JP2014191565A - カード組み込みユニット - Google Patents

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JP2014191565A JP2013066136A JP2013066136A JP2014191565A JP 2014191565 A JP2014191565 A JP 2014191565A JP 2013066136 A JP2013066136 A JP 2013066136A JP 2013066136 A JP2013066136 A JP 2013066136A JP 2014191565 A JP2014191565 A JP 2014191565A
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Abstract

【課題】カードがシートから分離される前の状態において、カードに表示された第1のコードを視認不可能としながらもシートに表示された第2のコードを視認可能な状態とすることができるとともに、第1のコードと第2のコードとのマッチングミスを回避することができ、かつ、カードをシートから不正に分離しにくくする。
【解決手段】上紙11及び下紙12からなるカード台紙が表面片21と裏面片22とに挟み込まれて貼着され、カード台紙は、カード2が、分離可能に区画形成されるとともに裏面片22と剥離可能に貼着され、カード2の裏面片22との貼着面にPINコード4aが表示され、裏面片22との貼着面にPOSコード4bが表示され、裏面片22のPOSコード4bと対向する領域に孔部3bが設けられ、表面片21に開封用のミシン目24が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータネットワーク上の電子店舗にて提供されるサービスの利用代金を、電子取引用プリペイドカードを用いて決済するシステムに用いられる、カード組み込みユニットに関する。
近年、コンピュータネットワーク上の電子店舗における買物を、プリペイドカードを用いて利用可能とするシステムが実用化されており、例えば、特許文献1に開示されている。このようなシステムにおいては、プリペイドカードにID及びこれに対応づけられたPOSコードが表示されており、プリペイドカードが購入される際、プリペイドカードに表示されたPOSコードがPOSレジにて読み取られることによってプリペイドカードが使用可能な状態となる。その後、プリペイドカードを購入した利用者は、プリペイドカードに表示されたIDを用いて、電子店舗にて買物を行うことになる。
ここで、上述したようなプリペイドカードを用いたシステムにおいては、IDの不正使用が懸念される。そこで、不正使用を防止するために、プリペイドカードに表示されたPINコード上にスクラッチ層を設ける技術が考えられており、例えば、特許文献2に開示されている。この技術を用いれば、プリペイドカードが購入される前の状態においては、PINコードが隠蔽されていることにより、PINコードを用いた不正使用されることが回避される。
ところで、上述したプリペイドカードは、実店舗にて販売される際、台紙に分離可能に一体化して保持されることが好ましい。ここで、台紙上にカードを剥離可能に貼着し、この台紙にカード番号を表示する技術が、例えば、特許文献3に開示されている。この技術を用いれば、カードに対応する情報が表示された台紙にカードを分離可能に保持することができる。
特開平11−203560号公報 特表2010−531021号公報 特開平11−110494号公報
しかしながら、特許文献3に開示されたもののように、カードに対応する情報が表示された台紙に、カードが剥離可能に貼着された状態では、カードに表示されたPINコード等の識別コードが隠蔽されておらず、識別コードを隠蔽するためには、特許文献2に開示されたもののように識別コード上にスクラッチ層を設けるか、あるいは、カードの台紙との貼着面に識別コードを表示する必要があるが、カードに表示される識別コードと、台紙に表示されるこれに対応するコードとを別々に印刷した場合、これらのコードのマッチングミスが生じる虞れがある。また、カードの台紙との貼着面に識別コードを表示した場合、カードが台紙から不正に剥離されて識別コードが不正利用されてしまう虞れもある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、カードがシートから分離される前の状態において、カードに表示された第1のコードを視認不可能としながらもシートに表示された第2のコードを視認可能な状態とすることができるとともに、第1のコードと第2のコードとのマッチングミスを回避することができ、かつ、カードをシートから不正に分離しにくくすることができるカード組み込みユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
第1のシートと第2のシートとが貼着され、互いに対応づけられた第1及び第2のコードが表示され、前記第1のシートにカードが含まれるカード組み込みユニットであって、
前記第1のシートの前記第2のシートとの貼着面とは反対側の面に前記カードを覆って貼着された第3のシートを有し、
前記第1のシートは、前記カードが、分離可能に区画形成されるとともに前記第2のシートと剥離可能に貼着され、前記カードの前記第2のシートとの貼着面に前記第1のコードが表示され、前記第2のシートとの貼着面に前記第2のコードが表示され、
前記第2のシートは、前記第2のコードと対向する領域に孔部を有し、
前記第3のシート、前記第1及び第2のシート、または前記第1及び第3のシートに、前記カードを表出させるための開封構造が備えられているカード組み込みユニット。
上記のように構成された本発明においては、第1のシートからカードが分離されていない状態においては、カードが第2のシートに貼着されているため、カードの第2のシートとの貼着面に表示された第1のコードが視認不可能な状態となっている。また、第2のコードは、第1のシートの第2のシートとの貼着面に表示されているが、第2のシートの第2のコードに対向する領域に孔部が設けられているため、この孔部を介して視認可能な状態となっている。また、第1のシートの第2のシートとの貼着面とは反対側の面に貼着された第3のシートによってカードが覆われていることにより、カードが第1のシートから分離しにくくなっている。その後、第3のシート、第1及び第2のシート、または第1及び第3のシートに備えられた開封構造によってこのカード組み込みユニットが開封されると、カードが表出し、表出したカードが第1のシートから分離されると、カードの第2のシートとの貼着面に表示された第1のコードが視認可能な状態となる。ここで、第1のコードと第2のコードとは、共に第1のシートの第2のシートとの貼着面に表示されているため、これらが同時に印字されることとなり、マッチングミスが回避される。
このような構成としては、例えば、
前記第3のシートは、前記第2のシートと折り部を介して連接し、前記第2のシートと前記第3のシートとが、前記折り部にて折り畳まれることによって前記第1のシートを挟み込み、
前記第3のシートは、前記折り部とは反対側の辺に沿う領域にて前記第1のシートと貼着され、
前記開封構造は、前記第3のシートの前記第1のシートと貼着されていない領域に形成された切り離し線であるものが考えられる。
また、前記第3のシートは、前記第2のシートと折り部を介して連接し、前記第2のシートと前記第3のシートとが、前記折り部にて折り畳まれることによって前記第1のシートを挟み込み、
前記第3のシートは、前記折り部とは反対側の辺に沿う領域にて前記第1のシートと貼着され、
前記開封構造は、前記第1のシートの前記第3のシートと貼着されていない領域及び前記第2のシートの当該領域に対向する領域に形成された切り離し線であるものも考えられる。
また、前記第3のシートは、1辺に沿う領域にて前記第1のシートまたは前記第2のシートと貼着されるとともに、前記1辺に対向する領域にて前記第1のシートと貼着され、
前記開封構造は、前記第3のシートの前記第1のシートと貼着されていない領域に形成された切り離し線であるものも考えられる。
また、前記第3のシートは、1辺に沿う領域にて前記第1のシートまたは前記第2のシートと貼着されるとともに、前記1辺に対向する領域にて前記第1のシートと貼着され、
前記開封構造は、前記第1のシートの前記第3のシートと貼着されていない領域及び前記第2のシートの当該領域に対向する領域に形成された切り離し線であるものも考えられる。
さらには、前記開封構造は、前記第1のシートと前記第3のシートとが剥離可能に貼着されることによって構成されるものも考えられる。
本発明によれば、カードに表示される第1のコードと、カードを分離可能に保持する第1のシートに表示される第2のコードとが、共に第1のシートの第2のシートとの貼着面に表示されており、第1のシートからカードが分離されていない状態において第2のシートに設けられた孔部を介して第2のコードが視認可能となるため、カードがシートから分離される前の状態において、カードに表示された第1のコードを視認不可能としながらもシートに表示された第2のコードを視認可能な状態とすることができるとともに、第1のコードと第2のコードとのマッチングミスを回避することができる。また、第3のシート、第1及び第2のシート、または第1及び第3のシートに備えられた開封構造によってこのカード組み込みユニットが開封されなければカードが表出しないため、カードをシートから不正に分離しにくくすることができる。
本発明のカード組み込みユニットの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。 図1に示したカード組み込みユニットの分解図であり、(a)は上紙の表面図、(b)は上紙の裏面図、(c)は下紙の表面図、(d)は下紙の裏面図、(e)は支持台紙を見開いた内側の面を示す図、(f)は支持台紙を見開いた外側の面を示す図である。 図1及び図2に示したカード組み込みユニットの製造方法を説明するための図である。 図1及び図2に示したカード組み込みユニットが使用される環境を示す図である。 図4に示した環境における図1及び図2に示したカード組み込みユニットの使用方法を説明するためのフローチャートである。 図1及び図2に示したカード組み込みユニットの使用状態を示す図である。 本発明のカード組み込みユニットの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。 図7に示したカード組み込みユニットの分解図であり、(a)は上紙の表面図、(b)は上紙の裏面図、(c)は下紙の表面図、(d)は下紙の裏面図、(e)は支持台紙を見開いた内側の面を示す図、(f)は支持台紙を見開いた外側の面を示す図である。 図7及び図8に示したカード組み込みユニットの使用状態を示す図である。 本発明のカード組み込みユニットの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。 図10に示したカード組み込みユニットの分解図であり、(a)は上紙の表面図、(b)は上紙の裏面図、(c)は下紙の表面図、(d)は下紙の裏面図、(e)は表面片の表面図、(f)は表面片の裏面図、(g)は裏面片の表面図、(h)は裏面片の裏面図である。 図10及び図11に示したカード組み込みユニットの使用状態を示す図である。 本発明のカード組み込みユニットの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。 図13に示したカード組み込みユニットの分解図であり、(a)は上紙の表面図、(b)は上紙の裏面図、(c)は下紙の表面図、(d)は下紙の裏面図、(e)は支持台紙を見開いた内側の面を示す図、(f)は支持台紙を見開いた外側の面を示す図である。 図13及び図14に示したカード組み込みユニットの使用状態を示す図である。 本発明のカード組み込みユニットの第5の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。 図16に示したカード組み込みユニットの分解図であり、(a)は上紙の表面図、(b)は上紙の裏面図、(c)は下紙の表面図、(d)は下紙の裏面図、(e)は支持台紙を見開いた内側の面を示す図、(f)は支持台紙を見開いた外側の面を示す図である。 図16及び図17に示したカード組み込みユニットの使用状態を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のカード組み込みユニットの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。
本形態のカード組み込みユニット1は図1に示すように、その外形が同一となる上紙11と下紙12とが重ね合わされて互いに貼着されてなる第1のシートとなるカード台紙10が、折り畳まれた支持台紙20に挟み込まれて構成されている。支持台紙20は、第3のシートとなる表面片21と、第2のシートとなる裏面片22とが折り部23を介して折り畳み可能に連接しており、折り部23にて折り畳まれた状態で表面片21と裏面片22とによって、表面片21側が上紙11となるようにカード台紙10を挟み込んでいる。
表面片21及び裏面片22は、連接方向の長さがカード台紙10よりも長く、折り部23とは反対側の端辺がカード台紙10の端辺と揃うように、カード台紙10を挟み込んでいる。また、表面片21及び裏面片22には、カード台紙10に対向しない領域に、表裏貫通した孔部3aが形成されている。
表面片21には、折り部23とは反対側の端辺に沿ってミシン目24が形成されており、表面片21は、このミシン目24よりも折り部23とは反対側にて粘着剤50によって上紙11と貼着されている。このミシン目24が、カード組み込みユニット1を開封するための開封構造となり、これにより、表面片21には、カード組み込みユニット1を開封するための開封構造が備えられていることになる。上紙11と下紙12とは粘着剤50によって貼着され、下紙12と裏面片22とは、擬似接着剤40及び剥離ニス30によって剥離可能に貼着されている。
カード台紙10には、スリット5が形成され、このスリット5によってカード2が分離可能に区画形成されている。裏面片22には、表裏貫通した孔部3bが設けられており、下紙12に表示されたPOSコード4bが孔部3bから表出して視認可能となっている。また、表面片21には、通知情報25aが表示されている。
以下に、上述した上紙11、下紙12及び支持台紙20の詳細な構成、並びに貼着構造について説明する。
図2は、図1に示したカード組み込みユニット1の分解図であり、(a)は上紙11の表面図、(b)は上紙11の裏面図、(c)は下紙12の表面図、(d)は下紙12の裏面図、(e)は支持台紙20を見開いた内側の面を示す図、(f)は支持台紙20を見開いた外側の面を示す図である。
図2(a)〜(d)に示すように、上紙11及び下紙12からなるカード台紙10にはスリット5が形成されており、それにより、カード2が分離可能に区画形成されている。
上紙11の裏面、すなわち下紙12との貼着面には、図2(b)に示すように、その全面に粘着剤50が塗布されており、また、下紙11の表面、すなわち上紙11との貼着面には、図2(c)に示すように、その全面に粘着剤50が塗布されており、上紙11と下紙12とがこの粘着剤50によって貼着されている。
下紙12の裏面、すなわち支持台紙20との貼着面には、図2(d)に示すように、第1のコードとなるPINコード4aと、第2のコードとなるPOSコード4bとが表示されている。これらPINコード4aとPOSコード4bとは、後述するが互いに対応づけられたものとなっている。PINコード4aはカード5の裏面片22との貼着面に表示されており、POSコード4bは、カード5以外の領域の裏面片22との貼着面にバーコードによって表示されている。また、下紙12の裏面片22との貼着面には、カード5及びカード5以外の領域のそれぞれに、スリット5に沿って一定の幅を有して剥離ニス30が塗布されている。なお、下紙12の裏面に剥離ニス30を塗布した後にPINコード4aを印字できるように、剥離ニス30に囲まれた領域は少なくともPINコード4aを印字する領域よりも広いことが好ましい。
支持台紙20は、図2(e),(f)に示すように表面片21と裏面片22とが折り部23を介して折り畳み可能に連接しており、カード台紙10を挟み込んで折り畳まれた状態にてカード台紙10に対向しない領域に、表裏貫通した孔部3aが形成されている。
表面片21には、折り部23とは反対側の端辺に沿ってミシン目24が形成されているとともに、ミシン目24よりも折り部23とは反対側の領域に粘着剤50が塗布されており、表面片21の上紙11との貼着面のうち、ミシン目24よりも折り部23側の領域に通知情報25aが表示されている。
裏面片22には、表裏貫通した孔部3bが設けられている。この孔部3bは、支持台紙20によってカード台紙10を挟み込んで裏面片22が下紙12と貼着された場合にPOSコード4bと対向する領域に設けられている。裏面片22の下紙12との貼着面には、裏面片22が下紙12と貼着された場合にカード5と対向する領域に通知情報25bが表示されているとともに、下紙12の剥離ニス30に囲まれた領域に対向する領域を除く全面に擬似接着剤40が塗布されている。
以下に、上記のように構成されたカード組み込みユニット1の製造方法について説明する。
図3は、図1及び図2に示したカード組み込みユニット1の製造方法を説明するための図である。
図3は、図1及び図2に示したカード組み込みユニット1の製造方法を説明するための図であり、(a)は製造工程全体を示す図、(b)は(a)に示した折り畳み部82における折り畳み工程を示す図である。
図1及び図2に示したカード組み込みユニット1は、図3に示すように、上紙11と下紙12と支持台紙20とがそれぞれ連続状となって供給され、互いに貼着された後に単片状に断裁されることによって製造される。
上紙11、下紙12及び支持台紙20のそれぞれは、図3(a)に示すように、連続状となってローラ60a〜60cから引き出され、PINコード4aやPOSコード4b、通知情報25a,25b等が印字され、また、上紙11においては下紙12との貼着面に粘着剤50が塗布され、下紙12においては、上紙11との貼着面に粘着剤50が塗布されるとともに、支持台紙20との貼着面に剥離ニス30が塗布され、支持台紙20においては、表面片21の上紙11との貼着面に粘着剤50が塗布されるとともに、裏面片22の下紙12との貼着面に擬似接着剤40が塗布され、また、孔部3aが形成され、これら上紙11、下紙12及び支持台紙20が互いに重ね合わされてカット部81aに搬送されていく。この状態においては、支持台紙20はまだ折り畳まれていない。
この際、PINコード4aとPOSコード4bとは、互いに対応づけられたものであるが、共に下紙12の裏面片22との貼着面に同時に印字されるため、これらのマッチングミスを回避することができる。
ここで、カード2に情報を印字する場合にはカード台紙10がプリンタ内を湾曲しながら搬送されることになるため、カード台紙10が厚い場合、カード台紙10を搬送しにくくなってしまい正確な印字が行われなくなる虞れがある。ところが、カード2としては、ある程度の厚さが必要である。そこで、カード台紙10を上紙11と下紙12とに分けておき、これら上紙11と下紙12のそれぞれに情報が印字された後、上紙11と下紙12とを貼着してカード台紙10を構成することにより、正確な印字を行いながらもカード2としてある程度の厚さを確保することができる。
上紙11、下紙12及び支持台紙20が重ね合わされた状態でカット部81aに搬送されると、カット部81aにおいて、上紙11及び下紙12にスリット5が形成される。
カット部81aにて上紙11及び下紙12にスリット5が形成された後、上紙11、下紙12及び支持台紙20はカット部81bに搬送され、カット部81bにおいて表面片21のみが単片状に断裁される。
カット部81bにて表面片21が単片状に断裁された後、上紙11、下紙12及び支持台紙20は折り畳み部82に搬送される。
折り畳み部82においては、図3(b)に示すように、単片状に断裁された表面片21が折り部22を介して上紙11に対向するように1つずつ折り畳まれる。このように、表面片21を単片状に断裁した後、単片状となった表面片21を1つずつ折り畳むことにより、支持台紙20を折り畳んだ際に表面片21に皺が生じてしまうことを回避できるようになる。またこの際、表面片21と裏面片22のそれぞれに形成された孔部3aの位置合わせを行う必要があるが、表面片21及び裏面片22の連接方向の長さがカード台紙10よりも長くなっており、孔部3aがカード台紙10には形成されていないため、表面片21と裏面片22のみの位置合わせをするだけで孔部3aの位置合わせを容易に行うことができる。
表面片21が1つずつ折り畳まれた後、上紙11、下紙12及び支持台紙20は押え部83に搬送され、押え部83において、一対のローラ間に挟まれることによって表裏から押圧され、互いに貼着される。
その後、カット部81cにおいて、互いに貼着された連続状の上紙11、下紙12及び支持台紙20が単片状に断裁される。
単片状に断裁されたカード組み込みユニット1は、カード台紙10が、折り畳まれた支持台紙20によって挟み込まれており、カード台紙10からカード2が分離されていない状態においてPOSコード4bを視認可能とする構成が、支持台紙20の裏面片22に設けられた孔部3bであるため、例えば、搬送等の際に、PINコード4aを視認不可能としておくための隠蔽ラベル等が手等に引っかかって捲れ上がってしまうことがない。
以下に、上述したカード組み込みユニット1の使用方法について説明する。
図4は、図1及び図2に示したカード組み込みユニット1が使用される環境を示す図であり、図5は、図4に示した環境における図1及び図2に示したカード組み込みユニット1の使用方法を説明するためのフローチャートである。
図1及び図2に示したカード組み込みユニット1は、図4に示すように、カード2を用いてサービスを提供するサービス提供サーバ72と、通信回線74を介してサービス提供サーバ72と接続可能なPOS端末71及び携帯端末73とを有してなる環境で使用される。
まず、利用者がカード組み込みユニット1を購入する際、その店舗に設置されたPOS端末71においてPOSコード4bが読み取られる(ステップ1)。POSコード4bは、上述したように、カード2がカード台紙10から分離される前の状態において、支持台紙20の裏面片22に設けられた孔部3bを介して表出して視認可能となっているため、POS端末71にて読み取ることができる。また、カード2がカード台紙10から分離される前の状態の状態においては、PINコード4aは支持台紙20によって視認不可能となっている。
また、カード組み込みユニット1は、表裏貫通した孔部3aを用いて吊り下げられる等して店舗に陳列されているが、その状態においては、カード2は、支持台紙20の表面片21によって覆われており、表面片21に形成されたミシン目24を破断することによってカード組み込みユニット1が開封されなければ表出しないため、カード2がカード台紙10から不正に分離しにくくなっている。
カード組み込みユニット1から読み取られたPOSコード4bは、POS端末71から送信され(ステップ2)、通信回線74を介してサービス提供サーバ72にて受信される(ステップ3)。
サービス提供サーバ72においては、販売されているカード組み込みユニット1のカード台紙10に表示されたPOSコード4bとPINコード4aとがカード組み込みユニット1毎に対応づけて管理されており、POSコード4bが受信されると、受信したPOSコード4bについて、サービスを利用可能であることを示す利用可能フラグが“1”に設定され、ON状態となる(ステップ4)。
その後、カード組み込みユニット1を購入した利用者によって、携帯端末73がサービス提供サーバ72にアクセスした状態において、カード組み込みユニット1のカード2に表示されたPINコード4aが携帯端末73に入力されて送信されると(ステップ5)、このPINコード4aが通信回線74を介してサービス提供サーバ72にて受信される(ステップ6)。
図6は、図1及び図2に示したカード組み込みユニット1の使用状態を示す図である。
図1及び図2に示したカード組み込みユニット1においては、カード2を覆っている表面片21にミシン目24が形成されているため、カード組み込みユニット1を購入した利用者は、図6(a)に示すように、ミシン目24を破断することにより、カード組み込みユニット1を開封し、カード2を表出させることができる。
また、図1及び図2に示したカード組み込みユニット1においては、カード2がスリット5によってカード台紙10から分離可能に区画形成されているとともに、剥離ニス30及び擬似接着剤40によって支持台紙20から剥離可能となっているため、カード組み込みユニット1を購入した利用者は、カード組み込みユニット1を開封してカード2が表出した後、図6(b)に示すように、カード2をカード台紙10から分離することができる。また、カード組み込みユニット1が開封されると、表面片21のカード台紙10との貼着面に表示された通知情報25aが視認可能な状態となる。
すると、図6(c)に示すように、カード2の裏面片22との貼着面に表示されたPINコード4aが視認可能な状態となり、利用者はこのPINコード4aを携帯端末73に入力することになる。
また、カード2がカード台紙10から分離されると、図6(d)に示すように、裏面片22のカード台紙10との貼着面に表示された通知情報25bが視認可能な状態となる。
サービス提供サーバ72においては、携帯端末73から送信されてきたPINコード4aが受信されると、まず、PINコード4aに対応づけられたPOSコードが検索される(ステップ7)。サービス提供サーバ72においては、上述したように、販売されているカード組み込みユニット1毎に、カード台紙10に表示されたPOSコード4bとPINコード4aとが対応づけて管理されているため、受信したPINコード4aに対応づけられたPOSコードを検索することができる。
そして、検索されたPOSコードについての利用可能フラグが“1”に設定されてON状態となっているかが確認される(ステップ8)。カード組み込みユニット1が購入されると、上述したようにそのカード組み込みユニット1のカード台紙10に表示されたPOSコード4bがPOS端末71にて読み取られ、サービス提供サーバ72にてそのPOSコード4bについての利用可能フラグが“1”に設定されてON状態となるため、検索されたPOSコードについての利用可能フラグが“1”に設定されてON状態となっている場合は、カード組み込みユニット1が正規に購入されたものであることとなり、サービス提供サーバ72から携帯端末73にサービスが提供され(ステップ9)、利用者は携帯端末73においてサービスを利用することになる(ステップ10)。
また、検索されたPOSコードについての利用可能フラグが“1”に設定されておらずにON状態となっていない場合は、カード組み込みユニット1が正規に購入されたものではないため、サービスを利用不可能である旨のメッセージがサービス提供サーバ72から送信される(ステップ11)。
サービス提供サーバ72から送信された、サービスを利用不可能である旨のメッセージは通信回線74を介して携帯端末73にて受信され、表示出力される(ステップ12)。
なお、上述した一連の手順はカード組込みユニット1を利用する環境の一例であり、カード組込みユニット1を利用する環境はこれに限定されるものではない。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明のカード組み込みユニットの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。図8は、図7に示したカード組み込みユニット101の分解図であり、(a)は上紙111の表面図、(b)は上紙111の裏面図、(c)は下紙112の表面図、(d)は下紙112の裏面図、(e)は支持台紙120を見開いた内側の面を示す図、(f)は支持台紙120を見開いた外側の面を示す図である。
本形態のカード組み込みユニット101は図7及び図8に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、表面片121の折り部123以外の3辺に沿ってミシン目124が形成されているとともに、表面片121の上紙111との貼着面のうちミシン目124の外側となる領域に粘着剤150が塗布されており、表面片121と上紙111とが、ミシン目124の外側となる領域にて粘着剤150によって貼着されている点と、カード102の4辺のうち対向する一対の辺のみがスリット105となり他の一対の辺がマイクロミシン106となっている点が異なるものである。
上記のように構成されたカード組み込みユニット101においても、第1の実施の形態にて示したものと同様の環境下で同様にして使用されることになる。
図9は、図7及び図8に示したカード組み込みユニット101の使用状態を示す図である。
図7及び図8に示したカード組み込みユニット101においても、カード102を覆っている表面片121にミシン目124が形成されているため、カード組み込みユニット101を購入した利用者は、図9(a)に示すように、ミシン目124を破断することにより、カード組み込みユニット101を開封し、カード102を表出させることができる。
また、図7及び図8に示したカード組み込みユニット101においても、カード102がスリット105及びマイクロミシン106によってカード台紙110から分離可能に区画形成されているとともに、剥離ニス130及び擬似接着剤140によって支持台紙120から剥離可能となっているため、カード組み込みユニット101を購入した利用者は、カード組み込みユニット101を開封してカード102が表出した後、図9(b)に示すように、スリット105の辺からマイクロミシン106を破断していくことによりカード102をカード台紙110から分離することができる。また、カード組み込みユニット101が開封されると、表面片121のカード台紙110との貼着面に表示された通知情報125aが視認可能な状態となる。なお、本形態のように、カード102の4辺のうち対向する一対の辺のみをスリット105とし、他の一対の辺をマイクロミシン106とすることにより、カード102の4辺の全てがスリット105となっているものに比べて、カード102がカード台紙110から不用意に脱落しにくくすることができる。
すると、図9(c)に示すように、カード102の裏面片122との貼着面に表示されたPINコード104aが視認可能な状態となるとともに、図9(d)に示すように、裏面片122のカード台紙110との貼着面に表示された通知情報125bが視認可能な状態となる。
利用者は、視認可能となったPINコード104aを携帯端末73に入力してサービス提供サーバ72に送信することにより、サービス提供サーバ72から提供されるサービスを利用することになる。
(第3の実施の形態)
図10は、本発明のカード組み込みユニットの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。図11は、図10に示したカード組み込みユニット201の分解図であり、(a)は上紙211の表面図、(b)は上紙211の裏面図、(c)は下紙212の表面図、(d)は下紙212の裏面図、(e)は表面片221の表面図、(f)は表面片221の裏面図、(g)は裏面片222の表面図、(h)は裏面片222の裏面図である。
本形態のカード組み込みユニット201は図10及び図11に示すように、第2の実施の形態に示したものに対して、表面片221と裏面片222とが連接しておらず、また、表面片221にはミシン目124が形成されておらず、表面片221と上紙211とが、第2の実施の形態にて示したものと同一の領域にて粘着剤150ではなく、擬似接着剤240及び剥離ニス230によって剥離可能に貼着されている点のみが異なるものである。そのため、表面片221の第2の実施の形態にて示したものと同一の領域には剥離ニス230が塗布されており、また、上紙211のそれと対向する領域には擬似接着剤240が塗布されている。また、表面片221には、裏面片222に対向する領域にも剥離ニス230が塗布されており、裏面片222には、表面片221に対向する領域にも擬似接着剤240が塗布されている。このように、表面片221と上紙211とが、擬似接着剤240及び剥離ニス230によって剥離可能に貼着されていることにより、本形態においては、擬似接着剤240及び剥離ニス230が、カード組み込みユニット201を開封するための開封構造となり、これにより、表面片221及び上紙211に、カード組み込みユニット201を開封するための開封構造が備えられていることになる。
上記のように構成されたカード組み込みユニット201においても、第1の実施の形態にて示したものと同様の環境下で同様にして使用されることになる。
図12は、図10及び図11に示したカード組み込みユニット201の使用状態を示す図である。
図10及び図11に示したカード組み込みユニット201においては、カード202を覆っている表面片221が、擬似接着剤240及び剥離ニス230によって上紙211に剥離可能に貼着されているため、カード組み込みユニット201を購入した利用者は、図12(a)に示すように、表面片221を上紙211から剥離することにより、カード組み込みユニット201を開封し、カード202を表出させることができる。
また、図10及び図11に示したカード組み込みユニット201においても、カード202がスリット205によってカード台紙210から分離可能に区画形成されているとともに、剥離ニス230及び擬似接着剤240によって支持台紙220から剥離可能となっているため、カード組み込みユニット201を購入した利用者は、カード組み込みユニット201を開封してカード202が表出した後、図12(b)に示すように、カード202をカード台紙210から分離することができる。
すると、図12(c)に示すように、カード202の裏面片222との貼着面に表示されたPINコード204aが視認可能な状態となるとともに、図12(d)に示すように、裏面片222のカード台紙210との貼着面に表示された通知情報225bが視認可能な状態となる。
利用者は、視認可能となったPINコード204aを携帯端末73に入力してサービス提供サーバ72に送信することにより、サービス提供サーバ72から提供されるサービスを利用することになる。
(第4の実施の形態)
図13は、本発明のカード組み込みユニットの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。図14は、図13に示したカード組み込みユニット301の分解図であり、(a)は上紙311の表面図、(b)は上紙311の裏面図、(c)は下紙312の表面図、(d)は下紙312の裏面図、(e)は支持台紙320を見開いた内側の面を示す図、(f)は支持台紙320を見開いた外側の面を示す図である。
本形態のカード組み込みユニット301は図13及び図14に示すように、第2の実施の形態に示したものに対して、表面片321にミシン目124が形成されておらず、その代わりに裏面片322の折り部323以外の3辺に沿ってミシン目324が形成されているとともに、カード台紙310を構成する上紙311と下紙312においてもこれに対向する領域にミシン目324が形成されている点のみが異なるものである。本形態においては、このミシン目324が、カード組み込みユニット301を開封するための開封構造となり、これにより、裏面片322及びカード台紙310に、カード組み込みユニット301を開封するための開封構造が備えられていることになる。
上記のように構成されたカード組み込みユニット301においても、第1の実施の形態にて示したものと同様の環境下で同様にして使用されることになる。
図15は、図13及び図14に示したカード組み込みユニット301の使用状態を示す図である。
図13及び図14に示したカード組み込みユニット301においては、カード302が分離可能に区画形成されているカード台紙310と、これを挟み込む支持台紙320のうち裏面片322とのそれぞれにミシン目324が形成されているため、カード組み込みユニット301を購入した利用者は、図15(a)に示すように、ミシン目324を破断することにより、カード組み込みユニット301を開封することができる。
すると、図15(b)に示すように、カード302が表出する。
また、図13及び図14に示したカード組み込みユニット301においても、カード302がスリット305によってカード台紙310から分離可能に区画形成されているとともに、剥離ニス330及び擬似接着剤340によって支持台紙320から剥離可能となっているため、カード組み込みユニット301を購入した利用者は、カード組み込みユニット301を開封してカード302が表出した後、図15(b)に示すように、カード302をカード台紙310から分離することができる。また、カード組み込みユニット301が開封されると、表面片321のカード台紙310との貼着面に表示された通知情報325aが視認可能な状態となる。
すると、図15(c)に示すように、カード302の裏面片322との貼着面に表示されたPINコード304aが視認可能な状態となるとともに、図15(d)に示すように、裏面片322のカード台紙310との貼着面に表示された通知情報325bが視認可能な状態となる。
利用者は、視認可能となったPINコード304aを携帯端末73に入力してサービス提供サーバ72に送信することにより、サービス提供サーバ72から提供されるサービスを利用することになる。
(第5の実施の形態)
図16は、本発明のカード組み込みユニットの第5の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したB−B’断面図、(c)は裏面図、(d)は(a)に示したA−A’断面図、(e)は(c)に示したC−C’断面図、(f)は開封した状態を示す図である。また、図17は、図16に示したカード組み込みユニット401の分解図であり、(a)は上紙411の表面図、(b)は上紙411の裏面図、(c)は下紙412の表面図、(d)は下紙412の裏面図、(e)は支持台紙420を見開いた内側の面を示す図、(f)は支持台紙420を見開いた外側の面を示す図である。
本形態のカード組み込みユニット401は図16及び図17に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、POSコード404bがカード402に表示されており、支持台紙420のPOSコード404bに対向する領域に孔部403bが設けられている点と、スリット5の代わりに一部にタイ部を具備するミシン線405が設けられている点と、下紙412のPOSコード404bが表示された領域とPINコード404aが表示された領域との間にも剥離ニス430が塗布されているとともに、支持台紙420のこれと対向する領域にも擬似接着剤440が塗布されている点が異なるものである。
上記のように構成されたカード組み込みユニット401においても、第1の実施の形態にて示したものと同様の環境下で同様にして使用されることになる。
図18は、図16及び図17に示したカード組み込みユニット401の使用状態を示す図である。
図16及び図17に示したカード組み込みユニット401においても、カード402を覆っている表面片421にミシン目424が形成されているため、カード組み込みユニット401を購入した利用者は、図18(a)に示すように、ミシン目424を破断することにより、カード組み込みユニット401を開封し、カード402を表出させることができる。なお、カード402の支持台紙420との貼着面に表示されたPOSコード404bは、カード402がカード台紙410から分離される前の状態において、支持台紙420に設けられた孔部403bを介して表出して視認可能となっているため、第1の実施の形態に示したものと同様に、カード組み込みユニット401の購入時にPOS端末71にて読み取ることができる。
また、図16及び図17に示したカード組み込みユニット401においても、カード402がミシン線405によってカード台紙410から分離可能に区画形成されているとともに、剥離ニス430及び擬似接着剤440によって支持台紙420から剥離可能となっているため、カード組み込みユニット401を購入した利用者は、カード組み込みユニット401を開封してカード402が表出した後、図18(b)に示すように、ミシン線405を破断することによりカード402をカード台紙410から分離することができる。また、カード組み込みユニット401が開封されると、表面片421のカード台紙410との貼着面に表示された通知情報425aが視認可能な状態となる。なお、本形態のように、カード402をスリットではなくミシン線405によってカード台紙410から分離可能とするとともに、下紙412のPOSコード404bが表示された領域とPINコード404aが表示された領域との間に領域においても、擬似接着剤440と剥離ニス430とによってカード台紙410と支持台紙420とが剥離可能に貼着されていることにより、カード402がカード台紙410から不用意に脱落しにくくすることができる。
すると、図18(c)に示すように、カード402の裏面片422との貼着面に表示されたPINコード404aが視認可能な状態となるとともに、図18(d)に示すように、裏面片422のカード台紙410との貼着面に表示された通知情報425bが視認可能な状態となる。
利用者は、視認可能となったPINコード404aを携帯端末73に入力してサービス提供サーバ72に送信することにより、サービス提供サーバ72から提供されるサービスを利用することになる。
なお、上述した実施の形態を組み合わせた構成とすることもできる。例えば、第3の実施の形態にて示したもののように、表面片221と上紙211とが剥離可能に貼着された構成において、第1、第2、第4及び第5の実施の形態にて示したものと同様に表面片221と裏面片222とが折り畳み可能に連接したものとしてもよい。そのような構成とした場合は、表面片221と上紙211とが剥離可能に貼着される領域を、第1の実施の形態にて示したものと同様に、表面片221の裏面片222と連接している辺とは反対側の端辺に沿う領域のみとしてもよい。また、第1、第2、第4及び第5の実施の形態にて示したものように、表面片21,121,321,421と上紙11,111,311,411とがその一部にて粘着剤50,150,350,450によって貼着された構成において、第3の実施の形態にて示したものと同様に、表面片21,121,321,421と裏面片22,122,322,422とが連接していない構成としてもよい。そのような構成とした場合は、表面片21,121,321,421が、カード台紙10,110,310,410と対向しない領域において粘着剤50,150,350,450によって裏面片22,122,322,422と貼着されているか、この領域に隣接する領域において粘着剤50,150,350,450によって上紙11,111,311,411と貼着されている必要がある。
また、粘着剤50,150,250,350,450を、上紙11,111,211,311,411上にて複数のごく小さな島状に塗布することによって、表面片21,121,221,321,421と上紙11,111,211,311,411とを剥離可能に貼着することも考えられる。
また、カード台紙10,110,210,310,410は、上紙11,111,211,311,411と下紙12,112,212,312,412とが粘着剤50,150,250,350,450によって貼着された2層構造のものではなく、1層構造のものであってもよい。
1,101,201,301,401 カード組み込みユニット
2,102,202,302,402 カード
3a,3b,103a,103b,203a,203b,303a,303b,403a,403b 孔部
4a,104a,204a,304a,404a PINコード
4b,104b,204b,304b,404b POSコード
5,105,205,305 スリット
10,110,210,310,410 カード台紙
11,111,211,311,411 上紙
12,112,212,312,412 下紙
20,120,320,420 支持台紙
21,121,221,321,421 表面片
22,122,222,322,422 裏面片
23,123,323,423 折り部
24,124,224,324,424 ミシン目
25a,25b,125a,125b,225a,225b,325a,325b,425a,425b 通知情報
30,130,230,330,430 剥離ニス
40,140,240,340,440 擬似接着剤
50,150,250,350,450 粘着剤
60a〜60c ローラ
71 POS端末
72 サービス提供サーバ
73 携帯端末
74 通信回線
81a,81b,81c カット部
82 折り畳み部
83 押え部
106 マイクロミシン
405 ミシン線

Claims (6)

  1. 第1のシートと第2のシートとが貼着され、互いに対応づけられた第1及び第2のコードが表示され、前記第1のシートにカードが含まれるカード組み込みユニットであって、
    前記第1のシートの前記第2のシートとの貼着面とは反対側の面に前記カードを覆って貼着された第3のシートを有し、
    前記第1のシートは、前記カードが、分離可能に区画形成されるとともに前記第2のシートと剥離可能に貼着され、前記カードの前記第2のシートとの貼着面に前記第1のコードが表示され、前記第2のシートとの貼着面に前記第2のコードが表示され、
    前記第2のシートは、前記第2のコードと対向する領域に孔部を有し、
    前記第3のシート、前記第1及び第2のシート、または前記第1及び第3のシートに、前記カードを表出させるための開封構造が備えられているカード組み込みユニット。
  2. 請求項1に記載のカード組み込みユニットにおいて、
    前記第3のシートは、前記第2のシートと折り部を介して連接し、前記第2のシートと前記第3のシートとが、前記折り部にて折り畳まれることによって前記第1のシートを挟み込み、
    前記第3のシートは、前記折り部とは反対側の辺に沿う領域にて前記第1のシートと貼着され、
    前記開封構造は、前記第3のシートの前記第1のシートと貼着されていない領域に形成された切り離し線であるカード組み込みユニット。
  3. 請求項1に記載のカード組み込みユニットにおいて、
    前記第3のシートは、前記第2のシートと折り部を介して連接し、前記第2のシートと前記第3のシートとが、前記折り部にて折り畳まれることによって前記第1のシートを挟み込み、
    前記第3のシートは、前記折り部とは反対側の辺に沿う領域にて前記第1のシートと貼着され、
    前記開封構造は、前記第1のシートの前記第3のシートと貼着されていない領域及び前記第2のシートの当該領域に対向する領域に形成された切り離し線であるカード組み込みユニット。
  4. 請求項1に記載のカード組み込みユニットにおいて、
    前記第3のシートは、1辺に沿う領域にて前記第1のシートまたは前記第2のシートと貼着されるとともに、前記1辺に対向する領域にて前記第1のシートと貼着され、
    前記開封構造は、前記第3のシートの前記第1のシートと貼着されていない領域に形成された切り離し線であるカード組み込みユニット。
  5. 請求項1に記載のカード組み込みユニットにおいて、
    前記第3のシートは、1辺に沿う領域にて前記第1のシートまたは前記第2のシートと貼着されるとともに、前記1辺に対向する領域にて前記第1のシートと貼着され、
    前記開封構造は、前記第1のシートの前記第3のシートと貼着されていない領域及び前記第2のシートの当該領域に対向する領域に形成された切り離し線であるカード組み込みユニット。
  6. 請求項1に記載のカード組み込みユニットにおいて、
    前記開封構造は、前記第1のシートと前記第3のシートとが剥離可能に貼着されることによって構成されるカード組み込みユニット。
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