JP6343915B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents

眼科撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6343915B2
JP6343915B2 JP2013248733A JP2013248733A JP6343915B2 JP 6343915 B2 JP6343915 B2 JP 6343915B2 JP 2013248733 A JP2013248733 A JP 2013248733A JP 2013248733 A JP2013248733 A JP 2013248733A JP 6343915 B2 JP6343915 B2 JP 6343915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
fundus
fixation
image
fixation lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013248733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015104581A (ja
Inventor
直人 本多
直人 本多
山本 光男
光男 山本
晃一 伊藤
晃一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidek Co Ltd filed Critical Nidek Co Ltd
Priority to JP2013248733A priority Critical patent/JP6343915B2/ja
Publication of JP2015104581A publication Critical patent/JP2015104581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6343915B2 publication Critical patent/JP6343915B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Description

被検眼を撮影するための眼科撮影装置に関する。
被検眼眼底の断層画像を非侵襲で得ることができる眼科撮影装置として、低コヒーレント光を用いた光干渉断層計(Optical Coherence Tomography: OCT)が知られている。このような眼科撮影装置は、測定光を眼底上に対して走査することによって、網膜断層画像を得ることができる。
また、特許文献1では、上記のようなOCTの光学系と、被検眼の眼底をカラー撮影するための眼底カメラの光学系と、を組み合わせた複合型の眼科撮影装置が提案されている。
特開平10−33484号公報
ところで、光干渉断層計を用いて被検眼を診断する際、例えば、黄斑が中心に配置された画像を用いる場合がある。一方、眼底カメラを用いて被検眼を診断する際、例えば、黄斑と視神経乳頭がバランスよく配置された画像を用いる場合がある。
このように、OCTと眼底カメラでは、要求される画像の撮影位置が異なる場合がある。このため、撮影する画像の種類に応じて撮影位置を変更する必要がある。
しかしながら、上記特許文献1のような従来の複合装置では、上記事情について勘案されていなかった。
本発明は、上記問題点を鑑み、眼底カメラとOCTとの複合装置において、簡単な構成で、診断に適した画像を撮影できる眼科撮影装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1)
被検眼の眼底正面画像を撮影するための眼底カメラ光学系と、
前記眼底カメラ光学系の光軸の少なくとも一部と同軸に設けられ、被検眼の眼底断層画像を取得するためのOCT光学系と、を備える眼科撮影装置であって、
選択的に点灯制御される複数の固視灯が配置された固視標表示体を備え、前記眼底カメラ光学系及び前記OCT光学系の光路の一部を介して被検眼の眼底に向けて固視標を投影する固視光学系を備え、
前記固視標表示体は、
前記眼底カメラ光学系の光軸に対してずれた位置に配置され、前記眼底カメラ光学系によって被検眼眼底の黄斑と視神経乳頭の中間が画像の中央に配置されるように前記眼底正面画像を撮影する標準撮影を行うための第1の固視灯と、
前記OCT光学系の光軸と同軸上に配置され、黄斑部を中心とする眼底断層画像を前記OCT光学系によって取得するための第2の固視灯と、
を備えることを特徴とする。
本実施例の眼科撮影装置の光学系及び制御系を示す図である。 本実施例の固視標投影光学系の光源の概略図である。 固視標光源の一例を示す図である。 眼底画像の一例を示す図である。 OCT光学系によって撮影される画像の一例を示す図である。
本発明の典型的な実施形態の一例を図面に基づいて説明する。本装置は、被検眼のカラー眼底画像および断層画像を取得するための装置である。図1は、本実施形態の眼科撮影装置の光学系及び制御系を示す図である。なお、本実施形態においては、被検眼の奥行き方向をZ方向(光軸L1方向)、奥行き方向に垂直(被検者の顔面と同一平面)な平面上の水平方向成分をX方向、鉛直方向成分をY方向として説明する。
<概要>
本実施例の光学系は、眼底カメラ光学系30と、干渉光学系200(以下、OCT光学系ともいう)と、固視光学系80を主に備える。眼底カメラ光学系30は、被検眼Eの眼底画像を取得する。例えば、眼底カメラ光学系30は、可視光によって照明された被検眼眼底の正面画像を撮影してもよい。
OCT光学系200は、被検眼Eの断層画像を取得する。OCT光学系は、被検眼眼底の断層画像を光干渉の技術を用いて非侵襲で撮影できてもよい。OCT光学系の光軸は、眼底カメラ光学系30の光路外に形成されてもよい。
OCT光学系200の光軸は、光路結合部材によって眼底カメラ光学系30の光軸の少なくとも一部と同軸に配置される。光路結合部材としては、例えば、ビームスプリッタ、ハーフミラー、ダイクロイックミラー等が用いられる。
固視光学系80は、眼底カメラ光学系30及びOCT光学系200の光路の一部を介して被検眼の眼底に向けて固視標を投影する。固視標は被検眼Eを固視させる。固視光学系80の光軸は、光路結合部材によって眼底カメラ光学系30の光軸及びOCT光学系200の光軸と同軸に配置される。光路結合部材としては、例えば、ビームスプリッタ、ハーフミラー、ダイクロイックミラー等が用いられる。同軸化に用いる光路結合部材は、眼底カメラ光学系の光路あるいはOCT光学系の光路の一方、又はこれらの共通光路に配置される。
固視光学系80は、固視標表示体81を主に備える。固視標表示体81は、選択的に点灯制御される複数の固視灯が配置される。固視標表示体81は、第1の固視灯(例えば、固視灯81a,固視灯81bなど)と、第2の固視灯(例えば、固視灯81cなど)と、を主に備える。第1の固視灯は、眼底カメラ光学系30の光軸に対してずれた位置に配置される。眼底カメラ光学系30は、第1の固視灯を用いて被検眼眼底の標準撮影を行う。標準撮影とは、例えば、黄斑と視神経乳頭の中間が画像の中央に配置されるように眼底画像を撮影することである。第2の固視灯は、OCT光学系200の光軸と同軸上に配置される。OCT光学系200は、第2の固視灯を用いて黄斑部を中心とする眼底断層画像を取得する。
なお、固視標表示体81は、第1の固視灯と第2の固視灯のいずれか一方を含み、縦横方向に二次元的に配列された多数の固視灯を備えてもよい。多数の固視灯によってドットマトリクスが形成されてもよい。多数の固視灯とは、例えば、横が10列、縦が7行の70個の固視灯でもよい。多数の固視灯は、例えば、規則的に配置されていてもよい。規則的な配置としては、固視灯が縦横に格子状に配列された配置が代表的である。なお、多数の固視灯は、十字に並ぶように規則的に配置されていてもよい。また、多数の固視灯は、放射状に並ぶように規則的に配置されてもよい。多数の固視灯とは別に、第1の固視灯と第2の固視灯のいずれか他方が、前記多数の固視灯による配置に対して少なくとも縦方向に関して外れた位置に配置されていてもよい。
また、多数の固視灯による配列に対して縦方向にずれた位置に配置する場合、横方向における固視灯の配列ラインから外れて配置されてもよい。例えば、図2を参照すると、固視灯81cは、縦方向及び横方向における固視灯の配列ラインから外れて配置されている。より詳細には、多数の固視灯によるドットマトリクス配列からずれた位置であってもよい。縦方向とは、視線方向が上下方向に誘導される方向に対応し、横方向とは、視線方向が左右方向に誘導される方向に対応する。
なお、多数の固視灯は、眼底カメラ光学系30による眼底正面画像の撮影と、OCT光学系による眼底断層画像の取得において兼用されてもよい。
なお、本装置において、第1の固視灯は、右眼用と左眼用でそれぞれ設けられてもよい。
また、本装置は、固視灯を選択的に点灯制御する制御部70をさらに備えてもよい。制御部70は、眼底カメラ光学系30によって眼底正面画像を取得する場合、第1の固視灯を点灯し、OCT光学系200によって眼底断層画像を取得する場合、第2の固視灯を点灯してもよい。これによって、制御部70は、眼底正面画像又は眼底断層画像の撮影完了信号に基づいて固視灯の点灯位置を切り換えてもよい。
<実施例>
図1に示すように、本実施形態の光学系は、照明光学系10、眼底カメラ光学系30、干渉光学系200(以下、OCT光学系ともいう)、固視光学系80、を主に備える。さらに、光学系は、フォーカス指標投影光学系40、アライメント指標投影光学系50、前眼部観察光学系60を備えても良い。眼底カメラ光学系30は、眼底を可視光によって撮影(例えば、無散瞳状態)することによってカラー眼底画像を得るための眼底カメラ光学系として用いられる。OCT光学系200は、被検眼眼底の断層画像を光干渉の技術を用いて非侵襲で得る。
<照明光学系>
照明光学系10は、例えば、観察照明光学系と撮影照明光学系を有する。撮影照明光学系は、光源14、コンデンサレンズ15、リングスリット17、リレーレンズ18、ミラー19、黒点板20、リレーレンズ21、孔あきミラー22、対物レンズ25を主に備える。撮影光源14は、フラッシュランプ等であってもよい。黒点板20は、中心部に黒点を有する。
また、観察照明光学系は、光源11、赤外フィルタ12、コンデンサレンズ13、ダイクロイックミラー16、リングスリット17から対物レンズ25までの光学系を主に備える。光源11は、ハロゲンランプ等であってもよい。赤外フィルタ12は、波長750nm以上の近赤外光を透過する。ダイクロックミラー16は、コンデンサレンズ13とリングスリット17との間に配置される。また、ダイクロイックミラー16は、光源11からの光を反射し撮影光源14からの光を透過する特性を持つ。
<眼底カメラ光学系>
眼底カメラ光学系30は、例えば、対物レンズ25、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33、受光素子35が主に配置されている。撮影絞り31は、孔あきミラー22の開口近傍に位置する。フォーカシングレンズ32は、光軸方向に移動可能である。受光素子35は、可視域に感度を有する撮影に利用可能である。撮影絞り31は対物レンズ25に関して被検眼Eの瞳孔と略共役な位置に配置されている。フォーカシングレンズ32は、モータを備える移動機構49により光軸方向に移動される。
また、結像レンズ33と受光素子35の間には、赤外光及び可視光の一部を反射し、可視光の大部分を透過する特性を有するダイクロイックミラー34が配置される。ダイクロイックミラー37の反射方向には、赤外域に感度を有する受光素子38が配置されている。ダイクロイックミラー34は、眼底カメラ光学系30の光軸と固視光学系80の光軸とを同軸にするための光路結合部材として用いられる。ダイクロイックミラー34は、例えば、眼底観察時に光路に挿入され、眼底撮影時に光路から退避される。ダイクロイックミラー34は、ハーフミラーであってよい。
また、対物レンズ25と孔あきミラー22の間には、光路分岐部材としての挿脱可能なダイクロイックミラー(波長選択性ミラー)24が斜設されている。ダイクロイックミラー24は、OCT測定光の波長光、及びアライメント指標投影光学系50及び前眼部照明光源58の波長光(中心波長940nm)を反射する。また、ダイクロイックミラー24は、眼底観察用照明の波長光の光源波長(中心波長880nm)を含む波長900nm以下を透過する特性を有する。撮影時には、ダイクロイックミラー24は挿脱機構66により連動して跳ね上げられ、光路外に退避する。挿脱機構66は、ソレノイドとカム等により構成することができる。
また、ダイクロイックミラー24の受光素子35側には、挿脱機構66の駆動により光路補正ガラス28が跳ね上げ可能に配置されている。光路挿入時には、光路補正ガラス28は、ダイクロイックミラー24によってシフトされた光軸L1の位置を補正する役割を持つ。
観察用の光源11を発した光束は、赤外フィルタ12により赤外光束とされ、コンデンサレンズ13、ダイクロイックミラー16により反射されてリングスリット17を照明する。そして、リングスリット17を透過した光は、リレーレンズ18、ミラー19、黒点板20、リレーレンズ21を経て孔あきミラー22に達する。孔あきミラー22で反射された光は、補正ガラス28、ダイクロイックミラー24を透過し、対物レンズ25によって被検眼Eの瞳孔付近で一旦収束した後、拡散して被検眼眼底部を照明する。
また、眼底からの反射光は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24、補正ガラス28、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33、ダイクロイックミラー37、を介して受光素子38に結像する。なお、受光素子38の出力は制御部70に入力され、制御部70は、受光素子38によって撮像される被検眼の眼底観察画像82を表示部75に表示する(図2参照)。
また、撮影光源14から発した光束は、コンデンサレンズ15を介して、ダイクロイックミラー16を透過する。その後、眼底観察用の照明光と同様の光路を経て、眼底は可視光により照明される。そして、眼底からの反射光は対物レンズ25、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33を経て、受光素子35に結像する。
<フォーカス指標投影光学系>
フォーカス指標投影光学系40は、赤外光源41、スリット指標板42、2つの偏角プリズム43、投影レンズ47、照明光学系10の光路に斜設されたスポットミラー44を主に備える。2つの偏角プリズム43は、スリット視標板42に取り付けられる。スポットミラー44は、照明光学系10の航路に斜設される。また、スポットミラー44はレバー45の先端に固着されている。スポットミラー44は、通常は光軸に斜設されるが、撮影前の所定のタイミングで、ロータリソレノイド46の軸の回転により、光路外に退避させられる。なお、スポットミラー44は被検眼Eの眼底と共役な位置に配置される。光源41、スリット指標板42、偏角プリズム43、投影レンズ47、スポットミラー44及びレバー45は、フォーカシングレンズ32と連動して移動機構49により光軸方向に移動される。また、フォーカス指標投影光学系40のスリット指標板42の光束は、偏角プリズム43及び投影レンズ47を介してスポットミラー44により反射された後、リレーレンズ21、孔あきミラー22、ダイクロイックミラー24、対物レンズ25を経て被検眼Eの眼底に投影される。眼底へのフォーカスが合っていないとき、不図示の指標像は、ずれ方向及びずれ量に応じて分離された状態で眼底上に投影される。一方、フォーカスが合っているときには、指標像は、合致した状態で眼底上に投影される。
<アライメント指標投影光学系>
アライメント用指標光束を投影するアライメント指標投影光学系50には、図1における左上の点線内の図に示すように、撮影光軸L1を中心として同心円上に45度間隔で赤外光源が複数個配置されている。本実施形態における眼底撮影装置は、第1視標投影光学系(0度、及び180)と、第2視標投影光学系と、を主に備える。第1視標投影光学系は、赤外光源51とコリメーティングレンズ52を持つ。第2視標投影光学系は、第1指標投影光学系とは異なる位置に配置され、6つの赤外光源53を持つ。赤外光源51は、撮影光軸L1を通る垂直平面を挟んで左右対称に配置される。この場合、第1指標投影光学系は被検眼Eの角膜に無限遠の指標を左右方向から投影する。第2指標投影光学系は被検眼Eの角膜に有限遠の指標を上下方向もしくは斜め方向から投影する構成となっている。なお、図1の本図には、便宜上、第1指標投影光学系(0度、及び180度)と、第2指標投影光学系の一部のみ(45度、135度)が図示されている。
<前眼部観察光学系>
被検眼の前眼部を撮像する前眼部観察(撮影)光学系60は、ダイクロイックミラー24の反射側に、ダイクロイックミラー61、絞り63、リレーレンズ64、受光素子65を主に備える。受光素子65は、赤外域の感度を持つ。また、受光素子65はアライメント指標検出用の撮像手段を兼ね、赤外光を発する前眼部照明光源58により照明された前眼部とアライメント指標が撮像される。前眼部照明光源58により照明された前眼部は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24及びダイクロイックミラー61からリレーレンズ64の光学系を介して受光素子65により受光される。また、アライメント指標投影光学系50が持つ光源から発せられたアライメント光束は被検眼角膜に投影される。その角膜反射像は対物レンズ25〜リレーレンズ64を介して受光素子65に受光(投影)される。
受光素子65の出力は制御部70に入力され、受光素子65によって撮像された前眼部像が表示部75に表示される。なお、前眼部観察光学系60は、被検眼に対する装置本体1のアライメント状態を検出するための検出光学系を兼用する。
<OCT光学系>
OCT光学系200は、いわゆる眼科用光断層干渉計(OCT:Optical coherence tomography)の装置構成を持ち、眼Eの断層像を撮像する。OCT光学系200は、測定光源102から出射された光をカップラー(光分割器)104によって測定光(試料光)と参照光に分割する。OCT光学系200は、対物レンズを有する測定光学系250によって測定光を眼Eの眼底Efに導く。また、参照光を参照光学系110に導く。測定光学系250は、例えば、コリメータレンズ123、フォーカスレンズ124、走査部108、対物レンズ25などを備えてもよい。測定光は、コリメータレンズ123、フォーカスレンズ124を介し、走査部108に達し、例えば、2つのガルバノミラーの駆動によって反射方向が変えられる。そして、走査部108で反射された測定光は、リレーレンズ22を介して、ダイクロイックミラー24で反射された後、対物レンズ25を介して、被検眼眼底に集光される。その後、眼底Efによって反射された測定光と,参照光との合成による干渉光を検出器(受光素子)120に受光させる。フォーカスレンズ124は、駆動部124aの駆動によって光軸方向に移動可能である。
検出器120は、測定光と参照光との干渉状態を検出する。フーリエドメインOCTの場合では、干渉光のスペクトル強度が検出器120によって検出され、スペクトル強度データに対するフーリエ変換によって所定範囲における深さプロファイル(Aスキャン信号)が取得される。例えば、Spectral-domain OCT(SD−OCT)、Swept-source OCT(SS−OCT)が挙げられる。Spectral-domain OCT(SD−OCT)の場合、例えば、光源102として広帯域光源が用いられ、検出器120として分光器(スペクトロメータ)が用いられる。Swept-source OCTの場合、例えば、光源102として波長可変光源が用いられ、検出器120として単一のフォトダイオードが用いられる(平衡検出を行ってもよい)。また、Time-domain OCT(TD−OCT)であってもよい。
走査部108は、測定光源から発せられた光を被検眼眼底上で走査させる。例えば、走査部108は、眼底上で二次元的(XY方向(横断方向))に測定光を走査させる。走査部108は、瞳孔と略共役な位置に配置される。走査部108は、例えば、2つのガルバノミラーであり、その反射角度が駆動部151によって任意に調整される。
これにより、光源102から出射された光束はその反射(進行)方向が変化され、眼底上で任意の方向に走査される。これにより、眼底Ef上における撮像位置が変更される。走査部108としては、光を偏向させる構成であればよい。例えば、反射ミラー(ガルバノミラー、ポリゴンミラー、レゾナントスキャナ)の他、光の進行(偏向)方向を変化させる音響光学素子(AOM)等が用いられる。
参照光学系110は、眼底Efでの測定光の反射によって取得される反射光と合成される参照光を生成する。参照光学系110は、マイケルソンタイプであってもよいし、マッハツェンダタイプであっても良い。
参照光学系110は、参照光路中の光学部材を移動させることにより、測定光と参照光との光路長差を変更してもよい。例えば、参照ミラーが光軸方向に移動される。光路長差を変更するための構成は、測定光学系250の測定光路中に配置されてもよい。
より詳細には、参照光学系110は、例えば、コリメータレンズ129、参照ミラー131、参照ミラー駆動部150を主に備える。参照ミラー駆動部150は、参照光路中に配置され、参照光の光路長を変化させるべく、光軸方向に移動可能な構成になっている。光を参照ミラー131により反射することにより再度カップラー104に戻し、検出器120に導く。他の例としては、参照光学系110は、透過光学系(例えば、光ファイバー)によって形成され、カップラー104からの光を戻さず透過させることにより検出器120へと導く。
<固視光学系>
固視光学系は、被検眼に向けて固視標を投影するために設けられている。被検者によって固視標が視認されると、視線の動きが抑制される。固視光学系80は、例えば、固視標表示体81、リレーレンズ83を備え、ダイクロイックミラー34から対物レンズ25までの眼底カメラ光学系30の光路を共用してもよい。固視標表示体81は、可視光を発する。
固視光学系80は、ダイクロイックミラー34によって、その光軸L2がOCT光学系200及び眼底カメラ光学系30の光軸L1と同軸になるように配置されている。ダイクロイックミラー34は、眼底からの反射光を透過する。
固視標表示体81から発せられた可視光は、リレーレンズ83、ダイクロイックミラー34、結像レンズ33、フォーカシングレンズ32、孔あきミラー22、ダイクロイックミラー24、対物レンズ25を通過して被検眼眼底に集光する。被検者は可視光束を固視標として視認する。
本実施形態において、固視標表示体81には、図2に示すように、例えば、可視光を発する複数の固視灯が配置されている。各固視灯はそれぞれ、可視光を発する発光ドット(可視光源)を形成する。ここで、可視光とは、被検眼に視認できる光であって、波長800nm〜850nmのような赤外域の光において、被検眼に視認可能な波長帯域の光も含まれる。
本実施形態では、固視灯としてLED光源が用いられてもよい。固視標表示体81は、基板上に固視灯が二次元的に配置されたドットマトリクス表示体(例えば、ドットマトリクスLED)であってもよい。
なお、固視標表示体81に関して、上記構成に限定されず、SLD(スーパー・ルミネッセンス・ダイオード)光源、LD(レーザー・ダイオード)光源等が固視灯として用いられても良い。また、固視標表示体81としては、多数の固視灯が縦横に隣接して配置されてもよいし(図2参照)、複数の固視灯が互いに離間して配置されてもよい(図5参照)。
固視標表示体81は、各固視灯を選択的に点灯制御することによって、被検眼の固視位置を選択的に変更できる。なお、眼の視線方向を一つの方向に誘導するために一つの固視灯を選択的に点灯することが典型的であるが、これに限定されず、複数の固視灯が選択的に点灯されてもよい。
図2において、固視灯81aは、右眼の眼底正面画像を標準撮影するための固視標として用いられる。固視灯81bは、左眼の眼底正面画像(以下、眼底正面画像を眼底画像として省略する場合あり)を標準撮影するための固視標として用いられる。固視灯81cは、黄斑を中心とする眼底断層画像を撮影するための固視標として用いられる。その他の固視灯は、例えば、乳頭を中心に眼底正面画像又は眼底断層画像を撮影する場合、または眼底正面画像又は眼底断層画像のパノラマ撮影をしたりする場合などに用いられる。
図2に示すように、固視標表示体81において、固視灯81a,固視灯81bは、光軸L2から垂直方向にずれた位置に配置されている。より詳細には、固視灯81a,固視灯81bの配置位置は、被検眼の視線を光軸L1に対して上方に移動させる位置に配置され、より好ましくは、黄斑と視神経乳頭の中間が眼底正面画像の中央に配置されるように設定されている。
被検眼の視線を上方に移動させる場合、例えば、被検者の視線を1°上方に回旋させ、眼底画像上の黄斑と視神経乳頭のバランスをとる。このとき、固視灯81a及び固視灯81bは光軸L1に対して、例えば、ずれ量dだけ垂直上方にずらして配置される。被検眼の視線の回旋量とLED81a及びLED81bの光軸L1からのずれ量d(図2参照)との関係は、主に装置の光学系の設計値によって決定される。これによって、眼底カメラ光学系は、黄斑と視神経乳頭の中間が画像の中央に配置された眼底画像を取得できる。一般的には、このような眼底画像の撮影は、眼底カメラにおける標準撮影として規定される。
例えば、眼底の標準撮影時に用いられる固視灯が、眼底カメラ光学系30の光軸L1と同軸上(光軸L2)に配置されたとする。この場合、撮影される眼底画像は、図3(a)に示すように、画像の中心に黄斑Eyが表示される。視神経乳頭Edは、画像の上部に寄り、バランスの悪い画像となる。これは、黄斑Eyに比べ、視神経乳頭Edは、左右の上部に寄っているためである。
従って、本実施形態においては、固視灯81a及び固視灯81bが光軸L2(光軸L1)から垂直上方にずれた位置に配置されることによって、被検眼の視線を上方に移動させる。
被検眼の視線を上方に移動させることによって、図3(b)に示すように、黄斑Eyと視神経乳頭Edがバランスよく配置された眼底画像を撮影することが可能となる。検者は、黄斑Eyと視神経乳頭Edがバランスよく配置された画像を用いて診断することによって、黄斑と視神経乳頭の両方を好適に診断することができる。
眼底カメラにおいて黄斑を中心に撮影する場合、眼底画像の中心には、角膜反射等による白斑(ノイズ)が形成される可能性が高い。そこで、眼底画像の中心を黄斑から避けて撮影することによって、白斑の発生を軽減できる。
一方、図2に示すように、固視灯81cは、OCT光学系200によって黄斑を中心とする断層画像を撮影するための固視標として用いられる。固視灯81cは、光軸L2上に配置される。結果的には、固視灯81cは、OCT光学系200と同軸に配置される。これによって、OCT光学系200は、図4に示すように、黄斑を中心とした眼底の断層画像及び3次元OCTデータを取得できる。なお、固視灯81cは、厳密に光軸L2上に配置される必要はなく、黄斑を中心とする断層画像を取得する目的において、その配置位置のずれは許容される。
黄斑を中心とした画像が取得されることで、例えば、黄斑に発祥する黄斑円孔、中心性漿液性、黄斑変性症などの病変部を好適に観察することができる。また、例えば、黄斑の上下における各網膜層の厚みの対称性を好適に確認することができる。黄斑部での神経節細胞層の厚さ等は対称で、特に上下の対称性が高いことが知られている。従って、黄斑の上下の対称性を確認することで、診断を行うことができる。
また、光軸上に配置された固視灯を用いて断層画像の撮影を行うことで、黄斑を中心とする撮影範囲を広くできる。例えば、3次元測定(MAPスキャンともいう)によって黄斑を中心とする解析マップを得る場合に有効である。解析マップは、例えば、眼底組織における厚み(例えば、網膜層(例えば、視神経線維層)、脈絡膜層等)の二次元的な分布を示す。
解析マップは、黄斑を中心として乳頭を含めた広範囲で撮影されることが好ましい。例えば、黄斑を中心として9×9mmの画像が取得されることが好ましい。これによって、検者は、一つの画像で黄斑または乳頭等における眼底組織の厚みの診断を行うことができる。従って、診断の負担の軽減または診断時間の短縮が図られる。
以上のように、黄斑を中心とした断層画像は、眼の診断に有用であり、断層画像の黄斑撮影時には、光軸と固視灯の位置を一致させるとよい。
本実施形態においては、図2に示すように、眼底カメラの標準撮影時に用いられる固視灯81a及び固視灯81bが光軸L1に対してずらして配置されるとともに、OCTの黄斑撮影時に用いられる固視灯81cが光軸L1上に配置される。これによって、眼底カメラとOCTのどちらの撮影も上記のように好適に行える固視標が実現される。
以上のように、固視標表示体81に用いる固視灯の配置を調整することによって、眼底カメラとOCTのどちらにも対応が可能になる。
これによって、例えば、液晶表示板、またはLD(Laser Diode)の光線をガルバノミラーで反射させる構成等を用いて、任意の位置に無段階で視標を表示できるような高価な構成を用いることなく、眼底カメラとOCTの両方において好適な画像を取得できる。
なお、OCTにおける測定光の走査範囲をさらに大きくし(例えば、12mm×12mm)、その3次元OCTデータから黄斑を中心とするデータ(例えば、黄斑を中心とする9mm×9mmのOCTデータ)を抽出することによって、黄斑を中心とする解析を行うことも選択肢としてありうる。
しかしながら、OCTと眼底カメラを複合させる場合、眼底カメラの光学系によってOCT光学系の走査範囲が制限される。つまり、複雑な光学系にて構築される眼底カメラでは、撮影画角(一般的には画角45度)を広げることが難しい。その結果、眼底カメラの撮影画角を前提にOCT光学系と眼底カメラを複合せざるを得ない。そこで、黄斑及び乳頭を含む広範囲のOCTデータを得るには、固視灯による視線方向の調整が好ましい。
そこで、上記のような固視標表示体81を用いることによって、シンプルな構成にて、黄斑及び乳頭を含む広範囲のOCTデータを取得できると共に、眼底カメラにおける標準撮影を行うことができる。もちろん、眼底カメラの撮影画角が現状の画角よりも広く確保された眼底カメラと、OCTとの複合装置においても、本実施形態の固視標表示体81が適用できることは言うまでもない。
なお、本実施形態では、固視標となる固視灯が左右対称的に配置される。これによって、制御部70は、左右眼を撮影した場合であっても、左右の画像を対称的に撮影できる。従って、制御部70は、左右の画像を比較する場合に、都合のよい画像の取得が可能となる。
なお、本実施形態においては、例えば、全てのLEDが縦横方向に同じ間隔だけ離され、規則的に配列されているドットマトリクスLEDを用いる。
以下、固視標表示体81として、LEDが規則的に配置されたドットマトリクスLEDを用いた場合について説明する。例えば、図2に示すように、ドットマトリクスLEDの各LEDの間隔が縦横ともに距離jであるとする。
図2に示すように、ドットマトリクスLEDは、固視灯81a及び固視灯81bが前述のずれ量dだけ光軸L1から垂直上方にずれるように配置される。なお、固視灯81c以外のLEDは、隣り合うLEDに対して距離jだけ離れるように規則的に配列される。
一方、OCTの黄斑撮影時の固視灯として用いられる固視灯81cは、光軸L1上に配置される。従って、固視灯81cは、ドットマトリクスLED上のその他のLEDとは規則的な配列関係にない。固視灯81cは、例えば、他のLEDに対して距離jとは異なる距離だけ離れた位置に配置される。また、固視灯81a及び固視灯81bと、固視灯81cは、他のLEDが離れる間隔である距離jよりも小さい距離dだけ、垂直方向にずれた位置に配置される。
上記のように固視灯81cを配置するため、ドットマトリクスLEDにおいて、光軸L1に近いLEDがいくつか取り除かれる。例えば、図2の斜線領域に配置されていたLEDが取り除かれる。そして、LEDが取り除かれることで空いたスペースを利用して、固視灯81cが光軸L1上に配置される。つまり、固視灯81cは、固視灯81a及び固視灯81bに対して、垂直方向にずれ量dだけずれるように配置される。
以上のように、LEDが規則的に配列されたドットマトリクスLEDを用いた場合でも、LEDの配置を変更することによって、眼底カメラとOCTの両方の撮影において好適な固視標の実現が可能である。
また、本実施形態のように、規則的に配列されたLEDの内、光軸L1上に配置する固視灯(例えば、固視灯81c)の位置のみを調整することによって、少ない作業量かつ簡単な構成で眼底カメラとOCTの複合機に適した固視標の実現が可能となる。
なお、固視標表示体81には、図2に示すように、固視灯81d,固視灯81e、固視灯81f,固視灯81g,固視灯81h,固視灯81i,固視灯81j,固視灯81k等が配置されてもよい。固視灯81d及び固視灯81eは、それぞれ左右の乳頭を中心とした眼底画像の撮影に用いられる。固視灯82f〜固視灯82kは、眼底画像のパノラマ撮影に用いられる。
<制御部>
本実施形態の制御部70には、表示部75と、操作部74、記憶手段としてのメモリ72、コンピュータ90、各受光素子、各光源(図は略す)、各種アクチュエータ(図は略す)、固視標表示体81等が接続される。
<制御動作>
以上のような構成を備える装置において、その制御動作について説明する。制御動作の一例として、右眼の断層画像の黄斑撮影、及び右眼の眼底画像の標準撮影を行う場合について説明する。まず、検者は、OCTによる断層画像の黄斑撮影をするために、黄斑撮影用の固視標を点灯させるための操作信号を操作部74への入力によって制御部70に送信する。制御部70は、操作部74からの操作信号を受け取ると、固視灯81cを点灯させる。
次に、検者は、点灯した固視灯81cの出射光によって形成された固視標を注視するように被検者に指示する。固視灯81cは、光軸L1上に配置されているため、被検者の視線は光軸L1と合った状態で維持される。つまり、黄斑の中心部に光軸が合わせられた状態である。
初期段階では、ダイクロイックミラー24は眼底カメラ光学系30の光路に挿入されており、受光素子65に撮像された前眼部像が表示部75に表示される。
検者は、上下左右方向のアライメント調整として、例えば、図示無きジョイスティックを操作し、図示無き前眼部像が表示部75に現れるように装置1の測定部を左右上下に移動させる。前眼部像が表示部75に現れるようになると、前眼部像に8つの指標像が現れるようになる。
<アライメント検出及びXYZ方向に関する自動アライメント>
8つのアライメント指標像が受光素子65に検出されると、制御部70は、自動アライメント制御を開始する。制御部70は、受光素子65から出力される撮像信号に基づいて被検眼に対する測定部のアライメント偏位量を検出する。
そして、制御部70は、この偏位量がアライメント完了の許容範囲に入るように、測定部を駆動制御し、自動アライメントを行う。
また、制御部70は、前述のように検出される8つの指標からZ方向のアライメントを行う。アライメントの方法としては、例えば、特開平6−46999号に記載のアライメント方法を利用してもよい。
また、制御部70は、Z方向についても、Z方向のアライメント基準位置に対する偏位量を求め、その偏位量が、アライメントが完了したとされるアライメント許容範囲に入るように、測定部を駆動制御し、自動アライメントを行う。
前述したアライメント動作によって、XYZ方向のアライメント状態がアライメント完了の条件を満たしたら、制御部70はXYZ方向のアライメントが合致したと判定し、次のステップに移行する。ここで、XYZ方向におけるアライメントが完了すると、制御部70は、アライメント完了信号を出力する。
<瞳孔径の判定>
アライメント完了後、制御部70は、被検眼の瞳孔状態の適否の判定を開始する。この場合、瞳孔径の適否は、受光素子65による前眼部像から検出される瞳孔エッジが、所定の瞳孔判定エリアから外れているか否かで判定される。瞳孔判定エリアの大きさは、画像中心(撮影光軸中心)を基準に、眼底照明光束が通過可能な径(例えば、直径4mm)として設定されているものである。簡易的には、画像中心を基準に左右方向及び上下方向で検出される4点の瞳孔エッジを使用する。瞳孔エッジの点が瞳孔判定エリアよりも外にあれば、撮影時の照明光量が十分に確保される(詳しくは、本出願人による特開2005−160549号公報を参考にされたい)。なお、瞳孔径の適否判定は、撮影が実行されるまで継続され、その判定結果が表示部75上に表示される。
<フォーカス状態の検出/オートフォーカス>
また、受光素子65を用いたアライメントが完了されると、制御部70は、被検眼の眼底に対するオートフォーカスを行う。表示部75または表示部95には、受光素子38で撮像された眼底画像が表示されていおり、眼底画像の中心にフォーカス視標投影光学系40によるフォーカス指標像が投影されている。ここで、フォーカス指標像は、フォーカスが合っていないときには分離され、フォーカスが合っているときに一致して投影される。制御部70は、指標像を画像処理により検出し、その分離情報を得る。そして、制御部70は、指標像の分離情報を基に移動機構49の駆動を制御し、眼底に対するピントが合うようにレンズ32を移動させる。
<最適化制御>
アライメント完了信号が出力されると、制御部70は、最適化制御を開始するためのトリガ信号を発し、最適化の制御動作を開始する。制御部70は、最適化を行うことによって、検者が所望する眼底部位が高感度・高解像度で観察できるようにする。なお、本実施例において、最適化の制御は、光路長調整、フォーカス調整、偏光状態の調整(ポラライザ調整)、の制御である。なお、最適化の制御において、眼底に対する一定の許容条件を満たすことができればよく、最も適切な状態に調整する必要は必ずしもない。
最適化制御において、制御部70は、初期化の制御として、参照ミラー131とフォーカシングレンズ124の位置を初期位置に設定する。初期化完了後、制御部70は、設定した初期位置から参照ミラー131を一方向に所定ステップで移動させ、第1光路長調整を行う(第1自動光路長調整)。また、第1光路長調整と並行するように、制御部70は、受光素子38から出力される受光信号によって取得される眼底画像に基づいて被検眼眼底に対する合焦位置情報を取得する。合焦位置情報が取得されると、制御部70は、フォーカスシングレンズ124を合焦位置に移動させ、オートフォーカス調整(フォーカス調整)を行う。なお、合焦位置とは、観察画像として許容できる断層画像のコントラストを取得できる位置であればよく、必ずしも、フォーカス状態の最適位置である必要はない。
そして、フォーカス調整完了後、制御部70は、再度、参照ミラー131を光軸方向に移動させ、光路長の再調整(光路長の微調整)をする第2光路長調整を行う。第2光路長調整完了後、制御部70は、参照光の偏光状態を調節するためのポラライザ133を駆動させ、測定光の偏光状態を調整する(詳しくは、特願2012−56292号参照)。
以上のようにして、最適化の制御が完了されることにより、検者が所望する眼底部位が高感度・高解像度で観察できるようになる。そして、制御部70は、走査部108の駆動を制御し、眼底上で測定光を走査する。
検出器120によって検出された撮像信号(スペクトルデータ)は、コンピュータ90に送信される。コンピュータ90は、検出器120によって検出された撮像信号を受信し、撮像信号を演算処理することによって被検眼の断層画像を生成する。
アライメント及び画質調整が完了されると、制御部70は、走査部108の駆動を制御し、眼底上で測定光を所定方向に関して走査させ、走査中に検出器120から出力される出力信号から所定の走査領域に対応する受光信号を取得して断層画像を形成する。
続いて、眼底カメラ光学系100によるカラー眼底画像の撮影について説明する。検者は、眼底カメラの標準撮影をするために、標準撮影用の固視灯を点灯させるための操作信号を操作部74への入力によって制御部70に送信する。制御部70は、操作部74からの操作信号を受け取ると、右眼用の標準固視灯である固視灯81aを点灯させる。
次に、検者は、固視灯81aの出射光によって形成された固視標を注視するように被検者に指示する。固視灯81aは、光軸L1に対して被検者の左上方にずれた位置に配置されている。これによって、眼底カメラ光学系100は、被検眼の黄斑と視神経乳頭の中間部分が中心に配置されるような画像を撮影できる。
検者は、表示部75に表示される眼底画像を観察しながら、所望する状態で撮影できるように、アライメントとフォーカスの微調整を行う。そして、検者による図示無き撮影開始スイッチの入力があると、撮影が実行される。制御部70は、撮影開始スイッチによる撮影開始のトリガ信号に基づいて、挿脱機構66を駆動することによって、ダイクロイックミラー24を光路から離脱させると共に、撮影光源14を発光させる。
撮影光源14が発光されることによって、被検眼眼底は可視光によって照射される。眼底からの反射光は対物レンズ25、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33、ダイクロイックミラー37を通過し、2次元受光素子35に結像する。2次元受光素子35で撮影された眼底画像82は、制御部に受信され、その後、メモリ72に記憶される。
なお、制御部70は、OCT光学系200によって断層画像を撮影した後、連続的に眼底カメラ光学系100によって眼底画像を撮影してもよい。
例えば、検者は、断層画像及び眼底画像を撮影するために、操作部74に配置された図示無き撮影ボタンを押す。操作部74は、撮影ボタンが押されると、断層画像及び眼底画像を撮影するための操作信号を制御部70に送信する。制御部70は、断層画像及び眼底画像を撮影するための操作信号を受信すると、固視灯81cを点灯させ、前述のように、OCT光学系200による断層画像の撮影を行う。
連続撮影時は、例えば、断層画像と眼底画像の撮影位置をあわせるため、共通の固視灯を点灯させて撮影をする。従って、制御部70は、固視灯81cを点灯させたまま、前述のように、眼底カメラ光学系30による眼底画像の撮影を行う。もちろん、連続撮影を行う場合、固視灯81cだけに限らず、どの固視灯を点灯させてもよい。
なお、眼底正面画像と眼底断層画像を連続的に取得する場合に、固視灯を自動的に切り換えるようにしてもよい。
例えば、制御部70は、固視灯81cを点灯させて、OCT光学系200による断層画像の黄斑撮影する。黄斑撮影が完了した後、制御部70は、自動的に固視灯の点灯を切り換え、眼底カメラ光学系30による眼底画像の撮影を開始してもよい。例えば、制御部70は、断層画像の撮影が完了すると、自動的に光源固視灯81cを消灯し、眼底撮影の通常撮影用である固視灯81aまたは固視灯81bを点灯させる。固視灯の切り換えが完了すると、制御部70は、前述のように、眼底カメラ光学系30による眼底画像の撮影を行う。
このように、制御部70は、検者による操作部74からの操作信号がなくとも、自動的に、固視標の点灯状態を切り換えるようにしてもよい。
なお、本実施例の説明において、固視標表示体81は、固視灯が規則的(格子状)に配置されたドットマトリクスLEDを用いたが、これに限らない。例えば、固視灯が所定の位置に配置された表示体を用いてもよい。
例えば、図5に示すように、固視標表示体81には、LED(固視灯)82a,LED82b、LED82c、LED82d,LED82e、LED82f,LED82g,LED82h,LED82i,LED82j,LED82k等が配置されてもよい。
LED82a及びLED82bは、それぞれ左右眼の眼底画像の標準撮影に用いられる。LED82cは、黄斑を中心とする断層画像の撮影に用いられる。LED82d及びLED82eは、それぞれ左右の乳頭を中心とした眼底画像の撮影に用いられる。LED82f〜LED82kは、眼底画像のパノラマ撮影に用いられる。
このように、各LEDの配置が規則的(例えば、格子状)でない場合であってもよい。眼底画像の標準撮影に用いる固視灯(例えば、LED82a,LED82b)が光軸からずれた位置に配置されるとともに、断層画像の黄斑撮影に用いる固視灯(例えば、LED82c)が光軸上に配置されていればよい。これによって、本装置は、それぞれの撮影条件に適した固視標を呈示することができる。
また、固視標表示体81に配置される固視灯は、例えば、十字に配列されていてもよいし、放射状に配列されていてもよい。
1 眼科撮影装置
34 ダイクロックミラー
70 制御部
75 表示部
80 固視光学系
81 固視標表示体
90 コンピュータ
95 表示部
104 カップラー
110 参照光学系
200 OCT光学系

Claims (5)

  1. 被検眼の眼底正面画像を撮影するための眼底カメラ光学系と、
    前記眼底カメラ光学系の光軸の少なくとも一部と同軸に設けられ、被検眼の眼底断層画像を取得するためのOCT光学系と、を備える眼科撮影装置であって、
    選択的に点灯制御される複数の固視灯が配置された固視標表示体を備え、前記眼底カメラ光学系及び前記OCT光学系の光路の一部を介して被検眼の眼底に向けて固視標を投影する固視光学系を備え、
    前記固視標表示体は、
    前記眼底カメラ光学系の光軸に対してずれた位置に配置され、前記眼底カメラ光学系によって被検眼眼底の黄斑と視神経乳頭の中間が画像の中央に配置されるように前記眼底正面画像を撮影する標準撮影を行うための第1の固視灯と、
    前記OCT光学系の光軸と同軸上に配置され、黄斑部を中心とする眼底断層画像を前記OCT光学系によって取得するための第2の固視灯と、
    を備えることを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記固視標表示体は、
    第1の固視灯と第2の固視灯のいずれか一方を含み、縦横方向に二次元的に配列された多数の固視灯を備え、前記多数の固視灯によってドットマトリクスが形成されており、
    前記多数の固視灯とは別に、第1の固視灯と第2の固視灯のいずれか他方が、前記多数の固視灯による配列に対して少なくとも縦方向に関して外れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1の眼科撮影装置。
  3. 前記多数の固視灯は、前記眼底カメラ光学系による前記眼底正面画像の撮影と、前記OCT光学系による前記眼底断層画像の取得において兼用されることを特徴とする請求項1〜2のいずれかの眼科撮影装置。
  4. 前記第1の固視灯は、右眼用と左眼用でそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの眼科撮影装置。
  5. 前記固視灯を選択的に点灯制御する制御部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記眼底カメラ光学系によって前記眼底正面画像を取得する場合、前記第1の固視灯を点灯し、
    前記OCT光学系によって前記眼底断層画像を取得する場合、前記第2の固視灯を点灯する制御部であって、
    前記眼底正面画像又は前記眼底断層画像の撮影完了信号に基づいて固視灯の点灯位置を切り換えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの眼科撮影装置。
JP2013248733A 2013-11-29 2013-11-29 眼科撮影装置 Active JP6343915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013248733A JP6343915B2 (ja) 2013-11-29 2013-11-29 眼科撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013248733A JP6343915B2 (ja) 2013-11-29 2013-11-29 眼科撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015104581A JP2015104581A (ja) 2015-06-08
JP6343915B2 true JP6343915B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=53435074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013248733A Active JP6343915B2 (ja) 2013-11-29 2013-11-29 眼科撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6343915B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11357398B2 (en) 2017-01-31 2022-06-14 Nidek Co., Ltd. Image processing device and non-transitory computer-readable recording medium
CN107595240A (zh) * 2017-09-12 2018-01-19 苏州微清医疗器械有限公司 一种用于眼底成像仪的固视灯控制方法
JPWO2019172206A1 (ja) 2018-03-05 2021-02-12 株式会社ニデック 眼底画像処理装置、および眼底画像処理プログラム
KR102097589B1 (ko) * 2018-04-04 2020-04-06 주식회사 에이아이인사이트 근적외선 조명원과 가시광선 조명원을 사용한 동축 비산동 다중 스펙트럼 안저카메라

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6007518B2 (ja) * 2012-03-02 2016-10-12 株式会社ニデック 眼科撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015104581A (ja) 2015-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6354979B2 (ja) 眼底撮影装置
JP5545629B2 (ja) 眼科撮影装置
JP5545630B2 (ja) 眼科撮影装置
JP5704946B2 (ja) 眼科撮影装置
JP5850349B2 (ja) 眼科撮影装置
JP6349878B2 (ja) 眼科撮影装置、眼科撮影方法、及び眼科撮影プログラム
JP2015085044A (ja) 眼科撮影装置、眼科撮影システム、及び眼科撮影プログラム
JP2017184874A (ja) 眼科撮影装置
JP6343915B2 (ja) 眼科撮影装置
JP6604020B2 (ja) 眼底撮像装置及び眼底撮像プログラム
JP6421919B2 (ja) 眼科撮影装置
JP2016049368A (ja) 眼科撮影装置
JP5255711B2 (ja) 眼科撮影装置
JP2012223435A (ja) 眼科撮影装置
JP6507536B2 (ja) 眼科撮影装置、および眼科撮影プログラム
JP6645003B2 (ja) 眼科検査情報処理装置、及び眼科検査情報処理プログラム
JP2013056274A (ja) 眼科撮影装置
JP2016022261A (ja) 眼底撮影装置
JP2016022312A (ja) 眼科撮影装置及びその制御方法
JP6464565B2 (ja) 眼底撮影装置
JP2015085043A (ja) 眼底撮影装置
JP5807701B2 (ja) 眼底撮影装置
JP5306554B2 (ja) 眼科撮影装置
JP2018051340A (ja) 眼科装置
JP6625251B2 (ja) 眼科撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6343915

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250