JP2014192783A - 無線周波数アナログ集積回路 - Google Patents

無線周波数アナログ集積回路 Download PDF

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健太 飯島
Kengo Tsushima
肩吾 對馬
Kazuo Hirabayashi
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Abstract

【課題】安価にテストすることが可能な無線周波数アナログ集積回路を提供する。
【解決手段】リニアアンプ11と、入力された信号をDCにダウンコンバートして出力する機能を有するミキサ14、15とを有するRFアナログIC30であって、周波数を変換するための信号を生成する内部発振器21と、内部発振器21からの同一周波数の信号をミキサ14、15の入力とすることが可能なスイッチSW1〜SW5と、内部発振器から出力され、ミキサ14、15へ入力される信号の位相を変化させる移相器12、23と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、安価にテストすることが可能な無線周波数アナログ集積回路に関する。
無線周波数アナログ集積回路(RFアナログIC)のテストには、集積回路のテスト端子のDC電圧のみを測定する方法(DCテスト)、無線周波数の信号によって集積回路を評価する方法、集積回路にテスト用の回路を組み込む方法、がある。
無線周波数の信号によって集積回路を評価する方法は、高精度に評価することが出来るため高信頼性が求められる集積回路のテストに適している。このテストの構成は、具体的には例えば、図11に示すように、無線周波数集積回路(RF集積回路)10を有するRFIC130がパッケージ化されてパッケージ140となっており、RF試験のためのRF試験機器150が接続されている。ところが、このRF試験機器150は、高周波数の信号で試験を行うためテストに時間がかかりコストが高くなり、また、機器自体が高価である。このため、このような構成で行うRF試験は、コストが高いという問題があった。
集積回路にテスト用の回路を組み込む方法としては、オンチップ試験回路を用いる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術は、オンチップ試験回路を用いて高周波試験信号を生成するステップと、オンチップ電力検出器を用いて信号レベルを測定するステップと、オンチップ試験回路を、低周波数信号を用いて制御および監視するステップとを含み、RFICは、高周波数において動作するように構成されており、オンチップ試験回路は、試験モードの間に動作するように構成された周波数生成回路を含むものである。
また、高周波のテスト信号を発生するテスト信号源および入力切換えを行うテスト信号供給回路を設け、集積回路の内部でテストを行うことができるようにする高周波受信装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2012−112962号公報 特許第4108560号公報
RFアナログICのテストに要するコストを抑えるためには、高コストな高周波信号によるテストや、高価な試験機器を使用せず、さらに、テスト工期を削減できるようにするために、集積回路にテスト用の回路を組み込む方法が適している。そして、テストの結果に基づいて、集積回路の特性を補正することで歩留まりを向上させることができることが望ましい。
しかしながら、特許文献1、2に記載されたいずれの技術も、テストの結果に基づいて、回路の特性を補正することはできないものであった。
そこでこの発明の目的は、前記の課題を解決し、安価にテストし、歩留まりを向上させることが可能な無線周波数アナログ集積回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、リニアアンプと、入力された信号をDCにダウンコンバートして出力する機能を有するIQミキサとを有する無線周波数アナログ集積回路であって、周波数を変換するための信号を生成する内部発振器と、前記内部発振器からの同一周波数の信号を前記IQミキサの入力とすることが可能なスイッチと、前記内部発振器から出力され、前記IQミキサへ入力される信号の位相を変化させる移相器と、を備えることを特徴とする無線周波数アナログ集積回路である。
この発明では、スイッチの切り替えによって、内部発振器からの同一周波数の信号がIQミキサの入力とされる。また、移相器によって、内部発振器から出力され、IQミキサへ入力される信号の位相を変化させることによって、無線周波数アナログ集積回路の出力に基づいてテストが行われる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、リニアアンプと、入力された信号をDCにダウンコンバートして出力する機能を有するIQミキサとを有する無線周波数アナログ集積回路であって、周波数を変換するための信号を生成する外部発振器を接続可能な入力ポートと、前記入力ポートから入力された同一周波数の信号を前記IQミキサの入力とすることが可能なスイッチと、前記入力ポートから入力され、前記IQミキサへ入力される信号の位相を変化させる移相器と、を備えることを特徴とする無線周波数アナログ集積回路である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記無線周波数アナログ集積回路の出力に基づいて、前記IQミキサからの出力を補正する補正回路と、を備える。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発明において、前記リニアアンプへの入力信号のレベルを調節可能なレベル調整回路と、を備える。
請求項1または2に記載の発明によれば、移相器により位相を変化させることによって、無線周波数アナログ集積回路の出力側のDC電圧を変化させて、IQコンスタレーションを描くことができる。そして、得られたIQコンスタレーションによって、IQの振幅のバランスの良否、DCオフセットの有無、IQの位相のバランスの良否を判定可能である。
また、無線周波数アナログ集積回路の出力側のDC電圧によってテストを行うので、無線周波数アナログ集積回路にADCを内蔵していない場合であっても、電圧計もしくは安価な低周波の試験機器(LF試験機)があれば評価が可能である。また、無線周波数アナログ集積回路にADCを内蔵する場合であっても、測定するのはDC信号であるのでサンプリングレートの低いADCでテストが可能である。このため、テストに際して、高コストな高周波信号によるテストや、高価な試験機器を使用する必用がないため、テストのコストを抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、補正回路により、無線周波数アナログ集積回路の出力に基づいて、IQミキサからの出力を補正するので、歩留まりを向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、リニアアンプの入力信号のレベルを調節することによって得られるIQコンスタレーションによって、無線周波数アナログ集積回路の非線形特性を評価することができる。
この発明の実施の形態1に係る無線周波数アナログ集積回路の通常時の接続状態を示すブロック図である。 図1の無線周波数アナログ集積回路の内部発振器を使用した試験時の接続状態を示すブロック図である。 図1の無線周波数アナログ集積回路の外部発振器を使用した試験時の接続状態を示すブロック図である。 図1の無線周波数アナログ集積回路によるテスト結果のIQコンスタレーションを示す図である。 図1の無線周波数アナログ集積回路によるテスト結果のIQコンスタレーションを示す図である。 図1の無線周波数アナログ集積回路によるテスト結果のIQコンスタレーションを示す図である。 図1の無線周波数アナログ集積回路によるテスト結果のIQコンスタレーションを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る無線周波数アナログ集積回路に補正回路を接続した状態を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る無線周波数アナログ集積回路の内部発振器を使用した試験時の接続状態を示すブロック図 図9の無線周波数アナログ集積回路によるテスト結果のIQコンスタレーションを示す図である。 従来の無線周波数集積回路と試験機器とを示す概略構成図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1ないし図7はこの発明の実施の形態を示している。
無線周波数アナログ集積回路(RFアナログIC)30は、主として、リニアアンプ11と、入力された信号をDCにダウンコンバートして出力する機能を有するIQミキサ(ミキサ)14、15とを有する直交変調器または直交復調器のことである。RFアナログIC30は、図1に示すように、主として、RF入力端子31、IF出力端子32、33、外部発振器41の接続端子34を備えている。RF入力端子31は、外部から受信したRF信号をリニアアンプ11に入力するための入力端子である。IF出力端子32、33は、ミキサ14、15からの出力信号を外部へ出力するための出力端子である。
RFアナログIC30は、リニアアンプ11と、0−π移相器12と、信号分配器13と、IQミキサとしてのミキサ14、15と、内部発振器21、信号分配器22、0−π/2移相器23、LOアンプ24、信号分配器25、π/2移相器26とを備えている。RFアナログIC30に入力された高周波信号(RF信号)は、リニアアンプ11によって増幅され、0−π移相器12および信号分配器13を介して、ミキサ14、ミキサ15にそれぞれ入力される。
内部発振器21は、周波数を変換するための信号を生成するために、RFアナログIC30に内蔵された局部発振器であり、信号分配器22を介して、リニアアンプ11の入力側およびミキサ14、15のLO信号入力側に接続されている。すなわち、内部発振器21において発振された同一周波数の信号は、分配されてミキサ14、15のRF信号、LO信号となる。
0−π/2移相器23は、信号分配器22とノード16との間、すなわち、RF信号の入力経路に配設されており、内部発振器21から発振されて信号分配器22によって分配されたRF信号の位相を変化させるものである。
LOアンプ24は、内部発振器21から発振されて信号分配器22によって分配されてミキサ14、15へ入力するローカル信号(LO信号)を増幅するものである。
信号分配器25は、LOアンプ24によって増幅されたLO信号を、ミキサ14、15に分配するものである。また、π/2移相器26は、ミキサ15へ入力するLO信号の位相を変化させるようになっている。
また、内部発振器21と信号分配器22の間に位置するノード27には、接続端子34を介して外部発振器41が配設されている。
RFアナログIC30には、切替操作によって、内部発振器21または外部発振器41のいずれか一方から、同一周波数の信号をミキサ14、15の入力とすることが可能なスイッチSW1〜SW5が配設されている。スイッチSW1は、RF入力端子31とノード16との間に配設されており、ミキサ14、15へのRF信号を、RF入力端子31、内部発振器21または外部発振器41のいずれ側から入力するかを切り替え可能となっている。スイッチSW2は、内部発振器21とノード27との間に配設されており、内部発振器21によって発振されたRF信号をミキサ14、15への入力とするか否かを切り替え可能となっている。スイッチSW3は、信号分配器22と0−π/2移相器23との間に配設されており、スイッチSW4は、0−π/2移相器23とノード16との間に配設されており、内部発振器21または外部発振器41のいずれかによって発振された信号をミキサ14、15への入力とするか否かを切り替え可能となっている。スイッチSW5は、外部発振器41とノード27との間に配設されており、外部発振器41によって発振されたRF信号をミキサ14、15への入力とするか否かを切り替え可能となっている。
このようなスイッチSW1〜SW5を切り替えて、RFアナログIC30は、通常モードとテストモードとを切り替えるようになっている。
具体的には、通常のRFアナログIC30の使用時(通常モード)は、図1に示すように、SW1、SW2をONとし、SW3、SW4、SW5をOFFとする。これにより、ミキサ14、15においては、RF入力端子31からのRF信号と、内部発振器21からのLO信号とが入力信号となる。
RFアナログIC30のテスト時(テストモード)は、図2に示すように、SW2、SW3、SW4をONとし、SW1、SW5をOFFとする。これにより、ミキサ14、15においては、内部発振器21からのRF信号と、LO信号とが入力信号となる。具体的には、内部発振器21からの信号は、分配器22によって2つに分配される。一方の信号は、0−π/2移相器23によって位相が変化されて、リニアアンプ11によって増幅され、0−π移相器12および信号分配器13を介して、ミキサ14、15のRF信号となる。他方の信号は、LOアンプ24によって増幅されて、信号分配器25を介して、ミキサ14、15のLO信号となる。このとき、ミキサ15側への入力信号は、π/2移相器26によって位相が変化されている。
RFアナログIC30のテスト時(テストモード)であって、外部発振器41を使用する際は、図3に示すように、SW3、SW4、SW5をONとし、SW1、SW2をOFFとする。これにより、ミキサ14、15においては、外部発振器41からのRF信号と、LO信号とが入力信号となる。具体的には、外部発振器41からの信号は、分配器22によって2つに分配される。一方の信号は、0−π/2移相器23によって位相が変化されて、リニアアンプ11によって増幅され、0−π移相器12および信号分配器13を介して、ミキサ14、15のRF信号となる。他方の信号は、LOアンプ24によって増幅されて、信号分配器25を介して、ミキサ14、15のLO信号となる。このとき、ミキサ15側への入力信号は、π/2移相器26によって位相が変化されている。
また、RFアナログIC30には、LF試験のためのLF試験機器(図示略)が接続可能となっており、RFアナログIC30のテストが行われるようになっている。ここで、試験機器は、IF出力端子32、33に出力されるDC電圧を測定する電圧計を含む試験機器である。
外部発振器41は、周波数を変換するための信号を生成するために、RFアナログIC30に外付けされた局部発振器であり、内部発振器21と同様に、信号分配器22を介して、リニアアンプ11の入力側およびミキサ14、15のLO信号入力側に接続されている。
次に、このような構成のRFアナログIC30のテスト方法および作用について説明する。
RFアナログIC30を使用する際(通常モード)は、図1に示すように、SW1、SW2がONとされ、SW3、SW4、SW5がOFFとされる。これにより、ミキサ14、15には、RF入力端子31からのRF信号と、内部発振器21からのLO信号とが入力される。
RFアナログIC30をテストする際(テストモード)は、図2に示すように、SW2、SW3、SW4がONとされ、SW1、SW5がOFFとされる。これにより、ミキサ14、15には、内部発振器21からのRF信号と、LO信号とが入力される。
そして、0−π/2移相器23によって内部発振器21からのRF信号の位相を変化させ、π/2移相器26によって内部発振器21からのLO信号の位相を変化させる。これにより、IF出力端子32、33に出力されるDC電圧が変化するので、IQコンスタレーションが図4ないし図7のように得られる。ここで、位相変化が4ステップの場合は「×」で示す値が得られ、位相変化のステップ数が多い場合は「◆」で示す値が得られたものとする。
図4に示すようなIQコンスタレーションが得られた場合は、DCオフセットはなく、I相とQ相の振幅バランスは均等で偏りがなく、I相とQ相の位相バランス、すなわち、図示された図形(真円)には傾きがない、という特徴を有していることから、RFアナログIC30は、正常であると判定される。
図5に示すようなIQコンスタレーションが得られた場合は、DCオフセットが存在し、すなわち、図示された図形(円)の中心がゼロではなく、I相とQ相の振幅バランスは均等で偏りがなく、I相とQ相の位相バランス、すなわち、図示された図形(円)には傾きがない、という特徴を有していることから、RFアナログIC30は、DCオフセットが存在すると判定される。このとき、DCオフセットが所定値よりも大きい場合は、RFアナログIC30は、不良であると判定される。
図6に示すようなIQコンスタレーションが得られた場合は、DCオフセットが存在し、I相とQ相の振幅バランスは不均等で偏りが存在し、すなわち、I相とQ相の振幅差があり、I相とQ相の位相バランス、すなわち、図示された図形(円)には傾きがない、という特徴を有していることから、RFアナログIC30は、DCオフセットが存在し、I相の信号レベルが低い、と判定される。このとき、DCオフセットが所定値よりも大きい場合、または、I相またはQ相の信号レベルに所定値以上の差異が存在する場合は、RFアナログIC30は、不良であると判定される。
図7に示すようなIQコンスタレーションが得られた場合は、DCオフセットが存在し、I相とQ相の振幅バランスは不均等で偏りが存在し、I相とQ相の位相差が90°以外の場合は図示された図形(円)には傾きがある、という特徴を有していることから、RFアナログIC30は、DCオフセットが存在し、I相の信号レベルが低く、I相とQ相の位相にずれがある、と判定される。このとき、DCオフセットが所定値よりも大きい場合、I相またはQ相の信号レベルに所定値以上の差異が存在する場合、I相とQ相の位相に所定値以上の差異が存在する場合、のいずれかに該当する場合は、RFアナログIC30は、不良であると判定される。
また、RFアナログIC30をテストする際(テストモード)に外部発振器41を使用する場合は、図3に示すように、SW3、SW4、SW5がONとされ、SW1、SW2がOFFとされる。これにより、ミキサ14、15には、外部発振器41からのRF信号と、LO信号とが入力される。
そして、内部発振器21を使用した場合と同様に、図4ないし図7のように得られたIQコンスタレーションに基づいて、RFアナログIC30の良否が判定される。
以上のように、このRFアナログIC30によれば、テストモード時は0−π/2移相器23、0−π移相器12により入力信号の位相を変化させることによって、IF出力端子32、33のDC電圧を変化させて、例えば、図4ないし図7のようなIQコンスタレーションを描くことができる。そして、得られたIQコンスタレーションによって、IQの振幅のバランスの良否、DCオフセットの有無、IQの位相のバランスの良否を容易に判定可能である。すなわち、IQコンスタレーションにもとづいて、RFアナログIC30の良否を判定することができる。
また、IF出力端子32、33のDC電圧に基づいてRFアナログIC30の良否を判定することができるので、RFアナログIC30にA/Dコンバータ(ADC)を内蔵していない場合であっても、電圧計もしく低周波の試験機器があれば評価が可能である。また、RFアナログIC30にADCを内蔵する場合であっても、測定する出力信号はDC信号であるので、サンプリングレートの低い安価なADCでテストが可能である。このため、テストに際して、高コストな高周波信号よるテストや、高価な試験機器を使用する必用がないため、テストのコストを抑制することができる。しかも、測定するのはDC電圧であるため、RF信号をテストする場合に比べてテストに要する時間を短縮することができる。
(実施の形態2)
図8は、この実施の形態に係るRFアナログIC300を示す図である。この実施の形態では、RFアナログIC300が、補正回路60を備えている点で、実施の形態1のRFアナログIC30と異なる。このため、実施の形態1と同等の構成については、同一または対応する符号を付することで、その説明を省略し、後述する実施の形態についても同様とする。
補正回路60は、RFアナログIC300の出力に基づいて、ミキサ14、15からの出力を補正するものであり、主として、信号処理部61と、メモリ62と、可変アンプ63、64と、A/Dコンバータ(ADC)65、66とを備えている。補正回路60は、IF出力端子32、33に出力されるDC電圧に基づいて、RFアナログIC300における直交復調器の特性がずれていた場合は、テスト結果をメモリ62に記憶し、信号処理部61によって、RFアナログIC300の特性を補正するようになっている。
信号処理部61は、IF出力端子32、33に出力されるDC電圧に基づいて、RFアナログIC300の直交復調器の特性がずれていた場合は、テスト結果をメモリ62に記憶し、RFアナログIC300の特性を補正するために、可変アンプ63、64に補正信号を送信して出力信号を補正する機能を有するプログラム、タスクである。
このような実施の形態によれば、補正回路60により、RFアナログIC300のテスト結果に基づいて、RFアナログIC300の特性を補正することができるため、歩留まりを向上させることができる。
(実施の形態3)
図9、図10は、この実施の形態に係るRFIC310を示す図である。この実施の形態では、RFアナログIC310が、レベル調整回路としての可変アンプ29を備えている点で、実施の形態1のRFアナログIC30と異なる。
可変アンプ29は、0−π/2移相器23とスイッチSW4との間に配設されており、内部発振器21または外部発振器41において発振されてリニアアンプ11へ入力されるRF信号のレベルを変化させるものである。可変アンプ29によって、リニアアンプ11へ入力するRF信号のレベルを変化させると、IF出力端子32、33間のDC電圧に基づいて得られるIQコンスタレーションが変化する。具体的には、可変アンプ29によってRF信号が大きくなるように変化させた場合は、図10に示すようなIQコンスタレーションが得られる。ここで、RFアナログIC310のP1db(1dB利得圧縮点)のような非線形特性は、振幅を大きくした場合は、図示された図形(円)の直径が大きくなり、円の直径が所定値に近づくと飽和し、図示された図形(円)の直径は変化が小さくなるという性質を有していると判定される。このとき、円の直径の最大値が所定値よりも大きい場合は、RFアナログIC310は、正常であると判定される。
このような実施の形態によれば、RFアナログIC310の非線形特性を評価することが可能となる。すなわち、リニアアンプ11のRF信号のレベルを調節することによって得られるIQコンスタレーションによって、RFアナログIC310の非線形特性を評価することができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、図1ないし図3、図8、図9に示すように、RFアナログIC30は、内部発振器21および外部発振器41を備えるものとして図示したが、内部発振器21または外部発振器41の少なくともいずれか一方を備えていればよいことはもちろんである。
また、0−π移相器12、0−π/2移相器23によってRF信号の位相を変化させ、4ステップで位相を変化させるものとして説明したが、位相は連続的に変化させてもよい。すなわち、ミキサ14、15に入力するまでに、RF信号とLO信号との位相差が4段階(4ステップで位相を変化させた場合)または多段階(連続的に位相を変化させた場合)となるものであれば、移相器の配置および構成はどのようなものであってもよい。位相を4ステップよりも多く変化させた場合は、図4ないし図7に示すIQコンスタレーションにおいては「◆」で示す値が得られる。また、図10に示すIQコンスタレーションにおいては「◆」、「▲」で示す値が得られる。すなわち、4ステップで位相を変化させた場合と比べて、連続的な変化をみることができる。
さらに、実施の形態3においては、可変アンプ29によってリニアアンプ11へ入力するRF信号のレベルを変化させるものとして説明したが、リニアアンプ11へのRF信号のレベルを変化させることができるものであればこれに限定されることはない。例えば、アンプと可変アッテネータを組み合わせてリニアアンプ11へのRF信号のレベルを変化させるようにしてもよい。
さらにまた、実施の形態3においては、図10に示すようなIQコンスタレーションによって、円の直径の変化によってRFアナログIC310の非線形特性を評価したが、例えば、位相を1ステップで変化させて、IQコンスタレーションにおけるある点のゼロからの距離の変化によってRFアナログIC310の非線形特性を評価するようにしてもよい。この場合は、RFアナログIC310の非線形特性は、振幅を大きくした場合は、ある点のゼロからの距離が大きくなり、ゼロからの距離が所定値に近づくと飽和し、ある点のゼロからの距離は変化が小さくなるという性質を有していると判定される。このとき、ある点のゼロからの距離の最大値が所定値よりも大きい場合は、RFアナログIC310は、正常であると判定される。
12 0−π移相器
14、15 ミキサ(IQミキサ)
21 内部発振器
23 0−π/2移相器
26 π/2移相器(移相器)
29 可変アンプ(レベル調整回路)
30 RFアナログIC(無線周波数アナログ集積回路)
31 RF入力端子
32、33 IF出力端子
41 外部発振器
60 補正回路
61 信号処理
SW スイッチ

Claims (4)

  1. リニアアンプと、入力された信号をDCにダウンコンバートして出力する機能を有するIQミキサとを有する無線周波数アナログ集積回路であって、
    周波数を変換するための信号を生成する内部発振器と、
    前記内部発振器からの同一周波数の信号を前記IQミキサの入力とすることが可能なスイッチと、
    前記内部発振器から出力され、前記IQミキサへ入力される信号の位相を変化させる移相器と、
    を備えることを特徴とする無線周波数アナログ集積回路。
  2. リニアアンプと、入力された信号をDCにダウンコンバートして出力する機能を有するIQミキサとを有する無線周波数アナログ集積回路であって、
    周波数を変換するための信号を生成する外部発振器を接続可能な入力ポートと、
    前記入力ポートから入力された同一周波数の信号を前記IQミキサの入力とすることが可能なスイッチと、
    前記入力ポートから入力され、前記IQミキサへ入力される信号の位相を変化させる移相器と、
    を備えることを特徴とする無線周波数アナログ集積回路。
  3. 前記無線周波数アナログ集積回路の出力に基づいて、前記IQミキサからの出力を補正する補正回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の無線周波数アナログ集積回路。
  4. 前記リニアアンプへの入力信号のレベルを調節可能なレベル調整回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の無線周波数アナログ集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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