JP2014196785A - 流量制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】差圧バランス型の流量制御弁において、弁部材から弁ポート側に流れる流体の流れによる圧力の背圧室への影響を低減して、圧力バランスを確保する。
【解決手段】弁体41にザグリ部10を形成する。ザグリ部10内に遮蔽部材としての突起部42を設ける。突起部42の均圧路42aと弁体41の均圧路41aと貫通路41bにより弁ポート21側と背圧室3Aとを導通する。弁室1Aから弁ポート21側に流れる流体をザグリ部10内で膨張させて均一な圧力にし、均圧路42aの弁ポート21側の開口周囲に高圧を作らない。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルなどに使用する流量制御弁に関し、詳細には圧力バランス型の流量制御弁に関する。
従来の差圧バランス型の流量制御弁は、弁体に加わる差圧力をキャンセルするために、弁体上部の受圧面積を弁ポートの径と等しくするとともに、弁体の中央に均圧路を設け、この均圧路により弁体の上部に弁体下部(弁ポート側)の圧力を導入し、上部と下部を同圧にさせることで、弁体に加わる正味の差圧力をキャンセルさせるという設計思想である。このような流量制御弁として、例えば、特開2000−320711号公報(特許文献1)に開示されたものがある。
特開2000−320711号公報
図10は従来の差圧バランス型の流量制御弁の要部概略構成とその問題点を説明する図である。図10において、弁体aは弁ガイドb内に上下に摺動自在に配設されている。弁室cには弁ポートdが開口され、その弁ポートdの開口部の周囲に弁座面eが形成されている。弁体aの中央には均圧路f1,f2が形成され、弁体aに対する背圧室gと弁ポートd側とが均圧路f1,f2により導通される。この例では、弁体aの上部の均圧室gにおける弁体aの受圧面積はパッキンhが摺接する弁ガイドbの内径の面積である。一方、弁ポートd側の受圧面積は、弁体aが弁座面eに当接するシール部の内径の面積である。そして、この両受圧面積が等しくなっている。一次側から流入した流体は、弁座面eと弁体41との隙間である絞り部から弁ポートdの二次側に流れる。このとき、弁ポートdと背圧室gとを略同じ圧力とすることで、弁体aに加わる差圧をバランスさせて、弁体aに作用する差圧力を低減させている。
しかし、実際の弁体aの下部の圧力分布は、弁体aの下部中央部に流体が集まり密度が高くなって圧力が高くなる。均圧路f1の開口部が弁体aの下端中央にあるため、その高い圧力が弁体aの上部の背圧室gに導入される。一方、弁体aの下部中央部以外の大部分は下部中央部より圧力が低い。例えば、図10に示したように、弁室cの流体は高圧(高)であるが、絞り部を通った流体の圧力は低下する。しかし、弁体aの下部中央部は流体が集まって密度が増加し、圧力が増加する。したがって、この下部中央部の圧力は下部中央部近傍以外の大部分の圧力よりも高く、かつ、一次側から流入した流体の圧力より低い圧力である中圧(中)となる。背圧室gは均圧路f1,f2によりこの下部中央付近と導通しているため、この背圧室gも弁体aの下部中央部とほぼ同じ中圧(中)となる。すなわち弁体aの下部の大部分は低圧(低)であるのに背圧室gも弁体aの下部中央部とほぼ同じ中圧(中)であるから、弁体aの上部と下部とに差圧が発生し、弁体aを駆動させるために大きな駆動力が必要となるという問題がある。このように従来の流量制御弁では、十分に差圧バランスがとれないという点で、改善の余地がある。
本発明は、差圧バランス型の流量制御弁において、弁部材から弁ポート側に流れる流体の流れによる圧力の背圧室への影響を低減して、圧力バランスを確保することを課題とする。
請求項1の流量制御弁は、前記弁ハウジング内に配設された円筒形状の弁ガイドと、前記弁ガイド内に摺動可能に配設されるとともに弁座により画定される弁ポートを開閉する弁部材とを備え、前記弁部材を軸線方向に移動して前記弁部材で前記弁ポートを開閉するとともに、前記弁部材に対する背圧室と前記弁ポート側とを均圧路で導通して、該背圧室の流体圧力と弁ポートの流体圧力との圧力バランスをとるようにした流量制御弁において、弁部材に前記弁ポート側に開口するザグリ部を設けるとともに、ザグリ部の中央で前記弁ポートに対向する遮蔽部材を設けたことを特徴とする。
請求項2の流量制御弁は、請求項1に記載の流量制御弁であって、前記遮蔽部材が前記ザグリ部に設けた円柱状の突起部であり、該突起部の側面に、前記均圧路を前記ザグリ部に導通させるための貫通孔を設けたことを特徴とする。
請求項3の流量制御弁は、請求項1または2に記載の流量制御弁であって、前記遮蔽部材が前記ザグリ部に設けた円柱状の突起部であり、該突起の前記弁ポート側の端部が、軸線方向で前記弁部材のシール部と同程度の位置であるか、または、該シール部よりも前記弁ポート側の位置にあることを特徴とする。
請求項1の流量制御弁によれば、弁部材から弁ポート側に流れる流体がザグリ部において膨張して流体の速度分布が略一定となる。したがって、ザグリ部及び弁ポートの流体の圧力が略均一になるので、均圧路により導通する背圧室の圧力との圧力バランスを十分保つことができるとともに、弁ポートから弁室側に流体を流すときに、流体が遮蔽部材によりザグリ部を避ける方向に流れるので、流量を確保することができる。
請求項2の流量制御弁によれば、請求項1の効果に加えて、弁ポート側の圧力がザグリ部と、貫通孔及び均圧路を介して背圧室に導入されるので、突起部の弁ポート側の端部に均圧路の開口を設ける必要がなく、この端部にテーパ面等を設けることができ、弁ポートから弁室に流体を流すときに、流体がテーパ面によりザグリ部を避ける方向に流れるのをより促すことができる。
請求項3の流量制御弁によれば、請求項1または2の効果に加えて、遮蔽部材である突起部の弁ポート側の端部が、軸線方向で弁部材のシール部と同程度の位置であるか、または、該シール部よりも前記弁ポート側の位置にあるので、弁ポートから弁室に流体を流すときに、より流体がザグリ部を避ける方向に流れる。
本発明の実施形態の流量制御弁の弁閉状態の縦断面図である。 実施形態におけるザグリ部の作用効果を説明する図である。 実施形態における突起部(遮蔽部材)の作用効果を説明する図である。 実施形態における弁部材の第2実施例を示す図である。 実施形態における弁部材の第3実施例を示す図である。 実施形態における弁部材の第4実施例を示す図である。 実施形態における弁座部材と弁体の第5実施例を示す図である。 実施形態における弁座部材と弁体の第6実施例を示す図である。 実施形態における弁部材の第7実施例を示す図である。 従来の差圧バランス型の流量制御弁の要部概略構成とその問題点を説明する図である。
次に、本発明の流量制御弁の実施形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態の流量制御弁の弁閉状態の縦断面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。この実施形態の流量制御弁は、円筒形状の弁ハウジング1を有しており、弁ハウジング1には円筒状の弁室1Aが形成されている。また、弁ハウジング1には、側面側から弁室1Aに連通する継手管11が取り付けられるとともに、下端部に弁座部材2が取り付けられている。弁座部材2の中央には円形の弁ポート21が形成されるとともに、弁ポート21の開口周囲にすり鉢状の着座面22が形成されている。また、弁座部材2には弁ポート21に連通するように弁室1Aの軸線L方向に継手管12が取り付けられている。
弁室1A内には、弁ハウジング1の上端の小径部1aから内挿された中空円筒状の弁ガイド3が配設されており、この弁ガイド3内に弁部材4が軸線方向に摺動可能に配設されている。弁部材4は、弁ガイド3内にピストン状に移動可能に収容されており、弁部材4は、弁ガイド3内に収容されることにより、弁ガイド3の内空間が区画され、弁ガイド3内に弁部材4に対する背圧室3Aが形成される。
弁部材4は、弁体41と「遮蔽部材」としての突起部42とを有している。弁体41は、外径が弁ガイド3の内径と同一の外径を有する円筒形状の弁体本体部41Aと、弁体本体部41Aより径の小さな中径ボス部41Bと、中径ボス部41Bより径の小さな小径ボス部41Cとから構成されている。
弁体本体部41Aには、弁座部材2側からの切削により円柱空間をなすザグリ部10が形成されている。弁体41と突起部42の中心には均圧路41a,42aがそれぞれ形成されている。また、弁体41の均圧路41aは小径ボス部41Cに形成された貫通孔41bにより背圧室3Aに導通されている。突起部42はザグリ部10の底部に固着され、その下端部は弁体本体部41Aの下端のシール部41cよりも弁ポート21側に突出している。また、突起部42の弁ポート21側の端部にはテーパ面42bが形成されている。弁体41の中径ボス部41Bには、当該弁部材4の周面と弁ガイド3のガイド面との間をシールするシール部材である椀型パッキン4aが装着されており、弁ガイド3内を弁部材4が移動する際に、弁ガイド2内を摺動する。弁部材4の上部の背圧室3Aにおける弁部材4の受圧面積はパッキン4aの外径の面積(背圧室3Aの内径の面積)であり、一方、弁ポート21側の受圧面積は、弁部材4のシール部41cの外径の面積である。そして、この背圧室3Aの内径の面積とシール部41cの内径の面積は等しくなっている。
弁ガイド3の上部には固定金具51によって支持部材5が固着されている。支持部材5には軸L方向に長いガイド孔52が形成され、ガイド孔52には円筒状の弁ホルダ6が軸L方向に摺動可能に挿通されている。弁ホルダ6は弁室1Aと同軸に取り付けられ、この弁ホルダ6の下端部に。弁体41の小径ボス部41Cが固着されている。
また、弁ホルダ6は、ステッピングモータ7のロータ軸71に係合している。すなわち、ロータ軸71の下端部にはフランジ部71aが一体形成され、このフランジ部71aが弁ホルダ6の上端部と共にワッシャ62を挟み込み、このロータ軸71の下端部が弁ホルダ6の上端部で回転可能に係合している。この係合により、弁ホルダ6がロータ軸71によって回転可能に吊り下げた状態で支持されている。また、弁ホルダ6内には、バネ受け63が軸L方向に移動可能に設けられ、バネ受け63と弁体41の小径ボス部41Cとの間には圧縮コイルバネ64が所定の荷重を与えられた状態で取り付けられている。これにより、バネ受け63は、上側に付勢され、ロータ軸71の下端部に当接係合している。ロータ軸71には雄ねじ部71bが形成されており、この雄ねじ部71bは支持部材5に形成された雌ねじ部5aに螺合している。これにより、ロータ軸71は回転に伴って軸L線方向に移動する。
弁ガイド3の上端には、ステッピングモータ7のケース72が溶接等によって気密に固定されている。ケース72内には、外周部を多極に着磁されたマグネットロータ73が回転可能に設けられ、このマグネットロータ73にはロータ軸71が固着されている。なお、ケース72の天井部にはマグネットロータ73の回転を規制する回転ストッパ機構74が設けられている。また、ケース72の外周には、ステータコイル75が配設されており、ステッピングモータ7は、ステータコイル75にパルス信号が与えられることにより、そのパルス数に応じてマグネットロータ73を回転させる。そして、このマグネットロータ73の回転によってマグネットロータ73と一体のロータ軸71が回転し、この回転に伴うロータ軸71の軸L方向移動によって弁ホルダ6と共に弁部材4が軸L方向に移動する。
以上の構成により、ステッピングモータ7の駆動により、弁部材4が軸L方向に移動し弁部材4が弁ガイド3にガイドされ、弁座部材2の着座面22に対して離座/着座する。これにより、弁ポート21が開閉される。この弁部材4のシール部41cと弁座部材2の着座面22との距離で決まる弁開度に応じて冷媒流量が制御される。流体(冷媒)が継手管11から流入して継手管12から流出する第1の流れのとき、弁ポート21側の低圧が均圧路42a,41a及び貫通孔41bを介して背圧室3Aに導入される。また、流体(冷媒)が継手管12から流入して継手管11から流出する第2の流れのとき、弁ポート21側の高圧が均圧路42a,41a及び貫通孔41bを介して背圧室3Aに導入される。
図2は実施形態におけるザグリ部10の作用効果を説明する図である。図2では流体は継手管11から流入して継手管12から流出する第1の流れの状態を示している。このとき弁室1Aに流入した流体は、図に矢印で示すように、弁体41のシール部41cと着座面22との隙間で絞られるが、その絞られた流体はザグリ部10内に膨張して勢いがなくなる。したがって、弁ポート21及びザグリ部10内の圧力が略均一の低圧になり、均圧路41a,42a及び貫通孔41bを介して導通する背圧室3Aの低圧との圧力バランスが保たれる。
図3は実施形態における突起部42(遮蔽部材)の作用効果を説明する図である。図23では流体は継手管12から流入して継手管11から流出する第2の流れの状態を示している。このとき弁ポート21から流入する流体は、図に矢印で示すように、突起部42のテーパ面42bに倣ってシール部41cと着座面22との開放部分の方に流れやすくなる。あるいは、流体が突起部42のテーパ面42bで跳ね返って、ザグリ部10内に流れるのを阻止する。したがって、ザグリ部10が流体の流れを阻害することなく、圧力損失が抑制され、十分な流量が得られる。
以上説明した弁部材4は第1実施例である。以下、弁部材4の他の実施例について説明する。なお、各実施例で同様な部材、同様な要素には同符号を付記して重複する説明は省略する。
図4は弁部材4の第2実施例を示す図である。この第2実施例では、弁体41に対して、ザグリ部10の底部に「遮蔽部材」としての突起部43が固着されている。突起部43の下端部は弁体本体部41Aの下端のシール部41cよりも弁ポート21側に突出している。また、突起部43の弁ポート21側の端部にはテーパ面43bが形成されている。
突起部43の中心には弁体41の均圧路41aと導通し、該突起部43の中程まで延びる均圧路43aが形成されている。また、突起部43の側面には、均圧路43aをザグリ部10に導通する貫通孔43cが形成されている。これにより、ザグリ部10は貫通孔43c、均圧路43a、均圧路41a及び貫通孔41bを介して背圧室3Aに導通されている。
この第2実施例では、突起部43の弁ポート21側の端部に均圧路による開口が無いので、前記図3で説明した第2の流れのときの第1実施例のテーパ面42bによる作用効果よりも、この第2実施例のテーパ面43bの方がさらに高い作用効果が得られる。
図5は弁部材4の第3実施例を示す図である。この第3実施例と第2実施例との違いは突起部44に形成した均圧路44aと、ザグリ部10とを導通するために一つの貫通路44cを形成した点である。テーパ面44bの作用効果は第2実施例と同様である。
図6は弁部材4の第4実施例を示す図である。この第4実施例と第1実施例との違いは突起部45に対して、均圧路45aとザグリ部10とを直接導通する貫通孔45cを形成した点である。テーパ面45bの作用効果は第1実施例と同様である。
図7の第5実施例と図8の第6実施例は弁座部材と弁体の変形例である。図7の第5実施例では、弁座部材8の着座面82を平坦とし、弁体46の端部にテーパ面46bを形成したものである。弁体46のテーパ面46bが弁ポート81の開口縁に対して接離することで、弁ポート81が閉/開される。この例では、弁ポート81の径と、弁体46の軸部46cの径、すなわち、弁ガイド3内に配設された前記第1実施例と同様な図示しないパッキンの外径とが同径であり、これにより圧力バランスが取れるものである。弁体46にはザグリ部10が形成されており、このザグリ部10の底部に突起部47が固着されている。弁体46と突起部47にはそれぞれ均圧路46a,47aが形成されている。突起部47と第1実施例の突起部42との違いは太さの違いであり、弁ポート81側の端部のテーパ面47bの作用効果は第1実施例よりも小さい。しかし、弁体46のテーパ面46bがその作用効果を補うように働く。
図8の第6実施例では、弁座部材9の弁ポート91の外周面に円錐台状の着座面92を形成し、弁体48の弁座部材9側の端部のシール部48cを着座面92に対して接離することで、弁ポート91が閉/開される。この例では、シール部48cの径と、弁体48の軸部48bの径、すなわち、弁ガイド3内に配設された前記第1実施例と同様な図示しないパッキンの外径とが同径であり、これにより圧力バランスが取れるものである。弁体48にはザグリ部10が形成されており、このザグリ部10の底部に第4実施例と同様な突起部45が固着されている。テーパ面45bの作用効果は第4実施例と同様である。また、弁体48には突起部45の均圧路45aに導通する均圧路48aが形成されている。
図9は弁部材4の第7実施例を示す図である。第1実施例では「遮蔽部材」が突起部42である例を説明したが、の第7実施例では弁部材4は遮蔽板50を備えている。遮蔽板50は、弁体41のザグリ部10内で弁体41の弁ポート21側の端部に嵌め込まれている。この遮蔽板30は図9(B) に示すように4箇所に扇形の開口50aが形成されており、中央に遮蔽部材50bを形成している。また、同様な遮蔽板は、図9(C) に示すように、4箇所に円形の開口50cを形成したものでもよい。この場合も中央に遮蔽部材50dを形成している。これらの遮蔽部材50b,50dでも、第2の流れの時に、弁ポート21から流入する流体をシール部41cと着座面22との開放部分の方に流れやすくし、前記図3で説明したテーパ面42bと略同様な作用効果が得られる。この第7実施例の変形例として、遮蔽部材50b、50dに、実施例1乃至第6実施例のような、弁ポート21側の端部がシール部41cよりも弁ポート21側に突出した位置になるような突起を設けてもよい。
なお、以上の第2乃至第7実施例においても、第1の流れの時のザグリ部10の作用効果は第1実施例と同様である。
1 弁ハウジング
1A 弁室
11 継手管
12 継手管
2 弁座部材
21 弁ポート
22 着座面
3 弁ガイド
3A 背圧室
4 弁部材
41 弁体
41a 均圧路
41b 貫通孔
41c シール部
42 突起部(遮蔽部材)
42a 均圧路
42b テーパ面
10 ザグリ部
43 突起部
43a 均圧路
43c 貫通孔
44 突起部
44a 均圧路
44c 貫通路
44b テーパ面
45 突起部
45a 均圧路
45c 貫通孔
45b テーパ面
8 弁座部材
82 着座面
46 弁体
46a 均圧路
46b テーパ面
47 突起部
47b テーパ面
9 弁座部材
91 弁ポート
92 着座面
48 弁体
48a 均圧路
48c シール部
50 遮蔽板
50b 遮蔽部材
50d 遮蔽部材

Claims (3)

  1. 前記弁ハウジング内に配設された円筒形状の弁ガイドと、前記弁ガイド内に摺動可能に配設されるとともに弁座により画定される弁ポートを開閉する弁部材とを備え、前記弁部材を軸線方向に移動して前記弁部材で前記弁ポートを開閉するとともに、前記弁部材に対する背圧室と前記弁ポート側とを均圧路で導通して、該背圧室の流体圧力と弁ポートの流体圧力との圧力バランスをとるようにした流量制御弁において、
    弁部材に前記弁ポート側に開口するザグリ部を設けるとともに、ザグリ部の中央で前記弁ポートに対向する遮蔽部材を設けたことを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記遮蔽部材が前記ザグリ部に設けた円柱状の突起部であり、該突起部の側面に、前記均圧路を前記ザグリ部に導通させるための貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
  3. 前記遮蔽部材が前記ザグリ部に設けた円柱状の突起部であり、該突起の前記弁ポート側の端部が、軸線方向で前記弁部材のシール部と同程度の位置であるか、または、該シール部よりも前記弁ポート側の位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載の流量制御弁。
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