JP2014199303A - 眼鏡レンズ測定装置、眼鏡レンズの上下判別方法、眼鏡レンズ測定装置に設けられる印点アダプタ - Google Patents

眼鏡レンズ測定装置、眼鏡レンズの上下判別方法、眼鏡レンズ測定装置に設けられる印点アダプタ Download PDF

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Abstract

【課題】 上下の判別がしやすい印点を眼鏡レンズに施す。【解決手段】 眼鏡レンズの光学特性を測定するための測定光学系を備え、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズを順次測定可能な眼鏡レンズ測定装置であって、測定光学系を用いて取得される眼鏡レンズの光学中心及び乱視軸を規定する第1の印点を施すための第1印点部材と、眼鏡レンズの上下を規定する第2の印点を施すための第2印点部材とを有し、眼鏡レンズ上に第1の印点と第2の印点を同時に施すことができる印点機構を備え、右眼用の眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズに対し、同一配置の印点が印点機構によって形成され、各眼鏡レンズに施された第2印点を用いて、各眼鏡レンズの上下が判別可能である。【選択図】 図1

Description

本件発明は、眼鏡レンズの光学特性を測定するための眼鏡レンズ測定装置、眼鏡レンズの上下判別方法、眼鏡レンズ測定装置に設けられる印点アダプタに関する。
測定光束をレンズに投光し,レンズを透過した測定光束を受光素子で受光することによってレンズの光学特性を得る眼鏡レンズ測定装置(例えば、レンズメータ)が知られている(例えば、特許文献1)このような眼鏡レンズ測定装置で眼鏡レンズの光学特性を測定した際、測定箇所を明確にするため、レンズに印点を施すいわゆる印点作業をすることが知られている。
この印点作業により施される印点は、通常、測定光学軸上の1点と、この1点を通る直線上の2点の計3点からなる。そして、この3点のうち中央の1点によって主にレンズの光学中心が示され、他の2点によって乱視軸角度の基準が示される(図11参照)。
特開2006−292650公報
ところで、従来の眼鏡レンズにおいては、上下を間違えても問題はなかった。しかしながら、最近の新しい眼鏡レンズにおいては、例えば、フリーフォームレンズやグラデーションレンズなど、レンズの光軸方向に直交する方向に関して光学特性が異なるレンズが販売されるようになった。例えば、フリーフォームレンズは、眼鏡フレームやアイポイントを考慮した設計や上下方向で光学特性の異なる設計がされており、上下でレンズ設計が異なる場合がある。また、例えば、グラデーションレンズは、上下で色の濃度が異なる。このようなレンズにおいて、上下左右方向を誤って加工した場合、眼鏡として機能しない、或いは当初のデザインとずれてしまう可能性があるため、上下左右方向を正しく加工する必要がある。
特許文献1に記載された印点方法の場合、光学中心と乱視軸角度の基準が示されるに過ぎない。乱視軸角度を示す印点は、軸角度を既定するが、方向までは既定しない。したがって、グラデーションレンズやフリーフォームレンズ、累進レンズなどのレンズの光軸方向に直交する方向に関して光学特性の異なるレンズは、上下左右方向が誤って加工される恐れがあった。
本件発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、上下の判別がしやすい印点を眼鏡レンズに施す眼鏡レンズ測定装置、眼鏡レンズの上下判別方法、眼鏡レンズ測定装置に設けられる印点アダプタを提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 眼鏡レンズの光学特性を測定するための測定光学系を備え、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズを順次測定可能な眼鏡レンズ測定装置であって、前記測定光学系を用いて取得される前記眼鏡レンズの光学中心及び乱視軸を規定する第1の印点を施すための第1印点部材と、前記眼鏡レンズの上下を規定する第2の印点を施すための第2印点部材とを有し、前記眼鏡レンズ上に前記第1の印点と第2の印点を同時に施すことができる印点機構を備え、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズに対し、同一配置の印点が前記印点機構によって形成され、各眼鏡レンズに施された第2印点を用いて、各眼鏡レンズの上下が判別可能であることを特徴とする。
(2) (1)の前記眼鏡レンズ測定装置の前記印点機構を用いて前記眼鏡レンズに前記第2の印点を施し、前記眼鏡レンズに施された前記第2の印点を用いて前記眼鏡レンズの上下を判別することを特徴とする眼鏡レンズの上下判別方法。
(3) (1)の眼鏡レンズ測定装置において、
第2の印点部材は、前記第1印点部材に設けられた印点用のインクペンとは異なる位置に、別の印点用のインクペンを備えることを特徴とする。
(4) (1)の眼鏡レンズ測定装置において、第2の印点部材は、前記第1印点部材に設けられた印点用のインクペンを兼用し、第2印点を施すインクペンは、前記第1印点部材に設けられた他のインクペンとは、異なる種類のインクペンであることを特徴とする。
(5) 眼鏡レンズの光学特性を測定するための測定光学系を備え、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズを順次測定可能な眼鏡レンズ測定装置に設けられる印点アダプタであって、前記眼鏡レンズ測定装置は、前記測定光学系を用いて取得される前記眼鏡レンズの光学中心及び乱視軸を規定する第1の印点を施すための第1印点部材を備え、前記印点アダプタは、前記眼鏡レンズの上下を規定する第2の印点を施すための第2印点部材を有し、前記眼鏡レンズ測定装置に装着されることによって、前記眼鏡レンズ上に前記第1の印点と前記第2の印点を同時に施すことができ、前記第1の印点と前記第2の印点は、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズに対し、同一の配置にて形成され、各眼鏡レンズに施された第2印点を用いて、各眼鏡レンズの上下が判別可能な第2印点を施すことができることを特徴とする印点アダプタ。
(6)
眼鏡レンズ測定装置を用いて印点機構であって、前記測定光学系を用いて取得される前記眼鏡レンズの光学中心及び乱視軸を規定する第1の印点を施すための第1印点部材と、前記眼鏡レンズの上下を規定する第2の印点を施すための第2印点部材とを有し、前記眼鏡レンズ上に前記第1の印点と第2の印点を施すことができる印点機構を用いて前記眼鏡レンズに前記第2の印点を施し、
前記眼鏡レンズに施された前記第2の印点を用いて前記眼鏡レンズの上下を判別することを特徴とする眼鏡レンズの上下判別方法。
本発明によれば、上下の判別がしやすい印点を眼鏡レンズに施す眼鏡レンズ測定装置、眼鏡レンズの上下判別方法、眼鏡レンズ測定装置に設けられる印点アダプタを提供できる。
レンズメータの外観斜視図である。 レンズメータの光学系と制御系の概略構成図である。 印点機構を示す一部断面を有する側面図である。 印点機構の主要部を示す正面図である。 レンズ測定中の表示画面の一例を示す図である。 眼鏡レンズに印点を施す印点機構の様子を示す図である。 印点機構によって印点された眼鏡レンズを示す図である。 第1変容形態を説明するための図である。 第2変容形態を説明するための図である。 第3変容形態を説明するための図である。 第4変容形態を説明するための図である。 第5変容形態を説明するための図である。 眼鏡レンズの製造メーカーが眼鏡レンズに施すマークの例を示す図である。 印点された眼鏡レンズを示す図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図14は本実施形態に係る眼鏡レンズ測定装置の構成について説明する図である。なお、以下の説明においては、眼鏡レンズ測定装置として、レンズメータを例に挙げて説明するがこれに限定されない。眼鏡レンズの光学特性を測定することが可能な装置において、本発明は適用可能である。
<概要>
本発明の実施形態に係る装置の概要について説明する。本実施形態に関わるレンズメータ100は、眼鏡レンズの光学特性を測定するための測定光学系10を備え、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズを順次測定可能である。
また、レンズメータ100は、眼鏡レンズ上に第1の印点と第2の印点を同時に施すことができる印点機構80を備える。例えば、印点機構80は、第1印点部材、第2印点部材を有する。例えば、第1印点部材は、測定光学系10によって取得される眼鏡レンズの光学中心及び乱視軸を規定する第1の印点を施す。例えば、第2印点部材は、眼鏡レンズの上下を規定する第2の印点を施す。
なお、眼鏡レンズ上に第1の印点と第2の印点を施す際の同時とは、必ずしも同時に印点を施す構成に限定されない。例えば、印点を施す動作において、眼鏡レンズに一回の印点を施す動作において、第1の印点と第2の印点を施すことができる構成も含まれる。
印点機構80は、右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼鏡レンズに対し、同一配置の印点を形成させ、各眼鏡レンズに施された第2印点を用いて、各眼鏡レンズの上下判別を可能とする。
例えば、第2の印点部材(第2印点部材)としては、第1印点部材に設けられた印点用のインクペンとは異なる位置に、別の印点用のインクペンを備える構成が挙げられる。
また、例えば、第2の印点部材としては、第1印点部材に設けられた印点用のインクペンを兼用する。そして、第2印点を施すインクペンは、第1印点部材に設けられた他のインクペンとは、異なる種類のインクペンである構成が挙げられる。
なお、本発明は、眼鏡レンズ測定装置において、印点機構が備えられた構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。眼鏡レンズ測定装置に設けられる印点アダプタにも適用可能である。
例えば、印点アダプタは、眼鏡レンズ測定装置は、測定光学系を用いて取得される前記眼鏡レンズの光学中心及び乱視軸を規定する第1の印点を施すための第1印点部材を備える眼鏡レンズ測定装置に、装着される。印点アダプタは、眼鏡レンズの上下を規定する第2の印点を施すための第2印点部材を有し、眼鏡レンズ測定装置に装着されることによって、眼鏡レンズ上に第1の印点と第2の印点を同時に施すことができる。第1の印点と第2の印点は、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズに対し、同一の配置にて形成され、各眼鏡レンズに施された第2印点を用いて、各眼鏡レンズの上下が判別可能な第2印点を施すことができる。
<実施例>
以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例においては、眼鏡レンズ測定装置として、レンズメータを例に挙げて説明をする。
図1はレンズメータ100の外観斜視図である。まずレンズメータ100の全体構成について説明する。このレンズメータは被検レンズ(眼鏡レンズ)LEに測定光を投影し、透過した測定光を受光しその光学特性(変位)を測定する測定光学系、被検レンズを載置するレンズ載置台20、レンズ載置台20に載せられたレンズLEを上方から押えるレンズ押え30、装置を制御し演算を行う制御ユニット70、アライメント用マークや測定結果を表示するモニタであり、タッチパネル式の入力手段を備えたディスプレイ50、測定後レンズに印点を施す印点機構80とから大略構成されている。
また、このレンズメータは右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼鏡レンズを順次測定することができる。
図2は、光学系と制御系の概略構成図である。測定光学系10の測定光軸L1上に各光学部材が配置される。測定光学系10は、LED等の測定光源11、コリメータレンズ12、ミラー13、所定パターンの多数の測定指標が形成された測定指標板14、2次元受光センサ(受光素子)15、を備える。測定指標板14の上にノーズピース16の開口16aが位置されている。開口16aは、直径8mmの円形である。測定指標板14には、開口16a内のレンズの屈折度数分布を一度に測定するための幾何学パターンを持つ多数の測定指標が形成されている。本実施例における測定指標は、多数の円形孔が格子状に配置されたグリット指標が採用されている。
装置全体を統括・制御する制御ユニット70には、測定光源11、受光センサ15、ディスプレイ50、スイッチ29、メモリ71が接続される。メモリ71には、レンズメータ100の制御プログラム、スケール表示画面に表示させるスケール情報、等が記憶されている。プログラムとしては、レンズの光学中心の屈折度数及び光学中心の周辺部分の度数分布を演算するための演算処理、測定結果を表示させる表示処理、測定結果を加工する加工処理、等の処理(モジュール)を含む。制御ユニット70は、これらの処理を実行する。メモリ71には、設定情報、測定結果が記憶される。制御ユニット70は、測定結果及びアライメントガイドマークをディスプレイ50に表示させる制御を行う表示制御ユニットを兼ねる。
測定光源11からの光束は、レンズ12により平行光束とされた後、ミラー13により反射され、ノーズピース16上に載置されるレンズLEに投光される。レンズLEを透過した光の内、測定指標板14の孔を通過した光束が受光センサ15に入射する。受光センサ15からの出力信号は制御ユニット70に入力される。制御ユニット70は、レンズLEが光路上に置かれていない場合に受光センサ15に入射した各孔の各指標像の座標位置を基準にし、屈折力を持つレンズLEが置かれた場合の各指標像(ドットパターン)の位置変化を基に、レンズLEの光学特性である屈折度数(球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度A、プリズム値Δ)を演算する。この測定技術については、特開2008ー241694公報に記載の周知技術が応用できる。
次にこのレンズメータの印点機構80について説明する。図3は本件実施例を示す一部断面を有する側面図であり、図4は印点機構80の主要部を示す正面図である。円筒状の印点支基81の一端にはアーム82が備わり、本体内のスライド部83と一体になっている。スライド部83は本体に固定されたレール84に沿って上下動し、これにしたがって印点支基81も上下動する。そしてスライド部83とレール84との間に掛け渡されたばね85により印点支基81を下方に移動させると上方へ復帰させる力が働く構成となっている。
印点支基81の両端には図4のように蓋86,87が印点支基81に対して回転可能に取り付けられている。中継部材88の両端は、それぞれ蓋86,87に固定され、蓋86,87とともに回転すると同時に蓋86,87の脱落を防止している。また、蓋87は軸89と螺合しており、この軸89を含めた蓋86,87および中継部材88は印点支基81の軸を中心に一体的に回転自在であり、ばね90により常に一回転方向に付勢され、常には図3の状態になっている。そして中継部材88にはア−ム92が固定され、そこには第1印点部材として印点部材110a,110b,110cが、第2印点部材として印点部材110dが取り付けられている。印点部材110a〜110dは先端にインクペンまたはインクペン先をもつとともに内部にインクボトルをもちレンズ上面に印点を施すものである。印点部材110aを中心としてその左右に印点部材110b,110cが直線的に配置され、さらに印点部材110aの下方(図3の待機状態における下方)に印点部材110dが配置される。
<表示画面>
ディスプレイ50に表示される表示画面について説明する。図5(a),(b)はレンズの測定中に、ディスプレイ50に表示される表示画面の一例を示す図である。ディスプレイ50には各種ボタンが表示され、測定者がボタンをタッチすることで、ディスプレイ50から制御ユニット70に信号が送られる。測定画面51の上部には、測定について各種設定を行うボタン群62が表示される。
測定画面51の中央部には、左右の眼鏡レンズLEの測定値(S,C,A)などを表示する表示部52L,52R、ノーズピース16の位置と眼鏡レンズLEの光学中心の位置が表示されるアライメント表示部53などが表示される。
アライメント表示部53について説明する。アライメント表示部53にはアライメントサークル54が表示され、その円周上には分度器目盛55が表示される。アライメント表示部53には、アライメントガイドマークとして、縦線と横線で構成されるレチクル56が表示される。縦線と横線が交わるレチクル56の中心56cはノーズピース16の中心位置を示している。
また、アライメント表示部53には測定光軸L1に対するレンズLEの光学中心のアライメントずれを示すリングマーク57が表示されている。リングマーク57は眼鏡レンズLEの光学中心を示している。レチクル56の縦線と横線の中心がアライメント目標とされる。レチクル56の中心56cにリングマーク57を合わせるようにレンズLEを移動させることによって、レンズLEを測定光軸L1に配置するためのアライメントが行える。制御ユニット70は、レンズLEのプリズム量、屈折度数に基づいて測定光軸L1に対するレンズLEの光学中心の偏位量と偏位方向を求め、偏位量と偏位方向に基づいてレチクル56に対するリングマーク57の表示位置を変える。
乱視度数が入ったレンズLEの場合、分度器目盛55の部分に、AXISバー58が表示され、レンズLEの乱視軸角度が示される。
測定画面51の下部には眼鏡レンズLEの左右を指定する左レンズ指定ボタン59L,右レンズ指定ボタン59R、記憶した測定データを消去するクリアボタン60、測定データをプリントアウトするプリントボタン61等が表示される。
<印点の動作・制御>
以上のような構成の装置において、加工前の左右一対の眼鏡レンズに印点を施す方法を説明するとともに、レンズメータの動作と制御を説明する。なお、説明に用いる眼鏡レンズLEは上下で光学特性が異なるものとする。
図5(a)に示す測定画面51において、まず測定者は右レンズ指定ボタン59Rをタッチする。右レンズ指定ボタン59Rがタッチされることによって、ディスプレイ50から制御ユニット70に選択信号が送られ、右レンズLEの測定が開始できるようになる。
検者は印点する右レンズLEにプリントされた上下判別用のマークMu,Md(図1参照)を確認し、レンズLEの上下を判別する。マークMuはレンズLEの上側に、マークMdはレンズLEの下側にプリントされている。このマークMu,Mdは、レンズLEの製造メーカーによって異なり、さまざまなパターンがある。マークMu,Mdによって判別した右レンズLEの上側(マークMu側)を手前に、下側(マークMd側)を装置側に向けた状態で、レンズLEの凸面が上を向くようにノーズピース16の上に配置する。レンズLEがノーズピース16に載せられると、測定視標板14の指標像が受光センサ15に受光される。制御ユニット70により、指標像に基づいてレンズLEの屈折度数(S,C,A)が演算される。演算された屈折度数は右レンズLEの測定値を表示する表示部52Rに表示される。
検者は、リングマーク57がレチクル56の中心に向かうようにレンズLEを移動させることで、レンズLEの光学中心を測定光軸L1上に位置合わせする。レンズLEの移動により、レンズLEの光学中心がアライメント完了の許容範囲(測定光軸L1から0.8mm)に入ると、図5(b)のように、リングマーク57は大十字マーク57jに変えられる。乱視のあるレンズの場合、検者はAXISバー58,分度器目盛55,表示部52RのAXIS表示を見ながら所望の乱視軸角度になるように、レンズLEを回す。例えば、乱視軸角度を45°にしたい場合は、AXISの表示が45°になるまで、レンズLEを回転させる。レンズLEを回転させるときも、マークMu,Mdを確認してレンズLEの上側(マークMu側)が検者側に、レンズLEの下側(マークMd側)がレンズメータ側にくる状態を維持する。検者によりスイッチ29が押されると、右レンズLEの測定値を表示する表示部52Rに表示される屈折度数(S,C,A)がホールド表示される。
この状態で、検者は印点機構80のレバー91(図6参照)を90°前方に倒す。印点部材110a,110b,110c,110dはレバー91と一体であるので、90°回転してペン先が下方を向く。このとき、印点部材110aのペン先は図6に示す測定光軸L1上に配置される。また、印点110a,110b,110cのペン先は、乱視軸を規定する基準軸方向(レンズの水平方向)に配置される。印点部材110dは印点部材110aより検者側に配置される。検者がさらにレバー91を下方に押し下げると、印点部材110a,110b,110c,110dによってレンズLEに印点120a,120b,120c,120dが施される。
検者は、右レンズLEの屈折度数測定及び印点の付与が終了するとノーズピース16から右レンズLEを外し、今度は測定画面51に表示された左レンズ指定ボタン59Lをタッチする。左レンズ指定ボタン59Lがタッチされることによって、ディスプレイ50から制御ユニット70に選択信号が送られ、左レンズLEの測定が開始できるようになる。そして右レンズLEと同様に、左レンズLEの屈折度数測定及び印点の付与を行う。
例えば、検者は、右レンズLEのときと同様に左レンズLEのアライメントを行い、印点機構80によって左レンズLEの印点を行う。左レンズLEには右レンズと同じく、印点120a〜120dが同一の配置で施される。
また、印点機構80によって施される印点は、どの製造メーカーが作ったレンズLEに対しても同一の印点(印点120a〜120d)である。
<印点の説明>
本実施例の印点機構80に施される印点について図を用いて説明する。図7は本実施例の印点機構80によって印点された眼鏡レンズLEを示す図である。印点機構80によって眼鏡レンズLEの表面には第1の印点として印点120a,120b,120cが、第2の印点として印点120dが計4点施される。そのうち印点120a,120b,120cは直線上に配置される。印点120aは眼鏡レンズの光学中心を示す。印点120b,120cは印点120aを中心にして左右に配置されており、印点120bと120cとを結ぶ直線は乱視軸を規定する基準軸方向(水平方向)を示す。基準軸方向とは、乱視軸が0°(180°)とされる方向のことである。印点120dは、眼鏡レンズの上下を示す役割を持つ。
印点120dは、レンズLEの印点120aより上側に印点される。検者は、直線上に3点並んだ印点の中央が印点120a、印点120aの左右が印点120b,120cであり、3つの印点が並ぶ直線上から外れた印点が印点120dであることが判る。
検者は印点120dの位置によって上下で光学特性の異なる眼鏡レンズの上下を判別することができる。検者はレンズLEの上下を判別するために、印点120a〜120cが水平方向に並ぶようにしてレンズの凸面側を見る。このとき、印点120dが上側にあれば、レンズLEの上下が正しいことが確認できる。逆に、印点120dが下側にあれば、レンズLEの上下が反対であることが確認できる。
もちろん、検者は、製造メーカーがレンズLEにプリントしたマークMu,Mdによって上下を判別することは可能である。しかしながら、マークMu,Mdは製造メーカーによって異なるため、複数種のマークで上下を判別しなければならない。このような場合、例えば、経験の浅い検者であると、上下の判別を誤ってしまう可能性がある。本発明によれば、検者は、本実施例の印点機構80による印点の配置だけを把握していれば、レンズLEの上下を間違えることがなくなる。このため、容易に上下の判別をすることが可能となる。
また、本実施例の印点機構80は、製造メーカーや種類の異なるレンズLEに対しても同一配置の印点120a〜120dを施すことができる。このため、レンズの上下を判別させる装置(例えば、ブロッキング装置やレンズ加工装置)において、レンズLEの上下を自動で容易に判別させるのに有効である。すなわち、装置を用いて自動的に製造メーカーがプリントしたマークMu,Mdを識別し、上下の判別を行う場合、製造メーカーごとにレンズに施すマークが異なるため、マークMu,Mdを検出するために、メーカーごとにそれぞれマークを識別するための設定をする必要がある。本発明は、上下判別可能な印点はどのようなレンズLEに対しても同様の印点が施される。このため、どのレンズLEに対しても同一の設定によって印点120a〜120dを画像解析等で検出することが可能となり、容易にレンズLEの上下を自動で判別することができる。
また、本実施例の印点機構80による印点は左右のレンズLEで同一の配置となる。従って、左右のレンズLEに対して同一の印点の配置であってもレンズLEの上下を判別することができる。これにより、左右のレンズLEで異なる配置の印点を施す構成は必要なく、簡単な構成の印点機構80でレンズLEの上下を判別することができる。
なお、眼鏡レンズに印点する印点箇所は、本実施例に限定されない。印点によって上下を判別できる位置に印点が施されればよい。例えば、不規則な位置に印点が施されることによって、レンズLEの上下を判別するものでもよい。また、例えば、レンズLEの幾何学中心以外の位置に1点の印点を施す場合でも、レンズLEの上下を判別することは可能である。
なお、本実施例において、印点部材110aの下方(図3の待機状態における下方)に印点部材110dが配置されるものとしたが、これに限らない。例えば、印点部材110aの上方(図3の待機状態における上方)に印点部材110dが配置されるものであってもよい。
なお、以上の説明において、印点機構80によって検者が手動で印点を施す構成としたが、これに限らない。レンズLEの光学中心を検出し、自動で印点を施す構成でもよい。例えば、この場合、検者は上下の判別を行い、レンズを眼鏡レンズ測定装置に配置する。レンズが配置されると、制御ユニットは、レンズLEの光学中心を検出し、自動で印点を施す。
<第1変容形態>
本実施例の変容形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の変容形態の説明において、同一番号が付された構成は、特に断らない限り本実施例と同様の機能を果たす。図8(a)は、第1変容形態の印点機構80の一部を正面から見たときの概略構成図である。図8(b)は、第1変容形態の印点機構80によって印点されたレンズの凸面側を示す概略図である。
図8(a)に示すように、第1変容形態のアーム93には印点部材111a,111b,111c,111dが直線上に同一間隔で取り付けられている。印点部材111aを中心としてその左右に印点部材111b,111cが配置され、さらに印点部材111cの外側に印点部材111dが配置される。例えば、印点部材111a,111b,111cはインクペン先がそれぞれ16mmの間隔になるように配置される。例えば、印点部材111cと印点部材111dはインクペン先が10mmの間隔になるように配置される。
本変容形態の印点機構80に施される印点は、図8(b)に示すように印点121a,121b,121c,121dの計4点が直線的に施される。印点121aは眼鏡レンズの光学中心を示す。印点121b,121cは印点121aを中心にして左右に配置されており、印点121bと121cとを結ぶ直線は乱視軸を規定する基準軸方向(水平方向)を示す。印点121dは、眼鏡レンズの上下を示す役割を持つ。
印点121a,121b,121cは、等間隔に印点されており、それらの間隔は16mmに設定される。印点121dは、印点121cの外側に10mmの間隔を隔てて印点される。検者は、印点の間隔の違いから、外側の印点121bと印点121dを見分けることができる。すなわち、外側の印点の内、隣の印点との間隔が狭い方が、印点121dであり、間隔が広い方が印点121bであることが判る。また、印点121bの隣が印点121aであり、印点121dの隣が印点121cであることが判る。
なお、上記構成においては、印点部材111a,111b,111cはインクペン先がそれぞれ16mmの間隔になるように配置され、印点部材111cと印点部材111dはインクペン先が10mmの間隔になるように配置される構成を挙げたが、これに限定されない。印点の間隔の違いから上下の判別可能な構成であればよく、それぞれの印点の間隔は任意の間隔にて設計可能である。例えば、印点部材111a,111b,111cはインクペン先がそれぞれ20mmの間隔になるように配置され、印点部材111cと印点部材111dはインクペン先が16mmの間隔になるように配置される構成が挙げられる。
なお、本実施例においては、4点の印点間の間隔を設定することによって、上下方向の判別を可能な構成としたがこれに限定されない。印点の数は任意の数にて設計可能である。例えば、3点の印点間の間隔を設定することによって上下判別を可能な構成としてもよいし、5点の印点間の間隔を設定する構成としてもよい。
検者は印点121dの位置によって上下で光学特性の異なる眼鏡レンズLEの上下を判別することができる。なお、印点121a〜121cは眼鏡レンズの水平方向に並ぶように印点してあるものとする。検者はレンズLEの上下を判別するために、印点121a〜121dが水平方向に並ぶようにしてレンズLEの凸面側を見る。このとき、印点121dが右側にあれば、眼鏡レンズLEの上下が正しいことが確認できる。逆に、印点121dが左側にあれば、眼鏡レンズLEの上下が反対であることが確認できる。
なお、印点の際、レンズLEの上部がレンズメータ側に、レンズLEの下部が検者側にくるようにレンズLEを回転させたとする。この場合、印点121dが左側にあるときに上下が正しく、逆に印点121dが右側にあるときに上下が反対になる。
同様の判別方法を用いれば、他の装置でレンズLEの上下を判別する場合においても、画像解析等で印点121a〜121dを検出することによって、自動でレンズLEの上下判別を行うことができる。
<第2変容形態>
本実施例の第2変容形態を図面に基づいて説明する。図9(a)は、第2変容形態の印点機構80の一部を正面から見たときの概略構成図である。図9(b)は、第2変容形態の印点機構80によって印点されたレンズLEの凸面側を示す概略図である。
図9(a)に示すように、第2変容形態のアーム94に備わる3本の指にはそれぞれ印点部材112a,112b,112cが直線上に取り付けられている。印点部材112aを中心としてその左右に印点部材112b,112cが配置される。印点部材112a,112bのペン先は円錐形状をしており、印点を行うとレンズに点状の印点122a,122bが施される。印点部材112cのペン先は印点部材112a,112bと異なる形状であり、十字型になっている。印点部材112cによって印点を行うとレンズLEに十字の印点122cが施される。
本変容形態の印点機構80に施される印点は、図9(b)に示すように印点122a,122b,122cの計3点が直線的に施される。印点122aは眼鏡レンズLEの光学中心を示す。印点122b,122cは印点122aを中心にして左右に配置されており、印点122bと122cとを結ぶ直線は乱視軸のを規定する基準軸方向(水平方向)を示す。
検者は、印点の形状から印点122b,122cを見分けることができる。すなわち、外側の印点の内、点状の印点である方が印点122bであり、十字の印点である方が印点122cであることが判る。
検者は印点122cの位置によって上下で光学特性の異なる眼鏡レンズLEの上下を判別することができる。なお、印点122a〜122cは眼鏡レンズの水平方向に並ぶように印点してあるものとする。検者はレンズLEの上下を判別するために、印点122a〜122cが水平方向に並ぶようにしてレンズLEの凸面側を見る。このとき、例えば、印点122cが右側にあれば眼鏡レンズLEの上下が正しいことが確認できる。逆に、印点122cが左側にあれば眼鏡レンズLEの上下が反対であることが確認できる。
同様の判別方法を用いれば、他の装置でレンズLEの上下を判別する場合においても、画像解析等で印点122a〜122cを検出することによって、自動でレンズLEの上下判別を行うことができる。
<第3変容形態>
本実施例の第3変容形態を図面に基づいて説明する。図10(a)は、第3変容形態の印点機構80の一部を正面から見たときの概略構成図である。図10(b)は、第3変容形態の印点機構80によって印点されたレンズLEの凸面側を示す概略図である。
図10(a)に示すように、第3変容形態のアーム95に備わる3本の指にはそれぞれ印点部材113a,113b,113cが直線上に取り付けられている。印点部材113aを中心としてその左右に印点部材113b,113cが配置される。印点部材113a,113bと印点部材113cとはインクボトルに異なる色のインクが入っている。例えば、印点部材113a,113bのインクボトルには赤色のインクが入っており、印点部材113cのインクボトルには青色のインクが入っている。従って、印点部材113a,113bは赤色の印点123a,123bを印点し、印点部材113cは青色の印点123cを印点する。
本変容形態の印点機構80に施される印点は、図10(b)に示すように印点123a,123b,123cの計3点が直線的に施される。印点123aは眼鏡レンズLEの光学中心を示す。印点123b,123cは印点123aを中心にして左右に配置されており、印点123bと123cとを結ぶ直線は乱視軸を規定する基準軸方向(水平方向)を示す。
検者は、印点の色から印点123b,123cを見分けることができる。すなわち、外側の印点の内、赤色の印点である方が印点123bであり、青色の印点である方が印点123cであることが判る。
検者は印点123cの位置によって上下で光学特性の異なる眼鏡レンズLEの上下を判別することができる。なお、印点123a〜123cは眼鏡レンズLEの水平方向に並ぶように印点してあるものとする。検者はレンズLEの上下を判別するために、印点123a〜123cが水平方向に並ぶようにしてレンズLEの凸面側を見る。このとき、例えば、印点123cが右側にあれば眼鏡レンズLEの上下が正しいことが確認できる。逆に、印点123cが左側にあれば眼鏡レンズLEの上下が反対であることが確認できる。
同様の判別方法を用いれば、他の装置でレンズLEの上下を判別する場合においても、画像解析等で印点123a〜123cを検出することによって、自動でレンズLEの上下判別を行うことができる。
<第4変容形態>
本実施例の第4変容形態を図面に基づいて説明する。図11(a)は、第4変容形態の印点機構80の一部を正面から見たときの概略構成図である。図11(b)は、第4変容形態の印点機構80によって印点されたレンズLEの凸面側を示す概略図である。
図11(a)に示すように、第4変容形態のアーム96には印点部材114aが備わり、その上方(あるいは下方)に印点114dが備わる。印点部材114a,114bのペン先は円錐形状をしており、印点を行うとレンズに点状の印点124aが施される。印点部材114dのペン先は横幅のある形状になっている。印点部材114cによって印点を行うとレンズLEにライン状の印点(線)124cが施される。
本変容形態の印点機構80に施される印点は、図11(b)に示すように印点124a,124dの計2点が施される。印点124aは眼鏡レンズの光学中心を示す。印点124dは印点124aの下方(あるいは上方)に施される。ライン状の印点124dの直線方向は乱視軸の基準軸方向(水平方向)を示す。
検者は印点124dの位置によって上下で光学特性の異なる眼鏡レンズの上下を判別することができる。なお、ライン状の印点124dの直線方向は、眼鏡レンズの水平方向に一致するように印点してあるものとする。検者はレンズLEの上下を判別するために、印点124dの直線方向が水平方向になるようにしてレンズの凸面側を見る。このとき、例えば、印点124dが印点124aに対して上側(あるいは下側)にあれば眼鏡レンズの上下が正しいことが確認できる。逆に、印点124cが下側(あるいは上側)にあれば眼鏡レンズの上下が反対であることが確認できる。
同様の判別方法を用いれば、他の装置でレンズLEの上下を判別する場合においても、画像解析等で印点124a,124dを検出することによって、自動でレンズLEの上下判別を行うことができる。
<第5変容形態>
本実施例の第5変容形態を図面に基づいて説明する。図12(a)は、第5変容形態の印点機構80の一部を正面から見たときの概略構成図である。図12(b)は、第5変容形態の印点機構80によって印点されたレンズLEの凸面側を示す概略図である。
図12(a)に示すように、第5変容形態のアーム97には印点部材115aが備わり、その上方(あるいは下方)には、直線上に並んだ印点部材115b,115cが備わる。
本変容形態の印点機構80に施される印点は、図12(b)に示すように印点125a,125b,125cの計3点が施される。印点125aは眼鏡レンズの光学中心を示す。印点125b,125cは印点125aの下方(あるいは上方)に施される。印点125bと印点125cの直線方向は乱視軸の基準軸方向(水平方向)を示す。
検者は印点125aと印点125b,125cとの位置関係によって上下で光学特性の異なる眼鏡レンズの上下を判別することができる。なお、印点125b,125cの直線方向は、眼鏡レンズの水平方向に一致するように印点してあるものとする。
なお、以上の説明において、印点装置80における印点部材の位置は、上下が反転した位置であっても構わない。上下が反転しても、上下の判別が可能な印点を施すことができればよい。
また、以上の説明において、上下で光学特性の異なるレンズの上下を判別できる印点としたがこれに限定されない。例えば、本実施例の装置は、左右方向に関して光学特性が異なるレンズを加工する際に、上下左右方向を誤って加工してしまうのを回避するためにも適用可能である。
つまり、レンズの上下を判別できる印点によって、レンズの左右方向も判別することができる。これは、レンズの上下が決まれば、自ずとレンズの左右が決定するからである。従って、本実施例の印点装置80による印点は、方向のあるレンズにおいてその上下左右方向を判別できる印点を施すことができる。
なお、眼鏡レンズの製造メーカーが眼鏡レンズにプリントした上下判別用のマークとしてマークMu,Mdを説明に用いたが、上下判別用のマークはこれに限らない。例えば、図13(a)に示すように、上下左右が非対称なマークM1がレーザーによって眼鏡レンズに刻まれているものがある。また、数字,文字などを用いたマークM2がプリントされているものでがある。また、図13(b)に示すように、累進焦点レンズにプリントされるマークM3のものがある。
これらの上下判別ができるマークMu,Md、マークM1、マークM2、マークM3は眼鏡レンズの製造メーカーによって異なるため、レンズの上下を自動で判別することは困難である。このため、本実施例のように、統一された印点を施すことによって、眼鏡レンズの上下を自動で判別することが容易になる。
なお、本実施例においては、印点機構を備えたレンズメータを例に挙げて説明をしたがこれに限定されない。本発明は、光学特性を測定可能な眼鏡レンズ測定装置において、適用可能である。
なお、本実施例においては、眼鏡レンズ測定装置において、印点機構が備えられた構成を例に挙げて説明したがこれに限定されない。本実施例において説明した印点機構は、印点アダプタ(印点アタッチメント)によって、眼鏡レンズ測定装置に設定(装着)される構成であってもよい。例えば、3点の印点を施すレンズメータにおいて、追加の印点を施すことが可能な1点の印点を施すことが可能な印点アダプタを装着することによって、レンズに、同時に4点の印点を施すことが可能となる。また、例えば、3点の印点を施すレンズメータにおいて、1点の印点形状や印点の色が異なるものに変更する場合には、レンズメータのインクペンを覆うように装着される印点アダプタを用いる構成が挙げられる。もちろん、印点アダプタの構成は、上記構成に限定されない。印点アダプタの構成は、印点アダプタがレンズメータに装着されることによって、レンズメータの印点の数、色、形状等を変更できるような構成であればよい。
10 測定光学系
20 レンズ載置台
29 スイッチ
30 レンズ押さえ
50 ディスプレイ
70 制御ユニット
71 メモリ
80 印点機構

Claims (6)

  1. 眼鏡レンズの光学特性を測定するための測定光学系を備え、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズを順次測定可能な眼鏡レンズ測定装置であって、
    前記測定光学系を用いて取得される前記眼鏡レンズの光学中心及び乱視軸を規定する第1の印点を施すための第1印点部材と、前記眼鏡レンズの上下を規定する第2の印点を施すための第2印点部材とを有し、前記眼鏡レンズ上に前記第1の印点と第2の印点を同時に施すことができる印点機構を備え、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズに対し、同一配置の印点が前記印点機構によって形成され、各眼鏡レンズに施された第2印点を用いて、各眼鏡レンズの上下が判別可能であることを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
  2. 請求項1の前記眼鏡レンズ測定装置の前記印点機構を用いて前記眼鏡レンズに前記第2の印点を施し、
    前記眼鏡レンズに施された前記第2の印点を用いて前記眼鏡レンズの上下を判別することを特徴とする眼鏡レンズの上下判別方法。
  3. 請求項1の眼鏡レンズ測定装置において、
    第2の印点部材は、前記第1印点部材に設けられた印点用のインクペンとは異なる位置に、別の印点用のインクペンを備えることを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
  4. 請求項1の眼鏡レンズ測定装置において、
    第2の印点部材は、前記第1印点部材に設けられた印点用のインクペンを兼用し、
    第2印点を施すインクペンは、前記第1印点部材に設けられた他のインクペンとは、異なる種類のインクペンであることを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
  5. 眼鏡レンズの光学特性を測定するための測定光学系を備え、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズを順次測定可能な眼鏡レンズ測定装置に設けられる印点アダプタであって、
    前記眼鏡レンズ測定装置は、前記測定光学系を用いて取得される前記眼鏡レンズの光学中心及び乱視軸を規定する第1の印点を施すための第1印点部材を備え、
    前記印点アダプタは、前記眼鏡レンズの上下を規定する第2の印点を施すための第2印点部材を有し、前記眼鏡レンズ測定装置に装着されることによって、前記眼鏡レンズ上に前記第1の印点と前記第2の印点を同時に施すことができ、
    前記第1の印点と前記第2の印点は、右眼用の前記眼鏡レンズと左眼用の前記眼鏡レンズに対し、同一の配置にて形成され、各眼鏡レンズに施された第2印点を用いて、各眼鏡レンズの上下が判別可能な第2印点を施すことができることを特徴とする印点アダプタ。
  6. 眼鏡レンズ測定装置を用いて印点機構であって、前記測定光学系を用いて取得される前記眼鏡レンズの光学中心及び乱視軸を規定する第1の印点を施すための第1印点部材と、前記眼鏡レンズの上下を規定する第2の印点を施すための第2印点部材とを有し、前記眼鏡レンズ上に前記第1の印点と第2の印点を施すことができる印点機構を用いて前記眼鏡レンズに前記第2の印点を施し、
    前記眼鏡レンズに施された前記第2の印点を用いて前記眼鏡レンズの上下を判別することを特徴とする眼鏡レンズの上下判別方法。
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