JP2014188187A - 眼科装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

眼科装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被検眼の固視を安定させることを目的とする。
【解決手段】被検眼を固視させるための光を発生させる光源と、前記光源からの光を前記被検眼の眼底上で主走査および副走査する走査手段と、を有し、前記光源からの光が前記眼底に照射される照射領域の前記副走査の方向の長さが、前記副走査の方向における前記主走査同士の走査間隔以上であることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、眼科装置、その制御方法およびプログラムに関するものである。
現在、光学機器を用いた眼科装置として、様々なものが使用されている。眼を観察する光学機器として、前眼部撮影機、眼底カメラ、共焦点レーザー走査検眼鏡(SLO装置)などがある。SLO装置は、走査光学系を介して眼底に光を照射し、眼底から反射・散乱してくる光の強度を共焦点の光学系を介して検出し、眼底の観察を行う装置である。
このような眼科装置では、被検眼の固視微動を抑制させることで被検眼を精度よく観察することが望まれる。特許文献1に開示されたSLO装置は、SLOの走査光学系で固視灯の光源を眼底上に走査する際に、光源の点灯と消灯を高速で切り替えることで、所定のパターンの固視灯を眼底上に照射している。したがって、眼底上に照射された所定のパターンの固視灯を被検者に固視させることで固視微動を抑制させることができる。
米国特許第7452081号明細書
しかしながら、特許文献1のように固視灯の光源を眼底上に走査することで眼底上に固視灯を照射する装置を用いたとき、被検眼に固視灯を照射しているにも関わらず被検者の固視が安定しないことが度々生じていた。そこで、本発明者らが検討を重ねた結果、固視が安定しない理由は、眼底上で固視灯の光源を走査するときに副走査の方向において主走査同士の間に生じるギャップであることを見出した。すなわち、このようなギャップが生じると、固視灯が副走査の方向に複数、分割されてしまい、被検者が何れの固視灯を見ていいかわからないことが固視を安定させることができない原因であった。
特許文献1のSLO装置を含む従来の装置は、被検眼の眼底に照射される固視灯の光源の光を小さくし固視灯の輝度を向上させることで固視を安定させようとしていると想定される。しかしながら、この結果、上記ギャップが生じるため、固視を不安定にさせていると考えられる。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、固視を安定させることを目的とする。
本発明は、被検眼を固視させるための光を発生させる光源と、前記光源からの光を前記被検眼の眼底上で主走査および副走査する走査手段と、を有し、前記光源からの光が前記眼底に照射される照射領域の前記副走査の方向の長さが、前記副走査の方向における前記主走査同士の走査間隔以上であることを特徴とする。
本発明によれば、副走査の方向において主走査同士の間に生じるギャップを低減することができるため、固視を安定させることができる。
第1の実施形態の眼科装置の構成を示す図である。 眼底上に固視灯の光源の走査を示す図である。 眼底における固視灯の光源の光の像の位置関係を示す図である。 眼底上へ固視灯の光源の走査を行う際の輝度と光源の関係を示す図である。 眼底上へ固視灯の光源の走査を行う際の光量の変化を示す図である。 第2の実施形態の眼科装置の構成を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図では適宜主走査方向をX、副走査方向をY、主走査方向および副走査方向に直交する方向をZとして示している。
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、本発明を適用できる眼科装置として、眼底撮像装置(例えばSLO装置)について説明する。
(装置の概略構成)
図1は、眼底撮像装置の一例を示す側面図である。
眼底撮像装置10は、光学ヘッド部100および制御ユニット部200を有している。光学ヘッド部100は、被検眼Eの前眼および眼底の2次元像を撮影するための光学系などを有している。制御ユニット部200は、光学ヘッド部100を制御する。
(光学ヘッド部の構成)
光学ヘッド部100には、被検眼Eに対向する対物レンズ101が配置されている。対物レンズ101の光軸上では、光路を分離する第1ダイクロイックミラー102が配置されている。第1ダイクロイックミラー102は、波長帯域ごとに、前眼観察光路L1と眼底観察光路および固視灯光路L2とに分岐させている。
光路L1には、レンズ141、撮像部としての前眼観察用の赤外線CCD142が配置されている。赤外線CCD142は、不図示の前眼観察用の照明光の波長、具体的には970nm付近の感度を有している。
光路L2には、固視灯の光源113および眼底観察用(SLO用)の光源115を被検眼の眼底に照射させるためにミラー103、レンズ104、レンズ111、レンズ112などが配置されている。ミラー103、レンズ104、レンズ111およびレンズ112などは光学手段の一例に対応する。
レンズ104は、後述するXスキャナ117a、Yスキャナ117bの中心位置付近を焦点位置として配置されている。レンズ111は、固視灯の光源113および眼底観察用の光源115を合焦調整するための不図示のモータによって光軸方向に駆動される。
固視灯の光源113は、例えばLEDが用いられ、被検眼Eを固視させるための光を発生させる。また、眼底観察用の光源115は、被検眼の眼底を観察するための光を発生させる観察光源である。
また、光路L2には、固視灯の光源113の光および眼底観察用の光源115の光を被検眼Eの眼底上で走査するためのXスキャナ117a、Yスキャナ117bが配置されている。Xスキャナ117aおよびYスキャナ117bは、固視灯の光源113からの光および眼底観察用の光源115からの光を主走査および副走査する走査手段の一例に対応する。Xスキャナ117aは、X方向に高速スキャンするために、例えばポリゴンミラーによって構成されている。このような構成により、固視灯の光源113の光および眼底観察用の光源115の光は、Xスキャナ122aおよびYスキャナ122bを介して、被検眼Eの眼底上の同じ位置に走査される。なお、上述したXスキャナ117aはポリゴンミラーに限られず、例えば共振型のミラーであってもよい。
また、光路L2には、穴あきミラーや中空のミラーが蒸着されたプリズム118が配置されている。プリズム118は、固視灯の光源113および眼底観察用の光源115からの光と、眼底からの戻り光とを分離する。プリズム118により分離された戻り光は、シングルディテクター116に照射される。シングルディテクター116は、APD(アバランシェフォトダイオード)で構成され、眼底からの戻り光を検出する検出手段の一例である。また、プリズム118に近接した位置には第2ダイクロイックミラー105が配置されている。第2ダイクロイックミラー105は、波長帯域ごとに分岐され、SLOの光源115の光および固視灯の光源113の光を被検眼Eに向かって照射させる。
(制御ユニット部の構成)
制御ユニット部200は、制御部201、記憶部202などを有している。制御部201は、光学ヘッド部100全体を制御する。具体的には、固視灯の光源113、眼底観察用の光源115、シングルディテクター116、レンズ111を駆動するモータなどを制御する。記憶部202は、制御部201が実行するためのプログラムなどが記憶している。
次に、固視灯の光源113の光を眼底上で走査させる場合について図2を参照して説明する。図2(a)は、固視灯の光源113を走査している状態を示す図である。図2(b)は、光源113を点灯および消灯するタイミングを示す図である。
図2(a)に示すように、まずXスキャナ122aは眼底上の走査領域において固視灯の光源113をX方向、すなわち主走査の方向(主走査方向)に沿って走査する(破線を参照)。主走査方向の走査が終了すると順次、Yスキャナ122bが固視灯の光源113をY方向、すなわち副走査の方向(副走査方向)に走査ラインをずらし、再びXスキャナ122aが固視灯の光源113を主走査方向に走査することで、走査領域全体を走査する。
図2(b)に示すように、固視灯の光源113が主走査方向に走査されているときに、光源113が所定の位置および所定の距離で点灯され、その以外では消灯される。光源113は制御部201によりオンおよびオフされることで点灯および消灯する。制御部201は、固視灯の光源113の点灯および消灯を制御することにより、光源113の光による所定のパターンの固視灯を被検眼Eの眼底上に照射させることができる。図2(a)では所定のパターンの固視灯として「×」を照射させている例を示している。
眼底撮像装置10は、被検者に固視灯を固視させた状態で、眼底観察用の光源115の光が眼底に照射され、反射された戻り光をシングルディテクター116により検出することにより眼底画像を取得することができる。
ここで、固視させるための固視灯に、副走査の方向における主走査同士の間のギャップが生じた場合には、被検眼Eの固視を安定させることができない。そこで、本実施形態では、眼底に照射される光源113の光の副走査方向の長さが、副走査の方向における主走査同士の走査間隔以上に設定されている。以下、図3を参照して具体的に説明する。図3(a)は、主走査方向ごとの、眼底に照射される光源113の光、換言すると眼底に結像された光源113の光の像(照射領域)を示した図である。図3(b)は、眼底に照射された固視灯のパターンの一例を示す図である。
本実施形態では、図3(a)に示すように、眼底上の光源113の像301は直径Rの円状である。光源の像301は、中心点302が主走査方向の走査ラインSL1に沿って走査される。ここで、図3(a)に示すように、主走査方向の走査ラインSL1および主走査方向の走査ラインSL2同士の副走査方向における走査間隔はdである。したがって、光源の像301は、中心点302が走査間隔dだけ離れて走査される。
上述したように、本実施形態では眼底上の光源113の像301の副走査方向の長さ(ここでは直径R)が、副走査の方向における主走査同士の走査間隔以上(走査間隔d以上)に設定されている。
すなわち、
d≦R・・・(式1)
を満たすように光源の像301の大きさが設定されている。
Rはレンズ111を駆動させることで変化するために、レンズ111を駆動させたときにRが最も小さくなるときの直径を用いることが好ましい。また、dは被検眼の眼軸長が変わることで変化するために、眼軸長が長いときを想定したときの走査間隔を用いることが好ましい。
なお、光源113の発光体の直径をrとし、図1において光源113から被検眼Eの眼底までの倍率をβとすると、R=|β×r|と表されることから、
d≦|β×r|・・・(式2)
とすることができる。
以上のような関係を満たすように、光学系の設計と光源113の発光領域の大きさを定めることで、走査ラインSL1上に走査される光源の像301と、走査ラインSL2上に走査される光源の像301との間には副走査方向にギャップが発生しない。したがって、このような光源の像301を用いて眼底に固視灯を照射することで、図3(b)に示すように副走査の方向において主走査同士の間に生じるギャップを低減することができる。そのため、被検眼Eの固視を安定させることができ、良好な眼底画像を取得することができる。
なお、眼底上での光源の像301の直径Rを大きくすることにより、固視灯の境界部では、眼底上での光の積分時間が低くなる。したがって、境界部では、結果として見かけの輝度が低くなるため、不明瞭になる傾向にある。そこで、本実施形態では、境界部において眼底に照射される光源113の光量を増やすことで見かけの光量を均一にし、境界部を明瞭にする処理を行う。
以下、境界部を明瞭にする処理について図4を参照して具体的に説明する。
図4(a)は、主走査方向の走査ラインに沿って光源113を一定光量にして走査した場合の眼底上の見かけの輝度を示す図である。ここでは、位置Sは光源113が消灯状態から点灯状態に移行する点灯位置であり、位置Eは光源113が点灯状態から消灯状態に移行する消灯位置であるものとする。
図4(a)に示すように、眼底上で光源113を位置Sから光源113の直径Rに相当する位置P1までは見かけの輝度が単調に増加し、位置P1を過ぎると一定となる。また、図4(a)に示すように、光源113を消灯させる位置Eから位置S側に光源113の直径Rに相当する位置P2とすると、位置P2から位置Eまでは見かけの輝度が単調に減少する。この単調に増加および減少する領域が、境界部が不明瞭になる領域である。
図4(b)は、境界部を明瞭にするために光源113が照射する光量の変化を示す図である。図4(b)では、図4(a)に示す輝度の関係を逆数にしている。
図4(b)に示すように、光源113により照射される光量を制御することにより、眼底上の見かけの輝度を一定にすることができる。なお、図4(b)では、左端および右端が無限大に発散してしまう。そこで、実際には図5(a)に示すように位置Sから所定の距離Lだけ離れた位置PL1までの間、位置Eから距離Lだけ離れた位置PL2から位置Eまでの間は、光量を一定に保つように制御する。
図5(a)に示すように、制御部201は、位置Sにおける光源113の光量を、位置Sから所定の距離だけ走査された点灯状態の光源113(例えば位置P1の光源)の光量よりも大きくする。ここでは、所定の距離とは、光源113の主走査方向に長さ、すなわち光源113の像の直径Rである。また、制御部201は、光源113の光量を位置PL1から位置P1に向かって走査されるにしたがって徐々に小さくなるように制御する。
また、図5(a)に示すように、制御部201は、位置Eにおける光源113の光量を、位置Eから所定の距離だけ離れた点灯状態の光源113(例えば位置P2の光源)の光量よりも大きくする。ここで、所定の距離とは、光源113の主走査方向の長さ、すなわち光源113の像の直径Rである。また、制御部201は、光源113の光量を位置P2から位置Eに向かって走査されるにしたがって徐々に大きくなるように制御する。
図5(b)は、図5(a)により光源113が点灯してから消灯する直前までの眼底に照射された光源113の像を示している。図5(b)では、位置Sの像501は、光源113が消灯状態から点灯状態に移行したときの移行時の像である。位置PL1の像502は、位置Sから距離Lだけ主走査方向に走査された像である。位置P1の像503は、位置Sから距離Rだけ主走査方向に走査された像であり、点灯状態に移行した移行後の像である。ここでは、像501と像502の輝度は同一であり、像503の輝度よりも大きい。
また、位置Eの像504は、光源が点灯状態から消灯状態に移行する直前の像である。位置PL2の像505は、位置Eから距離Lだけ離れた像である。位置P2の像506は、位置Eから距離Rだけ離れた像である。ここで、像504と像505の輝度は同一であり、像506の輝度よりも大きい。
なお、位置P1および位置P2は、特定の位置に相当する。また、距離Lは、被検者が視認できない距離(例えば30μm以下)となるように設定することが好ましい。
このように、光源113の光量を制御することによって、固視灯の境界部で見かけの輝度を略均一にすることができるため、固視灯の境界部を明瞭にすることができ、被検眼の固視を更に安定させることができる。
なお、本実施形態では、上述した構成に限られず、固視灯の光源113の光路側に不図示のピンホールを配置し、このピンホールの像を眼底上で走査させてもよい。その際には、図3(a)での「眼底における光源113の像」がピンホールの像となる。
また、本実施形態では光源113の形状を円形状とする場合について説明したが、四角形状であってもよい。また、本実施形態のように固視灯のパターンが「×」印の場合には、光源113の形状は、×印のエッジに沿った斜めの四角形であってもよい。2つの四角形状のピンホールを2つの光源を構成し、「×」印のうち、「\」を照射する際と「/」を照射する際で、両者2つのピンホールの照明を切り替えて照射してもよい。
また、本実施形態では、制御部201が光源113の光量を制御することにより、固視灯の境界部を明瞭にする場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、図1に示す第2ダイクロイックミラー105と固視灯の光源113との間に、制御部201により制御される可変式の減光フィルター(NDフィルター)を配置してもよい。この場合、予め眼底に照射される光量と減光フィルターとの関連を測定しておく。そして、制御部201は、光源113の光量を一定にしたまま、測定した関係に基づいて減光フィルターを制御することにより、図5(a)に示すように眼底に照射される光量を増減させることができ、固視灯の境界部を明瞭にすることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、第1の実施形態の眼底撮像装置10に被検眼の断層画像を取得する断層画像取得手段としてのOCT装置を追加した眼科装置20である。
(装置の概略構成)
図6は、眼科装置20の一例を示す側面図である。
眼科装置20は、光学ヘッド部300、制御ユニット部200および分光器180を有している。本実施形態では、光路L1および光路L2は第1の実施形態と同様であり、固視灯の光源113により眼底に照射される像の位置や光量の制御も第1の実施形態と同様であり、その説明を省略する。また、光学ヘッド部300および制御ユニット部200のうち、第1の実施形態と同様の構成は、同一符号を付してその説明を省略する。
(光学ヘッド部と分光器の光学系)
第1の実施形態では、第1ダイクロイックミラー102とレンズ104との間にはミラー103が配置されていたが、本実施形態では、図6に示すように第3ダイクロイックミラー106が配置されている。第3ダイクロイックミラー106は、眼底の2次元像を取得する光路L2と断層画像を取得する光路L3とに波長領域ごとに分岐する。
光路L3は、断層画像を取得するための光学系(OCT光学系)を成しており、被検眼Eの眼底の断層画像を撮像するためのものである。より具体的には断層画像を形成するための干渉信号を得るものである。
光路L3には、レンズ107、ミラー121、光を被検眼Eの眼底上で走査するための測定光偏向手段としてのXスキャナ122a、Yスキャナ122bが配置されている。また、測定光源126は、測定光の光源であり、測定光を測定光路に入射させる。ここでは、測定光源126はファイバー端であり、被検眼Eの眼底部と光学的な共役関係にある。測定光源126と、Xスキャナ122aおよびYスキャナ122bとの間には、レンズ123、レンズ124が配置されている。レンズ123は合焦調整手段の一例であり、合焦調整をするために不図示のモータによって駆動される。合焦調整は、ファイバー端である測定光源126から出射する光を眼底E上に結像するように行われる。合焦調整によって、被検眼Eの眼底に測定光源126の像を結像させることができ、また被検眼Eの眼底からの戻り光を、測定光源126を通してファイバー125bに効率よく戻すことができる。
なお、図6では、Xスキャナ122a、Yスキャナ122bの間の光路は紙面内において構成されているが、実際は紙面垂直方向に構成されている。
次に、光源130からの光路と参照光学系、分光器の構成について説明する。
130は光源、153はミラー、152は分散補償用ガラス、125は光カプラー、125a〜dは光カプラーに接続されて一体化しているシングルモードの光ファイバー、151はレンズ、180は分光器である。
これらの構成によってマイケルソン干渉系を構成している。光源130から出射された光は光ファイバー125aを通じ光カプラー125を介して、光ファイバー125b側の測定光と光ファイバー125c側の参照光とに分割される。測定光は上述したOCT光学系光路L3を通じ、観察対象である被検眼Eの眼底に照射され、網膜による反射や散乱により同じ光路を通じて光カプラー125に到達する。
一方、参照光は光ファイバー125c、レンズ151、測定光と参照光の分散を合わせるために挿入された分散補償ガラス152を介してミラー153に到達し反射される。そして同じ光路を戻り光カプラー125に到達する。
光カプラー125によって、測定光と参照光は合波され干渉光(合波光)となる。ここで、測定光の光路長と参照光の光路長がほぼ同一となったときに干渉を生じる。ミラー153は不図示のモータおよび駆動機構によって光軸方向に調整可能に保持され、被検眼Eによって変わる測定光の光路長に参照光の光路長を合わせることが可能である。干渉光は光ファイバー125dを介して分光器180に導かれる。
分光器180はレンズ181、回折格子182、レンズ183、ラインセンサ184から構成される。光ファイバー125dから出射された干渉光はレンズ181を介して略平行光となった後、回折格子182で分光され、レンズ183によってラインセンサ184に結像される。
次に、光源130の周辺について説明する。光源130は代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。中心波長は855nm、波長バンド幅は約100nmである。ここで、バンド幅は、得られる断層画像の光軸方向の分解能に影響するため、重要なパラメータである。また、光源の種類は、ここではSLDを選択したが、低コヒーレント光が出射できればよく、ASE(Amplified Spontaneous Emission)なども用いることができる。中心波長は眼を測定することを鑑みると、近赤外光が適する。また、中心波長は得られる断層画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましい。双方の理由から中心波長を855nmとした。
本実施形態では干渉計としてマイケルソン干渉計を用いたが、マッハツェンダー干渉計を用いてもよい。測定光と参照光との光量差に応じて光量差が大きい場合にはマッハツェンダー干渉計を、光量差が比較的小さい場合にはマイケルソン干渉計を用いることが望ましい。このように本実施形態によれば、被検眼の断層画像を取得することができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更などが可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するプログラムを、各種記憶媒体を介して眼科装置に供給し、眼科装置のコンピュータ(または制御部201など)がプログラムを読み出して実行する処理である。
10:眼底撮像装置 20:眼科装置 100:光学ヘッド部 113:固視灯の光源 115:眼底観察用の光源 117a:Xスキャナ 117b:Yスキャナ 200:制御ユニット部 201:制御部 202:記憶部 300:光学ヘッド部

Claims (15)

  1. 被検眼を固視させるための光を発生させる光源と、
    前記光源からの光を前記被検眼の眼底上で主走査および副走査する走査手段と、を有し、
    前記光源からの光が前記眼底に照射される照射領域の前記副走査の方向の長さが、前記副走査の方向における前記主走査同士の走査間隔以上であることを特徴とする眼科装置。
  2. 前記光源を点灯および消灯させる制御手段を有し、
    前記制御手段により前記光源を点灯および消灯しながら、前記走査手段により前記光源からの光を前記被検眼の眼底上で主走査および副走査することで前記被検眼の眼底に所定のパターンの固視灯を照射することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記制御手段は、前記被検眼の眼底に照射される光の光量を制御することを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
  4. 前記制御手段は、消灯状態から点灯状態に移行する移行時の前記被検眼の眼底に照射される光の光量を、移行後の点灯状態の前記被検眼の眼底に照射される光の光量よりも大きくすることを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
  5. 前記制御手段は、前記光源を点灯させ前記被検眼の眼底に前記光源からの光を照射した点灯位置から主走査の方向に所定の距離だけ離れた特定の位置まで前記走査手段により前記光源の光が走査される場合に、前記被検眼の眼底に照射される光の光量を徐々に小さくすることを特徴とする請求項3または4に記載の眼科装置。
  6. 前記制御手段は、点灯状態から消灯状態に移行する直前の前記被検眼の眼底に照射される光の光量を、前記直前よりも前の点灯状態の前記被検眼の眼底に照射される光の光量よりも大きくすることを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
  7. 前記制御手段は、前記光源を点灯させ前記被検眼の眼底に前記光源からの光を照射させた状態で、特定の位置から主走査の方向に所定の距離だけ離れた消灯位置まで前記走査手段により前記光源からの光が走査される場合に、前記被検眼の眼底に照射される光の光量を徐々に大きくすることを特徴とする請求項3または6に記載の眼科装置。
  8. 前記所定の距離は、前記光源からの光が前記眼底に照射される照射領域の前記主走査の方向の長さであることを特徴とする請求項5または7に記載の眼科装置。
  9. 前記制御手段は、前記光源の光量を調整することにより前記被検眼の眼底上に照射される光の光量を増減させることを特徴とする請求項3ないし8の何れか1項に記載の眼科装置。
  10. 前記光源からの光を減光させる減光手段を有し、
    前記制御手段は、前記減光手段を制御することにより前記被検眼の眼底上に照射される光の光量を増減させることを特徴とする請求項3ないし8の何れか1項に記載の眼科装置。
  11. 前記光源からの光を前記被検眼の眼底に照射する光学手段を有することを特徴とする請求項1ないし10の何れか1項に記載の眼科装置。
  12. 前記被検眼を観察するための光を発生させる観察光源と、
    前記観察光源からの光が前記被検眼に照射され反射された戻り光を検出する検出手段と、を有し、
    前記走査手段は、前記観察光源からの光および前記光源からの光を前記被検眼の眼底上で主走査および副走査することを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の眼科装置。
  13. 測定光が照射した被検眼からの戻り光と、前記測定光に対応する参照光とを合波した合波光に基づいて、前記被検眼の断層画像を取得する断層画像取得手段を有することを特徴とする請求項1ないし12の何れか1項に記載の眼科装置。
  14. 被検眼を固視させるための光を発生させる光源と、
    前記光源からの光を前記被検眼の眼底上で主走査および副走査する走査手段と、
    前記被検眼の眼底に照射される光の光量を制御する制御手段と、を有し、
    前記光源からの光が前記眼底に照射される照射領域の前記副走査の方向の長さが、前記副走査の方向における前記主走査同士の走査間隔以上である眼科装置の制御方法であって、
    前記制御手段が、前記光源の点灯状態において前記被検眼の眼底に照射される光の光量を制御する制御ステップを有することを特徴とする眼科装置の制御方法。
  15. 請求項14に記載の制御ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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