JP2014199747A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】正常なコネクタ嵌合時の嵌合音の音量を、より聞き取りに適するように増大できること。【解決手段】本発明の一実施の形態にかかるコネクタは、相手側コネクタハウジングと嵌合するコネクタハウジングと、相手側コネクタハウジングを係止する第1および第2の係止部とを備える。第1の係止部は、相手側コネクタハウジングの嵌合孔内に嵌入する突起部を有し、第2の係止部は、突起部よりも突起高さが高く且つ突起部とともに嵌合孔内に嵌入可能な高突起部を有する。相手側コネクタハウジングとコネクタハウジングとの嵌合に際し、第1の係止部は、相手側コネクタハウジングの壁面と突起部との接触に伴って撓む弾性変形を行い、この弾性変形の復元力を用いて壁面を叩打する。第2の係止部は、この壁面と高突起部との接触に伴って第1の係止部よりも撓む大弾性変形を行い、この大弾性変形の復元力を用いて壁面を叩打する。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバケーブル等の各種ケーブルのコネクタに関するものである。
従来、車両内における制御信号、画像信号、音声信号等の通信情報量の増大に伴い、情報信号の伝送に使用される伝送路として、従来のメタルケーブルに代えて光ファイバケーブルが用いられている。光ファイバケーブルは、通信速度の高速化によって周囲にノイズを放出するというメタルケーブルの問題が生じず、また、周囲からのノイズの影響を受けないため、高速、大容量の情報通信に適する信号伝送路である。
光ファイバケーブルは、その端部に光コネクタを備えている。光コネクタは、例えば、光ファイバケーブルの先端に取り付けられるフェルールと、このフェルールを保持し、他の光コネクタと嵌合可能な構造を有するハウジングとを備える。また、光コネクタは、相互に嵌合可能な雄型コネクタと雌型コネクタとに分類される。光ファイバケーブル同士の接続は、光コネクタ同士の嵌合、すなわち、雄型コネクタと雌型コネクタとの嵌合によって実現される。なお、光ファイバケーブル同士の接続は、Wire to Wire接続と呼ばれる。一方、FOT(Fiber Optical Transceiver)等の光通信を行なうための装置(以下、通信装置と略す)に光コネクタが設けられる場合がある。このような通信装置は、光コネクタ同士の嵌合によって光ファイバケーブルと接続することができる。
また、雄型コネクタと雌型コネクタとを正常に嵌合し終えた際には、一般に、所定の音(以下、嵌合音という)が生じる。このような嵌合音は、例えばWire to Wire接続または光ファイバケーブルと通信装置との接続が光コネクタ同士の嵌合によって正常に実現されると同時に、光コネクタから発せられる。車両内に光ファイバケーブルをワイヤハーネス等として配索する際、作業者は、光コネクタの嵌合音を聞き取ることによって、光ファイバケーブル同士または光ファイバケーブルと通信装置とが正常に接続されたか否かを確認している。
なお、雄雌嵌合型のコネクタの従来技術として、例えば、相互に嵌合可能な一対の雄型コネクタハウジングおよび雌型コネクタハウジングのうち、係止突起を有するロックアームを雄型コネクタハウジングに設け、この係止突起と係合する係合部を雌型コネクタハウジングに設け、これら各コネクタハウジング同士の嵌合において係止突起と係合部とが係合すると同時に、この係合部の壁面にロックアームの被打撃面が叩打されるように構成したコネクタがある(特許文献1参照)。この特許文献1に記載のコネクタにおいて、ロックアームのうちの被打撃面の内側には空間が形成されている。
特開2010−165573号公報
近年、Wire to Wire接続等の配線接続において、光コネクタ等のコネクタ同士の嵌合を正常に行えたか否かを確認し易くするという観点から、コネクタの嵌合音の音量を大きくすることが要望されている。なお、このような嵌合音の音量は、一般に、嵌合するコネクタの小型化に伴って小さくなる。このため、コネクタが小型化された場合、その嵌合音の音量を、小型のコネクタから従来発せられる嵌合音に比して大きくすることがより望ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、正常なコネクタ嵌合時に発せられる嵌合音の音量をより聞き取りに適するように大きくすることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるコネクタは、相手側コネクタハウジングと嵌合するコネクタハウジングと、前記相手側コネクタハウジングに形成された嵌合孔内に嵌入する突起部を有し、前記相手側コネクタハウジングと前記コネクタハウジングとの嵌合に際し、前記相手側コネクタハウジングのハウジング壁面と前記突起部との接触に伴って、前記ハウジング壁面から離間する方向に撓む弾性変形を行い、前記嵌合孔内に前記突起部を嵌入する際、前記弾性変形の復元力を用いて前記ハウジング壁面を叩打するとともに前記相手側コネクタハウジングを係止する第1の係止部と、前記突起部に比して突起高さが高く且つ前記突起部とともに前記嵌合孔内に嵌入可能な高突起部を有し、前記相手側コネクタハウジングと前記コネクタハウジングとの嵌合に際し、前記ハウジング壁面と前記高突起部との接触に伴って、前記ハウジング壁面から離間する方向に前記第1の係止部よりも撓む大弾性変形を行い、前記嵌合孔内に前記高突起部を嵌入する際、前記大弾性変形の復元力を用いて、前記ハウジング壁面を叩打するとともに、前記第1の係止部と協同して前記相手側コネクタハウジングを係止する第2の係止部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記第1の係止部は、前記第2の係止部の上壁面に近接するように前記第1の係止部から延出し、前記第1の係止部とともに前記第2の係止部を押し下げる押し下げ部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記第1の係止部は、前記第2の係止部の上壁面と対向する前記押し下げ部の下壁面に被叩打部を備え、前記第2の係止部は、前記大弾性変形の復元力を用いて、前記ハウジング壁面を叩打するとともに前記被叩打部を叩打することを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記コネクタハウジングは、前記相手側コネクタハウジング内に嵌め込まれる雄型コネクタハウジングであることを特徴とする。
また、本発明にかかるコネクタは、上記の発明において、前記コネクタハウジングおよび前記相手側コネクタハウジングは、光コネクタのハウジングであることを特徴とする。
本発明によれば、正常なコネクタ嵌合時に発せられる嵌合音の音量をより聞き取りに適するように大きくすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態における光コネクタ接続体の一構成例を示す側面図である。 図2は、本発明の実施の形態にかかる光コネクタの一構成例を示す斜視図である。 図3は、本実施の形態における第1の係止部および第2の係止部の一構成例を示す図である。 図4は、図3に示す第1の係止部および第2の係止部を後部上方から見た図である。 図5は、図3に示す第1の係止部を側方から見た図である。 図6は、図3に示す第2の係止部を側方から見た図である。 図7は、本実施の形態にかかる雄型光コネクタと雌型光コネクタとの嵌合途中の状態を示す図である。 図8は、本実施の形態にかかる雄型光コネクタと雌型光コネクタとの嵌合完了の状態を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明にかかるコネクタの実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、本発明にかかるコネクタの一例として光コネクタを挙げて本実施の形態を説明するが、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各構成部の寸法の関係、各構成部の寸法の比率等は、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における光コネクタ接続体の一構成例を示す側面図である。図2は、本発明の実施の形態にかかる光コネクタの一構成例を示す斜視図である。図1には、本実施の形態にかかる光コネクタ同士の嵌合状態を明確に説明するために光コネクタ接続体の一部破断図が示されている。図1,2に示すように、本実施の形態における光コネクタ接続体10は、雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11との嵌合によって構成される。このコネクタ同士の嵌合は、図2の太線矢印に示される方向に向かって雄型光コネクタ1を雌型光コネクタ11内に嵌め込み、この嵌合状態をロックすることにより、実現される。なお、雌型光コネクタ11への雄型光コネクタ1の嵌合方向(挿入方向)は、例えば、雄型光コネクタ1の長手方向、すなわち、雄型光コネクタ1内に収容される光ファイバの長手方向と同じ方向である。
雄型光コネクタ1は、本発明の実施の形態にかかるコネクタの一例である。雌型光コネクタ11は、この雄型光コネクタ1と相互に嵌合可能な相手側コネクタの一例である。図1,2に示すように、雄型光コネクタ1は、光ファイバケーブル2と、雄型ハウジング3と、第1の係止部4および第2の係止部7とを備える。雌型光コネクタ11は、光ファイバケーブル12と、雄型ハウジング3を嵌め込み可能な雌型ハウジング13とを備える。この雌型ハウジング13には、雄型ハウジング3の第1の係止部4および第2の係止部7に対応するガイド部14と嵌合孔15とが形成されている。
光ファイバケーブル2,12は、例えば図2に示すように2芯構造のものであり、被覆部材によって外周を覆われた光ファイバ等を用いて実現される。光ファイバケーブル2,12の先端面から所定の長さの部分(以下、先端部分という)は、被覆部材を除去して光ファイバを露出させている。これら光ファイバケーブル2,12の各先端部分は、所定のフェルール内に各々固定配置される。
雄型ハウジング3は、雌型光コネクタ11の雌型ハウジング13と嵌合するコネクタハウジングである。具体的には、雄型ハウジング3は、樹脂の成型加工等によって、雌型ハウジング13内に嵌め込み可能な形状に形成される。また、雄型ハウジング3の先端面には、光ファイバケーブル2の光ファイバ先端面に対応する貫通孔(図示せず)が形成される。雄型ハウジング3の後端部には、雌型ハウジング13内への雄型ハウジング3の嵌入量を規制する規制部3aが形成される。規制部3aは、図1,2に示すように、フランジ状に形成される。規制部3aは、雌型ハウジング13内への雄型ハウジング3の嵌め込みが終了した際に雌型ハウジング13の開口端の壁面に当接して、この雄型ハウジング3の過度な嵌入を阻止する。一方、雄型ハウジング3は、上述した光ファイバケーブル2の先端部分を収容する。この場合、光ファイバケーブル2は、その光ファイバの長手方向と雄型ハウジング3の長手方向(雌型ハウジング13への雄型ハウジング3の嵌合方向)とが一致するように、雄型ハウジング3内に固定配置される。また、雄型ハウジング3内に固定配置された光ファイバケーブル2の光ファイバ先端面は、この雄型ハウジング3の先端面の貫通孔を介して外部に通じる。なお、雄型ハウジング3を構成する樹脂材料として、例えば、耐熱性、機械強度、成型性に優れるポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)またはポリブチレンテレフタレート(PBT)等が挙げられる。また、車内の配線接続のための光コネクタのハウジングとして雄型ハウジング3が利用されることを考慮すれば、耐熱性を有し且つ熱膨張率の小さい樹脂を用いて雄型ハウジング3を構成することが好ましい。
第1の係止部4および第2の係止部7は、雌型ハウジング13のハウジング壁面14aを叩打して嵌合音を発生させるとともに、互いに協同して雌型ハウジング13を係止するものである。図3は、本実施の形態における第1の係止部および第2の係止部の一構成例を示す図である。図3には、図2に示す雄型ハウジング3の上方から見た第1の係止部4および第2の係止部7が図示されている。図4は、図3に示す第1の係止部および第2の係止部を後部上方から見た図である。図5は、図3に示す第1の係止部を側方から見た図である。図6は、図3に示す第2の係止部を側方から見た図である。図3に示す第1の係止部4および第2の係止部7において、後部上方は方向F1であり、側方は方向F2である。
第1の係止部4は、弾性のある樹脂の成型加工等によって雄型ハウジング3と一体的に形成されるアーム状部材である。例えば図2,3に示すように、第1の係止部4は、所定の間隔を空けて第2の係止部7と並べて設けられ、雄型ハウジング3の先端から後端に向かって斜め上方に延在するように形成される。この場合、第1の係止部4の基端部4aは、湾曲した形状をなして雄型ハウジング3に連続する。第1の係止部4の延在端部4b(図4参照)は、自由端である。また、第1の係止部4は、雌型ハウジング13の嵌合孔15に嵌入する突起部5を有する。図3〜5に示すように、突起部5は、第1の係止部4の上壁面から突起する部分であり、第2の係止部7の高突起部8(後述する)と隣り合うように、第1の係止部4の基端部4aと延在端部4bとの間に形成される。第1の係止部4は、雌型ハウジング13と雄型ハウジング3との嵌合に際し、雌型ハウジング13のハウジング壁面14aと突起部5の上部とを接触させ、これに伴って、ハウジング壁面14aから離間する方向に撓む弾性変形を行う。この弾性変形において、第1の係止部4は、その基端部4aを支点にして撓む。第1の係止部4は、雌型ハウジング13と雄型ハウジング3との嵌合を完了させるべく、雌型ハウジング13の嵌合孔15内に突起部5を嵌入する。その際、第1の係止部4は、上述した弾性変形の復元力を用いてハウジング壁面14aを叩打するとともに雌型ハウジング13を係止する。第1の係止部4は、このハウジング壁面14aの叩打によって、嵌合音を発生させる。
また、第1の係止部4は、第1の係止部4および第2の係止部7による雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11との嵌合のロック状態を解除するための押し下げ部6を備える。図3〜5に示すように、押し下げ部6は、弾性のある樹脂の成型加工等によって第1の係止部4の延在端部4bと一体的に形成され、第2の係止部7の延在端部7bの上壁面に近接するように第1の係止部4の延在端部4bから延出する。この場合、押し下げ部6の下壁面は、第2の係止部7の幅方向(第2の係止部7の長手方向と垂直な方向)の全域に亘って第2の係止部7の延在端部7bの上壁面と対向する。このような押し下げ部6は、作業者等による押し下げ操作によって、第1の係止部4とともに第2の係止部7を押し下げる。これに伴い、第1の係止部4および第2の係止部7は、雌型ハウジング13のハウジング壁面14aから離間する。これにより、第1の係止部4の突起部5および第2の係止部7の高突起部8は、雌型ハウジング13の嵌合孔15から外れる。この結果、第1の係止部4および第2の係止部7による雌型ハウジング13の係止が解除される。押し下げ部6は、このように雌型ハウジング13の係止を解除することによって、第1の係止部4および第2の係止部7による雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11との嵌合のロック状態を解除する。
さらに、第1の係止部4は、第2の係止部7によって叩打される被叩打部9を備える。図3〜5に示すように、被叩打部9は、押し下げ部6の下方に突起する凸状部であり、第2の係止部7の延在端部7bと対向する押し下げ部6の下壁面に形成される。被叩打部9は、雌型ハウジング13のハウジング壁面14aとともに第2の係止部7によって叩打され、これにより、嵌合音を発生させる。すなわち、この被叩打部9の叩打による嵌合音は、第2の係止部7によるハウジング壁面14aの叩打時の嵌合音と同時に発生する。このような被叩打部9からの嵌合音は、このハウジング壁面14aの叩打による嵌合音の音量増大に寄与する。
第2の係止部7は、弾性のある樹脂の成型加工等によって雄型ハウジング3と一体的に形成されるアーム状部材である。例えば図2,3に示すように、第2の係止部7は、上述した第1の係止部4と並設され、雄型ハウジング3の先端から後端に向かって斜め上方に延在するように形成される。この場合、第2の係止部7の基端部7aは、第1の係止部4の基端部4aと同様に、湾曲した形状をなして雄型ハウジング3に連続する。第2の係止部7の延在端部7bは、自由端であり、第2の係止部7の上壁面から下がる段差をなすように形成される(図4,6参照)。この延在端部7bの段差は、例えば第1の係止部4の押し下げ部6および被叩打部9の合計厚さと同等である。
また、第2の係止部7は、雌型ハウジング13の嵌合孔15内に嵌入する高突起部8を有する。図3,4,6に示すように、高突起部8は、第2の係止部7の上壁面から突起する部分であり、第1の係止部4の突起部5と隣り合うように、第2の係止部7の基端部7aと延在端部7bとの間に形成される。高突起部8は、第1の係止部4および第2の係止部7の各上壁面を揃えた状態において、第1の係止部4の突起部5に比して突起高さが高い凸状をなす。且つ、高突起部8は、この突起部5とともに雌型ハウジング13の嵌合孔15内に嵌入可能である。第2の係止部7は、雌型ハウジング13と雄型ハウジング3との嵌合に際し、雌型ハウジング13のハウジング壁面14aと高突起部8の上部とを接触させ、これに伴って、ハウジング壁面14aから離間する方向に撓む大弾性変形を行う。この大弾性変形において、第2の係止部7は、その基端部7aを支点にして、上述した第1の係止部4の弾性変形よりも大きく撓む。すなわち、大弾性変形時の第2の係止部7は、弾性変形時の第1の係止部4よりも大きくハウジング壁面14aから離間する。第2の係止部7は、第1の係止部4と協同して雌型ハウジング13と雄型ハウジング3との嵌合を完了させるべく、雌型ハウジング13の嵌合孔15内に高突起部8を嵌入する。その際、第2の係止部7は、上述した大弾性変形の復元力を用いて、ハウジング壁面14aと第1の係止部4の被叩打部9とを共に叩打すると同時に、第1の係止部4と協同して雌型ハウジング13を係止する。第2の係止部7は、このハウジング壁面14aの叩打によって、第1の係止部4よりも大きい音量の嵌合音を発生させる。これと同時に、第2の係止部7は、被叩打部9の叩打によって更なる嵌合音を発生させ、この結果、雌型ハウジング13と雄型ハウジング3との嵌合完了時の嵌合音の音量を一層増大させる。
上述したように、第1の係止部4および第2の係止部7は、雌型ハウジング13の嵌合孔15内に突起部5および高突起部8の双方を嵌め込むことにより、互いに協同して雌型ハウジング13を係止する。これにより、第1の係止部4および第2の係止部7は、雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11との嵌合をロックする。
一方、雌型ハウジング13は、上述した雄型光コネクタ1の雄型ハウジング3を嵌め込む雌型光コネクタ11のハウジングである。具体的には、雌型ハウジング13は、樹脂の成型加工等によって、第1の係止部4および第2の係止部7等とともに雄型ハウジング3を嵌め込み可能な形状(図2参照)に形成される。雌型ハウジング13は、上述した光ファイバケーブル12の先端部分を内部に収容する。この場合、光ファイバケーブル12は、その光ファイバの長手方向と雌型ハウジング13の長手方向(雌型ハウジング13への雄型ハウジング3の嵌合方向)とが一致するように、雌型ハウジング13内に固定配置される。この雌型ハウジング13内に固定配置された光ファイバケーブル12は、雄型ハウジング3と雌型ハウジング13とが正常に嵌合し終えた際、この雄型ハウジング3内の光ファイバケーブル2と光学的に接続される。
また、雌型ハウジング13は、図1,2に示すように、嵌合孔15が形成されたガイド部14を備える。ガイド部14は、雄型ハウジング3の第1の係止部4および第2の係止部7を共に挿入可能な形状(例えば中空の凸形状)をなすように、雌型ハウジング13の上壁の一部分に形成される。この場合、ガイド部14の開口端は、雌型ハウジング13の開口端と連続している。ガイド部14の長手方向は、雌型ハウジング13の長手方向と同じであり、ガイド部14の幅および長さは、第1の係止部4および第2の係止部7の合計幅および各長さに応じて設定される。このようなガイド部14内には、雌型ハウジング13内への雄型ハウジング3の嵌入に伴い、第1の係止部4および第2の係止部7が基端部4a,7a側から延在端部4b,7b側に亘って順次挿入される。ガイド部14は、このように挿入される第1の係止部4および第2の係止部7を雌型ハウジング13の長手方向に案内することにより、雌型ハウジング13に対する雄型ハウジング3の嵌合方向を規制する。この結果、雄型ハウジング3は、雌型ハウジング13内に対して正常な方向に嵌入される。なお、ガイド部14は、図1,2に示すように、雌型ハウジング13の上壁の一部分を構成する。すなわち、ガイド部14の上内壁面に該当するハウジング壁面14aは、雌型ハウジング13の上内壁面である。一方、ガイド部14は、雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11との嵌合状態のロックに必要な嵌合孔15を有する。嵌合孔15は、図2〜4に示すように互いに隣り合う突起部5および高突起部8を共に嵌め込むことが可能な形状および寸法の貫通孔である。この嵌合孔15は、例えば図1,2に示すように、ガイド部14の上壁(雌型ハウジング13の上壁)に形成される。なお、嵌合孔15は、貫通孔に限定されず、例えばガイド部14の上内壁面(ハウジング壁面14a)において突起部5および高突起部8と係合する凹形状のもの(非貫通孔)であってもよい。このような嵌合孔15内には、雄型ハウジング3と雌型ハウジング13とが正常に嵌合し終えた際、図1に示すように、第1の係止部4の突起部5と第2の係止部7の高突起部8とが嵌め込まれる。この結果、雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11との嵌合状態がロックされる。
なお、上述した雌型ハウジング13を構成する樹脂材料として、例えば、PPSまたはPBT等が挙げられる。また、車内の配線接続のための光コネクタのハウジングとして雌型ハウジング13が利用されることを考慮すれば、耐熱性を有し且つ熱膨張率の小さい樹脂を用いて雌型ハウジング13を構成することが好ましい。
つぎに、雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11との嵌合動作について説明する。図7は、本実施の形態にかかる雄型光コネクタと雌型光コネクタとの嵌合途中の状態を示す図である。図8は、本実施の形態にかかる雄型光コネクタと雌型光コネクタとの嵌合完了の状態を示す図である。
雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11とを嵌合する際、まず、雄型ハウジング3をその先端側から雌型ハウジング13に近接させ(図2参照)、ついで、雄型ハウジング3を第1の係止部4および第2の係止部7とともに雌型ハウジング13の内部に嵌め込む。この場合、第1の係止部4および第2の係止部7は、雌型ハウジング13内への雄型ハウジング3の嵌入に伴ってガイド部14の内部に挿入される。雄型ハウジング3の嵌合方向は、これら第1の係止部4および第2の係止部7を挿入するガイド部14の作用によって規制される。この雌型ハウジング13内に対する雄型ハウジング3の嵌合が進むに伴い、第1の係止部4および第2の係止部7は、各自の上壁面をガイド部14の上内壁面(ハウジング壁面14a)と接触させつつ、ガイド部14の嵌合孔15へ突起部5および高突起部8を近づける方向に摺動する。
上述した嵌合の更なる進行に伴い、第1の係止部4の突起部5および第2の係止部7の高突起部8は、ガイド部14の開口端に到達する。突起部5および高突起部8は、ガイド部14内への第1の係止部4および第2の係止部7の挿入に伴ってガイド部14内に入り込む。第1の係止部4および第2の係止部7は、図7に示すように、ハウジング壁面14aに突起部5および高突起部8を各々押し付けつつ、ガイド部14の内壁に沿って進行する。第1の係止部4は、このハウジング壁面14aと突起部5との接触に伴い、基端部4aを支点にしてハウジング壁面14aから離間する方向に撓む弾性変形を行う。第1の係止部4は、上述したハウジング壁面14aに対する突起部5の押し付けによる反作用を受けて、この弾性変形を継続する。これにより、第1の係止部4は、この弾性変形の復元力を蓄積する。これに並行して、第2の係止部7は、上述したハウジング壁面14aと高突起部8との接触に伴い、基端部7aを支点にしてハウジング壁面14aから離間する方向に撓む大弾性変形を行う。この大弾性変形において、第2の係止部7は、図7に示すように、第1の係止部4よりも大きく撓む。この結果、第2の係止部7とハウジング壁面14aとの離間距離は、第1の係止部4とハウジング壁面14aとの離間距離に比して大きくなる。第2の係止部7は、ハウジング壁面14aに対する高突起部8の押し付けによる反作用を受けて、上述したような大弾性変形を継続する。これにより、第2の係止部7は、第1の係止部4よりも大きい大弾性変形の復元力を蓄積する。その後、第1の係止部4による復元力の蓄積は、突起部5の後端が嵌合孔15の先端に到達するまで継続される。これと同様に、第2の係止部7による復元力の蓄積は、高突起部8の後端が嵌合孔15の先端に到達するまで継続される。なお、突起部5の後端は、第1の係止部4の延在端部4b(図4参照)側を向く突起部5の端部である。高突起部8の後端は、第2の係止部7の延在端部7b側を向く高突起部8の端部である。嵌合孔15の先端は、嵌合孔15をなす貫通孔内壁のうちのガイド部14の開口端側に位置する端部である。
その後、雄型ハウジング3を雌型ハウジング13の内部に嵌め込み終えた際、雌型ハウジング13の開口端の壁面と雄型ハウジング3の規制部3aの先端面とが接触する。これによって、雌型ハウジング13内に対する雄型ハウジング3の嵌合の進行が制限され、この嵌合の進行が終了する。この状態において、第1の係止部4は、上述したように蓄積した弾性変形の復元力を用いて、弾性変形の状態から弾性変形前の自然状態に復元する。すなわち図8に示すように、第1の係止部4は、この弾性変形の復元力を用い、嵌合孔15内に突起部5を嵌め込んだ後、直ちに、自身の上壁面(例えば突起部5から押し下げ部6の近傍に亘る部分の上壁面)をハウジング壁面14aに叩き付けてハウジング壁面14aを叩打するとともに、雌型ハウジング13を係止する。これに連動して、第2の係止部7は、上述したように蓄積した大弾性変形の復元力を用いて、大弾性変形の状態から大弾性変形前の自然状態に復元する。すなわち図8に示すように、第2の係止部7は、この大弾性変形の復元力を用い、嵌合孔15内に高突起部8を嵌め込んだ後、直ちに、ハウジング壁面14aを叩打するとともに第1の係止部4の被叩打部9を叩打する。その際、第2の係止部7は、自身の上壁面(例えば図8に示すように高突起部8から延在端部7bの近傍に亘る部分の上壁面)をハウジング壁面14aに叩き付け、且つ、延在端部7bの上壁面を被叩打部9に叩き付ける。これと同時に、第2の係止部7は、嵌合孔15内への高突起部8の嵌め込みにより、上述した第1の係止部4と協同して雌型ハウジング13を係止する。
この結果、雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11とが正常に嵌合し終えるとともに、第1の係止部4による嵌合音と第2の係止部7による嵌合音とが光コネクタ接続体10の外部空間へ発せられる。具体的には、第1の係止部4による嵌合音として、第1の係止部4がハウジング壁面14aを叩打したことによる嵌合音が発生する。第2の係止部7による嵌合音として、第2の係止部7がハウジング壁面14aを叩打したことによる嵌合音(以下、第1の嵌合音と適宜いう)と、第2の係止部7が第1の係止部4の被叩打部9を叩打したことによる嵌合音(以下、第2の嵌合音と適宜いう)とが発生する。ここで、第2の係止部7がハウジング壁面14aを叩打する際の大弾性変形の復元力は、第1の係止部4がハウジング壁面14aを叩打する際の弾性変形の復元力よりも大きい。また、第2の係止部7は、第1の係止部4よりもハウジング壁面14aから離間する方向に大きく撓むため、第1の係止部4よりも大きくハウジング壁面14aから離間する。したがって、第2の係止部7は、第1の係止部4よりも強くハウジング壁面14aを叩打する。これにより、第2の係止部7は、ハウジング壁面14aを叩打した際に生じる第1の嵌合音の振動を、第1の係止部4による嵌合音に比して大きくすることができる。この結果、第1の嵌合音の音量は、第1の係止部4による嵌合音と比べ、作業者にとって十分に聞き取り易い程度に増大する。また、第2の係止部7の作用によって第1の嵌合音と第2の嵌合音とが同時に発生するため、第1の嵌合音の音量には、第2の嵌合音の音量が追加される。この結果、第2の係止部7による嵌合音は、第1の嵌合音が単独発生する場合に比して音量が一層増大することから、作業者にとって一層聞き取り易い音量のものとなる。
また、第2の係止部7は、上述したように大弾性変形によって第1の係止部4よりも大きくハウジング壁面14aから離間する。このため、第2の係止部7による嵌合音の発生タイミングは、第1の係止部4による嵌合音の発生直後に若干ずれる。すなわち、第2の係止部7による嵌合音は、第1の係止部4による嵌合音の発生直後に連続して発生する。この結果、雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11との嵌合完了時の嵌合音は、2連続の発音からなる特別な調子のものになる。このような嵌合音は、その他の音と区別し易いことから、作業者にとってより一層聞き取り易いものになる。
一方、上述したように雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11とが正常に嵌合し終えることにより、光コネクタ接続体10が構成される。この光コネクタ接続体10の内部において、光ファイバケーブル2,12の各光ファイバ同士は、正常な光学的接続を実現している。また、雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11とが正常に嵌合し終えた状態において、第1の係止部4の押し下げ部6は、図8に示すように、雌型ハウジング13の外部に露出している。このような押し下げ部6は、作業者によって容易に押し下げ操作可能である。押し下げ部6は、作業者による押し下げ操作に伴い、第1の係止部4および第2の係止部7の双方を共に押し下げる。この結果、第1の係止部4および第2の係止部7による雄型光コネクタ1と雌型光コネクタ11との嵌合のロック状態は、容易に解除される。
以上、本発明の実施の形態では、雌型光コネクタのハウジング(雌型ハウジング)と嵌合する雄型光コネクタのハウジング(雄型ハウジング)に、雌型ハウジングを係止するための突起部を有する第1の係止部と、この突起部に比して突起高さが高く且つ第1の係止部と協同して雌型ハウジングを係止するための高突起部を有する第2の係止部とを設ける。雌型ハウジングと雄型ハウジングとの嵌合に際し、第1の係止部は、雌型ハウジングのハウジング壁面と突起部との接触に伴って、このハウジング壁面から離間する方向に撓む弾性変形を行う。第1の係止部は、この弾性変形の復元力を用いて、このハウジング壁面を叩打するとともに雌型ハウジングの嵌合孔内に突起部を嵌入する。第2の係止部は、このハウジング壁面と高突起部との接触に伴って、このハウジング壁面から離間する方向に第1の係止部よりも撓む大弾性変形を行う。第2の係止部は、この大弾性変形の復元力を用いて、このハウジング壁面を叩打するとともに、第1の係止部の突起部に伴って雌型ハウジングの嵌合孔内に高突起部を嵌入する。
このため、第2の係止部によるハウジング壁面の叩打力を第1の係止部よりも強めるとともに、第2の係止部と被叩打面であるハウジング壁面との離間距離を第1の係止部よりも大きくすることができる。これにより、第2の係止部が第1の係止部よりも強くハウジング壁面を叩打できることから、第2の係止部によるハウジング壁面の叩打の際に生じる嵌合音の振動を可能な限り増大させることができる。この結果、正常なコネクタ嵌合時に発せられる嵌合音の音量を、たとえコネクタ規模が小型化された場合であっても、作業者による聞き取りに一層適する程度に増大させることができる。本発明によれば、作業者は、車両内等の配線接続において、コネクタ規模の大小によらず、多種多様なコネクタ同士を正常に嵌合できたか否か(例えばコネクタ接続体を介したWire to Wire接続または光ファイバケーブルと通信装置との接続が正常に実現されたか否か)を嵌合音の聞き取りによって容易に確認することができる。
また、本発明の実施の形態では、第2の係止部によって雌型ハウジングのハウジング壁面を叩打するとともに第1の係止部の被叩打部を叩打している。このため、第2の係止部によってハウジング壁面を叩打した際に生じる嵌合音(第1の嵌合音)と、第2の係止部によって被叩打部を叩打した際に生じる嵌合音(第2の嵌合音)とを同時に発生させることができる。この結果、第1の嵌合音の音量に第2の嵌合音の音量を加えることができるため、第2の係止部の作用によって生じる嵌合音、すなわち、正常なコネクタ嵌合時に発せられる嵌合音を、作業者にとって一層聞き取り易い音量のものとすることができる。
さらに、上述した第1の嵌合音および第2の嵌合音の発生タイミングを第1の係止部による嵌合音の発生直後に若干ずらすことができる。このため、第1の係止部による嵌合音の発生直後に第2の係止部による嵌合音が連続する2連続の嵌合音を発することができる。これにより、正常なコネクタ嵌合時に発せられる嵌合音を他の音と区別し易い調子の音とすることができ、この結果、作業者による嵌合音の聞き取り易さおよび聞き分け易さを促進することができる。
また、本発明の実施の形態では、第1の係止部とともに第2の係止部を押し下げるための押し下げ部を第1の係止部に設けているため、この押し下げ部の押し下げ操作によって、第1の係止部および第2の係止部の双方を同時に押し下げることができる。これにより、雌型ハウジングの嵌合孔から第1の係止部の突起部と第2の係止部の高突起部とを同時に外すことができる。この結果、第1の係止部および第2の係止部による雄型光コネクタと雌型光コネクタとの嵌合のロック状態を容易に解除することができる。
なお、上述した実施の形態では、雄型ハウジング3の第1の係止部4および第2の係止部7によって雌型ハウジング13の上内壁面を叩打するとともに雌型ハウジング13を係止していたが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明における雄型ハウジングの第1の係止部および第2の係止部は、雌型ハウジングの上下左右、いずれの外壁面または内壁面を叩打するものであってもよい。すなわち、本発明において、雄型ハウジングと雌型ハウジングとの係止部分の位置および第1の係止部と第2の係止部とによって叩打される壁面の位置は、特に問われない。
また、上述した実施の形態では、第1の係止部4の押し下げ部6の下壁面は、第2の係止部7の幅方向の全域に亘って第2の係止部7の延在端部7bの上壁面と対向していたが、これに限らず、第1の係止部4の押し下げ部6の下壁面は、第2の係止部7の延在端部7bの上壁面と部分的に対向してもよい。
さらに、上述した実施の形態では、雄型ハウジング3に設けた第1の係止部4および第2の係止部7によって雌型ハウジング13のハウジング壁面14aを叩打するとともに雌型ハウジング13を係止していたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、雌型ハウジングの内壁部に第1の係止部4および第2の係止部7を並設し、この第1の係止部4の突起部5と第2の係止部7の高突起部8とを共に嵌入可能な嵌合孔を雄型ハウジングに形成し、雌型ハウジングの第1の係止部4および第2の係止部7によって雄型ハウジングのハウジング壁面を叩打するとともに雄型ハウジングを係止してもよい。すなわち、本発明にかかる光コネクタは、雌型光コネクタであってもよい。
また、上述した実施の形態では、本発明にかかるコネクタの一例として光コネクタを例示したが、これに限らず、本発明にかかるコネクタは、メタルケーブルのコネクタであってもよい。
さらに、上述した実施の形態では、雄型ハウジングおよび雌型ハウジングを矩形状に形成していたが、これに限らず、雄型ハウジングおよび雌型ハウジングの各形状は、円筒形状等、矩形状以外の所望の形状であってもよい。すなわち、本発明において、コネクタハウジングの形状は特に問われない。
また、上述した実施の形態では、2芯構造の光ファイバケーブルを備える雄型光コネクタおよび雌型光コネクタを例示したが、これに限らず、雄型光コネクタおよび雌型光コネクタの各々に設けられる光ファイバケーブルは、1芯構造または3芯以上の多芯構造の光ファイバであってもよい。本発明において、光ファイバケーブルの光ファイバ本数および光ファイバ構造は、特に問われない。
さらに、上述した実施の形態では、Wire to Wire接続を実現する雄型光コネクタおよび雌型光コネクタを例示したが、これに限らず、本発明における雄型光コネクタおよび雌型光コネクタは、FOT等の通信装置と光ファイバケーブルとの接続を実現するコネクタであってもよい。
また、上述した実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。その他、上述した実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例および運用技術等は全て本発明に含まれる。
1 雄型光コネクタ
2,12 光ファイバケーブル
3 雄型ハウジング
3a 規制部
4 第1の係止部
4a,7a 基端部
4b,7b 延在端部
5 突起部
6 押し下げ部
7 第2の係止部
8 高突起部
9 被叩打部
10 光コネクタ接続体
11 雌型光コネクタ
13 雌型ハウジング
14 ガイド部
14a ハウジング壁面
15 嵌合孔

Claims (5)

  1. 相手側コネクタハウジングと嵌合するコネクタハウジングと、
    前記相手側コネクタハウジングに形成された嵌合孔内に嵌入する突起部を有し、前記相手側コネクタハウジングと前記コネクタハウジングとの嵌合に際し、前記相手側コネクタハウジングのハウジング壁面と前記突起部との接触に伴って、前記ハウジング壁面から離間する方向に撓む弾性変形を行い、前記嵌合孔内に前記突起部を嵌入する際、前記弾性変形の復元力を用いて前記ハウジング壁面を叩打するとともに前記相手側コネクタハウジングを係止する第1の係止部と、
    前記突起部に比して突起高さが高く且つ前記突起部とともに前記嵌合孔内に嵌入可能な高突起部を有し、前記相手側コネクタハウジングと前記コネクタハウジングとの嵌合に際し、前記ハウジング壁面と前記高突起部との接触に伴って、前記ハウジング壁面から離間する方向に前記第1の係止部よりも撓む大弾性変形を行い、前記嵌合孔内に前記高突起部を嵌入する際、前記大弾性変形の復元力を用いて、前記ハウジング壁面を叩打するとともに、前記第1の係止部と協同して前記相手側コネクタハウジングを係止する第2の係止部と、
    を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第1の係止部は、前記第2の係止部の上壁面に近接するように前記第1の係止部から延出し、前記第1の係止部とともに前記第2の係止部を押し下げる押し下げ部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1の係止部は、前記第2の係止部の上壁面と対向する前記押し下げ部の下壁面に被叩打部を備え、
    前記第2の係止部は、前記大弾性変形の復元力を用いて、前記ハウジング壁面を叩打するとともに前記被叩打部を叩打することを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記コネクタハウジングは、前記相手側コネクタハウジング内に嵌め込まれる雄型コネクタハウジングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のコネクタ。
  5. 前記コネクタハウジングおよび前記相手側コネクタハウジングは、光コネクタのハウジングであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のコネクタ。
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