JP2014192177A - 配線基板 - Google Patents

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達也 伊藤
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英敏 和田
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Abstract

【課題】部品との接続に適した構造とすることにより、信頼性を向上させることが可能な配線基板を提供すること。
【解決手段】本発明の配線基板10は、パッド61と、パッド61を露出させる開口部82が形成されたソルダーレジスト81とを備える。パッド61の表面62の一部には突起状導体71が固定される。突起状導体71は、パッド61の表面62に接続されるとともに、外径A3がパッド61の外径A1よりも小さく設定された軸部72と、軸部72に接続されるとともに、外径A6が軸部72の外径A3よりも大きく設定された頭部73とを備える。頭部73は、ソルダーレジスト81の表面83から離間した状態に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、パッドと、パッドを露出させる開口部が形成されたソルダーレジストとを備える配線基板に関するものである。
従来、ICチップなどの部品を搭載してなる配線基板(いわゆる半導体パッケージ)がよく知られている。ここで、ICチップとの電気的な接続を図るための構造としては、ICチップの底面上に配置された複数の端子上や、配線基板の基板主面上に配置された複数のパッド(いわゆるC4パッド:Controlled Collapsed Chip Connectionパッド)上に、はんだバンプを形成したものが提案されている。
なお、はんだバンプは、例えば印刷法などにより形成される。印刷法とは、基板主面上に形成された複数のパッド上にメタルマスクを用いてはんだペーストを印刷した後、リフローすることにより、はんだバンプを形成する方法である。また、この種の配線基板では、基板主面を覆うようにソルダーレジストが形成され、そのソルダーレジストには、パッドを露出させる複数の開口部が設けられている。
ところで、配線基板とICチップとの接合性を高めるためには、パッド上に形成された個々のはんだバンプの高さが揃っていることが好ましい。しかし、はんだバンプは、加熱溶融された液状のはんだペーストが表面張力で球状に変化することにより形成されるため、はんだバンプの高さははんだペーストの体積によって決定されることになる。つまり、はんだペーストの体積が少ない場合には、はんだバンプを高く形成することが困難になる。しかも、印刷したはんだペーストの体積のバラツキに伴って、個々のはんだバンプの高さにバラツキが生じてしまうこともある。従って、はんだバンプを形成したとしても、個々のパッドとICチップと間に接続不良が発生する可能性がある。ゆえに、製造される配線基板が不良品となるため、配線基板の信頼性が低下するおそれがある。
そこで、パッドの表面の一部に、突起状導体である銅ポストを固定し、パッドの表面及び銅ポストの表面をはんだバンプによって覆う技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。このようにすれば、パッド上にはんだを印刷してはんだバンプを形成したとしても、はんだバンプを高く形成することが可能になる。その結果、個々のはんだバンプの高さを揃えることができるため、個々のパッドとICチップとの接続不良を防止することができる。即ち、ICチップとの接続に適した構造となるため、配線基板の信頼性を向上させることが可能となる。
特開2012−129368号公報(図1等)
ところが、パッドは、C4パッドのファイン化に対応して、小さく形成されるようになっている。これに伴い、銅ポストも小径化する傾向にある。しかし、この場合には、はんだバンプと銅ポスト(及びパッド)との接触面積が小さくなることから、はんだバンプと銅ポスト(及びパッド)との密着性が低下するため、ICチップとの間に接続不良が発生するおそれがある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品との接続に適した構造とすることにより、信頼性を向上させることが可能な配線基板を提供することにある。
上記課題を解決するための手段(手段1)としては、基板主面上に配置された複数のパッドと、前記基板主面を覆うとともに、前記複数のパッドを露出させる複数の開口部が形成されたソルダーレジストとを備える配線基板であって、前記パッドの表面の一部に突起状導体が固定され、前記突起状導体は、前記パッドの表面に接続されるとともに、外径が前記パッドの外径よりも小さく設定された軸部と、前記軸部に接続されるとともに、外径が前記軸部の外径よりも大きく設定された頭部とを備え、前記頭部は、前記ソルダーレジストの表面から離間した状態に配置されていることを特徴とする配線基板がある。
従って、手段1の配線基板によると、突起状導体が、軸部に加えて、軸部の外径よりも大きく設定された頭部を備えている。よって、いわゆるC4パッドのファイン化に対応してパッドが小さく形成されることに伴って、軸部が小さく形成される場合であっても、頭部は大きく形成されるため、突起状導体と、部品との接続に用いられるはんだバンプとの接触面積を確保することができる。さらに、頭部がソルダーレジストの表面から離間した状態に配置されるため、頭部とソルダーレジストの表面との間にはんだを入り込ませることにより、はんだバンプの一部を頭部の底面(ソルダーレジストの表面に対向する面)や軸部の外側面などにも接触させることができる。その結果、突起状導体とはんだバンプとの接触面積がよりいっそう大きくなり、突起状導体とはんだバンプとの密着性が向上するため、個々のパッドと部品との接続不良を防止することができる。また、部品接続後のはんだの冷却時に、突起状導体に対して熱応力が作用したとしても、軸部のしなりによって応力が緩和されるため、パッドと部品との接続部分の破損を防止することができる。以上のことから、突起状導体が部品との接続に適した構造となるため、配線基板の信頼性を向上させることが可能となる。
上記配線基板の種類は特に限定されず任意であるが、例えば、樹脂基板などが用いられる。樹脂基板としては、EP樹脂(エポキシ樹脂)、PI樹脂(ポリイミド樹脂)、BT樹脂(ビスマレイミド−トリアジン樹脂)、PPE樹脂(ポリフェニレンエーテル樹脂)等からなる基板が挙げられる。その他、これらの樹脂とガラス繊維(ガラス織布やガラス不織布)との複合材料からなる基板を使用してもよい。また、これらの樹脂とポリアミド繊維等の有機繊維との複合材料からなる基板を使用してもよい。あるいは、連続多孔質PTFE等の三次元網目状フッ素系樹脂基材にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させた樹脂−樹脂複合材料からなる基板等を使用してもよい。他の材料として、例えば各種のセラミックなどを選択することもできる。なお、配線基板の構造としては特に限定されないが、例えばコア基板の片面または両面にビルドアップ層を有するビルドアップ多層配線基板や、コア基板を有さないコアレス配線基板などを挙げることができる。
上記配線基板を構成するパッドは、基板主面上に複数配置される。パッドは、導電性の金属材料などによって形成することが可能である。パッドを構成する金属材料としては、例えば、金、銀、銅、鉄、コバルト、ニッケルなどが挙げられる。特に、パッドは、銅を主体として形成されていてもよい。このようにした場合、パッドを他の材料を主体として形成する場合よりも、パッドの低抵抗化が図られるとともに、パッドの導電性が向上する。また、パッドは、めっきによって形成されることがよい。このようにすれば、パッドを高精度かつ均一に形成することができる。仮に、パッドを金属ペーストのリフローによって形成すると、パッドを高精度かつ均一に形成することが困難になるため、個々のパッドの高さにバラツキが生じてしまうおそれがある。
上記配線基板を構成するソルダーレジストは、絶縁性及び耐熱性を有する樹脂からなり、基板主面を覆い隠すことによりその基板主面を保護する保護膜として機能する。ソルダーレジストの具体例としては、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂などからなるソルダーレジストがある。なお、ソルダーレジストに形成された複数の開口部の平面視の形状としては、平面視円形状、平面視楕円形状、平面視三角形状、平面視長方形状、平面視正方形状などを挙げることができる。
さらに、上記配線基板を構成する突起状導体は、パッドの表面の一部に固定される。突起状導体を構成する材料としては、例えば、銅、銀、鉄、コバルト、ニッケルなどが挙げられるが、特には、銅を主体として形成されることがよい。このようにすれば、銅は比較的柔らかい材料であるため、軸部がしなりやすくなる(応力が掛かってもクラック等が生じにくい)。また、突起状導体を他の材料を主体として形成する場合よりも、突起状導体の低抵抗化が図られるとともに、突起状導体の導電性が向上する。なお、突起状導体は、パッドと同じ導電性材料を主体として形成されていてもよい。このようにすれば、突起状導体の形成に際してパッドとは別の材料を準備しなくても済む。よって、配線基板の製造に必要な材料が少なくなるため、配線基板の低コスト化を図ることが可能となる。
また、突起状導体の形成方法としては、めっきによって突起状導体を形成する方法などが挙げられる。この場合、突起状導体が柱状をなしていれば、めっきによって突起状導体を容易に形成することができる。また、突起状導体が例えば銅を主体として形成される場合、突起状導体は、銅めっきによって形成されていてもよい。このようにすれば、突起状導体を例えば導電性ペーストなどによって形成する場合に比べて、突起状導体の導電性が向上する。また、突起状導体の他の形成方法としては、パッド上に導電性ペーストを印刷して突起状導体を形成する方法や、パッド上に軸部となる導電性部材を貼付した後、軸部上に頭部となる導電性部材を貼付することによって突起状導体を形成する方法や、パッド上に突起状導体よりも大きい導電性を有する板材を貼付した後、板材に対するエッチングを行って突起状導体を形成する方法などが挙げられる。
また、突起状導体は、パッドの表面に接続されるとともに、外径がパッドの外径よりも小さく設定された軸部と、軸部に接続されるとともに、外径が軸部の外径よりも大きく設定された頭部とを備えている。なお、軸部における頭部との接続部分に、軸部及び頭部よりも外径が小さいくびれ部が設けられていてもよい。このようにすれば、軸部におけるくびれ部の箇所が特にしなりやすくなるため、突起状導体に対して作用する応力をより確実に緩和することができる。よって、パッドと部品との接続部分の破損をより確実に防止することができる。また、くびれ部の外周部にはアール部が設けられていることがよい。このようにすれば、軸部がよりいっそうしなりやすくなる。
さらに、突起状導体の表面は、突起状導体とは異なる金属材料からなるめっき層によって覆われていてもよい。このようにすれば、例えば、突起状導体の表面にはんだが密着しやすくなるため、はんだバンプを確実に形成することができる。
また、頭部は、断面湾曲状をなす上側面と、ソルダーレジストの表面と略平行に配置される底面とを有し、上側面及び底面に、部品との接続に用いられるはんだバンプが密着していてもよい。このようにすれば、突起状導体とはんだバンプとの接触面積がより確実に大きくなり、突起状導体とはんだバンプとの密着性がよりいっそう向上するため、個々のパッドと部品との接続不良をより確実に防止することができる。さらに、底面とソルダーレジストの表面との隙間に、はんだバンプの一部が充填されていてもよい。このようにすれば、はんだバンプを頭部の底面、軸部の外側面及びソルダーレジストの表面に接触するようになるため、はんだバンプと配線基板側の構成(突起状導体及びソルダーレジスト)との接触面積がさらに大きくなる。その結果、はんだバンプと配線基板側の構成との密着性が向上するため、個々のパッドと部品との接続不良をより確実に防止することができる。
ここで、はんだバンプに使用されるはんだ材料としては特に限定されないが、例えば錫鉛共晶はんだ(Sn/37Pb:融点183℃)が使用される。錫鉛共晶はんだ以外のSn/Pb系はんだ、例えばSn/36Pb/2Agという組成のはんだ(融点190℃)などを使用してもよい。また、上記のような鉛入りはんだ以外にも、Sn−Ag系はんだ、Sn−Ag−Cu系はんだ、Sn−Ag−Bi系はんだ、Sn−Ag−Bi−Cu系はんだ、Sn−Zn系はんだ、Sn−Zn−Bi系はんだ等の鉛フリーはんだを選択することも可能である。
また、はんだバンプによって接続される好適な部品としては、コンデンサ、レジスター、半導体集積回路素子(ICチップ)、半導体製造プロセスで製造されたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子などを挙げることができる。さらに、ICチップとしては、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory )などを挙げることができる。ここで、「半導体集積回路素子」とは、主としてコンピュータのマイクロプロセッサ等として使用される素子をいう。
本発明を具体化した一実施形態の配線基板を示す概略断面図。 パッド及び突起状導体を示す要部断面図。 配線基板の製造方法を示す説明図。 配線基板の製造方法を示す説明図。 配線基板の製造方法を示す説明図。 配線基板の製造方法を示す説明図。 他の実施形態における配線基板を示す要部断面図。 他の実施形態におけるパッド及び突起状導体を示す要部断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施形態の配線基板10は、ICチップ搭載用の配線基板である。配線基板10は、基板主面12(図1では上面)及び基板裏面13(図1では下面)を有する略矩形板状をなしている。配線基板10は、略矩形板状のコア基板21と、コア基板21のコア主面22上に形成される主面側ビルドアップ層31と、コア基板21のコア裏面23上に形成される裏面側ビルドアップ層32とからなる。
本実施形態のコア基板21は、縦25mm×横25mm×厚さ1.0mmの平面視略矩形板状である。コア基板21は、平面方向(XY方向)における熱膨張係数が10〜30ppm/℃(具体的には18ppm/℃)となっている。なお、コア基板21の熱膨張係数は、0℃〜ガラス転移温度(Tg)間の測定値の平均値をいう。このコア基板21における複数箇所にはスルーホール導体24が形成されている。かかるスルーホール導体24は、コア基板21のコア主面22側とコア裏面23側とを接続導通している。なお、スルーホール導体24の内部は、例えばエポキシ樹脂などの閉塞体25で埋められている。また、コア基板21のコア主面22及びコア裏面23には、銅からなる導体層41がパターン形成されており、各導体層41は、スルーホール導体24に電気的に接続されている。
図1に示されるように、裏面側ビルドアップ層32は、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)からなる2層の樹脂絶縁層34,36(層間絶縁層)と、導体層42とを交互に積層した構造を有しており、樹脂絶縁層34,36の熱膨張係数が10〜60ppm/℃程度(具体的には30ppm/℃程度)となっている。第2層の樹脂絶縁層36の下面上における複数箇所には、ビア導体43を介して導体層42に電気的に接続されるBGA用パッド48がアレイ状に形成されている。また、樹脂絶縁層36の下面は、ソルダーレジスト38によってほぼ全体的に覆われている。ソルダーレジスト38の所定箇所には、BGA用パッド48を露出させる開口部40が形成されている。BGA用パッド48の表面上には、図示しないマザーボードとの電気的な接続を図るための複数のはんだバンプ49が配設されている。そして、各はんだバンプ49により、図1に示される配線基板10は図示しないマザーボード上に実装される。
図1に示されるように、主面側ビルドアップ層31は、上述した裏面側ビルドアップ層32とほぼ同じ構造を有している。即ち、主面側ビルドアップ層31は、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)からなる2層の樹脂絶縁層33,35(層間絶縁層)と、銅からなる導体層42とを交互に積層した構造を有している。本実施形態において、樹脂絶縁層33,35の熱膨張係数は、10〜60ppm/℃程度(具体的には30ppm/℃程度)となっている。なお、樹脂絶縁層33,35の熱膨張係数は、30℃〜ガラス転移温度(Tg)間の測定値の平均値をいう。
図1,図2に示されるように、配線基板10の基板主面12上(第2層の樹脂絶縁層35の上面上)には、平面視円形状をなすパッド61が基板主面12の面方向に沿って縦横に複数配列されている。各パッド61は、ビア導体43を介して導体層42に電気的に接続されるようになっている。なお、図2に示されるように、各パッド61の外径A1は、ビア導体43の外径(本実施形態では30μm以上100μm以下)よりも大きく、本実施形態では50μm以上150μm以下に設定されている。また、本実施形態における各パッド61の厚さA2は、5μm以上30μm以下に設定されている。
さらに、各パッド61の上面62(表面)の中央部分には、突起状導体71が固定されている。突起状導体71はパッド61とは別体に形成されている。また、突起状導体71は、基板主面12側において複数存在しており、1つのパッド61に対して1箇所ずつ配置されている。よって、突起状導体71の数は、パッド61の数と等しくなっている。なお、突起状導体71は、パッド61と同じ導電性材料である銅を主体として形成された銅ポストである。
図2に示されるように、各突起状導体71は、パッド61の上面62に接続される略円柱状の軸部72と、軸部72に接続される略半球状の頭部73とを備えている。なお、軸部72の外径A3は、パッド61の外径A1(50μm以上150μm以下)よりも小さく設定され、本実施形態では30μm以上100μm以下に設定されている。また、軸部72は、パッド61の上面62から頭部73との接続部分までの高さA4が、パッド61の厚さA2(5μm以上30μm以下)よりも大きく設定されており、本実施形態では40μm以上150μm以下に設定されている。さらに、軸部72における頭部73との接続部分には、軸部72及び頭部73よりも小さい外径A5(本実施形態では20μm以上90μm以下)を有するくびれ部74が設けられている。そして、軸部72の中心軸は、パッド61の中心軸C1と一致している。なお、「中心軸C1」とは、平面視でパッド61の中心となる箇所を通る軸線のことをいう。
図2に示されるように、頭部73は、凸状湾曲面である上側面75、及び、パッド61の上面62と略平行に配置される底面76を有し、断面略半円状をなしている。なお、頭部73の外径A6は、軸部72の外径A3(30μm以上100μm以下)及びビア導体43の外径(30μm以上100μm以下)よりも大きく設定され、本実施形態では40μm以上200μm以下に設定されている。また、頭部73は、軸部72との接続部分から上側面75の最高点P1までの高さA7が、パッド61の厚さA2(5μm以上30μm以下)よりも大きく、かつ、軸部72の高さA4(40μm以上150μm以下)よりもやや小さく設定されており、本実施形態では20μm以上140μm以下に設定されている。さらに、頭部73は、軸部72(くびれ部74)との境界部分に凹部77を有している。凹部77は、頭部73の底面76において開口しており、深さが0μm以上5μm以下に設定されている。なお、頭部73の中心軸は、最高点P1を通過しており、パッド61の中心軸C1と一致している。
図1,図2に示されるように、配線基板10の基板主面12(樹脂絶縁層35の表面)は、ソルダーレジスト81によってほぼ全体的に覆われている。このソルダーレジスト81には、複数のパッド61及び複数の突起状導体71を露出させる複数の開口部82が形成されている。各開口部82は、平面視円形状をなし、内径が30μm以上100μm以下に設定されている。つまり、開口部82の内径は軸部72の外径A3と等しく設定され、軸部72の外側面78の下側部分は、開口部82の内側面に密着している。また、各開口部82の深さ(パッド61の上面62からソルダーレジスト81の表面83までの高さ)は、軸部72の高さA4(40μm以上150μm以下)よりも小さく設定され、本実施形態では20μm以上140μm以下に設定されている。よって、頭部73は、ソルダーレジスト81の表面83から離間した状態に配置され、底面76がソルダーレジスト81の表面83と略平行に配置されている。なお、頭部73の底面76とソルダーレジスト81の表面83との隙間S1の大きさは、20μm以上80μm以下に設定されている。
さらに、軸部72の外側面78の上側部分、及び、頭部73の表面(上側面75及び底面76)は、めっき層79によって覆われている。めっき層79は、ニッケル層、パラジウム層及び金層によって構成されている。ニッケル層は、軸部72の外側面78の上側部分、及び、頭部73の表面を無電解ニッケルめっきで被覆することによって形成されためっき層である。パラジウム層は、ニッケル層の表面を無電解パラジウムめっきで被覆することによって形成されためっき層である。金層は、パラジウム層の表面を無電解金めっきで被覆することによって形成されためっき層である。また、パッド61及び突起状導体71は、めっき層などの介在物を介することなく直接接続されている。なお、本実施形態のめっき層79は、ニッケル層、パラジウム層及び金層からなる構造を有しているが、層構造は適宜変更することが可能である。
図1,図2に示されるように、突起状導体71の表面上には、ICチップ51(部品)との接続に用いられるはんだバンプ84が形成されている。詳述すると、はんだバンプ84は、頭部73の上側面75及び底面76に密着している。また、はんだバンプ84は、軸部72の外側面78においてソルダーレジスト81の表面83から突出した領域に密着している。さらに、はんだバンプ84は、ソルダーレジスト81の表面83の一部にも密着している。そして、底面76とソルダーレジスト81の表面83との隙間S1には、はんだバンプ84の一部が充填されている。よって、突起状導体71は、はんだバンプ84に覆われて見えなくなる。また、はんだバンプ84の高さは、ソルダーレジスト81の表面83からの突起状導体71の高さ(50μm以上200μm以下)よりも高く、本実施形態では100μm以上200μm以下に設定されている。なお、本実施形態のはんだバンプ84は、鉛フリーはんだであるSn−Ag系はんだからなっている。
そして、各はんだバンプ84は、矩形平板状をなすICチップ51の面接続端子52に電気的に接続されている。この状態においては、頭部73の上側面75と面接続端子52の表面とが互いに離間しているため、突起状導体71及び面接続端子52は互いに接触しないようになっている。なお、各パッド61及び各はんだバンプ84からなる領域は、ICチップ51を搭載可能なICチップ搭載領域53である。ICチップ搭載領域53は、主面側ビルドアップ層31の表面に設定されている。また、樹脂絶縁層33,35内には、それぞれビア導体43,47が設けられている。これらのビア導体43,47は、導体層42及びパッド61を相互に電気的に接続している。
次に、配線基板10の製造方法について説明する。
まず、配線基板10を準備する基板準備工程を行う。具体的には、まず、ガラスエポキシからなる基材の両面に銅箔が貼付された銅張積層板を準備する。そして、ドリル機を用いて孔あけ加工を行い、銅張積層板の表裏面を貫通する貫通孔を所定位置にあらかじめ形成しておく。そして、貫通孔の内面に対して無電解銅めっき及び電解銅めっきを行うことにより、貫通孔内にスルーホール導体24を形成する。その後、スルーホール導体24の空洞部を絶縁樹脂材料(エポキシ樹脂)で穴埋めし、閉塞体25を形成する。
さらに、無電解銅めっき及び電解銅めっきを行うことにより、閉塞体25の露出部分を含む銅張積層板の表面に銅めっき層を形成した後、その銅めっき層及び銅箔を例えばサブトラクティブ法によってパターニングする。その結果、導体層41及びスルーホール導体24が形成されたコア基板21の中間製品を得る。なお、コア基板21の中間製品とは、コア基板21となるべき領域が平面方向に沿って縦横に複数配置された多数個取り用コア基板である。
次に、コア基板21のコア主面22上に主面側ビルドアップ層31を形成するとともに、コア基板21のコア裏面23上に裏面側ビルドアップ層32を形成する。具体的に言うと、まず、コア主面22上に熱硬化性エポキシ樹脂を被着(貼付)することにより、樹脂絶縁層33を形成する。また、コア裏面23上に熱硬化性エポキシ樹脂を被着(貼付)することにより、樹脂絶縁層34を形成する。なお、熱硬化性エポキシ樹脂を被着する代わりに、感光性エポキシ樹脂や絶縁樹脂や液晶ポリマー(LCP:Liquid Crystalline Polymer)を被着してもよい。
さらに、YAGレーザーまたは炭酸ガスレーザーを用いてレーザー孔あけ加工を行い、ビア導体47が形成されるべき位置にビア孔を形成する。具体的には、樹脂絶縁層33を貫通するビア孔を形成し、導体層41の表面を露出させる。また、樹脂絶縁層34を貫通するビア孔を形成し、導体層41の表面を露出させる。次に、従来公知の手法に従って電解銅めっきを行い、ビア孔の内部にビア導体47を形成するとともに、樹脂絶縁層33,34上に導体層42を形成する。
次に、樹脂絶縁層33,34上に熱硬化性エポキシ樹脂を被着して、樹脂絶縁層35,36を形成する。なお、熱硬化性エポキシ樹脂を被着する代わりに、感光性エポキシ樹脂や絶縁樹脂や液晶ポリマーを被着してもよい。この場合、レーザー加工機などにより、樹脂絶縁層36においてビア導体43が形成されるべき位置にビア孔が形成される。次に、従来公知の手法に従って電解銅めっきを行い、樹脂絶縁層36のビア孔内にビア導体43を形成するとともに、樹脂絶縁層36上にBGA用パッド48を形成する。
続くパッド形成工程では、基板主面12を有する最外層の樹脂絶縁層35上に対してめっきを行うことにより、基板主面12上に複数のパッド61を形成する(図3参照)。本実施形態では、セミアディティブ法を行うことにより、樹脂絶縁層35上にパッド61をパターン形成する。具体的に言うと、まず、レーザー加工を施すことによって樹脂絶縁層35の所定の位置にビア孔を形成し、次いで各ビア孔内のスミアを処理するデスミア処理を行う。次に、樹脂絶縁層35の表面に対して無電解銅めっきを行った後、樹脂絶縁層35上にドライフィルムをラミネートして、第1めっきレジスト(図示略)を形成する。さらに、第1めっきレジストに対してレーザー加工機を用いてレーザー加工を行う。その結果、樹脂絶縁層35においてビア孔と連通する位置に、内径がビア孔の外径よりも大きく設定された開口部が形成される。そして、電解銅めっきを行い、各ビア孔内にビア導体43を形成するとともに、開口部を介して露出した樹脂絶縁層35の上面(基板主面12)、及び、開口部を介して露出したビア導体43の上面に対して、銅(銅層)を主体とするパッド61を形成する。その後、第1めっきレジストを剥離するとともに、不要な無電解銅めっき層を除去する。なお、本実施形態における銅層の厚さは、5μm以上30μm以下に設定されている。本実施形態の銅層は、めっきによって形成されているが、スパッタ法、CVD等の他の方法により形成することも可能である。しかし、特に銅層において必要な高さ(5μm以上30μm以下)を得るためには、めっきによって形成されることが好ましい。
続く突起状導体形成工程では、各パッド61に対してめっきを行うことにより、各パッド61の上面62に複数の突起状導体71を形成する。具体的に言うと、まず、樹脂絶縁層35の表面にドライフィルムをラミネートして、第2めっきレジスト91を形成する(図4参照)。次に、第2めっきレジスト91に対してレーザー加工機を用いたレーザー加工を行う。その結果、パッド61の上面62の中央部を露出させる開口部92が形成される。そして、開口部92を介して露出した上面62の中央部に対して電解銅めっきを行う。この時点で、銅を主体とする突起状導体71が形成される(図5参照)。このとき、頭部73の底面76が第2めっきレジスト91の表面に接触した状態になる。その後、第2めっきレジスト91を剥離する。
なお、本実施形態の電解銅めっきでは、軸部72に加えて頭部73が確実に形成されるようなめっき条件が設定されている。具体的には、ピロりん酸銅めっき浴を用い、50℃〜60℃程度の温度、1.0A/dm〜3.0A/dm程度の電流密度、20分〜25分程度の析出時間等の条件で電解銅めっきを行う。
続くソルダーレジスト形成工程では、パッド61が形成された樹脂絶縁層35上に液状のエポキシ樹脂を塗布して硬化させることにより、基板主面12を覆うようにソルダーレジスト81を形成する(図6参照)。このとき、軸部72の外側面78にソルダーレジスト81の開口部82の内側面が接触するようになる。また、頭部73が、ソルダーレジスト81の表面83から離間した状態となる。
その後、ソフトエッチングを行う。その結果、軸部72においてソルダーレジスト81の表面83から突出した部分全体にくびれ部74が形成されるとともに、頭部73における軸部72(くびれ部74)との境界部分に凹部77が形成される(図6参照)。なお、突起状導体71の表面を粗化することにより、くびれ部74及び凹部77を形成するようにしてもよい。
さらに、無電解ニッケルめっきを行い、軸部72の外側面78の上側部分と頭部73の表面(上側面75及び底面76)とに対してニッケル層を形成する。次に、無電解パラジウムめっきを行い、ニッケル層上にパラジウム層を形成する。そして、無電解金めっきを行い、パラジウム層上に金層を形成する。この時点で、軸部72の外側面78の上側部分と頭部73の表面とが、めっき層79によって覆われるようになる(図6参照)。ここで、ニッケル層、パラジウム層及び金層の厚さは0.01μm以上15μm以下に設定されている。なお、本実施形態のニッケル層、パラジウム層及び金層は、めっきによって形成されているが、CVD等の他の方法により形成することも可能である。
続くはんだバンプ形成工程では、ソルダーレジスト81の開口部82を介して露出する複数の突起状導体71に対してはんだを印刷する。詳述すると、開口部82を介して露出する突起状導体71上に、はんだペーストを印刷する。次に、はんだ融点より10〜40℃高い温度に加熱してはんだペーストを加熱溶融(リフロー)することにより、半球状に盛り上がった形状のICチップ51搭載用のはんだバンプ84が突起状導体71を覆うように形成される。なお、この時点で、配線基板10の中間製品が完成する。
その後、従来周知の切断装置などを用いて配線基板10の中間製品を分割する。その結果、製品部同士が分割され、個々の製品である配線基板10が多数個同時に得られる(図1参照)。
さらに、ICチップ搭載工程を実施する。具体的に言うと、まず、配線基板10の基板主面12側にICチップ51を載置する。このとき、ICチップ51の底面側に配置された面接続端子52を、配線基板10側に配置されたはんだバンプ84上に載置するようにする。そして、230℃〜260℃程度の温度に加熱して各はんだバンプ84を加熱溶融(リフロー)することにより、パッド61が面接続端子52に対してフリップチップ接続され、配線基板10にICチップ51が搭載される(図1参照)。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の配線基板10では、突起状導体71が、軸部72に加えて、軸部72の外径A3よりも大きく設定された頭部73を備えている。よって、いわゆるC4パッドのファイン化に対応してパッド61が小さく形成されることに伴って、軸部72が小さく形成される場合であっても、頭部73は大きく形成されるため、突起状導体71とはんだバンプ84との接触面積を確保することができる。さらに、頭部73がソルダーレジスト81の表面83から離間した状態に配置されるため、頭部73とソルダーレジスト81の表面83との間にはんだを入り込ませることにより、はんだバンプ84の一部を頭部73の底面76や軸部72の外側面78などにも接触させることができる。その結果、突起状導体71とはんだバンプ84との接触面積がよりいっそう大きくなり、突起状導体71とはんだバンプ84との密着性が向上するため、個々のパッド61とICチップ51との接続不良を防止することができる。また、ICチップ51接続後のはんだの冷却時に、突起状導体71に対して熱応力が作用したとしても、軸部72のしなりによって応力が緩和されるため、パッド61とICチップ51との接続部分の破損を防止することができる。以上のことから、突起状導体71がICチップ51との接続に適した構造となるため、配線基板10の信頼性を向上させることが可能となる。
(2)本実施形態では、軸部72における外側面73との接続部分にくびれ部74が設けられ、さらに頭部73における軸部72との境界部分に凹部77が設けられている。その結果、突起状導体71とはんだバンプ84との接触面積がよりいっそう大きくなり、突起状導体71とはんだバンプ84との密着性がよりいっそう向上するため、個々のパッド61とICチップ51との接続不良をより確実に防止することができる。
(3)本実施形態では、パッド61の上面62の一部に突起状導体71が固定され、突起状導体71は、略円柱状の軸部72と、軸部72よりも外径が大きい略半球状の頭部73とからなっている。ゆえに、突起状導体71の表面を覆うはんだバンプ84を形成すれば、はんだバンプ84内に突起状導体71が嵌り込んだ状態となるため、突起状導体71のとはんだバンプ84との密着強度を高くすることができ、ひいては、個々のパッド61とICチップ51との接続不良を防止することができる。即ち、ICチップ51との接続に適したパッド61及び突起状導体71を備えることにより、配線基板10の信頼性をよりいっそう向上させることができる。
なお、本実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態の配線基板10では、ソルダーレジスト81の開口部82の内径が、突起状導体71の軸部72の外径A3と等しく設定され、軸部72の外側面78が開口部82の内側面に密着していた。しかし、図7に示される配線基板110のように、ソルダーレジスト111の開口部112の内径を、突起状導体113の軸部114の外径よりも大きく設定し、軸部114の外側面115を開口部112の内側面から離間させるようにしてもよい。この場合、開口部112内には、パッド116、突起状導体113及び基板主面117が露出するようになる。
・上記実施形態では、突起状導体71の表面にくびれ部74及び凹部77を形成した後に、軸部72の外側面78の上側部分、及び、頭部73の表面(上側面75及び底面76)にめっき層79を形成していた。しかし、めっき層を形成した後で、くびれ部及び凹部を形成するようにしてもよい。この場合、ソフトエッチングなどを行うことによってくびれ部121及び凹部122が形成されるため、上側面123全体や、底面124の外周部のみにめっき層125が残るようになる(図8参照)。
・上記実施形態では、突起状導体形成工程後にソルダーレジスト形成工程を行っていたが、ソルダーレジスト形成工程後に突起状導体形成工程を行ってもよい。
・上記実施形態の突起状導体71は、銅めっきによって形成された導体(銅ポスト)であったが、銅ペーストを印刷することによって形成された導体であってもよい。
・上記実施形態では、1つのパッド61について、1つの突起状導体71を形成していたが、これに限定されるものではなく、2つ以上の突起状導体を形成してもよい。
・上記実施形態の突起状導体71は、配線基板10とICチップ51との接合に用いられるものに適用されていたが、例えば、配線基板10とマザーボードとの接合に用いられるものに適用してもよい。
・上記実施形態では、配線基板10のパッケージ形態はBGA(ボールグリッドアレイ)であったが、BGAのみに限定されず、例えばPGA(ピングリッドアレイ)やLGA(ランドグリッドアレイ)等であってもよい。
次に、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)上記手段1において、前記開口部の内径が前記軸部の外径と等しく設定され、前記軸部の外側面が前記開口部の内側面に密着していることを特徴とする配線基板。
(2)上記手段1において、前記頭部における前記軸部との境界部分に凹部が設けられていることを特徴とする配線基板。
10,110…配線基板
12,117…基板主面
51…部品としてのICチップ
61,116…パッド
62…パッドの表面としての上面
71,113…突起状導体
72,114…軸部
73…頭部
74,121…くびれ部
75,123…頭部の上側面
76,124…頭部の底面
81,111…ソルダーレジスト
82,112…開口部
83…ソルダーレジストの表面
84…はんだバンプ
A1…パッドの外径
A3…軸部の外径
A6…頭部の外径
S1…底面とソルダーレジストの表面との隙間

Claims (4)

  1. 基板主面上に配置された複数のパッドと、
    前記基板主面を覆うとともに、前記複数のパッドを露出させる複数の開口部が形成されたソルダーレジストと
    を備える配線基板であって、
    前記パッドの表面の一部に突起状導体が固定され、
    前記突起状導体は、
    前記パッドの表面に接続されるとともに、外径が前記パッドの外径よりも小さく設定された軸部と、
    前記軸部に接続されるとともに、外径が前記軸部の外径よりも大きく設定された頭部と
    を備え、
    前記頭部は、前記ソルダーレジストの表面から離間した状態に配置されている
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 前記軸部における前記頭部との接続部分に、前記軸部及び前記頭部よりも外径が小さいくびれ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記頭部は、断面湾曲状をなす上側面と、前記ソルダーレジストの表面と略平行に配置される底面とを有し、
    前記上側面及び前記底面に、部品との接続に用いられるはんだバンプが密着している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の配線基板。
  4. 前記底面と前記ソルダーレジストの表面との隙間に、前記はんだバンプの一部が充填されていることを特徴とする請求項3に記載の配線基板。
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