JP2014189061A - シートバックのアッパーフレーム - Google Patents

シートバックのアッパーフレーム Download PDF

Info

Publication number
JP2014189061A
JP2014189061A JP2013064260A JP2013064260A JP2014189061A JP 2014189061 A JP2014189061 A JP 2014189061A JP 2013064260 A JP2013064260 A JP 2013064260A JP 2013064260 A JP2013064260 A JP 2013064260A JP 2014189061 A JP2014189061 A JP 2014189061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper frame
bracket
panel
seat back
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013064260A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6161150B2 (ja
Inventor
Nobuo Yamada
伸雄 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Technica Co Ltd
Original Assignee
Nihon Technica Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Technica Co Ltd filed Critical Nihon Technica Co Ltd
Priority to JP2013064260A priority Critical patent/JP6161150B2/ja
Publication of JP2014189061A publication Critical patent/JP2014189061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6161150B2 publication Critical patent/JP6161150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 従来、アッパーフレームの押潰し部に、ブラケットを添接し、この添接箇所を溶接し、ブラケットを、固定する方法(支持構造)が採用されている。方法は、溶接をするので、作業工程が複雑となり、かつ熟練を要すること、また、歪、溶接不良等の品質劣化が問題となること、等の課題が考えられる。
【解決手段】 本発明は、シートに設けたブラケットを、アッパーフレームのヘッドレストサポート用取付孔に、上部より差込み、ブラケットと取付孔に、支持手段を、それぞれ設け、両支持手段を利用し、ブラケットを、アッパーフレームに支持する構成であり、溶接レスを達成することで、車輌生産過程での溶接設備の省略と、メンテナンスレス、又は場所、並びに人材レスを達成する。
【選択図】 図5−1

Description

本発明は、ブラケット(ヘッドレストブラケット)の支持構造に関し、さらに詳しくは、車輌(シートバックフレームのフレーム本体となる)のアッパーフレームの取付孔に、溶接レスで設けるブラケットに関する。そして、特開2012−121465号の発明を、進化した支持構造に関する。
従来、アッパーフレームの押潰し部に、ブラケットを添接し、この添接箇所を溶接し、ブラケットを、固定する方法(支持構造)が採用されている。しかし、この方法は、溶接をするので、作業工程が複雑となり、かつ熟練を要すること、また、歪、溶接不良等の品質劣化が問題となること、等の課題が考えられる。
そこで、前述した特開2012−121465号公報の中で、溶接を極力少なくした方法を提案している。即ち、アッパーフレームを、前後方パネルで構成し、この前後方パネルの取付孔に、ブラケットを差込み、その一部を溶接する方法を提案している。従って、従来の方法(装置)より進化していることは明らかである。本発明は、この特開2012−121465号の発明をさらに進化することを意図する。
また、特開平11−216037号公報において、ブラケット代替ユニットに関連が考えられる発明が開示されている。しかし、この発明は、ヘッドレストサポート取付部材を、アッパーフレーム(上枠体)と上補強材との間に設ける構造であり、ブラケットレス、又はアッパーフレームのブラケット代替ユニットとは云えない。
上記に鑑み、本発明は、[イ] 溶接レス(溶接を、原則として、無し)を達成することで、従来の車輌生産過程での溶接設備の省略と、そのメンテナンスレス、又は場所、並びに人材レス等を達成する。また、[ロ] アッパーフレーム、及び/又は、ヘッドレストステーの衝撃による撓み解消(強度不足を解消)を図る。[ハ] 強度不足解消を、簡易な方法と構造で、達成する。例えば、アッパーフレームの取付孔、又はアッパーフレームのブラケット代替ユニットの取付孔に、それぞれ設けた、二つ以上の嵌合、カシメ、又は係止等の支持手段を利用し、この両者を確実に支持する構成で達成する。[ニ] このブラケットとアッパーフレーム、又はアッパーフレームのブラケット代替ユニットの取付孔とのガタ防止を図り、走行中の静寂感を確保する。[ホ] アッパーフレームとブラケット(ブラケット代替ユニット)を製作し、組付け可能な構造(溶接レス)とし、強度の向上と、捩れ、破壊(破損)、又は人的障害(被害)等の防止を図る。[ヘ] ブラケットがクリンチ加工した角筒形状、又はアッパーフレームのブラケット代替ユニットに、角筒形状を採用した場合に、強度の確保と変形防止が図れる。「ト」 例えば、ブラケット(ブラケット代替ユニット)端面、及び/又は、取付孔を、長方形状(方形筒状)とすることで、強度の向上と、捩れ、破壊、又は人的障害等の防止を図る。[チ] 前記[イ]〜[ト]の目的達成に対して、何ら、補助手段とか、部材を要さず達成可能とする。
特開2012−121465号公報 特開平11−216037号公報
提案した発明における特徴をさらに確たるものにする為に、本発明では、前述した、[イ]〜[チ]を達成することにある。
請求項1〜10の発明は、前記「イ」〜[チ]の目的達成を意図する。
請求項1の発明は、ヘッドレストサポートを支持するブラケットを、シートのアッパーフレームのヘッドレストサポート用取付孔に、上部より差込み、このブラケットとこの取付孔に、少なくとも、二つ以上の嵌合、カシメ、又は係止による、支持手段を、それぞれ設け、
この両支持手段を利用し、前記ブラケットを、前記アッパーフレームに支持する構成としたブラケットの支持構造である。
請求項2の発明は、ヘッドレストサポートを支持するブラケット代替ユニットを、シートバックのアッパーフレームに設け、この代替ユニットに、ヘッドレストサポートを差込可能とする構成としたシートバックのアッパーフレームである。
請求項3の発明は、請求項1、又は請求項2に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
前記アッパーフレームを、第1・第2パネルで構成し、この第1・第2パネルを合体可能とする構成としたシートバックのアッパーフレームである。
請求項4の発明は、請求項3に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
前記アッパーフレームを、第1・第2パネルで構成し、この第1・第2パネルの何れか一方、又は双方に、弾性手段を設ける構成としたシートバックのアッパーフレームである。
請求項5の発明は、請求項3、又は請求項4に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
前記弾性手段に、前記支持手段を設ける構成としたシートバックのアッパーフレームである。
請求項6の発明は、請求項3記載のシートバックのアッパーフレームであって、
前記アッパーフレームを、第1・第2パネルで構成し、この第1・第2パネルを、嵌合、カシメ、又は係止による、合体手段で組付け可能とする構成としたシートバックのアッパーフレームである。
請求項7の発明は、請求項6に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
前記合体手段を、前記第1・第2パネルの上方の重なり箇所に設ける構成としたシートバックのアッパーフレームである。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
前記第1・第2パネルの合体の一箇所を、前記ブラケット、又は代替ユニットに設けた支持手段と、この第1・第2パネルに設けた支持手段で行う構成としたシートバックのアッパーフレームである。
請求項9の発明は、請求項1、又は請求項2に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
前記ブラケット、又は代替ユニットは、接合側面でない側面、又は接合側面に、前記支持手段を設ける構成としたシートバックのアッパーフレームである。
請求項10の発明は、請求項1、又は請求項2に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
前記ブラケット、又は代替ユニットは、方形筒状とする構成としたシートバックのアッパーフレームである。
請求項1の発明は、ヘッドレストサポート支持用ブラケットを、アッパーフレームのヘッドレストサポート用取付孔に、上部より差込み、ブラケットと取付孔に、支持手段を、それぞれ設け、両支持手段を利用し、ブラケットを、アッパーフレームに支持する構成であり、下記の特徴がある。
請求項2の発明は、ヘッドレストサポート支持用ブラケット代替ユニットを、シートバックのアッパーフレームに設け、代替ユニットに、ヘッドレストサポートを差込可能とする構成であり、下記の特徴がある。
[イ−1] 溶接レス(溶接を、原則として、無し)を達成することで、従来の車輌生産過程での溶接設備の省略と、そのメンテナンスレス、又は場所、並びに人材レス等を達成する。
[ロ−1] アッパーフレーム、及び/又は、ヘッドレストステーの衝撃による撓み解消(強度不足を解消)が図れる。
[ハ−1] 強度不足解消を、簡易な方法と構造で、達成する。例えば、ブラケットとアッパーフレームの取付孔、又はアッパーフレームのブラケット代替ユニットの取付孔に、それぞれ設けた、二つ以上の嵌合、カシメ、又は係止等の支持手段を利用し、この両者を確実に支持する構成で達成できる。
[ニ−1] このブラケットとアッパーフレーム、又はアッパーフレームのブラケット代替ユニットの取付孔とのガタ防止を図り、走行中の静寂感を確保する。
[ホ−1] アッパーフレームとブラケット(ブラケット代替ユニット)を製作し、組付け可能な構造(溶接レス)とし、強度の向上と、捩れ、破壞(破損)、又は人的障害(被害)等の防止が図れる。
[チ−1] 前記[イ]〜[ホ]の目的達成に対して、何ら、補助手段とか、部材を要さず達成可能とする。
請求項3の発明は、アッパーフレームを、第1・第2パネルで構成し、第1・第2パネルを合体可能とする構成としたシートバックのアッパーフレームであり、請求項1、又は請求項2と同じ特徴がある。
請求項4の発明は、アッパーフレームを、第1・第2パネルで構成し、第1・第2パネルの何れか一方、又は双方に、弾性手段を設ける構成としたシートバックのアッパーフレームであり、請求項1、又は請求項2と同じ特徴がある。
請求項5の発明は、弾性手段に、支持手段を設ける構成としたシートバックのアッパーフレームであり、請求項1、又は請求項2と同じ特徴がある。
請求項6の発明は、アッパーフレームを、第1・第2パネルで構成し、第1・第2パネルを、嵌合、カシメ、又は係止による、合体手段で組付け可能とする構成としたブラケットの支持構造であり、請求項1、又は請求項2と同じ特徴がある。
請求項7の発明は、合体手段を、前記第1・第2パネルの上方の重なり箇所に設ける構成としたシートバックのアッパーフレームであり、請求項1、又は請求項2と同じ特徴がある。
請求項8の発明は、第1・第2パネルの合体の一箇所を、ブラケットに設けた支持手段と、この第1・第2パネルに設けた支持手段で行う構成としたシートバックのアッパーフレームであり、請求項1、又は請求項2と同じ特徴がある。
請求項9の発明は、ブラケットは、接合側面でない側面、又は接合側面に、支持手段を設ける構成としたシートバックのアッパーフレームであり、請求項1、又は請求項2と同じ特徴がある。
請求項10の発明は、ブラケットは、方形筒状とする構成としたシートバックのアッパーフレームであり、前記[イ−1]〜[ホ−1]の他に、下記の[へ−1]と、[ト−1]の特徴がある。
[ヘ−1] ブラケットがクリンチ加工した角筒形状、又はアッパーフレームのブラケット代替ユニットに、角筒形状を採用した場合に、強度の確保と変形防止が図れる。
[ト−1] 例えば、ブラケット(ブラケット代替ユニット)端面、及び/又は、取付孔を、長方形状(方形筒状)とすることで、強度の向上と、捩れ、破壊、又は人的障害等の防止を図る。
シートの全体構造を透視して示した縮尺斜視図 シートバックとヘッドレスト装置との関係を示した一部欠截の斜視図 ブラケットの一例を示したものであり、クリンチ側面より矢視した斜視図 ブラケットの一例を示したものであり、前面側より矢視した斜視図 別のブラケットの一例を示したものであり、繋ぎ側面より矢視した斜視図 他のブラケットの一例を示した斜視図 パネル構造のアッパーフレームユニット(又はサイドフレームユニット)を利用して、ブラケットを設けた(位置決めした)一例を説明する要部の一部省略・欠截の縮尺概念図 第1実施例を示した要部(アッパーフレームとシートバックのアッパーフレーム箇所)を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図 図4−1におけるアッパーフレームを分解し、その第1・第2パネル(前方・後方パネル)を示した要部の斜視図 第2実施例の一案を示した要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図 第2実施例の二案を示した要部の拡大断面図 第3実施例の一案を示した要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図と、一部の拡大図 第3実施例の二案を示した要部の拡大断面図 第3実施例の他の三案を示した要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図、一部の拡大図 第3実施例の四案を示した要部の拡大断面図 第4実施例の一案を示した要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図、一部の拡大図 第4実施例の二案を示した要部の拡大断面図 第5実施例を示した要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図 第5実施例の二案を示した要部の拡大断面図 第6実施例の一案を示した要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図 第6実施例の二案を示した要部の拡大断面図 第7実施例の一案を示した要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図、一部の拡大図 第7実施例の二案を示した要部の拡大断面図 第7実施例の他の三案を示したカシメの要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図 第8実施例の一案を示した要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図 第8実施例の二案を示した要部の拡大断面図 第8実施例の三案を示したカシメの要部を拡大して示したものであり、鉛直方向より矢視した断面図 第9実施例の一案のアッパーフレームのヘッドレストサポート用取付孔の要部を示した断面模式図、一部の拡大図 第9実施例の二案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図、一部の拡大図 一案のアッパーフレームに、ヘッドレストサポート状態の要部を示した断面模式図 第9実施例の三案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図、一部の拡大図 第9実施例の四案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図、一部の拡大図 第9実施例の五案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図 第9実施例の六案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図 第9実施例の七案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図、一部の拡大図 第10実施例の一案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図 第10実施例の二案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図 図13−1の他の一案の断面図 図13−1の他の二案の断面図 第11実施例の一案のアッパーフレームのヘッドレストサポート状態の要部を示した断面模式図 第11実施例の二案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図 図15−1の他の一案の断面図 第12実施例の一案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図、一部の拡大図 第12実施例の二案のアッパーフレームとヘッドレストサポートとの関係を示した断面模式図、一部の拡大図 第13実施例の一案のアッパーフレームのヘッドレストサポート用取付孔の要部と、ヘッドレストサポートを示した断面模式図 第13実施例の二案のアッパーフレームのヘッドレストサポート用取付孔の要部と、ヘッドレストサポートを示した断面模式図 第13実施例の三案のアッパーフレームのヘッドレストサポート用取付孔の要部と、ヘッドレストサポートを示した断面模式図 第1〜第8実施例に関するカシメ係止・嵌合係止・差込係止・覆い係止・挟持係止、並びに弾性係止(固定)に関する一覧を示し、各実施例の好ましい一例を示した表 第9実施例〜第12実施例の各案の組合せ状況の一例を示した表 第9〜第12実施例に関する折曲片部、重なり部と、弾性片、差込係止、並びに折曲片部の自由端部に関する一覧を示し、各実施例の好ましい一例を示した表
図中1はシートで、このシート1は、シートクッション100と、このシートバック101とで構成される。そして、このシートクッション100には、シートフレーム2が内蔵される。また、シートバック101には、シートバックフレーム3が内蔵される。
このシートバックフレーム3は、上部にアッパーフレーム5と、このアッパーフレーム5の自由端5a、5a(対の場合には、以下、一方の符号を書し、かつ説明とする)には、対のサイドフレーム6を設ける。また、下部にロアーフレームを、また補強アーム等を設ける。
このアッパーフレーム5を、第1パネル500(前方「インナー側」パネル)と、第2パネル501(後方「アウター側」パネル)でなるアッパーフレームユニットで構成することも可能である。この実施例では、この第1パネル500と、第2パネル501を、複数のカシメ7、又は孔500aと501aに挿設する止め具(図示しない)による固定と、或いは図示しないが、一体形状の固定等も有り得る。これらの固定で、角筒形状のアッパーフレーム5が形成される。尚、カシメ7の場合には、図示しないが、一対のカシメパンチを利用する。このカシメパンチは、嵌合した第1パネル500と第2パネル501との間に、ブラケット8の空間部800と差込孔5cを利用してセットし、カシメパンチでカシメ7加工し、一体化する構造である。
第1・第2パネル500、501は、図5−2に記すように、第1パネル500が、略L字形であって、底部500−1と、右側面部500−2、並びに天板部500−3で形成され、全体視して、略コ字形状である。また、第2パネル501が、略倒L字形であって、底部501−1と、左側面部501−2、並びに天板部501−3と、受入右側面部501−4で形成され、全体視して、略逆コ字形状である。第1・第2パネル500、501の底部500−1と底部501−1の重畳と、天板部500−3と天板部501−3の重畳と、また、受入右側面部501−4への右側面部500−2の添接ととともに、カシメ7等の手段で固定することで、図4に示すように、水平部500b、501bの両端部に、ブラケット8を差込む(挿入する)取付孔10が形成されている。
ブラケット8は、図3−1と図3−2に示したクリンチ8−1、接合部8−2を有する方形形状と、図3−4に示した円筒形状がある。このブラケット8は、右左側面部8a、8bと、前記クリンチ8−1、接合部8−2が後面部8cと、前面部8dで構成する。また、円筒形状も環状面であるが、方形形状と同様に、右左側面部8a、8bと、後面部8c、又は前面部8dとして説明する。尚、後述する差込孔、突起を設ける箇所は、右左側面部8a、8bに限定されず、例えば、図示しないが、後面部8c、接合部8−2も有り得る。
以下、図5−1〜図15−3に示した第1実施例〜第11実施例の、好ましい、各実施例に関して説明する。
図5−1に示した第1実施例では、右側X(図面上で、他の位置関係も同様である)において、第1パネル500の右側面部500−2の下端にカシメ用突片20を、取付孔10に向かって形成する。また、左側Yにおいて、第2パネル501の左側面部501−2の中間に対の係止用突起21を、また、受入右側面部501−4の上端に設けたカシメ用突片20を、それぞれ取付孔10に向かって形成する。この取付孔10に差込まれるブラケット8の右側面部8aには、第1パネル500、及び第2パネル501の突片20が差込まれる差込孔8−3が、それぞれ形成される。また、ブラケット8の左側面部8bには第2パネル501の突起21が差込まれる差込孔8−4がそれぞれ形成される。図中501−4は、第2パネル501の取付孔10に向かって折り曲げた繋ぎ部であり、第1パネル500の繋ぎ部500−4に準ずる。
従って、取付孔10にブラケット8を差込んだときに、前記の如く、第1パネル500、及び第2パネル501の突片20が、ブラケット8の差込孔8−3に、それぞれ差込まれるとともに、第2パネル501の突起21が、差込孔8−4に、それぞれ差込まれて、この左側Yが固定される。一方、ブラケット8の空間部800に、図示しない、一方パンチ(カシメ冶具)を入れ、第1パネル500、及び第2パネル501の差込孔5cより他のパンチ(カシメ冶具)を入れ、第1パネル500、及び第2パネル501の突片20と、ブラケット8の差込孔8−3の周辺部とをカシメ7加工し、右側Xが固定される。即ち、図5−1の如く、アッパーフレーム5の取付孔10に、ブラケット8が取付け、かつ固定される。この第1実施例は、右側Xがカシメ7固定であり、左側Yが嵌合係止固定である。
図6に示した第2実施例の一案と二案は、第1実施例と基本的な構造は同じであり、その相違は、一案では、第2パネル501の上端にU形折曲片22を形成し、ブラケット8の上端に係止受片23を形成したことであり、ブラケット8を差込んだときに、折曲片22を、係止受片23で覆い係止して、位置決めと、ブラケット8強度向上・ガタ防止等に役立てる。この第2実施例は、右側Xがカシメ7固定であり、左側Yが嵌合係止・覆い係止固定である。尚、この例でも、第1・第2パネル500、501には、折曲げ形成した擬似弾性片25−1がある(後述する)。また、図6−1−1に示した第2実施例の二案では、第2パネル501とブラケット8の左側Yの嵌合係止と差込係止を採用することで、ブラケット8の下端端部を、第2パネル501の底部501−1と同じか、又は図示の如く、突出する構造とする。尚、図示しないが、第1パネル500と、その底部500−1も同様とする。この第二案では、第1・第二パネル501とブラケット8との係止、及び/又は、ブラケット8とヘッドレスト(番号付さず)の取付けの強度向上と、ヘッドレストサポート(番号付さず)のガタ防止等に有効である(各実施例も同じ)。
図7−1に示した第3実施例の一案では、右側Xにおいて、第1パネル500の右側面部500−2の中間に対の係止用突起21を、同様に、左側Yにおいて、第2パネル501の左側面部501−2の下部に対の係止用突起21を、それぞれ設ける。但し、左側面部501−2に取付け孔10に向かった湾曲弾性片25を形成する。また、ブラケット8の右左側面部8a、8b(右左側X、Yにおいて)には、第1パネル500、及び第2パネル501の突起21が差込まれる差込孔8−4がそれぞれ形成される。尚、右側Xにおいて、第1パネル500の右側面部500−2より、取付孔10に向かって延設した繋ぎ部500−4は(その先端の右側面部500−2の下側に突起21を有する)、弾性体としての役割があり、ブラケット8を押圧支持するとともに、弾性支持と騒音防止等に有効である(他の一案も同じ)。尚、この第3実施例では、右側Xにおいて、後述する第2パネル501の取付孔10に設けた差込片29と、ブラケット8の差込孔8−4による差込係止と、同じ右側Xにおいて、第1パネル500の取付孔10に設けた差込片26と、ブラケット8の差込孔8−4による差込係止による固定関係を設けることも有り得る。また、図7−1−1に示した第3実施例の第二案では、第2パネル501とブラケット8の左側Yの嵌合係止と差込係止を採用することで、ブラケット8の下端端部を、第2パネル501の底部501−1と同じか、又は図示の如く、突出する構造とする。尚、図示しないが、第1パネル500と、その底部500−1も同様とする。その効果は、前述の第2実施例に準ずる。さらに、図7−2−1に示した第四案は、第二案に準ずる。さらに、図7−2に示した第3実施例の第三案では、右左側X、Yにおいて、第1パネル500の右側面部500−2、又は第2パネル501の左側面部501−2に、コ字形の擬似弾性片25−1(略弾性片に準ずる)を設けた構造であり、ブラケット8の左右側面部8b、8aを擬似的に弾性的に支持する構造である。その他は、前述の第3実施例に準ずる。
従って、取付孔10にブラケット8を差込んだときに、前記の如く、第1パネル500、及び第2パネル501の各突起21、及び/又は、差込片26、29が、ブラケット8の各差込孔8−4に、それぞれ差込まれる差込係止とともに、ブラケット8の左側面部8bが、弾性片25を押圧して、差込まれる。この第3実施例は、右左側X、Yが嵌合係止・差込係止固定であり、及び左側Yが、弾性片25が、ブラケット8の左側面部8bに圧接される弾性係止(固定)である。また、突起21と差込孔8−4との間に、弾性支持が図れるとともに、この弾性支持が、騒音防止等に有効である(他の一案も同じ)。
図8に示した第4実施例の一案では、第3実施例と基本的な構造は同じであり、その相違は、弾性片25に突起21を設けるとともに、ブラケット8の左側面部8bに差込孔8−4を設ける構造である。この第4実施例は、右左側X、Yが嵌合係止固定であり、及び左側Yが、弾性片5が、ブラケット8の左側面部8bに圧接する弾性係止(固定)、かつ突起21と、ブラケット8の左側面部8bに差込片8−4との嵌合係止、並びに前記嵌合係止固定(第3実施例)である。また、図8−1−1に示した第4実施例の第二案では、第2パネル501とブラケット8の左側Yの嵌合係止と差込係止を採用することで、ブラケット8の下端端部を、第2パネル501の底部501−1と同じか、又は図示の如く、突出する構造とする。尚、図示しないが、第1パネル500と、その底部500−1も同様とする。その効果は、前述の第2実施例に準ずる。
図9に示した第5実施例の一案では、第4実施例と基本的な構造は同じであり、その相違は、右側Xにおいて、第1パネル500の右側面部500−2より、取付孔10に向かって延設した傾斜した繋ぎ部500−4は(その先端の右側面部500−2の下側に突起21を有する)、弾性体として卓越した役割があり、ブラケット8を、確実に押圧支持するとともに、確実に弾性支持し、かつ確実に騒音防止(ガタ防止)等に有効である(他の一案も同じ)。その他は、前述の第3実施例・第4実施例に準ずる。また、図9−1−1に示した第5実施例の第二案では、第2パネル501とブラケット8の左側Yの嵌合係止と差込係止を採用することで、ブラケット8の下端端部を、第2パネル501の底部501−1と同じか、又は図示の如く、突出する構造とする。尚、図示しないが、第1パネル500と、その底部500−1も同様とする。その効果は、前述の第2実施例に準ずる。
図10に示した第6実施例の一案では、第5実施例と基本的な構造は同じであり、その相違は、右側Xにおいて、第1パネル500の右側面部500−2の上端を鉛直下方向に延設した差込片500−2aと、左側Yにおいて、第1パネル500の右側面部500−2の上端を鉛直下方向に延設した差込片500−2aと、第2パネル501の天板部501−3より、鉛直下方向に延設した挾持片501−3aとの挾持関係を利用して、第1・第2パネル500、501を、確実に一体化することを意図する。また、この第1・第2パネル500、501の離脱防止と、騒音防止等を図る構造である。その他は、前述の第5実施例に準ずる。また、図10−1−1に示した第6実施例の第二案では、第2パネル501とブラケット8の左側Yの嵌合係止と差込係止を採用することで、ブラケット8の下端端部を、第2パネル501の底部501−1と同じか、又は図示の如く、突出する構造とする。尚、図示しないが、第1パネル500と、その底部500−1も同様とする。その効果は、前述の第2実施例に準ずる。
図11−1に示した第7実施例の一案では、右側Xにおいて、第1パネル500の右側面部500−2の上端を鉛直下方向に延設した差込片500−2aと、右側面部500−2の下端を取付孔10に向かって、二段式(限定されない)に傾斜するように延設し(繋ぎ部500−4と同じ)、かつその先端を差込片26と、さらに、底部500−1の端部を鉛直上方向に向かった延設した立設部500−1aと、その先端部の差込片27を備えた構造とする。また、左側Yにおいて、第2パネル501の天板部501−3より、鉛直下方向に延設した挾持片501−3aと、天板部501−3の取付孔10の左右側には、その内部方向の下側に向かって設けた差込片28、29を備えた構造とする。第2パネル501には、弾性片25を設ける。一方、ブラケットの左右側面部8b、8aには、上下端に各差込孔8−4を、それぞれ設ける。第1パネル500と第2パネル501を一体にする際は、前述の第6実施例の挾持関係と同じである。また、図11−1−1に示した第7実施例の第二案では、第2パネル501とブラケット8の左側Yの嵌合係止と差込係止を採用することで、ブラケット8の下端端部を、第2パネル501の底部501−1と同じか、又は図示の如く、突出する構造とする。尚、図示しないが、第1パネル500と、その底部500−1も同様とする。その効果は、前述の第2実施例に準ずる。
従って、取付孔10にブラケット8を差込んだときに、第1パネル500、及び第2パネル501の差込片26〜29を、ブラケット8の右左側面部8a、8bが押圧する。その後、差込片26〜29と、差込孔8−4との関係で、差込片26〜29が復帰して差込係止固定が図れる。この第7実施例は、右左側X、Yの差込係止固定であり、及び左側Yが、弾性片25が、ブラケット8の左側面部8bに圧接される弾性係止(固定)・嵌合係止固定(第3例の嵌合係止固定)である。
図11−2に示した他の第7実施例の三案では、第6実施例に示した、右側Xにおいて、第1パネル500の右側面部500−2の差込片500−2aと、左側Yにおいて、第2パネル501の天板部501−3の挾持片501−3aとの挾持関係に、さらにカシメ7の構造を付加して、第1・第2パネル500、501を、確実に一体化することを意図する。尚、カシメ冶具がセットできる孔を、ブラケット8の右側面部8aと、第1パネル500の右側面部500−2にそれぞれ設ける。その他は、前述の第7実施例に準ずる。
図12−1に示した第8実施例では、第7実施例と基本的な構造は同じであり、その相違は、左側Yにおいて、第2パネル501の天板部501−3に取付孔10の近傍に鉛直下方向に延設した差込片501−3b、501−3cを設ける。また、差込片501−3b、501−3cには、差込孔501−3bb、501−3ccを設ける。また、ブラケット8の左右側面部8b、8aには、その外側に向かった差込片8−5、8−5と、差込片8−5、8−5を形成することで、開口される差込孔8−4、8−4を形成する(他の一案も同じ)。また、図12−1−1に示した第8実施例の第二案では、第2パネル501とブラケット8の左側Yの嵌合係止と差込係止を採用することで、ブラケット8の下端端部を、第2パネル501の底部501−1と同じか、又は図示の如く、突出する構造とする。尚、図示しないが、第1パネル500と、その底部500−1も同様とする。その効果は、前述の第2実施例に準ずる。
従って、取付孔10にブラケット8を差込んだときに、第1パネル500、及び第2パネル501の差込片26、27、501−3b、501−3cを、ブラケット8の右左側面部8a、8bが押圧する。その後、差込片26、27、501−3b、501−3cと、差込孔8−4との関係で、差込片26、27、501−3b、501−3cが復帰して差込係止固定が図れる。この第8実施例は、ブラケット8の差込片8−5と、差込孔501−3bb、501−3ccとの差込係止固定であり、及び左側Yが、弾性片25が、ブラケット8の左側面部8bに圧接される弾性係止(固定)・嵌合係止固定(第3例の嵌合係止固定)である。その他は第7実施例に準ずる。
また、図12−2に示した他の第8実施例の三案では、図11−2に示した他の第7実施例に準ずる。
図13−1〜図13−1aに示した第9実施例であり、図13−1の一案は、アッパーフレーム5の天板部500−3には、対のブラケット30を差入れる取付孔31をそれぞれ有する。この走行前方側の隅部が大きな曲面で、走行後方側の隅部が、小さな曲面(走行前方側の隅部の大きな曲面に比べて)を備えた取付孔31には、ブラケット30支持用の(ブラケット30を挿脱自在に支持する)ユニット32(ブラケット代替ユニット)が設けられている。この例におけるユニット32は、上下開口32a、32bに形成した差込み折曲片部3200、3201と、本体部32cの筒部3202で構成する。図13−1aに示す如く、取付孔31に、サポート33が差込み支持される(固止される)。この折曲片部3200、3201は、天板部500−3と底部500−1より突出する。また、図13−1−1の第9実施例の二案は、折曲片部3200、3201の天板部3200a、3201aを変更した例であり、天板部3200aに天板部3201aの一次(重なり)構造を示している。この両者の重なり一体手段は、前述したカシメ、溶接25、差込等係止を利用する(他の実施例も採用できる)。図13−1−2の第9実施例の三案は、天板部3200aに天板部3201aの一次(段付き一段重なり)構造を示している。図13−1−1との相違は、第1パネル500の天板部3200aの段付きに、第2パネル5−1の天板部3201aを、重合せた構造である。その他は、前述の一案に準ずる。また、図13−1−3の第9実施例の四案では、天板部3200aに天板部3201aの三次(段付き二段重なり)構造を示している。この重なり強度は、一案<二案<三案という構造となる(他の実施例も同じである)。その他は、前述の二案に準ずる。
また、図13−2に示した第9実施例の五案は、前記一案の変更例であり、第1パネル500に重なり部500−5を形成し、溶接35で固定する方法を採用する。さらに、図13−3に示した第9実施例の六案は、第1パネル500(第2パネル501)の筒部3202に弾性片25を設ける構造である。尚、図示しないが、重なり部3203と弾性片25の組合せも可能である。また、サポート33には、折曲片部3200に係止する切欠肩部3300と、折曲片部3201の基端に係止するために抜止め片3301(爪片)を有する。尚、取付孔31の適所に、サポート33の抜止め片3301押圧冶具用の孔36を設ける。前記折曲片部3200、3201の自由端は、鉛直方向を向いているが、図13−4に示した第9実施例の七案は、折曲片部3200、3201の内側折曲部を内方に収れんした、弾性機能を備えた構造、又は折曲片部3200、3201を幅狭いとした、差込み容易を図る構造等も可能である(他の実施例も採用できる)。
従って、サポート33が、取付孔31に差込まれた際に、抜止め片3301が圧縮されながら筒部3202を進み、抜止め片3301が、取付孔31を通過した時点で復帰し、ユニット32の下開口32bを形成する折曲片部3201の段部に衝止するとともに、切欠肩部3300が、上開口32aを形成する折曲片部3200の自由端部位に弾性的に支持(ガタ防止と騒音防止等)、かつ折曲部位にサポート33の位置決めが図れる。該サポート33の細径筒体が、上開口32bを形成する折曲片部3200の自由端部位に弾性的に支持され、かつこのサポート33の切欠肩部3300が、折曲部位に係止し、サポート33の位置決めが図れる。
図14−1〜図14−4に示した第10実施例であり、図14の一案は、アッパーフレーム5の天板部500−3には、対のブラケット30を差入れる取付孔31をそれぞれ有する。この取付孔31には、ユニット32が設けられている。この例におけるユニット32は、上下開口32a、32bに形成した差込み折曲片部3200、3201と、本体部32cの筒部3202で構成する。折曲片部3200は、第1パネル500で、また、折曲片部3201は、第2パネル501で形成する。この第1パネル500の右側Xの下方自由端3205が、折曲片部3201に差込み支持されるとともに、第2パネル501の左側Yの上方自由端3204の内側(取付孔10の内方向)折曲部が、折曲片部3200に差込み支持(差込係止)される構成として、この折曲片部3200、3201に弾性を付与することと、上下方自由端部の強度を担持する。また、上下方自由端部3204、3205の外れ防止を図る。上下方自由端部3204、3205と折曲片部3200、3201を溶接35で固定する。また、図14−2に示した、第10実施例の二案は、第1パネル500の天板部500−3に、段付き部を形成し、この段付き部に、第2パネル501の天板部501−3の自由端部を重ね合せた構造(重なり部500−5等に準ずる)であり、溶接35をもって固定する。その他は、前述の第9実施例に準ずる。また、サポート33の差込み方法と効果等も第9実施例に準ずる。
尚、図14−3は、第2パネル501の左側Yの上方自由端3204が、折曲片部3200に差込み支持される構成を変更したものであり、第2パネル501の上方自由端3204がストレートな構造である。また、尚、図14−4は、図14−3に変更を加えた構成であり、第2パネル501の左側Yの上方自由端3204が、折曲片部3200に外側で支持される構造である。図14−1〜図14−4における、その他は、前述の各例に準ずる。また、この第10実施例では、第1・2パネル500、501を二枚構造として説明したが、他の枚数構造も可能であり、例えば、1枚から複数枚のパネル構造も採用できる(他の実施例も採用可能である)。
図15−1〜図15−3に示した第11実施例は、前述した第9実施例の変更例であり、折曲片部3200、3201の曲部を、略曲線形状とし、弾性付与と、ガタ防止等と、ヘッドレスト(符号なし)、サポート33、アッパーフレーム5等の強度の向上等が考えられる(これらの特徴は、他の実施例も可能である)。
図16−1〜図16−1−2に示した第12実施例の一案と、二案は、第1パネル500の折曲片側3200bと天板部3201aの組合せの各案であり、前述した第9実施例の一案〜三案に準ずる。尚、第10実施例の一案〜三案を設ける箇所は、第1パネル500と、第2パネル501の何れでも可能である(他の実施例も同じ)。但し、折曲片側3200bを、図示の如く、大きくし(例えば、第11実施例の折曲片部3200に比し、略二倍とし)、強度の向上、並びにヘッドレスト、サポート33の荷重に対応する。
図17−1〜図17−1−3に示した第13実施例の一案〜三案は、第1パネル500と、第2パネル501の取付孔10自由端10a、10bを連結する各例を示している。図17−1に示した第一案では、第1パネル500の自由端(取付孔10)の上端10aと、第2パネル501の短い自由端(取付孔10b)とを一体化する(組合わせる)構造であり、第一案は単純な重なり部係止を示した例である。この重なり部の連繋(固定)は、前述したカシメ、溶接35、差込等係止を利用する。また、図17−1−1に示した第二案は、重なり部係止を示した例である。さらに、図17−1−2に示した第三案は、前記第二案に準ずる。
以上で説明した各構造は、本発明の好ましい一例の説明である。従って、本発明は前述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造とか、同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
1 シート
100 シートクッション
101 シートバック
2 シートフレーム
3 シートバックフレーム
5 アッパーフレーム
5a 自由端
5b 自由端
5c 差込孔
500 第1パネル
500a 孔
500b 水平部
500−1 底部
500−1a 立設部
500−2 右側面部
500−2a 差込片
500−3 天板部
500−4 繋ぎ部
500−5 重なり部
501 第2パネル
501a 孔
501b 水平部
501−1 底部
501−2 左側面部
501−3 天板部
501−3a 挾持片
501−3b 差込片
501−3bb 差込孔
501−3c 差込片
501−3cc 差込孔
501−4 繋ぎ部
501−5 重なり部
6 サイドフレーム
7 カシメ
8 ブラケット
8a 右側面部
8b 左側面部
8c 後面部
8d 前面部
800 空間部
8−1 クリンチ
8−2 接合部
8−3 差込孔
8−4 差込孔
10 取付孔
10a 自由端
10b 自由端
20 突片
21 突起
22 折曲片
23 係止受片
25 弾性片
25−1 擬似弾性片
26 差込片
27 差込片
28 差込片
29 差込片
31 取付孔
32 ユニット
32a 上開口
32b 下開口
32c 本体部
3200 折曲片部
3200a 天板部
3200b 折曲片側
3201 折曲片部
3201a 天板部
3201b 折曲片側
3202 筒部
3203 重なり部
3204 上方自由端
3205 下方自由端
33 サポート
3300 切欠肩部
3301 抜止め片
3302 弾性用孔
35 溶接
36 孔
X 右側
Y 左側

Claims (10)

  1. ヘッドレストサポートを支持するブラケットを、シートのアッパーフレームのヘッドレストサポート用取付孔に、上部より差込み、このブラケットとこの取付孔に、少なくとも、二つ以上の嵌合、カシメ、又は係止による、支持手段を、それぞれ設け、
    この両支持手段を利用し、前記ブラケットを、前記アッパーフレームに支持する構成としたシートバックのアッパーフレーム。
  2. ヘッドレストサポートを支持するブラケット代替ユニットを、シートバックのアッパーフレームに設け、この代替ユニットに、ヘッドレストサポートを差込可能とする構成としたシートバックのアッパーフレーム。
  3. 請求項1、又は請求項2に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
    前記アッパーフレームを、第1・第2パネルで構成し、この第1・第2パネルを合体可能とする構成としたシートバックのアッパーフレーム。
  4. 請求項3に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
    前記アッパーフレームを、第1・第2パネルで構成し、この第1・第2パネルの何れか一方、又は双方に、弾性手段を設ける構成としたシートバックのアッパーフレーム。
  5. 請求項3、又は請求項4に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
    前記弾性手段に、前記支持手段を設ける構成としたシートバックのアッパーフレーム。
  6. 請求項3記載のシートバックのアッパーフレームであって、
    前記アッパーフレームを、第1・第2パネルで構成し、この第1・第2パネルを、嵌合、カシメ、又は係止による、合体手段で組付け可能とする構成としたシートバックのアッパーフレーム。
  7. 請求項6に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
    前記合体手段を、前記第1・第2パネルの上方の重なり箇所に設ける構成としたシートバックのアッパーフレーム。
  8. 請求項1〜請求項7に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
    前記第1・第2パネルの合体の一箇所を、前記ブラケット、又は代替ユニットに設けた支持手段と、この第1・第2パネルに設けた支持手段で行う構成としたシートバックのアッパーフレーム。
  9. 請求項1、又は請求項2に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
    前記ブラケット、又は代替ユニットは、接合側面でない側面、又は接合側面に、前記支持手段を設ける構成としたシートバックのアッパーフレーム。
  10. 請求項1、又は請求項2に記載のシートバックのアッパーフレームであって、
    前記ブラケット、又は代替ユニットは、方形筒状とする構成としたシートバックのアッパーフレーム。
JP2013064260A 2013-03-26 2013-03-26 シートバックのアッパーフレーム Active JP6161150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013064260A JP6161150B2 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 シートバックのアッパーフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013064260A JP6161150B2 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 シートバックのアッパーフレーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014189061A true JP2014189061A (ja) 2014-10-06
JP6161150B2 JP6161150B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=51835795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013064260A Active JP6161150B2 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 シートバックのアッパーフレーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6161150B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019196178A (ja) * 2017-03-27 2019-11-14 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
US11001178B2 (en) 2017-03-27 2021-05-11 Ts Tech Co., Ltd. Conveyance seat

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08182573A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Ikeda Bussan Co Ltd 座席のフレーム構造
JP2006082771A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nhk Spring Co Ltd 車両用シート
JP2012046158A (ja) * 2010-07-30 2012-03-08 Nihon Technica Co Ltd ヘッドレストブラケットの支持構造
WO2013021484A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ- 自動車用シートバックフレーム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08182573A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Ikeda Bussan Co Ltd 座席のフレーム構造
JP2006082771A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nhk Spring Co Ltd 車両用シート
JP2012046158A (ja) * 2010-07-30 2012-03-08 Nihon Technica Co Ltd ヘッドレストブラケットの支持構造
WO2013021484A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ- 自動車用シートバックフレーム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019196178A (ja) * 2017-03-27 2019-11-14 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
US11001178B2 (en) 2017-03-27 2021-05-11 Ts Tech Co., Ltd. Conveyance seat
US11590866B2 (en) 2017-03-27 2023-02-28 Ts Tech Co., Ltd. Conveyance seat

Also Published As

Publication number Publication date
JP6161150B2 (ja) 2017-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006327284A (ja) 自動車のルーフ構造
WO2014167639A1 (ja) シート用フレーム
US6752465B2 (en) Seat framework for bus
JP6161150B2 (ja) シートバックのアッパーフレーム
US20190016392A1 (en) Center pillar structure for vehicle
WO2013094600A1 (ja) エアバッグモジュール装備シート
JP6800088B2 (ja) 車体下部構造
JP5490896B2 (ja) 車両用シートの組み付け構造
JP4517812B2 (ja) 車両の前部構造
JP2019085030A (ja) サイドエアバッグ装置
JP2018099988A (ja) ピラーガーニッシュ構造
JP2008013075A (ja) 自動車用エアバッグ装置
JP2019202673A (ja) 乗物用シート
KR20080054607A (ko) 차량의 크로스멤버구조
JP5440256B2 (ja) 車両用シート
JP5395505B2 (ja) 鉄道車両
CN109080512B (zh) 一种用于车辆的儿童座椅固定支架组件
JP2015074390A (ja) 車両用リヤシートのフレーム構造
KR100684777B1 (ko) 자동차용 암레스트의 프레임 조립구조
KR101763574B1 (ko) 시트 구조물, 차량 시트 및 차량 시트를 제조하는 방법
JP4661518B2 (ja) 異種材接合構造
JP2001128781A (ja) 車両用シートのシートフレーム構造
JP5861571B2 (ja) 車両用シート
JP2012197018A (ja) 車両前部構造
JP6938097B2 (ja) シートレール取付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6161150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250