JP2014195907A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体噴射部への液体の供給形態が異なっても液体噴射装置を適切に動作させることが可能な液体噴射装置を提供する。
【解決手段】液体噴射ヘッド19にインクを供給するインクカートリッジ20と、インクカートリッジから液体噴射ヘッドにインクを供給する第1の供給形態と、インクカートリッジにインクタンク27がインク供給チューブ26を介して接続され、インクタンクからインクカートリッジを経由して液体噴射ヘッドにインクを供給する第2の供給形態と、を選択可能な操作ボタン41と、操作ボタンにより第2の供給形態が選択されたとき、プリンター11の制御を、第1の供給形態に対応して実行される第1動作モードとは異なる第2動作モードによって実行する動作制御部50と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体を噴射可能な液体噴射部を有する液体噴射装置に関する。
従来から、ターゲットの一種としての用紙に対して、液体噴射ヘッド(液体噴射部)から液体の一種としてのインクを噴射して文字や図形を含む画像を印刷する液体噴射装置の一例であるインクジェット式のプリンターが実用化されている。この種のプリンターは、インク室(液体収容部)にインクを収容したインクカートリッジ(液体収容体)から、液体噴射ヘッドに該インクを供給する。そして、供給されたインクを液体噴射ヘッドから用紙に噴射することで画像の印刷を行うとともにインク室内のインクを消費する。
このようなプリンターにおいて、比較的大量の印刷を行う場合に、消費されるインクを液体噴射ヘッドへ連続的に安定して供給するため、インクの収容容量がインクカートリッジよりも大きな液体収容体であるインクタンクからインクを供給することが提案されている。すなわち、カートリッジ装着部にインクカートリッジに替えてアダプター(インク供給アダプター)を装着し、装着されたアダプターとインクタンクとをインクチューブ(液体供給部材)で接続する。そして、接続されたインクチューブを介して、インクタンクからアダプターへインクを供給可能とすることによって、液体噴射ヘッドに対してインクタンクからアダプターを介してインクが供給される構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−238787号公報
しかしながら、アダプターを介してインクを液体噴射ヘッドに供給する構成の場合、インクカートリッジに替えてアダプターを装着する際にインク内に大気(空気)を混入させてしまうことが起り得る。あるいは、アダプターに接続されたインクチューブが長い場合、そのチューブ材料が有する空気の透過性などによって、インク内に大気(空気)が混入することが起り得る。このような場合、大気の混入確率が低いインクカートリッジからインクが供給される供給形態に応じてプリンターの動作を制御すると、アダプターから液体噴射ヘッドに供給されるインクに混入した空気の影響で液体噴射ヘッドから噴射されるインクの液量が変化する場合がある。このため、用紙に正しく画像を印刷することが出来なくなる虞がある。
なお、こうした実情は、インクジェット式のプリンターに限らない。すなわち、液体を収容可能な液体収容部を有する液体収容体から液体を液体噴射部に供給する供給形態と、液体供給部材によって液体収容体外から供給される液体を液体噴射部に供給する供給形態と、を備える液体噴射装置においては、概ね共通するものである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体噴射部への液体の供給形態が異なっても液体噴射装置を適切に動作させることが可能な液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体噴射装置は、液体を噴射可能な液体噴射部を有する液体噴射装置であって、前記液体噴射部に液体を供給する第1の液体収容体と、前記第1の液体収容体から前記液体噴射部に前記液体を供給する第1の供給形態と、前記第1の液体収容体に第2の液体収容体が流路部材を介して接続され、前記第2の液体収容体から前記第1の液体収容体を経由して前記液体噴射部に前記液体を供給する第2の供給形態と、を選択可能な供給形態選択部と、前記供給形態選択部により前記第2の供給形態が選択されたとき、前記液体噴射装置の制御を、前記第1の供給形態に対応して実行される第1動作モードとは異なる第2動作モードによって実行する動作制御部と、を備えた。
この構成によれば、液体噴射部への液体の供給形態が異なる場合、その異なる供給形態に合わせて、液体噴射装置を適切に動作させることができる。また、第1の液体収容体を取り外すことなく第1動作モード制御とは異なる第2動作モード制御を実行することができる。
上記液体噴射装置において、前記供給形態選択部は、前記第1の液体収容体、前記第2の液体収容体、前記液体噴射装置のうち少なくともいずれか一つに設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第2の液体収容体を第1の液体収容体に対し接続するときに、第1の液体収容体、第2の液体収容体、液体噴射装置のいずれかに設けられた供給形態選択部により、容易に供給形態を選択することができる。
上記液体噴射装置において、前記第1の液体収容体には、開閉可能な通気孔と、当該通気孔と連通する前記液体を収容可能な液体収容部が設けられ、前記第2の液体収容体から前記液体収容部を介して前記液体噴射部へ前記液体が供給されることが好ましい。
この構成によれば、第2の液体収容体の接続を外せば、例えば第1の液体収容体を液体噴射装置から取り外すことなく第1の液体収容体を液体噴射部への液体の供給可能な液体収容部を備えた液体収容体として使用可能することができる。
上記液体噴射装置において、前記動作制御部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記第1の液体収容体の前記通気孔を閉塞する操作を指示する指示情報を前記液体噴射装置に備えられた情報出力部に出力させることが好ましい。
この構成によれば、例えば通気孔を開閉可能な蓋がある場合は、蓋を用いて通気孔を閉塞するような指示が、例えば表示などによって出力されることにより、ユーザーの注意が喚起される。従って、ユーザーによって通気孔が確実に閉塞されることによって第2の液体収容体からの液体供給が可能となる。
上記液体噴射装置において、前記液体噴射装置には、動作することによって前記通気孔を閉塞可能な閉塞部材を備える閉塞部が設けられ、前記閉塞部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記閉塞部材を動作させて前記第1の液体収容体の前記通気孔を閉塞することが好ましい。
この構成によれば、例えば、動作することによって通気孔を閉塞可能な弁が閉塞部材として備えられている場合は、第2動作モードが選択された場合、弁の閉塞動作を行うことによって、第2の液体収容体からの液体供給が可能となる。
上記液体噴射装置において、前記第1の液体収容体は、前記液体を前記液体収容部へ注入可能な注入口を備え、前記第2の液体収容体は、前記注入口に接続可能な接続部位と、前記通気孔を閉塞可能な閉塞部位と、を備えた接続部材によって、前記流路部材を介して前記第1の液体収容体に接続されることが好ましい。
この構成によれば、第1の液体収容体に流路部材を介して第2の液体収容体を接続する際、接続部材に備えられた接続部位を第1の体収容体の注入口に接続するときに、閉塞部位によって通気孔も同時に閉塞することができる。
上記液体噴射装置において、前記第1の液体収容体は、当該第1の液体収容体から前記液体噴射部に供給可能な前記液体の供給量に関わる液体情報が書き込まれて記憶される記憶部を備え、前記動作制御部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記記憶部への前記液体情報の書き込みを不能にする制御を実行することが好ましい。
この構成によれば、第1の液体収容体の記憶部への書き込みが不能となるため、第1の液体収容体を介して液体噴射部へ供給された液体の供給量に関わらず、記憶部に記憶された液体情報を、第2の液体収容体から液体噴射部へ液体を供給することが可能な供給量とすることができる。
上記液体噴射装置において、前記動作制御部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記第1の液体収容体から初めて前記液体噴射部に対して供給される前記液体の初期供給量よりも、前記第2の液体収容体から前記第1の液体収容体を経由して初めて前記液体噴射部に対して供給される初期供給量が多くなる制御を実行することが好ましい。
この構成によれば、第1の液体収容体に接続された第2の液体収容体から初めて液体を液体噴射部へ供給する場合でも、液体噴射部に対して確実に液体を供給できる。
上記液体噴射装置において、前記動作制御部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記液体噴射部における前記液体の噴射不良を解消するために前記液体噴射部から排出するクリーニング用液体排出量が、前記第1動作モードによる制御の実行に際して前記液体噴射部から排出するクリーニング用液体排出量より多くなる制御を実行することが好ましい。
この構成によれば、第2の液体収容体が接続された場合、例えば接続された長い液体の流路を有する流路部材の流路中に発生した気泡を、液体噴射部から確実に排出することができる。従って、液体噴射部から液体を正しく噴射させることが可能となる。
上記液体噴射装置において、前記供給形態選択部は、前記第2の供給形態において、更に前記第1の液体収容体に対して第2の液体収容体と異なる第3の液体収容体から液体が注入され、当該注入された液体が第1の液体収容体から前記液体噴射部へ供給される状態を第3の供給形態として選択するとともに、前記動作制御部は、前記供給形態選択部によって前記第3の供給形態が選択されたとき、前記液体噴射装置の制御を、前記第1動作モード及び前記第2動作モードとは異なる第3動作モードによって実行することが好ましい。
この構成によれば、第1の液体収容体へ第3の液体収容体から液体を注入する液体の供給形態を選択することができるとともに、その供給形態に応じた適切な第3動作モードによって液体噴射装置の制御が実行される。
上記液体噴射装置において、前記第1の液体収容体は当該第1の液体収容体から前記液体噴射部に供給可能な前記液体の供給量に関わる液体情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記第3動作モードにおいて、前記記憶部に記憶された前記液体情報を初期化する制御を実行することが好ましい。
この構成によれば、第3動作モードによる制御によって、第1の液体収容体に液体が注入されて補充された場合、液体情報の初期化によって、記憶部に記憶された液体情報を、第1の液体収容体から液体噴射部へ液体を供給可能な供給量とすることができる。
実施形態のプリンターの構成を示す斜視図。 実施形態のプリンターに備えられたインクカートリッジを示す図で、(a)はその構成斜視図、(b)はその断面図。 インクタンクからインクを供給するインク供給チューブが注入口に接続された状態のインクカートリッジを示す図で、(a)はその構成斜視図、(b)はその断面図。 プリンターにおける動作モード設定処理を示すフローチャート。 (a)〜(c)は、動作モード設定処理における表示パネルの表示例を示す説明図。 変形例で、(a)は異なる位置に供給形態選択部を有するインクカートリッジを示す斜視図、(b)は異なる形状の供給形態選択部を有するインクカートリッジを示す斜視図。 変形例で、供給形態選択部が備えられたキャリッジを示す構成斜視図。
以下、液体噴射装置の一例であるインクジェット式のプリンターの一実施形態について、図を参照しながら説明する。この実施形態のプリンターは、一方向に搬送されるターゲットの一例である用紙Pに液体の一例であるインクを噴射して画像等を形成することによって用紙Pに印刷を行う。
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、その一部を二点鎖線で示したように、略直方体形状の筐体11aを備え、その反重力方向(上方向Z)側の上面に、プリンター11を駆動させるための電源ボタンなどの操作ボタン11bが設けられている。また、用紙Pが搬送される搬送方向Y側となる筐体11aの前面には表示パネル11dが設けられている。表示パネル11dは、例えばプリンター11の動作の設定時に必要な情報や、動作状態に関する情報を表示する。
この筐体11aに覆われた内部空間に収納された略矩形箱状をなすフレーム12内の重力方向側となる下部には、用紙Pの搬送方向Yと直交する方向を長手方向とする支持台13が略水平方向に延設されるとともに、フレーム12の搬送方向Yと反対側となる後方側の下部には紙送りモーター14が設けられている。すなわち、この紙送りモーター14の駆動を通じて図示しない紙送り機構により、支持台13上にその後方側から前方側に向けて用紙Pが給送される。
また、フレーム12内における支持台13の上方には、該支持台13の長手方向に沿ってガイド軸15が架設されている。このガイド軸15にはその軸線方向において往復移動可能にキャリッジ16が支持されている。詳しくは、キャリッジ16に左右方向において貫通する支持孔16aが形成されるとともに、この支持孔16aにガイド軸15が挿通されている。
フレーム12の後壁内面において上記ガイド軸15の両端の近傍にあたる位置には、駆動プーリー17aと従動プーリー17bとがそれぞれ回転自在に支持されている。駆動プーリー17aにはキャリッジモーター18の出力軸が連結されるとともに、駆動プーリー17aと従動プーリー17bとの間には一部がキャリッジ16に連結された無端状のタイミングベルト17が巻き掛けられている。そして、キャリッジモーター18が駆動されることにより、キャリッジ16はタイミングベルト17を介してガイド軸15にガイドされつつ長手方向すなわち走査方向Xに往復移動する。
キャリッジ16の下側には液体噴射部の一例である液体噴射ヘッド19が設けられると共に、そのキャリッジ16上側には複数の第1の液体収容体の一例であるインクカートリッジ20がそれぞれ着脱可能に装着されるカートリッジ装着部が設けられている。本実施形態では、カートリッジ装着部には、互いに異なる色相のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色インクが液体収容部の一例であるインク室21S(図2(b)参照)にそれぞれ収容された4つのインクカートリッジ20C,20M,20Y,20Kが装着され、液体噴射ヘッド19に対して各色インクが供給される。なお、以下の説明において、4つのインクカートリッジ20C,20M,20Y,20Kを区別しない場合は、インクカートリッジ20と呼称する。
また、フレーム12の内部における支持台13よりも搬送方向Y先方視で走査方向右側の領域、すなわち印刷時において使用されないホームポジション領域には、上方が開口した有底箱状のキャップ28及び不図示の吸引ポンプなどを有したメンテナンス装置29が設けられている。そして、プリンター11では、キャリッジ16がホームポジション領域に移動させられたのち、このメンテナンス装置29において、種々の動作が行われる。
例えば、液体噴射ヘッド19から安定してインクが噴射するようにメンテナンスするメンテナンス動作が行われる。具体的には、液体噴射ヘッド19からキャップ28内にインクを噴射させたり、キャップ28の開口が液体噴射ヘッド19に当接したキャッピング状態において吸引ポンプの駆動によってインクを強制的に吸引して排出させたりする動作が行われる。あるいは、インクカートリッジ20からキャリッジ16内に形成された不図示のインク流路に沿って液体噴射ヘッド19までインクを導くため、液体噴射ヘッド19からキャップ28内にインクを噴射(空噴射)させて排出させるインク導入動作など、種々の動作が行われる。
プリンター11では、このようなプリンター11において行われる種々の動作を動作制御部50が制御する。本実施形態では、動作制御部50はCPUやRAM,ROMなどの電気素子が実装された回路基板によって構成され、例えば、フレーム12の後方に備えられた箱体12a内に配設されている。
さらに、動作制御部50は、インクカートリッジ20からインクが供給される場合に、インクカートリッジ20に備えられた記憶部42との間で所定の液体情報(例えばインクカートリッジ20の識別データやインク室21S内のインクの残量などのデータ)の交信を行う。すなわち、本実施形態では図1に示すように、カートリッジケース21の搬送方向Y側となる前面下部に、記憶素子を有する回路基板からなる記憶部42が備えられている。この記憶部42に対してキャリッジ16に設けられた不図示の電気端子が電気的に接触し、キャリッジ16の移動に伴って湾曲変形可能なフラットケーブル51を介して記憶部42と動作制御部50との間で液体情報の交信が行われる。
例えば、動作制御部50は、前回の印刷動作の終了後に液体噴射ヘッド19から噴射されたインク量すなわちインクカートリッジ20からのインクの供給量を用いてインク室21S内のインクの残量を算定し、インクカートリッジ20に備えられた記憶部42に、算定したインクの残量を示す情報を書き込んで記憶させる。そして、今回の印刷動作などの際に記憶部42と交信してインクの残量、つまり供給可能な供給量を示す液体情報を読み出し、読み出した供給可能なインクの供給量を示す液体情報に基づいて、プリンター11の制御、つまり液体噴射ヘッド19からのインクの噴射動作を制御する。
さて本実施形態のプリンター11では、各インクカートリッジ20に対して、インクカートリッジ20外からブラックインクを供給可能な構成とされている。すなわち、プリンター11の筐体11a外に備えられた第2の液体収容体の一例であるインクタンク27にその一端側が接続された流路部材の一例であるインク供給チューブ26の他端側をインクカートリッジ20に接続することが可能である。そして、この接続されたインク供給チューブ26を介して、インクタンク27からインクカートリッジ20へインクが供給可能とされている。なお、本実施形態では、ブラックインクを収容するインクカートリッジ20Kに対してインク供給チューブ26が接続され、インクカートリッジ20Kよりも大容量のインクタンク27からインクカートリッジ20Kへブラックインクが供給される。
このために、プリンター11の筐体11aの上方向Z側の上面には、ユーザーがインク供給チューブ26をインクカートリッジ20(20K)に接続する際に、インク供給チューブ26やユーザーの手を挿入するための開口部11cが形成されている。なお、筐体11aには、この開口部11cを開閉可能に構成されたカバーが、必要に応じて設けられる。
次に、図1、図2(a),(b)、および図3(a),(b)を参照して、インク供給チューブ26が接続されていないインクカートリッジ20(ここではインクカートリッジ20C,20M,20Y)の構成、および、インク供給チューブ26が接続されたインクカートリッジ20(ここではインクカートリッジ20K)の構成について説明する。
図1および図2(a),(b)に示すように、インクカートリッジ20は、内部にインク室21Sが形成された略直方体形状を有するカートリッジケース21の上方向Z側に形成されたケース上面21aに、インク室21Sへインク(シアンインク)を注入するための注入口23が設けられている。従って、ユーザーは、例えばキャリッジ16にインクカートリッジ20が装着された状態であっても、この注入口23からインク室21Sにインクを充填(リフィル)することが可能である。
注入口23は、インクの注入時(充填時)以外は、通常インクが漏れ出ないように栓部材24によって略封止状態で栓をされる。このため、インクカートリッジ20は、注入口23が栓をされたインク室21S内においてインクの供給に伴う減圧の発生を抑制するべく、インク室21Sとカートリッジケース21の外側の大気(外気)とが連通する通気孔22が設けられている。従って、図2(b)において破線矢印と実線矢印とで示すように、インクの減少量(容積)に見合う空気が、この通気孔22を介してインク室21S内に進入することによって減圧の発生が抑制され、カートリッジケース21の下面に設けられた供給口25から液体噴射ヘッド19へインクが安定して供給される。
さらに、インクカートリッジ20には、ケース上面21aにおける注入口23とは反対側にユーザーが操作可能な操作ボタン41が設けられている。また、カートリッジケース21の搬送方向Y側に形成されたケース前面21bの下部に、記憶部42が設けられている。操作ボタン41の下側には、2つの端子間が短絡状態と開放状態の2状態に切り替わる開閉器43が配設されている。なお、本実施形態では、この開閉器43は、操作ボタン41の押し下げ操作を繰り返すことによって、配線部44において短絡状態と開放状態との間を交互に切り替わる構成とされている。
この開閉器43の2つの端子は、記憶部42に設けられた図示しない2つの導通パターンと、カートリッジケース21内を経由して延設された配線部44によって電気的に接続されている。そして、本実施形態では、2つの導通パターン間は、所定の抵抗値を有して接続されている。従って、例えば記憶部42に設けられた2つの導電パターン間に所定の電圧(電流)を印加した場合、開閉器43が開放状態であれば、2つの導電パターン間の電位差(電圧)は所定の抵抗値に応じた第1電圧値となり、開閉器43が短絡状態であれば、2つの導電パターン間の電位差(電圧)は略値ゼロの第2電圧値となる。
次に、図1および図3(a),(b)に示すように、インクカートリッジ20は、カートリッジケース21のケース上面21aに設けられた注入口23に、接続部材30を介してインク供給チューブ26が接続可能である。すなわち、インク供給チューブ26のインクタンク27に接続された一端側26aとは反対の他端側26bは、接続部材30の上側に設けられたパイプ部位31に挿入されて固定されている。この接続部材30には、パイプ部位31とは反対側となる下側に、注入口23に隙間無く挿入可能なインクカートリッジ20との接続部位の一例である栓部位33と、通気孔22に隙間無く挿入可能な閉塞部位の一例である凸部位32とが設けられている。
栓部位33は、注入口23を塞ぐとともに、その略中心部分に設けられた孔によってインク供給チューブ26とインク室21Sとを連通させるように形成され、インク供給チューブ26を介してインクタンク27からインク室21Sへインクを流入可能としている。また、閉塞部位としての凸部位32は、通気孔22を封止状態で閉塞し、大気がインク室21Sに進入しないように抑制する。従って、インク室21S内のインクが供給口25から液体噴射ヘッド19へ供給されて減少すると、インク室21S内が減圧される。この結果、インク供給チューブ26側からインク室21S内へインクが引き込まれることになり、インクタンク27からインク供給チューブ26を介してインクが供給される。
このように、プリンター11では、液体噴射ヘッド19に対して、インクカートリッジ20からインクが供給される第1の供給形態と、インクタンク27からインク供給チューブ26を介してインクが供給される第2の供給形態との異なるインクの供給形態が存在することになる。従って、本実施形態のプリンター11では、インクカートリッジ20からインクが供給される場合は、インク室21Sへ減少したインクの充填(リフィル)が必要である。一方、インク供給チューブが接続されることによってインクタンク27からインクカートリッジ20に対してインクが供給される場合は、インク室21Sへのインクの充填(リフィル)が不要である。
そこで、本実施形態では、この異なるインクの供給形態を、操作ボタン41の操作によって切り替わる開閉器43の短絡状態と開放状態とを用いて、選択する。すなわち、操作ボタン41は、開閉器43の短絡および開放のいずれかの状態によって第1の供給形態か第2の供給状態かを選択する供給形態選択部として機能する。そして、このように液体噴射ヘッド19へのインクの供給形態が異なっていても、動作制御部50は、操作ボタン41の操作に応じて選択される開閉器43の短絡状態もしくは開放状態を用いてプリンター11の動作を適切に制御する。
次に、図4のフローチャートを参照して、本実施形態のプリンター11の作用、すなわち、インクの供給形態に応じて動作制御部50が行うプリンター11の制御の一つである動作モード設定処理について説明する。なお、本実施形態では、開閉器43の短絡状態が、インク供給チューブ26がインクカートリッジ20に接続されている第2の供給形態を示し、開閉器43の開放状態が、インク供給チューブ26がインクカートリッジ20に接続されていない第1の供給形態を示すもとする。また、この処理は、例えば、プリンター11の電源投入時や、印刷動作の開始時、あるいはインクカートリッジ20の着脱時などの所定のタイミングで開始(スタート)する。
図4に示すように、この処理が開始されると、まずステップS1にて記憶部42との交信処理を行う。ここでは、動作制御部50が、記憶部42に設けられた2つの導電パターン間に電圧が発生するようにキャリッジ16側に設けられた電気端子から導電パターンに対して電気信号(電流)を出力する。
次に、ステップS2にて選択情報は出力されたか否かを判定処理する。ここでは、動作制御部50が2つの導電パターン間において印加した電気信号によって所定の電圧が発生したか否かを判定する。すなわち、動作制御部50は、2つの導電パターン間において発生する電圧を選択情報として検出し、検出した選択情報となる電圧値が第1電圧値または第2電圧値のいずれかの電圧であるか否かを判定する。
そして、判定の結果、2つの導電パターン間の電圧が所定の電圧でない場合は(ステップS2:NO)、ステップS1からの処理を繰り返し、2つの導電パターン間に所定の電圧が発生した場合(ステップS2:YES)、ステップS3へ進む。このステップS2での判定処理によって、インクカートリッジ20がキャリッジ16に正しく装着されていない場合や、インク供給チューブ26の接続ができない構成のインクカートリッジ20が誤って装着された場合などにおいて、動作モードの設定処理が実行されることが抑制される。
次に、ステップS3にて、出力された選択情報に基づいて、インク供給チューブが接続されたか否かを判定処理する。ここでは、動作制御部50は、検出した2つの導電パターン間の電圧が、第1電圧値か第2電圧値であるかを判定する。
判定の結果、検出した2つの導電パターン間の電圧が第2電圧値、すなわち値ゼロに近い電圧値であれば、インク供給チューブ26がインクカートリッジ20に接続された第2の供給形態であるので(ステップS3:YES)、ステップS4に移行してプリンター11の動作を第2動作モードに設定する処理を行い、動作モード設定処理を終了する。
一方、判定の結果、検出した2つの導電パターン間の電圧が第1電圧値であれば、インク供給チューブ26がインクカートリッジ20に接続されていない第1の供給形態であるので(ステップS3:NO)、ステップS5に移行してプリンター11の動作を第1動作モードに設定する処理を行い、動作モード設定処理を終了する。
このように動作モードが設定されたプリンター11では、動作制御部50の制御によって異なる動作が行われる。例えば、第1動作モードでは、インクタンク27がインク供給チューブ26を介してインクカートリッジ20に接続されていない状態であるので、インクカートリッジ20のインク室21S内のインクの残量の算定処理が行われ、インクの残量が閾値以下になると液体噴射ヘッド19からのインクの噴射動作を停止さる。そして、ユーザーにインクの充填(リフィル)を促す。
これに対して、第2動作モードでは、インク供給チューブ26がインクカートリッジ20に接続されて、インクタンク27からインクが連続供給可能な状態であるので、インクカートリッジ20のインク室21S内のインクの残量の算定処理は行わない。すなわち、動作制御部50は、第2動作モードによる制御の実行に際して、記憶部42へのインクの残量、すなわちインクカートリッジ20から供給可能なインクの供給量に関わる液体情報の書き込みを不能にする制御を実行する。
あるいは、インク供給チューブ26の長さ分だけインクタンク27から液体噴射ヘッド19までのインクの流路が長くなる。このため、動作制御部50は、インクの導入動作を異ならせる。すなわち、動作制御部50は、第2動作モードによる制御の実行に際して、インクカートリッジ20から初めて液体噴射ヘッド19に対して供給されるインクの初期供給量よりも、インクタンク27からインクカートリッジ20を経由して初めて液体噴射ヘッド19に対して供給される初期供給量が多くなる制御を実行する。
また、インク供給チューブ26内に存在する空気(気泡)を排出して液体噴射ヘッド19におけるインクの噴射不良を解消するために、液体噴射ヘッド19からキャップ28内に噴射(排出)するクリーニング動作において、クリーニング用のインク量を異ならせる。すなわち、動作制御部50は、第2動作モードによる制御の実行に際して、液体噴射ヘッド19におけるインクの噴射不良を解消するために液体噴射ヘッド19から排出するクリーニング用液体排出量が、第1動作モードによる制御の実行に際して液体噴射ヘッド19から排出するクリーニング用液体排出量より多くなる制御を実行する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)液体噴射ヘッド19へのインクの供給形態が異なる場合、その異なる供給形態に合わせて、プリンター11を適切に動作させることができる。また、インクカートリッジ20を取り外すことなく第1動作モードとは異なる第2動作モードによってプリンター11の制御を実行することができる。
(2)インクタンク27をインクカートリッジ20に対し接続するときに、インクカートリッジ20に設けられた供給形態選択部により、容易にインクの供給形態を選択することができる。
(3)インクタンク27の接続を外せば、例えばインクカートリッジ20をプリンター11(キャリッジ16)から取り外すことなくインクカートリッジ20を液体噴射ヘッド19へのインクの供給可能なインク室21Sを備えたインクカートリッジ20として使用可能することができる。
(4)インクカートリッジ20にインク供給チューブ26を介してインクタンク27を接続する際、インク供給チューブ26の接続部材30に備えられた栓部位33をインクカートリッジ20の注入口23に接続するときに、凸部位32によって通気孔22も同時に閉塞することができる。
(5)インクカートリッジ20の記憶部42への書き込みが不能となるため、インクカートリッジ20を介して液体噴射ヘッド19へ供給されたインクの供給量に関わらず、記憶部42に記憶された液体情報を、インクタンク27から液体噴射ヘッド19へインクを供給することが可能な供給量とすることができる。
(6)インクカートリッジ20に接続されたインクタンク27から初めてインクを液体噴射ヘッド19へ供給する場合でも、液体噴射ヘッド19に対して確実にインクを供給できる。
(7)インクタンク27が接続された場合、例えば接続された長いインクの流路を有するインク供給チューブ26の流路中に発生した気泡を、液体噴射ヘッドから確実に排出することができる。従って、液体噴射ヘッド19からインクを正しく噴射させることが可能となる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、必ずしもインクカートリッジ20に備えた操作ボタン41が供給形態選択部として機能しなくてもよい。例えば、図示を省略するが、インクタンク27に供給形態選択部として機能する操作ボタン41を備えてもよい。この場合、プリンター11(キャリッジ16)に対して有線または無線による配線部44によって電気的に接続可能とすればよい。
あるいは、プリンター11の筐体11aに設けられた表示パネル11dを供給形態選択部として機能させてもよい。すなわち、表示パネル11dを操作部材として用い、表示パネル11dに表示された表示内容を選択操作することによって、インクカートリッジ20に対するインク供給チューブ26の選択情報を出力するようにしてもよい。なお、表示パネル11dにおける表示動作は、動作制御部50が司る。
図5(a),(b),(c)を参照して、表示パネル11dを供給形態選択部とする例を説明する。
図5(a)に示すように、まず動作制御部50は、プリンター11における動作モードの設定を含む種々の動作についての設定をユーザーに促すための画面を、表示パネル11dに表示させる。ユーザーは、画面に表示された動作モードの設定の表示領域H1を操作ボタン11bの操作によって選択する。
図5(b)に示すように、動作モードの設定が選択されると、次に、動作制御部50は、液体噴射ヘッド19へ供給する各色インクが、インクカートリッジ20から供給されるのかインクタンク27から供給されるのかの選択をユーザーに促すための画面を、表示パネル11dに表示させる。本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエローの各色インクはインクカートリッジ20から供給される状態であり、ブラックの色インクはインクタンク27からインクカートリッジ20を介して供給される状態である。
従ってユーザーは操作ボタン11bの操作によって、画面に表示されたラジオボタンの表示領域H2を選択することによって各色インクの供給形態を選択し、次に、表示された「次へ」の表示領域H3を選択する。この表示領域H3の選択操作によって、動作制御部50に対して、表示パネル11dから選択情報が出力される。一方、動作モードの設定を中止する場合は、表示された「キャンセル」の表示領域H4を選択する。
図5(c)に示すように、各色インクの供給形態が選択されると、次に、動作制御部50は、液体噴射ヘッド19へ供給する各色インクについて、設定されたそれぞれの動作モードを確認する確認画面を表示パネル11dに表示させる。本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエローの各色インクはインクカートリッジ20から供給される状態であるので第1動作モードが設定される。また、ブラックの色インクはインクタンク27からインクカートリッジ20を介して供給される状態であるので第2動作モードが設定される。
従って、ユーザーは、表示された動作モードが各色インクについて正しく選択されたか否かを画面で確認し、正しく選択されている場合は、操作ボタン11bの操作によって、画面に表示された「OK」の表示領域H6を選択する。こうして、各色インクの供給形態に対応する動作モードの設定が完了する。一方、正しく選択されてない場合は、操作ボタン11bの操作によって、画面に表示された「戻る」の表示領域H5を選択することによって、ユーザーは、各色インクの供給形態を選択する画面表示に戻って、選択し直すことが可能である。
なお、本変形例において、表示パネル11dがタッチパネルである場合は、例えば図5(a)において「動作モードの設定」の表示領域H1を指でタッチすることによって動作モードの設定を選択するようにしてもよい。同様に、図5(b)において表示領域H2,H3,H4を指でタッチすることによって選択したり、図5(c)において表示領域H5,H6を指でタッチすることによって選択したりすることも可能である。
本変形例によれば、上記実施形態の効果(2)に加えて、さらに次の効果が得られる。
(8)表示パネル11dを供給形態選択部として備え、ユーザーがインクカートリッジ20にインク供給チューブ26を接続した際に操作ボタン11bを操作したり表示パネル11dに触れたりするなどの操作によって選択情報を出力する。従って、動作制御部50は出力された選択情報に基づいて、プリンター11の動作を第1動作モードまたは第2動作モードで適切に制御することができる。
・上記実施形態において、操作ボタン41はインクカートリッジ20において異なる場所に設けられてもよい。さらに操作ボタン41は、押し下げによって操作される構造以外の構造を有していてもよい。この変形例の一例について、図6(a),(b)を参照して説明する。なお、この図において上記実施形態と同じ構成要素については同符号を付し、それらの説明は省略する。
図6(a)に示すように、インクカートリッジ20には、カートリッジケース21の搬送方向Y側に形成されたケース前面21bの上部に、操作ボタン41が設けられてもよい。こうすれば、カートリッジケース21のケース上面21aに操作ボタン41を設けるスペースがない場合や、プリンター11の筐体11aにおいて上方に開口部11cが設けられない場合などでは、キャリッジ16に装着された状態でユーザーが操作可能な位置に操作ボタン41を配設することが可能となる。
さらに、詳しい説明は省略するが、上記実施形態のようにケース上面21aに操作ボタン41を設けるとともに、本変形例のようにケース前面21bにも、もう一つ操作ボタン41を設けるようにしてもよい。こうすれば、いずれか一方の操作ボタン41を操作できる確率が高くなるので、プリンター11において選択情報を出力できる確率が高くなる。
図6(b)に示すように、操作ボタン41を、開閉器43と一体化したスライドスイッチ45としてもよい。こうすれば、スライドスイッチ45のスライドつまみのスライド位置が、例えば短絡状態と開放状態とで搬送方向Yにおいて異なるので、ユーザーは、間違えることなく短絡状態と開放状態の2状態を正しく切り替えることが可能となる。
・上記実施形態において、操作ボタン41は必ずしもインクカートリッジ20に設けられなくてもよい。例えばプリンター11に備えられたキャリッジ16に設けられてもよい。本変形例の一例について、図7を参照して説明する。なお、この図において上記実施形態と同じ構成要素については同符号を付し、それらの説明は省略する。
図7に示すように、本変形例では、インクカートリッジ20が装着されるキャリッジ16に操作ボタン41が備えられる。すなわち、キャリッジ16の搬送方向Y側に設けられた壁部の上面において、走査方向Xに沿って4つの操作ボタン41が設けられている。これらの操作ボタン41は、装着される4つのインクカートリッジ20のそれぞれに対応しており、操作ボタン41の押し下げ操作によって、対応するインクカートリッジ20に対してインク供給チューブ26が接続されたという選択情報を、動作制御部50に対して出力する。
この選択情報の出力に際して、本変形例では、記憶部42との電気的な接続の有無に関わらず、操作ボタン41の押し下げ操作によって、キャリッジ16から電圧信号などの情報が、フラットケーブル51を介して動作制御部50へ出力されるようにしてもよい。
・上記実施形態において、開閉器43は操作ボタン41が押し下げられたときに短絡状態もしくは開放状態になり、押し下げを止めたときに操作ボタン41が上方へ戻って開放状態もしくは短絡状態に戻る構成であってもよい。なお、この場合は、例えば、開閉器43が通常開放状態であって一時的に短絡状態に切り替わるときに出力される選択情報(第2電圧値)を用いてインク供給チューブ26の接続状態を検出する。従って、動作制御部50は、上記実施形態におけるステップS3(図4参照)において、例えば、通常はインク供給チューブ26が接続されない第1の供給形態であって、選択情報が出力された場合に、インク供給チューブ26が接続された第2の供給形態であると判定処理する。
上記実施形態および上記変形例の供給形態選択部によれば、上記実施形態における効果(2)および上記変形例における効果(8)に加えて、さらに次の効果が得られる。
(9)インクタンク27をインクカートリッジ20に対し接続するときに、インクカートリッジ20、インクタンク27、プリンター11のうち少なくともいずれか一つに設けられた供給形態選択部により、容易にインクの供給形態を選択することができる。
・上記実施形態において、動作制御部50は、第2動作モードによる制御の実行に際して、インクカートリッジ20の通気孔22を閉塞する操作を指示する指示情報を、プリンター11に備えられた表示パネル11dに出力させるようにしてもよい。すなわち、表示パネル11dを情報出力部として機能させ、例えば、図示を省略するが、「通気孔を塞いでください」などのように、通気孔22の閉塞を指示する所定の文言を指示情報として、表示パネル11dに表示させてユーザーに通気孔22の閉塞操作を促す。あるいは、図示を省略するが、プリンター11の筐体11aに光を出力可能なランプや、音を出力可能なスピーカなどの部材を備え、これらを情報出力部として用いることによって光や音を指示情報として出力させるようにしてもよい。
こうすれば、例えば通気孔を開閉可能な蓋がある場合は、蓋を用いて通気孔を閉塞するような指示が、例えば表示などによって出力されることにより、閉塞操作に対するユーザーの注意が喚起される。従って、ユーザーによって通気孔が確実に閉塞されることによって第2の液体収容体からの液体供給が可能となる。
・上記実施形態において、プリンター11には、動作することによって通気孔22を閉塞可能な閉塞部材を備える閉塞部が設けられ、この閉塞部が、第2動作モードによる制御の実行に際して、閉塞部材を動作させて、インクカートリッジ20の通気孔22を閉塞するようにしてもよい。
例えば、図3(b)に示した接続部材30において、凸部位32が設けられた部分を、栓部位33が設けられた部分から切り離し、切り離した凸部位32が設けられた部分を上下移動させる不図示のカム機構を設ける。そして、凸部位32を閉塞部材とし、カム機構によって上下移動させることによって、カム機構と凸部位とを閉塞部として機能させる。
そして、動作制御部50は、第2動作モードの選択情報に基づいてカム機構を動作させ、凸部位を上方から下方へ移動させることによって通気孔22を閉塞する。また、動作制御部50は、第1動作モードの選択情報に基づいてカム機構を動作させ、凸部位を下方から上方へ移動させることによって通気孔22を開放する。従って、凸部位32は弁として作用する。
こうすれば、例えば、動作することによって通気孔を開閉可能な弁として機能する凸部位32が閉塞部材として備えられている場合は、第2動作モードが選択された場合、凸部位32が通気孔22を閉塞する閉塞動作を行うことによって、第2の液体収容体からの液体供給が可能となる。
あるいは、図3(b)に示した接続部材30において、凸部位32が設けられた部分を栓部位33が設けられた部分から切り離すことなく、凸部位32が設けられた部分を栓部位33とともに上下移動させるカム機構を設ける。そして、凸部位32を閉塞部材とし、カム機構によって上下移動させるのに伴って、注入口23に対して栓部位33を挿入させてインク供給チューブを接続するようにしてもよい。
・上記実施形態において、第2の供給形態において、更にインクカートリッジ20に対してインクタンク27と異なる第3の液体収容体(例えばインクボトル)からインクが注入されるようにしてもよい。この場合、供給形態選択部は、注入されたインクがインクカートリッジ20から液体噴射ヘッド19へ供給される状態を第3の供給形態として選択する。そして、動作制御部50は、供給形態選択部によって第3の供給形態が選択されたとき、プリンター11の制御を、第1動作モード及び第2動作モードとは異なる第3動作モードによって実行することが好ましい。
例えば、図3(b)に示したインクカートリッジ20において、注入口23とは別にインク室21Sにインクの注入可能な図示しない新たな注入口を設け、この新たな注入口から、インクボトルによってインクを注入するようにしてもよい。もとより、インクの注入時以外は、この新たな注入口は蓋部材によって封止される。この第3動作モードでは、一例として、液体噴射ヘッド19におけるインクの噴射不良を解消するために液体噴射ヘッド19から排出するクリーニング用液体排出量を、第1動作モードおよび第2動作モードとは異ならせる。すなわち、第1動作モードによる制御の実行に際して液体噴射ヘッド19から排出するクリーニング用液体排出量より多く、第2動作モードによる制御の実行に際して液体噴射ヘッド19から排出するクリーニング用液体排出量より少なくなる制御を実行する。
こうすれば、インクカートリッジ20へ第3の液体収容体からインクを注入するインクの供給形態を選択することができるとともに、その供給形態に応じた適切な第3動作モードによってプリンター11の制御が実行される。
また、この変形例においては、動作制御部50は、第3動作モードにおいて、インクカートリッジ20から液体噴射ヘッド19に供給可能なインクの供給量に関わる液体情報を記憶する記憶部42に記憶された液体情報を初期化する制御を実行することが好ましい。
こうすれば、第3動作モードによる制御によって、インクカートリッジ20にインクが注入されて補充された場合、液体情報の初期化によって、記憶部42に記憶された液体情報を、インクカートリッジから液体噴射ヘッド19へインクを供給可能な供給量とすることができる。
・上記実施形態において、インク供給チューブ26は、必ずしもインクカートリッジ20に設けられた注入口23に接続されなくてもよい。例えば、注入口23とは別にインク室21Sと連通する連通口を設け、設けた連通口にインク供給チューブを接続するようにしてもよい。こうすれば、インク供給チューブ26に加えて、注入口23からもインクをインク室21Sへ注入することが可能となる。
あるいは、インクカートリッジ20に注入口23が設けられていない場合は、カートリッジケース21に新たにインク室21Sと連通する連通口を設け、設けた連通口にインク供給チューブを接続するようにすればよい。
・上記実施形態において、接続部材30は、必ずしも栓部位33(接続部位)と凸部位32(閉塞部位)とを備えなくてもよい。例えば、凸部位32を接続部材30とは別部材で設けてもよい。こうすれば、例えば、凸部位32が設けられた部材をインクカートリッジ20に脱落しないように取り付けることによって、凸部位32によって通気孔22を閉塞する操作を忘れずに行うことが期待できる。
・上記実施形態において、必ずしも通気孔22を閉塞可能な凸部位32を設けなくてもよい。例えば、インクカートリッジ20において、通気孔22が設けられていない場合、凸部位32(閉塞部位)は不要である。また、例えば、インクタンク27からインクが送り出されるように供給される場合など、通気孔22が設けられていてもインク供給チューブ26からインク室21Sへインクが供給可能な構成であれば、凸部位32(閉塞部位)は不要である。
・上記実施形態において、動作制御部50は、第2動作モードによる制御の実行に際して、必ずしもインクカートリッジ20の通気孔22を閉塞する操作を指示する指示情報をプリンター11に備えられた表示パネル11d(情報出力部)に出力させなくてもよい。例えば、ユーザーが忘れることなく通気孔22を閉塞する操作を行う確率が高い場合は、このような指示情報を出力しなくてもよい。
・上記実施形態において、インクカートリッジ20には、開閉可能な通気孔22と、当該通気孔22と連通するインク室21Sが必ずしも設けられなくてもよい。すなわち、インクタンク27からインクカートリッジ20を介して液体噴射ヘッド19へインクが供給される構成であれば、通気孔22とインク室21Sは不要である。この場合、インクカートリッジ20は、インクタンク27から液体噴射ヘッド19に供給するインクの流路を中継するアダプターとして機能する。
・上記実施形態において、インクタンク27は、例えば筐体11aの内部に設けられるなど、必ずしも筐体11aの外部に備えられる構成に限定されない。
・上記実施形態において、ターゲットは用紙Pに限るものでなく、金属板、樹脂板、布などを材料とする板状部材であってもよい。すなわち、搬送可能であって、液体噴射ヘッド19が噴射するインクによって印刷可能な部材であれば、ターゲットとして採用できる。
・上記実施形態において、液体噴射ヘッド19がキャリッジ16の移動に伴って往復移動するシリアル式のプリンターに限らず、液体噴射ヘッド19を固定したままでも用紙最大幅範囲の印字が可能なラインヘッド式のプリンターであってもよい。
・上記実施形態において、プリンター11は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイブラックディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
11…プリンター(液体噴射装置の一例)、11d…表示パネル(供給形態選択部の一例)、19…液体噴射ヘッド(液体噴射部の一例)、20…インクカートリッジ(第1の液体収容体の一例)、21S…インク室(液体収容部の一例)、22…通気孔、23…注入口、26…インク供給チューブ(流路部材の一例)、27…インクタンク(第2の液体収容体の一例)、30…接続部材、41…操作ボタン(供給形態選択部の一例)、42…記憶部、50…動作制御部。

Claims (11)

  1. 液体を噴射可能な液体噴射部を有する液体噴射装置であって、
    前記液体噴射部に液体を供給する第1の液体収容体と、
    前記第1の液体収容体から前記液体噴射部に前記液体を供給する第1の供給形態と、前記第1の液体収容体に第2の液体収容体が流路部材を介して接続され、前記第2の液体収容体から前記第1の液体収容体を経由して前記液体噴射部に前記液体を供給する第2の供給形態と、を選択可能な供給形態選択部と、
    前記供給形態選択部により前記第2の供給形態が選択されたとき、前記液体噴射装置の制御を、前記第1の供給形態に対応して実行される第1動作モードとは異なる第2動作モードによって実行する動作制御部と、
    を備えた液体噴射装置。
  2. 前記供給形態選択部は、前記第1の液体収容体、前記第2の液体収容体、前記液体噴射装置のうち少なくともいずれか一つに設けられている請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記第1の液体収容体には、開閉可能な通気孔と、当該通気孔と連通する前記液体を収容可能な液体収容部が設けられ、
    前記第2の液体収容体から前記液体収容部を介して前記液体噴射部へ前記液体が供給される請求項1または2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記動作制御部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記第1の液体収容体の前記通気孔を閉塞する操作を指示する指示情報を前記液体噴射装置に備えられた情報出力部に出力させる請求項3に記載の液体噴射装置。
  5. 前記液体噴射装置には、動作することによって前記通気孔を閉塞可能な閉塞部材を備える閉塞部が設けられ、
    前記閉塞部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記閉塞部材を動作させて前記第1の液体収容体の前記通気孔を閉塞する請求項3または4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記第1の液体収容体は、前記液体を前記液体収容部へ注入可能な注入口を備え、
    前記第2の液体収容体は、前記注入口に接続可能な接続部位と、前記通気孔を閉塞可能な閉塞部位と、を備えた接続部材によって、前記流路部材を介して前記第1の液体収容体に接続される請求項3ないし5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記第1の液体収容体は、当該第1の液体収容体から前記液体噴射部に供給可能な前記液体の供給量に関わる液体情報が書き込まれて記憶される記憶部を備え、
    前記動作制御部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記記憶部への前記液体情報の書き込みを不能にする制御を実行する請求項1ないし6のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  8. 前記動作制御部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記第1の液体収容体から初めて前記液体噴射部に対して供給される前記液体の初期供給量よりも、前記第2の液体収容体から前記第1の液体収容体を経由して初めて前記液体噴射部に対して供給される初期供給量が多くなる制御を実行する請求項1ないし7のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  9. 前記動作制御部は、前記第2動作モードによる制御の実行に際して、前記液体噴射部における前記液体の噴射不良を解消するために前記液体噴射部から排出するクリーニング用液体排出量が、前記第1動作モードによる制御の実行に際して前記液体噴射部から排出するクリーニング用液体排出量より多くなる制御を実行する請求項1ないし8のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  10. 前記供給形態選択部は、前記第2の供給形態において、更に前記第1の液体収容体に対して第2の液体収容体と異なる第3の液体収容体から液体が注入され、当該注入された液体が第1の液体収容体から前記液体噴射部へ供給される状態を第3の供給形態として選択するとともに、
    前記動作制御部は、前記供給形態選択部によって前記第3の供給形態が選択されたとき、前記液体噴射装置の制御を、前記第1動作モード及び前記第2動作モードとは異なる第3動作モードによって実行する請求項1ないし9のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  11. 前記第1の液体収容体は当該第1の液体収容体から前記液体噴射部に供給可能な前記液体の供給量に関わる液体情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記第3動作モードにおいて、前記記憶部に記憶された前記液体情報を初期化する制御を実行する請求項10に記載の液体噴射装置。
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