へ排出させた後、前記温水を追焚循環管路から排水管路を通じて床暖房配管に導入し、装置外部へ排出させる制御構成とした、給湯システム。
  2. 請求項1に記載の給湯システムにおいて、
    排水管路と床暖房配管との接続部に設けられ、追焚循環管路から排水管路に導入された流体を、床暖房オン時には床暖房配管を介して装置外部へ排出させ、床暖房オフ時には床暖房配管を介さないで直接的に装置外部へ排出させる暖房切替弁を備えた、給湯システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044413A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社ノーリツ 複合熱源機

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